検索結果を絞り込む

本文・本体へのリンク

検索結果 283 件

  • 高校生のPCR体験実習

    大島 康平, 岡田 菜月, 小林 星空, 福士 祥代, 藤原 歩, 星 勝徳, 吉田 琴美, 安川 洋生 日本科学教育学会研究会研究報告 38 (4), 33-36, 2024-03-16

    ...<p>高校生を対象に市販の乾燥ウミホタルを用いて,生物発光,ルシフェラーゼ,ルシフェラーゼ遺伝子,PCR法について実験を交えながら体系的に解説すると高い教育効果が期待できるが,これまではウミホタルルシフェラーゼ遺伝子の全塩基配列が不明であったため実施が困難であった.近年になりその配列が解明されたため,当研究室は同遺伝子のエキソンのPCR増幅を検討した.高校生を対象とする事を念頭に,DNAは簡易な方法...

    DOI

  • ルシフェラーゼ:オキシアカルミネ:AMP 複合体のX線結晶構造解析

    中津 亨, 田中 義明, 加藤 博章 SPring-8/SACLA利用研究成果集 11 (5), 300-304, 2023-10-31

    ホタルによる黄緑色の発光は発光酵素ルシフェラーゼと発光基質ルシフェリンによって行われている。この発光色を赤色に変化させる発光基質アカルミネと、そのアカルミネを効率良く光らせることができるアミノ酸変異体ルシフェラーゼ Akaluc が開発された。しかし、その発光強度を上昇させる要因やその機構は全くわからなかった。そこで、アカルミネに対して発光強度を上昇させるゲンジボタルルシフェラーゼの1アミノ酸変…

    DOI

  • 生物発光式エンドトキシン検出法の開発及び透析液測定への応用

    八幡 悟史, 野田 健一, 下村 亜依, 小田 侑, 荒川 智, 八谷 宏光, 黒田 章夫 分析化学 72 (7.8), 289-298, 2023-07-05

    ...<p>従来のエンドトキシン検出法では,分析時間が長い,感度が不足などの問題点が存在していた.これらを解消すべく,新規な測定原理である生物発光式エンドトキシン検出法を開発した.高輝度ルシフェラーゼを用いた生物発光法とライセート反応を融合して,15分間測定で検出下限: 0.0005 EU mL<sup>−1</sup>を実現した.透析液中塩化ナトリウム(NaCl)でも感度が減少しない耐塩性ルシフェラーゼ...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 辻 章夫先生を偲んで

    今井 一洋 ファルマシア 59 (12), 1111-1111, 2023

    ...帰国後、蛍光、化学発光、生物発光反応を酵素活性の検出に用いる酵素イムノアッセイ(EIA)を開発され、血液1滴から分析できる甲状腺刺激ホルモンやサイロキシンなどのEIAを考案し、これらは我が国の先天性代謝異常症の新生児マススクリーニング法に適用され、現在全国レベルで実施されています。晩年には、薬学教育協議会7代会長として薬学部6年制学生の長期病院実習・薬局実習の構築に向けて貢献されました。...

    DOI

  • ルシフェリン誘導体TokeOniによる新規生物発光システムへのCYPの関与

    仲村 厚志, 林 唯奈, 猪狩 侑真, 北田 昇雄, 森屋 亮平, 牧 昌次郎, 吉川 朋子 日本毒性学会学術年会 50.1 (0), O2-15-, 2023

    ...<p>生体光イメージング技術は生命科学分野において必要不可欠であり、中でもホタル生物発光系は最も汎用されている。生物発光は、発光基質(ルシフェリン)と発光酵素(ルシフェラーゼ)による化学反応で発光する。...

    DOI

  • ホタル生物発光の人工発光系へのモデル化とヒトの生体内精密計測に向けた挑戦

    仲村 厚志, 牧 昌次郎 化学と生物 60 (2), 72-78, 2022-02-01

    <p>ホタルといえば,初夏に川辺で光を放って群飛するイメージを日本人は持っているのではないかと拝察する.日本のホタルが清流付近に棲息する理由は,日本のホタル(ゲンジとヘイケ)の幼生期が水棲であり,清流に棲息するカワニナ・タニシなどの淡水系の巻き貝を餌としているからである.またホタル成虫は摂食しなくなり,次の世代へ命を託し一生を終える.ホタルは濁水を好まず清流を飲み,美しく光を放ち無残に散る.この…

    DOI Web Site 参考文献9件

  • 生物発光を利用して脳内分子の発現変化を可視化する

    福地 守 ファルマシア 58 (2), 127-131, 2022

    ...生命科学研究においてイメージングに利用される生物発光は,ルシフェリンとルシフェラーゼにより生じる.生体動物から発光を検出する場合,ルシフェリンを投与する必要があるが,投与したルシフェリンの生体内分布,さらに生体内で生じた発光の生体組織透過性がしばしば問題となる.本稿では,生きたマウスで脳由来の発光を検出する際に筆者が直面した問題およびその解決方法について,記憶関連分子BDNFを例として紹介する....

    DOI

  • マウス、ダンゴムシ、及びクロキンバエにおける、ルシフェリン誘導体トケオニによる生物発光へのCYPの関与

    仲村 厚志, 林 唯奈, 福田 ミフル, 北田 昇雄, 森屋(齊藤) 亮平, 牧 昌次郎, 吉川 朋子 日本毒性学会学術年会 49.1 (0), P-159-, 2022

    ...遺伝子導入により発現させた発光酵素に由来する光のみを体外から観測するため、励起光が不要である点において優れている一方で、蛍光に比べ生物発光は発光強度が低く、発光基質の投与が必要という欠点を持つ。発光強度の低い原因として、ホタル生物発光の560nm程度の発光波長は水やヘモグロビンによる吸収を受けやすく体外からの検出が困難であることが挙げられる。...

    DOI

  • 精密分子設計に基づく蛍光・生物発光プローブの開発と応用

    熊田 怜, 織岡 真理子, CITTERIO Daniel, 蛭田 勇樹 分析化学 70 (10.11), 601-616, 2021-10-05

    ...<p>蛍光及び生物発光は,高感度かつ即時的な測定を実現できるという特徴から,種々の化学・バイオセンサーのほか,細胞/生体イメージングへの応用が盛んに進められてきた.ここで,特定の分子やイオン,細胞の検出を実現するため,目的物質選択的に発光挙動が変化するプローブの開発が求められる.著者らは,目的の機能に合わせた分子設計を行うことにより,特に低分子型プローブの開発を進めてきた.本稿では,蛍光及び生物発光...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献134件

  • NEWS&TOPICS

    国立研究開発法人科学技術振興機構 JSTnews 2021 (4), 6-7, 2021-04-01

    ...<p>【研究成果】黄疸の判定、スマホで撮るだけ 生物発光を利用した指示薬を開発</p><p>【イベント】世界を変える好奇心、脳とAIの未来 新展示の先端研究から思いをはせて</p>...

