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検索結果 234 件

  • 銅マイクロ粒子レーザ焼結膜の高密度化に向けたレーザ予備加熱の影響

    押田 拓也, 山崎 和彦 精密工学会学術講演会講演論文集 2023S (0), 467-468, 2023-03-01

    ...<p>高周波伝播特性を確保するために膜厚7 µm以上の配線形成が必要となる.これまでに銅マイクロ粒子レーザ焼結法を用い,液晶高分子基板に密着性のある膜厚7 µm以上の銅膜形成を確認した.焼結膜のさらなる高密度化に向け,加熱乾燥後の塗布膜へレーザ予備加熱を導入した結果,焼結膜表面での銅粒子の高密度化が確認された.本研究では,レーザ予備加熱による銅マイクロ粒子焼結膜の高密度化現象について考察する....

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  • キラルネマチック液晶高分子を用いた圧力センシング

    緒方 真希, 森本 涼太, 松本 浩輔, 下ノ村 和弘, 堤 治 日本液晶学会討論会講演予稿集 2023 (0), 3BO1-, 2023

    <p>Pressure sensing technologies have attracted much attention in various fields such as robotics, healthcare, and human-machine interfaces. Chiral nematic liquid crystalline polymers, known for …

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  • 架橋型液晶高分子微粒子の開発

    河合 一輝, 茂山 友樹, 松本 浩輔, 堤 治 日本液晶学会討論会講演予稿集 2023 (0), 2AO8-, 2023

    <p>This study focuses on the synthesis of monodisperse cross-linked liquid-crystalline polymer particles with precisely controlled mesogenic alignment. These particles exhibit unique material …

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  • 液晶高分子修飾ZnOナノロッドの合成と配向挙動

    中野 果穂, 田口 大祐, 相沢 美帆, 久野 恭平, 久保 祥一, 宍戸 厚 日本液晶学会討論会講演予稿集 2022 (0), PE07-, 2022

    <p>Inorganic nanomaterials such as nanorods and nanotubes have been thrust into the limelight due to their various anisotropic properties. The alignment control of the anisotropic nanomaterials is …

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  • ZnOナノロッド分散配向液晶高分子フィルムの異方熱伝導

    緒方 夏帆, 小林 吉彰, 松本 浩輔, 久保 祥一, 宍戸 厚 日本液晶学会討論会講演予稿集 2021 (0), PC03-, 2021

    <p>Controlling inorganic nanorods is key to the development of functional devices utilizing their anisotropic properties. In this study, we present the unidirectionally aligned liquid-crystalline …

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  • 物理架橋可能なアゾベンゼン液晶高分子の光応答性

    浦添 直紀, 宇部 達, 池田 富樹 日本液晶学会討論会講演予稿集 2019 (0), PB40-, 2019

    <p>Covalently crosslinked liquid-crystalline polymer films containing azobenzene chromophores bend toward a light source upon irradiation with UV light. However, covalently crosslinked polymers …

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  • 5ケルビンにおける架橋液晶高分子の光駆動

    橋本 岳, 高堂 聖英, 宇部 達, 須田 理行, 山本 浩史, 池田 富樹 日本液晶学会討論会講演予稿集 2016 (0), 3C02-, 2016

    <p>Crosslinked liquid-crystalline polymers containing azobenzene can deform at 5 K under vacuum when irradiated with UV light. This result indicates that photochemical reactions of azobenzene play …

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  • 二光子励起を利用した架橋液晶高分子の可視光駆動

    佐々木 翔大, 宇部 達, 片山 建二, 池田 富樹 日本液晶学会討論会講演予稿集 2016 (0), PA45-, 2016

    <p>We prepared interpenetrating polymer network (IPN) films containing azotolane as photochromic mesogens and D4ST (stilbene derivative) as two-photon chromophores. The IPN films showed macroscopic …

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  • プロトン伝導性液晶高分子膜の開発

    松原 瑠香, 吉尾 正史, 加藤 隆史 日本液晶学会討論会講演予稿集 2016 (0), PB23-, 2016

    <p> A zwitterionic liquid crystal containing polymerizable moieties was designed and synthesized to develop nanostructured proton-conductive polymeric matrices. The equimolar mixture of the monomer …

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  • フォトクロミズムを利用した光エネルギー変換材料の創製

    間宮 純一 高分子論文集 69 (8), 449-459, 2012

    ...,架橋液晶高分子の形態を制御することにより光運動特性の向上を目指し,多様な運動を示す高分子材料について報告する.さらに高分子材料にとどまらず,他の材料系においても光–力変換機能が見いだされており,さまざまな応用が検討されている.近年急速に発展しているフォトメカニカル材料に焦点を当て,その原理や応用について紹介する....

    DOI 参考文献56件

  • 2軸ネマチック液晶ゲルの体積相転移

    松山 明彦 日本液晶学会討論会講演予稿集 2011 (0), 12-12, 2011

    ...側鎖型液晶高分子ゲル(エラストマー)でおこる,2軸ネマチック相についての理論的研究を報告する。温度や,力学的変形に対する,エラストマーの変形と,体積相転移について理論的に予測する。とくに,2軸ネマチック相の可能性について議論する。...

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  • ポリイオンを対イオンとするイオン液晶

    氏家 誠司, 升田 優亮, 那谷 雅則 日本液晶学会討論会講演予稿集 2011 (0), 39-39, 2011

    高分子イオンを対イオンとするイオン液晶を複数合成し,それらの液晶形成能について調べた.イオン液晶は,スメクチックA相,スメクチックC相,カラムナー相およびキュービック相を形成した.

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  • カーボンナノファイバーを分散した液晶高分子溶液の過渡流動に関する実験的研究

    山岸 健, 鳴海 敬倫, 長谷川 富市 理論応用力学講演会 講演論文集 60 (0), 102-102, 2011

    ...どの場合も、せん断速度のオーバシュートが見られ、そのオーバシュート量は液晶高分子溶液のみの場合の方が大きく、CNFを分散させた系ではその量が小さくなった。また、CNFの初期の配向方向がスタートアップ流動の方向と一致している場合のほうが、CNFの影響が大きいことが分かった。...

