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検索結果 834 件

  • 地球生命の起源への束縛条件と生物学的新展開

    小出, 良幸 札幌学院大学総合研究所紀要 11 31-51, 2024-03-20

    本論文では,生命起源に関わるさまざまな束縛条件と新しい生物学展開をまとめた.生命起源には冥王代に成立したハビタブルトリニティが前提条件として不可欠であることが地質学的に示された.生命の構成物形成のための化学合成の条件が生物学的に明らかにされてきたが,すべての条件を満たすひとつの環境はなく,複雑な過程や場が想定しなければ合成されない.生命誕生までの地質学的時間の束縛条件も厳しいものとなっている.生…

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  • 宇宙での生命の起源,進化,伝播および探査 第3回 大気圏および宇宙における生命実験と探査

    山岸 明彦 日本惑星科学会誌遊星人 32 (3), 186-215, 2023-09-25

    <p>1930年代から大気圏での微生物採集実験が行われて,胞子を形成するBacillus属とカビ,紫外線耐性菌が採集されている. 100年以上前にパンスペルミア仮説が提唱された.パンスペルミア仮説と,宇宙由来の有機化合物が地球に飛来した可能性の検討を,地球低軌道での微生物・有機化合物実験(たんぽぽ計画)で行った.紫外線耐性菌Deinococcus radioduransの細胞塊(0.5 …

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  • 「フロンティアセミナー・テキスト」宇宙での生命の起源,進化,伝播および探査 第2回 生命の起源と進化

    山岸 明彦 日本惑星科学会誌遊星人 32 (2), 68-122, 2023-06-25

    ...<p>生命の起源に関して,微小球構造,ベシクルの寄与や代謝を重視する説がある.最初の生命はRNA複製リボザイムをもっていたというRNAワールド説が,遺伝の仕組みが誕生する過程として提案されている.現存する生物遺伝子の解析から全生物の共通祖先は化学合成能をもった超好熱菌であった可能性が高い.真核生物はアスガルド古細菌にアルファプロテオバクテリアが細胞内共生してミトコンドリアとなり誕生した.光合成系Iと...

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  • 初期地球陸上環境におけるリン酸グリセロールの合成条件

    篠崎 彩子 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 87-, 2023

    <p>初期地球環境の陸上環境を想定した乾燥実験、乾燥―湿潤実験を行い、GC/MSを用いてリン脂質細胞膜の構成要素のリン酸グリセロールの合成条件と、その異性体の割合を定性、定量的に評価することを試みた。乾燥実験の場合、65℃で3日以上反応した試料から、グリセロールリン酸が検出され、反応時間と収量に相関が示された。固相の状態で反応が進行したとみられる。また、グリセロールのリン酸化には触媒の影響が大き…

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  • 液液相分離が見せる細胞骨格と核酸と脂質の離合集散

    瀧口 金吾, 作田 浩輝, 林 真人, 和泉 達幸, 湊元 幹太, 吉川 研一 生物物理 63 (1), 5-11, 2023

    ...<p>液液相分離は,ある分子が他の分子よりも高濃度で存在する領域が溶液中に現れる現象である.相分離が生じている溶液中での蛋白質や核酸の動態を再現する実験系は,細胞や生命の起源を担った分子機構を推測し理解するための挑戦的な研究手法である.本解説では近年の我々の成果の紹介を通じ,その現状と課題について述べる.</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献28件

  • 原始地球海底熱水系で有機溶媒としてはたらく液体/超臨界CO<sub>2</sub>

    渋谷 岳造, 高井 研 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 150-, 2023

    ...<p>原始地球において生命が海底熱水系で誕生したとする海底熱水説は、生命の起源に関する最も有力な仮説の一つである。しかし、海底熱水系は豊富な水に満ちた環境であり、化学進化プロセスで極めて重要となる有機分子の脱水縮合反応が起きにくいという「ウォーター・パラドックス」とよばれる欠点があると長年指摘されてきた。...

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  • 円偏光真空紫外照射によって誘起されるアミノ酸のキラル非対称性の検証

    藤森 玄, 高橋 淳一, 小林 政弘, 小林 憲正, 太田 紘志, 松尾 光一, 平 義隆, 加藤 政博, 中村 浩章, 癸生川 陽子 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 119-, 2023

    ...<p>地球上生命のタンパク質を構成するアミノ酸はL体が支配的であり、このようなホモキラリティが生じたことは、生命の起源の研究においてまだ解明されていない問題の一つである。ホモキラリティの起源として、宇宙で生成したラセミ体のアミノ酸が、宇宙空間で円偏光フォトンなどの偏極量子放射を受け偏りが生じたという説が提唱されている(Takahashi et al. 2019 Symmetry)。...

