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検索結果 2,335 件

  • 保存的加療が行われた急性胆嚢炎症例における手術待機期間中の再燃リスク因子としての画像所見の検討

    田中 啓, 白﨑 友彬 胆道 38 (1), 58-69, 2024-03-31

    <p>目的:保存的加療が行われた軽症の急性結石性胆嚢炎において,手術までに胆嚢炎が再発するリスクとなる画像所見を明らかにすること.</p><p>方法:対象は,当院にて2011年4月から2022年12月までに行った胆嚢摘出症例のうち,術前1年以内に軽症胆嚢炎をきたし保存的に加療されていた80例.CT画像で胆嚢内結石嵌頓,胆嚢内結石径,胆嚢短軸径,胆管径,胆嚢管長,の5因子を評価し,それぞれ所見の有…

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  • WordPressに着目した中小企業におけるセキュリティ対策の実態調査

    菅原, 颯真, 田中, 啓介, 榎, 竜盛, 木村, 悠生, 上原, 哲太郎 コンピュータセキュリティシンポジウム2023論文集 567-574, 2023-10-23

    企業に対するサイバー攻撃の被害は増加している.中小企業は業種や規模を問わずサイバー攻撃の被害を受けており,セキュリティ対策が不十分であると考えられる.しかし,多くの中小企業はセキュリティ対策を実施していると主張しており,セキュリティ対策における中小企業の認識と実態に乖離がある.そこで,本研究では滋賀県内に本社および支社を構える中小企業を対象とし,WordPress を使用する …

    情報処理学会

  • 悪性黒色腫に対して免疫チェックポイント阻害薬投与中に水疱性類天疱瘡を発症し血漿交換を行った1例

    蛇澤 悠, 上原 治朗, 比島 恒和, 鈴木 樹里, 坂本 悠紀子, 渡辺 麗子, 田中 春奈, 原 正樹, 田中 啓之, 太田 英里子, 太田 哲人 日本内科学会雑誌 112 (4), 680-686, 2023-04-10

    <p>74歳,男性.悪性黒色腫に対して免疫チェックポイント阻害薬(immune checkpoint inhibitor:ICI)が投与され,初回投与から96週経過した後に水疱性類天疱瘡を発症した.プレドニゾロン(PSL)内服により水疱は消退した.しかしPSL漸減後に再発し,ステロイドおよび免疫グロブリン大量静注療法に抵抗性を示したため,血漿交換を実施し水疱は消退した.免疫関連有害事象としての水…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献6件

  • 奄美大島,名瀬の都市景観の特徴 : 景観レイヤーを用いた総合

    須山, 聡, スヤマ, サトシ, Suyama, Satoshi 駒澤地理 59 1-25, 2023-03

    ...本論は,田中啓爾の地位層を着想の起点として,景観レイヤーの概念を提示し,都市景観の総観的な把握と理解を試みた。奄美大島の最大都市である名瀬の景観から,シマ・政治・産業・消費・萎縮の5 レイヤーが見いだされた。名瀬は2 つのシマが一体化して作りだされた政治都市であり,明治以降,寄留商人が貨幣経済を導入し,日本復帰後,大島紬業によって経済的基盤を確立した。...

    機関リポジトリ

  • ネットワーク冗長性可視化システムにおける障害シミュレーション機能の実装

    田中, 啓碁, 井口, 信和 第85回全国大会講演論文集 2023 (1), 399-400, 2023-02-16

    ネットワークに障害が発生すると,システムや通信が利用できなくなり,業務やサービス提供に影響を与える.そのため,ネットワーク設計段階で,耐障害性を考慮することが重要である.そこで,ネットワーク設計段階におけるネットワークリンク冗長性の確認支援を目的に,冗長性の可視化を可能とするネットワーク構成図描画システムを開発してきた.今回,本システムに,リンク・機器障害時のネットワーク全体の疎通の可否の変化を…

    情報処理学会

  • 覚醒度と感情価に基づく音楽による画像スタイル変換

    神庭, 有花, 田中, 啓太郎, 平田, 明日香, 森島, 繁生 第85回全国大会講演論文集 2023 (1), 403-404, 2023-02-16

    本稿では,音楽から想起される感情を反映した画像のスタイル変換手法を提案する.近年,音響信号を用いた画像のスタイル変換手法が提案されているものの,これらの手法では画像のスタイルと音響信号をテキストによって関連付けている.そのため,音楽のもつ,言語化困難かつ微細に時間変化する印象が反映されないうえ,同じテキストラベルで表される音楽同士の印象の違いが考慮されない.本研究では,感情を連続的に表現するモデ…

    情報処理学会

  • 動画内話者の音声強調における特定背景音声の透過

    吉永, 朋矢, 田中, 啓太郎, 森島, 繁生 第85回全国大会講演論文集 2023 (1), 443-444, 2023-02-16

    本稿では,ノイズ環境で人が話している動画から,その話者の音声と動画外の特定人物の音声の混合音を抽出する手法を提案する.近年,深層学習により多ドメイン情報処理技術が向上し,視覚情報を用いて動画内の話者の音声を抽出する研究は急速に発展している.しかし多くの場合,動画外の音声は一様に抑制されてしまう.本研究では,事前に収録した特定話者の音声を参照して,動画内の話者の音声と動画外の所望の音声を同時に抽出…

    情報処理学会

  • 口パク動画の発話内容推測における距離学習に基づく精度向上手法

    柏木, 爽良, 田中, 啓太郎, 森島, 繁生 第85回全国大会講演論文集 2023 (1), 287-288, 2023-02-16

    本稿では,声を出さない口パク時の唇の動画から発話内容を推測する手法を提案する.一般に唇の動きは,声を出す通常の話し方(有声動作)と声を出さない口パク時の話し方(無声動作)とで異なる.しかし,既存データセットの多くは有声動作で構成され,無声動作の発話内容を推測する場合も有声動作データセットで訓練されたモデルが使用されるため,無声動作に対する予測精度が有声動作に対する予測精度を大きく下回る問題がある…

    情報処理学会

  • Thioxanthone-containing blue thermally activated delayed fluorescent emitter

    菅野, 奈都子, Ren, Yongxia, 日下部, 悠, 鈴木, 克明, 志津, 功將, 田中, 啓之, 和田, 啓幹, 中川, 博道, Geldsetzer, Jan, 梶, 弘典 Applied Physics Express 16 (1), 2023-01

    Accelerating reverse intersystem crossing (RISC) without sacrificing fast radiative decay is effective in suppressing efficiency roll-off (eRO) in thermally activated delayed fluorescence …

    HANDLE

  • ESD用牽引デバイスが有用であった傍乳頭憩室に対するERCP関連処置の3例(動画付き)

    田中 啓, 井浦 亜有子, 軽部 莉佳, 曾我 早良, 松井 裕樹, 大井 尚子, 白﨑 友彬, 本林 麻衣子, 倉田 仁 日本消化器内視鏡学会雑誌 65 (6), 1136-1141, 2023

