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検索結果 494 件

  • 冷温帯天然林における伐根サイズに応じた針葉樹実生更新状況の変化

    岡田 慶一, 中濱 和紀, 西村 祥紀, 時田 勝広 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 337-, 2023-05-30

    <p> 生物学的遺産を象徴する倒木更新は,特に針葉樹更新において重要な役割を果たしている。この更新ニッチとしてのポテンシャルは自然発生する倒木に限らず、択伐に由来する伐根も同様に有していると考えられるが、副次的に発生する林地残材が更新に果たす役割に関して、定量的に評価した知見は限られている。本研究では,阿寒湖周辺の択伐履歴のある針広混交林を対象として,更新場所となる切り株と倒木のサイズ,およびそ…

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  • 食感と血のような味質を改善した「蝦夷鹿ソーセージ」の開発

    中澤 洋三, 森野 達也, 宮下 慎一郎, 南 和広, 相根 義昌 日本食品科学工学会誌 70 (1), 25-31, 2023-01-15

    <p>北海道固有の生物資源であるエゾシカを有効活用するべく, エゾシカ肉の特徴を活かし, 独特な臭みや硬い食感などの欠点を改善した「蝦夷鹿ソーセージ」を開発した. 粗挽きエゾシカもも肉に粗挽き豚脂20 %, 砕氷20 %, 食塩2.4 %, 砂糖2 %, 発色剤0.15 %, 発色助剤0.1%, ポリリン酸塩0.2%, 重曹0.4 %, ブラックペッパー粗挽き0.6 %, オールスパイス0.2 …

    DOI Web Site 参考文献2件

  • オオアシトガリネズミの飼育下における繁殖

    沖本 康平, 大舘 智志, 勝山 友梨子, 下井 岳, 和田 健太, 亀山 祐一 哺乳類科学 63 (2), 143-155, 2023

    <p>我々は野外より捕獲したオオアシトガリネズミ<i>Sorex unguiculatus</i>(真無盲腸目トガリネズミ科)を実験室内で飼育し,飼育下繁殖を試みた.その結果,交尾・妊娠・分娩・産仔の離乳に成功した.性成熟した雌雄をペアリングすると,腰を左右に振る行動や頻繁に雄の周りを徘徊する行動が雌で観察された.ペアリング2日目には乗駕が観察された.分娩まで至った2ペアはそれぞれ51回と9回の…

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  • 北海道北部およびオホーツク海沿岸におけるゴマフアザラシ(<i>Phoca largha</i>)の離乳直後の食性型の変化

    高野 延道, 小林 万里 哺乳類科学 63 (2), 157-166, 2023

    <p>北海道沿岸に来遊する幼獣以降のゴマフアザラシ(<i>Phoca largha</i>)の食性については,主に水深の浅い沿岸域で魚類と頭足類を採餌する広食性であることが先行研究にて解明されてきた.しかし,離乳直後の個体については魚類餌生物に加えてオキアミ類(Euphausiidae spp.)を含む浮遊性小型甲殻類を餌生物として利用していることが明らかにされているにとどまる.そこで本研究では…

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  • 小豆餡の嗜好性と水分および糖度との関係

    中澤 洋三, 小暮 早紀, 宮下 慎一郎, 南 和広, 相根 義昌 日本食品科学工学会誌 69 (10), 473-480, 2022-10-15

    <p>市販小豆餡5種類について, 水分, 糖度, 物性の測定および官能評価を検討したところ, 市販餡にみられる水分条件下 (水分35〜50%) において, 餡の水分が高い試料ほど, 餡のテクスチャー測定における硬さの値が大きくなり, 甘さが低下する傾向がみられた. 餡のテクスチャーによって甘さの感じ方が異なることから, 餡の水分に応じた砂糖の添加量を検討する必要があると考えられた. 一方, …

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  • 登熟期間の乾物生産と窒素蓄積からみた秋播性コムギ品種「きたほなみ」の多収性

    笠島 真也, 山田 翔太, 伊藤 博武, 大西 志全, 神野 裕信, 高橋 肇 日本作物学会紀事 91 (4), 322-327, 2022-10-05

    <p>秋播性多収コムギ品種「きたほなみ」は,国内生産量の5割以上を占める北海道の基幹品種である.本研究では,「きたほなみ」の多収要因を登熟生理の点から明らかにするため,2014/2015年と2015/2016年の2作期にわたって「きたほなみ」と旧品種「ホクシン」を栽培し,登熟期間を通じて器官別・部位別の乾物重ならびに窒素蓄積量を調査した.子実収量は,2014/2015年では「きたほなみ」が「ホク…

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  • UAVと衛星による流氷観測

    松村 寛一郎, Suab Stanley Anak, Avtar Ram Okhotsk Sea and Polar Oceans Research 6 42-45, 2022-02-01

    オホーツク海に面した紋別と湧別にてUAVと人工衛星を組み合わせた流氷の観測を行った。低コストの自作固定翼機材を製作して、その有効性を確認した。また任意の地域を対象としてSentinel-2衛星によるNDMI、NDVI、RGBを体感的に取得できるシステムを構築し、流氷観測への可能性が示された。

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  • オオムギ種子根の伸長角度の品種間差異

    小西 隼平, 中野 友貴, 伊藤 博武, 長嶺 敬 根の研究 30 (4), 119-123, 2021-12-20

    <p>本研究では国内品種を中心とした多様なオオムギ52品種を用いて,種子根の伸長角度の品種間差異をスカイゲル培地法によって調査した.オオムギ種子根伸長角度には大きな品種間差異がみられ,最小値は0° (シュンライ・北陸皮48号) で最大値は58.8° (ビューファイバー) で,平均値は23.7°であった.条性,皮・裸性ともグループ間に有意な差は認められなかった.北陸・長野で育成されたオオムギは他地…

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献5件

  • エミューすじ肉の食品理化学的特性を生かしたドライソーセージの開発

    中澤 洋三, 吉田 彩乃, 鹿嶋 陽彦, 佐竹 絵梨, 伊藤 宏華, 為近 夢, 森竹 亮介, 南 和広, 相根 義昌 日本食品科学工学会誌 68 (12), 447-454, 2021-12-15

    <p>エミューすじ肉の食品理化学的特徴を明らかにした.エミューすじ肉は,牛すじ肉と比較して,高タンパク,低脂肪,高鉄分であり,コラーゲンを豊富に含んでいた.アスコルビン酸ナトリウムを原料肉類に対して0.2 %添加すると,ドライソーセージが明るく,赤みの強い色調へと改善し,適度な硬さと噛みごたえのある製品となった.ソーセージの乾燥期間を4日間とすることで,日本農林規格(JAS)のドライソーセージの…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献1件

  • 大災害からの復興・創生における自助・共助・公助連携 による持続的支援活動の展開

    門間 敏幸, 渋谷 往男, 半杭 真一, 黒瀧 秀久, 菅原 優 復興農学会誌 1 (2), 24-33, 2021-07-30

    <p><tt>本論は,2011 年に発生した東日本大震災からの農林業の復興に取り組んだ東京農業大学東日本支援プロジェクトの経験に基づき,災害復興支援活動展開のポイントについて自助・共助・公助の連携視点から災害フェーズごとに整理したものである。</tt></p><p><tt>フェーズⅠ(復旧期)</tt>---<tt> …

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  • UAV 空撮による全方位動画を用いた湿原植生調査法の開発と評価

    中村 隆俊, 大木 慎也, 山田 浩之 応用生態工学 23 (2), 383-393, 2021-02-28

    <p>湿原は脆弱で減少が著しい生態系として位置づけられており,保全・維持のための植生モニタリング体制の強化が求められているが,湿原内部へのアクセスは容易ではなくデータの蓄積は遅れている.しかし,近年急速に普及した UAV や全方位動画カメラを利用することで,植生の超広角近接空撮が実現するため,これまで撮影不可能であった群落内部の画像が容易に得られる可能性がある.こうしたアプローチは,湿原内部への…

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  • UAVと人工衛星を組み合わせた流氷観測の可能性

    松村 寛一郎, 千葉 晋, Avtar Ram, 的場 澄人, 一ノ瀬 俊明, 森川 浩一 Okhotsk Sea and Polar Oceans Research 5 36-40, 2021-02-01

    北海道の能取湖における北海エビの住処である藻場が流氷の影響による変化をUAVにより捉えることができた。インド企業が開発したAgriforetellのシステムは、任意の選択地域を対象としてSentinel衛星によるNDMI、NDVI、RGBを体感的に取得できる。稲作と牧草地においてNDMIが事前にNDVIの状況を把握できる可能性を指摘し、NDMIを用いた流氷観測の可能性、さらにUAVとの組み合わせ…

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  • 河口閉塞処理施設が施工された北海道オホーツク海沿岸海跡湖シブノツナイ湖の湖沼環境と底生生物群集の現状

