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検索結果 511 件

  • 「在来知」と「科学知」の協働を通して 住民主体の野生動物の持続的管理に挑む

    国立研究開発法人科学技術振興機構 JSTnews 2023 (11), 8-11, 2023-11-01

    ...<p>カメルーン共和国の東南部をはじめとした中部アフリカの熱帯雨林では、野生動物の過剰な狩猟が大きな問題となっている。この地域に暮らす人々にとって、野生動物から得る食肉「ブッシュミート」は貴重なたんぱく源だが、際限なく狩猟や密猟が続けば彼ら自身の食料もなくなってしまう。...

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  • マレーシア・サラワク州の熱帯雨林で 現地と共同で生物多様性の解明に挑む

    国立研究開発法人科学技術振興機構 JSTnews 2023 (9), 3-7, 2023-09-01

    ...<p>マレーシアの熱帯雨林は生物多様性のホットスポットでありながら、生物多様性の基礎情報はほとんど得られていない。基礎情報は学術的価値に加えて、科学技術人材の育成や生物資源探索などにも活用できる知的資源としての価値があり、産業創出への貢献も期待できるため実態解明の意義は大きい。京都大学の市岡孝朗教授と佐藤博俊助教は、現地の研究機関と共同でサラワク州の熱帯雨林の生物多様性の全貌解明に挑んでいる。...

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  • マレーシアの森林劣化後の草地に生育する草本とシダのバイオマス推定式

    田中 憲蔵, 米田 令仁, Mohamad Azani Alias 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 311-, 2023-05-30

    <p>マレーシアには森林劣化による荒廃草原や大規模かく乱後の草原など、草本やシダ類が優占する群落が存在する。これまでマレーシアでは樹木のバイオマスを非破壊的に推定するためのアロメトリー式が開発されてきた。しかし、草本類やシダ類に関してはバイオマスを直径や高さから非破壊的に推定する式は限られており、地下部のバイオマス推定式に至ってはほとんどない。本研究ではイネ科草本類、広葉草本類、シダ類の3グルー…

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  • MIG-seq法を用いたフタバガキ科樹木セラヤの遺伝的変異と集団構造の評価

    小笠原 実里, Alexander R. Cobb, Rahayu Sukmaria Sukri, Faizah Metali, 田中 憲蔵, 米田 令仁, Mohamad A. Azani, Shawn K. Y. Lum, 上谷 浩一 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 399-, 2023-05-30

    ...<p>東南アジアの熱帯雨林は、高い生物多様性を誇る一方で、農業や森林伐採による自然植生の破壊が進行しており、その保全は国際的な重要課題である。遺伝的多様性を考慮した森林の保全・再生には、現存する樹木集団の遺伝的変異パターンとその形成過程を考慮する必要がある。...

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  • 熱帯雨林における葉のリター分解に伴う栄養素組成の変化

    花谷 周亮, 遠藤 いず貴, 福澤 加里部, 中路 達郎, 片山 歩美, 牧田 直樹, 大橋 瑞江 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 477-, 2023-05-30

    ...<p> 熱帯雨林において樹木の成長に必須な窒素やリンは不足しやすい。これらの栄養素は,微生物や土壌動物からなる分解者群集がリターを分解することで生態系内に供給される。一方で,熱帯雨林では様々な高さの樹木や倒木によって森林内に階層構造が形成されているため,リターは林床だけでなく地上部の枝葉や倒木の上にも存在する。...

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  • 東南アジア熱帯多雨林で採集された枯死木依存性ゴミムシダマシ科甲虫

    山下 聡, 安藤 清志, Paulus Meleng, 市岡 孝朗 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 600-, 2023-05-30

    ...そこで演者らは,種多様性の一端を明らかにするために,2009年から現在に至るまで,ボルネオ島北部の熱帯雨林8カ所において,枯死木上に発生した多孔菌類から採集されたゴミムシダマシ科甲虫の標本約2200個体について,形態を精査した。...

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  • 電子野帳システムを用いた植物繁殖フェノロジー調査の実践

    浅野 郁, 清水 加耶, 川越 葉澄, Paulus Meleng, Mohamad Yazid Hossman, Mohd Yusuf Abd Rahman, 市岡 孝朗 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 164-, 2023-05-30

    <p>森林を構成する植物種がいつ・どれほどの量の花を咲かせ結実したかといった植物の繁殖フェノロジーを正確に記録することは、森林動態の把握はもちろん、それら花や果実を利用する動物種の生態を明らかにする上でも必要不可欠である。発表者らは、マレーシア・サラワク州に位置するランビルヒルズ国立公園の低木層植物を中心とする200種500個体あまりを対象に、2017年から繁殖フェノロジー調査を行なってきた。し…

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  • <i>Shorea macrophylla</i>の成長特性に関するゲノム予測モデル作成手法の比較

    阿久津 春人, Mohammad Na'iem, Widiyatno, Sapto Indrioko, Sawitri, 内山 憲太郎, 津村 義彦, 谷 尚樹 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 410-, 2023-05-30

    ...<p><i>Shorea macrophylla</i>(以下、本種)は東南アジアの熱帯雨林で最も優占するフタバガキ科に属しており、大きな種子が採油に利用できること、初期成⾧が早いことからボルネオ島の商業的重要樹種の1つである。しかしながら、世界的に広く育種されている針葉樹種と比較すると、熱帯林業樹種は一般に育種資源が少なく、本種もその一つである。...

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  • エルニーニョ・南方振動がボルネオ熱帯雨林の炭素・水循環に与える影響

    高村 直也, 羽田 泰彬, 松本 一穂, 久米 朋宣, 植山 雅仁, 熊谷 朝臣 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 542-, 2023-05-30

    ...<p>世界の気候を変動させるエルニーニョ・南方振動(ENSO)は東南アジア熱帯雨林の動態にも影響を与えていると考えられる。本研究ではボルネオ熱帯林で得られたエルニーニョ(EN)・ラニーニャ(LN)を含む10年間の気象・フラックスデータを用いて、群落の気孔開度(Gc)や群落の光合成能力(Vcmax25)などの植物生理学的機能を逆推定した。...

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  • ペルーアマゾンにおける先住民の村の焼畑と休閑地利用

    池谷 和信, 増野 高司 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 203-, 2023

    ...例えば、アマゾンの熱帯雨林の6割を占めるとされるブラジルのアマゾン熱帯林は、1970年頃の森林面積を100%とした場合に、1986年に93.7%、2000年に87.9%、2018年に82.7%へと年々減少を続けている。...

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  • 新規反応の創生と芳香環の破壊によるガルブリミマアルカロイドの短工程合成

    楳窪 成祥 ファルマシア 59 (1), 66-66, 2023

    ...熱帯雨林の樹皮から単離された天然物群であるガルブリミマ(Galbulimima: GB)アルカロイドは多彩な活性を有し,その一部は向精神薬として利用される.しかし,GBアルカロイドの種類は多様であり,天然からは混合物として単離され,純度の高い単一化合物の量的供給は困難である.そのため,向精神薬成分が未同定であるだけでなく,その作用機構も未解明な点が多い.単一化合物の供給として,全合成的アプローチが取...

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  • アマゾン先住民の知恵が人類存続の鍵になる

    南 研子 平和研究 58 (0), 1-17, 2022-10-15

    ...熱帯森林保護団体(RFJ)としては、支援事業である養蜂事業と消防事業を通して、彼らの生活基盤である熱帯雨林を守る活動を続けてきたことが紹介された。</p>...

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  • 南米地域における森林火災が表層土壌に及ぼす影響_文献レビュー

    今村 直広, 佐藤 保, 宮本 和樹 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 558-, 2022-05-30

    ...しかし、南米地域の森林は、熱帯雨林から成るアマゾンや山岳地帯に位置するアンデスなど、これまでの既往研究とは気候や地形が異なる場所に存在する。そのため、既往研究とは森林火災の発生頻度やその影響が異なることが予想される。本研究では、南米地域で報告されている森林火災が表層土壌に及ぼす影響を文献レビューし、これまで行われた他の地域での森林火災による知見との違いを報告する。...

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  • <i>Shorea macrophylla</i>の成長に関する深層学習を用いたゲノム予測モデルの開発

    阿久津 春人, Mohammad Na'iem, Widiyatno, Sapto Indrioko, Sawitri, 内山 憲太郎, 津村 義彦, 谷 尚樹 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 374-, 2022-05-30

    ...<p>フタバガキ科は、東南アジア極相熱帯雨林の林冠を構成する樹種の約80%を占め、木材利用や気候変動の緩和など多くの生態系サービスを提供する分類群である。しかし、近年は過伐や土地利用の変化によって、これら生態系サービスの低下が懸念されており、特に気候変動緩和機能の低下が指摘されている。したがって、樹木の成長を改良し、炭素隔離機能を増大させることは、これら諸問題の解決に寄与すると考えられる。...

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  • フタバガキ科樹木<i>Shorea albida</i>の遺伝的多様性と集団構造

    小笠原 実里, Cobb Alexander R., Sukri Rahayu S., Metali Faizah, 上谷 浩一 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 378-, 2022-05-30

    <p>ボルネオ島北部の泥炭湿地林で優占する<i>Shorea albida</i>は、伐採等により集団サイズが減少しており、効果的な保全には遺伝的情報が必要である。本研究では、ブルネイの<i>S. albida</i> 11集団・166個体について、18のマイクロサテライト領域の遺伝子型を決定し、遺伝的多様性や遺伝的構造を評価した。ヘテロ接合度の期待値は種全体で0.402となり、先行研究の同属種…

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  • ボルネオ熱帯雨林はENSOにどう応えるのか?

    羽田 泰彬, 熊谷 朝臣, 久米 朋宣, 松本 一穂 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 514-, 2022-05-30

    ...東南アジア熱帯雨林は全球規模の炭素循環や水循環に大きな影響力を持つ陸域生態系の一つであるため、ENSOにより東南アジア熱帯雨林の総一次生産や蒸発散量がどのように変化するのかを観測に基づいて明らかにすることは、今後の全球気候予測を行う上でも重要となる。しかし、東南アジア熱帯雨林で渦相関法による長期フラックス観測を行った事例は非常に限られている。...