    <p>ERCPは十二指腸乳頭部の正面視が手技の成否に関わる.しかし,選択的挿管困難例が一定数存在し,その代表的なものが十二指腸傍乳頭憩室や憩室内乳頭症例である.</p><p>これらに対しては,様々な処置具を用いた手技が考案されている.</p><p>今回われわれは,ESD用牽引デバイスを用いて乳頭部を牽引固定し,ERCP関連手技を施行し得た憩室内乳頭の3例を経験した.全例において当初は乳頭開口部が…

    DOI 医中誌

  • 化石燃料を使用しないパルプ工場

    田中 啓介 紙パ技協誌 77 (8), 677-680, 2023

    紙パルプ業界では長きに亘り化石燃料の使用削減の為に様々な取り組みが行われ,通常運転中は化石燃料を使用しない。しかしながら唯一ライムキルンでは石灰焼成の熱源として未だに重油をはじめとした化石燃料が使用されており,工場全体としてのカーボンフリー化を妨げている。<br>バルメットにはライムキルンの熱源として化石燃料に替わり木粉を燃料として使う技術があり,さらに樹皮等のバイオマスをガス化して熱源として使…

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 福島県石川町風化殻のイオン吸着型鉱床にみられるREE濃集について: Reactive transport modelを用いた考察

    田中 啓資, 長澤 真, 高橋 嘉夫 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 139-, 2023

    <p>レアアース(REE)のイオン吸着型鉱床(IAD)は、REEの抽出が容易であり、供給量の少ないHREEに富み、放射性元素の関与が少ない等の特長を持つREE資源である。IADは花崗岩の風化により風化層上層部でREEが溶出し、下層部で粘土鉱物に吸着することで濃集が生じるが、その鉛直プロファイルにみられる濃集パターンの形成過程の定量的な議論は行われていない。本研究ではREEの鉛直方向の移行を一次元…

    DOI

  • Systems approachを用いた抗菌薬の安定供給に関する検討

    伊東 香南, 原 梓, 田中 啓太, 村嶋 康平, 廣居 伸蔵, 漆原 尚巳 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 2-C-O11-5-, 2023

    <p>【目的】</p><p>近年、抗菌薬の安定供給上の課題が、細菌感染症治療の選択肢を狭める深刻な世界的問題となっている。日本においても、 海外での製造上のトラブルに起因し、βラクタム系抗菌薬の安定的な供給が長期にわたり滞る事案が発生した。本研究では、日本における抗菌薬の生産・供給に関与するステークホルダー間の関わりに着目し、抗菌薬の生産・供給管理体制維持における脆弱性を特定することを目的とする…

    DOI

  • 若年医原性筋皮神経損傷の長期経過例に対して尺骨神経部分移行術(Oberlin法)を施行した1例

    冨山 陽平, 岩橋 徹, 数井 ありさ, 塩出 亮哉, 宮村 聡, 岡 久仁洋, 田中 啓之 日本肘関節学会雑誌 30 (2), 198-202, 2023

    <B>【目的】</B>医原性筋皮神経単独損傷後に長期経過した症例に対して,尺骨神経部分移行術 (Oberlin法)を施行し,良好な治療成績を辿った1例を報告する.<BR><B>【症例】</B>主訴は左肘屈曲困難.22歳男性,アメフトの試合で左肩を地面に強打し,左肩関節を脱臼.近医受診し Bankart損傷の診断で鏡視下 …

    DOI

  • 僧帽筋麻痺に対するEden-Lange変法による筋移行術後のリハビリテーションの1例

    勝山 このみ, 髙島 千敬, 奥 結季恵, 田中 啓之, 村瀬 剛 作業療法 41 (5), 586-591, 2022-10-15

    頭頸部癌リンパ節郭清後に僧帽筋麻痺が出現した60歳代男性に対し,Eden-Lange変法を用いた肩甲骨制動術後のリハビリテーションを経験した.症例は上肢挙上制限があり,上方リーチを伴う日常生活活動に困難さが生じていた.術後早期からリハビリテーションを行い,術後5ヵ月時点で150°の自動挙上可動域を獲得でき,電球の付け替えなど上肢挙上位での動作が円滑に可能となった.術後2年半時点で170°まで自動…

    DOI Web Site 医中誌

  • 民間機開発における飛行試験計装について

    米田 智久, 前川 琢哉, 田中 啓之, 宇高 康員 日本航空宇宙学会誌 70 (8), 169-177, 2022-08-05

    <p>航空機開発の最終段階で行われる飛行試験においては,飛行中の機体状態の記録および監視,試験条件の設定等を行うために計装システムと呼ばれる計測・試験装置が用いられる.計装システムについては明確な規定要求が存在しない一方で,適切な管理や安全への配慮のもと,民間機の型式証明取得に必要な多種多様な試験データを確実に取得できる必要がある.三菱航空機(株)では,近年の国内では類を見ない大規模な計装システ…

    DOI

  • 索状物の関与が疑われた狭窄型虚血性小腸炎の1例

    喜山 甲菜, 田中 啓仁, 小牧 祐雅, 佐々木 文郷, 上村 修司, 田上 聖徳, 又木 雄弘, 東 美智代, 大塚 隆生, 井戸 章雄 日本消化器病学会雑誌 119 (6), 566-572, 2022-06-10

    <p>嘔気,腹痛を主訴とする55歳男性.感染性腸炎の診断で加療するも改善に乏しく,2カ月後CTで空腸に全周性壁肥厚を認めた.ダブルバルーン小腸内視鏡で同部の粘膜脱落と狭窄を認め,狭窄型虚血性小腸炎と診断した.小腸部分切除術の際,同部に大網と連続する索状物を認め,狭窄への関与が疑われた.狭窄型虚血性小腸炎と診断した際は索状物による圧排が原因のこともあり,外科的治療の時期を逸しないよう注意が必要であ…

    DOI 医中誌

  • セミ科昆虫の遺伝構造と森林樹木の分布変遷との関係

    湯本 景将, 加藤 朱音, 田中 啓介, 神戸 崇, 小井土 凜々子, 海野 太一, 兼子 伸吾, 齊藤 陽子, Michael P Nobis, 津田 吉晃 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 151-, 2022-05-30

    <p>これまでの長い歴史における地史的・気候的イベントに関連した環境変動は,多くの生物種の分布域や遺伝構造の形成に大きな影響を与えた。特に森林に生息する植食性昆虫は,生息環境を提供する森林樹木と同様の集団動態史を有する可能性が先行研究より示唆されている。そこで本研究では、生息環境の分布変遷も考慮しつつ、森林性昆虫の時空間的動態を評価することを目的に、温帯域・冷温帯域にそれぞれ生息するセミ類ヒグラ…

    DOI

  • 冗長性の可視化を可能とするネットワーク構成図描画システムの開発

    田中, 啓碁, 井口, 信和 第84回全国大会講演論文集 2022 (1), 453-454, 2022-02-17

    ネットワークに障害が発生すると,システムや通信が利用不可になり業務やサービス提供等に影響を与える危険性がある.そのため,ネットワークは設計段階において耐障害性を考慮することが重要である.そこで本研究では,ネットワーク設計段階におけるネットワークリンク冗長性確認支援を目的に,冗長性の可視化を可能とするネットワーク構成図描画システムを開発した.本システムは,利用者が作成したネットワーク構成記述ファイ…