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  • J塾生が取材実習

    及川 知穂 日本科学技術ジャーナリスト会議 会報 2023 (109), 3-, 2023

    ...アストロバイオロジーとは、地球外生命の存在可能性の探索を通じて、生命の起源、分布、将来について明らかにすることを目指す、新たな学問領域である。天文学や生物学をはじめとした幅広い分野の専門家の連携が求められる。ABCは、国立天文台 (東京都三鷹市) と基礎生物学研究所 (愛知県岡崎市) の2つの機関にまたがって設置されている、日本のアストロバイオロジー研究を担う組織の1つだ。</p>...

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  • 鉱物に駆動された化学進化: 生体分子を生んだ触媒反応についての研究動向と今後の発展性

    五十嵐 健輔 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 1-, 2022

    <p>初期生命を生んだ化学進化過程を解明する上で、有機物の供給源は極めて重要な問題である。有機物の継続的な合成過程を説明するモデルとして、鉱物(および金属イオン)が、二酸化炭素などからの有機物の合成反応を触媒したとする仮説が古くから提唱されている。特に、硫化鉄などがその中心的な役割を果たしたとする、“鉄イオウワールド仮説”は、それを模擬する数多くの実験的知見が蓄積している上に、現生の生物が行う代…

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  • 紫外線照射によるアデニル酸合成時の 水素結合の影響

    小柳 陸希, 中川 和道, 別所 義隆, 三田 肇 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 5-, 2022

    ...したがって、生命が誕生する前の環境でのヌクレオチドの合成過程を明らかにすることは生命の起源の解明にとって重要な研究テーマの一つである。これまでの研究で塩基1種類とリン酸糖の混合溶液へのVUV照射によりヌクレオシドの合成が確認できた。そこで本研究では塩基間の水素結合がヌクレオチド合成の選択性と収率に変化をもたらすと考え、塩基数種類あるいは塩基とヌクレオチドの混合液での合成実験を行った。...

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  • リンゴ酸モノアンモニウム塩から作成したプロテノイドミクロスフェアの粒径制御

    髙橋 清楓, 三田 肇 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 8-, 2022

    ...<p>オパーリンは生命の起源について化学進化説を提唱した。Foxと原田らは、リンゴ酸モノアンモニウム塩を加熱してタンパク質様物質を形成し、プロテノイドミクロスフィアと呼ばれるμmスケールの球状粒子が形成されることを発見した。この過程は、化学進化説の第3段階に相当し、熱水条件下で起こるものと考えられる。...

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  • 父加齢による次世代発達障害リスク:精子エピ変異への着目

    大隅 典子 日本生物学的精神医学会誌 33 (2), 44-47, 2022

    ...精子細胞は,生命の起源としてゲノムの半分を供給するだけでなく,DNAのメチル化,ヒストン修飾,マイクロRNAなどのエピジェネティックな変化(エピ変異)を持ち込むことによって付加的な情報を伝達しうる。実際,筆者らはマウスをモデルとして,父親の加齢に伴い生じる精子DNAの低メチル化が次世代の神経発生に影響する分子機構について明らかにした。...

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  • 細胞スケール微小空間内での微生物培養・検出技術

    森田 雅宗, 大田 悠里, 野田 尚宏 分析化学 70 (6), 335-340, 2021-06-05

    ...で,微生物を培養し,その動態を解析する技術の開発を行っている.本論文では,細胞と同スケールの微小空間を特殊・極限環境と見立て,これまでに開発してきた微生物の培養と分析・検出技術について紹介する.新規の微生物培養・スクリーニング技術としてバイオテクノロジー分野への有用性を議論し,さらに将来的には,生命の起源において重要な細胞内共生モデルの研究などにつなげる可能性についても議論する....

    DOI Web Site Web Site 参考文献22件

  • 2019年度最優秀研究者賞受賞記念論文 分子雲から原始惑星系円盤に至るまでの化学組成進化

    古家 健次 日本惑星科学会誌遊星人 30 (1), 4-, 2021-03-25

    ...<p><b>(要旨)</b> 星間分子雲から星・惑星系が形成される過程において,ガスや氷の分子組成は系の物理的進化を 反映しつつ非平衡に進化する.その詳細な理解は我々の住む地球や生命の起源などの根源的な問いに迫る上で重要である.本稿では分子雲で水が生成されてから原始惑星系円盤に輸送されるまでの過程や水素及び窒素同位体分別過程について,筆者自身の関わった研究を中心に紹介する.</p>...

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  • 不斉合成とマイクロ波化学

    山田 徹 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 6 (2), 10-13, 2021

    ...小惑星探査機「はやぶさ」が持ち帰ったサンプルには生命の起源に迫る物質は検出されるだろうか。日本だけでなくアメリカも探査機「オシリス・レックス」でサンプルリターンに挑んでいるが,水の存在のほか,生命体の構成要素として有機物,とりわけアミノ酸の検出が期待されている。...

