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検索結果 327 件

  • Evolutionary histories of breast cancer and related clones

    西村, 友美, 垣内, 伸之, 吉田, 健一, 桜井, 孝規, 片岡, 竜貴, 近藤, 英治, 千草, 義継, 河井, 昌彦, 澤田, 守男, 井上, 卓也, 竹内, 康英, 前田, 紘奈, 馬場, 郷子, 塩澤, 裕介, 佐伯, 龍之介, 中川, 正宏, 南谷, 泰仁, 越智, 陽太郎, 平野, 智紀, 中川, 智恵, 稲垣(川田), 有希子, 青木, 恒介, 平田, 勝啓, 南木, 康作, 股野, 麻未, Saito, Megumu, 鈴木, 栄治, 髙田, 正泰, 川島, 雅央, 河口, 浩介, 千葉, 健一, 白石, 友一, 滝田, 順子, 宮野, 悟, 万代, 昌紀, 佐藤, 俊朗, 竹内, 賢吾, 羽賀, 博典, 戸井, 雅和, 小川, 誠司 Nature 620 (7974), 607-614, 2023-08-17

    Recent studies have documented frequent evolution of clones carrying common cancer mutations in apparently normal tissues, which are implicated in cancer development1, 2, 3. However, our knowledge …

    HANDLE

  • 鋼桁パネル隅角部の挙動に着目したせん断力を受ける鋼I桁の機能面からの限界状態の検討

    小野 健太, 澤田 守, 宮下 剛, 玉越 隆史 土木学会論文集 79 (10), n/a-, 2023

    <p> 本論文は,せん断力を受ける鋼I桁を対象として,道路橋示方書で定義される限界状態2について検討した結果を述べるものである.本研究では,まず鋼I桁のせん断載荷試験を行い,得られた荷重応答曲線上に限界状態2として扱える状態を位置づけるとともに,その状態における力学的特性を把握し,力学モデルを提示した.次に,提示した力学モデルを基本としてパラメトリック解析により得られた結果を分析することで,限界…

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 寸法効果に着目した大型面外ガセット溶接継手の疲労強度に関する実験的検討

    木ノ本 剛, 村越 潤, 平野 秀一, 佐藤 歩, 倉林 拓矢, 澤田 守 土木学会論文集 79 (12), n/a-, 2023

    <p> 面外ガセット溶接継手の疲労強度に対する寸法効果については,解析的な検討は多く行われているものの,疲労試験による系統立てた検討例は少ない.本検討では,道路橋の溶接継手を対象として,ガセット長さを200, 400, 800mm,主板厚を9, 25, 40mmに変化させた大型の面外ガセット溶接継手試験体の疲労試験を軸引張荷重下で行い,継手の寸法諸元が疲労強度に及ぼす影響について検討を行った.ま…

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 戦略的人的資源管理と組織文化

    前田 佳良子, 澤田 守, 納口 るり子 農業経営研究 59 (3), 22-31, 2021-10-25

    <p>While the overall number of farms in our country has been decreasing, the number of corporate farms has been increasing annually, and their average scale has been expanding. Though the number of …

    DOI

  • 農業法人における従業員満足と役職志向

    前田 佳良子, 納口 るり子, 澤田 守, 青山 浩子, 氏家 清和 農業経済研究 93 (2), 232-237, 2021-09-25

    <p>We conducted a questionnaire and an interview about job satisfaction, which targeted 4 large-scale pig farm corporations in Japan. First, when we compared each corporation, the results showed …

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  • 施設ミニトマト有機JAS認証圃場における主要害虫の10年間の年次変動に基づいた管理対策

    長坂 幸吉, 杜 建明, 日本 典秀, 守屋 成一, 後藤 千枝, 櫻井 民人, 山内 智史, 澤田 守 農研機構研究報告 = Journal of the NARO Research and Development 5 31-48, 2020-11-30

    <p>施設ミニトマトにおいて有機JAS 規格で実施可能な害虫管理プログラム(IPM プログラム)を検討するために,2009 年~2013 年および2015 年~2019 年の栽培期間中,茨城県内の有機認証圃場(面積11 ~22 a)において2 週間に1 回,植物上の害虫種と個体数を調査した.主要害虫は,コナジラミ類,アブラムシ類,トマトサビダニであった.コナジラミ類は天敵ツヤコバチ類の放飼により…

    DOI DOI 機関リポジトリ ほか1件

  • 農業労働力の変化と農業就業構造

    澤田 守 農業問題研究 49 (2), 27-39, 2018

    本論文では,2005年から2015年の農林業センサスの組替集計をもとに,世代構成に焦点を当てて家族経営と農業労働力の現段階の特徴を分析し,以下の点を明らかにした.第一に,農家家族の世代構成に関しては,地域性を維持しながら,全ての地域で三世代世帯の割合が減少し,一世代世帯の割合が高まっている.第二に,世代構成と農地貸借との関係をみると,借地に関しては三世代世帯が借地している割合が高く,世代構成と密…

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  • 高力ボルト摩擦接合継手における接合面の塗装条件および暴露期間がすべり係数に与える影響の検討

    村越 潤, 澤田 守, 山階 清永, 山口 隆司, 石原 大作 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 73 (1), 40-53, 2017

    鋼橋工事では部材製作から塗装後,工程上,架設完了まで時間を要する場合もあり,高力ボルト摩擦接合継手の品質管理の上で,塗装後の部材放置期間が継手性能に与える影響について明らかにしておくことが重要と考えられる.本研究では,無機ジンクリッチペイントの塗膜厚や塗料会社などの塗装条件及び塗装後または組立後の放置期間をパラメータとしたすべり試験を実施し,それらのパラメータがすべり係数およびボルト軸力のリラク…

