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検索結果 2,522 件

  • 受注設計事業におけるBOM構築事例

    村瀬 友行 経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 202311 (0), 316-318, 2024-01-31

    <p>本論は、デジタル社会において企業価値を創出するための基準情報として注目されるBill of Materials(BOM)を、(1) 標準機種用のBOM整備(2)BOMの適用・流用促進(3) ベース機種からの変更箇所特定作業の効率化、の3点を行うことで、三菱電機 受注設計型モータ事業において、実際にBOM情報を整備した活動事例である。</p>

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  • 家庭紙加工設備におけるスマート工場の実現

    髙井 真也 紙パ技協誌 78 (3), 207-209, 2024

    ...当工場の家庭紙製品加工設備において,生産安定,歩留改善,品質安定を目的に生産管理システムを導入した。また,導入にあたっては,拡張時のコストや改良時の柔軟性等を考慮し,自社設計でシステム開発を行った。<br>ネットワークを構築したことで,製造ラインは生産状況の見える化や日報の自動化,品種切替えの自動化が可能となり,オペレータの意識改革やデータ分析による問題解決,ポカミス防止等のメリットに繋がった。...

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  • 嗜好性の高いふなずしの生産管理に向けた香気成分と細菌叢の評価

    永田 恵里奈, 河合 雄介, 酒井 明久, 吉岡 百合, 森本 正則, 上野 大介 におい・かおり環境学会誌 54 (6), 347-358, 2023-11-25

    ...<p>“ふなずし”は,琵琶湖周辺で漬けられているなれずしの1種である.伝統的な食文化を継承するため,現代人に好まれる製造方法の解明が求められている.本研究では,嗜好性の高いふなずしの生産管理に向け,品評会に出品されたふなずしを対象として細菌叢と香気成分を分析し,官能評価スコアと併せて評価することを目的とした.ふなずしの細菌叢は,<i>Lactobacillus</i> spp....

    DOI Web Site Web Site 参考文献31件

  • スマート林業教育の推進など高校での森林・林業分野の専門教育に関する取組

    乗冨 真理 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 17-, 2023-05-30

    ...<p> 近年、林野庁では林業の生産性・安全性を飛躍的に向上させる林業イノベーションを推進しており、将来の林業を担う人材を育成する林業高校においても、ICT等を活用し資源管理や生産管理を行うスマート林業に関する教育の充実が重要となってきている。...

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  • 野菜栽培における限定的なセンサデータを活用した生産管理の実践

    平吹, 陸, 南野, 謙一 第85回全国大会講演論文集 2023 (1), 519-520, 2023-02-16

    ...そこで本研究では農家の方々が導入しやすい、少数の簡易的なセンサのデータを基にして、生産管理支援を行う。具体的には、センサから得られた気温、積算日射量を環境データに、2週間分の収量を収量データとして、収量予測モデルの開発を行うことで、人員配備の計画や販売計画の作成の支援を行う。また、センサデータをもとに農業資材の効果検証を行い、圃場に合った低コスト栽培を実現する。...

    情報処理学会

  • 工場における作業時間のリアルタイム定量化システムの開発

    山北, 峻佑, 中川, 一路, 中井, 一文 第85回全国大会講演論文集 2023 (1), 339-340, 2023-02-16

    ...工場の生産管理において作業時間を管理することは重要である。作業時間は、人の動作に起因する時間、ロボットの正常動作に必要な時間、なんらかの異常により生産工程が止まる時間の合計である。これらのうち、人の動作は作業の習熟度により改善することが可能であり、生産工程が止まる時間は原因に合わせた対応を検討しなければならない。改善・対応のどちらも、まずは時間と原因の定量化を行う必要がある。...

    情報処理学会

  • Quality by Designを用いた研究計画立案及び実装を可能とする研究支援体制構築に向けた実施計画書作成支援ツールの作成

    松山 琴音, 浅野 健人, 大塚 俊昭, 菅野 仁士, 神山 直也, 筒泉 直樹, 広田 沙織, 岡崎 愛, 吉田 幸恵, 上村 尚人 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 3-C-O17-6-, 2023

    ...また、研究の出口戦略と目指すべき計画について、Six sigma及びトヨタ式生産管理方式で知られるA3シートを応用することで、研究チームがプロトコルブラッシュアップ時に考慮するべき要因を可視化したQbDコミュニケーションシートを構築し、研究者側が記載するべき項目と支援者との対話によりプロセスを可視化できるようにした。これらの使用方法と実例を添えて公開を行った。...

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  • 鉄骨製作工場における生産管理機能の実現

    藤川 裕晃, 籔内 康彦 横幹連合コンファレンス予稿集 2023 (0), E-3-3-, 2023

    Structural materials for steel structures are processed in factories. Company A, a steel frame fabrication factory, has a seasonal production plan, but no progress is being made, resulting in a …

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  • PulpEye社パルプアナライザーを活用した生産コスト削減

    横山 勝彦 紙パ技協誌 77 (8), 691-697, 2023

    ...繊維の特性が製品の品質や生産管理に影響を与える為,正確かつリアルタイムの測定は,スマート製造方法論を実現,実装する為にも不可欠である。これを実現するための鍵となるのは,複雑なデータを工程管理に活用できる情報へと瞬時に変換すること。多変数統計解析,MVAは,大規模なデータを簡潔かつタイムリーに解釈可能な情報に変換する手段として認識されつつある。...

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  • 漂流物の天皇海山列西方面の周回移動と天皇海山列上の通過: 漂流ブイ観測

    嶋田 陽一 土木学会論文集 79 (18), n/a-, 2023

    <p> 黒潮続流によって東北地方太平洋側から流された漂流物は天皇海山列に妨げられるか,あるいは,東向きの海上風により東へ移動する傾向を示す.一方,天皇海山列周辺の海上風が南向きの傾向であれば,漂流物は南下し天皇海山列から離れ,西向きの海上風により日本方面へ移動する.しかし,漂流物が日本方面へ移動する間に北向きの海上風が続くと,漂流物は北上し黒潮続流域に戻る.漂流物は天皇海山列を越えなくても天皇海…

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 最新のワインダー技術

    前田 英樹 紙パ技協誌 77 (10), 863-866, 2023

    ...<br>自動紙管切断供給装置の導入では,リール巾で購入した3インチ紙管を工場の生産管理システムのオーダーにあわせて切断,口金装着,寸法検査,ワインダーへの搬送までを自動で行い,オーダー毎の紙管の手配,在庫管理,更には最終製品鏡面の紙管出入り確認等,品質管理面でも多くの自動化,省力化に成功した。...

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  • 中小製造業おける生産管理パッケージ

    藤川 裕晃, 前田 真輝 横幹連合コンファレンス予稿集 2023 (0), E-3-5-, 2023

    Production management systems are commercially available as packages. Although many small and medium-sized enterprises have introduced these systems, it is said that they are not used effectively. …

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  • 金型生産における動的生産管理のための簡易CPSの開発

    松﨑 彩, 谷水 義隆, 松野 思迪 生産システム部門講演会講演論文集 2023 (0), 204-, 2023

    ...<p>金型生産のような多品種少量生産を行う工場における生産管理は管理者の経験に基づいて行われているため,作業実績の可視化が求められている.近年,サイバーフィジカルシステム(CPS)を利用した生産管理が注目されている.しかし,データ収集を行うには高額な設備投資が必要になるため,導入を断念することが多く,また導入しても収集したデータを十分に活用できていないという問題がある.そこで本研究では信号灯とタブレット...

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  • 〔第46回〕 生産管理編① 生産期間を短縮するメリット

    西村 仁 日経ものづくり (820) 96-98, 2023-01

    第46回西村 仁 ジン・コンサルティング 代表、生産技術コンサルタントにしむら・ひとし:1985年に立命館大学理工学部機械工学科卒業後、村田製作所に入社。生産技術部門で21年間、電子部品の組立装置や測定装置などの新規設備開発を担当する。生産工程設計や…

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  • 農業生産指標の標準値設定のための鍾形頻度最頻値の考案

    平泉 光一 農作業研究 57 (4), 231-238, 2022-12-20

    ...<p>農業は,自然環境から影響を受けやすく,収量や労働時間等の農業生産指標に異常値が出やすい.さらに,それらの指標の分布が対称になるとは限らない.農業生産管理では,本来の値と呼べる標準値として,最頻値を把握することが望ましい.しかし,ヒストグラムを作成して計算される通常の最頻値計算法には深刻な問題があることが先行研究で指摘されている.通常の最頻値は「端点」の決め方次第で変動し,一意的でない.ヒストグラム...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 生産管理と品質管理

    木内 正光 品質 52 (4), 246-249, 2022-10-15

    The quality of the product is created during the manufacturing moment. The relationship between production management and quality management considers the different viewpoints necessary for product …

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  • 高等学校の専門教育における森林経営の教育内容の再構築

    井上 真理子 日本森林学会誌 104 (5), 274-285, 2022-10-01

    ...教科書『森林経営』の内容は変わってきており,領域「経営」の内容には,①森林の経営の基礎,②持続可能な森林経営,③施業,④森林計画・編成,⑤森林空間の利用計画,⑥経営組織・管理組織,⑦生産管理・財務管理,⑧森林情報,⑨森林空間の活用が挙げられた。...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 無線信号反射を利用した低電力ワイヤレスpHセンシング

    石原 昇, 田畑 美幸, 伊藤 浩之 電気学会誌 142 (9), 576-579, 2022-09-01

    ...<p>1.はじめに</p><p>pH計測は,ヘルスケア,環境モニタリング,食品や化学製品の生産管理などさまざまな分野で活用されており,メンテナンスフリー(長寿命/バッテリーレス)で,どこにでも設置でき,IoT(Internet of Things)デバイスとして活用可能な小型で低消費電力動作のワイヤレスpHセン</p>...

