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検索結果 351 件

  • 柔道により発症した上前腸骨棘・腸骨稜同時裂離骨折の1例

    笹岡 眞光, 武藤 和彦, 池田 天史, 宮崎 眞一, 土田 徹, 川添 泰弘, 二山 勝也, 片山 修浩, 田中 みずほ 整形外科と災害外科 72 (3), 471-473, 2023-09-25

    <p>柔道の練習中に生じた上前腸骨棘と腸骨稜の同時裂離骨折の1例を経験した.症例は15歳の女性で柔道の練習中に技をかけた時に発症した.X-p,CTで上前腸骨棘と腸骨稜の裂離骨折を認めた.骨片の大きさ(86mm),転位の大きさ(12mm)から保存的加療を行った.受傷後3週まで免荷,受傷後5週で日常生活への復帰,受傷後12週で柔道競技を再開した.骨盤裂離骨折の発症頻度については坐骨結節50%,上前腸…

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 骨折術後の抜釘施行後に生じた仮性動脈瘤の2例

    湯本 みずほ, 土田 徹, 二山 勝也, 笹岡 眞光, 片山 修浩, 武藤 和彦, 川添 泰弘, 宮﨑 眞一, 池田 天史 整形外科と災害外科 72 (4), 805-807, 2023-09-25

    <p>【はじめに】医原性の血管損傷は稀ではあるが,大腿骨近位部骨折や人工膝関節置換術後に生じた仮性動脈瘤の報告は散見する.今回我々は,骨折術後に生じた仮性動脈瘤の症例を2例経験したため,報告する.【症例1】84歳女性.心房細動に対してリクシアナを内服中であった.左橈尺骨遠位端骨折術後に対し抜釘を施行した.術後5日目に左前腕の疼痛が出現し,急速に疼痛・腫脹が増大した.超音波・造影CTで左橈骨動脈に…

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 微小変化型ネフローゼ症候群と重症筋無力症を合併症として認めた異所性胸腺腫の1例

    村上 瑛, 大園 一隆, 折田 頼尚 日本気管食道科学会会報 74 (3), 259-263, 2023-06-10

    <p>胸腺腫には腫瘍随伴症候群として重症筋無力症が併発することは有名であるが,ネフローゼ症候群が合併することも最近報告が増えてきている。本症例は67歳の女性で,全身性浮腫の原因検索のための腎生検で微小変化型ネフローゼ症候群と腎硬化症の診断となり,ステロイドパルス療法が行われた。同時にCT検査で前頸部腫瘤を指摘された。確定診断目的に全身麻酔下に腫瘍摘出術を行った。術後病理診断で異所性胸腺腫の診断と…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献9件

  • ノカルジア感染を合併した囊胞状気管支拡張を伴う肺分画症の1切除例

    柴田 英克, 丸山 広高, 山根 宏美, 安道 誠 気管支学 45 (2), 135-139, 2023-03-25

    <p><b>背景.</b>ノカルジア感染を合併した囊胞状気管支拡張を伴う肺分画症の1例を報告する.<b>症例.</b>46歳,男性.感染性肺囊胞の診断で紹介となる.喀痰のグラム染色でノカルジアを検出し,肺ノカルジア症の診断で,2年間加療するも症状の改善,増悪を繰り返した.右下葉に病変が限局することより切除の方針とした.術前検査の造影CTで下行大動脈から右下葉に流入する異常血管を認めた.これにより…

    DOI 医中誌

  • 成人型大動脈縮窄症の1治験例

    日高 秀昭, 堀部 達也, 中田 浩介, 沼口 亮介, 高木 淳, 西川 幸作, 吉永 隆, 岡本 健, 森山 周二, 福井 寿啓 心臓 55 (1), 58-62, 2023-01-15

    <p> 68歳男性の大動脈縮窄症に対し,下行大動脈人工血管置換術を施行した症例を経験した.高血圧症の治療歴があり,胸部大動脈瘤の精査を契機に大動脈縮窄症を指摘され当科に紹介された.自覚症状はなく,高血圧症に対して投薬されているほかは特記すべき既往歴はなかった.大動脈縮窄症以外の心血管系先天異常として左上大静脈遺残を認めた.左開胸,部分体外循環下に縮窄部と大動脈瘤を切除し,下行大動脈人工血管置換術…

    DOI 医中誌

  • 小児多発血管炎性肉芽腫症例

    植田 寛之, 宮丸 悟, 折田 頼尚, 増田 聖子 耳鼻咽喉科臨床 116 (4), 331-337, 2023

    <p>Granulomatosis with polyangiitis (GPA), formerly known as Wegener’s granulomatosis, is a rare anti-neutrophil cytoplasmic antibody (ANCA)-associated vasculitis. GPA in childhood is very rare, so …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献6件

  • 非瘢痕子宮の下部側壁に生じた不全子宮破裂の一例

    瀬尾 優太朗, 小寺 千聡, 西村 朗甫, 値賀 正彦, 山口 宗影, 齋藤 文誉, 本原 剛志, 大場 隆, 近藤 英治 日本周産期・新生児医学会雑誌 59 (1), 132-137, 2023

    <p> 子宮破裂の多くは子宮切開の瘢痕部が陣痛発来後に破裂する瘢痕子宮破裂であるが,手術既往のない非瘢痕子宮においても子宮破裂は生じうる.今回われわれは,非瘢痕子宮の下部側壁に生じた不全子宮破裂の一例を経験した.症例は32歳の2妊1産女性で,子宮切開の既往はなかった.妊娠39週6日に3,390gの男児を頭位で経腟分娩した.分娩後1時間で臀部痛が出現し,2時間後に外出血が増加したことを契機に頸管裂…

    DOI 医中誌

  • 眼症状で発見された乳癌副鼻腔転移例

    増田 聖子, 植田 寛之, 髙野 若菜, 村上 瑛, 岡崎 太郎, 宮丸 悟, 讃岐 徹治 耳鼻咽喉科臨床 116 (12), 1189-1197, 2023

    <p>Distant metastases from breast cancer are not uncommon, however, spread to the paranasal sinuses is fairly rare. Herein, we report a case of ethmoid sinus metastasis from breast cancer. A …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献20件

  • 小児生体肝移植後10年以上経過した患者の現状と課題

    本田 正樹, 冨田 真裕, 櫻井 悠人, 蛭川 和也, 嶋田 圭太, 磯野 香織, 菅原 寧彦, 猪股 裕紀洋, 日比 泰造 移植 58 (Supplement), s176_2-s176_2, 2023

    <p>【目的】本邦で小児肝移植が開始されてから30年以上が経過し、術後長期経過後に直面する問題点が明らかとなってきている。当院で施行した小児生体肝移植(LDLT)後10年以上経過した患者に着目し、現状と課題を検討する。【方法】当院で施行した小児LDLTレシピエント180例のうち、術後10年以上経過した84 …

    DOI

  • 頭蓋底浸潤をきたした浸潤性副鼻腔真菌症の2例

    岡崎 太郎, 草場 雄基, 髙野 若菜, 植田 寛之, 宮丸 悟, 増田 聖子, 折田 頼尚 耳鼻咽喉科臨床 116 (6), 579-592, 2023

    <p>Fungal sinusitis is categorized into invasive and non-invasive. Non-invasive fungal sinusitis generally carries a favorable prognosis, while invasive fungal sinusitis carries a poor prognosis and …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献15件

  • 9年の経過を追えた巨大肋骨原発線維性骨異形成の1切除例

    柴田 英克, 眞田 宗, 鈴木 実 日本呼吸器外科学会雑誌 36 (6), 683-687, 2022-09-15

    <p>症例は71歳男性,咳嗽を主訴に近医を受診.胸部X線写真上,右上肺野に巨大な腫瘤を認め当院へ紹介受診となった.他院で9年前に右肋骨腫瘍を指摘されていたが,2年で経過観察から外れていた.胸部X線写真上,9年前の腫瘍は8.4×6.5 cmであったが,受診時は16.4×13.4 cmであった.後側方切開で手術を施行.第2肋骨全摘および第3肋骨の部分切除を行い,腫瘍を摘出した.術後合併症は認めなかっ…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献6件