    松田 烈至, 園田 武 土木学会論文集B2(海岸工学) 77 (1), 28-39, 2021

    <p> シブノツナイ湖は,沿岸漂砂による河口閉塞を防止する処理施設が施工されているシブノツナイ川水系末端に位置し,ヤマトシジミやワカサギの漁場となっている汽水湖である.本研究は,湖の水質・底質と底生生物群集について調査し湖沼環境の現状を検討した.調査期間中の湖水塩分は5psu以下で1年以上1psu以下で推移し,アオコの発生が確認された.湖底は湖東側湖岸部を除く大部分で泥分含量50%以上,強熱減量…

    DOI Web Site 参考文献12件

  • オホーツク沿岸潟湖における汽水環境の維持機構と水理条件への応答特性

    駒井 克昭, 篠原 健人, 内田 悠介, 園田 武, 松田 烈至 土木学会論文集B3(海洋開発) 77 (2), I_595-I_600, 2021

    <p> 汽水域の水産有用種にとって重要と考えられている塩分を制約条件として懸濁物質と鉄に拡張した概念モデルを用いて,藻琴湖とシブノツナイ湖における諸過程の寄与の大きさを検討した.概念モデルにおいては,潟湖における流入河川水の滞留,懸濁物の沈降・再懸濁,溶存物質の溶出,および生物的な取り込みを考慮した.モデルによる解析の結果,藻琴湖では流域の土地利用に畑地が多く,土砂流入が大きいため沈降と再懸濁の…

    DOI 機関リポジトリ Web Site 参考文献8件

  • 国有林管理における市民参加の現状と課題

    平原 俊 林業経済研究 67 (2), 31-46, 2021

    わが国の国有林は,独立採算制の廃止と一般会計化に伴い公益的機能が重視されるようになり,同時に「国民の森林」 という言葉で形容されるようになった。こうしたなか,国有林の利害関係者は拡大し,「国民」が指す対象は地元住民に 留まらない市民一般へと重点が移っている。本稿では,国有林管理における市民参加の現状と課題について,群馬県み …

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  • 馬鈴薯新品種「パールスターチ」澱粉のビール醸造適性

    中澤 洋三, 渡邉 拓海, 野田 高弘, 山﨑 雅夫 日本食品科学工学会誌 67 (9), 324-331, 2020-09-15

    <p>馬鈴薯新品種「パールスターチ」澱粉について,澱粉性状の解析とビール醸造適性について検討した.「パールスターチ」澱粉の粒子形態はスムーズな球状で,平均粒径は23.5µmであり,Ca強化微粒子澱粉や通常の馬鈴薯澱粉よりも大粒子であった.「パールスターチ」澱粉は加水加熱により,64.8℃の低い温度で糊化を開始し,粘度が急激に増加したが,澱粉粒の崩壊後に直ちに粘度が急降下し,粘度は通常の馬鈴薯澱粉…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献3件

  • 北海道東部の泥炭湿地林における土壌メタンの放出動態

    寺澤 和彦, 阪田 匡司, 常田 岳志, 山田 健四, 石塚 成宏 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 812-, 2020-05-25

    <p> ハンノキの優占する湿地林内の調査区(15m×30m)において、幹表面(ハンノキ7本、ヤチダモ3本:地上約15cm高)と地表面(10か所)でのメタンフラックスをチャンバー法により2015年5月~2017年11月に計15回(地表面は9回)測定した。土壌間隙水の溶存CH<sub>4</sub> …

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  • 乳酸菌の分類・同定法の変遷と <i>Lactobacillus </i>属再分類の動き

    遠藤 明仁 日本乳酸菌学会誌 31 (1), 3-9, 2020-03-09

    <p>乳酸菌はその機能性と安全性から、古くから産業利用のための研究が広く行われてきた。その一方で、乳酸菌の分類および同定に対する関心と研究は、昨今減少傾向にある。しかし、食品等への利用の際にはその菌株の正確な学名が必要になるため、乳酸菌の分類と同定は応用のためにも重要である。本総説では、これまでの乳酸菌の分類および同定法の変遷と共に、昨今話題となっている <i>Lactobacillus …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献18件

  • 風車立地選定のためのオジロワシの渡り飛行経路と生息地の決定要因の解明を目的とした遠隔追跡調査 ―北海道鳥類保全研究会―

    白木 彩子, Pronkevich Vladimir, 奥田 篤志 自然保護助成基金助成成果報告書 28 (0), 123-130, 2020-01-10

    <p>風力発電施設の増加に伴い,北海道ではこれまでに52件のオジロワシの風車衝突事故死が確認されている.現在でもさらに多くの風車建設計画が提出されていることから,本研究は風車立地選定に有用な知見の提供を主目的としているが,風力発電事業を含む,さまざまな環境改変による影響の評価や回避に向け,日露の海ワシ類生息域における重要な飛行経路や生息場所を示すことが最終的な目標である.とくに今回のプロジェクト…

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  • 煮小豆中のゴム豆および石豆発生の一要因

    中澤 洋三, 水嶋 里穂, 南 和広, 相根 義昌 日本食品保蔵科学会誌 46 (3), 111-114, 2020

    <p> We analyzed the generation of defective gomu-mame (gummy beans) and ishi-mame (stone-formed beans) in boiled adzuki beans. As the number of days during which the adzuki beans are treated at a …

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  • フルボ酸鉄シリカ資材による寒冷地ヤマトシジミ漁場の底質改良実験

    松田 烈至, 園田 武, 東 義洋 水環境学会誌 43 (5), 153-163, 2020

    <p>ヘドロ堆積などが原因で劣化した二枚貝漁場の底質改良を目的として産廃利用覆砂材など様々な資材が開発されている。本研究では腐植物質を利用した底質改良材の効果を検証するため, 鉄-腐植物質錯体による光フェントン反応を利用したフルボ酸鉄シリカ資材 (以下FS資材) を用いて, 北海道東部のシブノツナイ湖で野外並びに室内実験を行った。FS資材を湖底に設置した野外実験の結果, …

    DOI Web Site Web Site 参考文献8件

  • オホーツク海南部の沿岸で発生した流氷によるシャチのストランディング

    宇仁 義和, 舘山 一孝 日本セトロジー研究 30 (0), 11-19, 2020

    <p>シャチは世界の海洋に広く分布し,季節海氷域や海氷が周年見られる海域(多年氷域)にまで回遊する.沖合形成海氷が存在する最も低緯度のオホーツク海南部にもシャチは普通に観察される.ところがこの海域の北海道,樺太(サハリン),択捉島の沿岸では1925–2016年に8件の漂流する海氷(流氷)によるシャチのストランディングが観察されている.これはおおよそ10年に1度の頻度である.座礁を起こした流氷の厚…

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  • ケストースが持つ多様な生理機能の解明と実用化に向けた取り組み

    門田 吉弘, 北浦 靖之, 遠藤 明仁, 栃尾 巧 日本栄養・食糧学会誌 73 (4), 123-131, 2020

    <p>ケストースは, スクロースに1分子のフルクトースが結合した三糖のオリゴ糖である。我々は, プレバイオティクスとして流通している種々のオリゴ糖との比較試験を実施し, ケストースが, 最も幅広い腸内有用菌に対して良好な増殖を示すオリゴ糖であることを明らかにした。さらに, ケストースの継続的な摂取によって, アレルギー疾患や生活習慣病を予防・改善できる可能性も明らかにしており, …

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献32件

  • 神津島産サバの魚醤油の試醸と料理への利用

    谷口(山田) 亜樹子, 風見 真千子, 野口 治子, 武藤 信吾, 高橋 睦, 小林 義光, 佐藤 広顕 日本食品保蔵科学会誌 46 (6), 281-286, 2020

    <p> We made a fish sauce using mackerels from Kozushima, Japan. We then evaluated the nutritional components and taste of the sauce and proposed its applications in cooking. The nutritional …

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  • エチオピア国中央部リフトバレー地域の火山灰土の熱伝導率と熱拡散係数が地温に及ぼす影響

    鈴木 伸治, 飯塚 圭子, 真田 篤史, 伊藤 博武, 渡邉 文雄 沙漠研究 29 (3), 91-101, 2019-12-25

    <p>エチオピア国のリフトバレー(地溝帯)周辺には,火山灰土が分布している.土地管理が不適切であったために,この地域は森林伐採とそれに続く土壌荒廃に見舞われている.そのためこの地域の土壌は強い日射にさらされるようになったが,地温環境についてはよく知られていなかった.火山灰土壌は一般の鉱物質土壌に比べ,特異的な物理性を示すことから,筆者らは,エチオピアリフトバレーの火山灰土地帯も特徴的な温度環境を…

