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検索結果 4,765 件

  • 天然資源・循環資源を活用した水分解電極触媒の開発

    坂井 ありす, 杉永 滝, 恒川 舜, 友宗 真大, 吉田 真明 色材協会誌 97 (4), 109-112, 2024-04-20

    ...<p>産業の急速な発展にともない,大量の化石燃料が消費されることで排出される温室効果ガスが地球温暖化現象を引き起こしている。そのため,化石燃料の代替となるクリーンなエネルギーが必要とされている。そのなかでも,水の電気分解によって製造される水素の使用が注目されている。そこで筆者らは,新たな水分解触媒として,天然資源や循環資源を利用した水分解電極触媒の開発を行っている。...

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  • メタン発酵技術に関する近年の動向

    金子 光瑠, 大門 裕之 Material Cycles and Waste Management Research 35 (2), 107-113, 2024-03-29

    ...<p>近年,温室効果ガス排出量の低減や持続可能な開発目標の達成に向けて,再生可能エネルギー技術の開発と普及が強く求められている。再生可能エネルギー技術の一つであるメタン発酵技術は長年研究が行われてきており,技術として確立するには十分な知見がある。...

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  • 外部報告における財務・非財務データと表示形式の多様性―東証一部上場企業を対象とした表とグラフの選択―

    槙下 伸一郎 管理会計学 : ⽇本管理会計学会誌 : 経営管理のための総合雑誌 32 (1), 161-184, 2024-03-28

    ...<p>本論文では,東証一部上場企業の発行する統合報告書等を調査し,どのような財務データ及び非財務データが記載されているのか,またそれらのデータは表とグラフとではどちらの表示形式により表示されているかについて記述統計により明らかにする.分析の結果,財務数値としては売上高や営業利益等が,財務指標としてはROEや一株当たり配当金等が重視されており,非財務データとしては温室効果ガス排出量や従業員数等が重視されていることが...

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  • 日本のCO<sub>2</sub>海洋貯留プロジェクトの背景とその成果

    内田 努 日本エネルギー学会機関誌えねるみくす 103 (2), 179-184, 2024-03-20

    <p>現在国内で実施されているCO<sub>2</sub>ハイドレートを用いたCCUSに関するトピックを紹介するにあたり,本稿では20年以上前に日本で行われたCO<sub>2</sub>の海洋貯留プロジェクトについてCO<sub>2</sub>ハイドレートに関連した事項を中心に紹介し,これまで蓄積されている知見を整理する。</p>

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  • 中小ビル街区の脱炭素化に向けた施策展開のあり方に関する研究

    秋山 政武, 村木 美貴 都市計画報告集 22 (4), 760-764, 2024-03-11

    ...<p>2050年の脱炭素実現に向け、建築物由来の温室効果ガス削減が求められている。特に、東京都心部は、老朽化した小規模ビルの集積がみられ、エネルギー利用効率向上のための建替えや省エネ改修が求められている。しかし、建替え・改修は、多額の費用負担が課題となるため、適切な更新時期の選択やインセンティブ付与による事業性向上が求められている。...

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  • 有機系廃棄物処理におけるバイオガスプラント導入のGHG 削減効果 : LCA を用いたバイオガスプラント処理と焼却処理の比較

    辻林 英高, 高橋 義文, 矢部 光保 九州大学大学院農学研究院学芸雑誌 79 (1), 1-8, 2024-02

    ...のし尿・生ごみのバイオガス処理について,エネルギー収支という視点のみで見るならばマイナスであった.しかし,LCA により,同バイオガスプラント処理と焼却処理を比較した場合,バイオガスプラント処理の方でGHG排出量が10分の1になり,少ないことが確認できた.また経済性評価ではバイオガスプラント化により,費用が半減するという結果であった.この時,経済性評価で用いた評価範囲はLCAと同じである.今回は,温室効果...

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  • 飲料用ペットボトルを再利用した絶滅危惧種オガサワラグワの培養苗の馴化

    遠藤 圭太, 織部 雄一朗, 北山 朋裕, 村田 崇真, 吉井 嘉子, 横谷 みどり, 花岡 創, 松下 通也, 長谷部 辰高, 玉城 聡, 倉本 哲嗣, 山田 浩雄 日本森林学会誌 106 (1), 7-12, 2024-01-31

    ...島内の温室や事務室でPB馴化法によって培養苗の馴化試験を行った結果,66.7~100%の高い生存率で培養苗の馴化に成功した。PB馴化法の開発により,馴化の過程で多くの苗が枯死するという問題が解決し,培養植物を扱うための設備等が充実していなかった島内の施設でも,効率的にクローン苗を保存できるようになった。...

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  • アイスコアは気候のタイムカプセル 地球が歩んだ100万年の解明を目指して

    国立研究開発法人科学技術振興機構 JSTnews 2023 (2024.1), 16-16, 2024-01-04

    <p> 創発的研究支援事業(FOREST)</p><p>「南極氷床コアの気体分析から100年スケールで読み解く氷期‐間氷期の全球気候変動」</p><p>国立極地研究所 共同研究推進系(気水圏研究グループ/アイスコア研究センター)助教/総合研究大学院大学 先端学術院・先端学術専攻 極域科学コース担当教員 </p><p>大藪 幾美</p>

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  • 日本国におけるカーボンオフセットクレジットの発行による天然ガス廃止坑井坑封鎖の可能性

    富樫 親 日本LCA学会誌 20 (1), 11-18, 2024

    ...</p><p> 日本国内の廃鉱された秋田県の黒川鉱山(油田)からの GHG 削減への応用については、廃鉱からの GHG が日本国温室効果ガスインベントリに計上されていないことや、廃鉱後の保安管理が法的に未整備な部分など種々の課題がある。しかしながら、クレジット発行を試みることは、温室効果ガス削減の見える化に大きく貢献し、長期的なモニタリングなどによる事業の品質向上が可能となる。...

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  • 漂白剤のエネルギー需要とカーボンフットプリント

    アレクシス メテース, 蘇 涛, 坂本 沙織, 疋田 清光 紙パ技協誌 78 (1), 40-44, 2024

    ...これにより,競争力のあるパルプの漂白コストと温室効果ガス(GHG)排出削減の両方の目標を一度に満たすことがより難しくなった。本稿では,まず,化学パルプの漂白に関与する主要な化学薬品の製造におけるエネルギー需要(酸素,オゾン,二酸化塩素,過酸化水素)と必要な化学物質の前駆体について検討する。...

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  • 木曽川中流域における一宮市のヒートアイランドの季節変化の特性

    大和田 春樹, 大和田 道雄, 三輪 英 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 15-, 2024

    ...その原因が温室効果ガスの排出によるものであることはIPCCや環境省の報告でも明らかである。しかし,これらの研究は,地球規模での研究が中心であるため,人々が生活する身近な地域の変動を反映しづらい面がある。</p><p> そこで,本研究会では,地球温暖化に伴う気温上昇の過程を,気象庁のアメダスデータだけでなく,気象観測を併用することで,日本の地域の気候学的特色を明らかにしてきた。...

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  • 自動車関連産業クラスターにおけるサプライチェーン排出量削減に関する動向と課題:豊田市等での取組を題材に

    畑中 直樹, 東海 明宏, 中久保 豊彦 日本LCA学会誌 20 (2), 62-67, 2024

    ...<p>気候変動対策をさらに加速する必要性が高まるなか、産業各分野で温室効果ガスのサプライチェーン排出量削減に向けての取組が進みつつあるが、この中で我が国の温室効果ガス排出量の中で少なくない割合を占める中小企業がボトルネックになる可能性がある。こうした中、自動車関連産業クラスターを形成する豊田市等において中小企業を主な対象に脱炭素経営を促進する取組が進みつつある。...

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  • 運輸部門における温室効果ガス排出削減へのMaaSの可能性

    山下 潤 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 137-, 2024

    ...<p>2050年までに温室効果ガス(GHG)排出量をほぼネットゼロにするという日本政府の目標を達成するためには、運輸部門のGHG排出量を削減することが鍵となる。当該部門におけるネットゼロ目標達成のための対策のひとつは、MaaS(Mobility as a Service)である。本報告では、日本におけるネットゼロ目標達成のための政策手段としてのMaaSの可能性について議論する。</p>...

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  • 木材パルプ複合紙の開発と土壌分解性の評価

    タンカンパイ コッチャポーン, ミル イハラ パオラ マリア, 江前 敏晴 紙パ技協誌 78 (4), 333-340, 2024

    ...さらに,プラスチックの製造過程では,CO<sub>2</sub>が発生し続け,温室効果ガスとして地球温暖化の原因となっている。国連で採択されたSDGsのうち,特に「13:気候変動に具体的な対策を」は,特に重要で,地球の天然資源を保護し,気候変動に対処し,持続可能な開発の促進を目指す。本研究ではこの目標達成を視野に入れて,生分解性ポリマーを活用した紙系コンポジット材料の開発を行った。...

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  • 極地におけるブラックカーボンによる融解速度促進効果のシミュレーション : 漂着面積に着目して

    Horii Sumika 課題研究優秀論文集 2023 268-317, 2024-01

    ...化石燃料から発生するブラックカーボン(BC)は、他の多くの温室効果ガスと同様に、氷の反射を妨げることで地球温暖化の原因となっている。しかし、ブラックカーボンが地球温暖化に与える影響を可視化する先行研究は少ない。従って本論文では、低温条件下で自然の氷とブラックカーボンで覆われた氷の体積変化を比較し、BC によって促進される融解速度を算出する実験を行った。...

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  • 温暖化でスバルバールの周氷河景観はどう変わる?

    松岡 憲知, 渡邊 達也 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 65-, 2024

    ...永久凍土の融解に伴う崩壊や陥没,温室効果ガスの放出に関する研究は増えているが,永久凍土帯特有の周氷河地形の変化を扱う研究は少ない。本発表では,スバルバールの周氷河景観の将来像を野外観測に基づいて予測する。地形により温暖化への応答は異なる。...