  • 低マグネシウム血症による下眼瞼向き垂直性眼振の 1 例

    黒田 建彰, 黒田 和宏, 高野 若菜, 草場 雄基, 伏木 宏彰 耳鼻と臨床 68 (2), 100-106, 2022-03-20

    <p>今回われわれは、めまいの発症から 6 カ月後に当院を受診した下眼瞼向き垂直性眼振(DBN:downbeat nystagmus)と振戦の症例を報告する。原因検索の結果、低マグネシウム血症が認められ、硫酸マグネシウムの静脈内投与による補正後、翌日には DBN と振戦はほぼ消失した。本邦でも低 Mg 血症でめまいを生じたとする報告はあるが、DBN に言及したものはなく、本邦初の低 Mg …

    DOI 医中誌

  • 生体肝移植15年後に右横隔膜ヘルニアを来した1例

    大矢 雄希, 有留 法史, 林田 信太郎, 猪股 裕紀洋 移植 57 (Supplement), s390_2-s390_2, 2022

    <p>【はじめに】</p><p>肝移植後レシピエントにおける横隔膜ヘルニア発症の報告はまれであり、ほとんどの報告は小児である。今回、われわれは生体肝移植後15年で右横隔膜ヘルニアを発症した成人例を経験したので報告する。</p><p>【症例】</p><p>症例は27歳時に低血糖を契機に膵インスリノーマ、多発肝転移と診断された。その後2回のSMANCS-TAEの治療をうけ、徐々に肝不全を呈した。その…

    DOI 医中誌

  • 内頸静脈からS状静脈洞にかけて静脈内に発生した孤立性線維性腫瘍の長期経過例

    増田 聖子, 本田 由美, 村上 大造, 折田 頼尚 頭頸部癌 48 (1), 40-46, 2022

    51歳女性の内頸静脈内に生じた孤立性線維性腫瘍症例の約9年間の長期経過を報告する。初診時主訴は右耳閉感と右頸部腫脹であった。鎖骨上から頸静脈孔,頭蓋底に至る腫瘤は内頸静脈内腫瘍であり,当初は類上皮血管内皮腫と診断された。S-1内服で内頸静脈病変は消失したが,頭蓋底病変は徐々に増大し,第Ⅶ〜Ⅻ脳神経麻痺が出現した。放射線治療を施行したところ,頭蓋内腫瘍は年々縮小している。また喉頭麻痺に対しては披裂…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • 眼窩下壁骨折後に生じた眼窩内感染例

    増田 聖子, 植田 寛之, 髙野 若菜, 草場 雄基 耳鼻咽喉科臨床 115 (6), 497-502, 2022

    <p>We treated a patient who presented with the spread of maxillary sinusitis into the orbit through an orbital blowout fracture. A 56-year-old man injured his face when he accidentally fell off a …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献4件

  • 石灰沈着性頚長筋腱炎2例の治療経験

    立山 誠, 武藤 和彦, 相馬 史朗, 片山 修浩, 二山 勝也, 川添 泰弘, 土田 徹, 宮崎 眞一, 池田 天史 整形外科と災害外科 70 (3), 378-381, 2021-09-25

    <p>【はじめに】石灰沈着性頚長筋腱炎は急性発症の頚部痛,嚥下時痛,頚部可動域制限を来たし,頚部X線・CTにて環椎前面に石灰化を呈する比較的稀な疾患である.2例経験したので報告する.【症例1】45歳女性,数日前から頚部痛,嚥下時痛があり当科受診,CTにて環椎前面の淡い石灰化像を認め診断した.【症例2】52歳女性,嚥下時痛を主訴に当科受診し,炎症反応上昇とX線にて後咽頭部の浮腫を認め,咽後膿瘍を疑…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献4件

  • 播種型 Bazin 硬結性紅斑の 1 例

    丸田 志野, 押川 由佳, 守屋 千賀子, 伊藤 清隆 西日本皮膚科 83 (3), 188-191, 2021-06-01

    <p>69 歳,女性。初診 5 カ月前から全身に皮下結節が生じ,自然消退と新生を繰り返していた。3 カ月前に左下腿の皮下結節が潰瘍化し近医受診。連日処置を施行したが改善なく当科紹介となった。初診時,左下腿内側に約 3 cm の潰瘍を認め,四肢や体幹に小指頭大~母指頭大の皮下結節が多発していた。上腕の皮下結節を生検したところ,乾酪壊死を伴う類上皮細胞肉芽腫と皮下脂肪織炎を認めた。血管炎の所見は認め…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献4件

  • 突然発症の右片麻痺に対して発症初期に脳血管障害として加療された特発性脊髄硬膜外血腫の一例

    髙木 寛, 武藤 和彦, 宮崎 眞一, 大山 哲寛, 土田 徹, 川添 泰弘, 二山 勝也, 坂本 佳菜子, 池田 天史 整形外科と災害外科 70 (1), 166-171, 2021-03-25

    <p>【背景】特発性脊髄硬膜外血腫は比較的稀有な疾患であり初診時に片麻痺を呈することがあるため脳卒中との鑑別が重要である.【症例】83歳女性,突然発症の右片麻痺と右肩違和感で当院救急搬送された.頭部単純MRIで明確な新規脳梗塞病変は認めなかったが,一過性脳虚血発作また心源性脳塞栓症疑いで入院となった.入院後も麻痺症状の改善はなく入院3日目に当科紹介され画像検査にて第3から第5頚椎上縁レベルに脊柱…

    DOI Web Site 医中誌

  • 季節性インフルエンザのウイルス排出量をもとにした院内での隔離期間についての検討

    安道 誠, 境目 容子, 丸山 久美子, 森口 美琴, 浜島 智央 日本環境感染学会誌 36 (1), 60-65, 2021-01-25

    <p>季節性インフルエンザでの入院患者の隔離期間に関しては,施設ごとで定められているのが現状である.当院に季節性インフルエンザ感染で入院となった患者の隔離期間について,2018年12月から2020年3月までに当院に季節性インフルエンザの診断で入院となった患者を対象に,リアルタイムRT-PCR法によるウイルスコピー数およびウイルス培養結果をもとに検討した.入院日,3日後,7日後に鼻咽頭ぬぐい液を採…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献6件

  • 脳生検後に白質病変が出現した炎症性脳アミロイド血管症の1例

    竹内 陽介, 村端 秀映, 原 靖幸, 中島 誠, 植田 光晴 臨床神経学 61 (3), 188-193, 2021

    <p>症例は76歳女性.認知症の経過中に初発の全身性痙攣発作で入院した.頭部造影MRIで右後頭葉を主体とした髄膜の増強効果,大脳と小脳半球に多発する微小出血を認めたが,白質病変はなかった.右頭頂後頭葉からの生検組織でアミロイド血管症を認めた.生検の3日後,右頭頂後頭葉に白質病変が出現し,炎症性脳アミロイド血管症と考え,3クールのステロイドパルス療法,プレドニゾロン経口投与で加療を行い,髄膜・白質…

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献8件

  • 内視鏡下に一塊に摘出したHuman papillomavirus-related multiphenotypic sinonasal carcinoma例

    宮丸 悟, 志茂田 裕, 西本 康兵, 植田 寛之, 増田 聖子, 岡崎 太郎, 讃岐 徹治, 本田 由美, 三上 芳喜, 折田 頼尚 日本鼻科学会会誌 60 (4), 531-537, 2021

    <p>Human papillomavirus (HVP)-related multiphenotypic sinonasal carcinoma(HMSC)は近年提唱された鼻副鼻腔腫瘍で,腺様嚢胞癌に類似した組織像を示し,高リスク型HPV感染を伴うことを特徴とする。組織学的には高悪性度で,局所再発がみられるものの,遠隔転移は少なく比較的予後良好とされている。今回,左鼻腔に発生し内視鏡下に一塊に…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献22件

  • 救急外来を受診したヘアターニケット症候群

    丸田 志野, 西 智美, 押川 由佳, 守屋 千賀子 西日本皮膚科 82 (6), 403-404, 2020-12-01

    <p><b>症例</b>:0 歳 2 カ月,男児主訴:右第 2 趾の腫脹</p><p><b>現病歴</b>:入浴から約 2 時間後,患児の兄が右第 2 趾の色調変化に気付いた。両親が見たところ第 2 趾基部が絞扼し末梢側が赤く腫れており,救急外来を受診した。患児を入浴させた際異常には気付かなかった。</p><p><b>初診時現症</b>:機嫌・活気良好。第 2 …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献1件