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  • 原子炉間欠泉に駆動された冥王代原初代謝経路

    戎崎 俊一, 西原 秀典, 黒川 顕, 森 宙史, 鎌形 洋一, 玉木 秀幸, 中井 亮佑, 大島 拓, 原 正彦, 鈴木 鉄兵, 丸山 茂徳 地学雑誌 129 (6), 779-804, 2020-12-25

    <p> Previously proposed hypotheses on the origin of life are reviewed and it is demonstrated that none of them can provide the energy flux of ionizing radiation (UV/X/γ photons, and high-energy …

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献80件

  • 生命の起源研究におけるCPRバクテリアの重要性

    鶴巻 萌, 齋藤 元文, 丸山 茂徳, 金井 昭夫 地学雑誌 129 (6), 881-898, 2020-12-25

    <p> It is well known that the evolution of life is affected by environmental factors, and this should be a fundamental perspective when investigating the origin of life; however, this perspective …

    DOI Web Site Web Site 被引用文献3件 参考文献47件

  • 海底鉱物資源と地球化学

    臼井 朗 化学と教育 68 (5), 200-203, 2020-05-20

    ...<p>海は生命の起源であり,地球表層環境の気候・気象の原動力であるとともに,人類には水産資源の恵みや大災害ももたらす。さらに,地球に特有の海洋は,我々の生活に不可欠の金属鉱物資源を生み出す自然界のファクトリーであることはあまり知られていない。近年,高度な海洋調査技術によって,深海底に新鉱床が発見されたことから新たな地球化学像が描かれつつある。...

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  • Methylation deficiency disrupts biological rhythms from bacteria to humans

    葉, 詩琪, 金子, 賢介, 福本, 和樹, 山野, 真由, 小島, 莉果, 吉岡-小林, 久美子, 影山, 龍一郎, 松尾, 拓也, 掛谷, 秀昭, 岡村, 均, Xu, Yao, Jabbur, Maria Luísa, Kojima, Rika, Lamberti, Melisa L., Yoshioka-Kobayashi, Kumiko, Whitmore, David, Tammam, Stephanie, Howell, P. Lynne, Kageyama, Ryoichiro, Matsuo, Takuya, Stanewsky, Ralf, Golombek, Diego A., Johnson, Carl Hirschie, Kakeya, Hideaki, van Ooijen, Gerben, Okamura, Hitoshi Communications Biology 3 211-, 2020-05-06

    The methyl cycle is a universal metabolic pathway providing methyl groups for the methylation of nuclei acids and proteins, regulating all aspects of cellular physiology. We have previously shown …

    DOI HANDLE PDF ほか1件 被引用文献1件 参考文献70件

  • 生命のホモキラリティー手掛かりへの化学的アプローチ

    石井 和之 生産研究 72 (3), 227-231, 2020-05-01

    ...<p>生命の起源に関係する生命のホモキラリティーは,未解決の難問である.その起源の説明として,地球の自転運動(コリオリ力),円偏光による光不斉反応,磁場中の光不斉反応,三つの候補が提案されている.本解説では,磁気キラル二色性や渦運動と分子キラリティーの関係性に関する近年の研究を,生命のホモキラリティー起源に対する化学的アプローチの観点から紹介する.</p>...

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  • 宇宙における核酸塩基生成に関する実験的アプローチ

    大場 康弘 低温科学 78 47-59, 2020-03-24

    窒素を含む複素環化合物である核酸塩基は,糖,リン酸とともに,生命の遺伝情報をつかさどる核 酸の構成成分である.これまでの研究で,炭素質隕石から隕石固有の核酸塩基数種(ウラシル,アデ ニン,キサンチン,ヒポキサンチン)が発見されており,地球外環境でも核酸塩基が生成可能である ことを強く示唆した.本稿では,地球外における非生物的な核酸塩基生成に関する研究成果を著者ら …

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  • 原子間力顕微鏡を用いたペプチド-黄鉄鉱表面間の相互作用解析

    平岡 侑馬, 藤島 皓介, 石川 大輔, 原 正彦 日本表面真空学会学術講演会要旨集 2020 (0), 54-, 2020

    ...<p>本研究は,生命の起源に着目し,多角的にペプチド—黄鉄鉱間の結合メカニズム解明に取り組む. 本研究の主な目的は, 黄鉄鉱に特異的な吸着力を示すペプチド配列を明らかにすることである....