    DOI Web Site 被引用文献3件 参考文献1件

  • 接触面を無塗装とした厚板・多列の高力ボルト摩擦接合継手のすべり耐力試験

    村越 潤, 石原 大作, 澤田 守, 山口 隆司 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 72 (1), 166-175, 2016

    部材の簡素化,構造の合理化を図った鋼橋の普及により厚板の部材が使用されるようになり,現場継手部にも厚板・多列の高力ボルト摩擦接合継手が適用される場合がある.本検討では,接触面を無塗装とした高力ボルト摩擦接合継手を対象としてすべり耐力試験を行い,母板厚やボルト列数等の構造諸元が,すべり係数に与える影響について検討を行った.母板厚を50,75mmと変化させ,ボルト列数を3,8,12列とした試験体を系…

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献3件

  • 東北地域における家族経営と大規模稲作経営の動向

    澤田 守 農村経済研究 33 (2), 60-69, 2015-12-01

    <p>東北地域の家族経営は,水田地帯を中心に米価の下落,兼業機会の減少によって厳しい経営環境にある.本稿では農林業センサスの集落カードと個票データの組替集計結果を用いて,第一に,各県の農業地域類型別の家族経営と農家人口の動向を分析し,第二に,大規模稲作経営の地域的な特徴とその動向について分析した.分析の結果,以下の点が明らかになった.第一に,東北地域において中山間地域を中心に農家人口の減少,農家…

    DOI Web Site Web Site 参考文献1件

  • 鋼トラス橋格点部の腐食形状評価

    Xuan Tung NGUYEN, 野上 邦栄, 依田 照彦, 笠野 英行, 村越 潤, 澤田 守 鋼構造論文集 21 (83), 71-83, 2014

    A huge number of steel bridges were constructed in Japan during the period of high economic growth from the 1950s to the 1970s. As these bridges age, deterioration and damage resulting from heavy …

    DOI

  • 接触面に無機ジンクリッチペイントを塗装した厚板・多列の高力ボルト摩擦接合継手のすべり耐力試験

    村越 潤, 澤田 守, 山口 隆司, 彭 雪, 大嶽 敦郎 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 70 (1), 94-104, 2014

    近年,部材の簡素化,構造の合理化を図った鋼橋の普及により,高力ボルト摩擦接合継手は大型化し,ボルトが多列化する傾向にある.本研究では,接触面に無機ジンクリッチペイントを塗装した高力ボルト摩擦接合継手を対象としてすべり耐力試験を行い,母板厚やボルト列数等の構造諸元が,すべり係数に与える影響について検討した.母板厚を38,50,75mmと変化させ,ボルト列数を3,8,12列とした試験体を系統立てて試…

    DOI 被引用文献3件

  • 模擬腐食を導入した鋼トラス橋斜材の残存圧縮耐荷力

    山沢 哲也, 野上 邦栄, 小峰 翔一, 依田 照彦, 笠野 英行, 村越 潤, 遠山 直樹, 澤田 守, 有村 健太郎, 郭 路 構造工学論文集 A 59A (0), 143-155, 2013

    This paper is concerned with an evaluation method of the remaining capacity of corroded steel column members. We introduced 4 different levels of artificial corrosion to bracing members in actual …

    DOI

  • 厚板多列高力ボルト摩擦接合継手の構造諸元がすべり挙動に与える影響に関する解析的研究

    彭 雪, 山口 隆司, 高井 俊和, 村越 潤, 澤田 守 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 69 (3), 452-466, 2013

    近年,部材の合理化を図った鋼橋の普及により,高力ボルト摩擦接合継手は大型化し,ボルトが多列化する傾向にある.このような大型継手において,ボルト列数や板厚がすべり係数に与える影響については,不明な点も残っている.本研究では,ボルト列数,母板の断面形状,すべり/降伏耐力比,連結板/母板降伏耐力比などがすべり挙動に与える影響やすべり係数低下のメカニズムの解明を目的とし,FEM解析を行った.その結果,多…

    DOI 被引用文献4件 参考文献1件

  • アユの通称"ボケ病"に関する研究(平成13~22年度)

    石川, 孝典, 尾田, 紀夫, 小原, 明香, 渡邊, 長生, 渡辺, 裕介, 土居, 隆秀, 横塚, 哲也, 澤田, 守伸, 糟谷, 浩一 栃木県水産試験場研究報告 (55) 4-17, 2012-03

    養殖アユに大きな被害をもたらしている"ボケ病"と呼ばれる原因不明の病気について原因の究明と治療法の検討を行いました。ボケ病は細菌性の鰓病とウイルス性の鰓病の2種類に分けられ,両者に同時感染する例も多いことがわかりました。細菌性の鰓病は病魚を1%の食塩水に2時間程度浸けることで治療できます。ウイルス性の鰓病では,通常水温時には病魚を低濃度の塩水に長時間浸ける方法,高水温時には高濃度の塩水に短時間浸…

    日本農学文献記事索引

  • 当院における婦人科悪性腫瘍手術時の創閉鎖の工夫と検討

    竹原 也惠, 森 泰輔, 澤田 守男, 黒星 晴夫, 辰巳 弘, 岩破 一博, 北脇 城 産婦人科の進歩 64 (2), 101-105, 2012

    概要 婦人科悪性腫瘍手術は手術時間の長期化や切開創の拡大を要することがあり,創部離開や創感染にしばしば悩まされる.術後には化学療法や放射線療法が必要である場合が多く,創傷治癒の遅延をきたせば治療開始時期を遅らせることになり,術後合併症を最小限にする工夫が求められる.われわれは2009年4月から2011年3月までに当科で行った婦人科悪性腫瘍開腹手術症例87例について皮下持続陰圧吸引ドレーンならびに…