  • 著明な血尿を呈した腹部大動脈瘤下大静脈穿破の一例

    長濱 志帆, 甲谷 太一, 村上 幸太郎, 藤田 ミキ, 國徳 裕二, 加藤 清彦 Cardiovascular Anesthesia 24 (1), 67-70, 2020-08-01

    <p> 症例は64歳の男性で,腹痛と両下肢のしびれを主訴に前医受診した。CTで腹部大動脈瘤破裂及び下大静脈(IVC)穿破を指摘され,手術目的で当院に搬送された。緊急で腹部大動脈人工血管置換術を施行した。全身麻酔導入後,内頚静脈穿刺時に動脈血様の血液逆流をみとめた。特異な症状として,尿道カテーテル挿入時の著明な血尿があった。IVC穿破部位はウシ心膜パッチを用いて閉鎖した。術後経過は良好で,12日で…

    DOI Web Site 医中誌

  • 神経内分泌腫瘍と鑑別を要した盲腸pyogenic granulomaの1例

    富安 真二朗, 辻 顕, 市川 亮, 藏元 一崇, 飯坂 正義, 水田 馨, 片岡 文, 山邊 聡, 杉原 一明, 佐々木 雅人 日本消化器内視鏡学会雑誌 62 (5), 557-562, 2020

    <p>症例は72歳,男性.便潜血陽性のため近医で実施した大腸内視鏡検査にて,回盲弁直上に隆起性病変を認め,内視鏡的治療目的に当院紹介となった.CT,MRI検査で非常に血流の豊富な腫瘍であり,神経内分泌腫瘍が鑑別に上がり,診断的治療目的に腹腔鏡補助下回盲部切除を施行した.切除標本の病理結果から化膿性肉芽腫の診断であった.神経内分泌腫瘍と鑑別を要した症例で大腸のpyogenic …

    DOI 医中誌

  • Persistent primitive hypoglossal artery を合併した内頸動脈狭窄症に対して頸動脈ステント留置術を行った1例

    舍川 健史, 大森 雄樹, 等 泰之, 吉田 顕正 脳卒中 42 (4), 275-279, 2020

    <p><b>要旨</b>:【はじめに】遺残舌下動脈は,まれながら偶発的に発見されることのある血管吻合である.その特徴から後方循環への血流に重要な役割を果たしている.今回,脳梗塞にて発見された遺残舌下動脈を伴った内頸動脈狭窄症の症例を経験した.【症例】79歳男性.右内頸動脈の可動性プラークからの塞栓機序にて約半年の経過で2回の脳梗塞を繰り返し発症.内服でのコントロール不良にて外科的治療が必要と判断…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献10件

  • 当院における生体肝移植高齢ドナーの現状

    門久 政司, 猪股 裕紀洋, 嶋田 圭太, 石井 政嗣, 冨田 真裕, 内田 皓士, 磯野 香織, 本田 正樹, 山本 栄和, 菅原 寧彦, 日比 泰造 移植 55 (Supplement), 251_2-251_2, 2020

    <p>[背景と目的]日本の移植医療の現状にあって,生体肝移植において60歳以上の高齢ドナーを選択する機会が度々あるが,その適応に関しては未だ議論を残す.そこで我々は,高齢ドナーにおける手術侵襲及びレシピエント治療成績という両面から,高齢ドナーの安全性・有用性に関して考察した.[対象]1998年12月から2017年3月までに,当院でグラフト採取術を施行した生体肝移植ドナー470例を後方視的に検討し…

    DOI 医中誌

  • 一過性脳虚血発作様の経過を呈した脳静脈洞血栓症の1例

    竹内 陽介, 村端 秀映, 原 靖幸 臨床神経学 60 (7), 479-484, 2020

    <p>症例は48歳女性.右側頭部痛の1ヵ月後に突然の右片麻痺が出現した.搬送時に右下肢麻痺を認め,発症から3時間後に消失した.頭部造影MRIで上矢状静脈洞,右横静脈洞,S状静脈洞,内頸静脈に造影欠損像を認め,脳静脈洞血栓症と診断した.<sup>123</sup>I-IMP脳血流single photon emission computed …

    DOI Web Site PubMed ほか1件 被引用文献1件 参考文献18件

  • 原因不明の肝硬変による繰り返す肝性脳症と診断されていた収縮性心膜炎の1例

    森山 周二, 原 正彦, 金子 泰史 日本心臓血管外科学会雑誌 48 (3), 173-178, 2019-05-15

    <p>原因不明の肝硬変による繰り返す肝性脳症と診断されていた収縮性心膜炎の1例を経験した.症例は69歳男性.労作時の呼吸苦と下肢の浮腫で来院した.最近1年間で肝性脳症のため3回の入院歴があり,来院時高アンモニア血症,高ビリルビン血症,腎機能低下に加えCT検査で心膜の石灰化と両側胸水を認めた.経胸壁心エコー検査で拡張早期の心室中隔の異常運動と右室の拡張制限を認めた.心臓カテーテル検査で中心静脈圧(…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献18件

  • 腹部大動脈周囲炎から生じた炎症性腹部大動脈瘤破裂に対してEVARを施行した1例

    森山 周二, 池田 理, 田村 吉高, 原 正彦, 金子 泰史 日本血管外科学会雑誌 28 (2), 167-171, 2019-04-16

    <p>大動脈周囲炎の原因,瘤化の機序および予後は不明である.腹部大動脈周囲炎疑いから無治療で5年後に瘤化および破裂をきたしステントグラフト内挿術(EVAR)を施行した炎症性腹部大動脈瘤破裂を経験したので報告する.症例は71歳男性で腰痛および圧痛を伴う腹部拍動性腫瘤を認め救急搬送された.5年前に腹部大動脈周囲炎を疑われたが,精査加療を受けていなかった.炎症性腹部大動脈瘤破裂と診断したが入院時に手術…

    DOI 医中誌

  • 看護師長の経験年数別によるコンピテンシーの比較

    大重 育美, 塩水 絹子, 坪井 幸代, 相田 由紀 日本看護管理学会誌 23 (1), 177-185, 2019

    <p>本研究は,看護師長の経験年数によるコンピテンシーの違いを明らかにすることを目的とした.対象者は,全国のA機構関連33施設に所属する看護師長332名であった.調査期間は平成29年10月~11月である.本村らが開発した看護管理者のコンピテンシー評価尺度を用いた無記名自記式質問紙法で行った.NACAS(Nursing Administrator’s Competency Assessment …

    DOI 機関リポジトリ Web Site ほか1件 被引用文献1件

  • 肝切除における術前3Dシミュレーション

    伊吹 省, 本田 正樹, 磯野 香織, 林田 信太郎, 嶋田 圭太, 成田 泰子, 入江 友章, 三本松 譲, 原 理大, 山本 栄和, 山本 裕俊, 菅原 寧彦, 日比 泰造 日本小児放射線学会雑誌 35 (2), 90-93, 2019

    <p>肝胆膵外科領域,特に肝切除においては脈管のバリエーションが豊富で術前の解剖把握が必須である.当科では以前より富士フイルムSYNAPCE VINCENT<sup>®</sup>を用いてドナー肝切除におけるグラフト容積および残肝容積の測定を行ってきた.近年は静脈の灌流域の計算ならびに胆管情報も統合した画像を用いて術前3Dシミュレーションを行っている.肝腫瘍においても肝臓解析の技術を応用し腫瘍と…

    DOI 医中誌

  • 腹腔鏡下に切除した腸間膜原発神経内分泌腫瘍の1例

    辻 顕, 富安 真二朗, 蔵元 一崇, 飯坂 正義, 猪股 裕紀洋, 馬場 秀夫 日本臨床外科学会雑誌 80 (6), 1152-1157, 2019

    <p>症例は56歳,女性.検診の腹部超音波検査で膵腫瘍性病変を指摘された.膵体部下極 に17mm大の低エコー腫瘤を認め,膵実質と広範に接していた.造影CTで腸管壁,膵実質に接する多血性腫瘍として認め,腸間膜由来消化管間質腫瘍,あるいは膵外性の神経内分泌腫瘍(neuroendocrine tumor,以下NET)が疑われた.腹腔鏡下腫瘍摘出術を施行(手術時間174分,出血量10mL).腫瘍はTre…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献5件

