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検索結果 3,740 件

  • 真のカイラルフォノンと角運動量

    佐藤 琢哉, 戸川 欣彦, 楠瀬 博明, 岸根 順一郎 日本物理学会誌 79 (3), 123-128, 2024-03-05

    ...p><p>ラマン散乱におけるフォノンと光の間の選択則にはこの保存角運動量が現れ,これを用いてカイラルフォノンモードを特定することができる.我々は,カイラル結晶HgS(辰砂)やTe(テルル)において,小さいが有限の波数を持つ円偏光レーザー光を用いたラマン散乱実験により,カイラルフォノンモードを同定し,擬角運動量で表されるフォノン・光選択則や,左右回転に応じたフォノンエネルギーの分裂を確認した.また,第一原理計算...

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  • Quantics tensor trainに基づく多スケール時空仮説と場の量子論

    品岡 寛, 村上 雄太, 野垣 康介, 櫻井 理人 日本物理学会誌 79 (2), 68-72, 2024-02-05

    ...</p><p>相関関数は,実・虚周波数(時間)や空間に複雑に依存する.近年,「虚時間」依存性の圧縮に関しては,筆者である品岡と共同研究者によって,温度グリーン関数の「中間表現」が開発され,幅広いエネルギー幅を持つ系の場の量子論計算や第一原理計算への応用が進んでいる.しかし,この技術は虚時間表現の特殊性に依存しており,実時間や空間依存性など,一般の時空への拡張は困難であった....

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  • 符号問題と世界体積ハイブリッドモンテカルロ法

    福間 将文 日本物理学会誌 78 (10), 583-592, 2023-10-05

    ...<p>ほとんどすべての物理系は解析的に解くことができない.そうした場合,マルコフ連鎖モンテカルロ法を用いた第一原理計算は極めて強力な手法である.この手法は,ユークリッド作用<i>S</i>( <i>x</i>)をもつ系において,配位<i>x</i>のボルツマン重率ρ( <i>x</i>)≡e<sup>-<i>S</i></sup><sup>(<i>x</i>)</sup>/∫d <i>x</i> e...

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  • 非調和フォノン理論が拓く有限温度物性の第一原理計算

    只野 央将 日本物理学会誌 78 (9), 542-547, 2023-09-05

    ...代表される構造物性に加えて誘電率などの光学特性,さらには電気抵抗率などの輸送特性に至るまで,さまざまな固体物性を特徴づけている.これらの物性は化学組成や結晶構造,そして温度や圧力などによって多様に変化する.この依存性を微視的に理解したり機能性発現を狙って制御したりするには,電子状態だけでなくフォノン分散や電子格子相互作用もあわせて定量評価することが重要となる.近年では密度汎関数理論(DFT)に基づく第一原理計算...

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  • ローミング反応における分子構造変形の時間分解イメージング

    遠藤 友随 日本物理学会誌 78 (7), 410-414, 2023-07-05

    ...</p><p>筆者らはフェムト秒時間分解クーロン爆発イメージング計測と第一原理計算を組み合わせ,重水素化ホルムアルデヒド(D<sub>2</sub>CO)のローミング反応過程を観測することに成功した.実験の各ステップを精密にシミュレートすることで,ローミング反応による分子構造の変化と実験結果を対応づけることができた.この成果は,これまで間接的な観測に留まっていた「ローミング反応」を直接可視化しただけでなく...

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  • 酸化物を対象とした計算データベース構築

    熊谷 悠 応用物理 92 (3), 172-176, 2023-03-01

    ...<p>計算機性能や計算技術の大幅な向上により,多数の物質に対して系統的・網羅的に第一原理計算を実行することで,データベースを構築することが可能となってきました.この計算材料データベースは,個々の物質に関する計算結果を参照するのみならず,材料スクリーニングや機械学習のデータセットに用いるなど,多様な広がりを見せています.本稿では,計算材料データベースの有用性や既存のデータベースを紹介するとともに,我々...

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  • グラフェンナノシート上に現れる特異な電子状態のSTM観察

    李 君寰, 稲垣 耕司, 孫 栄硯, 山村 和也, 有馬 健太 精密工学会学術講演会講演論文集 2023S (0), 352-353, 2023-03-01

    ...この起源を考察するため、エッジ欠陥が対向したグラフェンナノリボンの電子状態を第一原理計算により解析した。そして、特定の条件下で、ナノリボン上に実験結果と似た電子状態が出現することを突き止めた。</p>...

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  • 3D電子回折と固体NMR:低分子微結晶の構造解析

    西山 裕介 MEDCHEM NEWS 33 (1), 28-32, 2023-02-01

    ...第一原理計算による構造最適化およびNMR化学シフトの計算、またその計算値と固体NMRによる実測値との比較から、非水素原子の位置は3D電子回折により精密に決定できることがわかった。一方で、水素原子の位置の精度は不十分であり、第一原理計算による最適化および固体NMRによる評価は必須であった。...