    DOI Web Site 医中誌

  • 子宮頸部リンパ上皮腫様癌の1例

    松尾 精記, 森 泰輔, 澤田 守男, 黒星 晴夫, 辰巳 弘, 岩破 一博, 北脇 城 産婦人科の進歩 64 (1), 32-35, 2012

    子宮頸部リンパ上皮腫様癌(LELC)は子宮頸癌取り扱い規約にて扁平上皮癌の特殊型に分類されているまれな腫瘍である.組織学的には大型で未分化な腫瘍細胞とその周辺の著明なリンパ球浸潤が特徴とされる.今回われわれは,子宮頸部原発LELCと診断した症例を経験したので報告する.症例は52歳,1回経産婦.不正性器出血を主訴に近医を受診したところ,子宮頸部細胞診異常を指摘され精査加療目的に当院へ紹介初診となっ…

    DOI Web Site 医中誌

  • 鋼トラス橋の上弦材側格点部の腐食計測とその腐食形態の特徴

    野上 邦栄, 山本 憲, 山沢 哲也, 依田 照彦, 笠野 英行, 村越 潤, 遠山 直樹, 澤田 守, 有村 健太郎, 郭 路 構造工学論文集 A 58A (0), 679-691, 2012

    The important accidents that the diagonal members of the steel truss bridge have broken due to severe corrosion damages occurred recently. Therefore it is expected to establish the rational and …

    DOI

  • 外陰癌根治術後の外陰部再建に臀溝皮弁を用いた1例

    山本 拓郎, 澤田 守男, 黒星 晴夫, 辰巳 弘, 森 泰輔, 岩破 一博, 北脇 城 産婦人科の進歩 63 (1), 33-36, 2011

    外陰部悪性腫瘍手術の目的が腫瘍根治切除であることはいうまでもない.広範な外陰部欠損のため会陰部再建術が必要となるが,従来法は単なる欠損ヵ所の補填という性格が強い.今回われわれは,機能・美容という両面において利するところの多い臀溝皮弁(gluteal fold flap,またはlotus petal …

    DOI Web Site 医中誌

  • とちぎのアユ資源維持増大技術の開発

    吉田 豊, 沢田 守伸, 大森 勝夫 栃木県水産試験場研究報告 (51) 9-10, 2008-03

    栃木県水産試験場では天然アユ資源に対して遺伝的組成への影響が小さいと考えられるアユ種苗の作出のために、地場産系統のアユを親魚とした人工種苗生産技術の開発に取り組んでいる。過去の試験から、種苗生産における遺伝的組成の変質については、親魚数と種苗のサイズ選別が影響していることが示唆された。そこで親魚数については、使用した親魚数の異なる2系統を比較することで、使用親魚数の多寡による遺伝的組成の推移の違…

    日本農学文献記事索引

  • 魚道機能の究明、魚種別利用状況等調査

    沢田 守伸, 酒井 忠幸, 手塚 清 栃木県水産試験場研究報告 (51) 46-51, 2008-03

    平成16~18年度、小貝川水系五行川(芳賀町地先)の農業用水取水堰3ヵ所の全面改修に合わせ、栃木県内に初めてハーフコーン式魚道が導入された。近年、堰堤など河川を横断する工作物の整備にあたっては、遡上・降河など魚類の移動経路を確保するため、魚道が積極的に併設されるようになってきている。しかし、整備した魚道の機能を検証した例は少ない。そこで、整備を担当した栃木県芳賀農業振興事務所と共同で、このハーフ…

    日本農学文献記事索引

  • アユ放流用種苗品質改善試験

    吉田 豊, 沢田 守伸 栃木県水産試験場研究報告 (50) 14-18, 2007-03

    地場産系アユ放流後の種苗の特性については、今までの県漁連産放流種苗と比べ遡上性が強く、釣れ具合が解禁当初は悪くても漁期が長続きし、成長も遜色がないなどの特性が明らかになりつつある。そこで、これらの特性の再現性を確認するため前年度に引き続き、同様の試験を行った。試験区間は前年度と同様、那珂川水系荒川と利根川水系鬼怒川に設定した。那珂川系は今年度は16年度の調査結果と異なり、遡上性の強さは認められな…

    日本農学文献記事索引

  • アユ放流用種苗品質改善試験

    吉田 豊, 沢田 守伸, 大森 勝夫 栃木県水産試験場研究報告 (50) 19-20, 2007-03

    当場では平成13年度(2001年度)より地場産系放流アユ種苗(那珂川系および利根川系)の生産技術開発に取り組んでいる。今年度は、排卵を同調させる方法を開発するための基礎情報を得ることを目的に、系統ごとに排卵のピーク等を調査した。那珂川系遡上アユ、利根川系遡上アユ、那珂川系F2、利根川系F1の4系統を使用した。池壁沿いの池底に頂径1m程度に砂利を敷き、砂利の下から注水が出るよう、注水口を変更した。…

    日本農学文献記事索引

  • ヒメマス性転換技術改善試験

    沢田 守伸, 土居 隆秀, 加賀 豊仁, 吉田 豊 栃木県水産試験場研究報告 (49) 79-84, 2006-03

    全雌や全雌三倍体など魚類の性をコントロールして生産性や品質を向上させる技術が多くの養殖対象魚種で確立されている。この技術では遺伝的に雌でありながら精子を形成する性転換雄魚の存在が必須となっている。17α-メチルテストステロン(合成雄性ホルモン、以下MTと略記)を飼料に添加して対象魚に与える経口投与法は雄性化にきわめて有効であり、性転換雄魚の作出に広範に利用されている。この方法ではMT添加量を飼料…

    日本農学文献記事索引

  • 飼育環境改善試験

    沢田 守伸, 阿久津 正浩, 糟谷 浩一, 久保田 仁志, 石井 日出郎 栃木県水産試験場研究報告 (49) 74-78, 2006-03

    通称「ボケ病」と呼ばれるアユの不明病は、発症の機序について解明の糸口さえつかめていない現状にある。前年度に実施した飼育試験では、飼育池飼育水のpH上昇後にボケ病が発症する傾向が観察された。そこで、今年度は飼育池飼育水のpHに影響を及ぼす二酸化炭素濃度に注目し、ボケ病の発生との関係を調査した。

