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検索結果 8,752 件

  • 重度の緑内障を伴い,手指の凍瘡様紅斑から診断に至ったAicardi-Goutières syndromeの1例

    入江 絹子, 平岩 朋子, 山本 俊幸 日本皮膚科学会雑誌 134 (6), 1629-1636, 2024-05-20

    <p>17歳女性.乳児期から暗紫紅色斑を手指,足趾に認め,重度の凍瘡として治療されていた.開放隅角緑内障の既往あり,同症状の家族歴なし.当科初診時は春であったが,両手指背側,両耳介,膝に暗赤色斑,痂皮,瘢痕が多発し,爪の部分的脱落を認めた.各種自己抗体は陰性.夏季は症状改善していたが,冬季は手指・足趾に水疱形成,潰瘍化を認めた.遺伝子検索を行ったところ,<i>TREX1</i>遺伝子にヘテロ接合…

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  • 救命救急センター病棟の聴診器の汚染度

    小野内 汐美, 大山 清実広, 安永 天音, 星野 凪沙, 大橋 一孝, 鈴木 光子, 大山 亜紗美, 小野寺 誠, 伊関 憲 日本臨床救急医学会雑誌 27 (2), 75-79, 2024-04-30

    <p><b>目的</b>:聴診器の汚染度を,ルミテスターを用いてATP拭き取り法で測定した。聴診器の汚染度を測定し,その後酒精綿で拭って効果があるかを検討した。<b>方法</b>:救命救急センター病棟で用いている看護師の聴診器を無作為に抽出し,ルミテスターを用いて聴診器の膜型面の汚染度を調べた。酒精綿を用いて10秒間拭き,5分乾かした後に測定した。また,膜型面の細菌培養検査を行った。<b>結果<…

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  • NPPV慢性呼吸不全患者に対する遠隔看護プログラム介入前後のセルフケア能力の比較

    霜山 真, 三塚 由佳, 高橋 識至, 小川 浩正, 佐藤 冨美子 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 32 (2), 205-211, 2024-04-30

    <p>【目的】非侵襲的陽圧換気(NPPV)を受けている慢性呼吸不全患者に対する遠隔看護プログラムの効果を,介入前後のセルフケア能力の比較で検討した.</p><p>【方法】総合病院呼吸器内科外来のNPPV患者を対象に,遠隔看護プログラムを3カ月間実施した.低セルフケア能力群と非低セルフケア能力群に分けて,介入前後のSelf-Care Agency …

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  • 肉芽腫性動脈炎を呈した好酸球性多発血管炎性肉芽腫症の1例~診断の根拠となる特異的な病理組織所見の検討

    伊藤 崇, 陳 科榮, 山本 俊幸 日本皮膚科学会雑誌 134 (4), 743-748, 2024-04-20

    <p>65歳男性.気管支喘息,多発性単神経炎,腎障害,消化器症状あり.採血ではIgE上昇,末梢血好酸球増多を認め,MPO-ANCA陽性であった.当科初診時,両下肢にリベドに混じて浸潤性紅斑と皮下結節が数カ所みられた.皮下結節からの生検組織像は,真皮―皮下組織境界部の筋性血管のフィブリノイド壊死,血管壁に沿ってangiocentricな組織球の著明な浸潤,さらにその周囲に多数の好酸球浸潤に囲まれる…

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  • 経時活動記録のテキストマイニングによる解析—令和元年台風19号における福島県の医療活動より—

    田代 雅実, 島田 二郎, 稲葉 洋平 日本災害医学会雑誌 29 (1), 54-60, 2024-04-13

    <p>【目的】令和元年台風第19号における福島県の災害派遣医療チーム(DMAT)活動に焦点を当て、経時活動記録から、災害時の話題やその変化を客観的に評価した。【結果】文字数と文数の推移は、超急性期から急性期にかけて増加傾向を示し、亜急性期に急激な減少となった。経時活動記録に頻出する語が時期によって変化した。【考察】超急性期には「病院」と「DMAT」が頻出し、DMATが医療機関への対応情報を積極的…

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  • 臨床神経生理研修カリキュラムが定める到達目標グレードの妥当性の検討

    神 一敬, 植松 明和, 内山 真, 川合 謙介, 川端 茂徳, 小林 勝弘, 酒田 あゆみ, 高橋 修, 内藤 寛, 花島 律子, 藤原 俊之, 矢部 博興, 園生 雅弘 臨床神経生理学 52 (2), 95-111, 2024-04-01

    <p>日本臨床神経生理学会は, 脳波部門, 筋電図・神経伝導部門の2分野の専門医・専門技術師制度を運用している。専門制度委員会が「臨床神経生理専門医・専門技術師研修カリキュラム (案) 」としてまとめた, 身につけるべき知識・技能の到達目標としてのグレードの妥当性を検証するためのアンケート調査を行った。委員会設定グレードが妥当であるという回答が80%未満に留まったものを, …

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  • 理学療法士養成機関における災害時対応に関する教育の実施状況:

