検索結果を絞り込む

本文・本体へのリンク

検索結果 1,036 件

  • COVID-19流行下における大学生のスマートフォン行動嗜癖自己評価尺度の尺度構成の再検証

    荻布 優子, 川崎 聡大 日本教育工学会論文誌 47 (Suppl.), 201-204, 2024-03-20

    <p>本研究では大学生のスマートフォン行動嗜癖自己評価尺度(風間ほか 2020)を用いてCOVID-19流行下における大学生のスマートフォン行動嗜癖の特徴を再検証することを目的とし,大学生269名を対象に調査を行った.探索的因子分析の結果,COVID-19流行以前とは一部異なる21項目6因子構成(離脱症状・過剰使用・自己支配性・対人関係の危機・生活への侵食・非制御な通話)となった.尺度全体での内…

    DOI

  • 就学直後に学習場面への強い抵抗感を呈した読み書き困難児童に対するひらがな読み指導の経過

    荻布 優子, 川崎 聡大 小児の精神と神経 63 (3), 231-237, 2023-10-01

    近年,不登校の背景にある学習のつまずきの存在が指摘され学習障害と集団不適応が併存する事例報告も散見されるが,情緒の安定化を第一に据え学習面への直接的な介入は避けられる傾向にある.われわれは就学直後に登校しぶりを呈していた児童に読み書きの困難さを見いだし,学習場面への心理的負荷に対する配慮を十分に講じたうえで認知特性に合わせたひらがな読み正確性指導を行った.結果,約7か月間週1回の指導によりひらが…

    DOI Web Site 医中誌

  • 戦争とメディア・文化

    福間 良明 学術の動向 27 (12), 12_10-12_15, 2022-12-01

    <p> 毎年8月になると、新聞・テレビをはじめとするマス・メディアでは、「記憶の継承」が多く語られる。こうした言説に共通するのは、存命の体験者が少なくなっていることへの焦燥感である。「いまのうちに体験者に聞き取っておかなければならない」という認識は、広く見られるものである。だが、そこで何が継承されようとしているのだろうか。今日語られているものが、さまざまな忘却を経た「上澄み」のようなものであると…

    DOI Web Site

  • 産後の夫婦の家事分担と妻のQOL の関連:「いばらきコホート調査」をもとに

    神崎 真実, 孫 怡, 妹尾 麻美, 肥後 克己, 中田 友貴, 鈴木 華子, 矢藤 優子, 安田 裕子, 岡本 尚子, サトウ タツヤ 日本保健福祉学会誌 29 (1), 15-23, 2022-10-31

    <p><b>目的:</b>産後における夫婦の家事分担スタイルと妻の生活の質(Quality Of Life: QOL)の関連を明らかにする。</p><p><b>方法:</b>いばらきコホート調査(茨木市で母子健康手帳を受け取った妊婦)の参加者の中から産後3か月調査に回答した者(n=105)を分析対象とした。産後3か月調査における夫婦の家事量(21世紀出生児縦断調査で使用された家事6項目の合計点)…

    DOI Web Site 医中誌

  • 高校生を対象とした問題解決訓練における抑うつ低減効果の検討—活性化と回避の機能的変容に焦点を当てて—

    杉山 智風, 髙田 久美子, 伊藤 大輔, 大谷 哲弘, 高橋 史, 石川 利江, 小関 俊祐 認知行動療法研究 48 (3), 285-295, 2022-09-30

    <p>本研究の目的は、高校生を対象に問題解決訓練を実施し、抑うつ、活性化、回避に及ぼす介入効果を明らかにすることであった。あわせて、問題解決訓練の実施前後にかけての活性化/回避の変化によって、抑うつに対する介入効果に差異がみられるか、検討を行った。本研究では、高校生1年生253名を対象として、1回50分の問題解決訓練を実施した。その結果、対象者全体において抑うつ得点、活性化得点、回避得点の有意な…

    DOI Web Site 医中誌

  • 新型コロナ・パンデミックとジェンダー・職業格差

    筒井 淳也 学術の動向 27 (9), 9_47-9_49, 2022-09-01

    <p> コロナ・パンデミックは私たちの生活にかつてない規模と強度の接触制限を要請した。その影響は、仕事生活と私生活の両方におよび、またそれは職業およびジェンダーによって異なって(これら要因によって構造化されて)いた。接触を伴う職業(サービス、医療等)が制限され、女性や小規模企業(自営等)が偏った影響を受けた。近世社会と違い私たちの生活を職業集団が包括的に規定しているわけではないが、それでも職業や…