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  • 初期地球での生命誕生における太陽エネルギー粒子の役割

    小林 憲正, 木下 美栄, 毛利 駿介, 坂元 俊紀, 癸生川 陽子, 高橋 淳一, 柴田 裕実, 久保 謙哉, 福田 一志, 小栗 慶之, Vladimir Airapetian 日本地球化学会年会要旨集 67 (0), 60-, 2020

    <p>初期地球上での生命誕生における太陽エネルギー粒子(SEPs)の役割について,模擬実験らアプローチした。SEPsは高エネルギー陽子を主とするものであり,若い太陽からは高いフラックスで放出された可能性がある。このような高エネルギー粒子によりきわめて弱い還元型原始大気からもアミノ酸を生成しうることが要旨線照射実験からわかった。また気相ではN<sub>2</sub>Oが生成したが,これは強い温室効…

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  • 走査型透過X線顕微鏡(STXM)による隕石や地球熱水変質物に含まれる有機物や二次鉱物中の炭素や鉄の局所化学種解析

    河合 敬宏, 菅 大輝, 武市 泰男, 井上 皓介, 福士 圭介, 片山 郁夫, 高橋 嘉夫 日本地球化学会年会要旨集 67 (0), 108-, 2020

    <p>地球外物質中の有機物の進化過程の解明は、生命の材料となる有機物の生成と関連し、多くの研究がなされている。蛇紋岩や鉄サポナイトなどの2価の鉄を含む変質鉱物近傍で水素や脂肪族炭素化合物が生成される可能性が指摘されている(Sfoma et al, 2018など)。これらの研究で鉱物と有機物の相互作用を詳細に調べるためには局所化学種分析が必要になると考えられるが、その応用はまだ十分ではない。走査型…

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  • はやぶさ試料分析――報道では伝えられない苦労と技術

    上椙 真之 日本物理学会誌 74 (11), 752-758, 2019-11-05

    ...</p><p>2019年2月に「はやぶさ」の後継機,「はやぶさ2」が小惑星リュウグウへのタッチダウンに成功するという快挙を成し遂げた.小惑星リュウグウは,「はやぶさ」のターゲット天体であった小惑星イトカワと違い,水や有機物を多く含んでいる可能性が高い.このため,生命の起源に関する情報が得られることが期待されている.しかし,このために,地上の汚染の影響を受けやすく,試料を分析する際に大気遮断が必須となり...

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  • アラニンの圧力誘起オリゴマー化における光学選択性:ペプチド固相合成法との比較

    石山 遼, 鍵 裕之, 藤本 千賀子, 三村 耕一, 森井 尚之, 奈良 雅之 日本地球化学会年会要旨集 66 (0), 142-, 2019

    ...<p>アミノ酸のオリゴマー化は生命の起源に関わる重要な反応の一つである。L体とD体が存在するアミノ酸について、生命がL体のみを選択するようになった化学進化の過程については現在も研究が進められている。我々は氷天体内部での化学進化の可能性を探る目的で、アミノ酸の圧力誘起オリゴマー化を研究している。...

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  • アミノ酸の炭素部位別安定同位体分析法の確立: 標準物質の作成

    白瀧 滉司, 山田 桂太, 吉田 尚弘 日本地球化学会年会要旨集 66 (0), 89-, 2019

    ...<p>アミノ酸は、生物地球化学分野では生態系の栄養段階指標として、宇宙地球化学分野では生命の起源や化学進化の解明に、医学分野では疾病診断のバイオマーカーとして、考古学分野では食事歴の指標として等、幅広い学問分野で研究対象となっている。...

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  • 液体二酸化炭素-海水間の元素移動に関する実験的研究

    瀬尾 海渡, 渋谷 岳造, 菊池 早希子, 眞壁 明子, 藤島 皓介, 高井 研, 冨田 勝 日本地球化学会年会要旨集 66 (0), 112-, 2019

    <p>二酸化炭素は、一定の温度圧力条件下においては疎水的な液体状態となる。現代の海洋において熱水噴出孔周辺海底下の存在が報告されている液体二酸化炭素は、マグマから脱ガスした二酸化炭素に由来すると考えられているが、冥王代の海洋では大気中に二酸化炭素が高濃度で存在することから海底下において液体二酸化炭素が存在した可能性がある。液体二酸化炭素は海底熱水系に疎水的な環境を提供できる可能性があり、当時の海…

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  • 地球メタロミクス研究を推進するための新規分析手法の開発

    大野 剛, 坂田 周平, 伊地知 雄太, 中林 賢一, 深海 雄介, 澤木 祐介, 山本 伸次 日本地球化学会年会要旨集 66 (0), 139-, 2019

    ...「地球メタロミクス」研究は、地球表層環境の金属元素濃度及び化学状態の変遷を読み解くことで金属元素が生命の起源・進化にどのように作用してきたのかを理解することを目指している。これらの研究を推進するためには、全元素を俯瞰し、金属元素の特徴を利用した無機化学的研究と新たな分析手法に端を発した分析化学的研究の二つが重要となる。...