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  • 表面ラベルグレーティングの作製と三次元光運動解析への応用

    宍戸 厚, 齋藤 圭佑, 間宮 純一, 池田 富樹 日本液晶学会討論会講演予稿集 2011 (0), 72-72, 2011

    ...架橋液晶高分子を用いた表面ラベルグレーティングの作製と三次元光運動解析への応用を検討した。 ヒドロシリル化反応により,ポリシロキサン骨格を有する架橋アゾベンゼン液晶高分子フィルムを作製した。作製したフィルムにマスクを介した光照射を行うことにより,周期構造を有する架橋液晶高分子フィルムを作製した。光運動に伴う材料の変形挙動と表面の膨張・収縮についてリアルタイム解析を行った。...

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  • 液晶性アゾベンゼンジブロックコポリマーの動的光配向過程の考察

    佐野 誠実, 永野 修作, 篠原 佑也, 雨宮 慶幸, 関 隆広 日本液晶学会討論会講演予稿集 2011 (0), 194-194, 2011

    液晶性アゾベンゼンポリマーとポリブチルメタクリレートからなるジブロック共重合体の薄膜を調整し、液晶温度下にて可視偏光を照射したところ、液晶相およびミクロ相分離構造の面内一軸配向が誘起され、再配向も可能であった。再配向過程を紫外可視吸収スペクトルおよび斜入射X線測定にて詳細に観察し、配向挙動を考察した。

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  • 主鎖型アゾベンゼン液晶高分子の調製と光運動材料への展開

    遠藤 喜己, 間宮 純一, 池田 富樹 日本液晶学会討論会講演予稿集 2010 (0), 2c14-2c14, 2010

    ...光運動材料の光運動特性と機械的強度の向上を目的に,主鎖型液晶高分子を利用した光運動材料の開発を試みた。主鎖にアゾベンゼンを有するさまざまな液晶高分子の調製を検討し,異なるスペーサー長および置換基が高分子の液晶性に与える影響について評価した。調製した高分子の架橋法の検討を行ない,光運動材料へ展開した。...

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  • アルキルメタクリレート-液晶性アゾベンゼンジブロック共重合体のミクロ相分離構造および液晶相の光再配向挙動

    佐野 誠実, 高橋 奈緒美, 村瀬 智也, 小飯塚 祐介, 永野 修作, 篠原 佑也, 雨宮 慶幸, 関 隆広 日本液晶学会討論会講演予稿集 2010 (0), PB27-PB27, 2010

    ...低いガラス転移温度をもつポリアクリルメタクリレートとアゾベンゼン液晶高分子からなる共重合体薄膜を調製した。この膜に液晶温度下にて可視偏光を照射したところ、液晶相およびミクロ相分離構造の面内一軸配向が誘起され、再配向も可能であった。再配向過程を偏光紫外可視吸収スペクトルおよび斜入射X線測定にて考察した。...

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  • キラルスメクチック液晶エラストマーの電界誘起変形

    加藤 昌之, 岸本 豊寿, 平岡 一幸 日本液晶学会討論会講演予稿集 2010 (0), PA38-PA38, 2010

    電界による形状制御が可能な液晶エラストマーの開発が求められている。本研究では、強誘電性のキラルスメクチック相を持つ液晶エラストマーを取り上げ、自発分極と電界との相互作用による形状制御を検討した。電界により誘起される変形挙動と分子再配列を解析することにより、電界誘起変形のメカニズムについて考察を行った。

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  • 架橋アゾベンゼン液晶高分子ブラシを用いた光運動材料の開発

    中 裕美子, 間宮 純一, 宍戸 厚, 池田 富樹 日本液晶学会討論会講演予稿集 2010 (0), PB50-PB50, 2010

    ...新規光運動材料の開発を目的として,基板である高分子フィルムと光活性層である架橋アゾベンゼン液晶高分子層が共有結合により結合した積層フィルムを設計・合成した。積層フィルムは,原子移動ラジカル重合により高分子フィルム表面にアゾベンゼン液晶高分子ブラシを合成した後,化学架橋を施すことにより作製した。得られたフィルムの光異性化挙動および光運動特性を検討した。...

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  • アゾベンゼン含有トリフェニレン誘導体の合成と光運動特性の評価

    平野 俊介, 宮下 広和, 間宮 純一, 木下 基, 池田 富樹 日本液晶学会討論会講演予稿集 2010 (0), 2c15-2c15, 2010

    ...アゾベンゼン部位を有するトリフェニレン誘導体から調製した架橋液晶高分子は,光照射により異方的変形を示した。本研究では,ディスコチック液晶を用いた光運動材料の特性向上を目指し,アゾベンゼンの導入位置や置換基数の異なるトリフェニレン誘導体を合成し,それらの液晶性について評価した。さらに架橋液晶高分子へ展開し,光運動特性について検討した。...

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  • ねじり変形下で架橋したキラルスメクチック液晶エラストマー

    田代 徹, 近藤 友惟, 小野塚 康太, 平岡 一幸 日本液晶学会討論会講演予稿集 2010 (0), 2b08-2b08, 2010

    応力印加架橋により配向した液晶エラストマーについて発表する。特に、ねじれ変形下で架橋したキラルスメクチックエラストマーの配向について述べる。未架橋試料のキラルスメクチックC相の螺旋と同方向にねじり変形を加えた場合は明確な傾き角(16度程度)が観測されたが、逆方向にねじった試料では傾き角は小さくほとんどスメクチックA構造であった。

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  • 液晶高分子溶液の二次元流路内の不安定流動構造に分散粒子が与える影響

    鳴海 敬倫, 石月 宏哉, 長谷川 富市 理論応用力学講演会 講演論文集 58 (0), 261-261, 2009

    ...L字型の二次元流路内の液晶高分子溶液の流れで生じる不安定構造を実験的に検討した.周期的な不安定構造(テクスチャー)がコーナーを過ぎたところから発生し,下流に向かって広がる現象が偏光観察から確認された.わずかに粒子を分散させることにより,この不安定流動の発達を抑える効果があることがわかった.また,配向角の変動を測定し,不安定構造との相関を明らかにした....

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  • 周期構造を有する架橋液晶高分子フィルムの作製

    齋藤 圭佑, 間宮 純一, 宍戸 厚, 池田 富樹 日本液晶学会討論会講演予稿集 2009 (0), 159-159, 2009

    ...周期構造を有する架橋液晶高分子フィルムの作製を目的として, ビニル基を有するアゾベンゼン誘導体およびアゾベンゼン架橋剤, フェニルベンゾエート誘導体, ヒドロキノン架橋剤を設計・合成した。得られた4つの化合物の同定を行い, 光学特性および液晶性を評価した。ヒドロシリル化反応を用いて, ポリヒドロメチルシロキサンとビニル基を有する4つの化合物を結合させ, 架橋ポリシロキサンフィルムの作製を検討した。...

