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  • 腹腔鏡下胆囊摘出術における３孔式と４孔式の短期治療成績の前向き比較研究

    須藤 隆之, 藤原 久貴, 梅邑 晃, 天野 怜, 佐々木 章 日本外科系連合学会誌 45 (4), 301-306, 2020

    <p>目的：腹腔鏡下胆囊摘出術（LC）においてトロッカー数削減による疼痛軽減効果と安全性を検証する目的で，３孔式と４孔式LCの短期治療成績の前向き研究を行った．方法：LC患者370例中除外例65例を除いた305例を単純ランダム割り付けにて３孔式群と４孔式群に分けて検討した．創部痛と患者満足度をvisual analog …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献5件

  • 臨床経過中にうつ病から双極性障害へ診断変更になった患者の転帰調査

    本多 笑奈, 福本 健太郎, 三條 克巳, 岩城　 忍, 小泉 文人, 小泉 範高, 遠藤　 仁, 山家 健仁, 大塚 耕太郎 岩手医学雑誌 72 (3), 115-126, 2020

    うつ病から双極性障害へ診断変更後の転帰および転帰の関連因子を明らかにすることを目的とした．1年以上大うつ病性障害として治療を受けた患者66名を対象にミラーイメージ試験で検証を行った．診断変更日を基準日とし，前後12ヵ月間の気分エピソード回数，入院歴の有無，自殺企図歴の有無を比較した．また気分エピソード改善群(n = 36)，非改善群(n = 30) に分け，2群間比較をした．診断変更後, …

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  • 乳癌術後単発性肝転移に対する腹腔鏡補助下肝部分切除術によって長期生存が得られている1例

    有吉　 佑, 須藤 隆之, 新田 浩幸, 藤原 久貴, 石田 和之, 上杉 憲幸, 佐藤 綾香, 菅井　 有, 梅邑　 晃, 佐々木 章 岩手医学雑誌 71 (1), 29-34, 2019

    乳癌肝転移は多発・多臓器転移を伴うことが多く，予後不良で外科的切除の非適応とされることが多い．今回，乳癌術後単発性肝転移に対し手術を施行し長期生存が得られている1例を経験したので報告する．症例は62歳，女性．左D領域に1.5 cmの腫瘤を認め乳癌が否定できず乳房部分切除術を施行した．病理検査でinvasive ductal …

    DOI Web Site 医中誌

  • 被災地の精神保健福祉活動に関する臨床心理士の支援経験と技能の習得度との関連について

    藤澤 美穂, 大塚 耕太郎, 中村 光, 遠藤 仁, 小泉 範高, 赤平 美津子, 福本 健太郎 岩手医学雑誌 71 (5), 162-182, 2019

    本研究は臨床心理士を対象に，災害後の精神保健福祉活動に関する技能習得度の実態を調査し，支援経験の有無と習得度の関連や，学修経験と実行可能性·自覚的苦手さとの関連を明らかにし，災害支援に必要とされる教育的アプローチの要素を検討した．東日本大震災被災地の臨床心理士81名の回答を解析した．結果，災害時地域精神保健活動の知識·技能への重要性の認識の高さと有意に関連する因子として，多職種連携での支援経験や…

    DOI Web Site 医中誌

  • 大腸内視鏡補助下経皮内視鏡的胃瘻造設術（C-PEG）の適応と実際

    中塚 明彦, 神谷 亮一, 近藤 公亮, 熊谷 一郎, 安達 淳治 日本消化器内視鏡学会雑誌 61 (9), 1683-1690, 2019

    <p>経皮内視鏡的胃瘻造設術（PEG）は一般的な治療手技となっているが，時に横行結腸や腸間膜が障害となり予期せぬ誤穿刺や施行不能となる．PEG施行前にCT検査をすることはこのような障害物の検出に有用であり，われわれのPEG前CTの経験から，左側臥位で胃内に空気を注入することが障害の解消とC-PEG（大腸内視鏡補助下経皮内視鏡的胃瘻造設術）対象者の絞り込みに望ましいと考えられる．CTで胃の腹側に横…