    DOI

  • 蛍光・生物発光イメージングの最前線

    永井 健治 生体医工学 Annual59 (Abstract), 123-123, 2021

    ...しかしながら近年、NanoLucやNano-lantern、Akalucなどの高光強度生物発光タンパク質が開発され、生物発光によるライブイメージングが実現し始めた。さらに一部の生物発光システムでは、発光基質を生合成することも可能になり、完全自発光動植物が作出されている。本講演では、蛍光や生物発光イメージングに関する技術開発について最近の知見を紹介し、合わせて将来展望について議論する。</p>...

    DOI

  • 探究的実験教材としてのウミホタルの活用

    小坂 那緒子, 熊野 善介 理科教育学研究 61 (1), 83-96, 2020-07-31

    ...ウミホタルは単なる生物発光を伝える実験教材ではなく,生徒を対話的に深く思考させる探究的な実験教材として提案できる。</p>...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 生物発光法を用いた新しいエンドトキシン測定法の開発

    野々口 マリア, 高橋  学, 菅  重典, 秋丸 理世, 児玉 善之, 横藤  壽, 下山  賢, 森野 豪太, 稲田 捷也, 井上 義博 岩手医学雑誌 72 (5), 181-189, 2020

    ...測定は当院に搬送された感染が疑われる患者検体24検体と健常者8検体を使用し,多白血球血漿検体を作成して比濁時間法と生物発光法で行った. 測定時間は生物発光法において比濁時間法に比較して有意に短時間で測定値を得た.エンドトキシン測定値は,生物発光法において高値となった.また多白血球血漿検体を用いることで重症度と測定値が相関した....

    DOI Web Site 医中誌

  • 自由行動下の動物の深部組織から非侵襲的に発光を検出する技術

    福地 守 ファルマシア 55 (1), 69-69, 2019

    ...酵素(ルシフェラーゼ)と基質(ルシフェリン)の酵素反応により生じる生物発光は,生体動物を用いた<i>in</i> <i>vivo</i>イメージングに応用されている.特に,ホタルルシフェラーゼ(F-Luc)とD-ルシフェリンの組み合わせは,<i>in</i> <i>vivo</i>イメージングのゴールドスタンダードとして,がんや脳科学などの研究領域で利用されている.しかし,D-ルシフェリン自体の組織透過性...

    DOI 医中誌

  • ホタル生物発光関連分子の電子状態に関する理論的研究

    樋山 みやび 原子衝突学会誌しょうとつ 16 (5), 75-, 2019

    ...<p>初夏になると日本のあちこちでホタルを見ることができる.ホタルの発光は,タンパク質酵素内での化学反応により起こる現象であることが知られているが,発光機構については未だ謎の部分も多い.この発光反応の理解のためには,基質や発光体など,発光反応に重要な役割を果たす分子そのものの情報を得ることが必須である.私たちはこれまで,ホタル生物発光の気質であるルシフェリンと発光体であるおきしルシフェリンの分光的な...

    DOI

  • 発光性真菌<i>Mycena lux-coeli</i>の発光システム

    寺西 克倫 日本きのこ学会誌 27 (2), 61-66, 2019

    ...<i>Mycena lux-coeli</i>の生物発光の化学的機構は不明であった.本研究では,<i>M. lux-coeli</i>の発光システムを特定したので報告する.化合物trans-3-hydroxyhispidin (1)は,生物発光している生のカサのヒダの発光を誘起し,その誘起させられた発光の発光スペクトルは,自然の生物発光の発光スペクトルと一致した.化合物1に対する光生成酵素をカサのヒダ...

    DOI Web Site

  • 細胞内ATP測定への化学発光イメージング解析の応用

    クラワカ, ミサキ, タテハナ, ハルカ, シムラ, フミオ, ヤマザキ, ユウコ, KURAWAKA, Misaki, TATEHANA, Haruka, SHIMURA, Fumio, YAMAZAKI, Yuko 十文字学園女子大学紀要 48 (2), 75-84, 2018-03-31

    ...アデノシン三リン酸(ATP)は生体におけるエネルギーの獲得および利用に重要な役割を果たしている.ATPの測定にはルシフェリン-ルシフェラーゼ反応を用いた生物発光による方法が良く知られているが,この方法でATPを定量するためには発光量を測定できる非常に高額で特殊なルミノメーターが必要である.本研究では,本学が保有し,汎用性が高く,タンパク質の検出等でよく用いられているケミルミネッセンス撮影装置と画像解析...

    機関リポジトリ 医中誌

  • <論文・報告>ホタルの発光色と酵素 - 基質間相互作用との立体構造に基づいた関係

    飯尾, 一輝, 山口, 知宏, 村井, 智洋, 宇都宮, 裕人, 大西, 弘晃, 盧, ?, 中津, 亨, 加藤, 博章 ELCAS Journal 2 53-57, 2017-03

    ホタルは,発光基質であるルシフェリンと酸素がATP,Mgイオンの存在下に酵素ルシフェラーゼの触媒作用により反応することによって黄緑色に発光することが知られている.近年,岩野らによって合成されたアカルミネというルシフェリン類似物は,ルシフェリンの代わりにルシフェラーゼ反応に供与すると赤色に発光する.この発光色の違いが,発光基質とルシフェラーゼとの相互作用の違いによるものなのか,あるいは,発光基質の…

    HANDLE

  • <i>In vivo </i>イメージングを目指したホタル生物発光

    牧 昌次郎 日本レーザー医学会誌 37 (4), 448-453, 2017

    ...<p>天然のホタル生物発光は,レポータアッセイ,細胞内可視化,そしてインビボイメーイングに利用されているが,天然材料を使用すると560 nm の発光で生体内深部可視化は難しい.そこで,人工材料にすることで,近赤外領域の発光(ca. 675 nm)を実現しアカルミネとして実用化した.また,ミニブタを光イメージングするための,トケオニも実用化する.</p>...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 転移偽陰性リンパ節に対するMRI・超音波画像診断による腫瘍検出能の評価

    菊池 凌平, 堀江 佐知子, 阪本 真弥, 森 菜緒子, 森 士郎, 小玉 哲也 生体医工学 55Annual (5AM-Abstract), 408-408, 2017

    ...転移偽陰性リンパ節(false-negative N0)の生物発光画像・MR画像・超音波画像・病理像を取得して比較検討した. 生物発光画像でルシフェラーゼ活性が確認された転移偽陰性リンパ節のMR画像と超音波画像では, 病理像で確認された腫瘍巣周辺での高輝度部は確認されなかった....