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  • PTALを用いた公共交通への近接性研究

    遠藤 有悟 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 89-, 2024

    ...<p><b>Ⅰ 本研究の目的</b></p><p> 日本の公共交通は,モータリゼーションの進展に伴う利用者の減少や市場原理を導入するための法令改正,コミュニティバスの導入による既存の公共交通との競合問題など,多くの問題を抱えている.しかし,公共交通を整備することにより,都市内の慢性的な渋滞の解消や近接性・社会的公平性の向上,温室効果ガスの削減などが期待されている.公共交通を充実させるためには,現在の...

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  • スパゲッティの非等温調理過程におけるエネルギー消費

    安達 修二, 小林 敬, 小川 剛伸 日本食品工学会誌 24 (4), 121-126, 2023-12-15

    ...<p>地球温暖化が警鐘されて久しく,多くの分野でその原因となる二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガスの放出と発生の抑制や使用エネルギーの削減に対する努力がなされている.食料の生産と消費においても同様である.世界の作物上位10品目の収量に対する気候変動の潜在的な影響が評価され,小麦の生産は今後減少すると予測されている[1].また,調理の過程で消費されるエネルギーは,製品のライフサイクル全体で消費されるエネルギー...

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  • 地域貢献型太陽光発電施設の地域受容性に関する研究

    池 翔, 錦澤 滋雄, 村山 武彦, 長澤 康弘 環境情報科学論文集 ceis37 (0), 116-121, 2023-12-08

    ...また,住民の賛成意識を形成する上位の影響要因は「温室効果ガスの排出抑制」,「災害への対応の強化」,「地域の活性化」であり,パネルオーナーの出資行為に影響する最大の効果要因は「長期の利益へ期待」であることがわかった。</tt></p>...

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  • 二酸化炭素回収・貯留技術 (CCS)についての情報提供が中国国民の受容に与える影響

    劉 在強, 加藤 尊秋 環境情報科学論文集 ceis37 (0), 40-45, 2023-12-08

    ...本研究の目的は,温室効果ガスの排出量が多く,CCS の実験的運用が行われている中華人民共和国において,社会的受容やリスク研究における先行研究を参照し,科学技術への信頼,有用性,リスク認知,便益認知,NIMBY 等の要因がCCS の受け入れ態度に及ぼす効果を検討した。さらに,CCS に関する成功事例,および,リスク情報の提供がどのように受容に影響するかを分析・評価した。</tt></p>...

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  • 日本型イネの遺伝的背景への早朝開花性導入による高温不稔軽減効果

    平林 秀介, 田之頭 拓, 田中 明男, 竹牟禮 穣, 若松 謙一, 石丸 努, 佐々木 和浩 育種学研究 25 (2), 140-149, 2023-12-01

    ...を上昇させた自然光型人工気象器で開花日1日だけの高温処理を行ったポット試験では,早朝開花性NILはすべての遺伝的背景と高温処理下において,開花時刻が反復親品種より2~4時間早く,35℃に達する午前10時30分までには概ね開花を終えていた.その結果,早朝開花性NILでは開花時の高温ストレス条件に遭遇せず,高いレベルの稔性を維持できた.加えて,出穂期に35℃の日中の連続高温処理を行った鹿児島県のガラス温室内...

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  • 畜産分野におけるライフサイクルアセスメント(LCA)研究の展開と将来展望

    瀬戸口 暁, 大石 風人, 荻野 暁史, 広岡 博之 日本畜産学会報 94 (4), 397-411, 2023-11-25

    <p>持続可能な畜産を実現するための3要件として,経済的に成り立ち,環境負荷物質の排出を低減でき,社会的に受け入れられることが挙げられる.特にライフサイクルアセスメント(LCA)は,2つ目の家畜由来の環境負荷物質の排出とそのインパクトについて評価するための有効な手法で,これまで畜産分野で数多くの研究成果が報告されている.そこで,本総説では畜産におけるLCAのこれまでの国内外における研究を紹介する…

    DOI Web Site Web Site 参考文献93件

  • EU ETS 2023年制度改正の概要

    若林 雅代 日本エネルギー学会機関誌えねるみくす 102 (6), 726-732, 2023-11-20

    ...<p>欧州排出量取引制度(EU ETS)は,温室効果ガスを対象とする排出量取引制度の中で最も長い歴史を持つ。2005年の開始以降,制度のレビューとともに改正を重ねてきた。...

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  • 江の島国際芸術祭 2023:サムエル・コッキングと杉浦六右衛門の深い関わり

    内田 孝幸 日本写真学会誌 86 (4), 375-382, 2023-11-20

    ...神奈川県の藤沢にある「江の島」は観光名所の一つであり,そこに「サムエル・コッキング植物園温室遺構」がある.こ の温室遺構はその名の通り,コッキングが造ったものであり,その業績が有名である.しかし,彼の業績はその植物園を 造っただけに留まらず,日本の写真や印刷に係る,企業や学校の創業,創立のきっかけになっていることはあまり知られ ていない.小西写真専門学校(現在の,東京工芸大学)は今年 100 周年を...

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  • 欧州のCCUS政策・制度 ~プロジェクト動向について~

    橋﨑 克雄 日本エネルギー学会機関誌えねるみくす 102 (6), 753-760, 2023-11-20

    ...その中で中心的存在になるものが2021年7月に発効された法的拘束力を持つ欧州気候法の中の「Fit for 55」と呼ばれる一連の施策であり,2030年までに温室効果ガス(GHG)排出量を1990年比で55%削減することを目標にしている。現在,各産業分野において,この野心的目標の実現に向け各種チャレンジが始まっている。 </p>...

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  • マグネティックス技術委員会の活動と本特集の狙い

    田島 克文 電気学会誌 143 (11), 692-693, 2023-11-01

    ...<p>1.はじめに</p><p>2020年10月,我が国政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロとする,2050年カーボンニュートラル,脱炭素社会の実現を目指すことを宣言した<sup>(1)</sup>。カーボンニュートラルとは温室効果ガスの排出量と吸収量のバランスをとることである。この「2050年カーボン</p>...

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  • 下水処理による一酸化二窒素排出量の実態把握に向けた連続モニタリングの活用可能性

    石井 淑大, 安倉 直希, 細田 耕, 重村 浩之 下水道協会誌 60 (733), 140-148, 2023-11-01

    ...<p> 水処理により排出される一酸化二窒素(N<sub>2</sub>O)は,下水道事業全体から排出される温室効果ガスの約8%を占めているが,排出状況の実態把握や排出抑制の手法提案が進んでいない。N<sub>2</sub>Oの排出量は時間や季節,さらには反応槽の場所によって大きく変動し,気体採取による調査にはコストや人手が多くかかることが課題である。...

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  • 地域エネルギー資源としての廃棄物

    大槻 貴司, 國武 凜太郎, 米田 峻, 濱田 僚, 松原 里江, 渡辺 弘樹 電気学会誌 143 (11), 688-691, 2023-11-01

    ...<p>1.はじめに</p><p>化石燃料の燃焼に伴うCO<sub>2</sub>(エネルギー起源CO<sub>2</sub>)は,日本の温室効果ガス排出の大部分を占める。2021年度においては約85%がエネルギー起源CO<sub>2</sub>であった。したがって,</p>...

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  • 農業用微生物資材の研究開発動向のミニレビュー

    菅野 学, 玉木 秀幸 土と微生物 77 (2), 74-92, 2023-10-31

    ...食糧の安定供給と環境負荷の低減(減肥や温室効果ガスの排出削減)を両立する持続的農業を実現するために,微生物資材の開発に対する関心が高まっている。しかし,圃場における微生物資材の成功は依然として予測不可能で信頼性に欠ける。微生物資材は,実験室内での活性に基づいて選択される傾向があり,土壌中での微生物の安定的な生存や機能発現といった圃場において求められる生態学的形質とは大きな隔たりが存在する。...

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  • 農耕地土壌における硝化による温室効果ガス一酸化二窒素(N2O)の発生とその対策

    大林 翼, Aoyagi Nobuhiro Luciano, 山崎 俊正, 多胡 香奈子, 早津 雅仁 土と微生物 77 (2), 51-60, 2023-10-31

    ...硝化反応によって,アンモニアが硝酸に変換される過程において,温室効果ガスの 1 種である一酸化二窒素(N2O)が生成される。さらに,農耕地土壌における硝化反応は窒素肥料成分の地下水への溶脱といった環境汚染や窒素損失にもつながっている。硝化による窒素損失や N2O 発生を低減させるために,抜本的な対策が求められている。...

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  • 固体13C NMRによるMOF中のCO2吸着・拡散ダイナミクスの解析

    栗原 拓也 ゼオライト 40 (4), 162-175, 2023-10-15

    ...近年,MOFをはじめとした多孔性材料を用いた,温室効果ガスであるCO2の分離・回収の研究が盛んに進められている。CO2吸着材料の実用化においては,より機能性の優れた材料の開発や実際に使用される環境を想定した応用研究に加え,CO2の吸着・拡散が材料中でどのように生じ,それがどうガス分離につながるのかを理解することを通じて,構造設計の指針や適切な使用条件を明らかにすることも重要である。...

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  • リチウムイオン蓄電池に係る火災予防上の安全対策

    消防庁危険物保安室 安全工学 62 (5), 336-339, 2023-10-15

    ...<p>我が国では,2050 年までのカーボンニュートラル及び2030 年度における温室効果ガス46%排出削減の実現に向け,再生可能エネルギー最大限導入のための規制の見直しや蓄電池の導入拡大などの投資を進めるとされている. これらを踏まえ,消防庁では「リチウムイオン蓄電池に係る火災予防上の安全対策に関する検討会」を開催し調査検討を行ってきた....

