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検索結果 18,802 件

  • 最近の下大静脈フィルター使用経験

    石川 諄武, 山本 尚人, 遠藤 佑介, 露木 肇, 山中 裕太, 嘉山 貴文, 片橋 一人, 佐野 真規, 犬塚 和徳, 竹内 裕也, 海野 直樹 静脈学 35 (1), 67-74, 2024-04-27

    <p>下大静脈フィルター(IVCF)は長期留置に伴う合併症もあり早期回収が推奨されるが,大きなフィルター内血栓があると回収時に肺動脈血栓塞栓症(PTE)を生じる可能性がある.2017年4月~2021年12月に診察した静脈血栓塞栓症(VTE)308例のうち下肢深部静脈血栓症(DVT)は271例(うち中枢型148例).IVCFを留置した12例について検討した(中枢型DVTの8.1%).IVCFはニュ…

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  • 増刊号 内科医のための臨床問題集 一般問題 一般問題-Question1〜68

    永井 英明, 中島 啓, 皿谷 健, 長門 直, 浅井 信博, 三鴨 廣繁, 羽田野 義郎, 落合 佑典, 二村 恭子, 田巻 弘道, 髙梨 敏史, 金子 祐子, 白井 悠一郎, 桑名 正隆, 中西 研輔, 金城 光代, 矢島 隆宏, 鈴木 淳司, 鈴木 みなみ, 大町 侑香, 福岡 秀規, 宮田 崇, 有馬 寛, 向笠 浩司, 田辺 晶代, 沖 隆, 田上 哲也, 赤司 朋之, 五島 大祐, 竹内 靖博, 藤原 和哉, 出口 隆造, 三原 弘, 梶原 祐策, 福島 範子, 万波 智彦, 丸山 昭洋, 野々垣 浩二, 牛島 洋子, 石川 裕一, 横山 泰久, 高橋 直樹, 藤島 直仁, 北尾 章人, 泉家 康宏, 森下 健太郎, 奥村 貴裕, 渡邉 将央, 西 淳一郎, 佐藤 健朗, 井口 保之, 竹川 英宏, 津久井 大介, 五十嵐 晴紀, 山口 啓二, 神谷 雄己, 北﨑 佑樹, 井川 正道, 吉村 元, 柏木 秀行, 丹羽 成彦, 植西 憲達, 石丸 裕康 medicina 61 (4), 327-366, 2024-04-01

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  • 奈良宣言(ALT over 30)のMASLD(metabolic dysfunction-associated steatotic liver disease)における臨床的意義の検証

    川中 美和, 藤井 英樹, 岩城 慶大, 林 秀樹, 豊田 秀徳, 大枝 敏, 兵庫 秀幸, 森下 朝洋, 宗景 玄祐, 川田 一仁, 堤 翼, 澤田 康司, 前城 達次, 飛田 博史, 吉田 雄一, 内藤 雅文, 荒木 亜寿香, 新垣 伸吾, 川口 巧, 則武 秀尚, 小野 正文, 正木 勉, 安田 諭, 冨田 栄一, 米田 正人, 徳重 明央, 鎌田 佳宏, 高橋 宏和, 植田 真一郎, 相島 慎一, 角田 圭雄, 岡上 武, 中島 淳, Japan Study Group of Nonalcoholic Fatty Liver Disease(JSG-NAFLD) 肝臓 65 (4), 186-191, 2024-04-01

    <p>The Nara Declaration 2023 recommends that patients with ALT levels of >30 U/L and those who have steatosis, diabetes, hypertension, and/or dyslipidemia should be referred to a hepatologist, …

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  • メディカルフィットネスを利用し、重度化防止のために自立を支援した脳卒中の一症例

    鈴木 章紘, 山下 徹, 森下 一幸, 池谷 正和, 池田 孝行, 松本 武士 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 156-156, 2024-03-31

    <p>【はじめに】</p><p> 介護保険事業状況報告の概要によると、要介護認定者数は 667.4万人となり、2000年の218万人から20年で3倍に増加している。特に脳卒中は、厚生労働省国民生活基礎調査の要介護になった理由の16.1%であり、第二位である。近年では、地域包括ケアの理念に基づき、生活期脳卒中患者に対して重度化防止・介護予防を促進しているが、リハビリテーション …

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  • 自動車製造工場に勤務する労働者の転倒・転落予防事業への関わり

    石川 響, 矢倉 千昭 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 422-422, 2024-03-31

    ...<p>【はじめに、目的】</p><p> 我々は,静岡県浜松市にある本田技研工業トランスミッション製造部の安全衛生課・健康管理センターに協力し,工場内で発生した転倒・転落事故の現場検証と再発防止対策,工場の転倒 ・転落予防事業に携わる機会を得た.理学療法士が産業保健分野に介入した貴重な経験であり,理学療法士の社会的役割と職域拡大の一助となると考え報告を行う....

