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検索結果 1,303 件

  • <i>k</i> 近傍法を用いたリチウムイオン電池の微小内部短絡検出

    志村 重輔, 林 沙織, 岡安 悟志, 板垣 昌幸, 林 賢一 データ分析の理論と応用 12 (1), 1-15, 2023-09-01

    ...<p>リチウムイオン電池の内部で生じる短絡は,発火原因の一つとして知られている.微小な内部短絡を検出できることは早期な異常の発見に繋がり,リチウムイオン電池を使用する際の安全性向上に資する.本研究の的は,高い安全性が求められる電動航空機への適用を視野に,リチウムイオン電池の微小内部短絡を検出するための統計的解析の枠組みを検討することである.本研究ではまず,新品のリチウムイオン電池(正常電池)と,意図的...

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  • 『生物体系学』(東京大学出版会,2002)で展開した体系学の構造論についての新たな解釈および若干の解説

    直海 俊一郎 昆蟲.ニューシリーズ 26 (2), 136-142, 2023-06-25

    ...される学問ととらえ,それらの分科がどのような学問であるかを論じ定義し,そしてそれらの学問の的と仕事を明らかにした.しかし,専門用語の適切な解説なしで論を進めていったので,実際的にわかりにくいと思われる.そこで,この小文では,体系学の構造論について若干の解説を行った.第1に,分類学と狭義体系学をよりわかりやすく解説した.分類学と狭義体系学の違いとは,それぞれが構築する分類体系の質の高さの違いであり,...

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  • 日本海及びその周辺海域から得られたイトカケガイ科の2新種 (腹足綱:新生腹足類)

    中山 大成, 長谷川 和範 Venus (Journal of the Malacological Society of Japan) 81 (1-4), 27-38, 2023-06-20

    ...<p>山口県在住の杉村智幸氏が山口県沖の日本海陸棚上から採集されたイトカケガイ科の標本を分類学的に検討した結果,2つの未記載種を見出した。さらに日本海西部で実施されたドレッジ調査などのサンプルの検討や,過去の文献の精査により追加の標本や分布情報が得られたため,これらを取りまとめて新種として記載する。...

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  • 食品添加物公定書収載品における基原生物に使用される学名の考え方とその表記法

    増本 直子, 杉本 直樹, 佐藤 恭子 食品衛生学雑誌 64 (2), 78-88, 2023-04-25

    ...<p>天然物由来の食品添加物では,その基原生物が一義的に特定されるよう,成分規格に基原生物の学名および和名が明記されている.誤った基原生物の使用は想定外の健康被害を招く恐れがあり,学名や和名の正確性は添加物の有効かつ安全な使用に欠かせない.しかし,過去に公的な成分規格等で定義された学名が最新の分類学による学名と一致せず,詳しい調査が必要とされることが多々ある.そこで,食品添加物の原料の範囲を合理的かつ...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献2件

  • 寄生性腹足類の多様性と進化

    髙野 剛史 タクサ:日本動物分類学会誌 54 (0), 36-41, 2023-02-28

    <p>At least ten families of the molluscan class Gastropoda contain parasitic species. Parasitic gastropods exhibit an extraordinarily large number of species and wide varieties of morphologies and …

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  • 植物資源中の被食防御物質タンニンの分布:哺乳類のタンニン摂取の潜在的可能性について

    大森 鑑能, 阿部 奈月, 細井 栄嗣 哺乳類科学 63 (2), 193-214, 2023

    ...<p>植物は消費者による摂食を回避するために様々な被食防御物質を含んでいる場合がある.そのひとつであるタンニンは渋みの成分であり,消費者に対してタンパク質の消化率を減少させたり,消化管に損傷を与えたりするなど有害な影響を及ぼす.しかしタンニンは植物界に広く分布しているとされながら,日本ではその分類学上の分布情報は限られていた.本研究は植物界におけるタンニンの分布をスクリーニングすることを的として,...

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  • 低未利用家禽卵の有効活用に向けて

    北島 里瑚, 阿部 菫, 梶野 涼子 日本調理科学会大会研究発表要旨集 34 (0), 85-, 2023

    ...<p>【的】鶏卵の熱凝固性を利用した加工食品には,ゆで卵,カスタードクリーム,プリンなど,多種多様なものがある。熱凝固性には卵タンパク質の特性が大きく関与している。分類学上,鶏と異なる家禽の卵は,その熱凝固性も異なることが推察され,色々な調理条件を想定した熱凝固性を把握することは,家禽種毎の特性を活かした新規食品の開発につながることが期待できる。...

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  • [招待講演]モンゴル・ゴビ砂漠上部白亜系における年代層序確立:脊椎動物化石相変遷の理解に向けて

    千葉 謙太郎, 実吉 玄貴, 青木 一勝 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 171-, 2023

    ...バインシレ層からほとんど報告のなかった魚類,哺乳類,有鱗類爬虫類などの標本が多く含まれている.この時代,被子植物が多様性を増加させ,それにともない昆虫や哺乳類,爬虫類なども多様性を増加させたとするCretaceous Terrestrial Revolution(KTR)と呼称される陸上生態系の変遷が起きていたと考えられている.この時期の化石記録は全球的に限られているため,前述した化石群集に対する分類学的検討...

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  • マゲシカ<i>Cervus nippon mageshimae</i>の遺伝的独自性についての再検討

    兼子 伸吾, 亘 悠哉, 高木 俊人, 寺田 千里, 立澤 史郎, 永田 純子 保全生態学研究 28 (2), 425-436, 2023

    ...しかし、2014年の環境省のレッドデータブックの改訂に当たっては、亜種としての分布域が不明瞭であり、分類学的な位置づけが明確でないとされている(環境省 2014)。その一方で、近年実施された遺伝解析の結果からはマゲシカの遺伝的独自性が示されつつある。...

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  • 低未利用家禽卵の有効活用に向けて

    松岡 瑠里子, 椎名 美紀, 梶野 涼子 日本調理科学会大会研究発表要旨集 34 (0), 86-, 2023

    ...<p>【的】スポンジケーキ,ムースなど卵白の起泡性を利用した食品は多い。卵白の起泡性は,卵白を構成しているタンパク質の特性によって示される。分類学上,鶏と異なる家禽の卵は,鶏卵と相同性はあってもアミノ酸配列が異なるため,その起泡性も異なることが推察される。色々な調理条件を想定した起泡性を把握することは,家禽種毎の特性を活かした新規食品の開発につながることが期待できる。...

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  • 核軍縮問題の国際世論分析のためのメタ・リサーチ・デザイン

    芝井 清久 データ分析の理論と応用 11 (1), 37-50, 2022-08-01

    ...に関する人々の価値観に関する調査し,ひいては世論の影響力を分析することを指す.国家の置かれた環境によって世論は変化するものであるため,本研究では国家を被爆国・核保有国・潜在的核保有国・非核保有国の4群に分類し,それぞれに属する国家で調査データを取得し,国内・国家間・群間の比較分析をおこなう.それらによって核抑止と核軍縮に関する価値観と構成要因を検証し,核軍縮に賛同する世論を形成するための条件を探る...

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  • 疫病感染制御と最適人口

    中島 巖 専修経済学論集 57 (1), 1-26, 2022-07-15

    ...生物分類学者たちは,自らをもランパー(lumper)とスプリッター(splitter)とに色分けし,分類を弄んで止まない。前者は,研究対象の標本間の類似点に着,強調する姿勢をとるのに対し,後者は,相違点に着,重視する。かかる言葉の起源は,19世紀半ばに遡るごとくである。...

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  • キリ腐らん病菌をはじめとする日本産<i>Cytospora</i>属の分類学的検討

    服部 友香子, 中島 千晴, 升屋 勇人 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 652-, 2022-05-30

    ...<p>キリ腐らん病菌<i>Valsa paulowniae</i>は,キリの枝や幹に永年性の陥没病斑を形成する病原菌である.現在,<i>Valsa</i>属は,現行の命名規約において先名権を持つ無性時代の学名<i>Cytospora</i>属が用いられるようになり,世界的に分類学上の再検討と新種記載が行われている.その一方で,キリ腐らん病菌をはじめとした日本を原記載地とする種を含めた日本産種の分類学的位置付...