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  • ダム湖におけるChlorophyll-<i>a</i>量への温暖化影響:経験モデルによる解析

    占部 城太郎, 丸岡 奈津美, 榎本 めぐみ, 髙野 (竹中) 宏平, 一柳 英隆, 小黒 芳生, 石郷岡 康史, 中静 透 陸水学雑誌 84 (3), 187-201, 2023-09-25

    ...この結果をもとに,MRI-CGCM3.0気候モデルを用い,温室効果ガス高排出シナリオRCP8.5下での各ダム湖における将来予測を行ったところ,世紀末までにchl-<i>a</i>量は最大2.2倍,平均で1.5倍増加すると推定された。そこで,chl-<i>a</i>量に対する温度上昇の直接的な影響と集水域の土地利用・被覆の変化を介した間接的な影響を調べた。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献31件

  • 豚舎汚水処理方式の違いによる物質フローと温室効果ガス排出量の推計

    川村 英輔, 小山 太, 松尾 孝弘, 菱沼 竜男 日本養豚学会誌 60 (3), 109-122, 2023-09-21

    ...ふん尿混合方式と汚水脱水方式および汚泥脱水方式の比較から,浄化施設に固液分離機を導入する場合には,汚水と汚泥を同時に固液分離する汚水脱水方式で温室効果ガス排出量が約26%削減されたが,汚泥脱水方式で約17%増加することが明らかとなった。</p>...

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 2. 環境保全技術の開発動向

    日本エネルギー学会機関誌えねるみくす 102 (5), 690-692, 2023-09-20

    ...<p>2.1 温室効果ガス</p><p>2.2 燃焼関連の化学物質</p>...

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  • Ⅳ.宇宙における総合学の取り組み─月を人類共有のコモンズに─

    清水 順一郎 日本航空宇宙学会誌 71 (9), 252-260, 2023-09-05

    ...<p>私たちは今,人新世の真っ只中にいて,漠然とした不安と向き合っている.頻発する異常気象の直撃を受け,感染症のパンデミックに遭遇し,核戦争の脅威も払拭できない.これまでにない「人類と地球の危機」に直面しているように思える.その根本原因が「地球の有限性」と「資本主義の欲望」に帰着すると誰もが理解し始めている.この危機を回避して,将来世代への悪影響を少しでも緩和するには,温室効果ガスの排出抑止と日常生活全般...

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  • GHG排出量可視化サービスに見る脱炭素社会実現の可能性

    前田 はるか, 志方 鴻介, 宮國 雅士, 鶴岡 典子 電気学会誌 143 (9), 588-591, 2023-09-01

    ...<p>1.はじめに</p><p>近年,温室効果ガス(Greenhouse Gas:GHG)の排出量削減を目的とした,ガソリンを使用しない電気自動車の導入や,自然エネルギーを活用した再生可能エネルギーの導入が進められている。また,環境負荷の少ない活動を行う企業に投資を行うESG投資<sup>*1</sup>が活発になるなど,企業</p>...

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  • 階段炉下水汚泥焼却発電システム

    水野 孝昭 日本エネルギー学会機関誌えねるみくす 102 (4), 406-412, 2023-07-20

    <p>下水汚泥は衛生処理の観点から多くが焼却処理されているが,下水汚泥の脱水汚泥は水分を75%以上含み自燃しないため,流動床炉により熱媒体である砂と汚泥を激しく混合攪拌しながら,補助燃料として化石燃料を使用して焼却が行われている。さらに汚泥焼却に伴い温暖化係数がCO<sub>2 </sub>の298 …

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  • カーボンニュートラルに向けたゼオライトの貢献可能性

    武脇 隆彦 ゼオライト 40 (3), 96-102, 2023-07-15

    ...気候変動に関する政府間パネルの第6次統合報告書が提出され,気温上昇を1.5°C以下に抑えることが重要であり,そのためには,温室効果ガスの急激な低減が必要であるとされ,具体的な削減目標がかかげられた。日本においても2050年カーボンニュートラル宣言が出されており,様々な施策が行われている。カーボンニュートラル社会を実現するためには,多くの技術の開発,組み合わせが重要である。...

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  • 環境省による風力発電における鳥類のセンシティビティマップ作成の経緯と課題

    福田 真 保全生態学研究 28 (2), 313-, 2023-07-05

    ...<p>日本は、 2050年までに温室効果ガスの総排出量をゼロにすることを宣言し、再生可能エネルギーの導入など、脱炭素社会に向けた取り組みを加速している。一方で、風力発電施設の設置には、希少な猛禽類などが風車のブレードに衝突して死亡するバードストライクなどの問題があり、生物多様性保全と脱炭素社会の両立が求められている。...

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  • 中国で進む温室ガス削減:省エネや吸収力強化

    金, 振 日本農業新聞 11-, 2023-07

    ...温室効果ガス(GHG)の排出量が世界一の中国。習近平国家主席は2020年9月、国連総会で30年より前にピークアウト(排出量の頭打ち)、60年までカーボンニュートラル(炭素中立)を実現すると明言した。農業も、重要な分野として政策の実施や技術開発が進んでいる。...

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  • 畜産を巡る世界的な動きとモンゴル国牧畜業の将来方向

    小宮山 博 沙漠研究 33 (1), 51-58, 2023-06-30

    ...<p>本稿では,今後10年間の世界の農業見通し,温室効果ガス・家畜感染症・アニマルウェルフェアなどの畜産を巡る世界的な動きとモンゴルにおける状況,モンゴルの牧畜業に関する計画と将来目標,モンゴルの畜産物の輸出入状況等について考察することにより,モンゴルの牧畜業の将来方向を示唆した.</p>...

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  • 時系列栽培データ収集システムの開発

    島田, 拓人, 海老沢, 源, 小池, 誠, 小川, 晋, 野村, 裕一郎, 峰野, 博史 マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム2023論文集 2023 449-456, 2023-06-28

    ...評価や効率化に不可欠だが,労働力の減少により収集が困難になっている.この問題を解決するため,栽培のための環境制御や労務の自動化や効率化を行う自立移動可能な無人航空機 (Unmanned Aerial Vehicle: UAV) や無人陸上車両 (Unmanned Ground Vehicle: UGV) を使った方法が提案されたが,個々の作物の状態を把握するのは難しいといった課題がある.本研究では,温室...

    情報処理学会

  • ブンタンに寄生したチャノキイロアザミウマの系統

    冨村 健太, 望月 雅俊 関西病虫害研究会報 65 (0), 42-47, 2023-06-01

    ...<p>2019年5月,静岡県静岡市のガラス温室内のブンタン新葉に奇形・縮葉が生じた。これら症状を呈したブンタンでチャノキイロアザミウマの寄生が確認された。本種においてはYT系統およびC系統が知られていることから,ブンタンにおける症状がどの系統に由来するかを明らかにするために,マルチプレックスPCRにより系統識別を行った。...

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  • 「最近の電力用磁性材料とその活用技術」

    槌田 雄二 電気学会論文誌. A 143 (6), 203-203, 2023-06-01

    ...<p>2015年に開催された第21回気候変動枠組条約締約国会議(COP21)において,政府は2030年までに温室効果ガス排出量を2013年度比で26%削減することを内外に公約している。また,2015年に策定されたSDGs(Sustainable Development Goals,持続可能な開発目標)では,「目標13:</p>...

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  • 東京都の業務部門における2030年までの温室効果ガス排出量半減の達成シナリオの分析

    片野 博明, 増井 利彦 環境科学会誌 36 (3), 94-108, 2023-05-31

    ...<p>東京都の業務部門を対象に,地球温暖化対策計画で想定されている2030年度の温室効果ガス排出削減目標(2013年度比51%減)を達成するために必要な対策を明らかにすることを目的として,ボトムアップ型のエネルギーモデルであるAIMエンドユースモデルを適用し,複数のCO<sub>2</sub>排出削減対策を実施した際の温室効果ガス排出量を推計した。...

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  • 民間企業に対するカーボンクレジットの購入動機

    Takumi Watanabe, Rei Shibata 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 223-, 2023-05-30

    ...<p>J-クレジット制度は温室効果ガスの排出削減量や吸収量を取引可能なクレジットとして日本が認証している制度である。この制度により温室効果ガスの排出削減や吸収に取り組んだクレジット発行者はクレジットを販売することで経済的なインセンティブが得られる。...

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  • UVから緑色光へ変換するフィルムがカラマツコンテナ苗の成長に与える影響

    QIANG HAOYANG, 前田 唯眞, 松田 侑樹, 斎藤 秀之, 庄司 淳, 長谷川 靖哉, 宮本 敏澄, 渋谷 正人 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 362-, 2023-05-30

    ...温室内で2月末に播種したカラマツを4月末に室外に出してフィルム処理を始めた。10月末まで苗高と地際直径は約1.2倍、個体量は約1.5倍の成長促進の効果を示した。晴天日に光化学系Ⅱの最大量子収率を調べ、対照区に比べて処理区で5%有意に高かった。したがって、緑色発光フィルムはカラマツの光合成の光阻害を緩和することで光合成速度を増大させることで成長を促進する有望な資材である可能性が示された。</p>...

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  • スギ人工林をバイオマス生産用早生樹林に転換する際の温室効果ガス収支

    佐藤 惟生, 戸田 浩人, 浅田 隆之, 吉田 智弘, 加用 千裕 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 193-, 2023-05-30

    ...しかし,日本において,このリスクを評価した上で,新規木質バイオマス燃料利用の温室効果ガス (GHG)排出を評価した研究はない。したがって,本研究では、林齢55年のスギ・ヒノキ人工林をユーカリ林に転換し、木質バイオマスを生産する際のGHG収支を明らかにすることを目的とした。本研究では,スギ・ヒノキ人工林のバイオマスに由来する二酸化炭素は全てGHG排出として考慮した。...

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  • 森林土壌メタン・CO<sub>2</sub>フラックスの全国モニタリング網の構築

    橋本 昌司, 森 大喜, 阪田 匡司, 橋本 徹, 森下 智陽, 石塚 成宏, 山下 尚之, 清水 貴範, 小南 裕志, 深山 貴文, 岡本 透, 高梨 聡, 稲垣 善之 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 479-, 2023-05-30

    ...<p>森林土壌では主要な温室効果ガスである二酸化炭素(CO<sub>2</sub>)とメタンが放出・吸収されている。森林土壌は湿地などをのぞいて大気中のメタンを吸収しており、土壌のメタン吸収は地球上のメタン循環の中で唯一の生物的シンクである。...

