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検索結果 247 件

  • 下北半島尻屋崎,奄美大島手広海岸・ホノホシ海岸,石垣島明石海岸の海浜堆積物中に挟在する漂着軽石

    平峰 玲緒奈, 石村 大輔 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 123-, 2024

    ...p><p> 明石海岸は沖縄県石垣島の北東部に位置し,太平洋に面した海岸である.現地調査は2022年5月,2023年10月に実施した.海岸は砂浜で,木枝やペットボトル,プラスチック製品,2021年FOB軽石などが漂着していた.軽石濃集層は,海岸の後浜付近に存在し,層厚約10 cmで濃集していた.軽石の平均粒径は1〜2 cmで,白色を呈し,丸みを帯びる.主成分化学組成分析の結果は1924年西表島北北東海底火山噴火...

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  • 海底火山由来漂流軽石の静的力学特性およびせん断に伴う粒子破砕挙動

    吉原 隆, 番場 恵梨子, 海野 寿康, 江守 辰哉, 上野 一彦 土木学会論文集 80 (2), n/a-, 2024

    ...<p> 2021年8月に小笠原諸島南硫黄島付近の福徳岡ノ場で発生した海底火山噴火により大量に軽石が噴出,漂流し,主に西日本の港湾施設などに堆積した.本稿では,それら海底火山由来の漂流軽石に対して単粒子破砕試験,三軸試験など力学試験を実施し土粒子単体の強度や集合体である土の力学特性を把握した.載荷に伴う破砕があるため軽石は静的載荷試験により得られる破壊包絡線を一義に定義することが困難であり,拘束圧の増加...

    DOI Web Site 参考文献3件

  • GS21 航海での高分解能サブボトムプロファイラー探査に基づく トカラ列島周辺海域の海底下浅部構造

    三澤 文慶, 古山 精史朗, 高下 裕章, 鈴木 克明 BULLETIN OF THE GEOLOGICAL SURVEY OF JAPAN 74 (5-6), 231-243, 2023-12-28

    ...が少ない傾向にあり,成層構造からなる堆積層が発達している.五号曾根周辺では,断層に起因したと考えられる凹地地形や階段状の地形などが発達し,島嶼の間に海底火山と思われる地形的高まりが認められる.奄美舟状海盆では大島新曾根の北側斜面域でサンドウェーブに起因する特徴ある反射面が認められた.加えて,浸食地形の一種であるケスタ地形に類似した堆積層の層理面が浸食によりむき出しとなったエリアが認められた....

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献11件

  • トカラ列島周辺海域の底質分布とその制御要因

    鈴木 克明, 板木 拓也, 片山 肇, 兼子 尚知, 山﨑 誠, 有元 純, 徳田 悠希, 千徳 明日香, 清家 弘治 BULLETIN OF THE GEOLOGICAL SURVEY OF JAPAN 74 (5-6), 259-286, 2023-12-28

    ...GB21-2及びGB21-3では,102地点で表層採泥を実施した.おおむね水深800 m以上の平坦な海底には泥質堆積物が分布し,多くの地点で強い生物擾乱を受けている.砂質堆積物や礫,露頭の分布は,必ずしも浅い水深には限定されないが,島嶼部や浅海域およびその周辺では生物源または非生物源の粗粒物質が多く観察された.こうした底質分布は生物生産の場である島嶼部や浅海域に加えて,海底下の堆積物供給源となりうる海底火山...

    DOI Web Site 被引用文献5件 参考文献21件

  • 世界最大級の海底火山の衝突 : 秋吉石灰岩の新たな理解

    脇田, 浩二 山口大学山口学研究センター紀要「山口学研究」 3 45-53, 2023-07-20

    山口県中部の秋吉石灰岩においては、小澤(1923)が提案した層序の逆転について、決定的な形成モデルが提案されていない。本報告では、最近得られた知見に基づいて、形成モデル構築のための制限条件を検討する。それは、超巨大海山の衝突と生物礁の付加であり、逆転構造の広がりについての新たな地質情報である。また、海溝充填堆積物とされた常森層の形成場についての知見も重要である。これまで、確かな形成モデルが提案さ…

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  • Generation of equatorial plasma bubble after the 2022 Tonga volcanic eruption

    新堀, 淳樹, 惣宇利, 卓弥, 大塚, 雄一, 西岡, 未知, ペルウィタサリ, セプティ, 津田, 卓雄, 熊本, 篤志, 土屋, 史紀, 松田, 昇也, 笠原, 禎也, 松岡, 彩子, 中村, 紗都子, 三好, 由純, 篠原, 育 Scientific Reports 13 2023-05-22

    Equatorial plasma bubbles are a phenomenon of plasma density depletion with small-scale density irregularities, normally observed in the equatorial ionosphere. This phenomenon, which impacts …

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  • 御坂・巨摩山地の黒鉱鉱床

    浦辺 徹郎, 伊藤 谷生, 藤本 光一郎 地質学雑誌 129 (1), 35-44, 2023-02-22

    ...</p><p>現在の伊豆・小笠原弧に見られる海底熱水鉱床は海底火山の火山中心に限定されるので,上記の黒鉱鉱床クラスターの産状は,古伊豆弧の海底火山体が海底熱水鉱床を載せたまま下位の島弧地殻から剥ぎ取られて,衝突境界ないし変形が集中した場所付近に折り重なるように集積したと考えるのが妥当である.本巡検では,黒鉱鉱床の産状を基に,南部フォッサマグナの伊豆衝突帯の衝突メカニズムについて新たな見方を提供し,参加者...

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 大黒海山ROV調査による溶融硫黄湖における黄鉄鉱の分布の解明

    沢田 輝, Chong Chen, 岩本 久則, 高井 研 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 257-, 2023

    ...大黒海山はマリアナ島弧北部に位置する玄武岩質から安山岩質の海底火山で、山頂の水深は約320 m、比高約700 mである。2004年から数回の無人潜水機(ROV)調査が行われており、山頂付近の熱水噴出孔に溶融硫黄が存在することが確認されている。...

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  • 福徳岡ノ場2021年噴火による漂着軽石の円磨度の特徴―漂着場所と時間に着目して-

    石村 大輔, 平峰 玲緒奈, 山田 素子, 中村 義也 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 23-, 2023

    ...., Maeno et al. 2022).その噴火によって噴出し,洋上に浮遊した軽石は0.1〜0.3 km<sup>3</sup>と推定されている(Maeno et al. 2022).本研究では,このような海底火山噴火に伴う漂流・漂着軽石の日本・海外での漂着時期,漂着量,粒子サイズ,形状に関する情報を収集し,漂流・漂着軽石の運搬・堆積過程の一般的な特徴の把握を目指している.本発表では,福徳岡ノ場...

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  • ユニバーサル アウトドア ジオツーリズムへの試み

    脇田 浩二, 小原 北士, ウィルソン ジョアナ 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 49-, 2023

    ...<p>山口県中央部には, 東西約15km南北約8kmの広がりをもつ秋吉石灰岩が分布している.この石灰岩は,前期石炭紀から中期ペルム紀の化石を含み,当時世界最大の海洋であったパンサラッサ海において噴火した海底火山の頂部に形成された石灰礁を起源としている....