    森山 信彰, 舟見 敬成, 小野田 修一, 山田 秀彦, 安村 誠司 理学療法教育 4 (1), 1_74-1_80, 2024-04-01

    <p>本研究では理学療法士養成機関における災害リハビリテーション,特に避難行動要支援者の個別避難計画(以下,「個別避難計画」)に関する教育の実施状況を調査し,卒前教育の方針検討の一助とすることを目的とした。全国の理学療法士養成機関271校を対象に2023年3月に郵送による質問紙調査を行った。調査項目は,機関の属性,災害リハビリテーション,「個別避難計画」に関する授業の実施状況,実施していない場合…

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  • オンラインビデオ通話での運動介入により自閉症スペクトラム症児の前転運動の目標が達成された事例

    宇田 紗彩, 堂面 勝哉, 後藤 颯人, 橋本 咲子, 楠本 泰士 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 112-112, 2024-03-31

    <p>【はじめに、目的】</p> <p>自閉スペクトラム症 (以下ASD)はコミュニケーションの困難やこだわり、常同行動が行動の特性として見られる神経発達症の1つである。ASDには運動の障害である発達性協調運動障害が頻繁に併存し、粗大、微細運動、姿勢制御の問題があると言われている。運動の障害は日常生活や学校での活動への参加に支障をきたすことが示唆され、支援の必要性があると考えられる。また…

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  • 脳性麻痺患者におけるPosture and Postural Ability Scaleと PEDIの関係性

    石田 優樹, 楠本 泰士, 木村 優希, 儀間 裕貴 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 121-121, 2024-03-31

    <p>【はじめに、目的】</p> <p> 脳性麻痺 (以下、CP)患者の日常生活動作 (以下、ADL)が制限される一因として姿勢障がいやアライメント不良がある。しかし、臨床で簡易的に姿勢を評価できる尺度が無く、姿勢とADLの関 係について着目した報告は少ない。姿勢の評価尺度には Posture and Postural Ability Scale …

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  • 定型発達児における追視や注視を行うゲーム施行中の眼球運動

    高橋 恵里, 楠本 泰士, 仲村 佳奈子 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 146-146, 2024-03-31

    ...</p> <p>【倫理的配慮】</p> <p>本研究は福島県立医科大学倫理審査委員会の承認を得て実施した。対象者には口頭と文書にて説明し、同意を得て実施した。本研究への協力を断っても、何ら支障のないことを書面にて伝えた。</p>...

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  • 歩行可能な脳性麻痺患者の立位姿勢の特徴

    眞柴 知穂, 木村 優希, 儀間 裕貴, 楠本 泰士, 石田 優樹 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 166-166, 2024-03-31

    <p>【はじめに、目的】</p> <p> 脳性麻痺 (以下、CP)患者は関節拘縮や骨変形による姿勢障がいが生じやすく、また下肢屈曲位の立位姿勢が観察されやすいと報告されている。しかし、臨床で簡易的に姿勢を評価できる尺度が無く、歩行可能なCP患者の立位姿勢に着目した報告は少ないのが現状である。姿勢の評価尺度にはPosture and Postural Ability Scale …

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  • 独歩を獲得した健常幼児の発達状況と靴の形状の関係

    高木 健志, 新田 收, 高橋 恵里, 楠本 泰士 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 57-57, 2024-03-31

    <p>【はじめに、目的】</p> <p> 近年、幼児の足部の発達に関わる要素として、靴におけるつま先の余裕が重要と考えられているが、日常使用している靴のつま先の余裕 (以下:つま先の余裕)と乳幼児の運動発達との関係についての研究は限られている。 本研究は、独歩可能な乳幼児の発達状況とつま先の余裕の関連性を明らかにすることを目的とし、遠城寺式乳幼児分析的発達検査法 …

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  • 運動量の確保と食事療法にて小児肥満の改善に至らなかった症例

    佐々木 優太, 中島 卓也, 依田 奈緒美, 楠本 泰士, 真野 英寿 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 99-99, 2024-03-31

    <p>【はじめに】</p> <p> 近年,小児肥満の割合は増加しており,大きな問題となっている.小児肥満は成人肥満に繋がりやすく,学童期肥満で4割,思春期肥満で7割が成人肥満に移行するとされ,幼児期からの対応が重要とされている.肥満治療では運動療法・食事療法を併用し,生活習慣の改善が必要とされ,3歳から5歳までの児では1日3時間の運動が推奨されている.しかし今回,小児肥満児に対して運動量…

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  • ICTを活用した遠隔支援により、デイサービスにおける自立支援の機能強化を目指した取り組み

    中瀬 咲子, 安齋 紗保理, 山中 信, 植田 拓也, 新井 武志, 柴 喜崇 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 249-249, 2024-03-31

    <p>【はじめに、目的】</p><p> 近年、要介護者の自立支援が重要課題となっている。我々は、リハビリテーション専門職 (以下、リハ専門職)の遠隔支援により、デイサービス事業所の自立支援の機能強化を目指す取り組みを実施している。本報告では、本取り組みの課題と展望について報告する。 </p><p>【方法】</p><p> 神奈川県内の1日型デイサービス1か所をを対象とし、利用者評価 …

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  • ランドセル症候群の児童の歩行と走行の特徴  ― 福島子どもコホート調査 ―

    楠本 泰士, 髙橋 恵里, 浅尾 章彦, 遠藤 康裕, 小俣 純一, 横塚 美恵子, 矢吹 省司, 神先 秀人 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 100-100, 2024-03-31

    ...</p> <p>【倫理的配慮】</p> <p>本研究は福島県立医科大学倫理審査委員会の承認を得て実施した。対象者には口頭と文書にて説明し、同意を得て実施した。本研究への協力を断っても、何ら支障のないことを書面にて伝えた。</p>...