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  • 看護学実習指導における大学教員の困難に関する文献検討

    濱松 理絵 帯広大谷短期大学紀要 61 (0), 31-37, 2024-03-31

    実習指導において大学教員が抱く困難について、どのような「困難」が明らかにされているのか現状を把握するとともに、今後の課題について示唆を得る目的で、文献検討を行なった。その結果、実習指導において大学教員は、教員の知識・スキル不足から実習指導に自信がないこと、学生への指導方法がわからないことにより困難を抱いていた。1つ目の「実習指導に自信がない」に対しては、自己研鑽が必要であり、2つ目の「学生への指…

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  • 運動器疾患患者に対するメディカルフィットネスの有効性の検討

    山下 徹, 松本 武士, 鈴木 章紘, 森下 一幸, 池谷 正和, 池田 孝行, 鈴木 希功子, 橋口 しのぶ 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 246-246, 2024-03-31

    <p>【はじめに】</p><p> 2019年4月の医療保険下での外来リハビリテーション (以下:リハビリ)利用制限などリハビリ期間の短縮が進んでいる。ア スリートやスポーツ愛好家にとってのニーズに応えるためには、長期間にわたる医学的なサポートが必要となるが、現状は理学療法士が介入する機会は少ない。当事業団では2020年から保険外事業として理学療法士によるメディカルフィットネス …

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  • 病院所属の理学療法士派遣による自費リハビリテーションの事業展開

    松本 武士, 鈴木 章紘, 山下 徹, 森下 一幸, 池谷 正和, 池田 孝行, 鈴木 希功子, 橋口 しのぶ 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 247-247, 2024-03-31

    <p>【はじめに、目的】</p><p>当院は、 (社福)聖隷福祉事業団が運営する回復期病院で180床の回復期病棟を有し、地域の回復期リハビリテーションの中隔を担っている。また、外来リハビリテーション (以下:外来リハ)や、みなし事業所として通所リハビリ (以下:通所リハ)も展開している。 外来リハ・通所リハの課題として、2006年4月のリハビリ継続期間の日数制限措置や、2019年4月の要介護被保…

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  • 高等学校商業科における「観光ビジネス」教育

    重谷 陽一, 髙林 直人, 岩下 大祐, 中澤 秀紀 観光マネジメント・レビュー 4 (0), 2-20, 2024-03-31

    ...本稿では観光ビジネス科目導入の課題について、浜松商業高校の事例をもとに考察し、それに対する解決策を探っていく。...

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  • 地域在住高齢者の転倒予防セルフケア行動の実態・因子構造・関連要因

    内山 昌代, 鈴木 みずえ, 金盛 琢也 日本転倒予防学会誌 10 (1), 61-73, 2024-03-29

    <p><b>【目的】</b>本研究の目的は,地域高齢者の転倒予防行動を促進させるために,地域在住高齢者の転倒予防セルフケア行 動の実施状況を明らかにし,転倒予防セルフケア行動を分類し関連する要因を分析することである。</p><p><b>【方法】</b>2022 年4 月~7 月の期間にA 市内のシニアクラブに所属する高齢者を対象に自記式質問紙調査と身体能力 …

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  • 診断群分類包括評価(DPC)データに基づく急性期入院医療における診療科別将来患者数の推計

    山田 友世, 竹内 浩視, 尾島 俊之 東海公衆衛生雑誌 11 (2), 159-168, 2024-03-21

    <p><b>目的</b> 将来の医療需要は,今後の人口急減と高齢化の進行により,大きな変化が予想される。静岡県と二次医療圏における診療科別将来推計急性期入院患者数を算出し,それぞれの将来医療需要について検討する。</p><p><b>方法</b> 2019年のDPCデータを用いて,診療科・男女・年齢4階級別(0-15歳,16-64歳,65-74歳,75歳以上)受療率を算出した。それらを静岡県の将来…

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  • 静岡県西部地域の製造業従事者における経済的理由による欠食と社会経済的状態,栄養素等摂取量及び健康状態との関連:

    中村 美詠子, 長幡 友実, 三浦 綾子, 上田 規江, 岡田 栄作, 柴田 陽介, 尾島 俊之 東海公衆衛生雑誌 11 (2), 145-151, 2024-03-21

    <p><b>目的</b> フードインセキュリティは十分な量の安全で栄養価の高い食料に,物理的,社会的,経済的に適切なアクセスができない状態である。本研究は一般勤労者における経済的理由による欠食経験と社会経済的状態,栄養素等摂取量及び健康状態との関連を明らかにすることを目的とした。</p><p><b>方法</b> 2013年度に静岡県西部地域に所在する製造業従事者を対象として実施したThe …

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  • 医療・福祉における高齢者の相談窓口に関する地域の知名度格差の検討

    小島 香, 岡田 栄作, 諸冨 伸夫, 斉藤 雅茂, 尾島 俊之 東海公衆衛生雑誌 11 (2), 152-158, 2024-03-21

    <p>目的 高齢者の要支援・要介護認定者数の割合は、約19.2%にものぼる。要支援・要介護者は、医療・福祉サービスを利用している者が多く、要介護・要支援者本人と家族にとって、医療・福祉サービスに関する情報収集は必須である。しかし、高齢者がそれらの医療・福祉に関する情報にアクセスしようとする際の情報を得る先に関する報告は少ない。そこで、高齢者の医療・福祉に関する情報について、知っている地域の窓口サ…

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  • 前頭洞炎の頭蓋内・頭蓋骨外進展:Pott’s puffy tumorと硬膜下膿瘍を発症した2症例の報告

    漆畑, 伶, 平出, 拓哉, 大石, 知也, 山田, 智史, 林, 泰壽, 加納, 康太郎, 石垣, 英俊, 黒住, 和彦, 宮入, 烈, 福田, 冬季子 浜松医科大学小児科学雑誌 4 (1), 28-36, 2024-03-15