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  • 気候変動枠組条約の下での森林炭素吸収量の計上方法と各国の森林・林業政策

    塚田 直子, 松本 光朗 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 70-, 2023-05-30

    ...<p>1997年に気候変動枠組条約第3回締約国会議で採択された京都議定書は、先進各国に温室効果ガス排出量の定量的な削減目標の設定を求めるとともに、目標達成の際に森林による排出・吸収量を算入することを認めた。吸収量の具体的な算定方法についてはその後の国際交渉によって議論がなされ、各国の排出削減達成に必要な努力の度合いや森林・林業を巡る事情が反映された結果、複雑なルールが形成された。...

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  • 枯死木の炭素蓄積量は天然林と人工林で異なる

    川西 あゆみ, 石塚 成宏, 酒井 佳美, 相澤 州平, 平井 敬三, 稲冨 素子, 大曽根 陽子, 南光 一樹, 鵜川 信, インベントリ WG メンバー 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 482-, 2023-05-30

    ...<p>日本は気候変動枠組条約により温室効果ガスの森林吸収量の算出と報告が求められており、地上バイオマス、地下バイオマス、枯死木、堆積有機物および土壌の炭素蓄積量の変化量 (吸収量・排出量)を算出する必要がある。枯死木は倒木、根株、立枯木からなり、炭素循環の炭素プールとして重要な役割を果たしている。...

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  • 人工光型植物工場で育成したカラマツ苗の形質と馴化の取組

    野末 はつみ, 二本松 裕太, 貝賀 順子, 中西 弘充 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 134-, 2023-05-30

    ...<p>人工環境下でカラマツ苗を育成するため、実生カラマツを人工環境下と屋外のビニル温室で比較した。室温24-25℃、湿度60-70%、光強度100±10μmol・m<sup>-2</sup>・s<sup>-1</sup>の白色LEDの12時間/日照射の人工環境における発芽から育苗までの成長は、3月の春蒔きにおけるビニル温室での成長とほぼ同等となった。...

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  • ウルシコンテナ苗当年成長におよぼす施肥量の影響

    白旗 学, 大竹 由紀 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 324-, 2023-05-30

    ...培土(トップココピートオールド:鹿沼土= 4:1)に,被覆肥料(ハイコントロール085-180,ジェイカムアグリ)を5g/L,10g/L,15g/L,20g/L混ぜ込み,ガラス温室で4月に播種し育成した(各区45個体)。...

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  • 次世代補助燃料を適用する下水汚泥焼却プロセスに向けた焼却炉運用の全国実態調査

    谷藤 渓詩, 宮本 豊尚, 重村 浩之, 岡安 祐司, 高岡 昌輝 下水道協会誌 60 (727), 75-85, 2023-05-01

    ...<p> 下水汚泥焼却プロセスは我が国における主要な汚泥処理方式の一つであるが,その補助燃料は下水処理場における温室効果ガス排出の一因となっている。従来の補助燃料とは別の代替エネルギー(次世代補助燃料)を利用することで,これを削減できると考えられる。そこで本報では,下水汚泥焼却プロセスの実態を把握するため,全国の下水処理場に焼却炉が設置されている公共団体を対象にアンケート調査を実施した。...

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  • 土壌由来の温室効果ガス削減に向けた市民科学による微生物探索

    大久保 智司, 青木 裕一 土と微生物 77 (1), 34-39, 2023-04-30

    ...主要な温室効果ガスの1 つである一酸化二窒素(N2O)は農地土壌から多く発生するが,本プロジェクトではそれを削減するため高いN2O 消去能力をもった微生物(= 地球冷却微生物)を見つけ出すことを目的とした。具体的には参加者の身近にある土壌と空気を使って実験をしてもらい,試料を研究機関に集約してN2O 濃度や土壌微生物叢を分析する。...

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  • 土壌試料における総N2O 還元速度の定量

    新宮原 諒, 中島 泰弘, 和穎 朗太 土と微生物 77 (1), 8-17, 2023-04-30

    ...N2O 還元は,土壌をはじめとする環境中においてN2O を消費し,温室効果を緩和する代謝過程として重要である。 N2O 還元は脱窒の最終過程として理解されてきた一方で,新たな窒素代謝経路やN2O 還元機能遺伝子の新たな系統分類群(nosZ クレードII)の発見により,N2O 還元を含む窒素循環の描像は変わりつつある。...

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  • 下水道分野における2050年度の温室効果ガス排出量の試算と対策分野の優先順位に関する評価

    岩渕 光生, 安倉 直希, 藤井 都弥子, 田隝 淳, 三宮 武, 南山 瑞彦 下水道協会誌 60 (726), 141-149, 2023-04-07

    ...これを踏まえ,国土技術政策総合研究所が設置するエネルギー分科会において,温室効果ガス削減対策の効果を考慮した2050年度の温室効果ガス排出量を試算し,カーボンニュートラルの実現に資する対策内容について整理した。しかし,この試算結果が人口減少や電源構成の変化による外的要因を内包しており,下水道が取り組むべき実質的な削減量や対策分野の優先順位が不明瞭という課題を残した。...

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  • わが国の食品ロス削減による国際食料市場を通した環境・経済・社会への影響

    棟居 洋介, 増井 利彦, 金森 有子 環境科学会誌 36 (2), 15-27, 2023-03-31

    ...わが国は食料供給の多くを輸入に依存しているため,食品ロスの削減は国内外において食料生産を減少させ経済的な損失をもたらす可能性がある一方で,食品ロスに起因する天然資源の浪費や温室効果ガスの過剰な排出を抑制し,栄養不足人口の減少につながる可能性もある。...

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  • 夜間の LED 照明が夜行性のトウキョウサンショウウオの行動に及ぼす影響

    湯谷 賢太郎, 佐野 尚毅 応用生態工学 25 (2), 63-70, 2023-03-31

    ...<p>夜間の人工照明は,野生生物に様々な悪影響を及ぼしており,希少種であるトウキョウサンショウウオも夜行性であることから,何らかの悪影響を受けている可能性が考えられる.そこで本研究では,夜間の人工照明が夜行性の本種の移動距離と活動時間に及ぼす影響を明らかにするため,室内実験を行った.実験は,室温を一定に保った恒温室内に観察用の装置を設置して行った.照度の条件は 0,0.01 から 0.03,1 から...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 再生可能エネルギー施設立地の政治経済学 : 日本の木質バイオマス発電を中心に

    吉弘 憲介, 山川 俊和 季刊経済研究 41 (1-4), 49-63, 2023-03-31

    ...とりわけ, 温室効果ガス排出が大きいエネルギー関連資本のグリーン化は急務である. 日本のエネルギー部門においても, 化石燃料を中心とした大規模集中型から再生可能エネルギーを中心とした小規模分散型への転換は, 地域のエネルギー自治や新たな基盤産業を確立するという観点からも, ますます重要となっている. 本稿では, エネルギーをめぐる「大規模集中型から小規模分散型へ」という言説に注目する....

    DOI 機関リポジトリ

  • サプライチェーン排出量算定の取組み

    西村 元 機能紙研究会誌 61 (0), 31-38, 2023-03-31

    <p>Supply chain emissions are greenhouse gas emissions generated during manufacturing. In paper production, it refers to the flow from tree cultivation to paper manufacturing, and then to use and …

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  • 気候変動対策行動尺度の作成と信頼性・妥当性の検討

    松本 安生 人文研究 (208) 77-100, 2023-03-30

    ...気候変動対策における住民の取り組みを検討するうえでは、温室効果ガスの排出を削減する緩和行動だけでなく、気候変動による影響に備える適応行動を含めた幅広い行動を対象とすることが必要である。しかし、これまでの気候変動対策行動を測定する尺度は、その信頼性や妥当性の検討が十分になされていない。...

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか1件

  • みどりの食料システム戦略の実現に向けて

    齊賀 大昌 沙漠研究 32 (4), 141-147, 2023-03-30

    ...<p>我が国の食料・農林水産業は,温暖化・自然災害の増加,生産者の減少など様々な課題に直面している一方,さらなる輸出増加のポテンシャルが高いこと,二酸化炭素の吸収源をはぐくむ重要な産業であると同時に,地域資源を活用した再生可能エネルギー等により,温室効果ガスの排出削減にも貢献できること,最新の科学技術により,食料不足や気候変動などのSDGsのゴール達成に対応できることなど,世界が直面する課題解決に向...

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  • 我が国のカーボンニュートラル政策におけるGHG削減マネジメント上の課題と展望

    中野 健太郎, 永井 祐二, 岡田 久典, 小野田 弘士 国際P2M学会誌 17 (2), 153-169, 2023-03-25

    ...これを各自治体にブレイクダウンして考えると、各自治体の削減プロジェクトをとりまとめた国を挙げての温室効果ガス削減プログラムといえる。その観点から、プログラムのオーナーを国としたときに、現在の制度設計では、エネルギー転換等の事業が立地する地域の貢献や、資源供給等を行っている側の地域が削減に貢献していると見なされないなど、目標設定に不整合が生じている。...

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  • 地域に根ざした脱炭素化に資するバイオマス活用研究体制におけるP2Mを活用したスキームモデル構築

    永井 祐二, 中野 健太郎, 小松原 和恵, 平塚 基志, 岡田 久典 国際P2M学会誌 17 (2), 186-204, 2023-03-25

    ...この宣言では2050年までに参加国の温室効果ガス排出をネットゼロに抑えることとしており、我が国も2020年10月に、その表明が行われた。そうした脱温暖化の技術として、バイオマス分野の研究も期待はされているが、バイオマスの利活用は、その二酸化炭素削減効果や経済性だけでは事業の持続性構築が難しい。...

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  • 社会が抱える問題としての地球温暖化

    吹野 卓 社会文化論集 19 21-34, 2023-03-20

    ...にもかかわらず、2022 年の温室ガス排出量は過去最大になったと推計されている。とても解決に向かっているとは言いがたいのが現状である。この「解決できない」という問題は、理系学問よりむしろ社会に関する学問が取り組むべき部分が大きいのではなかろうか。  本稿ではまず、この問題を引き起こしている経済活動の在り方が、同時に問題解決を困難にする原因にもなっていることを指摘する。...