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 顧客要求による納期延期が発生する場合のPush生産方式とPull生産方式との選択に関する研究

    中塚 昭宏 日本経営工学会論文誌 73 (2), 43-53, 2022-07-15

    <p>本研究が対象とする建設資材の製造業者は,顧客である建設業者から受注した時点で要求される納期に基づき生産を計画し,実行している.ただし,建設作業の進捗は,当初の計画に対して,悪天候や人員の不足等の影響によって,遅れてしまうことがあり,建設業者は,建設資材の製造業者に対して,発注した時点の納期を延期して欲しいと要求することがある.建設資材の製造業者は,この要求を受け入れざるを得ないのが現状であ…

    DOI

  • 農福連携の取組が農業経営にもたらす影響

    中本 英里, 豊田 正博, 山本 俊光 農林業問題研究 58 (2), 98-105, 2022-06-25

    <p>According to some case studies on good practices, the employment of people with disabilities in agriculture is expected to positively affect agricultural management. However, the results of …

    DOI Web Site 参考文献2件

  • ソバ及びハトムギ中のフザリウム毒素一斉分析法の妥当性評価

    川西 美穂, 末永 和也, 平野 智博 食品衛生学雑誌 63 (3), 117-121, 2022-06-25

    ...<p>かび毒とは,植物病原菌であるかびや貯蔵穀物などを汚染するかびが産生する化学物質で,人や家畜の健康に悪影響を及ぼすものをいう.赤かび病の病原菌である<i>Fusarium</i>属のかびが,農作物,特に麦類や豆類に付着し,不適切な生産管理や収穫・乾燥などを行うことでこのかびが増殖し,フザリウム毒素であるトリコテセン類かび毒,デオキシニバレノール(DON),ニバレノール(NIV),T-2トキシン(...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献11件

  • サプライチェーンの仕事

    中野, 幹久 京都マネジメント・レビュー 40 225-241, 2022-03-01

    ...本資料では,製造業における営業,生産管理,物流管理,調達の4 部門を対象として,1)事業活動を行う上での各部門の位置づけ,2)典型的な仕事(の流れ)と求められる成果,3)仕事上で主に関わりのある部門および部門横断的な仕事でよく見られる意識・行動について記述する....

    機関リポジトリ HANDLE Web Site

  • 夜間光衛星画像を用いた春季から秋季の隠岐海峡周辺海域における集魚灯漁船の動向

    嶋田 陽一 土木学会論文集B3(海洋開発) 78 (2), I_325-I_330, 2022

    <p> 夜間光衛星画像から春季から秋季の隠岐海峡周辺海域における集魚灯を利用して操業する漁船の動向を調べた.漁船は隠岐海峡及び本州沿岸に多く分布する傾向を示す.漁船は水深約100mの等深線に沿って分布する.対馬暖流第1分枝が隠岐海峡を迂回することによって隠岐諸島の南東に弱い循環流が形成される.漁船はこの循環流及び対馬暖流第1分枝の支流によって収束される海域に分布する傾向を示す.このような海域では…

    DOI Web Site 参考文献3件

  • マスカスタマイゼーション実現のための動的部品割当を考慮した生産スケジューリング手法の一提案

    筒井 伸輔, 貝原 俊也, 國領 大介, 藤井 信忠, 原野 健一 生産システム部門講演会講演論文集 2022 (0), 612-, 2022

    ...<p>マスカスタマイゼーションを実現するためには,受注状況と製造状況の変化を迅速に生産計画に反映し,柔軟な生産指示を与えることが重要である.また,変動するカスタム製品の受注環境下で安定した利益と生産性を維持するために,市場のニーズに基づく標準製品の見込生産を同時に行い適切な生産管理を行う必要がある.そこで本稿では,製造開始後も到着するカスタム製品に対し,納期と製造進捗状況に基づいた動的な部品割当決定...

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  • カキ殻のMg/Ca比分布に基づく二次生産性評価に関する基礎的研究

    栗原 有輝, 畠山 勇二, 丸尾 知佳子, 西村 修, 坂巻 隆史 土木学会論文集G(環境) 78 (7), III_103-III_113, 2022

    ...<p> 二次生産者の生産性評価は,生物多様性保全や漁業生産管理の観点から重要である.本研究では,海域の二次生産性評価への応用を念頭に,主要な二次生産者であるカキについて,殻の化学分析に基づく成長過程評価の実現可能性を明らかにすることを目的とした.カキ殻のチョーク層中Mg/Ca比と水温の関係の解析から,水温が層のMg/Ca比に反映されるのに1か月程度を要する可能性とともに,2か月程度で1つのチョーク層...

    DOI Web Site 参考文献11件

  • 農業技術体系データの作成・利活用の現状と課題

    佐藤 正衛 農作業研究 56 (3), 197-203, 2021-09-20

    ...営農計画支援システムFAPS-DB(Farming-systems Analysis and Planning Support Database)が運用されている.その運用試験の経験をふまえ,まず,データベースに登録する技術体系データの作成方法を紹介した.次に,FAPS-DBを効果的に利用するためには,登録されるデータの拡充,及びその基礎となる農作業関連データが重要であることを指摘した.さらに,農業生産管理...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 柑橘の機能性食品開発と質量分析イメージング解析への応用

    芳之内 翔成, 富成 司, 平田 美智子, 宮浦 千里, 新間 秀一, 稲田 全規 Functional Food Research 17 (0), 63-68, 2021-09-12

    ...応用が進められている昨今では,生理活性を有する天然由来因子・化合物の定性分析および定量分析の高機能化は必要性が高まっている.現在,液体クロマトグラフィー質量分析(Liquid Chromatography-Mass Spectrometry; LC-MS)など,質量分析法は農産物の機能性成分の定性や定量分析に広く用いられている.一方,農産物における天然由来因子・化合物の組織分布解析は可食部の判定や生産管理...

    DOI 医中誌

  • [034]九州大学ビジネス・スクールニューズレター

    九州大学ビジネス・スクール ニューズレター 34 1-, 2021-07

    ...新専攻長よりご挨拶[高田 仁(専攻長)] / QBS大学説明会のご案内 / 募集のお知らせ ~ 一般選抜 ~ / 広垣光紀准教授着任のご挨拶 / QBS修了生による寄附講義の開講 / QBSアジア説明会(オンライン)を開催[目代 武史(企業戦略、生産管理)] / 成長志向のMBA@福岡2021 / 第19期生入学式 / Welcome to QBS!...

    HANDLE

  • 生産管理のためのデジタルツインアプリケーション

    川村, 地平, 青谷, 和真, 藤橋, 貞光, 稗田, 啓介, 中島, 高英, 塚田, 学, 江崎, 浩 マルチメディア,分散協調とモバイルシンポジウム2021論文集 2021 (1), 25-33, 2021-06-23

    ...デジタルツインアプリケーション,及び付随するコモングラウンドを作成し,検証した.これらはユーザがアプリケーションを利用するための手順を簡便化した,生産管理のためのデジタルツインアプリケーション,及び工場に設置された工作機械や IoT デバイスなどの情報を集積しアプリケーションに提供するための API と DB である.本論文では,生産管理を行うことができるデジタルツインアプリケーション,及び工場の工作機械...

    情報処理学会

  • 現場IOTによる生産作業の素材情報共有とSCM構築

    仁多見 俊夫, 伊能 健悟, 松村 哲也, 青木 英明 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 129-, 2021-05-24

    ...<p>高精度な位置情報を用いて素材の生産管理機構の構築を行っている。複数の車両機械による作業システムにおいて各機械にrtk測位装置を組み込み処理動作を把握する機構を設け、それらの処理データを組み合わせることで、素材生産処理の流れと土場集積の把握を試みた。...

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  • [論文] 琉球・沖縄の漆芸

    宮里, 正子 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 225 275-299, 2021-03-31

    ...王府は漆器の生産管理部署として貝摺奉行所を設置し,王国の誇る漆器の品質保持に努めた。琉球では,材料や技術などをアジア各地に求めつつも,その湿潤な風土が螺鈿・沈金・箔絵・堆錦など豊かな加飾技法を育み,特色ある琉球漆器の美を確立した。1879年(明治12)の沖縄県設置により王国は崩壊し,献上漆器の生産の中核であった王府機構の貝摺奉行所も解体した。...

    機関リポジトリ

  • 無人大型クランプ車による製品自動搬送設備の導入事例

    近藤 央理 紙パ技協誌 75 (3), 243-246, 2021

    ...生産管理システム,出荷管理システムと製品情報を連携させる事で製品に傷を付けずに確実に目的の場所に搬送を行う事が可能となった。LGVはセーフティーセンサーとバンパースイッチで2重の接触事故対策が施されており,自動速度制御および自己診断機能と合わせて万全の安全対策を行っている。...

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  • 茨城県における林業用苗木生産の実態と安定供給に向けた課題

    斉藤 奈央子, 立花 敏, 安村 直樹 林業経済研究 67 (1), 31-40, 2021

    ...その結果,5名は所有する1.4~4.3haの土地を運用する1つの手段として苗木生産を位置付け,苗畑経営面積0.5~2.0haで2016年度に5万6千~20万本を生産していること,苗木需要に応じて裸苗とコンテナ苗の生産の組み合わせにより苗畑経営を図っていること,今後については労働力確保を重要な課題としており,生産管理が比較的容易なコンテナ苗生産がその課題解決に有効と考えていることが明らかになった。...

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  • Unity による「ザ・ゴール」ダイスゲームの作成

    靏久 彰, 吉田 典正 画像電子学会研究会講演予稿 20.03 (0), 289-290, 2021

    ...本研究では,初心者に生産管理の基礎を学ばせることを目的として,Unity を用いた「ザ・ゴール」のダイスゲームの作成を行う.市場の需要と各リソースの生産能力のバランスがとれている工場は,理想的な工場ではない.在庫がたまり,生産量が減少するためである.このことをゲームによって確認することを目的とし,バランスのとれた工場のシステムモデルをダイスゲームとしてUnity を用いて作成する.本システムでは,在庫...