    日本農学文献記事索引

  • アユ用飼料改善試験

    阿久津 正浩, 沢田 守伸, 石井 日出郎, 糟谷 浩一, 久保田 仁志 栃木県水産試験場研究報告 (49) 58-63, 2006-03

    アユ養殖現場で多発し、甚大な被害を及ぼしている通称「ボケ病」(以下、「ボケ病」)への飼料添加物によるボケ病発生予防または被害の軽減効果を調査した。グルタチオン、アルカリ性プロテアーゼ、酸性プロテアーゼ、ラクトフェリン、ペプチドグリカン、アルギニン・グルタミンを添加する6試験区と対照区の計7区を設定した。ボケ病が発生した区はなかったことから、飼料添加物によるボケ病発生の予防効果を明らかにすることが…

    日本農学文献記事索引

  • 養魚排水対策試験

    沢田 守伸, 阿久津 正浩 栃木県水産試験場研究報告 (49) 68-73, 2006-03

    養魚排水が天然水域へ与える汚濁負荷を軽減するため、残餌の減量化が期待される自発摂餌システムと養魚池内の沈殿物を系外に排出する排泥ポンプシステムを組み合わせた。沈殿物の排出先には傾斜板を設置し、沈殿物の回収を試みた。今年度は養殖現場への普及性について検証するため、試験を民間のニジマス養殖生産池で実施した。2004年10月18日から12月21日までの65日間にわたり栃木県養殖漁業協同組合黒磯事業所の…

    日本農学文献記事索引

  • 通称「ボケ病」に関するアユ疾病対策試験

    糟谷 浩一, 沢田 守伸, 阿久津 正浩, 久保田 仁志, 石井 日出郎 栃木県水産試験場研究報告 (49) 85-86, 2006-03

    近年、県内アユ養殖場において通称「ボケ病」(以下、「ボケ病」という)と呼ばれ、短期間で大量の死亡をもたらす病気が多発し甚大な被害をもたらしている。現在のところ、本疾病の原因は判明していないが、病気の発生状況から病原体による感染症の疑いも考えられたため、ボケ病耐過魚との同居感染試験を実施した。平成16年9月2日~10月4日に、9月2日に民間養魚場から輸送したボケ病耐過アユを試験区のdonorとし、…

    日本農学文献記事索引

  • 地域特産マス類養殖技術開発試験

    阿久津 正浩, 沢田 守伸 栃木県水産試験場研究報告 (49) 64-67, 2006-03

    栃木県の在来魚である「ニッコウイワナ」は地域特産魚として期待されているが、飼育歴が浅いためまだ本格的に養殖生産が行われていない。ニッコウイワナを地域特産対象魚種として定着させていくには種苗の安定供給が必要であり、これまで種苗生産のための親魚養成に取り組んできた。本年度は、場内における種苗の増産化を図った。また、ニッコウイワナ養殖生産の普及に向けての取り組みとして、事業レベルのニッコウイワナ養殖特…

    日本農学文献記事索引

  • 溶接の理想化による変形・残留応力の予測とその精度(II)

    金 裕哲, 李 在翼, 澤田 守 溶接学会全国大会講演概要 2006s (0), 102-102, 2006

    熱弾塑性解析により、溶接現象を忠実に再現すると、生じる変形と残留応力を高精度で予測できる。しかし多大な解析時間を要し、構造体製作現場での使用は難しい。ここではすみ肉溶接を対象に、溶接現象を理想化し、熱弾塑性解析で得られる結果の精度と計算時間について報告する。

    DOI 参考文献2件

  • 力学的特性に基づく面外変形予測法の提案

    金 裕哲, 李 在翼, 澤田 守 溶接学会全国大会講演概要 2006s (0), 94-94, 2006

    熱弾塑性解析による溶接変形の予測には多大な計算時間を要するため,構造体製作現場での使用は厳しい。そこで,溶接変形の生成機構に着目し,変形予測を試みた。ここでは,突合せ溶接を対象に,角変形を高精度に予測する際の予測法を提案する。

    DOI

  • ヒメマス性転換技術改善試験

    沢田 守伸, 土居 隆秀, 加賀 豊仁, 吉田 豊 栃木県水産試験場研究報告 (48) 68-75, 2005-03

    MTを飼料に添加して対象魚に与える経口投与法は雄性化にきわめて有効であり、性転換雄魚の作出に広範に利用されている。この方法ではMT添加量を飼料1kgあたり1mgとすることが一般的である。餌付け期は魚を飼料に馴らすため、魚の要求量より多い飼料を撒布する必要があり、結果としてMT使用量が多くなりがちである。また、MTを含んだ排泄物や残餌が発生することから、MTの飼育環境外への漏出が懸念されている。そ…

    日本農学文献記事索引

  • アユの通称「ボケ病」対策試験

    阿久津 正浩, 沢田 守伸, 石井 日出郎, 糟谷 浩一, 久保田 仁志 栃木県水産試験場研究報告 (48) 82-84, 2005-03

    近年、アユ養殖現場で多発し、甚大な被害を及ぼしている通称「ボケ病」(以下「ボケ病」と表記)の原因を究明するため同居感染試験を実施し、感染症の可能性を検討した。同居感染試験を3回実施したが、いずれの場合もrecipientにボケ病が発生したことから、ボケ病が感染症であることを示唆する結果となった。しかし、今回の試験では対照区を設定できなかったこと、ボケ病が同居感染とは関係なく自然に発生した可能性を…

    日本農学文献記事索引

  • 通称「ボケ病」に関するアユ疾病対策試験(2)