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  • 大学,民間企業,自治体,ジオパークの連携によって再出現した巨大スランプ露頭

    金子 一夫, 荒戸 裕之, 山本 由弦, 山田 泰広, 白石 和也, 千代延 俊, 保柳 康一, 國香 正念, 吉本 剛瑠, 関山 優希 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 47-, 2023

    ...富山県中新川郡立山町の中心部から車で15分程の稲村にある産廃場跡地を整備したところ,スランプ構造の全容が観察できる大露頭(南北約80 m,東西約70 m,高さ約30 mの範囲に内向き斜面の崖が「凡」字形に配列している)が出現し,それを一般公開することができた.ここに至るまでの主な経緯は,2000年頃:最初の地権者により採土場として掘削を開始.’05年:新上市町誌(新上市町誌編集委員会編,2005)に「折戸凝灰岩層,海底火山灰...

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  • 沖縄県に漂着した軽石の組成とその産出地に関する考察

    二松學舍大学附属高等学校 理数科研究部 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 502-, 2023

    ...さらに海上から漂着したことから海底火山性のものである事が判明し、数年以内に日本近海で海底火山が噴火した事例が福徳岡ノ場除いて無いことから、この軽石は福徳岡ノ場由来の物である可能性が極めて高いと判断した。この結果をもとに海流図を解析したところ、福徳岡ノ場において産出された軽石が沖縄県に漂着することについて矛盾は見られなかった。...

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  • 沖縄のサンゴ洲島(ナガンヌ島)の変形と軽石漂着

    野志 保仁, 宇多 高明, 中田 祐希, 伊達 文美 土木学会論文集 79 (18), n/a-, 2023

    ...2022年8月28日には,UAVによりナガンヌ島の3次元海浜形状を測量した.その上で,NOWPHAS那覇港の波浪観測データと比較しつつ,洲島の変形機構について考察した.この島は細長い形状を有するため,島の中央やや東側では北側,南側からの波の入射に応じてそれぞれ南向き,北向きの越流が起きているが,全体としては砂州形状は動的平衡状態を保っていた.さらにこの洲島では,2021年8月13日における小笠原の海底火山噴火...

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 宝島及び諏訪之瀬島周辺海域の底質分布とその制御要因

    鈴木 克明, 板木 拓也, 片山 肇, 兼子 尚知, 山﨑 誠, 徳田 悠希, 千徳 明日香 BULLETIN OF THE GEOLOGICAL SURVEY OF JAPAN 73 (5-6), 275-299, 2022-12-27

    ...実施した海底地質調査航海GB21-1では,61地点で表層採泥,2地点で柱状試料採泥を実施した.おおむね水深800 m以上の平坦な海底には泥質堆積物が分布し,多くの地点で強い生物擾乱を受けている.コア試料分析によれば,生物擾乱の影響は少なくとも海底下約2 m程度まで見られる.砂質堆積物や礫,露頭の分布は,必ずしも浅い水深には限定されない.こうした底質分布は島嶼部に加えて海底下の堆積物供給源となりうる海底火山...

    DOI Web Site 被引用文献4件 参考文献10件

  • 福井県坂井市三国町に分布する中部中新統米脇層の古環境

    中川, 登美雄, 八十川, 竜馬 日本海地域の自然と環境 : 福井大学地域環境研究教育センター研究紀要 = Nature and Environment of The Sea of Japan Districts 29 1-40, 2022-12-02

    ...水中土石流堆積物である米ヶ脇部層が堆積した.宿部層はデイサイト~安山岩質の火砕流堆積物と凝灰岩からなり,安山岩火山弾を含む.堆積相は全体としては下位から内側陸棚→下部外浜→河川→扇状地と上方に浅海化する堆積環境の変化を示している.このような古環境の変化は日本海拡大終了後,引っ張り応力場から圧縮応力場に変わったことが原因と考えられる.また,苗代田部層は福浦ハイアロクラスタイトなどのデイサイト~安山岩質の海底火山活動...

    機関リポジトリ Web Site

  • 北部フォッサマグナ,内村海盆における下~中部中新統内村層の地質-内村層の正常堆積岩層と火山性堆積岩層の指交関係-

    小坂 共栄, 備前 信之, 佐藤 友紀, 瀧 伊久子, 高橋 康, 山田 桂, 斎 宏行, 高畑 萌子 地球科学 76 (4), 179-194, 2022-10-25

    ...<p>北部フォッサマグナの武石山塊には,下部~中部中新統の内村層が広く分布している.内村層は,海成の正常堆積物と火山性の堆積物からなり,大規模な指交関係をとって内村海盆に堆積した.正常砕屑岩は,南~南西部の基盤岩地域を後背地としている.火山性堆積物は,海盆内の内村海底火山の噴出物で構成される.グリーンタフ変動開始時における内村海盆の形成とそこでの正常砕屑岩と火山砕屑岩の大規模な指交関係は,フォッサマグナ...

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  • 北部フォッサマグナの上部新生界堆積盆地-発達史と発生メカニズム-

    矢野 孝雄, 小坂 共栄, 高橋 康 地球科学 76 (4), 161-178, 2022-10-25

    ...<p>北部フォッサマグナの上部新生界堆積盆地は海底火山岩類(層厚 > 5km)の噴出をともなって 16.5~15.5Ma に発生し,それまでの陸域が漸深海海盆に転化した.この厚い火山岩類の噴出は,当時の下部地殻~上部マントルに厖大な厚さの部分溶融帯が存在していたことを示唆する.このような場では,上載重力荷重が,部分溶融帯から大量のマグマを絞りだし,湧昇させたと推測される.その結果,絞りだされたマグマ...

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  • 福徳岡ノ場海底火山噴火に伴う浮遊軽石の概略調査

    金田 真一, 千葉 達朗 日本リモートセンシング学会誌 42 (3), 196-198, 2022-08-10

    <p>On August 13, 2021, there was an eruption of Fukutoku-Oka-no-Ba submarine volcano, located between Iwo Jima and Minami Iwo Jima in the southernmost part of the Ogasawara Islands, approximately …

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  • 沖縄沿岸域における軽石漂流シミュレーション

    白木 喜章, 片山 理恵, 凌 千恵, 小野 信幸 土木学会論文集B3(海洋開発) 78 (2), I_871-I_876, 2022

    ...<p> 2021年10月以降,奄美・沖縄地方に大量の軽石が漂着し,漁業や観光業等が深刻なダメージを受けた.この軽石は,小笠原諸島南部に位置する海底火山「福徳岡ノ場」の噴火に伴い発生したものであり,海洋の流れや風により漂流してきたとされている.火山地帯に位置する我が国では,今後も大規模な軽石災害が起こり得ることから,漂流経路や漂流時期を予測できる手段の整備が課題となる.本研究は,沖縄沿岸域を対象として...