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  • サーキュラー・エコノミーの成り立ち

    入江 安孝 生産管理 28 (1), 107-112, 2021

    <p>環境問題の歴史は長い.ここでは,1992年リオ宣言以降に起きている典型的な考え方や行動について取り上げる.旧聞の考え方に立脚しなければ,現在の環境問題や持続可能性の対策の説明ができない.主として,EU でのサーキュラー・エコノミー・パッケージの資源対策にたどり着くプロセスを追ってみた.CE Package …

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  • 幼児健康教育の効果的生産性

    小野 覚久, 藤井 勝紀, 渡部 琢也, 酒井 俊郎, 浦野 忍 生産管理 28 (1), 155-160, 2021

    <p> 日本人の体格は,高度掲載成長期に身長や体重の発達加速化現象がみられた.それに伴い基礎代謝量などにも数値的上昇がみられたが,幼児期からの肥満傾向児の出現により,生活習慣病などのリスクも高まっておりその対策が行われている.本研究は,愛知県における幼児の身長・体重の測定データをもとに,BMI,体表面積,基礎代謝量を算出し,レーダーチャートによって現在の幼児の体格の状況を把握するとともに,そこか…

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  • Human Resource としての身体活力レベルの提言

    武山 祐樹, 藤井 勝紀, 小椋 優作, 糟谷 浩輔 生産管理 28 (1), 173-178, 2021

    <p>企業従業員の健康管理は主に定期健康診断により把握されているが,これらの検査では健康度を端的に理解するのは難しい.さらに,多数の検査項目から評価された健康度を把握することは煩雑で簡便な方法とは言い難い.つまり,評価に時間が掛かると同時にヘルスケア対応が遅れ,労働生産性低下リスクであるアブセンティーイズムやプレゼンティーイズムを引き起こすことも推察される.そこで,健康度をより簡便に評価のできる…

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  • ロボットSIer 育成に対する教育法の提案

    間瀬 好康, 荒川 雅裕, 小竹 暢隆 生産管理 28 (1), 45-54, 2021

    <p>本研究ではロボットSystem Integrator (以下,ロボットSIer)の事業と人材に着目し,ロボットSIerに必要とされる知識や技術の特徴を調べるとともにSIer企業の継続的な経営のための人材育成の方法を検討する.問題解決のために複数の企業にインタビュー,および現状の関係教育機関の調査を行い,企業の特徴やロボット導入の問題点,そしてSIerの教育方法に関する状況と意見を得た.イン…

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  • 農業産地における事業システム形成

    山田 実加, 徳丸 宜穂, 小竹 暢隆 生産管理 28 (1), 37-44, 2021

    <p>本研究は,農業産地発展に影響を与える要素について,事業システムの視点から明らかにすることを目的としている.研究方法は,事業システムの概念より組織の関係性に宿る,経営者育成の仕組みと長期継続的アウトソーシングの機能の2つの視点をもとに,産業集積内の組織の関係性が変化した時点をフェーズに分け,小豆島におけるオリーブ産業を事例として分析を行った.分析の結果,次の2点が明らかになった.第1に,顔の…

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  • IT システム導入における超上流プロセス要件定義の品質確保ガイドライン

    繁友 良太, 石井 成美, 福澤 和久 生産管理 28 (1), 89-94, 2021

    <p>昨今IoT,ICT活用の重要性が増している.ビッグデータ活用による新規ビジネス,企業内の生産性の圧倒的な改善に大きな需要が有り,情報システム導入の重要性は更に増している.しかしながら,情報システムの導入は,未だに50%程度が失敗とのデータがあり,円滑な導入が進まないケースが多い.筆者らは,その原因の一つとして「要件が適切に設定されない」ことを挙げている.本研究では,この原因に対する課題解決…

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  • 国内の金属積層造形ビジネスの現状と課題

    原田 優花子, 徳丸 宜穂, 小竹 暢隆 生産管理 28 (2), 17-24, 2021

    <p>3D プリンティング技術は既存のビジネスモデルを大きく変化させると予想されている.現在は試作市場・単品市場が基本であるが,製造方法も進化し粉末床溶融結合法,結合剤噴射法が実用化され,量産(中量生産)市場へ展開が始まっている.欧米では航空機部品や自動車部品で量産体制が構築されているが,国内でも量産部品製造が始まり,受託加工を手掛けるサービスビューローが急増している.様々な要素が…

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  • 中小企業におけるBCP 取り組みの定着に向けての課題に関する一考察

    上甲 富士雄, 近藤 高司 生産管理 28 (2), 57-62, 2021

    <p>中小企業における事業継続計画(BCP)は,一企業のリスクマネージメントを行う上で必要であるとともに,地域社会の基盤である中小企業が,社会全体の強じん化を推進するには必要不可欠なものである.しかし,各種公的機関の調査報告によると企業規模が小さくなるほど策定率が低いのが現状であり,BCP の取り組みに至らない要因については,調査結果から明らかになっているものの,BCP …

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  • 機械製造業におけるBB レシオに関する一考察

    東 壯一郎 生産管理 28 (2), 75-80, 2021

    <p>先に構築した半導体企業および半導体製造装置企業の設備投資モデルの独立変数として,半導体市場における需給の先行指標であるBB レシオ (Book-to-Bill Ratio)を採用した.BB レシオは1.0 を上回っていれば,需要が旺盛で業界の景況感や市況は,好調であることを示している.逆に1.0 …

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  • 工業統計に基づく食品製造業の経営分析

    弘中 泰雅 生産管理 28 (2), 81-86, 2021

    <p>食品製造業は製造業別付加価値金額では輸送機械,化学工業に次ぎ第3位の規模を持ち,製造業の中では最も多い就業者を擁する巨大製造業である.巨大な食品製造業は41の細分類食品製造業から構成されているが,ややもすると今までひとまとめに評価される事が多かった.しかしこの41の細分類食品製造業には素材型装置型食品製造業から労働集約型のプロセス型食品製造業など多種多様な食品製造業が含まれている.本研究で…

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  • 生産内示情報の信頼性と保有在庫の注文引当を考慮した生産計画立案支援に関する研究

    大久保 寛基 生産管理 28 (2), 99-105, 2021

    <p>製造現場ではリードタイムの短縮や需要の不確実性の増大といった課題に対して柔軟に対応していく必要があり,生産内示情報の有効活用は,重要である.内示情報とは,製造業者からサプライヤに対して,確定注文を示すタイミング以前に提示される生産数量,納期などの注文予定情報である.しかし,確定注文情報との差異があるため,内示情報を生産計画に利用する際には工夫が必要となる.本研究では,複数の取引先からの複数…

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  • 管理栄養士教育と化学の京都学派に見られるノーベル賞

    正本 順三 生産管理 28 (1), 101-106, 2021

    <p>筆者は管理栄養士の教育に携わることとなり,10年目を向かえた.ノーベル賞の受賞内容が日常の授業で登場する.伸びるサイエンスには,すばらしい成果がついて回ることを改めて体感している.本講演者の出身である京都学派の工学系の化学と比較しながら述べる.</p>

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  • 新資本について(3)

    入江 安孝 生産管理 28 (1), 119-124, 2021

    <p>「富」は物質だけからなるのではない.人によって「よい生活・人生」は異なる.まだまだ多くの支援が必要な地域や人々もいるが,先進的な文明・文化の中にいる人々もいる.格差を内蔵しているのも資本主義の特徴である.A. Toffler が40 年前に予測した以上に文明は進歩した.そして資源の循環やDecoupling …

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  • サーキュラー・エコノミーのこれから

    入江 安孝 生産管理 28 (1), 113-118, 2021

    <p>地球1つの自浄能力を超えてしまってから時間がどんどん過ぎて行っている.2009年のロックストロームの報告[x],2021年のダスクプダの報告[y]など生物多様性の側面から見ても,どんどん悪化している.ロックストロームらの研究では,環境分野に定量化と限界値(閾値)の設定が行われたこと,すなわちPlanetary Boundary …

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  • スポーツタレントの発掘システムマネジメント

    小椋 優作, 藤井 勝紀, 武山 祐樹, 糟谷 浩輔, 内藤 譲 生産管理 28 (1), 137-142, 2021

    <p>我が国のスポーツタレント発掘プログラムは,品質(Quality)が担保されるシステムのマネジメントが確立出来ていない.そこで本研究では,高身長がスポーツにおいて成功する必要条件であり,高身長及び運動能力はトラッキングするという科学的根拠に基づいて,この発掘システムのマネジメントを模索した.方法として,某県のタレント発掘事業に参加した小学生2年生から5年生までの児童期における男女の運動能力デ…

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  • 教養課程における基礎的な技術者教育

    中野 真 生産管理 28 (1), 179-185, 2021

    <p>本事例は,理工系大学の教養課程における,技術者教育の実施事例である.教養課程における技術者教育では,専門教育で得た知識や技術,さらに知恵を卒業後にどのように活かしていくのか,といったことを習得することが重要となる.そのため,受講者は国内外の状況,企業とその活動,技術者の仕事,安全,法律,技術者の責任と倫理,キャリアデザイン,ライフプラン,イノベーションなど幅広い分野を学習することが必要にな…

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  • RPA適用前に知っておくべきこと

    岩本 隆志 生産管理 28 (1), 71-76, 2021

    <p>近年,RPAを導入する企業や自治体が激増状況にある.だが,闇雲にRPAを導入してしまったが為に,かえてってコスト高になり,働き方改革を掲げ,その切り札として導入したにもかかわらず残業が増えてしまったといった声が多方面から聞こえてくる.これでは,過去に情報システム導入を失敗したことと同じ過ちを繰り返すことになってしまう.RPA技術の変化には目を見張るものがあり,技術面・導入方法論を正確に捉え…

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  • ITシステム導入に関する超上流プロセスに必要な工数確保ガイドラインの考案

    繁友 良太, 石井 成美, 福澤 和久 生産管理 28 (1), 7-15, 2021

    <p>昨今IoT,ICT活用の重要性が増している.ビッグデータ活用による新規ビジネス,企業内の生産性の圧倒的な改善に大きな需要が有り,情報システム企画の重要性は更に増している.しかしながら,情報システムの導入は,未だに50%程度が失敗とのデータがあり,円滑な導入が進まないケースが多い.筆者らは,その原因の一つとして「必要な人材と工数が確保されない」ことを挙げている.福澤らは,人材タイプ別スキル標…

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  • RPA導入の流れについて

    岩本 隆志 生産管理 28 (1), 77-82, 2021

    <p>最近,RPAが企業に導入され始めて数年が経過したところである.数年前にRPAにおける導入プロセスは,まだ確立されていなかったが,数年間のナレッジにより徐々に形が出来上がってきているのではなであろうか.既に,多大なコストをかけたが,導入に失敗し今後を模索している企業も多く見受けられる.だが,RPAを避けては通れない状況下において,いかに問題なくRPAを導入するかは,企業・自治体を問わず,非常…

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  • クラス1 レベルRPAの限界を補完するIPAについての研究

    岩本 隆志 生産管理 28 (2), 45-50, 2021

    <p>近年,企業・自治体においてRPA導入が激増状況である.だが,導入が進むにつれ,問題点も浮かび上がってきている.ただ動かしてみて問題が発生すれば,その後対応するのであれば,過去情報システム導入時と同じ過ちを繰り返すことになってしまう.働き方改革を掲げ,その切り札として導入したにもかかわらず残業が増えてしまったのでは話にならない.だが,現行レベルRPAで出来ることには,種々の限界があり,中々想…

