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検索結果 512 件

  • 顎下腺癌31例の臨床的検討:当科における22年間の経験

    佐々木 彰紀, 神人 彪, 東野 正明, 寺田 哲也, 河田 了 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 126 (5), 698-703, 2023-05-20

    ...最も多い組織型は腺様嚢胞癌および唾液腺導管癌であり, 次いで粘表皮癌と多形腺腫由来癌であった. 病理組織学的悪性度は低/中悪性が12例, 高悪性が19例であった....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献15件

  • 左肺全摘術を施行し救命した人工呼吸管理中の肺粘表皮癌の一例

    垣淵 大地, 石原 駿太, 下村 雅律, 池部 智之, 井上 匡美 日本呼吸器外科学会雑誌 37 (4), 229-235, 2023-05-15

    ...が懸念され,かつ,左主肺動脈閉塞試験にてPaO<sub>2</sub>/FiO<sub>2</sub>比が208から420まで改善したことを確認した上で開胸左肺全摘術を施行した.手術後に酸素化能は改善し合併症なく術後24日目に退院した.片側全無気肺を呈し人工呼吸管理を要した肺粘表皮癌に対して左肺全摘術が有効であった.肺動脈閉塞試験による酸素化能改善は肺換気血流不均等の解消によるもので,片肺全摘術適応...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献13件

  • 粘液化生を伴うワルチン腫瘍の 1 例

    熊谷 天斗, 河原 明彦, 安倍 秀幸, 髙瀬 頼妃呼, 村田 和也, 牧野 諒央, 古田 拓也, 内藤 嘉紀, 秋葉 純 日本臨床細胞学会雑誌 62 (4), 209-213, 2023

    ...</p><p><b>結論</b>:唾液腺腫瘍の診断において低悪性粘表皮癌に類似するような粘液化生細胞を伴うワルチン腫瘍の存在を知ることは,正確な診断に役立つ.</p>...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献12件

  • 甲状腺に発生した好酸球増多を伴う硬化性粘表皮癌の1例

    田中 智章, 黒木 直美, 菅瀬 隆信, 後藤 崇, 古賀 倫太郎, 年森 啓隆, 長安 真由美 日本臨床外科学会雑誌 84 (7), 1001-1005, 2023

    ...甲状腺右葉結節に対して穿刺吸引細胞診が行われ,好酸性細胞型濾胞性腫瘍が疑われ,当院を紹介受診となった.頸部エコーでは濾胞癌の可能性も否定できず,診断的治療として手術を行う方針とし,甲状腺右葉切除術を施行した.病理検査所見では散在する腫瘍胞巣は扁平上皮細胞への分化を伴った細胞と粘液産生細胞を示し,部分的に腺腔構造も認められた.線維性間質に好酸球・リンパ球・形質細胞の浸潤が目立ち,好酸球増多を伴う硬化性粘表皮癌...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献12件

  • 下口唇に生じた粘表皮癌

    髙木 康平, 吉田 正, 岡 智哉, 青石 邦秀 耳鼻咽喉科臨床 116 (6), 607-612, 2023

    <p>Minor salivary gland tumors are rarely encountered head and neck tumors. These tumors are more often malignant than neoplasms of the major salivary glands. In this article, we report a patient …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献31件

  • 耳下腺粘表皮癌を偶発的に合併した顎下腺oncocytomaの1例

    山口 裕聖, 大平 真也, 神山 和久, 綱 由香里, 黒瀬 泰子, 和田 弘太 耳鼻咽喉科展望 65 (6), 258-262, 2022-12-15

    ...病理結果から粘表皮癌と診断され,経過観察の方針としたが,術後1年の時点で再発は認めていない。</p><p>頸部多発腫瘍を認めたとき,その内1つがoncocytomaと診断された症例でも,他の腫瘍は別の組織型や悪性であることも考慮し,早期手術が望ましい。経過観察とする場合でも,悪性の可能性も常に考え,厳重な経過観察が必要である。</p>...

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  • 当施設における耳下腺癌53例の検討

    谷口 彩香, 畠山 博充, 小松 正規, 磯野 泰大, 池宮城 秀崇, 大氣 大和, 折舘 伸彦 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 125 (5), 861-869, 2022-05-20

    ...病理組織型は13種に分類され, 唾液腺導管癌, 粘表皮癌がそれぞれ13例 (25%), 12例 (23%) と多く見られた. 組織学的悪性度別では高悪性度が54%と過半数を占めた. 単変量解析の結果, 予後不良因子として高悪性度, T3 以上, リンパ節転移あり, 病期 Ⅳ 期, 術前顔面神経麻痺が挙げられ, 特にリンパ節転移は強い予後因子と考えられた....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献17件

  • 唾液腺粘表皮癌 18 例の細胞学的検討

    亀山 由歌子, 加藤 拓, 松本 敬, 浮ケ谷 匡恭, 山本 泰, 中村 雅之, 末光 正昌, 久山 佳代 日本臨床細胞学会雑誌 61 (4), 238-242, 2022

    ...</p><p><b>結論</b>:粘表皮癌の細胞診断にミラノシステムを用いることは組織学的悪性度評価に有用であった.</p>...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献7件

  • 唾液腺腫瘍の糖鎖解析―粘表皮癌と腫瘍関連MUC1―

    井坂 栄作, 杉浦 貴則, 橋本 和彦, 菊田 一貴, 穴澤 卯圭, 野村 武史, 亀山 昭彦 電気泳動 66 (2), 67-70, 2022

    ...<p>唾液腺悪性腫瘍の約30%を占める粘表皮癌はムチンを多く含む事が報告されており,診断に苦慮することがある.ムチンの中でもMUC1は,診断および予後を判断する腫瘍マーカーとして研究がなされてきた.さらに,ムチンは分子量の50%以上が糖鎖で構成されており,その糖鎖も悪性化に伴い変化が報告されている.我々は,粘表皮癌および正常唾液腺のムチンを構成する糖鎖を分析し,新しい診断マーカーを発見すべく研究を行...

    DOI Web Site 参考文献9件

  • 好酸球増多を伴う硬化性粘表皮癌

    川井田 みほ, 亀山 香織, 伊藤 公一 日本内分泌・甲状腺外科学会雑誌 39 (3), 165-169, 2022

    ...甲状腺癌取扱い規約では「その他の腫瘍」に分類される粘表皮癌のうち,今回取り上げる好酸球増多を伴う硬化性粘表皮癌(Sclerosing mucoepidermoid carcinoma with eosinophilia,SMECE)は,WHO第5版では新たに唾液腺型に分類されることになった粘表皮癌とは別のカテゴリーに分類されることとなっている。本腫瘍の臨床病理学的な特徴につき概説する。</p>...

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  • 舌根部に発生した粘表皮癌の 1 例

    與那原 由里加, 真栄田 裕行, 杉田 早知子, 嘉陽 祐紀, 鈴木 幹男 耳鼻と臨床 67 (2), 98-104, 2021-03-20

    ...今回われわれは術前に悪性との確定診断を得られなかった、経過の緩徐な舌根部の粘表皮癌例を経験した。症例:患者は 59 歳の女性。5 年前から口腔内の違和感および左舌根部の隆起性、弾性硬の腫瘤を自覚していた。数回の病理組織検査において悪性所見は認められなかったが、腫瘤が徐々に増大してきたため腫瘤切除術を施行した。術後病理組織検査にて初めて低悪性度の粘表皮癌と診断された。...

    DOI 医中誌

  • 小児に発症した気管粘表皮癌の一切除例

    櫻井 毅, 橋本 昌俊, 中村 恵美, 大久保 龍二, 福澤 太一, 小沼 正栄, 武山 淳二, 遠藤 尚文 日本小児血液・がん学会雑誌 58 (3), 306-310, 2021

    ...であった.術後5年間経過したが,日常生活に支障なく過ごしており,気管支鏡検査では再発所見は認めていない.咳嗽のような非特異的気道症状であっても,経過中に増悪する気道閉塞症状を伴う場合は,気管腫瘍を念頭において精査する必要がある.また,気管粘表皮癌は完全切除されれば予後良好であり,気管楔状切除は有効な方法であった....

    DOI 医中誌

  • 若年上咽頭癌に対する放射線治療後の二次癌(誘発癌)が疑われた耳下腺癌例

    嶋村 晃宏, 阪上 智史, 八木 正夫, 藤澤 琢郎, 清水 皆貴, 鈴木 健介, 岩井 大 口腔・咽頭科 34 (1), 79-85, 2021

    ...放射線照射域に耳下腺癌を発症した症例を報告する.13歳時に初回の放射線化学療法を施行され,再発に対して放射線化学療法を繰り返し施行された.28歳時に画像検査で左耳下腺腫瘤を認め,細胞診で悪性を疑う所見を得た.左耳下腺拡大全摘術と左頸部郭清術を行い,病理組織学的診断は唾液腺導管癌であった.術後全身転移にて,約1年で不幸な転帰をとった.放射線誘発癌を疑う耳下腺癌は渉猟する限りでは18例であり,若年者に多く,粘表皮癌...

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  • 声門下に発生した粘表皮癌

    松本 宗一, 小林 泰輔, 長尾 明日香, 兵頭 政光 耳鼻咽喉科臨床 114 (12), 937-943, 2021

    <p>We present, herein, a case report of subglottic mucoepidermoid carcinoma (MEC), with a review of the literature. A 56-year-old man presented to us with a two-month history of hoarseness and …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献23件

  • 巨大粘液栓を伴った肺粘表皮癌の1例

    高橋 桂, 品川 尚文, 加藤 達哉, 高橋 宏典, 國崎 守, 樋田 泰浩, 加賀 基知三, 土井 和尚, 松野 吉宏, 今野 哲 気管支学 42 (5), 441-447, 2020-09-25

    ...</b>粘表皮癌は比較的稀な肺腫瘍であり,中でも粘液栓を伴った粘表皮癌は報告例も少ない.<b>症例....