    DOI Web Site 被引用文献1件

  • 北海道東部のコケ型林床の亜寒帯針葉樹同齢林における稚樹の分布と地表環境

    寺澤 和彦, 鈴木 ななみ, 井上 昴, 保科 友希, 小林 香奈, 田中 光佑, 酒井 賢一 森林立地 61 (2), 85-94, 2019-12-25

    <p>北海道東部の阿寒湖近傍の標高約700 mの緩斜面に成立する林齢約120年のトドマツを主とする天然生針葉樹同齢林において,コケ型の林床に生育する稚樹の空間分布と地表および表層土壌の環境の調査を行い,稚樹の局所密度と環境要因との関係を条件付き自己回帰(CAR)モデルを用いて解析した。調査区(32 m × 32 m)における当年生稚樹を除いた稚樹の本数密度は,トドマツが35,859 …

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • 知床エゾシカファーム放牧地におけるエゾシカ(<i>Cervus nippon yesoensis</i>)の乾物摂取量および粗蛋白質摂取量の季節推移

    大久保 倫子, 志水 宏明, 関沢 卓也, 土田 好起, 富田 勝将, 花田 正明, 増子 孝義, 相馬 幸作 北海道畜産草地学会報 7 (1), 25-29, 2019-03-22

    <p>生体捕獲したエゾシカの短期飼育を行っている知床ファームにおいて、放牧している飼育ジカの乾物摂取量(DMI)および粗蛋白質摂取量(CPI)の季節推移を調査した。6月から11月まで計9回、刈り取り前後差法によって放牧草の摂取量を測定した。補助飼料のビートパルプとデンプン粕のDMIとCPIも測定した。調査開始時の飼育ジカは140頭であり、順次出荷し調査終了時は80頭であった。放牧草の乾物(DM)…

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  • バレイショデンプン粕とフスマの混合サイレージの発酵品質と栄養価

    大久保 倫子, 原 光輝, 宮城 優一, 増子 孝義, 相馬 幸作 北海道畜産草地学会報 7 (1), 17-24, 2019-03-22

    <p>デンプン粕とフスマの混合サイレージ、デンプン粕のみの個別サイレージを調製して、試験1:両サイレージの発酵品質、試験2:両サイレージの好気的安定性、試験3:基礎飼料に混合サイレージを配合した混合飼料の消化率および栄養価を調べた。両サイレージには乳酸菌製剤の無添加(混合NPS、個別NPS)と、添加( …

    DOI Web Site 医中誌

  • ハンノキ湿地林における樹幹からのメタン放出量とその変動要因

    寺澤 和彦, 小川 舞, 川和 美香, 阪田 匡司, 石塚 成宏 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 641-, 2018-05-28

    <p> 北海道東部の濤沸湖(汽水湖)に隣接する泥炭湿地林において、湖岸からの距離や地下水位変動パターンの異なる3つの調査地(サイトY、M、およびK)を設定し、ハンノキ(各調査地で3個体ずつ)とヤチダモ(サイトYのみで3個体)の林冠木の樹幹表面(地上約20~60cmの幹全周)からのメタン放出量を2017年6月~12月に2か月に1回測定した。あわせて、各調査地における地下水位、土壌間隙水の溶存メタン…

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  • 森林内におけるエゾシカ捕獲の適地選択

    明石 信廣, 寺澤 和彦, 稲富 佳洋, 上野 真由美, 長 雄一, 宇野 裕之, 二木 美帆, 濱田 革 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 833-, 2018-05-28

    <p>エゾシカの生息状況や森林被害を把握するためにこれまでに開発した手法について、捕獲適地選択における有効性を検証するため、北海道有林網走東部管理区のうち美幌町、津別町内の288km<sup>2</sup>において実証試験を行った。対象地域を7つのユニットに区分し、2017年8月に各ユニット2~3地点で森林への影響を調査したところ、稚樹が非常に少ない地点があったが、足跡が少ないことなどから、夏季…

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  • 北海道オホーツク海沿岸域におけるクロロフィル<i>a</i>と環境要因の季節変動について

    塩本 明弘, 藤本 康孝, 三村 尚哉, 佐々木 章裕, 糸井 大地, 今里 翔真, 高橋 尚文, 竹中 柚実, 藤田 知則 日本水産学会誌 84 (2), 241-253, 2018

    <p> オホーツク海の豊かさを支える仕組みを明らかにするため,能取湖沖において5年間,クロロフィル<i>a</i>濃度と環境要因の季節変動を調べた。晩春~晩秋に宗谷暖流水がみられ,栄養塩濃度は低く,晩秋~春季に東樺太海流水がみられ,栄養塩濃度は高かった。春季には大型(>10 μm)の植物プランクトンのブルームがみられ,通常よりもクロロフィル<i>a</i>濃度は一桁程度高く,10-30 …

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献21件

  • 新品種やまのいも「きたねばり」の品質特性

    中澤 洋三, 平井 剛, 田縁 勝洋, 山﨑 雅夫, 佐藤 広顕 日本食品保蔵科学会誌 44 (2), 87-92, 2018

    <p> Grated yam (tororo) is characterized by its viscosity and formability, which make it useful for improving the physical properties of confectioneries, fishery products, and noodles. However, the …

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  • 市販魚醤製品の香りセンサーおよび化学分析により見出された生産国特有の嗜好性

    中野 光敏, 相根 義昌, 小泉 亮輔, 池濱 清治, 吉田 浩一, 中澤 洋三, 山崎 雅夫, 渡部 俊弘, 髙野 克己, 佐藤 広顕 日本食品保蔵科学会誌 44 (3), 125-133, 2018

    <p> 魚醤は,その独特な風味から特に東南アジア諸国では広く利用される調味料である。熟成させることで魚肉中のタンパク質が分解され,呈味性成分が増し,さらに耐塩性微生物の作用により,その香りが形成される。本研究では,市販されている日本,タイ,ベトナム,中国,フィリピンおよびイタリア産の46種類の魚醤についてその化学的特性と香りの分析を行った。その結果,魚醤は,塩濃度,タンパク質分解産物,酸成分,そ…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献17件

  • 小豆および餡の色調解析と品質評価への適用

    中澤 洋三, 岩井 佑真, 山﨑 雅夫, 佐藤 広顕, 伊藤 博武 日本食品保蔵科学会誌 44 (6), 315-320, 2018

    <p> Color is an important quality of adzuki beans and bean paste. However, as an indicator, color is ambiguous, and it is desired to construct a quantitative quality evaluation system. In this …

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献1件

  • データドリブン手法を導入した鮭魚醤の試作

    中野 光敏, 相根 義昌, 小泉 亮輔, 中澤 洋三, 山崎 雅夫, 渡部 俊弘, 髙野 克己, 佐藤 広顕 日本食品保蔵科学会誌 44 (3), 135-143, 2018

    <p> ソーシャルウェブサイト上には,あらゆる分野のデータが蓄積されており,検索エンジンを使用することで膨大なデータから必要なものを簡単に検索し,抽出することができる。これらの検索履歴は人々の関心を示すものであり,消費者動向を知るためにも有用である。一方,魚醤は,非可食部や市場価値の低い魚などを有効利用できることから,日本の各地で様々な種類の魚醤が製造されている。しかし,「Google検索」を対…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献21件

  • イカ未利用資源からのリン脂質の抽出

    中澤 洋三, 福井 彩乃, 山﨑 雅夫, 佐藤 広顕 日本食品保蔵科学会誌 44 (1), 9-15, 2018

    <p> An efficient method to extract phospholipids (PLs) from the residues of squid processing was studied. Considering its application to various foods, PL extraction with hexane-ethanol (HE) was …

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 酵素処理米糠を利用したpH制御乳酸発酵によるGABA生産の増進

    大友 理宣, 野島 聡, 伊藤 綾, 保苅 美佳, 畠 恵司, 戸枝 一喜 日本食品保蔵科学会誌 44 (6), 309-313, 2018

    <p> 精米時に大量に発生する米糠は,高品質な油脂,タンパク質,ビタミン類,食物繊維などをさまざまな栄養素を含有している。しかし,容易に酸化や酵素分解して風味,品質を損ないやすく,大部分は廃棄物として処理されている。近年,米糠を酵素処理し,それを栄養源とした乳酸発酵による<i>γ</i>-アミノ酪酸(GABA)の生産方法が示された。GABAは種々の生理作用が報告されており,健康栄養素として注目を…

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 無人航空機の流氷観測への可能性

    松村 寛一郎 Okhotsk Sea and Polar Oceans Research 1 12-15, 2017-02-01

    オホーツク沿岸域でのドローンによる自動飛行の設定と遂行の方法を紹介し,牧草地上での自動飛行による連続写真の撮影を遂行した.連続撮影された一連の写真群から,オルソ画像を生成し,精細な標高データ,建物の判別が立体的に可能となることを示した.夏季に蓄積されたノウハウを厳冬期のオホーツク海沿岸域での流氷観測へ適用する際の注意,固定翼機材の利用可能性について言及した.著者自身による北海道大学大学院での留学…