    Pott’s puffy tumor(PPT)は骨膜下膿瘍を伴う前頭骨の骨髄炎であり,副鼻腔炎の合併症の1つである.PPTは10歳台に好発し,頭蓋内病変を合併することも多い.症例はいずれも10歳,発語減少や不穏,意識障害などの症状を契機にPPTと診断された,硬膜下膿瘍合併の副鼻腔炎である.PPTは前頭洞炎からの進展が最多とされ,症例1,2いずれも前頭洞から板間静脈を介した進展と判断された.起炎菌…

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  • 小腸機能不全関連肝障害に対してω3系脂肪酸の経口投与が有効であった正期産児の1例

    馬場, 徹, 竹林, 寛史, 近藤, 実由樹 浜松医科大学小児科学雑誌 4 (1), 46-50, 2024-03-15

    症例は日齢11の男児.胆汁性嘔吐,血便の精査を行ったところ腸管壊死が疑われ,緊急手術を施行した.広範囲の小腸切除により残存小腸は空腸50cm,回腸10cm(回盲弁あり)となり,短腸症候群を来した.長期にわたる中心静脈栄養と経腸栄養の不足により,徐々に直接ビリルビン,AST・ALTの上昇を認め,小腸機能不全関連肝障害と診断した.本疾患の治療には静注用ω3系脂肪酸製剤の投与が有効であることが報告され…

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  • 小児の一般的な感染症に対する抗菌薬投与期間

    宮入, 烈 浜松医科大学小児科学雑誌 4 (1), 3-9, 2024-03-15

    抗菌薬の標準的な投与期間は経験則に基づいて設定されてきた.多くの場合は治療失敗を回避するために長めに設定されており,薬剤の長期投与によるデメリットは過少評価されてきた.近年,薬剤耐性菌対策の一環として,抗菌薬投与期間を短縮する試みが科学的に検証され,ランダム化比較試験や系統レビューの対象となっている.小児の一般的な感染症である,溶連菌咽頭炎,急性鼻副鼻腔炎,肺炎,尿路感染症については,有効性を損…

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  • 扁摘パルス療法が有効であった反復性IgA血管炎および紫斑病性腎炎の一例

    北形, 綾一, 内田, 博之, 内山, 弘基, 石川, 貴充 浜松医科大学小児科学雑誌 4 (1), 41-45, 2024-03-15

    IgA血管炎(IgA vasculitis : IgAV)は自然軽快を期待できる良性疾患とされるが,紫斑病性腎炎(Henoch-Schönlein purpura nephritis : HSPN)合併の有無が患児の予後を左右する.血尿・蛋白尿が持続する場合には腎生検が行われ,組織学的重症度に応じて治療方針が決定される.多くのHSPN症例は免疫抑制治療により改善が見込まれるが,難治例の治療法は確…

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  • SAP療法により糖尿病コントロールが著明に改善した1型糖尿病の1例

    安谷屋, 文, 村井, 雄紀, 佐野, 伸一朗 浜松医科大学小児科学雑誌 4 (1), 37-40, 2024-03-15

    1型糖尿病(Type1 Diabetes Mellitus:T1DM)は,膵β細胞破壊によるインスリン欠乏を来たす疾患である.本邦でのT1DMの発症頻度は,1.4–2.2/10万人/年と比較的少ない.T1DM患者は,生涯に渡ってインスリン投与と血糖管理が必要となる.近年,糖尿病治療に関するデバイスが次々と登場し,インスリン治療方法の選択枝が広がり,新たな血糖コントロールの指標も登場してきている…

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  • 平成時代における新生児診療に関する医療訴訟の分析

    飯嶋, 重雄 浜松医科大学小児科学雑誌 4 (1), 10-20, 2024-03-15

    平成時代(1989〜2019年) における新生児関連の医療訴訟を昭和後期の13年間(1975〜1987年)と比較するとともに,新生児への対応を争点とする事例を分析した. 訴訟の過半数を占めた疾患は,昭和後期では未熟児網膜症,平成では新生児仮死であった. 平成時代の事例分析:ビリルビン脳症は,全ての事例で医療側の過失が認定されていた.新生児メチシリン耐性ブドウ球菌(MRSA)感染症では,原因菌同定…

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  • 髄膜炎脳炎マルチプレックスPCRが診断に有用であったヒトパレコウイルス3型による急性脳症の新生児例

    長坂, 萌那, 平出, 拓哉, 漆畑, 伶, 石垣, 英俊, 宮入, 烈, 福田, 冬季子 浜松医科大学小児科学雑誌 4 (1), 21-27, 2024-03-15

    ヒトパレコウイルス3型(HPeV3)は,新生児期に敗血症や脳炎脳症の原因となる代表的なウイルスである.髄膜炎脳炎マルチプレックスPCRテスト(mPCR)は複数の病原体のPCRを同時に行う検査法であり,この検査の普及によりHPeVの検出例が増加している.mPCRにより同定したHPeV3による急性脳症の新生児例を報告する.症例は日齢14の新生児.日齢12に発熱し,解熱後に左半身の間代発作と無呼吸発作…

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  • 保健師数と精神保健福祉相談・難病相談被訪問指導延人数の関連および地域差の検討

    赤松 友梨, 尾島 俊之, 福永 一郎, 逢坂 悟郎, 佐伯 圭吾, 島村 通子, 白井 千香, 永井 仁美, 宮園 将哉, 内田 勝彦 日本公衆衛生雑誌 71 (3), 167-176, 2024-03-15

    <p><b>目的</b> 現場から保健師数の充実を求める声はあがっているものの,客観的に保健師数と保健活動の充実に関連があることを示す報告は少ない。今回我々は,対人保健業務の中でもとくに保健師数が少ないと実績をあげにくいと考えられる精神保健福祉および難病相談の訪問指導に着目し,保健師数との関連について検討した。また,これまで保健師数や精神保健福祉・難病活動に関する地域差が指摘されていたが,その程…