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  • 管理栄養士教育に見られるノーベル賞

    正本 順三 生産管理 28 (2), 69-74, 2021

    <p>本講演者は管理栄養士の教育に携わることとなり,10 年となった.ノーベル賞の受賞内容が日常の授業で登場する.伸びるサイエンスには,すばらしい成果がついて回ることを改めて体感している.本講演者の出身である京都大学の工学系の化学と比較しながら述べる.</p>

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  • プロアクティブ・エンジニアリングを効果的に進める生産技術部門の活動方法

    金澤 朗, 和田 正義 生産管理 28 (2), 7-16, 2021

    <p>ものづくり企業では,顧客からのニーズの高度化に伴い製品開発の難易度は上昇し,生産技術部門でも高度な生産技術の開発が求められている.この開発を従来のコンカレント・エンジニアリングの手法で進めた場合,開発期間が不足し上市日程が遅れる可能性がある.そこで生産技術部門が製品開発部門に先回りして要求仕様を予測/先取りし,早めに生産技術の開発に着手して開発期間の不足を補う新たな仕組み(プロアクティブな…

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  • 夜間光衛星画像を用いた春季から秋季の日本海山口県沖合における集魚灯漁船の動向

    嶋田 陽一 土木学会論文集B3(海洋開発) 77 (2), I_787-I_792, 2021

    <p> 夜間光衛星画像Suomi-NPPから春季から秋季の日本海山口県沖合における集魚灯を用いて操業する漁船の動向を調べた.漁船は卯持ノ瀬,その周辺及び岡千里と八里ヶ瀬から成る谷に分布した.対馬暖流第一分枝の一部は卯持ノ瀬の南から岡千里と八里ヶ瀬から成る谷を通過するので,漁船はこの流速場の影響を受けて分布する.したがって,日本海山口県沖合における漁業操業海域つまり漁場は,海洋モデルで計算された流…

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献4件

  • 漂流ブイ観測による沖縄諸島・奄美群島周辺海域における漂流物の移動特性

    嶋田 陽一 土木学会論文集B2(海岸工学) 77 (2), I_319-I_324, 2021

    <p> 沖縄諸島・奄美群島周辺において漂流漁船,タンカー事故による流出油が漂着した事例より,漂流物が沖縄諸島・奄美群島周辺へ移動する経路を調べた.気象庁提供の漂流型海洋気象ブイロボット(以下,ブイ)の観測データを解析した.南向きの風を受けたブイは黒潮流域から時計回りに奄美群島北部へ移動し,あるいは沖縄諸島・奄美群島の西側に沿って南下する傾向を示す.このブイの軌跡は上記の事例と対応する.伊豆・小笠…

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 幼児期における身体発育と経済成長との関係

    可兒 勇樹, 藤井 勝紀, 浦野 忍, 武山 祐樹, 内藤 譲 生産管理 28 (1), 143-148, 2021

    <p>世界保健機構(WHO)は,健康の定義を「Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.」としており,肉体的・精神的・社会的の全てが満たされた状態のことである.幼児にとって健やかに成長するためには,健…

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  • 目で見る工場診断に関する一考察

    鹿島 啓 生産管理 28 (1), 125-130, 2021

    <p>『目で見る工場診断』により, 改善を要する項目を『兆候』として把握し,製造現場の状態を工場管理の成熟度レベルとして判定し,強み・弱みを認識して改善のステップと方向性を示す手法を,前報で紹介した.本報では,工場経営層の視点,すなわち,VRIO 分析,環境管理,事業継続の視点も取り入れる.「自己診断チェックリスト」により,商品サービスの差別化を示す希少性(R)・模倣困難性(I)や,リスク管理と…

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  • 各成長段階の1 次産業経営体における持続可能性に関する一考察

    難波 和秀 生産管理 28 (1), 167-172, 2021

    <p>今後のAI の進化や情報技術の進化に伴い,1 次産業の生産コストは低下し,競争が激しくなる状況下において,各成長段階における家族経営体,法人経営体,高シェア経営体の各経営体を対象に,持続可能性に関する分析,考察を行った.考察の結果,家族経営体については,兼業,ベーシックインカムなどと併用しながら国土保全機能を発揮した持続可能性が考えられる.法人経営体については,家族経営体からの脱皮による持…

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  • 知識の発展と企業組織内のプリンシパル・エージェント関係

    岡村 俊一郎 生産管理 28 (1), 149-154, 2021

    <p> コロナ・ウィルスの流行によって,従来の企業の形態は変更せざるを得なくなっている.それはいわゆる,デジタル・トランスフォーメーション(DX)と呼ばれるものである.その変化は,主に情報技術の発達とその活用によって支えられている.それはもちろん,それにかかわる技術・知識の発展があってなされているものである.それでは,それらの知識の発展は,企業組織内のヒエラルキーを形成する経営者と管理者,あるい…

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  • IT システム導入に関する人材育成プログラムの試行による検証

    繁友 良太, 石井 成美, 福澤 和久 生産管理 28 (1), 17-25, 2021

    <p>昨今IoT,ICT活用の重要性が増しており,情報システム企画の重要性は更に増している.しかし,情報システムの導入は未だに50%程度が失敗とのデータがあり,円滑な導入が進まないケースが多く社会的な課題であると考える.筆者らは,その原因の一つとして「必要な人材と工数が確保されない」ことを挙げ,この解決に経営戦略段階から作業レベルまでの,付加価値創造の連鎖を理解した人材育成が必要と考える.付加価…

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  • 理美容業界の現状と課題

    福井 幸男 生産管理 28 (1), 186-192, 2021

    <p>我が国の理容業および美容業の歴史, 現状および課題を論考する. 2019年度の市場規模は理容業6295憶円, 美容業1兆4984億円, 2014年度からの伸び率は理容業が年率0.55%のマイナス, 美容業が同じく0.40%のマイナスであり, 両者とも市場がわずかな微減傾向を示す.本稿では,厚生労働書の都道府県別実態調査などを基礎にして, この要因を供給者側ならびに需要者側から探る. …

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  • 品揃え戦略のベき法則を用いた一考察

    倉田 久 生産管理 28 (1), 27-36, 2021

    <p>コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどのチェーン小売店舗のナショナルブランド商品の品揃えは競合する同業者の間でたいして差異が無い場合が多い.品揃えは小売業の主要な集客要因であるのに,小売店店頭に実際に並ぶ商品品揃えは競合他社のそれとほぼ同じになっている現状の理由を求めて,本研究では解析的モデルを用いて,小売店同士がお互いに同じ商品品揃えにすることの要因を検証する.ロングテール戦略とベ…

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  • 今後のAI教育についての一考察

    岩本 隆志 生産管理 28 (1), 65-70, 2021

    <p>近年,多くの企業・自治体でAIが導入されているが,既にAI人材不足は過去のIT技術者不足以上となっている.政府が掲げるsociety5.0の実現に向けた取り組みを通して,世界貢献のみならず,日本が独自で抱える課題を解決していく為,AIという観点で方策の策定を進めている.AI分野の広がりはとてつもない成長分野であり,資源のない日本における製造業に続く次の一手として期待が高まっている.AI化を…

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  • 多様な業種におけるロボット導入のためのSIer 育成

    間瀬 好康, 荒川 雅裕, 小竹 暢隆 生産管理 28 (1), 55-63, 2021

    <p>製造業におけるロボットの導入は高い技術で進められているが,三品産業や介護福祉などの異業種について導入は進んでいるとは言えない.一方で超高齢化社会では介護問題は喫緊の課題であり,介護上の人材不足に対してロボットの導入は問題解決に有効な役割を有する.このような背景を踏まえ,本研究では介護福祉分野に着目し,ロボット導入における問題点を明らかにし,ロボット導入に必要な考え方やロボットシステムインテ…

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  • 日本企業におけるデジタルトランスフォーメーションの取組に関する因果モデルの検討

    松野 成悟, 中岡 伊織, 伊藤 勉, 山根 陽一 生産管理 28 (1), 95-100, 2021

    <p>近年,多くの企業がデジタルトランスフォーメーションに取り組んでいる.しかし,デジタルトランスフォーメーションの取組にどのような要因が影響を与えているかは明らかではない.本研究は,われわれが国内企業を対象に独自に実施した質問票調査データ(有効回答数114件)をもとに,デジタルトランスフォーメーションの取組における情報システムおよび知識マネジメントの役割を分析したものである.仮説となる因果モデ…

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  • 成人の健康管理のための体型判定の検討

    内藤 譲, 藤井 勝紀, 小椋 勇作, 浦野 忍 生産管理 28 (2), 87-92, 2021

    <p>従業員の健康管理の観点から,個々の体型的な特徴を詳細に把握することは重要である.しかし,肥満と同様の健康リスクを内包する隠れ肥満は,一般の健康診断等で把握することが難しいとされている.隠れ肥満の一般的な判定基準は,BMI(Body Mass Index)が標準域,かつ体脂肪率が男性20%以上,女性30%以上である.しかしこの判定では,BMI …

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  • 品質機能展開を活用したオーダーエントリーシステムの設計

    木内 正光 生産管理 28 (2), 93-98, 2021

    <p>受注生産型企業におけるオーダーエントリーシステムの役割は,顧客の要求に対して企業内の様々な条件を照合し,仕事の受注を確定することである.具体的に仕事の納期設定においては,顧客の要求納期を遵守できるか否かを判断するため,工場内の設計及び製造リードタイムを適切に見積もる必要がある.従って,仕事が到着した時点で多くの企業内情報が把握されていなければならない.本研究の目的は,情報の整理整頓に効果を…

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  • 企業のヘルスマネジメントのためのBMI 数値分類に基づく体型情報

    内藤 譲, 藤井 勝紀, 小椋 優作, 田中 望 生産管理 28 (1), 131-136, 2021

    <p>企業においては,ヘルスマネジメントの観点から従業員の肥満や痩せ等の体型的特徴を的確に把握し,対応することが必要である.しかし,隠れ肥満や痩せについては,通常の健康診断での把握が困難なため,それらの認識には,年齢別や男女別における目安となる基準情報が必要となる.そこで本研究では,企業のヘルスマネジメントにおいて有益な体型情報として,特に隠れ肥満と痩せに着目して,若年成人男女の,BMI …

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  • SEMI による通信プロトコル標準化の歴史的経緯

    外山 明 生産管理 28 (1), 161-166, 2021

    <p>半導体産業の生産システムが,他産業と比べて標準化が進んでいる点については様々な先行研究で指摘されてきた.そうした中で,半導体産業の工業会組織であるSEMI(Semiconductor Equipment and Materials International)の標準化活動に関しては,従来は機械装置などのハードウェア面での標準化に関する研究が主となっており,通信プロトコルなどのソフトウェア面…

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  • 障害児通所支援事業におけるWeb サービス提供の必要性に関する研究

    吉沢 純生 生産管理 28 (1), 193-199, 2021

    <p>障害児通所支援サービスを利用している児童の保護者とその施設で勤務するサービス従事者の両者間におけるサービス満足度とweb サービスニーズの関連を明確にするため,名古屋市および豊田市の児童発達支援事業所(2 か所)と放課後等デイサービス事業所(10 か所)の保護者154 名と従事者57 名を対象としてアンケート調査を行った.サービス満足度とWeb …

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  • 工業生産管理手法の農業生産管理への応用に関する考察

    福澤 和久, 石井 成美 生産管理 28 (1), 83-88, 2021

    ...<p>工業分野における生産管理は多くの研究と実践あり,日本の競争力の源泉でもある.しかし日本における農業分野における生産管理は発展途上である.これまでの筆者らの研究で,農業生産管理の中でも,スマート農業における問題を整理した.本研究では,工業生産管理手法の応用を広義の意味の個業生産管理として体系的に整理した上で,各々の工業生産管理手法が農業生産管理へ応用可能かどうかの検討を行った.その結果,工業生産管理手法...