    DOI 機関リポジトリ

  • 白山市におけるグリーンカーボンおよびブルーカーボンに 固定化できる CO2 量の推算に関する基礎的な研究

    Beyond SDGs イノベーション研究 4 (5), 1-15, 2023-03-15

    ...世界各国は,地球温暖化の問題を抱えている.その原因は,化石燃料の過剰な使用や森林の減少などにあり,それに伴い大気中の温室効果ガスの濃度が急激に増加したことが挙げられる.そのため,国内で種々の CO₂削減対策がなされている.本研究の目的は,白山市をモデルとした CO₂固定量を推算し,それを基に,将来の持続可能なエネルギ利用の存在を検討することである.そこで,本プロジェクトで実施した植物への CO₂固定化実験...

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  • 養豚における畜産環境研究の動向

    羽賀 清典 日本養豚学会誌 60 (1), 1-16, 2023-03-08

    ...</p><p>5.温室効果ガスの発生制御については,(1)畜産における温室効果ガスの発生と,低減するための(2)堆肥化処理方法の改善,(3)汚水の浄化処理方法の改善,(4)飼料給与方法の改善について論述した。</p><p>6.コストについては,養豚農家で実際にかかっている経費をもとに,年間ランニングコストと建設費について論述した。</p>...

    DOI Web Site 参考文献48件

  • 生産設備の消費電力のモデル化および消費電力量予測

    西川 顕二, 尼崎 新平, 河野 一平 精密工学会学術講演会講演論文集 2023S (0), 261-262, 2023-03-01

    ...<p>近年、工場のカーボンニュートラルへの要求が高まり、製造時のCO<sub>2</sub>等の温室効果ガス排出削減が求められている。製造時の抜本的なCO<sub>2</sub>排出削減には設計段階での製造時消費電力の見える化が必要となる。...

    DOI

  • 食用および飼料用のための昆虫の生産と利用に関する研究動向と今後の課題

    広岡 博之 日本畜産学会報 94 (1), 1-13, 2023-02-25

    ...<p>本総説では,主として食用にコオロギ,飼料用にアメリカミズアブの幼虫,機能性成分を期待してシロアリについて幅広い視点からこれまでの関連研究を概観し,今後の課題について検討した.コオロギとアメリカミズアブの幼虫の生産は,家畜生産と比べて飼料効率が高く,温室効果ガスの排出量が低いものの,飼育環境の温度調整のためエネルギーの利用性において劣ることが報告されている.昆虫の家畜化,機能性,ウェルフェアや生命倫理...

    DOI Web Site Web Site 参考文献92件

  • マルチモーダルデータを用いたメロン網目形成過程の分析

    島田, 拓人, 足立, 量, 小池, 誠, 小川, 晋, 峰野, 博史 第85回全国大会講演論文集 2023 (1), 343-344, 2023-02-16

    ...農業分野において,品質の良い農作物を栽培するには,熟練農家が培った経験や勘による高度な栽培技術が求められている.農業従事者の高齢化と就労者の減少にともない,それら栽培技術の継承が困難となっている.特に温室メロンは,果実の形状や色合い,ネットの模様など外観の品質が重要視される.一般に,メロンの網目は果実肥大期に果皮が割れることで形成され,形成方向が果実肥大期内で変化することが知られている.そこで,本研究...

    情報処理学会

  • メタン変換バイオ触媒としてのメタン資化性菌利用の研究進展

    宮地 輝光 化学と生物 61 (2), 57-63, 2023-02-01

    ...<p>メタンはこれまで,燃料や化学品原料として利用され,人類社会の発展を支えてきた.ところが近年,地球温暖化に及ぼす影響が大きな温室効果ガスとして着目されるようになった.そのため,農畜産業や廃棄物からのメタン排出量を削減する試みや,カーボンニュートラルなメタンを製造する技術の実用化に向けた動きが進んでいる.より自由自在にメタンを扱えるワザを手にできれば,地球環境へ負荷をかけずに有用なエネルギー・炭素資源...

    DOI Web Site 参考文献29件

  • 熱帯林減少の原因と解決策

    宮本 基杖 日本森林学会誌 105 (1), 27-43, 2023-01-20

    ...<p>熱帯林減少は地球規模の環境問題であると共に温室効果ガスの排出源でもあることから,森林減少を止める対策が国際的な取組として広く推進されている。しかし,その成果は当初の期待に及ばず,地域社会への影響など懸念の声もある。取組が難航する理由は適切な対策を選択できていないためであり,それは森林減少の根本原因が理解されていないことに関連する。...

    DOI Web Site 参考文献68件

  • 第5回 神戸薬科大学薬用植物園

    西山 由美 ファルマシア 59 (5), 426-427, 2023

    ...圃場は山の斜面を利用してひな壇状に設置され、管理棟、冷温室も含め敷地面積は2,776 m<sup>2</sup>、日本薬局方収載生薬の基原植物をはじめ、有用・有毒植物など年間を通して約1,000種近くを栽培展示している。近年は学生ガイドの育成や薬用植物園レターの発行など、植物園を教育や憩いの場として活用する取り組みを行っている。...

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  • 社会動向を踏まえた新型炉開発の価値

    高木 直行 日本原子力学会誌ATOMOΣ 65 (6), 378-382, 2023

    ...<p> 温室効果ガスの削減に対し,原子力が実効的に貢献するための短中期的な革新炉導入の在り方を考察した後,わが国のエネルギー安全保障を確保する上での革新炉開発の方向性,そして放射性廃棄物の環境負荷軽減に対する革新炉のポテンシャルについて論じた。カーボンニュートラルの実現には,大規模な設備容量の確保や新規炉の立ち上げスピードが要求されるため,安全性を改善した大型軽水炉の導入が現実的である。...

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  • クラスタリング手法と確率的予測モデルによる日射量予測の検討

    池田 健一郎, 浦野 昌一 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2023 (0), 3Xin449-3Xin449, 2023

    ...<p>近年、人為的な温室効果ガスが原因とされる気候変動問題が深刻化している。そのため、再生可能エネルギーに注目が高まっている。再生可能エネルギーを使用するメリットとして、自然由来のエネルギーを使用しているため、資源が枯渇しない点や温室効果ガスを排出しない点が挙げられる。...

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  • 大気観測に基づく中国からの人為起源二酸化炭素の2020-2023年における排出量変化の推定

    遠嶋 康徳, 丹羽 洋介, 向井 人史, 笹川 基樹, 町田 敏暢, 伊藤 昭彦, Patra Prabir, 坪井 一寛, 齊藤 和幸 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 10-, 2023

    ...<p>人為起源温室効果ガスの排出削減を検証するため、大気観測に基づく排出量推定は有力な手法の一つと期待されている。本発表では、波照間島(北緯24.1度、東経123.8度)および与那国島(北緯24.5度、東経123.0度)で1~3月に観測される大気中CO2とCH4濃度の変動比(ΔCO2/ΔCH4比)を用いて中国の化石燃料起源CO2(FFCO2)排出量の推定結果について発表する。...

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  • 新興国ブラジルの農業・食料分野にみられるリスクとその対応

    佐野 聖香 国際経済 75 (0), 63-90, 2023

    ...特にブラジルのGHG(greenhouse gas:温室効果ガス)排出量の源は,土地の利用転換(森林の農地・牧草地への転換)が半分近くを占めており,これに農業部門を合わせると全体の8割弱にあたる。そこで本稿では,ブラジルが気候変動問題や森林破壊問題に対してどのようにアプローチをし,また各国とどのような関係性を築いてきたのかを考察する。</p>...

    DOI Web Site 参考文献13件

  • 脱炭素化に向けた従来プラスチックのリサイクルと素材代替の均衡点分析

    平田 一馬, 中谷 隼, 小原 聡, 翠田 文, 林 徹, 藤田 壮 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 34 (0), 175-, 2023

    <p>ポリ乳酸(PLA)は植物由来かつ生分解性という特徴を持っているが、PLAが容器包装に使われた場合、マテリアルリサイクルにおいて生分解性という特徴は障害となり、選別後に焼却処理されると想定される。これは本来リサイクルされることで得られていたGHG削減効果を奪うことを意味し、PLAによる代替がかえってGHG排出量を増やす可能性がある。本研究では、プラスチック製容器包装を対象にPLAが使われてい…

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  • 茶系飲料のパッケージフリー販売の実現可能性と課題

    那波 夏美, 山川 肇 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 34 (0), 5-, 2023

    ...<p>マイボトルの利用は容器包装廃棄物、温室効果ガスの削減つながる。コーヒーはマイボトルで購入できる場合もあるが、茶系飲料のパッケージフリー販売は常設ではほとんど見当たらない。...

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  • 衛星データを用いたため池における水草繁茂域の推定に向けた基礎的検討

    小澤 泰樹, 丸谷 靖幸, 本田 博之, 矢野 真一郎, 渡部 哲史, 中下 慎也, 岡崎 淳史 水文・水資源学会研究発表会要旨集 36 (0), 300-, 2023

    ...<p>近年の地球温暖化を背景として,緩和策として二酸化炭素(CO<sub>2</sub>)などの温室効果ガスの排出量削減に加え,温室効果ガス吸収源の保全及び強化を行うことが課題となっている.その中で近年,藻場・浅場等の海洋生態系によって吸収されたCO<sub>2</sub>が有機体として海底土壌・深海に蓄積することで吸収・貯留される炭素量(ブルーカーボン)が注目されており,海洋生態系における吸収作用...

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  • 下水汚泥コンポストを施用したデントコーン畑からの温室効果ガス排出

    小澤 諒三, 木村 大地, Luc Duc PHUNG, Putri A. P. PERTIWI, 浦川 修司, 松山 裕城, 渡部 徹 土木学会論文集 79 (25), n/a-, 2023

    ...排出されなかった.亜酸化窒素は栽培の初期に排出され,その排出量は化学肥料を用いた場合に著しく多かった.両ガスの排出量を二酸化炭素に換算した上で合計した温室効果ガス総排出量は,有意差はなかったものの,化学肥料の代わりに汚泥コンポストや豚糞堆肥を施用することで平均値として33~55%低下した....