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  • コリノソーマ症:鰭脚類を終宿主とするあまり知られていない人獣共通寄生虫症

    片平 浩孝, 藤田 朋紀, 中尾 稔, 羽根田 貴行, 小林 万里 哺乳類科学 57 (2), 361-365, 2017

    <p>鰭脚類を終宿主とする寄生虫(<i>Corynosoma</i> spp.)の人体感染が北海道で生じ,その症例報告が消化器病学および寄生虫学の専門誌に相次いで掲載された.感染例はこれに留まらず,引き続き新たな患者が確認されている.本寄生虫症はいずれも虫体が小腸に長期間潜伏し,適切な診断や処置の遅れに繋がりやすい特徴を有していた.感染数増加の背景を理解することや今後の動向監視を含め,本寄生虫症…

    DOI Web Site 医中誌

  • ナノカプセルを処方したエミューオイル含有保湿剤「エミュランス EE セラム」の安全性検討

    伊藤 実, 南 和広, 高野 圭司, 西谷 美雪, 相根 義昌, 渡部 俊弘, 丹羽 光一 皮膚の科学 16 (1), 88-92, 2017

    エミューオイルを含む基材にレシチン乳化法によるナノカプセル処方を施した保湿剤「エミュランス EE セラム」の安全性を検討するために,3週間の累積刺激試験と感作性試験を実施した。対象者は,アトピー性皮膚炎や湿疹等の皮膚疾患や皮膚異常をもたない年齢20歳以上60歳未満の健康状態が良好な男女の計27例であった。本保湿剤は,2%エミューオイルを含む基材にレシチン乳化法を適用した化粧品であり,エミューオイ…

    DOI 医中誌

  • コケ型林床の亜寒帯針葉樹林における稚樹の分布と地表環境

    鈴木 ななみ, 田中 光佑, 保科 友希, 寺澤 和彦 日本森林学会大会発表データベース 128 (0), 280-, 2017

    <p> 亜寒帯針葉樹林におけるモミ属とトウヒ属の稚樹の空間分布と地表環境との関係を明らかにするために、北海道阿寒地域の天然生の針葉樹一斉林にて調査を行った。調査林分(約14ha)に32m×32mの調査区Aと40m×15mの調査区Bを設定した。調査区Aは2m×2mのメッシュ256個に区分し、メッシュごとに稚樹の樹種と樹高、コケの被度、表層土壌のCN比とpH、光環境を記録した。さらに調査区Aの一部を…

    DOI

  • ヤチダモ湿地林における生態系メタンフラックスのボトムアップ推定

    寺澤 和彦, 山田 健四, 阪田 匡司, 大野 泰之, 石塚 成宏 日本森林学会大会発表データベース 128 (0), 622-, 2017

    <p> 樹木の幹からのメタン放出が、湿地林のメタンフラックス全体に占める割合を推定することを目的として、渓畔の氾濫原に成立するヤチダモ林において、生態系のメタンフラックスを構成する3つの成分(樹幹、林床植生、地表面)を、それぞれ非通気型チャンバーを用いて測定した。調査区(60m×20m)内の林床植生相の異なる2か所(ヨシ(P)群落、オニシモツケ(F)群落)において、ヤチダモの樹幹は計6個体(うち…

    DOI

  • サチャインチオイル摂取による血流依存性血管拡張反応:機能性食品のヒト血管に対する非侵襲的評価法

    南 和広, 樫村 修生, 前崎 祐二, 清柳 典子, 丹羽 光一, 相根 義昌, 渡部 俊弘 日本食品保蔵科学会誌 43 (4), 163-170, 2017

    <p> 私たちは,血管機能を向上させる働きのある機能性食品を評価するための非侵襲的ヒト対象試験法を構築した。<i>ω</i>3脂肪酸は,血管機能を向上させる機能があることが知られている。そこで,本研究では,<i>ω</i>3脂肪酸を多く含むことで知られるサチャインチオイルを使用した。血管内皮機能障害は,高血圧や動脈硬化などの心血管疾患の初期症状である。近年,血管内皮機能は,血流依存性血管拡張反応…

    DOI Web Site 参考文献11件

  • 春期に北海道厚岸湾を利用するゼニガタアザラシ(<i>Phoca vitulina stejnegeri</i>)の海域利用様式

    羽根田 貴行, 小林 万里, 田村 善太郎, 高田 清志, 小川 泉 哺乳類科学 57 (1), 35-43, 2017

    <p>厚岸地域大黒島のゼニガタアザラシ(<i>Phoca vitulina stejnegeri</i>)の上陸個体数は,近年増加傾向にある.それに伴い,大黒島に隣接する厚岸湾での漁業被害が深刻化している.しかしながら,被害物は痕跡が残り難いことから,実際に本種がどれくらいの漁獲物を捕食しているのか,漁業への影響の程度は明らかではない.</p><p>本研究では,厚岸湾を利用するゼニガタアザラシの…

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  • エミュー肉を利用したフランクフルトソーセージの開発

    中澤 洋三, 坂 尚憲, 山﨑 雅夫, 佐藤 広顕 日本食品科学工学会誌 64 (9), 476-482, 2017

    <p>エミュー肉は,アメリカやオーストラリアにおいて,健康的な食材として流通しているが,その加工特性は不明な点が残されている.本研究は,エミュー肉を使ったフランクフルトソーセージ製造のための化学的および加工特性を明らかにすることを目的とした.豚もも肉と比較し,エミューもも肉は,高タンパク質であるが,コレステロールを含む脂質の量が顕著に低かった.また,エミューもも肉は豚もも肉よりも6倍多くの鉄を含…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献2件

  • 北海道の水田中核地帯における地域農業構造変動と大規模経営の諸相

    菅原 優 農業問題研究 48 (1), 9-19, 2017

    本研究は,米価下落や政策転換のもとで展開する,北海道の大規模水田作経営の実態を分析した.<br>現在は,米価下落や政策転換のもとで,米の収益性が低下している.そのため,北海道の大規模水田地帯では,米の作付面積が減少している.<br>大規模水田作経営の対応は、複数の農家による組織法人化,水稲直播栽培や小麦や大豆を作付けすることで、低コストや土地利用の高度化に向けた取り組み(経営の改善)を行っている…

    DOI Web Site

  • ノルウェーに保存されていた20世紀初頭の朝鮮半島沿岸の捕鯨の写真

    宇仁 義和 日本セトロジー研究 27 (0), 9-16, 2017

    <p>1900年前後にヘンリク・メルソムが撮影した極東のガラスネガ50枚余りがノルウェーの博物館に保存されていた。これらのなかから、朝鮮半島沿岸の捕鯨に関連する写真13枚について、撮影地や被写体を調べて比定した。写真には、蔚山の長生浦捕鯨事業場や長箭湾と金剛山、ロシア太平洋漁業会社の捕鯨船ギヨルギー号と乗組員や長崎捕鯨に傭船されたメイン号、長崎の世界文化遺産の小菅修船場などが含まれていた。20世…

    DOI Web Site Web Site

  • 新品種やまのいも「きたねばり」の粘性特性

    中澤 洋三, 平井 剛, 田縁 勝洋, 鳥越 昌隆, 山﨑 雅夫, 佐藤 広顕 日本食品保蔵科学会誌 43 (6), 283-286, 2017

    <p> This study aimed at elucidating the viscous properties of 'Kitanebari' by comparing its tororo with that of Nagaimo and Ichoimo. Of the three varieties of yam, Nagaimo had the highest water …

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 生体捕獲後に鹿生産牧場において短期飼育したエゾシカのロース肉成分の季節変動

    林田 まき, 相馬 幸作, 荒木 真一, 岩澤 雅文, 石坂 史明, 田中 愛里, 神谷 絵里, 安藤 達彦, 増子 孝義 北海道畜産草地学会報 4 (1), 23-29, 2016-03-31

    <p>阿寒湖周辺において2006年および2007年のそれぞれ冬期に生体捕獲したエゾシカを、鹿生産牧場に移送し3~10ヵ月間飼育した。2006年6月、7月、9月および10月に満2歳以上のオスをそれぞれ3頭、3頭、2頭および2頭(計10頭)解体した。2007年には6月、7月、9月、10月および11月に満2歳以上のメスを3頭ずつ(計15頭)解体した。これらのエゾシカのロース肉の一般成分含量およびミネラ…

    DOI Web Site 医中誌

  • 乳酸菌分類の現在とビフィズス菌・乳酸菌分類小委員会が提言した新規乳酸菌種提唱のための最少基準

    平山 洋佑, 遠藤 明仁 腸内細菌学雑誌 30 (1), 17-28, 2016

    乳酸菌はプロバイオティクスのみならず,発酵食品スターター,サイレージのスターター等,産業的に利用される場面が多いため,幅広い研究が行われている.乳酸菌分類は16S rRNA遺伝子の塩基配列に基づく系統解析が利用されて以降,大きな変化を遂げている.新菌種として提案される乳酸菌の数は増え続け,現在は35菌属300菌種以上が乳酸菌として登録されている.これらの菌種の中には従来表現性状により分類されてい…

