小川 佐和子
人文學報
116
85-106,
2021-03-31
日本におけるソ連映画の受容は, 映画そのものではなく, 映画理論を輸入するところから始まった。日本では1920年代から30年代にかけて, 革命後のモンタージュ理論の紹介が盛んに行われ, 多彩な理論家たちが輩出されていった。わけても, 共産主義が流行した同時期は「傾向映画」の登場もあり, ソビエト映画理論の紹介とプロレタリア映画理論が紙上を賑わせた。ソビエト映画は日本に輸入されても, …
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