    DOI Web Site

  • 家族と新型コロナ感染拡大におけるジェンダー問題

    筒井 淳也 学術の動向 27 (5), 5_24-5_28, 2022-05-01

    <p> 新型コロナウイルスのパンデミックが家族生活に及ぼす影響を整理するために、まずは日本の家族および世帯の50年間の推移を概観すると、男性稼ぎ手型の「標準家族」が一部で持続しているのと並行して、単身世帯の増加などの多様化が生じていることが確認できる。新型コロナの影響のあり方はこうした多様な家族・世帯に応じて異なっており、行政等の対応もこの多様性に配慮すべきである。また新型コロナは、家族の健康管…

    DOI Web Site

  • 2020東京オリンピック後のライフスタイルスポーツ

    市井 吉興 スポーツ社会学研究 30 (1), 7-23, 2022-03-30

    本稿の目的は、国際オリンピック委員会によるライフスタイルスポーツのオリンピックへの取り込み(co-option)をめぐるカルチュラルポリティクスに注目し、ライフスタイルスポーツがオリンピックとの関連で避けることのできない「コンフリクト」について、検討を試みることにある。<br>  このコンフリクトとは、ライフスタイルスポーツがオリンピックに取り込まれるとき、ライフスタイルスポーツが、ヘニング・ア…

    DOI

  • 現代中国都市家族のオトナ親子関係におけるジェンダー差

    李 雯雯, 筒井 淳也 家族社会学研究 33 (2), 157-170, 2021-10-31

    <p>本研究は,中国全体をカバーする中国家族パネル研究(CFPS)の2016年の調査データを用いて,都市部における成人子とその親との世代間関係におけるジェンダー差を分析するものである.従来の同分野の研究が異なった世帯に属する男女の比較を行うものであったのに対して,本研究では世帯単位の調査であるCFPSを用いることで,直接に同一世帯に属する夫婦間の差を用いて検証することができる.分析の結果,夫方の…

    DOI Web Site Web Site 参考文献11件

  • 石炭火力発電と原発早期フェーズアウトの2050年までの日本経済と電源構成,そして二酸化炭素排出への影響分析

    李 秀澈, 何 彦旻, 昔 宣希, 諸富 徹, 平田 仁子, Unnada Chewpreecha 環境経済・政策研究 14 (2), 1-12, 2021-09-26

    <p>本稿では,「発電部門の石炭火力・原発の早期フェーズアウトは,日本経済と電源構成,そして二酸化炭素排出にどのような影響を与えるのか」という「問い」に対して,E3MEモデルを用いて定量的な回答を求めた.フェーズアウトシナリオとして,原発の場合,稼働年数40年に到達した古い原発からフェーズアウトし,石炭火力は発電効率の低い順から2030年または2040年までにフェーズアウトする2つのシナリオを設…

    DOI

  • 6ヵ月齢児の表情刺激への注視時間と養育者との社会的関係性との関連

    矢藤 優子, 孫 怡, 藤戸 麻美, 岡本 尚子, 安田 裕子, サトウ タツヤ, 鈴木 華子, 肥後 克己, 中田 友貴, 破田野 智己, 土元 哲平, 神崎 真実 日本心理学会大会発表論文集 85 (0), PO-051-PO-051, 2021

    <p>先行研究では乳児の表情認知のバイアスが養育環境と関連していることが指摘されている。本研究では発達初期にある乳児の表情刺激への注視時間を測定し,行動観察による養育者との社会的関係性との関連について調べた。生後6ヵ月齢児25名(男児10名・女児15名)とその母親を対象とし,乳児に対して4種類の表情(ニュートラル/怒り/悲しみ/笑顔)をした成人女性の映像をランダムに1種類ずつ8秒間提示し,注視時…

    DOI Web Site

  • フランクフルト学派のレギュラシオン・アプローチ

    稲葉 年計 東海社会学会年報 13 (0), 133-141, 2021

    ...制度的な特徴を分析し,経済的な蓄積体制を様々な広義の制度がいかに調整(レギュラシオン)し,循環を形取っているのかを分析対象とする.それに対し,ヨアヒム・ヒルシュにみられるフランクフルト学派のレギュラシオン・アプローチは,国内要因と世界システムを結びつけようとしながら,国家の権力理論を企てる.とりわけ日本において,経済分析における制度の歴史的特徴は,山田信行の「総体性」を構成する弁証法的歴史社会学による産業社会学理論...