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  • 小児の理学療法介入におけるCOPMの有用性の検討

    佐々木 優太, 中島 卓也, 依田 奈緒美, 楠本 泰士, 真野 英寿 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 167-167, 2024-03-31

    <p>【はじめに,目的】</p> <p> 発達障害児や診断名のついていない発達遅滞児では,Pediatric Evaluation of Disability Inventory(PEDI)やこどものための機能的自立度評価法(Functional Independence Measure for Children:Wee FIM)などの従来の評価方法で把握することが …

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  • 視覚関連の症状がある児童に対するアイトラッカーを用いたデジリハアプリでの介入効果

    吉野 ゆい, 楠本 泰士, 仲村 佳奈子 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 60-60, 2024-03-31

    ...</p> <p>【倫理的配慮】</p> <p>本研究は福島県立医科大学倫理審査委員会の承認後(承認番号:一般2022‐006)、対象者である保護者には口頭と書面で説明し、承諾を得て実施した。本研究への協力を断っても、今後の診療や通院には何ら支障のないこと、一度同意した後でも同意を撤回できることを口頭と書面にて伝えた。</p>...

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  • 地域在住高齢者は若年者より前かがみで歩くが躓きやすいわけではない

    佐藤 春彦, 上出 直人, 坂本 美喜, 安藤 雅峻, 柴 喜崇 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 166-166, 2024-03-31

    <p>【はじめに】</p><p> 高齢者の歩行は速度の低下が特徴であるが、速度の低下がみられなければ、若年者と変わらない歩き方といえるのだろうか。われわれは、地域在住高齢者と健常若年者それぞれの歩行計測データを用い、性別と身長、体重をマッチさせ、運動学的変数および躓きに関する指標を両者で比較することとした。本研究の目的は、歩行速度の影響を除いた時、健康な高齢者と若年者の歩行では何が違うのか、また…

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  • 地域在住高齢者における早朝のラジオ体操会への参加が身体的,精神的,社会的側面に及ぼす効果

    植田 拓也, 柴 喜崇, 鹿内 誠也, 土屋 彰吾, 畠山 浩太郎, 渡辺 修一郎 日本予防理学療法学会雑誌 3 (2), 2-9, 2024-03-31

    <p>【目的】早朝のラジオ体操会への参加による,地域在住高齢者の1 年後の身体機能,精神的健康度,社会的紐帯への効果を明らかにすることとした。【方法】ラジオ体操会に参加している地域在住高齢者(体操群)と同地域で開催した介護予防健診に参加し,傾向スコアマッチングで抽出された地域在住高齢者(コントロール群) 84 名を対象に,ベースライン及び1 年後調査で,体力測定,WHO-5 …

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  • 脳性麻痺患者におけるPosture and Postural Ability Scaleの信頼性と妥当性の検討

    木村 優希, 儀間 裕貴, 楠本 泰士, 林 寛人, 久司 夏井, 眞柴 知穂, 樋口 滋, 深澤 宏昭, 石田 優樹 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 165-165, 2024-03-31

    <p>【はじめに】</p> <p> 粗大運動能力分類システム (Gross Motor Function Classification System; GMFCS)でレベルⅣやⅤに相当する重度脳性麻痺患者では、脊柱側弯や股関節脱臼、風に吹かれた股関節変形などの状態を複合的に指す“Postural …

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  • 応用歩行の向上を目標とし包括的に歩行機能評価を用いて理学療法介入を行った脳性麻痺児の一症例

    脇 遼太朗, 楠本 泰士, 加藤 愛理, 宮本 清隆 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 171-171, 2024-03-31

    <p>【はじめに、目的】</p> <p> 小児理学療法ガイドラインにおいて、粗大運動能力分類システ ム (以下、GMFCS)Ⅰレベルの脳性麻痺児の理学療法の最終目標として応用歩行が挙げられており、階段や不整地、物や人などの状況に応じた歩行など、より応用場面での歩行獲得に向けて、歩行パターンや速度、持久力、バランスなどの歩行機能を向上する介入が重要とされている。また、近年脳性麻痺児に対する…

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  • 15年間における朝のラジオ体操会参加者と体力測定会を協働した経験

    鹿内 誠也, 植田 拓也, 土屋 彰吾, 水野 翔太, 畠山 浩太郎, 柴 喜崇 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 255-255, 2024-03-31

    <p>【はじめに、目的】</p><p> 神奈川県内R公園での地域在住高齢者主体のラジオ体操会に参加し、2009年より年に1回の身体機能評価を中心とした体力測定会を開催し、15年間関わっている。2020年度まで近隣の大学の学部学生の卒業論文の一環として、年1回100名程度、延べ1264名(2020年度は82名)の規模の体力測定会の機会を参加者に提供していたが、継続が難しくなった。体力測定会の継続の…