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  • 架橋アゾベンゼン液晶高分子フィルムの光運動における分子配向変化挙動の解析

    島村 亜希, 平岡 朋洋, 久保 祥一, 間宮 純一, 宍戸 厚, 池田 富樹 日本液晶学会討論会講演予稿集 2009 (0), 45-45, 2009

    ...光運動メカニズムを明らかにするため,架橋アゾベンゼン液晶高分子フィルムを作製し,光誘起分子配向変化挙動について検討した。紫外光照射に伴うフィルムの吸収スペクトルおよび複屈折の経時変化を測定した。次に,熱機械分析装置を用いて紫外光照射に伴うフィルムの発生応力を測定することにより,光異性化,分子配向変化および光運動の関係について調べた。...

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  • 架橋アゾトラン液晶高分子を用いた光運動材料の開発

    原口 哲平, 間宮 純一, 池田 富樹 日本液晶学会討論会講演予稿集 2009 (0), 47-47, 2009

    ...アゾトランモノマーと架橋剤の混合試料を用いて架橋アゾトラン液晶高分子フィルムを作製し,そのフィルムの光応答性について検討を行った。...

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  • フェニルチオフェン骨格を有する架橋ジアリールエテン液晶高分子フィルムの作製と光応答性

    高瀬 憲幸, 栗山 晃人, 間宮 純一, 池田 富樹 日本液晶学会討論会講演予稿集 2009 (0), 49-49, 2009

    ...ベンゾチオフェン骨格を有するジアリールエテンを導入した架橋液晶高分子フィルムは,光照射により可逆的に屈伸することが見出されている。本研究では,フィルムの光運動性の向上を目的に,柔軟なフェニルチオフェン骨格を有する新たなジアリールエテンを設計・合成した。得られたジアリールエテン誘導体の液晶性について評価するとともに,架橋ジアリールエテン液晶高分子フィルムを作製し,その光応答性について検討を行った。...

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  • 高分子光運動材料の構造と機能

    間宮 純一, 山田 宗紀, 中 裕美子, 近藤 瑞穂, 池田 富樹 高分子論文集 66 (3), 79-87, 2009

    ...にフォトクロミック化合物を導入することにより,光によって材料の可逆的な三次元運動を誘起できることを見いだした.本報では,近年目覚ましい発展を遂げているフォトメカニカル機能について概観し,架橋フォトクロミック液晶高分子の光運動に関するこれまでの研究成果と,より実用的な光運動材料の開発を目指した最近の研究動向について紹介する....

    DOI Web Site 参考文献95件

  • UV重合性液晶高分子膜の有機TFTゲート絶縁膜への応用

    神戸 啓太, 飯村 靖文 日本液晶学会討論会講演予稿集 2009 (0), 194-194, 2009

    ...そこで我々は、TFTの構成要素であるゲート絶縁体に紫外線による重合性液晶高分子材料を適用した。これは液晶性の高誘電率、膜上の有機半導体分子の配向制御の2つの可能性を持ち、駆動電圧の低減及び結晶性の向上が期待できる。今回は作製した絶縁膜及びTFTの電気的評価特性の結果を報告する。...

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  • 架橋ジアリールエテン液晶高分子フィルムの光運動特性

    横田 尚樹, 栗山 晃人, 間宮 純一, 木下 基, 池田 富樹 日本液晶学会討論会講演予稿集 2009 (0), 46-46, 2009

    ...このジアリールエテンを架橋液晶高分子に導入した架橋ジアリールエテン液晶高分子は,光照射によって可逆的に屈伸し,さらにフィルム形状の熱安定性を有することを見いだした2)。この光屈伸は,フォトクロミック分子の異性化によってフィルム表層の配向秩序が低下し,異方的な体積収縮が起こるために生じる。...

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  • アゾトラン液晶高分子の光応答性における末端基の影響とホログラムへの応用

    松谷 悠生, 岡野 久仁彦, 宍戸 厚, 池田 富樹 日本液晶学会討論会講演予稿集 2008 (0), 73-73, 2008

    ...末端に電子吸引基を有するアゾトラン液晶高分子を合成し,その液晶性と光応答性について検討した。合成したポリマーは幅広い温度範囲で液晶相を示すことがわかった。可視光および紫外光照射によりアゾベンゼン部位の異性化を可逆的に誘起できることを確認した。一軸配向フィルムを調製し,オーダーパラメーターおよび複屈折を見積もったところ,電子吸引基を末端に導入することにより複屈折が増加することが明らかとなった。...

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  • ウレア基を有するアゾベンゼン誘導体の合成および多重水素結合架橋型液晶高分子フィルムの光応答性

    高田 章博, 吉武 晃, 間宮 純一, 木下 基, 兪 燕蕾, 池田 富樹 日本液晶学会討論会講演予稿集 2008 (0), 70-70, 2008

    ...水素結合架橋型液晶高分子を用いた光運動材料の開発を目指して,多点で水素結合を形成することが知られているウレア基を有するモノマーを合成し,アゾベンゼン液晶モノマーとの共重合体を調製した。得られたコポリマーについてDSC測定により,液晶性の評価を行った。さらにFTIRの測定結果から,コポリマー中における水素結合の形成を確認した。...

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  • ネットワーク構造を有するイオン液晶

    氏家 誠司, 冨高 詩織, 升田 優亮 日本液晶学会討論会講演予稿集 2008 (0), 46-46, 2008

    親水性高分子をベースとする新規イオン液晶を構築し,それらの熱的性質および配向挙動について調べた.イオン液晶はスメクチックA相,スメクチックB相,カラムナー相,およびキュービック相を形成した.

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  • 架橋アゾベンゼン液晶高分子フィルムの光-力変換におけるアゾベンゼン架橋剤の寄与

    近藤 瑞穂, 杉本 学, 間宮 純一, 木下 基, 兪 燕蕾, 池田 富樹 日本液晶学会討論会講演予稿集 2008 (0), 176-176, 2008

    架橋部位・非架橋部位におけるアゾベンゼン濃度の異なるフィルムを作製し,機械的応答への影響を検討した。作製したフィルムはいずれも室温付近にガラス転移点を示し,室温で変形した。作製したフィルムの光異性化,応力変化,収縮量などを評価し,収縮量および応力からエネルギー変換効率を算出した。その結果,架橋部位におけるアゾベンゼンの導入量が機械的特性に大きな影響を与えることが明らかとなった。

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  • 電子線を利用した架橋アゾベンゼン液晶高分子の調製

    中 裕美子, 間宮 純一, 宍戸 厚, 大島 明博, 鷲尾 方一, 池田 富樹 日本液晶学会討論会講演予稿集 2008 (0), 175-175, 2008

    ...ポリエチレンテレフタレート (PET) およびポリエチレン (PE) 基材にアゾベンゼン液晶高分子を塗布したフィルムに電子線照射を行い,架橋形成について検討した。配向処理を施したフィルムに窒素雰囲気下で電子線を照射したところ,架橋を形成できることが明らかとなった。さらに電子線照射後のフィルムにおけるアゾベンゼンの配向状態および異性化挙動について検討した。...