    DOI 医中誌

  • 経皮内視鏡的胃瘻造設術を行った426例の遡及的検討

    中塚 明彦, 神谷 亮一, 北田 憲一, 熊谷 一郎, 近藤 公亮, 加藤 章信, 赤坂 威一郎 岩手医学雑誌 71 (1), 1-7, 2019

    経皮内視鏡的胃瘻造設術（PEG）は一般的な手技であるが，横行結腸や腸間膜が障害となることがある. このような場合，大腸内視鏡補助下経皮内視鏡的胃瘻造設術（C-PEG）が有用である.今回我々はPEGを施行した426例を対象とし，術前CT撮影時に胃内に空気を注入しなかった群（A群137例），胃管より空気を注入した群（B群137例），左側臥位で上部消化管内視鏡より空気を注入した群（C群152例）に分け…

    DOI Web Site 医中誌

  • 腸回転異常を伴う多発結腸癌に腹腔鏡補助下結腸右半切除術を施行した１例

    早野 恵, 須藤 隆之, 梅邑 晃, 藤原 久貴, 中村 聖華, 池田 健一郎, 佐藤 綾香, 石田 和之, 菅井 有, 佐々木 章 日本外科系連合学会誌 44 (5), 942-949, 2019

    <p>90歳男性，貧血の精査で近医を受診した．下部消化管内視鏡検査で右結腸曲に全周性の２型腫瘍を認めた．注腸造影で，横行結腸以外に上行結腸にもapple core signを認め，多発結腸癌の診断で腹腔鏡補助下結腸右半切除術を施行した．術中所見で上行結腸と十二指腸の固定不良を認め，小腸の腹側に上行結腸が存在したため腸回転異常症のmalrotation …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献2件

  • 小腸に穿破した膵頭十二指腸切除術後の胆嚢動脈仮性動脈瘤の1例

    遠藤 史隆, 須藤 隆之, 小鹿 雅博, 石田 馨, 新田 浩幸, 佐々木 章 日本臨床外科学会雑誌 78 (6), 1395-1399, 2017

    症例は73歳，女性．膵頭部癌の診断で幽門輪温存膵頭十二指腸切除術を施行した．13病日に胆汁漏を認め，抗生剤，腹腔ドレナージによる治療を開始した．胆汁漏は改善したが，28病日に下血を認めた．精査のため下部消化管内視鏡検査を施行したが明らかな出血源を認めず，vital signも安定していたため保存的に経過観察を行った．33病日に再度下血を認め，血管造影検査を施行した．胆嚢動脈仮性動脈瘤から胆管空腸…

    DOI Web Site Web Site ほか1件

  • 高齢糖尿病患者の生活活動量評価と影響要因の分析

    石倉 悠里, 田中 瑞絵, 滝村 薫, 佐藤 真, 豊田 耕嗣, 女鹿 友也, 高橋 良, 中村 洋平 理学療法学Supplement 2016 (0), 1472-, 2017

    <p>【はじめに，目的】高齢者の生活活動量維持は介護予防において重要であり，特に虚弱高齢者の場合，歩数だけでなく歩行時間や立位での活動時間の評価が重要とされている。本研究の目的は当院の高齢糖尿病患者に対し入院前の生活活動量を評価すると共に，その影響要因として予測される下肢機能・ロコモ度・糖尿病性末梢神経障害（DPN）を評価し，考察する事である。</p><p></p><p></p><p></p><…

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  • 当院の地域包括ケア病棟における整形外科疾患患者のFIM分析

    滝村 薫, 佐藤 真, 豊田 耕嗣, 女鹿 友也, 高橋 良, 石倉 悠里, 中村 洋平, 鈴木 康也, 丹野 奈美, 内村 章良 理学療法学Supplement 2016 (0), 1507-, 2017