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  • 離岸堤周辺での軽石漂着の現地調査 -沖縄大宜味海岸の例-

    中田 祐希, 宇多 高明, 高橋 紘一朗, 野志 保仁 土木学会論文集B3(海洋開発) 78 (2), I_733-I_738, 2022

    ...<p> 2021年8月13日,小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」が噴火し,この噴火により発生した大量の軽石が10月17日頃から沖縄本島北部を中心に漂着した.沖縄本島北西部に位置する大宜味海岸でも大量の軽石が漂着し,サンゴ礁起源の白い砂浜を埋めた.そこで2021年10月28日,UAVを用いて軽石の漂流・漂着状況を観測した.また軽石の漂着した前浜で掘削調査を行った.これによれば,軽石は厚さ約40cmをなして...

    DOI Web Site 被引用文献1件

  • 独立成分分析に基づく低温熱水活動の推移

    浅見 慶志朗, 町田 嗣樹, 平野 直人, 中村 謙太郎, 安川 和孝, 小木曽 哲, 加藤 泰浩 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 156-, 2022

    ...<p>海底火山活動に伴う熱水活動の中でも,熱水の温度が300℃を越える高温熱水活動は資源的価値の高い硫化物鉱床を伴うため,多くの研究がなされている [1].一方,高温熱水活動域の周辺や小規模火山では低温(<150℃)の熱水から鉄マンガン (Fe-Mn) 酸化物が析出する低温熱水活動が確認されているが,活動プロセスや高温熱水活動との関係など未解明な部分は多い.しかし,海底熱水活動の熱水循環システム全体...

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  • 大室ダシ海底火山の噴火履歴

    McIntosh Iona, 谷健 一郎, 青木 かおり, Nichols Alexander, 柳島 大輝, 常 青, 木村 純一, 小林 淳, 村田 昌則, 鈴木 毅彦 日本火山学会講演予稿集 2022 (0), 75-75, 2022

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  • 沖縄大宜味海岸南部の突堤群周辺における軽石漂着の実態

    高橋 紘一朗, 宇多 高明, 野志 保仁, 中田 祐希 土木学会論文集B3(海洋開発) 78 (2), I_727-I_732, 2022

    ...<p> 2021年8月13日,小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」が噴火し,この噴火により発生した大量の軽石が2021年10月17日頃から沖縄本島北部を中心に漂着した.沖縄本島北西部に位置する大宜味海岸でも大量の軽石が漂着し,サンゴ礁起源の白い砂浜を埋めた.そこで2021年10月28日に緊急調査を行い,UAVを用いて軽石の漂流・漂着状況を観測した.また,軽石の漂着した前浜で掘削調査を行った.これによれば...

    DOI Web Site 被引用文献1件

  • 2022年フンガ・トンガ=フンガ・ハアパイ噴火による津波伝播に関する考察

    德田 達彦, 有川 太郎, 高川 智博, 千田 優, Anawat SUPPASRI, 近貞 直孝, 森 信人, 今村 文彦 土木学会論文集B2(海岸工学) 78 (2), I_145-I_150, 2022

    ...<p> 2022年1月15日,トンガ諸島付近のフンガ・トンガ=フンガ・ハアパイ海底火山で大規模な噴火が発生し,世界各地で海面変動が観測された.この海面変動は噴火に伴うLamb波や大気重力波による大気-海洋共鳴によるものと推測されるが,現時点では,今次の噴火に伴う大気圧の変動,伝播過程の詳細は未だ明らかではない.そこで,本検討では,Lamb波,大気重力波として考えられる伝播速度に対し,気圧変動量と伝播速度...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献6件

  • 精密地球物理探査による北部沖縄トラフの地質構造

    高下 裕章, 佐藤 太一, 石野 沙季, 三澤 文慶, 有元 純, 鈴木 克明, 石塚 治, 横山 由香, 佐藤 悠介, 永井 あすか, 古山 精史朗, 梶原 勘吉, 田村 千織, 小松 亮介, 井上 卓彦 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 317-, 2022

    ...示唆され,かつ周囲に存在するグラーベンも同様のリニアメントを示す.このことから,横当雁行海丘群および周辺海域の一部ではN73°Eのリニアメントを形成するようなローカルな伸長場が存在し,この伸長速度と地下からのメルト供給のバランスで海丘群が形成されたと考えられる.本海域は沖縄トラフの拡大・トカラギャップの形成という2つのテクトニクスの影響を強く受けた海域であり,今後の課題として横当雁行海丘群や周辺の海底火山群...

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  • トンガ大噴火「潮位変化」による津波警報後の避難行動

    岩船 昌起, 安部 幸志 日本地理学会発表要旨集 2022a (0), 115-, 2022

    ...<p><b>【はじめに】</b>2022(令和4)年1月15日13時頃のトンガ沖海底火山大噴火に伴い,20時頃から潮位変化が日本沿岸全域で生じた。23時55分に奄美市小湊で高さ(潮位偏差)1.2 m(変更後134㎝)が観測され,気象庁は、16日0時15分に津波警報を奄美群島・トカラ列島に発表した。...

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  • 2022年トンガ国海底火山噴火による東北太平洋沿岸での潮位変動の観測結果

    川口 浩二, 吉田 勘一郎, 田中 陽二 土木学会論文集B3(海洋開発) 78 (2), I_511-I_516, 2022

    ...<p> 2022年1月15日にトンガ国の海底火山(フンガ・トンガ=フンガ・ハアパイ火山)において,大規模な噴火が発生した.本報は,この噴火による潮位変動が東北沿岸部で観測されたので,その速報を伝えるものである.全国港湾海洋波浪情報網の東北地方太平洋側に設置したGPS波浪計,沿岸波浪計および潮位計で観測した波形を用いて,津波の解析を行った.その結果,津波の最大偏差は場所ごとに大きく異なっており,最も大...

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  • 2021年の海底火山噴火により発生した軽石の漂着調査-屋我地漁港周辺でのUAV調査-

    野志 保仁, 宇多 高明, 高橋 紘一朗, 中田 祐希 土木学会論文集B3(海洋開発) 78 (2), I_721-I_726, 2022

    ...<p> 2021年8月13日,小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」が噴火した.この噴火により発生した大量の軽石が2021年10月17日頃から沖縄本島北部を中心に漂着し,漁業,海運,観光業に著しい影響をもたらした.そこで2021年10月28日には沖縄本島北部,本部半島の北側に位置する屋我地漁港周辺を対象として急遽現地調査を行った.UAVにより漁港周辺での軽石の漂着状況の映像を取得するとともに,漁港周辺海岸...

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  • トンガでの大規模噴火後に田辺湾湾口部で観測された大気圧および水位変動

    馬場 康之, 森 信人, 平石 哲也 土木学会論文集B2(海岸工学) 78 (2), I_163-I_168, 2022

    ...<p> 2022年1月15日13時頃(日本時間),南太平洋のトンガで海底火山の噴火が発生し,日本列島各地において水位変化が観測された.本研究では気圧および水位の観測結果を概説するとともに,沖合ブイの観測結果および2015年9月のチリ地震の際に観測された水位データとの比較を行った.観測塔では1月15日の20時30分過ぎに約2hPaの気圧の急上昇を観測した.水位変動の最大値は1月16日の1時台に約0.35m...