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  • 重力崩壊型超新星の物理――研究の現状と今後の課題

    長倉 洋樹, 山田 章一 日本物理学会誌 78 (1), 13-21, 2023-01-05

    ...づけられてきた.しかし,ここ10年ほどの間に,超新星爆発の理論は著しく進展した.特に,理論計算(数値シミュレーション)においては,それまで爆発の再現に失敗していたのに対し,近年ではこれに成功するモデルが多く報告されている.こうした進展の一つの理由は,計算機能力の向上と数値計算手法の発展のおかげで,より正確に詳細な物理過程を取り込んだ多次元ニュートリノ輻射流体計算が実行可能になったことである.例えば,第一原理計算...

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  • フェムト・アト秒スケールの実時間第一原理計算

    矢花 一浩 物性若手夏の学校テキスト 1 (0), 1-30, 2023

    ...最後に、物質中の光の伝搬を記述する巨視的・微視的電磁気学を、物質科学の第一原理計算から出発して構築する試みを紹介し、それがどのような現象の理解に繋がるのかを論じる。...

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  • 第一原理計算による溶融鉄と珪酸塩メルト間のHfとWの分配と地球の<sup>182</sup>W同位体進化

    鈴木 勝彦, 土屋 卓久 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 160-, 2023

    <p>半減期の短い<sup>182</sup>Hfが存在する間に生じたHfとWの分別によって<sup>182</sup>Wの同位体変動が生じる。HfとWはそれぞれ親石元素と親鉄元素であるため,地球コア形成時には,Hfは珪酸塩メルト相に留まり,Wは溶融金属相に分布すると考えられている。その結果,初期マントルは高いW同位体比,金属核は同位体比が低いと考えられている。その後,低いW同位体比を持ったla…

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  • 第一原理計算とワニエ模型に基づく磁気熱電材料の探索

    見波 将, 是常 隆, 野本 拓也, 平山 元昭, 嶋田 隆広, 石井 史之, 有田 亮太郎 計算力学講演会講演論文集 2023.36 (0), OS-2103-, 2023

    <p>Thermoelectric conversion using the anomalous Nernst effect (ANE) has excellent potential for application in energy harvesting technology. Compared to the typical thermoelectric effect known as …

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  • 接着の分子科学

    吉澤 一成 Molecular Science 17 (1), A0129-, 2023

    <p>Our earlier studies on the adhesion between epoxy resin and aluminum surface (carbon fiber) are reviewed. Mechanistic aspects of the adhesion interaction has been studied by using …

    DOI Web Site 参考文献34件

  • 分子性導体におけるノーダルラインとそれによる軌道帯磁率

    尾崎 壮駿, 立石 幾真, 松浦 弘泰, 小形 正男 日本物理学会誌 77 (11), 751-756, 2022-11-05

    ...</p><p>最近の研究により,HMTSF-TCNQでは,第一原理計算および帯磁率の理論解析からノーダルライン半金属由来の軌道帯磁率が実験結果を理解するためには重要であることがわかった.さらに,α-(BETS)<sub>2</sub>I<sub>3</sub>については,スピン軌道相互作用によるギャップがスピンホール効果などを引き起こす可能性があること,また帯磁率の温度依存性がギャップのあるディラック...

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  • QM/MM法と溶液の理論の融合による凝縮系の化学過程の自由エネルギー計算(22)

    高橋 英明 アンサンブル 24 (4), 234-237, 2022-10-31

    <p>ハイブリッド型の第一原理分子動力学法(QM/MM 法) においては,QM とMM の空間領域が接する境界近傍を理論的にどう扱うかというQM/MM 境界問題が古くから知られている.この境界問題には,大別して2種類がある.1つ目は,QM/MM の境界線が共有結合を横切る場合に発生し,特にタンパク質のようにペプチド鎖を境界線が横断する場合に問題になる.2つ目は,例えば溶質をQM とし溶媒をMM …

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  • 第一原理電子構造計算によるRamanスペクトルシミュレーションを用いた結晶格子損傷状態の解析法の検討

    黒田 隼乃介, 小貫 哲平, 金子 和暉, 尾嶌 裕隆, 清水 淳, 周 立波 精密工学会学術講演会講演論文集 2022A (0), 236-237, 2022-08-25

    <p>我々が開発中の顕微Raman断層イメージングによる加工面損傷の計測技術における、断層像を損傷状態として解釈を行うための解析法として、第一原理電子構造計算によるRamanスペクトルシミュレーションの方法の検討を行った。サファイアを例として、結晶格子にひずみを与えた場合のRamanスペクトルのシミュレーションを行い、各Ramanピークに対応した格子振動運動の振る舞い方や、ひずみに対するピーク特…