    DOI

  • 食品従事者糞便を対象にしたノロウイルス検査における多検体処理可能なBLEIA法の有用性評価

    高田 瞬, 馬場 洋一, 岡元 満, 柿澤 広美, 伊藤 武 日本食品微生物学会雑誌 34 (1), 40-44, 2017

    ...<p>筆者らは多数の食品従事者の糞便を対象に生物発光酵素免疫法(BLEIA法)に基づく高感度な全自動免疫測定システムと遺伝子検査法(RT-PCR法)の感度,特異性,検出率について検討し,本システムの有効性を評価した.今回対象とした2,427例中ノロウイルスの陽性率はBLEIA法が7.3%,RT-PCR法が6.3%であった.BLEIA法はRT-PCR法に対して,相対感度95.4%,相対特異度98.7%...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献6件

  • 学術貢献賞受賞 荒川秀俊氏の業績

    辻 章夫 ファルマシア 53 (5), 475-475, 2017

    ...①特異的親和力に基づくイムノアッセイ・DNAハイブリダイゼーションアッセイ・アブタマーアッセイ ②迅速分離能のキャピラリー電気泳動法 ③高感度な化学・生物発光分析法を組み合わせ、種々の生体関連物質の好感度分法を開発した。...

    DOI

  • 光技術を用いた臓器・細胞機能評価と臨床応用

    尾崎 倫孝, 芳賀 早苗, 小澤 岳昌, 森田 直樹, 浜田 俊幸 Organ Biology 24 (2), 207-211, 2017

    To develop an effective organ/cell preservation method and to monitor post-transplant graft function continuously and non-invasively, an innovative optic technology to visualize cell/organ function …

    DOI 医中誌

  • ウミホタルの採集と観察

    小江 克典 化学と教育 64 (8), 380-383, 2016

    ...沿岸に生息するウミホタルの採集を通じて自然を体験するだけでなく,生物発光のメカニズムや沿岸に生息する生物の多様性の理解,様々な地層から出現するウミホタルの仲間の微小化石の観察など様々な好奇心を育むことを期待している。</p>...

    DOI Web Site

  • 夜光虫の生物発光制御

    北崎 太介, 小野 健太, 渡邉 誠 日本デザイン学会研究発表大会概要集 63 (0), 133-, 2016

    ...本研究では、夜光虫をアートや工業製品等に実利用するための生物発光制御方法を、培養・刺激実験・制御実験の3段階の過程から考察した。培養からは、夜光虫は水面に浮遊し、特に瓶のような容器中では淵に集中することがわかった。刺激実験からは、夜光虫が生物発光するための物理刺激として、一定以上勢力のある水流、もしくは泡が有効であることがわかった。...

    DOI

  • 化学発光と生物発光の基礎化学

    平野 誉 化学と教育 64 (8), 376-379, 2016

    ...<p>化学発光と生物発光は化学反応で光子を生成する。この魅力的な発光反応は分析技術から化学教育まで重要な役割を担っている。様々な分野での発光反応の利用・応用を拡げるには反応機構の理解が不可欠である。本稿では,励起分子を与える化学励起過程を含め,発光反応の特色につながる反応の仕組みについて解説する。</p>...

    DOI Web Site

  • 発光生物の光る仕組みとその利用

    近江谷 克裕 化学と教育 64 (8), 372-375, 2016

    ...<p>ホタルの光に代表される生物発光は基質ルシフェリンの酸化に伴う化学反応の光である。酵素ルシフェラーゼによって効率よく光が生み出されることから冷光ともいわれる。未解明な生物発光の仕組みもあるが,8つのルシフェリンの構造が明らかとなり,それらの酸化反応を触媒するルシフェラーゼも明らかになりつつある。一方,生物発光はATPの定量化や細胞内の遺伝子発現の解析等,生命科学を支える重要な光である。</p>...

    DOI Web Site

  • 生物発光DNA分析法の開発とその臨床への応用

    荒川 秀俊, 唐沢 浩二, 佐野 佳弘 分析化学 65 (9), 497-509, 2016

    ...医療現場におけるDNA分析法は,診療所やベットサイドでの利用(Point of care test; POCT)を考慮し,コンパクトであることや簡易性,迅速性,感度に優れていることが必要である.そこで著者らは,迅速,簡易かつ高感度な検出法として,生物発光法を用いたDNA分析法を開発した.ここで用いる生物発光は,ホタル由来のルシフェリン-ルシフェラーゼ反応である.本生物発光は,ルシフェラーゼの存在下,...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献22件

  • 非分割型生物発光イメージングプローブの開発と応用

    金 誠培, 藤井 理香 分析化学 65 (7), 361-369, 2016

    ...生体内で起こる細胞内分子イベントの可視化は,病理現象の解明,新薬開発,毒性評価に資する要素技術であることから,医・薬学,生物学,環境科学,化学分野共通の研究テーマとされている.しかしながら生体内分子イベントは,一般的に一過性イベントであり発光信号を伴わないため,非侵襲的な分析が困難である.その代案として発光信号を放つ蛍光タンパク質や生物発光酵素(レポーター)を用いた分子イメージング技術が最近20年間飛躍的発展...