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  • 面内螺旋配向をもつコレステリック液晶高分子膜のレーザー発振特性

    吉田 浩之, 井上 曜, 藤井 彰彦, 尾崎 雅則 日本液晶学会討論会講演予稿集 2008 (0), 182-182, 2008

    コレステリック液晶は液晶ダイレクタが自発的に螺旋周期構造を形成するが、その螺旋軸方向は適切な配向処理を施すことで液晶セル内の面内で一方向に配向させることが可能である。本研究では面内方向に螺旋が配向した導波路型コレステリック液晶を光重合によりフィルム化し、レーザーデバイス応用を検討した。

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  • 架橋アゾベンゼン液晶高分子フィルムにおけるアゾベンゼンの光異性化と光配向変化

    平岡 朋洋, 山田 宗紀, 近藤 瑞穂, 久保 祥一, 間宮 純一, 宍戸 厚, 池田 富樹 日本液晶学会討論会講演予稿集 2008 (0), 72-72, 2008

    ...架橋アゾベンゼン液晶高分子フィルムにおけるアゾベンゼンの光異性化と光配向変化について検討した。作製したフィルムに紫外光を照射し, 紫外可視吸収スペクトルと複屈折の経時変化を同時に測定することにより, 光異性化と複屈折の相関を調べた。また, 偏光吸収スペクトル変化を観察し, 光異性化に伴う分子配向の変化を評価した。...

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  • 液晶エラストマーの誘電緩和挙動

    小島 正寛, 公門 えつこ, 浦山 健治, 瀧川 敏算 日本液晶学会討論会講演予稿集 2008 (0), 234-234, 2008

    ...本研究では側鎖型液晶高分子を架橋した液晶エラストマーの誘電緩和挙動について報告を行う予定である。この試料は温度上昇に伴いネマチック相から等方相へと相転移を生じる。また、比較のために未架橋の側鎖型高分子の誘電緩和挙動との比較を行った結果についても報告を行う。...

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  • 光で自由自在に曲がる高分子フィルム(講座:光で読み解く生命現象と機能性分子4)

    池田 富樹 化学と教育 55 (4), 180-183, 2007

    ...液晶高分子を架橋すると液晶性とゴム弾性の両方を示す液晶エラストマーが得られる。この架橋液晶高分子に光応答分子を組み込み,光照射によって光応答分子の光化学反応を起こすと等温的な液晶相-等方相が誘起され,それに伴い高分子フィルムの変形が起こる。この現象を利用すると,光エネルギーを直接力学エネルギーに変換することが可能である。本稿では光で自由自在に曲がる高分子フィルムについて概説する。...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 架橋ジアリールエテン液晶高分子フィルムの作製と光応答性

    栗山 晃人, 間宮 純一, 木下 基, 兪 燕蕾, 池田 富樹 日本液晶学会討論会講演予稿集 2007 (0), 113-113, 2007

    ...モノマーと架橋剤を混合して,セル中にて重合することにより架橋ジアリールエテン液晶高分子フィルムを作製し,フィルムの光応答性について検討を行った。...

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  • オキサジアゾールとカルバゾール部位を側鎖に有する液晶高分子の合成と発光挙動

    松浦 佳宏, 茨木 謙太, 南 允美, 木下 基, 池田 富樹 日本液晶学会討論会講演予稿集 2007 (0), 250-250, 2007

    ...本研究では,有機EL素子用の新しい発光性液晶高分子の開発を目指してドナー性であるカルバゾールとアクセプター性であるオキサジアゾールをクロモフォアとする側鎖型高分子を設計・合成した。合成した高分子は液晶性を有し,かつ薄膜において青色の強い発光を示した。また,電気化学的に酸化・還元が可能なことからバイポーラー性を示すことがわかった。...

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  • 架橋アゾベンゼン液晶高分子フィルムの光-力変換におけるアゾベンゼン濃度依存性

    近藤 瑞穂, 間宮 純一, 木下 基, 兪 燕蕾, 池田 富樹 日本液晶学会討論会講演予稿集 2007 (0), 179-179, 2007

    ...異なる濃度でアゾベンゼンを導入した架橋液晶高分子フィルムを作製した。作製したフィルムの光学特性を偏光吸収スペクトルにより評価した。紫外光照射におけるフィルムの力学特性変化を熱機械分析装置により測定した。さらに光変形における変形量の光強度・初期応力依存性などを測定し,架橋アゾベンゼン液晶高分子フィルムの紫外光照射時における光-力変換効率の評価方法について検討した。...

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  • 液晶高分子薄膜中における白金錯体の発光挙動

    茨木 謙太, 南 允美, 木下 基, 池田 富樹 日本液晶学会討論会講演予稿集 2007 (0), 60-60, 2007

    ...<BR>一軸配向させた液晶高分子薄膜中における白金錯体の発光挙動について検討を行ったところ,配向方向と平行方向に強い発光が見られ,白金錯体からの発光は異方性を示すことがわかった。...

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  • 液晶性アゾベンゼン高分子ブラシのスメクティック相の配向と光応答

    植草 貴行, 永野 修作, 関 隆広 日本液晶学会討論会講演予稿集 2007 (0), 68-68, 2007

    ...アゾベンゼンを有する液晶高分子ブラシを表面開始原子移動ラジカル重合によって調製し、そのスメクティック液晶相の配向について検討した。グラフト密度が高い場合はメソゲンが基板に対して面内方向に配向し,低い時はメソゲンが面外配向した。これよりグラフト密度によってメソゲンの配向が変化することを見出した。また偏光照射によりメソゲンを対応するスピンコート膜より強く一軸配向させることがわかった。...