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  • 姶良カルデラ周縁の温泉成分と地質構造

    川端 訓代, 北村 有迅, 森川 徳敏, 高橋 浩, 高橋 正明, 角森 史昭, 児玉谷 仁, 冨安 卓滋, 風早 康平, 石谷 祐昌 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 113-, 2022

    ...<p>鹿児島県中央部に存在する姶良カルデラ下にはマグマ溜まりが存在するとされ、カルデラ内には活動的な火山「桜島」や海底火山の「若尊」が存在する....

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  • 岩相及び化学・珪藻化石分析に基づく新潟県八石背斜における鮮新・更新統の堆積システムの復元

    田中 綾香, 保柳 康一 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 346-, 2022

    ...</p><p></p><p><b>【岩相に基づく両翼間の堆積システムの違い】</b></p><p> 本研究の野外調査において,八石背斜の両翼での八石山層の岩相の違い,菅沼層の岩相の違い,魚沼層群の層厚の違いが認められた.八石山層の岩相は,西翼は主に最大で1m程の角礫を含むハイアロクラスタイト,東翼は主に暗灰色シルトと粗粒凝灰岩であった.このような岩相の違いは,八石山層の供給源である海底火山の中心が西側...

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  • 秋吉石灰岩周辺のペルム紀付加体の地質構造と付加モデル

    脇田 浩二, 辻 智大, 亀高 正男 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 123-, 2021

    ...<p>山口県中央部には、東西約15km南北約8kmの広がりをもつ秋吉石灰岩が分布している.秋吉石灰岩は,前期石炭紀から中期ペルム紀の化石を含み,パンサラッサ海において噴火した海底火山の頂部に形成された石灰礁を起源としている.秋吉石灰岩の下位には玄武岩溶岩があり、石灰岩と玄武岩を合わせて、秋吉ユニットとする。...

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  • トカラ列島南西海域の底質分布

    鈴木 克明, 板木 拓也, 片山 肇, 兼子 尚知, 山本 浩万, 石塚 治, 飯塚 睦, 池内 絵里, 及川 一真, 中野 太賀 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 261-, 2021

    ...本海域の底質粒径は水深(陸域からの距離)だけでなく、海底に多数分布する海底火山など周辺地形の起伏や傾斜にも制約されていると考えられる。礫、砂の粒子組成は地点により大きく異なり、基本的には周辺の火山岩体の有無やその組成、周辺海域の生物相を反映しているとみられる。...

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  • 青森県七戸町坪川セクションにおける上部中新統~鮮新統の年代層序

    工藤 崇, 柳沢 幸夫 BULLETIN OF THE GEOLOGICAL SURVEY OF JAPAN 71 (3), 215-233, 2020-07-31

    ...した.市ノ渡層中の軽石火山礫凝灰岩層からは4.1 ±0.4 MaのFT年代値が得られた.層序関係,微化石データ及びFT年代から,各地層の堆積年代は,和田川層:12 ~8 Ma,小坪川層:10 ~8 Ma,市ノ渡層:約4 Maと見積もられる.小坪川層に相当する安山岩主体の火山岩層10 ~7 Ma)は,奥羽脊梁山脈北端部とその北方延長部において広域に分布が認められる.このことは,安山岩マグマによる活発な海底火山...

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  • 海底熱水鉱床の地球科学的理解

    石橋 純一郎, 浦辺 徹郎 物理探査 73 (0), 74-82, 2020

    ...我が国の大陸棚海域には,海底熱水系を伴う海底火山がこれまでにも数多く確認されており,金属資源のポテンシャルが高いことが期待できる。海底鉱物資源を系統的に調査(探査)する技術を開発することを主な目的として「次世代海洋資源調査技術(海のジパング計画)」が戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)課題の1つとして2014年から5年間実施された。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献12件

  • 日本列島の現世海岸における漂着軽石の分布とその給源

    平峰 玲緒奈, 青木 かおり, 鈴木 毅彦 日本地理学会発表要旨集 2020s (0), 238-, 2020

    ...., 2013)の 噴出物である姶良Tnテフラ(AT:町田・新井,2003),十和田火山 の約1万5千年前の噴出物である十和田八戸テフラ(To-H:町田・ 新井,2003)と AD915 年の十和田aテフラ(To-a:町田・新井,2003),1924 年の西表島北北東海底火山噴出物,1986 年の福徳岡ノ場噴出物である.AT起源の漂着軽石は日本各地の海岸から見出され,青森県の下北半島を最北端,沖縄県...

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  • 南部沖縄トラフ多良間海丘で発見された高温熱水活動域で採取された熱水チムニーの鉱物組成と熱水の地球化学

    横田 瑛里, 山中 寿朗, 岡村 慶, 野口 拓郎, 土岐 知弘, 角皆 潤, 大西 雄二, 牧田 寛子 日本地球化学会年会要旨集 66 (0), 117-, 2019

    ...この海丘は南部沖縄トラフの主たるrifting zoneである八重山海底地溝のやや南に位置し、西表島北北東海底火山にあたる石垣海丘群に東側延長にあたる島弧火山列の一つと推定される。2017年の潜航調査では、両サイトから、熱水、チムニーなどの採取が行われた。本発表では得られたチムニー試料の鉱物組成や元素組成と、熱水の地球化学的特徴について報告する。</p>...

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  • 現世海岸における漂流軽石の主成分化学組成からみた給源の推定

    平峰 玲緒奈, 石村 大輔, 青木 かおり, 小林 淳, 鈴木 毅彦 日本地理学会発表要旨集 2019s (0), 119-, 2019

    ...<br> 噴火に伴い大量の軽石が漂流を始めると,それらの漂流状況が報告され,日本近海における海流の解明のために使用されてきた(関,1927,1930).1924年西表海底火山噴火に伴う漂流軽石は,日本各地で漂着が確認されており,噴火から1年後には噴出源である西表島北北東域から約3000 km離れた色丹島,礼文島においても確認されている(関,1927)....

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  • 棚倉断層沿いの中新世アイスランダイト質デイサイト海底火山の復元

    細井 淳, 橋本 純, 天野 一男 地質学雑誌 123 (8), 613-626, 2017-08-15

    ...<p>棚倉断層沿いに発達する中新統は日本海拡大期の左横ずれ運動によって形成された横ずれ堆積盆を埋積したものである.そこに挟在する男体山火山角礫岩は,組成がアイスランダイト質であり,日本海拡大と密接に関係しているものと考えられている.主に堆積相解析を用い,火山体(男体山海底火山),火山活動の詳細を検討した結果,男体山海底火山は複数の噴火口をもつ複合火山であり,非爆発的な噴火を連続して起こしたことが明らかになった...