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  • オンラインビデオ通話での運動介入により運動の苦手さがある児童の運動目標の達成された事例

    堂面 勝哉, 後藤 颯人, 宇田 紗彩, 橋本 咲子, 楠本 泰士 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 113-113, 2024-03-31

    <p>【はじめに、目的】</p> <p> 令和4年の文部科学省の調査で、小・中学校の普通級に在籍する児童のうち8.8%が学習面又は行動面で著しい困難を抱えていることが示された。学習や行動面の障害のある児童の中には協調運動の課題が併存することが多いことも指摘されており、運動の困難さにより日常生活や学校での活動への参加に支障をきたすことから運動面の支援の必要性が示唆される。また、昨今は新型コ…

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  • 生後6ヶ月で上肢リーチング動作が出現した13トリソミー児の一症例

    阿部 純平, 小野 洋子, 楠本 泰士, 飯沼 香織, 宍戸 啓太, 大内 一夫, 佐藤 真理 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 70-70, 2024-03-31

    <p>【はじめに、目的】</p> <p> 13トリソミーは、13番目の常染色体異数性疾患であり、出生児の約10,000~20,000に1人と言われている。先天性心疾患など多彩な合併症を呈し、1年生存率は約8~10%である。生命予後不良として、従来は積極的な治療が行われてこなかった。しかし近年、積極的な治療により生命予後が改善するとの報告が増 …

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  • コロナ禍の行動制限が高齢者の身体・社会・精神的機能に与えた影響:年齢による機能低下と区別した検討

    深瀬 裕子, 上出 直人, 坂本 美喜, 安藤 雅峻, 市倉 加奈子, 柴 喜崇, 田ヶ谷 浩邦 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 148-148, 2024-03-31

    <p>【はじめに、目的】</p><p> COVID-19感染症拡大防止のための行動制限は高齢者にも様々な影響を及ぼしたことが報告されている。しかし,それらの先行研究のほとんどは1時点の調査や,コロナ禍から調査が行われたものであり,行動制限による影響と加齢による変化を区別することが難しかった。本研究は,2016年から実施している調査データを用いることで,諸機能の変化についてコロナ前後の変化と経年変…

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  • 回復期リハビリテーション病棟患者における退院後の転倒の実態と関連要因の検討

    髙橋 祥子, 藤田 貴昭, 笠原 龍一, 西山 和貴, 佐藤 秋博, 木皿 悠太, 神保 良平, 山本 優一 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 242-242, 2024-03-31

    <p>【目的】</p><p> 高齢者や脳血管疾患患者では病院退院後に転倒リスクが高くなることが報告されており (Naseri et al, 2018; Foster et al. 1995),大腿骨近位部骨折患者でも再骨折リスクが高いことが知られている (Hagino et al. 2012).回復期リハビリテーション病棟の入院患者は高齢者や脳卒中患者,大腿骨近位部骨折患者が多くの割合を占めるた…

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  • 高齢者の就労状況と5年後の要介護認定状況との関連:傾向スコアマッチング法による分析

    大杉 紘徳, 安齋 紗保理, 柴 喜崇 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 381-381, 2024-03-31

    <p>【はじめに、目的】</p><p> 高齢化が進行する本邦では、高齢者の就業機会の確保が進められている。高齢期における就労は主観的健康感や生存率との関連が示され、就労が健康に好影響を与えると示唆される。そこで本研究では、一つの都市的地域で行われた高齢者調査の結果を用い、高齢期に就労していることが、その後の要介護発生に関与するかを明らかにすることを目的とした。 …

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  • 臨床家による長下肢装具作製の是非の判断を予測する客観的因子

    大鹿 糠徹, 阿部 浩明, 辻本 直秀, 関 崇志 支援工学理学療法学会誌 3 (2), 111-121, 2024-03-29

    <p>【<b>目的</b>】本人用の長下肢装具(Knee-Ankle-Foot Orthosis;以下、KAFO)作製の是非を判断する明確な基準は不明である。本研究の目的は、急性期脳卒中者に対するKAFO作製の是非の判断に関連する因子を調査し、臨床家が総合的に判断した結果を予測することが可能な客観的因子を明らかにすることである。</p><p>【<b>方法</b>】対象は歩行に際しKAFOが必要で…

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  • 乳幼児用抱っこ紐における腰部への負担と筋疲労の軽減に関する検討

    松田 雅弘, 掛川 圭, 藤野 雄次, 高橋 容子, 北原 エリ子, 楠本 泰士 支援工学理学療法学会誌 3 (2), 89-97, 2024-03-29

    <p>家事や移動中に従来の抱っこ紐を装着することは、育児の精神的ストレスに加え、肩こりや腰痛を引き起こすなど、母親にとって肉体的負担が大きい可能性がある。そこで、母親が長時間赤ちゃんを抱っこできる負担の少ない抱っこ紐が必要だと考え、その抱っこ紐を開発した。本研究では、左右の腰椎に装着するサポートストラップ、腰椎ベルト、肩ストラップを工夫して、新しく作製した抱っこ紐を装着し、30分間の運動前後の身…