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  • ノキシノブ葉面から分離された菌類

    柴田 紗帆, 岸本 圭子, 田中 龍聖, 竹本 周平, 廣岡 裕吏 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 639-, 2022-05-30

    ...常緑シダ植物の一種)の葉面より分離された菌類の多様性解明を行なった.異なる地域や時期に採取したノキシノブ71標本の葉面から420菌株を分離し,rDNA LSU領域の塩基配列を用いてそれら菌株の簡易同定を行なった.そして,そのうち分離頻度の高い17種について,詳細な種同定を行った結果,約半数にあたる8種は未記載種と考えられた.今後,葉面菌の生態学的役割を明らかにするためには,これら多様な菌類のさらなる分類学的研究...

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  • 本州太平洋沿岸産海藻付着藍藻イワヒゲノコブ<i>Cyanoplacoma adriatica</i>の分類

    福岡 将之, 鈴木 秀和, 神谷 充伸, 田中 次郎 植物研究雑誌 97 (2), 63-76, 2022-04-20

    ...された.日本では岡村(1916)が褐藻イワヒゲ<i>Myelophycus simplex</i> (Harvey) Papenfuss 上の藍藻を本種として以降イワヒゲのみに産するとされるが,分類学的研究に必要な遺伝情報は不明だった.今回本邦産イワヒゲと紅藻数種上から本種と同定できる試料を得たため,形態観察と分子系統解析により種内の形態・遺伝的差異やその系統を検討した.形態は基質間で有意な差があったが...

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  • 尾瀬の維管束植物録の見直し

    大森 威宏, 黒沢 高秀, 志賀 隆, 薄葉 満, 根本 秀一, 吉井 広始, 海老原 淳, 田中 徳久, 天野 誠 低温科学 80 199-223, 2022-03-31

    ...していることが明らかとなった.Hara and Mizushima(1954)およびHara(1982)で記録のないものは197種類(163種4亜種20変種10雑種)で,このうち,ミヤマトキソウ,チチッパベンケイソウなど63種類(46種2亜種10変種5雑種)は今回尾瀬からの新産の報告である.これらの新規報告やHara and Mizushima(1954)およびHara(1982)から除外した植物,分類学的...

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  • 1-4-20. 奄美群島におけるウミエラ類の多様性と分類

    櫛田, 優花 南太平洋海域調査研究報告 = Occasional papers 63 66-67, 2022-03-30

    ...砂泥環境に生息するウミエラ類の種多様性および分類学的知見を得ることを的として、スクーバ潜水による標本採集および形態観察を行った。本研究では、ウミサボテン科の一種やアイオイウミサボテン属の一種等、奄美群島の砂泥環境における種多様性への理解を深める特筆すべき分類群が発見された。今後、さらなる野外調査、形態観察等による知見の蓄積が必要である。...

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  • 環境DNA分析を用いた河川調査における地点間隔設定の最適化に向けた検討

    北川 哲郎, 村岡 敬子, 天羽 淳, 堀江 隆生, 岡本 祐司, 中村 圭吾 河川技術論文集 28 (0), 133-138, 2022

    ...>三重県雲出川の中・下流域における魚類のメタバーコーディング解析(MB解析)ならびに同時期に同一区間で実施された河川水辺の国勢調査による直接採捕記録との比較により,河道における環境DNA(eDNA)の適切なサンプリング間隔について検討した.本研究では,河口0.0-16.2 km区間から0.2 km間隔で採水した82サンプルのうち,解析不調を除く79サンプルから,延べ149 taxa(属・種といった分類学上有意...

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  • オープンデータを活用した心霊スポットの分布傾向分析

    于 燕楠, 伊藤 修一, 鈴木 晃志郎 日本地理学会発表要旨集 2022s (0), 136-, 2022

    ...じて,分布傾向上の特質を解明する企図をもつ.エミックに扱われがちな事象をエティックに捉える試みであり,妖怪変化の分類学を志向するものでもなければ,超常現象の有無を論ずるオカルティズム的関心も有しない....

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  • スンクスにおけるアセタミプリド代謝の特徴

    新屋 惣, 川合 佑典, 近藤 充希, 中山 翔太, 石塚 真由美, 池中 良徳 日本毒性学会学術年会 49.1 (0), O-27-, 2022

    ...しかし、現行のネオニコチノイド系殺虫剤のリスク評価では、マウス、ラット、ウサギ等の実験動物が使用されており、これらは多くの野生哺乳類とは分類学的に離れている。そこで発表者らは、野生哺乳類の毒性リスク評価を的とした新規モデル動物として、スンクス(Suncus murinus)に着した。スンクスは、他の多くの野生哺乳類と同様にローラシア獣類に分類される。...

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  • [34] 自然史博物館における「標本画」の保存とデジタルアーカイブ:新たな価値の創出と活用に向けて

    大坪 奏 デジタルアーカイブ学会誌 6 (s2), s107-s110, 2022

    ...ここで対象とする標本画とは、生物の分類学的な特徴をとらえ科学的に表現した図画を指す。本資料は、明治~昭和期の菌類学者が、調査研究の過程で採集した菌類(きのこ)を新鮮なうちにスケッチした彩色細密画である。この資料について、デジタル画像の取得、メタデータの整備等のほかに、学術関連情報の調査とデータの追加を行うことで、学術資料として利活用可能なデータベースの作成を試みた。...

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  • 食中毒予防を的とする有毒キノコ・カキシメジの分類学的検討

    深谷 匡 ファルマシア 58 (7), 728-728, 2022

    .../K<sup>+</sup>-ATPaseを阻害することで上記の症状を引き起こすと推定されている.以前よりカキシメジは,形態学的に類似する幾つかの種により構成される複合種の可能性が指摘されていた.一方,無毒と推定される集団を食利用している地域も知られている.カキシメジといっても集団ごとのUAの含量の比較検討は行われておらず,“食と毒の境界”の解明が望まれてきた.本稿では,上記の背景のもと,青木らの分類学的...

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  • 共同研究の意義と方法

    高橋 正樹 データ分析の理論と応用 10 (1), 1-28, 2021-08-01

    ...<p>日本分類学会初代会長の林知己夫先生を囲んで,「木曜会」と称する研究会が,1990 年代より2002 年に氏がお亡くなりになる前年頃まで月1 回程度のペースで開催されていた.村上征勝氏(当時,統計数理研究所)を事務局に,当初は渋谷駅に近い桜ヶ丘の林事務所で,後には参加者が増えたこともあり統計数理研究所の会議室で,数名から10 数名が集まっていた....

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  • スミレモ<i>Trentepohlia aurea</i> (Linnaeus) Martiusのにおい嗅ぎガスクロマトグラフィーによるにおい物質の同定

    小山 玲音, 出村 幹英, 野間 誠司, 林 信行, 原口 智和, 宮本 英揮, 笹川 智史, 龍田 典子, 上野 大介 におい・かおり環境学会誌 52 (4), 226-232, 2021-07-25

    ....におい物質の同定には,におい嗅ぎガスクロマトグラフィー(GC-O)を含む“におい分析システム”を活用した.分析の結果,“良い香り”として特徴的なにおい物質であるα-テルピネンと2-ペンチルフランを同定した(2-メチル-6-ヘプテン-1-オールとβ-イオノンは仮同定).将来的にスミレモ類縁種のにおい物質をデータベース化することで,におい物質を利用した化学分類学の発展に貢献できると期待される....