    <p>【はじめに，目的】</p><p></p><p>当院の地域包括ケア病棟（60床）のリハビリ対象者は約8割が整形外科疾患であり，内約7割が65歳以上の高齢者である。第51回本学会において，上述患者の退院時ADLに対する影響因子として「入棟時FIM運動項目自立の成否」を報告した。本研究の目的は前研究結果を受け，入棟時の下肢機能評価から退院時ADLの中でも特に移乗・移動能力の自立度を予測する事であ…

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  • 大規模災害時に必要とされるDVT検診の診断アルゴリズム

    板橋 匠美, 千葉 寛, 阿部 香代子, 田中 信次, 増永 純夫, 長沢 光章, 植田 信策 医学検査 66 (5), 449-462, 2017

    <p>大規模災害で被災者は避難生活を余儀なくされ，生活環境の変化や大幅な劣化により，健康リスクが高まる。二次的被害の予防の観点からdeep vein thrombosis（DVT）検診はvenous thromboembolism（VTE）進展予防に重要である。DVT検診をスクリーニングとして行うには，臨床現場とはフローが異なるが，侵襲性のない下肢エコーの利用が有効である。熊本地震におけるDVT…

    DOI 医中誌

  • Erratum：MIS-UKAの経験 ［東北膝関節研究会会誌 13巻 (2003) p. 33-36］

    一戸 貞文, 吉田 昌明, 亀井 陽一, 嶋村 正, 本田 惠, 白倉 義博 東北膝関節研究会会誌 26 (0), 64-67, 2017

    <p>J-STAGE登載準備過程において発見された軽微ではない誤植について下記の通り訂正いたします。東北膝関節研究会　事務局</p><p>訂正箇所：33頁　共著者名　本田　<u>恵</u>　→　本田　<u>惠</u></p>

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  • 胃原発gastrointestinal stromal tumor術後のイマチニブ部分耐性肝転移に対して肝切除術を施行した1例

    須藤 隆之, 梅邑 晃, 中村 聖華, 眞壁 健二, 遠藤 史隆, 原田 一穂, 新田 浩幸, 上杉 憲幸, 菅井 有 日本消化器外科学会雑誌 49 (7), 617-624, 2016

    今回，我々は胃gastrointestinal stromal tumor（以下，GISTと略記）術後に肝，骨，リンパ節転移を認め，イマチニブが一度は奏効したが，肝臓に部分耐性を認め肝切除術を行った症例を経験したので報告する．症例は82歳の男性で，2008年上部消化管内視鏡検査にて胃噴門部大彎に粘膜下腫瘍を認め，GIST疑いで噴門側胃切除術を施行した．術後病理検索にてGISTの診断となった．術後…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献8件

  • 当院の地域包括ケア病棟における整形外科疾患患者のFIM分析

    滝村 薫, 佐藤 真, 豊田 耕嗣, 女鹿 友也, 高橋 良, 石倉 悠里, 中村 洋平, 鈴木 康也, 丹野 奈美, 内村 章良 理学療法学Supplement 2015 (0), 1577-, 2016

    【はじめに，目的】当院の地域包括ケア病棟は，平成26年11月に40床にて開設した。平成27年9月までの実績では，リハビリ対象者の77％が整形外科疾患であり，内73％が65歳以上の高齢者であった。その在宅復帰率は94％であったが，退院時の日常生活動作（activities of daily living；ADL）を機能的自立度評価法（functional independence …

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  • 東日本大震災被災地住民に対するロコチェックとCS-30

    滝村 薫, 佐藤 真, 豊田 耕嗣, 女鹿 友也, 高橋 良, 鈴木 康也, 丹野 奈美 理学療法学Supplement 2014 (0), 1539-, 2015

    【はじめに，目的】深部静脈血栓症（DVT）は被災地住民の健康問題の一つである。東日本大震災直後から当院神経内科医師等によるDVT検診（検診）が行われており，2013年4月からは我々理学療法士も同行，DVT・生活不活発病対策の運動指導を行っている。我々は運動指導と共に運動器の評価としてロコモーションチェック（ロコチェック）と30秒椅子立ち上がりテスト（CS-30）を施行し，第32回東北理学療法学術…