    DOI Web Site PubMed

  • 膵癌術後単発肺転移切除にて膵切除後10年肺切除後8年長期生存中の1例

    大林 未来, 森田 剛文, 松本 旭生, 牧野 光将, 井田 進也, 村木 隆太, 武田 真, 菊池 寛利, 平松 良浩, 後藤 真奈, 馬場 聡, 竹内 裕也 日本消化器外科学会雑誌 57 (3), 136-142, 2024-03-01

    <p>膵癌根治術後の単発肺転移再発に対し転移巣切除を行い,長期生存を得た症例を報告する.症例は71歳の男性で,IPMNフォロー中に膵腫瘍を指摘され,亜全胃温存膵頭十二指腸切除術を施行した.診断は中~高分化型腺癌でpT3N1aM0,pStage IIB(膵癌取扱い規約第7版)であった.術後補助化学療法としてgemcitabineを1年間投与した.術後21か月時点のCTで右肺上葉に結節影を認め,肺転…

    DOI Web Site 参考文献24件

  • 中古文学に見られる「心の鬼」 : 散文作品を対象として

    鈴木, 健太朗 国士舘人文科学論集 5 64-79, 2024-02-29

    ...そのため、本稿では、複数の意味が併存するという説を受けて、中古文学作品のうち、散文の、『蜻蛉日記』、『枕草子』、『源氏物語』、『浜松中納言物語』、『夜の寝覚』、『栄花物語』の6作品に見られる全24例がそれぞれ、「疑心暗鬼」と「良心の呵責」の二つの意味のうちどちらに当てはまるか、検証・再検証を行い、その傾向を分析する。  ...

    機関リポジトリ

  • 高校教員におけるパラリンピックの視聴状況および視聴経験者の特徴

    柴田 陽介, 栗田 泰成, 森下 佳穂, 尾島 俊之 日本健康開発雑誌 advpub (0), 2024-02-27

    <p><b>背景・目的</b> 本研究の目的は高校教員におけるパラリンピックの視聴状況と視聴経験者の特徴を明らかにすることである。</p><p><b>方法</b> 本邦すべての高校のすべての教員を対象にした横断研究である。全国5007校の高校に調査依頼文を郵送し、それを教員に配布してもらい、教員からオンラインで回答を得た。調査項目は、パラリンピックの視聴経験の有無、ある場合は競技種目別の視聴経験…

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  • 原発不明がんに対するリキッドバイオプシーによるメチル化解析

    三澤 清, 山田 智史, 竹内 一隆, 森田 浩太朗, 瀧澤 義徳 日本気管食道科学会会報 75 (1), 1-7, 2024-02-10

    <p>原発不明がん症例に対して採血(リキッドバイオプシー)によるctDNA解析を行い,原発部位の特定が可能であるか検討した。リキッドバイオプシーは治療前に,ctDNA抽出用採血管で1本あたり8.5 mlずつ計2本行った。ctDNAをバイサルファイト処理しテンプレートとして使用したメチル化-ctDNA解析で,頸部リンパ節腫大病変のp16免疫染色が陽性であった症例に,3遺伝子(<i>CALML5</…

    DOI Web Site 参考文献8件

  • 『語る組織』研究報告特別セッション: Boje (2008) Storytelling Organizations から考える日本の組織ディスコース研究と批判的マネジメント研究

    四本 雅人, 高橋 正泰, 増田 靖, 寺本 直城, 後藤 謙太郎, 中村 暁子, 髙木 俊雄, 深見 嘉明 経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 202311 (0), 151-154, 2024-01-31

    <p>本セッションでは、組織ディスコース研究部会における「ストーリーテリング・オーガニゼーションズ翻訳プロジェクト」のメンバーが、『語る組織』の翻訳出版を通して受容した、Boje (2008)の『語る組織』の理論と方法論を紹介すると共に、それを基点として日本の組織ディスコース研究と批判的マネジメント研究に対する批判的考察を行う5つの報告が行われる。第1報告は経営組織論における「物語」研究の展開に…

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  • 2020年における先天性心疾患,川崎病および頻拍性不整脈に対するカテーテルインターベンション・アブレーション全国集計

    喜瀬 広亮, 金 成海, 松井 彦郎, 犬塚 亮, 芳本 潤, 青木 寿明, 加藤 温子, 藤本 一途, 伊吹 圭二郎, 近藤 麻衣子, 長友 雄作, 隈丸 拓, 宮田 裕章, 原 英彦, 須田 憲治, 西川 浩, 杉山 央, 富田 英, 矢崎 諭, 小林 俊樹, 大月 審一 Journal of JPIC 8 (2), 25-34, 2024-01-24

    一般社団法人 日本先天性心疾患インターベンション学会(JCIC学会)では,カテーテル治療の手技・件数・有害事象に関して,1993年からの全国アンケート集計が開始され,2013年からは日本先天性心疾患インターベンション学会レジストリー(JCIC-R)として全国の小児循環器施設が参加しデータ登録の運用を開始している.本稿では,2020年の1年間における4,554セッションの集計について報告する.本レ…

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  • 頸部から眼窩内に至ったドアノブによる頸部杙創例

    井藤 雄次, 岡村 純, 伴 昭宏, 森田 浩太朗, 加納 康太郎, 松下 安理華, 渡邉 尚喜, 曽根 大貴, 三澤 清 耳鼻咽喉科臨床 117 (2), 179-184, 2024