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  • 持続可能なパーム油認証制度の運用と課題 : IOIグループの認証停止とサプライチェーンの動向からの考察

    小辻 昌平 創造都市研究 : 大阪市立大学大学院創造都市研究科紀要 22 47-58, 2022-05-27

    ...世界の植物性油脂の中で最も多く使用されているパーム油がその需要拡大に伴い、パーム油の生産においてプランテーションの開発行為等で重大な環境と生物多様性の保全への影響を与え、加えて労働面において人権問題などが発生していることを契機として、パーム油産業の持続可能な発展と熱帯雨林の保全、そこに生息する生物の多様性、森林に依存する人々の暮らしに悪影響を与えないために8つの行動原則が定められた。...

    DOI 機関リポジトリ

  • 個人を型に嵌めるだけが「社会化」か?

    園田 浩司 日本文化人類学会研究大会発表要旨集 2022 (0), B07-, 2022

    ...本発表では、文化人類学周辺領域における社会化論を整理したうえで、カメルーン東南部の熱帯雨林に暮らす狩猟採集民バカの発話共有の現象を位置づけて、「世界の解釈が一致しないことを歓迎する社会化」のあり方について、その理論的裏付けを試みる。狩猟採集民の社会化研究では、「自律の社会化」が注目されるが、本発表はこの議論を前進させることを目的としている。...

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  • 生物源物質の混入と続成作用による化学組成改変を補正する化学風化指標(RW index)の提示

    張 天逸, 太田 亨 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 170-, 2022

    ...した.これは,様々な組成をもつ未風化な火成岩と現世風化プロファイルの主要元素のデータセットに多変量統計解析を適用することにより,SiO<sub>2</sub>,CaO,P<sub>2</sub>O<sub>5</sub>の値を使用せずに源岩組成トレンドと化学風化トレンドを統計的に独立に抽出することで構築されたものである.火成岩のデータはUSGS,GSJの標準試料などを,現世風化プロファイルについては熱帯雨林気候...

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  • マレーシアにおける枯死木による炭素蓄積と生物多様性維持の相乗便益

    山下 聡, 市岡 孝朗, 市栄 智明, Paulus Meleng, Habibah Salleh, Mohd Effendi Wasli, Mohamad Azani Alias 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 589-, 2021-05-24

    <p>枯死木は,森林の主要な炭素プールの一つであると同時に,多様な生物に生息場所を提供することで,森林の炭素蓄積と生物多様性維持の二つの機能に大きく貢献しているものの,これらの関係を調べた例は少ない。本研究では,マレーシア国において,枯死木による炭素蓄積量と生物多様性維持の二つの機能の間の量的関係を明らかにすることを目的に二次林や国立公園において野外調査を行った。林分レベルでは,枯死木による炭素…

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  • 根の時空間的動態パターンの推定に必要なスキャナー画像の取得地点数の解析

    遠藤 いず貴, 久米 朋宣, 仲畑 了, 片山 歩美, 大橋 瑞江 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 236-, 2021-05-24

    ...今回用いたスキャナー画像は、マレーシアのボルネオ島の熱帯雨林内5地点で、1地点あたり2面、毎月1回、約1年間撮影された時系列画像である。各画像(A4サイズ)から根の現存面積、成長または消失した面積を抽出し、全撮影面(10面)の各月の平均現存量、成長量、消失量と、撮影面数が10-n (n=1-9)のときの各月における全ての組み合わせの平均値との相関を求めた。...

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  • 「リスザルの島」のボリビアリスザルは温度や日光と関連して行動するのか

    佐藤 美奈子, 杉浦 朱李, 片山 和香, 清水 実有 霊長類研究 Supplement 37 (0), 56-56, 2021

    ...リスザルは本来中南米の熱帯雨林に生息しているため, 「気温が低いほど温度の高い日向にいる。」「太陽のある方角にいる。」また,太陽の位置が季節により変化することから,「リスザルのいる方角が季節により変化する。」と仮説を立てた。...

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  • カメルーン東南部の熱帯雨林における類人猿の皮膚感染症:自動撮影カメラによる発見

    本郷 峻, ゼファック ゼウンス, 南 倉輔, カムゲン トワ, ヴァーナウィ ラター, マスシ ジャック, 水野 佳緒里, 宮部 貴子, 岡本 宗裕, 鵜殿 俊史, 四津 里英, 石井 則久, 鈴木 幸一, 三上 万理子, 田村 大也, 徳山 奈帆子, 服部 志帆, 戸田 美佳子, 四方 篝, 中島 啓裕, ジェト-ロルドン シャンプラン, 安岡 宏和 霊長類研究 Supplement 37 (0), 29-30, 2021

    <p>感染症は野生大型類人猿の重要な死因の一つと考えられており,また,ヒトとの共通感染症も数多く知られる。したがって,類人猿の感染症の把握は,彼らの保全だけでなく同所的に暮らす地域住民の健康のためにも重要である。私たちは,2019年12月から翌4月に行った広域での自動撮影カメラ調査によって,感染症罹患の可能性があるニシゴリラ (<i>Gorilla gorilla</i>) とチンパンジー …

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  • シロテテナガザルの複数脳領域における網羅的遺伝子発現解析

    五藤 花, 大石 高生, 郷康 広, 早川 卓志 霊長類研究 Supplement 37 (0), 50-50, 2021

    ...東南アジアの熱帯雨林で樹上生活をしており,長い上肢を使ったブラキエーションを行う。また,「歌」とよばれる発声行動も特徴的である。ペア型社会を営み,ペア間でデュエットを行う種も複数存在する。その特徴的な歌の遺伝基盤を探ることを最終的な目的として,本研究ではテナガザルの脳の遺伝子発現解析をおこなった。...

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  • Genome analyses reveal the hybrid origin of the staple crop white Guinea yam (Dioscorea rotundata)

    杉原, 優, 八重樫, 弘樹, 夏目, 俊, 清水, 元樹, 阿部, 陽, 平渕, 亜紀子, 伊藤, 和江, 及川, 香梨, 太田, 敦士, 松本, 亮, 山中, 愼介, 平渕, 亜紀子, 高木, 洋子, 印南, 秀樹, 寺内, 良平, Yamanaka, Shinsuke, Muranaka, Satoru, Takagi, Hiroko, White, Ben, Asiedu, Robert, Innan, Hideki, Asfaw, Asrat, Adebola, Patrick, Terauchi, Ryohei Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America 117 (50), 31987-31992, 2020-12-15

    White Guinea yam (Dioscorea rotundata) is an important staple tuber crop in West Africa. However, its origin remains unclear. In this study, we resequenced 336 accessions of white Guinea yam and …

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  • “持続可能”の概念・枠組みとマーケティング

    大橋 正彦 日本経営診断学会全国大会予稿集 20 (0), 13-16, 2020-09-27

    ...<p>新型コロナウイルスなど、現代のパンデミックは熱帯雨林の伐採、地球温暖化によるとされており、持続可能な目標達成はこれからの企業経営にとっても不可欠となっている。本研究では、まず、マーケティング論における「持続可能」の概念、枠組み、かつ「持続可能マーケティング」を考察する。...

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  • 半島マレーシア熱帯雨林Pasoh森林保護区における降水・流出水の起源の推定

    緒方 澄人, 小杉 緑子, 伊藤 雅之, 渡辺 伸一, 勝山 正則, 野口 正二, 高梨 聡, Marryanna Lion 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 567-, 2020-05-25

    ...<p>半島マレーシア熱帯雨林Pasoh(パソ)森林保護区は、多種のフタバガキ科樹種によって構成される低地林である。本サイトにおいて降水の日単位採取と、渓流水、深度30cmまでの土壌水の月毎採取を行った。...

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  • 熱帯低地林におけるフタバガキ科高木種の水利用特性

    東 若菜, 野口 結子, 鶴田 健二, 鎌倉 真依, 小杉 緑子, Lion Marryanna 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 780-, 2020-05-25

    ...<p>今後の気候変動下における降水量の変化によって、熱帯雨林がどのように応答し機能を保ちうるか予測するためには、その森林を構成する樹木個体の水分生理特性を把握する必要がある。...

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  • ボルネオ島低地熱帯雨林における林冠木13種の種子死亡要因の解明

    浅野 郁, 清水 加耶, 川越 葉澄, 駒田 夏生, 中野 由布妃, 山下 聡, Paulus Meleng, 市岡 孝朗 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 846-, 2020-05-25

    ...<p> ボルネオ島の低地熱帯雨林では、数年に一度の不規則な間隔で、林冠構成木種を中心とした複数の分類群に属する植物種が同調して繁殖を行う現象が観測される(以下、“同調マスティング”とする)。...

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  • エルニーニョ・ラニーニャはボルネオ熱帯雨林の群落光合成をどう変えるか?

    熊谷 朝臣, ミシェロン ジュリー 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 803-, 2020-05-25

    <p>熱帯林の極めて高い二酸化炭素吸収能力は地球全体の炭素収支に重大な影響を及ぼす。その中でも東南アジア熱帯林に関しては、長期観測データが不足している。東南アジア熱帯では、エルニーニョ南方振動(ENSO)による数年に一度のエルニーニョに起因する乾燥傾向とラニーニャによる湿潤傾向が見られる。これら乾燥・湿潤傾向は当該地域の熱帯林の生態系レベルの光合成や蒸発散に多大な影響を与えることが予想される。そ…

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  • 熱帯雨林内の3次元構造におけるリター分解過程の評価

    遠藤 いず貴, 大橋 瑞江, 花谷 周亮, 桑辺 七穂 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 810-, 2020-05-25

    <p>森林の炭素循環において、リターの分解は地下部の炭素貯留量を決定する重要なプロセスである。森林におけるリターの分解は、主に土壌表層部で生じるとされてきたが、熱帯林では発達した三次元構造によって、リターの分解が地下部だけでなく地上部でも生じている可能性がある。本研究では、熱帯林で生じるリター分解について、熱帯林の3次元構造を考慮したリター分解過程を評価することで、森林全体の炭素循環における地上…

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  • 熱帯林冠木における大気飽差に対する気孔反応と葉の特性に関する研究

    辻 祥子, 中静 透, 蔵治 光一郎, 久米 篤, 半場 祐子 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 135-, 2020-05-25

    ...<p>日中の大気飽差(VPD)の変化に伴う気孔コンダクタンス(Gs)と葉の水分特性の関係について、マレーシア湿潤熱帯雨林の林冠樹種9種について樹冠クレーンを利用して調査した。日中のVPD変化に対するGs変化の関係性を明らかにするために、葉の水分特性やGsおよび気象データの日内変動を測定し、VPDに対する気孔の感受性への木材の解剖学的特性の影響を評価した。...

