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検索結果 450 件

  • 最上川流域の水環境に関する研究(3)

    山形 えり奈, 小寺 浩二 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 207-, 2024

    ...<p><b>Ⅰ はじめに</b></p><p> 最上川は,山形県を流下する,幹川流路長約229 km(全国第7位),流域面積約7,040 km2(同9位)の一級河川である.当流域について,河川水質を明らかにする目的で行った調査の結果を報告する....

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  • 福島県いわき市の塩ノ平断層,井戸沢断層,湯ノ岳断層における滝の後退量から推定する過去の活動

    金子 朋紀, 小荒井 衛 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 243-, 2024

    ...<b><u>4.滝の形成年代</u></b> Hayakawa and Matsukura (2003)で導出された式から,滝の幅・高さおよび構成岩石の圧縮強度はそれぞれ現地調査における実測値を用いた.上流の流域面積は地理院地図から,年平均降水量は気象庁が公開している近傍の上遠野の32年間分のデータを平均化して使用した.塩ノ平断層の滝における滝の形成年代はおよそ74.3年前という結果が得られた.湯ノ...

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  • 2019年東日本台風による福島県いわき市夏井川下流域での洪水災害の特徴

    松本 颯人 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 272-, 2024

    ...福島県南東部を流れる夏井川は延長67km、流域面積748.6㎢、流域人口約15万人の二級河川で、2019年に発生した東日本台風では、下流の狭い範囲で、右岸2か所、左岸6か所、合計8か所で堤防が決壊し、広範囲の浸水被害により、下流域約4kmの範囲で7人の溺死者が発生した。...

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  • 木津川流域における天井川の微地形と水利用

    潘 多, 黒木 貴一 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 297-, 2024

    ...木津川の下流ほど,体積が増える背景として,人為的な洪水コントロールや流域面積やその比高に関わる地殻変動があると考えられる。4.天井川の水利用 木津川左岸の手原川,田辺北川,馬坂川,防賀川の現地調査の結果から地形区分図を背景とする水路図を作成した。それを見ると,溜池は山地と他の地形境界に位置しており,山地,山地を開発した住宅地,より上流の天井川からも直接取水している。...

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  • 堤内地における流域治水対策導入による人吉市市街地の浸水被害低減効果の検討

    津田 拓海, 皆川 朋子 土木学会論文集 80 (16), n/a-, 2024

    ...<p> 本研究では,人吉市街地の堤内地に貯留・浸透及び氾濫流制御対策を講じた場合の支川のピーク流量及び浸水域の低減効果をシミュレーションにより評価した.田んぼダム(対象流域面積の1.4%),学校グラウンドと公園(対象流域面積の0.04%)を活用し雨水貯留を導入した場合,50年確率までの降雨に対して,山田川,西川内川,御溝川のピーク流量は現況より約1~8%低減し,福川ではさらに道路嵩上げ(総延長1.3km...

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  • 農業用ため池の雨水貯留機能に関する評価指標の提案

    吉迫 宏, 小嶋 創, 李 相潤, 眞木 陸 土木学会論文集 80 (16), n/a-, 2024

    ...<p> 洪水流入量のピーク付近の時間帯において集計した貯水増加量による,農業用ため池の雨水貯留機能に関する評価指標を提案した.提案した評価指標を用いて,流域面積を満水面積で除した流域比でため池の洪水流入と貯留の特性を表し,宮城県内ため池の流域比の分布に基づいて作成した14個のモデルため池を用いて雨水貯留機能を検討した.この結果,雨水貯留機能は従来からため池の洪水調節機能の評価で用いられてきた洪水のピークカット...

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  • 東京農業大学奥多摩演習林狩倉沢流域における降雨流出特性

    佐藤 貴紀, 橘 隆一 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 517-, 2023-05-30

    ...<p>東京農業大学奥多摩演習林は東京都の水源である奥多摩流域に含まれており,下流域における洪水予想や水資源の観点から,この地域の降雨流出特性を明らかにすることは重要である.奥多摩演習林には狩倉沢流域があり,流域面積は16.7 ha,最高地点は狩倉山山頂の1,452 mである.この流域の末端には量水堰があり,当初2000年から流量観測が行われていたものの,現在では観測を停止している.そこで,狩倉沢流域...

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  • 全国のダム貯水池における降雨特性と流出流木量の関係

    宮﨑 仁, 五味 高志 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 547-, 2023-05-30

    ...<p>全国123箇所の流域面積7-2282km<sup>2</sup>、森林率57-100%のダム貯水池における降雨特性と流出流木量の関係把握および流木流出特性の評価手法構築を目的とし、流出流木量に影響する流域特性の抽出を行った。...

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  • 強度間伐後の森林状態および流域蒸発散量の変化

    邱 湞瑋, 小林 真理菜, 五味 高志, 恩田 裕一 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 511-, 2023-05-30

    ...本研究は、栃木県佐野市に位置する東京農工大学FM唐沢山における50%列状間伐実施したK2流域(流域面積17.1ha)で間伐後10年後までの森林状態と蒸発散量の変化を評価することを目的とし、(1)間伐後の森林状態の変化の把握、(2)短期水収支法を用いた蒸発散量の定量評価を実施した。</p>...

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  • 保持林業実証実験地における源流域の底生動物相-伐採前後の推移-

    長坂 晶子, 長坂 有 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 657-, 2023-05-30

    ...<p>北海道中央部のトドマツ人工林(道有林空知管理区)において2013年から実施している保残伐施業の実証実験(略称:REFRESH)の一環として、流域面積が10ha未満のトドマツ人工林10流域を調査地として設定し、広葉樹保残率の違いが底生動物の生息環境にどのような影響を及ぼすか検討した。...

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  • 多機能型マンホール蓋の下水道雨天時浸入水対策への活用

    武藤 真, 和田 淳, 後藤 裕之, 山下 紀史, 神山 守 下水道協会誌 60 (725), 100-107, 2023-03-01

    ...雨天時浸入水への対策を進めるにあたり,流域面積が広大な流域下水道の区域では,調査の人員等の限界があり,従来の手法では実務的に効果的な対応が困難であった。そこで,東京都下水道局と民間企業の共同研究により開発した「多機能型マンホール蓋」を活用し,雨天時浸入水の調査を行った。...

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  • 最上川流域の水環境に関する研究(2)

    山形 えり奈, 小寺 浩二 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 80-, 2023

    ...<p><b>Ⅰ</b><b> はじめに</b><b></b> </p><p> 最上川は,山形県を流下する,幹川流路長約229 km(全国第7位),流域面積約7,040 km<sup>2</sup>(同9位)の一級河川である.当流域について,河川水質を明らかにする目的で行った調査の結果を報告する。...

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  • 令和5年6月20~21日における奄美大島南部での豪雨災害(速報)

    岩船 昌起 日本地理学会発表要旨集 2023a (0), 160-, 2023

    ...</p><p>3集落の河川特性として,名柄川では,流域面積(A)4.779㎢,幹線流路延長(E)3.569 ㎞,最高標高点434.7 m,流域形状比(A/E2)0.416であり,部連川では,順に2.260㎢,2.051 ㎞,345 m,0.537,湯湾川では,2.378 ㎢,3.569 ㎞,694.4 m,0.187である。流域面積は,名柄川が他2河川に比べて2倍程度である。...

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  • 上北平野での河床縦断形解析による河川侵食モデルの推定

    高井 静霞, 三箇 智二, 島田 太郎, 武田 聖司 日本地理学会発表要旨集 2023a (0), 50-, 2023

    ...</p><p><b>2.研究方法・対象地域</b></p><p> 河川は一般に、崩積・岩盤・沖積域と複数の区間で構成され、概略的には河床勾配(<i>S</i>)と流域面積(<i>A</i>)の関係(SAプロット)で特徴付けられる(図1; Wang et al., 2017)。...

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  • 中小河川における降雨流出氾濫モデルの水位予測の再現性

    山本 浩大, 佐山 敬洋, 山路 昭彦, 西尾 慧, 上田 穣, 小松 靖彦 水文・水資源学会研究発表会要旨集 36 (0), 418-, 2023

    ...流量・水位予測は大流域の下流地点が中心で流域面積が小さい上流の本川や支川においての予測水位の検証は限られている。しかし、近年河川の水位計の数は増加しており, 分布型水文モデルによる中小流域河川水位の検証が可能になってきた。本研究では、降水短時間予報を用いて、中小河川における降雨流出氾濫モデルの水位予測の再現性を評価する。...

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  • 水循環モデルの改良による流域の農業水利用評価

    沢田 明彦, 増本 隆夫 水文・水資源学会研究発表会要旨集 36 (0), 31-, 2023

    ...<p>分布型水循環モデルへのため池群や管水路による配水方式の灌漑地区の導入を試み,これを活用して,それらが流域で発揮する効果の評価や,ICT水管理の広がりが流域管理に及ぼす水利用変化の評価を試みた.そこでは,多数存在するため池の多様な管理実態を統一した管理規定や,流域面積を考慮した流入量の算定法等を提案し,規模の大小に関わらず全てのため池をモデル化した.また,管水路による配水方式について,需要主導型...

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  • 広島県の花崗岩地域における土石流到達閾値・土石流到達率と流域地形量・雨量との関係

    若月 強 日本地すべり学会誌 60 (3), 95-103, 2023

    ...その結果, 流域面積と起伏比の関数で表される土石流到達閾値と土石流到達率の地形的閾値は, 6時間積算雨量・半減期8時間実効雨量・R'値の3種類の雨量指標のいずれかの関数として, 3災害をまとめてある程度表現できることが明らかになった。なお, 今回の解析では, 実効雨量の過大評価を最小化するために新たな計算方法を用いた。</p>...

    DOI Web Site 参考文献3件

  • Sentinel-1 SARデータを用いた利根川最上流域の積雪深の推定

    安保 秀範, 大澤 高浩, 葛 平蘭, 高橋 章, 櫻澤 裕紀 土木学会論文集 79 (8), n/a-, 2023

    ...,群馬県の利根川最上流域を対象に,積雪深観測所での観測値を用いてその推定精度を検証した.本地域の森林地帯において,積雪深と斜面のVV偏波とVH偏波の後方散乱係数の関係性について検討した結果,後方散乱係数から積雪深の推定が可能であることを確認した.木が生い茂っている500m四方の斜面の後方散乱係数から4m以下の積雪深の推定精度は,推定条件などによるが20~50cm程度となり,融雪量推定のための広域な流域面積...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 大起伏山地における流出ピーク遅れ時間に及ぼす「斜面」の影響

    内田 太郎, 羽鹿 孝文, 山川 陽祐, 中村 美結 水文・水資源学会研究発表会要旨集 36 (0), 126-, 2023

    ...</i>(2020)は,伊豆半島にあるの中起伏山地のメソスケール流域(流域面積4.5 km<sup>2</sup>)において、16地点で水文観測を実施し,各観測地点までの流下経路の河道長の最頻値とピーク遅れ時間は正の相関関係にあり,豪雨時の斜面の応答速度は極めて短く、遅れ時間に影響を及ぼさないことを示した。一方で,Asano <i>et al....

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  • 事前放流による洪水軽減効果が大きいため池の選定とその妥当性

    田中丸 治哉, 多田 明夫 水文・水資源学会研究発表会要旨集 36 (0), 9-, 2023

    ...<p>ため池の洪水軽減効果の簡易推定法を兵庫県・播磨地区に適用し,事前放流の洪水軽減効果を表す指標であるピーク低減率の推定に関して,確率雨量によって地域総合化された近似式によるピーク低減率の推定精度が良好であることを示した.また,簡易推定法によるピーク低減率と流域面積の関係図に基づきピーク低減量が大きいため池を抽出する方法を同地区に適用し,提案手法で選定されたため池が洪水流出解析による厳密計算で選定...

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  • 衛星画像を用いた堤外地バイオマス量推定に対する簡易な植生分類方法の提案

    小笠原 雅人, 桑原 祐史 土木学会論文集 79 (22), n/a-, 2023

    ...<p> 近年,集中豪雨の発生頻度は上昇している.日本の河川は急勾配で延長は短く,流域面積も小さい.このため洪水リスクが高く,防災対策の基礎として河道形状や被覆の把握は不可欠である.環境面に注目すると,国内一級河川では河川水辺の国勢調査により環境基図の作成が行われている.緑量を定量化したバイオマス量の変化は防災と環境の両面の諸対策を講ずる上での基礎資料(粗度に注目した流下機能の変化,CO<sub>2<...

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  • アンサンブル気候予測データd4PDFを用いた三大湾における複合氾濫の診断的評価

    豊田 将也, 森 信人, 田中 智大, 萬 和明 土木学会論文集 79 (17), n/a-, 2023

    ...ではこれら極端事例数はわずかに増加する傾向がみられた.また高潮偏差と河川流量のピーク時刻差については,全評価水系平均で将来気候において約0.7時間小さくなる傾向にある.また,現在でピーク時刻差が大きい水系ほど将来でのピーク時間短縮は大きくなった.これは河川流量の立ち上がりから最大流量までの所要時間が短縮されることで生じた変化によることもわかった.最後に各水系において,最大高潮時の流量上位10ケースを対象に流域面積...

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  • 分布型水循環モデルにおける短期流出過程の改良

    相原 星哉, 吉田 武郎, 皆川 裕樹, 髙田 亜沙里 農業農村工学会論文集 91 (1), I_21-I_28, 2023

    ...評価に向けて, 分布型水循環モデルによる短期流出再現精度の向上を目的に, モデルの貯留層構造と地表流出発生機構を変更した.従来モデルと改良モデルを矢木沢ダム流域に適用した結果, 規模の異なる2洪水イベントにおけるNSEは0.889から0.956に, ピーク流入量の相対誤差は20.9%から8.7%まで改善し, 短期流出再現精度の向上が確認された.全国9基の農業用ダム流域に改良モデルを適用した結果, 流域面積...