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  • 気管支内腔に発生し術前細胞診断に苦慮した肺低悪性度粘表皮癌の 1 例

    前本 直子, 許田 典男, 牧野 隆浩, 岡本 淳一, 窪倉 浩俊, 大橋 隆治, 内藤 善哉 日本臨床細胞学会雑誌 59 (5), 217-223, 2020

    ...<p><b>背景</b> : 肺粘表皮癌はまれな腫瘍であり, 粘膜下腫瘍様の形態をとることから気管支擦過細胞診での組織型推定がしばしば困難となる. 気管支擦過および洗浄検体にて術前細胞診断に苦慮した肺低悪性度粘表皮癌の 1 例を経験したので報告する.</p><p><b>症例</b> : 40 歳代, 女性....

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  • 細胞質内空胞がみられた顎下腺原発扁平上皮癌の細胞学的所見

    古清水 千咲, 大兼政 良育, 寺内 利恵, 中野 万里子, 山下 学, 水谷 謙一, 塩谷 晃広, 黒瀬 望, 山田 壮亮 日本臨床細胞学会雑誌 59 (6), 305-310, 2020

    ...今回われわれは, 粘表皮癌との鑑別に苦慮した, 細胞質内空胞の形成を伴う, 右顎下腺原発の扁平上皮癌の 1 例を経験したので, 細胞学的所見を中心に報告する.</p><p><b>症例</b> : 65 歳, 男性. 1 ヵ月前から右顎下部の腫脹を自覚し当院を受診した....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献5件

  • 唾液腺細胞診断におけるミラノシステムの有用性

    野上 美和子, 山元 英崇, 大久保 文彦, 小田 義直 日本臨床細胞学会雑誌 59 (1), 38-46, 2020

    ...不適正 14.6% (13 例), ROM 25% (1/4 例 ; 低悪性度粘表皮癌). Ⅱ. 非腫瘍性 14.6% (13 例), ROM 33.3% (1/3 例 ; T-zone リンパ腫). Ⅲ. 意義不明な異型 (AUS) 20.2% (18 例), ROM 30% (3/10 例 ; 濾胞性リンパ腫, 腺様囊胞癌, 唾液腺導管癌). Ⅳ....

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  • 治療に難渋した副耳下腺由来の粘表皮癌の 1 例

    藤澤 大輔, 朝戸 裕貴, 長谷川 弘毅, 田中 克典, 糸数 哲郎, 古謝 靜男 日本頭蓋顎顔面外科学会誌 36 (1), 30-35, 2020

    <p>  Accessory parotid gland tumors are relatively rare and the histopathological types vary. We report a 41-year-old woman with mucoepidermoid carcinoma that developed in the accessory parotid …

    DOI 医中誌

  • 手術治療を行った耳下腺癌72症例の臨床的検討

    今泉 冴恵, 川北 大介, 的場 拓磨, 高野 学, 小栗 恵介, 蓑原 潔, 岩城 翔, 柘植 博之, 岩﨑 真一 頭頸部外科 30 (3), 297-302, 2020

    ...主な組織型は唾液腺導管癌22例,粘表皮癌15例,多形腺腫由来癌9例であった。術後照射は36例で施行され,StageⅢ以上の症例では予後を改善する可能性が示唆された。再発を認めた22例のうち遠隔転移は17例でみられ,組織型は唾液腺導管癌が最多であった。予後の改善には全身化学療法の確立など遠隔転移の制御が課題であると考えられた。...

    DOI Web Site 参考文献10件

  • 肝内胆管粘表皮癌の1切除例

    林 沙貴, 金木 昌弘, 浅海 吉傑, 野﨑 善成, 吉田 貢一, 菅原 浩之, 家接 健一, 酒徳 光明, 垣内 寿枝子, 寺畑 信太郎, 清原 薫 日本消化器外科学会雑誌 52 (8), 447-455, 2019-08-01

    ...と診断された.手術関連合併症は認めないものの,発熱,食欲不振が続いたためCTを施行したところ,多臓器転移を認めた.肝内胆管由来の粘表皮癌は極めてまれであり,多臓器転移により予後不良とされる.手術施行例においても長期生存例は少なく,早期に発見し治療を行うことが重要と考えられた....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献14件

  • 気管支鏡下高周波スネアにて切除しえた気管支粘表皮癌の1例

    鳥山 碧, 西村 和幸, 阿部 和大, 本多 奈穂子, 永井 智仁, 松本 卓子, 小田 秀明, 多賀谷 悦子 気管支学 41 (3), 245-249, 2019-05-25

    ...</b>気管支粘表皮癌は気管支腺由来の悪性腫瘍に分類され,頻度は全原発性肺腫瘍の0.1~0.2%と稀な疾患である.今回我々は,気管支鏡下高周波スネアによる腫瘍切除術のみで長期にわたり再発を認めない気管支粘表皮癌の1例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.<b>症例....

    DOI 医中誌

  • 若年男性に発症した気管支原発粘表皮癌の1例

    隈元 朋洋, 冨岡 勇也, 松山 洋美, 鵜木 泰自, 谷川 健悟, 堂嶽 洋一, 三山 英夫, 籾 博晃, 佐藤 雅美, 井上 博雅 気管支学 41 (2), 193-197, 2019-03-25

    ...</b>若年男性に発症し,右上葉スリーブ切除を行った気管支原発粘表皮癌の症例を経験した.完全切除された気管支原発低悪性度粘表皮癌は予後良好とされているが,再発の有無について注意深い経過観察が必要である.</p>...

    DOI 医中誌

  • ワルチン腫瘍から発生した耳下腺粘表皮癌

    市川 晴之, 坂東 伸幸, 小松田 浩樹, 原渕 保明 耳鼻咽喉科臨床 112 (12), 801-807, 2019

    <p>Warthin’s tumor is the second most commonly occurring benign parotid tumor. As compared to malignant transformation of a pleomorphic adenoma, carcinoma arising from a Warthin’s tumor is extremely …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献3件

  • 原発検索に難渋した下顎骨中心性粘表皮癌

    櫻井 利興, 米倉 修二, 山﨑 一樹, 大熊 雄介, 佐々原 剛, 佐々木 慶太, 櫻井 大樹, 花澤 豊行, 岡本 美孝 耳鼻咽喉科臨床 112 (8), 535-541, 2019

    <p>Mucoepidermoid carcinoma (MEC) is one of the most common malignant tumors of the salivary glands, and the tumor is composed of mucous, squamous and intermediate cells. However, primary …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献6件

  • 10年間肺炎を繰り返したのち根治手術を行った低悪性度肺粘表皮癌の1例

    児玉 渉, 松岡 佑樹, 大田 里香子, 浜崎 尚文, 吹野 俊介 日本臨床外科学会雑誌 80 (3), 503-507, 2019

    ...腫瘍で閉塞していた.生検で悪性所見は検出しなかったが,臨床的にカルチノイド等を疑い手術を行った.術中病理検査で低悪性度肺粘表皮癌と診断し,左上葉切除とリンパ節郭清,気管支形成を行った.術後経過は良好で,術後2年再発は無い.低悪性度肺粘表皮癌の予後は比較的良好で,肺機能温存手術を積極的に選択することが望ましい.自験例は10年前に気管支鏡で診断されれば,気管支形成は不要であったと考えられた....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献2件

  • 耳下腺癌184例の治療成績

    河田 了, 寺田 哲也, 東野 正明, 西川 周治, 西角 章 頭頸部外科 28 (3), 283-288, 2019

    ...主な組織型は粘表皮癌が47例,多形腺腫由来癌が27例,腺様囊胞癌が21例,唾液導管癌が15例,分泌癌が12例,腺房細胞癌が11例であった。症例全体の疾患特異的5年生存率は76.6%であった。ステージ別の疾患特異的5年生存率はステージⅠが100%,Ⅱが97.7%,Ⅲが71.6%,Ⅳが51.6%であった。悪性度別の疾患特異的5年生存率は,低/中悪性が95.9%,高悪性が46.1%であった。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献14件

  • 胸腺原発粘表皮癌の1例

    橋本 久実子, 川口 晃司, 福井 高幸, 中村 彰太, 羽切 周平, 横井 香平 日本呼吸器外科学会雑誌 32 (7), 804-807, 2018-11-15

    ...,pT2N0M0 Stage IIと診断された.融合遺伝子MAML2の検索を試みたが本症例では陰性であった.胸腺原発粘表皮癌の予後は組織学的悪性度と臨床病期に相関すると報告されている.本症例はII期だが完全切除且つ低悪性度だったため良好な予後を期待している....

    DOI Web Site 参考文献8件

  • 特異な組織像を呈した混合型胸腺癌の1手術例

    大鹿 芳郎, 中山 健史, 亀田 光二, 小原 聖勇, 猛尾 弘照, 松熊 晋 日本呼吸器外科学会雑誌 32 (6), 742-747, 2018-09-15

    ...<p>症例は52歳男性.2年前の検診にて縦隔から右方に突出する陰影を指摘されていた.今回の検診にて同陰影の増大が認められたため,精査加療目的に当院へ紹介となった.精査の後,胸腺腫あるいは胸腺癌を疑い手術を施行した.手術は胸腺胸腺腫瘍摘出,心膜合併切除,右肺S<sup>8</sup>部分切除術を行なった.組織学的には,扁平上皮癌,類基底癌ないしB3型胸腺腫を主体とし,粘表皮癌あるいは腺系分化を伴い,神経内分泌細胞分化...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献4件

  • 甲状腺の胸腺様分化を示す癌Carcinoma Showing Thymus-Like Differentiation(CASTLE)of the Thyroidの1例

    井上 譲, 厚井 志郎, 合原 雅人, 城田 ふみ, 矢吹 慶, 田上 貴之, 佐藤 永洋, 勝木 健文, 永田 貴久, 柴尾 和徳, 久岡 正典, 平田 敬治 Journal of UOEH 40 (3), 259-266, 2018-09-01

    ...を疑う異常集積を認めなかった.細胞診では不整な濃染性核を有する異型上皮の大小の重積性あるいは乳頭状集塊を認め,乳頭癌が疑われた.以上,甲状腺乳頭癌の術前診断に対して甲状腺亜全摘と両側頸部中央区域リンパ節郭清を施行した.術後病理診断では胸骨甲状筋と右下副甲状腺への浸潤を伴う線維化の強い腫瘍が胞巣状に増生しており,核化傾向を伴っていたため扁平上皮癌が疑われ,また胞巣の一部に粘液を含んだ管腔構造を認め,粘表皮癌...