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  • 第一原理計算による界面における電荷移動メカニズムの解明

    城塚 達也 アンサンブル 24 (3), 146-151, 2022-07-31

    <p>界面における電荷移動は様々な分野で重要であるが実験的に観測する手法が限られていることもあり,分子レベルでの構造や反応メカニズムが未解明である場合が多い.そのような場合にシミュレーションは有用であるが,実験と直接比較するためには界面電荷移動を化学精度(1 kcal/mol程度の精度)で解析可能なシミュレーション手法が必要である.本稿ではまず,界面におけるプロトン移動を解析するため …

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  • 第一原理計算を用いた合成反応解析 : 合成反応設計への挑戦1

    三浦, 章 セラミックス 57 (7), 439-441, 2022-07-01

    ...機能性材料に求められる機能の高性能化や組成の複雑化,コロナ禍での実験の制限や働き方の変化に伴い,理論に基づく合成反応設計の必要性は増している.本稿では,第一原理計算や放射光や電子顕微鏡のその場解析による合成反応機構の解析を紹介する....

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  • ミュオンで探る酸化物材料中の水素の両極性

    平石 雅俊, 岡部 博孝, 門野 良典 日本物理学会誌 77 (5), 278-286, 2022-05-05

    ...</p><p>特に近年,酸化亜鉛(ZnO)の意図しない<i>n</i>型伝導の起源として格子間Hの可能性が第一原理計算によって指摘されて以降,酸化物を中心に<i>n</i>型不純物(ドナー)としてのHの電子状態をMuで調べる研究が盛んに行われてきた.しかしながら,観測されるMuの荷電状態が,Hについての第一原理計算で得られる熱力学的な電子準位(<i>E</i><sup>+/-</sup>)からの予測...

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  • テンソルネットワークで格子場理論を計算する――符号問題への挑戦

    武田 真滋 日本物理学会誌 77 (3), 136-144, 2022-03-04

    ...さらには,符号問題解決という切実な願いを踏みにじるように,この問題はNP困難であることが証明されてしまった.つまり,符号問題を打ち負かそうとどんなに工夫をしようが,一見封じ込めたようにみえたとしても,別の形でしっぺ返しがくることを予見している.ということは,符号問題のために解析することが難しいモデル,例えば素粒子物理学の中でいえば,有限クォーク数密度QCDやカイラルゲージ理論などの非摂動的ダイナミクスを第一原理計算...

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  • 天体核物理と高密度QCD物性の新展開

    古城 徹 日本物理学会誌 77 (2), 74-82, 2022-02-05

    ...</p><p>低エネルギーではカラー中性のハドロンが有効自由度であるが,高温・高密度ではカラー自由度が顕在化する.高温ではハドロンのガスからクォーク・グルーオン・プラズマへの相転移が起こる.この相転移は,重イオン衝突による加熱圧縮実験と格子QCDに基づく第一原理計算やモデル解析により詳細に研究されている....

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  • 第一原理計算と機械学習による原子間相互作用のモデリングと構造探索

    世古 敦人 応用物理 91 (2), 77-81, 2022-02-01

    ...<p>第一原理計算は,物質や材料のエネルギーや基礎的な物性,電子状態を得るための手段として不可欠であるだけでなく,より高度な計算である材料スクリーニング,結晶構造探索,未知物質予測,熱力学計算,分子動力学計算などを行う手段としても一般的になりつつある.しかし,このような高度な計算は,網羅的な第一原理計算を必要とするため,実行可能な対象は限定的であるというのが現状である.本稿では,機械学習手法や効率的...

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  • 鉄の表面近傍の特異な磁性を発見――原子一層毎に磁気モーメントの大きさが増減する

    三井 隆也, 境 誠司, 瀬戸 誠, 赤井 久純 日本物理学会誌 77 (1), 23-28, 2022-01-05

    ...Freeman)達は,第一原理計算を用いて,Fe(001)の7層膜やFe(110)の9層膜の電子状態を解析し,表面の並進対称性の破れが各層の磁性に与える影響を調べた.その結果,表面の原子配置の並進対称性の破れが最表面の電子状態にバルクよりも大きなスピン不均衡を生み,鉄の最表面の磁気モーメントが増加すると指摘した.また,構造的に表面の原子密度が低いFe(001)では,表面の磁気モーメント増加に加え,表面下数層...