    DOI Web Site 参考文献18件

  • 人口減少社会における革新的下水処理技術の評価と普及の可能性

    度会 真実, 風間 しのぶ, 滝沢 智 土木学会論文集 79 (25), n/a-, 2023

    ...<p> 日本の下水道事業は,人口減少による使用料収入の低減に直面する一方で,施設の老朽化に伴う維持管理費や改築更新費の増大が見込まれる.さらに,地球温暖化問題への関心の高まりから下水道事業においても温室効果ガス排出量の削減が求められている.これらの問題に対処するため,国や地方公共法人日本下水道事業団は,民間企業による新技術の開発を支援しているが,これまでのところ,中小規模の下水道を対象とした下水処理技術...

    DOI Web Site 参考文献19件

  • カーボンニュートラルを実現するエネルギーシステム

    山地 憲治 学術の動向 28 (1), 1_43-1_46, 2023-01-01

    ...このような需給両面からの対応でもゼロにできない温室効果ガス排出に対しては、植林やDAC(大気からのCO<sub>2 </sub>回収)、CO<sub>2 </sub>の鉱物固定化など、大気中のCO<sub>2 </sub>を削減する技術も備えておく必要がある。</p>...

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  • 温室用風よけアタッチメントの開発と隙間換気低減効果の評価

    熊﨑 忠, 大月 裕介, 中西 雅樹, 三浦 慎一 農業施設 54 (1), 1-8, 2023

    ...したがって,温室の側面だけでなく,妻面にも風よけアタッチメントを設置する必要があることが示された。中規模温室を対象に,風よけアタッチメントが隙間換気に及ぼす影響を評価した。その結果,側面と妻面の両方に風よけアタッチメントを設置した温室の隙間換気は,アタッチメントのない同じ温室の53.5%に減少した。...

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  • 函館港における浚渫土砂の海中利用によるCO<sub>2</sub>排出削減効果 -陸上処分との比較-

    内藤 了二, 阿部 寿, 工藤 博文, 酒向 章哲, 田村 勇一朗, 秋山 吉寛, 岡田 知也 土木学会論文集 79 (18), n/a-, 2023

    ...<p> 地球温暖化抑制として温室効果ガスの削減は重要な課題である.本研究では,函館港の実際の浚渫土砂を転炉系製鋼スラグ材で改質して利用した防波堤背後盛土の施工に対して,浚渫土砂の有機炭素量の詳細調査を行い,工事・資材運搬によるCO<sub>2</sub>排出量を算出した.また,本浚渫土砂を仮に陸上処分した場合のCO<sub>2</sub>排出量も算出した.その結果,防波堤背後盛土として海中利用した際...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 温室内の平均日射量の測定

    玉城 麿, 菅野 颯馬, 石井 雅久, 佐瀬 勘紀, 髙倉 直 農業施設 54 (2), 37-42, 2023

    ...温室内の平均日射量は,温室内植物の光合成量や生産量等を検討する上で重要な因子となる。しかし,温室内の日射には温室のフレームの影や入射角等が影響し,日射量は時間的にも,平面的にも変化するため,温室内の平均日射量を求めることは容易ではない。そこで,温室内の平均日射量を最小限のセンサーで正確かつ簡単に求める方法を開発した。...

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  • 遮光資材の違いが高温期のミニトマト栽培における温室内環境および収量に及ぼす影響

    香西 修志, 安場 健一郎, 河崎 靖 植物環境工学 35 (4), 165-171, 2023

    ...は,遮光率の違いによる受光量の影響のほか,温室内の散乱光量が増加し,受光環境の改善に伴う光合成量の増加と,温室内気温の抑制や果実への光の集中が緩和されることによる障害果の減少も考えられた.さらに,白色資材についても比較したところ,いずれの白色資材も遮光率が高いほど散乱光率も高くなるほか,製品によって遮光率と散乱光率の関係は異なるため,同じ白色の遮光資材であっても,製品により素材,製法や間隙率などの違...

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  • 家庭系一般廃棄物中プラスチックの素材代替による温室効果ガス削減効果

    矢野 順也, 廣田 和暉, 平井 康宏, 酒井 伸一 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 34 (0), 123-, 2023

    <p>3Rプラス施策の効果として、家庭系一般廃棄物の発生抑制に加えてプラスチックの素材代替のGHG削減効果をライフサイクル分析によって評価した。発生抑制は発生抑制可能物37品目を50%抑制されるとした。素材代替はプラスチック19品目をそれぞれ紙、木、ガラス、金属に代替するとした(バイオプラスチックは評価対象外)。その結果、発生抑制によるGHG削減ポテンシャルは現状シナリオに比べて9.6万t-CO…

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  • 住家被害による家屋解体及び運搬に伴うCO<sub>2</sub>排出量評価手法の検討

    大杉 裕康, 平山 修久 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 34 (0), 135-, 2023

    ...一方, 日本は2050年までにカーボンニュートラルを目指すことを宣言し,2030年度における温室効果ガス排出量の削減目標として2013年度比で46%を目指している。災害時には,災害廃棄物処理過程より,焼却,運搬や,住宅で使用されていた木材に保有していた固定炭素のCO2排出など,災害廃棄物処理に係るCO2排出が想定される。...

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  • 有機系ごみ炭化による埋立て回避と製鉄プロセスでの石炭置換構想

    関屋 政洋, 小林 一暁, 吉野 博之 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 34 (0), 243-, 2023

    ...<p>2021年のCOP26で提唱された「グローバル・メタン・プレッジ」以降、温室効果ガス(GHG)削減の有効手段として、メタン排出抑制に注目が集まるようになった。コークス高炉法を担う製鉄業も、こうした動きに呼応し貢献する事を考える。...

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  • カーボンフットプリント(CDP)と企業の排出量算定

    河村 渉 紙パ技協誌 77 (12), 1079-1085, 2023

    ...<br>CFPの算定を行う主な目的は,製品の温室効果ガス排出量を把握することである。企業はCFPによりその製品,あるいは企業や消費者において生産,使用する際の影響度を把握する,あるいは環境負荷削減に取り組むことができるようになる。...

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  • 地方都市における消費者の次世代自動車に対する選好 -北陸地域のケース-

    山中 美結奈, 馬場 健司 土木学会論文集 79 (26), n/a-, 2023

    ...<p> 本研究では,地方都市における消費者を対象とした質問紙調査により,燃料電池車(FCV)や電気自動車(BEV)に対する消費者の選好を明らかにする.得られた主な知見は以下のとおりである.第1に,FCV,BEVいずれについても,特にライフサイクル全体での温室効果ガス排出量等に係わる知識は希薄な傾向にある.第2に,FCVに対する選好は,購入価格,燃料代,水素ステーション整備数,航続距離の順であり,BEV...

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  • 我が国の建設関連企業の有する低炭素化関連技術動向の調査及び分析

    井川 友裕, 森岡 信人, 小宮 朋弓, 白井 隆裕, 小浪 尊宏 土木学会論文集 79 (6), n/a-, 2023

    ...<p> 2020年10月,菅内閣総理大臣(当時)による2050年カーボンニュートラル宣言が,2021年4月には,2030年に温室効果ガスを2013年度から46%削減する目標が日本政府により表明された.土木・建築分野における,建設段階を中心とした温室効果ガス排出量削減に向け,筆者らは,カーボンニュートラルに資する日本企業の土木・建築分野のソリューションに関する情報を調査・とりまとめ,今後の関連施策の検討...

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  • 大江工場における省エネルギーの取り組み

    石川 翔也 紙パ技協誌 77 (6), 523-526, 2023

    ...世界的な平均気温の上昇,海面上昇等の様々な気候変動が起こり,環境問題への関心が日増しに高まる中で,温室効果ガスの排出量の削減は世界的な重要課題の1つとなっている。...

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  • 冬季夜間の下向き赤外放射量が農業用被覆資材の熱貫流係数に与える影響

    大橋 雄太, 土屋 遼太, 石井 雅久, 林 真紀夫 農業施設 54 (3), 57-69, 2023

    ...よって,作成した天空放射量と熱貫流係数の関係を示す近似式を,温室の熱貫流量の計算に用いることで,天空放射条件を考慮した暖房負荷の算出が可能である。加えて,供試した各資材の長波放射吸収率もしくは透過率と各天空放射条件下における熱貫流係数を2次関数で近似することが可能であった。...

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  • 都市ごみ焼却施設からの温室効果ガス排出削減シナリオ:電力のCO2排出係数の影響

    GE YICHEN, 橋本 征二 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 34 (0), 133-, 2023

    <p>一般廃棄物の焼却、及び原燃料利用に伴うGHG排出は一般廃棄物処理に伴うGHG排出の大きな割合を占めており、重要な排出削減対象となっている。本研究では本学BKCキャンパスが所在している草津市を対象として、都市ごみ焼却施設からのGHG排出量の2045年までの推計を行うとともに、いくつかの対策シナリオを想定し、その効果を検討した。特に再生可能エネルギー導入による電力のCO2排出係数低下シナリオに…

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  • 世界を対象とした対流圏オゾンによる植生のCO<sub>2</sub>吸収量への影響評価と気候変動緩和策への含意

    平原 颯太郎, 関沢 賢, 藤森 真一郎, 大城 賢, 伊藤 昭彦, 長谷川 知子 土木学会論文集 79 (27), n/a-, 2023

    ...<p> 対流圏オゾンは植物のCO<sub>2</sub>吸収量に悪影響を与えることで知られている.対流圏オゾン濃度は主としてNO<sub>x</sub>などの前駆物質の濃度に依存するが,温室効果ガスの排出削減はオゾン濃度を減少させると期待される.一方,対流圏オゾンが植生のCO<sub>2</sub>吸収量へ及ぼす影響の気候変動緩和策からの解釈は行われていない.そこで本研究は緩和を行わないシナリオと1.5...