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  • 側鎖にビフェニル基をもつポリ(a-フルオロメチルアクリレート)の合成と液晶相転移

    岡元 悠司, 守屋 慶一, 山本 明典, 清水 哲男, 成田 正 日本液晶学会討論会講演予稿集 2007 (0), 45-45, 2007

    側鎖にアルキルスペーサーを介してビフェニル誘導体をもつ3種類のポリ(a-フルオロメチルアクリレート)の合成をアニオン重合を用いて試み、数平均分子量、約数万の高分子を得た。得られた高分子の熱、光及び分光学的性質を調べ、CF3基の液晶相転移と構造に及ぼす影響について検討した。

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  • ホログラフック液晶高分子の形成初期過程の観察

    Najmiah Radiah Mohamad, 小野 浩司, 川月 喜弘, 荻原 昭文 日本液晶学会討論会講演予稿集 2007 (0), 206-206, 2007

    光反応性樹脂・液晶複合材料への強度変調ホログラム記録によって異方性回折格子であるHPDLCが形成出来る事が知られている。HPDLCの光学的異方性は干渉縞照射による光反応性樹脂と液晶の相分離プロセス時の液晶の分子配向が原理であり、その形成過程を観察する事はHPDLCの特性制御にとって重要である。

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  • 液晶高分子複合体へのクロスグレーティング形成

    今井 秀哉, 小野 浩司, 川月 喜弘, 荻原 昭文 日本液晶学会討論会講演予稿集 2007 (0), 213-213, 2007

    ...液晶高分子複合体(PDLC)にホログラム記録を行うことで周期的に液晶と高分子が相分離した構造を有する回折格子が得られることが知られている.このようなホログラフィックPDLCでは,格子ベクトルの異なる2つの格子を重ね書きする事によって2次元で光波制御の可能なクロスグレーティングを形成できる.本研究ではPDLCを用いたクロスグレーティングにおいて,その光学特性を調査することによって種々の書き込み条件による...

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  • イオン性主鎖骨格を有する液晶性アゾポリマーの界面における自己組織化

    吉見 剛司, 守山 雅也, 氏家 誠司 日本液晶学会討論会講演予稿集 2007 (0), 152-152, 2007

    スメクチック相のモデルとしてイオン性液晶アゾポリマーのLangmuir膜とLangmuir-Blodgettフィルムを作製した。その単分子膜特性や光異性化挙動から、イオン相互作用が側鎖の運動の自由度を減少させることや層法線方向への対称破りポテンシャルとして働くことを実験的に証明した。

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  • 光架橋性液晶高分子膜の表面光反応を用いた3次元回折格子形成

    佐々木 友之, 小野 浩司, 及川 慎司, 川月 喜弘 日本液晶学会討論会講演予稿集 2006 (0), 200-200, 2006

    ...光架橋性液晶高分子膜へ偏光ホログラムの手法を用いて回折格子の記録を行ない、その特性の測定を行なった。その結果、回折特性は膜の厚さによって大きく異なることが確認された。この原因を、偏光の照射による光反応が、膜表面で高効率に誘起されるため、膜厚向へ分子再配列の分布が生じることに起因するものと考え、回折特性の測定結果を光学計算によって再現することで、膜内部に誘起された配向分布について検討を行なった。...

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  • アゾベンゼン液晶高分子フィルムの回折格子形成におけるチエニルアセチレン部位の効果

    蜂須賀 祐, 岡野 久仁彦, 宍戸 厚, 池田 富樹 日本液晶学会討論会講演予稿集 2006 (0), 54-54, 2006

    ...チエニルアセチレン部位を有する新規なアゾベンゼン液晶高分子を合成し,その液晶性と光応答性について検討した。合成した化合物は幅広い温度範囲で液晶相を示すことが明らかとなった。光強度450 mW/cm2のポンプ光照射に伴い透過率は直ちに減少し,いずれのフィルムにおいても10秒程度で2?5 %まで低下した。...

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  • 架橋液晶高分子フィルムの光屈曲挙動におけるアゾベンゼン濃度と収縮力の関係

    杉本 学, 間宮 純一, 木下 基, 兪 燕蕾, 池田 富樹 日本液晶学会討論会講演予稿集 2006 (0), 48-48, 2006

    ...架橋アゾベンゼン液晶高分子フィルムの光屈曲挙動とアゾベンゼン濃度との詳細な関係を明らかにするため,光重合によりアゾベンゼン濃度の異なるフィルムを作製した。それぞれのフィルムの光屈曲挙動について評価したところ,フィルムのアゾベンゼン含有量を変化させることで,屈曲速度を制御できることが明らかとなった。...

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  • 水素結合を用いた架橋アゾベンゼン液晶高分子フィルムの光屈曲とリサイクル特性

    吉武 晃, 間宮 純一, 木下 基, 兪 燕蕾, 池田 富樹 日本液晶学会討論会講演予稿集 2006 (0), 49-49, 2006

    ...アゾベンゼン液晶モノマーおよびカルボン酸を有するモノマーから得たコポリマーとビスアゾピリジンを混合することにより,水素結合型架橋液晶高分子フィルムを作製した。得られたフィルムの光応答性について評価した。その結果,化学結合によって架橋したフィルムと同様に,可逆的に光屈曲挙動を誘起できることが明らかとなった。...

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  • 液晶性アゾベンゼンポリマーにおける光誘発物質移動とその移動機構

    諫山 純, 小笠原 利信, 永野 修作, 関 隆広 日本液晶学会討論会講演予稿集 2006 (0), 177-177, 2006

    アゾベンゼンモノマーとヘキシルアクリレートを有する様々な共重合比のポリマーを用い、それぞれ室温、液晶温度にて凹凸形成能を比較することで、書き込み温度下にてポリマーが液晶性を示すことが重要であることを明らかにした。さらには、紫外光を用いた書き込みにおいて、膜材料が光明部に集まるという結果を示し、より等方的な方向へと物質が移動するという観点のもと、物質移動機構への検討をおこなったので報告する。

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  • 高次相構造を有する架橋アゾベンゼン液晶高分子の光屈曲における膜厚依存性

    平田 大裕, 間宮 純一, 木下 基, 兪 燕蕾, 池田 富樹 日本液晶学会討論会講演予稿集 2006 (0), 50-50, 2006

    強誘電性を示すキラルアゾベンゼン液晶モノマーと架橋剤を合成し,その混合物の液晶性を評価したところ,スメクチックC*相,スメクチックA相を示すことがわかった。温度や電界など異なる条件で光重合を行い,さまざまな配向状態を有するフィルムを作製した。熱機械分析装置を用いて,フィルムの配向状態や膜厚が光屈曲および収縮力に及ぼす影響について検討した。