    糟谷 浩一, 久保田 仁志, 沢田 守伸, 阿久津 正浩, 石井 日出郎 栃木県水産試験場研究報告 (48) 88-89, 2005-03

    通称「ボケ病」感染源として、フィルターで除菌した鰓または脳の磨砕液を用いて、感染試験を実施した。鰓への接触による感染試験では、供試魚は当水産試験場で生産した鬼怒川系統アユを供試魚とした。試験期間中、両区とも死亡はなかった。試験終了時に両区の生残魚の鰓を調べた結果、対照区の1尾の鰓弁の一部分に血腫が認められた。筋肉内接種による感染試験では、試験期間中の死亡率は鰓接種区10%、脳接種区25%、対照区…

    日本農学文献記事索引

  • アユの通称「ボケ病」対症療法開発試験

    沢田 守伸, 阿久津 正浩, 糟谷 浩一, 久保田 仁志, 石井 日出郎 栃木県水産試験場研究報告 (48) 76-81, 2005-03

    栃木県下のアユ養魚場では、アユの通称「ボケ病」(以下、ボケ病と略記)発症時の対策として塩水浴が多用されている。劇的な効果は得られないものの、死亡数の軽減に若干の効果があるとされている。しかし、その方法(濃度・時間等)は養魚場により異なり、未だ確立した技術とはなっていない。そこで、死亡数の軽減に最も効果のある塩水浴の方法について検討を行った。

    日本農学文献記事索引

  • 通称「ボケ病」に関するアユ疾病対策試験(1)

    糟谷 浩一, 久保田 仁志, 沢田 守伸, 阿久津 正浩, 石井 日出郎 栃木県水産試験場研究報告 (48) 85-87, 2005-03

    近年、県内アユ養殖場において通称「ボケ病」(以下、「ボケ病」という)と呼ばれ、短期間で大量の死亡をもたらす病気が多発しその症状の特徴は、鰓のうっ血、血腫等である。本疾病の原因は判明していないが、病気の発生状況から病原体による感染症の疑いも考えられるため、病魚との同居感染試験を実施した。第1回及び第2回同居感染に使用したdonorは冷水病歴があるアユであり、冷水病原因菌の分離状況から冷水病の感染が…

    日本農学文献記事索引

  • 通称「ボケ病」に関するアユ疾病対策試験(4)

    糟谷 浩一, 久保田 仁志, 沢田 守伸, 阿久津 正浩, 石井 日出郎 栃木県水産試験場研究報告 (48) 91-91, 2005-03

    ボケ病の原因については不明であるが、生産者の間では経験的にボケ病に塩浴が効果あることが知られている。そこで、クロライドイオンを指標として取り上げ、ボケ病魚の血清中の濃度について検査を実施した。ボケ病発生群及び未発生群のアユを用いた。ボケ病発生群のクロライドイオン濃度は90。9mEq/Lと79。2mEq/Lであり、未発生群の114。3mEq/Lと比べ有意に低下していることが分かった。ボケ病魚では血…

    日本農学文献記事索引

  • 養魚排水対策試験

    沢田 守伸, 阿久津 正浩 栃木県水産試験場研究報告 (48) 60-60, 2005-03

    養魚排水が天然水域へ与える汚濁負荷を軽減するため、残餌の減量化が期待される自発摂餌システムと、懸濁物質の流出抑制・回収を目的とした傾斜板システムを組み合わせた。これに加え今年度は、養魚池内の沈殿物を排出する排泥ポンプシステムを新たに組み込んだ。これにより、ニジマス養魚排水中の懸濁物質・窒素・リン等汚濁負荷物質を削減する効果が向上するか否か検討した。複合システム区の懸濁物質流出量は対照区のそれより…

    日本農学文献記事索引

  • 飼育環境改善試験

    沢田 守伸, 阿久津 正浩, 糟谷 浩一, 久保田 仁志, 石井 日出郎 栃木県水産試験場研究報告 (48) 61-67, 2005-03

    アユ養殖現場でボケ病の原因あるいは発症の引き金として養魚池水質環境の悪化を疑い、水質条件の異なるアユ飼育池におけるボケ病発症状況の違いを比較した。すべての試験区でボケ病が発症した。DOのみを高く維持しても、ボケ病の発生抑止には結びつかないと推察された。SSがボケ病の原因、あるいは発症の引き金になることはないと推察された。アンモニア態窒素濃度上昇がボケ病の原因、もしくは発症の引き金になることはない…

    日本農学文献記事索引

  • 通称「ボケ病」に関するアユ疾病対策試験(3)

    糟谷 浩一, 久保田 仁志, 沢田 守伸, 阿久津 正浩, 石井 日出郎 栃木県水産試験場研究報告 (48) 90-90, 2005-03

    ボケ病の原因については未だに不明である。そこで、ニジマス及びアユ由来の培養細胞を用いてウイルス分離を試みた。症状からA養魚場で5月29日に採取したサンプルは冷水病も併発していると推測された。また、同養魚場で6月4日にサンプルを採取した池は、1ヵ所でボケ病が発生した後、隣の池へと次々と連鎖的に発生してきた池であり、感染を疑わせるような状況であった。これらのサンプルについてウイルス検査を実施したが、…

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  • 溶接変形の高精度予測における必須条件

    金 裕哲, 李 在翼, 澤田 守 溶接学会全国大会講演概要 2005s (0), 69-69, 2005

    溶接問題は溶融温度から室温に至る温度領域を取扱うため,材料の降伏応力,引張強さなどは大きく変化する。中でも,700℃以上の高温領域において,材料の降伏応力はほぼ零となる。一方,熱弾塑性解析では降伏条件を満たす必要がある。これを満たさずして得られる結果の力学的意義について報告する。