    DOI Web Site Web Site 参考文献30件

  • 病床規模の異なる病院におけるATP(アデノシン三リン酸)値を用いた環境表面洗浄度調査

    渡辺 玲奈, 下田 智子, 矢野 理香, 良村 貞子 看護総合科学研究会誌 16 (1), 13-21, 2015-05

    本研究は、病床規模の異なる3病院において、洗浄度に影響すると予測される診療科と平均在院日数、患者および看護師の管理環境に焦点をあて、ATP値を用い高頻度に接触する環境表面別洗浄度の実態を明らかにすることを目的とした。調査対象は、病床規模の違う3病院(500床以上:A病院、100床以上500床未満:B病院、100床未満:C病院、各1病院)における8病棟内の高頻度接触表面とした。調査方法は、各病棟の…

    DOI HANDLE Web Site ほか1件

  • 生物発光酵素を用いた分子イメージング技術の進歩

    金 誠培, 藤井 理香 色材協会誌 88 (12), 407-411, 2015

    ...一方,ホタルルシフェラーゼに代表される生物発光酵素は,抗体の発光団,生体の生物発光イメージング(BLI)や各種バイオアッセイのレポータータンパク質としてバイオ産業全般に利用されている。このように蛍光タンパク質と生物発光酵素を用いた生体内分子イベントのイメージングは,特異的かつ定量的にできる点で,従来の生体イメージング技術であるMRI,PET,CT,Ultrasoundなどとは大きく区別される。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献8件

  • 環境中のノロウイルスの拭き取り検査における生物発光酵素免疫測定法(BLEIA法)の検討

    下村 力斗, 清水 大輔, 中川 弘 日本食品微生物学会雑誌 32 (4), 219-223, 2015

    ...NVに汚染された現場を想定した環境中からのNVの拭き取り試験を行い,拭き取り検体を用いて,生物発光酵素免疫測定法 (BLEIA法) によるNV検出の可能性について検討を行ったところ,BLEIA法でのNVの検出は可能であり,検出感度については,リアルタイムPCR法と同等もしくはそれ以上の検出結果が得られた.また,トイレを想定して試験に供した材質ごとによる検出感度に特異的な差は認められなかった.このことから...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献5件

  • 新たに開発した生物発光酵素免疫測定法(BLEIA)による ノロウイルス検出法の評価

    鈴木 渉, 大廣 義幸, 塚越 博之, 木村 博一 感染症学雑誌 89 (2), 230-236, 2015

    ...し,対策を講じることは重要であると思われる.現在,NoV 検査法は,主に逆転写リアルタイムPCR(rRT-PCR)法を主体とした遺伝子検査法が使われているが,高感度であるもののコストが高く煩雑なため多検体測定は困難である.遺伝子検査法以外には一般的に簡易で経済的な酵素免疫測定法(ELISA 法)やイムノクロマト法(IC 法)があるものの,感度が十分とはいえない.われわれはこれらの問題を解決すべく,生物発光酵素免疫測定法...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献2件

  • ホタル生物発光型<i>in vivo</i>イメージング標識材料の創製

    牧昌 次郎 ファルマシア 50 (2), 117-120, 2014

    ...<br>ホタル生物発光系は,ライフサイエンス分野での標識技術として基盤的な技術になっている.最近は,脳神経学や腫瘍学,再生医療の実用化にかかわる技術として,<i>in vivo</i>イメージングが注目され,生体内深部可視化に資する長波長発光材料のニーズが国内外で非常に高くなっている.そこで筆者はホタル生物発光型長波長発光材料を創製し,実用化(国内外に販売)した.以下に,その経緯をまとめる....

    DOI

  • 新たな生体適応型の連結反応を利用する非侵襲的生物発光イメージング

    有光 健治 ファルマシア 50 (2), 163-163, 2014

    水中や生体試料中でも選択的に進行する“生体適応型”の反応は,細胞レベルでの生物学的現象の研究に広く利用されている.しかし,人体病理学を理解する上では細胞レベルだけでなく,より複雑な組織全体レベルでの生物学的現象の研究が必要となる.これまでに知られている生体適応型の反応は,細胞内(<i>in vitro</i>)で用いることができても生きている動物の生体内(<i>in …

    DOI 医中誌

  • 生物発光を用いた高感度免疫測定装置BLEIA<sup>®</sup>-1200によるHBs抗原測定の有用性

    八橋 弘, 中村 実可, 釘山 有希, 佐々木 龍, 戸次 鎮宗, 橋元 悟, 裵 成寛, 大谷 正史, 佐伯 哲, 長岡 進矢, 小森 敦正, 阿比留 正剛, 峰川 貴之, 神山 道信, 大熊 博 肝臓 55 (9), 521-529, 2014

    ...高感度検出が可能となる生物発光を用いた免疫測定装置BLEIA<sup>®</sup>-1200と専用の定量試薬BLEIA<sup>®</sup>‘栄研’HBs抗原が開発された.今回,この高感度HBs抗原測定系の基礎的検討および臨床検体を用いてその有用性を検討した.検討の結果,検出限界は0.005 IU/m<i>l</i>と従来の市販定量試薬より6~10倍高感度であり,また良好な希釈直線性を示した.化学発光免疫測定法...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献8件

  • ATP拭き取り調査による院内環境表面のモニタリング

    柴田 洋文, 川添 和義, 柴田 高洋, 伏谷 秀治, 渡邉 美穂, 高開 登茂子, 長尾 多美子, 東 満美, 水口 和生 日本環境感染学会誌 29 (6), 417-423, 2014

    ...  病院環境表面のモニタリングについて,アデノシン三リン酸(ATP)生物発光および微生物学検定を組み合わせて使用することにより評価した.目的は,患者に対して危険をもたらしうる微生物汚染の迅速な検知方法を開発することである.この目的のために,私たちは,外来患者病棟におけるトイレ設備表面のATP生物発光分析および微生物学的検査を行なった.5か所のスクリーニング部位はすべて,清潔で消毒されたステンレス鋼表面...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件 参考文献27件

  • 生物発光を利用した新規バイオアッセイ系の樹立

    金 誠培, 長縄 竜一 分析化学 62 (7), 637-644, 2013

    ...ホルモンや化学物質の計測はこれまで主として破壊分析に依存した場合が多いが,その生理活性を直接評価できる方法ではなかった.本総合論文では,極めて明るく安定的な発光酵素の樹立と応用に関する研究,その着想と開発に至った経緯を詳述する.また,生物発光酵素を骨格に一分子型生物発光プローブを遺伝子工学的に設計・合成することによって,環境や生体試料中のホルモンや化学物質の活性を迅速・高感度に計測する新技術を紹介する...

    DOI Web Site Web Site 参考文献33件

  • ラット子宮内膜間質細胞において時計遺伝子Rev-erbαはGdf15の発現を抑制的に制御する

    田崎 広天, 諫山 慧志郎, 趙 立佳, 山内 伸彦, 服部 眞彰 日本繁殖生物学会 講演要旨集 106 (0), OR1-22-OR1-22, 2013

    ...いずれも24h後にデキサメサゾンで細胞の同期化して,生物発光をモニターした。生物発光振動の第1位相から6 h間隔で培養細胞より総RNAを抽出し,RT-qPCRにより<i>Gdf15</i>の発現を測定した。【結果】SR8278を添加すると<i>Bmal1</i>発現の位相が約6 hほど後にシフトし,<i>Rev-erbα</i>発現の位相が前にシフトした。...