    DOI 医中誌

  • 2020 年東京オリンピックマラソン時の WBGT の予測

    樫村 修生, 南 和広, 星 秋夫 日本生気象学会雑誌 53 (4), 139-144, 2016

    <p>本研究では,2020 年東京オリンピック開催期間と同期間の 2015 年において,暑熱曝露がもっと過酷であると想定されるマラソン選手の立場から,走行中に曝露される WBGT の計測を試みた.期間中にロードバイクに環境温度計を設置し,スタート地点からゴールまでをマラソン競技の走行スピードに相当する時速 20 km 時の WBGT を計測し,熱中症の危険性を評価した.平均 WBGT は 7 …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件

  • 北海道中部の湿地林における地表面と下層植生からのメタンフラックス

    山田 健四, 寺澤 和彦, 阪田 匡司, 石塚 成宏, 大野 泰之 日本森林学会大会発表データベース 127 (0), 626-, 2016

    樹木を介したメタン放出が観測された北海道中部の月形町の湿地林において、湿地生態系全体のメタン放出の定量的評価に向けて、地表面と林床植生のメタンフラックスを観測した。地下水位傾度に応じてオニシモツケとヨシが優占する群落に調査区を設置し、地表面は2013~2015年の無積雪期間に毎月1回、ステンレス製円形チャンバーを用いた非通気型密閉法により計10か所でメタンフラックスを観測した。下層植生はオニシモ…

    DOI

  • 島根県高津川におけるアユの天然魚と放流魚の混合率の推定

    寺門 弘悦, 村山 達朗, 金岩 稔 日本水産学会誌 82 (6), 911-916, 2016

    <p> 2009年から2012年の高津川で漁獲されたアユの側線上方横列鱗数度数分布に多重正規分布を当てはめ,天然魚と放流魚の混合率を推定した。高津川のアユの系統は,海産(天然魚)と2種類の人工産(放流魚)の3種類であった。アユの遡上を阻害する堰堤の上流・下流側の漁場における天然魚の混合率のブートストラップ平均はそれぞれ26.3-58.8%および82.6-100%であり,アユの遡上状況を反映した妥…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献2件 参考文献16件

  • 久寿餅原料である発酵小麦デンプンの性状

    野口 治子, 丸山 慶輔, 本橋 慶一, 矢口 行雄, 入澤 友啓, 辻井 良政, 佐藤 広顕, 髙野 克己 日本食品保蔵科学会誌 42 (5), 197-202, 2016

    <p> Fermented wheat starch (FWS) is produced from starch as a byproduct of gluten manufacture. FWS is used in the traditional Japanese sweet, kuzu-mochi, which originates from the Edo period. The …

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 北海道における秋播性コムギ新旧品種きたほなみとホクシンの生育・収量特性の差異

    笠島 真也, 今井 康太, 清水 隆大, 伊藤 博武, 中丸 康夫, 吉田 穂積, 佐藤 三佳子, 神野 裕信, 吉村 康弘, 高橋 肇 日本作物学会紀事 85 (2), 155-161, 2016

    北海道における秋播性コムギの基幹品種きたほなみは,従来の品種ホクシンに比較して収量性が高い.その多収要因を明らかにするために,2011/2012年と2012/2013年の2作期にわたって,両品種の生育・収量特性を比較した.きたほなみは,子実収量がホクシンに比べて8%多かった.これは一穂粒数が多く,千粒重が重かったためであり,シンク容量が大きかったことが多収要因であった.また,成熟期の全乾物重は,…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献3件 参考文献3件

  • 北海道東部の泥炭湿地林における樹幹と土壌からのメタン放出量の変動

    寺澤 和彦, 山田 健四, 阪田 匡司, 中村 隆俊, 石塚 成宏 日本森林学会大会発表データベース 127 (0), 628-, 2016

    北海道東部の濤沸湖に隣接する泥炭湿地林内の調査プロット(15m×30m)において、ハンノキ(7個体:DBH 15~36cm)とヤチダモ(3個体:DBH 9~29cm)の樹幹表面(地上約15cm高)および地表面(10か所)でのメタンフラックスを2015年5、7、9、11月にステンレス製チャンバーを用いた非通気型密閉法で測定した。樹幹からのメタン放出速度は明瞭な季節変動を示し、両樹種とも9月に最も高…

    DOI

  • 牧草中の可溶性炭水化物含量測定におけるアンスロン法の改変

    篠田 英史, 出口 健三郎, 飯田 憲司, 足利 和紀, 増子 孝義 日本草地学会誌 62 (1), 1-7, 2016

    可溶性炭水化物(WSC)を測定するアンスロン法の試料の乾燥と脱脂処理の必要性,煮沸抽出時の多糖の溶出,測定時の発色加温時間の検証を行い,改変方法とHPLC法との比較を行った。試料の乾燥と脱脂処理の有無によるWSC含量に有意差は見られず,牧草試料では必要ないと考えられた。10分間の煮沸抽出ではデンプン溶出率は低く抑えられた。その他の多糖は10分間を超えても溶出率はそれぞれ一定であった。発色加温時間…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • 真珠養殖廃棄物のコンポスト化とその有効活用

    樋口 恵太, 永井 清仁, 服部 文弘, 前山 薫, 瀬川 進, 本城 凡夫 日本水産学会誌 82 (4), 608-618, 2016

    <p> 真珠収穫後のアコヤガイ貝肉を主原料とし,海事作業から発生する貝掃除屑を加えてコンポスト化試験を行った。その結果,アコヤガイ貝肉は約 45 日の処理でコンポスト化が可能である事が分かった。また,貝掃除屑はコンポスト材料の通気性向上や,コンポストの肥料成分を増加させる効果が認められた。完熟したコンポストは,塩分を含むが,コマツナに対して肥料効果を示した。以上より,真珠養殖過程で廃棄される貝肉…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献15件

  • コメ,トウモロコシ,コムギ,サツマイモおよびジャガイモデンプン粒表層タンパク質の抽出と同定

    塩野 弘二, 辻井 良政, 野口 智弘, 佐藤 広顕, 髙野 克己 日本食品保蔵科学会誌 42 (6), 237-242, 2016

    <p> デンプン粒は,起源によって粒子径,形状,アミロース含量およびデンプン分解酵素の作用性が異なることで性状の違いがある。さらにデンプン粒の性状にデンプン粒表層のタンパク質(SSP)の関与が推察されており,SSPを減少させたデンプンは糊化特性に変化が生じることが報告されている。しかし,SSPを構成するタンパク質に関する研究例は少ない。そこで私たちは,コメ,トウモロコシ,コムギ,サツマイモおよび…

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献13件

  • 日本の近代鯨類学草創期における東洋捕鯨とアンドリュースの影響

    宇仁 義和 日本セトロジー研究 26 (0), 17-25, 2016

    <p>日本の近代鯨類学の草創期における東洋捕鯨株式会社とロイ・チャップマン・アンドリュースの影響を文書資料から調べた。東洋捕鯨の前身会社はナガスクジラとシロナガスクジラについて社内名称を生物学的種に基づいて固定し、それが標準和名として使用されるようになった。アンドリュースはひげ鯨に加え、歯鯨でも日本近海個体について初めて標本の観察から学名を比定した先駆者であった。そのような認識は当時の日本の動物…

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  • 2012年結氷期,オホーツク海沿岸能取湖におけるクロロフィル<i>a</i>と水柱環境

    西野 康人, 中川 至純, 北村 充彰 日本海水学会誌 69 (6), 373-381, 2015

    北海道のオホーツク沿海域にある能取湖は,冬期に全面凍結する海水湖である.オホーツク海との海水交換がある一方で流入河川はごく少ないために,湖内水はほとんど湖外のオホーツク海水に等しいことが明らかになっている.しかし,結氷期の調査研究例はほとんどなく,冬期間の湖内環境は不明である.本研究では,2012年2月3日から4月5日までの結氷期間に,水柱中と海氷中のクロロフィル<i>a</i>の経時変化とその…

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  • 能取湖における海氷と水柱のクロロフィル<i>a</i> の分布動態

    西野 康人, 佐藤 智希, 谷口 旭 La mer 53 (3-4), 53-60, 2015

    北海道のオホーツク沿海域にある能取湖は、冬期に全面凍結する海水湖である。4月中句から12月中旬までは、オホーツク海との海水交換がある一方で流入河川はごく少ないために、湖内水はオホーツク海水に等しいことが明らかになっている。しかし、結氷期の調査研究例はほとんどなく、冬期間の湖内環境は不明である。本研究では、2008年2月6日から3月18日までの結氷期間に、水柱中と海氷中のクロロフィル …