    DOI 機関リポジトリ Web Site ほか3件 参考文献6件

  • 卵殻様の石灰化を伴う稀な胸腺原発粘表皮癌の1切除例

    上垣内 篤, 坪川 典史, 向田 秀則, 金子 真弓, 松浦 博夫 日本呼吸器外科学会雑誌 32 (5), 659-666, 2018-07-15

    ...と診断した(正岡分類I期).粘表皮癌は唾液腺,気管支に好発することが知られるが,胸腺原発例は極めて稀で,胸腺癌の4.6%と言われる.石灰化を伴う症例はさらに稀で,今回我々は腫瘍辺縁に卵殻様の石灰化を伴う胸腺原発粘表皮癌を経験したので報告する....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献20件

  • 上咽頭に発生した粘表皮癌

    舘野 宏彦, 髙倉 大匡, 伊東 伸祐, 中里 瑛, 中西 亮人, 阿部 秀晴, 石田 正幸, 藤坂 実千郎, 井村 穰二, 將積 日出夫 耳鼻咽喉科臨床 111 (4), 235-241, 2018

    <p>Salivary gland-type neoplasms arising in the nasopharynx are rare, accounting for less than 2% of all nasopharyngeal neoplasms. Herein, we report a case of mucoepidermoid carcinoma (MEC) of the …

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  • 耳下腺癌に対する診断,治療の基本方針

    河田 了 口腔・咽頭科 31 (2), 179-182, 2018

    ...耳下腺癌は頻度が少なく,組織別,病期別の治療方針が確立されているとは言い難い.そのため,一定の方針で治療を行っている施設は少ないと思われる.当科では1999年9月から2017年12月までの約18年間に加療を施行した耳下腺癌新鮮症例は181例であり,一定した診断,治療方針で臨んできた.主な組織型は粘表皮癌が47例,多形腺腫由来癌が27例,腺様嚢胞癌が21例,唾液腺導管癌が14例であった.耳下腺癌の悪性徴候...

    DOI 医中誌

  • 舌下腺に発生した粘表皮癌

    野呂 恵起, 尾﨑 昭子, 西川 周治, 東野 正明, 寺田 哲也, 栗栖 義賢, 河田 了 耳鼻咽喉科臨床 111 (5), 357-360, 2018

    <p>Sublingual gland carcinomas are very rare, comprising only 0.5% to 2% of all carcinomas of the major salivary glands. Because of the low frequency of occurrence, case reports of this condition …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献1件

  • 術後7年で耳下腺癌を発症した<I>BRCA1</I>変異陽性乳癌の1例

    菅沼 伸康, 河内 香江, 小島 いずみ, 山中 隆司, 吉田 達也, 山下 年成 日本臨床外科学会雑誌 79 (9), 1825-1829, 2018

    ...卵巣癌,母方叔母二人に乳癌を認める.32歳時に左乳癌に対して左乳房部分切除+センチネルリンパ節生検を施行し,浸潤性乳管癌,ER(-),PgR(-),HER2(-)の診断であった.当院遺伝カウンセリング受診後の遺伝子検査では<I>BRCA1</I>変異陽性であり,同年リスク低減卵巣卵管切除術を施行した.続けて,リスク低減乳房切除術を予定していたが,耳下腺癌を認めて右耳下腺摘出術を施行した.病理結果は,粘表皮癌...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献6件

  • 下顎骨合併切除を要した若年舌下腺癌の1例

    池田 文, 宮口 潤, 土田 宏大, 片桐 克則, 志賀 清人 口腔・咽頭科 31 (2), 193-196, 2018

    ...舌下腺癌は比較的稀な大唾液腺腫瘍であるが,進行癌となる症例がしばしば認められる.しかし,若年者での発症は稀であり,本症例のように進行例であるために下顎骨離断を含めた手術を要する症例は過去の文献では認めなかった.当科で経験した若年者舌下腺原発粘表皮癌進行例について文献的考察を加えて報告する....

    DOI 医中誌

  • 下顎舌正中切開法で切除した舌根部粘表皮癌

    和田 将輝, 寺田 哲也, 稲中 優子, 東野 正明, 河田 了, 栗栖 義賢 耳鼻咽喉科臨床 111 (12), 835-840, 2018

    <p>Mucoepidermoid carcinoma arising from the base of the tongue is relatively rare. The basic treatment for this type of minor salivary gland tumor is radical resection.</p><p>Several surgical …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献3件

  • 口蓋欠損による発音障害を補綴装置にて改善した一例

    小出 恭代 日本補綴歯科学会誌 10 (3), 251-254, 2018

    ...<p><b>症例の概要</b>:42歳女性.左側口蓋粘表皮癌の再発で硬口蓋および軟口蓋の一部を切除した.松浦らの上顎欠損の分類<sup>1)</sup>H3S1D2T0であった.口蓋欠損による発音障害と診断し,欠損部を被覆する暫間顎義歯を製作し欠損部位の創傷治癒確認後,仮床義歯試適時に義歯床縁および研磨面をフレンジテクニックにて形成した新顎義歯を製作した....

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  • 中咽頭に発生した高悪性度粘表皮癌の治癒例

    真栄田 裕行, 仲宗根 和究, 又吉 宣, 安慶名 信也, 上里 迅, 金城 秀俊, 饒波 正史, 鈴木 幹男 耳鼻と臨床 63 (5), 157-164, 2017-09-20

    ...<p>まれな中咽頭発生の粘表皮癌の 1 例を経験した。発生の亜部位については前壁あるいは側壁からの発生の可能性が高いと思われた。Goode らの分類法は治療法の選択や予後の推定に有用であり、本症例は Goode らの分類法では高悪性群に分類された。...

    DOI 医中誌

  • 大阪歯科大学附属病院口腔外科第1科における10年間の悪性腫瘍症例の検討

    松島 由紀, 成瀬 かおり, 中西 環, 上田 衛, 柿原 理奈, 岩井 理恵, 黒田 卓, 福田 あおい, 山田 耕治, 松本 和浩, 吉田 博昭, 井関 富雄, 森田 章介 歯科医学 80 (1), 8-14, 2017

    ...2005 年4 月~2014 年12 月の10 年間に病理組織学的に悪性腫瘍と診断された364 症例について検討した.症例の内訳は,一次症例321 例,再発・転移例24 例および多発癌19 例であった.一次症例は,男性185 例,女性136 例,男女比1.4 : 1 であり,平均年齢は 65.4 歳であった.組織型は,扁平上皮癌が265 例(82.6%)と最も多く,続いて疣贅性癌14 例(4.4%),粘表皮癌...

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  • 経気管支肺生検後の大量喀血で緊急肺切除を要した肺粘表皮癌の一例

    木村 賢二, 木村 亨, 舟木 壮一郎, 楠本 英則, 新谷 康, 奥村 明之進 日本呼吸器外科学会雑誌 31 (2), 175-180, 2017

    ...検査後6日目に喀血を来し,胸部Xpで左全体の無気肺を認めた.腫瘍出血が疑われ,気道閉塞や対側肺への血液流入の危険性を考慮し,緊急で左上葉切除を行った.残存肺へ流入した血液を気管支断端より吸引するために,肺切除時は自動縫合器を用いずに上葉気管支を切離し,断端から気管支内の血餅を除去した.術後は血餅除去や排痰管理のため気管切開術を要したが,術後31日目に軽快退院となった.術後病理検査結果は,組織型は肺粘表皮癌...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献12件

  • 四重複癌の1つとして外科切除した末梢型肺粘表皮癌の1例

    西川 仁士, 中村 龍二, 荒木 恒太, 岡田 真典, 藤原 俊哉, 松浦 求樹 日本呼吸器外科学会雑誌 31 (2), 238-242, 2017

    ...を指摘,以後14 mmに増大傾向を認めた.上記3つの癌のいずれかからの肺転移が疑われ,胸腔鏡下右肺下葉楔状部分切除術を施行した.病理組織学的検査では,高悪性度粘表皮癌pT1aN0M0 stage IAと診断された.術後8ヵ月現在,無再発で通院経過観察中である.結論.肺粘表皮癌の治療後は転移再発のみならず,次なる重複癌の発生の可能性も視野に入れた厳重な経過観察を要すると思われた....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献13件

  • 口蓋に発生した小唾液腺腫瘍4例

    東谷 敏孝, 長谷川 稔文, 窪田 雄一, 入谷 啓介, 小池 雪絵 頭頸部外科 27 (1), 31-35, 2017

    ...症例4は75歳の男性で,術前に粘表皮癌,肺転移の診断であったが,終末期のQOL等も考慮し摘出術を行った。術後約1年で原病死となった。<br>耳鼻咽喉科医は小唾液腺腫瘍を経験することは少ないが,大唾液腺に比べると悪性腫瘍の確率が高く,臨床所見と画像所見と組織診断により総合的に診断する必要がある。...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献7件

  • 大動脈脱転を行い切除した左主気管支発生粘表皮癌の1例

    藤永 卓司, 池田 政樹, 村田 祥武 日本呼吸器外科学会雑誌 31 (1), 76-80, 2017

    ...<p>左主気管支入口部に発生した粘表皮癌に対して大動脈脱転を行い,気管支切除および吻合を行った症例を経験したので報告する.症例は22歳男性,血痰があり当院紹介となった.胸部造影CT検査にて左主気管支入口部を閉塞する血流豊富な腫瘤を認め,壁外浸潤の可能性が示唆された.気管支鏡検査では膜様部に基部のある腫瘍は易出血性であった.手術では大動脈の前方への牽引を行い,左主気管支と気管分岐部を十分に露出した.良好...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献4件

  • 舌正中離断法で切除した舌根部粘表皮癌

    内山 美智子, 石丸 純子, 岸本 誠司 口腔・咽頭科 30 (1), 117-122, 2017

    ...粘表皮癌などの小唾液腺腫瘍に対する治療は手術が第一選択となる. 舌根部へは経口腔, 頸部外切開などさまざまなアプローチ方法がある.<br> 本症例は嚥下困難感を主訴に受診した 77 歳男性で, 舌根部に 3cm と比較的大きな腫瘍を認めた. 生検で粘表皮癌と診断され, またリンパ節転移を伴わなかったことから,「舌正中離断法」による腫瘍摘出術を行った....

