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  • 狭衣物語』における『枕草子』受容の再検討

    閻 紹婕 語文研究 130/131 157-171, 2021-06-02

    ...一 問題の所在 / 二 『狭衣物語』における『枕草子』冒頭の受容 / 三 天稚御子降下翌朝の場面の本文対立 / 四 深川本『狭衣物語』における時鳥の役割 / 五 『狭衣物語』と三巻本『枕草子』「鳥は」段の影 響関係の再検討 / 六 まとめ...

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  • 狭衣物語』出典未詳表現覚書 : 「こゑの秋のかせは月みつことしきりなり」を取りあげて

    小林 理正 詞林 69 39-48, 2021-04-20

    ...本稿発表後、島内景二「「狭衣物語」の漢詩句引用二題」(『解釈』三〇巻一一号、昭和五九年)の存在を知った。同論は「こゑの秋のかせは月みつことしきりなり」の一文の典拠を指摘している。これを看過していたのは重大な過失というほかないものである。しかしながら、典拠論明へのアプローチが異なることに鑑み、本稿の意義は失われないものと判断した。島内氏のご寛恕を得て、いま発表時のまま公にすることとする。...

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  • 『いはでしのぶ』の碁と氷

    毛利 香奈子 日本文学 66 (9), 26-37, 2017-09-10

    ...<p>『いはでしのぶ』は、『源氏物語』『狭衣物語』の影響を受けた作品である。『源氏物語』が特に意識されている箇所のひとつが、巻一で内大臣・二位中将・一品宮・宮の君が碁を楽しむ場面である。氷の扱われ方や、碁で対戦する二人の女君の様子は、空蝉巻・竹河巻・蜻蛉巻と重なり、場面構成や表現が類似している。さらに、碁の見証役を務める男君の姿は、『狭衣物語』巻一にも重なる。...

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  • 狭衣物語』のちぐはぐな「語り」

    鈴木 泰恵 日本文学 66 (1), 25-35, 2017-01-10

    ...<p>『狭衣物語』の「語り」は、ある一つの方向性を持っている。しかし、その「語り」には間々ちぐはぐなところが見られ、みずからの「語り」の方向性に水を差してもいる。まずは、そうした「語り」のありようを明確にした。...

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  • 狭衣物語』と『源氏物語』夕霧巻

    千野 裕子 日本文学 64 (9), 1-12, 2015-09-10

    ...<p>『狭衣物語』と『源氏物語』夕霧巻との関係は重要である。狭衣と一品宮との物語は、誤解に始まって結婚に至るという構造が『源氏物語』夕霧巻と一致する。皇女との結婚を可能にする力学を、『狭衣物語』は夕霧巻に見たのである。一方で、夕霧巻は展開を後押しする物的証拠として「文」を用いるが、『狭衣物語』における「文」は現在を動かす力を持たず、物語は「噂」によって展開する。...

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  • 『物語二百番歌合』論 : 「百番歌合」旅部における相異と融合

    山本, 美紀, YAMAMOTO, Miki 日本語日本文学 (24) 45-59, 2014-03-20

    ...この作品の前半は「百番歌合」と呼ばれ、左方に『源氏物語』(以下、『源氏』)、右方に『狭衣物語』(以下、『狭衣』) の歌々を用いている。『源氏』に番えられているのが『狭衣』であることは、当時の同作品の評価の証だが、「百番歌合」に旅部が設けられている点には注意したい。『狭衣』に旅を描く記事はない。...

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  • 『物語二百番歌合』の構想――示現する対立と補完――

    山本, 美紀, YAMAMOTO, Miki 日本語日本文学 (22) 17-30, 2012-03-20

    ...鎌倉時代初期、藤原定家によって創られた『物語二百番歌合』は、『源氏物語』と『狭衣物語』の物語の歌を番えた前半部の『百番歌合』と、『源氏物語』と『夜の寝覚』などの十篇の物語の歌を番えた後半部の『後百番歌合』からなる。各歌合は百番二百首からなり、それぞれに詞書と作者名が添えられている。古くよりこの歌合は、散逸物語の本文調査や、定家所持の『源氏物語』の本文を探る対象として取り扱われてきた。...

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  • 『源氏物語』における<汗>と<涙> : 『狭衣物語』との比較から

    鈴木 貴子 日本文学 55 (4), 1-8, 2006

    ...『源氏物語』において<汗>と<涙>の描かれる場面に焦点を当て、『狭衣物語』から振り返ることにより、両者の照らし出す物語の様相を捉えた。そして、似通いながらも異なった性質を兼ね備える<汗>と<涙>の差異を、語りの視線や身体感覚の差異として読み解こうと試みた。さらに『源氏物語』、『狭衣物語』の衣と身体の関係から、物語の描かれ方を比較し、女君の複雑に絡み合った心情を考察することでそれぞれの特徴を探った。...

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  • 狭衣物語』における様式美と語り : アレゴリーの在処をめぐって

    井上 眞弓 日本文学 52 (9), 11-18, 2003

    ...『狭衣物語』の男君狭衣が、和歌・漢詩句・法文を朗詠もしくは読誦する声と姿は、近侍する者から賞賛をもって見つめられ、聞かれていたという物語内事実がある。本稿は、こうした狭衣の様式美をめぐる語りが狭衣の孤を際だたせ、形態として「ひとり」であることを表明しつつ、それが読者にだけわかる情報の提供の場であったことに着目した。狭衣の存在の根元と行く末を同時に問うこれらの言説は、アレゴリーと置換される。...

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  • 狭衣物語と<声> : 王権への視線をめぐって(<特集><音>の古代)

    鈴木 泰恵 日本文学 44 (5), 40-48, 1995

    ...狭衣物語は、先行の源氏物語と同様に、<声>は<力>だという論理に貫かれている。ただ、とりわけ王権にかかわる<声>に対するとき、源氏物語とはほぼ正反対の取り組み方をしている。そこから、狭衣物語が王権というものに、どのような視線を向けているのかをとらえていく。そこに、この物語のいわば源氏物語批評、物語批評が存在することをとらえてみる。...

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  • 狭衣物語』の引用・断面 : 「夢のわたりの浮橋」を軸として

    井上 眞弓 日本文学 36 (4), 41-51, 1987

    ...『狭衣物語』は、『源氏物語』をはじめとする多くの先行作品を引用している物語である。これは引用することによって先行作品を批評し、意味を幾層も持つ本文を獲得したこの物語の方法なのであろう。本稿はこれを『狭衣物語』の批評性もしくは批評意識と呼び「夢のわたりの浮橋」の表現より問題化される隠喩・恋・タブーなどについて考察した。...

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  • 狭衣物語にみえる斎院記事の史的考察

    所, 京子, Kyoko, Tokoro, 聖徳学園女子短期大学, Shotoku Gakuen Women's Junior College 聖徳学園女子短期大学紀要 = Bulletin of the Shotoku Gakuen Women's Junior College 7 106-90, 1981-03-30

    Sagoromo-Monogatari is a literary work by Rokujo-Saiin-Senji, a court lady in the later Heian Era. In this Story, there are many descriptions about Saiins, princesses in the service of Kamo Shrine. …

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