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  • 金属ステント留置術を行った直腸癌腹壁転移による人工肛門狭窄の1例

    須藤 隆之, 藤田 倫寛, 御供 真吾, 梅邑 晃, 石田 馨, 眞壁 健二 日本臨床外科学会雑誌 75 (1), 154-157, 2014

    症例は73歳の女性で，2010年6月より，腹部膨満・下痢・体重減少を認め近医受診し，当院紹介となった．精査にて直腸癌・多発性肝・肺転移と診断された．10月，人工肛門造設・皮下埋込型中心静脈ポート挿入した．外来にてべバシズマブ+mFOLFOX6療法を14クール，ベバシズマブ+FOLFIRI療法を7クール，mFOLFOX6療法を9クール施行した．2012年7月末より排便無く，腹部膨満を主訴に来院し，…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献2件 参考文献1件

  • 肝硬変合併肝癌に対し二期的に腹腔鏡下脾摘・肝部分切除を施行した１例

    御供 真吾, 須藤 隆之, 石田 馨, 梅邑 晃, 新田 浩幸, 佐々木 章, 若林 剛 日本外科系連合学会誌 39 (2), 246-252, 2014

    患者は72歳，女性．肝S6の肝硬変合併肝癌に対して当院消化器内科にて肝動脈塞栓療法（TAE）を施行後，同部位に再発を認め，手術目的に当科紹介となった．血小板減少を認め，脾摘により血小板数を改善することで肝切除時の出血量を減らす目的で，腹腔鏡下脾摘を先行した．術後，速やかに血小板数の増加を認め，合併症なく第12病日目に退院した．約１カ月後に二期的にhand assisted …

    DOI 医中誌 参考文献6件

  • アッシャー症候群の5症例

    小林 有美子, 村井 盛子, 佐藤 宏昭, 吉村 豪兼, 宇佐美 真一, 岩崎 聡 Ｏｔｏｌｏｇｙ　Ｊａｐａｎ 24 (1), 39-43, 2014

    アッシャー症候群は感音難聴と網膜色素変性症 (以下RP) を伴う遺伝性疾患である。原因不明両側感音難聴にRPを合併する本疾患5症例に対し、聴覚及び平衡機能検査、遺伝子検査を施行した。臨床症状からタイプ分類すると、重度難聴を呈し平衡機能検査で両側前庭機能低下を示した2症例はタイプ1、また先天性中等度難聴を呈する2症例はタイプ2と考えられた。中年以降に聴力の進行を認めた症例はタイプ3と考えられた。遺…

    DOI 医中誌

  • 当科における開腹下と腹腔鏡補助下大腸癌手術症例の比較検討

    沢内 節子, 須藤 隆之 日本クリニカルパス学会誌 15 (1), 5-13, 2013-03-01

    <p><b>緒言：</b>当科では、医療の質向上を目的に、クリニカルパスを導入している。大腸癌に対する開腹下手術と腹腔鏡補助下手術で使用している結腸切除パスと低位前方切除パスに関するバリアンス分析を行い、主に周術期管理について検討を行った。</p><p><b>対象と方法：</b>当院で電子カルテ導入となった2006年2月から2011年11月までの244例（パス脱落27例を除外）を対象として、歩行…

    DOI Web Site 医中誌

  • 単孔式腹腔鏡下手術で胆嚢摘出術と鼠径ヘルニア手術を同時施行した1例

    石田 馨, 須藤 隆之, 梅邑 晃, 御供 真吾 日本臨床外科学会雑誌 74 (4), 1010-1014, 2013

    症例は92歳，男性．2011年9月心窩部痛と嘔吐を主訴に近医受診，精査加療目的で当院紹介となった．腹部超音波検査およびCT検査にて胆嚢，総胆管結石を認めた．血液検査にて黄疸を認め，内視鏡的乳頭切開術による砕石と内視鏡的逆行ドレナージを行った．また，鼠径部に用手還納可能な鶏卵大の腫瘤を認め，右外鼠径ヘルニアと診断した．減黄後，単孔式腹腔鏡下胆嚢摘出術と鼠径ヘルニア根治術を一期的に施行した．出血量は…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献28件