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  • 液体鉄ー熔融ケイ酸塩間における元素分配の第一原理計算

    土屋 卓久 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 25-, 2022

    <p>地球深部の化学進化を制御する主要なプロセスである液体鉄と熔融ケイ酸塩の間での元素分配について、第一原理分子動力学法と熱力学積分法を組み合わせて計算する理論計算手法を開発した。これを用い、地球の主要な熱源であるカリウム、始原物質であるヘリウム、主要な揮発性物質である水や炭素、中心核中に存在する軽元素の候補と考えられている硫黄、核-マントル相互作用の検出において重要となるタングステン、ハフニウ…

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  • 第一原理計算による溶融鉄-溶融ケイ酸塩間のHf-W分配と182W同位体の初期進化

    鈴木 勝彦, 土屋 卓久 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 118-, 2022

    <p>182Hfは半減期が890万年と短く、182Hfが残っている間に起こるHfとWの分別が182W同位体の変動をもたらす。HfとWはそれぞれ親石元素と親鉄元素であるため、地球コア形成時にHfはケイ酸塩メルト相に残留し、Wは金属メルト相に分配されたと思われる。その結果、ハワイやなどの海洋島玄武岩ではμ182Wの低い値が報告されている。一方,2.5Gaより古い年代に深部を起源する岩石の多くは,+1…

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  • Liイオン電池の車載・定置利用への展開と評価技術の応用

    田中 真悟 応用物理 91 (1), 37-41, 2022-01-01

    ...<p>Liイオン電池を中心とするアルカリイオン2次電池の車載・定置利用に向けては,現在積極的に研究・開発が進められている.それらを幅広く展開するためには,電池の基本性能の向上と併せて,高い信頼性・安全性を満たしつつ低コスト化も進める必要があり,実現に向けては多くの課題が存在する.我々のグループでは,これまでに第一原理計算を中心とした計算科学と電子顕微鏡,表面プローブ顕微鏡技術を中心とした精密解析を連携...

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  • HPCと物理学――GPUコンピューティングが拓く新しい世界

    古家 真之介 日本物理学会誌 76 (12), 766-772, 2021-12-05

    ...</p><p>実際のアプリケーションでは,メモリアクセスが速いことを活かして流体解析に用いられることが多かった.分子動力学のシミュレーションもGPU黎明期からその利用に積極的で,第一原理計算など様々な分野でも使われるようになってきた.最近では機械学習を利用するものもある.第一原理計算の精度で分子動力学のシミュレーションを実行するには,現在では多くても数千原子程度の規模である.しかし機械学習ポテンシャル...

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  • QM/MM 法と溶液の理論の融合による凝縮系の化学過程の自由エ ネルギー計算(21)

    高橋 英明 アンサンブル 23 (4), 265-268, 2021-10-31

    <p>本連載 (20) において Gauss 型の交換ホールを用いる Becke-Roussel(BR) の交換汎関数及びその拡張版の理論 と方法を概説した.本稿では,水分子上に置かれた種々の参照点に対して,BR 汎関数や一様な電子ガスの交換 ホール関数を算出し,これらを正確なホール関数と比較する.これにより,参照点が分子の外縁部に置かれた時, …

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  • 中性子過剰な47,49Cl同位体における基底状態スピンの反転の探求

    Linh, B. D., Corsi, A., Gillibert, A., Obertelli, A., Doornenbal, P., Barbieri, C., Chen, S., Chung, L. X., Duguet, T., G\'omez-Ramos, M., Holt, J. D., Moro, A., Navr\'atil, P., 緒方 一介, Phuc, N. T. T., 清水 則孝, Som\`a, V., 宇都野 穣, Achouri, N. L., 馬場 秀忠, Browne, F., Calvet, D., Ch\^ateau, F., 千賀 信幸, Cort\'es, M. L., Delbart, A., Gheller, J.-M., Giganon, A., Hilaire, C., 磯部 忠昭, 小林 俊雄, 久保田 悠樹, Lapoux, V., Liu, H. N., 本林 透, Murray, I., 大津 秀暁, Panin, V., Paul, N., Rodriguez, W., 櫻井 博儀, 笹野 匡紀, Steppenbeck, D., Stuhl, L., Sun, Y. L., 栂野 泰宏, 上坂 友洋, Wimmer, K., 米田 健一郎, Aktas, O., Aumann, T., Flavigny, F., Franchoo, S., Ga\v{s}pari\'c, I., Gerst, R.-B., Gibelin, J., Hahn, K. I., Khai, N. T., Kim, D., 小岩井 拓真, 近藤 洋介, Koseoglou, P., Lee, J., Lehr, C., Lokotko, T., MacCormick, M., Moschner, K., 中村 隆司, Park, S. Y., Rossi, D., Sahin, E., Sohler, D., S\"oderstr\"om, P.-A., 武内 聡, Ton, N. D., T\"ornqvist, H., Vaquero, V., Wagner, V., Wang, H., Werner, V., Xu, X., 山田 啓貴, Yan, D., Yang, Z., 安田 昌弘, Zanetti, L. Physical Review C 104 (4), 044331_1-044331_16, 2021-10

    ...その結果を大規模殻模型計算およびいくつかの第一原理計算と比較した。$^{47,49}$Cl同位体の基底状態および第一励起状態は、計算で用いた相互作用に敏感であることがわかった。それは、陽子の一粒子エネルギーと四重極集団運動との複雑な結合によるためであると考えられる。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site ほか1件 被引用文献2件 参考文献80件

  • 単層ナノグラフェンに形成される新たな電子密度分布に関する研究

    李 君寰, 李 韶賢, 川合 健太郎, 稲垣 耕司, 山村 和也, 有馬 健太 精密工学会学術講演会講演論文集 2021A (0), 332-333, 2021-09-08

    ...そして、エッジ欠陥を持つグラフェンナノリボンの電子状態を第一原理計算により解析した。リボンの幅に依存して、実験結果に似た電子状態が存在することを見出し、その起源について考察した。</p>...