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  • 初期地球におけるイオウと炭素の元素循環

    大本 洋 日本地球化学会年会要旨集 64 (0), 182-, 2017

    ...太古代堆積岩のイオウ同位体の特徴(MIF-Sなど)は、海底火山活動が活発な環境で、硫酸塩に富む海水と非生物起源の有機物とを使った生物的硫酸還元反応と 熱化学的硫酸還元反応によって説明できる。</p>...

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  • 伊豆半島南部の新第三系白浜層群に見られる浅海底火山活動と堆積・造構過程との相互作用

    狩野 謙一, 伊藤 谷生 地質学雑誌 122 (8), 413-432, 2016-08-15

    ...貫入岩体周縁部での水冷破砕とぺぺライト形成,母岩の熱水変質作用,枕状溶岩,自破砕溶岩を含む水中火山岩の噴出・堆積過程,火山活動に起因する堆積物重力流の発生・再堆積,地質図規模の緩やかなドーム・べースン構造,貫入岩体周辺での急傾斜部,堆積同時性断層の形成などである.本巡検では,半島南東部の下田地域,南伊豆地域,西伊豆地域の海蝕崖,海食台でこれらの現象を観察する.これらは,火山性島弧の背弧やリフト帯の浅海域での海底火山活動...

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  • 群馬県吾妻地域における中期中新世以降の火山岩類と変質

    中村 庄八, 藤本 光一郎, 中山 俊雄, 方違 重治 地質学雑誌 122 (8), 397-412, 2016-08-15

    ...<p>群馬県北西部の吾妻地域は日本海拡大時に形成された関東北部のリフト帯の縁辺部に位置し,中新世から現在に至る断続的な火山活動で特徴づけられている.日本海拡大以降の本州中央部の地質構造形成や火成活動を考えるうえで重要な地域と考えられる.本見学コースの吾妻川中・上流域では,中新世にはバイモーダルな海底火山活動が中心だが,鮮新世以降陸上の環境となって安山岩質からデイサイト質の火山活動が主体となった.しかし...

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  • 最も古い太平洋プレート上のプチスポット海底火山

    平野 直人, 町田 嗣樹, 岩野 英樹, 角野 浩史, 清水 健二, 森下 泰成, 田村 明弘, 坂田 周平, 石井 輝秋, 檀原 徹, 荒井 章司, 平田 岳史 日本地球化学会年会要旨集 63 (0), 167-, 2016

    <p>太平洋プレートの中でも、小笠原海溝南部からマリアナ海溝にかけて地球上最も古い海洋プレートが沈み込んでいる。無数の海山があり、そのうち比較的規模の大きな海山やギヨーについて中期白亜紀の形成年代が知られているが、プレート最古部の北端に位置する南鳥島周辺海域から小海丘群が発見された。このような地形は、プチスポット海丘群や、ホットスポット火山の再生期海底単成火山群の地形に類似する。本研究では、これ…

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  • 伊豆半島の温泉の特徴と医学的考察

    矢野 一行 日本温泉気候物理医学会雑誌 79 (3), 176-190, 2016

    ...</p><p>  限られた小面積の伊豆半島には,海底火山,陸上複成火山,そして単成火山,それぞれの時代の地層がモザイク的に分布し,それらの地層にはさまざまな泉質の温泉が散在している.このような場所は世界でも珍しく,温泉の本質を科学的に究明するには最適な場所と考えられる.そこで,これらの温泉地を訪れ入手した情報を基にそれぞれの温泉の特性を明らかにし,今後の温泉研究の方向性を示すことを目標とした....

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  • 海から大陸の成因を探る -西之島から島弧掘削(ArcHole)へ-

    田村 芳彦 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2016 (0), 5-, 2016

    ...我々の「たいりくプロジェクト」は,「大陸成因の鍵は深山幽谷ではなく,海底火山にある」という信念のもと,西之島調査や海洋島弧の海底掘削調査により大陸のでき方を明らかにしようという試みである。西之島から見えてきた「大陸のでき方」と大深度掘削IBM-4 (ArcHole)による「たいりく全容解明プロジェクト」の関係を議論する。...

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  • 小笠原諸島父島と兄島の無人岩に伴う高シリカ沸石

    藤田 彩花, 安井 万奈, 萩谷 宏, 山崎 淳司 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2016 (0), 56-, 2016

    ...小笠原諸島には、特異な化学組成を持つ火山岩類が分布しており、海底火山活動に伴う熱水変質により多種の沸石の産出が報告されている。今回、小笠原諸島の無人岩枕状溶岩地域を中心に、父島 5 地点と兄島 2 地点の露頭において、沸石と母岩を採取し、主に沸石の種同定と物性を調べた。...

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  • ジオパークにおける自然保護と地域コモンズの関係

    チャクラバルティー アビック 日本地理学会発表要旨集 2015s (0), 100331-, 2015

    ...伊豆半島ジオパークは複数のプレートの境界に位置するため、海底火山から陸上火山、そして小型単成火山群の活動、流れる水や海の波の作用を受けながら、多様性に富んだ地形を形成されてきた。これらの多くの地形や地形変化のメカニーズムは生物多様性・生態系機能と密接にかかわるため、古くから地域社会の中でこれらの資源を保護し、長期的に活用する動きがみられる。...

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  • 小笠原乾性低木林における木部キャビテーション耐性の比較

    白井 誠, 才木 真太朗, 石田 厚, 丸山 温 日本森林学会大会発表データベース 126 (0), 272-, 2015

    ...小笠原諸島は、似た緯度にある沖縄と比べおよそ半分ほどの年降水量しかなく、また海底火山が隆起してできた島のため地質は溶岩性で、特に尾根部では土壌が非常に浅くなる。小笠原の父島では、湿った谷筋から乾燥する尾根部にかけて立地環境傾度が著しく大きく、微地形に応じた樹種の分布は環境耐性への適応に左右されていると考えられる。...

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  • 鹿児島湾奥部姶良カルデラ底から噴出するCO2のフラックス見積へのCH4酸化の及ぼす影響

    金銅 和菜, 奥西 勇介, 山本 智子, 山中 寿朗 日本地球化学会年会要旨集 61 (0), 123-, 2014

    鹿児島湾奥部海底には姶良カルデラと呼ばれる火山性陥没地形が存在する。その東部海底には現在活動中の火口の一つと考えられている若尊火口が存在し、活発な噴気活動が認められている。噴気ガスの主成分は二酸化炭素及びメタンである。火山ガスモニタリングは火山活動の状態を把握する有用な方法の一つである。本研究では過去6年間のCO<SUB>2</SUB>フラックス及びメタンフラックスの推定、またメタン酸化細菌によ…

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  • 岩手県西和賀町周辺奥羽脊梁山脈における前期~中期中新世の火山活動と堆積盆発達史