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  • 農業産地における協働と競争の仕組み

    山田 実加, 徳丸 宜穂, 小竹 暢隆 生産管理 28 (2), 37-44, 2021

    <p>本研究の目的は,農業産地内の協働の仕組みと競争の構造は環境変化において,どのように変化し,またどのような要素として産地のレジリエンスに影響しているのか明らかにすることである.研究方法は,事業システムの概念より,産地を一つの事業システムとして捉え,産地の分業と競争の構造について,集積内の組織間の関係性が大きく変化した時点をフェーズに分けて分析することである.事例対象は,小豆島のオリーブ産業に…

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  • デジタル作業指示媒体の違いにおける作業習熟と作業負担の研究

    山田 裕昭 生産管理 28 (2), 25-35, 2021

    <p>近年,デジタルトランスフォーメーションによる組織変革の必要性が叫ばれているが,その取り組みには産業や企業規模によって格差がみられる.特に,中小企業では従来から情報通信技術の導入が遅れているといわれており,最新の情報化へ一足飛びに対応できるとは考えづらい.そこで本論では,人手作業における製造ラインでの作業指示を対象に,3 つの情報通信技術媒体を,知的作業の1 …

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  • RPA導入における問題点と解決策について

    岩本 隆志 生産管理 28 (2), 51-56, 2021

    <p>近年,企業・自治体においてRPA導入が激増状況である.だが,明確な手順も知らず,ただ「動かしてみよう」「動いたから導入しよう」では,過去情報システム導入時と同じ過ちを繰り返すことになってしまう.働き方改革を掲げ,その切り札として導入したにもかかわらず残業が増えてしまったのでは話にならない.その為にもRPAを導入し,ROI向上を目指すためにも,RPA導入における問題点と解決策を明確化すること…

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  • 粒子径分布測定機と粉体処理プロセスについて

    村田 憲司, 北村 智浩, 河原 正佳 粉砕 64 (0), 56-61, 2020-12-15

    ...しかし,近年,生産管理の高度化,IoT化や省人化などへの期待からオンラインの粒子径分布測定装置が求められるようになってきた。本稿では当社のオンライン粒子径分布測定機オプティサイザ<sup>®</sup>シリーズを用いたシステムを紹介し,粒子径分布のオンライン測定で注意すべきこと,フィードバック制御,リモートモニタリングシステムへの応用について記載する。</p>...

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  • IoTを用いた製造工程における状態管理システムの研究

    石塚 康成, 倉田 正, 橋場 浩之, 成瀬 慶亮, 出口 弘 電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌) 140 (6), 573-582, 2020-06-01

    <p>In the market increased diversification and globalization, manufacturing companies are making efforts to improve their business operations to enhance competitiveness. Business management, such as …

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  • 素材生産作業の日報データから林業での生産管理を考える

    杉本 和也 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 611-, 2020-05-25

    <p>プランナーやフォレスターには、素材生産作業の計画を立て、現場技術者へ工期や現場段取りについての伝達や、工事開始からの進捗管理を行うことが求められる。計画を立案するためには、過去の素材生産作業の実績数値を整理して使用機械ごとの生産性等を集計する必要があるが、日報をデータベース化していない、現場の作業条件を記録していない等の理由で計画立案に活用できるデータを得られるケースは少ない。今回の発表で…

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  • レーザーセンシングによるスマート精密林業

    加藤 正人 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 86-, 2020-05-25

    ...現地検討会は北信森林管理署管内の実証地で行い、『空と陸のレーザーデータによる精密森林評価とICT生産管理』をテーマに、世界初のドローンレーザーと地上レーザーを統合した木材の品等区分技術による間伐木の選木、IoTハーベスタによる収穫作業、スマホを利用した集運材の情報管理の現場運用システムを公開したので紹介する。</p>...

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  • プラスチック成形加工の状態監視技術の研究

    千葉 俊彦, 河田 直樹, 福島 祥夫, 趙 宗陽 精密工学会学術講演会講演論文集 2020S (0), 438-439, 2020-03-01

    ...<p>プラスチック成形加工は,多くのプロセスが自動化されており,かつ成形プロセスの様々なデータを獲得でき,生産管理や品質管理に役立てることができる.今回は,正常,異常それぞれのダンベル型試験片を成形し,そのダンベル試験片に引っ張り試験を行い,試験データと成形時のプロセスデータを対応させることでそれぞれの因果関係について検討を行った.</p>...

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  • 新資本について(1)

    入江 安孝 生産管理 27 (1), 113-118, 2020

    <p>Sustainable Development :持続的発展という言葉が使用されるようになって久しいが,その系譜をたどりながら,富の見方・測り方が変遷していった足跡をたどる.環境問題を中心にスローガンから具体的計測方法まで進歩してきたのを,筆者なりの系譜を紹介する.そして,GDP というフローも重要であるが,ストックという観念から,現在の富という資本,これからの資本について計測方法を検討す…

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  • 品質不正防止のためのソフトウェアの研究

    外山 明 生産管理 27 (1), 131-136, 2020

    <p>近年,日本を代表する名門企業による品質不正問題が表面化している.戦後,未熟な段階を経て,日本の製造業のお家芸とまで言われるようになった品質管理において,今日信頼が大きく揺らいできている.この問題の奥深くには経営層のマネジメント力や製造現場の組織能力など,数多くの問題が潜んでいる点が指摘されているが,これらと同時に,各企業において現在導入されている品質管理システムが,不正を防止する上で有効に…

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  • 日本企業と年功序列制賃金制度の効果

    岡村 俊一郎 生産管理 27 (1), 149-154, 2020

    <p>2020年4月1日から, 日本政府が推進する働き方改革の一環として, 同一賃金同一労働に関する諸法が施行される. これは, 一般的には, 正社員と非正規社員との待遇格差を是正するための方策として述べられ, 日本企業が行ってきた「日本的経営」の一角を担ってきた年功序列制賃金制度に変革を要請するものとして捉えられている. しかしながら, この変革は, …

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  • 井形元彦・桂信太郎著『地域活性化のための戦略的農業経営』

    福井 幸男 生産管理 27 (1), 184-185, 2020

    <p>近年,企業の農業参入が熱を帯びている.従来の地場や中小企業の食品企業や建設業だけでなく最近では大企業の参入が増大している.2009 年の改正農地法により,最近の日本農業は大きな転換期にさしかかっているのである.本書は,永年の鉄鋼業での情報システム構築の高質の経験を基礎として,これを高知県の中小農業部門に応用した貴重な野心的な事例研究である.</p>

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  • IASBにおける金融商品の測定基礎に関する考察

    吉良 友人 生産管理 27 (1), 29-38, 2020

    <p>近年,会計基準を国際的に統一しようとする流れがあるのは周知のとおりであり,我が国でも国際財務報告基準(以下,IFRS)とのコンバージェンス(日本基準とIFRSの差異を無くす),ないしアドプション(IFRSを適用)が進められている.ここで,会計は認識,測定,記録,報告の一連のプロセスであるが,そのうちの一つである測定は重要な論点であり,特に金融商品においては全て公正価値で測定すべきか否か(全…

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  • 内示注文情報を用いた生産計画の立案支援に関する研究

    鈴木 颯人, 大久保 寛基 生産管理 27 (1), 53-63, 2020

    <p>製造業界の企業間サプライチェーンマネジメントにおいて顧客側の企業と部品製造側の企業が連携する際,顧客企業が発注確定前の予定情報として納期や注文数量を事前に示すことがある.これを内示注文情報と呼ぶ.内示注文情報は,製造企業にとって生産計画の参考値として有効だが,不確定情報であるため,その扱いが難しい.本研究では,確定注文量に対する内示注文量の精度を内示確定度として定義し,その内示確定度の違い…

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  • 中国の介護ビジネスにおけるIoT 活用の提案

    袁易 洋子, 近藤 高司 生産管理 27 (1), 7-18, 2020

    <p>中国の介護市場は拡大している.個人の保険料支出は年々増加し,個人の年間総支出総額に対する個人の年間保険支出額は,都市部で6%,農村部では9%まで占め,単身高齢者の介護問題が深刻化している.日本では以前から運用されている要介護認定の審査が中国では運用されておらず,議論の段階である.本論ではまず,ICT活用による医療介護システムを,中国国内の事例と海外事例を文献から比較調査し,次にIoT端末を…

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  • 企業のヘルスマネジメントのための年代別体型情報

    内藤 譲, 藤井 勝紀, 小椋 優作, 糟谷 浩輔, 可兒 勇樹 生産管理 27 (2), 117-122, 2020

    <p>隠れ肥満は,肥満同様に健康リスクを内包する可能性があることから,企業においては従業員のヘルスマネジメントの観点から隠れ肥満の現状を的確に把握し,対応することが必要となる.本研究では20代から70代の成人男女を対象に,BMIと体脂肪率から5体型に分類し,男女別の各年代における隠れ肥満の割合とBMI数値別に見た体脂肪分布割合から隠れ肥満の傾向を調べることとした.隠れ肥満の年代別割合は,男性は加…