    DOI Web Site 参考文献20件

  • 世界規模のNO<sub>x</sub>排出削減がもたらす気候,健康,農業への影響に関する研究

    山﨑 航我, 藤森 真一郎, 大城 賢, 上谷 明生, 関沢 賢 土木学会論文集 79 (27), n/a-, 2023

    ...<p> これまでNO<sub>x</sub>排出はオゾンの生成に寄与し,様々な環境・社会的な影響を及ぼすと同時に,大気酸化能を上昇させることによりメタンなどの温室効果ガスを減少させる効果があるとされてきた.しかしこれらの影響を包括的に評価した研究は非常に少ない.本研究では大幅な人為起源NO<sub>x</sub>排出削減が行われた場合の熱放射の変化,オゾンによる健康影響と農業影響をシナリオ分析により...

    DOI Web Site 参考文献25件

  • 中南米地域を対象とした農畜産業由来の温室効果ガス排出削減に関する研究

    濱本 拓希, 長谷川 知子, 瓜本 千紗 土木学会論文集 79 (27), n/a-, 2023

    ...<p> 地球温暖化問題における農畜産業部門の占める割合は大きく,人為起源における温室効果ガスにおいて24%を占めている.そのため,これまで研究されてこなかった中南米地域の農畜産業部門におけるGHG排出量,排出削減可能量,効果的な対策技術について評価した.その結果,対策を行った場合,中南米地域全体での排出量は2050年で633MtCO<sub>₂eq</sub>/年となり,対策をしない場合と比べ528MtCO...

    DOI Web Site 参考文献10件

  • アジア諸国を対象とした農畜産業由来の温室効果ガス排出量削減に関する研究

    平野 拳士朗, 瓜本 千紗, 長谷川 知子 土木学会論文集 79 (27), n/a-, 2023

    ...<p> アジアの温室効果ガス(GHG)の緩和に対して,農畜産業部門におけるGHG削減対策の導入は重要な役割を果たすと報告されているが,アジア全地域の各国レベルでの対策技術の評価はまだ行われていない.このことから,本研究ではアジア36カ国を対象に各国の農畜産業における対策技術により,メタン・亜酸化窒素の削減可能量と削減に伴う費用を明らかにし,費用対効果の高い具体的な削減に向けた対策の提案を行った.その...

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 地震住家被害による木材固定炭素開放量に基づく災害廃棄物CO<sub>2</sub>排出量評価手法の構築

    大杉 裕康, 平山 修久 土木学会論文集 79 (26), n/a-, 2023

    ...<p> 災害時には住宅で使用されていた木材の固定炭素がCO<sub>2</sub>として排出されるなど,膨大な量の災害廃棄物に伴い,災害時にも温室効果ガスの排出がなされる.しかしながら,災害廃棄物に伴う温室効果ガス排出量に関する調査研究はほとんどなされてきていない.本研究では,災害時の住家被害による家屋解体に伴う災害廃棄物からの温室効果ガス排出量の推定手法を構築することを目的とする.住宅被害に伴う固定炭素解放量推定...

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 光透過性有機薄膜型太陽電池の設置が温室内のトマトの生育と果実生産に及ぼす影響

    間合 絵里, 滝澤 理仁, 池田 知司, 中﨑 鉄也, 土井 元章, 北島 宣 園芸学研究 22 (1), 19-26, 2023

    ...と春夏栽培の両方でOPV温室内の日射量は対照温室に比べ減少した.両栽培において収量では対照温室とOPV温室の間に有意な差は認められなかったものの,OPV温室の果実乾物重は日射量の少ない秋冬栽培で対照温室に比べ23%減少した.また,秋冬栽培と春夏栽培で両温室の植物体の生育量と光合成関連形質を調査した結果,光合成関連形質は両栽培においてOPV温室でほぼ同様に低下したのに対し,植物体の生育量は果実乾物重と...

    DOI Web Site 参考文献6件

  • カーボンニュートラルを実現するための技術開発

    北川 尚美 学術の動向 28 (1), 1_47-1_51, 2023-01-01

    ...<p> 本稿では、日本の温室効果ガス排出量の約85%を占めるエネルギー起源のCO<sub>2</sub> を対象とし、その排出量の削減や排出したCO<sub>2</sub> の回収・利用に関わる技術開発を取り上げ、それらの現状と課題について解説する。...

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  • 歴史的に観察された変化との対比に基づく長期気候緩和シナリオの評価方法

    西本 裕美, 藤森 真一郎 土木学会論文集 79 (8), n/a-, 2023

    ...<p> 長期気候緩和シナリオは大規模な温室効果ガス削減策の評価などで極めて重要な役割を果たしているが,その妥当性や実現可能性についてはこれまで評価されていない.本研究は,シナリオの各指標の変化率及び変化速度の分布に着目して,歴史的推移と対比させながら評価する手法を提示し,エネルギー強度,炭素強度,電化率の3指標について,同手法を適用した.エネルギー強度は過去の経験の範囲内であったが,電化率と炭素強度...

    DOI Web Site 参考文献11件

  • リーン/リッチのλ振動による三元触媒のメタン浄化性能向上に関する研究

    津田 豊史, 三浦 和也, 山平 一也, 伊藤 裕也, 横尾 正太, 木俣 文和 自動車技術会論文集 54 (5), 782-787, 2023

    ...メタンは自動車排ガスに含まれ,その温室効果はCO2の約25倍と高い.またメタンは化学的に安定であり,三元触媒による浄化が困難である.本研究では,リーン/リッチのλ振動を与えたときのメタン浄化性能向上に三元触媒のOSC機能が強く関与していることを明らかにした.またこのメカニズムをin situ FT-IR分析によって調査した....

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  • アンモニア利用に係るカーボンニュートラルに向けた取り組み

    渡邊 和宏 紙パ技協誌 77 (8), 725-729, 2023

    ...一方で液体アンモニアが燃焼器内で蒸発するため,局所的な火炎温度の低下による失火や,未燃アンモニアや温室効果ガス(GHG)の一つである亜酸化窒素(N<sub>2</sub>O)の排出が増加する可能性がある点が課題となる。新規開発燃焼器では専焼時に未燃アンモニアおよびN<sub>2</sub>Oの排出を抑制しGHG削減率99%以上を達成した。...

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  • カーボンニュートラル港の実現に向けたカーボンネガティブ資源の活用

    古川 大登, 坂井 友亮, KIM Kyeongmin, 林 雄介, 日比野 忠史 土木学会論文集 79 (18), n/a-, 2023

    ...世界的課題であるが,実現のためのエネルギーの利用は進んでいない.本研究ではカーボンニュートラル港を実現するツールとして循環沿岸域で活用可能なカーボンネガティブ資源を検討する.沿岸での水環境の悪化は有機泥の持つ莫大なエネルギーが長期にわたって蓄積されることが主な原因であり,有機泥の還元エネルギーを回収し,利用することで循環が改善される.有機泥からのエネルギー回収は同時にCO<sub>2</sub>等の温室効果...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献3件

  • 環境負荷の低減に役立つ製紙用薬品

    秋田 修平, 袖山 卓司, 林 俊介 紙パ技協誌 77 (10), 928-932, 2023

    ...世界的な問題として認知されている地球温暖化を抑制するため,各国においては温室効果ガス削減の取り組みを進めることが求められている。国内の製紙業界においても,日本製紙連合会が「製紙業界―地球温暖化対策長期ビジョン2050」を掲げており,現在,各製紙会社では長期ビジョン達成に向けた様々な対策に取り組んでいる。...

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  • 全球対流圏オゾンに対するヨウ素過程の影響

    関谷 高志 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 140-, 2023

    ...<p>対流圏におけるオゾンは、CO<sub>2</sub>、メタンに次ぐ強力な温室効果ガスであるため、そのプロセスの理解や地球規模での影響評価が重要である。しかしながら、ヨウ素によるオゾン消失については、IPCC第6次評価報告書で用いられた気候モデルでは、ヨウ素化学は考慮されておらず、対流圏オゾンやその気候影響に対するヨウ素の役割は十分に評価されていないのが現状である。...

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  • 三酸素同位体組成を用いた土壌由来一酸化二窒素の起源推定

    丁 瑋天, 角皆 潤, 三歩一 孝, 阮 文鏵, 中川 書子 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 6-, 2023

    ...<p>一酸化二窒素 (N<sub>2</sub>O) は、二酸化炭素、メタンに次ぐ長寿命温室効果気体であり、最も主要な成層圏オゾン破壊物質である。近年大気中のN<sub>2</sub>O濃度は、年々増加しており、土壌中におけるN<sub>2</sub>Oの生成メカニズムやその時間変化を把握することは、土壌からのN<sub>2</sub>O放出量を削減する上で極めて重要である。...

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  • 食品容器包装プラスチックの樹脂などの組成分析及び判別方法について

    小泉 裕靖, 寺嶋 有史, 辰市 祐久, 長谷川 明良 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 34 (0), 149-, 2023

    ...<p>世界のプラスチックごみ発生量は3億t/年を超え、環境中への流出や焼却による温室効果ガス発生などの環境負荷増大が懸念されている。日本では、廃プラスチック総排出量900万tのうち、容器包装関連が400万tを占めており、国は2030年までにone-wayプラスチック累積25%減の目標を示し、2022年4月からは使い捨て製品削減の義務化を進めている。...

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  • PHBH製食品容器を導入した資源循環システムのライフサイクル分析

    山田 大智, 矢野 順也, 酒井 寛太朗, 平井 康宏, 酒井 伸一 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 34 (0), 173-, 2023

    ...バイオプラの社会実装には課題も多く、ライフサイクルでの温室効果ガス(GHG)削減効果や、生分解性の社会的な役割等の評価が重要となる。本研究は家庭系厨芥類を分別収集・バイオガス化する資源循環システムに廃食用油を原料としたPHBH製の生ごみ収集袋利用とPHBH製食品容器利用を導入することによるGHG削減効果について京都市をケースとしたライフサイクル分析を行った。...