    DOI Web Site Web Site 被引用文献4件 参考文献17件

  • 深層距離学習を用いたARデバイス向けの人物識別手法

    高橋, 直也, 天野, 辰哉, 山口, 弘純, 東野, 輝夫 マルチメディア,分散協調とモバイルシンポジウム2021論文集 2021 (1), 388-394, 2021-06-23

    ...深層距離学習ではデータの特徴量空間における距離を学習できるため,同一人物の画像間距離が小さく,異なる人物画像間距離が大きくなるよう学習することで,検出された人物画像と過去の追跡人物画像間の特徴距離を計算できる.提案手法では AR グラスを通したスポーツトレーニングや観戦を題材とし,シーン切り替えが頻繁に発生するラグビーの試合映像から得られた 27 万枚以上のデータに対してラベリングを行い,通常のクラス分類学習...

    情報処理学会

  • 静岡県で採集されたフネドブガイ属の一種(二枚貝綱:イシガイ科)

    内野 透, 白子 智康, 吉里 尚子, 吉成 暁, 鳥居 高明, 中村 匡聡 Venus (Journal of the Malacological Society of Japan) 79 (1-4), 1-14, 2021-06-11

    ...DNA塩基配列を取得した個体の形態に関する情報は先行研究では示されておらず,これらの配列が誤同定された個体から取得された可能性も考えられること,ならびに,これらを分類学的に整理した先行研究はなされていないこと,また,検討すべき有効種である <i>Anemina</i> <i>fluminea </i>が先行研究では扱われていないことから,本研究では種を確定させず,フネドブガイ属の一種とするに留めた。...

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  • 多孔菌類の種多様性の解明と分類学的位置に関する研究

    早乙女 梢 日本きのこ学会誌 29 (1), 15-21, 2021-04-30

    ...きのこ類の中で,子実層托が管孔状の子実体を形成するものは多孔菌類と総称される.多孔菌類は森林生態系の維持に重要な役割を演じている一方,人類の経済活動においても重要な菌類であるが,アジア地域における本菌類の分類学的研究は遅れている.本稿では,キクラゲとタマチョレイタケに属する多孔菌類を対象とした分類学的研究の概要について紹介した.研究の成果として,キクラゲに所属する<i>Elmerina</i>...

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  • 北硫黄島の大型土壌動物(予報)

    KISHIMOTO, Toshio, KAGA, Yoshie, 岸本, 年郎, 加賀, 芳恵 小笠原研究 = Ogasawara research (47) 93-100, 2021-02

    ...ハンドソーティング法とツルグレン法を用いた調査を行い、これまでに少なくとも7綱2024科38種が確認されているが、このうちの多くの分類群の分類学的検討はこれからである。種レベルで見ると既往の調査があった昆虫綱の一部を除き、すべてが同島初記録であり、ほとんどが火山列島初記録である。レベルではヒメヤスデ、ジヤスデ、オビヤスデ、端脚(ヨコエビ)は火山列島からの初記録となる。...

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  • 生物学野外実習を疑似体験可能なオンラインプラットフォーム開発

    紫藤 拓巳, 船越 悠, 戸塚 望, 小暮 悠暉, 古川 亮平, 倉石 立, 岡 浩太郎, 堀田 耕司 日本科学教育学会年会論文集 45 (0), 621-624, 2021

    ...VRinkaiを試験的に開発した.VRinkaiは慶應義塾大学の過去の臨海実習で蓄積された千を越える海洋生物の写真・動画データに基づいており,偶発的な生物採集や種同定,発生過程の観察など様々なプロセスをオンライン上で疑似体験することによる分類学の理解や基礎的な研究手法の習得を的とする.本稿では開発中のプラットフォームの概要及び,実際の授業における使用方法や応用可能性の検討について報告する....

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  • 南方熊楠の鉱物・化石標本コレクション

    石橋 隆, 土永 知子 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 193-, 2021

    ...業績面では特に粘菌(変形菌)の分類学の基礎を固めた生物学者としてや、柳田国男らと日本における民俗学ソサエティの立ち上げを行ったことで知名度が高い。熊楠については彼自身の人物像についても多くの研究がなされている。...

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  • オーストラリア熱帯降雨林の生物多様性

    大園 享司 同志社大学ハリス理化学研究報告 61 (3), 143-153, 2020-10-31

    ...本稿ではオーストラリア熱帯降雨林の生物多様性を、植生と菌類に注して紹介する。植物の分類学的な多様性と独自性、ならびに熱帯降雨林の進化史・保全における重要性を簡潔に記述し、熱帯降雨林の動態をサイクロンと病原菌が引き起こす撹乱の点から検討する。葉リターの分解に関与する菌類の生態と多様性に関する一連の研究を要約し、菌類多様性に関する今後の研究課題について議論する。...

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  • 紀伊半島のシロバナネコノメソウ(ユキノシタ科)の分類学的研究

    織田二郎, 内藤麻子, 大森裕子, 市川正人, 山脇和也, 鈴木浩司, 永益英敏 植物研究雑誌 95 (4), 193-210, 2020-08-20

    ...Haraが分布するとされているが(Wakabayashi 2001),それぞれ分類学的問題を抱えている.近年の研究によってハナネコノメの主要分布域が岐阜県以東という見解が示されており(Wakabayashi 2001,織田・村長2015),それを前提とすれば紀伊半島のハナネコノメはずいぶん地理的に隔離分布しており,同一分類群かどうかの調査が求められていた.また,紀伊半島北部のシロバナネコノメソウは,...

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  • 持続可能な開発標と市民意識

    角田 弘子 データ分析の理論と応用 9 (1), 49-61, 2020-08-01

    ...<p>2015 年9 月の国連サミットにおいて「持続可能な開発のための2030 アジェンダ」が採択された.これを契機に日本でも関係省庁が連携し政府一体となった取り組みとして,持続可能な開発標が設定され,貧困,飢餓,エネルギー,気候変動,平和的社会など地球規模の課題を解決する17 の具体的な行動標が定められ,その実現に取り組んでいる.本研究ノートでは,このような視点にたって,国内外の調査をもとに,...

    DOI Web Site 被引用文献1件

  • 菊池寛「受難華」の代筆問題の研究

    柳 燁佳, 金 明哲 データ分析の理論と応用 9 (1), 1-11, 2020-08-01

    ...<p>菊池寛には代筆疑惑を持つ作品がいくつか存在し,連載小説「受難華」がそのなかの1 つである.本研究の的は,「受難華」の真の著者を明らかにすることである.「受難華」の代筆疑惑は川端康成の証言によって発覚した.川端によれば,「受難華」は横光利一の代筆であるが,他に代筆説を支持する証拠がないため,「受難華」の代筆問題が未だに解決されていない....

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  • 視覚的複雑性から圏的データベースへ

    久保田 晃弘 情報の科学と技術 70 (8), 419-424, 2020-08-01

    ...<p>マニュエル・リマが『視覚的複雑性』のサイトと本で試みた,ビッグデータのアルゴリズミックな可視化の分類学を出発点に,ゲシュタルト心理学のプレグナンツの法則(人間の知覚の特性),レイコフ&ジョンソンの「イメージスキーマ」(身体的経験の概念化)を介した,大規模データからの人間の意味の読み取り可能性を考える。...

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  • 中国の地域植物誌の現状紹介

    杜 誠, 劉 全儒, 汪 遠, 廖 帥, 馬 金双 植物研究雑誌 95 (3), 177-190, 2020-06-20

    ...</p><p> 著者の一人Jinshuang Ma(馬 金双)氏はFlora of Chinaでニシキギ科やトウダイグサ科を分担し,またウマノスズクサ属についても多数の論文を発表している分類学者であり,一方で中国および中国と密接な関係のある東アジアの植物分類学の歴史の記録と情報の蓄積に力を注いで来た.それらの一部は本稿のReferencesに引用されている.他にもMa氏が関わった以下の3つの関連著作...

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  • コムギ眼紋病の病原菌とその防除に関する研究

    竹内 徹 北海道立総合研究機構農業試験場報告 (149) 1-94, 2020-03

    ...1983年に北海道で発生が確認され,その後道内で発生と被害が拡大してコムギ栽培上の大きな問題となったコムギ眼紋病について,病原菌の性状とその分類学的関係を解明するとともに,発生生態,被害解析および防除対策に関する研究を行った。1....