    情報処理学会

  • 大型移動ロボットの遠隔操作のための複数魚眼画像の統合による全周画像の合成

    三浦, 唯広, 田中, 啓太, 福井, 皐河, 矢野, 良和 第84回全国大会講演論文集 2022 (1), 83-84, 2022-02-17

    遠隔移動ロボットの安全な操作のため、操作者への全周映像提供が期待される。移動ロボットが車両などのように大きい場合、死角が生じないよう前後左右に複数のカメラを設置し、撮影した画像を統合する方法がある。しかし単純な連結では、カメラ間の視差を起因とする近傍対象物の消失や二重化が生じる。本研究では、消失や二重化が発生しない全周映像の生成を試みる。移動体の前後左右に配置した魚眼カメラより得られる映像から外…

    情報処理学会

  • 視線情報を用いた英語フレーズの理解度推定

    樋笠, 泰祐, 平田, 明日香, 田中, 啓太郎, 森島, 繁生 第84回全国大会講演論文集 2022 (1), 559-560, 2022-02-17

    本稿では、複数の英単語で意味をなす英語フレーズに対する読者の理解度を視線情報から推定する手法について述べる。近年、単語を理解度の推定対象として、アイトラッカで得られる視線情報と単語の難易度を入力特徴量とするサポートベクトルマシン(SVM)が提案されている。しかし、フレーズが平易な単語で構成される場合、既存手法では読者が理解していないフレーズを検出できない問題がある。本研究では、新たな視線情報を考…

    情報処理学会

  • WATCHMAN 留置中に左心耳穿孔を来し,開胸手術を要した1症例

    矢澤 翼, 山木 洸史, 加藤 葵, 後藤 祐樹, 山本 良太, 杉浦 純也, 田中 啓介, 加藤 亙 日本心臓血管外科学会雑誌 51 (1), 31-34, 2022-01-15

    <p>左心耳閉鎖デバイスWATCHMANは,非弁膜症性心房細動に対する血栓塞栓症予防の治療として,抗凝固療法での出血リスクが高い患者に対して使用可能なデバイスである.今回われわれはWATCHMAN留置中に左心耳穿孔により心タンポナーデを来し,緊急開胸手術を要した症例を経験したため報告する.症例は83歳の女性で,カテーテルアブレーション後に再発した発作性心房細動(CHA<sub>2</sub>DS…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献13件

  • 新生児期に異所性動脈管絞扼を先行し,Fallot 四徴症心内修復術に達した Cornelia de Lange 症候群の1例

    田中 啓輔, 片山 雄三, 磯部 将, 川田 幸太, 布井 啓雄, 原 真範, 益原 大志, 塩野 則次, 藤井 毅郎, 渡邉 善則 日本心臓血管外科学会雑誌 51 (1), 1-5, 2022-01-15

    <p>症例は1歳7カ月女児.在胎36週6日,体重1,351 gで出生.Cornelia de Lange症候群・Fallot四徴症の診断に加え,大動脈弓小弯側から主肺動脈へのシャント血流が確認され,異所性動脈管開存と診断.頭部超音波検査で前大脳動脈の拡張期血流の途絶と逆行性血流を呈することから,異所性動脈管による盗血現象と診断し,日齢25で外科治療介入.手術は胸骨正中切開でアプローチし,シャント…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献6件

  • 飛行試験リスク管理とTest Hazard Analysis

    田中 啓之, 米田 智久 日本航空宇宙学会誌 70 (1), 1-8, 2022-01-05

    <p>飛行試験は,開発中の航空機・装備品が設計通りの機能・性能を有することを確認する重要なプロセスである.一方,未検証の機体システムと非線形な物理現象,人間(テストパイロットやフライトテストエンジニア等)との相互作用を伴うため,飛行試験では解析や地上試験の結果から事前に予測しきれない「予期せぬ事象」がしばしば生じ,事故等の不安全事象に至る事例もある.このようなリスクを低減し飛行試験を安全に実施す…

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  • 腸管重複症と腔内憩室の鑑別が困難だった腺腫を伴う十二指腸隆起病変の1例

    児島 一成, 佐々木 文郷, 樺山 雅之, 藤野 悠介, 軸屋 賢一, 田中 啓仁, 霧島 茉莉, 東 美智代, 谷本 昭英, 井戸 章雄 日本消化器内視鏡学会雑誌 64 (4), 1011-1017, 2022

    <p>症例は63歳の男性.十二指腸下行部に15mm大の側面に陥凹を伴う粘膜下腫瘍様病変で,陥凹面に大小不同の絨毛様構造を認め,管状腺腫もしくは高分化型腺癌が疑われた.超音波内視鏡検査では,腫瘍内部に無エコー域を認めた.早期十二指腸癌も否定できず,EMRを施行した.病理組織検査では,側面の陥凹面は管状腺腫と診断した.また,十二指腸内腔側と嚢胞内腔側は粘膜筋板を共有しており,腺腫を合併した十二指腸重…

    DOI 医中誌

  • レアアースイオン吸着型鉱床の形成規制要因:年代やReactive transport modelからの考察

    田中 啓資, 長澤 真, 高橋 嘉夫 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 22-, 2022

    <p>希土類元素(REE)は、近年の様々な高性能工業製品に用いられている一方で、地域的な偏在性による供給リスクがある。イオン吸着型鉱床(IAD)は、常温でREEが抽出可能で、資源的な価値が高い重REEに富み、環境に対する負荷も比較的小さいなど優れた特長を持つが、その生成過程には未解明な点が多く、特に年代学的な検討は殆どなされていない。IADのREE濃集部では、風化により生じた粘土鉱物にREEが外…

    DOI

  • 前腕変形による外反肘に対し上腕骨で矯正骨切りを施行した1例

    金本 岳, 岡 久仁洋, 塩出 亮哉, 岩橋 徹, 田中 啓之, 村瀬 剛 日本肘関節学会雑誌 29 (2), 301-304, 2022

    尺骨の外反変形による外反肘に対して,上腕骨遠位で外反変形を矯正した症例を経験したので報告する.症例は17歳男性.8歳時にMonteggia骨折(Bado Type I)を受傷し,橈骨頭は徒手整復されたが尺骨の外反変形が遺残した.16歳時に外反肘による肘関節内側部痛が出現し当院紹介となった.単純X線でCarrying Angle(CA)32° …

    DOI 医中誌

  • 「持続可能な発展のための国際基礎科学年」が始まった

    高橋 真理子 日本科学技術ジャーナリスト会議 会報 2022 (104), 4-, 2022

    <p> 2030年までの達成を目指す持続可能な開発目標(SDGs)の実現には、基礎科学がもっと要る。この思いから生まれたのが「持続可能な発展のための国際基礎科学年」である。2021年12月の国連総会で決まった。</p><p> 期間は2022年6月30日から1年間。日本学術会議は、そのキックオフイベントとして7月29日に日本学術会議講堂で学術フォーラムを開いた。その概要を紹介したい。なお、総合討論…

    DOI

  • 2:1型層状ケイ酸塩の構造中の鉄による酸化還元反応: 環境中の電池としての役割

    高橋 嘉夫, 清水 優希, 河合 敬宏, 蓬田 匠, 竹田 早英桂, 板井 啓明, 田中 啓資, 孫 静, 福士 圭介, 田中 雅人 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 29-, 2022