  • 腺管絨毛腺腫，高分化腺癌，内分泌細胞癌が共存した直腸内分泌細胞癌長期生存の1例

    須藤 隆之, 藤田 倫寛, 御供 真吾, 梅邑 晃, 石田 馨, 上杉 憲幸, 菅井 有 日本消化器外科学会雑誌 46 (2), 143-150, 2013

    症例は57歳男性で，排便時出血を主訴に受診した．下部消化管精査にて肛門縁より約12 cmの部位に腫瘤を認めた．病理組織学的検査にて，大型の異型細胞が充実性に増殖し，endocrine cell carcinoma（以下，ECCと略記）疑いで低位前方切除術を施行した．病理組織学的検査にてECCの診断となる．大腸癌取扱い規約に従いecc，pSM2，pN1，Stage …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献16件

  • 硬化療法後に虚血性胃粘膜病変をきたした残胃静脈瘤破裂の1例

    菊池 哲, 井上 義博, 藤野 靖久, 小野寺 誠, 小豆嶋 立頼, 近藤 公亮, 遠藤 重厚 日本消化器内視鏡学会雑誌 55 (7), 1995-1999, 2013

    症例は76歳男性，主訴は吐血．十二指腸潰瘍のため40歳時Billroth I法再建術施行歴のある患者．近医市中病院で残胃静脈瘤破裂と診断され，内視鏡的静脈瘤結紮術施行後ショック状態となり当科へ紹介．同日75％Cyanoacrylateによる内視鏡的硬化療法を施行した．翌日の内視鏡検査では止血状態であることを確認したが，残胃体部小彎から吻合部まで充血したびらん性胃粘膜が連続し，CA注入部の静脈瘤周…

    DOI 医中誌 参考文献16件

  • 膵頭十二指腸切除術におけるno stent法による膵空腸吻合の臨床検討

    梅邑 晃, 須藤 隆之, 御供 真吾, 藤田 倫寛, 新田 浩幸, 馬場 誠朗, 佐々木 章, 若林 剛 日本外科系連合学会誌 38 (4), 753-758, 2013

    当科の膵頭十二指腸切除術（PD）時のno stent法による膵管空腸粘膜吻合の臨床成績について報告する．2001年１月から2011年８月までにPDを施行した28例の背景因子と臨床成績を検討し，hard pancreas群（H群17例）とsoft pancreas群（S群11例）に分け，比較検討した．内訳は，男女比18：10，平均年齢70歳，原疾患は膵癌16例，胆管癌８例の順であった．平均手術時間…

    DOI 医中誌 参考文献32件

  • 肝疾患

    加藤 章信, 遠藤 龍人, 近藤 公亮, 鈴木 一幸 静脈経腸栄養 27 (2), 651-656, 2012

    経腸栄養法を必要とする肝疾患は劇症肝炎で代表される急性肝不全と、肝硬変で代表される慢性肝不全である。劇症肝炎では肝性脳症が覚醒して経口摂取が可能になった時点から、肝臓予備能や血液アンモニア濃度などを参考にしながら分岐鎖アミノ酸 (BCAA) を多く含有する肝不全用経腸栄養剤を少量より開始する。肝硬変でも経腸栄養法として肝不全用経腸栄養剤を経口的に用いる。肝硬変ではタンパク質・エネルギー栄養不良の…

    DOI

  • 小児のムンプス難聴の臨床的検討

    水川 知子, 水川 敦裕, 松岡 るみ子, 佐藤 宏昭, 小林 有美子, 村井 盛子, 宍戸 潔, 草野 英昭 Pediatric Otorhinolaryngology Japan 32 (3), 364-371, 2011

      This study comprised 49 children with mumps deafness who came to our clinic at Iwate Medical University over the past 29 years. Of 49 cases, 37 were positively diagnosed with mumps deafness …