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  • 製造ビジネスの知的生産性向上の出発点「販売」

    手島 歩三, 柿谷 常彰, 平野 健次 生産管理 27 (2), 153-158, 2020

    <p>日本社会の経済成長力の低下が懸念されている.AIやIoTを導入するだけでは先進国や新興国の後塵を拝するであろう.政治・行政の問題は別として,製造ビジネスの成長力を取り戻す方策が必要である.本稿ではITを利用して知的生産性向上を図る方策について述べる.今回は需要不足に耐えるための販売業務の改革について述べる.</p>

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  • 低身長スポーツ選手のHuman Resource 要素を探る

    小椋 優作, 藤井 勝紀, 可兒 勇樹, 武山 祐樹, 糟谷 浩輔 生産管理 27 (1), 155-160, 2020

    <p>我が国におけるスポーツタレント発掘は全国的に実施されているが,その発掘方法において,まだ科学的知見が不十分である.よって,遺伝的影響が大きいとされる身長のトラッキング効果について検証することは,発育発達期の子どもを対象としたタレント発掘を行うにあたって,非常に有用な情報である.そこで本研究は,特に低身長のトラッキング状況を縦断的資料から検証することで,低身長スポーツ選手のHuman …

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  • 製品の仕様組合せパターン表現方法に関する研究

    大平 智之, 平野 健次 生産管理 27 (2), 7-18, 2020

    <p>多仕様の製品を設計する際には,関係者間で仕様の情報を共有する必要がある.しかし,仕様表現に統一された記述方法がないために,仕様の組合せ数や複雑な組合せの把握も難しい.本研究では,これらの問題を解決するために,製品の仕様に関する組合せパターンの分類と,分類した仕様パターンの表現方法を提案する.さらに,提案した方法をいくつかの製品に適用して有用性を確かめると共に,仕様設計からFBOMへのマスタ…

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  • 垂直的構造下における混合寡占再考(その2)

    保苅 尚 生産管理 27 (2), 95-100, 2020

    <p>2019 年11 月29 日に死去した中曽根康弘元首相の最大の功績の一つに,国鉄等の民営化が挙げられる.本稿では,保苅(2019b)が展開した「混合寡占」モデルによる「規制緩和」の議論に,保苅(2019a)の「段階的民営化」アプローチを流用して分析を行う.水平的分離で特徴づけられる日本での国鉄の分割化に対して,英国や北欧諸国の鉄道改革では垂直分離が行われた.このような垂直分離を行い,その川…

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  • 業務日報に対するコンサルタント思考適用に関する一考察

    岩本 隆志 生産管理 27 (2), 77-82, 2020

    <p>近年,働き方改革が大きな話題となっており,働き方改革法案が国会で可決し,2018年6月29日に成立した.だが,その中身には,多々問題があり,実際にどのように作業効率を高め利益を元以上に確保するかという根本的議論がなされず,試行錯誤が行われている状況ではないだろうか.これでは,中身のない法案ありきになってしまい,法案自体が意味をなさないものになってしまう可能性が高いと考えられる.そこで,本研…

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  • 地域ものづくり産業のためのサプライ・チェーンに基づく戦略的製品開発論

    大橋 和正 生産管理 27 (1), 101-106, 2020

    <p> 地域のものづくり産業の活性化を考えるとき,地域資源を大いに活用して,素材から加工・組立,そして製品の販売・流通までのサプライ・チェーンを考えることが大切である.そこで,地域における伝統的玩具製品の設計・製作を例に,サプライ・チェーンに基づく戦略的製品開発の方法について考察する.そして,サプライ・チェーンに基づく玩具製品の設計・製作・販売法を新たに提案し,地域活性化に貢献する方法論として試…

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  • 新潟中越地震における体格発育のリスク分析

    渡部 琢也, 藤井 勝紀, 早川 健太郎, 田中 望, 小椋 優作 生産管理 27 (1), 125-130, 2020

    <p> 戦後日本で勃発した震災は多々あるが,それらの際の身体発育へのリスク分析はされていない.そこで筆者らは先の研究で,東日本大震災及び阪神淡路大震災における身体発育のリスク分析を実施し,子どもの身体発育への影響を報告した.しかし,戦後日本で勃発した震災はほかにもあることから,本研究は,東日本大震災,阪神淡路大震災に引き続き新潟中越地震における体格へのリスクを解析するために,新潟県における学校保…

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  • 業務改善支援のためのサービスプロセスシミュレーションに関する研究

    大久保 寛基 生産管理 27 (1), 177-183, 2020

    <p>近年,日本においてサービス業の発展が著しく,国内総生産に占める割合も大きくなる中,高齢化と人口減少による人手不足を起きている現在,サービス業の生産性向上は大変急務である.従来,生産性向上の取り組みにはAI やロボットを用いて対策を行っている.しかし,生産性向上に向けた施策が必ずしも生産性向上につながらないことがある.本研究では,サービス業務を作業分析する際,作業内容を作業名として定義するこ…

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  • AIとBRMSの効果的な利用方法に関する研究

    平野 健次 生産管理 27 (1), 19-27, 2020

    <p>顧客の多様化する嗜好に伴い,マス・カスタマイゼーションへの取り組みが話題になっている.しかしながら,顧客の要望を取り入れていくと,製品の仕様が多岐に渡り,企画,設計,生産,保守などあらゆる業務処理が複雑になる懸念がある.これらの諸問題の解決を支援するために,本研究では,AI(Artificial Intelligence)とBRMS (Business Rule Management …

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  • 中国における医薬品ネット販売ビジネスシステムの提案

    袁易 洋子, 近藤 高司 生産管理 27 (1), 39-51, 2020

    <p>中国の医薬品インターネット販売の発展に伴い問題が表出しており,消費者が安心・安全に医薬品ネット販売を利用するため,医薬品ネット販売ビジネスシステムを再構築することが急がれている.本研究では中国における新しい医薬品ネット販売ビジネスシステムの提案を目的とし,中国の消費者に対して,消費者の視点からみた医薬品ネットビジネス上の問題意識をアンケート調査により明らかにした.調査による結果をもとに,消…

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  • 管理栄養士教育と生化学・基礎栄養学に見られるノーベル賞

    正本 順三 生産管理 27 (1), 65-70, 2020

    <p>本講演者は管理栄養士の教育に携わることとなり,9年目を向かえた.ノーベル賞の受賞内容が日常の授業で登場する.伸びるサイエンスには,すばらしい成果がついて回ることを改めて体感している.本講演者の出身である京都学派の工学系の化学と比較しながら述べる.</p>

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  • ハードアイ経営からソフトアイ経営へ

    岩本 隆志 生産管理 27 (1), 83-88, 2020

    <p>バブル景気崩壊後,は20数年が経過し,昔は花形企業であった大手電機メーカーは目先の収益すら上げられない状況に追いやられてしまった.なぜ,現在のような状況になってしまったのか.その原因としては,サスティナブルな経営がなされず,目先の利益のみを追求する経営になってしまっていることが挙げられる.本研究では,目先の利益のみを追求する経営手法をハードアイ経営,ステークホルダー管理も含めたサスティナブ…

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  • 目で見る工場診断に関する一考察

    鹿島 啓 生産管理 27 (2), 101-106, 2020

    <p>『目で見る工場診断』とは,工場現場の良い点や改善を要する点を見える化し,課題を明らかにする診断する方法である.改善を要する項目を『兆候』として把握し,製造現場の状態を工場管理の成熟度レベルとして判定し,強み・弱みを認識して改善のステップと方向性を示す手法として,『目で見る工場診断』を考察する.「自己診断チェックリスト」により,顧客提供価値QDCS,経営資源5Mの活用と安全Sについて,「改善…

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  • 「経済のサービス化」と資本制領有次元

    佐武 弘章 生産管理 27 (2), 123-128, 2020

    <p>商品・有用物は,市場での売買によってその所有権が販売者から購買者に移転するが,サービスは物財に対象化せず,その商品としての売買には所有権の移転はみられない.この点につき,「市場でのサービス――その市場取引の対象が有形商品の所有権の移転以外であるような企業家による市場取引」という,消去法によるサービス売買にかんする規定がみられる. …

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  • 骨密度の加齢標準化に基づくヘルスケアマネジメント

    浦野 忍, 藤井 勝紀, 可兒 勇樹, 内藤 譲, 沖村 多賀典 生産管理 27 (2), 141-146, 2020

    <p>骨粗鬆症の予防は医学的観点からも若年期によりよい生活習慣を身に付けることが,骨粗鬆症に限らず,多くの生活習慣病予防にとって重要なことは周知のことである.また,若年期に高い骨密度を獲得することが後年になって骨密度の低下を生起しても,骨粗鬆症の発症や骨折閾値への到達を遅らせる知見が報告されている.そこで,本研究は,骨密度の加齢変化傾向を解析し,加齢評価システムを構築することで,骨密度評価に基づ…

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  • MFCAとTOCを用いた生産プロセス及び製造設備設計の最適化

    山口 浩 生産管理 27 (2), 57-65, 2020

    <p>マテリアルフローコスト会計(MFCA:Material flow cost accounting)と制約理論 (TOC:Theory of constraints)に依拠して資源生産性とスループットを極大化させる理論研究は,飛田(2013) [6]により実施され,金属プレス加工業(中小企業)を対象として,MFCAとTOCの両手法によって生産プロセスを分析し,ロス削減を実現するための事例研究…

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  • コンパクトシティによる都市経営の効率化

    藤川 裕晃 生産管理 27 (2), 67-76, 2020

    ...拘らず市民サービスを落とせないことが地方公共団体の経営を難しくしている.公共団体の経営は民間企業のそれとは違い公共の福祉と称して効率化よりもサービスの充実が求められたが,夕張市の様な財政破綻を避けたい公共経営においては効率化が必要なことが明らかである.市町村合併がなされたが,それだけでは十分とは言えない.本稿ではコンパクトシティ化による都市経営の効率化と更に空き家での事業化を考える.久喜市を例に,生産管理...

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  • スマート農業における工業生産管理応用に関する考察

    福澤 和久, 石井 成美 生産管理 27 (2), 89-94, 2020

    ...<p>工業分野におけるIT活用と生産管理は多くの研究と実践あり,我が国の競争力の源泉でもある.しかし我が国における農業分野のそれは発展途上である.本研究では,農業分野における問題を整理し,工業分野で培ってきたIT活用による生産管理の応用可能性について考察した結果,スマート農業における課題は,工業生産管理では解決済みまたは多くの知見があることを論じ,スマート農業における工業生産管理応用は,十分に挑戦の...