    <p>スメクタイトなどの2:1型層状ケイ酸塩は、環境中に普遍的に存在し、物質循環において様々な役割を担っている。特に層構造が持つ負電荷と大きな比表面積から、主に陽イオンの吸着媒として重要である。一方で、スメクタイトの八面体層構造中の鉄(Fe)は、Fe(II)とFe(III)の両方をとることができ、その価数変化により環境中の酸化還元反応に寄与することが知られている。またその価数変化は、幅広い酸化還…

    DOI

  • 3次元モデルによる網脈絡膜変性疾患の脈絡膜血管形態の評価

    深津 有佳里, 関向 秀樹, 今村 拓未, 前田 駿介, 則川 晃希, 田中 啓一郎, 菅野 幸紀, 石龍 鉄樹 日本視能訓練士協会誌 52 (0), 61-67, 2022

    <p><b>【目的】</b>クリスタリン網膜症(BCD)や網膜色素変性症(RP)等の網脈絡膜変性疾患では、脈絡膜が菲薄化する例が多い。菲薄化には局在性があるが既報の多くは2次元画像による評価であるため、病態を反映していない可能性がある。3次元画像による脈絡膜形態解析が望ましいが報告は少ない。今回、BCDとRPおよび健常眼の脈絡膜血管形態を3次元モデルを用いて比較検討した。</p><p><b>【対…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献11件

  • 治療用眼鏡装用児のアトロピン点眼による調節麻痺下での脈絡膜血管形態の変化

    今村 拓未, 深津 有佳里, 関向 秀樹, 佐藤 千尋, 前田 駿介, 田中 啓一郎, 笠井 彩香, 新田 美和, 菅野 幸紀, 森 隆史, 石龍 鉄樹 日本視能訓練士協会誌 52 (0), 69-74, 2022

    <p><b>【目的】</b>今回、アトロピン点眼による調節麻痺下の脈絡膜と脈絡膜血管形態を3次元モデルにより解析した。</p><p><b>【対象と方法】</b>対象は、完全屈折矯正眼鏡の更新または作成の目的で調節麻痺下屈折検査を施行した4歳から8歳の小児8名12眼である。1%アトロピン点眼1日2回7日間使用後の調節麻痺下と点眼終了後1ヶ月以上間隔をあけた自然瞳孔下で計測を行った。Swept-So…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献14件

  • がん微小環境における線維化とナノDDS

    田中 啓祥, 狩野 光伸 Drug Delivery System 36 (4), 232-240, 2021-09-25

    Enhanced permeability and retention(EPR)効果により血管からがん組織内へと漏出したナノDDSは、多くの場合、間質障壁により妨げられ、腫瘍細胞へと到達することができない。間質障壁は、がん細胞と種々の「正常」な細胞の相互作用を通じて形成・維持される。こうした相互作用の場を「がん微小環境」という。がん微小環境中の線維化組織、すなわち主として異常な形質を獲得した線維…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献31件

  • 遠隔教育の実施と大学での教育に関する一考察 ―建学の精神を伝える授業のオンラインでの実施をもとに―

    藤原 俊幸, 陳 慶光, 矢野 俊幸, 松永 雅弘, 松本 欣也, 東出 朋, 高橋 憲司, 幸山 智子, 中村 尚生, ヴィラーグ ヴィクトル, 小田 和人, 藤井 俊輔, 田中 啓太郎, 藤木 司, 久保 隆司, 池山 剛, 飯沼 慶介, 劉 卿美, 橋本 優花里, 橋本 健夫, Toshiyuki FUJIWARA, Keikou CHIN, Toshiyuki YANO, Masahiro MATSUNAGA, Kinya MATSUMOTO, Tomo HIGASHIDE, Kennji TAKAHASHI, Tomoko KOUYAMA, Naoki NAKAMURA, Virag VIKTOR, Kazuto ODA, Shunsuke FUJII, Keitaro TANAKA, Tsukasa FUJIKI, Ryuji KUBO, Takehiko IKEYAMA, Keisuke IINUMA, Kyonmi YOU, Yukari HASHIMOTO, Tateo HASHIMOTO 長崎国際大学教育基盤センター紀要 = The Journal of Nagasaki International University Center for Fundamental Education (4) 1-17, 2021-04

    2019年末に端を発した新型コロナ感染症(COVID-19)の拡大によって、多くの大学は2020年度の新学期から遠隔教育の実施に踏み切った。本学においても遠隔教育の採用が決定され、ホスピタリティ概論も IT 機器を活用したオンラインでの実施となった。この中で大学教育の将来像に大きな影響を与えると考えられるオンライン授業の在り方を探る基礎調査を実施した。その結果、次のことが明らかになった。1)受講…

    機関リポジトリ

  • 地理教育における地域構造図の活用

    松井, 秀郎, MATSUI, Hideo 地域研究 60 (2), 1-18, 2021-03-25

    ...立正大学の地理学教室は1925年以来の長い伝統を持っている.ここでの地理教育では,地理学教室の創設時から約40年間にわたり研究教育を主導した田中啓爾の影響が強い.現地調査での地理的な事象・現象・問題・課題などの見聞をもとに,論議しつつ指導する教育方針は創設以来継承されてきている.フィールドワークの際に,教員の作成する地域構造図では地域の諸要素・諸要因の関連から地域性に集約して示したり,地理的な事象・...

    機関リポジトリ HANDLE

  • 多臓器不全を合併した亜急性重症僧帽弁閉鎖不全症に対し IMPELLA 5.0を用いて手術待機した1症例

    加藤 亙, 後藤 祐樹, 山本 良太, 矢澤 翼, 秋田 翔, 大河 秀行, 田中 啓介, 田嶋 一喜 日本心臓血管外科学会雑誌 50 (2), 86-90, 2021-03-15

    <p>症例は49歳の男性で,重度僧帽弁閉鎖不全症による心不全から亜急性の経過で重症うっ血肝,急性腎不全を合併した.薬物療法やIABPを使用しても血行動態が改善しないため手術適応として心臓外科に紹介となった.肝機能障害に伴う凝固能障害が著明であり,心機能の低下も著しいことから緊急手術は危険と判断し,IMPELLA …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献6件

  • 弓動作を反映した演奏モーションの自動生成

    平田, 明日香, 田中, 啓太郎, 島村, 僚, 森島, 繁生 第83回全国大会講演論文集 2021 (1), 263-264, 2021-03-04

    本稿では,弦楽器の演奏音響信号から弓動作を反映した演奏モーションを自動生成する手法について述べる.弓を用いる弦楽器において自然な演奏モーションを生成するためには,特に音色と強く結びついている右手の弓動作を反映する必要がある.近年,深層学習を用いた演奏モーション生成手法が提案されているものの,多くの場合音響信号から直接モーションを生成しており,また既存手法を用いて推定されたポーズを正解としている.…

    情報処理学会

  • ウシ卵管液中のmiRNAが胚発育に及ぼす影響

    青木 漱吾, 井上 裕貴, 石田 大樹, 田中 啓介, 野口 龍生, 白砂 孔明, 岩田 尚孝 日本繁殖生物学会 講演要旨集 114 (0), AW-7-AW-7, 2021