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  • Stage IV大腸癌の診療実態と予後

    益子 隆太郎, 本多 通孝, 河村 英恭, 外舘 幸敏, 宮川 哲平, 中尾 詠一, 俊山 聖史, 山本 竜也, 髙野 祥直 日本消化器外科学会雑誌 57 (3), 109-116, 2024-03-01

    <p><b>目的:</b>悉皆性の高い一医療圏の統合データベースを用いて,Stage IV大腸癌の診療実態を明らかにし,予後予測の観点から,大腸癌取扱い規約第9版における亜分類の臨床的妥当性を検討する.<b>方法:</b>2008年から2015年の期間で福島県がん診療連携拠点病院の院内がん登録を利用しStage …

    DOI Web Site 参考文献21件

  • 日本輸血・細胞治療学会による「院内細胞治療製品取扱実態調査」における再生医療等製品2022年の現状

    小林 博人, 藥師神 公和, 阿南 昌弘, 池田 和彦, 奥山 美樹, 藤原 慎一郎, 菅野 仁, 田野﨑 隆二, 中山 享之, 長村(井上) 登紀子 日本輸血細胞治療学会誌 70 (1), 12-19, 2024-02-26

    <p>2022年に実施した「院内細胞治療製品取扱実態調査」についてのアンケート回答結果について報告する.調査は,全国大学病院と附属病院,国立・公立・公的病院,日本骨髄バンク移植認定病院,こども病院・総合周産期母子医療センター等の203施設を対象とし,140施設(69.0%)から回答を得た.41施設が細胞培養加工施設を有し,そのうち19施設(46.3%)が輸血部門で管理していた.全施設における14…

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 知的障害区分の特別支援学校における作業療法士による学校コンサルテーションの効果検証

    原田 瞬, 立山 清美, 倉澤 茂樹, 丹葉 寛之, 中岡 和代, 川﨑 一平, 永井 邦明 作業療法 43 (1), 23-32, 2024-02-15

    <p>本研究の目的は,知的障害区分の特別支援学校における一定のプロトコルに基づく学校コンサルテーションの効果検証とした.小中学部の児童生徒および教員各15名を対象とし,作業療法士(以下,OT)が訪問型のコンサルテーションを実施した.対象児童生徒1名につき3回のコンサルテーション(目標の確認と支援内容の共有のために所定の書式を使用)をプロトコルとし,ゴール達成スケーリング(以下,GAS),異常行動…

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  • 巻頭言

    矢部 博興, 柿木 隆介 臨床神経生理学 52 (1), 26-27, 2024-02-01

    DOI

  • 咽頭癌に対しニボルマブ投与後に生じたサルコイド様肉芽腫の1例

    本多 皓, 石川 真郷, 山本 俊幸 日本皮膚科学会雑誌 134 (1), 91-98, 2024-01-20

    <p>63歳,男性.中咽頭癌に対するニボルマブ導入10週後に体幹に搔痒を伴う紅斑を生じた.病理組織学的に真皮内に類上皮細胞とLanghans型巨細胞を含むサルコイド様肉芽腫を認めた.他臓器症状は認めず,血清アンギオテンシン変換酵素の値は正常であった.ステロイド外用剤のみで皮膚症状は軽快したが,甲状腺や膵臓にも免疫関連有害事象が出現したため最終的にニボルマブは中止された.免疫チェックポイント阻害剤…

    DOI Web Site 医中誌

  • 自己免疫性肝炎up to date

    大平 弘正, 高橋 敦史, 阿部 和道 日本消化器病学会雑誌 121 (1), 10-16, 2024-01-10

    <p>近年,自己免疫性肝炎(AIH)の有病率は増加しており,急性肝炎例の割合が約20%を占めている.日本の診療ガイドラインが2022年1月に改訂され,診断基準項目の順番の変更,CQを2項目追加,重症度判定項目の修正,治療反応性定義の記載,PSCオーバーラップ,薬物起因性AIH様肝障害,非侵襲的線維化診断に関する内容が追記となっている.周辺疾患として,免疫チェックポイント阻害薬による肝障害や脂肪性…

    DOI PubMed

  • 大腸腫瘍に対する従来型ESDおよび牽引ESDの無作為化比較試験(CONNECT-C試験)

    市島 諒二, 池原 久朝, 隅田 頼信, 稲田 泰亮, 根本 大樹, 中島 勇貴, 皆川 武慶, 住吉 徹哉, 居軒 和也, 吉田 直久, 井上 健, 福澤 誠克, 蓑田 洋介, 堤康 志郎, 江崎 充, 後藤田 卓志 日本消化器内視鏡学会雑誌 66 (1), 78-88, 2024

    <p>【目的】消化管早期癌に対する治療として内視鏡的粘膜下層剝離術(ESD)は広く浸透している.しかし大腸ESDは未だ難しい手技である.トラクションを使用した大腸ESDが有用であると報告があるが,いずれも症例数が少なく単施設での研究であり有用性を示すには不十分なエビデンスしかなかった.われわれは,大腸ESDにおけるトラクション法の有用性と安全性を検討する多施設前向き研究を行った.</p><p>【…