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  • 顎下腺癌12例の検討

    伏見 千宙, 多田 雄一郎, 増淵 達夫, 松木 崇, 菅野 千敬, 岡田 拓郎, 佐々木 剛史, 丹羽 一友, 町田 智正, 三浦 弘規, 黒坂 正生, 鎌田 信悦, 玉井 誠一 頭頸部外科 27 (1), 67-72, 2017

    ...<br>12例の内訳は腺様囊胞癌4例,唾液腺導管癌4例,上皮筋上皮癌2例,粘表皮癌1例,carcinoma 1例であった。病期分類では,I期:1例,II期:5例,III期:2例,IV A期:3例・IV C期:1例であった。全症例の5年粗生存率は62%であった。治療成績に影響を与える因子は,臨床病期と頸部リンパ節転移の有無があげられた。...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件

  • 低分化癌が併存した甲状腺粘表皮癌

    松永 桃子, 渡邉 佳紀, 田中 信三, 平塚 康之, 吉田 尚生, 草野 純子, 吉松 誠芳, 森田 勲 日本内分泌・甲状腺外科学会雑誌 34 (2), 132-138, 2017

    ...<p>甲状腺粘表皮癌は非常に稀な癌腫であり,これまで国内外合わせて100例未満の報告しかされておらず,直近の10年間に関しては18例の報告がなされているのみである。低悪性度であり,予後良好とされるが,低分化癌や未分化癌との合併例では予後不良である。分化癌,未分化癌や橋本病との合併,また粘表皮癌内での扁平上皮化生の存在などから術前診断は困難と考えられている。...

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  • 口腔内同時多重性癌(舌粘表皮癌と下顎歯肉扁平上皮癌)の1例

    山本 哲彰, 山内 健介, 高橋 哲 九州歯科学会雑誌 71 (1), 10-14, 2017

    ...今回われわれは舌粘表皮癌と下顎歯肉扁平上皮癌が同時多重性にみられた1例を経験したので報告する.患者は60歳の女性.約1年前より舌下部の腫瘤形成を認めるも放置していた.その後,腫瘤が徐々に増大してきたため精査を希望し当科を受診した.舌下面に境界明瞭,可動性の腫瘤を認め,また,左側下顎歯肉に白斑形成を認めた.生 検の結果,舌下面は粘表皮癌,歯肉は扁平上皮癌の診断を得たため,全身麻酔下に腫瘍切除術を施行した...

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  • 左主気管支管状切除・端々吻合を行った唾液腺型肺癌の2例

    松井 浩史, 尹 亨彦, 内海 朝喜, 冨田 栄美子, 北市 正則, 松村 晃秀 日本呼吸器外科学会雑誌 30 (4), 437-442, 2016

    ...今回われわれは左主気管支管状切除を行った唾液腺型肺癌の2例を経験したので報告する.症例1は53歳の女性.主訴は胸部異常陰影.術前気管支鏡下生検で腺腫と診断し,左主気管支管状切除・端々吻合術を行った.術後粘表皮癌と診断され,気管支切離断端の悪性所見陽性と判明したため,術後補助放射線療法を施行した.症例2は64歳の女性.主訴は咳嗽.気管支鏡検査で腫瘍は血管に富んでおり出血の懸念があったため術前に生検は行...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献4件

  • 二次発癌が疑われた小児耳下腺癌の1例

    中田 貴大, 吉田 正, 山田 啓之, 鵜久森 徹, 羽藤 直人 頭頸部癌 42 (4), 414-417, 2016

    ...右耳下腺腫瘍摘出術を施行し,術中迅速病理で炎症性変化であったが,永久病理で低悪性度粘表皮癌と診断されたため追加手術を施行した。本腫瘍は小児癌治療による晩期障害の二次発癌と考えられた。術後1年半経過したが再発を認めていない。...

    DOI Web Site 参考文献9件

  • 舌下面に発生した粘表皮癌の1例

    宇田川 源, 西原 昇, 赤城 裕一, 安藤 智博 日本口腔診断学会雑誌 29 (2), 73-75, 2016

    We report a case of a sublingual mucoepidermoid carcinoma. The most frequent site of mucoepidermoid carcinoma is the major salivary glands and in some cases it also develops in the minor salivary …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献5件

  • 粘表皮癌の2手術例

    佐藤 伸之, 石橋 直也, 阿部 皓太郎 気管支学 38 (4), 315-318, 2016

    ...</b>肺粘表皮癌は稀な疾患で悪性度によって予後が大きく異なる.<b>症例1.</b>58歳女性,肺腺癌として右肺上葉切除を施行したが術後に低悪性度粘表皮癌と診断された.2年無再発生存中.<b>症例2.</b>35歳女性,検診で左肺門部の腫瘍を発見,リンパ節転移を伴う高悪性度粘表皮癌の診断で左肺全摘術を施行したが,術後に骨,頸部リンパ節に再発した.<b>結論....

    DOI 医中誌 被引用文献1件

  • 耳下腺癌72例の臨床的検討

    四宮 瞳, 大月 直樹, 山下 大介, 四宮 弘隆, 手島 直則, 江島 泰生, 清田 尚臣, 佐々木 良平, 丹生 健一 頭頸部癌 42 (1), 51-56, 2016

    ...9種類の病理組織型がみられ,粘表皮癌が23例(32%)と最も多かった。高悪性度腫瘍は全例術前に悪性と診断されていたが,低および中悪性度腫瘍では71.4%しか悪性と診断されておらず,低中悪性度腫瘍の術前診断が難しいことが再認識された。...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献5件

  • 当センターにおける口蓋腫瘍の臨床的検討

    櫛橋 幸民, 池田 賢一郎, 江川 峻哉, 池谷 洋一, 小松崎 敏光, 古川 傑, 水吉 朋美, 浅野 雅世, 小林 一女, 嶋根 俊和 頭頸部外科 26 (2), 217-225, 2016

    ...組織型は粘表皮癌が2例,多形腺腫が2例,腺様囊胞癌が1例であった。5例に関して臨床的検討を行ったので文献的考察を加え報告する。...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献10件

  • 精神発達遅滞を有する進行口腔がん患者への外科治療経験

    日笠, 紘志, 榊原, 典幸, 水野, 貴行, 加藤, 卓己, 箕輪, 和行, 高野, 昌士 北海道歯学雑誌 36 (1), 14-20, 2015-09

    ...患者は46歳女性,近医歯科にて右側軟口蓋の腫脹を指摘され当科受診.既往歴に精神発達遅滞を認め,精神年齢は9歳相当であった.また生活背景として家族全員が精神発達遅滞を有していた.口腔内所見は右側軟口蓋を中心に硬口蓋,左側軟口蓋,咽頭におよぶ弾性やや硬の腫瘤を形成.画像所見上で悪性腫瘍を疑う所見が得られたため組織生検を施行し粘表皮癌の病理診断を得た.生活支援センター職員援助のもと,ご本人,ご家族との話し...

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  • 小児顎下腺粘表皮癌

    上田 百合, 塚原 清彰, 中村 一博, 本橋 玲, 遠藤 稔, 佐藤 宏樹, 鈴木 衞 耳鼻咽喉科臨床 108 (1), 45-49, 2015

    Pediatric salivary gland carcinomas are a rare neoplasm with a prevalence of 0.9 per million people. On the other hand, 30 to 40% of pediatric salivary gland tumors are malignant. We report herein …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献2件

  • Flap bronchoplastyを用いたLow-grade mucoepidermoid carcinomaのS<sup>6</sup>区域切除の1例

    宮原 尚文, 宮原 聡, 吉田 康浩, 山下 眞一, 白石 武史, 岩﨑 昭憲 日本呼吸器外科学会雑誌 29 (7), 863-868, 2015

    ...腫瘍遺残を認めた.以上より追加切除が必要と判断しB<sup>6</sup>と底区気管支分岐部のwedge resectionを伴うS<sup>6</sup>区域切除を行い,B<sup>6</sup>気管支壁片(B<sup>6</sup> bronchial flap)を利用した下葉気管支欠損部再建術を施行した.①腫瘍基部がB<sup>6</sup>と底区気管支の分岐部に限局,②術前にLow-grade粘表皮癌...

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  • 膵腺扁平上皮癌の1切除例

    高橋 健二郎, 久下 亨, 堀内 彦之, 石川 博人, 平川 浩明, 中山 剛一, 赤司 昌謙, 中山 正道, 奥田 康二, 赤木 由人 膵臓 30 (2), 243-249, 2015

    ...膵扁平上皮癌の1切除例を報告する.症例は,67歳男性で,左上腹部痛を主訴に受診.腹部造影CTで膵尾部に内部不均一な4.25cm大の造影効果を伴う腫瘍を認め,一部脾静脈および左Gerota筋膜への浸潤が疑われた.膵尾部悪性腫瘍の診断で,膵体尾部切除+脾臓摘出術+左Gerota筋膜部分切除+左副腎切除+D2リンパ節郭清を施行した.病理では粘表皮癌(mucoepidermoid carcinoma)成分,...