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  • 北海道東部の泥炭湿地林におけるハンノキ樹幹と地表面からのメタン放出

    寺澤 和彦, 山田 健四, 阪田 匡司, 中村 隆俊, 石塚 成宏 日本森林学会大会発表データベース 126 (0), 574-, 2015

    湿地生態系における樹木を介したメタン放出の定量的評価に向けて、樹幹からのメタン放出量の鉛直方向の変動および季節的変動を測定するとともに、隣接する地表面でのメタンフラックスを測定した。調査地は北海道東部の濤沸湖に接する泥炭湿地林であり、主要構成種であるハンノキの林冠木3個体(樹高23~25m)の樹幹表面および地表面5か所でのメタンフラックスをいずれもステンレス製チャンバーを用いた非通気型密閉法によ…

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  • 北海道のカラマツ人工林の土場におけるパルプ丸太の出現パターン

    大野 泰之, 酒井 明香, 津田 高明, 寺澤 和彦 日本森林学会大会発表データベース 126 (0), 709-, 2015

    針葉樹人工林から搬出される丸太がすべて輸送資材や合板、建築用材などの一般材として扱われるわけではない。末口径が小さく利用径級に満たない丸太や曲りや腐朽などの欠点が著しいものは製紙用などの原料材(パルプ材)として扱われ、一般材と区別される。パルプ材の単価は一般材に比べて低いため、林分から搬出されるパルプ量の大小は収益に大きく影響する。そのため、パルプ丸太出材量を把握することは林業経営において重要で…

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  • 新たに発見された岩内町ブナ北限集団の遺伝的多様性

    北村 系子, 田中 信行, 津山 幾太郎, 松井 哲哉, 並川 寛司, 齋藤 均, 寺澤 和彦, 金指 あや子, 石塚 航 日本森林学会大会発表データベース 126 (0), 69-, 2015

    ブナ(<i>Fagus crenata</i>)は九州大隅半島から北海道渡島半島にかけて分布し、その自生地北限は黒松内低地帯に隣接する幌別山塊とされていた。ところが、2013年さらに約12km北の岩内町で新たな自生地が確認された。自生地は極めて狭い範囲に限られ周辺にブナの個体は全く確認されていない孤立集団で、2014年夏の調査時に当年生実生も含めて152個体であった。これら全個体について核SSR…

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  • NHKアーカイブス保存映像のなかの鯨類ストランディング

    宇仁 義和, 谷田部 明子, 石川 創 日本セトロジー研究 25 (0), 1-6, 2015

    <p>NHKアーカイブスの保存映像から鯨類ストランディングの記録を収集した。鯨類ストランディングを記録した映像は1957–1989年の33年間に31件32タイトルが得られた。内訳を見ると、種別では、ヒゲクジラはコククジラ1件のみ、残りはハクジラで、マッコウクジラ1、コマッコウ2、ツチクジラ属1、アカボウクジラ7、イチョウハクジラ2、シャチ2、コビレゴンドウ4、カズハゴンドウ1、ハナゴンドウ4、ハ…

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  • 根室海峡標津沿岸域におけるクロロフィルa 並びに環境要因の季節変動

    塩本 明弘, 市野 亜佐美, 小野寺 拓海, 石田 恵多, 原田 弘一朗, 井上 岳実, 三浦 智史, 藤田 知則 沿岸海洋研究 53 (1), 73-85, 2015

    2009年から2013年まで根室海峡標津沿岸域において,水温,塩分,栄養塩,クロロフィルa の調査を行った.晩春か ら晩秋にかけては宗谷暖流水の影響を受けた水が存在し,晩秋から春季には寒流である東樺太海流水や親潮水の影響を受けた水が存在していた.栄養塩の濃度は晩春から晩秋までは低く,晩秋から春季には高かった.2月から5月にかけて大型(>10μ …

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  • Rhodomyrtone,カムカム果皮に含まれる抗菌活性のあるAcylphloroglucinol

    金嶋 泰, 妙田 貴生, 中田 真悠子, 藤森 嶺, 戸枝 一喜, 西澤 信 日本食品保蔵科学会誌 41 (2), 71-76, 2015

    <p> アマゾン川上流に分布するカムカム(<i>Myrciaria dubia</i>)は果汁にビタミンCを多量に含むことで知られている。このビタミンCを利用した食品や香粧品などの製品が販売されている。しかし,現地で果汁を搾る際に,果実の約40%を占める果皮や種子が残渣として処理されている。</p><p> …

    DOI Web Site 参考文献12件

  • 定点観察調査による鳥類飛翔頻度の推定精度向上に向けた検討

    白木 彩子, 猪野 雅史, 金岩 稔 Strix 31 (0), 77-86, 2015

    定点観察調査の結果から推定された鳥類の飛翔頻度と調査回数との関係について,ノンパラメトリック・ブートストラップ法による検討を行った.一回2 時間の調査を50 回(100 時間)仮想的に実施した場合,繁殖期の現地調査でコンスタントに観察されたオオセグロカモメなどの飛翔頻度の平均値は,± 25% の精度で推定されることが示された.一方,ときどき,または稀にしか出現しなかったオジロワシなどの飛翔頻度は…

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  • エミュー(<i>Dromaius navaehollandiae</i>)における作物副産物および製造粕類の嗜好性

    相馬 幸作, 岩瀬 彩弥加, 兼次 浩司, 小寺 雅則, 伏屋 絢美, 増子 孝義 北海道畜産草地学会報 2 (1), 85-91, 2014-03-31

    <p><tt>エミューに給与可能で嗜好性が高い飼料を選抜するため、地場産の作物副産物および製造粕類の嗜好性を調べた。供試動物はエミュー成鳥4羽とした。調査方法はカフェテリア方式とし、第1グループはニンジン、キャベツ、ダイコン葉、第2グループはサイレージ調製したニンジン、キャベツ、トウモロコシ、第3グループはトウフ粕、大豆粕、デンプン廃液濃縮物(濃縮物)、第4グループは第1グループと同じ飼料それぞ…

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  • 規格外ニンジンにフスマを添加して調製したサイレージの発酵品質およびヒツジにおける栄養価と養分摂取量

    相馬 幸作, 金田 厚司, 増子 孝義 北海道畜産草地学会報 2 (1), 73-77, 2014-03-31

    <p><tt>規格外ニンジン(ニンジン)にフスマを添加したサイレージを調製し、発酵品質を調べた。規格外ニンジンサイレージ(ニンジンサイレージ)はトウモロコシとフスマの代替えとして比較するため、基礎飼料(牧草サイレージとビートパルプ)と混合し、ヒツジ4頭に給与して採食量、消化率、栄養価および養分摂取量を調べた。混合飼料の乾物摂取割合は、対照区が圧扁トウモロコシ11.7%とフスマ11.4%、試験区が…

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  • 生体捕獲した野生雌エゾシカから出生した子鹿による肉生産と肉成分

    林田 まき, 相馬 幸作, 工藤 博史, 東條 圭輔, 池田 慧, 藤森 俊行, 安藤 達彦, 増子 孝義 北海道畜産草地学会報 2 (1), 79-84, 2014-03-31

    <p><tt>北海道阿寒湖周辺において冬季に生体捕獲した野生雌エゾシカの飼育期間中に出生した子鹿5頭を15~23週齢まで飼育してと畜、解体した。体重、飼料摂取量、枝肉、正肉および部位別の肉重量を測定し、ロース肉の一般成分およびミネラル含量を測定した。子鹿の生時体重および日増体量は3.8~5.8</tt>kg<tt>および83.6~179.1</tt>g<tt>であり、日増体量は解体時体重の重い個…

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  • バスケット法により評価したテンサイ品種の根の諸特性

    今野 弘規, 吉富 啓悟, 笠島 真也, 吉田 穂積, 伊藤 博武* 根の研究 23 (2), 39-46, 2014

    北海道のテンサイ品種において,根系の品種間差が明らかにされている浅根型品種の 「アセンド」,深根型品種の 「カブトマル」 および中間型品種の 「スタウト」の,主根から分枝する側根の発根数,根の伸長角度および根直径をバスケット法で観察した.発根数はS字状曲線で推移し,発根数の少ない第1次成長期,続いて発根数が急速に増加する第2次成長期,そして発根数が頭打ちとなる第3次成長期 …

    DOI 参考文献1件

  • ゴマフアザラシ(<i>Phoca largha</i>)の胎仔成長における形質の発現と着床日の推定

    佐々木 理紗, 櫻井 裕太, 小林 万里 哺乳類科学 54 (1), 1-9, 2014

    ゴマフアザラシ(<i>Phoca largha</i>)の胎仔19頭を使用し,胎仔成長における形質の発現を調べた.本種には着床遅延があることが知られており,着床日に関する報告がほとんど無いことから,着床日を推定し,着床遅延の意義について考察した.本研究では便宜的に1月1日を1とした日数を死亡日とした.250日以降の死亡個体で爪が,262日以降の個体でヒゲが確認でき,358日以降の個体で毛を確認で…