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  • 誘電絶縁材料の計算機の上での創成の生い立ちと将来展望

    佐藤 正寛 電気学会誌 141 (8), 516-519, 2021-08-01

    <p>1.はじめに</p><p>我々は材料律速な世界に生きている。歴史を振り返ってみても材料開発の結果として我々の生活水準が向上してきた側面があり,新材料はICT・IoT社会,省エネルギー・省資源社会と広く電気電子分野を支えている。誘電絶縁材料もその例外ではなく,空気,紙,鉱油などの液体,ガッ</p>

    DOI Web Site Web Site 参考文献7件

  • 全固体電池の電極-電解質界面のイオン・電子挙動に関する理論計算研究

    館山 佳尚 応用物理 90 (7), 424-427, 2021-07-05

    ...Li不安定サイトの存在と充電時における“動的なLi空乏層形成”や固体電解質の酸化との関連性,界面形成時とアニール後の挙動に関する計算モデル,界面第一原理計算とLi<sup>+</sup>イオン電気化学ポテンシャルの関係といった新しい理解・概念を提案してきた.これらの研究により,全固体電池界面の微視的描像の理解と制御が一層進むことが期待される....

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  • 強磁性近傍のトポロジカル超伝導体――UTe<sub>2</sub>とUCoGeの理論予測

    石塚 淳, 大同 暁人, 栁瀬 陽一 日本物理学会誌 76 (5), 289-294, 2021-05-05

    ...</p><p>これらの超伝導相が果たしてトポロジカル超伝導であるか否かを判定するために,私たちは第一原理計算と対称性の制約を併用して理論予測を行った.その結果,UTe<sub>2</sub>は典型的なトポロジカル超伝導体であることが予測された.また,高圧下UCoGeは「メビウス型トポロジカル超伝導」であることが示された.それは,非共型構造というミクロな原子配置がバルクのトポロジーを生み出すユニークな...

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  • ニューラルネットワークを用いた原子間ポテンシャルの材料科学における応用事例

    清水 康司, 渡邉 聡 日本神経回路学会誌 28 (1), 3-30, 2021-03-05

    ...<p>ビッグデータや機械学習の活用が注目を浴びているという点について,著者らが専門とする物性物理学や材料科学の分野も例外ではない.世界各所でデータベース作成の取り組みが加速しているが,その背景には,密度汎関数理論に基づく第一原理計算によりミクロな物理量を精度良く予測可能になったことがある.他方,材料中の欠陥やイオンの挙動,表面や界面で起こる現象,非晶質材料など,多くの興味ある系での第一原理計算には非常...

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  • 結晶材料中の不規則原子配置のモンテカルロサンプリング

    笠松 秀輔 日本神経回路学会誌 28 (1), 12-39, 2021-03-05

    ...<p>原子配置の不規則性は機能性結晶材料で発現する様々な機能の源泉である.これをシミュレーションによって解析するときに問題となるのが原子配置の場合の数の爆発である.ここでは,それに対応する方法として,第一原理計算を基盤とした原子配置のモンテカルロサンプリング手法について概観する.まず,種々の合金系で成功を収めているクラスター展開法について紹介する.その上で,クラスター展開法では難しい複雑な複合酸化物系...

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  • 微小なグラフェンシートにおける長方形状パターンの電子状態

    李 君寰, 李 韶賢, 稲垣 耕司, 川合 健太郎, 山村 和也, 有馬 健太 精密工学会学術講演会講演論文集 2021S (0), 595-596, 2021-03-03

    <p>グラフェン中に含まれる欠陥は、様々な領域で重要な役割を果たす。そのため、局所的な欠陥の種類と電子状態の関係を正しく理解する必要がある。我々は、走査型トンネル顕微鏡を用いて、グラファイト表面に存在する、単層厚さの微小な剥離グラフェンシートを観察した。その結果、シート上において、長方形状の輝点配列が観察されることを見出した。そこで、第一原理に基づく電子状態の計算により、起源の考察を開始した。<…

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  • ミュオンと第一原理計算の組み合わせで調べる半導体材料中の水素の電子状態

    平石 雅俊 応用物理 90 (2), 103-106, 2021-02-05

    ...らかになってきている.よって,水素の電子状態を調べることは非常に重要であるが,対象物質における水素の濃度が極めて低い場合,直接検知して調べることは困難である.本研究で用いたミュオンスピン回転法(<i>µ</i>SR)は,プローブとして用いるミュオン自体が物質中で水素の軽い同位体として振る舞うため,希薄状態での水素の電子状態を調べることが可能である.本稿では,まず<i>µ</i>SR法の特徴や原理について説明した後,第一原理計算...