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  • 損失能という降雨損失システムを備えた流出モデルの洪水予測への適用

    早川 信光 水文・水資源学会研究発表会要旨集 36 (0), 428-, 2023

    ...また、このモデルは、流域面積が約300km²であれば適用可能であり、600 km²以上にも適用できる見込みが得られた。 洪水予測では、流域固有のパラメータと予測計算開始時点の土壌の状態を表す損失能初期値を必要とする。 損失能初期値は予測開始の約3週間前から予測開始までの降雨と流量のデータを使用して分析する。この損失能初期値と流域固有のパラメータを用いた洪水予測の結果は良好であった。...

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  • 面積―高度比曲線の最適化による日本の109一級水系流域の地形的特徴の抽出可能性

    阿部 航, 手計 太一 土木学会論文集 79 (27), n/a-, 2023

    ...<p> 本研究では日本の109一級水系流域を対象に面積―高度比曲線の新しいモデル関数を提案し,最適化法によりモデルパラメータを推定した.その結果,全国109水系のうち80%の流域で決定係数が0.85を超え,面積―高度比関係を精度良く再現することができた.また,最適化法によって得られたモデルパラメータの階層クラスター分類を行い,流域面積や幹川流路延長などの流域の地形的な情報による階層クラスター分類との...

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 土石流の規模推定に向けた山地渓流の集水領域に関する研究

    中谷 加奈, 里深 好文 自然災害科学 41 (S09), 141-150, 2022-10-15

    ...本研究は2014年8 月に広島で土石流が発生した渓流を対象に,流域面積と降雨量から求めた水の供給量と災害時に報告された流出土砂量を用いて土石流シミュレーションを実施した。結果から水が不足して土砂が残存する渓流が多く,不足傾向なのは面積が小さい渓流や花崗岩に多かった。...

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  • 地質と流域サイズに基づくタンクモデルの貯留量と土壌雨量指数の比較

    野口 正二, 小杉 緑子, 高梨 聡 水文・水資源学会誌 35 (5), 339-347, 2022-09-05

    ...<p> 土壌雨量指数は降雨による土砂災害の危険度の高まりを把握するための土中の水分量の指標で,直列3段タンクモデルを用いて各タンクの貯留量の合計として算出される.本研究では,異なる地質によるタンクモデルの貯留量と花崗岩を地質とする流域面積の大小がタンクモデルの貯留量に及ぼす影響について検討する.多重比較の結果,大流域における地質別の降雨イベント時の土壌雨量指数の平均値は,花崗岩と古生層,花崗岩と第三紀層...

    DOI Web Site Web Site 参考文献17件

  • 日本の森林流域における流域スケールがもたらす水収支の不均一性

    小田 智基, 久保田 多余子, 岩上 翔, 飯田 真一, 清水 貴範, 江草 智弘 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 562-, 2022-05-30

    ...そこで本研究では、日本の森林流域で観測された160地点の年降水量・流出量のデータを収集し、年降水量から年流出量、蒸発散量の推定値を差し引いた値を地下水移動量として、流域面積との関係を検討した。</p><p>その結果、1ha以下の小流域では地下水流出による損失量が大きく、1ha-10haでは地下水移動量の平均値が0に近づくこと、さらに流域面積の増加とともに地下水流入が増加することが明らかになった。...

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  • 冷温帯林の小集水域における渓流水質と渓流水中の微生物の関係

    大上 迪士, 中山 理智, 横部 智浩, 谷口 武士, 舘野 隆之輔 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 484-, 2022-05-30

    ...流域面積の小さい渓流では、近接する小集水域間で水質が大きくばらつくことがあり、微生物群集構造も大きく異なると考えられる。また流水中の微生物は、水中を浮遊しているFree-Living(FL)と水中の粒子に付着しているParticle-Associated(PA)の2つの形態で存在し、存在形態間で群集構造が異なることが報告されているが、群集構造の形成メカニズムについては不明な点が多い。...

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  • タンクモデルパラメータ値によるわが国寡雪地域の流域条件と長期流出特性の関係

    堀田 裕貴, 田中 隆文, 小谷 亜由美 日本水文科学会誌 52 (1), 1-22, 2022-04-25

    ...そこで本研究では,降雪が少なく上流にダムが無い国内の27の堆積岩流域・変成岩流域,38の火成岩流域において,タンクモデルパラメータと流域の気候・地形・流域面積・地質年代・土壌・植生との関係を重回帰分析により検証した。その結果,年平均降水量が多いほどタンクモデルの流出率は大きくなる傾向,そして浸透率は小さくなる傾向が見られ,特に堆積岩流域・変成岩流域でその傾向が顕著であった。...

    DOI Web Site 参考文献15件

  • Elastic Netによるダム流入量予測手法の一般化に関する研究

    小嶋 侑, 中津川 誠, 小林 洋介, 山洞 智弘 AI・データサイエンス論文集 3 (J2), 498-507, 2022

    ...された.事前放流を行うためには流入量の予測手法の確立が必要である.しかし,数多くあるダムで個別に予測モデルをつくることは多大な労力がかかり,現実的ではない.そのため,あらゆるダムに適用できる,一般性のある予測手法の確立が望まれる.本研究では,機械学習ベースのモデルである Elastic Net を北海道内のダムに適用し,流入量予測手法の一般化を試みた.結果として,ダム流域の地理情報をクラスター分析し,流域面積...

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  • 簡易推定法による事前放流の洪水軽減効果が大きいため池の選定

    田中丸 治哉, 喜田 直也, 多田 明夫 農業農村工学会誌 90 (6), 401-404,a1, 2022

    ...さらに,流域治水を目的として多数のため池から事前放流の実施効果が大きいため池を選定する方法を検討し,ピーク低減率と流域面積の関係図に基づいて,ピーク低減量が大きいため池を抽出する方法を提案した。</p>...

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  • コア堆積物の解析にもとづく菊川低地の形成過程

    堀 和明, 石井 祐次, 田村 亨, 佐藤 善輝, 稲崎 富士, 中西 利典, 北川 浩之, 廣内 大助, 三笘 加葉, 松多 信尚 日本地理学会発表要旨集 2022s (0), 158-, 2022

    ...</p><p></p><p><b>調査対象地と方法</b></p><p> 菊川は流域面積158 km2の小規模河川で,下流域において,東を牧之原台地,西を小笠山丘陵に限られる幅の狭い沖積低地を形成する.河口付近には最大標高20–30 mに達する海岸砂丘が分布する....

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  • 岡山県高梁川上流域周辺におけるNOxの二次物質

    苗村 晶彦, 齋藤 圭, 奥田 知明 日本地理学会発表要旨集 2022s (0), 51-, 2022

    ...対象とした岡山県高梁川は、延長111 km、流域面積2,670 km<sup>2</sup>の一級河川である。O<sub>3</sub>濃度については、大気常時観測測定局の新見市保健福祉センター東(東経133.4683度、北緯34.9733度、標高187 m)とし、2015年3月21日から3年間の1時間値を解析した。...

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  • ロシア・トムスク地域における2000年以降の土地被覆変化

    中山 大地, 舘野 水希, KHROMYKH Vadim, KHROMYKH Oksana 日本地理学会発表要旨集 2022s (0), 52-, 2022

    ...これらの指標は暖候期(4月1日から9月30日)と寒候期(10月1日から翌3月31日)に分けて計算し,2000年代(2000年から2002年),2010年代(2010年から2012年),2020年代(2020年から2021年)においてそれぞれ寒候期と暖候期の最大値のコンポジットを作成した.また,SRTMからは7種類の地形特徴量(傾斜量,Plan Curvature,Profile Curvature,流域面積...

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  • 北海道・常呂川の水質に与える人為的影響(2)

    蓑島 誠, 小寺 浩二 日本地理学会発表要旨集 2022s (0), 69-, 2022

    ...<p>常呂川は北海道東部、オホーツク総合振興局管内に位置し、大雪山系に源を発しオホーツク海へと注ぐ、流路延長120km、流域面積1930km2の一級河川である。流域は農林水産業を基幹産業とし、人口は1985年をピークに現在は約12万人と減少の一途をたどり過疎化が進む地域である。...

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  • アンサンブル予測を活用した洪水予測による避難準備のためのシグナル検知の可能性検討

    阿部 紫織, 中村 要介, 浅野 裕樹, 日下 博幸 水文・水資源学会研究発表会要旨集 35 (0), 297-, 2022

    ...氾濫発生の予測を行うことは,避難のリードタイム確保のために必要とされている.GFSを用いた16日間先の洪水予測から,5日間のリードタイムをもって洪水シグナルの検知が可能であったことが先行研究において示されたが,ピーク時刻や水位の精度には課題があった.そこで本研究ではアンサンブル予測情報を用いた洪水予測を行うことによってより精度の高いシグナル検知の可能性を探ることを目的とした.象河川は一級河川馬淵川(流域面積...

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  • 印旛沼流域における谷津の地下水調査

    岩井 久美子, 楠田 隆, 田村 嘉之, 瀧 和夫, 中村 正直, 近藤 昭彦 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 255-, 2022

    ...流域面積は千葉県面積の約1割に相当する約541k㎡(千葉県、2007)で、利根川水系一級河川鹿島川をはじめ、手繰川、師戸川、新川とそれらの支川を含め7河川から構成されている。</p><p> 印旛沼流域内の地形地質は、後期更新統下総層群よりなる下総台地と、これらの台地を樹枝状に開析する「谷津」と呼ばれる完新統の谷から成る。流域内の下総台地の標高は約T.P.20~50mで西側に向かって低くなっている。...

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  • 河川氾濫時の避難行動シミュレーション

    稲垣 京佑, 中山 大地, 松山 洋, KHROMYKH Vadim, KHROMYKH Oksana 日本地理学会発表要旨集 2022s (0), 78-, 2022

    ...トミ川はシベリアを流れるオビ川の支流であり、モンゴル・ロシア国境のアルタイ山脈を源流とする、トムスク州内の流路延長827㎞、流域面積6,200㎢の河川である。市内には東西に流れるウシャイカ川とトムスク市の西側を南北に流れるトミ川がある。近年では2010年にトミ川流域で大きな被害が生じた。そのためトムスク市を対象とした防災対策の必要性が増している。...

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  • 降雨分布画像を用いた水位予測手法における予測精度と流域特性の関係について

    大野 剛, 高山 百合子, 織田 幸伸 河川技術論文集 28 (0), 49-54, 2022

    ...<p>河川工事では重機や資材を避難させる場合,12時間以上先の出水有無や水位を把握する必要がある.著者らは降雨分布画像を用いて深層学習により24時間先の水位を予測する手法を構築した.本稿は,本手法の様々な河川への適用性および予測精度に影響を与える流域特性の抽出を目的として,全国30地点を対象に出水予測の正答割合と流域面積,河川延長の関係を検討した.その結果,流域面積が4,000km<sup>2</sup...

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  • スパースモデリングを用いた河川水位予測の豪雨災害を想定した性能比較

    高宮 立, 小林 洋介, 中津川 誠, 山洞 智弘 AI・データサイエンス論文集 3 (J2), 446-455, 2022

    ...回帰,及びこれらを一般化したElastic netによる予測結果を比較した.水位予測モデルの学習には令和2年7月豪雨の被害を受けた3河川6地点の過去10年分のデータを用い,豪雨災害期間の実測値で評価した.その結果,Lasso回帰とRidge回帰は異なる説明変数に重みをつけた学習をする傾向があるが,Elastic netはLasso回帰とほぼ同等の予測性能であり,選択される説明変数も多くが共通した.流域面積...

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  • 事前放流による洪水軽減効果が大きいため池を選定する方法

    田中丸 治哉, 喜田 直也, 多田 明夫 水文・水資源学会研究発表会要旨集 35 (0), 87-, 2022

    ...<p>本報告では,著者らの既報で提案されているため池の洪水軽減効果の簡易推定法を兵庫県・播磨地区に適用し,同法の一般性を確認するとともに,ため池事前放流の洪水軽減効果を表す指標であるピーク低減率の近似式に関して,確率雨量によって地域総合化された近似式を作成し,その有効性を明らかにした.さらに,流域治水を目的として多数のため池から事前放流の実施効果が大きいため池を選定する方法を検討し,ピーク低減率と流域面積...

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  • 河道諸条件を考慮した河岸侵食幅の推定手法

    阿部 孝章, 井上 卓也, 平松 裕基, 大串 弘哉, 濱木 道大, 戸村 翔 土木学会論文集B1(水工学) 78 (2), I_1171-I_1176, 2022

    ...として不適当であることが示唆された.しかしながら,着目する箇所の地質条件が無くとも,予測された無次元侵食幅は幅広い流域面積を持つ侵食箇所に対して実測値を良好に予測した.この手法は潜在的に危険な橋梁を効率的に抽出するための有効な手法となり得るものである....

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 最上川流域の水環境に関する研究(1)

    山形 えり奈, 小寺 浩二 日本地理学会発表要旨集 2022s (0), 71-, 2022

    ...<p><b>Ⅰ</b><b> はじめに</b></p><p> 最上川は,山形県を流下する,幹川流路長約229 km(全国第7位),流域面積約7,040 km<sup>2</sup>(同9位)の一級河川である.当流域について,河川水質を明らかにする目的で行った調査の結果を報告するとともに,公共用水域のデータとの比較を行ったので報告する....

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  • 東北地方太平洋沖地震直後の流出量増加と浅層地下水位の低下

    玉井 幸治, 澤野 真治, 小林 政広, 篠宮 佳樹, 大貫 靖浩 水利科学 65 (5), 31-39, 2021-12-01

    ...しかし地震直後の増水量は多くなく,小流域面積のせいぜい1.5%程度の面積での地下水位低下でまかなえるものと計算された。そのため地下水位の低下は,小流域内の極めて限られた範囲での現象であったと考えられた。その一方で,この小流域の下流地点における増水量の水高換算値は,この小流域における値とほぼ等しかった。...

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  • 北海道渡島半島における河川分類とその災害

    日下 哉, 日下 稜 地球科学 75 (3), 203-216, 2021-07-25

    ...<p>渡島半島には全長10km未満の急峻な河川.全長10km. 20kmで比較的急峻な河川,全長20km以上の比較的流域面積の大きな河川が認められ,それぞれ Aタイプ, Bタイプ, Cタイプ河川と区別される.長万部町.八雲町の太平洋側には湿原を流下する中小河川が認められ, Dタイプ河川と考えられる....