    <p>We herein report the case of a male patient with an impalement injury caused by a metallic door handle that penetrated from under the angle of the mandible to the infraorbital area following a …

    DOI Web Site 参考文献7件

  • Paroxysmal sympathetic hyperactivityを認めた<i>TUBA1A</i>遺伝子異常による滑脳症の1例

    小林 瑛美子, 赤座 花奈美, 尾﨑 眞人, 加藤 光広, 才津 浩智, 中島 光子, 渡邊 一樹, 今村 淳 脳と発達 56 (2), 130-133, 2024

    <p> 発作的な筋緊張亢進,頻脈,多呼吸,高体温を反復しparoxysmal sympathetic hyperactivity(PSH)と診断した滑脳症の1例を報告する.本例では<i>TUBA1A</i>に新規のバリアント(p.(Ala281Val))を有していた.PSHは頭部外傷後や低酸素性脳症など広範囲な脳損傷後に合併する病態として有名だが,脳形成異常を有する小児でも認識されるべき病態であ…

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  • 水道政策転換に関わる政策過程上の支配的要因:市民参加のタイミングと政治争点化の関係

    笹森 早苗, 小松崎 俊作 土木学会論文集 80 (3), n/a-, 2024

    ...<p> 日本は人口減少社会を迎え,水道事業の持続的な運営が課題になっているが政策転換は容易ではない.本研究は,静岡県浜松市の水道コンセッション政策過程をKingdonの『政策の窓モデル』に基づき構造化し,同市で実施された下水道コンセッションと比較分析した.この結果,水道コンセッション政策過程の支配的要因として,(1)政治的影響を受けやすい水道政策の政治性,(2)政策過程に関与するアクター間の問題認識...

    DOI Web Site 参考文献13件

  • 子どもと成人混合で外来診療する医療職の子どものストレス緩和支援に関する認識

    北本 千春, 宮城島 恭子, 坪見 利香 日本小児看護学会誌 33 (0), 97-105, 2024

    <p> 本研究は、子どもと成人混合で外来診療をしている医療職が診療を受ける子どもの気持ちとその支援をどのように考えているのかを明らかにする目的で、医師、看護師、診療放射線技師、臨床検査技師計431名に想定事例を用いた質問紙調査を行った。その結果、大部分の医療職は子どもの気持ちとして診療に対する痛みや未知への恐怖を理解し、苦痛や不安を軽減する支援を考えていた。一方、何をするか知りたいという子どもの…

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  • マンモグラフィの再撮影を考える

    伊東 孝宏, 内田 千絵, 斉藤 忍, 早坂 みさを, 上棚 稔之 日本乳癌検診学会誌 33 (1), 37-40, 2024

    放射線診療において再撮影は,頻繁に日常業務のなかで発生している。マンモグラフィ検査においても同様である。ただし,マンモグラフィの撮影環境は基本的には閉ざされた空間の中で行われることが多く,再撮影は撮影者の判断に委ねられ再撮影の実態を把握することは困難である。 今回は,再撮影の記録と被ばくの線量管理について検討し,再撮影の基準についても未だ検討中ではあるが報告する。再撮影の記録については線量管理ソ…

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  • 日本の地域在住高齢者における身体活動へ影響を及ぼす行動変容テクニック

    岩崎 五典, 石川 祐佳, 青柳 翔太, 山下 裕太郎, 山下 和馬, 蓮井 誠, 山内 克哉 理学療法科学 39 (2), 66-71, 2024

    <p>〔目的〕日本の地域在住高齢者に対し,どのような行動変容テクニックが身体活動の向上に有効か明らかにすること.〔対象と方法〕検索語は“aged” And “japan*” And “accelerometry” And “randomized controlled trial”としてシステマティックレビューを実施した.〔結果〕7編が選択され,全ての論文で身体活動が向上していた.全ての介入群で使…

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  • 『ブレスト・アウェアネス(乳房を意識する生活習慣)』は普及しているのか

    吉田 雅行 日本乳癌検診学会誌 33 (1), 41-45, 2024

    ...は,【目的】乳がんで亡くなる方の減少,【誰が】乳がん検診に携わる関係者が,【誰に対し】一般市民に対し,【どのように拡げる】当事者の目線で当事者とともに,「三つ折りリーフレット」を届けることから (2) 身近な取り組み:市民公開講座のYou Tube 動画,メディア広報,がん教育,三つ折りリーフレットの配布,産業医活動,県のがん検診精度管理委員会・浜松市医師会の広報,医療系大学生との協同,など (3)...

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  • 循環器疾患をもつ入院中の子どもと家族への看護の経験状況

    宗村 弥生, 小川 純子, 水野 芳子, 栗田 直央子, 長谷川 弘子, 横山 奈緒実, 笹川 みちる, 村山 有利子 日本小児看護学会誌 33 (0), 17-26, 2024

    <p> 小児循環器看護に重要とされる実践における経験の実態を明らかにすることを目的に、1年以上経験をもつ看護師を対象に調査した。調査項目は、勤務年数や所属部署などの属性と、先行研究で精選された循環器疾患をもつ入院中の子どもと家族への実践項目66項目の経験である。22施設410通配布し、209通を分析対象とした。66項目のうち子どものアセスメントと安定させるかかわりについての看護実践項目はほぼ経験…

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  • マンモグラフィの再撮影率調査のその後を考える

    内田 千絵, 武藤 俊一, 斉藤 忍, 早坂 みさを, 伊東 孝宏, 上棚 稔之 日本乳癌検診学会誌 33 (1), 29-32, 2024

    ...第32 回日本乳癌検診学会学術総会(2022 年浜松市)のワークショップ2「マンモグラフィの再撮影を考える」として,全国51 施設,技師283 人,調査総件数50,248 件(以下,全国)のマンモグラフィの再撮影率調査を行い,そのうち全国労災病院(以下,全国労災)の調査数は28 施設(技師129 人,調査総件数17,526 件)であった。...