  • 人工膝関節置換術後に発症した膝窩動脈瘤の1例

    片山 修浩, 宮崎 眞一, 二山 勝也, 池田 天史, 大山 哲寛, 土田 徹, 川添 泰弘, 甲斐 裕基 整形外科と災害外科 67 (3), 472-474, 2018-09-25

    <p>【症例】人工膝関節置換術は比較的安全な手術ではあるが,まれに血管系の合併症を生じることがある.TKA術後に膝窩動脈瘤を生じた1例を経験したので報告する.症例は69歳男性.10年以上前から変形性膝関節症に対して保存的に加療していたが,右膝痛による歩行障害が持続するため,TKAを施行した.術後2週目頃から右膝窩部に限局する疼痛の訴えがあったが保存的に経過をみていた.疼痛改善ないため,術後5週目…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献4件

  • 手術を行った特発性脊髄硬膜外血腫7例の治療成績

    甲斐 裕基, 川添 泰弘, 宮﨑 眞一, 大山 哲寛, 土田 徹, 二山 勝也, 片山 修浩, 池田 天史 整形外科と災害外科 67 (3), 509-512, 2018-09-25

    <p>【目的】特発性脊髄硬膜外血腫の7例に対する手術成績について報告する.【対象】男性4例,女性3例.手術時平均年齢69歳(54~86歳).血腫部位は頸椎3例,頸~胸椎3例,胸椎1例であった.3例に抗凝固薬,抗血小板薬の内服歴があり,3例に未治療の高血圧があった.1例を除き,MRIにて診断確定後,当日緊急に手術を行った.【結果】手術前は7例ともFrankel …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献3件

  • 経気管支肺生検にて診断した多発性肺平滑筋腫性過誤腫の1例

    丸山 広高, 坂本 一比古, 山根 宏美, 安道 誠, 伊藤 清隆 気管支学 40 (1), 36-40, 2018

    <p><b>背景.</b>多発性肺平滑筋腫性過誤腫は,通常中高年の女性にみられる稀な疾患である.<b>症例.</b>50歳,女性.ターナー症候群と診断され,若年時に女性ホルモン補充療法を受けた既往がある.無症状であったが,胸部CTで両肺に無数の粒状陰影を認めた.経気管支肺生検を行い,核分裂のない平滑筋の増生を認めた.MRIで子宮は萎縮し,子宮筋腫は認めず,多発性肺平滑筋腫性過誤腫と診断した.<b…

    DOI 医中誌

  • 肺腫瘍切除断端再発を疑った肉芽腫の一例

    眞田 宗, 柴田 英克, 池田 公英, 白石 健治, 森 毅, 鈴木 実 日本呼吸器外科学会雑誌 31 (2), 243-247, 2017

    <p>今回我々は,肺切除後短期間に断端に腫瘤形成をし,診断に難渋した症例を経験したので報告する.症例は69歳男性.3年前に直腸癌手術の既往有り.紹介医でのフォロー中に胸部CTで右肺下葉に異常陰影を認めた.精査で直腸癌肺転移の診断となり,右下葉切除および中葉一部合併切除を行った.その後術後補助化学療法を施行されたが,術後4ヵ月で腫瘍マーカー(CEA)の上昇,胸部CT上自動縫合器による切除断端部に新…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献2件

  • 小児肝悪性腫瘍に対する肝移植の役割と課題

    猪股 裕紀洋 日本小児血液・がん学会雑誌 54 (3), 219-223, 2017

    <p>いわゆる切除不能な小児肝悪性腫瘍に対する肝移植は,根治療法の選択肢の一つとして認知されている.日本肝移植研究会の2015年までの集計によれば,18歳未満の腫瘍性疾患に対する肝移植(全例が生体肝移植)114例中,大半の94例が肝芽腫対象で,その他に肝細胞癌8例,肝未分化肉腫1例などが含まれる.肝芽腫に対する肝移植は保険適応であり,現在年間10例程度に施行されている.肝芽腫の生体肝移植後生存率…

    DOI 医中誌

  • 不安定型大腿骨転子部骨折(AO分類31-A3-2)に対して骨接合を行いNailが破損した1例

    大野 貴史, 薬師寺 俊剛, 林田 実, 栁澤 哲大, 池田 天史, 土田 徹 整形外科と災害外科 66 (4), 847-850, 2017

    近年,高齢化社会に伴い不安定型大腿骨近位部骨折は増加傾向であり,その治療については各学会で議論がなされている.我々は大腿骨転子部骨折(AO分類31-A3-2)に対して,Short Femoral Nailにて骨接合を行い,術後6ヵ月で外傷起点なくラグスクリュー刺入部でのインプラント折損をきたした症例を経験した.術後偽関節を生じた大腿骨転子部骨折(AO分類31-A3)・転子下骨折症例においてラグス…

    DOI Web Site 医中誌

  • 高齢者に対する頸椎・腰椎同時除圧手術例の検討

    緒方 光次郎, 池田 天史, 宮崎 真一, 大山 哲寛, 土田 徹, 川添 泰弘, 二山 勝也 整形外科と災害外科 66 (4), 718-719, 2017

    【はじめに】高齢者の増加とともに頸椎,腰椎変性疾患を共にもつ例も増加している.ともに手術適応と考えられる症例に対しての手術として1:頸椎または腰椎を手術施行し二期的に他を施行2:片方を施行し経過観察後必要時,他を施行3:頸椎腰椎同時手術を施行が考えられる.我々は可及的に頸椎・腰椎同時手術を施行してきた.【目的】症状を有する頸椎・腰椎変性疾患例に対して,頸椎・腰椎同時除圧手術を施行した高齢者(手術…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献3件

  • 門脈圧亢進症を伴った出血性胃GISTに対し腹腔鏡下胃部分切除・脾摘術を行った1例

    富安 真二朗 日本門脈圧亢進症学会雑誌 23 (2), 186-190, 2017

    <p>門脈圧亢進症や肝硬変を有する悪性腫瘍の合併例には治療が困難な場合が多い.今回,門脈圧亢進症を伴った巨脾症に合併した出血性胃GISTに対し脾摘を伴う腹腔鏡手術が有用であった本症例を経験した.61歳,女性が上部消化管内視鏡検査にて,胃穹隆部の4 cm大の胃粘膜下腫瘍を指摘され,精査予定であった.発熱と吐血のため,救急搬送となり,精査加療目的に緊急入院となった.肝予備能はChild-Pugh …

    DOI Web Site 医中誌

  • 四肢主幹動脈損傷の治療経験

    大野 貴史, 池田 天史, 宮崎 真一, 大山 哲寛, 土田 徹, 川添 泰弘, 二山 勝也, 吉野 孝博 整形外科と災害外科 65 (3), 577-580, 2016

    外傷性四肢主幹動脈損傷は,受傷から血流再開までの時間により予後が大きく左右され,またたとえ血流再開しても阻血時間が長ければ重大な後遺障害を残す可能性がある.今回我々の病院で経験した外傷性四肢動脈損傷4例について報告する.症例は男4例で,年齢は25~68歳であった.損傷動脈は膝窩動脈断裂2例,閉塞1例,上腕動脈閉塞1例であった.受傷原因は機械圧挫2例,交通事故2例であった.合併損傷として4例中3例…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献4件

  • 振動障害一次検診の現状

    横田 秀峰, 池田 天史, 宮崎 真一, 大山 哲寛, 土田 徹, 川添 泰弘, 二山 勝也, 米満 龍史 整形外科と災害外科 65 (4), 837-840, 2016

    我々は林業従事者を対象に定期的に振動障害の一次検診を行っている.今回過去のデータを解析し,林業従事者における振動障害の現状や今後の課題について検討した.一次検診の項目は1)職歴および自覚症状調査票,2)検査,3)診察で,計1638名を対象とした.検査は室温を20℃±1℃ の会場で末梢循環機能検査(皮膚温,爪圧迫)と末梢神経機能検査(痛覚,振動覚)を行い,昭和61年労働省労働基準局より示された健康…