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  • 模擬星間氷への粒子線照射により生成された高分子量アミノ酸前駆体の生成

    倉本 想士, 佐藤 智仁, 福田 一志, 小栗 慶之, 柴田 裕実, 吉田 聡, 癸生川 陽子, 小林 憲正 日本地球化学会年会要旨集 66 (0), 115-, 2019

    <p> 地球上での生命誕生に地球外有機物が重要な役割を果たしたことが示唆されている。隕石(炭素質コンドライト)の抽出液中にアミノ酸が検出されており、その多くは加水分解してアミノ酸となるアミノ酸前駆体であるが、その構造に関する研究はほとんどない。本研究では分子雲環境模擬実験により生じるアミノ酸前駆体の解析を行い、その結果に基づいて新たな化学進化のシナリオを考察した。 …

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  • 彗星衝突が初期地球にリン脂質を供給した可能性の検討

    原田 耀, 三村 耕一 日本地球化学会年会要旨集 66 (0), 143-, 2019

    ...<p>リン脂質は、現在地球上に存在しているほとんどの生命体において、細胞膜の主成分となっており、生命の起源を議論する上で欠かせない生体分子である。隕石の中には、リン脂質の材料物質を全て含むものが発見されており、そのような隕石や彗星は約40億年前には多量に地球に衝突していたと考えられている。...

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  • 昇温脱離ガス分析法(TDS)で見た隕石中の揮発性物質

    大澤 崇人 日本地球化学会年会要旨集 65 (0), 246-, 2018

    <p>地球などの惑星大気の形成と進化の過程を明らかにするためには、天体が形成された最初期における大気組成を何らかの方法で推定する必要があり、これまで放出されるガスの組成は、隕石の化学組成を元に熱力学的に計算されてきた。一方、実際に隕石を加熱した際の揮発性物質の脱ガスの様相についてはデータが乏しい。そこで様々な隕石からの脱ガスの様相を知るために、隕石用の昇温脱離ガス分析装置を開発した。各種隕石を1…

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  • It from Biobit : 情報進化からみた生命の起源

    伏見 譲 Viva Origino 46 (3), 5-, 2018

    <p>  “It from Biobit” is an adaptation of “It from Qubit” which is the title of a running international research project on quantum fields (including condensed-matter physics), quantum gravity and …

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  • 宇宙線および太陽エネルギー粒子によるわずかに還元的な原始大気中でのアミノ酸・カルボン酸の生成

    小林 憲正, 木下 美栄, 青木 涼平, 伊勢 絢一, 癸生川 陽子, 柴田 裕実, 高橋 淳一, 福田 一志, 小栗 慶之, 河村 公隆, Bhagawati Kunwar, Vladimir Airapetian 日本地球化学会年会要旨集 65 (0), 8-, 2018

    <p>わずかに還元的な原始大気中での有機物生成の検証のため,N<sub>2</sub>,CH<sub>4</sub>,CO<sub>2</sub>, H<sub>2</sub>Oの混合気体に,陽子線照射, 火花放電, 紫外線照射を行い,生成物中のアミノ酸・カルボン酸の定量を行った。紫外線照射ではアミノ酸は生成せず,火花放電ではメタン分率10%以下ではアミノ酸が検出されなかったのに対し,陽子線照射…

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  • <講義ノート>界面駆動の流動と輸送 : 生命を捉える非平衡力学(第62回物性若手夏の学校 集中ゼミ)

    前多 裕介 物性研究・電子版 6 (4), [1]-, 2017-11

    ...本ゼミでは、液中の輸送現象と流動に関する基礎的理論を概説した後、分子マニピュレーションや生命の起源に関する再構成実験などの非平衡ソフトマターに関連した最新の知見を紹介する。さらに後半では、界面駆動の流れと輸送現象を自律的運動に転換するアクティブマターの力学を示すとともに、細胞内にみられる生命現象を捉える非平衡力学の展望を述べる。...

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  • 28 宇宙と放射線化学

    柴田 裕実 RADIOISOTOPES 66 (11), 617-623, 2017

    ...現在までに宇宙で発見された分子が関わる化学反応や生命の起源に関わる化学反応・化学進化について,現在知られていることについて概観する。</p><p>宇宙に関わる放射線化学の研究対象としては,1)上に述べた宇宙という自然環境における分子生成に関する分野,2)宇宙で活動する際に必要となる材料(例えば耐放射線性高分子や半導体)や放射線検出器などの開発分野が考えられるが,ここでは1)のみを対象とする。...