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  • がん未発症者に対するチャットボット(AI問診)を用いた遺伝性腫瘍のリスク評価

    柴田 亜貴子, 入駒 麻希, 飯尾 智美, 安井 有香, 山口 園美, 吉田 雅行, 安達 博, 武藤 繁貴, 福田 崇典, 中島 健, 吉田 晶子, 鳥嶋 雅子, 川崎 秀徳, 和田 敬仁, 小杉 眞司, 大内 憲明 日本乳癌検診学会誌 33 (1), 85-90, 2024

    2021 年4 月より日本で初めて,がん未発症者を対象とした遺伝子バリアントに基づく任意型の個別化検診システム「SEIREI-CARE プログラム」を開始した。NCCN ガイドラインに基づいたチャットボット(AI 問診)を用いて遺伝性腫瘍の高リスク者を抽出し,遺伝カウンセリング,遺伝性腫瘍の多遺伝子パネル検査を実施,その結果に基づいた個別化検診を提案した。対象は婦人科検診を受けた37,493 …

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  • 浜松市の対策型大腸がん検診における便潜血定量化の経験

    浅野 道雄, 金岡 繁, 吉川 裕之, 幸田 隆彦 日本消化器がん検診学会雑誌 62 (1), 9-19, 2024

    ...<p>浜松市における対策型大腸がん検診において, 検診事業を受託している浜松市医師会は, 2019年, 大腸がん検診委員会を発足させ精度管理を始めた。その一環として, 2015~2020年のデータの解析と検診実施施設, 便潜血検査受注検査会社への調査を行った。その結果, 要精検率7.4~8.3%, 精密検査受診率53~63%で, いずれも許容値に達していないことが分かった。...

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  • オンラインを活用した市民協働・土木広報スタートアップ支援の実践

    今井 努, 浅野 和香奈, 江口 忠宏, 狩屋 雅之, 西本 忠章, 宮川 洋一, 山本 正孝 インフラメンテナンス実践フォーラム 1 (1), 14-19, 2024

    <p> インフラ施設の老朽化対策に対する一助として,市民協働の重要性も広く認識されるようになった.一方で,インフラに対する市民のユーザー意識が乏しく,インフラメンテナンスが社会のニーズとなっておらず,維持管理を推進する上での課題となっている.本レポートは,主に地方自治体職員の有志で立ち上げた“地方インフラ・メンテナンスネットワーク”がこれらの課題を解決するために取組む支援活動「オンラインサロン」…

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  • 再接着術後 (玉井Zone分類別) の治療成績とセラピィポイント

    原田 康江, 神田 俊浩, 向田 雅司, 山口 幸之助, 増田 雅樹 日本マイクロサージャリー学会会誌 37 (1), 1-10, 2024

    <p>  We investigated %TAM, grip strength, perception, and DASH (JSSH Version) in patients who underwent replantation following complete finger amputation, categorized according to the Tamai Zone …

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  • CTアンギオグラフィーによってvertebral artery stump syndromeを疑った1例

    栁田 美晴, 細井 泰志, 河野 達啓, 大竹 悠介, 平松 久弥, 伊藤 充子 臨床神経学 64 (4), 296-299, 2024

    <p>症例は55歳男性.17か月前に両側小脳半球・両側後頭葉の脳梗塞の既往があった.某日めまいを発症し,後方循環の脳梗塞を認めた.MRAでは左椎骨動脈が描出されなかったが,連続3相撮影によるCTアンギオグラフィー(CT Angiography,以下CTAと略記)で頭蓋外左椎骨動脈が遅延して描出された.血管造影検査で左VA遠位端のto-and-froの血流パターンを確認し,vertebral …

    DOI Web Site PubMed 参考文献2件

  • 当院で経験した妊娠中の尿崩症3例

    栗田 綾花, 芹沢 麻里子, 中野 史織, 丸山 享子, 林 立弘, 高橋 慎治, 松井 浩之 日本周産期・新生児医学会雑誌 60 (1), 161-165, 2024

    <p> 尿崩症は口渇多飲多尿を主症状とし,中枢性,腎性,胎盤由来のバソプレシナーゼの過剰に関連した妊娠性に大別される.妊娠合併症としては稀だが,病態の異なる3例を経験した.症例1は21歳の初産婦で,妊娠37週に妊娠高血圧症候群のため緊急帝王切開となり,術後の多飲多尿を契機に尿崩症と診断された.胎盤880gと巨大であり,バソプレシナーゼの産出過剰による妊娠性尿崩症が疑われた.症例2は33歳の初産婦…

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  • 小児の薬物アレルギー

    夏目 統, 加藤 由希子, 安岡 竜平 日本小児アレルギー学会誌 37 (5), 477-483, 2023-12-20

    <p>近年,薬物アレルギーの分野では,“de-labeling”(一旦薬物アレルギーと診断されたラベルを正しい診断で剝がすこと)の重要性が説かれており,慎重かつ正しい診断が求められている.</p><p>診断において,即時型薬物アレルギーでは,皮膚プリックテスト,皮内テストの後に薬物誘発試験(drug provocation …