    DOI 医中誌 参考文献27件

  • 関節リウマチにおけるヒアルロン酸の合成と分解について

    宇月 美和, 佐々木 喜子, 徳永 勢二, 鎌滝 章央, 澤井 高志 臨床リウマチ 22 (3), 337-343, 2010

    目的：ヒアルロン酸（HA）は分子量によって異なる機能を持つとされる．筆者らは関節リウマチ（RA）患者の滑膜組織におけるHA合成酵素（HAS-1，2，3）とHA分解酵素（Hyal-1，2，3）について検討し，さらに関節液や血液を含めてHAの代謝について検討した．<br> 方法：関節液中のHA分子量をGPC-MALLS法にて測定し，hyaluronidase活性はHA添加ゲルによるzymograph…

    DOI 医中誌

  • 分岐鎖アミノ酸

    加藤 章信, 鈴木 一幸 静脈経腸栄養 25 (5), 1051-1056, 2010

    肝硬変の栄養代謝異常として蛋白質・エネルギー栄養不良が特徴的である。このうち蛋白アミノ酸代謝異常には経口分岐鎖アミノ酸製剤が用いられ、栄養学的効果とともに有害事象の減少を含めた予後に対する有用性が明らかになっている。

    DOI 参考文献17件

  • 当科小児難聴外来の過去１０年間における難聴の遺伝学的検討

    小林 有美子, 佐藤 宏昭, 岩井 詔子, 村井 盛子, 宇佐美 真一 ＡＵＤＩＯＬＯＧＹ　ＪＡＰＡＮ 53 (3), 192-198, 2010

    今回我々は, 1997年から2007年までの間に岩手医科大学耳鼻咽喉科小児難聴外来を受診した, 明らかな外因のない両側感音難聴患者64例を対象とし, <I>GJB2</I> 変異, <I>SLC26A4</I> 変異, ミトコンドリアA1555G変異について解析を行った結果と, それ以前に本人及び家族の聴力検査, オージオグラムの特徴などから遺伝性難聴と診断されていた例と比較検討し, …

    DOI 医中誌 参考文献23件

  • 肝疾患の栄養療法

    加藤 章信, 鈴木 一幸 日本消化器病学会雑誌 104 (12), 1714-1721, 2007

    肝疾患ではさまざまな栄養代謝障害が生じ栄養学的介入が必要である．急性肝炎では，バランスのとれた食事を摂取するようにする．劇症肝炎を中心とする急性肝不全では意識障害が出現する前から食物摂取は困難あり栄養管理の基本は中心静脈栄養法となる．慢性肝炎ではバランスのとれた食事が基本であるが，ことにC型慢性肝炎では鉄制限食の併用が有用である．脂肪肝·非アルコール性脂肪肝炎(non-alcaholic …

    DOI PubMed 医中誌 被引用文献1件 参考文献20件

  • 人工内耳埋め込みが有効であった両側内耳道狭窄の１症例

    高橋 優宏, 熊川 孝三, 武田 英彦, 山根 雅昭, 村井 盛子, 佐藤 宏昭, 村井 和夫 Ｏｔｏｌｏｇｙ　Ｊａｐａｎ 14 (3), 248-251, 2004

    A 3-year-old female was born as the second child of twins in 34 weeks pregnancy. Comparedwith twins' elder sister, the delay of lingual development has been conspicuous at one anda half years old. …

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献12件

  • MIS-UKAの経験

    一戸 貞文, 吉田 昌明, 亀井 陽一, 嶋村 正, 本田 恵, 白倉 義博 東北膝関節研究会会誌 13 (0), 33-36, 2003-07-12

    DOI 医中誌

  • 自然縮小，および自然消失した膝関節ガングリオンの２例

    一戸 貞文, 徳永 高也, 高橋 幸洋, 大内 修二, 西村 慎一, 嶋村 正, 白倉 義博, 本田 恵 日本リウマチ・関節外科学会雑誌 21 (3/4), 251-254, 2002

    Recently, many knee joint ganglia have been diagnosed by MRI. However, there are no reports of the natural course of knee joint ganglia. We encountered two cases in which the knee joint ganglion …