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  • キラル部位を有するアゾベンゼン液晶高分子の選択反射波長変化

    佐藤 隼也, 木下 基, 池田 富樹 日本液晶学会討論会講演予稿集 2005 (0), 112-112, 2005

    光により異性化するアゾベンゼンモノマーとコレステリック相を示すコレステリル基を有するモノマーとから構成される共重合体を合成した。DSC測定およびX線解析から共重合体はコレステリック相を示すことが明らかとなった。厚み20 μmのフィルムを作製したところ,120 °Cから170 °Cにおいてらせん構造に由来する構造色が観察された。また,光照射や温度変化によって選択反射波長が変化することがわかった。

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  • キラルネマチック液晶高分子を用いた回折格子形成挙動

    中原 健一, 木下 基, 池田 富樹 日本液晶学会討論会講演予稿集 2005 (0), 73-73, 2005

    らせん構造が回折格子形成にどのような影響を及ぼすのかを検討するため,キラル部位を有するアゾベンゼン共重合体を設計・合成した。得られた共重合体は112 °Cから127 °Cでキラルネマチック液晶相を示し,約400 nmのピッチを有するらせん構造を形成することがわかった。共重合体フィルムに円偏光を用いてホログラム記録を行ったところ,15分で83%の高い回折効率が得られた。これはフィルム内にらせん状の…

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  • チエニルアセチレン部位を有するアゾベンゼン液晶高分子の合成と光応答性

    蜂須賀 祐, 岡野 久仁彦, 宍戸 厚, 池田 富樹 日本液晶学会討論会講演予稿集 2005 (0), 214-214, 2005

    ...チエニルアセチレン部位を側鎖に有する新規なアゾベンゼン液晶高分子を合成し,その液晶性と光応答性について検討した。合成した化合物は幅広い温度範囲で液晶相を示すことが明らかとなった。さらに,光照射および加熱を行うことでアゾベンゼン部位の異性化を可逆的に誘起できることを確認した。...

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  • 液晶高分子の流れにより発生するテクスチャー構造

    森 教安 理論応用力学講演会 講演論文集 54 (0), 13-13, 2005

    ...液晶高分子は,せん断流れ中でアライニング,タンブリング,ワギングなどの複雑な配向挙動を示す.そのために,流動中や流動停止後に種々のテクスチャーを生じる.本講演では,それらのテクスチャーの発生条件や構造について,実験結果を示すとともに,その発生メカニズムについて考察する....

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  • 高分子液晶の3次元流れの数値シミュレーション

    山本 剛宏, 山崎 靖夫, 田中 祐輔, 森 教安 理論応用力学講演会 講演論文集 54 (0), 165-165, 2005

    ...構成方程式に修正Doiモデルを使用して,急縮小部,急拡大部を有する矩形管流路内の液晶高分子の流れの数値シミュレーションを行った.その結果,縮小流れでは分子の流れ方向への配向が見られ,拡大流れでは拡大部付近でツイスト構造などの3次元的な分子配向挙動が見られた....

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  • 逆オパール構造体を有する液晶高分子フォトニック結晶の調製と光応答性

    石川 健太郎, 宍戸 厚, 池田 富樹 日本液晶学会討論会講演予稿集 2005 (0), 111-111, 2005

    ...光応答性フォトニック結晶の作製を目指して,アゾベンゼン液晶高分子によって逆オパール構造体を調製し,周期構造体の光制御について検討を行った。シリカ微粒子を自己集合させオパール構造体を作製し,空隙中にアゾベンゼンモノマーを浸透させた。熱重合を行った後,シリカ微粒子を取り除き逆オパール構造体を得た。作製したフィルムの反射スペクトルを測定したところ,周期構造体由来のBragg回折ピークが現れた。...

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  • アゾトラン液晶高分子の光応答性におけるメソゲン骨格の構造効果

    岡野 久仁彦, 宍戸 厚, 池田 富樹 日本液晶学会討論会講演予稿集 2005 (0), 113-113, 2005

    ...一連の新規アゾトラン液晶高分子の設計・合成をおこない,トラン部位の位置効果およびアゾベンゼン末端のドナー・アクセプターの効果について検討した。得られた化合物は広い温度範囲でネマチック相を示し,およそ0.4の高い複屈折を示した。光照射による複屈折変化を測定した結果,0.35以上に達することがわかった。これはアゾベンゼン部位のトランス-シス光異性化に伴う液晶相-等方相相転移に起因すると考えている。...

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  • 側鎖型アゾベンゼン液晶エラストマーの光屈曲におけるアゾベンゼン濃度依存性の研究

    杉本 学, 間宮 純一, 木下 基, 兪 燕蕾, 池田 富樹 日本液晶学会討論会講演予稿集 2005 (0), 216-216, 2005

    光屈曲挙動におけるアゾベンゼン濃度依存性を検討するために,アゾベンゼン濃度の異なる液晶エラストマーフィルムを作製した。フィルムを偏光顕微鏡により観察したところ,異方性を確認した。フィルムは波長366 nmの紫外光照射により屈曲し,その屈曲の程度がアゾベンゼン含有量により異なることが明らかとなった。また波長540 nm以上の可視光照射により,フィルムは元の形状に復元した。

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  • 捩れた配向構造を有する液晶回折素子

    佐々木 友之, 小野 浩司, 川月 喜弘 日本液晶学会討論会講演予稿集 2005 (0), 201-201, 2005

    ...アゾ色素をドープした高分子複合体液晶により作製したTNセルへ偏光ホログラムにより格子を記録する方法と、周期的な配向分布を有する液晶高分子膜を低分子液晶の配向膜に用いる方法について検討を行なったが、いずれの格子においても液晶分子の捩れによって回折光の偏光状態を制御できることが分かった。...

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  • 光駆動高分子液晶フィルム

    池田 富樹, 兪 燕蕾, 中野 誠 応用物理 73 (7), 947-951, 2004-07-10

    ...<p>架橋フォトクロミック液晶高分子膜に紫外光を照射すると,高分子膜が光の照射方向に90度以上屈曲し,可視光を照射すると,元の平らな状態に戻ることを見いだした.さらに,直線偏光を用いると,偏光方向に高分子膜が屈曲するので,任意の方向に曲げることができることを初めて示した.これらの現象はいずれも分子が光を吸収して変形し,協同現象により膜全体の変形を引き起こすと考えられ,電池・太陽電池などのエネルギー源...