    細井 淳, 天野 一男 地質学雑誌 119 (9), 630-646, 2013-09-15

    ...当時の具体的な火山活動や堆積環境は不明である.本研究は奥羽脊梁山脈に位置する岩手県西和賀町周辺のグリーンタフを対象とし,堆積相解析を行った.結果,具体的な堆積場とその変遷,古火山活動(非爆発的噴火を2タイプ,爆発的噴火を3タイプ)を解明した.これらの結果を総合して,本研究地域の堆積盆発達史を5つのステージに区分して議論した.本地域は約20 Ma頃にハーフグラーベンを形成し,堆積盆内では成層火山型の海底火山...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献4件 参考文献40件

  • 海底火山活動に伴い形成された安山岩類の産状,岩石物性,浸水崩壊特性の関連性

    鈴木 聡, 石山 大三 応用地質 54 (5), 188-196, 2013

    ...が連続的に埋め,さらには細孔径が500~10,000nm程度の細孔も一定量以上存在することがわかった.これらの特徴を示す岩相には,枕状溶岩周縁部や火山砕屑岩の基質部,さらには基質との境界が不明瞭な岩片部が該当した.以上より,海底火山活動に伴い形成された安山岩類の浸水崩壊度は,スメクタイト量だけでなく,水と反応しやすい鉱物の分布形態や細孔分布特性により支配されるものと考えられ,これらの岩石物性と産状に...

    DOI Web Site 参考文献16件

  • 沖縄海域の海洋地質調査

    荒井 晃作, 下田 玄, 池原 研 Synthesiology 6 (3), 162-169, 2013

    ...琉球弧の西側には沖縄トラフと呼ばれる背弧海盆が形成されており、活動的な海底火山や海底熱水活動が知られている。鉱床の胚胎場には地質構造の規制が存在すると考えられるので、海底鉱物資源が期待される場の海洋地質情報の整備は資源賦存場の絞り込みにとても有効である。周囲を海洋に囲まれた日本にとって、海底鉱物資源の開発に向けて期待はますます大きくなる。...

    DOI 被引用文献1件

  • 沖縄海域の海洋地質調査

    荒井 晃作, 下田 玄, 池原 研 Synthesiology English edition 6 (3), 158-165, 2013

    ...琉球弧の西側には沖縄トラフと呼ばれる背弧海盆が形成されており、活動的な海底火山や海底熱水活動が知られている。鉱床の胚胎場には地質構造の規制が存在すると考えられるので、海底鉱物資源が期待される場の海洋地質情報の整備は資源賦存場の絞り込みにとても有効である。周囲を海洋に囲まれた日本にとって、海底鉱物資源の開発に向けて期待はますます大きくなる。...

    DOI 被引用文献2件 参考文献2件

  • 伊豆諸島における水質形成

    濱 侃, 小寺 浩二 日本地理学会発表要旨集 2013a (0), 100082-, 2013

    ...<br>伊豆諸島は、いずれも火山およびカルデラ式海底火山によって生まれた島々である。中でも面積が大きく江戸時代より人が住んでいた伊豆大島、八丈島、三宅島、新島、神津島、御蔵島、利島は伊豆七島と呼ばれ、最南端の八丈島で東京から約287km、最も本州に近い伊豆大島は伊豆半島から約25kmの距離にある。...

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  • グリーンタフ中の材木状軽石の発見とその地質学的意義

    細井 淳, 天野 一男 地質学雑誌 118 (8), 493-498, 2012-08-15

    ...海底噴火に伴う巨大軽石の種類は,海底火山活動の種類や形成環境に左右される.そのため巨大軽石の解析は過去の海底火山活動や噴火環境の推定に役立つ.今回,奥羽脊梁山脈に分布するグリーンタフ中から発見した巨大軽石は気泡が伸長した跡が残されており,グリーンタフ中で初めて材木状軽石と認定できた.材木状軽石は水深約1000 m以深で形成される気泡がパイプ状に伸長した巨大軽石である.本発見は本研究地域のグリーンタフ...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献11件

  • 熱水プルーム中のメタン酸化におけるメタンの水素同位体分別

    佐藤 晋太郎, 角皆 潤, 中川 書子, 小松 大祐, 亀山 宗彦, 今野 祐多 日本地球化学会年会要旨集 58 (0), 192-192, 2011

    ...微生物によるメタン酸化時の水素同位体分別係数は,Coleman et al. (1981)によって室内実験にて求められたが,天然環境下で検証した例は少ない.本研究は天然環境下のメタン酸化における水素同位体分別を定量化する事を目的とした.熱水は海水中に放出され,有意なメタンの濃度異常を示す熱水プルームとして検出される.鳩間海丘は南部沖縄トラフに位置する海底火山であり,熱水プルーム中では希釈を上回るスピード...

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  • 糸魚川におけるジオツーリズムの現状と課題

    竹之内 耕 日本地理学会発表要旨集 2011s (0), 260-260, 2011

    ...そこで大地多様性を整理した、様々なテーマをもった24のジオサイトを準備した(たとえば、断層と塩の道、世界最古のヒスイ文化、海底火山と海洋文化など)。世界ジオパークネットワークの加盟申請書には、各ジオサイトのジオストーリー(日本語にして400文字前後)を書いた。...

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  • トカラ列島における中期更新世の酸性海底火山活動

    横瀬 久芳, 佐藤 創, 藤本 悠太, MIRABUENO Maria Hannah T., 小林 哲夫, 秋元 和實, 吉村 浩, 森井 康宏, 山脇 信博, 石井 輝秋, 本座 栄一 地学雑誌 119 (1), 46-68, 2010

     To understand the submarine volcanism surrounding the Tokara Islands, a submarine topographic analysis and 67 dredge samplings were carried out. Prior to the submarine investigations, we reviewed …

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか1件 被引用文献11件 参考文献111件

  • 詳細DEM画像から探る南海トラフの海底地形

    中田 高, 後藤 秀昭, 渡辺 満久, 鈴木 康弘, 隈元 崇, 徳山 英一, 佐竹 健治, 加藤 幸弘, 西澤 あずさ, 泉 紀明, 伊藤 弘志, 渡邊 奈保子, 植木 俊明, 梶 琢 日本地理学会発表要旨集 2010f (0), 90-90, 2010

    ...<BR>  活断層については,これまで認定されてきた断層の連続性や活動度などについて,より詳細な検討が可能となった.また,これまで知られていなかった長大な横ずれ断層の発見など数多くの新知見を得た.既に報告のある海底火山,泥火山についてもさらに詳細な分布などを明らかにした.これらについては,別途報告する予定である....

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  • イラン北西部に見られる3帯の火成活動の地球化学とテクトニクス

    アジジ ホセイン 日本地球化学会年会要旨集 56 (0), 280-280, 2009

    ...SCVは主として塩基性~中性の海底火山活動産物にカルクアルカリの性格が付与された岩石、SBVは玄武岩、斑レイ岩にソレアイト系の噴出岩を伴う。HTVは中新世から第四紀にかけて活動した。これら火山岩の地球化学的性質と分布から,この地域のテクトニクスを論じた。...

