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検索結果 293 件

  • 少子化の一因である未婚化の進展と就業環境との関係についての実証研究による検証

    広瀬 純夫 生命保険論集 2023 (222), 111-148, 2023-03-20

    <p><tt>本研究では、少子化進展の主な要因の一つとされる「未婚化」について、女性の社会進出による就業率上昇が、未婚率を高め、その結果として合計特殊出生率の低下に繋がったことを、</tt>1980 <tt>年~</tt>2015 <tt>年の国勢調査を基にした都道府県別パネルデータを用いて検証を行った。 分析結果では、男女雇用機会均等法施行以降、</tt>30 <tt>代前半、</tt>30 …

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  • コロナ禍における乳癌術後寡分割照射を受ける患者の生命保険加入と生命保険金の給付状況に関する前向き調査

    川本 晃史 生命保険論集 2023 (222), 349-374, 2023-03-20

    <p>【背景】放射線治療後の癌患者に対する生命保険金の給付は総線量を50 Gy以上とする規定があり、通院回数の負担を減らした総線量が50 Gy未満である乳癌術後寡分割照射に対する保険金の給付が行われていない実態が問題となっていたが、線量規定を撤廃した生命保険が2011年に初めて発表されてから約10年が経過した。本研究では当院の2010年度の報告と比較して、コロナ禍に乳癌術後寡分割照射を受ける患者…

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  • 企業年金システムと経営者の裁量的行動に関する研究

    壁谷 順之 生命保険論集 2022 (221), 155-190, 2022-12-20

    近年、企業年金制度および退職給付会計制度を取り巻く環境変化が大きい。確定拠出年金(DC制度)は、加入企業数・従業員数が年々増加し、現行制度の主要な1つとなっている。その背景には、かつて存在した適格退職年金(適年)や将来的に廃止が検討されている厚生年金基金からの制度移行に伴うものも多く含まれている。こうした動向には、企業経営における経済環境変化だけでなく、当該企業の財政状況や経営成績など多くの要因…

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  • 生命保険会社におけるリスクと法の起源

    冨田 洋介 生命保険論集 2022 (220), 201-242, 2022-09-20

    <p>本稿では、各国を4種類の法の起源に分類し、その法の起源の相違によって生命保険会社の責任準備金や運用資産、保険料収入に差異が生じているのかを43カ国のデータを用いて統計的に確認する。法の起源が運用資産構成や運用リスクに影響を与えるのであれば、法の起源の影響を受けた運用リスクが責任準備金に影響を与えるはずである。したがって、交差項を用いた回帰式により、法の起源ごとの運用リスクが責任準備金に与え…

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  • 新型コロナウイルス(COVID-19)影響下の生命保険会社を中心とする機関投資家行動の実証分析

    坂和 秀晃, 渡辺 直樹 生命保険論集 2022 (220), 243-268, 2022-09-20

    <p>新型コロナウイルス(COVID-19)の感染の拡大は、金融市場に深刻な影響を与えたといわれている。本研究は「市場の株価」に注目し、証券市場の株価がどのように反応したかについて分析を深める。また、「市場の反応に対して、生命保険会社を始めとする機関投資家のプレゼンスが高まる企業では反応がどのように異なるのか?」について実証研究を行った。イベント・スタディーの手法を用いて、2020年1月にWHO…

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  • 生命保険会社の資産運用ポートフォリオへ影響を与える諸要因

    秋原 理子, 緒方 柊人, 木戸 拓海 生命保険論集 2022 (220), 337-352, 2022-09-20

    <p><tt>経営者の属性や経歴が生命保険会社の資産運用戦略におけるリスク管理に与える影響を明確にすることが本研究の目的である。そこで、経営者の属性と経歴によって資産運用ポートフォリオのリスク量を説明する諸仮説を設定した。そして、これらの仮説に基づいた重回帰分析を行なった結果、最高経営責任者(</tt>CEO<tt>)の在任期間と、</tt>CEO …

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  • 家計内でのリスク分散と保険需要

    藤井 陽一朗, 尾﨑 祐介 生命保険論集 2022 (220), 183-200, 2022-09-20

    <p>本研究では、世界的に問題となっている民間の保険会社が提供する介護保険の需要が極端に低い「介護保険パズル」がどのようなメカニズムで起こっているのかを、理論的枠組みによって説明することを目的としている。これまでの保険需要を考察する研究では、個人の最適化問題として記述がなされてきた。しかし、介護保険への加入を考えるにあたっては、夫婦や家族といった複数の個人から構成される家計単位での意思決定を考え…