    DOI Web Site 参考文献27件

  • 分子動力学シミュレーションによるアルキル基側鎖を有する液晶ポリエステル層状構造の作成

    福田 光完, 玉井 良則, 桑島 聖 Journal of Computer Chemistry, Japan 3 (1), 13-20, 2004

    ピロメリット酸の1,4-ジアルキルエステルと4,4'-ビスフェノールからなる全芳香族ポリエステル液晶の凝集構造を分子動力学シミュレーションにより作成し解析を行った。側鎖アルキル基は炭素数14と炭素数6の場合を対象とした。主鎖のポリエステル鎖が二次元的に凝集して層を形成し,層間は側鎖のアルキル基で満たされた安定な層状構造が得られた。これらの層状構造を有する液晶ポリエステルに対して,層間距離,層内の…

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献17件

  • 光反応性液晶高分子を用いた偏光回折格子の高次回折光の偏光解析

    江本 顕雄, 畑山 晃, 小野 浩司, 川月 喜弘, 内田 江美 日本液晶学会討論会講演予稿集 2004 (0), 109-109, 2004

    ...我々は2種類の光反応性液晶高分子を用いて、それぞれ異なる方法で偏光回折格子の形成を試みた。まず偏光干渉露光法による正弦波状格子を作製した。次に、マスク露光法による矩形状格子を作製した。それぞれの格子について高次に及ぶ回折光の偏光解析をジョーンズ法を用いて行った。結果として、それらの格子からの偏光回折の詳細を、格子形状や異方性分布を考慮することで理論的に説明することができた。...

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  • シアノビフェニル基をメソゲンに有する側鎖型液晶高分子の相転移挙動とダイナミクス

    富川 直樹, 伊藤 大道, 岡崎 裕介, 山本 潤, 横山 浩, 川内 進, 戸木田 雅利, 渡辺 順次 日本液晶学会討論会講演予稿集 2004 (0), 199-199, 2004

    リビングラジカル重合法により合成した、リエントラントネマチック(RN)相を示す側鎖型高分子において、相転移挙動の特異な分子量依存性を見出した。この系ではRN-SA-N-I相転移が報告されているが、高分子量の試料においてはSA相が不安定化され、N-I相転移のみが確認できた。さらに、動的光散乱測定により各液晶相のダイナミクスについて検討した結果、高分子量の試料においてRN-Nの直接転移を示唆する結果…

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  • ネマティック液晶ゲルのソフト弾性構造

    内田, 就也 物性研究 80 (4), 554-592, 2003-07-20

    ...液晶高分子ゲルは,液晶の持つ方向自由度とゲルの弾性変形の結合によるユニークな力学的性質を示す.中でもネマティック相にある液晶ゲルは,シアー変形に対する応力が一定条件下でゼロになるソフト弾性を示す.本稿ではこれを可能にする相関構造を特定し,配向の乱れた液晶ゲルで見られるソフト大変形を説明する.また,この乱れの原因として,非平衡状態で生成されたゲルのネットワーク構造に凍結されたランダム応力を取り上げる....

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  • 液晶系ER流体を用いたダンピングが制御可能なリニアガイドシステムの開発に関する基礎研究

    張 剣, 古荘 純次, 宇田 昌樹, 山口 利明 精密工学会学術講演会講演論文集 2003A (0), 663-663, 2003

    現在用いられているリニアガイドシステムにおいては,サーボ軸方向およびそれと直交する方向の振動問題が発生している.本研究では,電場でそのレオロジー特性が制御可能な高分子液晶を用いて,ダンピングが制御可能なリニアガイドシステムの開発について検討を行い,良い結果を得た.本報告では,基礎実験の結果について報告する.

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  • 位相差板補償・単偏光板式反射型DTN-LCDの高性能化(2)(発光型/非発光型ディスプレイ合同研究会)

    井添 崇, 越田 吉範, 柚木 信治, 坂本 康正, 福田 一郎 映像情報メディア学会技術報告 26.6 (0), 71-76, 2002

    筆者らは先に、位相差板補償・単偏光板式反射型DTN-LCDでは、TFT駆動のオン電圧を2.0Vまで低下させても単偏光板式の極限に近い無彩色表示が得られること、したがって高画質を維持しつつ消費電力を現状の1/6〜1/7に減少できることを示した。本報告では、上記の方式の表示特性に及ぼすねじれ角、複屈折率Δnの波長分散、TFT駆動のオン電圧、設計値からのセルギャップの変動の影響を調べ、最適なねじれ角、…

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献19件

  • 位相差板補償・単偏光板式反射型MDTN-LCDの表示特性

    中根 範之, 井添 崇, 越田 吉範, 居川 功二, 福田 一郎 映像情報メディア学会技術報告 25.5 (0), 7-12, 2001

    ...本報告では、セル構成は、先に筆者らが提案した位相差板補償・単偏光板式反射型DTN-LCD、およびその補償セルを液晶高分子フィルムで置き換えたFDTN-LCDと同じであるが、補償セル(または液晶高分子フィルム)と駆動セルのリタデーションの大きさが異なる位相差板補償・単偏光板式反射型M(Modified)DTN-LCDの電気光学特性を数値解析で調べた。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献8件

  • 1/4波長板補償・単偏光板式反射型DTN-LCDの最適化

    福田 一郎, 越田 吉範, 井添 崇 映像情報メディア学会技術報告 25.45 (0), 7-12, 2001

    低消費電力・薄型・軽量で高画質のカラー反射型LCDは高機能情報端末の普及を支える重要なキーデバイスである。本報告では、先に筆者らが提案した1/4波長板補償・単偏光板式反射型DTN-LCDの表示特性と駆動電圧の関係をシミュレーションで調べた。その結果、駆動電圧を約2.0Vまで低下させても反射率約50%で分光反射率の波長依存性の小さい無彩色表示が得られること、したがって、高画質を維持しつつ、消費電力…

    DOI Web Site 参考文献9件

  • 位相差板補償・単偏光板式反射型DTN-LCDの高性能化

    福田 一郎, 井添 崇, 越田 吉範 映像情報メディア学会技術報告 25.45 (0), 13-18, 2001

    本報告ではTNモードを用いた、アクティブマトリクス方式の反射型LCDの更なる低消費電力化を目指し、最近筆者らが提案しているNWモードの位相差板補償・単偏光板式反射型DTN-LCD、FDTN-LCDの表示特性と駆動電圧の関係をシミュレーションで調べた。その結果、上記の表示方式では、駆動電圧を2.0Vまで低下させても単偏光板式の極限に近い表示性能の無彩色表示が得られること、したがって、高画質を維持し…

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 超伝導マグネットによる高分子の磁場配向

    伊藤 栄子, 木村 恒久 応用物理 70 (1), 38-42, 2001

    ...高分子材料の分子鎖は共有結合で結合している.したがって,分子鎖を配向させると弾性率および破断強度が飛躍的に増大し,力学物性が改善される.本研究では,液晶高分子を機械的および磁場により配向させた.機械配向試料と磁場による配向試料の力学物性と熱膨張を測定し,両試料の物性値の相違と配向度依存性を考察した.磁場配向試料における配向方向の弾性率と破断強度は,機械配向試料よりも低い値を示した.しかし,配向方に対...