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  • 富士山の基盤としての西八代層群の火山岩類の岩石化学

    山本, 玄珠, 輿水, 達司, 青木, 智彦, YAMAMOTO, Genjyu, KOSHIMIZU, Satoshi, AOKI, Tomohiko 富士山研究 2 1-13, 2008-03

    ...本火山岩は泥岩などを挟在し、産状としては枕状溶岩やハイアロクラスタイトなど海底火山噴出物の産状を示し、海底噴火により形成されたことが推定される。また、主体となる玄武岩はソレアイトであり、アルカリ玄武岩の貫入岩を含んでいる。...

    機関リポジトリ Web Site

  • 自律型海中ロボット“r2D4”による中央インド洋海嶺地溝帯への潜航

    浦 環, 永橋 賢司 マリンエンジニアリング 43 (4), 518-522, 2008

    ...Vehicle: 以下AUVと呼ぶ) “r2D4” (アールツーディーフォ) は長距離航行型AUVであり, 重量1, 600kg, 全長4.4mで2003年に建造された.観測装置として, サイドスキャンソーナー及びインターフェロメトリソーナー, CTDO, またマンガン濃度を計測する為に現地型化学分析装置GAMOSを装備している.これまで我々は佐渡島 (2003) や黒島海丘 (2003) , 海底火山...

    DOI DOI Web Site ほか1件 参考文献6件

  • 逐次溶解法を用いた火山性海底堆積物の微量元素形態別分析

    木川田 喜一, 早津 岳宏, 前川 裕子, 本多 照幸, 大井 隆夫 Bulletin of the Society of Sea Water Science, Japan 61 (5), 286-292, 2007

    鹿児島湾の若尊カルデラ海底熱水活動地域, 静岡県伊東沖手石海丘 (海底噴火地点) の底質試料を対象に, 火山性海底堆積物に対する逐次溶解法の適用性を検討した. 若尊カルデラ底質試料におけるヒ素およびアンチモンの抽出挙動は, 火山性の海底噴気あるいは熱水を介して海水中に供給されたヒ素, アンチモンの一部が鉄水酸化物に吸着し, …

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献19件

  • 鹿児島湾若尊海底火山火口底に確認された活発な高温熱水噴出活動の地球化学

    前藤 晃太郎, 千葉 仁, 杉山 拓, 岡村 慶, 木村 浩之, 中島 美和子, 石橋 純一郎, 山中 寿朗 日本地球化学会年会要旨集 54 (0), 132-132, 2007

    鹿児島湾北部の海底には若尊と呼ばれる活火山がある。この火山は活発な噴気活動によって古くから「たぎり」として知られている。同海底では、高温環境で生成された多環式芳香族炭化水素類を多く含む熱水性石油の存在や海底からゆっくりと湧出する熱水が堆積物の間隙水として得られ、堆積物中に熱水性沈殿物や堆積物の熱水変質が認められていた。しかし、高温の熱水噴出孔の存在は未確認であった。今回、熱水噴出孔が初めて発見さ…

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  • 忍路・積丹半島の水底火山活動と岩盤崩壊

    岡村 聡, 永田 秀尚 地質学雑誌 113 (Supplement), S93-S102, 2007

    ...本コースでは,小樽から積丹半島東海岸に分布する多様な水底火山噴出物を見学し,それらの産状観察から海底火山活動の定置環境や噴火機構について考察する.これらは新第三紀中新世に活動した玄武岩,安山岩,流紋岩の多様な岩石種からなり,変質作用や変形をほとんど受けていない.特に玄武岩質マグマの噴出による枕状溶岩や溶岩噴泉によって降下堆積した水冷スパッターの産状など,浅海下で生じた火山噴火の定置環境の復元が可能な...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献8件

  • 鹿児島湾若尊火口における熱水湧出

    山中 寿朗, 石橋 純一郎, 山下 徹, 土居 真輔, 坂本 丈明, 中島 美和子, 瀬口 真理子 日本地球化学会年会要旨集 52 (0), 103-103, 2005

    ...鹿児島湾北部の姶良カルデラに当たる海域には、近年火山噴火予知連によって活火山と認定された若尊海底火山がある。同海域は以前より盛んな噴気活動が知られており、これまでの潜航調査から熱水性石油や熱水性沈殿物がいくつか見出され報告されている。しかし、実際の熱水湧出に関しては、これまで明瞭な証拠が得られていなかった。...

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  • 後期新生代,東北本州弧における火成活動史と地殻・マントル構造

    吉田 武義, 中島 淳一, 長谷川 昭, 佐藤 比呂志, 長橋 良隆, 木村 純一, 田中 明子, Prima Oky Dicky Ardiansyah, 大口 健志 第四紀研究 44 (4), 195-216, 2005

    Geological and petrological studies of late Cenozoic volcanic rocks from the NE Honshu arc of Japan have revealed secular variations in magmatism. These variations are closely related with tectonic …

    DOI Web Site 被引用文献26件 参考文献93件

  • ハワイ海底火山岩のリーチング実験

    任 鐘元, 柴田 知之, 芳川 雅子, ジョンソン ケビン, 常 青, 高橋 栄一 日本地球化学会年会要旨集 49 (0), 78-78, 2002

    これまであまり研究の進んでいないホットスポットで海面下に分布する火山体から、新たな地質学・岩石学・地球化学的知見が、最近多数報告されはじめた。しかしながら、海水に長時間接した岩石は海水による変質を受けている可能性が、指摘されている。そこで、海中の試料から、マグマの性質を代表しうる微量元素・同位体組成を得る手法を研究したので、報告する。

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  • マリアナトラフにおける海底火山岩の化学組成と火成活動

    上野 珠民, 益田 晴恵, 古山 勝彦, 日下部 実 日本地球化学会年会要旨集 49 (0), 79-79, 2002

    ...マリアナトラフの南部拡大軸海嶺での火成活動の特徴を明らかにすることを目的に, この海域の海底火山岩の分析を行った。また比較検討のため, 南部島弧海山・中部マリアナトラフ・北部拡大軸の海底火山岩も分析した。これらの岩石の主成分組成, 微量成分組成, 水素同位体比の結果から, それぞれの海域における火成活動の特徴を考察する。...

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  • 相模湾の海底地形と地質構造

    加藤 茂 第四紀研究 38 (6), 469-477, 1999

    This article reviews recent studies on the submarine topography and geological structure of Sagami Bay. Sagami Bay straddles a plate boundary that poses seismic hazards to densely populated parts of …

    DOI Web Site 被引用文献6件 参考文献15件

  • 1997年8月北海道島牧村第二白糸トンネルを破壊した新第三紀ハイアロクラスタイトの岩盤崩落

    山岸 宏光, 志村 一夫 地質学雑誌 103 (10), XXXIII-XXXIV, 1997

    ...とくに, 今回の場合は, ラバーローブやフィダーダイクなどを含み, 海底火山体の中心部である可能性が高い. この岩体下部は軽石凝灰岩であり, 入り組んだ境界を示す複雑な地質構造をしめす. この部分には崩落崖においても地下水の湧出がみられ, 付近にはそれを示唆するくぼみもあることから, 8月はじめの300mに達する大雨による地下水の関与がトリガーの可能性として大きい....