    日本農学文献記事索引

  • Doc2VecとBERTを用いた日本語作品の著者推定

    清水 大志 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2020 (0), 3Rin478-3Rin478, 2020

    ...されたBERTに注し,これらとニューラルネットを用いた教師あり学習を行って著者推定を行なった.学習データ及びテストデータとして使用する作品はインターネット上で公開されている青空文庫から取得した.Doc2Vecにおいては作品を数値ベクトルに変換し,それをニューラルネットの入力としている.Doc2Vecにおいては84.89%,BERTにおいては55.43%の精度が達成できた....

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  • 細菌におけるバイオジェニックカルコゲンナノ粒子の生成機構

    三原 久明 日本毒性学会学術年会 47.1 (0), S14-2-, 2020

    ...我々は、分類学上異なる門あるいは鋼に属する細菌である、<i>E. coli</i>、<i>Bacillus subtilis</i>、<i>Geobacter sulfurreducens</i>、<i>Cellulomonas</i>属細菌に注してカルコゲンオキシアニオン還元およびバイオジェニックカルコゲンナノ粒子生成について研究を行ってきた。...

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  • 水曜海山・深海熱水孔からの新規硫酸還元菌の分離と性状解析

    橋本 侑里南, 多米 晃裕, 武藤 久, Chong CHEN, 渡部 裕美, 澤山 茂樹, 宮崎 淳一, 高井 研, 中川 聡 日本地球化学会年会要旨集 67 (0), 178-, 2020

    ...両者は絶対嫌気性の化学合成細菌で、既知種の16S rRNA遺伝子との相同性が95%以下であることや、生理・化学分類学的分析結果から、各々を新属として提唱予定である。</p>...

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  • 機械学習による退院時要約からのDPC分類の推測

    木村 知広, 津本 周作, 平野 章二 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2020 (0), 2I1GS204-2I1GS204, 2020

    ...それを用いて,文書内のキーワードの有無についての表形式のデータ集合を生成し,分類学習手法を用いて分類器を構築する。 【結果】 検証結果から,SVM,決定木が最大78%程度の正答率であるのに対し,深層学習が86%以上,Random Forestでは90%以上の正答率を示した。 【考察】 診療文書の記載内容からテキストマイニングにより疾患の予測が可能となることが示唆された。...

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  • 日本の港湾・空港において輸入品から発見されたホソヒラタムシ科(甲虫)とその識別法

    吉田 貴大 都市有害生物管理 10 (2), 51-66, 2020

    ...10 種はこれまで日本から記録がなく, <i>Telephanus </i> 属と, <i>Monanus </i> 属の <i>Monanops </i> 亜属は属・亜属単位で記録がなかった.また,確認された種のうち 9 種はこれまで物資の移動による導入が確認されておらず, <i>Monanops </i> 亜属は亜属単位で初めての導入の確認となった.さらに,本研究を遂行するうえで,日本産本科の分類学的問題点...

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  • 知的能力障害に対する支援と教育

    横山 浩之 脳と発達 52 (6), 374-378, 2020

    ...知的能力障害は定型発達に比べて同じ精神年齢での経験年数が長いので, 教育分類学の精神運動領域をよりよく習得させられる. このことを教育課程 (自立活動) に活かすと, 青年期のよりよい福祉的就労を指せる. IQが境界域ないし軽度の知的能力障害は, 支援がないと不登校などの不適応が認められやすい....

    DOI 医中誌

  • 改訂 ウイルス分類

    緒方 靖哉, 西山 孝, 土居 克実 化学と生物 58 (1), 20-33, 2020-01-01

    ....本稿では,ウイルス分類学の定義に基づいて,話題のウイルス,分類の改訂されたウイルス,さらに新たに発見されたウイルスについて紹介する.なお,本編には,興味のあるウイルスを手軽に検索できる索引リストを併記した....

    DOI Web Site Web Site ほか1件

  • タイ王国の<i>Conogethes</i> 属(鱗翅,ツトガ科)の分類学的再検討

    S. Chaovalit, 吉安 裕, 平井 規央, N. Pinkaew 蝶と蛾 70 (2), 65-88, 2019-08-31

    <p>ツトガ科の属<i>Conogethes</i>はノメイガ亜科に属し,インドから東南アジア,東アジア,オーストラリアにかけて分布し, 現在世界から14 種が知られている.本属には,ドリアンを含む多くの熱帯果樹を加害するモモノゴマダラノメイガ<i>C</i>. <i>punctiferalis</i>をはじめ,農林業害虫となる複数の種が知られ,日本でもモモノゴマダラノメイガはモモやクリ等の果実…

    DOI

  • 日本産イネ科ササ亜連における若干の分類学的再検討

    小林幹夫 植物研究雑誌 94 (4), 242-254, 2019-08-20

    ...<p>『日本のタケ亜科植物―原色植物分類図鑑』(2017)において採用された日本産ササ類における分類学的再検討項を改めて本誌に一括掲載した.これらはイネ科タケ亜科アルンディナリア連ササ亜連に属すもので,メダケとヤダケの推定雑種メンヤダケの新学名×<i>Pleiopseudosasa</i> <i>simojaponica</i> M....

    DOI

  • 国際抗てんかん連盟によるてんかん発作型の操作的分類:ILAE分類・用語委員会の公式声明

    Fisher Robert S., Cross J. Helen, French Jacqueline A., Higurashi Norimichi, Hirsch Edouard, Jansen Floor E., Lagae Lieven, Moshé Solomon L., Peltola Jukka, Perez Eliane Roulet, Scheffer Ingrid E., Zuberi Sameer M. てんかん研究 37 (1), 15-23, 2019-06-30

    ...この改訂の的は,一部の発作型が焦点起始あるいは全般起始どちらにも起こりうることについて承認すること,起始が観察されなかった場合でも分類を可能とすること,これまで不足していた発作型を盛り込むこと,より明快な名称を採用することである。...

    DOI Web Site 参考文献44件

  • 回顧:数量化理論とグラフ

    西里 静彦 データ分析の理論と応用 8 (1), 47-57, 2019-06-01

    ...スケーリング正当化の論文を出すことは困難を極めた.本文は現在数量化理論の砦としてかまえる同時グラフ法の強固な壁を乗り越え,正当な同時グラフには2 倍の空間が必要であることを示した.残念ながら,CGS スケーリングは2 倍の空間を考慮しなかったためにGreenacre の批判に屈した.本論文の空間2 倍説に対し読者の理解が得られ,現在広く使われている対称グラフ法(フレンチプロット)と非対称グラフ法を批判ので...

    DOI Web Site

  • ブナ葉ぶくれ線虫、<i>Litylenchus crenatae</i> の分類学的所属

    神崎 菜摘, 市原 優, 相川 拓也, 浴野 泰甫, 升屋 勇人 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 199-, 2019-05-27

    ...生態的には、<i>L. coprosma</i> が宿主樹木に立った病徴を示さないのに対し、本種は明確なゴール症状を示す。<i>L. cranatae</i> に関しては、今後、生態的特性、感染環の解明、病原学的研究が必要である。...

    DOI

  • 高知県産ショウガの研究と理科教材化

    蒲生 啓司, 中城 満, 楠瀬 弘哲 日本科学教育学会研究会研究報告 33 (5), 61-64, 2019-05-25

    ...<p>本研究では,高知県産ショウガ(9種)の花や根茎の大きさの植物分類学的品種評価と共に,含有成分のgingerol類,shogaol類及びgalanolactoneに着し,LC/MS法を用いたそれらの詳細な定量分析による品種評価法を見出した.それによって,含有成分のgingerol関連化合物は全てのショウガに比較的多量に含まれており,galanolactone含有量は品種ごとに違いがあることが判明...