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  • カカオ栽培前線の歴史的展開

    山本, 通 経済貿易研究 : 研究所年報 (46) 169-201, 2020-03-25

    ...カカオ栽培の必須条件は熱帯雨林と良好な交通手段と豊富な労働力である。カカオ栽培はこれらの条件を満たす地域で、肥沃な処女林を貪欲に開発することによって発展した。当初は強制労働が大規模に利用されたが、20世紀初めまでに、移民労働者を含む小規模な粗放栽培が優位に立った。カカオ栽培は大規模な農園経営や集約的農法に適さないのであった。...

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  • 地球環境としての森林の保全(その2 )

    饗庭 靖之 水利科学 63 (6), 61-92, 2020-02-01

    ...生物多様性でホットスポットとされる熱帯雨林など豊かな自然を有する開発途上国における森林減少の人為的原因は,①森林の伐採権を業者に与えるコンセッションが政府の財政補てんのために過度に設定されること,②膨大な貧困層の存在による住居や農地などの土地需要などにあると言われるが,その解決基準は,世界自然憲章に示されており,その内容である,アセスメントを前提とした森林経営と森林の地目転換を各国に要求する条約を作...

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  • 「年長者は誰か」を問うバカの子ども達

    園田 浩司 日本文化人類学会研究大会発表要旨集 2020 (0), F13-, 2020

    ...本発表では、カメルーン東部熱帯雨林に暮らす狩猟採集社会バカの子ども達に見られた、年長者が誰かをめぐる会話に着目し、彼らがどのように互いを位置づけながら、どのような社会関係を認識しているかを考察する。とくに、「成熟」を指し示すkoboという言葉に着目し、Sacks (1972)の成員カテゴリー化概念を用いて分析する。...

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  • 地球環境としての森林の保全(その1 )

    饗庭 靖之 水利科学 63 (5), 28-62, 2019-12-01

    ...生物多様性でホットスポットとされる熱帯雨林など豊かな自然を有する開発途上国における森林減少の人為的原因は,①森林の伐採権を業者に与えるコンセッションが政府の財政補てんのために過度に設定されること,②膨大な貧困層の存在による住居や農地などの土地需要などにあると言われるが,その解決基準は,世界自然憲章に示されており,その内容である,アセスメントを前提とした森林経営と森林の地目転換を各国に要求する条約を作...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • ワンバの野生ボノボにおける死体に対する反応

    横山 拓真, 安本 暁, 古市 剛史 霊長類研究 Supplement 35 (0), 33-33, 2019-07-01

    ...そもそも熱帯雨林に生息するボノボの死体は腐敗が早く、また死期が近い個体は集団遊動についてこなくなるため、発見・観察が困難になると考えられる。離乳前の子どもが死亡した場合、ボノボが死児運びを行うことは少なくなく、また共食いも報告されている。さらに、傷を負って消失した仲間を探すために、集団遊動をした事例も報告されている。...

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  • スキャナー法によるボルネオの熱帯雨林における細根動態の年変化の調査

    遠藤 いず貴, 久米 朋宣, Lip Khoon Kho, 片山 歩美, 牧田 直樹, 池野 英利, 大橋 瑞江 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 471-, 2019-05-27

    ...この手法を用いて、本研究では熱帯雨林における複数年の細根動態を明らかにするため、マレーシアのランビルヒルズ国立公園内で2014年1月から約2年半のスキャナー画像の解析を行った。スキャナーによる画像は約1ヵ月毎に取得し、画像中の根はソフトウェアを用いて目視で抽出し、各月の現存量、成長量および分解量を調べた。...

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  • 東南アジア熱帯雨林における蒸発散に寄与する土層深についての水文学的解析

    小杉 緑子, 野口 正二, 高梨 聡, 伊藤 雅之, Marryanna Lion 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 158-, 2019-05-27

    ...<p>半島マレーシアPasoh(パソ)森林保護区の中心部は、多種のフタバガキ科樹種によって構成される低地原生林(熱帯雨林天然林)である。2002年9月より現在まで約16年間にわたり、微気象および渦相関法による熱・水・CO<sub>2</sub>フラックス観測を継続中である。...

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  • 個体・水分生理ベースの動的全球植生動態モデル:S-TEDy

    熊谷 朝臣 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 633-, 2019-05-27

    ...本発表では、このS-TEDyの概要と最も再現が難しいと考えられる東南アジア熱帯雨林で1997-1998年に起きたエルニーニョ由来の干ばつによる大量枯死のシミュレーション結果を紹介する。S-TEDyの良好な現象再現能力は、個体レベルの生理生態学表現、特に樹体内水分通道特性をDGVMに組み込むことが、如何に気候変動条件下での森林動態の理解と予測に重大な意味を持つかを示した。</p>...

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  • ボルネオ島低地熱帯雨林における種子食性キクイムシの寄主利用様式

    浅野 郁, 市岡 孝朗, 川北 篤, 後藤 秀章, 上田 明良, 清水 加耶, Paulus Meleng 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 668-, 2019-05-27

    ...この非常に幅広い食性幅は、各植物種の密度が低く、また、多くの樹種が平均すると数年以上の不規則な間隔で種子生産を行う当地域の熱帯雨林において、このキクイムシの個体群維持に重要な役割を果たしていると考えられる。</p>...

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  • 熱帯雨林における細根リター分解過程と微生物呼吸

    牧田 直樹, 渡邉 直人, 遠藤 いず貴, 暁 麻衣子, 矢原 ひかり, 谷川 夏子, 片山 歩美, 久米 朋宣, 松本 一穂, 大橋 瑞江 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 346-, 2019-05-27

    <p>森林生態系の炭素循環を評価する上で、土壌呼吸の約半分を占める有機物分解呼吸の特性を正確に理解することは重要である。本研究では、リター基質の菌根菌種特性及び分解時間に対する変化が分解呼吸にどの程度影響を与えるかを評価するため、枯死細根の初期形質および呼吸速度・分解率・形態特性の変化を調査した。マレーシア・ランビル国立公園において、外生菌根種、内生菌根の単子葉類種(ヤシ科)と双子葉類種の計3タ…

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  • 液果樹木の開花結実豊凶:30樹種1018個体の12年間の観察から

    直江 将司 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 623-, 2019-05-27

    ...種数では液果植物は全植物の3分の1を占めており、液果樹木は温帯林では35~44%、熱帯雨林では75~90%も占めている。また液果を食べる動物はナメクジやアリなどの無脊椎動物から魚類、爬虫類、鳥類、哺乳類まで幅広く、液果植物は森林の生物多様性の維持に貢献しているともいえる。実際に、鳥類の個体数は液果の量が多い森林で多いことも知られている。...

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  • 地理と生物の教科横断的な学習からみる自然地理学習の課題

    吉田 裕幸, 田中 岳人, 山本 隆太 日本地理学会発表要旨集 2019a (0), 167-, 2019

    ...その際、熱帯雨林の破壊の事例を参考とさせた。授業後のアンケートでは、「多角的な視点を養うことで他の問題にも応用できるし、逆に片方の視点だけから学ぶと考えが偏ると感じたため」などのように,横断的に学ぶことによる両方の科目へのポジティブな影響があるといった意見が多く得られた。...

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  • インドネシア・スマトラ島の熱帯雨林における降雨流出特性の現地観測とモデリング

    佐山 敬洋, 荒木 稜香, 山本 浩大 水文・水資源学会研究発表会要旨集 32 (0), 206-, 2019

    ...一方、熱帯雨林では、数mに及ぶ厚い土層が地表を覆っており、既存モデルを適用できるか明らかではない。そのため、本研究はスマトラ島のバタンハリ川流域(42,960 km<sup>2</sup>)中流部に設置した観測サイトにおいて、地下水位や土壌水分を計測するとともに、飽和・不飽和浸透解析を実施して熱帯雨林特有の厚い土層厚で規定される流出機構について考察する。...

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  • やがて手離す言葉をめぐる言語社会化

    園田 浩司 文化人類学 84 (3), 243-261, 2019

    ...<p>本稿では、カメルーン東部熱帯雨林地域に位置する狩猟採集社会バカの、獲物の解体場で生起する子ども達の会話(ピア・トーク)に焦点を当てる。獲物の解体場では、子ども達は自らの取り分の要求を、大人を相手に、または子ども同士でよく行っている。...

    DOI Web Site

  • 南米大陸における光合成動態の水と放射への感度の時空間的変化

    藤森 慎太郎, Hyungjun KIM 土木学会論文集B1(水工学) 75 (2), I_1117-I_1122, 2019

    ....水,放射,光合成動態の時空間的変化を捉えるため,人工衛星から得られる,陸域総貯水量TWS,下向き短波放射,太陽光励起クロロフィル蛍光SIFを用いた.本研究の発見は2点ある.1)光合成動態は水または放射に制限され,それぞれ大陸南東部,大陸北西部に分布する2つのパターンを示す.2)感度の時間的変化を伴い,光合成を制限する要素は変化する.本研究は,平年は放射制限地域だが干ばつ時に水への感度上昇を示した熱帯雨林...