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  • 森林の伐採などが最大・最小日流出量(無雪期)に及ぼす影響-釜淵と竜ノ口山の両森林理水試験地の事例から-

    玉井 幸治 水文・水資源学会誌 34 (4), 243-253, 2021-07-05

    ...場合でも少ない場合でも同程度であると考えられた.南谷流域での山火事やマツ枯れによる事例でも同様であった.最大日流出量の増加は主に,森林樹木が無くなったことによると考えられた.2号沢流域でも伐採による影響のない期間に比べて,影響のある期間での最大日流出量は増加する傾向が認められたが,最大日流出量をもたらす降雨イベントでの雨量が多いほど増加量が多くなると考えられた.2号沢流域では,伐採後に斜面崩壊により流域面積...

    DOI Web Site Web Site 参考文献6件

  • 大起伏山地の流域における斜面と河道のピーク伝播速度

    浅野 友子, 内田 太郎, 友村 光秀 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 126-, 2021-05-24

    ...総雨量165~232mmの5降雨では、河道流路長の最頻値4km以上、流域面積20km<sup>2</sup>以上の5つの流域(L流域)では、河道の流路長に比例してピーク遅れ時間が長かった。一方、河道の流路長・流域面積が小さい10流域(S流域)では場所によるピーク遅れ時間の差は大きいが、河道流路長との関係が明瞭でない場合が多かった。...

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  • 山地上流域河川における豪雨時の流量観測

    山川 陽祐, 北本 楽, 内田 太郎, 羽鹿 孝文 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 535-, 2021-05-24

    ...本検討では,静岡県大井川水系東河内沢における流域面積9.03 km<sup>2</sup>,起伏率0.30の流域末端部において,超音波水位計および電波流速計からなる非接触型の観測システムを用いて出水時の河川流量の観測を試みた。また,インターバルカメラによる流況の観察を併せて行った。...

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  • 山地流域の水・土砂流出における空間スケールの影響(4):水・土砂流出予測精度向上に向けた提案

    内田 太郎, 浅野 友子, 平岡 真合乃, 横尾 善之, 五味 高志, 水垣 滋, 丹羽 諭, 勝山 正則 水文・水資源学会誌 34 (3), 192-204, 2021-05-05

    ...示した.このことから,流域内の多地点で流域面積と水・土砂流出量の関係を把握することが,水・土砂流出現象の支配プロセスやその規定要因の抽出につながる可能性を示した.その上で,流出量の空間分布の観測の成果を数値予測モデルに反映させるための課題やアプローチについて検討し,①水・土砂流出特性の空間分布情報を把握するための面的調査の重要性,②場の条件に関する空間分布情報のカタログ化の重要性,③地形のみによって...

    DOI Web Site Web Site 参考文献23件

  • 地形解析に基づく中山間地河川の土砂輸送過程に関する研究

    南雲 直子, 江頭 進治 地理学評論 Series A 94 (2), 64-81, 2021-03-01

    ...<p>中山間地河川における土砂・洪水氾濫は近年顕在化している.本稿では,2019年台風19号による大雨で氾濫した宮城県丸森町の内川流域を対象として,洪水による土砂輸送に着目しながら空中写真および地形図の判読,現地調査を行い,氾濫土砂の粒度分布や堆積深を明らかにするとともに,内川下流域における氾濫の特徴を微地形との関係から考察した.また,その地点の流域面積と河床勾配の積として定義される土砂輸送能力の縦断分布...

    DOI Web Site Web Site 参考文献4件

  • 阿武隈川流域の水環境に関する研究(4)

    山形 えり奈, 小寺 浩二 日本地理学会発表要旨集 2021a (0), 70-, 2021

    ...<p>Ⅰ はじめに</p><p></p><p>阿武隈川は,福島県,宮城県を流下する,幹川流路長約239 km(全国第6位),流域面積約5,400 km<sup>2</sup>(同11位)の一級河川である.当流域について,河川水質と流域特性を明らかにする目的で,調査結果の解析と考察を行った結果を報告する....

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  • AIを用いた小規模危険渓流抽出方法の開発

    林 詳悟, 髙畑 東志明, 橋本 和明, 内田 純二 AI・データサイエンス論文集 2 (J2), 408-417, 2021

    ...<p>近年,頻発している異常降雨に伴い,土石流による自然災害の発生が多くなっている.NEXCOでは土石流対策を重点課題として講じてきたが,その被災状況や要因は多様化しており,流域面積の小さい小規模渓流でも土石流災害が発生している.小規模渓流は本線沿線の広範囲に多数存在するため,専門技術者が現地踏査して全ての危険個所を特定することは困難である.そこで,本論では,令和2年7月に発生した小規模渓流の土石流災害個所...

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  • ため池の洪水軽減効果を簡単に推定する方法の検討

    田中丸 治哉, 立林 信人, 森 怜菜, 板倉 慎一郎, 多田 明夫 水文・水資源学会研究発表会要旨集 34 (0), 156-, 2021

    ...本報告では,前者の効果をピーク低減率で,後者の効果をピークカット率で表現した.兵庫県の淡路地区のため池1,898箇所と丹波篠山地区のため池446箇所を対象として,貯留関数法による洪水流出解析とため池貯留計算によってピーク低減率とピークカット率を求めた後,これらをため池諸元から簡単に求める方法を検討した.その結果,ピーク低減率は空き容量の雨水保留量換算値から推定でき,ピークカット率は満水面積の1.5乗を流域面積...

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  • 大量アンサンブル気候データにおける年最大降雨量を用いた気象場と時間別流域平均累積雨量の分析

    政本 未織, 清水 啓太, 山田 正 水文・水資源学会研究発表会要旨集 34 (0), 290-, 2021

    ...<p>近年,我が国では令和元年東日本台風(以下,台風第19号とする)や令和2年7月豪雨などの多くの記録的豪雨が発生している.また,気候変動による政府間パネル(IPCC)の第5次評価報告書の概要‐第1作業部会(自然科学的根拠) ‐(環境省,2014)によると,地球温暖化に伴う気候変動による将来の降雨の激甚化が予測されている.本研究では,日本最大の流域面積を有し,我が国の社会経済活動において重要な役割を...

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  • 大起伏山地の降雨流出特性の空間分布

    羽鹿 孝文, 内田 太郎, 山川 陽祐 水文・水資源学会研究発表会要旨集 34 (0), 224-, 2021

    ...,大起伏山地における災害予測のためには,大起伏山地におけるスケールの異なる流域の降雨流出特性に関するデータを蓄積する重要性は高い.そこで本研究では大起伏かつ中規模の山地流域において河川水位の連続観測を実施し,降雨時のピーク水位と遅れ時間(ピーク降雨時刻とピーク水位時刻の時間差)とその空間分布を把握することを目的として研究を行った.対象地は大井川水系東河内川流域内の流域とした.地質は付加体堆積岩で,流域面積...

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  • d4PDFを用いた全国一級水系におけるダムの現在および将来の治水効果に関する分析

    北口 慶一郎, 田中 智弘, 立川 康人, 市川 温, 萬 和明, Kim Sunmin 水文・水資源学会研究発表会要旨集 34 (0), 288-, 2021

    ...<p>近年頻発する洪水災害や気候変動による将来の豪雨の頻発化,強大化に対して,既設ダムの有効性や将来採るべき方策を議論するため,既設ダムが将来の気候下で発揮しうる効果やその地域傾向を評価することが重要である.本研究では全国一級水系のうち基準地点流域面積の5%以上の集水面積を持つ主要ダムを含む62水系を対象に,ダムの治水効果の地域性と将来変化を分析した....

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  • 土壌雨量指数の予測学習を活用した洪水予測

    石井 明, 宮﨑 利行, 天方 匡純 土木学会論文集B1(水工学) 77 (2), I_277-I_282, 2021

    ...<p> 洪水到達時間が1時間未満の小流域において十分なリードタイムを確保し,余裕をもった防災操作や避難行動を実施するためには,高精度で実用的な洪水予測モデルが必要である.本稿では予測情報として気象庁が配信している土壌雨量指数の予測値を用いること,予測学習により水位を予測する深層学習モデルを構築することを提案し,宮ケ瀬ダム上流域にある中津川水位観測所地点(流域面積42.37km<sup>2</sup>...

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 全国のAMeDAS地点と中小河川流域を対象とした速報版解析雨量の精度検証

    新井 章珣, 望月 貴文, 中村 要介, 阿部 紫織, 沼田 慎吾, 柿沼 太貴, 黒澤 祥一, 大沼 克弘, 池内 幸司 土木学会論文集B1(水工学) 77 (2), I_1147-I_1152, 2021

    ...してきた.2017年7月以降,10分毎更新の速報版解析雨量の運用を開始したが,これまでに速報版で流出解析を行った研究はない.そこで本研究では,全国のAMeDASを用いた速報版の定量的な精度検証と同時に,両プロダクトが流出解析の流出波形に及ぼす影響を明らかにすることで洪水予測における利用可能性を評価した.その結果,AMeDASとの比較では全国的に雨量の誤差が見られた.また,流出計算に速報版を用いた場合,流域面積...

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 樹液流測定による流域蒸散量の評価:3次元数値実験との比較

    鈴木 健史, 知北 和久 陸水物理学会誌 3 (1), 3-20, 2021

    ...対象流域は,札幌市の豊平川上流にある冷水沢支流流域(1.16 km2)で,流域面積の56%は針葉樹のトドマツ林,他は広葉樹との混交林である。ヒートパルス法による観測期間は,2001 年7 月9 日~9 月20 日である。先ず,ヒートパルス法によって代表的な針葉樹木と広葉樹木の深さ方向の樹液流の流速分布を求め,樹木の辺材部で積分して各樹木の蒸散量Tr1 (L day-1)とした。...

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  • 北海道・常呂川の水質に与える人為的影響(1)

    蓑島 誠, 小寺 浩二 日本地理学会発表要旨集 2021a (0), 40-, 2021

    ...<p>常呂川は北海道オホーツク総合振興局管内に位置しており大雪山系三国山(標高1,541m)に源を発し、置戸町、訓子府町、北見市の1市2町を貫流してオホーツク海に注ぐ、流路延長120km、流域面積1,930㎢の一級河川である。流域人口は1985年の144,828人をピークに2020年の国勢調査では123,066人と人口減少が進んでいる。流域の産業は農林水産業の一次産業が主体である。...

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  • 数日先の洪水予測による避難準備のためのシグナル検知の可能性検討

    阿部 紫織, 中村 要介, 浅野 裕樹, 日下 博幸 水文・水資源学会研究発表会要旨集 34 (0), 338-, 2021

    ...</p><p>そこで,本研究では 16日間の降水予報を用いることで流域における洪水をシグナルとして検出できる最長の時間を推定することを目的とした.対象河川は一級河川馬淵川(流域面積A=2,050km<sup>2</sup>)とし,流域単位での降雨を予測できるようダウンスケーリングした予測降雨を入力として長期の洪水予測実験を行った....

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  • 気候変動適応策の検討に向けた既存ダムの治水機能評価に関する研究

    和泉 征良, 中西 一宏, 永谷 言, 小島 裕之, 倉橋 実, 川村 育男, 角 哲也 土木学会論文集B1(水工学) 77 (2), I_55-I_60, 2021

    ...現状把握,ダムの事前放流の実施効果,既存ダムの機能強化(ダム再生)を合理的に進める上での優先度評価手法について検討した.その結果,流域内合計相当雨量を用いて,治水ダムが有効に整備されている水系,治水ダムが十分整備されていない水系,利水ダムが整備されているが治水計画上は洪水調節効果が考慮されていない水系などの相違点を明らかにした.また,既往研究で治水耐力評価指標として提案されている比較定数αとダムの流域面積支配率...

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  • 土地利用指標を用いた河川流域類型化による水質汚濁の特徴把握と下水道整備による水質改善効果の評価

    橋本 隆生, 風間 しのぶ, 橋本 崇史, 小熊 久美子, 滝沢 智 土木学会論文集G(環境) 77 (2), 60-71, 2021

    ...下水道整備による水質改善との関連を明らかにするため,国内の101河川流域を,森林,農地および市街地面積に基づいた土地利用指標により,4つの河川流域類型に分類した.全国的には,森林や農地面積比率が高い類型に属する多数の河川流域では高度成長期にも深刻な汚濁は見られなかったが,市街地面積比率が高い類型に属する河川流域ほど水質汚濁が深刻化した.しかし,同じ類型に属する河川流域でも,人口密度が高く低水流量あたりの流域面積...

    DOI Web Site 参考文献9件

  • 様々な気候・土地利用下における土壌水分変動の定量化

    荒木 稜香, McMillan Hilary 水文・水資源学会研究発表会要旨集 34 (0), 64-, 2021

    ...<p>土壌水分は水・エネルギー循環において重要な枠割を果たす.近年,土壌水分センサーを密(約10~150本/流域面積0.1~1000km<sup>2</sup>程度)に配置した<b>土壌水分観測網</b>が設置されている.土壌水分観測網が提供する時空間解像度が高いデータは,土壌水分機構の解明に貢献してきた.例えば,土壌水分の空間平均や偏差から土壌水分機構の季節変動が明らかにされた.しかし,土壌水分観測網...