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  • 中規模都市を対象とした温室効果ガス排出量将来推計における都市代謝プロセス連携の影響

    菊地 良太, 大下 和徹, 高岡 昌輝 土木学会論文集 79 (25), n/a-, 2023

    ...<p> 中規模都市として薩摩川内市の下水・し尿処理場,ごみ収集・都市ごみ焼却施設を対象に,ディスポーザー導入,混合メタン発酵,汚泥と都市ごみの混焼といった各施設の連携が,温室効果ガス排出量に与える影響を将来推計した.連携に加え,汚水処理普及率向上,廃プラスチックを中心としたごみ減量を想定し,更にパルプ工場へのごみ廃熱輸送を導入した結果,電力や熱のカーボンニュートラル(CN)化が進まない場合,2050...

    DOI Web Site 参考文献14件

  • 下水処理水を灌漑した水田における溶存態温室効果ガスの動態把握

    増田 周平, 高階 史章, PHUNG Luc, 渡部 徹 土木学会論文集 79 (25), n/a-, 2023

    <p> 下水処理水の水田灌漑は,CH<sub>4</sub>やN<b>2</b>OなどのGHG発生量に影響を及ぼす可能性がある.そこで本研究では,下水処理水の水田灌漑が溶存態を含むGHG発生量に与える影響を定量的に明らかにすることを目的とした.実水田に下水処理水を灌漑し,溶存態GHG分布の調査を行うとともに,土壌のCH<sub>4</sub>生成能評価および群集構造解析を行った.その結果,水田に…

    DOI Web Site 参考文献17件

  • 道路路床に用いる人工砕石の二酸化炭素の固定性能と力学性能の変化に関する研究

    森田 雄大, 伊藤 始, 岡田 拓也, 参納 千夏男, 川添 亮太, 前川 功 土木学会論文集 79 (21), n/a-, 2023

    ...<p> 温室効果ガス削減の取り組みの一環として,セメント系材料への二酸化炭素の固定化が検討されている.本研究では,道路路床に適用されているセメント系人工砕石を対象に,二酸化炭素の固定性能とそれによる力学性能の変化を明らかにすることを目的とした.研究では,人工砕石および柱状供試体に炭酸化養生を行い,炭酸化深さ測定と熱重量-示差熱分析,pH測定,圧縮強度試験を実施した....

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  • 総論

    三浦 友史 電気学会誌 142 (12), 748-749, 2022-12-01

    ...<p>1.はじめに</p><p>政府が掲げる2050年のカーボンニュートラルの実現,2030年度の温室効果ガスの排出量の2013年度比46%削減という野心的な目標達成のため,現在,再生可能エネルギーの導入,省エネルギーの促進,大容量蓄電システムの整備が強く進められている。経済産業省の第6次エネル</p>...

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  • 閉鎖型育苗施設を活用したクリーンラーチ挿し木幼苗の通年生産の検証

    伏見 愛雄, 来田 和人 日本森林学会誌 104 (6), 336-342, 2022-12-01

    ...人工環境下で挿し付けをし,発根後,緩行性肥料が含まれる培土を詰めたコンテナ容器に移植したのち,温室で順化,冬季に野外で越冬させた。その結果,1年間継続して挿し付けをしても発根率は月間で有意な差は認められず(逸脱度分析),年間平均で81.1%であり,通年で安定した発根率を示した。...

    DOI Web Site 参考文献8件

  • 長野県におけるレタス黒根病に対する感受性の品種間差異

    石山 佳幸 関東東山病害虫研究会報 69 (0), 13-15, 2022-12-01

    ...その結果,結球レタスでは「パスポート」,「ファンファーレ」,「ルシナ8」は温室内の接種試験および現地圃場試験のいずれでも他の品種と比較して発病が軽微であり,感受性が低く,レタス黒根病対策として実用性があると考えられた。また,非結球レタスでは「グリーンジャケット」,「ウオームグリーングラス」,「ノーチップ」,「あゆり」は発病が他の品種と比較して軽微であり,感受性が低かった。</p>...

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  • 森林および農地から開発地への土地利用変化に伴う土壌炭素蓄積変化に関する研究

    外崎 公知, 今井 一隆, 手代木 純, 木田 仁廣, 石塚 成宏 日本緑化工学会誌 48 (2), 374-385, 2022-11-30

    <p>森林および農地から開発地への土地利用変化に伴う土壌炭素蓄積変化を明らかにするため,代表的な開発地として宅地と道路が一体的に整備されるニュータウンと産業団地を対象に,調査手法を検討するとともに,全国30地点以上で土壌調査等を実施した。これらの結果と森林および農地から開発地に転用された地点の位置情報等を参考に,開発地の土壌炭素蓄積量の初期値を,森林からの転用時21.9±16.5 …

    DOI Web Site 参考文献32件

  • 営農活動のための経済・環境影響評価ツールの開発

    上田 達己 農研機構研究報告 2022 (12), 13-, 2022-11-30

    ...<p>農業分野において脱炭素化に貢献する技術開発を進めるにあたっては,まず慣行農業の温室効果ガス排出量などを定量的に把握し,今後目指すべき農業との比較のためのベンチマークとすることが求められる.そこで,本研究では,都道府県内産業連関モデルに基づくライフサイクルアセスメントにより,慣行農業を主な対象として,温室効果ガス排出量,エネルギー消費量および経済波及効果を,地域経済の構造を反映したかたちで,一括...

    DOI

  • 気候変動とデータサイエンス:編集にあたって/概要

    石井 一夫 情報処理 63 (12), 660-663, 2022-11-15

    ...人間活動に起因する温室効果ガスによる気候変動の影響は,いよいよ見過ごせない段階に達している.2021年8月9日に発表された気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第6次評価報告書(AR6)第一作業部会報告書では,「人間の影響が大気,海洋および 陸域を温暖化させてきたことには疑う余地がない」という強い調子で,我々の地球に危機が迫っていることにけたたましい警鐘がなされた.本特集号では,気候変動とデータサイエンス...

    DOI 情報処理学会

  • 航空機のゼロエミッション化

    大崎 博之, 寺尾 悠 IATSS Review(国際交通安全学会誌) 47 (2), 116-125, 2022-10-31

    ...<p>2021年10月、国際航空運送協会(IATA)が2050年に温室効果ガス排出量をネットゼロとすることを決議するなど、航空分野におけるカーボンニュートラルへ向けた動きが活発化している。わが国においても、この目標を達成するため、グリーン成長戦略に沿った研究開発プログラムが開始されるなど、産官学一体で開発が推進されている。...

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  • 脱炭素実現を目指す交通・エネルギー政策とそれがもたらす豊かな交通社会

    武内 和彦, ヌゴロホ・スダルマント・ブディ, 河津 恵鈴 IATSS Review(国際交通安全学会誌) 47 (2), 80-89, 2022-10-31

    ...<p>運輸部門は、世界における温室効果ガス(GHG)の主な排出源の1つであり、特に道路輸送の比率が高い。道路輸送の脱炭素化には、技術革新と社会変革を組み合わせ、輸送手段を最適化することが求められる。道路輸送の脱炭素化に際しては、技術の進捗状況や商業化のレベルが国や地域によって大きく異なるため、地域ごとのまちづくりや社会的課題の解決につながるような方策が求められる。...

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  • 小型風力発電施設がコウモリ類の活動量に与える影響:北海道東部の事例

    脇 翔吾, 赤坂 卓美, 安藤 駿汰 保全生態学研究 27 (2), 197-, 2022-10-25

    ...<p>今日急速に普及している風力発電は、温室効果ガスの削減に大きく貢献する一方で、コウモリ類の事故問題が顕在化してきている。しかし、近年大型風車と同様に普及が進んでいる小型風車による影響は軽視されてきた。そこで本研究では、小型風車によるコウモリ類への影響を把握することを目的に、北海道根室振興局内に存在する小型風車を対象に、小型風車の存在がコウモリ類の活動量に与える影響を明らかにした。...

    DOI 研究データあり 被引用文献1件 参考文献1件

  • 気候変動緩和に向けた普及啓発事業による効果とその関連要因

    松本 安生, 岩﨑 慶太, 松本 美紀 環境情報科学 51 (3), 85-90, 2022-09-29

    ...<p><tt>気候変動緩和のためのカーボンニュートラルに向けては,家庭部門における温室効果ガス排出量を大幅に削減することが必要とされている。このためには,人々の気候変動に対する関心を高め,行動変容を促すことが重要である。本研究では,全国で行われた</tt>160 <tt>の普及啓発事業の実施記録と</tt>8209 <tt>件の参加者アンケートの二次分析により,その効果を検証した。...

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  • 気候変動とジェンダー

    遠藤 理紗 環境情報科学 51 (3), 33-39, 2022-09-29

    ...2050 年温室効果ガス排出ネットゼロや適応策など取り組むべき課題が山積する中で,人口減少社会に向かう日本のイノベーション創出や生産性向上のためには,女性も含めあらゆる人々が取り残されず,生き生きと活躍できる社会の構築が必要である。本稿では,気候変動とジェンダーの関連性や国際的な議論も踏まえつつ,人口減少が進む日本の気候変動対策とジェンダー平等の取組について考察する。</p>...

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  • 2. 環境保全技術の開発動向

    日本エネルギー学会機関誌えねるみくす 101 (5), 592-594, 2022-09-20

    ...<p>2.1 温室効果ガス</p><p>2.2 燃焼関連の化学物質</p>...

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  • ⼩規模事業者を対象としたCO2排出量削減のための運送計画⽴案⽀援⼿法に関する⼀考察

    大山 典慶, 梅田 政信, 片峯 恵一, 鈴木 裕一郎 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2022 (0), 57-58, 2022-09-15

    ...<p> 運送業界は、温室効果ガス(主に CO2)の排出量の削減が期待されており、CO2 排出量を削減する⼿段の⼀つとして運送計画の最適化が考えられる。 そこで著者らは、⼩規模事業者を対象として、改良トンキロ法に基づく運送計画の⽴案を⽀援する運送計画⽴案⽀援システムを開発している。運送計画の⽴案に際しては、トラックの最⼤積載重量や労働者の負担など様々な観点を考慮する必要がある。...

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