    DOI Web Site 参考文献10件

  • ザンビア北西部におけるルンダによるキャッサバ栽培

    原 将也 アフリカ研究 2018 (94), 1-8, 2018-12-31

    ...おもなキャッサバ栽培地域の熱帯雨林帯とは異なり,本稿で取り上げるザンビアでは明瞭な乾季が存在し,キャッサバの生長に時間がかかる。ルンダの女性たちは,キャッサバの種茎を植えつけてから2年が経過した3年目に,肥大したイモのみを選んで掘りとる部分どりを実践する。4年目にはほとんどのイモが肥大し,株ごとすべてのイモを掘りとる全どりがおこなわれる。...

    DOI HANDLE Web Site ほか1件 参考文献4件

  • オランウータンとチンパンジーの玩具利用行動の比較

    沼田 一心, 伊藤 太郎, 田村 祐也, 黒田 峻平 霊長類研究 Supplement 34 (0), 81-81, 2018-07-01

    ...<p>現在,生息地である熱帯雨林の急速な消失によって,ボルネオオランウータン(<i>Pongo pygmaeus</i>)は,個体数が減少し,絶滅の危機にさらされている。そこで,生息地であるマレーシアでは,野生のオランウータンの孤児等を保護し,野生復帰を支援する取り組みが行われていて,1000頭近くの個体が保護されている。...

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  • アマゾニア的園芸の蔓状ネットワーク

    後藤, 健志 くにたち人類学研究 12 1-19, 2018-06-01

    ...アマゾニアの熱帯雨林に産する向精神性の医薬であるアヤワスカは、インディオの精神文化を扱った民族誌の中では、比較的なじみの深い主題として記述されてきた。アマゾニアの生態系とは、植民者たちが到来する以前から、在来の園芸農業による改変を被りながら形成されてきた自然と人間との複合体である。アヤワスカの原料となる植物種もまた栽培種として、そこでの伝統的な生業体系の中に組み込まれてきた。...

    HANDLE Web Site

  • スキャナー画像を用いた熱帯雨林の細根動態の解析

    遠藤 いず貴, 山内 里佳, 久米 朋宣, Lip Khoon Kho, 片山 歩美, 牧田 直樹, 池野 英利, 大橋 瑞江 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 845-, 2018-05-28

    ...本研究では、熱帯雨林における細根の成長と枯死のパターンを明らかにするため、マレーシアのランビルヒルズ国立公園内5カ所でスキャナー画像を取得した。画像は2014年4月から2015年5月までの間の約1ヵ月毎に取得し、1年間の現存量、成長量および枯死量を求めた。年間の平均現存量は画像によってばらつきがあり、最大と最小で約8倍の差があった。...

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  • 東南アジアのフタバガキ科<i>Shorea curtisii</i>集団の遺伝的多様性と構造

    中谷 崇人, 上谷 浩一, 伊東 明, 名波 哲, 田中 憲蔵, 米田 令仁, Bibian Diway, Lucy Chong, Mohamad Azani Alias, Shawn Lum, Wong Khoon Meng, Nik Muhamad Majid, Rahayu Sukmaria Hj Sukri, Alex Cobb 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 274-, 2018-05-28

    ...<p>東南アジア地域における現在の熱帯雨林の分布は、過去の海水面変動と気候変動の影響を強く受けていることが知られている。私たちは、樹木集団の遺伝情報から東南アジア熱帯雨林の過去の歴史を再構築することを目的に研究を行っている。<i>Shorea curtisii</i>は、丘陵フタバガキ林に生育する代表的なフタバガキ科樹木の1つである。...

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  • 東南アジア熱帯林の群集同調マスティングの進化を促す種子食者の飽食

    浅野 郁, 市岡 孝朗, Paulus Meleng 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 422-, 2018-05-28

    ...東南アジアの低地熱帯雨林では、マスティングの豊作期が群集レベルで同調する現象が、数年に1度の不規則な間隔で観察される(以下、群集同調マスティングとする)。主に温帯に分布する植物種を対象として検証されてきた捕食者飽食仮説は、東南アジア低地熱帯雨林固有の群集同調マスティングの究極要因を説明する仮説としても有効だろうか。...

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  • 環境DNA解析によるヌタ場利用哺乳類のモニタリング

    米地 梨紗子, 大川 智也, 前橋 香織, 潮田 雅晴, 石毛 太一郎, 宮 正樹, 潮 雅之, 佐野 千尋, 松林 尚志 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 433-, 2018-05-28

    ...環境DNAの検出技術を用いて亜寒帯林の池、熱帯雨林の水飲み場から哺乳類を検出することができるようになった。そこで、ヌタ場においても環境DNA解析が有効であるか、センサーカメラデータとの比較をした。神奈川県厚木市七沢の3箇所の半止水域であるヌタ場で約1ヶ月間3日に1回の連続サンプリングを行い、センサーカメラに撮影された動物種と環境DNA解析によって検出された動物種の比較とリード数変動の考察を行った。...

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  • 東南アジア熱帯雨林における種子サイズと実生の生存戦略の関係

    米山 仰, 市栄 智明 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 618-, 2018-05-28

    ...<p> 東南アジアの熱帯雨林に優占するフタバガキ科の樹種は、その多くが大型種子を持ち、休眠せずに散布後すぐに発芽することが知られる。しかし、実際の種子サイズには大きな種間差がある。...

    DOI

  • マレーシアの熱帯雨林構成種の展葉フェノロジーの多様性

    長田, 典之 名城大学農学部学術報告 (54) 29-35, 2018-03

    ...この考えに基づいてマレーシアの熱帯雨林(パソ森林保護区)でおこなってきた葉のフェノロジーの研究をまとめた。林分レベルでは、展葉時期には年2回周期の季節性が見られ、降水量や純放射量と対応していることが明らかになった。調査地のような季節性の少ない熱帯雨林でも、気象条件が展葉フェノロジーに影響している可能性が高い。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 学校と遊びの今昔

    亀井 伸孝 日本文化人類学会研究大会発表要旨集 2018 (0), 156-, 2018

    ...カメルーン熱帯雨林の狩猟採集民バカの子どもたちの行動観察に基づき、子どもたちの日常生活に関する民族誌的データの収集を行い、子ども集団における文化伝承の仕組みについて記載、分析する。あわせて、過去のデータと比較し、熱帯雨林における子ども文化の持続可能性について論じる。とくに本報告では、学校教育、遊びと生業活動、学習行動の三つの側面に焦点を当て、過去と現在の子ども文化の共通点と相違点を検討する。...

    DOI

  • 東南アジアの熱帯雨林:消失と再生のダイナミズム

    神﨑 護 紙パ技協誌 72 (11), 1224-1227, 2018

    <p>この小文では東南アジアの森林消失と再生について紹介したい。東南アジアの多くの国では,独立後の外貨獲得手段として,簡単にアクセスできる木材資源がまず経済成長の第一段階として利用された。森林の大規模な農地化がその後1960年から1990年にかけて進行し,森林消失を決定的にした。これに対して,地球規模での伐採反対キャンペーンや森林保全の動きがおこり,それは1998年のリオの地球サミットでの森林原…

    DOI Web Site Web Site 参考文献3件

  • オランウータンを殺したのは誰?-野生オランウータンの頭骨を対象とした法医学的研究-

    久世 濃子, 河野 礼子, 蔦谷 匠, 金森 朝子, 井上 陽一, 石和田 研二, 坂上 和弘 霊長類研究 Supplement 34 (0), 52-52, 2018

    ...対象の頭骨(頭蓋冠のみ:顎骨と歯は消失)は,ボルネオ島北部マレーシア領サバ州のダナムバレイ保護区内の熱帯雨林の林床で,2016年発見された。頭骨には側頭部に複数の損傷(貫通穴)が見られ,動物による咬傷の可能性が考えられた。主要な2つの穴の穴間距離(A)および,アタッカー候補である4種の上顎犬歯間距離(B)を測定した。...

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  • 半島マレーシア・パソ森林保護区における土壌水分の長期観測

    野口 正二, 小杉 緑子, 高梨 聡, 伊藤 雅之, シャムスディン シティ アイシャ, リオン マリアーナ 水文・水資源学会研究発表会要旨集 31 (0), 222-, 2018

    ...熱帯雨林は生物多様性の宝庫であり,地球環境の維持に重要な役割を果たしている.本研究では,半島マレーシア・パソ森林保護区(PFR)の熱帯雨林において長期間土壌水分を測定した結果について,土壌水分の季節変化やエルニーニョなどの影響について報告する.さらに,降水量と土壌水分の長期データに基づき,土壌水分状態と一斉開花の関係について検討する.深さ10-30cmの旬別平均土壌水分は,年々の変動はあるもの,降水量...

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  • 熱帯雨林における蒸発散の恒常性について

    小杉 緑子, 高梨 聡, 野口 正二, 伊藤 雅之, 中路 達郎, 鎌倉 真依, 東 若菜, シティ アイシャ, マリアンナ リオン 水文・水資源学会研究発表会要旨集 31 (0), 54-, 2018

    ...15年に及ぶ連続した生態系フラックスデータを有し且つ情報を発信している熱帯雨林サイトは世界中でわずか数箇所であるが、本研究ではそのうち1つ、半島マレーシアのパソ森林保護区における長期観測を元に、熱帯雨林における蒸発散の恒常性について報告する。...

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  • <特集論文 2>女性のファッション -- バカ・ピグミーの刺青実践を事例に

    彭, 宇潔 コンタクト・ゾーン 9 (2017), 331-346, 2017-12-31

    ...バカはアフリカのコンゴ盆地熱帯雨林に住むピグミー系狩猟採集集団の一つであり、非階層的な社会としてよく知られている。彼らの皮膚には数多くの傷跡が見られる。それらは伝統的な治療や日常的な怪我によって残された傷跡のほか、装飾のために残した刺青もあり、バカ語で「tele」と呼ばれる。刺青は、バカのあいだで昔から伝承されてきた身体装飾の一つである。...

