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河野, 高志 福岡県立大学人間社会学部紀要 31 (2), 1-16, 2023-03-01
本研究は、ソーシャルワーク機能が地域共生社会の実現に与える効果を明らかにすることを目的としている。そこで、地域共生社会の実現に与える効果の指標を重層的支援体制整備事業の進捗状況とし、ソーシャルワーク機能が重層的支援体制の構築に与える効果を検証した。ソーシャルワーク機能は先行研究を踏まえ、「ケアマネジメント」「インタープロフェッショナルワーク(IPW)」「連携の促進」の3つとした。以上を踏まえてソ…
機関リポジトリ Web Site 医中誌
河野 高志 社会福祉学 62 (2), 76-90, 2021-08-31
<p>本研究の目的は,地域包括ケアシステムの構築における現時点での進捗状況を考察することである.そのために質問紙調査を実施し,地域包括ケアシステム構築の課題に関する自由記述の回答内容の分析を行った.その結果,【関係者における現状の打破】の停滞が【ケアシステムづくりの推進】の制約や制限になっていることや,【関係者における現状の打破】の状況に応じて【構築に向けたチーム運営】への参画に差が生じること,…
DOI Web Site 医中誌
河野, 高志 福岡県立大学人間社会学部紀要 29 (2), 19-38, 2021-03-01
One of the main themes of social welfare in Japan is the realization of the Inclusive Society. The purpose of this study was to consider the roles and issues of social worker to realize the …
河野 高志 社会福祉学 60 (1), 63-74, 2019-05-31
<p>本研究は,地域包括ケアシステムにおける多職種連携の方法に関する知見を得ることをねらいに,多職種連携を促進する要因の抽出とそれらの関連の検討を目的とした.質問紙調査は,全国5,053カ所の地域包括支援センターに所属する社会福祉士または主任介護支援専門員を対象に実施した.調査内容は,対象者と地域包括支援センターの基本属性,ケアマネジメントの実施状況,インタープロフェッショナルワークの実施状況,…
DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件
河野, 高志 福岡県立大学人間社会学部紀要 26 (2), 37-53, 2018-02-28
地域包括ケアシステムは、地域住民が住み慣れたまちで自分らしく暮らし続けることを支援するための体制である。それは、「介護」「医療」「予防」という専門的なサービスと、その前提としての「住まい」「生活支援・福祉サービス」が相互に関係し、連携しながら地域や在宅での生活を支えるといわれている。しかし、地域包括ケアシステムの構築には、社会資源の開発・調整・活用や多職種連携といった課題があり、それらを解決でき…
河野, 高志 福岡県立大学人間社会学部紀要 25 (1), 51-61, 2016-09-30
本稿では、日本のソーシャルワークにおけるケアマネジメントの実施状況を把握し、多分野でのケアマネジメントの特徴やそれぞれの違いを明らかにすることを目的に、アンケート調査を行った。調査対象は、全国の児童相談所、福祉事務所、地域包括支援センター、障害福祉サー ビス事業所、社会福祉協議会、病院(精神科除く)、病院(精神科中心)から1000件を無作為で 抽出し、有効回答は498件であった。 …
機関リポジトリ Web Site
河野, 高志 福岡県立大学人間社会学部紀要 24 (2), 91-103, 2016-02-29
本稿では、日本のソーシャルワークにおけるケアマネジメントの実施状況を把握し、多分野でのケアマネジメントの特徴やそれぞれの違いを明らかにすることを目的に、アンケート調査を行った。調査対象は、全国の児童相談所、福祉事務所、地域包括支援センター、障害福祉サービス事業所、社会福祉協議会、病院(精神科除く)、病院(精神科中心)から1000件を無作為で抽出し、有効回答は498件であった。 …
河野, 高志 福岡県立大学人間社会学部紀要 24 (1), 1-15, 2015-09-30
ケアマネジメントの概念には、仲介や連結、代弁といった利用者と支援者を中心とした直接的なものから、新たなサービスの開発といった地域全体を見据えた間接的なものなど、多様な内容が含まれている。また、高齢者や児童、障害児・者などの分野に取り入れられているケアマネジメントは、分野ごとに異なる制度や理念にもとづいて実践されている。こうしたなか、個別具体的なケアマネジメント展開の研究はすすんできたものの、支援…
河野, 高志 福岡県立大学人間社会学部紀要 22 (1), 1-17, 2013-07-31
日本のケアマネジメントは従来、制度・政策に組み込まれ、法律の施行と改正によって発展し、また展開されてきた。しかし一方では、利用者の生活を支援するうえで十分なケアマネジメント実践が行われていないという問題が指摘されてきた。その背景にはケアマネジメントとソーシャルワークの乖離という状況がある。この状況は、利用者の生活に寄りそったケアマネジメントの実践方法の未発展や、そこにかかわるソーシャルワーカーの…
河野, 高志 京都府立大学学術報告. 公共政策 4 89-103, 2012-12-01
論文
河野, 高志 京都府立大学学術報告. 公共政策 2 109-124, 2010-12-01
本稿では, 利用者中心のケアマネジメントの展開方法を検討する一視点として, 交渉機能の遂行方法を明確化することに着目した事例研究を行った。まず先行研究から, 利用者のストレングスの発揮を目指したサービス・資源の獲得に関して交渉機能の必要性を明らかにした。そして次に, 先行研究から交渉機能の概念特性や遂行の段階と要素を抽出して, 交渉機能の遂行枠組みを提案し, …
河野, 高志 福祉社会研究 7 91-105, 2007-03-01
現在ケアマネジメントは、介護保険サービスの提供方法として知られるようになってきたが、そこにはいくつかの間題が指摘されている。そこで本論文では、ケアマネジメントの登場と発展について、アメリカ・イギリス・日本を比較してみることで、各国のソーシャルワークとケアマネジメントの関係性を考察する。そこから、日本のケアマネジメントの問題はソーシャルワークの視点の欠如に起因していることを指摘する。また、ソーシャ…
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