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  • ヒドロキシメチルスルホン酸による糖生成

    河合 純 日本地球化学会年会要旨集 64 (0), 305-, 2017

    <p>ホルムアルデヒドはアルカリの性の溶媒ではホルモース反応が起き、糖が生成される。ホウ素があると、タール状になるのを防いでくれる。しかしながら、このホルモース反応には、いくつかの問題点がある。ホルムアルデヒドはCannizzaro反応が起きることが知られており、メタノールとギ酸を生成する。この反応により、糖の生成が妨げられている。 …

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  • 温泉の地球化学

    井上 源喜 日本地球化学会年会要旨集 64 (0), 30-, 2017

    ...の起源や進化と関連して興味がもたれる.全球凍結時(730-700 Ma, 665-635 Ma)には熱水環境や温泉が,光合成生物などの生命生存の継承の場となっていたであろう.今後の課題としては,黒湯を含む様々な温泉環境におけるバイオマーカーの分子レベル同位体比などの有機地球化学的研究が望まれる....

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  • ホルモース反応におけるホウ酸の影響の定量的評価

    古川 善博, 阿部 千晶, 掛川 武 日本地球化学会年会要旨集 64 (0), 304-, 2017

    <p>初期地球における糖の生成や供給はDNAやRNAなどの遺伝情報を持つ分子の生成に必要な第一段階とも言える。特に糖の一種であるリボースは、RNAを構成する糖であるが、その生成と蓄積には大きな問題がある。初期地球においてリボースはホルモース反応で生成すると考えられているが、その反応生成物は複雑で必要な分析が行なわれてこなかった為に十分な理解が得られていない。本発表ではホルモース反応生成物の定量的…

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  • 微生物メタン生成の定量的理解を目指して

    金子 雅紀 日本地球化学会年会要旨集 64 (0), 177-, 2017

    ...地球科学(化学)においても研究意義を1つに絞ることは難しいが、大きくは「生命の起源」と「炭素循環」というキーワードを根底に据え置いて研究が行われている。...

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  • 高温高圧下における下部マントル鉱物への窒素の固溶

    福山 鴻, 鍵 裕之, 井上 徹, 柿澤 翔, 新名 亨, 高畑 直人, 佐野 有司 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2017 (0), 98-, 2017

    ...窒素は、初期地球の進化過程や生命の起源を議論するうえで重要な揮発性元素である。しかし、コンドライトモデルと比較した地球内部の窒素量は、他の揮発性元素の1/10未満であることが知られている。これは“Missing nitrogen problem”と呼ばれ、地球科学的に取り組むべき重要な課題である。...

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  • 粘土鉱物共存下での核酸塩基とリボースからヌクレオシド合成の可能性

    橋爪 秀夫, テン ベニー, ガースト シャリー, 藤井 和子 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2017 (0), 120-, 2017

    核酸塩基のアデニンとリボースからアデノシンの合成を行った。アデニンとリボース溶液を準備し、それに粘土鉱物を加え、オーブンにより35~50℃で試料を乾燥させた後に脱イオン水を加えた後に再びオーブン入れ、乾燥する操作を20回行いアデニンとリボースの反応を行った。温度によるアデニンやリボースの酸化の可能性から窒素ガス下で同様の処理を行った。また比較のために蒸発をさせずに水溶液で同じ温度範囲で反応を行な…

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  • グリーンランド・イスア地域の岩石から読み解く約38億年前の生命圏

    大友 陽子, Ohtomo Yoko 名古屋大学加速器質量分析計業績報告書 27 19-23, 2016-03

    生命がいつ地球上に誕生したのかは科学史上の大きな問題である。西グリー ンランド・イスア表成岩帯には約38億年前の岩石が分布しており、岩石中からグラファイトが発見されている。この地域の堆積岩中のグラファイトは13Cに欠乏した同位体組成を示すことから最古の生命の痕跡と考えられている。しかしながら、同地域には、変成流体から無機プロセスで沈殿したグラファイトも見つかっており、変質した岩石から生物由来グラ…

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  • 紫外線およびガンマ線照射によるアミノ酸のエナンチオ過剰の創生と伝播

    鈴木 菜摘, 高橋 淳一, 依田 功, 加藤 政博, 癸生川 陽子, 小林 憲正 日本地球化学会年会要旨集 63 (0), 212-, 2016

    ...<p>生命の起源を探る上で、地球生命を構成するアミノ酸の非対称性が大きな問題となる。宇宙空間で有機物が非生物的に合成され、隕石等と共に地球に到達してそれが生命の材料となった可能性が考えられるが、非生物的に合成されたアミノ酸はラセミ体である一方、地球生命の基本を成すタンパク質は基本的にL-体アミノ酸で構成されている。...

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  • 模擬星間物質への粒子線照射生成物の分子構造分析

    榎本 真吾, 福田 一志, 近藤 康太郎, 小栗 慶之, 吉田 聡, 村松 康司, 大内 貴仁, 濱中 颯太, 癸生川 陽子, 小林 憲正 日本地球化学会年会要旨集 63 (0), 211-, 2016

    ...<p>隕石や彗星等に有機物が検出されており、地球外有機物が地球上の生命の起源に寄与したのではないかと考えられている。また模擬星間物質への粒子線照射生成物を酸加水分解するとアミノ酸が生成するため、アミノ酸の前駆体を含む有機物が形成されていると考えられるが、その分子構造についてはよくわかっていない。本研究ではこれらの生成物の分子構造の推定を行った。?BR?CO, CH?SUB?4?/SUB?, NH?...