    HANDLE

  • 東カリマンタン・スンガイワイン保護林における撹乱に伴う樹種構成の変化

    酒井 敦, Edi Mirmanto, Sugiarto, 高橋 正義, 上田 朗良 日本森林学会大会発表データベース 128 (0), 79-, 2017-05-26

    ...<p>熱帯地域の経済成長や人口増加に伴い、熱帯雨林の劣化と断片化が進行している。熱帯雨林の生物多様性を広域で評価する手法を開発するため、ボルネオ島東カリマンタンのスンガイワイン保護林で調査を行った。森林火災や伐採で様々な度合いで劣化した保護林で、周辺部から内部にかけてライントランセクトを3本設置し、毎木調査を行った。...

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  • 動物園におけるオランウータンの玩具の利用

    黒田 峻平, 荒井 勇次郎, 田村 祐也 霊長類研究 Supplement 33 (0), 79-79, 2017

    ...<p>現在,熱帯雨林の減少によりボルネオオランウータン(<i>Pongo pygmaeus</i>,以下オランウータン)の個体数が減少,絶滅の危機に瀕している。そこで生息地であるマレーシアでは野生のオランウータンの孤児等を保護し,野生復帰を目指す活動が行われており,1000頭近くの個体が保護されている。...

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  • 持続的な熱帯林管理のためのフタバガキ科林業樹種の交配特性を考慮した択伐施業の高度化

    谷 尚樹, Lee Soon Leong, Lee Chai Ting, Ng Kevin Kit Siong, Muhammad Norwati, Pakkad Greuk, 増田 真佑, 上野 真義, 新山 馨, 八木橋 勉, 大谷 達也, 近藤 俊明, 沼田 真也, 西村 千, 奥田 敏統, Kassim Abd Rahman, Musa Samsudin, 津村 義彦 日本森林学会大会発表データベース 128 (0), 698-, 2017

    ...<p>熱帯雨林から得られる資源、生態系サービスを維持するためには、伐採後の二次林においても残存木による健全な種子生産と森林更新を持続させる必要がある。マレーシアの半島地区においてはSMSと呼ばれる択伐手法が用いられ、フタバガキ科に対してDBHが50cm以上の立木の伐採が認められている。...

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  • ボルネオ島北部の熱帯多雨林における多孔菌類の種多様性:1950年代以降の標本を利用して

    山下 聡, Habibah Salleh, 服部 力 日本森林学会大会発表データベース 128 (0), 660-, 2017

    ...<p>東南アジア熱帯雨林は生物多様性の保全上きわめて重要な森林である。その一方で,人為活動等による環境の改変により,森林面積の減少や森林の劣化などが引き起こされている。多孔菌類は熱帯雨林において木材分解者として重要な役割を担う。東南アジア熱帯雨林における多孔菌類の多様性は高いと推測されるものの,これまでの研究はごく一部の国立公園などのデータに基づいたものであり,広域をカバーするものではなかった。...

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  • インドネシアの森林火災とそれに関わる木材製品の日本への輸入の実態

    森 雅典, 坂田 有実, 原田 一宏 日本森林学会大会発表データベース 128 (0), 196-, 2017

    ...特に2015年に発生した火災は過去最大の規模に達し、熱帯雨林の消失、大量の二酸化炭素の排出、隣国への煙害などの国際問題を引き起こした。インドネシア政府が森林火災の対策を積極的に行う一方で、日本はインドネシアから大量の木材製品を輸入しており、これらの製品と森林火災との因果関係についてはあまり考えられていないのが現状である。...

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  • スキャナ法を用いた熱帯雨林における樹木細根の成長・枯死パターンの解明

    山内 里佳, 久米 朋宣, Lip Khoon Kho, 片山 歩美, 牧田 直樹, 大橋 瑞江 日本森林学会大会発表データベース 128 (0), 751-, 2017

    ...特に、熱帯雨林の樹木細根においては、成長や枯死などの動態に関する研究例が少ない。そこで本研究では、近年開発されたスキャナ法を用いて、熱帯雨林における樹木細根の動態の観察を行った。データはマレーシアのランビル国立公園にて、2014年4月から2015年5月までの間で1ヶ月毎に10箇所でスキャナで撮影した細根の画像を用いた。...

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  • 半島マレーシア熱帯雨林における降雨・植物・土壌および渓流水中の酸素水素安定同位体比

    小杉 緑子, Marryanna Lion, 伊藤 雅之, 野口 正二, 高梨 聡, 勝山 正則, 松尾 奈緒子, Siti Aisha 日本森林学会大会発表データベース 128 (0), 648-, 2017

    ...気候的にみた境界域に存在する熱帯雨林生態系である本森林に、安定した光合成活動と生産力をもたらすこの蒸発散活動は、具体的・定量的にどのような吸水・貯水様式によって維持されているのか? この点を解明し、東南アジア熱帯雨林における水循環過程の詳細を明らかにするために、降水、渓流水、不飽和土壌水、植物体内水の炭素・水素安定同位体比を調査した。...

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  • 森の中のレコーディング・スタジオ

    佐本 英規 日本文化人類学会研究大会発表要旨集 2017 (0), G19-, 2017

    ...2013年10月、ソロモン諸島アレアレの熱帯雨林の一角に、即席のレコーディング・スタジオが出現し、竹製パンパイプス演奏集団のアルバムのレコーディングが行われた。...

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  • アリ植物共生系に見られる多様な種間関係の化学生態

    乾 陽子 日本生態学会誌 66 (2), 413-419, 2016

    ...熱帯雨林地域にのみ進化したアリ植物の共生系は、単に防衛アリと植物の相利的関係としても種間関係の強度が多様であることがこの十数年で明らかになったが、さらにその共生系に便乗する好蟻性昆虫も非常に多様であり、そのなかにはこれまで知られていなかった種間関係やその化学的な維持機構が潜んでいる。...

    DOI 日本農学文献記事索引

  • 沖縄島の亜熱帯常緑広葉樹林における土壌呼吸量の時空間変動

    寺澤 慧, 松本 一穂, 谷口 真吾, 大橋 瑞江, 高嶋 敦史, 片山 歩美 日本森林学会大会発表データベース 127 (0), 406-, 2016

    ...【結果】2013年10月から翌9月までの1年間における<i>Rs</i>の平均値は5.5 μmol m<sup>-2</sup> s<sup>-1</sup>となり、東南アジアの熱帯雨林において報告された値に匹敵するものであった。<i>Rs</i>の季節変動は温帯林と同様に地温に依存した明瞭な変動パターンがみられ、土壌水分の影響はみられなかった。...

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  • 熱帯雨林との共生実践最前線

    坪内 俊憲 共生科学 7 (7), 87-95, 2016

    The Tropical Rainforest Ecosystem in the island of Borneo has been disintegrated and fragmented by uncontrolled togging followed by large-scale palm oil plantation development. The State Government …

    DOI Web Site

  • ランビルヒルズ国立公園における林冠節足動物研究

    乾 陽子, 市岡 孝朗 日本生態学会誌 66 (2), 391-395, 2016

    ...ボルネオ島の北西部のランビルヒルズ国立公園(マレーシア、サラワク州)は、主に低地フタバガキ林で構成される広大な熱帯雨林に覆われている。ランビルヒルズ国立公園の熱帯雨林には、生物多様性がきわめて高い生態系であるとされている東南アジアの熱帯雨林の中でも、特に卓越して種多様性の高い生物群集が生息している。...

    DOI

  • 熱帯雨林の林冠は特異な節足動物が生息する場所なのか?

    市岡 孝朗 日本生態学会誌 66 (2), 429-438, 2016

    ...熱帯雨林は生物多様性の宝庫として数多くの研究者を魅了してきた。その多様性の根幹をなすのは、昆虫類を中心とする節足動物である。なぜ、熱帯雨林では節足動物の種類が極度に多いのか。多様な節足動物の進化を促し、共存を許容する要因の一つとして、熱帯雨林の「大きな」林冠の存在に関心が払われてきた。...

    DOI 日本農学文献記事索引

  • アリ擬態現象から探る熱帯の生物多様性創出・維持機構

    橋本 佳明 日本生態学会誌 66 (2), 407-412, 2016

    アリ類の多様性がきわめて高い熱帯林では、アリ類に擬態する生物の多様性も高いことが知られている。本研究では、ボルネオ島のランビルヒルズ国立公園をはじめ、東南アジア熱帯林で、多様性創出維持機構としてのアリ擬態の実態を解明するために、アリ擬態するハエトリグモ科アリグモ属の種多様性と同所に出現するアリ類多様性との関係や、画像解析技術を活用したアリグモ類の擬態マッチングの解析、安定同位体を用いたアリグモ類…

    DOI 日本農学文献記事索引

  • サバンナ混交林への適応-西部コンゴ民主共和国における野生ボノボ研究の展開

    伊谷 原一, 岡安 直比, 山本 真也, 新宅 勇太 霊長類研究 Supplement 32 (0), 40-40, 2016

    ...ボノボはコンゴ盆地の熱帯雨林生態系の頂点に立つ、生物多様性の指標である。また種子散布などを通じて熱帯雨林の更新に中心的な役割を果たしていることから、その保護は熱帯雨林の保全に直結する。保護に向けたモニタリングや施策の導入プロセスとして、広域調査体制の確立も検討したい。</p>...

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  • 半島マレーシア低地フタバガキ林の粗大有機物量について

    佐藤 保, 新山 馨, 八木橋 勉, Abd Rahman Kassim, Azizi Ripin 日本森林学会大会発表データベース 127 (0), 104-, 2016

    森林生態系内の炭素プールを考える上で枯死木から構成される粗大有機物は、無視することができない割合を占めている。本研究では、マレー半島の典型的な低地フタバガキ林にて粗大有機物を比較した結果を報告する。調査はマレーシア・ネグリスンビラン州のパソ―試験地にて行った。5つの20m×100m方形区(以下、サンプル区)内の元口10cm以上のすべての枯死木を測定対象とした。これら粗大有機物は材積を求めた後に、…

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  • アンディローバ(Carapa guianensis)含有リモノイド成分の脂肪性肝炎抑制作用

    森川 敏生, 二宮 清文, 二宮 与, 丸本 真輔, 酒井 千恵, 宮澤 聖也, 尾関 快天, 松尾 菜都子, 村岡 修, 菊地 崇, 山田 剛司, 田中 麗子 天然有機化合物討論会講演要旨集 58 (0), Poster36-, 2016

    ...</p><p>2.アンディローバ含有リモノイド成分の探索</p><p> アマゾンの熱帯雨林に分布するセンダン科 (Meliaceae) 植物 C. guianensis は,ブラジルやコロンビアでアンディローバと称され,材木として使用されるのみではなく,民間薬として防虫,抗炎症, 抗マラリアなどを目的に利用されている.我々はこれまでに,アンディローバの種子および花部の圧搾油の含有成分を精査し,これまでに...