    DOI Web Site 医中誌

  • 門脈圧亢進症を伴った巨脾症に対する腹腔鏡補助下(HALS)脾摘術

    富安 真二朗 日本門脈圧亢進症学会雑誌 22 (2), 133-138, 2016

    <p>門脈圧亢進症があり,腹腔鏡下(HALS)脾摘術を施行した21例を対象に巨脾症におけるHALS・自動縫合器による脾門部一括処理による腹腔鏡下脾臓摘出術の有用性を検討した.脾体積500 ml以上を巨脾(MS)群,脾体積500 ml未満を対照(C)群に分類した.MS群はC群と比較し,術前Child-Pughスコア高値(<i>p</i>=0.0015),BMI高値(<i>p</i>=0.0009)…

    DOI Web Site 医中誌

  • 非結核性抗酸菌による化膿性屈筋腱腱鞘炎

    吉野 孝博, 土田 徹, 池田 天史, 宮崎 真一, 大山 哲寛, 川添 泰弘, 二山 勝也, 大野 貴史 整形外科と災害外科 65 (3), 456-459, 2016

    非結核性抗酸菌による肺外病変は稀である.今回我々は非結核性抗酸菌感染による化膿性屈筋腱腱鞘炎4例の治療を経験したので報告する.対象は男性3例女性1例であり,全例で病巣滑膜切除および化学療法を行った.病理組織では全例で類上皮性肉芽腫を認めた.抗酸菌培養では2例で菌の検出を認めた.抗酸菌性腱鞘炎は慢性に経過し,病理組織学的および細菌学的検索により確定診断が得られる.全例とも術後早期に化学療法を開始し…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件 参考文献1件

  • 右大腿骨頚部疲労骨折の1例

    米満 龍史, 土田 徹, 横田 秀峰, 二山 勝也, 川添 泰弘, 大山 哲寛, 宮崎 真一, 池田 天史 整形外科と災害外科 65 (4), 841-844, 2016

    治療にLIPUSを用いた右大腿骨頚部疲労骨折を1例経験したので,若干の文献的考察を加え報告する.【症例】10歳,男児.【経過】1ヵ月前より特に誘因なく間欠的な右股関節痛を自覚していた.2週間前より疼痛が持続,増悪するため,平成26年1月に当科を受診となった.初診時,歩行時痛および右大腿内転筋付着部に圧痛を認めた.CTでは頚部から小転子部に骨硬化像があり,MRIでは右大腿骨頚部から転子部にT1WI…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献3件

  • 急性 A 型大動脈解離術後に気管狭窄をきたしたマルファン症候群の1例

    森山 周二, 毛井 純一, 原 正彦 日本心臓血管外科学会雑誌 43 (2), 53-57, 2014

    症例は29歳,女性.胸背部痛を主訴に来院した.漏斗胸と側弯を認め,その他の身体的特徴からマルファン症候群が疑われた.CTで大動脈基部の拡大を伴う急性A型大動脈解離を認め,基部再建および弓部置換術を施行した.術後3日目に喉頭浮腫および誤嚥のために再挿管となり,術後6日目に突然,高度気管狭窄による換気不全となった.鎮静と用手換気で改善したが,その後も気管内吸引や体位変換などの刺激で換気困難を繰り返し…

    DOI 医中誌

  • 稀な胸髄髄内神経鞘腫の1例

    湯上 正樹, 池田 天史, 宮崎 眞一, 大山 哲寛, 土田 徹, 川添 泰弘, 原 慎太郎, 落合 和久 整形外科と災害外科 63 (3), 491-493, 2014

    目的:胸髄内に発生した稀な神経鞘腫の1例を経験したので報告する.症例:49歳女性.平成23年2月より左臀部痛・肛門部違和感を自覚し,両下肢痛・しびれや膀胱直腸障害を認め,平成24年9月に当院紹介受診となった.既往歴・家族歴に特記事項はなかった.MRI上,Th8―11にT2WIにて高輝度を伴う髄内腫瘍を認めた.胸髄髄内腫瘍の診断(上衣腫疑い)で腫瘍摘出術を行った.手術時間は4時間45分,出血量は1…

    DOI 医中誌

  • 意識消失発作で来院し,platypnea-orthodeoxia syndromeと診断した高齢女性の1例

    田中 麗苗, 今川 大輔, 丸山 広高, 安道 誠, 伊藤 清隆 日本内科学会雑誌 103 (8), 1924-1926, 2014

    platypnea-orthodeoxia syndrome(POS)は臥位から立位または座位への体位変換で低酸素血症が出現し,低酸素血症は臥位になることで改善する稀な病態である.88歳,女性,食事中の低酸素血症および意識消失発作により救急外来受診となった.過去にも数回の意識消失発作を起こしており,それらの原因の一つとしてPOSが考えられ,座位での心エコー検査にて右左シャントの増悪を認めた.

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献4件

  • 尿閉を伴った腹腔内遊離体(8.5×7cm)の1例

    玉置 裕香, 吉田 泰, 村野 武志, 外山 栄一郎, 北岡 光彦, 那須 二郎 日本臨床外科学会雑誌 75 (12), 3344-3347, 2014

    症例は63歳,男性.尿意切迫感で当院泌尿器科を受診し,MRI検査で膀胱直腸窩に7cm大の石灰化腫瘤を認め,形態や部位より巨大腹腔内遊離体と診断した.無症状であったため経過観察していたが,2カ月後に排尿困難,腹痛が出現したため再診.血液検査所見で炎症所見の高値,高度腎機能低下を認めた.CT検査所見と合わせて骨盤内腫瘤による腎後性腎不全,急性腎盂腎炎と診断した.全身状態改善のために泌尿器科で腎瘻造設…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献6件

  • 骨シンチにて診断した大腿骨頸部不顕性骨折の1例

    落合 和久, 池田 天史, 宮崎 真一, 大山 哲寛, 土田 徹, 川添 泰弘, 原 慎太郎, 湯上 正樹 整形外科と災害外科 63 (4), 809-811, 2014

    【目的】MRI禁忌であり骨シンチにて大腿骨頸部不顕性骨折を診断した1例を経験したので,若干の文献的考察を加え報告する.【症例】85歳女性.1カ月前から左股関節周囲に疼痛を認め,疼痛が増強し歩行困難となったために当科を受診した.単純X線では明らかな骨傷は認めなかったが,大腿骨不顕性骨折を疑い入院とした.植込み型ペースメーカーを使用しておりMRI検査は行えなかった.断層撮影でも骨折は指摘出来ず,疼痛…

    DOI 医中誌

  • 患者のQOLの立場からみた無症候性未破裂脳動脈瘤の外科的治療(<特集>脳動脈瘤に対する新たな考え方)

    山城 重雄, 等 泰之, 西 徹, 藤岡 正導, 吉田 顯正, 倉津 純一 Japanese Journal of Neurosurgery 21 (4), 314-320, 2012

    無症候性未破裂脳動脈瘤の治療目的は,破裂予防に加え,破裂に対する不安を除き生活の質(quality of life: QOL)を改善することにある.脳動脈瘤を有する患者のQOLをSF-36を用いて測定し,外科的治療の妥当性について考察した.根治術前から術後3年目までの前向き調査の結果,術前の低いQOLが3年目に国民の標準に復することを示した.また脳ドック受診者を対象とした調査の結果,動脈瘤の存在…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献27件

  • 重度熱傷患者の在院死亡を予測する因子の検討

    中山 雄二朗, 小寺 厚志, 宮崎 直樹, 上妻 精二, 瀧 賢一郎, 大島 秀男 日本臨床麻酔学会誌 32 (2), 223-231, 2012

      われわれは,過去5年間にArtzの基準で重度熱傷と分類され,熊本医療センターで手術が施行された46症例を対象として,在院死亡の予測因子を検討した.各因子の予測の精度はReceiver Operating Characteristic曲線下面積(AUC)で検討した.在院死亡は12例で在院死亡率は約26%であった.AUCは熱傷指数で0.88,熱傷予後指数で0.85,総熱傷面積で0.84,受診時の…