    DOI

  • 日本における過去20 年間の新第三系放散虫化石層序学の進展

    本山 功 BULLETIN OF THE GEOLOGICAL SURVEY OF JAPAN 70 (1-2), 125-136, 2019-03-29

    ...深海掘削コアに基づいて中部中新統にまで遡って古地磁気層序との直接対比がなされ,それによって化石帯と生層序イベントの数値年代が精度良く求められたことが挙げられる.第二に,北西太平洋,カリフォルニア沿岸海域,日本海などの異なる海域の地域的な放散虫化石層序の研究が進んだこと,そして,第三に,改訂された放散虫化石帯が陸上の新第三系セクションの対比に適用されるようになったことが挙げられる.これらの進歩とともに,分類学的研究...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献4件 参考文献72件

  • 心霊スポットの空間分布パターンにみる超常現象観の時代変化

    鈴木 晃志郎, 于 燕楠 日本地理学会発表要旨集 2019s (0), 35-, 2019

    ...<b>研究的</b><br><br> 本発表は,地理学が得意とする空間的可視化の手法を用いて,富山県内の心霊スポットの分布が現代と100年前とでどう異なるかを空間解析し,その違いをもたらす要因について考察することを的とする.本発表はエミックに扱われがちな事象をエティックに捉える試みであり,民俗学を中心に行われてきた妖怪変化の分類学を志向するものでもなければ,超常現象そのものの有無を論ずるオカルティズム...

    DOI

  • プログラミング教育の標と評価のあり方について

    加納 寛子 日本科学教育学会年会論文集 43 (0), 401-404, 2019

    ...<p>すべての教育活動において,「子供たちにどういった力が身に付いたか」という学習の成果を的確に捉え,教員が指導の改善を図るともに,子供たち自身がらの学びを振り返って次の学びに向かうためには,教育標の設定と評価は必要不可欠である.しかしながら,プログラミング教育に関して,教育標の設定と評価のあり方についての議論が希薄である.そのため本稿では,B.S.ブルームの教育標の分類学(Taxonomy)...

    DOI

  • 樹木花粉

    岡藤 郁夫 日本小児アレルギー学会誌 33 (5), 758-768, 2019

    ...その結果, 異なる樹種間の分類学的関係および分子学的関係を知ることで, 一見無関係な樹種間の交差反応性の予測が可能となった. 花粉症診療において, 原因アレルゲンを同定するためにこれらの知識は大いに役立つだろう.</p>...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献24件

  • ミトコンドリア遺伝子<i>ND5</i>の解析による昆虫の特定

    山内 啓正, 原田 雅己, 但馬 良一 食品衛生学雑誌 59 (6), 265-268, 2018-12-25

    ...<p>ミトコンドリア遺伝子<i>ND5</i>の多型を利用して,昆虫をその主要な5つの分類学上の(双翅,膜翅,半翅,鞘翅,鱗翅)のレベルで識別する方法を開発した.すなわち,複数の種のDNA塩基配列を決定し,それぞれのに特徴的な塩基を19塩基以上見いだした結果,従来技術より正確にまた簡易に,のレベルでの識別を行えることが分かった.</p>...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献3件

  • カキの害虫ムーアキシタクチバの同胞種ミナミキシタクチバ(新称)の日本からの発見

    綿引 大祐, 吉松 慎一 蝶と蛾 69 (2), 75-83, 2018-10-31

    ...とした国内外より得られたサンプルを用いて詳細な分子・形態分類学的研究を行ったところ,アジア産のいわゆるムーアキシタクチバには明らかに異なる2つの分類群が混在し,そのうち一方がオーストラリア地域の別亜種とされてきた <i>H. deflorata australiae</i>に該当することが分かった.また,これらの分類群は雌雄交尾器形態(Figs 9-12)とDNAバーコード領域の塩基配列(Fig....

    DOI

  • CNN特徴量学習に基づく画像検索による食事画像カロリー量推定

    會下 拓実, 下田 和, 柳井 啓司 電子情報通信学会論文誌D 情報・システム J101-D (8), 1099-1109, 2018-08-01

    ...,クラス分類や物体検出などの主なタスクの精度が飛躍的に向上しており,現在ではその応用技術が様々なアプリケーションに使用されている.また,CNNの中間層から得られる活性値は画像特徴量として高い表現力を獲得しており,このCNN特徴量に基づく画像検索手法は高い性能を示している.そこで本研究ではCNN特徴量に基づく画像検索による食事画像からのカロリー量推定を行う.また,より良い特徴表現の獲得のためにクラス分類学習...

    DOI 医中誌

  • ベニモンアオリンガとオオベニモンアオリンガの分類学的 関係,日本における両種の分布を参考に

    綿引 大祐, 吉松 慎一 蝶と蛾 69 (1), 11-18, 2018-07-31

    ...<br/> 今回の分子学的研究により判明した両分類群の<i>mt</i>DNAのCOIの一部領域の塩基置換率1.8%は,チョウの最も近縁な種間で見られる平均的な置換率よりやや低い値であるものの,1:分類が難しい属においては同程度の置換率の例がいくつか報告されていること(例えば交尾器を含む外部形態での識別が難しいヤガ科<i>Euxoa</i>属)(Hausmann et al. 2011),2:両分類群...

    DOI

  • A new species of the genus Hondoniscus (Crustacea: Isopoda: Trichoniscidae) from Mt. Ureira-san, Iwate-ken, northern Japan

    布村, 昇, 小松, 貴 富山市科学博物館研究報告 = Bulletin of the Toyama Science Museum 42 35-39, 2018-07-01

    ...岩手県宇霊羅山で見つかったホンドワラジムシ属Hondoniscusの一種を,新種Hondoniscus ureirensis(和名新称:ウレイラワラジムシ)として記載した.本種は,宇霊羅山の近くにある鍾乳洞(龍泉洞)だけにすむ固有種・ホンドワラジムシH. kitakamiensisによく似ているが,があるなどの特徴で区別される(ホンドワラジムシはが退化している).なお標本は富山市科学博物館に収蔵...

    機関リポジトリ

  • 南硫黄島の大型土壌動物(予報)

    Kishimoto, Toshio, Sasaki, Tetsuro, Wada, Shin-ichiro, 岸本, 年郎, 佐々木, 哲朗, 和田, 慎一郎 小笠原研究 = Ogasawara research (44) 295-304, 2018-07

    ...ハンドソーティング法とツルグレン法を用いた調査を行い、これまでに5綱1525科57種が確認されているが、このうちの多くの分類群の分類学的検討はこれからである。今回の調査で初めて発見されたものも多く、レベルではカニムシやナガミミズの発見があった。...

    機関リポジトリ HANDLE

  • 樹木形質データベースの紹介と活用

    小野田 雄介, 長田 典之, 饗庭 正寛, 黒川 紘子 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 722-, 2018-05-28

    ...多様性の空間構造を理解し、またそれが生態系機能にどのように関係するかを明らかにするためには、多様性を分類学的記載だけでなく、機能的に評価を行う必要がある。森林科学では、古くから毎木調査が行われ、樹木の成長を様々なスケールで比較する研究が行われてきた。...

    DOI

  • ヘスペロルニス:白亜紀の潜水鳥類の起源と進化

    田中 公教, 小林 快次 日本鳥学会誌 67 (1), 57-68, 2018

    ...い,現生鳥類がいつ頃から多様化を始めたのかを議論し,中生代の鳥類の最近の系統分類学を概観する.さらに,ヘスペロルニスの発見からこれまでの研究を概説し,明らかになってきたヘスペロルニスの生態や今後の研究課題について議論する....

    DOI Web Site Web Site 参考文献67件

  • P1-11 中国横断山脈地域産<i>Salvia</i>属植物の化学成分と多様性

    大崎 愛弓, 川邉 浩史, 桑田 佳奈, 舟崎 真理子, 廣田 洋, 塚田 悠, 小宮山 哲平, 影近 弘之, 岡本 育子, 通 元夫, 齋藤 義紀, 龔 洵 天然有機化合物討論会講演要旨集 60 (0), 325-330-, 2018

    ...さらに調査対象を広げることとし,横断山脈地域に幅広く分布するシソ科Salvia属(アキギリ属)植物に注し,化学成分の調査を行った2-4。本属植物は,現在まで数多くの成分研究が行われてきたが5,種の区分に曖昧な部分や混乱していると考えられる点も見受けられる。また,未だ研究の行われていない種も多く存在する。そのため分類学的な研究が求められている。...