    <p>【目的】体外で発育した胚(体外胚)は家畜やヒトの胚移植に広く用いられる。一方で体外胚の質は体内で発育した胚(体内胚)に比べて劣る。この差は卵管環境にあると推測されるが胚発育を左右する卵管内の因子は明らかではない。ウシの体内胚と体外胚の変動遺伝子(Noguchi <i>et al.</i>, …

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  • RNA-seqを用いた卵子・胚・顆粒層細胞において加齢によって変動するミトコンドリア関連遺伝子の探索

    井上 裕貴, 田中 啓介, 岩田 尚孝 日本繁殖生物学会 講演要旨集 114 (0), P-6-P-6, 2021

    <p>【目的】老化によるMt機能不全は卵子や胚の低質化の主要因であるが,そのメカニズムは不明である。Mtを構成する大抵の遺伝子は核DNAに移行しており,核ゲノムの遺伝子発現に起因することから,老化による核ゲノムの遺伝子発現変動はMt機能やMt合成に多大な影響を与えると考えられる。そこで本研究では,老化に伴う生殖細胞の遺伝子発現変動に着目し,我々が過去に行なった若齢-加齢間の卵子・胚および顆粒層細…

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  • ポリープ状脈絡膜血管症僚眼の脈絡膜血管3次元モデル解析

    深津 有佳里, 関向 秀樹, 早勢 恵介, 前田 駿介, 則川 晃希, 田中 啓一郎, 辻 真伍, 岡本 正博, 小島 彰, 石龍 鉄樹 日本視能訓練士協会誌 50 (0), 81-86, 2021

    <p><b>【目的】</b>Swept Source(SS)-OCTから脈絡膜血管3次元モデルを作製しPCVの僚眼と健常眼の脈絡膜体積(CV)と脈絡膜血管容積(CVV)、脈絡膜血管密度(CVD)を比較することで、脈絡膜血管の形態を検討した。</p><p><b>【対象と方法】</b>対象はPCV19例の僚眼(僚眼群)19眼。対照群は屈折異常以外の眼科的疾患がない年齢とSFCTを調整した健常眼群19…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献10件

  • 着床期におけるマウス壁栄養外胚葉の分化と遺伝子発現ダイナミクス

    鈴木 大介, 隈本 宗一郎, 田中 啓介, 小川 英彦 日本繁殖生物学会 講演要旨集 114 (0), P-63-P-63, 2021

    <p>【目的】マウス胚盤胞では,壁栄養外胚葉(mTE)が分化することで子宮への接着・浸潤能を獲得し,着床が進行するが,その詳細な分子機構については不明点が多い。本研究では,着床進行に伴うmTEの遺伝子発現変化を網羅的に明らかにすることで,着床成立を制御するmTEの分化及び特性変化について新規の知見を得ることを目的とした。【方法】<i>in …

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  • 多糖類で作成した基質が,ウシ初期胞状卵胞卵子の体外発育に及ぼす影響

    杉本 彩嘉, 井上 裕貴, 田中 啓介, 岩田 尚孝 日本繁殖生物学会 講演要旨集 114 (0), OR-5-OR-5, 2021

    <p>【目的】生体内と生体外における卵子の発育環境の違いの一つに,基質の硬さが挙げられる。過去に我々は,ポリアクリルアミドゲルや食品等に用いられる増粘多糖類を用いた柔軟な基質がブタ顆粒層細胞(GCs)の増殖を増強し,卵母細胞の発育能力を改善したことを報告している。本研究では,この基質がウシ初期胞状卵胞由来卵子の体外発育に及ぼす影響とその分子背景を遺伝子発現解析にて検討した。【方法】卵子顆粒層細胞…

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  • 増粘多糖類で作成したゲル基質を体外成熟に用いるとウシ胚発生が有意に改善する

    原 駿介, 井上 裕貴, 田中 啓介, 野口 龍生, 白砂 孔明, 岩田 尚孝 日本繁殖生物学会 講演要旨集 114 (0), OR-6-OR-6, 2021

    <p>【目的】体外成熟を行った卵子は体内成熟した卵子に比べて発生能力が劣る。体内と体外の培養条件の差の一つに基質の堅さが考えられる。本研究では,植物由来の増粘多糖類で作成したゲル基用いて卵子を体外成熟させ,胚発育能力や顆粒層細胞と卵子の遺伝子発現を検討した。【方法】PBSに合計1%のXhanthangumとLocustbeangum(三晶より提供)を加え,撹拌・加熱溶解した。その後96ウェルプレ…

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  • 加齢で変動するウシ卵胞液中のmiRNAとそれらの卵子発育に及ぼす影響

    永田 修大, 山口 仁希, 井上 裕貴, 田中 啓介, 白砂 孔明, 岩田 尚孝 日本繁殖生物学会 講演要旨集 114 (0), OR-3-OR-3, 2021

    <p>【緒言】卵胞液(FF)は卵子発育の唯一の環境であり加齢によってその性状は変化する。FF中のmiRNAが卵子発育に重要な役割を果たしている事が示されており,本研究ではFF中のmiRNA頻度に加齢が及ぼす影響と,その変動miRNAが卵子体外発育に及ぼす影響を調べた。【方法】食肉センター由来から採取した若齢(25–50カ月)黒毛和種卵巣の初期胞状卵胞(直径0.5–0.7 …

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  • クラウドソーシングの言語表現

    浅井 達哉, 横野 光, 柳瀬 隆史, 岩崎 拓也, 井上 雄太, 田中 啓行, 石黒 圭 専門日本語教育研究 22 (0), 9-16, 2020-12-31

    本論文では、国立国語研究所と富士通研究所が現在行っている、今まで取り扱うことが難しかった、現実のビジネス文書を取り扱った研究を紹介する。そのうえで、これまでの取り組みを発展させた、より緻密な分析を行い、その結果を検証することで、新たなビジネス日本語研究とその貢献の可能性を検討する。具体的には、まず、クラウドソーシングの発注文書を収集し、最新のAI技術であるWide …

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  • がんモデルの選定

    髙島 大輝, 古賀 宣勝, 津村 遼, 渕上 弥史, 松村 保広, 安永 正浩, 田中 啓祥, 栗原 毅, 狩野 光伸 Drug Delivery System 35 (5), 443-447, 2020-11-25

    DOI Web Site 参考文献11件

  • 気分と内受容感覚との関連性

    田中, 啓幹 臨床心理学部研究報告 = Reports from the Faculty of Clinical Psychology Kyoto Bunkyo University 12 77-90, 2020-03-31

    Various factors influence the mood, and the interoception, which is sense inside the body may play an important role in clinical psychology and psychosomatic medicine. In this study, we defined the …