    DOI

  • 日本人聴力の加齢変化の研究

    立木 孝, 笹森 史朗, 南 吉昇, 一戸 孝七, 村井 和夫, 村井 盛子, 河嶋 寛 ＡＵＤＩＯＬＯＧＹ　ＪＡＰＡＮ 45 (3), 241-250, 2002

    The threshold of hearing was measured on 1521 random samples of Japanese and the results were analyzed according to the age and sex. The hearing sensitivity decreased with increasing age …

    DOI 医中誌 被引用文献19件 参考文献31件

  • 受診間隔から見た集検発見胃癌の検討

    佐藤 公彦, 秋浜 玄, 千葉 茂樹, 藤原 隆雄, 折居 正之, 中塚 明彦, 狩野 敦, 神谷 亮一, 佐々木 清寿 Journal of Gastroenterological Mass Survey 39 (3), 227-230, 2001

    岩手県対ガン協会で実施された間接胃集検において1980年から1998年の19年間に発見され, 集検受診歴の明らかな胃癌症例を対象として発見時から前回集検受診時までの受診間隔ごとに早期癌比率, 5年生存率について比較検討した。1. 集検発見胃癌の早期癌比率 (n=1566) は, 逐年群 (67.7%) と初回群 (53.0%) 間 (p<.01) 及び逐年群と隔年群 (57.6%) 間 …

    DOI 医中誌 参考文献13件

  • インテグレーション環境で学ぶ難聴児の支援をめぐって　　人工内耳を装用する子どもへの援助

    武田 篤, 及川 絵美子 聴能言語学研究 18 (2), 129-135, 2001

    専門的な知識や体制の整っていない一般の学校に就学した人工内耳装用児に対して病院側から行った支援について,症例をもとに報告した.学校側への単なる一般的情報提供だけでは十分といえず,病院側から積極的に援助・協力することが大切と思われた.なかでも,医療機関のスタッフが学校に出向き,学校での授業のようすや休み時間の友だちとのやりとりなどを実際に参観し,具体的な援助課題を学校側に提案していくことが有効と思…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献12件

  • 人工膝関節置換術後の感染に対する治療

    一戸 貞文, 遠藤 威, 北川 由佳, 吉田 昌明, 嶋村 正, 白倉 義博, 本田 恵, 薄井 知道 日本リウマチ・関節外科学会雑誌 20 (1), 47-53, 2001

    We report problems in treating infected Total Knee Arthroplasty (TKA) based on our experience of 7 knees.<BR>Seven cases (7 knees), with infection after TKA, were studied. The original joint …

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献17件

  • 膝関節軟骨損傷にモザイクプラスティを施行した４例

    一戸 貞文, 小山 明子, 遠藤 威, 北川 由佳, 吉田 昌明, 嶋村 正, 白倉 義博, 本田 恵 日本リウマチ・関節外科学会雑誌 20 (2), 169-175, 2001

    Repairing a defect or injury of articular cartilage is a significant challenge. Osteochondral graft, periosteal transplantation, drilling, and chondrocyte transplantation have been attempted …

    DOI 医中誌 参考文献10件

  • 内視鏡的に2年4ヶ月の経過を観察しえた大腸癌の1例

    佐々木 清寿, 引地 勲, 神谷 亮一, 工藤 俊雄, 狩野 敦 Journal of Gastroenterological Mass Survey 38 (4), 542-545, 2000

    症例は68歳男性。当院健診科でのシグモイドスコピーで直腸前壁にIsp型隆起性病変を指摘され, 精査を勧められるも放置。2年4ヶ月後に再び当院健診科を受診。同部位に1型進行癌を認め, 当院外科にて直腸切除, 人工肛門造設術を施行。切除標本では25×25mm, 1型進行癌, 中分化腺癌, 深達度a1, ly1, …

    DOI

  • 難聴児にみられた自傷行動と常同行動

    武田 篤, 及川 絵美子, 村井 盛子, 千葉 隆史, 村井 和夫 音声言語医学 40 (4), 314-319, 1999

    Among hearing-impaired children receiving auditory training at our clinic, self-injury and stereotypy such as head banging, hair plucking and grinding were seen in 13 of 110 cases. In almost every …