    DOI Web Site 参考文献20件

  • アレンジメント再編成の連続的展開を追うこと:社会物質性アプローチに基づく介入研究の提案

    北本 遼太, 広瀬 拓海 発達心理学研究 34 (4), 355-367, 2023-12-20

    <p>現代社会では,グローバル化の進展に伴ってそれまでの標準が崩れ,ニーズの多様化や変化の加速が進んでいる。このような時代の発達の困難に応答するためには,人,モノ,制度を自明なものとせず,それらを「アレンジメントの効果」として捉えて丁寧に記述する社会物質性アプローチの観点が有効である。本論では,このアプローチに基づいた介入研究の方法論を具体的な事例とともに提案した。地域若者サポートステーションへ…

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  • 西浦田楽の保存・継承支援のための映像視聴システムの試作と評価

    飯田, 悠太, 杉山, 岳弘 じんもんこん2023論文集 2023 213-218, 2023-12-02

    ...本稿では, 利用者に寄り添ったシステムを開発するための課題点と改善点の把握を目的として,浜松市役所市民部文化財課の職員 3名にヒアリングを行い,試作した映像視聴システムの保存・継承支援への有効性や演目映像の俯瞰,ユーザビリティに対して得られた評価結果を報告する.ヒアリング評価の結果,西浦田楽の保存・継承支援において複数年の比較視聴の有効性を確認した.また演目映像の俯瞰において,俯瞰図上での撮影位置の...

    情報処理学会

  • 全国の不登校の現状―科学的知見に基づく改善方策(子どもみんなプロジェクト)―

    堀 清一郎 子どものこころと脳の発達 14 (1), 3-9, 2023-11-30

    <p>令和3年度の全国の国公私立の小・中学校の不登校児童生徒数は約24万5,000人,高等学校は約5万1,000人と,従来から教育現場での大きな課題となっている.</p><p>本稿では,まず不登校に係る国の施策の動向を紹介する.</p><p>その上で,実際に不登校となった子どもを対象とした教育指導に終わるのではなく,脳科学・精神医学・心理学等の科学的知見を活用することにより,不登校となる前のすべ…

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  • ケース示説 不登校 小児科医の立場から

    橘 雅弥 子どものこころと脳の発達 14 (1), 41-47, 2023-11-30

    <p>文部科学省が行った「令和2年度不登校児童生徒の実態調査」では,不登校のきっかけとして,「先生のこと」「身体の不調」「生活リズムの乱れ」「勉強が分からない」「友達のこと(いやがらせやいじめ)」などが上位に入ることが示された.令和3年度の「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸問題に関する調査結果」では,不登校の主たる要因として無気力や不安など,本人にかかわる状況が約半数を占めている.不登…

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  • 不登校の決定因は何か―COVID-19パンデミックと発達障害

    足立 匡基 子どものこころと脳の発達 14 (1), 18-25, 2023-11-30

    <p>新型コロナウィルス感染症によるパンデミックは,我が国の教育システムに多大な影響を及ぼした.この間,年間の不登校者数が過去最多を更新するなど,パンデミックと不登校との関連が取り沙汰されている.発達障害もしくはその特性を高く有する子どもたちは,日常生活の変化に敏感であり,パンデミックによる環境の変化による影響を最も受けやすい一群であることが想定される.実際に,多くの研究において,パンデミックに…

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  • 不登校のこどもを理解する「ケース示説」

    久能 勝 子どものこころと脳の発達 14 (1), 48-55, 2023-11-30

    <p>子どもたちが不登校に至る過程はさまざまであり,精神的,心理的,また学習面,人間関係,家庭環境など,多くの要因が関与している.それらの背景を考慮しないまま型どおりの支援をしても,問題の解決に至らず,不登校の遷延につながることが予測される.したがって,不登校への支援を考えるにあたり,不登校に至るまでのプロセスと,不登校の背景となりうる情報を一つ一つ聞き取り,何が問題になっているかを評価すること…

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  • 不登校等児童生徒への支援の充実に向けて

    蓮浦 顕達 子どものこころと脳の発達 14 (1), 56-68, 2023-11-30

    <p>不登校は,取り巻く環境によっては,どの児童生徒にも起こり得ることとして捉える必要がある.また,不登校とは,多様な要因・背景により,結果として不登校状態になっているということであり,その行為を「問題行動」と判断してはならない.また,不登校児童生徒については,個々の状況に応じた必要な支援を行うことが必要であり,登校という結果のみを目標にするのではなく,児童生徒や保護者の意思を十分に尊重しつつ,…

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  • 不登校と睡眠

    平田 郁子 子どものこころと脳の発達 14 (1), 26-32, 2023-11-30

    <p>近年,不登校生徒において,起床困難を中心とした睡眠の問題が目立つことが,注目されるようになっている.不登校児童において最も主要な睡眠の問題は,睡眠・覚醒相後退障害を中心とした,概日リズム障害である.不登校と起床困難が増加する思春期には,生理的な変化に加え,社会的な活動の変化からも,深夜までの覚醒を助長されることが多い.結果として平日の睡眠不足に陥り,是正がなされないと,睡眠・覚醒相後退障害…

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  • 青年期および成人期における自立・自律性と対人依存欲求および自尊感情との相互関連性に関する研究