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  • 鋳型を用いて重合する高分子系におけるアトラクター選択

    松原 嘉哉, 金子 邦彦 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 2990-2990, 2016

    ...<p>生体高分子の配列情報が正確に複製され続けることは高分子の自己複製系の存続に必要であり、生命の起源研究においてはそれが如何にして可能であったかが議論される。 配列の複製時には一定の率で変異が入ることが不可避であり、高分子が長くなるほど正確な配列情報を維持することが困難になるエラーカタストロフの問題が知られている。...

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  • 初期地球と初期火星の大気から供給される有機分子

    上野 雄一郎, 河出 和香, 藏 暁鳳 日本地球化学会年会要旨集 63 (0), 173-, 2016

    ...講演では、このような新しい観点から初期地球と火星の大気から供給されたであろう有機物について再考し、それが生命の起源や地球初期の生態系に与える影響について議論する</p>...

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  • 海洋底アルカリ熱水変成作用と熱水組成の経年変化

    小宮 剛 日本地球化学会年会要旨集 62 (0), 41-, 2015

    海水のCO2濃度が高かった太古代では、熱水もCO2に富み、熱水変成作用時に炭酸塩鉱物が大量に生じるため、Ca-Al鉱物や緑泥石などの苦鉄質鉱物の形成が阻害され、アルカリ性の熱水が生じることが知られている。本研究では、特に親銅元素の挙動の違いについて着目し、太古代と顕生代の海洋底変成作用を受けた岩石の化学組成を比較した。現在の海洋底では熱水変成・変質作用により、母岩のCuは増加し、Znは減少する傾…

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  • 低地球周回軌道を利用した宇宙塵捕集とアミノ酸関連分子の宇宙曝露:たんぽぽ計画実験開始報告

    小林 憲正, 三田 肇, 藪田 ひかる, 癸生川 陽子, 中川 和道, 今井 栄一, 奥平 恭子, 石橋 之宏, 田端 誠, 河合 秀幸, 矢野 創, 橋本 博文, 山岸 明彦, たんぽぽ WG 日本地球化学会年会要旨集 62 (0), 119-, 2015

    地球生命の誕生に,地球外有機物が重要な役割を果たした可能性が議論されている。特に宇宙塵(惑星間塵)は有機物の運び手として重要であると考えられる。たんぽぽ計画は,国際宇宙ステーション曝露部でエアロゲルを用いて高速で飛来する宇宙塵等を捕集し,分析することや,宇宙塵中の有機物の宇宙での安定性を評価するためにアミノ酸関連分子の宇宙曝露を行うこと等を含む日本初のアストロバイオロジー実験であり,2015年5…

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  • 比較惑星海洋学とハビタビリティ

    関根 康人 日本地球化学会年会要旨集 62 (0), 39-, 2015

    ...また、比較惑星海洋学における大目標として、1)太陽系に存在する海洋(火星、氷衛星内部)の化学的多様性の根本原因の解明、そして2)これら天体の探査による初期地球における生命の起源への示唆の2つが挙げられる。本発表では、これらについても議論する。...

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  • 放射線照射によるアミノ酸の分解とエナンチオ比変化

    鈴木 菜摘 日本地球化学会年会要旨集 62 (0), 120-, 2015

    ...このホモキラリティーの起源は生命の起源を考える上で大きな謎である。<BR>本研究では、GC/MS法と円二色性分光法(CD) により微小なエナンチオ過剰(ee)をもつアミノ酸のD/L比の測定法について検討を行い、またeeをもつアミノ酸にγ線を照射し、生成物中のエナンチオ比を調べた。...

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  • 展望・解説: 宇宙塵計測と微粒子の超高速加速

    柴田 裕実 放射線化学 99 (0), 33-, 2015

    ...太陽系や生命の起源の重要な鍵を握ると考えられる宇宙塵を調べるために,月・惑星探査機に測定器を搭載し,「その場」で宇宙塵の物理・化学的性質を計測できる装置や宇宙塵を壊さずに捕集し,地上で回収する装置を開発している.特にピエゾ圧電素子を用いた検出装置,衝突電離を利用した検出装置,衝突電離とTOF型イオン質量分析器を組み合わせた装置などを重点的に開発してきた.これらの開発に欠かせない静電加速器による超高速...