    DOI

  • ホタルの光を化学で作る(ヘッドライン:昆虫の卓越した能力を化学する)

    牧 昌次郎 化学と教育 61 (8), 392-395, 2013

    ...ホタル生物発光では,低分子の発光基質とタンパク質の発光酵素,ATP,マグネシウムイオン,酸素との化学反応で目には黄色く見える光(約560nm)を生じる。この発光原理を化学的に改良して,発光基質を人工合成し,発光波長(発光色)を人為的に変化させる技術の開発を行った。...

    DOI Web Site 参考文献15件

  • プロジェステロンは妊娠ラット子宮内膜間質細胞の概日振動の位相を変化させる

    趙 立佳, 陳 華濤, 諫山 慧士朗, 山内 伸彦, 服部 眞彰 日本繁殖生物学会 講演要旨集 105 (0), 1057-, 2012

    ...同期化後は生物発光をKronos AB-2500を用いてモニターしながら、6h毎に培養細胞から総RNAを抽出し、リアルタイムqPCRにより時計遺伝子の発現を測定した。生物発光の振幅、位相はCosinor解析によって計算した。細胞増殖はCell Counting Kit-8によって測定した。...

    DOI

  • 固定したルシフェラーゼによる生物発光反応

    田中 龍太, 高浜 絵里子, 飯沼 昌隆, 池田 丈, 角屋 豊, 黒田 章夫 電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌) 131 (1), 23-28, 2011

    We have investigated an effect of immobilization of luciferase molecules at the optical fiber end on a bioluminescent reaction. The time dependence of measured count rates of emitted photons has …

    DOI Web Site Web Site 参考文献14件

  • 生物発光レポーター系を用いた、ウキクサ概日発現遺伝子の光パルスに対する応答様式の観測

    久保田 佐綾, 村中 智明, 小山 時隆 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2011 (0), 0733-0733, 2011

    ...実際に、概日時計の二重安定性は生物発光レポーター系を用いた概日遺伝子発現変動の測定により観察されている(伊藤‐三輪、小山)。一方で、概日時計システムの光パルスへの応答様式は、詳細な解析は進んでいない。我々は、概日発現遺伝子のプロモーターを持つ生物発光レポーター系を植物に導入することにより、暗期中の光パルスへの応答様式をリアルタイムで観測した。...

    DOI

  • ルシフェラーゼ発光レポータによる単一細胞でのプロモータ活性の測定

    村中 智明, 久保田 紗綾, 小山 時隆 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2011 (0), 0883-0883, 2011

    ...我々の開発した測定系では標的プロモータ下流にルシフェラーゼ遺伝子を組み込んだルシフェラーゼレポータをパーティクルボンバーメント法により個体表面の細胞にまばらに導入し、高感度CCDカメラを用いて各導入細胞の生物発光量を測定する。この系では自動連続測定による時系列データの取得や測定時の光条件操作も可能である。...

    DOI

  • ウキクサカルスへの遺伝子導入と概日リズム特性の解析

    木村 泰裕, 伊藤ー三輪 久美子, 久保田 佐綾, 村中 智明, 小山 時隆 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2011 (0), 0884-0884, 2011

    ...また、生物発光レポーター系を用いた解析から、カルスの概日リズムが個体とは異なることが示唆された。カルスへの遺伝子導入系の開発の現状と、その過程で明らかになってきたカルスのプロモーター活性特性および概日リズム特性について議論する。...

    DOI

  • ウミホタル型蛍光色素のπ共役制御:オキシルシフェリン誘導体と二環性ホウ素誘導体の構造と性質

    平野 誉, 八谷 聡二郎, 高橋 友登, 中川 達規, 小鷹 藍, 牧 昌次郎, 丹羽 治樹, 橋爪 大輔, 池田 浩, 水野 一彦 基礎有機化学討論会要旨集(基礎有機化学連合討論会予稿集) 2011 (0), 74-74, 2011

    ...我々は生物発光由来の蛍光色素の基本性質の確立と光機能開拓を目指し、ウミホタルの発光体オキシルシフェリンについて、その誘導体の分光学的性質の解明と分子改良を行っている。今回、オキシルシフェリン誘導体とその二環性ホウ素誘導体についてπ共役構造と蛍光性に関する知見が得られた。分光測定と結晶構造、DFT計算の結果を基に、オキシルシフェリン関連蛍光色素の励起状態の構造と性質について議論する。...

    DOI

  • 系統的フェニル基導入によるイミダゾピラジノン化学発光特性の制御

    笹 真希子, 小林 弘和, 藤尾 俊介, 牧 昌次郎, 丹羽 治樹, 平野 誉 基礎有機化学討論会要旨集(基礎有機化学連合討論会予稿集) 2011 (0), 474-474, 2011

    ...ウミホタル生物発光に関連したイミダゾピラジノン誘導体は活性酸素検出などに重要な化学発光基質である。我々はイミダゾピラジノン化学発光の高性能化を目指し、その反応機構や化学修飾について検討している。今回は、π共役置換基として働くフェニル基に注目した。イミダゾピラジノン環の5,6,8位にフェニル基を系統的に導入し、導入位置と置換数が化学発光特性に及ぼす効果について調べた結果を報告する。...

    DOI

  • 植物における遺伝子発現パターンのダイナミクス

    一野, 天利, 辻村, 有香, 河本, 敬子, 福田, 弘和 Memoirs of the Faculty of Biology-Oriented Science and Technology of Kinki University (26) 57-62, 2010-09-01

    ...近年、植物における遺伝子発現の様子が時計遺伝子のための生物発光技術を用いて時空間パターンとして測定できるようになっている。本研究では、そのような実験系において観察された遺伝子発現パターンの挙動に着目し、反応拡散方程式を用いた数値シミュレーションによる再現を試みた。これらの結果は、植物が持つ自己組織化現象を研究する際には、反応拡散系として考えることが有効であることを示している。...