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  • 河岸侵食幅の推定と橋梁被災リスクの評価

    井上 卓也, 平松 裕基, 森田 大詞, 濱木 道大 土木学会論文集B1(水工学) 77 (2), I_403-I_408, 2021

    ...<p> 近年頻発する豪雨により,流路変動を伴う橋台の被災事例が増加している.そこで本研究では,蛇行モデルの基礎式から河岸侵食の説明変数を抽出し,それを用いて河岸侵食幅を統計的に推定する手法を提案した.さらに,半橋長と推定侵食幅の比を用いて,河岸侵食による橋梁被災リスクの評価を試みた.研究の結果,河岸侵食を勾配,曲率,流域面積,雨量強度,地質条件で推定できることを明らかにした.また,ペケレベツ川の橋梁...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献12件

  • 空間分解能の異なる標高データを用いた中小河川における流出シミュレーション

    西川 遼, 石塚 正秀 土木学会論文集B1(水工学) 77 (2), I_283-I_288, 2021

    ...<p> 近年,降雨量の増加に伴い,中小河川の氾濫が頻発している.中小河川は流域面積が小さいことから,流出解析に使用する標高データの空間解像度が重要となる.そこで,本研究では,空間解像度の異なる4つの標高データ(Asia 30,Asia15,5次メッシュ,Japan Flow Direction Map (JFDM))を用いて流域面積155.5km<sup>2</sup>の中小河川に対して,流出解析を...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 山地源流域における基岩内地下水面形状が水収支に及ぼす影響

    正岡 直也, 小杉 賢一朗, 藤本 将光 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 161-, 2020-05-25

    ...また、小流域間の流出量は表面地形に基づく流域面積には対応せず不均衡がみられた。</p><p>観測された基岩内地下水面コンターをもとに、QGISの機能を用いて地下水の集水面積を算出した。地表面と地下水面の集水面積は大きく異なり、各小流域における基底流出量と地下水集水面積には非常に高い相関があることが分かった。このことから、基岩内地下水面形状が山地源流域の流出量をコントロールしていることが示された。...

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  • 山地流域における平水時比流量の空間分布と貯留・流出経路の関係

    浅野 友子, 川崎 雅俊, 齋藤 俊浩, 原口 竜成, 高徳 佳絵, 才木 道雄, 木村 恒太 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 160-, 2020-05-25

    ...流域面積と比流量の関係は、表土層と風化岩盤含む地中の水移動を知るのに有効な可能性がある。数~数十km<sup>2</sup>の流域で行われた既往研究では、流域面積の増加に伴い比流量が増加する流域、減少する流域、ほぼ一定の流域が報告されているが、各分布と貯留・流出経路の関係について明らかにした例は少ない。...

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  • 山地流域における基底流量の分布と流域地形的特性:災害時水源活用への検討

    猪越 翔大, 邱 湞瑋, 小柳 賢太, 五味 高志, 恩田 裕一, 浅井 和由 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 568-, 2020-05-25

    ...流域面積<40ha、比高差<500mの流域であっても、比流量が2㎜/日以上の流域(9箇所)とそれ以下の流域(15箇所)があり、比流量が小さい流域では、NO<sub>3</sub><sup></sup>-濃度が相対的に高く、地表や土壌の流出の寄与が大きい流域と考えられた。本研究の成果から、流域面積や地形を用いた災害時生活用水源の候補地抽出手法を確立できると考えられた。</p>...

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  • SHALSTABと1-m DEMによる表層崩壊発生ポテンシャルの評価 : 山口県防府市剣川流域での事例

    田中, 靖, タナカ, ヤスシ, 八反地, 剛, ハッタンジ, ツヨシ, 山下, 久美子, ヤマシタ, クミコ, 古市, 剛久, フルイチ, タカヒサ, 土志田, 正二, ドシダ, ショウジ, Tanaka, Yasushi, Hattanji, Tsuyoshi, Yamashita, Kumiko, Furuichi, Takahisa, Doshida, Shoji 地域学研究 = Regional views 33 31-45, 2020-03

    ...一方,このような解析を行う際には,勾配や流域面積といった基本的な地形量や,実験室で測定する透水係数の値が,評価に大きな影響を与える。しかし,個々の崩壊地におけるこれらの値の適切な取得方法については不明な点が多く,確立されていない。...

    機関リポジトリ Web Site

  • 長崎県島嶼の水環境特性と形成要因(5)

    矢巻 剛, 猪狩 彬寛, 浅見 和希, 堀内 雅生, 小寺 浩二 日本地理学会発表要旨集 2020s (0), 115-, 2020

    ...</p><p></p><p>農用地率(田およびその他の農用地の割合)が大きい流域では、流域面積の大小や調査地点の標高に関係なくECが高い傾向にあり、ECが200μS/cm以上の地点の大半で農用地率が40%以上であった。特に壱岐では、上流域も含め全域で水田の割合が高く、農業用水として地下水を利用していることから、上流部においても地下水の影響が強い。...

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  • 手取川山地流域の水収支解析によるレーダーアメダス解析雨量の推定精度の検討

    伊藤 浩三, 藤井 三志郎, 丸山 利輔 農業農村工学会論文集 88 (2), I_185-I_191, 2020

    ...が正しいとすれば, 水収支差は通年において約607mm(流域面積雨量に対する水収支差の割合-17.2%)と解析雨量による流域面積雨量は過小な値となったが, 降雪・積雪・融雪の影響がほとんどない夏期(6月下旬~10月中旬)では, 約49mm(4.7%)の収支差で, 推定精度が高いことが示された.以上のことから, 冬期を除いて, 解析雨量は流域面積雨量を正確に推定できることが示された....

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • LiDAR 1-m DEMを利用した豪雨による表層崩壊危険度マップの作成

    田中 靖, 八反地 剛, 山下 久美子, 古市 剛久, 土志田 正二 日本地理学会発表要旨集 2020s (0), 170-, 2020

    ...一方,このような解析を行う際には,勾配や流域面積といった基本的な地形量や,実験室で測定する透水係数の値が,評価に大きな影響を与える。しかし,個々の崩壊地におけるこれらの値の適切な取得方法については確立されておらず,理論・観測両面からの研究を進める必要がある。...

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  • 宮城県名取川堤外地における農地利用の実態と浸水リスク

    横山 貴史, 原 将也, 宇津川 喬子, 伊藤 徹哉, 島津 弘 日本地理学会発表要旨集 2020s (0), 267-, 2020

    ...</p><p></p><p></p><p></p><p>2.研究対象地域:名取川</p><p></p><p>名取川は宮城・山形境の付近の神室岳(標高1,353 m)端を発し、広瀬川等の支流と合流しながら、宮城県名取市閖上地区で太平洋に注ぐ一級河川である(流路延長55 km、流域面積939 km<sup>2</sup>)。...

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  • 阿武隈川流域の水環境に関する研究(2)

    山形 えり奈, 小寺 浩二, 猪狩 彬寛 日本地理学会発表要旨集 2020a (0), 73-, 2020

    ...</p><p></p><p><b>Ⅳ おわりに</b></p><p></p><p>水質と土地利用の関係が右岸の支流で明確に示されたが,今回の比較では流域面積や地質は考慮されていない.それらもふまえて水質特性を解明することが今後の課題である.</p>...

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  • 都市河川におけるNatural Flood Managementの有効性の検証:

    永井 遥, 久保 純子 日本地理学会発表要旨集 2020s (0), 138-, 2020

    ...River Quaggyと砂川堀は、河道延長・流域面積・土地利用などで類似の特徴を呈する為である。以上の点から、本研究では1) 河道や氾濫原を含む河川周辺の地域の緑化に伴う粗度の増加は洪水にどのような影響を与えるか? 2) 河道沿いに低地をつくり洪水を貯留することで洪水を軽減することが出来るか? 3) 自然再生と洪水リスクの軽減を両立させるにあたってはどのような河川再生計画が適しているか?...

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  • 北海道・常呂川流域における河川特性と人為の水質への影響

    蓑島 誠, 小寺 浩二, 猪狩 彬寛 日本地理学会発表要旨集 2020a (0), 110-, 2020

    ...<p><b>Ⅰ はじめに</b></p><p> 北海道常呂川は大雪山系三国山(標高1,541m)に源を発し、北見盆地にて同じく三国山から発する無加川と合流し、オホーツク海に注ぐ幹川流路延長120km、流域面積1,930㎢の一級河川である。農用地等の人為的活動による流域の利用法が変化したことで、TN濃度、TP濃度、SS濃度が流出しやすくなっている(石川ほか 2002)。...

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  • 山地源流域間の渓流水平均滞留時間の相違を規定する要因

    勝山 正則, 芳賀 弘和, 福島 慶太郎, 小田 智基, 藤本 将光, 尾坂 兼一, 長野 龍平, 江草 智弘 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 163-, 2019-05-27

    ...流域面積と平均滞留時間との関係を見ると、小流域で滞留時間のばらつきが大きく、面積が大きくなるとばらつきは小さくなる傾向が見られた。この傾向は流域水収支から説明された。すなわち、10ha以下の小流域には2つのパターンが存在し、流出率が低く損失量が大きい流域では地下への涵養が優占し滞留時間が短く、流出率が高く損失量が小さい流域では流出が優占し滞留時間が長い傾向にあった。...

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  • 水害被害を助長する土砂・流木の影響

    末次 忠司 水利科学 62 (6), 56-69, 2019-02-01

    ...その結果,被災規模や土砂流出量は紀伊半島水害が最も大きかったが,平成29年7月九州北部豪雨災害における流域面積あたりの流木発生量は,従来の水害に比べて非常に多かったことが分かった。また,いくつかの事例では砂防堰堤による流木等の捕捉効果が見られたので例示した。...

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  • 平成29年7月九州北部豪雨における流木の発生および流出の特徴

    染谷 哲久, 藤村 直樹, 石井 靖雄, 西井 洋史 水利科学 62 (6), 36-55, 2019-02-01

    ...流木の発生原因は斜面の崩壊によるものが主体で,過去の流木災害報告と比較すると本災害では同程度の流域面積における発生流木量が多く,特に崩壊による流木発生面積率が高い値となった。流木の堆積は支渓流では倒木が多く,主渓流では流木が多い傾向が認められた。また支渓流で発生した多くの流木は土石流により主渓流に流出し,主渓流では流水の水面付近を浮遊しながら流下したと推定された。</p>...

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  • 日本アルプスの氷河地形認定法の見直し

    池田 敦 日本地理学会発表要旨集 2019s (0), 299-, 2019

    ...同じく流量と侵食力の関係から,流域面積の似た氷河が合流すると,その下流で流量が倍増するため深掘れが生じる。剱沢上流では,カールが合流するたびに本流が深くなっている。一方,流域面積が大きく異なる氷河が合流すると,支流側の侵食力が小さいため懸谷となる。...

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  • 事前放流による洪水軽減効果が大きいため池の選定手法の提案

    田中丸 治哉, 立林 信人, 多田 明夫 水文・水資源学会研究発表会要旨集 32 (0), 42-, 2019

    ...第一に,ため池事前放流は改修済みのため池で行うこととして,1,902箇所のため池において設計洪水流量を安全に通過させることができる洪水吐の幅を設定した.第二に,全てのため池において10年確率モデル降雨による洪水流出解析を実施し,総貯水量の10%ないし30%の放流に対するため池流出量の低減率によって洪水軽減効果を検討した.第三に,事前放流によって確保された空き容量の雨水保留量換算値,すなわち空き容量を流域面積...

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  • 降雨流出における降雨の空間分布の不確実性がピーク流量・水位に与える影響に関する研究

    小山 直紀, 山田 正 土木学会論文集G(環境) 75 (5), I_261-I_266, 2019

    ...本論文は, 入力値(流出解析における降雨強度)の不確実性が出力値(河川流量)に与える影響を, 降雨の空間分布に着目して定量的に評価することが目的である.その結果より,仮想流域において雨量計1つにおける支配面積とピーク流量差率の関係を明らかにし,流域面積が64km<sup>2</sup>以下であればピーク流量差率は10%未満に,36km<sup>2</sup>以下であればピーク流量差率は5%未満になることが...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 土砂流入災害をもたらす降雨の空間分布特性と降雨モニタリングに関する研究

    森 泰樹, 佐々木 良, 藤井 昌隆, 杉山 友康, 里深 好文 土木学会論文集B1(水工学) 75 (1), 1-14, 2019

    ...鉄道の降雨災害には,線路から離れた渓流を発生源とする土砂流入災害もあることから,渓流の流域内の降雨量を観測して降雨時運転規制を実施していくことも必要といえる.しかし,降雨時運転規制に利用している鉄道雨量計の設置間隔は,局地的な大雨の雨域よりも広い場合があり,鉄道では,解析雨量を降雨時運転規制に導入することを検討している.そこで,本論文では,過去に発生した土砂流入災害の事例等に基づき,渓流の流域面積や...

    DOI Web Site 被引用文献1件

  • 埼玉県東部沖積低地における潜在的火山泥流災害の評価

    鈴木 毅彦, 小林 淳, 西澤 文勝, 白井 正明 日本地理学会発表要旨集 2019s (0), 157-, 2019

    ...<b>はじめに</b><br>国内最大の流域面積をもつ利根川は現在,関東平野中央部で分流して一部は東京湾に注ぐ.しかし流量の約60%は千葉県銚子に流下し太平洋に注ぐ.これに対して縄文時代前期ないしは8世紀初頭までは荒川低地を流下し,その後江戸時代の利根川東遷事業までは中川・東京低地をへて東京湾に注いでいた(小暮2011).この流路変遷は地形発達や人工改変などの観点から検証され,最下流部の地形は海面変化...

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  • 天神川水系の礫径変化からみた堆積物の連結性

    米原 和哉 日本地理学会発表要旨集 2019s (0), 308-, 2019

    ...<br><br><b>2</b><b>.地域概観</b><br><br> 天神川水系は一級水系であり,流域面積490 km<sup>2</sup>のうち約90%を山地が占めている.流域の形状は菱形に近く,本流である天神川は,中・下流において三徳川や大山東部に源流をもつ小鴨川を合わせる.天神川上・中流には花崗岩や花崗閃緑岩,三徳川上流には安山岩や玄武岩,小鴨川上流には安山岩が主に分布する....

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  • 水文・水質モデルを用いた加古川流域における降雨時・平水時の窒素動態解析

    森 正憲, 嶋寺 光, 松尾 智仁, 近藤 明, 古賀 佑太郎, 鈴木 元治 水文・水資源学会研究発表会要旨集 32 (0), 38-, 2019

    ...<p>1990年代後半より瀬戸内海東部の播磨灘では貧栄養化が進んでおり,その原因のひとつとして流入河川からの栄養塩供給の減少が考えられている.貧栄養化対策を検討するためには、河川からの栄養塩流入負荷を推定し、それを基に海域の栄養塩濃度を予測する必要がある.本研究においては,播磨灘へ栄養塩を供給する役割を果たす流入河川の中で最大の流域面積を持つ加古川を対象に,水文・水質モデルを構築し,降雨時及び平水時...