    DOI 参考文献2件

  • 突合せ溶接で生じる面外変形の計測と数値シミュレーション

    金 裕哲, 李 在翼, 澤田 守, 猪瀬 幸太郎 溶接学会全国大会講演概要 2005f (0), 145-145, 2005

    溶接に伴う力学現象の解明研究に数値解析が広く用いられる。数値解析で得られる結果の妥当性であるが,通常,実験を行い,これをシミュレーションし,得られる結果を基本として検証するのが一般的である。本稿では,突合せ溶接で生じる面外変形の計測実験において,遵守すべき条件について報告する。

    DOI

  • ヒメマス性転換技術改善試験

    沢田 守伸, 土居 隆秀, 石島 久男, 吉田 豊 栃木県水産試験場研究報告 (47) 30-41, 2004-03

    養殖研究所日光支所東照雄育種研究室長の指導のもと、17α-メチルテストステロン(合成雄性ホルモン、以下MTと略記)を使用せずに、もしくは大幅に使用量を減らしてヒメマス遺伝的雌を雄性化する技術について検討した。

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  • 通称「ボケ病」に関するアユ疾病対策試験(2)

    糟谷 浩一, 久保田 仁志, 沢田 守伸, 石井 日出郎 栃木県水産試験場研究報告 (47) 58-59, 2004-03

    通称「ボケ病」(以下、「ボケ病」という)の病魚の症状は、鰓のうっ血と出血、鰓薄板の毛細血管拡張(血腫)が特徴的であり、赤血球が大きくなることが知られている。赤血球が大きくなる原因として池環境がもたらすアユの慢性疲労がひとつの要因ではないかと考え、池内の流速を慢性疲労をもたらす一要因としてとりあげ、ボケ病の発生との関係について試験を実施した。注水の水勢を利用して流速を速めた水槽(流速区)と、注水の…

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  • 当場で発生したアユの通称「ボケ病」について

    沢田 守伸, 糟谷 浩一, 久保田 仁志, 石井 日出郎 栃木県水産試験場研究報告 (47) 42-50, 2004-03

    近年、アユ養殖現場では原因不明の大量死が散発的に観察されている。死亡に至るアユの様子に共通性があり、その特徴から通称「ボケ病」(以下、ボケ病と略記)と呼ばれている。今年度、本県では多くのアユ養魚場でボケ病の発生が見られ、また、当場においても発生を見た。しかし、ボケ病に関する記録は未だ少なく、その原因究明や対策を困難にしている。そこで、今後の試験研究に資するため、当場で発生したボケ病の状況を記録す…

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  • 通称「ボケ病」に関するアユ疾病対策試験(1)

    糟谷 浩一, 久保田 仁志, 沢田 守伸, 石井 日出郎 栃木県水産試験場研究報告 (47) 56-57, 2004-03

    近年、県内アユ養殖場において通称「ボケ病」(以下、「ボケ病」という)と呼ばれ、短期間で大量斃死をもたらす病気が多発し多大な被害をもたらしている。病気の発生状況から病原体による感染症の疑いもあるため、病魚との同居感染及び病魚鰓患部濾液の接種による感染試験を実施した。ボケ病が発生したアユ群の生残魚5尾(脂鰭切除、以下「donor」という)にボケ病歴のないアユ(以下「recipient」という)5尾を…

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  • 通称ボケ病におけるアンケート調査結果

    石井 日出郎, 糟谷 浩一, 沢田 守伸, 久保田 仁志 栃木県水産試験場研究報告 (47) 51-55, 2004-03

    アユに見られる通称ボケ病(=不明病これ以降ボケ病と呼ぶ)が近年になって、また多く発生が認められる様になってきた。しかし、この病気は原因が不明で、また、対処方法が全くわかっていないのが現状である。近年、日本獣医畜産大学がボケ病に関する全国のアンケート調査を実施し、本病気の基礎資料となる知見を得ているところから、栃木県においても同様なアンケート調査を実施し、本病気に対する基礎資料の一助とした。

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  • 養魚排水対策試験

    沢田 守伸, 阿久津 正浩, 石島 久男 栃木県水産試験場研究報告 (47) 26-26, 2004-03

    養魚排水が天然水域へ与える汚濁負荷を軽減するため、養魚池で発生した糞や残餌を効率的に回収する養魚池内設置型の傾斜板を試作し、前年度までにその構造等について試験を実施した。今年度は新たに、汚濁負荷物質の発生量を抑制する手法として、残餌の減量化が期待される自発摂餌システムを取り入れた。この二つの手法を組み合わせ、自発摂餌により汚濁負荷の発生量を削減し、発生した汚濁負荷については傾斜板により流出を抑制…

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  • 飼育環境改善試験

    沢田 守伸, 石島 久男 栃木県水産試験場研究報告 (47) 27-29, 2004-03

    平成12年度にアユ養魚池内の溶存酸素量(以下、DOと略記)を高め、その飼育成績を調査した。今年度は、4種の酸素飽和度レベルを設定し、摂餌量、成長等が養魚池の酸素飽和度によってどのように変化するか調査した。試験池内の酸素飽和度を80%、100%、120%に維持する3つの試験区を設けた。結果から、飽食条件下でアユ飼育池の酸素環境を改善すると飼料効率の低下はあるものの、その損失を上回る摂餌量の増加によ…

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  • 溶接の理想化による変形・残留応力の予測とその精度

    金 裕哲, 李 在翼, 澤田 守, 猪瀬 幸太郎 溶接学会全国大会講演概要 2004f (0), 129-129, 2004

    熱弾塑性解析により溶接現象を忠実に再現すると,生じる変形と残留応力を高精度で予測できるが,多大な計算時間を要する。このため,構造体製作現場での使用は厳しい。そこで突合せ溶接を対象に,溶接現象を理想化して熱弾塑性解析を行い,得られる結果の精度と計算時間について報告する。