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  • 日本的生态人类学与非洲热带雨林

    坂梨 健太 2014年度京都大学南京大学社会学人類学若手ワークショップ報告論文集 = 2014年度 南京大学京都大学社会学人类学研究生论坛报告书 = The Proceeding of Kyoto University-Nanjing University Sociology and Anthropology Workshop, 2014 167-168, 2015-02-28

    翻译: 巫靓

    機関リポジトリ

  • 日本の生態人類学とアフリカ熱帯雨林

    坂梨 健太 2014年度京都大学南京大学社会学人類学若手ワークショップ報告論文集 = 2014年度 南京大学京都大学社会学人类学研究生论坛报告书 = The Proceeding of Kyoto University-Nanjing University Sociology and Anthropology Workshop, 2014 149-150, 2015-02-28

    機関リポジトリ

  • カメラトラップを用いたマンドリルの繁殖季節性とオスの集団流入パターンの解明

    本郷 峻, 中島 啓裕, アコモ-オクエ エチエンヌ-フランソワ, ミンドンガ-ンゲレ フレッド-ロイック 霊長類研究 Supplement 31 (0), 77-77, 2015

    ...本研究では,アフリカ熱帯雨林に生息するマンドリル<i>Mandrillus sphinx</i>について,出産・発情の季節性とオスの集団への流入パターンの変化を明らかにすることを目的とした。マンドリルではこれまで,放飼場群で繁殖の季節性が,野生群で発情に伴う多くのオスの流入が報告されているが,季節性とフェノロジーとの関連や,流入パターンの年齢差については詳細に研究されていない。...

    DOI

  • 半島マレーシア低地フタバガキ林の生態系フラックスは一斉開花の影響を受けるか?

    小杉 緑子, 高梨 聡, 新山 馨, 中路 達郎, 野口 正二, 奥村 智憲, 鎌倉 真依, 谷 誠, Marryanna Lion, Siti Aisha 日本森林学会大会発表データベース 126 (0), 475-, 2015

    ...本保護区の中心部は、多種のフタバガキ科樹種によって構成される低地原生林(熱帯雨林天然林)である。現在まで約12年間にわたり、微気象および乱流変動法による熱・水・CO2フラックス観測を継続中である。...

    DOI

  • マレー半島の低地および丘陵フタバガキ林での乾燥と一斉結実

    新山 馨, 佐藤 保, 八木橋 勉, 田中 憲蔵, 飯田 滋生, 木村 勝彦, Azizi Ripin, Abdul Rahman Kassim, 小杉 緑子 日本森林学会大会発表データベース 126 (0), 624-, 2015

    ...東南アジアの熱帯雨林では、一斉開花とエルニーニョに伴う乾燥の関係が数多く研究されてきた。この発表は、1992年から2012年までの20年間のリタートラップデータを使い、マレー半島の低地および丘陵フタバガキ林での結実現象を検証し、低温や乾燥が一斉開花・結実の誘因となっているのか、また低地フタバガキ林と丘陵フタバガキ林で結実パターンに違いがあるのかを明らかにすることを目的とした。...

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  • フタバガキ科樹木の繁殖フェノロジーは種によって応答する気象条件が異なるか?

    森本 彩夏, 沼田 真也, 保坂 哲朗, Mazlan Hashim, 谷 尚樹, 佐竹 暁子, 市栄 智明, Nashatul Zaimah Noor Azman, Noraliza Alias 日本森林学会大会発表データベース 126 (0), 301-, 2015

    ...東南アジアの熱帯雨林では、数年に一度、フタバガキ科を中心に様々な樹木が同調して開花・結実を行う一斉開花という現象が知られている。この現象を通じて多くの林冠木が世代交代するため、森林管理においても極めて重要な現象といえる。しかし、どのような種が、どのような繁殖フェノロジーを示し、一斉開花現象に寄与しているのかは明らかになっていない。...

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  • 集団猟にみる生活世界

    園田 浩司 日本文化人類学会研究大会発表要旨集 2015 (0), G11-, 2015

    ...熱帯雨林で狩猟採集を営む人々の生活世界を描き出すこころみである。...

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  • インドネシア・パランカラヤ市における都市ごみと有価物回収ストリームについて

    久保田 利恵子, 山田 正人, 橘 治国 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 26 (0), 115-, 2015

    ...市周辺は熱帯雨林で囲まれていることから、不法投棄による周辺自然環境への影響や、カハヤン川の氾濫による廃棄物管理への影響が懸念されている。人口増加と都市化により、廃棄物の発生量は今後増加することが考えられ、廃棄物排出を減らすと共に、資源化を図ることで最終処分量を削減することが廃棄物管理にとっての課題である。...

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  • アフリカ・ラテンアメリカ比較地誌授業における課題

    山内 洋美 日本地理学会発表要旨集 2015a (0), 100167-, 2015

    ...その中でもトウモロコシとキャッサバを取り上げてみると,アマゾンの熱帯雨林原産のキャッサバはアフリカにおいても熱帯地域で食べられており,ラテンアメリカで食べるのと同じようにゆでて,何らかのソースをかけて食べることが多いという意味で共通性を持っている。...

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  • タイ・マレーシア熱帯林の降水・土壌・渓流水におけるδ<sup>34</sup>Sの地域間変動

    山下 尚之, 佐瀬 裕之, 齋藤 辰善, Gidiman Jikos, Majid Nik, Kievuttinon Bopit, Garivait Hathairatana 日本森林学会大会発表データベース 126 (0), 570-, 2015

    東南アジア諸国では硫黄酸化物の排出がいまだに増加しているが、周辺の熱帯林への硫黄沈着による影響はほとんど明らかでない。森林生態系内で循環する硫黄の安定同位体比(δ<sup>34</sup>S)は異化的硫酸還元を除けば顕著な分別を生じないことが知られており、大気や岩石由来の硫黄による渓流水質形成への寄与を推察できる。本研究では熱帯林におけるS流出の起源を推定するため、気候区・沈着量の異なるタイ・ナ…

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  • 熱帯林における択伐後の土壌圧縮がフタバガキ植栽苗に与える影響

    田中 憲蔵, 服部 大輔, 二宮 生夫, 櫻井 克年, Kendawang J J 日本森林学会大会発表データベース 126 (0), 532-, 2015

    ...東南アジア熱帯雨林で行われて来た従来型の択伐施業では、ブルドーザーなど重機による土壌圧縮が広範囲で起こり更新阻害などを引き起こしている。しかし、土壌圧縮がフタバガキ科樹木など郷土樹種の植林苗にどのような影響を与えるかはよく分かっておらず、攪乱地における適切な植栽技術の開発が必要であった。...

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  • ボルネオ島熱帯雨林における炭素配分-根圏はどのくらいの炭素を利用するのか?-

    片山 歩美 日本森林学会大会発表データベース 126 (0), 769-, 2015

    ...<br> 演者はこれまで、ボルネオ島熱帯雨林において炭素配分に関する研究を行ってきた。試験地のランビルヒルズ国立公園は、低地フタバガキ林が生育する熱帯雨林で、年間を通して明確な乾燥月がなく、新熱帯に比較すると巨大高木が多くバイオマスが非常に大きいという特徴を有する。...

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  • マレー半島の森林被覆の変遷-時系列Landsat画像による1996-2010年の変化

    鷹尾 元, Khali Aziz Hamzah, Azahari Mohd Faidi, Mamat Mohd Parid, Hamdan Omar, 新山 馨, 佐藤 保, 宮本 基杖, 道中 哲也, 平田 泰雅 日本森林学会大会発表データベース 126 (0), 783-, 2015

    ...湿潤な熱帯雨林地域では地表に雲がかかることが多く、また大気の状態も時と場所により異なり、(準)国レベルのように広い地域を均一に観測するのは困難であった。そこで、時系列の多くのLandsat画像の雲のない部分のトレンドから推定した年々の反射スペクトル画像を用い、1996~2010年の年々の土地被覆・森林被覆変化を解析した。対象地域はマレーシアのうち半島マレーシアである。...

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  • 新興国企業による外部資源の創造的活用と市場機会の追及

    金﨑 賢希 国際ビジネス研究 7 (1), 49-66, 2015

    ...<br>ナチュラは、新しい価値を創造し、グローバルに広がりつつあった市場機会を追求するために、女性の販売員、ブラジルの熱帯雨林と伝統的なコミュニティなどの現地資源を活用した。しかし、それは必然でも、安価で安易な、誰もができる、あるいは資金さえあればできるような選択肢ではなかった。...

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  • オランウータンの樹上生活とロコモーション

    久世 濃子 バイオメカニズム学会誌 38 (3), 187-192, 2014

    オランウータンは東南アジアに生息する大型類人猿の一種で,現存する最大の樹上性動物でもある.本稿では、オランウータンのユニークな生態(単独性,少産少子社会,採食行動)を紹介した上で,野生オランウータンのロコモーション(運動様式)に関する既往の研究をレビューし,ロコモーションの多様性や多様性を生み出す要因について議論する.最後にオランウータンを通じて,ヒトの祖先が樹上生活していた時に獲得した,直立二…

    DOI Web Site Web Site 参考文献16件

  • タンザニア西部ウガラ地域の乾燥疎開林地帯に生息するチンパンジーの採食物

    吉川 翠, 小川 秀司, 小金澤 正昭, 伊谷 原一 霊長類研究 Supplement 30 (0), 67-67, 2014

    ...その結果、(1)ウガラのチンパンジーの採食種数と部位数は、熱帯雨林地帯のチンパンジーのものより少なかった。乾燥疎開林地帯では熱帯雨林地帯より樹木本数と種数が少なく、採食できる果実量と種数が少ないためかもしれない。ただし、(2)ウガラのチンパンジーの採食種数と部位数は、他の乾燥疎開林地帯のチンパンジーのものよりも多かった。(3)ウガラのチンパンジーは、熱帯雨林地帯よりも多く植物の根を採食していた。...