    機関リポジトリ 医中誌

  • 建学の精神の徹底を図る初年次教育の実践と課題 ―ホスピタリティ概論の分析から―

    藤原 俊幸, 井上 英也, 矢野 俊明, 松永 雅弘, 松本 欣弥, 山内 美穂, 神野 周太郎, 森尾 真之, 金澤 由佳, ヴィラーグ ヴィクトル, 小田 和人, 藤井 俊輔, 田中 啓太郎, 藤木 司, 井上 龍二, 坂本 亘, 田村 耕二, 橋本 優花里, 小林 隆昌, 橋本 健夫, Toshiyuki FUJIWARA, Hideya INOUE, Toshiaki YANO, Masahiro MATSUNAGA, Kinya MATSUMOT, Miho YAMAUCHI, Shutaro JINNO, Masayuki MORIO, Yuka KANAZAWA, Viktor VIRÀG, Kazuto ODA, Shunsuke FUJII, Keitaro TANAKA, Tsukasa FUJIKI, Ryuji INOUE, Takashi SAKAMOTO, Koji TAMURA, Yukari HASHIMOTO, Takamasa KOBAYASHI, Tateo HASHIMOTO 長崎国際大学教育基盤センター紀要 = The Journal of Nagasaki International University Center for Fundamental Education (3) 1-23, 2020-03

    本研究は、2017年度から始まった本学の初年次教育を定着させるとともに、新入生が大学での教育を理解し、建学の精神に代表される理念やディプロマポリシーを自分のものとして捉え、その実現に向けた主体的な学修の基盤を構築するという初年次教育の目標の達成を図ることにある。このためには、彼らの特性をとらえるとともに、彼らが初年次教育をどのように捉え、理解したかを把握しなければならない。そこで初年次教育の科目…

    機関リポジトリ

  • 深層クラスタリングを用いた任意楽器パートの自動採譜

    田中, 啓太郎, 中塚, 貴之, 錦見, 亮, 吉井, 和佳, 森島, 繁生 第82回全国大会講演論文集 2020 (1), 365-366, 2020-02-20

    本研究では、任意の複数楽器で演奏された音楽音響信号に対して、各パートを自動採譜する手法を提案する。近年、深層学習によって識別性能や表現学習が大幅に向上したことによって、複数楽器の自動採譜が提案されるようになった。しかし多くの場合、採譜したい楽器について教師データを用意する必要があり、多様な楽器や音源全てに対し事前に学習することは現実的ではない。任意の音楽音響信号に対する採譜を行うため、楽器ラベル…

    情報処理学会

  • 偶然と必然:基礎研究から創薬への飛躍

    田中 啓二 ファルマシア 56 (1), 1-1, 2020

    基礎研究が「役に立つこと」を前提としない科学であるとすると、創薬研究は「役に立つこと」を前提とした科学であるといえるが、この境界は判然としない。思わぬ偶然により基礎研究から出色の薬が誕生することがある一方、創薬研究だからといって珠玉の薬が必然的に創成できる保証はないからである。創薬を企図することは重要であるが、生物学の謎に挑み続ける幅広い基礎研究からヒントを得て、創薬へ飛躍するようなシナリオの成…

    DOI

  • 母体肥満とParturition dysfunction

    田中 啓 周産期学シンポジウム抄録集 38 (0), 34-42, 2020

    <p> 背景・目的</p><p>  近年,日本人女性のやせ志向が問題視されているが,一方で,20代女性における肥満率も上昇傾向にある<sup>1)</sup>。また,妊娠・出産年齢の高齢化が進み,妊娠年齢女性における肥満の割合は増加傾向にあることが推測される。</p><p> 肥満は,妊娠糖尿病や妊娠高血圧症といった周産期合併症のリスク因子であることはよく知られている。一方,肥満そのものが,陣痛発…

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  • 産科出血に対する子宮動脈塞栓術後の生殖能に関する追跡調査

    北村 亜也, 田中 啓, 松島 実穂, 松澤 由記子, 谷垣 伸治, 小林 陽一 日本周産期・新生児医学会雑誌 56 (1), 101-105, 2020

    <p> 産科出血は妊産褥婦死亡の主要な原因を占め,速やかな対応を必要とする.近年,子宮動脈塞栓術(UAE)は産科出血に対する治療法として頻用されているが,生殖能への影響は十分に評価されていない.産科出血に対するUAEが月経再開,妊孕性,妊娠合併症に与える影響について後方視的に調査した.産科出血に対してUAEを行った78例のうち,追跡できた53例の月経再開率は98.1%(52/53例)であった.月…

    DOI 医中誌

  • ネイチャー・アンド・ソサエティ研究で地理学の総合性を示すことができるのか?

    横山 智 日本地理学会発表要旨集 2020a (0), 170-, 2020

    ...</p><p> 3つ目は,分析と総合である.田中啓爾の『地理学の本質と原理』(1949, 古今書院)では,分析的な手法を用いて,地理的性格の総合性を明らかにするという地理学の手法について論じられた.しかし野澤(2001)は,「「総合」は,実は「分析」と対をなして科学,とりわけ自然科学の方法をなしてきた」とし,新しい地理学において導入された理論・計量地理学的が,古典地理学(=地誌学)の「総合性」を批判...

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  • 物理リザバーに向けたポリアニリン-金微粒子ランダムネットワークの構築

    川嶋 悠哉, 宇佐美 雄生, 琴岡 匠, 田中 啓文, 松本 卓也 日本表面真空学会学術講演会要旨集 2020 (0), 268-, 2020

    <p>リザバーコンピューティング(RC)は、リザバー層で行われる演算を物理現象に置換することができる情報処理システムである。我々は、自己ドープ型ポリアニリン分子(SPAN)と Au ナノ粒子(AuNP)からなるネットワーク内に非線形 <i>I-V </i>特性が発生することを明らかにしている。本研究では、RCへの適用可能性を探るため、ナノギャップ電極によって多入力多出力電極間での非線形電気特性お…

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  • 講義中に示された具体例に対する日本語学習者の理解の様相の分析

    田中 啓行 専門日本語教育研究 21 (0), 29-36, 2019-12-31

    大学の講義では、講義のテーマ、専門用語、概念などをわかりやすく説明するために、講義者が具体的な例を示すことがある。日本語学習者(以下、学習者)は、具体例自体は理解できても、具体例と講義全体の構造との関係の把握が難しいという指摘があるが、学習者は具体例を講義理解に活かせていないのだろうか。本稿では、学習者の講義理解支援について検討するために、学習者による具体例の理解の実態を明らかにすることを試みた…

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  • 自閉スペクトラム症のある児の箸操作に関する研究

    田中 啓規, 立山 清美, 原田 瞬, 日垣 一男 作業療法 38 (6), 645-653, 2019-12-15

    本研究は,自閉スペクトラム症(Autism Spectrum Disorder;以下,ASD)のある児の箸操作の特徴を明らかにすることを目的とした.ASDのある児18名と定型発達児16名を対象とし,「箸の持ち方」,「箸の操作パターン」,「箸操作時の指の動き」を比較検討した.その結果,ASDのある児の箸操作の特徴として,「箸を開く時の一定しない母指の動き」,「橈側と尺側の分離運動の未熟さ」,「動き…

    DOI Web Site 医中誌

  • 単層カーボンナノチューブとポリ酸によるニューロモルフィックランダムネットワークデバイス

    田中, 啓文, 赤井, 恵, 浅井, 哲也, 小川, 琢治 電子情報通信学会論文誌C J103–C 53-60, 2019-12-13

    昨今非常にホットな研究テーマとなっているAIハードウェアとは対照的に,ニューロモルフィックハードウェアは神経科学に基づいており,スパイキングニューロンとその高密度で複雑なネットワークの両方を構築することが「知能」を得るために不可欠である.しかしながら,現在のニューロモルフィックデバイスの集積密度は,人間の脳に比べはるかに及ばない.本論文では,単層カーボンナノチューブ(SWNT)とポリオキソメタレ…