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  • 減災対策を目的としたため池洪水流出モデル

    吉迫 宏, 林 貴史, 藤原 俊樹, 同前 浩司 農業農村工学会誌 87 (5), 365-368,a1, 2019

    ...このため山口県防府市内のため池3カ所において,流域面積と流出率を補正する係数を組み込んだ計算モデルを作成し,計算結果の検証を行った。補正係数を設定しない場合には,検証を行ったすべての一連降雨において誤差が大きく,妥当な計算値が得られなかった。これに対して補正係数を設定した場合には,観測値と計算値における貯水位上昇量の差,ならびに貯水位ハイドログラフの波形とも,おおむね妥当な結果が得られた。...

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  • 摩周湖およびその周辺の山麓湧水の滞留時間の推定

    大八木 英夫, 浅井 和由, 田中 敦 日本地理学会発表要旨集 2019a (0), 134-, 2019

    ...本湖では,湖水水位上昇量は湖面積と流域面積の比が小さいため,降水量に影響受け,湖水位低下の主な要因は,本地域が寒冷な気候であることから湖面蒸発によるものではなく,流域外へと浸透していることが考えられる。...

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  • 衛星観測水面標高データを用いた河川氾濫モデルの河道深パラメータの改善

    塩澤 拓斗, 山崎 大 水文・水資源学会研究発表会要旨集 32 (0), 168-, 2019

    ...<p>将来の洪水リスク推計において,全球河川氾濫モデルを用いた浸水面積推定は大きな役割を果たしてきた.一方で,モデルによる推定結果は,衛星観測された浸水状況と乖離していることが明らかになっている.原因の一つとして,地形パラメータの一つである「河道深」の不確実性が挙げられる.既往の全球モデルでは,現地実測値を基に作成された流域面積の関数として河道深を計算しており,地形や地質の違いに起因する河道深の局所的...

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  • 大規模酪農地帯における水質濃度と営農状況の関係

    田中 健二, 鵜木 啓二, 川口 清美 水文・水資源学会研究発表会要旨集 32 (0), 216-, 2019

    ...</p><p></p><p>河川水質と酪農の営農状況の関係性を調べた結果,窒素成分の主成分であるNO<sub>3</sub>-N排出濃度と流域面積あたり飼養牛頭数密度の間に,正の相関関係が得られた.また,河畔林や湿地の浄化作用の効果を検討するため,河畔土地利用の草地率を用いて排出濃度から発生濃度への変換を行い,流域面積あたりの飼養牛頭数密度との関係を調べると,相関係数が僅かであるが向上した.近似直線...

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  • 西丹沢花崗岩帯のヌタノ試験流域における流出特性把握のための基礎的解析

    安部 豊, 内山 佳美 水文・水資源学会研究発表会要旨集 32 (0), 204-, 2019

    ...流域面積は約7 ㏊で、地形流域界でA沢流域(3.8 ㏊)とB沢流域(3.1 ㏊)に分かれる。流量観測は、A沢・B沢流域末端におけるVノッチ量水堰により流出量を、尾根部に設置した深度50m地下水観測井における地下水位の連続観測を行った。</p><p> 降雨イベント時における降水量に対する比流量や直接流出量の関係は概ね正の相関を示すものの、その流出量と応答はA流域とB流域で異なる特徴があった。...

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  • SCE-UA法を用いた豊川水系における流出モデルのパラメータ推定

    山口 悟史, 楠田 尚史 水文・水資源学会研究発表会要旨集 32 (0), 32-, 2019

    ...著者らは、一級河川豊川水系(流域面積724 km2)を対象に、分布型流出モデル・河川1次元不定流モデルからなるモデルを構築した。分布型流出モデルとして、飽和・不飽和流れを考慮したモデルを使用し、メッシュサイズを100mとした。1次元不定流モデルには200 mおきに河道断面を与えた。モデル化にはDioVISTA Floodを用いた。流出モデルのパラメータのうち、4個を調整の対象とした。...

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  • 一雨雨量と降雨の空間的集中度の関連を考慮した水害リスクカーブの推定精度向上

    田中 智大, 市川 温, 横松 宗太, 立川 康人 土木学会論文集B1(水工学) 75 (1), 112-121, 2019

    ...<p> 総合確率法を拡張して水害リスクカーブを作成する方法に対して,新たに流域平均雨量と継続時間,空間的集中度の関連を考慮して,支川の年最大洪水ピーク流量の確率分布および水害リスクカーブを作成する支川総合確率法を提案した.支川総合確率法と従来手法によって,淀川流域平均雨量から桂川,鴨川,宇治川,木津川の年最大洪水ピーク流量の確率分布を推定した結果,流域面積の大きい木津川での精度は変わらず,流域面積の...

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  • ロシア・トムスク市における洪水避難シミュレーション

    中山 大地, Khromykh Vadim, Khromykh Oksana, 松山 洋 日本地理学会発表要旨集 2019a (0), 114-, 2019

    ...<p>シベリアを流れる河川は冬期の5〜6ヶ月間の間結氷する.トム川はシベリアを流れるオビ川の支流であり,モンゴル・ロシア国境のアルタイ山脈を源流とする,全長827km,流域面積62000平方kmの河川である.トムスク市はトム川とオビ川の合流点の上流約50kmに位置する.トム川流域の水文学的な季節は以下である.(1) 春期から夏期にかけた融雪による高水位期.(2) 夏期から秋期にかけての降雨涵養のみの...

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  • シッタン川河口域の流路変化に関する地理学的検討

    南雲 直子, 江頭 進治 日本地理学会発表要旨集 2019s (0), 116-, 2019

    ...シッタン川は、ヤンゴンの東でマルタバン湾に流入する流域面積約36,000 km<sup>2</sup>の河川である。河口域にはエスチュアリーが発達し、この形状と潮汐運動により毎年春と秋に海嘯(Tidal Bore)が発生する。その結果、侵食と堆積が活発に起こり、激しい流路変動が生じている。...

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  • 日本域表面流向マップを活用したRRIモデルの洪水再現性に関する研究

    中村 要介, 池内 幸司, 山崎 大, 近者 敦彦 水文・水資源学会研究発表会要旨集 32 (0), 30-, 2019

    ...</p><p>対象河川は筑後川水系花月川であり、流域面積は136.1km2、流域の81%を山地が占める典型的な中山間地河川である。対象降雨は平成29年7月九州北部豪雨である。</p><p>先行研究で構築したRRIモデルを2017Modelと呼び、日本域表面流向マップで地形モデルを入れ替えたモデルを2018Modelβ、さらに市街地を追加したモデルを2018Modelとする。...

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  • 深層学習による鏡川水位の推定・予測のための入力雨量データの比較

    山本 啓, 中根 英昭, 端野 典平 水文・水資源学会研究発表会要旨集 32 (0), 134-, 2019

    ...<p>鏡川は流域面積が170万㎢、流路延長が31kmの中小河川であり、水位周知河川(流域面積が小さく洪水予報を行う時間的余裕がない河川)である。このような中小河川は水位予測が困難であるため、水位予測モデルの開発が必要である。...

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  • d4PDFによる全国一級水系河川流域の年最大流域平均雨量の再現性評価

    田中 智大, 河合 優樹, 立川 康人 土木学会論文集B1(水工学) 75 (2), I_1135-I_1140, 2019

    ...3,000km<sup>2</sup>以上の流域で再現性が特に高く,流域面積が小さい流域でも再現性は必ずしも低くなかった.九州および四国,紀伊半島の河川は流域面積が小さいが,その原因はd4PDFによる極値雨量データの地域的なバイアスであることが示唆された....

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  • 乗鞍岳東斜面における降雨および融雪に対する地表流の応答

    清水 啓紀, 佐々木 明彦, 鈴木 啓助 日本水文科学会誌 48 (2), 71-80, 2018-08-28

    ...<p>源流集水域の水循環に関する既往研究では,融雪水および降雨の入力に対する地表流の応答時間は,流域面積や勾配,地質等に左右されることが報告されている。越年性雪渓を有する周氷河地域における融雪,降雨,地表流の関係はいまだ不明瞭な部分が多く,水文学的特徴を見出すには詳細な水文データによる検討が不可欠である。...

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  • 作業道作設を伴った流域面積の17 %で実施された列状間伐中の懸濁物質の流出

    篠宮 佳樹, 小林 政広, 坪山 良夫, 澤野 真治 水文・水資源学会誌 31 (4), 270-279, 2018-07-05

    <p> 茨城県内のスギ人工林・落葉樹林から成る森林で,流域の北東部の17 %の面積を対象に本数で35 %の間伐率の列状間伐が実施され,5つの谷沿いに作業道が作設された.そこで,列状間伐が間伐中の懸濁物質(SS) の流出に及ぼす影響について検討した.SS濃度はガラス繊維フィルター(0.5 μm)により測定された.間伐前(2010年6月~2012 年8月) と間伐中(2012年9~11月) …

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  • 山地流域の水・土砂流出における空間スケールの影響(1):流域面積に対する水・土砂流出量の応答に関する観測例

    浅野 友子, 内田 太郎, 五味 高志, 水垣 滋, 平岡 真合乃, 勝山 正則, 丹羽 諭, 横尾 善之 水文・水資源学会誌 31 (4), 219-231, 2018-07-05

    ...<p> 流域の水・土砂動態の観測結果を実態把握に活用し,予測精度を高めるためには,水・土砂流出における空間スケールの影響について理解することが重要である.本総説ではこれまでに得られてきた流域面積と平水時や出水時,それらを包含する長期的な水・土砂流出現象の関係についての調査・観測結果の収集と分析から,空間スケール依存性と空間不均一性に焦点を当て,空間スケールと水・土砂流出現象の関係を明らかにすることを...

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  • 山地流域の水・土砂流出における空間スケールの影響(2):集中的な観測が行われた流域の事例

    浅野 友子, 内田 太郎, 勝山 正則, 平岡 真合乃, 水垣 滋, 五味 高志, 丹羽 諭, 横尾 善之 水文・水資源学会誌 31 (4), 232-244, 2018-07-05

    ...のばらつきの要因であると考えられた.岩盤経由の地下水の一部は地表面の流域界を跨いで流出するが,流域面積が大きくなるに伴い相対的に流域界を越える水流の影響が小さくなり,岩盤経由の地下水寄与率が異なる特徴を有する流域の影響が混在することで平準化され,水流出量の空間不均一性は集水面積が大きくなるに伴い小さくなると考えられた.また,土砂流出は流域面積が大きくなるに従い異なる特徴を有する流域の影響が平準化されるのみならず...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献3件 参考文献22件

  • 森林小流域における洪水流出寄与域の拡大過程の推定

    小島 永裕, 谷 誠 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 369-, 2018-05-28

    ...本研究では、この洪水流出寄与域の流域面積に対する割合(面積寄与率)の拡大過程について検討を加えた。降雨イベント前に流域が湿潤である場合は、累加降雨量の増加とともに面積寄与率が速やかに大きくなり、流出寄与域が流域全体に拡大する様子が確認できた。しかし、流域が乾燥している場合は面積寄与率の増加が緩やかであり、解析した降雨イベントの範囲では寄与域が流域全体には広がることはなかった。...

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  • 流域のスケールと水流出の関係-奥秩父山地荒川源流域での観測結果-

    浅野 友子, 川崎 雅俊, 高徳 佳絵, 才木 道雄, 原口 竜成, 齋藤 俊浩 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 370-, 2018-05-28

    ...また流域面積の異なる3ヶ所(0.4、2、100km<sup>2</sup>)で流量の連続観測を行うと、流域面積が大きくなるにつれ洪水時も比流量が増加する傾向にあった。これらの結果より、対象流域では流域面積の小さい流域で地下深部に浸透した水が、流域面積が大きい流域で流出する経路が卓越すると考えられる。...

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  • 荒廃渓流源頭部における土石流の流動特性と渓床堆積物の堆積状況の関係

    増井 健志, 横田 優至, 經隆 悠, 今泉 文寿, 逢坂 興宏, 土屋 智, MASUI Takeshi, YOKOTA Yuushi, TSUNETAKA Haruka, IMAIZUMI Fumitoshi, OHSAKA Okihiro, TSUCHIYA Satoshi 中部森林研究 66 135-138, 2018-05-10

    ...発生しやすい区間は流域面積の大きな支流の合流地点下流側であり,渓床堆積物が3~4mの地点に多くみられた。一方,停止しやすい区間は厚い場合と薄い場合の両者がみられた。堆積物の厚い地点では堆積物の間隙に土石流中の水が浸透したため,薄い地点では緩傾斜となったために土石流が停止したと考えられる。...

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  • ネパール国ウエストラプティ川の流路変動

    南雲 直子, 原田 大輔, 萬矢 敦啓, 小関 博司, 山崎 祐介, 江頭 進治 日本地理学会発表要旨集 2018a (0), 62-, 2018

    ...ネパール西部を流下するウエストラプティ川は流域面積約6,500 km<sup>2</sup>を持つガンジス川の支流である。蛇行流路や網状流路を形成しながら流下するインド・ネパール国境付近においては、上流側からの大量の土砂供給に伴う顕著な流路変動が生じている。...

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  • 横手盆地北部の最終氷期前半の堆積段丘

    小松原 琢 日本地理学会発表要旨集 2018s (0), 000087-, 2018

    ...横手盆地北部・桧木内川は、出羽丘陵西部を流域として、流域の最高標高点は1167mの大仏岳の、流域面積320平方キロの河川である。桧木内川が横手盆地に注ぎ込む仙北市西木町小山田付近から下流には、小山田面と仮称する段丘面が支流の谷を埋めるように分布する。小山田面は、厚さ10~20mの、現河床とほぼ同標高に基底をもつ厚い砂礫層と砂~シルト層の互層によって構成される。...