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  • 北海道東部の海跡湖能取湖における海洋環境

    西野 康人, 佐藤 智希, 谷口 旭 Eco-Engineering 26 (1), 3-9, 2014

    Lagoon Notoro-ko is connected to the Okhotsk Sea by an artificial channel and the water mass of this lagoon is exchanged by a tidal movement and little river flows. Therefore, this lagoon is assumed …

    DOI

  • 湿地林における地表面メタンフラックスに林床植生と地下水位変動が与える影響

    山田 健四, 寺澤 和彦, 阪田 匡司, 石塚 成宏 日本森林学会大会発表データベース 125 (0), 651-, 2014

    <b>【目的】</b>メタンは重要な温室効果ガスであり、自然湿地はその主要な発生源の1つである。湿地や水田では植物を介した放出がメタンの主要な経路となっており、湿地林においても、ヤチダモの幹からメタンが放出されていることが確認された。そこで、湿地林全体のメタン収支を把握するための基礎的資料として、メタンの地表面フラックスを観測した。<b>【方法】</b>北海道月形町の湿地林において、20m×60…

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  • 湿地林におけるヤチダモ樹幹からのメタン放出量の季節的変動

    寺澤 和彦, 山田 健四, 阪田 匡司, 石塚 成宏 日本森林学会大会発表データベース 125 (0), 652-, 2014

    湿地から大気へのメタン放出に関して、樹木の幹が放出経路となりうることが最近明らかになってきた。樹木を介したメタン放出の定量評価に向けて、樹幹からのメタン放出量の季節変動とそれに関与する環境要因について検討した。山地小渓流沿いのヤチダモ林の林冠木3個体を対象として、樹幹表面(地上15cm)でのメタンフラックスを非通気型密閉法によって測定した。測定は2011年7月~2013年11月までの期間(積雪期…

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  • 知床で観察されたセミクジラ

    宇仁 義和, 岡部 孝大, 今井 康貴 日本セトロジー研究 24 (0), 23-25, 2014

    <p>2013年7月5日、知床半島西側の岸近くでセミクジラが観察された(北緯44度15分、東経145度12分)。これは1968年サハリン島南沖で日本が調査捕獲して以来、初めてとなるオホーツク海南部での確実な観察記録である。</p>

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  • 清里町江南地区における根系分布と土壌窒素動態からみた秋播きコムギの低収要因

    伊藤 博武, 吉岡 千夜, 柴田 敏光, 佐藤 文洋, 吉田 穂積 根の研究 23 (4), 91-98, 2014

    清里町江南地区の秋播きコムギは,早期枯れ上がり等により町平均の8~9割程の収量水準であったことから,圃場毎の土壌断面や根系分布調査をもとに低収要因を分析した.その結果,江南地区の圃場では火砕流堆積物(Km-5a層) により根の伸張が抑制されていた.そして,浅根化は低収を誘引していると考えられた.根の重心を表すRDI 値は単収との間に5%水準で有意な正の相関関係が認められた.また, …

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献1件

  • 湿地林におけるヤチダモの根系および樹皮の組織構造

    山本 福壽, 沖田 総一郎, 半澤 綾菜, 阪田 匡司, 石塚 成宏, 山田 健四, 寺澤 和彦 日本森林学会大会発表データベース 125 (0), 618-, 2014

    湿地の嫌気的土壌からのメタン発生に関し、最近、樹木を介した土壌メタンの大気への放出の影響が注目されている。本研究は、湿地林のヤチダモの樹幹表面でのメタンフラックス測定とともに、樹皮内の通気組織の観察を行い、メタン放出の経路を検討した。調査は,北海道中央部のヤチダモ人工林(1931年植栽)で行った。山地小渓流沿いの平坦な氾濫源に位置し,土壌は埴土~壌土質の堆積物を母材とするグライ土である。調査は2…

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  • 北海道東部の針広混交林における炭素蓄積量の推定

    塩貝 覚峻, 岩村 武郎, 鈴木 悌司, 寺澤 和彦 日本森林学会大会発表データベース 125 (0), 386-, 2014

    森林に蓄積されている炭素量の推定は、生態系における炭素動態の解明のみならず温暖化と森林との関係の観点からも重要である。しかし、北方林の炭素蓄積量、特に林床に堆積している枯死木やリターを含めた炭素蓄積量に関する調査例は少ない。そこで、北海道東部の津別町・チミケップ湖畔のトドマツ・シナノキを主とする原生的な針広混交林において、2012-2013年に樹木、枯死木、土壌の炭素蓄積量の推定を試みた。本調査…

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  • ロイ・チャップマン・アンドリュースの日本と朝鮮での鯨類調査と1909‒1910年の日本周辺での行程

    宇仁 義和, ブラウネル ロバート, 櫻井 敬人 日本セトロジー研究 24 (0), 33-61, 2014

    <p>ロイ・チャップマン・アンドリュースが1910年にスミソニアン協会アルバトロス号のフィリピン調査に参加した後、日本で行った鯨類調査と1912年朝鮮で行った鯨類調査の足取りを復原した。調査はニューヨークのアメリカ自然史博物館(AMNH)に保管されているアンドリュースが収集した鯨類標本や手紙、報告書、写真、調査日誌を資料とした。アンドリュースは紀伊大島では8頭の鯨を調べ3個体分の全身骨格を確保し…

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  • 茎の曲げ特性によるバラ切り花の水分測定 : 異なる栽培時期に適する推定式

    川上 昭太郎, 水野 達太, 村松 良樹, 坂口 栄一郎 農業生産技術管理学会誌 20 (1), 1-5, 2013-06-15

    バラ切り花の非破壊水分推定式を作成することを目指し,試料として茎を切り出して曲げ荷重を測定することでバラ切り花の茎の水分推定式を作成した.その結果,説明変数としてΔPmaxを用い,3種類の異なる栽培時期の試料で推定式を作成することで,単一栽培時期の試料による推定式と比べて汎用性のある推定式を作成することができた.さらに,説明変数に平均茎径を加えて重回帰分析により推定式を作ることでΔPmaxを用い…

    DOI 参考文献8件

  • 生体捕獲した野生雌エゾシカの肉成分における出荷時期の影響

    林田 まき, 相馬 幸作, 久永 誠, 澤田 礼子, 玉井 信吾, 森崎 泰弘, 西垣 菜央, 野田 明日香, 妙田 貴生, 増子 孝義 北海道畜産草地学会報 1 (1), 55-61, 2013-03-29

    <p><tt>北海道阿寒湖周辺において、冬季に生体捕獲した野生エゾシカを1~9ヵ月間飼育した。満2歳以上の雌鹿を2007 年10月と12月、2010年4月と10月にそれぞれ3頭、3頭、4頭および4頭(計14頭)解体し、ロース肉、バラ肉および外モモ肉の一般成分含量、ミネラル含量、構成アミノ酸含量および脂肪酸組成を測定した。ロース肉の粗脂肪含量が10月解体よりも12月解体において有意に増加し(</t…

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  • ゴマフアザラシ Phoca larghaの雌雄および成長に伴う骨盤形態の変化

    梶村 美帆, 大塚 健斗, 小林 万里 霊長類研究 Supplement 29 (0), 151-, 2013

     北海道沿岸に来遊するゴマフアザラシは性的二型が少なく,外部形態からの性判別は困難であり,性判別は一般的に生殖器を用いて行われる.しかし,死後長時間が経過した漂着個体では,他の動物に食い荒らされ,生殖器などの軟組織が生存時の状態で残存していない事も多くある.このため本研究では,ゴマフアザラシの骨盤形態の雌雄差を明らかにし,その形態から性判別する事を目標とした.<br> 2006年から …

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  • キウイフルーツの熱風乾燥における短時間熱湯浸漬前処理の適用

    吉田 裕史, 折笠 貴寛, 小出 章二, 村松 良樹, 田川 彰男 日本食品科学工学会誌 61 (4), 151-159, 2013

    キウイフルーツの熱風乾燥過程において,短時間熱湯浸漬による前処理を適用した結果,以下の知見が得られた.<BR>(1)前処理を適用することでPPO活性が低下し,乾燥過程における褐変が抑制され,乾燥中の褐変現象の速度論的解析が可能ではないかと考えられた.<BR>(2)熱風乾燥過程における,表面積変化は含水率の一次関数として表すことが可能であった.また,前処理を適用することで乾燥過程における表面積変化…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献3件 参考文献5件