    DOI

  • 化石? 生薬? 竜骨の資源問題とその解決方法について考える

    渥美 聡孝 ファルマシア 54 (1), 70-70, 2018

    ...近年,九州では大型肉食恐竜の歯の化石が発見され,恐竜研究の地として注を集めている.古代生物の化石は生物史や系統学,分類学など古生物学的に重要な意義を持つものである.化石の中には竜骨という名で生薬として用いられるものもあるが,恐竜に由来するものではない.第17改正日本薬局方では,竜骨は「大型ほ乳動物の化石化した骨で主として炭酸カルシウムからなる」と規定されており,漢方薬原料として用いられている.しかし...

    DOI

  • 螺鈿に使われる貝殻の分析

    矢崎 純子, 南條 沙也香, 小林 公治, 松田 泰典, 小松 博 宝石学会誌 33 (1-4), 36-, 2018

    ...</p><p>※1 二枚貝における殻体構造の進化、魚住 悟、鈴木清一、「軟体動物の研究」1981, 63-77,大森昌衛教授還暦記念論文集刊行会</p><p>※2 動物系統分類学 5(下)軟体動物(Ⅱ)</p>...

    DOI

  • アジア産トウヒレン属(キク科)の分類学的研究VIII.本州産の3 新種

    門田裕一 植物研究雑誌 92 (2), 69-81, 2017-04-20

    ...に似るが,①総苞が細長く,②数多くの苞葉があり,③総苞片が11–12 列であり,④総苞外片が長卵形である点で異なる.この亜節は東アジア固有で,これまでに4 種が知られており,サドヒゴタイは5 番の種となる.併せて,ヒメヒゴタイ亜節subsect....

    DOI

  • 数学試験の解答形式に関する一考察

    安野 史子, 宮埜 寿夫 データ分析の理論と応用 6 (1), 47-61, 2017-03-01

    ...<p>記述形式の数学試験において,どのような解答方略であっても,正解までの論理的な筋道が示されていれば,同じ評価(得点)が与えられる.しかし,採点過程で,誤答や解に至らなくても,数学的思考力・判断力・問題解決能力等を評価するに値する解答があることは採点者間では既知の事実である.そこで,本研究では,記述形式の数学試験の解答方略に着し,「得点」とは異なる評価を探ることを的とし,記述形式の答案を解答方略別...

    DOI Web Site

  • 関西大学英語入試問題データの分析

    水本 篤, 脇田 貴文, 名部井 敏代 データ分析の理論と応用 6 (1), 21-29, 2017-03-01

    ...は受検者の今後に大きな影響を与えるハイステークス・テストであるが,一般的に情報の開示が難しいため,その品質保証のためにテスト理論を活用してテスト自体の改善を行うという取り組みはこれまでに報告されていない.そこで本研究では,現行の関西大学英語入試問題実施データを分析し,その構造的妥当性を検証した.また,受検者の各問題セクションの合計得点が,テストの総合計点にどのように寄与しているかを探った.多次元項反応理論...

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか1件

  • 評定尺度における反応傾向を考慮した係留寸描データのベイズ的項反応モデル

    北條 大樹, 岡田 謙介 データ分析の理論と応用 6 (1), 113-125, 2017-03-01

    ...してしまうという問題点がある.この両者を分離可能なデータ収集法として係留寸描法が提案されており,とくに近年,現代テスト理論に立脚した係留寸描データのベイズ多次元IRT 型モデルが提案された.こうした中で,本研究では先行研究を3 点において拡張した.第1 に,数値的なベイズ推定法および予測の観点からみて妥当性の高い情報量規準である,WAIC とPSIS-LOO を用いたモデル選択を導入した.第2 に,項パラメータ...

    DOI Web Site

  • キーセンテンスと錯乱枝の語の重複・設問タイプが錯乱枝の選択率に及ぼす影響

    寺尾 尚大, 石井 秀宗, 野口 裕之 データ分析の理論と応用 6 (1), 63-82, 2017-03-01

    ...・対義語錯乱枝の選択率が高かった.一方,上位レベル設問では,語の重複に関して下位レベル設問とは逆の結果が得られた.本研究の結果から,今後の項作成の際,下位レベル設問では語の重複を含む錯乱枝を,上位レベル設問では語の重複のない錯乱枝を作成すれば,英語文章読解項が受検者の認知過程を反映し,識別力を向上できる可能性が示唆された....

    DOI Web Site

  • 学力テストの下位領域に関する多次元IRT分析

    坂本 佑太朗, 柴山 直 データ分析の理論と応用 6 (1), 31-45, 2017-03-01

    ...における中学校2年生数学データ (N=9,102)に対して,多次元IRTを使って下位領域特有の影響について定量的に検証した例を示す.その結果,テスト全体が測定する「数学力」よりも下位領域特有の影響を強く受けている項は25項中2項存在し,その内容は定性的な観点からも妥当であることが確認できた.つまり,多次元IRTを用いることにより,テスト項の測定内容に関して項レベルで次元に応じた情報が得られることを...

    DOI Web Site

  • アイトラッカによる試験時の聴覚利用型不正行為判別

    小方 博之, 赤間 操, 鈴木 聡 データ分析の理論と応用 6 (1), 127-139, 2017-03-01

    ...<p>筆者らは,自宅受験のような監督者不在のオンライン試験において,不正行為判別を自動化する方法について検討している.受験時に行われる不正を自動検出できるようになれば,評価への信頼を保つことにつながり,オンライン試験の公平性を高められる.ここでは,受験者の眼球運動に着し,イヤホンなどを使用した聴覚利用型不正行為をアイトラッカによって判別する手法を提案する.受験者が課題文を読み,解答する形式の試験を...

    DOI Web Site 被引用文献1件

  • 大学入学者選抜制度における「複数回受験」の研究

    木村 拓也, 安野 史子, 荒井 克弘 データ分析の理論と応用 6 (1), 3-19, 2017-03-01

    ...<p>本稿の的は,臨時教育審議会から議論が繰り返されてきた大学入学者選抜制度における「複数回受験」について実データで分析することにある.「複数回受験」の是非を吟味する分析視角は,「複数回受験」した場合,1. 入学者選抜が総合順位で決定されるため,その成績間において相関関係が担保されているか否かの検証(順序性の評価),2....

    DOI Web Site

  • 多重対応分析による「言語運用力」と「数理分析力」の問題項の特徴分析

    椎名 久美子, 宮埜 寿夫, 荒井 清佳, 桜井 裕仁, 伊藤 圭, 小牧 研一郎, 田栗 正章, 安野 史子 データ分析の理論と応用 6 (1), 83-99, 2017-03-01

    ...<p>大学で学ぶための基本的能力を「言語運用力」と「数理分析力」という2つの分野で測定しようとする試験に関して,2値の得点データの多重対応分析によって問題項の特徴を検討した.各問題項には,測定しようとする能力を分類したラベルを付し,多重対応分析の3次元解と対応させて,各次元を解釈した.1 次元は総合的な学力評価を表す次元,2次元は,数や式の扱いや比較的単純な法則を理解する能力を要する項と,...

    DOI Web Site

  • 日本産ハエドクソウ属 2 種の輪郭

    遠藤泰彦, 宮内智成 植物研究雑誌 92 (1), 1-11, 2017-02-20

    ...<p> 日本においてハエドクソウ属は形態の違いから2 型が知られており,これを品種の階級または変種の階級で分類するという考えがある.一方で,種の階級で分類するべきであるとする考えや同一種とする考えもある.本研究では,日本産ハエドクソウ属の形態変異の実態を明らかにし,その結果に基づいた,分類学的な取り扱いの提案を的とした....