    DOI

  • 地域特産マス類養殖技術開発試験

    石島 久男, 沢田 守伸 栃木県水産試験場研究報告 (46) 29-31, 2003-03

    平成13年度はニッコウイワナ0年魚、1、2年魚の飼育管理及びヒメマスの孵化及び飼育を行った。2年魚は採卵用親魚として、水温が制御できる成熟制御池で養成したが、濾過糟の不都合により数尾を残して事故死してしまった。0年魚の飼育はその後順調に推移した。天然由来のイワナの継代飼育を行うと、斑点の大型化に裂け尾の問題が生じた。ヒメマスの導入した発眼卵は、「採卵親魚へのエリスロマイシン投与による垂直感染防止…

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  • 飼育環境改善試験

    沢田 守伸, 糟谷 浩一, 石島 久男 栃木県水産試験場研究報告 (46) 39-44, 2003-03

    アユのボケ病の症状緩和、あるいはへい死率の抑制に対し、飼育池の酸素環境改善が効果的に作用するか否かについて検討した。治療方法として飼育池内の溶存酸素量(以下、D。O。と略記)の向上と塩水浴(1%食編水による2時間浴を採用した。試験終了時の累積死亡率は、治療をまったく施さなかった4区で95。2%に、D。O。を向上させた2区でも、累積死亡率は93。4%とほぼ同等の値を示した。塩水浴のみでボケ病に対処…

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  • アユ放流用種苗品質改善試験

    武田 維倫, 大森 勝夫, 沢田 守伸, 手塚 清 栃木県水産試験場研究報告 (46) 83-85, 2003-03

    本試験では飼育環境下の流速や輪送時の収容密度の違いが放流後のアユの漁獲に及ぼす影響について調査することを目的に試験を実施した。流水飼育区と対照区を設定し輪送は高密度区(120kg/t)、低密度区(60kg/t)の2区を設定した。今回の試験結果では、各試験区の採捕率が非常に低かったことから飼育環境や輸送時の密度が放流効果に与える影響について明らかにすることは出来なかった。また、目視調査では放流後6…

    日本農学文献記事索引

  • 養魚排水対策試験

    沢田 守伸, 石島 久男 栃木県水産試験場研究報告 (46) 34-38, 2003-03

    養魚排水中に含まれる有機性の懸濁物質について、簡易で効率的な除去技術を開発し、排水先の天然水域への汚濁負荷軽減を図ることを目的に試験を行った。今年度は沈殿物を傾斜板ユニットの下からサイフォンやポンプの吸入口が容易に入れられるスペースへ誘導する構造物を試作し、その能力を調査した。今回の試験を通して、試作した傾斜板はSSを池内にとどめる効果に優れ、また、沈殿物除去の作業性が著しく向上した一方で、沈殿…

    日本農学文献記事索引

  • アユ放流用種苗品質改善試験

    武田 維倫, 沢田 守伸, 大森 勝夫, 福冨 則夫 栃木県水産試験場研究報告 (46) 79-82, 2003-03

    アユは、栃木県の内水面漁場を代表する魚種であり県内の漁業協同組合における放流額の大部分を占めている。しかし、近年では放流種苗の河川環境への不適応が原因と思われる放流種苗の斃死や長期間の集団行動などが問題視されている。また、天然遡上魚が見られる河川での種苗(湖産、人工産継代)放流は、天然集団に対して遺伝的攪乱をもたらすことや、放流種苗が再生産に寄与しないことにより河川の生産力が資源の維持増大へ結び…

    日本農学文献記事索引

  • ヒメマス性転換技術改善試験

    沢田 守伸, 土居 隆秀, 武田 維倫 栃木県水産試験場研究報告 (46) 45-51, 2003-03

    全雌魚や全雌三倍体魚の作出時に使用する性転換雄魚は、稚魚期の17α-メチルテストステロン(合成雄性ホルモン、以下MTと略記)処理により作られることが多い。前年度に引き続き、MTを使用せずに、もしくは大幅に使用量を減らしてヒメマス遺伝的雌を雄性化する技術について検討した。

    日本農学文献記事索引

  • イワナ等渓流魚適正増殖手法開発事業

    土居 隆秀, 福冨 則夫, 沢田 守伸, 久保田 仁志 栃木県水産試験場研究報告 (46) 108-111, 2003-03

    イワナやヤマメは、山間部に多く見られる河川工作物(堰堤)から落下する可能性はかなり高いことが予想される。このため移動を行い堰堤から落下した魚が、その高さや着水地点の淵の有無などによりどのような影響を受けるものなのかについて検討を行った。落下高度は8m、15mの2通りとし、堰堤下の落水部にあたる淵の構造として、コンクリートのタタキを想定した10cm、僅かに水深のある30cm、さらに水深のある50c…

    日本農学文献記事索引 被引用文献1件

  • アユ品質改善試験

    石島 久男, 沢田 守伸 栃木県水産試験場研究報告 (46) 26-28, 2003-03

    前年度に引き続き魚病被害軽減を目的にビタミンCを強化した飼料でアユを育成し、その効果や飼育成績への影響等について調査した。冷水病に対し今年度はいっそうの効果を期待してビタミンC強化量の差を3倍にして試験を実施した。試験開始後3日目より真菌性内蔵症による斃死が発生した。県漁連から供試魚を購入した時点ですでに真菌に感染していたものと推察された。すでに真菌に感染していた場合、ビタミンCを大量に投与して…

    日本農学文献記事索引

  • 地域特産マス養殖試験

    阿久津 正浩, 石島 久男, 沢田 守伸 栃木県水産試験場研究報告 (45) 52-54, 2002-03

    ニッコウイワナの在来個体群が生息すると推定された利根川水系鬼怒川の支流2本(蜂ヶ沢、野尻沢)から親魚を採集し(平成6年11月)、人工繁殖し系統保存を行ってきた。現在残っているのは蜂ヶ沢系統のみである。平成12年は、地域特産マスとして地場産ニッコウイワナを量産することを目的として養殖試験を実施した。採卵・採精を行い、人工受精を実施した。採卵総数は11,678粒であり、発眼卵数は7,892粒、ふ化尾…