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  • 野生ニシローランドゴリラにおけるオスの社会関係

    坪川 桂子 霊長類研究 Supplement 30 (0), 35-35, 2014

    ...近年、低地熱帯雨林に生息するニシローランドゴリラ(WLG)の調査が進み、長年調査が行われてきた山地林に生息するマウンテンゴリラ(MG)とは異なる社会構造が明らかとなってきた。MGでは複雄複雌群の割合が約4割と高く、安定したオス・グループの存在もしられている。一方、WLGは95%以上が単雄複雌群であり、複雄複雌群やオス・グループは稀である。...

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  • 時系列衛星画像のトレンド解析による森林変化抽出

    鷹尾 元, Khali Aziz Hamzah, Mohd Azahari Faidi, Hamdan Omar 日本森林学会大会発表データベース 125 (0), 73-, 2014

    ...そこで、熱帯雨林地域である半島マレーシアの一部、約9万km<sup>2</sup>の地域において、時系列画像から多重線形回帰により反射率のトレンドを求め、1994年から2012年までの毎年の平均反射率画像を作成し、その変化点から森林変化を抽出した。高分解能画像判読による時系列変化と比較したところ、皆伐及びその後の植生回復を年単位で精度よく検出できた。...

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  • 航空機LiDARを用いた異なる劣化レベルの熱帯雨林における地上バイオマス推定技術の開発

    伊尾木 慶子, 露木 聡, Mui-How Phua, Wilson Wong, Zia-Yiing Ling, 平田 泰雅, 齋藤 英樹, 鷹尾 元 日本森林学会大会発表データベース 125 (0), 762-, 2014

    ...本研究では、マレーシア・サバ州の山岳地域の熱帯雨林において焼畑や伐採などの影響を受けた撹乱履歴の異なる林相を対象とし、航空機LiDAR 計測による熱帯雨林の地上バイオマス推定を行った。LiDARデータより得られる林冠高に関する変数が地上バイオマス推定に有効であることはこれまで明らかにされてきたが、その他の変数の有効性はあまり議論されていない。...

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  • 熱帯雨林天然林・温帯照葉樹若齢林・温帯ヒノキ林の生態系フラックス比較

    小杉 緑子 日本森林学会大会発表データベース 125 (0), 409-, 2014

    ...本研究では、熱帯雨林天然林、温帯照葉樹若齢林、温帯ヒノキ林の3つの常緑森林タワーサイトにおける3年から9年にわたる生態系フラックス観測結果を、多層モデルを用いて比較解析し、生態系フラックスの違いが、気候の違いに起因するのか、それとも各森林のもつガス交換特性の違いに起因するのかについて、定量評価した。...

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  • 高分解能衛星データと航空機LiDARを用いた熱帯雨林の森林炭素マッピング

    平田 泰雅, 古家 直行, 加治佐 剛, 太田 徹志, 溝上 展也, Leng Chivin, Chealy Pak 日本森林学会大会発表データベース 125 (0), 516-, 2014

    オブジェクト指向型分類は衛星画像上のさまざまな土地被覆からなる範囲を類似した特徴を持つエリアに分割するのに効果的である。本研究は、高分解能衛星データと航空機レーザースキャナーデータから、オブジェクト指向型分類を活用した熱帯林のバイオマスマッピング手法を開発することを目的とする。対象地は、カンボジア王国コンポントム州に分布する森林である。衛星データとしては、2010年2月1日に取得したQuickB…

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  • 環境回復の観点によるバイオ燃料生産の世代間倫理からの考察

    井山 佳美, 野口 良造, 森田 祐介 農業情報研究 23 (4), 165-174, 2014

    ...や森林の環境回復の観点から,時間軸における世代間倫理の成立について考察を行った.その結果,三条件のうち一つの条件でも成立し,かつ人間中心主義の立場をとる場合には,バイオ燃料生産の世代間倫理が不成立となり,それ以外では世代間倫理が成立した.また,人間の労働年齢が15歳から65歳とすると,農地利用のバイオ燃料作物生産において,世代間倫理の成立が弱いことが示された.さらに,バイオマス一次生産量の最も多い熱帯雨林地帯...

    DOI 参考文献16件

  • アマゾン・テラフィルメ林での酸素・炭素安定同位体比を指標とした成長輪解析

    大橋 伸太, Flavia Durgante, 香川 聡, Susan Trumbore, Niro Higuchi, 梶本 卓也, 石塚 森吉 日本森林学会大会発表データベース 125 (0), 114-, 2014

    ...アマゾン熱帯雨林の大部分を占めるテラフィルメ林では視認できる年輪を形成する樹木は稀であり、多くの個体で樹齢や成長速度を知ることが困難である。本研究では生育環境の変化を反映すると考えられる材の酸素や炭素の安定同位体比(δ<sup>18</sup>O、δ<sup>13</sup>C)を指標とし、成長輪解析が可能かどうかを検討した。調査はブラジル国アマゾナス州マナウス市の天然林で行った。...

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  • 沖縄の亜熱帯林における水・熱フラックスとそのモデル化

    松本 一穂, 宮城 悠, 谷口 真吾, 高嶋 敦史, 新垣 拓也, 生沢 均, 清水 晃 日本森林学会大会発表データベース 125 (0), 147-, 2014

    ...潜熱フラックスは顕熱フラックスとほぼ同様の値で推移しており、熱帯雨林や暖温帯林での報告例に比べ、本森林では蒸発散量が少なく、顕熱へのエネルギー配分が大きい傾向にあった。発表ではこの原因について、可能蒸発散量(大気の蒸発要求量)と表面コンダクタンス、空気力学的コンダクタンスの側面から考察する。...

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  • ジャングルハニーによる抗体産生機能への影響とその機構について

    重吉, 瑛里, 竹内, 実 京都産業大学論集. 自然科学系列 42 21-52, 2013-03

    ...ジャングルハニーは,ナイジェリアの熱帯雨林に生息する野生の蜜蜂が長期にわたり樹木や花から集めてきた蜂蜜である.ナイジェリアではこの蜂蜜が健康や美容の他,風邪,皮膚炎,火傷の治療薬,疾患予防薬として利用されてきた.そのため,生体への免疫作用に対する効果があると考えられる.我々は,ジャングルハニーによる好中球数の増加,好中球機能の増強, 活性酸素産生による抗腫瘍作用を報告している.しかし,ジャングルハニー...

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  • ヴェトナム・カッティエン国立公園で捕獲されたネズミ科のDNAバーコーディング法を用いた餌資源調査

    白子 智康, 石澤 祐介, 味岡 ゆい, 上野 薫, Do Tan H, Bach Thanh H, Tran Van T, 山田 祐彰, 南 基泰 霊長類研究 Supplement 29 (0), 192-, 2013

    ... ヴェトナム国内最大級の熱帯雨林を保有するカッティエン国立公園において,2011~ 2012年の間,のべ 23日間,国立公園内の 17箇所でネズミ科の生息及び餌資源について調査を行った.捕獲調査の結果, <i>Maxomys surifer</i>(アカスンダトゲネズミ)17個体, <i>Niviventer bukit</i>(マライシロハラネズミ)3個体,<i>Rattus exulans</i...

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  • アフリカ熱帯雨林の環境不均質性が地上性哺乳類の群集構成に与える影響

    中島 啓裕 霊長類研究 Supplement 29 (0), 188-, 2013

    ... アフリカの熱帯雨林は,東南アジアや南米の熱帯雨林に比べて環境の不均質性が高く,狭い空間スケールに複数の植生帯が混在することが多い.こうした環境特性は,過去の気候変動と長期間にわたる人為的攪乱によって形作られてきた歴史的な産物と言える.本研究では,サバンナを含む多様な植生帯からなるガボン共和国・ムカラバ国立公園において,環境の不均質性が地上性哺乳類の群集構成にどのような影響与えているか明らかにした....

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  • アフリカ東南部におけるミオンボ林への熱帯山地雨林の侵入過程

    藤田 知弘 日本森林学会大会発表データベース 124 (0), 442-, 2013

    ...熱帯雨林種のサバンナへの侵入)における促進作用を検討した研究は少ない。本研究はアフリカ東南部において山地雨林種である<i>Syzygium guineense </i>ssp. <i>afromontanum</i>(フトモモ科:以下<i>Syzygium</i>)の周辺疎林への侵入過程における促進作用の重要性を検討した。...

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  • 遺伝子レベルから見た東南アジア熱帯雨林の一斉開花現象

    小林 正樹, 竹内 やよい, 田中 健太, 久米 朋宣, Diway Bibian, 清水 健太郎 日本森林学会大会発表データベース 124 (0), 125-, 2013

    ...本発表では、これらの結果に加え、今回の結果を応用した一斉開花時期の予測や、開花時期予測を利用した熱帯雨林保護・再生の可能性を今後どのように考えていくかについても簡単に触れたい。...

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  • 半島マレーシア熱帯雨林における群落と樹木のガス交換特性

    高梨 聡, 小杉 緑子, 谷 誠 日本森林学会大会発表データベース 124 (0), 128-, 2013

    ...熱帯雨林は植物に好適な環境であり、生育期間の長さから莫大なバイオマスを有している。そのために地球上で総一次生産量(GPP)が最も高い生態系であり、気候変動の影響を予測する上で極めて重要な生態系である。...

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  • 半島マレーシア熱帯雨林はどのようにして気候変動に対して熱・水・二酸化炭素フラックスの平衡を保っているか?