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  • 単一分子ダイオードの設計と創製

    大戸 達彦, 山田 亮, 夛田 博一 日本物理学会誌 76 (2), 68-74, 2021-02-05

    ...</p><p>上記のような考察に基づき,最近では整流比の高い単一分子ダイオードが次々と提案または実際に合成されている.架橋中の分子構造を原子レベルで直接観測することは難しく,また高い電圧が印加された状況の第一原理計算には未だ困難があるため,解決すべき問題は多々あるものの,今後も実験と理論の協奏による単一分子ダイオードの開発は加速していくであろう.</p>...

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  • 30K級のキュリー温度を有する有機ラジカル強磁性結晶の創成

    美藤 正樹, 高木 精志, 石塚 守 応用物理 90 (1), 45-49, 2021-01-10

    ...<p>軽非金属元素によって構成される有機化合物において,「不対電子(ラジカル)のスピンで強磁性体を創出する」という試みは,化学者による長い格闘によって成就した.その後,物理屋による「高圧力」を利用した結晶構造操作は,分子軌道の重なりを上手に操作できれば強磁性転移温度(キュリー温度)を上昇させることができることを実証した.この度,高圧力下の結晶構造解析と第一原理計算が「強磁性相互作用ネットワークが高圧力下...

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  • 第一原理計算によるB2型金属間化合物FeAlの点欠陥に伴う局所電荷の偏りの解析

    高原 渉, 野田 賛太, 廣瀬 明夫 溶接学会全国大会講演概要 2021s (0), 54-55, 2021

    ...B2型金属間化合物FeAlを対象に、点欠陥として空孔や原子置換が存在するときの局所電荷の偏りを第一原理計算により調査した。計算は、擬ポテンシャル法、平面波基底による第一原理計算と数値原子基底を用いた全電子の第一原理分子軌道法によるクラスター計算を併用した。...

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  • ラジウムの水和構造及び粘土鉱物への吸着構造の解明

    山口 瑛子, 永田 光知郎, 田中 万也, 小林 恵太, 奥村 雅彦, 小林 徹, 下条 晃司郎, 谷田 肇, 関口 哲弘, 金田 結依, 松田 晶平, 横山 啓一, 矢板 毅, 吉村 崇, 高橋 嘉夫 日本地球化学会年会要旨集 68 (0), 101-, 2021

    ...水和構造について第一原理計算を実施した結果、実験値と計算値は整合的であった。第一原理計算はアナログ元素であるバリウムについても同様の計算を行い、両者の比較も行った。これらの結果を比較したところ、Raは粘土鉱物に対して内圏錯体を形成し、環境中でRaが粘土鉱物に固定されることが示唆された。</p>...

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  • 第一原理計算を用いたPt(111)表面の単層氷構造の研究

    春山 潤, 杉本 敏樹, 杉野 修 日本表面真空学会学術講演会要旨集 2021 (0), 1Cp02-, 2021

    ...これまで固体表面における水の研究は活発に行われてきたが, 我々は第一原理計算を用いて, この金属表面上の水分子の配向構造の振る舞いの理解を目指している. 今回の発表ではPt(111)表面の単層氷の構造を推定し, 求まった最安定構造とこれまでに報告されている実験結果と整合性の比較・検討を行う.</p>...

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  • パラジウム吸着によるカーボンナノチューブの熱電出力の向上

    宮部 萌果, 中村 健吾, 山本 貴博 日本表面真空学会学術講演会要旨集 2021 (0), 2P27-, 2021

    ...そこで熱電特性を向上することが期待されているパラジウム吸着法の優位性に対して、密度汎関数理論をもとにした非平衡グリーン関数を用いた第一原理計算シミュレーションを行うことで理論的に示し、熱電特性向上の設計指針を与えた。</p>...