    DOI 医中誌 参考文献17件

  • 腰椎椎間孔外ヘルニアの手術成績

    川添 泰弘, 池田 天史, 宮崎 真一, 大山 哲寛, 土田 徹, 安藤 卓, 山城 和馬, 橋本 憲蔵 整形外科と災害外科 61 (3), 551-553, 2012

    We have been performing microscopic lateral fenestration with Wiltse approach for extraforaminal lumbar disc herniation from January 2008. From then, 183 lumbar disc herniations were operated at our …

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献7件

  • 肺塞栓症による心肺停止をきたした3例

    長谷川 潤, 劔 卓夫, 林 克英, 岩瀧 麻衣, 渡部 太一, 鈴木 義之, 原田 敬, 太崎 博美 心臓 43 (SUPPL.2), S2_187-S2_191, 2011

    急性広範型肺塞栓症は, その40~90%が発症より1~2時間以内に心肺停止をきたすとされる. さらに, 心肺停止をきたした肺塞栓症患者の院内致死率は, 60~70%となり, 極めて予後不良な疾患である. 現在, 肺塞栓症による心肺停止に対する治療法としては, (1)経皮的人工心肺補助装置(PCPS), (2)t-PA, (3)カテーテル治療, (4)下大静脈フィルターなどがあげられるが, …

    DOI

  • 地方都市におけるくも膜下出血の治療成績の変化

    山城 重雄, 吉田 顯正, 等 泰之, 倉津 純一 脳卒中の外科 39 (6), 406-412, 2011

    This study seeks to determine how changes in outcomes and causal events are associated with outcome in patients with subarachnoid hemorrhage over time in an aging population. This retrospective …

    DOI 被引用文献1件 参考文献10件

  • 絞扼性イレウスを合併し腸切除を要した小腸型Chilaiditi症候群の1例

    荒瀬 光一, 末田 愛子, 飯坂 正義, 柴田 宗征, 井上 克彦 日本臨床外科学会雑誌 72 (7), 1748-1752, 2011

    消化管の一部が右横隔膜下と肝臓の間に嵌入した病態をChilaiditi症候群と呼ぶ.今回われわれは絞扼性イレウスを合併し腸切除を要した,小腸型Chilaiditi症候群の1例を経験したので報告する.症例は52歳女性,腹痛・嘔吐にて当院受診.CTで絞扼性イレウスを合併した小腸型Chilaiditi症候群と診断し,同日緊急開腹術を施行した.開腹所見では肝右葉表面と右横隔膜下との間に小腸が嵌入し,絞扼…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献31件

  • 治療に難渋した小児肘化膿性関節炎の1例

    大山 哲寛, 池田 天史, 宮崎 真一, 土田 徹, 川添 泰弘, 武藤 和彦, 舛田 哲朗, 白石 大偉輔 整形外科と災害外科 60 (1), 139-143, 2011

    初期治療で感染を鎮圧し得ず,治療に難渋した症例を経験したので報告する.症例は10歳男児.術前のMRIで骨幹端部に骨髄炎の所見を認めなかったが,関節液貯留と上腕骨小頭側骨端線内に輝度変化部位を認めた.受診同日緊急手術施行した.滑膜炎は軽度で可及的に滑膜切除施行.術前MRIで骨端線内の輝度変化のある部位は同定できず,未処置とした.術中培養結果は黄色ブドウ球菌であった.術後再MRIで骨端線内の輝度変化…

    DOI 医中誌 参考文献3件

  • ガングリオンによる右大腿静脈狭窄の1手術例

    金子 泰史, 原 正彦, 吉永 隆, 池田 天史 静脈学 22 (1), 53-56, 2011

    <p>症例は54歳,女性.既往歴に特記すべきことはなかったが,2007年12月末より右下肢の腫脹を認めた.深部静脈血栓症と診断されワーファリン治療を受けていたが,下肢腫脹の改善がないため2009年2月に当科へ紹介となった.受診時,右大腿部は左大腿より約4 cmの大腿周囲径の増大を認めた.血液検査ではD–ダイマーの上昇はなく,下肢の静脈エコー検査と造影CT検査で大腿静脈の大伏在静脈合流部にほぼ円形…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件 参考文献11件

  • 視力障害を伴う術後性副鼻腔嚢胞患者の視力予後

    大久保 淳一, 鈴木 秀明, 平木 信明, 北村 拓朗, 寳地 信介, 若杉 哲郎, 宇高 毅, 上田 成久 耳鼻咽喉科臨床 103 (2), 145-149, 2010

    We analyzed 19 consecutive cases of paranasal sinus mucoceles manifesting visual disturbance requiring surgery. Subjects were 12 men and 7 women aged 37 to 82 years (average; 57.4 years). Six …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件 参考文献22件

  • 側頭部より副咽頭間隙まで刺入した箸異物例

    因幡 剛, 宇高 毅, 門川 洋平, 平木 信明, 大久保 淳一, 鈴木 秀明 耳鼻咽喉科臨床 103 (5), 479-483, 2010

    We report a rare case of chopstick penetration of the parapharyngeal space. A 48-year-old man who fell down while holding chopsticks was injured in the left temporal region, after which he reported …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献46件

  • 受診者のQuality of Lifeからみた脳ドックの意義

    山城 重雄, 穴井 茂雄, 吉田 顯正, 倉津 純一 Japanese Journal of Neurosurgery 19 (4), 335-340, 2010

    受診者の主観的健康度に対する脳ドックの影響を,生活の質(quality of life:QOL)の面から検討した.SF-36^[○!R]を用いた調査の結果,脳ドック受診者の6割以上は頭痛やめまいなどの症候によりQOLが低下しており,受診後重大な脳疾患がないと知るとQOLは改善した.しかし,未破裂脳動脈瘤がみつかった場合は,特に日常生活における活動性の面でQOLが低下した.現状では,主観的健康度へ…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件 参考文献14件

  • 鼻出血を契機に発見された鼻腔血管平滑筋腫例

    門川 洋平, 宇高 毅, 因幡 剛, 平木 信明, 大久保 淳一, 鈴木 秀明 耳鼻咽喉科臨床 103 (4), 311-315, 2010

    We report a case of vascular leiomyoma of the nasal cavity. A 90-year-old woman visited our hospital because of recurrent epistaxis, and she was found in fiberscopy and computed tomography to have a …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献13件

  • 人工血管感染による腹部大動脈断端閉鎖術後の腹腔内出血に対する救命例

    金子 泰史, 吉永 隆, 土井口 幸 日本血管外科学会雑誌 19 (7), 777-781, 2010

    症例は56歳の男性で腹部大動脈十二指腸瘻と診断され,Y字型人工血管による腹部動脈瘤置換術,十二指腸穿孔部の縫合閉鎖と大網充填術を行った.術後に瘻孔再発による人工血管感染を起こしたため人工血管を抜去,瘻孔の再閉鎖と腋窩-大腿動脈バイパス術を行った.発熱もなく順調に経過していたが,再手術後3年ほどして突然の腹腔内出血で搬送された.腹部大動脈断端からの出血を疑い胸腹部斜切開による解剖学的再建法で胸腹部…

    DOI 医中誌

  • 膵癌に対する標準・拡大郭清手術の無作為比較試験の検証と今後の視点

    平岡 武久, 井上 克彦 日本消化器外科学会雑誌 43 (7), 696-703, 2010

    膵癌に対する標準郭清手術と拡大郭清手術との間には,治療成績をめぐって論争があり,無作為比較試験(randomized controlled trial:以下,RCT)による評価が不可欠であった.本邦と欧米で四つのRCTが行われ,両者の生存成績に有意差がないことが明確になったが,その結果の評価は各研究デザインには違いがあり,十分検証して今後に生かす必要がある.各RCTで治癒切除率は両群で高く差はな…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献48件

  • 早期胃癌に合併した虫垂胚細胞カルチノイドに対して腹腔鏡下虫垂切除術を施行した1例

    森田 圭介, 荒瀬 光一, 田中 栄治, 飯坂 正義, 上村 眞一郎, 井上 克彦, 小川 道雄 日本消化器外科学会雑誌 43 (4), 442-447, 2010