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  • 導流堤による河口への漂砂逆流防止とカブトガニ産卵地の復元

    小西 吏恵, 田代 真士, 足利 由紀子, 宇多 高明, 大木 康弘 土木学会論文集B1(水工学) 74 (4), I_469-I_474, 2018

    ...中津干潟に流入する流域面積1.2 km<sup>2</sup>,流路延長3.0 kmの二級河川舞手川では,河口左岸側の海岸から河口へと向かう沿岸漂砂が卓越しており,これにより河口砂州が形成される一方,洪水時にはその土砂が沖合の干潟面へと運ばれたため,河口左岸の砂丘地で著しい侵食が発生した.このため砂丘地の侵食と河口閉塞の防止のために袋詰め玉石を用いた河口導流堤の試験工事を2016年6月に行った.この...

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  • 赤谷川流域の地形特性からみた2017年九州北部豪雨災害による被災家屋の立地

    南雲 直子, 江頭 進治 日本地理学会発表要旨集 2018s (0), 000345-, 2018

    ...これには、豪雨頻度の増加だけでなく、中山間地に特有の地形条件として、河川の流域面積が小さく河床勾配が急なために降雨から洪水流出までの時間が短く、河川水位が急激に上昇すること、洪水に取り込まれた土砂と流木の影響が短時間で下流域にまで波及することが作用している。...

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  • 湿潤熱帯地域の河川流域における統合的な降雨流出と氾濫解析

    山本 浩大, 佐山 敬洋, Apip Apip, 寶 馨 水文・水資源学会研究発表会要旨集 31 (0), 172-, 2018

    ...研究対象地は、インドネシアスマトラ島に位置し流域面積42,960 km<sup>2</sup>のバタンハリ川流域である。流域の広範囲に、深層まで風化が進んだ粘土層が見られることが特徴的である。RRIモデルにGSMaP、可能蒸発散量を入力し、長期的な降雨流出氾濫計算をおこなった。...

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  • 水文・水質モデルを用いた加古川流域における窒素動態解析

    森 正憲, 古賀 佑太朗, 鈴木 元治, 嶋寺 光, 松尾 智仁, 近藤 明 水文・水資源学会研究発表会要旨集 31 (0), 68-, 2018

    ...1990年代後半より播磨灘では貧栄養化が深刻となっており,解決のための適切な栄養塩管理の実施が急務である.本研究においては長期の栄養塩解析の基礎研究として,播磨灘へ栄養塩を供給する役割を果たす流入河川の中で最大の流域面積を持つ加古川を対象に,水文・水質モデルを構築し,総窒素動態解析を行った.総窒素の発生源としては,流域内の点源として下水処理場と事業所,土地利用別の原単位を用いての面源からの降雨流出を...

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  • 豪雨に対する谷池ならびに下流域の被災リスク低減に関する研究

    吉迫 宏 農研機構研究報告 農村工学研究部門 = Bulletin of the NARO, Rural Engineering 1 79-133, 2017-03-28

    ...減災対策のうち,水位の低下管理は流域面積の大きなため池では被災リスクの低減効果は限定的な効果に留まるのに対し,洪水吐の簡易改修は安定的に被災リスクを低減することを明らかにした。ため池群の洪水緩和効果による下流河川流域の被災リスクの評価と低減策は,広島県椋梨川上流域を事例としてため池群を組み込んだ広域洪水流出モデルを作成し,下流河川の基準点における水位を指標として検討した。...

    DOI 機関リポジトリ 日本農学文献記事索引 ほか1件

  • 豪雨に対する谷池ならびに下流域の被災リスク低減に関する研究

    吉迫 宏 農研機構研究報告. 農村工学研究部門 = Bulletin of the NARO. Rural Engineering (1) 79-133, 2017-03

    ...減災対策のうち,水位の低下管理は流域面積の大きなため池では被災リスクの低減効果は限定的な効果に留まるのに対し,洪水吐の簡易改修は安定的に被災リスクを低減することを明らかにした。ため池群の洪水緩和効果による下流河川流域の被災リスクの評価と低減策は,広島県椋梨川上流域を事例としてため池群を組み込んだ広域洪水流出モデルを作成し,下流河川の基準点における水位を指標として検討した。...

    日本農学文献記事索引

  • 都市流域内人口密度を用いた世界の都市における水ストレス度の算定―イスラエルにおける事例解析―

    北村 友叡, 石塚 正秀, 紀伊 雅敦, 林 礼美, 津田 守正, 中村 一樹 土木学会論文集D3(土木計画学) 73 (5), I_129-I_136, 2017

    ...世界全体の人口は増加傾向にあり,とくに都市部への人口集中が進むと予想されている.人が生活する上で水は必要不可欠であり,都市人口の増加により,都市で利用される水量の増加が考えられ,水ストレスが高まると危惧される.これまでの研究において,国や大州,流域単位の水ストレス度は示されているが,都市の水ストレス度に着目した研究はない.本研究では,都市が抱える河川流域(後背流域)の流域面積を考慮した「都市流域内人口密度...

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 森林流域におけるリター流出の季節変動

    山部 翔太郎, 小田 智基, 大手 信人 日本森林学会大会発表データベース 128 (0), 758-, 2017

    ...福島県伊達市霊山町上小国川流域(流域面積18.9ha)を対象地とし、この流域末端部に設置された砂防堰堤内へのリター堆積量をリターの流出量とし、月に1回の頻度で観測を行った。観測の結果、砂防堰堤内へのリター堆積量は3月から4月にかけての期間が最も多く、6月から8月までの期間が最も少なかった。...

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  • トドマツ人工林を主体とした小流域における伐採前後の流出量の変化

    長坂 晶子, 長坂 有, 速水 将人 日本森林学会大会発表データベース 128 (0), 134-, 2017

    ...2013年夏に、水文・水質観測用の調査流域(流域面積5~10ha)を5箇所(トドマツ人工林4流域、広葉樹林流域1流域)設定した。人工林流域はそれぞれ、①皆伐、②広葉樹を50本/ha保残し伐採、③広葉樹を100本/ha保残し伐採、④非伐採(対照)とし、2015年5~8月にかけて伐採が実施された。...

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  • 山地河川における増水時の量水観測精度向上に向けた検討

    浅野 友子, 高木 正博, 芳賀 弘和, 山川 陽祐, 小野 裕, 沼本 晋也 日本森林学会大会発表データベース 128 (0), 417-, 2017

    ...全国大学演習林のネットワークを利用して、流域面積5.93~1760 haの6つの山地河川で雨期に並行して量水観測を行うと同時に、観測方法と観測における課題の整理を行った。...

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  • 日本全国における森林植生と流木の発生に関する統計解析

    助川 友斗, 小森 大輔, 中尾 勝洋 水文・水資源学会研究発表会要旨集 30 (0), 91-, 2017

    ...<br /> 流木流出量を説明する上で直接流域面積が最も信頼性が高いことがFremier et al. (2010)によって示されたが,その他の要因については明確な関係は示されていない.Seo et al. (2015)は,北日本の3流域と南日本の3流域における流木の発生,流出の違いについて述べた.北日本は台風や集中豪雨の発生が稀であり輸送が制限要因であること,南日本では台風や集中豪雨により北日本と...

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  • パラメータ調整が不十分なシステムによる実時間洪水予測の精度向上

    吉谷 純一, 武村 宏亮 水文・水資源学会研究発表会要旨集 30 (0), 41-, 2017

    ...千曲川洪水予測システムによる洪水予測の精度向上策のため,千曲川上流の塩名田観測所流域(流域面積1,179 km<sup>2</sup>)での過去の洪水予測を再現し,その精度向上を検討した.予測精度は,ピーク流量発生時刻を正しく再現できるパラメータ調整により,相対誤差を約半分にできることを示した.さらに,パラメータ調整が不十分な場合は,フィードバックなしにすることで相対誤差を小さくできることを示した....

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  • 日本全国のダム貯水池における流木流出量の統計解析

    助川 友斗, 小森 大輔 土木学会論文集G(環境) 73 (5), I_55-I_61, 2017

    ...流木流出量に関係する要因を特定し,その関係を解明する為に日本全国581ヶ所のダムにおいて記録された流木流出量のデータを用いて解析を行った.流木流出量と流域面積,年総流入量の全データの有用性を検証して整備を行い,単回帰分析を行った.流域面積と年総流入量共に流木流出量と正の相関関係が存在することが示された.流木流出量を目的変数として,流域面積,年総流入量,その他の流域特性(森林面積,森林面積率),斜面崩壊...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献2件

  • 内陸部からの海洋ごみの発生抑制に向けた課題の検討:大阪淀川における漂着ごみ調査結果から

    前田 潤哉, 原田 禎夫 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 28 (0), 29-, 2017

    ...本研究では,日本最大の流域面積を持つ淀川の河口部におけるごみの長期的な調査の結果をもとに,内陸部からの海洋ごみの発生抑制の観点からその現状と課題について考察した。その結果、淀川河口部でも年間を通じて飲料用ペットボトルや食品の容器包装類が多くを占めていた。また、タバコの吸い殻やフィルター、花火などは季節的な変動が大きく、夏季に多く見られた。...

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  • 小櫃川上流域の河床勾配に与える地層の層厚と組合せ

    森本 拓 日本地理学会発表要旨集 2017s (0), 100259-, 2017

    ...<br> 本研究の調査河川の勾配は,流域面積の程度によらず,河床は同様の侵食作用を受ける環境にあると論じた.ただし,より大流域の河川では侵食力が強まると判断されるため,こうした場合は別に考える必要がある....

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  • 既設路網と流域界を用いた作業システムの選択

    後藤 純一, 西村 智大 日本森林学会大会発表データベース 128 (0), 581-, 2017

    ...作業システムの対象範囲は流域界が広くなるにつれて適用条件が緩和されるため増大するが、流域面積10haでは、全町面積に対して作業可能な面積は集材距離100mで23%、300mでは50%であった。</p>...

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  • 北海道中央部のトドマツ人工林を主体とした小流域のトビケラ群集

    速水 将人, 長坂 有, 長坂 晶子, 伊藤 富子 日本森林学会大会発表データベース 128 (0), 596-, 2017

    ...<p> 北海道中央部のトドマツ人工林におけるトビケラ群集の特徴を把握するため、2013年6〜10月に流域面積7ha前後の小流域5か所の河道上にマレーズトラップを設置して約2週間ごとに成虫を回収し、各流域の種構成・季節消長・優占種を調査した。また、小流域間の群集の類似度を明らかにするため、NMDSによる群集構造解析を行った。 その結果、全体では未記載種も含め53種・9433個体の成虫が採集された。...

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  • 渓流水温と雨温を用いた流出成分分離と流域間比較

    松本 恵里, 白木 克繁, 植出 大輝, 内山 佳美 日本森林学会大会発表データベース 128 (0), 133-, 2017

    ...調査地である貝沢水文試験地は神奈川県北部の相模川水系相模川源頭部に位置し、各流域面積10ha前後の小流域が3つ存在する。試験地内では2基の気象ステーションで降水量・気温、各流域末端にある量水堰で流量・水温が測定されており、今回は雨温の測定も行った。直接流出成分の分離については、降雨成分由来の渓流水温は降水イベント時の気温と等しいと仮定し、地中流成分由来の渓流水温は降雨前後の渓流水温から推定した。...

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  • 南アルプス付加体堆積岩山地における基岩湧水の降雨応答特性の解析

    山川 陽祐, 谷口 未峰 日本森林学会大会発表データベース 128 (0), 419-, 2017

    ...本研究では,当該地質帯における基岩内地下水挙動について空間的不均一性を踏まえた実態解明を目的として,南アルプス南部の付加体堆積岩山地流域(流域面積は約2350ha)の計4地点において斜面上の湧水量観測を行い,それらの降雨応答特性を解析した。降雨条件が概ね一様と考えられる4地点間において,湧出量増加および逓減の応答が大きく異なった。...

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  • 園部川流域における洪水氾濫解析

    仲 浩明, 田中 茂信, 田中 賢治, 佐山 敬洋 水文・水資源学会研究発表会要旨集 30 (0), 42-, 2017

    ...研究では堤防改修や近年増加している局地的集中豪雨を考慮した浸水想定域図作成にむけて,これまでは流域面積の大きな河川に主に用いられてきたRRIモデルを京都府南丹市園部川に適用し2013年の洪水氾濫を再現行い,解析を行った.桂川中流域の右支川園部川流域(流域面積:127 km<sup>2</sup>)では,2013年と2014年に台風による大雨で氾濫が起きた.2013年には横田地区で堤防から越水が発生,...

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  • 川づくりは人づくり

    野見山 ミチ子 水利科学 (347) 87-99, 2016-02

    ...遠賀川は,福岡県嘉麻市の馬見山を源とし,彦山川,犬鳴川などの支流を合わせながら福岡県北部の筑豊地方を北に流れて響灘に注ぐ,長さ61km,流域面積1,026km2(東京23区とほぼ同じ面積)の一級河川です。遠賀川流域では2,000年以上も前から,豊かな農耕文化が営まれていました。...

    日本農学文献記事索引

  • 流域水収支法による空知川流域の月蒸発散量の推定

    沼尻 治樹 日本地理学会発表要旨集 2016a (0), 100065-, 2016

    ...流域面積は2531k㎡(国土交通省)である。<br> <b>使用データ</b><br> 気候データ(気温・降水量)としては最新のメッシュ平年値2010(気象庁)を用いた。河川流量データとしては赤平流量観測所の流量データ(国土交通省)を1981~2010年の期間で集計し使用した。...

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  • 砂防堰堤内における<sup>137</sup>Csの分布に着目した森林流域からの<sup>137</sup>Cs流出に関する考察

    山部 翔太郎, 小田 智基, 遠藤 いず貴, 橋本 長武, 大手 信人, 田野井 慶太郎, 廣瀬 農 日本森林学会大会発表データベース 127 (0), 127-, 2016

    ...本研究では、2015年9月中旬に発生した総降雨量600mmの降雨による大規模な土砂移動が観測された福島県伊達市上小国川流域(流域面積18.9ha)において、森林流域からの<sup>137</sup>Cs流出量を推定したので報告する。この流域末端部に設置された砂防堰堤内堆砂地の地形測量の結果、8月から9月の一ヶ月間で堰堤内に深さ約40cmの土砂(計15.8t)が堆積したことが分かった。...