    機関リポジトリ HANDLE

  • 日本人2型糖尿病患者に対するイプラグリフロジン投与52週間の有効性と安全性に関する前向き介入研究

    川田 剛裕, 家光 浩太郎, 朝倉 太郎, 雨宮 光, 石川 雅, 伊藤 正吾, 金城 瑞樹, 金森 晃, 久保田 章, 篠田 和明, 高井 昌彦, 詫摩 哲郎, 瀧端 正博, 武田 浩, 田中 啓司, 松澤 陽子, 町村 英郎, 皆川 冬樹, 南 信明, 杢保 敦子, 宮川 政昭, 寺内 康夫, 田中 逸, 松葉 育郎 糖尿病 62 (10), 649-658, 2019-10-30

    <p>イプラグリフロジン(Ipragliflozin;IP)投与による血糖コントロールと体組成への影響を検討した.2型糖尿病451例を対象としてIPを52週間投与する医師主導型・多施設共同・前向き介入研究であり,臨床検査値,血圧,体重,ウエスト周囲径,体組成を測定し,多重比較法を用いて有効性を解析した.また,安全性に関しても検討した.52週後の各種変化量はHbA1cが-0.9 …

    DOI 医中誌

  • 上下肢に同時発症した Axillofemoral bypass graft stump syndrome の1例

    音琴 真也, 金本 亮, 奈田 慎一, 今井 伸一, 新谷 悠介, 大塚 裕之, 廣松 伸一, 明石 英俊, 田中 啓之 日本心臓血管外科学会雑誌 48 (4), 277-280, 2019-07-15

    <p>Axillofemoral bypass graft stump syndrome(AxSS)は,腋窩-大腿動脈バイパス術後にグラフト閉塞に伴い閉塞グラフト内の血栓が遊離することによる急性動脈閉塞症である.AxSSは上肢発症の報告が多く,下肢への発症は稀である.症例は76歳女性.4年前に臓器虚血を有する急性B型大動脈解離に対し,右腋窩-右外腸骨動脈バイパス術を施行されていたが,今回右上下肢…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献7件

  • 腹部大動脈人工血管置換術後に発生した遅発性尿管損傷の1例

    奈田 慎一, 澤田 健太郎, 古野 哲慎, 新谷 悠介, 大塚 裕之, 廣松 伸一, 田中 啓之 日本心臓血管外科学会雑誌 48 (2), 152-156, 2019-03-15

    <p>腹部骨盤部領域の手術における尿管損傷は約1%に起こるといわれている.尿管損傷は術中の直接損傷だけではなく,術中に判断できない症例や遅発性に発症する症例があり,早期診断に難渋することもある.症例は84歳男性,腹部大動脈瘤に対し開腹人工血管置換術を施行した.術中腸骨動脈と尿管との癒着はなく,術中尿管の直視下の確認や剥離は行わなかった.術後5日目に腸閉塞を発症し,イレウスチューブ挿入にて治療を行…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献4件

  • 初年次教育の深化に向けて ―ホスピタリティ概論の分析から―

    井上 英也, 藤原 俊幸, 松永 雅弘, 松本 欣也, 原 哲弘, 乙須 翼, 森尾 真之, 野田 健, ヴィラーグ ヴィクトル, 小田 和人, 藤井 俊輔, 田中 啓太郎, 藤井 佑樹, 井上 龍二, 坂本 亘, 松口 博明, 福成 哲夫, 橋本 優花里, 小林 隆昌, 橋本 健夫, Hideya INOUE, Toshiyuki FUJIWARA, Masahiro MATSUNAGA, Kinya MATSUMOTO, Tetsuhiro HARA, Tsubasa OTOSU, Masayuki MORIO, Ken NODA, Virag VIKTOR, Kazuto ODA, Shunsuke FUJII, Keitaro TANAKA, Yuuki FUJII, Ryuji INOUE, Takasi SAKAMOTO, Hiroaki MATSUGUCHI, Tetsuo FUKUNARI, Yukari HASHIMOTO, Takamasa KOBAYASHI, Tateo HASHIMOTO 長崎国際大学教育基盤センター紀要 = The Journal of Nagasaki International University Center for Fundamental Education (2) 27-54, 2019-03

    本研究は、初年次教育の深化を図るために、その一つの科目である「ホスピタリティ概論」を対象として、受講生の感想等を分析し、授業の改善を図ることを目的としている。2017年度に開設された「ホスピタリティ概論」は、2年目を迎えるにあたって、前回の調査で明らかになった課題の幾つかに改善を加えて実践された1)。加えられた改善点は、上級生を学生スタッフとして雇用し、受講生の学修活動の促進を図ること、そして各…

    機関リポジトリ

  • 一般用医薬品の竜胆瀉肝湯による劇症肝炎が疑われた1例

    篠原 徹, 市川 裕平, 箕輪 勇紀, 荻原 淳, 嶋崎 剛志, 油井 信明, 古武 昌幸, 田中 啓司, 岡田 邦彦 日本臨床救急医学会雑誌 22 (1), 64-68, 2019-02-28

    <p>患者は60代の男性。自宅にて強直間代性の痙攣と意識障害が出現し,佐久総合病院佐久医療センター(以下,当院)に救急搬送された。来院時検査で,肝胆道系酵素と血清アンモニア濃度の著明な上昇を認めた。また,プロトロンビン時間が40%以下に低下し,昏睡Ⅱ度の肝性脳症が認められたことから劇症肝炎と診断された。ステロイドパルス療法および血漿交換,持続的血液濾過透析により血液検査所見は改善した。一般用医薬…

    DOI Web Site 医中誌

  • ANC制御音が楽音に及ぼす影響に関する考察

    廣瀬 舜, 山口 太誠, 小松崎 俊彦, 浜口 正彦, 木村 直樹, 田中 啓太 北陸信越支部総会・講演会 講演論文集 2019.56 (0), K016-, 2019

    <p>The active noise control (ANC) techniques have been widely studied owing to the recent advances in digital signal processors. In this technology, the incoming noise is cancelled by an actively …

    DOI Web Site

  • 当院で経験したCronkhite-Canada症候群3例の小腸病変の検討

    田中 啓仁, 上村 修司, 湯通堂 和樹, 小牧 祐雅, 井戸 章雄 日本小腸学会学術集会プログラム・抄録集 3 (0), 58_1-58_1, 2019

    <p>【背景】 Cronkhite-Canada症候群(Cronkhite-Canada syndrome; CCS)は、消化管ポリポーシスに脱毛・爪甲萎縮・皮膚色素沈着などの特徴的な皮膚症状を伴う非遺伝性疾患である。症例の約半数が小腸病変を有していると言われているが、小腸病変の画像報告例は少ない。</p><p>【目的】 当院で経験したCCS …