    機関リポジトリ

  • 生物発光レポーター系によるウキクサ単一細胞における遺伝子発現測定系の開発

    久保田 佐綾, 村中 智明, 小山 時隆 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2010 (0), 0517-0517, 2010

    ...近年、ウキクサの概日リズムの観測は、生物発光レポーター系をパーティクルボンバードメント法により一過的に導入することで簡便に行えるようになった。これまでの観測系では、複数個体全体の生物発光を光電子増倍管でモニターしており、レポーターが導入された細胞の発光量の総和が測定される。...

    DOI

  • 生物発光とノーベル化学賞

    寺西 克倫 化学と生物 47 (7), 457-464, 2009

    ...の開発を行なったロジャー・チィエン カリフォルニア大学教授の3氏に与えられた.受賞理由は,GFPが先端生命科学の広い分野において必要不可欠な科学ツールとなり,生命科学の発展に著しく貢献したことが評価されたことにある.ノーベル化学賞選考委員長は,ノーベル賞授賞式の壇上で,下村博士に「下村先生の独自性あふれる発見への軌跡に尊敬の念を抱きました」と日本語で述べられ合掌された.ここではGFPの発見を導いた生物発光...

    DOI Web Site 参考文献95件

  • Bioluminescenceによる流体衝撃圧計測法

    渡部 靖憲, 田中 康文, 坂井 純 土木学会論文集B2(海岸工学) 65 (1), 831-835, 2009

    This paper presents novel imaging measurements of imapact fluid pressure by using bioluminescent dinoflagellates. Uncertainities of the bioluminescent responses for the pressure due to circardian …

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 生物発光及び蛍光に基づく分子イメージングプローブの開発

    金 誠培, 梅澤 喜夫, 田尾 博明 分析化学 58 (6), 435-446, 2009

    ...生物発光プローブそのもののリガンド感受性を高める手法として,円順列置換や小さい発光酵素を用いた分子設計技術を紹介する.本総合論文を通じて,多くの分析化学者の方にこの分野の面白さをぜひ分かって頂きたい....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献46件

  • ホタルの生物発光色とオキシルシフェリンπ電子系との相関

    平野 誉, 羽角 洋輔, 大塚 一宏, 牧 昌次郎, 丹羽 治樹, 山路 稔, 橋爪 大輔 基礎有機化学討論会要旨集(基礎有機化学連合討論会予稿集) 2009 (0), 55-55, 2009

    ...ホタルの生物発光は酵素ルシフェラーゼの制御によって様々な発光色(赤~緑)を生み出す特徴がある。このマルチカラー発光の仕組みは長く未解明であったが、我々は発光を担う発光体分子オキシルシフェリンの蛍光性を詳細に調べることで、発光色制御機構を明らかにすることに成功した。本発表では、オキシルシフェリンフェノラートアニオンのπ電子系の性質と発光色の相関の観点からメカニズムを説明する。...

    DOI

  • ホタルの光の基礎研究から製品化研究へ―生物発光タンパク質に基づくマルチ遺伝子発現検出キット―

    近江谷 克裕, 中島 芳浩 Synthesiology 1 (4), 259-266, 2008

    ヒトを含めた生き物の生命現象は、細胞内の多くの分子とその複雑な化学反応のネットワークにより制御されており、近年、このネットワークを解析する技術の開発が望まれていた。我々は発光色の異なるホタル(甲虫)の発光タンパク質(ルシフェラーゼ)に着目し、細胞内の複数の遺伝子発現を同時に検出する技術を開発した。開発した技術は実用化研究を経て、企業による製品化に結びついた。現在、本研究成果は、第1種基礎研究など…

    DOI 被引用文献1件 参考文献5件

  • イミダゾピラジノン生物・化学発光系の反応機構:電子移動型酸素化過程の解析

    一色 高, 牧 昌次郎, 丹羽 治樹, 平野 誉 基礎有機化学討論会要旨集(基礎有機化学連合討論会予稿集) 2008 (0), 127-127, 2008

    ...我々は、イミダゾピラジノン生物発光系の分子機構を解明すべく、イミダゾピラジノン誘導体の化学発光反応を詳細に調べてきた。本研究では電子移動型酸素化機構の確立を目指し、置換基を変換したイミダゾピラジノン誘導体を用いて、酸素並びに電子受容性分子との反応を解析した。その結果、イミダゾピラジノンアニオンと酸素分子との反応が、電子移動の関与する効率の良い反応であることを見出した。...

    DOI

  • イミダゾピラジノン生物・化学発光系の反応機構:生物発光の化学励起過程

    平野 誉, 大庭 洋志, 高橋 友登, 牧 昌次郎, 丹羽 治樹 基礎有機化学討論会要旨集(基礎有機化学連合討論会予稿集) 2008 (0), 335-335, 2008

    ...これらの結果を基に、化学励起に関わるジオキセタノン中間体の熱分解過程を電荷移動性の遷移状態を経た機構に照らし合わせて解析することで、生物発光の高効率化要因の1つを明らかにするに至った。...

    DOI

  • ラン藻の概日リズム入力系因子Pexの2量体解析

    沓名 伸介, 眞鍋 勝司, 有田 恭平, 佐藤 衛, 清水 敏之 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2008 (0), 0499-0499, 2008

    ...また、立体構造からPex2量体に重要であると考えられるアミノ酸(例えば28番目のイソロイシン)をアラニンに置換したPexを発現する<I>Synechococcus</I>株のリズムを生物発光として解析したところ、Pex欠損株と同じ周期のリズムであった。これらの結果から、Pexは2量体として機能していることが示唆される。...

    DOI

  • 生物発光を用いたオーキシン応答の可視化

    綿引 雅昭, 山本 興太朗 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2008 (0), 0345-0345, 2008

    <I>IAA19</I>は胚軸屈性や側根形成などにかかわるオーキシン応答性遺伝子である(Tatematsu et al., 2004)。<I>IAA19</I>の組織特異性を調べるため、約3kbpのプロモーター領域と蛍光タンパク質、又は<I>β</I>‐グルクロニダーゼ(GUS)レポーターの融合遺伝子を作成し、形質転換シロイヌナズナを解析した。その結果、発芽後5日目の芽生えの根では、根端部の原生…

    DOI

  • 単子葉植物ウキクサを用いた植物における概日時計遺伝子機能の保存性の解析

    芹川 雅之, 三輪 久美子, 近藤 孝男, 小山 時隆 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2008 (0), 0616-0616, 2008

    ...そこでこれら時計遺伝子ホモログの過剰発現、またはRNAiコンストラクトを生物発光レポーターとともに一過的遺伝子導入法を用いウキクサに導入し、生物発光の変化を連続的にモニターすることで、それら遺伝子の機能解析を行った。...