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  • 不妊治療の実情と公私保険の役割に関する研究

    長澤 昇平 生命保険論集 2022 (219), 197-270, 2022-06-20

    医療分野では、一般に患者と医師との間において治療内容に関する情報の非対称性が問題となるが、とりわけ公的医療保険が適用されない自由診療では、保険診療以上に情報が限られているのが実情である。本研究で扱う不妊治療もまた一部を除き自由診療であり、医療機関が任意に情報提供するにとどまってきた。本研究では、こうした情報の非対称性の解消に向け、信頼に足る公表情報を収集し、不妊治療の当事者や保険者に適切な情報提…

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  • 老後生活費への不安感の要因分析

    大塚 忠義, 谷口 豊 生活経済学研究 55 (0), 15-30, 2022

    ...生命保険文化センター(2016年)の調査によると、回答者の85.7%が自分の老後生活に不安を感じている。一方で、谷口・大塚(2020)で「全国消費実態調査」をもとに行ったシミュレーションでは、80%を超える世帯が生存中に貯蓄が枯渇する可能性が低いという結果を得た。このような差異は、現役世代が老後生活に対して感じている不安感は実態より悲観的であることを示唆している。...

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  • みらiDeCo まらないために(未来で困らないために)

    中山 恵介, 中村 颯斗, 高橋 颯斗, 丸山 翔, 秋田 紗瑛, 秋本 啓太 生命保険論集 2021 (215), 181-196, 2021-06-20

    <p><tt>長寿の国である日本は、将来的に年金のみでは生活が苦しくなる長生きリスクをはらんでいる。長生きリスクには、公的年金だけでは、年金生活に入ることで退職前に比べ生活水準が一気に落ち込んでしまうリスクも含まれている。しかし、長生きリスクに備えている人は少ない。そこで我々は将来視点から現在への行動を変化させるフューチャー・デザインによる</tt>iDeCo …

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  • 中学生・高校生に対する「生命保険」に関する金融リテラシー向上に向けた取り組み

    斉藤 数弘 保険学雑誌 2021 (652), 652_91-652_111, 2021-03-31

    <p>新学習指導要領の実施や成年年齢の引き下げにより,中学生や高校生を取り巻く社会環境が大きな変化を迎えようとしている。新学習指導要領には,中学校の社会科,高等学校の公民科・家庭科の解説部分に,「民間保険」や「自助・共助・公助」に関する記述が新たに追加された。学校で「生命保険」を取り扱うにあたり,各教科によって特徴はあるものの,共通点としては,「生命保険」だけ単体で教えたり,学ぶのではなく,各教…

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  • 家族の経済学に基づく世代間関係と民間介護保険需要に関する研究

    古村 聖 生命保険論集 2021 (214), 233-266, 2021-03-20

    ...具体的には平成21, 24, 27 年度の「生命保険に関する全国実態調査」(公益財団法人・生命保険文化センター)のデータを利用し、成人した子どもとの同居が、親世代による民間介護保険への加入に与える影響をクロス集計分析によって検証した。分析の結果として得られたことは主に以下のとおりである。...

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  • インデックスの導入が保険市場に与える影響の理論的考察

    尾﨑 祐介, 藤井 陽一朗 生命保険論集 2020 (212), 107-132, 2020-09-20

    インデックス保険は発展途上国の貧困対策のみならず、日本においても導入がはじまっている保険商品である。しかし、途上国におけるインデックス保険の加入状況を見ると、当初の予測よりもはるかに少ないというデータが観察されている。この原因として、実際の損害の有無とインデックスの有無が一致しないベーシスリスクの存在が指摘されている。本研究は、個人の選好が期待効用理論を一般化した後悔理論によって表現されるとき、…

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  • 近年のコーポレートガバナンス改革と機関投資家としての保険会社