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献3件

  • 二期的に左主気管支切除術を施行した粘表皮癌の1例

    鈴村 雄治, 橋本 雅之, 一瀬 増太郎 日本臨床外科学会雑誌 76 (6), 1326-1331, 2015

    ...症例は48歳,男性.発熱を主訴に近医受診.胸部X線写真で左全肺野に無気肺を伴う肺炎像を認めた.胸部CTにて左主気管支内に腫瘤性病変を疑う所見があり,気管支鏡検査で左主気管支をほぼ閉塞するポリープ状の腫瘍性病変を認めた.気管支鏡の所見から良性腫瘍が疑われ,気管支鏡下切除術目的で当科紹介となった.全身麻酔下に高周波スネアによる切除術を施行し低悪性度粘表皮癌の診断を得た.左肺炎の改善を待って,二期的に根治術...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献2件

  • 舌下腺に生じた低悪性度粘表皮癌の1例

    纐纈 衆, 栗原 淳, 橋元 亘, 樋口 景介, 熊本 裕行, 髙橋 哲 日本口腔腫瘍学会誌 27 (4), 141-148, 2015

    ...粘表皮癌は,小唾液腺や耳下腺に好発し,舌下腺に発生することはまれである。本腫瘍は,臨床所見に乏しく,早期の病理組織学的診断による治療方針の決定が重要である。今回われわれは舌下腺に生じた低悪性度粘表皮癌の1例を経験したので報告する。患者は47歳,男性,右側口底部の腫脹を主訴に当科を受診した。右側舌下腺部に弾性硬の無痛性腫瘤を認めた。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献1件

  • 口腔小唾液腺腫瘍73症例の臨床統計学的検討

    吉田 遼司, 平木 昭光, 丸瀬 靖之, 永田 将士, 廣末 晃之, 川原 健太, 松岡 祐一郎, 篠原 正徳, 中山 秀樹 日本口腔腫瘍学会誌 27 (4), 127-134, 2015

    ...良性腫瘍では多形腺腫が大部分を占め,悪性腫瘍では粘表皮癌と腺様囊胞癌が多くを占めた。発生部位としては口蓋が最も多く,部位別の悪性腫瘍発生頻度は臼後部で最も高かった。<br>生検標本と手術標本の診断一致率は87.1%であり,不一致例の多くは粘表皮癌に対して扁平上皮癌の初期診断となっていた。口腔悪性腫瘍の診断において,小唾液腺悪性腫瘍の可能性に留意することの必要性が示唆された。...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献4件 参考文献1件

  • まれな肺腫瘍の画像診断

    楠本 昌彦 肺癌 55 (6), 1037-1044, 2015

    ...まれな肺腫瘍の画像所見は明らかな例外を除いて非特異的で,通常の肺癌と同じような所見を示すものが多い.しかし画像上の特徴を知っておくと,まれな肺腫瘍の診断に結びつくことがある.低悪性度の腫瘍には,カルチノイドと,腺様嚢胞癌,粘表皮癌があり,いずれも比較的太い気管支から発生する.カルチノイドは,境界明瞭で造影CTでよく造影され,腺様嚢胞癌は気管・気管支粘膜下に沿って進展する形状を示す.良性腫瘍としては,...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献4件 参考文献22件

  • 喉頭声門下に発生した粘表皮癌の1例

    乾 隆昭, 内田 真哉, 山道 怜, 椋代 茂之, 出島 健司 日本気管食道科学会会報 66 (3), 220-225, 2015

    ...粘表皮癌は頭頸部領域では大小唾液腺に発生することはしばしばあるが,喉頭に発生することは非常にまれである。今回われわれは声門下に発生した喉頭粘表皮癌の1例を経験したので報告する。症例は56歳女性で嗄声を主訴に来院し,腫瘍性病変による顕著な声門下狭窄を認めた。生検した結果,粘表皮癌 (低悪性度) が疑われたため喉頭全摘術を施行した。...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献9件

  • 胸腺原発粘表皮癌の1切除例

    恩田 貴人, 松澤 宏典, 鈴木 未希子, 鈴木 健司 日本呼吸器外科学会雑誌 28 (7), 945-949, 2014

    ...に退院したがsurgical marginが陽性だったため腫瘍床へ放射線療法を施行した.胸腺原発の粘表皮癌は極めて稀な疾患であり,その標準治療法はまだ確立されていない.文献的考察を加え報告する....

    DOI 医中誌 参考文献15件

  • 粘表皮癌と診断された肛門管癌の1例

    䕃地 啓市, 中塚 博文, 住谷 大輔, 藤森 正彦, 奥川 浩一, 谷山 清己 日本大腸肛門病学会雑誌 67 (8), 513-518, 2014

    ...にわたり粘膜下腫瘍様の隆起を伴う潰瘍性病変を認めており,肛門管癌mucoepidermoid carcinoma,pA,int,INFb,ly0,v1,pN2(5/24)と診断した.術後経過は良好であり,現在まで再発なく経過している.肛門管癌のうち粘表皮癌は非常に稀な組織型であり,本症例は興味深い形態も呈していたため,文献的考察を含めて報告する....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献16件

  • サントリーニ裂溝を介し外耳道進展した耳下腺粘表皮癌の1例

    浦野 誠, 吉岡 哲志, 加藤 久幸, 堀部 兼孝, 日江井 裕介, 油井 健宏, 岡田 達佳, 櫻井 一生 頭頸部癌 40 (4), 443-447, 2014

    ...手術検体の病理組織像では,耳下腺上極に発生した低悪性粘表皮癌が上方に進展し,軟骨部外耳道の「サントリーニ裂溝」を穿通して外耳道へ進展していた。本例は,臨床的および病理学的に終始外耳道病変と認識されていたことで,生検組織を長期間にわたり奇異な粘液性上皮構造を含む炎症性肉芽と判断し,耳下腺腫瘍の存在を早期に認識することが困難であった。...

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献1件

  • リンパ節転移を伴った低悪性度粘表皮癌の1例

    別所 俊哉, 百武 威, 桂 浩 日本呼吸器外科学会雑誌 28 (7), 961-965, 2014

    ...)を認めた.気管支鏡検査で左上幹を閉塞する腫瘍を認め,生検で低悪性度粘表皮癌と診断された.気管支形成術を伴う左上葉切除を行い,術中迅速病理診断で肺内リンパ節転移(#12U)を認めたため,縦隔リンパ節郭清を行った.最終病理報告でも低悪性度粘表皮癌(pT2aN1M0)の診断であった.術後2年6ヵ月の現在再発なく生存中である....

    DOI 医中誌 参考文献5件

  • セツキシマブを併用して化学療法を施行した再発性耳下腺高悪性粘表皮癌の1例

    青井 典明, 堀田 優希江, 森倉 一朗, 清水 香奈子, 清水 保彦, 淵脇 貴史, 川内 秀之 口腔・咽頭科 27 (1), 97-104, 2014

    ...このたび耳下腺高悪性粘表皮癌の頸部リンパ節・腋窩リンパ節・皮膚転移再発に対し, セツキシマブを併用した化学療法を行い, 頸部および腋窩リンパ節転移に関しては完全奏功, 皮膚転移は増悪した症例を経験した. 耳下腺癌においては約70%の症例で上皮成長因子受容体の過剰発現が認められていると報告されており, 本症例でも陽性であった....

    DOI 医中誌

  • 左副腎に発生した骨髄脂肪腫の 1 例

    川口 翔, 島崎 英幸, 織田 智博, 高橋 宏美, 遠藤 久子, 中西 邦昭, 玉井 誠一 日本臨床細胞学会雑誌 53 (4), 298-302, 2014

    ...当院口腔外科にて粘表皮癌の術後経過観察中, CT で左腎上極に巨大な骨髄脂肪腫が疑われる腫瘤が認められた. 手術時に摘出された腫瘤の内容物が細胞診に提出された. 細胞診では, 赤芽球, 骨髄芽球, リンパ球, 骨髄巨細胞などの造血系細胞が認められた. 脂肪細胞は認められなかったが, 画像情報などをもとに骨髄脂肪腫の部分像と考えられた....

    DOI 医中誌 参考文献9件

  • 耳下腺癌50例の臨床的検討

    上田 哲平, 鵜久森 徹, 富所 雄一, 山田 啓之, 脇坂 浩之, 暁 清文 日本耳鼻咽喉科学会会報 117 (9), 1188-1193, 2014

    ...病理組織型は粘表皮癌が16例 (32%) と最多であり, 悪性度分類では高悪性度群が26例 (52%) と半数以上を占めた.<br> 根治手術例42例での5年粗生存率は72.1%, 5年疾患特異的生存率は74.0%であった....

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献7件 参考文献12件

  • ステノン管が原発と考えられた扁平上皮癌の1例

    松下 直樹, 井口 広義, 和田 匡史, 大石 賢弥, 岡本 幸美, 寺西 裕一, 神田 裕樹, 山根 英雄 頭頸部外科 24 (2), 201-205, 2014

    ...しかし過去の報告からはステノン管を原発とするものは扁平上皮癌が多く,副耳下腺を原発とするものは粘表皮癌が多く扁平上皮癌は少ない。<br>今回われわれはステノン管が原発と考えられた扁平上皮癌を1例経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する。症例は71歳の男性。右頰部腫脹を主訴に受診され,画像所見から副耳下腺扁平上皮癌として手術を施行した。...

    DOI 医中誌 参考文献4件

  • 耳下腺癌の病理

    長尾 俊孝 耳鼻と臨床 59 (Suppl.1), S32-S37, 2013-12-20

    ...最近、腫瘍特異的な染色体転座によって形成される融合遺伝子が粘表皮癌 (<i>CRTC1</i> [<i>MECT1</i>]-<i>MAML2</i>)、腺様嚢胞癌 (<i>MYB</i>-<i>NFIB</i>)、および乳腺相似分泌癌(<i>ETV6</i>-<i>NTRK3</i>)で同定された。これらの融合遺伝子は、診断、予後、および将来の治療面において意義を持つと考えられる。...

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  • 粘表皮癌の3切除例~本邦報告例33例の検討

    山田 響子, 西村 秀紀, 有村 隆明, 小沢 恵介, 近藤 竜一, 蔵井 誠 日本呼吸器外科学会雑誌 27 (7), 841-847, 2013

    ...肺粘表皮癌は比較的稀な腫瘍であるが,我々は3例を経験することができたため報告する.症例1は51歳の女性で,主訴は咳と喀痰.右下葉原発肺癌の診断で右肺摘除術を施行した.高悪性度粘表皮癌と診断したが,術後1ヵ月で再発し1年半で永眠した.症例2は16歳の女性で,健診で異常を指摘された.術中,粘表皮癌の診断で,右下葉切除術を施行した.術後,低悪性度粘表皮癌と診断した.その後再発なく経過している.症例3は54...