    早期胃癌に合併した虫垂胚細胞カルチノイドの1例を経験した.症例は77歳の女性で,早期胃癌の術前CTで骨盤右側に5 cm大の腫瘤を認めた.胃癌に対して腹腔鏡補助下幽門側胃切除術を行った.腹腔内の観察で限局性の虫垂嚢胞性腫瘤を確認し,腹腔鏡下虫垂切除術を施行した.病理組織学的検査で胃癌は低分化型腺癌,深達度sm2,リンパ節転移を認めず,Stage …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献3件 参考文献37件

  • 硬式野球ボールの直撃による頭部外傷の臨床的特徴

    山城 重雄, 穴井 茂雄, 田尻 征治, 等 泰之, 吉田 顯正, 倉津 純一 神経外傷 32 (2), 88-91, 2009-12-27

    <p><i>Objectives:</i> Baseball has one of the highest impact injury rates of any sport. Therefore, this study aimed to characterize the clinical features of head injuries resulting from being hit by …

    DOI 医中誌 参考文献7件

  • アスベスト外来受診者の不安およびうつ状態と病態像について

    シェリフ多田野 亮子, 田中 文子, 吉田 俊昭, 尾原 多津子, 吉川 知佐乃, 分島 るり子, 古島 智恵 日本看護科学会誌 29 (2), 29-37, 2009

    目的:アスベストばく露を受けた人々の不安およびうつ状態と病態像について検討した.<br>方法:アスベストばく露後関連病変の検査のために初めてA病院アスベスト外来を訪れた人を対象とした.調査内容は,診察前の不安,不安性格傾向,うつ状態,レントゲン所見,咳嗽や胸痛などのアスベストに関連する症状,年齢および初回ばく露から今回の受診までの期間で,それらの関係をみた.不安とうつ状態は,それぞれState-…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献42件

  • 腹部結核の2例:診断におけるQuantiFERON TB‐2Gの有用性

    田中 栄治, 森田 圭介, 飯坂 正義, 上村 眞一郎, 井上 克彦, 坂井 良成, 伊藤 清隆, 栗脇 一三 日本消化器外科学会雑誌 42 (8), 1442-1447, 2009

    本邦において結核は依然として主要な感染症であり,その約20%が肺外結核であるが,しばしば診断に苦慮する.最近,結核の診断に用いられるようになった検査法QuantiFERON<sup>®</sup> TB-2G(以下,QFT)が,診断に有用であったと思われた腹部結核の2症例を経験したので報告する.1例は腹部腫瘤のある75歳の女性で,CTにて下腹部と肝臓に多房性の腫瘤を認め,肺門リンパ節の腫大や左副…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献5件 参考文献15件

  • FDG-PETで検出された上顎洞円柱上皮性乳頭腫例

    宇高 毅, 因幡 剛, 門川 洋平, 平木 信明, 大久保 淳一, 鈴木 秀明 日本鼻科学会会誌 48 (4), 373-377, 2009

    We report a case of oncocytic Schneiderian papilloma confined to the maxillary sinus and initially detected using positron emission tomography with 18F-fluorodeoxyglucose (FDG-PET) at a very early …

    DOI 医中誌 参考文献20件

  • 脊椎手術後硬膜外血腫による麻痺悪化例の検討

    森田 誠, 池田 天史, 宮崎 真一, 土田 徹, 川添 泰弘, 大山 哲寛, 渡邉 弘之, 中原 潤之輔 整形外科と災害外科 58 (4), 547-550, 2009

    平成13年4月より平成20年3月までの全脊椎手術1492例中6例(0.4%)の術後硬膜外血腫による麻痺悪化を経験した.頚椎で1例(頚椎症性脊髄症),胸椎で4例(胸椎後縦靭帯骨化症が2例,胸椎黄色靭帯骨化症,転移性骨腫瘍が1例),腰椎で1例(椎間板ヘルニア)であった.血腫除去術を行ったが1例のみ麻痺が残存した.術前には凝固系にいずれも異常値は認めず,術中は1例のみに出血量が多かったが他の症例では問…

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献15件

  • 妊婦に発症した深部静脈血栓症の1例

    金子 泰史, 原 正彦, 田爪 宏和 静脈学 20 (1), 25-28, 2009

    <p>症例は33歳の女性で,今まで血栓症の既往はない.妊娠8週に右下肢の腫脹を認め当科を受診した.下肢静脈の超音波検査で深部静脈血栓症と診断され入院となった.入院時検査でプロテインC 43%と低下しておりプロテインC欠損症と診断した.妊娠2カ月のためCT,RI検査は不可能で.またMRIも12週までは禁忌とされていたため血栓の進展状況や肺塞栓の有無を確認する手段がなく,結果として人工妊娠中絶を行っ…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献14件

  • 手掌部に発生したガングリオンにより特異な麻痺形態を呈した症例

    林田 実, 池田 天史, 宮崎 慎一, 土田 徹, 川添 泰弘, 安中 正法, 束野 寛人, 中原 潤之輔 整形外科と災害外科 57 (1), 143-145, 2008

    【はじめに】手掌部に発生したガングリオンにより,尺骨神経,正中神経の運動枝に麻痺が生じた2例を経験したので報告する.【症例】症例1:第3,4CM関節から発生したガングリオンにより,尺骨神経深枝のみが圧迫されていた.顕微鏡視下に摘出行い,速やかに症状回復した.症例2:母指球部に発生したガングリオンにより,正中神経運動枝が圧迫されていた.手根管開放,ガングリオン摘出,母指対立再建行い,ADLは向上し…

    DOI 医中誌 参考文献9件

  • クリニカルパス使用状況とバリアンス分析

    田中 政敏, 土井 英樹 九州理学療法士・作業療法士合同学会誌 2008 (0), 63-63, 2008

    【目的】<BR> 当院では平成16年度より院内活動の一環としてクリニカルパス(以下、パス)委員会を発足し、看護職を中心としたパス表の作成・運用に取り組んできた。これまでにも、パス表に対する分析は様々な施設などで行われているが、パス全体を通じた分析は僅かに留まっている。この為、過去3年間の当院でのパス使用状況とバリアンス結果を通じて、急性期病院でのパス運用の傾向について若干の知見を得たので報告する…

    DOI

  • 看護職員の職業性ストレスの変化 : 職場環境改善の評価の試み

    福岡 悦子, 植田 恵子, 川口 明美, 三村 三子, Etsuko FUKUOKA, Keiko UEDA, Akemi KAWAGUCHI, Mitsuko MIMURA, 新見公立短期大学地域看護学専攻科, 独立行政法人労働者健康福祉機構岡山労災病院, 独立行政法人労働者健康福祉機構熊本労災病院, 元独立行政法人労働者健康福祉機構岡山労災病院, Niimi College 新見公立短期大学紀要 = The bulletin of Niimi College 29 17-24, 2008-01-01

    type:原著

    DOI 機関リポジトリ Web Site ほか1件

  • Cranial Fasciitisの1例

    浅尾 香恵, 加口 敦士 西日本皮膚科 69 (6), 634-637, 2007

    2歳6ヵ月の男児。初診の1ヵ月前に右側頭部の皮下腫瘤に気がつき,急速に増大してきたため当科を受診した。自覚症状はなく,腫瘤は3.0×1.5cmで表面皮膚に変化は認めなかった。全摘術を施行したところ,周囲との境界は明瞭な充実性の腫瘤であり,下床の頭蓋骨に異常はなかった。病理組織学的検査にて,紡錘形細胞と多核巨細胞を認め,cranial …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献16件

  • ICTの病棟巡視の効果について―MRSA検出患者を中心に―

    丸山 久美子, 藤井 裕史, 高橋 利弘, 伊藤 清隆 環境感染 22 (3), 193-196, 2007

    近年, 院内感染対策の必要性が叫ばれており, 病院全体として取り組まなければならない問題である. そのための中心機関として感染対策委員会 (Infection Control Committee: 以下ICC) やInfection Control Team (以下ICT) を組織する必要がある. 当院においては2003年8月よりICTによる病棟巡視を開始し, 院内感染防止に取り組んでいる. …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献5件

  • 化学・放射線療法が著効した骨盤発生Ewing/PNETの一例

    竹村 健一, 薬師寺 俊剛, 佐藤 広生, 岡 潔, 平井 泰博, 上川 将史, 水田 博志, 川添 泰弘 整形外科と災害外科 56 (3), 443-447, 2007