    DOI

  • 新規なアミドピラジン配位ホウ素化合物の合成と物性評価

    八谷 聡二郎, 橋爪 大輔, 牧 昌次郎, 丹羽 治樹, 平野 誉 基礎有機化学討論会要旨集(基礎有機化学連合討論会予稿集) 2008 (0), 126-126, 2008

    ...海洋発光生物のウミホタルやオワンクラゲは、特異な複素環化合物を生物発光に利用している。我々は生物発光関連化合物の中から発光体であるアミドピラジンに着目し、新規機能性化合物の合成を目指している。本研究では、アミドピラジンのピラジン環窒素とアミド部位のカルボニル酸素をホウ素に配位させた新規なボランアミドピラジナート(BAP)化合物の合成に成功した。...

    DOI

  • 複合化したアミドピラジン配位ホウ素化合物の合成と分光学的性質

    稲垣 貴之, 橋爪 大輔, 牧 昌次郎, 丹羽 治樹, 平野 誉 基礎有機化学討論会要旨集(基礎有機化学連合討論会予稿集) 2008 (0), 125-125, 2008

    ...本研究では、ウミホタル等の生物発光体であるアミドピラジン誘導体(AP)に注目し、新しい分子機能開拓を目指している。APは蛍光性や酸化還元性を持つとともに、金属イオンに配位できる構造を有する。これらの特徴を活かした新しい分子骨格の構築として、これまでにビスアミドピラジン誘導体(bisAP)の構築に成功した。...

    DOI

  • ピラジン集合型π共役分子の合成と物性

    平野 誉, 増子 啓介, 児玉 奈緒子, 稲垣 貴之, 橋爪 大輔, 牧 昌次郎, 丹羽 治樹 基礎有機化学討論会要旨集(基礎有機化学連合討論会予稿集) 37 (0), 43-43, 2007

    ...我々はウミホタル生物発光の基礎化学を研究する中で、ルシフェリンの基本構造イミダゾピラジノンと発光体の基本構造アミドピラジン及び両者の合成前駆体アミノピラジンのそれぞれの誘導体を合成し、化学発光や蛍光性を中心に光機能性開拓を行ってきた。...

    DOI

  • 日本植物生理学会賞 シアノバクテリアの概日振動発生機構

    近藤 孝男 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2007 (0), A001-A001, 2007

    ...生物発光を利用した実験系を利用し、時計遺伝子群<I> kaiABC</I>がクローニングされた。当初、この遺伝子の発現制御がリズムを発生させると考えられたが、最近の研究から転写活性がほとんど失われる連続暗でもKaiCのリン酸化リズムが持続することが明らかとなり、さらにKaiA, KaiB、KaiCとATPのみで、温度補償された概日振動が試験管内で持続することも示された。...

    DOI

  • 一過的発現系を用いたウキクサ概日時計関連遺伝子の機能解析

    芹川 雅之, 三輪 久美子, 鈴木 咲弥香, 近藤 孝男, 小山 時隆 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2007 (0), 535-535, 2007

    ...概日時計機構に関して、概日リズム発現プロモーター下にルシフェラーゼ遺伝子を持つコンストラクトをパーティクルボンバードメント法で一過的に導入することで生物発光リズムを観測できるレポーター系を確立した。...

    DOI

  • 光プローブの新たなデザインと生体機能の可視化

    小澤, 岳昌, Ozawa, Takeaki 宇宙航空研究開発機構特別資料: 第2回学際領域における分子イメージングフォーラム = JAXA Special Publication: Proceedings of the 2nd Interdisciplinary Forum on Molecular Imaging JAXA-SP-06-017 14-16, 2006-11-16

    生体内におけるタンパク質間相互作用やタンパク質の局在およびその動態は、生物の高次機能を解明する上で重要なターゲットである。現在タンパク質の機能解析は、細胞をすりつぶして検出するいわゆる破壊分析に依存しており、真の生理機能が発現している'生きている状態'を反映した分析は容易ではない。我々は、2分した蛍光・発光タンパク質を再構成させる独自の技術を利用して、生きた細胞や動物個体内におけるタンパク質の機…

    機関リポジトリ

  • 生物化学剤の現場検知法

    瀬戸 康雄 分析化学 55 (12), 891-906, 2006

    ...テロ発生の抑止や被害の最小化のために必要である.この現場検知に要求される測定資機材の性能は,生物化学剤の致死濃度・最小感染量,及び毒性発現・発症時間に大きく影響される.本研究では,市販の現場検知資機材である検知紙,ガス検知管,炎光光度検知器,光イオン化検知器,イオンモビリティスペクトロメーター,表面弾性波検知器,フーリエ変換赤外吸収スペクトロメーター,質量分析計,アデノシン5'-三リン酸(ATP)生物発光測定...

    DOI NDLデジタルコレクション Web Site ほか1件 被引用文献13件 参考文献96件

  • PCRエラーを利用したシアノバクテリアの時計遺伝子<I>kaiC</I> の突然変異体の表現型とKaiCリン酸化リズム

    村山 依子, 今井 圭子, 伊藤 浩史, 小山 時隆, 近藤 孝男 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2006 (0), 599-599, 2006

    ...シアノバクテリアではPCRエラーを利用して<I>kaiC</I> 上にランダムに点変異を導入し、それを生物発光で選別することができる。そこで、安定した24時間の概日振動を発生するメカニズム解明の手がかりとすることを目的とし、より多くの<I>kaiC</I> 変異体について、Kaiタンパク質間相互作用や<I>kaiBC</I> 発現レベル、温度や光照度の環境要因の効果等を解析した。...

    DOI

  • シアノバクテリアの転写システムのにおける時間的制御への系統的アプローチ

    河崎 祐樹, 陸田 径典, 伊藤 浩史, 近藤 孝男, 小山 時隆 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2006 (0), 598-598, 2006

    ...<i>Synechococcus elongatus</i> PCC 7942のゲノムで予想されたORFの0.6-1.2kbp上流の領域を<プロモーター>として生物発光レポーターを作製した。レポーター株の生物発光は多検体自動生物発光測定装置(24チャンネルPM管)を用いて自動的に測定した。...