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献29件

  • 閉塞性肺炎を伴った粘表皮癌に対し鏡視下区域切除術を施行した1例

    日野 佑美, 梶 政洋, 堀内 翔, 宮原 尚文, 小林 零, 末舛 惠一 気管支学 35 (3), 281-284, 2013

    ...背景.反復する閉塞性肺炎を伴った粘表皮癌の1手術例を報告する.症例.39歳女性.肺炎を発症した際に施行したCTで左肺腫瘍を指摘され精査加療目的に紹介となった.画像上B^<10>内腔に突出した腫瘤性病変と考えられ,気管支鏡検査を施行したが確定診断に至らなかった.経時的に増大傾向を示しており,悪性腫瘍の可能性を疑い手術を施行した.術中迅速病理診断で粘表皮癌の診断となった.低悪性度の腫瘍であることから,縮小手術...

    DOI 医中誌 被引用文献1件

  • 副耳下腺腫瘍の臨床的検討

    井口 広義, 和田 匡史, 山本 秀文, 山田 佳, 松下 直樹, 岡本 幸美, 寺西 裕一, 神田 裕樹, 小杉 祐季, 山根 英雄 日本耳鼻咽喉科学会会報 116 (12), 1300-1307, 2013

    ...術前穿刺吸引細胞診 (施行率33.3%) が良性にもかかわらず, 術後病理組織が悪性であったものが4例 (うち3例は粘表皮癌) あった. 術後病理組織は悪性腫瘍29例 (44.6%), 良性腫瘍36例 (55.4%) で, 悪性腫瘍では粘表皮癌が, 良性腫瘍では多形腺腫が最多であった....

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献5件 参考文献16件

  • 液状細胞診にて診断した気管支腺原発の粘表皮癌の 1 例

    福満 千容, 河原 明彦, 山口 知彦, 安倍 秀幸, 多比良 朋希, 高瀬 頼妃呼, 秋葉 純, 鹿毛 政義 日本臨床細胞学会雑誌 52 (5), 473-477, 2013

    ...<b>背景</b> : 気管支発生の粘表皮癌は全肺癌の 0.1%とまれな悪性腫瘍である. 今回われわれは, 液状細胞診を用いた気管支擦過細胞診にて診断しえた粘表皮癌の 1 例を経験したので報告する.<br><b>症例</b> : 20 歳代, 男性. 検診の胸部 X 線で右肺門部陰影を指摘され, 気管支拡張症と診断された....

    DOI 医中誌 参考文献14件

  • 肺の末梢領域に発生した扁平上皮腺上皮性混合型乳頭腫 2 例の細胞像

    望野 唯明, 清水 禎彦, 村田 晋一, 安田 政実, 茅野 秀一, 佐々木 惇, 清水 道生 日本臨床細胞学会雑誌 52 (5), 466-472, 2013

    ...<br><b>結論</b> : 本症例では, 低悪性度の粘表皮癌との鑑別が問題となったが細胞学的特徴をよく認識することで, mixed papilloma の診断は可能と思われた. また, 免疫組織化学染色の検討から本症例は腺上皮が腫瘍の本態で, 扁平上皮は化生に伴う変化である可能性が示唆された....

    DOI 医中誌 参考文献8件

  • 粘表皮癌と胃癌・大腸癌の同時性3重複癌の1例

    田邉 和孝, 徳家 敦夫, 影山 詔一, 尾崎 信弘 日本臨床外科学会雑誌 74 (9), 2639-2644, 2013

    ...にまれであり,膵癌取扱い規約では腺扁平上皮癌の亜型として分類されている.膵腺扁平上皮癌は膵癌の約2%とまれだが,早期から転移をきたすなど予後不良である.膵癌と他臓器癌の同時性重複は約3%との報告があるが,膵粘表皮癌との同時性重複癌は検索しえた範囲では報告を認めなかった.膵粘表皮癌がまれであるうえに,今回われわれは胃癌と大腸癌の同時性3重複癌の1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献21件

  • 術前化学療法後に根治切除した食道粘表皮癌の1例

    若松 高太郎, 西田 正人, 松田 真輝, 谷澤 徹, 宮本 幸雄, 梅北 信孝 日本臨床外科学会雑誌 74 (6), 1479-1482, 2013

    ...Grade 1bであった.順調に経過し,術後11日目に退院となった.食道粘表皮癌は非常に稀な特殊組織型で化学療法及び放射線療法に抵抗性があるとされ,予後が扁平上皮癌と比較し不良であるとされているが,われわれは術前化学療法で腫瘍縮小を確認し根治切除しえた食道粘表皮癌を経験したので若干の文献的考察とともに報告する....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献12件

  • Maxillary swing approachで摘出した上咽頭粘表皮癌の1例

    富山 要一郎, 山中 伸, 前田 陽平, 文珠 正大, 佐野 奨 日本耳鼻咽喉科学会会報 116 (9), 1033-1040, 2013

    ...生検により粘表皮癌の診断を得てMSAによる摘出術を行った. 術後の経過は良好で, 顔面神経麻痺や開口障害は認めなかった. 頭頸部領域の粘表皮癌に対しては手術主体の治療を推奨する報告が多く, 上咽頭粘表皮癌においても例外ではないと考えられた. 本邦における上咽頭粘表皮癌の論文報告は少なく非常にまれな疾患と思われた....

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件 参考文献23件

  • 唾液腺癌の病理診断

    長尾 俊孝 頭頸部癌 39 (4), 397-401, 2013

    ...最近,腫瘍特異的な染色体転座によって形成される融合遺伝子が粘表皮癌(<i>CRTC1[MECT1]-MAML2</i>),腺様嚢胞癌(<i>MYB-NFIB</i>),乳腺相似分泌癌(<i>ETV6-NTRK3</i>),および硝子化明細胞癌(<i>EWSR1-ATF1</i>)で同定された。これらの融合遺伝子は,唾液腺癌の診断,予後,および将来の治療面において意義を持つものと考えられる。...

    DOI 被引用文献4件 参考文献2件

  • 中咽頭を占拠する舌根部小唾液腺由来癌例の診断と治療経験

    渡部 佳弘, 小澤 宏之, 行木 英生 頭頸部外科 23 (3), 337-341, 2013

    ...複数回の生検による術前診断が多形腺腫であったことから口内法により腫瘍を全摘出したが,確定診断は高分化型粘表皮癌であった。<br>経過は良好で,術後12か月を経過した現在,再発を認めていない。<br>舌根部に生じた唾液腺粘表皮癌に対する診断の困難さ,腫瘍の分類,手術アプローチ法について報告した。...

    DOI 医中誌 参考文献5件

  • 当科における耳下腺腫瘍の臨床統計

    茂呂 順久, 山内 宏一, 小柏 靖直, 永藤 裕, 中村 健大, 守田 雅弘, 横井 秀格, 唐帆 健浩, 甲能 直幸 頭頸部外科 23 (1), 93-98, 2013

    ...悪性腫瘍では唾液腺導管癌3例,腺様嚢胞癌2例,腺房細胞癌2例,粘表皮癌,筋上皮癌,扁平上皮癌1例であった。術前の穿刺吸引細胞診の結果を術後の病理所見と比較し,感度50%,特異度100%,正診率は94%であった。良性腫瘍に対しては耳下腺腫瘍摘出術を行った。患者は術前の穿刺吸引細胞診で悪性と診断されていたため,基本的には耳下腺全摘術は術前に穿刺吸引細胞診が行われた患者に行った。...

    DOI 医中誌 被引用文献3件 参考文献24件

  • 上顎骨中心性に発生したと考えられた粘表皮癌の1例

    岩永 賢二郎, 馬杉 亮彦, 山下 善弘, 石川 文隆, 松尾 拡, 冨永 和宏 日本口腔外科学会雑誌 59 (3), 177-181, 2013

    Abstract: Primar y intraosseous mucoepidermoid carcinoma of jaw bones is commonly seen in the posterior part of the mandible; its occurrence in the anterior part of the maxilla is rare. We report a …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献15件

  • 表層拡大型を示した表在性食道粘表皮癌の1例

    熊谷 洋一, 相田 順子, 落合 高徳, 山崎 繁, 河野 辰幸, 田久保 海誉 日本臨床外科学会雑誌 73 (9), 2251-2257, 2012

    A 61-year-old woman developed esophageal cancer that was detected during a periodic health examination. Esophagography and upper gastrointestinal endoscopy revealed a 6-cm, 0-IIc lesion in the lower …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献39件

  • 頭部皮膚転移を合併した肝内胆管粘表皮癌の1例

    西山 麻里, 水上 祐治, 久米 美沙紀, 小川 明子, 神野 亜希子, 木阪 吉保, 田中 良憲, 村上 信三, 大朏 祐治 日本消化器病学会雑誌 109 (11), 1953-1959, 2012

    ...粘表皮癌は,唾液腺にしばしば発生する悪性腫瘍で腫瘍細胞は扁平上皮と粘液産生細胞の2方向への分化を示し,扁平上皮の胞体内に粘液産生を認め,時に腺腔の形成を見るものと定義されている.肝内胆管由来の粘表皮癌はまれである.本症例の70歳代男性は先行した頭部皮膚転移を含み,剖検時多臓器転移をともなっていた極めてまれな胆管原発症例であり,若干の文献的考察を加えて報告する.<br>...

    DOI PubMed 医中誌 被引用文献1件 参考文献15件

  • 唾液腺原発粘表皮癌の臨床病理学的検討

    玉置 盛浩, 山中 康嗣, 下村 弘幸, 笹平 智則, 山川 延宏, 柳生 貴裕, 青木 久美子, 今井 裕一郎, 桐田 忠昭 日本口腔腫瘍学会誌 24 (4), 137-145, 2012

    ...<br>Goode分類は粘表皮癌の予後予測として有用な病理組織学的悪性度分類であると思われた。...

    DOI 医中誌 被引用文献4件 参考文献23件

  • 口腔内小唾液腺癌45例の臨床的検討

    田中 香衣, 小村 健, 原田 浩之, 岡田 憲彦 日本口腔腫瘍学会誌 24 (1), 21-27, 2012

    ...病理組織学的には,粘表皮癌が最も多く22例で,次いで腺様嚢胞癌13例,多型低悪性度腺癌4例の順に多かった。<br>初回治療として,放射線療法を施行した1例を除く44例に手術療法を施行した。原発巣再発は粘表皮癌4例,腺様嚢胞癌1例,腺癌NOS 1例に認めた。...