    DOI

  • 日本における軍事社会学の受容

    清水 亮 社会学評論 72 (3), 241-257, 2021

    ...参照した社会学者による軍隊研究の検討を通して,国際的に普及している軍事社会学と,日本社会学の軍隊研究との位置関係ならびに,ありえた接続可能性を明らかにすることにある.まずアメリカにおける軍事社会学の確立と各国における受容状況,日本の社会科学の隣接分野における軍事社会学との接点について検討した.そして冷戦期日本社会学における軍事社会学の参照状況として,従来から注目されてきた文化論的な戦争研究に加え,産業社会学...

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 里子及び里親の状況と里親からみた里子のwell-beingの関連

    高橋 順一, 野口 啓示, 姜 民護, 石田 賀奈子, 伊藤 嘉余子 子ども家庭福祉学 20 (0), 1-13, 2020-11-25

    <p>本研究は,効果的な里親支援体制の構築に資することをねらいに,里子及び里親の状況と里子のwell-beingの関連性を明らかにすることを目的とした.質問紙調査は,全国の里親家庭4,038世帯を対象に実施した.調査内容は,里子及び里親の状況(里子の性別,年齢,障がいの有無,被虐待経験,就学状況,人数,世帯収入,里親の養育の自己評価,1項目版社会福祉関連QOL),里親からみた里子のwell-be…

    DOI

  • 「いばらきコホート調査」における倫理的配慮

    神崎 真実, 川本 静香, 妹尾 麻美, 中田 友貴, 肥後 克己, 孫 怡, 岡本 尚子, 安田 裕子, サトウ タツヤ, 鈴木 華子, 矢藤 優子 日本保健福祉学会誌 26 (2), 17-25, 2020-06-30

    <p>人を対象とする研究において,倫理的な配慮は不可欠である。インフォームド・コンセント,個人情報の取り扱い,調査協力者の体調が崩れた場合の対応等,配慮事項は多岐にわたる。しかし,継続して行われる研究プロジェクトになると,個別に対応すべき案件が後から出てくることも多い。また,研究遂行を目的としている場合,調査協力者への支援や情報提供等にも限界がある。本報告は,「いばらきコホート調査」における倫理…

    DOI Web Site 医中誌

  • 「いばらきコホート調査」における調査設計と概要

    妹尾 麻美, 孫 怡, 肥後 克己, 神崎 真実, 中田 友貴, 川本 静香, 岡本 尚子, 安田 裕子, サトウ タツヤ, 鈴木 華子, 矢藤 優子 日本保健福祉学会誌 26 (2), 5-16, 2020-06-30

    <p>本論の目的は,「いばらきコホート調査」の概要を紹介し,今後の調査遂行に関する課題を析出することである。立命館グローバル・イノベーション研究機構研究プログラム「シームレスな対人支援に基づく人間科学の創成」(代表:矢藤優子)は,2017年から大阪府茨木市の女性を対象とし,産前・産後の女性を継続的に追跡する調査「いばらきコホート調査」を実施している。その目的は,女性の心身の負担とその変化を把握す…

    DOI Web Site 医中誌

  • 東日本大震災における心理的支援の基本的傾向

    土屋 さとみ, 杉山 智風, 髙田 久美子, 小野 はるか, 新川 瑶子, 小関 真実, 大谷 哲弘, 伊藤 大輔, 小関 俊祐 Journal of Health Psychology Research 32 (Special_issue), 191-201, 2020-03-20

    <p>Psychological interventions conducted in relation to the Great East Japan Earthquake were categorized. We reviewed published research articles focusing on concerns over psychological support for …

    DOI Web Site 参考文献22件

  • 「認識の節」について:

    石田 智巳 体育学研究 65 (0), 89-105, 2020

    This study was conducted to investigate the processes within “the learning stages of recognition” (discovery – verification – confirmation – creation), which are regarded as a strategy for teaching, …

    DOI Web Site Web Site 参考文献14件

  • 福祉国家論からみる自由民主主義体制の存立構造

    加藤 雅俊 年報政治学 71 (2), 2_15-2_36, 2020

    <p>本稿では、第二次世界大戦後の自由民主主義体制 (本論文では、とくに 「修正資本主義+代議制民主主義、すなわち資本主義社会における政治秩序」 に注目する) の存立構造とその揺らぎを、福祉国家論の観点から分析的に検討する。</p><p> 福祉国家とは、公共政策を通じて、経済成長を実現し、市民に社会的保護を提供することで、支持調達を確保する政治システムを指す。したがって、福祉国家論の知見を政治学…

    DOI Web Site Web Site 参考文献12件

ページトップへ