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  • 共感をデザインする

    中島 郁子, 井上 智博 日本デザイン学会研究発表大会概要集 67 (0), 36-, 2020

    ...メーカーからの要請は最終製品でも試作でもなく、生産管理と製造工程における「カイゼン」のプロセスデザインであった。ここまでの経緯と、新プロジェクト「デジタルファブリケーション技術による補助具デザイン」について解説する。</p>...

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  • 新資本について(2)

    入江 安孝 生産管理 27 (1), 119-124, 2020

    <p>後世に「富」を継承していくには,「富」を生産し,増殖させてから引き継ぐ必要がある.社会・産業が望む新たな価値は,研究開発なしでは達成できない.消費に終始するのではなく,増殖させて現世代の消費も賄い,かつ後世に「富」を残すことが必要である.このために富を構成する資本の分類とそれぞれの資本増殖へのアプローチが必要であり,結果として富の生産性を考察してみる.</p><p>そして,GDP …

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  • 内発的動機づけを構成する自律性に関する調査研究

    難波 和秀 生産管理 27 (1), 143-148, 2020

    <p>情報技術とりわけAI やロボットなどの進化は人間の能力を上回るほど一部の分野では目覚ましい.このような進化がすすめば,生産性が向上し,人間が必要最低限な生活をするためのコストは小さくなり,社会が大きな影響を受け変容することが考えられる.想定される変容した社会では最低限の生活は可能となるため,外発的動機づけは低下し,内発的動機づけの重要度が向上すると考えられる.本研究では,「2021 …

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  • 公開統計を用いた訪日観光客の季節による観光消費の違いに関する研究

    岸川 善紀, 根岸 可奈子, 田川 晋也 生産管理 27 (1), 170-176, 2020

    <p>本研究は訪日観光客のスキー観光などの季節性のある観光における消費動向について公開統計を用いて分析するものである.訪日客によるインバウンド消費拡大のために,季節による観光需要の違いを分析することは四季の豊かさをアピールしている日本において重要であると考えられる.例えばオーストラリアなど南半球の国では季節が真逆のため日本でのスキー需要が高いことが知られている.そこで本稿では観光庁の統計データを…

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  • コンサルタント思考における会議のコモディティ化適用その2

    岩本 隆志 生産管理 27 (1), 77-82, 2020

    <p>近年,働き方改革が大きな話題となっているが,対応策は,企業まかせになっており,試行錯誤が行われている状況ではないだろうか.働き方改革として残業時間を減らした上で,利益はこれまでと同様に確保したいと経営者は考える.その為には,仕事の生産性向上が必要となってくる.本研究では,企業でよく行われる会議に焦点をあて,業務簡素化の手段としてコンサンタント思考を用いることによる無駄を省きコモディティ化を…

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  • 事務作業におけるRPAの進展について

    岩本 隆志 生産管理 27 (1), 89-94, 2020

    <p>近年,人工知能の発展は,目を見張るものがあり,世界中で注目が高まっている.これからの業務の在り方や仕事の再定義が行われる可能性を,十分に秘めている.日本では民間企業,経済産業省,文部科学省,総務省等官民の隔たりなく,人工知能活用に関する取り組みが進んでおり,地方自治体や地方銀行が本気で導入をすすめている.本研究は,人口知能の発展が産業界に与える影響について考察することを目的とする.人工知能…

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  • 情報サービス産業における多角化と財務パフォーマンス

    松野 成悟, 中岡 伊織, 内田 保雄, 伊藤 孝夫 生産管理 27 (1), 95-100, 2020

    <p>企業における多角化と業績との間にはいわゆる逆U字の関係があると言われている.しかし,先行研究ではU字の関係や正の関係,負の関係なども見出されており,一意の結論は得られていない.本研究では,日経バリューサーチのデータベースにおける2008年から2017年までの10年分のデータを使用して,わが国情報サービス産業における多角化と業績(財務パフォーマンス)との関係についてパネルデータ分析を行った.…

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  • 日本企業へのテレワークの影響

    岡村 俊一郎 生産管理 27 (2), 129-134, 2020

    <p> コロナウィルスが流行し,緊急事態宣言の発令以降,日本企業は,人との接触を減らすためにテレワークを導入せざるを得なくなった.この事態下では,それまでそれに消極的であった企業も対応せざるをえず,その影響や効果は,短い期間ながら現れてきている.ここでは,そこで見えてきた効果や影響が,日本企業,特にそれが行っている日本的経営と呼ばれる経営システムにどのように及んでいるかを考察し,テレワークの導入…

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  • 日本における公共スポーツ施設の整備基準に関する基礎的研究

    沖村 多賀典 生産管理 27 (2), 147-152, 2020

    <p>国民のスポーツ需要に対し,政府は公共スポーツ施設をどこまで,どのように整備すべきであろうか.本研究は,この問題に関する基礎的な事実を整理することを意図し,日本における公共スポーツ施設の整備基準について検討した.具体的には第1に,政府がこれまでにどのような基準を示してきたのかを調査し,1972年の保健体育審議会答申を最後に明確な量的基準が示されなくなったこと等を指摘した.第2に,この1972…

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  • 事業承継の特徴が「両利きの経営」へ与える影響に関する考察

    難波 和秀 生産管理 27 (2), 159-164, 2020

    <p>経営者の高齢化により中小企業やファミリービジネス企業の事業承継が社会課題となっている.事業承継は伝統を承継するだけでなく,アントレプレナーシップを発揮することで,第二創業,イノベーションを実現する機会となる.本研究ではアントレプレナーシップのプロセスの中の事業機会の認識に焦点をあて,基本的な経営理念の維持,既存事業の存在,承継者の多様化,時間軸上の特定イベントという事業承継の特徴が,深化と…

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  • 生体認証技術とビジネス応用に関する研究

    上村 一平 生産管理 27 (2), 171-176, 2020

    <p>近年,生体認証技術は急速に進展してきた.古くは個人認証技術としてサインや印章といった手法を用いて本人認証を行ってきた.生体認証技術は生体特有の特徴点を用いた本人特定技術である.署名,印影,指紋認証などが従来から利用されてきた.20 世紀以降,指紋認証技術によるキャッシュディスペンサーなどへの適用から,静脈認証といった特殊なセンサーを必要とする技術や,可視光カメラを利用した顔認証技術が発達し…

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  • 教養課程における基礎的な技術者教育の実施事例

    中野 真 生産管理 27 (2), 183-189, 2020

    <p>本事例は,理工系大学の教養課程における,技術者教育の実施事例である.教養課程における技術者教育では,専門教育で得た知識や技術,さらに知恵を卒業後にどのように活かしていくのか,といったことを習得することが重要となる.そのため,受講者は国内外の状況,企業とその活動,技術者の仕事,安全,法律,技術者の責任と倫理,キャリアデザイン,ライフプラン,イノベーションなど幅広い分野を学習することが必要にな…

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  • 製品の多様性と仕様設計に関する研究

    平野 健次, 大平 智之, 手島 歩三 生産管理 27 (2), 39-47, 2020

    <p>製品の多様性を設計するときには,顧客の用途を目的として捉え,それを実現するための仕様を設計する必要がある.本研究では,製品の仕様設計で発生し易い諸問題について提示し,品目群(製品群を含む)の構造を体系化する際に有効となる用途・使用条件の意義について明らかにする.最初に,BOM (Bill of …

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  • 経営戦略実現のためのIT 経営プロセスモデルの有効化

    繁友 良太, 福澤 和久, 石井 成美 生産管理 27 (1), 107-112, 2020

    <p> 昨今IoT(Internet of Things),ICT(Information and Communication Technology)活用の重要性が増している.しかしながら,情報システムの導入は,プロジェクトマネジメント等の研究が進んだ昨今においても未だに約50%が失敗とのデータ(日経コンピュータ2018)があり,円滑な導入が進んでいないケースが多い現状である.一つの原因として「…

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  • 日本における身体発育と経済成長との関連性モデルに基づくSDGs への提言

    可兒 勇樹, 藤井 勝紀, 小椋 優作, 武山 祐樹, 糟谷 浩輔 生産管理 27 (1), 137-142, 2020

    <p>持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)は,2015年9月,国連サミットにおいて全会一致で採択され,17の国際目標と169のターゲットが掲げられた.17の国際目標の「1.貧困」,「2.飢餓」,「3.保健」の3つの目標は,発展途上国に焦点を当てたものと言えるであろう.しかし,日本において戦後の劣悪な状況は酷似している.その後,目覚ましい経済発…

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  • コンサルタント思考の会議のコモディティ化の適用その1

    岩本 隆志 生産管理 27 (1), 71-76, 2020

    <p>近年,働き方改革が大きな話題となっているが,対応策は,企業まかせになっており,試行錯誤が行われている状況ではないだろうか.働き方改革として残業時間を減らした上で,利益はこれまでと同様に確保したいと経営者は考える.その為には,仕事の生産性向上が必要となってくる.本研究では,企業でよく行われる会議に焦点をあて,業務簡素化の手段としてコンサンタント思考を用いることによる無駄を省きコモディティ化を…

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  • 黄金比とヒトの身体プロポーションの標準化

    藤井 勝紀 生産管理 27 (2), 107-116, 2020

    <p> 現代文明によって築かれた芸術,音楽,スポーツを洗練させるために黄金比が取り入れられ,その結果,レオナルド・ダヴィンチのウィトルウィウス的人体図が描かれた経緯がある.この人体図によってヒトのプロポーションに黄金比が初めて取り入れられ,ヒトの身体プロポーションの基準が示されたのではないだろうか.恐らくレオナルド・ダヴィンチの人体図は,単に美しいだけではなく,ヒトが生きていくために必要な身体プ…

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  • 階層性肥痩度バランス標準化システムによるヘルスマネジメントの模索

    早川 健太郎, 藤井 勝紀, 田中 望, 武山 祐樹, 渡部 琢也 生産管理 27 (2), 135-140, 2020

    <p> 近年Phase Angle が栄養指標として注目されている.そこで階層性肥痩度バランス標準化システムにより分類した9群のPhase Angle を,一要因分散分析を用いて3つの異なる集団において検討した結果,全ての集団において有意差が認められた.さらに3つの集団とも肥満脂肪過少群のPhase Angle …

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  • コロナ禍におけるサービス業の生産性向上についての一考察