    菱田 陽子, 荒木 友希子 子どものこころと脳の発達 14 (1), 77-86, 2023-11-30

    <p>本研究では,青年期および成人期の自立・自律性と,対人依存欲求および自尊感情との関係について検討した.その結果,「独自性」,「甘え」は「自身の課題や問題解決のために,他者からの具体的な援助を求めようとする」道具的依存欲求と関係があり,「影響受けやすさ」は「他者との情緒的で親密な関係を通して自らの安定を得る」情緒的依存欲求と関係していた.</p><p>自尊感情については,自己肯定感が高ければ高…

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  • 糖尿病性腎症病期分類2023の策定

    糖尿病性腎症合同委員会・糖尿病性腎症病期分類改訂ワーキンググループ, 馬場園 哲也, 金崎 啓造, 宇都宮 一典, 古家 大祐, 綿田 裕孝, 繪本 正憲, 川浪 大治, 深水 圭, 久米 真司, 鈴木 芳樹, 和田 淳, 和田 隆志, 岡田 浩一, 成田 一衛, 小岩 文彦, 阿部 雅紀, 土谷 健, 加藤 明彦, 市川 和子, 北谷 直美 糖尿病 66 (11), 797-805, 2023-11-30

    <p>わが国では2014年に改訂された糖尿病性腎症病期分類が広く用いられてきた.最近では,高齢化や肥満者の増加,糖尿病や高血圧症に対する新規治療薬の開発などを背景に,糖尿病患者に合併した腎臓病が多様化していることが指摘されている.そこで糖尿病性腎症合同委員会では,腎症病期分類を再度改訂する必要性を検討した.現時点では,アルブミン尿や推算糸球体濾過量に基づく2014年分類を変更する必要性を示唆する…

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  • 浜松市民の喫煙率低減を目指したアドボカシー活動

    加藤 一晴 日本健康教育学会誌 31 (4), 242-248, 2023-11-30

    ...この点でも我が国は後手に回る施策しかでできない.地方における諸問題の解決には,官民一体で立ち向かうのが望ましい.残念ながら地域住民は自ら動いて,草払いや整地に心血を注がねばならない.そういう姿を眺め続けた地方行政は,積極的な支援をしてくれる.Think globally, act locally(1960–1970年代の米国活動家:René Jules Dubo)とはそう云うことを意味する.我々は浜松市...

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  • 不登校に関する世界の研究を概観する

    西村 倫子 子どものこころと脳の発達 14 (1), 10-17, 2023-11-30

    <p>「不登校」という現象は日本に限ったものではない.用語を定義し,記述するために様々なアプローチがとられ,世界各国で研究が実施されてきた.不登校を予測するリスク因子を探索する研究では,子どもの身体的・心理的問題や,物質乱用,子どもの反社会的行動や危険な行為,学校における問題といったように,子ども自身,家庭,学校のそれぞれに関連した「7つのリスクテーマ」が特定されている.これらリスクのアセスメン…

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  • 認知行動療法(CBT)による不登校支援の試み「不登校の子どもを抱える保護者へのグループワーク」の研究

    南谷 則子 子どものこころと脳の発達 14 (1), 69-76, 2023-11-30

    <p>本研究では,不登校当事者ではなく,保護者に対し認知行動療法に基づくグループワーク(CBT-P/NA)を実施するという形で,家族機能の高まりを期待し,保護者のメンタルヘルスの改善や生活の質(QOL)の向上を図る支援に着目した.グループプログラムを開発し効果測定後,さらに地域コミュニティに浸透を図るために支援の専門家をファシリテーターとして養成することを企図した.その後各地域の公民館や病院など…

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  • 不登校の要因と支援―学校の在り方と子どもの発達との関係性―

    和久田 学 子どものこころと脳の発達 14 (1), 33-40, 2023-11-30

    <p>不登校の対策として,現状,不登校状態にある児童生徒への支援が中心になっており,未然防止の必要性が指摘されている.海外や子どもみんなプロジェクトの研究では,子どもの個人因子だけでなく,学校風土や家庭環境についても検討すべきだとされている.こうした流れの中,文部科学省のCOCOLOプランは,学校風土の向上,1人1台端末を利用した子どものリスクへの早期支援の仕組みの必要性に踏み込んだものであり,…

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  • 特定臨床研究における不適合報告書から検討した不適合の実態調査

    清水 幹裕, 小田切 圭一, 内田 章子, 尾熊 貴之, 乙部 恵美子, 伊藤 翠, 末木 香澄, 佐藤 美奈都, 蛭田 桂, 五十公野 由起子, 坪田 裕美, 木山 由実, 安井 秀樹, 渡邉 裕司, 乾 直輝 臨床薬理 54 (6), 233-238, 2023-11-30

    <p>Serious non-compliance in specified clinical trials is defined as a deviation that affects the human rights and safety of research subjects, or the reliability of the results. This survey aimed …

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  • ミトン装着低減を目的にTwiddle muffを活用したスタッフの主観的効果と安全性の検討

    鈴木 みずえ, 内藤 智義, 富樫 千代美, 稲垣 圭吾, 金盛 琢也, 原田 あけみ 日本老年医学会雑誌 60 (4), 414-423, 2023-10-25

    <p><b>研究目的:</b>本研究の目的は,身体治療を受ける認知症高齢者に対し,ミトン装着低減を目的にTwiddle muffを活用したケアに関わったケアスタッフにアンケートとインタビュー調査を行い,スタッフによる主観的効果と安全性を明らかにすることである.<b>方法:</b>2022年1月からTwiddle …

    DOI Web Site 参考文献3件

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