    日本農学文献記事索引

  • ヒメマス性転換技術改善試験

    沢田 守伸, 土居 隆秀, 武田 維倫, 阿久津 正浩 栃木県水産試験場研究報告 (45) 48-51, 2002-03

    全雌魚や全雌三倍体魚を作出するに当たっては、性転換雄魚を利用するのが一般的である。現在、性転換雄魚の作出には、稚魚期の17α-メチルテストステロン(合成雄性ホルモン、以下MTと略記)処理が不可欠となっている。MTを使用せずに、もしくは大幅に使用量を減らして遺伝的雌の雄性化を誘導する性転換技術の開発に着手することとした。現在併用されている経口投与法を用いずに、浸漬法のみによって雄性化を誘導すること…

    日本農学文献記事索引

  • アユ品質改善試験

    沢田 守伸, 久保田 仁志, 阿久津 正浩 栃木県水産試験場研究報告 (45) 19-21, 2002-03

    魚病被害軽減対策を主眼として、ビタミンCを強化した飼料でアユを養成し、その効果や飼育成績へ及ぼす影響等について調査した。飼育試験関始後まもなく、供試魚に冷水病が発生した。そこで、添加レベルの異なるビタミンC強化飼料の給餌が、冷水病に対しどのように作用するのか、調査した。試験開始後9日目に冷水病が発生しており、発病前のビタミンC強化投与期間は短かった。にもかかわらず、ビタミンC強化投与区では無強化…

    日本農学文献記事索引

  • ペヘレイ養殖試験

    阿久津 正浩, 沢田 守伸, 石島 久男 栃木県水産試験場研究報告 (45) 22-24, 2002-03

    ペヘレイ種苗を効率的に生産するには、ぺヘレイふ化仔魚の放養を短期間で行うことが望ましい。本年度は、ふ化放養を短期間で完了させることで、ペヘレイ0年魚の生残率、成長率がどのように変化するかを把握することを自的とした。採卵数が短期間ではまとまらず、22日間の長期に及んでしまった。5月11日に親魚の成熟度の調査を行った結果、GSI(生殖腺指数)はオス、メスとも低い値であると思われた。成熟期におけるビタ…

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  • 飼育環境改善試験(1)

    沢田 守伸, 阿久津 正浩, 久保田 仁志 栃木県水産試験場研究報告 (45) 29-37, 2002-03

    近年、池の溶存酸素量をコントロールすることによって養魚を効率化しようという動きがある。溶存酸素量を高めることで1超高密度養殖が可能となるとともに、かつ成長率や飼料効率が高くなるのではないか。2病気に掛かりにくくなるのではないか。3病気の治癒に貢献するのではないか。といった効果が期待されている。このうち、高密度養殖の可能性については主にマス類を対象に実証されており、ヨーロッパでは既に実用化されてい…

    日本農学文献記事索引

  • アユ品質改善試験

    久保田 仁志, 沢田 守伸, 糟谷 浩一, 阿久津 正浩 栃木県水産試験場研究報告 (45) 59-60, 2002-03

    ビタミンC(以下AsA)大量投与による防御効果について,細菌性出血性腹水病の感染実験と生体防御能測定によって検討した。第1回感染試験300mg強化区では,対照区よりも有意に生残率が低かった。また,500mg強化区では生残率に対照区と差が認められなかった。第2回感染試験の結果300mg強化区の生残率は対照区と有意な差は認められなかった。500mg強化区の生残率は対照区に比べて有意に高かった。今回の…

    日本農学文献記事索引

  • ペヘレイ養殖試験

    阿久津 正浩, 沢田 守伸, 石島 久男 栃木県水産試験場研究報告 (45) 25-28, 2002-03

    自発給餌とは魚が自らスイッチを入れることで自発的に摂餌する給餌方法である。ペヘレイに対して自発給餌が可能かどうかを調査し、自動給餌機を用いた従来どおりの給餌方法との生産性の違いを検討することを目的とした。自発給餌区(自発区)を試験区とし、タイマーで自動給餌機のスイッチが入る通常飼育を行った区を対照区とした。自発区、対照区とも順調に飼育を進めることができたが、10月16日、対照区が原因不明の大量へ…

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  • 飼育環境改善試験(2)

    沢田 守伸, 石島 久男 栃木県水産試験場研究報告 (45) 38-43, 2002-03

    県内の河川に放流される人工産アユの大部分は、栃木県漁業協同組合連合会種苗センターの人工採苗事業により生産されている。施設は年間100万尾の生産を目的として約20年前に建設された。しかし、近年とみに人工産アユへの需要が高まっていることから、現在では年間約500万尾を生産目標として事業を行っている。この生産目標は施設の能力を大幅に上回っており、収容能力の向上が緊急の課題となっている。特に、出荷(出荷…

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  • 養魚排水対策試験

    沢田 守伸, 石島 久男 栃木県水産試験場研究報告 (45) 44-47, 2002-03

    養魚排水中に含まれる有機性の懸濁物質について、簡易で効率的な除去技術を開発し、排水先の天然水域への汚濁負荷軽減を図ることを目的に試験を行った。今年度はサイフォンやポンプの吸入口が池底に入れられるよう傾斜板の構造を改変し、その効果を確認した。Aタイプはアクリル板を傾斜角60°で5cm間隔に26枚並べたものとした。Bタイプはガラス繊維強化ポリエステル製の波板(波型130波)を間口から見て縦波になる方…

    日本農学文献記事索引

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