    DOI

  • 生物発光法による抗らい菌活性測定法の開発

    山崎 利雄, 儀同 政一, 松岡 正典 日本ハンセン病学会雑誌 75 (3), 227-237, 2006

    Antimicrobial susceptibility testing of <i>Mycobacterium leprae</i> by non-radioactive bioluminescence assay was developed. Optimization of the assay conditions such as temperature and time for ATP …

    DOI 医中誌 参考文献14件

  • 生物発光レポーターを用いた葉緑体遺伝子発現モニター系の開発

    中平 洋一, 椎名 隆 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2005 (0), 797-797, 2005

    ...発光基質であるルシフェリンを投与すると、生物発光が光合成器官特異的に検出された。さらに、明暗同調後の芽生えを連続明条件に移し、生物発光の変化を経時的に測定すると、顕著な概日リズムが見られた。以上の結果は、ホタル・ルシフェラーゼが高等植物の葉緑体において遺伝子発現をモニターするための有用なレポーターであることを示している。...

    DOI

  • 葉緑体ω-3デサチュラーゼ遺伝子(<I>FAD7</I>)の傷害応答にかかわる細胞内シグナル因子の探索

    松田 修, 中尾 義和, 坂本 光, 射場 厚 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2005 (0), 887-887, 2005

    ...われわれは<I>FAD7</I>の傷害応答をつかさどる根および葉に特異的なシグナル経路の構成要素を明らかにするために、<I>FAD7</I>プロモーターとホタルルシフェラーゼ遺伝子の融合コンストラクト(<I>FAD7-LUC</I>)を導入した形質転換植物を利用し、傷害依存的な生物発光におよぼす各種突然変異(ジャスモン酸、サリチル酸、エチレンの生合成およびシグナル経路にかかわるもの)の影響を解析した...

    DOI

  • 生物発光および関連化学発光の機構解明

    松本, 正勝, Matsumoto, Masakatsu, 渡辺, 信子, Watanabe, Nobuko, 大橋, 守, Ohashi, Mamoru, 藤森, 憲, Fujimori, Ken 年報 2003 190-191, 2004-03

    ...一方、いわゆるCIEEL活性ジオキセタンは生物発光との関連だけでなく、光医学検査や生化学分析への応用面から、注目されている。このような背景の中で合成化学、有機化学の側面から生物発光および関連化学発光の機構解明を行おうとするのが本共同研究である。本年度において行なった研究の成果は次のようなものである。...

    機関リポジトリ HANDLE

  • ルシフェラーゼを利用した葉緑体の遺伝子発現モニター系

    中平 洋一, 野添 幹雄, 竹葉 剛, 椎名 隆 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2004 (0), 720-720, 2004

    ...発光基質であるルシフェリンを投与すると<I>in planta</I>において十分な強度の生物発光が検出された。さらに、形質転換体でのルシフェラーゼ蛋白質の蓄積量は、光依存的に変化しており、<I>psb</I>A遺伝子の光に応答した発現制御を反映していた。以上の結果は、ルシフェラーゼが葉緑体の遺伝子発現をモニターする有用なレポーターとなる可能性を示唆している。...

    DOI

  • 光制御可能な細胞発光素子

    近江谷 克裕 応用物理 72 (6), 691-696, 2003-06-10

    ...<p>生物の中には光のOn/Offによって細胞機能を制御するシステム,いわゆる「生体光スイッチ」が存在する.一方,多彩な発光色をもつ生物発光システムが単離され,本システムを導入した発光細胞がセンサー化されつつある.われわれは究極の光⇔光制御システムの構築をめざし,生体光スイッチをコンポーネント化,光によって自由にかつやさしく細胞発光素子を操る技術の創製をめざしている.この研究過程において,発光性渦鞭毛藻...

    DOI

  • 時間分解分光反応画像解析装置の開発

    中川 達央, 長村 俊彦, 柄谷 肇, 松村 竹子 分析化学 52 (2), 139-145, 2003

    ...した.最大10枚のフィルターが装着可能な高速フィルター回転器を本システム専用に設計し,CCD検出器には冷却機構を装備した科学計測用の高感度CCDを使用した.ビニング動作によって更に検出感度を高めると同時にデジタル回路の構成や制御プログラムを工夫して200 ms/frameの時間分解能を実現した.本システムを評価するために,実体顕微鏡による非線形化学反応波の時空間パターンの観測及び落射蛍光顕微鏡による生物発光...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献21件

  • Bioluminescenceによる振動流せん断乱流計測

    渡部 靖憲, 松本 卓, 佐伯 浩 海岸工学論文集 50 71-75, 2003

    浅海域に発達する乱流境界層は海底砂の浮遊, 輸送に極めて大きな影響を与える.底面形状に依存し発達するとみられる波動境界層の三次元化によって鉛直方向に強化される乱れ及び底面せん断力の影響は, 浅海域における底質の浮遊, 輸送を考える上で不可欠なものである.この論文は, 線形並びに非線形波動下の, 振幅の異なる砂漣上に発達する三次元波動境界層流れをLESによって計算し, 境界層厚の砂漣依存性, …

    DOI DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献2件

  • 鉄道虫ルシフェラーゼを用いた2波長測定系による概日遺伝子発現の解析

    北山 陽子, 小山 時隆, 中平 洋一, Viviani Vadim, 近江谷 克裕, 近藤 孝男 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2003 (0), 45-45, 2003

    ...<br>そこで、シアノバクテリアの時計遺伝子<I>kaiBC</I>のプロモーターの下流に赤色ルシフェラーゼを、大腸菌由来の<I>trc</I>のプロモーターの下流に緑色ルシフェラーゼをつないでシアノバクテリアに導入し、干渉フィルターを通し生物発光を連続的に測定した。その結果、干渉フィルターによって実際に二つの波長の光を分別して測定することができた。...

    DOI

  • 93(P-2) ラチア生物発光の分子基盤(ポスター発表の部)

    小島 哲, 鍋谷 卓司, 伊藤 喜之, 牧 昌次郎, 平野 誉, 丹羽 治樹, 鈴木 智恵, 近江谷 克裕, 絹見 朋也 天然有機化合物討論会講演要旨集 42 (0), 553-558, 2000

    (1) Purification of Latia luciferase was achieved by a 5-step procedure including affinity chromatography on a Con A-supported column. (2) The purified luciferase exhibited a luciferin/luciferase …

    DOI

  • 化学発光と酸素(酸素の化学)

    徳丸 克己 化学と教育 46 (4), 200-203, 1998

    ...ルミノールの発光, いわゆるケミカル・ライト, また酸素の発光などの化学発光とウミホタルの生物発光を解説する。...

    DOI Web Site 参考文献6件

ページトップへ