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検索結果 45 件

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  • 過去の被害/加害, 歴史的正義/不正義, そして帝国の記憶

    井野瀬 久美惠 学術の動向 27 (12), 12_64-12_69, 2022-12-01

    ...植民地的状況で起こったアイルランド大飢饉、奴隷貿易・奴隷制度、先住民の遺骨・遺物の簒奪、脱植民地化過程における暴力──20世紀末から21世紀にかけて想起されたこれらの歴史的不正義は、当時のリアルな文脈を離れ、互いに互いの記憶を刺激しあって論点を変え、若者たちを担い手に加えつつ、共感、連帯をグローバルに広げている。...

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  • ポストフェミニスト的言説パターンの登場とその特徴

    高橋 幸 女性学 29 (0), 23-37, 2022-03-31

    ...<p> ネオリベラリズム政権によってフェミニズムが簒奪され、「官製フェミニズム」が進む社会状況のなかで見られるようになった、メディア上のポストフェミニスト的言説パターンについて報告する。</p><p> 英米では、バックラッシュ後の1990年代から、現代を「フェミニズム」以後の時代と捉えるポストフェミニスト的言説パターンが登場した。それは、大きく次の二つの特徴を持つ。...

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  • [論文] 漢代暦運説の形成と数理

    武田, 時昌 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 233 13-59, 2022-03-25

    ...社会的な作用としては、王莽の政権簒奪から光武帝の漢王朝復興に至る政治的変革を引き起こしたことが、最も注目される。そこで、『漢書』に詳論される革命と予言の記録を読み解くことで、暦運説が援用されていく具体的様相を追跡した。そして、前漢末の災異説から讖緯説への変容、後漢の緯学の成立という流れのなかで、思想界に与えた影響を探った。...

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  • 行為者性と行為者因果

    星野 徹 埼玉大学紀要. 教養学部 56 (1), 93-107, 2020-09

    ...両者の議論とも成功しているとは言えないこと、自由が阻害されていると異論の余地なく言えるのは、他者に直接コントロールされることによって人の行為者性が簒奪されているケースだけであることが明らかにされる。ⅡとⅢでは意図的行為に伴う能動性の感覚について考察する。...

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  • リカバリー・アウトロー

    倉田 めば 社会学評論 71 (2), 198-214, 2020

    ...<p>本稿の目的は,当事者である筆者の体験と活動をとおして,回復という現象の特徴を記述し,現在の薬物政策や薬物依存者処遇が,それまでに蓄積してきた当事者活動の豊穣さを簒奪し,一義的な意味に還元する事態について論じることである.すでに逸脱を社会的な視点から考える時代は過ぎ,こんにち薬物依存は自己責任の問題となった.しかし当事者はそれ以前から支援活動を行い,それは時代の変化を超えて存在し続けている.その...

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  • 人類学を開く

    竹沢 尚一郎 文化人類学 83 (2), 145-165, 2018

    ...人びとの語りを最大限尊重するための聞き書きの採用、概念ではなく平易な言葉で生活世界と思想を再現すること、知識人による簒奪を避けうる自立した作品の創造、差別や抑圧を生み出す社会の全体構造を明らかにすること、である。</p> <p>エスノグラフィ記述の基本ともいうべきこれらの指針に沿って、会員たちは多くのモノグラフを生み出した。上野英信の炭坑とそこで働く労働者についての記述。...

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  • 人は死によって無と化すのか ―自分における「このもの性」の形而上学―

    新山 喜嗣, NIIYAMA Yoshitsugu 秋田大学大学院医学系研究科保健学専攻紀要 25 (2), 35-43, 2017-10-31

    ...死は人から,人に付帯するすべての属性を簒奪し,一見すると,死によって人は「完全な非在」となるように見える.しかし,死によって生に関わるあらゆるものが簒奪されたとしても,人には「個別的である」,「性質の担い手である」,「自己同一的である」といった幾つかの属性群が残される.これらの属性群は,人における「このもの性(haecceitas)」を温存させるものであり,人の死は「このもの性」という残滓からなる「...

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  • 『マクベス』のイメージとメッセージ : 暴力と黒魔術と<平和の森>

    岩崎 宗治 人間と環境 1 (0), 61-71, 2011

    ...シェイクスピアの劇『マクベス』は王位簒奪の劇であり、舞台で起こることは暴力による殺戮と魔女たちの黒魔術である。この劇は、まず王位簒奪者の破滅をテーマとする悲劇であるが、同時代の政治的コンテクストから見れば、これは、新しくイングランドの王位についたジェイムズ一世の即位を祝う劇であり、これに先立って1604年3月に催された即位入城行列のパジャントに連なる政治的モチーフの劇であった。...

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  • 三国魏文帝の法制改革と妖言罪の弾圧

    石岡 浩 法制史研究 59 (0), 1-52,en3, 2010

    ...<br>これら文帝の三つの改革―諸侯王を擁立する「妖言」の弾圧、「謀反大逆」の告発の奨励、外戚の政治参加の禁止―は、王朝の簒奪を促す要素を排除する目的をもつ。これらは魏晋時代の法に継承されて、伝統中国法の発達・展開の初期の分岐点となった。</p>...

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  • George Sand a travers le regard de Balzac : Camille Maupin

    Murata Kyoko 人間科学 2 115-139, 2007-03-31

    ...それを女性が行うことは男の眼には「力の簒奪」と映ったのである。また、Bas-bleu批判には性的メタファーが用いられたが、それは「出版=思想の切り売り」とみなす「思想の売春」という考えに基づく。それは男性作家にも付きまとう強迫観念で、ましてや女性の場合、その肉体と結びつけられ「売春婦」扱いされた。男の側からのこうした批判の矢面に立ったのが、ジョルジュ・サンドであった。...

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  • 文学と倫理 : 「経営者」ロビンソンを倫理的に読むと

    荒木, 映子 表現文化 2 3-19, 2007-03

    ...デフォーの場合には、孤島での生活を生き延びたクルーソーの物語が、今日のポストコロニアル批評の立場からは、征服と簒奪の物語として読めることを、また、クッツェは、eが欠落したCrusoを登場させ、次々とクルーソー物語をつきくずすことによって、何を言いたかったかを問題にしようと思う。...

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  • <論説>受命の書 : 漢受命伝説の形成

    保科 季子 史林 88 (5), 699-725, 2005-09-01

    ...王莽簒奪や光武帝の後漢再興の際にも、この思想は援用され、符命・図識と呼ばれる「受命の書」が盛んに偽造された。とくに、後漢光武帝の「図識」は、天の書である「図」と、孔子が制作した「識」に分類され、光武帝は「図」(つまり河図・洛書) に基づく自身の受命は、経書や同じく孔子の手になる「識」によって経学的な裏付けを持つと主張した。...

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