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献27件

  • 舌下腺・口腔底切除術および広頸筋弁による再建術を行った舌下腺粘表皮癌の1例

    志摩 温, 岩崎 聡, 宮川 麻衣子, 茂木 英明, 三島 吉登, 宇佐美 真一 頭頸部外科 22 (1), 53-57, 2012

    ...舌下腺腫瘍は全唾液腺腫瘍の約1%と少なく,中でも粘表皮癌は大変まれである。今回われわれは生検の結果低悪性度の粘表皮癌と診断された舌下腺癌に対し,舌下腺・口腔底切除術を施行し,広頸筋弁を用いて再建した症例を経験したので報告する。<br>症例は40歳男性。右顎下部の疼痛と小指頭大の腫瘤を認めたため精査した。穿刺吸引細胞診はclass IIであったが,生検による病理検査にて低悪性度の粘表皮癌と診断した。...

    DOI 医中誌 参考文献12件

  • 唾液腺腫瘍の病理―小唾液腺腫瘍を中心に―

    小川 郁子, 工藤 保誠, 高田 隆 日本口腔腫瘍学会誌 23 (3), 50-58, 2011

    ...大唾液腺と同様に良性腫瘍では多形腺腫が,悪性腫瘍では粘表皮癌が最も多いが,細管状腺腫,導管乳頭腫,多型低悪性度腺癌や明細胞癌NOSはもっぱら小唾液腺に発生し,唾液腺導管癌,オンコサイト癌などの高悪性度腫瘍はまれである。粘表皮癌は顎骨内に発生することもあり(中心性粘表皮癌),歯原性の由来が想定されている。口腔内の腫瘍は,外傷や炎症による潰瘍形成を伴いやすい。...

    DOI 医中誌 被引用文献13件 参考文献12件

  • 閉塞性肺炎を伴った粘表皮癌を気管支鏡下に摘除した1例

    渡邉 龍秋, 遠藤 千顕, 桜田 晃, 石橋 直也, 江場 俊介, 野津田 泰嗣, 渡辺 有為, 鈴木 隆哉, 大石 久, 前田 寿美子, 野田 雅史, 星川 康, 岡田 克典, 近藤 丘 気管支学 33 (5), 321-325, 2011

    ...右中間幹を閉塞する粘表皮癌を気管支鏡下に摘除し,閉塞性肺炎を改善させ合併症なく右肺中下葉切除を行った....

    DOI 医中誌 被引用文献2件 参考文献13件

  • 耳下腺癌における予防的頸部郭清と術後放射線治療について

    柴田 智久, 米澤 宏一郎, 森本 浩一, 山下 大介, 大月 直樹, 西村 英輝, 佐々木 良平, 丹生 健一 頭頸部癌 37 (1), 78-82, 2011

    ...病理組織別には粘表皮癌が10例と最多で,悪性度分類では高悪性度のものが22例(63%)と過半数を占めた。病期別の疾患特異的3年生存率はI期3例100%,II期10例73%,III期7例100%,IVA期15例37%であり,3年局所頸部制御率はpN0 症例21例90%,pN+症例14例95%と良好な結果であった。...

    DOI 医中誌 被引用文献4件 参考文献16件

  • 唾液腺腫瘍の画像診断について

    中山 英二, 大内 知之, 賀来 亨, 柴田 考典, 有末 眞, 永易 裕樹, 安彦 善裕, 上野 繭美, 河津 俊幸, 吉浦 一紀, 浅香 雄一郎, 上田 倫弘, 山下 徹郎, 仲盛 健治, 平塚 博義, 針谷 靖史, 関口 隆 日本口腔腫瘍学会誌 23 (3), 59-68, 2011

    ...顎骨内に粘表皮癌が発生することについても注意したい。...

    DOI 医中誌 被引用文献4件 参考文献8件

  • 反復する肺炎で発見された18歳若年者肺粘表皮癌の1例

    宮原 尚文, 濱武 大輔, 宮原 聡, 濱中 和嘉子, 白石 武史, 岩崎 昭憲 日本呼吸器外科学会雑誌 25 (2), 149-154, 2011

    ...症例は18歳,男性.右下葉に限局した肺炎を繰り返していたため胸部CT検査を施行したところ,右下葉S8中枢側に20mm大の腫瘍性病変を認めた.気管支鏡検査では右底幹気管支B8-10入口部を閉塞する表面不整な腫瘍を認め,生検で肺粘表皮癌と診断された.画像的にリンパ節転移,遠隔転移を認めず手術適応と判断したため,右下葉切除術およびリンパ節郭清(ND2a)を施行した.術後の病理検査で低悪性度肺粘表皮癌,pT1N0M0...

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献31件

  • 顎下腺悪性腫瘍1次症例の検討

    北尾 恭子, 本間 明宏, 折舘 伸彦, 鈴木 清護, 鈴木 章之, 原 敏浩, 加納 里志, 水町 貴諭, 瀧 重成, 稲村 直哉, 福田 諭 日本耳鼻咽喉科学会会報 114 (3), 126-132, 2011

    ...組織型は, 腺様嚢胞癌5例, 扁平上皮癌3例, 粘表皮癌2例, 多形腺腫由来癌2例, 癌肉腫1例, 大細胞癌1例であった. TNM分類ではT1: 1例, T2: 7例, T3: 4例, T4: 2例, N0: 9例, N1: 1例, N2: 4例であった. 初診時に遠隔転移を来していた症例はなかった....

    DOI Web Site PubMed ほか1件 被引用文献3件 参考文献39件

  • 唾液導管癌におけるHER2の発現解析

    鈴木 崇祥, 加納 里志, 折舘 伸彦, 本間 明宏, 鈴木 清護, 畠山 博充, 水町 貴諭, 古沢 純, 坂下 智博, 福田 諭 頭頸部外科 21 (2), 195-201, 2011

    Salivary duct carcinoma histologically resembles an invasive mammary ductal carcinoma and is a malignant tumor with a poor prognosis. The rarity of this carcinoma has resulted in a lack of consensus …

    DOI 医中誌 参考文献36件

  • 副耳下腺に発生した粘表皮癌の1例

    鈴木 健介, 篠崎 剛, 林 隆一, 海老原 充, 宮崎 眞和, 大幸 宏幸, 斎川 雅久, 藤井 誠志 頭頸部外科 21 (2), 185-190, 2011

    We describe a 66-year-old man with mucoepidermoid carcinoma arising in the accessory parotid gland. A painless mass in the left cheek had been gradually growing for five years. The patient was …

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献25件

  • FDG-PETにおいて軽度の集積率増加を示した胸腺原発Mucoepidermoid carcinomaの一切除例

    伴 秀利, 西村 嘉裕 日本呼吸器外科学会雑誌 24 (7), 1092-1097, 2010

    症例は60歳女性.検診で胸部異常陰影を指摘された.胸部CTおよびFDG-PETを施行され,胸腺腫を疑われて紹介受診した.前医の胸部CTおよび術前に施行した胸部MRIにおける限局性非浸潤性所見と,FDG-PETにおいてSUVmax 3.4とごく軽度の集積率増加であったことから,正岡分類I期の非浸潤性胸腺腫と術前診断し手術を行った.術後病理組織検査によって胸腺原発のLow-gradeのmucoepi…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献37件

  • 再発を繰り返した気管支粘表皮癌の1例

    末吉 亮, 高見澤 滋, 好沢 克, 町田 水穂 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 46 (6), 966-970, 2010

    ...で開胸し,臓側胸膜と心膜上に存在する腫瘍を摘出した.下行大動脈の腹側に娘結節を認めたためsamplingした.病理診断で気管支粘表皮癌であり,samplingの部位も同様の所見であった.術後経過は良好で,約1年後のCTで,娘結節の増大,他部位の結節形成は認めていない.気管支粘表皮癌の多くは悪性度が低く予後良好と言われている.しかし,本症例のように再発を繰り返す症例もあり,注意深く経過を観察する必要がある...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献15件

  • 当科における顎下腺腫瘍の検討

    小野 智裕, 嶋根 俊和, 江川 峻哉, 森 智昭, 三邉 武幸 耳鼻咽喉科展望 53 (2), 121-125, 2010

    ...悪性腫瘍は7例で, その内訳は腺癌, 腺様嚢胞癌, 多形腺腫内癌, 唾液腺導管癌, 粘表皮癌, 扁平上皮癌, 肺癌の転移であった。顎下腺腫瘍の中で悪性腫瘍の占める割合は21.2%であった。年齢分布では高齢女性で悪性腫瘍の頻度が高く, 腫瘍の大きさについては, 良性・悪性に差は認められなかった。病悩期間は良性40.3ヵ月に対し悪性75.3ヵ月であった。...

    DOI 医中誌 被引用文献2件

  • 当科における気管切除症例の検討

    佐藤 克郎, 富田 雅彦, 松山 洋, 高橋 姿 日本気管食道科学会会報 61 (3), 299-304, 2010

    ...病態は4例が原発性気管癌,4例が甲状腺癌気管浸潤で,病理組織診断は気管癌が腺様嚢胞癌2例,扁平上皮癌と粘表皮癌が各1例,甲状腺癌は4例とも乳頭癌であった。原発性気管癌の術式は4例全例で気管喉頭合併切除が行われ,3例が前腕皮弁,1例が遊離空腸で再建,気管切除範囲は5~8気管輪であった。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • 5歳女児の口蓋部に生じた粘表皮癌の1例

    藤井 智津, 中村 芳明, 津山 治己, 境野 秀宣, 亀山 忠光, 楠川 仁悟 日本口腔外科学会雑誌 56 (2), 75-79, 2010

    Mucoepidermoid carcinoma is a relatively common salivary gland cancer in the oral cavity; however, it is extremely rare in infants. We report a case of mucoepidermoid carcinoma arising in the palate …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献28件

  • 急速な再発、転移をきたした顎下腺原発粘表皮癌の1例

    里見, 貴史, 河野, 通秀, 續, 雅子, 渡辺, 正人, 蔵口, 潤, 松林, 純, 長尾, 俊孝, 千葉, 博茂 北海道医療大学歯学雑誌 28 (1), 1-5, 2009-06

    ...病理組織検査結果は中悪性型粘表皮癌であった。術後1ヵ月、術前の穿刺部位ではない顎下部の皮膚に潰瘍の形成を認め、悪性度が増した高悪性型粘表皮癌と診断した。全身麻酔下に顎下部皮膚を含む広範囲な腫瘍切除術、左側下顎骨区域切除術および頸部郭清術を施行した。...