    小杉 緑子, 高梨 聡, 谷 誠, 野口 正二, アブドゥル・ラーマン カシム 日本森林学会大会発表データベース 124 (0), 127-, 2013

    ...半島マレーシア熱帯雨林(パソ森林保護区)における10年間のタワー観測結果を解析したところ、蒸発散については、1)表層50cmまでの土壌水分量変動では少雨期の蒸発散を説明できないことから、少雨期にはより深部からの水の供給が蒸発散を支えていること、2)年間約1,300mmという安定的な蒸発散は気孔開閉の制御によって調整された結果であること、3)少雨年に僅かながら蒸発散の減少傾向が見られたことから、より極端...

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  • マレーシアの劣化した熱帯林に植栽した郷土樹種の光合成と成長特性

    田中 憲蔵, 米田 令仁, 松本 陽介, 上谷 浩一, アザニ モハマドアリアス, マジッド ニックムハマド 日本森林学会大会発表データベース 124 (0), 715-, 2013

    劣化熱帯林の修復には郷土樹種のエンリッチメント植栽が効果的である。本研究では郷土樹種の生態特性解明のため、光環境と苗の成長や生理特性を比較した。調査はマレー半島の劣化林で行ない、様々な光環境に、キョウチクトウ科の<i>Dyera costulata</i> (DC)、フタバガキ科の<i>Dipterocarpus baudii</i> (DB), <i>Neobalanocarpus …

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  • 多数の衛星画像の雲の無い部分を組み合わせた熱帯林の過去のモニタリング

    鷹尾 元, アザハリ ファイディ, カーリ アジズ, ハムダン オマール, 平田 泰雅 日本森林学会大会発表データベース 124 (0), 428-, 2013

    ...熱帯雨林では雲が多く光学センサーによる観測の機会は少ないため、雲の無い部分を抽出し繋ぎ合わせて時系列で観測せざるを得ない。そこで、同一地域で雲を取り除いた時系列画像を作成しそのデータとしての一貫性を評価した。対象地は半島マレーシアである。使用した衛星画像は1990-2010年のLandsat TM/ETM+のUSGSアーカイブ画像である。...

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  • 気候変動によるボルネオ熱帯雨林の大量枯死

    熊谷 朝臣 日本森林学会大会発表データベース 124 (0), 129-, 2013

    ...ボルネオ熱帯雨林では、未来において、より強烈な乾燥が頻繁に起き、それは特にエルニーニョ条件下で頻発化すると言われている。この強烈な乾燥は、領域スケールの樹木枯死率を跳ね上げるだろう。...

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  • ボルネオ島の熱帯雨林における水・熱フラックス

    松本 一穂, 久米 朋宣, 片山 歩美, 熊谷 朝臣 日本森林学会大会発表データベース 124 (0), 761-, 2013

    ...マレーシア・ボルネオ島のランビルヒルズ国立公園の熱帯雨林は、世界で最も樹木の種多様性の高い森林として知られ、1991年から様々な研究機関によって長期生態観測が行われてきた。...

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  • 熱帯早生樹のバイオリファイナリー

    渡辺, 隆司 生存圏研究 7 73-77, 2012-02-29

    ...東南アジア地域は熱帯雨林に代表される豊かな生物資源を有しており、 熱帯産早生樹などのバイオマスを高度に変換してエネルギー、 燃料、 化学資源として利用するバイオリファイナリーを実現する場として大きな可能性を秘めている。 熱帯産早生樹を利用した新しい産業の創成は、 化石資源依存型産業からの脱却、 地球温暖化ガスの排出抑制、 地域活性化、 新産業の育成などにつながる1)。 ここでは、 熱帯早生樹のバイオ...

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  • タンザニア乾燥疎開林地帯のチンパンジーの採食品目とその季節変化

    吉川 翠, 小川 秀司, 小金澤 正昭, 伊谷 原一 霊長類研究 Supplement 28 (0), 8-, 2012

    ...platyclada</i>および<i>Azanza garkeana</i>と,糞中に占める重量の合計が高かった<i>Parinari curatelliifolia</i>),および<i>Multidentia crassa</i>は雨季の終わりから乾季にかけて採食されていた.一方,雨季には<i>Antidesmavenosum</i>が4ヶ月間採食されていた.季節ごとに出現頻度や重量の高い樹種は見られたが,熱帯雨林...

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  • マレーシア産ツマグロキンバエ属の1新種

    倉橋 弘, Siew Hwa Tan, Moi Ung Leh 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 64 (0), 76-76, 2012

    ...の双翅自目昆虫の分類生態学的研究」は琉球大学名誉教授宮城一郎博士をリーダに2004年からカとハエ相の野外調査を実施した.クチンにあるサラワク博物館のレファレンス・コレクションの整備とサラワク川の昆虫相のインベントリー作製のための協同研究という形で調査が進められ,2010年まではバリオ周辺のケラビット高原(標高1000m級の高地)で調査を行ってきたが, 2011年からはボルネオ島の中心部にある低地の熱帯雨林...

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  • 森林産物と民族関係

    市川 哲 日本文化人類学会研究大会発表要旨集 2012 (0), 33-33, 2012

    本発表はマレーシア、サラワク州内陸部の河川上流域における華人と先住民との間でなされる森林産物の取引や婚姻や養子のやり取りといった相互関係について報告する。それにより、サラワクにおける華人が先住民との関係を通して熱帯林という自然環境といかなる関係を取り結んできたのか、そして熱帯林との関係が河川上流域の小規模な華人コミュニティにいかなる影響を与え、地域的な特徴を形作ってきたのかについて議論する。

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  • カメルーン東南部の狩猟採集民バカにおける社会文化変容

    大石 高典 日本文化人類学会研究大会発表要旨集 2012 (0), 158-158, 2012

    アフリカ熱帯林の狩猟採集民の社会は、徹底した分配により、平等主義を規範とする社会として描かれてきた。本発表では、換金作物栽培を開始したカメルーン東南部の狩猟採集民バカが、集団内部の経済的不平等や貨幣経済の流入にともなう社会変化をどのように認識し、対応しているのかについて、最近変化が見られるようになった呪術・邪術に関わる言説や行動に着目して検討する。

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  • 熱帯植物から放出される極性有機化合物の測定

    横内 陽子, 斉藤 拓也, 奥田 敏統, 遊川 知久 日本地球化学会年会要旨集 59 (0), 98-, 2012

    ...熱帯雨林温室内の大気中では一部の極性VOCのみが検出された。植物からの放出が確認されているにもかかわらず、温室内大気中で検出されないVOCについては、(1)特定植物のみから大量に放出されている、(2)バッグをかぶせた刺激によって一時的に放出量が増している、(3)反応性が高く短時間に消失してしまっているなどの可能性が考えられた。...

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  • 国産農業バイオマスを用いたバイオ燃料生産の可能性

    上田, 達己 農村工学研究所技報 (211) 131-151, 2011-03

    ...世界各地では,化石燃料依存からの脱却,地球温暖化防止への貢献,農村における雇用の拡大などを目的として,近年大規模なバイオ燃料の生産が拡大しているが,それに伴う熱帯雨林の破壊,土地・水資源の逼迫などが懸念されている。一方で,我が国は,耕作放棄地や未利用バイオマスを活用した,土地利用の改変を伴わないバイオ燃料生産拡大の可能性を有している。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • ニシゴリラはどのように群を維持しているのか

    岩田 有史 霊長類研究 Supplement 27 (0), 7-7, 2011

    ... 低地熱帯雨林に生息するニシゴリラ(<i>Gorilla gorilla</i>)は山地林に生息するヒガシゴリラ(<i>Gorilla beringei</i>)と異なり、季節的に多量の果実を採食することが知られている。しかし、その食性の相違にも関わらず、ニシゴリラの社会構造はヒガシゴリラのそれと変わらず、一頭のシルバーバック(オトナオス)と複数のオトナメス並びにそのこどもとから成り立っている。...

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  • マンドリル(<i>Mandrillus sphinx</i>)の群れの分派と社会構造

    本郷 峻 霊長類研究 Supplement 27 (0), 6-6, 2011

    ... アフリカ大陸中部の熱帯雨林林床に生息するマンドリル<i>Mandrillus sphinx</i>は、最大800個体を超える群れが報告され、100 km<sup>2</sup>以上に及ぶ広大な遊動域を持つことで知られる。系統的には、one-male unitを単位とする重層社会を持つマントヒヒやゲラダヒヒを含む、ヒヒ亜族(Papionina)に分類される。...

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  • 疎開林地帯に生息するチンパンジーの泊り場の植生と地形

    吉川 翠, 小川 秀司, 小金澤 正昭, 伊谷 原一 霊長類研究 Supplement 27 (0), 11-11, 2011

    ...ライオンが熱帯雨林内よりも多いと考えられる本調査地のような疎開林地帯においては、捕食されることを回避しやすい場所を選ぶことが、チンパンジーの泊り場選択の重要な要因の1つになっているかもしれない。...

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  • 野生ゴリラの食物分配行動

    山極 寿一, 安藤 智恵子, 寺川 真理, MBEHANG NGUEMA Pierre Philippe 霊長類研究 Supplement 27 (0), 21-21, 2011

    ...これまでの観察で、ここの低地熱帯雨林に生息するゴリラは多種類の果実を採食し、果実期になると好物の果実がよくなっている場所を繰り返し利用することがわかっている。2010年の11月26日にこのジャンティ集団を観察中、興味深い行動が見られた。...

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  • ブラジル・アマゾンの熱帯雨林における細根現存量の地域差

    野口 英之, ディ・ソウザ カシルダ・アデリア・サンパイオ, 諏訪 錬平, 梶本 卓也, 石塚 森吉, リマ アドリアーノ・ジョゼ・ノゲイラ, ディ・メロ・リベイロ ガブリエル・ヘンリケ・ピレス, ディ・バホス プリシラ・カストロ, ダ・シルバ ロズィアナ・ペレイラ, ピント アルベルト・カルロス・マルティンス, ドス・サントス ジョアキン, ヒグチ ニーロ 日本森林学会大会発表データベース 123 (0), Pa064-Pa064, 2011

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