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献11件

  • 胃集検で発見される進行胃癌の実態とその対策

    長澤 茂, 千葉 茂樹, 秋浜 玄, 佐藤 公彦, 中塚 明彦, 佐藤 俊一, 狩野 敦 Journal of Gastroenterological Mass Survey 36 (2), 103-109, 1998

    岩手県における一般住民を対象とした胃集検受診者からの進行癌について検討をおこなった。間接撮影は撮影基準B-II7枚法, 検討期間は平成3～7年の5年間で受診数は約40万人発見癌は582例を数えた。このうち進行癌は233例40.0%を占めた。受診歴別にみると初回群217例38.4%, 逐年群197例34.9%, 非初回群127例22.4%で, 逐年群からの進行癌は64例を占め, …

    DOI 医中誌 被引用文献6件 参考文献11件

  • 高度難聴児の初期言語発達に及ぼす要因の検討

    武田 篤, 村井 盛子, 浅野 義一, 村井 和夫 ＡＵＤＩＯＬＯＧＹ　ＪＡＰＡＮ 37 (4), 270-278, 1994

    Early language development in 14 young children under 3 years of age with profound hearing-impairments, who had been fitted with hearing aids and had received speech therapy at our clinic, was …

    DOI 医中誌

  • 難聴児の同胞にみられる心身異常

    武田 篤, 村井 盛子, 浅野 義一, 亀井 昌代, 村井 和夫 ＡＵＤＩＯＬＯＧＹ　ＪＡＰＡＮ 36 (4), 258-265, 1993

    The psychosomatic symptoms complained by brothers and sisters of hearing-impaired children were studied by sending questionnaire. The symptoms of neurotic manifestations such as abdominal pain, …

    DOI 医中誌

  • 小児の耳鳴に関する臨床的研究

    村井 和夫, 浅野 義一, 金田 裕治, 小笠原 真, 村井 盛子, 立木 孝 ＡＵＤＩＯＬＯＧＹ　ＪＡＰＡＮ 36 (4), 249-257, 1993

    Four hundred sixty-three children aged 5 to 15 years old, visited the Department of Otolaryngology, Iwate Medical University during the past three years, were examined by conventional audiometry. …

    DOI 医中誌

  • 身体他部に種々の異常を伴う難聴児の検討

    後藤 昌代, 浅野 義一, 村上 裕, 立木 孝, 村井 盛子 Pediatric Otorhinolaryngology Japan 12 (2), 36-39, 1991

    This study is based on the data concerinig 1060 childern with hearing loss, except for those of external origin, examined at our pedo-audiological clinic between 1970 and 1991. Among the 1060cases, …

    DOI 医中誌

  • 補聴器装用と聴力の変化についての検討

    小笠原 真弓, 村上 裕, 後藤 昌代, 立木 孝, 村井 盛子 日本耳鼻咽喉科学会会報 93 (9), 1335-1346, 1990

    Fifty-eight children (from 4 to 19 years of age) with bilateral, symmetrical, sensorineural hearing loss, who had used a hearing aid in only one ear for 1 to 19 years were investigated to study the …

    DOI PubMed 医中誌

  • 上部消化管異物の内視鏡的摘出についての検討

    佐藤 邦夫, 狩野 敦, 折居 正之, 菅井 俊, 加藤 浩平, 佐藤 公也, 加藤 博己, 加藤 智恵子, 佐藤 俊一, 谷口 繁, 増山 仁徳, 阿部 裕行, 工藤 俊雄, 武田 豊, 及川 昌隆 日本消化器内視鏡学会雑誌 27 (5), 695-705_1, 1985

    During the past 10 years we have experienced 41 cases of ingested upper gastrointestinal foreign bodies. Endoscopical removal technique was applied in 28 cases and foreign bodies (89.3%) e. g. razor …

    DOI 医中誌 被引用文献10件

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