  • サトイモおよびナガイモへのマイクロ波ブランチングの適用

    今泉 鉄平, 折笠 貴寛, 村松 良樹, 田川 彰男 日本食品科学工学会誌 60 (1), 11-18, 2013

    サトイモおよびナガイモの熱湯浸漬過程におけるカリウム溶出現象は拡散方程式の無限円筒モデルで説明された.<BR>また,サトイモおよびナガイモのブランチングへマイクロ波(包装試料,無包装試料)および熱湯浸漬を適用し,酵素活性,色彩変化,硬さ,質量損失率,カリウム損失率について検討したところ,以下の知見が得られた.<BR>(1) …

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献5件 参考文献40件

  • エミューオイル投与がラットの脂質代謝に及ぼす影響

    加藤 由麻, 妙田 貴生, 藤森 嶺, 戸枝 一喜, 西澤 信, 桜井 智野風 日本健康医学会雑誌 22 (2), 92-97, 2013

    リノール酸などの不飽和脂肪酸は,必須脂肪酸として生体の恒常性維持に不可欠なばかりか,血中コレステロールの上昇抑制作用を有することが知られている。エミュー(学名:Dromaius novaehollandiae)はオーストラリア原産の大型走鳥類で,エミューの皮下脂肪から調製したエミューオイルは原住民により万能薬として用いられてきた歴史がある。エミューオイルには,オレイン酸などの不飽和脂肪酸が多く含…

    DOI 医中誌 参考文献11件

  • 食材の香りと風味の研究

    相根 義昌, 中川 純一, 戸枝 一喜, 佐藤 広顕 におい・かおり環境学会誌 44 (5), 298-306, 2013

    <p>食材の香りと風味は,食材に含まれる複数の化合物が人の感覚器によって検出されることによって生まれる.したがって,香りや風味を機器分析によって評価することは困難とされてきた.しかし,人による官能試験と機器分析を組み合わせた方法で香りや風味を評価できる可能性がうまれてきた.一方,好まれる食材の香りを生み出すためには,香りや風味に関わる化合物がどのように合成されるかを解明することが必要である.本稿…

    DOI Web Site Web Site

  • 北海道日本海側におけるゴマフアザラシ ( Phoca largha) の 3次元的な利用範囲

    加藤 美緒, 伊東 幸, 森 寛泰, 小林 万里, 片貝 耕輔, 櫻井 裕太, 増渕 隆仁, 石井 紀之, 木内 政寛 霊長類研究 Supplement 29 (0), 198-, 2013

     北海道日本海側に来遊するゴマフアザラシは,近年来遊域を南下・拡大させ,来遊個体数も急増している.本種は海氷地帯で繁殖を行うため,これまで海氷が来襲しない日本海側には亜成獣のみが来遊してくると考えられていたが,近年多くの成獣や陸上での出産も確認され,日本海側における本種の生態変化が確認されている.これまでの我々の研究から,北海道日本海側におけるゴマフアザラシの行動は …

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  • ミャンマー産イネ地方品種の米の糊化特性とアミロース含量

    妙田 貴生, 入江 憲治, YE Tint Tun, 西澤 信, 永島 俊夫 日本食品保蔵科学会誌 39 (4), 213-219, 2013

    <p> 世界ではコメは重要な主食であり,人々のエネルギーや栄養源として重要な役割を担っている。ミャンマーはイネの遺伝資源を豊富に有し,様々な生育環境に適応することで多様な品種が分化している。ミャンマーの人々は,様々な品種のコメを調理や加工品として消費しているが,山岳部に居住する人々は低アミロース米やモチ米を好む。日本では低アミロース米は,突然変異による改良品種として育成されたものしか存在していな…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献8件

  • ホタテガイ白干し加工の生産性と品質向上のための新しい製法

    山﨑 雅夫, 及川 寿恵男 日本食品保蔵科学会誌 39 (2), 75-81, 2013

    <p> ホタテガイの閉殻筋(貝柱)を,煮熱-乾燥させた白干しは北海道北部が主産地となっている。白干しの製造工程には様々な問題点があるが,主には貝の開殻,脱殻操作における生産低下や過度な褐変による製品の外観品質低下である。本研究では白干し製造の生産性を向上させる新しい操作と工程を開発した。第一に内在G6Pの産出が褐変に影響するという仮説をもとに,開殻脱殻工程後の生に近い貝柱を素早く加熱し失活させる…

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献5件

  • ホタテガイ白干し加工における褐変反応

    山﨑 雅夫 日本食品保蔵科学会誌 39 (3), 137-142, 2013

    <p> ホタテの貝柱を煮熱,乾燥させた白干しの製造では,乾燥工程中の貝柱の過剰な褐変が商品価値を下げる。この研究は,貝柱筋肉中の褐変反応にかかわる成分を明らかにすることを目的とした。ゲルろ過クロマトグラフィー分析と鎖長の異なる糖の褐変反応から単糖類のような低分子量の糖が候補に挙げられた。アミノ酸の存在は褐変反応を亢進した。さらに,C-6位がリン酸化されたG6PやF6Pは試験に用いたほかの糖やリン…

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献6件

  • 新規サトイモ発泡酒の開発

    武内 純子, 永島 俊夫 日本食品科学工学会誌 59 (3), 146-152, 2012

    サトイモ乾燥粉末を用いて,サトイモのフレーバーを有する発泡酒を開発した.表面色がL*:72.79, a*:3.56, b*:19.35となるようにサトイモ乾燥粉末を焙煎した結果,サトイモペーストでは特徴を出すことができなかった色や香りを改善でき,サトイモらしさを有する製品となった.また,あらかじめサトイモ乾燥粉末を焙煎処理することで,原料の煮沸処理による麦汁の粘度増大を抑制することも可能になった…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献2件 参考文献23件

  • マイクロ波乾燥によって得られた乾燥野菜の空隙率が吸水性に及ぼす影響

    玉木 由佳莉, 折笠 貴寛, 村松 良樹, 田川 彰男 日本食品科学工学会誌 59 (8), 401-408, 2012

    マイクロ波乾燥と熱風乾燥したダイコンとナスの乾燥後の空隙率および各乾燥試料の浸漬温度(20,30,50および70°C)における吸水性と空隙率の関係について調査したところ,以下の知見が得られた.<BR>(1) 乾燥条件は同じでも,乾燥後の空隙率は野菜によって異なった傾向を示し,ダイコンの場合,Mw 試料の方が高く,ナスの場合は Mw 試料および Ha 試料に差がみられなかった.<BR>(2) …

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献3件 参考文献20件

  • 隠岐諸島西方海域におけるベニズワイ雌の成長

    養松 郁子, 廣瀬 太郎, 白井 滋 日本水産学会誌 78 (2), 230-240, 2012

    2005 年~2011 年の夏季に隠岐島西方海域の水深 200~2000 m で桁網による採集を行い,ベニズワイ雌の深度分布様式と成長を調査した。2005 年に水深 1000 m 以浅と 1700 m 以深にそれぞれ甲幅組成の異なる未成体群が存在し,この 2 群は成長が異なることが示唆された。甲幅組成を分解した結果,未成体 5 齢と成体 2 齢が認められ,最小は第 6 齢と推定された。第 7 …

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献4件 参考文献38件

  • 多収性赤花ソバ品種の育成

    佐々木 大, 井上 直人, 笠島 真也, 小澤 俊之, 北林 広巳 北陸作物学会報 47 (0), 106-108, 2012

    多収性で倒伏抵抗性を持った秋栽培生態型の赤花ソバ品種「HYRB」を育成した.本品種は,「信濃1号」由来の倭性系統を種子親に,「高嶺ルビー」由来の濃赤色系統を花粉親にして交配させ,集団選抜して育成した短稈品種である.主茎長は「信濃1号」よりも短く, 1次分枝数は「信濃1号」よりも多い.長野県南箕輪村での生産力検定の結果,収量は「高嶺ルビー」の約3倍で「信濃1号」と同等である.倒伏抵抗性は「高嶺ルビ…

    DOI Web Site 被引用文献2件

  • コマツナの乾燥への遠赤外線の利用

    岡本 慎太郎, 折笠 貴寛, 桑嶋 学人, 菰田 俊一, 齊藤 順一郎, 矢野 歳和, 村松 良樹, 小出 章二, 椎名 武夫, 田川 彰男 日本食品科学工学会誌 59 (9), 465-472, 2012

    コマツナを試料として,遠赤外線乾燥および熱風乾燥の試料品質変化および乾燥過程における消費電力量について調査したところ,以下の知見を得た.<BR>(1) 乾燥終了時の試料表面温度を同じにすれば,遠赤外線乾燥および熱風乾燥の乾燥速度は同程度になり,含水率変化はいずれの乾燥法においても減率乾燥第一段で表されることが示された.<BR>(2) 遠赤外線乾燥は乾燥後の<span …

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献2件 参考文献31件

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