    岡本 丈彦 生産管理 27 (2), 165-170, 2020

    <p>COVID-19 の感染拡大は政治, 国家の経済, そして企業の経済的活動に重大な影響を与えている. 2020 年4 月, 感染拡大を防止するために日本政府は「緊急事態宣言」を発令し, その後, 厚生労働省より「新しい生活様式」が提示され, 多くの人々がそれに従った生活を営んでいる. 企業が「新しい生活様式」に適応するためには, 「テレワーク」や「ローテーション」による勤務, …

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  • 青色申告の先駆けは神戸在住華僑から始まる

    福井 幸男 生産管理 27 (2), 177-182, 2020

    <p>神戸税務署長松永善次郎は1948 年1月([6] p.52)に,三国人(韓国人と台湾人),欧米人,中国人の儲けに注目し,神戸在住華僑に対して,日華実業協会を通じて納税への理解を求めた.当時の協会事務局長の西好隆氏は「弱い処には強引不合理な徴税が行われていて,日本国民でも皆不満を持っていたので華僑の気持ちもわからぬではない」として,長く神戸に住む華僑を説得した.華僑側には自主的…

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  • 情報通信技術を活用した仕分け作業の習熟効果に関する研究

    山田 裕昭 生産管理 27 (2), 19-27, 2020

    <p>近年,少子高齢化による労働力人口の減少によって,企業における生産性向上が急務となっている.その担い手としての情報通信技術の企業への導入と,それらがもたらす効果に注目が集まっている.そこで本論では,情報通信技術の1つであるタブレット端末を,知的作業の1つである仕分け作業に利用する実験を行い,作業習熟の評価手法である達成度手法による解析を通じて,作業時間とそのばらつきの傾向を検証した.その結果…

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  • ロボット産業人材の育成

    間瀬 好康, 荒川 雅裕, 小竹 暢隆 生産管理 27 (2), 29-37, 2020

    <p>日本は新たな生産プロセスの開発を目指したロボットシステム化の潮流に対応するために,ロボットの要素技術やロボットシステムを適用するエリアを広げながら革新する必要があり,要となるロボットシステムインテグレータ(ロボットSIer)の育成が課題となっている.ロボットSIerにはロボットや周辺機器等の知識とシステム化する技術や技能,システム化の課題究明や解決能力(コンサルティング力)などの広範囲の技…

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  • スポーツ選手のHuman Resource 要素を探る

    藤井 勝紀 生産管理 27 (1), 161-169, 2020

    <p>多くのスポーツアスリートは身長が高いという事実はあるが,それは高身長という要素がスポーツに適しているのであって,スポーツ選手だから高身長なのではない.このようなスポーツ選手に対する認識のズレがスポーツタレント発掘に対する誤解として存在しているのではないだろうか.そこで,本研究は,このような誤解を精査する意味から,高身長と身体能力ついて言及し,この結論から派生する高身長と高収入,高学歴の議論…

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  • 最近社会が「何かおかしい」と感じる根源的理由についての一考察

    岩本 隆志 生産管理 27 (2), 83-88, 2020

    <p>近年,社会がおかしいと感じている人が多いのではないであろうか.だが,マスコミにもインターネット上にも断片的な事実のみが情報として入ってくるくらいで,根源的な「おかしい」と感じる理由が明確に示されず,人々の苛立ちは頂点に達しているのではないであろうか.本研究では,人々が「何かおかしい」と感じる部分について経営学的見地から特にVUCA・アジャイル・レジリエンスに焦点を置き,曖昧さを少しでも省き…

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  • 漂流ブイ観測で示された天皇海山列から琉球諸島方面へ移動する漂流漁船の可能性

    嶋田 陽一 土木学会論文集B2(海岸工学) 76 (2), I_1177-I_1182, 2020

    <p> 2011年3月の東日本大震災の津波によって北太平洋へ流出した漂流漁船が琉球諸島周辺で発見されている.本研究では,小型漁船程度の漂流物が琉球諸島周辺海域へ移動する経路を明らかにする一環として,風圧流の影響を強く受ける漂流ブイを用いて北太平洋中央部の天皇海山列から琉球諸島方面へ移動する経路を調べた.漂流ブイは天皇海山列の一部であるコラハン海山から離れて南方へ移動し,北緯26度辺りから南北に大…

    DOI Web Site Web Site 参考文献2件

  • 「完全邸別生産」するハウスメーカーにおける生産性向上の為のIT化事例研究

    外所 伸崇, 鈴木 康之 経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 201910 (0), 221-224, 2019-12-25

    ...様々な情報を活用して、住宅部材における生産性評価のモデル式を確立し、モデル式を実装した生産管理システムを構築することを目標とした。重回帰分析の回帰式より、生産性向上に結果をもたらす要因を明らかにした。本報では、情報の利活用、分析によるモデルの構築と実装により、生産性向上に取り組んだ事例である。</p>...

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  • [031]九州大学ビジネス・スクールニューズレター

    九州大学ビジネス・スクール ニューズレター 31 1-, 2019-11

    ...[平野 琢(企業倫理、経営リスク・マネジメント)] / 第32回 ICABE学生交流プロジェクト[尾﨑 祐子(16期生)] / 海外提携校が相次いでQBS訪問[目代 武史(企業戦略、生産管理)] / 「アジア・ビジネス戦略」担当の招へい外国人研究員台湾国立政治大学 Weichieh Su先生からのメッセージ / Welcome to Fukuoka!...

    HANDLE

  • Metacognitive Awareness Inventory の因子分析を踏まえた尺度構成の試み

    丹羽, 量久, 山地, 弘起 日本生産管理学会第50回全国大会講演論文集 134-135, 2019-09

    米国で開発されたメタ認知測度(Metacognitive Awareness Inventory; Schraw & Dennison, 1994)を 基にして,日本の大学における学びの場面を想定したメタ認知尺度の開発に取り組んでいる.蓄積して きた測定データの種々の分析結果,および原著者へのインタビューから得られた知見を参考にして, MAI 改訳版メタ認知尺度58 …

    機関リポジトリ HANDLE

  • プラスチック成形加工の状態監視技術の研究

    千葉 俊彦, 河田 直樹, 趙 宗陽, 福島 祥夫 精密工学会学術講演会講演論文集 2019A (0), 171-172, 2019-08-20

    ...<p>プラスチック成形加工は,多くのプロセスが自動化されており,かつ成形プロセスの様々なデータを獲得でき,生産管理や品質管理に役立てることができる.今回は,可能な限り実際の異常に近いデータを収集することを念頭に実験を行った.また,Bluetoothを搭載したセンサを金型の可動側と固定側に取り付けることで遠隔で監視する環境を整えた.前回よりもMT法を用いる異常の検出を明瞭にするため,特徴量の追加と精査...

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  • 試作を中心とする多品種少量生産における生産管理手法の検討

    妻屋 彰, 中村 雄大 精密工学会学術講演会講演論文集 2019A (0), 226-227, 2019-08-20

    ...<p>本研究では,試作を中心とする多品種少量生産の形態をとる企業と対象とする生産管理手法を提案する.提案手法は,プロアクティブスケジューリングを用いた中期的な生産計画段階の管理と,リアクティブスケジューリングによる直近の生産スケジューリングを組み合わせたものである.ケーススタディを通して,提案手法が生産計画段階での受注の不安定な状況や日々の生産時における特急ジョブなどに柔軟に対応できる可能性を有することを...

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  • レーザ・アークハイブリッド溶接技術の一般商船建造工程への導入に向けた研究

    後藤, 浩二, 上村, 崇杜, 内野, 一成, 成松, 久雄, 前田, 利光, 鳥越, 功, 森山, 厚夫 レーザ加工学会講演論文集 91 67-74, 2019-06

    我が国造船業で主に建造される船種(主要部板厚15~20mm 程度)への適用を可能とするレーザ・ア ークハイブリッド溶接技術に関して2012年度より業界共同研究が実施されており,第一期研究の概要は第82回講演会において, 第二期研究前半の概要を第86回講演会において紹介した. 今回は第二期研究後半の概要について紹介する.

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  • [030]九州大学ビジネス・スクールニューズレター

    九州大学ビジネス・スクール ニューズレター 30 1-, 2019-06

    ...新専攻長より専攻長交代のご挨拶[永田晃也] / QBS大学説明会のご案内 / 第31回 ICABE 学生交流プロジェクト[尾﨑祐子(16期)] / 第3回MBA成長フォーラム[アンスコム飯野 世寛ジョン(16期生)] / 松永正樹准教授着任のご挨拶 / 荒木啓充助教授着任のご挨拶 / 第2回アジア説明会を開催[目代 武史(企業戦略、生産管理) 平野 琢(企業倫理、経営リスク・マネジメント)] / 株式会社...

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  • Lpノルム推定による農業生産指標の最頻値計算法

    平泉 光一 農作業研究 54 (1), 25-32, 2019-03-20

    ...<p>農業生産管理の先行研究では,農業生産指標の代表値の選択問題は取り上げられてこなかった.農業生産に投下された単位面積当たり労働時間や作物の単位面積当たり収量といった農業生産指標については,代表値として典型値を求めることが望ましいケースがある.それは,自然環境の影響を受けやすい農業では生産指標が片側に裾が長い分布になることがあるからである.この研究では,農業生産指標の代表値として,典型性をもった代表値...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件

  • 大規模土地利用型経営における生産管理システム導入の取り組みと課題

    宮路 広武, 渡辺 浩司, 江頭 慎一, 磯島 昭代 農村経済研究 36 (2), 64-72, 2019-02-01

    ...<p>大規模土地利用型経営であるA法人での生産管理システム導入の取り組みから,経営改善に向けた生産管理システムの具体的な活用方法,課題について検討した.生産管理システムから得られる最も基本的なデ-タは,各作業の作物毎,圃場毎の実施時期と作業時間である.このデ-タを蓄積することで,年間の作目,作業毎の労働時間構成を把握することが出来る.また,このデ-タ用いて年間作業の振り返りを行うことで,改善点を抽出...

    DOI Web Site Web Site 参考文献1件

  • ERP生産管理システムのトラブルが増えている

    本間 峰一 生産システム部門講演会講演論文集 2019 (0), 213-, 2019

    ...<p>日本の製造業者(大企業、中堅企業)で、国内外のERPパッケージの生産管理機能を利用して生産管理システムを再構築する工場が増えている。ところが工場現場や外注製造会社の人手不足が深刻化するといった事業環境変化の中で、ERPがベースとしているMRPロジックが機能せずにラインストップや納期遅延を引き起こす事例が増えている。日本の工場現場で実際に起きている問題事象の発生原因と対策について紹介する。...

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