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  • タングステン中の空孔と侵入型不純物原子が結合した欠陥複合体の第一原理計算

    薮内 敦 アイソトープ・放射線研究発表会 1 (0), 70-, 2021

    <p>タングステン中の単空孔の陽電子寿命計算値は200 ps程度の値が報告されている。一方で、水中電子線照射で空孔を導入したタングステンからは170 ps前後の陽電子寿命値が報告されており、空孔-不純物複合体の存在が示唆される。本講演では、空孔と侵入型不純物原子との相互作用および空孔-不純物複合体での陽電子消滅特性を計算した結果について報告する。</p>

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  • アルミニウムと鉄族元素からなる二元系B2型金属間化合物の電子状態

    高原 渉, 本條 直, 廣瀬 明夫 溶接学会全国大会講演概要 2021f (0), 100-101, 2021

    ...Alと鉄族元素Fe、Co、Niからなる二元系B2型の金属間化合物を対象に、その電子状態を第一原理計算により調査した。CoAl、NiAlは高温までB2型金属間化合物相が安定で、融点は単元素のCo、Ni、Alよりも高い。一方、FeAlは、高温で固溶体となり融点はFeより低い。これら物性の違いと電子状態の関係、および化学結合性に及ぼすAl元素の役割について考察した。...

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  • 分子軌道論を活用した多機能単一分子素子の創製

    大戸 達彦, 山田 亮, 夛田 博一 日本表面真空学会学術講演会要旨集 2021 (0), 1Ep01-, 2021

    ...<p>近年、密度汎関数法と非平衡グリーン関数法を組み合わせた第一原理計算と、金属細線を引っ張ることで分子を架橋させるブレークジャンクション法を用いた単一分子の電流-電圧曲線の測定が進展している。本講演では、分子軌道準位を介したトンネル伝導モデルに立脚した多機能単一分子素子の設計指針について述べる。</p>...

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  • Liインターカレートしたグラフェンにおけるvan Hove特異性の層数依存性

    一ノ倉 聖, 豊田 雅之, 橋爪 瑞葵, 堀井 健太郎, 日下 翔太郎, 出田 真一郎, 田中 清尚, 清水 亮太, 一杉 太郎, 斎藤 晋, 平原 徹 日本表面真空学会学術講演会要旨集 2021 (0), 2Fa04-, 2021

    ...第一原理計算を行うと層間相互作用は大きくVHSを移動させるが、基板表面との状態混成がそれを抑制し得ることが分かった。</p>...

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  • 第一原理計算による Cu(In,Ga)Se<sub>2</sub>中の原子拡散の評価

    青柳 風香, 前田 毅, 和田 隆博 多元系化合物・太陽電池研究会 年末講演会論文集 2020 (0), 1-5, 2021

    <p>Migration energies of Cu, In, and Ga atoms in Cu-poor Cu(In,Ga)Se<sub>2</sub> (CIGS) were calculated by first-principles calculations. In any Ga/(Ga+In) ratios, the migration energies of Cu in …

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  • カルシウム以下のN=32殻閉殻; 50Arの低励起構造

    Cort\'es, M. L., Rodriguez, W., Doornenbal, P., Obertelli, A., Holt, J. D., Men\'endez, J., 緒方 一介, Schwenk, A., 清水 則孝, Simonis, J., 宇都野 穣, 吉田 数貴, Achouri, L., 馬場 秀忠, Browne, F., Calvet, D., Ch\^ateau, F., Chen, S., 千賀 信幸, Corsi, A., Delbart, A., Gheller, J.-M., Giganon, A., Gillibert, A., Hilaire, C., 磯部 忠昭, 小林 岳生, 久保田 悠樹, Lapoux, V., Liu, H. N., 本林 透, Murray, I., 大津 秀暁, Panin, V., Paul, N., 櫻井 博儀, 笹野 匡紀, Steppenbeck, D., Stuhl, L., Sun, Y. L., 栂野 泰宏, 上坂 友洋, Wimmer, K., 米田 健一郎, Aktas, O., Aumann, T., Chung, L. X., Flavigny, F., Franchoo, S., Ga\v{s}pari\'c, I., Gerst, R.-B., Gibelin, J., Hahn, K. I., Kim, D., 小岩井 拓真, 近藤 洋介, Koseoglou, P., Lee, J., Lehr, C., Linh, B. D., Lokotko, T., MacCormick, M., Moschner, K., 中村 隆司, Park, S. Y., Rossi, D., Sahin, E., S\"oderstr\"om, P.-A., Sohler, D., 武内 聡, Toernqvist, H., Vaquero, V., Wagner, V., Wang, S., Werner, V., Xu, X., 山田 啓貴, Yan, D., Yang, Z., 安田 昌弘, Zanetti, L. Physical Review C 102 (6), 064320_1-064320_9, 2020-12

    Low-lying excited states in the $N$ = 32 isotope $^{50}$Ar were investigated by in-beam $\gamma$-ray spectroscopy following proton- and neutron-knockout, multinucleon removal, and proton inelastic …

    機関リポジトリ

  • 強い相互作用の状態方程式――原子核衝突の視点から

    門内 晶彦 日本物理学会誌 75 (9), 565-569, 2020-09-05

    ...</p><p>一方でネットバリオン数が有限の場合は,符号問題のため第一原理計算が困難であることが知られており,その詳細は未解明である.量子色力学は有限密度下において様々な相構造をもつことがモデル計算によって示唆されており,原子核ハドロン分野におけるフロンティアの1つとなっている.そのため現在,原子核衝突のエネルギーを変えることで実験的に有限密度領域の知見を得ようとする試みが行われている....