    DOI

  • ブータン東部産<i>Pieris erutae</i> の新亜種記載,及びヒマ ラヤ産<i>Pieris napi</i> グループに関する分類学的考察

    田所 輝夫, Sonam WANGCHUK, Sonam WANGDI, Karma WANGDI, Sherub, Rinchen WANGDI, Sangay DRUKUPA, 原田 基弘, 斎藤 基樹, 青木 俊明, 山口 就平, 五十嵐 昌子, 渡辺 康之, 矢後 勝也 蝶と蛾 68 (3-4), 81-91, 2017

    ...に属することが確認されている(ヒマラヤの <i>Pieris napi</i> グループ*各種の記載の経緯に関しては本文参照).これらのチョウに加えて,日本とブータンの共同学術調査隊が2011 年8月に行ったブータン東部での蝶類調査の際に採集した<i>napi</i> グループ*種(Figs 2-A,B)を形態学的に総合比較することで,ヒマラヤ山脈沿いに分布する<i>napi</i> グループ*の分類学的考察...

    DOI Web Site

  • 分類学者の情報発信ツールとしてのウェブサイト

    渡辺 恭平 昆蟲.ニューシリーズ 19 (4), 172-177, 2016-10-05

    ...<p>分類学者個人がウェブサイトを作成し,多様性情報の発信や普及を行うメリットや実際に作成する際に留意すべき点について紹介した.ウェブサイトで分類学者が多様性情報を発信する主な利点は,分類学者がもつインフラ整備士としての役割を世の中の人々に知らせ,社会的重要性を高めることと,対象分類群に関心を持つ人をつなぐことにある.ウェブサイトの作成は無料のサービスを活用すると容易であり,研究との両立にも都合が良...

    DOI Web Site

  • 無発語自閉症スペクトラム幼児の音声言語への介入の試み

    楯 誠 自閉症スペクトラム研究 14 (1), 33-43, 2016-09-30

    ...<p>1名の無発語自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害の幼児に対して、音声言語の獲得を指した個別指導を行った。弁別・分類学習、模倣学習、音声による要求表出の般化を中心に、学習理論に基づくアプローチが取られた。就学までのほぼ1 年間の指導の結果、言語に関わる認知機能の向上や、個別指導の各場面における音声による要求表出の増加が確認された。...

    DOI Web Site 医中誌

  • Marine isopod crustaceans collected from Shijiki Bay, western Japan (3) Anthuroidea

    布村, 昇 富山市科学博物館研究報告 = Bulletin of the Toyama Science Museum 40 19-36, 2016-06-20

    ...1977年と1984年に長崎県平戸市志々伎湾において東幹夫博士(調査当時は長崎大学教授)が底生生物の生態学的調査をされた際に採取された等脚甲殻類標本を順次研究し,Nunomura(2008, 2012)を公表したが,その続報としてうちウオノエ亜ウミナナフシ上科の結果を報告する.本研究では9種を確認し8種の種名決定をした.うち3種は新種であることが判明し,Mesanthura saikaiensis...

    機関リポジトリ

  • 日本新産のジュズスミレモモドキ(ダイダイサラゴケ科,地衣化子嚢菌)およびその共生藻の分類学的特徴

    大村嘉人, 溝渕 綾, 半田信司, R. Lucking 植物研究雑誌 91 (2), 74-78, 2016-04-20

    ...<p>ダイダイサラゴケ科ダイダイサラゴケ属地衣類の<i>Coenogonium moniliforme</i>ジュズスミレモモドキ(新称)が日本で初めて福岡県福岡市の住宅地の石垣上で発見された.本種は北米,南米,アフリカ,オーストラリア,アジア(ネパール)から報告されているが,地衣体が自由生活の糸状体緑藻類のスミレモ類と見間違えやすく,子器も小さく淡黄色で立たたないため,世界での採集事例も多くない...

    DOI Web Site

  • 情報ソースの種別を考慮した記事の特徴分析

    津田 高治 データ分析の理論と応用 5 (1), 49-66, 2016-03-01

    ...主観的評価をもとにした分類を用いて対応関係などを明らかにする方法を提案する.また特徴のある項を抽出する手法をも提案する.実データとしてトヨタ自動車に関する情報を分析した結果,個々の情報ソースが時系列的・内容的変化でよく特徴付けられていること,特徴ある変化を示す個別の項が当該企業の状況を反映していることが明らかになった....

    DOI Web Site

  • 対応分析を用いたアソシエーションルールによるアンケート結果の可視化

    山田 実俊, 山本 義郎 データ分析の理論と応用 5 (1), 3-15, 2016-03-01

    ...</p><p>本論文では属性を条件部に設定したアソシエーションルール分析を用いて属性に特化した特徴を抽出するルール抽出とその可視化を行った.また対応分析を用いて属性と質問項の関係をマッピングすることで,グループ間の質問項の反応の関連・相異を把握することが可能な可視化を提案し,アソシエーションルールの可視化の改良を行った.</p>...

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  • 多重対応分析の変換としての正規直交多項式主成分分析

    村上 隆 データ分析の理論と応用 5 (1), 27-47, 2016-03-01

    <p> 本研究は,多重対応分析(MCA)の解を,斜交回転した負荷行列を生み出す主成分分析(PCA)の結果として解釈可能な形に変換するための一方法を提案する.MCAの各変数に対応する個別数量化得点を正規直交化することにより,MCAの定式化がPCAのそれに変換される.さらに,カテゴリーに付与される重みの不定性を利用して,正規直交多項式による数量化を行い,得られた変量に回転をともなうPCAを適用する…

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  • タクサ:日本動物分類学会誌 40 (0), Cover3-, 2016

    DOI

  • 日本産オオバウマノスズクサ群の分類学史およびオオバウマノスズクサとアリマウマノスズクサの混同について

    渡邉- 東馬 加奈, 大井- 東馬 哲雄 分類 16 (2), 131-151, 2016

    ...三裂のものがアリマウマノスズクサと区別されることがある.しかし,これら2種それぞれに心形葉~三裂葉がみられ,種内のみならず個体内においても葉形態は変異に富み,またその変異は種間においても連続的である.一方,これら2種は花形態により明確に区別され,オオバウマノスズクサは舷部が黄緑色で広倒卵形,アリマウマノスズクサは舷部が濃紫褐色で倒三角形である.本調査では,オオバウマノスズクサとアリマウマノスズクサの分類学史...

    DOI Web Site

  • 微細構造の三次元的な理解による灰色植物の分類体系の実現を指して

    高橋 紀之, 野崎 久義 PLANT MORPHOLOGY 28 (1), 49-54, 2016

    ...<p>灰色植物は一次植物の最も原始的な形態を保持する系統群として全ゲノム解析を含めた研究が実施されているが,分類学的研究は他の2系統である緑色植物や紅色植物に比べ大きく遅れをとってきた.微細藻類の種を形態的に認識するには電子顕微鏡レベルの情報が有用と考えられるが,灰色植物においては,断片的な情報しか得られない従来の電子顕微鏡法だけでは,光学顕微鏡を超えた微細構造上の分類形質の発見は困難であった.そこで...

    DOI Web Site Web Site 参考文献20件

  • 岡山県におけるヒラ、サッパ、コノシロの食習慣

    畦 五月 日本調理科学会大会研究発表要旨集 28 (0), 183-, 2016

    ...的】分類学でのニシン上ニシンニシン科という同一の科に属するヒラ、サッパ、コノシロの食習慣に焦点をあてた。これらが、岡山県を主な利用地域として共通に食習慣が残っている要因について探った。 【方法】現代のデータは日本調理学会特別研究「魚類調査」(平成15・16年実施)より、大正から昭和初期は「日本食生活全集」より収集した。...