    機関リポジトリ Web Site 医中誌

  • 浅側頭動脈よりの超選択的動注法による術前連日同時放射線化学療法が著効した口底粘表皮癌の1例

    馬場 隼一, 光藤 健司, 岩井 俊憲, 福井 敬文, 光永 幸代, 渡貫 圭, 廣田 誠, 松井 義郎, 藤内 祝 日本口腔腫瘍学会誌 21 (4), 265-271, 2009

    ...生検の結果,粘表皮癌と診断された。浅側頭動脈より超選択的動注法を用いた連日同時放射線化学療法を受けた。CisplatinとDocetaxelの総投与量はそれぞれ224mg,111mgであった。外照射は1.8Gy/日で計50.4Gyを行った。臨床効果はPRであったため動注化学放射線治療終了4週後に下顎骨区域切除術,保存的頸部郭清術,腓骨皮弁による再建術を施行した。...

    DOI 医中誌 被引用文献2件 参考文献29件

  • 当科における耳下腺悪性腫瘍症例の検討

    稲村 直哉, 本間 明宏, 福田 諭 口腔・咽頭科 22 (2), 167-172, 2009

    ...組織型でみると, 未分化癌33%, 腺癌40%, 粘表皮癌62%, 多形腺腫由来癌67%, 腺様嚢胞癌と腺房細胞癌は100%であった. T分類では, T1が100%, T2が88%, T3が90%, T4が44%であった. FP+は36%, FP-は94%であった. T4およびFP+は予後不良であった....

    DOI 医中誌 被引用文献3件 参考文献13件

  • 左肺一側無気肺を呈し左肺摘除術を行ったmucoepidermoid carcinomaの1例

    川久保 尚徳, 加藤 雅人, 松本 耕太郎, 綿屋 洋, 鶴田 伸子, 樋口 和行 肺癌 49 (3), 317-321, 2009

    <b>背景</b>.Mucoepidermoid carcinomaは気管支腺由来の腫瘍である気管支腺腫に分類され,全肺癌の0.1%程度である.<b>症例</b>.68歳,男性,呼吸困難感を主訴に当院救急外来に救急搬送.胸部X線写真上,左肺の透過性がびまん性に低下しており,肺換気血流不均等の状態と考え,挿管下にICUで人工呼吸管理を行った.気管支鏡検査で左主気管支に気管支を閉塞する白色の腫瘍を認…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献3件 参考文献3件

  • 鼻副鼻腔非扁平上皮癌(腺系癌)の臨床的検討

    力丸 文秀, 冨田 吉信 日本耳鼻咽喉科学会会報 112 (1), 18-24, 2009

    ...組織型は腺癌5例, 粘表皮癌4例, 腺様嚢胞癌18例, 腺扁平上皮癌1例であり, 腺様嚢胞癌が全体の64%を占めていた. 病期は上顎洞, 篩骨洞でIV病期が12例57%, であったのに対し, 鼻腔ではI病期が4例57%であった. 全体の生存率は3年生存率で68%, 5年生存率で55%であった....

    DOI Web Site PubMed ほか1件 被引用文献2件 参考文献16件

  • 術前印象をもとに製作した陶歯を用いて外観と機能を回復した下顎顎補綴症例

    堀 一浩 日本補綴歯科学会誌 1 (4), 412-415, 2009

    ...<B>症例の概要:</B>初診時27歳の女性で,1998年12月に左側口底部腫脹を主訴に来院した.粘表皮癌との診断のもと腫瘍切除術が行われ,手術17日後に暫間顎義歯を装着した.その後前腕皮弁が安定したため,術前模型をもとに陶材泥凍結(P-C・P・F)法を用いて患者の天然歯列を再現した陶歯を製作し,顎義歯を装着した.現在8年が経過しており,良好に経過している....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献4件

  • 術後19年目に粘表皮癌の再発が疑われた肺縫合糸肉芽腫の1例

    小林 零, 森 正一, 福井 高幸, 立松 明子, 谷田部 恭, 光冨 徹哉 日本呼吸器外科学会雑誌 23 (2), 165-168, 2009

    ...症例は60歳の女性.粘表皮癌にて右下葉部分切除を施行した術後19年目に血痰を生じたため,精査を行った.右B10入口部にポリープ状病変を認めた.2度の気管支鏡下生検を行うも確定診断に至らず,外科的切除(右下葉切除術)を施行した.術後病理にて,肺縫合糸肉芽腫と診断された.肺縫合糸肉芽腫の報告は比較的まれであり,また粘表皮癌の再発と鑑別を要した1例を経験したので報告する....

    DOI 医中誌 被引用文献2件 参考文献12件

  • 唾液腺腫瘍の病理診断標準化の試み

    森永 正二郎 口腔・咽頭科 22 (1), 67-72, 2009

    ...その結果, 一般病理医が難しく感じる腫瘍として, 腺房細胞癌と粘表皮癌が代表的であることが明らかとなった. 一方, 4名の専門病理医全員の診断が一致したのは全体の42%に留まった. しかし, 議論を繰り返すうちに, 病理医間の診断一致率が上昇することも明らかとなった. また, 新規コンサルテーション症例に対して, 顕微鏡デジタル画像を用いた複数コンサルタントシステムの試用を開始した....

    DOI

  • 下顎骨内に発生したと思われた粘表皮癌の1例

    水谷 雅英, 向井 隆雄, 棚橋 幸子, 永田 雅英, 美馬 淳子, 吉岡 秀郎 日本口腔腫瘍学会誌 20 (2), 125-130, 2008

    Mucoepidermoid carcinoma is one type of malignant tumor of the salivary glands, and mainly occurs at the parotid gland in major salivary glands and at the palate in minor salivary glands. …

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献25件

  • 分化度の異なる胸腺粘表皮癌2例の臨床病理学的検討

    前田 純, 東山 聖彦, 尾田 一之, 岡見 次郎, 塚本 吉胤, 小山 光博, 児玉 憲 日本呼吸器外科学会雑誌 22 (2), 186-192, 2008

    ...である.症例2は既報告例で53歳男性.胸腺粘表皮癌(高分化型)に対し胸腺亜全摘+リンパ節郭清術施行した.初回術後57ヵ月で胸腔内播種をきたし,その後2度にわたる切除手術,胸腔内温熱化学療法,放射線療法施行するも全身転移にて93ヵ月で永眠された.胸腺粘表皮癌の多くは病理学的に高分化型で胸腺癌の内でも悪性度は低いとされているが,低分化型は悪性度も高く極めて予後不良とされており分化度が臨床経過や悪性度を反映...

    DOI 医中誌 参考文献26件

  • 肺実質切除を伴わない気管支形成術を施行した気管支低悪性度腫瘍の3手術例

    宮内 善広, 小池 輝明, 大和 靖, 吉谷 克雄 日本呼吸器外科学会雑誌 22 (6), 957-962, 2008

    ...気管支原発の低悪性度腫瘍に対し肺実質切除を伴わない気管支形成術を施行した3例につき検討した.症例は20~47歳の男性2例,女性1例で,0~I次気管支に発生した気管支カルチノイド2例と,粘表皮癌1例に肺実質切除を回避した気管支形成術で完全切除が可能であった.3例ともに術後重篤な合併症は認めず,また術後1年6ヵ月から15年経過し,再発なく健在である.術後早期の呼吸機能検査では,術前値を100%として比較...

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献24件

  • 大唾液腺腫瘍551例の臨床病理学的検討

    山元 英崇, 瀬川 祐一, 白土 秀樹, 平川 直也, 橋本 和樹, 中島 寅彦, 小宗 静男, 恒吉 正澄 頭頸部癌 34 (4), 548-551, 2008

    ...組織型別では多形腺腫285例(53.1%),ワルチン腫瘍104例(19.4%)の順に多く,悪性では,腺様嚢胞癌(25例),粘表皮癌(17例),多形腺腫由来癌(15例)が多かった。また,多形腺腫の癌化は5%(15/300例)程度と推定された。また,多形腺腫由来癌の悪性成分は多彩だったが,高悪性度である唾液腺導管癌も少なくなく,注意が必要である。...

    DOI 医中誌 被引用文献5件 参考文献16件

  • 涙嚢・眼瞼悪性腫瘍に対する集学的治療

    小池 修治, 那須 隆, 石田 晃弘, 野田 大介, 青柳 優, 高村 浩, 菊池 憲明 頭頸部癌 34 (4), 600-605, 2008

    ...粘表皮癌1例を除いた3例に対し術後放射線治療を行った。術後放射線治療を行わなかった粘表皮癌1例を除いた3例が無再発生存である。<BR>今後,頭頸部外科医が眼部原発の悪性腫瘍を扱う機会が増えると考えられ,関連各科との綿密な連携が必要である。...

    DOI 医中誌 被引用文献3件 参考文献19件

  • 微小病変として発見された気管粘表皮癌の1例

    山崎 成夫, 岡安 健至, 鈴木 康弘, 細川 正夫 肺癌 48 (7), 832-835, 2008

    ...<b>結論</b>.食道癌治療前スクリーニングとして行った気管支鏡検査にて,無症状で微小病変として発見された気管癌(粘表皮癌)の1例を報告した.治療は放射線治療が有効であった.<br>...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件 参考文献16件

  • 耳下腺悪性腫瘍の検討

    長谷川 泰久, 兵藤 伊久夫, 岡部 光邦, 寺田 聡広, 古平 毅, 谷田部 恭 頭頸部癌 34 (3), 360-364, 2008

    ...この遺伝子の検出が粘表皮癌に特異的で,予後において良好な群に結び付くことを明らかにした。<BR>今回の検討から,耳下腺癌に対する注目すべき診断治療法として,細胞遺伝学的診断,粒子線治療,分子標的治療が挙げられる。耳下腺癌の発生率は低くまた組織学的多様性に富むことから,これらの診断治療法の適切な評価には多施設による共同研究の実施が必要とされる。...

    DOI 被引用文献3件 参考文献4件

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