    DOI

  • 単純ヘルペスウイルス初感染の咽頭炎2例

    鈴木 聡崇, 垣野内 景, 室野 重之 口腔・咽頭科 37 (1), 76-80, 2024

    単純ヘルペスウイルス(以下herpes simplex virus,HSV)は不顕性感染を含めれば成人の50%が感染している.HSVは再活性化により顔面神経麻痺や口唇・口腔のアフタの原因となる.他方,初感染は不顕性感染の場合が多いが発熱,口腔・咽頭のアフタと歯肉腫脹を伴って発症する歯肉口内炎型と,咽喉頭の広い範囲にアフタ,粘膜疹,潰瘍が多発し,激しい咽頭痛を伴い全身状態不良となることが多い咽頭扁…

    DOI

  • 複数の傾斜ワイヤを合成するCT画像スライス感度プロファイル測定法の精度検証

    深谷 岳史, 村上 克彦, 齋藤 将輝, 片倉 俊彦 日本放射線技術学会雑誌 80 (4), 390-402, 2024

    <p>【目的】ヘリカルスキャンにおいて,傾斜ワイヤ法によるslice sensitivity profile(SSP)測定は不適切であるといくつかの研究で示されている.本研究ではこの問題を改善するため,複数の金属線プロファイルを合成する傾斜ワイヤ合成法を従来の微小コイン法と比較し精度を検証した.【方法】微小コインおよび傾斜ワイヤ合成ファントム(外径70 mm, …

    DOI Web Site PubMed 参考文献9件

  • 治療回復後に十二指腸ポリープからの大量出血を生じたツツガムシ病の1例

    中本 洋平, 濱口 杉大 福島医学雑誌 74 (1), 7-11, 2024

    <p>関連する既往のない50歳代の男性が,7日前から生じた倦怠感,食思不振,呼吸困難を主訴に当院へ救急搬送された。敗血症性ショックと診断され救急科に入院となった。昇圧剤と抗菌薬による治療が開始されたが全身状態の改善がなく,入院翌日に原因精査のため当科に転科となった。身体診察では発熱と散在する紅斑性皮疹に加えて右腋窩に黒色痂皮を認め,ツツガムシ病が強く疑われた。血液検査では血小板とフィブリノーゲン…

    DOI Web Site 参考文献14件

  • 学校給食で発症し,経皮感作が疑われたエゴマアレルギーの小児例

    城田 淳, 佐久間 弘子, 増山 郁, 鈴木 奈緒子, 竹田 悠佳, 岡部 永生, 杉田 晃, 近藤 康人 アレルギー 73 (3), 290-293, 2024

    <p>症例は7歳女児.乳児期よりアトピー性皮膚炎の既往あり.祖父がエゴマを栽培しており,家族は日常的にエゴマ料理を摂食していたが,本児は好まず全く摂取していなかった.小学校の学校給食で初めてエゴマを摂食し,嘔吐,顔面腫脹,口腔内違和感が出現した.当院にてオープン法で経口負荷試験を行ったところ陽性となり,エゴマ粉末によるSkin Prick …

    DOI PubMed

  • O39 上部消化管内視鏡検査時の歯用プロテクター装着の有用性

    氏家 洋幸, 山田 ゆき江, 河野 小百合, 水野 順子, 安西 明子, 佐藤 幸子, 斎藤 ゆり, 加藤 未加, 石川 香, 三浦 桃依, 二瓶 沙也加, 寺嶋 優希美, 斎藤 のり子, 佐藤 貴美絵, 佐々木 紀尚, 石川 佑樹, 五十嵐 寛樹, 中村 純, 橋本 陽, 加藤 恒孝, 栁田 拓実, 引地 拓人 日本消化器内視鏡技師会会報 72 (0), 293-295, 2024

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  • 偶有的プロセスとしての産官学連携

    日髙 友郎, 鈴木 理恵子, 橋本 克枝, 井上 真理子, 寺田 幸子, 遠藤 翔太, 各務 竹康, 郡司 真理子, 阿部 孝一, 福島 哲仁 質的心理学研究 23 (1), 5-24, 2024

    本研究の目的は,地域住民の健康増進を目的とし新規調査を行う産官学連携事業の成立・持続過程の記述的分析 を通じ,事業全体としての持続に重要な要素を明らかにすることである。地域住民の糖尿病対策のために開始さ れた産官学連携事業をフィールドとし,約2 年の期間の中で生じた出来事が電子メールおよび会議議事録等の資料から収集され,複線径路・等至性アプローチ/モデルを用いて時間軸に沿って整理・分析された。成…

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  • 食道・胃静脈瘤の内視鏡治療

    高木 忠之, 引地 拓人, 小原 勝敏 日本消化器内視鏡学会雑誌 66 (1), 5-15, 2024

    <p>食道・胃静脈瘤からの出血は,肝硬変が背景の場合,肝機能の増悪をもたらすこともあり適切に治療を行う必要がある.内視鏡治療法として,食道静脈瘤では内視鏡的静脈瘤結紮術や内視鏡的硬化療法,胃静脈瘤では内視鏡的組織接着剤注入法が確立されたが,現在に至るまで様々な工夫がなされてきた.安全で効果的な治療を行うためには,患者の病態と門脈血行動態を十分に把握したうえで,患者のQOLを考慮したストラテジーを…