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  • ブナ科樹木の根から検出されるビョウタケ菌の多様性とその分類学的位置づけ

    中村 慎崇, 細矢 剛, 田中 千尋, 竹内 祐子 日本森林学会大会発表データベース 127 (0), 257-, 2016

    ...ビョウタケ(子嚢菌門)に属する菌類は、針葉樹もしくはツツジ科植物の根部内生菌や菌根菌としての報告が主であったが、近年ではブナ科樹木においてもビョウタケ菌の優占が明らかにされつつあり、樹木、菌根菌との相互作用を示唆する知見も得られている。...

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  • 耐熱性カビとして食品から分離された<i>Hamigera</i>属菌種の同定

    矢内 美幸, 吉田 信一郎, 上田 成一, 宇田川 俊一 日本菌学会会報 57 (1), 47-58, 2016

    ...<p>加熱加工食品・飲料の変敗要因になる耐熱性カビとしてユウロチウムコウジカビ科の子嚢菌 <i>Hamigera </i>属分離菌株について系統分類学的検討を行なった.食品由来の供試菌として加工用冷凍果実類から加熱処理により分離された7株,ウーロン茶原料から分離された1株の合計8菌株を使用した....

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • スズメ15科を対象とした日本鳥類録改訂第7版の学名と分類の検証

    浅井 芝樹, 岩見 恭子, 斉藤 安行, 亀谷 辰朗 日本鳥学会誌 65 (2), 105-128, 2016

    ...亜種境界には議論の余地があり,カササギとその近縁種間の分類は再検討の余地がある.ヤマガラ,ベニマシコ,オガサワラマシコについては第7版出版以降の研究によって別の学名が提唱されており,それぞれの属名は<i>Sittiparus</i>,<i>Carpodacus</i>,<i>Carpodacus</i>とすることが提唱されている.ヤマガラについては2つの亜種が種として扱われるようになるかもしれない.分類学上...

    DOI Web Site Web Site 参考文献36件

  • F<sub>1</sub>雑種ツツヤナギモ(ヒルムシロ科)の形態学的・分子遺伝学的研究

    福岡 豪, 早川 宗志 分類 16 (2), 115-129, 2016

    ...ツツヤナギモは1935年に記載されたツツイトモとヤナギモの推定雑種である.本雑種は原記載以降の記録が乏しく,消滅の可能性が危惧されていた.ツツヤナギモを含めた狭葉性ヒルムシロ属植物の雑種は親種間の識別形質が少ないため同定が難しい.そこで,愛媛県から80年ぶりに再発見したツツヤナギモの形態的特徴と遺伝的特性を明らかにすることを的に研究を行った.分子遺伝解析から,全4産地の推定ツツヤナギモはヤナギモを...

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  • 岡山県南部地域におけるヒラ,サッパ,コノシロの食習慣の変遷

    畦 五月 日本調理科学会誌 49 (6), 362-370, 2016

    ...岡山県南部地方で食用とされているヒラ,サッパ,コノシロの食習慣に注した。これら三種の魚は分類学上極めて類似し,白身が多く,しかも小骨が多いという特徴を示す。酢の物,すし,焼き物,煮物などの多彩な調理方法で三種は食べられるが,昭和初期から大正時代には,稲作行事や祭りの行事に合わせ使い分けがされている魚であった。その食習慣が形成されている背景を,江戸時代の岡山藩の文献より明らかにした。...

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  • 螺鈿に使われる貝殻の分析

    矢崎 純子, 南條 沙也香, 小林 公治, 松田 泰典, 小松 博 宝石学会(日本)講演会要旨 38 (0), 15-, 2016

    ...<br> ※1 二枚貝における殻体構造の進化、魚住 悟、鈴木清一、「軟体動物の研究」1981, 63-77,大森昌衛教授還暦記念論文集刊行会<br>※2 動物系統分類学 5(下)軟体動物(Ⅱ)...

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  • コムラサキシメジ (Lepista sordida) 菌糸体におけるフェアリー化合物の生合成経路に関する研究

    伊藤 彰将, 寺島 百合香, 崔 宰熏, 鈴木 智大, 道羅 英夫, 平井 浩文, 浅川 倫宏, 稲井 誠, 菅 敏幸, 河岸 洋和 天然有機化合物討論会講演要旨集 58 (0), Poster62-, 2016

    ...フェアリーリング惹起物質としてコムラサキシメジ (Lepista sordida) 菌糸体培養濾液から単離された2-azahypoxanthine (AHX) 及びimidazole-4-carboxamide (ICA) は、分類学上の科に無関係に試した全ての植物に対して成長調節活性を示し<sup>1,2)</sup>、イネやコムギ等の収量を大幅に増加させた<sup>1,3,4)</sup>。...

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  • TRAIL耐性克服作用を有する5’-I Fuligocandin Bの標的タンパク質同定と作用機序解析

    荒井 緑, 田口 翔太, 小松﨑 一裕, 内山 健人, 増田 彩花, 佐藤 守, 荷堂 清香, 石橋 正己 天然有機化合物討論会講演要旨集 58 (0), Oral15-, 2016

    ...天然物探索材料として興味深い変形菌は、系統分類学的には最も下等な真核生物の一つとして位置づけられ、胞子、アメーバ体、変形体、子実体など様々な形態をとる独特の生活環を有している。Fuligo candida野外子実体より単離されたこれら天然物は、アントラニル酸とプロリンが縮合した母骨格とa,b-不飽和カルボニル部を有し、2はさらにインドール骨格を有する。...

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  • 海洋における植物プランクトンの生理生態と物質循環における役割に関する研究

    古谷 研 海の研究 24 (2), 63-76, 2015-03-15

    ...重点をおいたのは,分類学的帰属が不明な種が多く含まれるピコ・ナノプランクトンの組成解明と生物量把握,種あるいはグループ特性に着した生理活性の把握である。本稿では,これまでの研究から,貧栄養海域に形成される亜表層クロロフィル極大における植物プランクトンの群集動態の解明,分類群毎の基礎生産および呼吸の把握,窒素固定生物の生態研究について得られた成果をまとめた。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献40件

  • 製品時系列を考慮したTwitter上のトピック分類

    中山 厚穂, 増田 純也, 鶴見 裕之 データ分析の理論と応用 4 (1), 17-41, 2015-03-01

    ...<p> 本研究の的は,ソーシャルメディアの1つであるTwitter上の新製品についての話題を分類しその時系列的な変化をとらえることにある.そのため,Twitter上の新製品についての書き込みデータを収集し分析を行った.近年,Twitterは利用者を急激に増やしており,市場動向をとらえるソーシャルリスニングのためのツールとして注されている.本研究では,そのようなTwitterにおける新製品についての...

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  • 3次までの積率を独立に特定できる非対称正規分布の表現

    豊田 秀樹, 池原 一哉, 吉田 健一 データ分析の理論と応用 4 (1), 57-77, 2015-03-01

    ...<p> 本研究の的は,3 次までの積率を明示的にかつ独立に特定できる確率分布を構成することである.非対称正規分布の母数に変換を施して,平均・分散・歪度を直接パラメタライズできるように新たな確率密度関数を構成する.3 次までの積率を独立に特定することで,(1) 統計モデルの一部として組み込んだ際に,直接歪度を推定すること,(2) 潜在変数(因子)の歪度を直接推定すること,(3) 群間で歪度を...

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  • 農業環境技術研究所所蔵の井上寛博士のメイガ上科 (昆虫綱:チョウ) コレクション

    吉松 慎一, 中谷 至伸, 吉武 啓 農業環境技術研究所報告 = Bulletin of National Institute for Agro-Environmental Sciences 34 101-142, 2015-03

    ...農業環境技術研究所に保管されている井上寛博士により寄贈されたパラタイプ標本を含む日本産メイガ上科463点(216属433種)の標本録を作成した。和名、学名に加えて標本ラベルに記載されている採集場所・採集日・採集者の情報を報告するとともに一部の種については標本情報や分類学的扱い等に関するコメントを付した。また、特筆するべき種として7種をあげ、種の解説と全形写真を掲載した。...

    DOI 機関リポジトリ 日本農学文献記事索引 ほか1件

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