    DOI 被引用文献1件 参考文献3件

  • 糸静線近傍で発見された中新世巨大ピローローブ

    竹之内 耕, 宮島 宏 地質学雑誌 102 (12), XXXIII-XXXIV, 1996

    ...後者のうち火山岩類の大半はフォッサマグナの海の中で活動した海底火山に由来するものと考えられているが, 海底での火山活動を示す直接的な証拠は意外に乏しく, 水中火山岩類の代表である枕状溶岩を見学できる場所としては新潟県佐渡郡小木町沢崎や同県西蒲原郡岩室村間瀬,静岡県焼津市浜当目などにすぎない....

    DOI 被引用文献1件 参考文献1件

  • 現地性緑色岩と共存する赤色頁岩の起源

    君波 和雄, 久保田 美穂, 沢井 長雄 地球科学 49 (2), 143-156, 1995

    ...と関連して堆積したと推定される.赤色頁岩の地球化学的な特徴は,活動的海嶺の軸部周辺に見いだされる熱水起源の金属に富む堆積物と最もよく似ている.これらのことから,海底火山活動に関連して放出された熱水と海水とが反応しながら多量の酸化鉄や,マンガン,燐,ニッケル,亜鉛,バリウム,ヒ素などを砕屑粒子とともに沈澱させ,赤色頁岩を形成したと推定される....

    DOI Web Site 被引用文献8件 参考文献36件

  • 伊豆-小笠原弧海底火山岩類中の金含有量

    寺島 滋, 湯浅 真人, 野原 昌人 資源地質 44 (246), 241-247, 1994

    Seventy-nine submarine volcanic rocks collected from the volcanic front of the Izu-Ogasaara (Bonin) Arc and the northern Mariana Arc were analyzed for Au by atomic absorption spectrometry using a …

    DOI

  • 伊豆半島東方沖ドレッジ試料の岩石学的研究

    中原 竜二, 海野 進, 渡辺 一樹 静岡大学地球科学研究報告 18 25-57, 1992-07

    ...Zr/Y比の地域変化を見ると, 東伊豆単成火山群(海底火山も含む)は系統的な分布を示さず, 部分溶解の程度も場所によってさまざまであると思われる。したがって東伊豆単成火山群が同一の部分溶解したマントルダイアピールに由来するというモデルは成立しない。...

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか1件 被引用文献2件

  • 海岸近くの海水中のホウ素同位体組成

    大井 隆夫, 山崎 智廣, 小坂 知子, 小坂 丈予 Bulletin of the Society of Sea Water Science, Japan 46 (6), 385-390, 1992

    ...<BR>2) 1989年夏の伊豆半島東方沖海底火山噴火で生じた火口においては, 1年後においても依然として高温湧水が湧出しており, 付近海水のホウ素同位体比は, 他に比べて明らかに低い値であった....

    DOI Web Site 被引用文献1件

  • 知床半島における海底火山体の復元

    後藤, 芳彦 北海道大学演習林試験年報 7 4-5, 1990-02

    ...この結果、知床岬層の火砕岩類を供給した二つの明瞭な放射状岩脈群が見いだされ、火砕岩類の分布域などから、知床岬層を形成した二つの海底火山体が復元された。...

    HANDLE

  • 西南日本,島根半島佐波地域の中新世海底火山(<特集>水底における火山活動とその噴出物)

    山内 靖喜, 三宅 康幸, 島根半島研究グループ 地球科学 44 (6), 309-325, 1990

    ...島根半島には主として頁岩と火山性堆積物からなる下部(古浦層) と中部(成相寺,牛切層) 中新統が分布している.中期中新世の火成活動は活動のタイプにより3つのステージに分けられており,佐波火山岩類は牛切層の中部,ステージll (孤立した海底火山群の形成) とステージ皿(シートフローの噴出) の噴出岩の境界に位置する.  ...

    DOI Web Site 被引用文献3件

  • 手石海丘における海底火山噴火

    塚本 徹, 水路部伊東沖地震火山調査班, 工藤 一嘉, 坂上 実 海洋調査技術 2 (1), 1_33-1_43, 1990

    A submarine volcano "Teisi Knoll " erupted in the western part of Sagami Bay, east of Izu Peninsula on July 13, 1989. Coincidentally, S/V <I>"TAKUYO"</I> of the Hydrographic Department of Japan was …

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  • 中新世の海底火山 : 北海道南十勝の歴舟火山岩類

    山岸 宏光, 河内 晋平, 後藤 芳彦, 宮坂 省吾, 小板橋 重和 火山.第2集 34 (4), 251-261, 1989

    ...北海道南十勝の歴舟川において,中期中新世の玄武岩と安山岩からなる海底火山が見いだされた.それはpillow lava, hyaloclastic breccia, massive lava, pseudo-pillow lavaなどからなる.pillow lavaはシリカに富む安山岩質で径30-50cmのpillow lobeからなり,表面にはspreading crackやcontraction...

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  • 地震波速度異方性からみた海洋プレートと低速度層

    川崎 一朗 火山.第2集 33 (3), 185-201, 1988

    ...., 1979).中村(1986)のように70-100kmの深さにソリダス等温面があると考えるのは到底無理であると思われる.部分溶融が主要な役割を果たしている島孤直下の低速度層と,海洋上部マントル低速度層とは本質的に違うものであり,太平洋深海盆に,ホットスポットを除いて,海底火山が少ないのは当然なのではなかろうか.固体地球科学の現状では,上記のことは,事実というより,むしろ1つの可能性にすぎない.これらのことの...

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  • 大磯丘陵の新第三紀堆積体発達史

    伊藤 慎 地質学雑誌 92 (1), 47-64, 1986

    ...<BR>上部中新統三浦層群は,陸源砕屑物の供給を受けた陸側斜面堆積物である.東―西方向の引張応力場で安山岩質小型海底火山が陸側斜面に形成された.北東―南西方向の正断層の活動に伴い,海底谷が海底火山の側方に発達した.正断層運動によって高麗山層群は地塊化した.海底谷は,北方から前進して来た海底扇状地堆積物によって埋積された....

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  • 鹿児島湾海水中の水銀の分布

    坂元 隼雄 日本化学会誌(化学と工業化学) 1985 (1), 35-42, 1985

    The mercury content of seawater is very low, as little as one nanogram per liter. A pre-concentration is therefore required for the determination of mercury at ppt levels in seawater.<BR>The …

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  • インドネシアのクラカタウ諸島におけるチョウ相の地理生態学

    湯川 淳一 蝶と蛾 35 (2), 47-74, 1984

    ...していないことを示している.ジャワでの種数に対する割合を科別で比較してみると,セセリチョウ科が2.21%で最も低く,シロチョウ科とマダラチョウ科,シジミチョウ科が10.32〜11.43%と高かった.島の生物相では,しばしば,不調和性が見られるが,クラカタウの蝶相ではあまり顕著ではなかった.クラカタウ諸島は4つの小さな島からなっており,その内の1つ,子クラカタウ島は1927年から1930年にかけての海底火山...

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