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  • アクティブラーニングによる機械学習力場の生成とその応用

    陣内 亮典 アンサンブル 22 (3), 231-238, 2020-07-31

    ...生成に膨大な第一原理計算データが必要であるため,応用対象が限られているのが実状である.最近,この状況を打開すべく,アクティブラーニングを用いてモデル生成を効率化する手法が提案されている.本稿では,この手法の概要といくつかの応用事例を紹介する....

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  • 超臨界反応場を利用したSnTiO<sub>3</sub>ナノ粒子の合成

    横 哲 ホソカワ粉体工学振興財団年報 27 (0), 121-125, 2020-05-25

    ...<p>本研究では,チタン酸スズSnTiO<sub>3</sub>の合成に向けた条件の探索を行った.まず,第一原理計算により,BaTiO<sub>3</sub>およびSnTiO<sub>3</sub>の構造を検討した.ナノクラスターモデルを用いてペロブスカイト構造の計算を行い,SnTiO<sub>3</sub>はBaTiO<sub>3</sub>と同様にAサイトイオンが表面でリッチになる構造がより安定...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 訂正

    『応用物理』編集委員会 応用物理 89 (5), 301-301, 2020-05-10

    ...<p>本誌第89 巻第1 号(2020 年)に掲載の研究紹介「非調和フォノン物性の第一原理計算」に誤りがありました.執筆者ならびに読者の皆様に謹んでお詫び申し上げますとともに,以下の通り訂正いたします.</p>...

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  • 周期境界 DFT 計算と Bl ö chl 電荷解析を基にした非分極力場の開発

    石井 良樹, 松林 伸幸 アンサンブル 22 (2), 142-150, 2020-04-30

    ...<p>本稿では,密度汎関数法に基づく第一原理計算とBlöchl 電荷解析を用いて,凝縮系で非分極力場を構築する方法論について紹介する.この Blöchl電荷は,分子が孤立系から凝縮系へと溶媒和した時に生じる電荷移動効果と分極効果を効率よく記述することができ,凝縮系の多体効果を平均的に取り込むことができる.そのBlöchl電荷を用いた非分極力場を,室温電解質として有用なイオン液体系の分子動力学計算に適用...

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  • QM/MM法と溶液の理論の融合による凝縮系の化学過程の自由エネルギー計算(20)

    高橋 英明 アンサンブル 22 (2), 169-172, 2020-04-30

    <p>Becke-Roussel(BR) の交換汎関数は,水素様原子の電子波動関数を交換ホールのモデルとして用いる.従って,原子,分子に対する電子密度汎関数法(DFT) の適用においては,交換エネルギー密度や交換ポテンシャルの重要な性質である長距離性を自然に再現すると考えられる.しかしながら,交換エネルギーの電子密度についての汎関数微分の明示的な式が得られない為,平面波や実空間グリッド基底を用い…

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  • 酸素官能基をもつ液体脂肪族化合物のO K端XANES

    飛田 有輝, 村松 康司 X線分析の進歩 51 (0), 211-221, 2020-03-31

    <p>炭素材料の酸化状態分析に必要なO K端XANESのデータベースを拡張するため,様々な酸素官能基をもつ液体脂肪族化合物のO K端XANESを測定し,第一原理計でXANESを解析した.アルコール,エーテル,ケトン,アルデヒド,カルボン酸,エステルがもつ酸素官能基のO K端XANESは,他の固体脂肪族化合物や芳香族化合物に結合する酸素官能基のXANESと概ね一致した.ただし,カルボニル炭素が<i…

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  • フォルステライトおよびアモルファスMg2SiO4 のX線吸収分光

    高橋 修 低温科学 78 101-113, 2020-03-24

    X 線吸収分光法(XAS)は電子状態を反映した物質の構造に敏感な測定法である.本稿ではフォル ステライトおよびアモルファスMg2SiO4,さらに表面敏感な{001},{010},{100}面のMg K 端の吸 収端近傍のXAS スペクトルについて紹介する.また実験スペクトルは密度汎関数法による理論スペ クトルとよい一致を示す.さらに11 …

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  • 光起電力の新しい量子力学的描像「シフト電流」

    小川 直毅, 五月女 真人, 中村 優男, 森本 高裕 日本物理学会誌 75 (3), 154-159, 2020-03-05

    ...</p><p>また近年では,バンド構造の第一原理計算からシフト電流の励起スぺクトルが定量的に予測できるようになっている.これら実験と計算を比較することにより,シフト電流の励起ダイナミクス,またベリー位相への依存性が理解できるようになってきた....

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