    DOI 医中誌

  • 残胃主要動脈血流の途絶を余儀なくされるも残胃壊死を免れた1例

    菅野 裕樹, 石川 博人, 橋本 和晃, 田中 啓之, 奥田 康司 日本臨床外科学会雑誌 80 (4), 719-723, 2019

    <p>症例は75歳,男性.13年前に胃噴門癌に対して噴門側胃切除術が施行された.2017年2月,食思不振と倦怠感を主訴に前医を受診し,十二指腸乳頭部癌の診断で当科紹介となった.左胃動脈・短胃動脈・左胃大網動脈は既往手術で切離され,CTでは右胃動脈も描出されず,残胃血流は右胃大網動脈のみで維持されていると考えられた.2017年4月,亜全胃温存膵頭十二指腸切除術を施行した.右胃大網動脈遮断による残胃…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献5件

  • ヤマトカワゴカイの遊泳挙動解析

    小林 俊一, 田中 啓太 ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集 2019 (0), 2A2-R04-, 2019

    <p>We conducted the swimming behavior analysis of polychaete, Hediste diadroma (Nereididae) in the reproductive phase. Change of length and angle in parapodia and setae with movement time were …

    DOI Web Site

  • 円孔を有する短繊維CFRPの疲労き裂発生挙動

    佐藤 龍樹, 清水 憲一, 岩堀 恵介, 田中 啓介 M&M材料力学カンファレンス 2019 (0), OS2117-, 2019

    <p>Fatigue crack initiation from the notch hole in the short carbon fiber reinforced plastic (sCFRP) plate is investigated in this study. The sCFRP was processed by injection molding and it is …

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  • SANに基づくトラッキング型能動騒音制御システムの開発

    山口 太誠, 廣瀬 舜, 小松崎 俊彦, 浜口 正彦, 木村 直樹, 田中 啓大 北陸信越支部総会・講演会 講演論文集 2019.56 (0), K015-, 2019

    <p>The active noise control (ANC) techniques have been widely studied owing to the recent advances in digital signal processors. Typical applications of ANC include the noise reduction inside the …

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  • Rapid-i™を用いた重度男性不妊症の少数精子凍結法

    水本 茂利, 長尾 洋三, 渡辺 瞳, 田中 啓子, 戸野本 知子, 奥田 紗矢香, 仲宗根 巧真, 後藤 美緒, 一木 巴恵, 大坪 可奈子, 伊賀 淑穂, 小川 尚子, 加藤 裕之, 大塚 未砂子, 吉岡 尚美, 村上 正夫, 蔵本 武志 日本繁殖生物学会 講演要旨集 112 (0), P-116-P-116, 2019

    <p>【背景】ARTでは,重度の男性不妊症に有効な少数(数個〜数十個の)精子の凍結法の関心が高いが,現状では依然,汎用性のある有効な方法の報告例は限られている。当院では2011年から,通常は卵子・胚の超急速ガラス化法に使われる市販のデバイス・Rapid-i(Vitrolife社)を少数精子の凍結に用いた修正法に独自に取り組んでいる。ここでは,本法を用いて精巣内の少数精子を凍結した症例の臨床成績を…

    DOI

  • トマト収穫自動化に向けた、高感度ピエゾ抵抗ナノ複合材料触覚センサ

    池田 健吾, 佐々木 巌, サマン アズハリ, 瀬戸口 卓也, 中川 新, ニザール ハミドン, 田中 啓文 日本表面真空学会学術講演会要旨集 2019 (0), 1Ca12-, 2019

    <p>CNT / PDMS複合材料をトマト収穫用触覚センサとして構成し、I-VおよびI-t特性を調査した。導電パスの増加により、I-V曲線は高重量領域に向かって減少した。硬度測定の結果、トマトの低重量領域において正確で安定した測定が可能となり、 市販のセンサよりも高い感度を示した。トマトの成熟度を判別するためにサポートベクターマシンによる機械学習を行った。その結果、0.67の判別精度であった。<…

    DOI

  • VTEに対するDOACsによる治療の現況(エドキサバン vs. リバーロキサバン)

    金本 亮, 廣松 伸一, 桜井 日直子, 今井 伸一, 吉田 尚平, 奈田 慎一, 大塚 裕之, 田中 啓之 静脈学 29 (3), 349-355, 2018-08-01

    <p>【はじめに】静脈血栓塞栓症(VTE)の治療として,エドキサバンとリバーロキサバンの当院における使用経験を報告する.【対象と方法】2014年11月~2016年9月までにVTEに対しエドキサバンとリバーロキサバンで治療した患者を後向きに検討した.【結果】患者背景において,エドキサバン群は外傷や術後安静等の一過性リスクに多く使用され,リバーロキサバン群は悪性腫瘍群に多く使用されていた.有効性の評…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献11件

  • 長崎国際大学薬学部における進級状況の改善へ向けての現状分析

    藤原 俊幸, 田中 啓太郎, 深澤 昌史 長崎国際大学教育基盤センター紀要 = The Journal of Nagasaki International University Center for Fundamental Education (1) 103-113, 2018-03

    薬学部薬学科は、膨大な数の自然科学系の科目を卒業までに修得しなければならない厳しいカリキュラムの学科である。それらの基礎となる物理、化学、生物を高校で十分に修得している学生はそれほど多くない。その結果、大学でかなり苦労し、中には進級に遅滞が生じてしまう学生もいる。長崎国際大学薬学部薬学科でも、ここ数年進級できない学生数の多さが大きな問題となっている。薬学部の進級をより良い方向へ改善していくために…

    機関リポジトリ

  • 急性腹部大動脈閉塞症に対して救命,救肢した一例—術中CHDFとModified Controlled Limb Reperfusion—

    金本 亮, 廣松 伸一, 尼子 真生, 大塚 裕之, 明石 英俊, 田中 啓之 日本血管外科学会雑誌 27 (1), 49-53, 2018

    <p>急性腹部大動脈閉塞症は稀な疾患であるが,MNMS発症率や死亡率はともに高い.症例は77歳男性.夜間に突然の両下肢運動麻痺が出現し救急搬送となった.両下肢の運動感覚障害および末梢動脈触知不良,造影CTで腎動脈下腹部大動脈の閉塞を認め,緊急血行再建の適応と判断した.しかし手術室搬入時に発症より14時間が経過しており,血行再建によるMNMSが懸念されたため,左腋窩動脈–両側大腿動脈バイパス術よる…

    DOI 医中誌

  • 術中食道静脈瘤が破裂するもOPCAB+TAVIを完遂した1例

    朔 浩介, 福田 倫史, 菊先 聖, 庄嶋 賢弘, 廣松 伸一, 田中 啓之 日本臨床外科学会雑誌 79 (8), 1630-1634, 2018

    症例は83歳,男性.C型肝硬変に対して近医に通院中であり,3年前から中等度大動脈弁狭窄症(AS)を指摘されていた.労作時の息切れが出現し,精査の結果,重症ASおよび冠動脈狭窄症を認めた.Child pugh分類Grade Bの肝硬変合併症例であることから経カテーテル的大動脈弁植え込み術(TAVI)の適応とし,冠動脈狭窄症に対してオフポンプ冠動脈バイパス術(OPCAB)を同時に行う方針とした.冠動…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献8件

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