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  • 偽性腎不全を呈した膀胱破裂の1例

    蛭田 まほり, 関野 啓史, 磯上 弘貴, 松岡 香菜子, 古川 茂宣, 赤井畑 秀則, 添田 周, 石井 士朗, 伊藤 浩 福島医学雑誌 74 (1), 1-6, 2024

    <p>要旨:膀胱破裂では尿が腹膜から再吸収されることで,血清BUN,クレアチニン値の上昇がみられる“偽性腎不全(pseudo-renal failure)”を伴う。今回,偽性腎不全を呈した膀胱破裂の症例を経験したので報告する。症例は80歳女性,卵巣癌手術の既往があり,軽度の下腹部痛と腹部膨満感を主訴に前医を受診したところ単純CT検査で腹水貯留を認めた。入院時に血清BUN,クレアチニン値の上昇を認…

    DOI Web Site 参考文献8件

  • 発作性心室頻拍に対するカテーテルアブレーション施行中に左中大脳動脈閉塞症を発症した1例

    金森 翔太, 小島 隆生, 伊藤 裕平, 前田 卓哉, 喜古 雄一郎, 山田 慎哉, 金城 貴士, 竹石 恭知, 藤井 正純 脳卒中 46 (3), 263-268, 2024

    <p>症例は74歳男性.血圧低下を伴う心室頻拍発作のため前医に搬送され,アブレーション目的に当院循環器内科へ紹介された.アブレーションは局所麻酔下に実施され,カテーテルを経動脈的に左室内に挿入した直後に失語が出現し,当科紹介となった.脳血管撮影を実施したところ,左中大脳動脈M1 distalの閉塞を認めた.Combined techniqueによる血栓回収術を実施し,1 …

    DOI Web Site 参考文献14件

  • 胃粘膜下病変に対する超音波内視鏡下穿刺吸引生検の基本とコツ

    橋本 陽, 引地 拓人, 中村 純 日本消化器内視鏡学会雑誌 66 (2), 181-190, 2024

    <p>胃粘膜下病変(subepithelial lesion:SEL)から病理検体を得る手段としてEUS-FNAが普及している.胃SELのEUS-FNAは,gastrointestinal stromal tumor(GIST)などの間葉系腫瘍が主たる穿刺対象であるため,免疫染色を行うための充分量の検体が必要である.しかし,胃SELのEUS-FNAは,穿刺時に胃壁と共に病変が逃げてしまうことや病…

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  • 自殺目的に致死量のパラコートを服用し短時間で死亡した1例

    後藤 沙由里, 関根 萌, 鈴木 光子, 小野寺 誠, 伊関 憲 日本臨床救急医学会雑誌 26 (6), 743-746, 2023-12-28

    <p>5%パラコートと7%ジクワット液剤の合剤であるプリグロックスL<sup>®</sup>は,少量の服用で死亡する。また,パラコートの経皮吸収による死亡例も報告されている。今回,自殺目的に致死量のパラコートを服用し短時間で死亡した1例を経験した。救助者の二次曝露も認めたため,周囲への注意喚起も含めて報告する。症例は58歳,女性。自殺目的に致死量のプリブロックスL<sup>®</sup>を服用し…

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  • 外傷全身CT撮影における被ばく線量(CTDI<sub>vol</sub>とDLP)の国内実態調査2022

    宮安 孝行, 藤村 一郎, 小倉 圭史, 田代 雅実, 小野 勝範, 田中 善啓, 大保 勇, 赤木 憲明, 髙本 聖也, 五十嵐 隆元 日本臨床救急医学会雑誌 26 (6), 711-720, 2023-12-28

    <p><b>目的</b>:2017年に自身らが行った外傷全身CTの被ばく線量(CT装置に表示されるCTDI<sub>vol</sub>とDLP)の全国調査から5年が経ち,2020年には外傷全身CTについて医療被ばくの線量指標となる診断参考レベル「5,800 mGy・cm」が明記された。5年後の再調査を行い,公表後の外傷全身CTの被ばく線量の変化を明らかにすること。<b>方法</b>:全国の救命救…

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  • アイシャドウの色の好みに関わる脳活動:fMRIによる検討

    木村 孝行, 藤原 寿理, 大塚 千恵, 東 竜太, 永福 智志, 萩野 亮, 五十嵐 啓二, 増渕 祐二 日本顔学会誌 23 (2), 69-80, 2023-12-26

    <p>本研究では、fMRIを用いて、アイシャドウの色の嗜好性とそれに関連した脳活動について検討した。また、アイトラッカーを用いて、アイシャドウの有無およびマスクの有無顔に対する他者からの視線変化についても検討した。被験者毎に好きな色/嫌いな色/どちらでもない色のアイシャドウ使用および未使用時の顔写真をマスク有無別に撮影した。自己顔のコントロールとして、同アイシャドウを使用した他者顔写真(全被験者…