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  • 1/4波長板補償・単偏光板式反射型DTN-LCDおよび耳DTN-LCDの表示特性

    越田 吉範, 中根 範之, 狭間 誠, 坂本 康正, 福田 一郎 映像情報メディア学会技術報告 24.40 (0), 1-6, 2000

    ...本報告では、これらの方式の表示特性に及ぼす液晶および液晶高分子フィルムの複屈折率△nの波長分散の影響を調べ、現状の液晶および液晶高分子フィルムを用いた場合でもセル条件を最適化すると単偏光板式の極限に近い優れた無彩色表示が得られることを.明らかにしている。...

    DOI Web Site 参考文献8件

  • 側鎖型液晶高分子ミクロスフェアの調製

    范 星河, 吉田 昌弘, 上村 芳三, 吉澤 秀和, 板原 俊夫, 河野 恵宣, 幡手 泰雄 化学工学論文集 26 (3), 450-456, 2000

    We synthesized a ferroelectric liquid crystal monomer possessing both carboxyl p-benzolxybenzoate and carboxyl (S) - (-) -2-methylbutyl ester in its side chain. The liquid crystal monomer and …

    DOI Web Site Web Site 参考文献7件

  • ねじれ配向フィルム補償・偏光板1枚式反射型TN-LCDの電気光学特性

    福田 一郎, 中根 範之, 狭間 誠, 小谷 勇慶雄, 内田 龍男 映像情報メディア学会技術報告 23.40 (0), 37-42, 1999

    ...先に筆者らは、その候補として、駆動用セルの画素電極を反射板と一体化し、かつ補償用セルをこれと同じ分子配向を有する液晶高分子フィルムで置換した2層型TNセルを、位相差板で補償した構成の、新しいノーマリホワイトモードの偏光板1枚式反射型TNLCDを提案した。本報告では、この方式の電気光学特性を数値解析法で調べ、カラー表示の前提条件である表示の明るい、高コントラスト比の無彩色表示が得られることを示す。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献4件 参考文献12件

  • 液晶高分子の急縮小・急拡大流路内の流れの数値解析

    吉川 忠作, 森 教安, 中村 喜代次 Nihon Reoroji Gakkaishi(Journal of the Society of Rheology, Japan) 26 (2), 87-94, 1998

    Numerical simulations were performed for the flows of liquid crystalline polymers (LCPs) through abrupt contraction-expansion geometries. The constitutive equation used was a modified Doi model. The …

    DOI Web Site 被引用文献2件

  • 美を演出する高分子  玉虫色の光を演出する液晶高分子

    幸正 弘, 渡辺 順次 高分子 47 (10), 742-745, 1998

    玉虫は美しいものである.その美しい色が液晶によるものであるといえば,皆さん驚かれるだろう.実際には,液晶状態ではなく,らせん構造を有するコレステリック液晶が固化したものである,本稿では,コレステリック液晶が生み出す光の美しさについて解説するとともに,高分子液晶を利用して,玉虫様フィルムを作り出した具体例について解説する.

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献14件

  • 3A12 液晶高分子コーティング膜における液晶の界面配向

    森本 政輝, 森 教安, 中村 喜代次 日本液晶学会討論会講演予稿集 1998 (0), 408-409, 1998

    Homogeneous surface alignment of liquid crystals (5CB) is observed for the films formed by coating with the aqueous solutions of hydroxypropylcellulose (HPC) in the conditions of large coating speed …

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  • 棒状液晶高分子を用いた新規視野角改良フィルム

    依田 英二, 豊岡 武裕, 小堀 良浩, 山梨 輝昭, 伊藤 宏之 液晶討論会講演予稿集 23 (0), 128-129, 1997

    We developed novel liquid crystalline polymer film that improved viewing angle characteristics of TN-LCDs. The film parameters were optimized by the computer simulation. The estimation of the …

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  • 液晶性をもつ導電性高分子の開発と展開

    赤木 和夫, 白川 英樹 応用物理 65 (3), 265-269, 1996

    ...本研究では,液晶基を共役系高分子の側鎖に導入して,液晶のもつ自発配向性と種々の外部応力に対する配向応答性を利用することで,巨視的にも配向した導電性高分子薄膜を作製し,電気伝導度の洵上と分子配向の制御を行った.まず,液晶基で置換したアセチレンモノマーを合成し,これらをチグラー・ナツタ触媒あるいはメタセシス触媒を用いて重合することにより,可溶性の共役系側鎖型液晶高分子,ポリ(一置換アセチレン)を合成した...

    DOI 被引用文献1件

  • 液晶高分子によるITO膜の磨耗

    門前 和博, 佐島 直孝, 平岡 一幸, 植松 淑子 日本印刷学会誌 33 (3), 177-183, 1996

    When the liquid crystalline solution of Poly (γ-benzyl L-glutamate) (PBLG) was subjected to an AC field above a threshold voltage between two parallel plates coated by ITO film, we found that the …

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  • 水素結合による液晶高分子複合体の構築―液晶性“分子レゴ”

    加藤 隆史 高分子 42 (8), 672-675, 1993

    水素結合という非共有結合を用いて明確な構造の機能分子複合体を構築する試みについて述べる.ここでは水素結合相互作用により,異なる独立な分子を定量的に方向性良く,玩具の“レゴ”のように接続し,新しい安定な液晶分子構造がつくられている.また,この水素結合液晶系は新しい分子自己集合システムとしての特徴も有している.

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  • 液晶高分子の圧力下の相転移現象

    前田 洋治 熱測定 20 (1), 19-28, 1993

    Phase transition behavior of thermotropic liquid crystalline polymers under hydrostatic pressure has been studied by using a high-pressure DTA and a wide angle X-ray scattering equipment for high …

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