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  • RNAを標的とする低分子創薬の進展

    古川 和寛, 南川 典昭 ファルマシア 51 (1), 47-51, 2015

    ...RNAは,現在の生命科学研究の大きなターゲットとなっている生体分子である.触媒作用を持つRNA分子であるリボザイム,二本鎖RNAがmRNAを特異的に分解する現象であるRNA干渉(RNA interference:RNAi),タンパク質に翻訳されない非コードRNA(non-coding RNA:ncRNA)の発見により,RNAが生命の起源であるというRNAワールド仮説までもが提唱されるようになっている...

    DOI 医中誌

  • 宇宙からつながる生命の起源

    三田 肇 Viva Origino 43 (2), 11-16, 2015

    <p>Although origins of Life is an interesting and important study area, there are many mysterious points. The 1st life on the Earth might be composed with organic compounds delivered from the …

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  • アミノ酸の衝撃化学反応 -反応の温度依存性-

    菅原 春菜, 三村 耕一 日本地球化学会年会要旨集 61 (0), 57-, 2014

    隕石や彗星、惑星間塵などの地球外物質には多種多様な有機物が含まれ、これらが地球上での生命の誕生に必要な有機物を供給した可能性が提案されている。これらの地球外物質の中には、生命の誕生に必須と考えられるアミノ酸も含まれている。しかしながら、地球外物質による初期地球へのアミノ酸の供給について検証するためには、これらの地球外天体が地球に衝突する際に被る衝撃波がアミノ酸に及ぼす影響について評価する必要があ…

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  • 地球外有機物の化学進化

    奈良岡 浩 日本地球化学会年会要旨集 61 (0), 53-, 2014

    ...地球外物質中の有機物が地球上での化学進化にどの程度寄与したのかは未だにはっきりしていないが、地球突入時に蒸発してほとんど寄与しなかったという考えの一方で、隕石中に見られるL-アミノ酸の過剰が地球上での生命の起源に影響を及ぼしたという仮説もある。地球外有機物の存在状態や反応メカニズムを知ることは原始地球における化学進化を理解する一助になるかもしれない。...

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  • 次世代の有機物・生命の地球化学

    奈良岡 浩, 藪田 ひかる 日本地球化学会年会要旨集 61 (0), 133-, 2014

    ...これらの中には地球上の生命の起源や宇宙での生命普遍性のような根源的問題から進行中の国内外の様々な大型プロジェクトのほかに、人類が直面している様々な問題も含まれる。一方で、現代のサイエンスの進歩は著しく速く、一世代前には予想もされなかったことが解明されている。ブレークスルーは徐々に起こるのではなく、初めて手にする試料、全く新しい分析法や実験によってもたらされる。それらには革新的な技術が欠かせない。...

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  • ホウ酸共存環境におけるアデノシンのリン酸化:RNAの起源に関する有機地球化学

    古川 善博, Hyo-joong Kim, Daniel Hutter, Steven Benner 日本地球化学会年会要旨集 61 (0), 58-, 2014

    RNAの起源にはヌクレオシドの特定の位置がリン酸化する過程を必要とする。しかし、どのような反応がリン酸化の位置選択をもたらすのかは明らかになっていない。本研究ではホウ酸の添加によりヌクレオシドの5'-OHが選択的にリン酸化されること、およびそのRNA形成における意義について発表する。

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  • 模擬星間物質からのアミノ酸・核酸関連分子の生成とそのロバストネス

    小林 憲正, 時村 隼人, 松田 知之, 榎本 真悟, 癸生川 陽子, 金子 竹男, 大林 由美子, 三田 肇, 吉田 聡, 福田 一志, 小栗 慶之 日本地球化学会年会要旨集 61 (0), 56-, 2014

    ...生命の起源に関与した分子としては,様々な有機物が候補に上がっているが,ロバストネスという観点からの評価が必須である。...

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  • 初期太陽系および初期地球における水素同位体比の進化

    石田 章純, 小池 みずほ, 佐野 有司 日本地球化学会年会要旨集 61 (0), 54-, 2014

    ...特に、地球における生命の起源、あるいは生命前駆物質(アミノ酸やタンパク質)の生成を考えたとき、地球表層に液体の水が存在することは必要不可欠である。この問題にアプローチするためには初期地球だけでなく、初期太陽系における水の生成や挙動、または地球型惑星における水の進化史などを包括的に理解する必要がある。...

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  • 宇宙開発技術の現在と未来

    若林 靖史 紙パ技協誌 68 (3), 254-260, 2014

    ...生活の利便性を向上させたり,地球環境を把握する人工衛星のミッション,生命の起源・宇宙の起源など大きな知識の獲得を目指す科学探査のミッション,国際プロジェクトの一端を担う有人宇宙ミッションなど幅広い宇宙活動が展開されている。<BR>人工衛星の分野では,精度1m以下の位置決めや,大規模災害の状況把握や地球環境変動の観測の有用性も確立されてきた。...

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