    今回我々は,化学・放射線療法が著効し,原発巣には根治手術を行うことなく長期生存中のEwing/PNETの1例を経験したので報告する.症例は17歳,男性.右股関節痛を主訴に受診し,MRIにて右恥坐骨,右第7肋骨,頭蓋骨に腫瘍性病変を認めた.肋骨病変における生検の結果,直ちに化学・放射線療法を開始し各病巣は消退傾向を示したが,初診より1年9ヶ月後に左腸骨,右大腿骨に新たな転移性病変が出現した.その後…

    DOI 医中誌 参考文献9件

  • 2004/2005シーズン:看護師におけるインフルエンザワクチン接種効果の検討

    西島 真知子, 澤村 加代子, 丸山 久美子, 藤井 裕史, 佐藤 泰彦, 高橋 利弘, 伊藤 清隆 環境感染 22 (2), 128-132, 2007

    当院では院内感染対策の一環として職員のインフルエンザワクチン (以下ワクチン) 接種を推奨しており, 2004/2005年シーズンには看護師286名中73.1% (209名) がワクチン接種を行っていた. しかし, 全看護師の16.1% (46名) が同疾患に罹患し, 日常診療業務に支障が生じた. そこで今後のインフルエンザ感染対策に役立てるために, …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • 安全かつ有効な脳動脈瘤頸部クリッピングのための技術と工夫

    西 徹, 古賀 一成, 山城 重雄, 濱田 一也, 後藤 智明, 加治 正知, 牟田 大助, 平原 正志, 平山 貴久, 倉津 純一, 藤岡 正導 脳卒中の外科 35 (2), 83-88, 2007

    Clipping an aneurysmal neck is considered an optimal treatment modality for ruptured and unruptured cerebral aneurysms. However, various anatomical variations in the relationships of parent artery, …

    DOI 被引用文献2件 参考文献23件

  • 胃癌を合併した膵腺扁平上皮癌の1切除例

    吉田 泰, 稲吉 厚, 八木 泰志, 有田 哲正 日本臨床外科学会雑誌 67 (9), 2182-2185, 2006

    A 66-year-old man visited another hospital because of upper abdominal discomfort. Gastroduodenal fiberscopy revealed gastric cancer, so he was admitted to our hospital for surgical treatment. …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件 参考文献10件

  • 股関節滑液包に巨大な滑膜骨軟骨腫症を生じた1例

    束野 寛人, 池田 天史, 宮崎 真一, 川添 泰弘, 土田 徹, 安藤 卓, 久嶋 史枝 整形外科と災害外科 55 (3), 389-392, 2006

    滑膜骨軟骨腫症は滑膜の未分化細胞が化生して葡萄の房状に軟骨を生じるものである.過半数が膝関節に発症し,股関節に出現する頻度は約10%である.我々は股関節前面の滑液包に巨大な滑膜骨軟骨腫症を生じた1例を経験したので報告する.症例は73歳男性.約30年前に外傷歴があり,以後同部に軟部腫瘍の自覚あるも症状なく放置していた.H17.5月頃より左股関節の伸展にて大腿前面部に疼痛出現した.CT,MRIにて左…

    DOI 医中誌 参考文献4件

  • エイによる魚刺傷にVibrio vulnificus感染症を来した1例

    牧野 公治, 平井 俊二 西日本皮膚科 67 (1), 34-37, 2005

    32歳の男性,漁師。2003年9月7日昼,熊本県八代市の海岸でエイに右足背を刺された。激痛があり,当院救急外来を受診,創の洗浄と消毒,セフゾン<sup>®</sup>やセレスタミン<sup>®</sup>が投与された。翌日,疼痛の持続と気分不良が強く,当科受診,入院となった。創部浸出液のグラム染色は陰性だったが,培養で<I>Vibrio vulnificus</I> (<I>V. …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献13件

  • 歴代学術集会の思い出

    伊藤 國彦, 駿河 敬次郎, 櫻井 健司, 尾本 良三, 中神 義三, 冲永 功太, 安富 正幸, 小川 道雄, 岡田 昌義, 山手 昇, 高見 博, 工藤 尚文, 山崎 洋次, 根岸 七雄 日本外科系連合学会誌 30 (Special), S95-S124, 2005

    DOI Web Site

  • 嚢胞内腔に早期癌を合併した胃重複嚢胞の1例

    河村 祐一郎, 井上 克彦, 大佐古 智文, 種子田 岳史, 花田 法久, 岡村 健二, 島尻 正平 日本消化器外科学会雑誌 38 (11), 1709-1715, 2005

    A 64-year-old man found in gastroscopy to have a submucosal gastric lesion 2cm in diameter was found in en-hanced computed tomography (CT) to have a cystic tumor in the gastric wall. We conducted …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献4件 参考文献18件

  • 橈骨遠位端骨折に伴う手関節の関節可動域制限因子に関する一考察

    多武 里恵, 安永  雅年, 益満 美寿, 田中 政敏 九州理学療法士・作業療法士合同学会誌 2005 (0), 152-152, 2005

    【はじめに】<BR> 橈骨遠位端骨折は、転倒・転落時に起こる骨折の中で股関節頚部骨折と並び受傷頻度の高い疾患である。手関節の可動域を拡大する事は、日常生活や復職に於いて筋力の回復と伴に重要な因子である。臨床上、手関節の他動的関節可動域(以下P・ROM)はある程度改善が認められているにも関わらず、P・ROMに比較して自動的関節可動域(以下A・ROM)は低下を示す症例を多く経験する。<BR> …

    DOI

  • 静脈りゅう硬化療法,磁気治療後にコンパートメント症候群を来したと考えられた下腿潰ようの1例

    牧野 貴充, 平井 俊二, 大山 哲寛, 池田 天史, 金子 泰史, 市村 信一 西日本皮膚科 66 (4), 332-335, 2004

    60歳, 女性。 当院心臓血管外科にて右下腿静脈瘤に対し硬化療法を受けた。翌日, 自宅で磁気治療を行った後より, 右下腿の発赤, 腫脹が出現した。近医皮膚科にて保存的加療を行ったが, 右下腿の潰瘍が難治のため, 植皮目的にて当科紹介となった。入院の上, 腰椎麻酔下に植皮を試みたところ, 腓腹筋内側頭全体の壊死を認めたため, 当院整形外科にて腓腹筋内側頭の切除, 二期的に創部の部分縫縮, …

    DOI 参考文献2件

  • 重篤な皮膚症状を呈した溶連菌感染症の3例

    牧野 貴充, 平井 俊二 西日本皮膚科 66 (2), 147-152, 2004

    重篤な皮膚症状を呈した溶連菌感染症の3例を報告した。症例1 : 60歳, 男性。39度台の発熱, 右上肢の血疱, さらに左下腿の発赤, 腫脹が続発した。症例2 : 73歳, 女性。自宅での温熱マッサージ後に, 左足背の血疱出現。血小板低下を認めた。症例3 : 32歳, 女性。40度台の発熱, 血圧低下, 左膝周囲の激痛, 左下肢の発赤, 腫脹, 水疱を認めた。進行性の蜂巣炎に血疱, …

    DOI 医中誌 参考文献20件

  • 小腸の軸捻転をきたした結核性腹膜炎の1例

    大佐古 智文, 岡村 健二, 井上 克彦, 種子田 岳史, 河村 祐一郎 日本消化器外科学会雑誌 37 (8), 1458-1462, 2004

    We report a case of tubercular peritonitis that developed into torsion of the small intestine. A 76-year-old woman noting periumbilical dull pain and slight fever from April 1999, was diagnosed with …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献3件 参考文献16件

  • 肩鎖関節脱臼新鮮例に対する観血的治療の経験

    森寺 邦晃, 田中 宏明, 池田 天史, 福山 紳, 田上 学, 宮崎 真一, 大山 哲寛, 西岡 宏晃 整形外科と災害外科 52 (1), 121-124, 2003

    A total of 13 patients with acute Tossy grade III acromioclavicular (AC) dislocation were treated operatively: 6 patients by the Neviaser method, 4 patients by the Cadenat method, and 3 patients by …

    DOI 医中誌 参考文献10件

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