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  • 生物学的製剤を使用している女性関節リウマチ患者の就労継続に影響する要因

    小池 朝子, 菅野 久美 日本慢性看護学会誌 17 (1), 1_13-1_21, 2023-12-25

    <p>目的:生物学的製剤を使用している女性関節リウマチ患者の就労継続に影響する要因を明らかにし,看護支援のあり方を検討する.<br>方法:外来通院中の女性関節リウマチ患者9名を対象に半構造化面接を行い質的帰納的に分析した.<br>結果:就労継続に影響する要因として【仕事に支障がないように獲得した体調維持の方法を実践している】【治療のおかげで,リウマチ症状の悪化や関節の変形がみられていない】【自分…

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  • 本邦における造血幹細胞採取等のアフェレーシスの実態調査

    藥師神 公和, 吉原 哲, 池本 純子, 池田 和彦, 石田 明, 大戸 斉, 小原 明, 梶原 道子, 菊田 敦, 原口 京子, 藤原 慎一郎, 藤原 実名美, 山崎 理絵, 長村 登紀子, 田野崎 隆二, 奥山 美樹, 藤盛 好啓, 上田 恭典 日本輸血細胞治療学会誌 69 (6), 641-647, 2023-12-20

    <p>同種および自家の末梢血幹細胞採取(PBSCH)はすでに一般診療として確立されたものであるが,近年の医学の進歩により,造血幹細胞移植,採取は多様化している.本邦の現状を把握し,問題点を抽出すべく,細胞治療に関する実態調査を行った.159施設(診療科)より回答を得た.自家PBSCH年間件数では48%の施設で11~25件,37%の施設で1~10件,血縁同種PBSCH年間件数では60%の施設で1~…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献5件

  • 精神科病棟看護師のリカバリー志向を高める研修プログラムの効果

    田村 達弥, 明間 正人, 渡邉 照子, 大川 貴子 日本精神保健看護学会誌 32 (2), 1-11, 2023-11-30

    <p>本研究は精神科病棟に勤務する看護師を対象に,リカバリー志向を高めるための研修プログラムを企画し,その効果を明らかにすることを目的とした.</p><p>研修参加者44名を対象として自記式調査を行い,リカバリーに対する知識や態度,ストレングスに焦点を当てた支援の実施度について,研修プログラム前後の変化を量的・質的に分析した.</p><p>その結果,研修プログラムによって,参加者はリカバリーに関…

    DOI 医中誌

  • 免疫チェックポイント阻害薬投与中に生じた皮膚症状と抗腫瘍効果との関連性~当科において経験した110名の臨床的検討~

    入江 絹子, 高田 満喜, 遠藤 麻衣, 伊藤 崇, 石川 真郷, 本多 晧, 大塚 幹夫, 山本 俊幸 日本皮膚科学会雑誌 133 (12), 2825-2836, 2023-11-20

    <p>免疫チェックポイント阻害薬投与中に皮膚症状を生じた110例について,臨床的分類,重症度,治療効果予測因子との関連性を後方視的に検討した.原疾患である悪性腫瘍の病勢がコントロールされている群では白斑と皮脂欠乏性湿疹に加え,皮膚以外の2臓器以上にも有害事象を生じた症例が有意に多かった.治療有効群は無効群と比較し,リンパ球数は皮膚症状出現以前で高く,好中球/リンパ球比は皮膚症状出現前から改善時に…

    DOI Web Site 医中誌

  • GCS併用療法によりCRが得られた切除不能肝門部領域胆管癌の1例

    牧 匠, 澁川 悟朗, 中島 勇貴, 上田 健太, 山部 茜子, 星 恒輝, 吉田 栄継, 佐藤 愛, 入澤 篤志 胆道 37 (4), 811-819, 2023-10-31

    <p>症例は60歳台の男性で,黄疸を主訴に当院紹介受診した.腹部造影CTで肝門部の腫瘍性病変を認め,ERCPで肝門部領域胆管に高度狭窄があり,擦過・胆汁細胞診はClass Vであった.肝門部領域胆管癌cT4aN0M0 cStage IVAの診断で,gemcitabin,cisplatin,S-1(GCS)併用療法を開始した.4コース終了後の腹部造影CTでは肝門部腫瘍は縮小したが,14コース後の透…

    DOI 医中誌

  • 福島市におけるコロナ禍発生前後での救急搬送困難事案の検討

    小野寺 誠, 後藤 沙由里, 関根 萌, 鈴木 光子, 菅谷 一樹, 大山 亜紗美, 全田 吏栄, 鈴木 剛, 塚田 泰彦, 伊関 憲 日本臨床救急医学会雑誌 26 (5), 633-640, 2023-10-31

    <p><b>目的</b>:福島市における救急搬送困難事案の推移および原因をコロナ禍発生前後で調査した。<b>方法</b>:2019年度〜2021年度の間に福島市内で発生した照会回数5回以上の救急搬送困難事案を対象に,年度別に発生数,事故種別,照会時間帯(平日日勤帯,平日夜間帯,土日祝日),医療機関の断り理由を検討した。<b>結果</b>:発生数は71件/82件/193件と2021年度で有意(<i…

    DOI Web Site 医中誌

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