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  • 大雨時の山地流域内での場所によるピーク到達時間の違いは 斜面ではなく河道のプロセスに由来する

    浅野 友子, 内田 太郎 日本森林学会大会発表データベース 127 (0), 130-, 2016

    ...斜面の流出経路長は調査地点間で大きくは変化しないが、河道の流出経路長は流域面積が大きくなるとオーダーで大きくなるため、流域面積が大きくなると斜面が全経路に占める割合が小さくなる。大きな降雨時には、ピーク到達時間は河道の“長さ”や“長さ/勾配<sup>0.5</sup>”と相関があり、ピーク到達時間の場所による違いは河道内での水移動に由来した。...

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  • 平成27年9月関東・東北豪雨災害時における鬼怒川流域の降雨流出特性に関する研究

    諸岡 良優, 小石 一宇, 清水 雄太, 山田 正 水文・水資源学会研究発表会要旨集 29 (0), 130-, 2016

    ...記録した.鬼怒川流域の最下流部に位置する茨城県常総市において堤防からの溢水及び決壊が生じ,常総市の面積の約1/3にあたる約40 km<sup>2</sup>が浸水し,逃げ遅れた住民約4,300人がヘリコプターやボートにより救助される等,甚大な被害がもたらされた.本研究では平成27年9月関東・東北豪雨災害における鬼怒川洪水の降雨流出特性及び鬼怒川上流域のダムによる効果を明らかにするため,鬼怒川流域(流域面積約...

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  • 非定常水文頻度解析による九州全域の確率河川流量の将来変化予測

    岡田 啓希 水文・水資源学会研究発表会要旨集 29 (0), 126-, 2016

    ...また、流域面積の大きい順に10個の河川を取り出し、それぞれの河口における確率水文量の増減変化についても考察する。そして、代表10河川の河口における時変母数のパラメータの推定値を示し、選択された時変母数の次数について評価する。...

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  • 旧石狩川頭首工撤去工事の特徴

    吉川 隆史, 南雲 人, 平山 陽介 農業農村工学会誌 84 (12), 1051-1054,a1, 2016

    ...平成26年から始まった旧石狩川頭首工撤去工事(4年国債工事)は,全国第2位の流域面積を持つ石狩川の低水路部分を鋼矢板二重式仮締切りにより締め切り,旧頭首工の撤去を行う工事であり,台風洪水期(8~9月)と融雪出水期(4~5月)を除く期間で実施することとした。本報では,このような条件下で実施される本工事の全体工事計画,仮締切り工法および撤去工法の特徴などについて報告する。</p>...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • フィリピン・ルソン島中部パンパンガ川流域の地形分類と洪水特性

    南雲 直子, 澤野 久弥 地学雑誌 125 (5), 699-716, 2016

    ... フィリピン共和国ルソン島で第二の流域面積をもつパンパンガ川流域は雨季の降雨や台風によって深刻な洪水の影響を毎年のように受けており,洪水被害の軽減が重要な課題である。そこで本研究では,地形や土地利用,過去の浸水履歴等に着目して,パンパンガ川流域の洪水特性や地域の洪水脆弱性を明らかにすることを目指した。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献4件 参考文献11件

  • 都市部の不浸透域を考慮したHYPEモデルの適用に関する検討

    田内 裕人, 河村 明, 天口 英雄, OLSSON Jonas 土木学会論文集G(環境) 72 (5), I_21-I_26, 2016

    ...流出解析モデルでは表現が困難であった降雨時のピーク流量について,対象流域の流域面積によらずに表現することが可能であることを示した.また,降水強度と流出予測精度の関係について検討した結果,U-HYPEにおいて降水強度の大きなイベントで洪水到達時間を過小評価する傾向が示唆され,HYPEモデル改善に関する複数の重要な知見が得られた....

    DOI Web Site Web Site 参考文献2件

  • ヒマラヤにおける氷河融解水の利用

    朝日 克彦 日本地理学会発表要旨集 2016s (0), 100045-, 2016

    ...灌漑が高度に発達したヒマラヤ山麓ではどうか.河川は氷河起源とされる.しかし流域面積に占める氷河の割合は5%程度しかない.ガンジス水系で氷河融解水の占める割合は3%程度との水文モデル計算もある(Miller, 2012).河川の最源流域が氷河であったとしても,それをもって河系全体が「氷河起源」にはあたらない....

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  • 奥秩父山地荒川源流域における河川水中の硝酸濃度の分布

    原口 竜成, 齋藤 俊浩, 木村 恒太, 相川 美絵子, 浅野 友子, 川﨑 雅俊 日本森林学会大会発表データベース 127 (0), 645-, 2016

    ...秩父演習林内の大小の渓流16箇所(流域面積0.08~47km2)で月に1回、主に平水時に河川水を採取し分析したところ、渓流水のNO3-濃度は0.00~0.78mg /Lの間に分布し、採水箇所ごとの平均値は0.04~0.46mg/Lと10倍以上異なっていた。また、各調査渓流ではNO3-濃度は時間変化したが、その変化のパターンも渓流によって異なることが明らかとなった。...

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  • ベトナムドンナイ川流域上流部における土地被覆変化の 表面流出への影響

    Truong Nguyen Cung Que, 近藤 昭彦 日本地理学会発表要旨集 2015s (0), 100290-, 2015

    ...<br>ドンナイ川の流域面積は1,471,350haであり、画像解析から得られた2005年における主な土地被覆は、密林35%、疎林26%、年生植物24%であった。2005年から2014年にかけて、密林・疎林から多年生植物・農耕地への変化が多かった。また一部の疎林は密林になっていた。特に大部の裸地(7%)は疎林・多年生植物・農耕地に転換されていた。...

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  • 琵琶湖岸における河口地形の変化

    東 善広, 水野 敏明 日本地理学会発表要旨集 2015s (0), 100349-, 2015

    ...また、各河川についての河口域面積の変化量とアユ産卵数の期間平均値との関係をみると、ばらつきが大きいが、、急峻な山地から短距離で琵琶湖へ流れる河川を除くと、単位流域面積あたりの河口域面積の増加量が大きいと産卵数が大きい傾向が見られた。...

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  • ベトナム・ドンナイ川流域上流部における土地被覆変化による河川流況の変化に関する研究

    チュオン グエン クン ウエー 水文・水資源学会研究発表会要旨集 28 (0), 100115-, 2015

    ...ドンナイ川の流域面積は14,706.2km<sup>2</sup>であり、画像解析から得られた1973年における主な土地被覆は、密林36.7%、はばらな林/かん木 48.9%、多年生植物/果樹園 11.0%、畑2.7%であった。1973年から2014年にかけて、森林(密林・はばらな林/かん木)から農耕地(多年生植物/果樹園・畑)への変化が非常に多かった。...

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  • 気候変動が積雪寒冷地のダムに与える影響に関する一考察

    西原 照雅, 谷瀬 敦 水文・水資源学会研究発表会要旨集 28 (0), 100125-, 2015

    ...<br> 対象流域である豊平峡ダムは石狩川水系豊平川流域の上流部に位置し,流域面積は134km<sup>2</sup>,標高帯は400m~1,300mである.ダムの目的は洪水調節,水道及び発電である.気象・水文観測は,図に示したダム管理所地点において行われており,同データを気候変動モデルデータのバイアス補正の際に用いる.融雪期は概ね3月下旬から6月である....

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  • 人為的な曲流短絡地形から推定した岩盤河床の下刻速度とその制約条件

    前田 拓志, 藁谷 哲也 日本地理学会発表要旨集 2015s (0), 100140-, 2015

    ...<br> <b>2</b><b>.研究方法</b> <br> 既存文献および史料より,房総丘陵と魚沼丘陵から流路の短絡時期が推定できた7地点を研究対象として選定した. 7地点はいずれも,おもに受食性の大きい新第三系の泥岩を基盤に持つ渓流部である.それぞれの地点において,現地調査のもと現・旧河床面の比高を測量した.また,下刻速度を制約する変数を考察するために河床勾配,流域面積,年降水量の情報を取得した...

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  • 山地流域の水・土砂流出における空間スケールの影響に関する研究の現状

    浅野 友子, 内田 太郎, 勝山 正則, 五味 高志, 水垣 滋, 丹羽 諭, 横尾 善之 日本森林学会大会発表データベース 126 (0), 461-, 2015

    ...(1)流域面積と水土砂流出現象を表現する指標値の関係。(2)流域面積の違いによる水土砂流出現象、支配プロセスの違い。(3)空間スケールが水土砂流出現象に及ぼす影響の数値計算モデル上の取り扱い。これまでの事例収集の結果、水・土砂流出における空間スケールの影響を考える際には、(A)対象とする空間スケールの違いにより水土砂流出現象や支配プロセスはどのように変化するか?...

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  • 今津干潟への河川および地下水による栄養塩流入負荷量の定量的評価

    森田 祐輝, 寺嶋 健人, 広城 吉成 水文・水資源学会研究発表会要旨集 28 (0), 100021-, 2015

    ...本研究では,今津干潟への流入負荷量を河川経由と地下水経由で推定して定量的な評価を行うことを目的とする.まず,今津干潟への流入河川である瑞梅寺川流域を対象にモデルを用いた水収支解析を行い,河川流量と地下水流量を算定した.それらに水質分析から得られた栄養塩の濃度を乗じることで,今津干潟への流入負荷量を推定した.河川経由の負荷量については,瑞梅寺川と同程度の流域面積をもつ他の河川の事例と比較を行った.解析...

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  • 6定数型DAD式に基づく洪水比流量曲線式による確率洪水比流量の将来変化予測

    近森 秀高, 永井 明博, 牛嶋 仁美 水文・水資源学会研究発表会要旨集 28 (0), 100040-, 2015

    ...また,現在と将来の確率面積雨量を比較した結果,降雨継続時間が1時間の場合、将来の確率面積雨量は流域面積にかかわらず現在よりも増加することがわかった。4時間の場合、現在と将来の確率面積雨量の大小関係は流域面積によって異なった。20時間の場合、流域面積が約800km<sup>2</sup>以下であれば,将来の確率面積雨量は現在よりも減少したが、それ以上では現在よりも増加した。...

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  • 養老山地および鈴鹿山地の東斜面における河床縦断形

    大上 隆史 日本地理学会発表要旨集 2014a (0), 80-, 2014

    ...<br><b>河床縦断形とS−Aプロットの作成</b><br> 国土地理院が公開している数値標高モデル(10 mメッシュおよび5 mメッシュ)を使用して河床縦断形を作成した.計算にはUTM53座標系において10 m間隔で再サンプリング処理した数値標高モデルを用いた.山地尾根を源流とする河川を対象として流域解析を行い,流路となる各セルのXYZ座標と各地点の上流側の流域面積を算出した.また,流路長125...

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  • 三陸海岸北部の河床縦断形の特徴と地殻変動への応答

    大上 隆史 日本地理学会発表要旨集 2014s (0), 100280-, 2014

    ...<br> <b>河床縦断形と</b><b>S−Aプロットの作成方法</b><br> 河床縦断形の作成にあたって,国土地理院が公開している数値標高モデル(10 mメッシュ)を使用した.計算にはUTM54座標系において20 m間隔で再サンプリング処理した数値標高モデルを用いた.流域解析を行い,流路となる各セルのXYZ座標と各地点の上流側の流域面積を算出した....

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  • シベリア北東部タイガ・ツンドラ境界域における熱・炭素収支の季節変化

    宮崎 真, 鄭 峻介, ブラギン イワン, 鈴木 力英, 鷹野 真也, 新宮原 諒, 両角 友喜, 杉本 敦子, マキシモフ トロフィム 日本地理学会発表要旨集 2014s (0), 100180-, 2014

    ...</b><b>観測サイトと手法<br></b><b></b><b>2.1</b><b> 観測サイト</b><b></b> コダックサイトは、シベリア北東部の北極海に流れるインディギルガ川流域(流域面積:324,244㎢)の支流域に位置しており、カラマツのあるマウンド状の少し高い地形とミズゴケがある少し低い湿地が混在している。...

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  • 房総丘陵渓流部における近世以降の岩盤河床の下刻速度

    前田 拓志, 藁谷 哲也 日本地理学会発表要旨集 2014s (0), 100231-, 2014

    ...<br> 現地調査では,現・旧河床面の比高を求めるために,河床横断・縦断形を計測し,旧河床面の位置は,ハンドオーガーおよび土壌検査棒で計測した.また,短絡区間より上流の流域面積をGIS上で計算して求めた.一方,河床を構成する岩石の硬さをシュミットハンマーKS型で計測し,河床から採取した岩石試料を用いて圧裂引張強度を求めた....

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  • タイ北部熱帯常緑林流域の水収支および流出特性

    白木 克繁, 田中 延亮, Chatchai Tantasirin, 鈴木 雅一 日本森林学会大会発表データベース 125 (0), 153-, 2014

    ...タイ北部チェンマイ西部に位置するコグマD流域(N18°49′, E98°54′、標高1290-1440m 、流域面積8.7ha)において、1998-2008年(第2期)の流域水収支を集計した。この流域では、今回の調査に先立つ1966-1977年(第1期)においても流域水収支が計測されている。...

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  • 森林小流域の水質特性を類型化する試み-林相、地形に着目して-

    長坂 晶子, 長坂 有, 三島 啓雄, 石川 靖 日本森林学会大会発表データベース 125 (0), 381-, 2014

    ...そこで本研究では、北海道中央部の森林源流域86箇所(流域面積は5~20ha前後に統一)の採水分析を行い、集水域の地形特性、林相(および施業履歴)などの要素と、水質項目とくに硝酸態窒素、溶存有機態炭素の濃度との関係を明らかにすることとした。...