    角野 聖, 君野 希, 宮岡 良駄, 吉田 舜基 生命保険論集 2020 (210), 223-236, 2020-03-20

    <p>本稿の目的は、近年のコーポレートガバナンス改革が、保険会社の投資先企業のパフォーマンスにどのような影響を与えたのかを検証することにある。具体的には、日本版コーポレートガバナンス・コード導入前後の期間を対象に、保険会社の投資先企業の業績や投資行動のデータ、投資主体の持株比率を独自に採取し重回帰分析を行った。実証分析の結果、コーポレートガバナンス改革後、保険会社による投資先企業に対するコーポレ…

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  • 農村および地方都市住民の保険・共済の加入動向

    岩井 信幸, 万木 孝雄 保険学雑誌 2019 (647), 647_1-647_26, 2019-12-31

    ...<p>農村および地方都市住民の保険・共済の加入に関して,筆者独自のものと生命保険文化センターによるアンケートを利用し,記述統計および計量モデルによる分析を行い,両者の結果を比較した。</p><p>まず記述統計の分析では,JA共済加入者の属性について,農村地域の居住者,特に農業従事者に,保険・共済商品(生命,自動車,自宅建物)を横断してJAのみから購入する人が多数いることが確認された。...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • イノベーションを促進する企業の健康経営

    倉本 秀人, 護守 俊介, 寺田 聖花, 吉田 珠加子 生命保険論集 2018 (205), 243-263, 2018-12-20

    <p>近年、従業員の健康に配慮した「健康経営」への社会的関心が高まりつつある。健康経営への取り組みは、従業員の健康増進だけでなく、イノベーションをはじめとする企業の成果を高めるうえでも重要であると考えられているからである。こうした動向は、生命保険業界にとっても、極めて重要なテーマの一つである。実際、生命保険会社は、自社の従業員等の健康づくりに関する取り組みを推し進めている。さらに、顧客を支える仕…

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  • 生命保険は高齢者の暮らしを支えているか

    オオハシ, ミユキ 函館大学論究 50 (1), 33-58, 2018-10

    ...生命保険と高齢者の暮らしについて「平成27年度生命保険に関する全国実態調査 (生命保険文化センター)」から世帯主が70歳以上の無職、夫婦のみ世帯を取り出して 二次分析を行った。生命保険は高齢者世帯に普及しており、医療費のそなえとして中 程度の所得層の安心感につながっていた。...

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  • 生命保険需要へ影響する諸要因

    森崎 豪義, 林 陸, 樋田 紗世, 武井 華乃, 平岡 奈甫, 須江 美佑希 生命保険論集 2018 (203), 135-150, 2018-06-20

    <p><tt>生命保険需要に影響を与える諸要因を明確にすることが本研究の目的である。そこで、経済学・経営学の理論を基に、保険の種類数、宣伝活動、ブランド力、および営業職員数を用い生命保険需要の変動を説明する諸仮説を設定した。これらの仮説に基づいた重回帰分析を行うことにより、宣伝活動(広告の出稿本数)と営業職員数が生命保険需要に影響を与えていることが認められた。この結果、プロモーション仮説とヒュー…

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  • 成人した子への仕送り・資金援助の分析

    佐々木 一郎 生命保険論集 2018 (202), 75-96, 2018-03-20

    <p><tt>本研究では、20~59歳の成人した子のサイドに焦点を当て、全国のWeb調査データ3000サンプルを用いて、親から子への仕送りの要因を実証的に分析した。20~59歳の成人した子が親から仕送りを受ける確率は、世帯年収500万円以上の場合と比較して300万円未満の場合は1.5 倍、正規雇用の場合と比較して非正規雇用の場合は2.2倍であった。国民年金未納の場合は3.1倍、奨学金滞納の場合は…

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  • 保有契約高と新契約高のアスピレーション・レベルへの未達が資産運用でのリスクテイキングに与える影響

    佐々木 博之 生命保険論集 2017 (201), 263-292, 2017-12-20

    本研究は生命保険会社の契約高の落ち込みが、本来独立しているべき資産運用でのリスクテイキングに与える影響を分析している。「意思決定者が満足する最小の成果水準」を意味するアスピレーション・レベルと実際の業績の乖離がその後の企業行動に影響を与えるとする企業行動理論からの考察により、筆者は次の2つの仮説を提示した。(1)保有契約高がアスピレーション・レベルを下回るほど、資産運用でのリスクテイキングが促さ…

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