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  • 森林内外の積雪分布の特徴を反映した流出モデルの高標高帯に位置するダムへの適用

    西原 照雅, 中津川 誠, 臼谷 友秀 水文・水資源学会研究発表会要旨集 27 (0), 100111-, 2014

    ...ダムに貯留して夏季にかけての水需要を賄っている.さらに,融雪水は融雪出水の原因ともなる.このため,融雪期のダムや河川の流出量を予測するための多くの融雪・流出モデルが提案されている.西原(2014)らは,森林の内外において積雪分布の特徴が異なることを考慮し,積雪調査等の観測データを用いて積雪分布を補正する機能を組み込んだ融雪・流出モデルを開発した.本稿では,西原らが開発したモデルを,高標高帯に位置し,流域面積...

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  • 日本の山地流域の降雨流出データ

    浅野 友子 水文・水資源学会誌 27 (1), 19-28, 2014

    ...0.0045~10.4 km<sup>2</sup>の126個の流域から302の降雨流出データが集まった.集まった出水の降雨規模は総降雨量13~416 mm,最大1時間雨量2~70 mmであった.観測流域は地理的に偏って存在し,特に降雨量や強度が大きく水・土砂災害を防ぐ上でデータが必要な地域で観測データが少なかった.流域面積0.1~10 km<sup>2</sup>での観測データが少なく,この規模の...

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  • 古記録による歴史時代の琵琶湖洪水の復元

    庄 建治朗 日本地理学会発表要旨集 2014a (0), 187-, 2014

    ...琵琶湖は、その広大な流域面積(3170 km<sup>2</sup>)に対して、唯一の自然の流出河川である瀬田川は疏通能力が限られており、歴史時代においては大雨時に湖水位上昇による浸水被害がしばしば生じていた。そうした被害の記録は湖辺村落の文書等に多く残されており、中には農地や家屋の浸水深に関する定量的な記録もある。...

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  • 鹿ノ子ダムで設定したパラメータを使用した常呂川流域の流出モデル

    沼尻 治樹 日本地理学会発表要旨集 2014a (0), 94-, 2014

    ...この川の上流部に鹿ノ子ダム流域(流域面積:124k㎡)がある。鹿ノ子ダムは発電を行っていないことから,揚水発電によるダム湖への流入量データへの影響を考慮せずに流出モデルを構築できる。<br><b>3.使用データとアプリケーション</b><br> 流出モデルの入力値として気象庁の解析雨量(2007年・2008年)を使用した。...

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  • 戦後都市における河川敷居住の存続要因

    本岡 拓哉 日本地理学会発表要旨集 2014s (0), 100305-, 2014

    ...本報告では、戦後期に最も大規模な形で河川敷居住が見られた熊本・白川(一級河川、流域面積480km²)を事例に取り上げ、戦後の「河川敷」居住に対する行政(熊本市、熊本県、建設省)の対応を辿り、1970年代までそれが存続した要因について明らかにする。...

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  • さまざまな流域スケールにおける浮遊土砂流出:レビューと観測事例

    水垣 滋, 久保 まゆみ, 矢部 浩規, 渡邉 和好, 丸山 政浩 日本森林学会大会発表データベース 125 (0), 803-, 2014

    ...我が国における流域の土砂生産量評価には一般にダム堆砂データが利用され、流域面積は10<sup>1</sup>~10<sup>2</sup> km<sup>2</sup>オーダー、粒径は砂礫を対象とする場合が多かった。河口付近における10<sup>3</sup> km<sup>2</sup>オーダーの流域面積で微細土砂を扱った事例は少ない。...

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  • 流域水系ネットワークにおける地形的特徴と土砂流出特性:レビュー

    五味 高志 日本森林学会大会発表データベース 125 (0), 804-, 2014

    ...本研究では、流域面積<10<sup>4</sup>haにおける掃流土砂流出について、既往研究をレビューし、流域水系網の地形的特徴と流出土砂量、粒度分布特性などの流域間相違を検討した。アメリカオレゴン州0.8~200ha流域では5.3~10.2 t/ha/yrの掃流土砂量であった。...

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  • 瀬戸内地域における確率洪水比流量の将来変化予測

    近森 秀高, 永井 明博, 西村 悠史 水文・水資源学会研究発表会要旨集 27 (0), 100010-, 2014

    ...将来の洪水流量の変化を予測することを目的として,吉井川流域におけるレーダー雨量計データと気象庁が開発した地域気候モデルの一つである雲解像領域大気モデルによる現在および将来の雨量データ(以下,RCM雨量と記す)を用いて,各々の確率洪水比流量曲線を求め,流域面積による将来の洪水流量変化の違いについて検討した。...

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  • 東丹沢堂平における流域スケールでの土壌保全対策効果の検証

    石川, 芳治, 内山, 佳美 神奈川県自然環境保全センター報告 = Bulletin of the Kanagawa Prefecture Natural Environment Conservation Center (10) 37-45, 2013-03

    ...このため堂平地区の斜面におけるプロットスケールでの土壌侵食量の観測を行うとともに堂平地区を流域に含む堂平沢(流域面積約141ha)とワサビ沢(流域面積約91ha)の下流において濁度および水位を測定して、浮遊土砂量を測定した。その結果、斜面土壌侵食量と渓流における浮遊土砂量には強い相関関係が認められた。...

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  • 国土の数値情報に基づく福岡平野における豪雨時の土地条件評価

    黒木, 貴一, 宗, 建郎, 磯, 望 福岡教育大学紀要. 第二分冊, 社会科編 = Bulletin of University of Teacher Education Fukuoka. Part II, Social sciences 62 19-31, 2013-02-08

    ...これは流域面積と河道体積とのギャップからも予測できた。国土数値情報の土地利用細分メッシュの活用を試みた結果,流出係数による土地利用の量的評価は,流出係数の空間分布とその変化の視覚化を通じて洪水・氾濫の注意喚起に活用でき,人口統計データによる土地利用の量的評価は,氾濫による被災人口の簡便な予測に利用できることが示された。...

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  • 仙台平野北部七北田川下流域の潟湖埋積過程と土砂流入時期

    松本 秀明, 佐々木 弘太, 伊藤 晶文, 熊谷 真樹, 遠藤 大希 日本地理学会発表要旨集 2013a (0), 100068-, 2013

    ...七北田川は流域面積208km<sup>2</sup>,幹線流路長45㎞であり,流入する3河川の中では最も規模の小さな河川である。七北田川下流域には後氷期海進により内湾が広がったが,第Ⅰ浜堤列が形成された後の3800~3200 yrBPにおいても,浜堤列の陸側に潟湖環境が広がっていた(松本・野中,2006)。その後,潟湖は七北田川が上流から運搬した土砂により埋積が進行し,やがて陸化した。...

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  • ナイル川の中州形成に及ぼす濁度の影響

    濱田 浩美, 上村 三郎 日本地理学会発表要旨集 2013a (0), 100088-, 2013

    ...ナイル川は全長6,650kmの河川長を有する世界第1位の河川であり、流域面積は3,254,555km<sup>2</sup>である。スーダン領内におけるナイル川は大きく白ナイル川と青ナイル川及びアトバラ川の3河川に分類される。...

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  • 妙正寺川流域の住宅地形成過程

    神田 道男 日本地理学会発表要旨集 2013s (0), 57-, 2013

    ...東京都の西部の杉並区、中野区、練馬区、新宿区にわたる妙正寺川流域は、人口は約35万人、流域面積は207k㎡である。流域には、明治初期に15か村が存在したが、当時の土地利用には大きな差はなく、林地、畑地、水田、宅地からなる均一地域であった。明治以降の近代化の過程でこの地域では、大規模な土地区画整理が行われ、農村的土地利用の地域から住宅地に変化した。 ...

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  • レーダー雨量から見た瀬戸内地域の確率洪水比流量曲線

    近森 秀高, 永井 明博, 増田 直也 水文・水資源学会研究発表会要旨集 26 (0), 2-, 2013

    ...まず,高梁川流域,旭川流域および吉井川流域の3個の対象地域それぞれにおけるレーダー雨量計データからDAD関係を求め,これに角屋・永井による洪水比流量曲線式を適用して,流域面積から最大比流量を推定する式を求めている。その結果,各対象地域で求められた推定式を表す曲線は,対象地域内およびその周辺における既往最大比流量を概ね包絡することが確認された。...

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  • 行政災害-八ッ場ダム検証に見る国交省河川部門の不正報告(Ⅲ)

    竹本 弘幸 日本地理学会発表要旨集 2013a (0), 100126-, 2013

    ...であるが,八ッ場ダムの場合100年で1750万tと想定し,6千万-1億tが運用可能としている.しかし,運用中に浅間(300-800年),草津白根(1000年)の大噴火が想定で入るにもかかわらず,活動しない前提で試算をしていた.また,堆砂量を左右するウォッシュロード効果の実績では,同一条件下にある霧積ダムの計画比堆砂量は,196㎥/㎢/年に対して716.6㎥/㎢/年と実績は3倍もの開きが認められた.一方,流域面積...

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  • スーダン領内におけるナイル川の中州に関する一考察

    上村 三郎, 濱田 浩美 日本地理学会発表要旨集 2013a (0), 100102-, 2013

    ...ナイル川は全長6,650kmの河川長を有する世界第1位の河川であり、流域面積は3,254,555km<sup>2</sup>である。ナイル川流域は大きく分けて白ナイル川と青ナイル川及びアトバラ川の3河川に分類され、上流からタンザニア、ブルンジ、ルワンダ、ウガンダ、コンゴ民主共和国、南スーダン、ケニア、エチオピア、エリトリア、スーダン、エジプトの11ヶ国に流域を有する国際河川である。...

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  • 常呂川流域を対象とする積雪・融雪モデルを備えた日単位流出モデルの構築

    沼尻 治樹 日本地理学会発表要旨集 2013s (0), 5-, 2013

    ...この川の上流部に鹿ノ子ダム流域(流域面積:124k㎡)がある。鹿ノ子ダム流域には,未舗装の林道が整備されているが,人家などの建築物は存在しない。また,鹿ノ子ダムは発電を行っていないことから,人間活動による流出への影響や,揚水発電によるダム湖への流入量データへの影響を考慮せずに流出モデルを構築できる。...

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  • 流域ガバナンス

    倉野 健人 日本地理学会発表要旨集 2013s (0), 64-, 2013

    ...【研究手法】本研究では(1)河川水質調査,(2)ヒアリング調査の2つの手法から流域ガバナンスの検討を試みた.(1) 網走川本流4地点において2011年に4回,2012年に6回採水を行い,栄養塩濃度(NO3-N,NO2-N,NH4-N,PO4-P)と濁度を計測した.栄養塩に関して,濃度[mg/L]からフラックス[kg/day]へ換算し,採水地点間のフラックス増加量を採水地点間の流域面積で除すことで比流出量...

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  • 準平原における河川流出特性と河川灌漑

    星川 圭介 水文・水資源学会研究発表会要旨集 26 (0), 160-, 2013

    ...この結果、まず、この短期流出比と流域面積の関係の分析においては、全体として流域面積と短期流出比の間には負の相関関係がみられたが、タイ東北部の河川については北部に比べてそうした相関が弱く、流域面積が小さい河川の中にも短期流出比が少ない河川が多数存在することが示された。また短期流出比と流域内平均傾斜の関係の分析からは、短期流出比と流域内平均傾斜の間に緩やかな正の相関が示された。...

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  • 多周波数電磁探査法による森林の管理が土壌環境に与える影響評価

    宮本 珠未, 川原 まどか, 森 也寸志, 宗村 広昭, 井手 淳一郎, 高橋 絵里奈, 米 康充, 末継 淳 土壌の物理性 124 (0), 17-24, 2013

    ...農林地は流域面積の中で大きな割合を占め,広大な土壌環境を効果的に調査できればその効果は非常に大きい.本研究では,多周波数電磁探査機を用いて土壌の電気伝導度を測定し,森林の管理が土壌環境に与える影響を調べた.電磁探査の結果を鉛直プロファイルで表示すると,土壌環境の違いは表層近くに特徴的に現れており,間伐が遅れている森林では表層土壌の電気伝導度が高くなる結果が得られた.同サイトでは土壌の透水性が低い傾向...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • 河川流域の水環境データベースに関する地理学的研究

    小林 修悟, 小寺 浩二 日本地理学会発表要旨集 2012a (0), 100016-, 2012

    ...Ⅱ 流域概要 尻別川は支笏湖西方に位置するフレ岳(1,046m)に起源し、西方に流れ羊蹄山(1,893m)北麓を迂回し、蘭越町磯谷で河口へと達する、流域面積1,640km2、幹線流路長126km2の河川である。源流から喜紋別にかけての上流部では1/60以上と急勾配となっており流量は少ない。...

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  • インドネシア共和国ジョグジャカルタ市近郊における河川災害

    海津 正倫, マルディアトノ ジャティ, サルトハド ジュヌン 日本地理学会発表要旨集 2012s (0), 100190-, 2012

    ...<br> 標高2911 mのメラピ火山は20世紀にはいってからも活発な火山活動を繰り返し,山頂部付近には多量の火山噴出物が堆積しているために斜面を流下する河川の運搬土砂量が大きい.山腹を流れる河川のうち,西南西に向けて流れるプティ川は流路長約30 km,流域面積約40平方キロメートルの,幅の狭い流域を持つ河川で,中流域にあたる中部ジャワ州マゲラン郡ジュモヨ地区付近において国道を横切って流下しているが...

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  • 台地畑流域における洪水緩和機能の測定と評価

    辻 英樹, 塩沢 昌, 西田 和弘 農業農村工学会論文集 80 (5), 391-399, 2012

    ...台地畑流域の降雨流出機構を把握し, その洪水緩和機能の大きさを定量評価するために, 千葉県銚子市にある流域面積1.60 haの台地畑流域において降雨量・流出流量・地下水位を実測した....

    DOI Web Site 参考文献12件

  • 解析雨量と分散型タンクモデルを用いた常呂川流域の日単位流出モデル

    沼尻 治樹 日本地理学会発表要旨集 2012a (0), 100033-, 2012

    ...この常呂川上流部に存在する鹿ノ子ダム流域(流域面積:124k㎡)にてモデルの構築を行った。<BR> 流出モデルの入力値として気象庁の解析雨量(2007年)を使用した。解析雨量の空間解像度は1kmであり,時間雨量が30分毎に記録されていることから,正時のデータを日単位で集計し日雨量分布データを作成した。...

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