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検索結果 1,452 件

  • 教職大学院実務家教員が研究活動の見通しを確かにするための協働的プログラムの開発

    木原 俊行, 野中 陽一, 小柳 和喜雄 日本教育工学会論文誌 47 (Suppl.), 141-144, 2024-03-20

    <p>教職大学院の実務家教員が研究活動の見通しを確かにするための協働的プログラムを開発した.当該プログラムでは,教職大学院のスタッフ(実務家教員,研究者教員)が,自らの取り組み(教育や研究等)を文章化したもの(論文,書籍,報告書等)を持ち寄り,その特長等を語り合った.プログラムにおける参加者の発言の計量テキスト分析の結果から,プログラムの部構成の妥当性,所属する大学による参加者の発言内容の違いが…

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  • 明治期における内親王の肖像とそのメディア表象――小川一眞撮影の周宮房子内親王の肖像写真を中心に

    研谷 紀夫 映像学 111 (0), 116-135, 2024-02-25

    <p>天皇や皇族の肖像に関する社会的な意味や役割についての研究が行われるようになって久しいが、これまでの研究対象は天皇・皇后や成人皇族が主であった。一方でその天皇や皇族の子息である親王・王や、息女である内親王・女王などのイメージについては、これからの研究課題であると言えよう。特にそれまでは公の場でも和装姿であった皇后が1886(明治19)年から洋装に代わると、その頃に誕生した内親王が皇后と入れ替…

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  • ICT活用推進校における学校研究発展の過程と方略の特徴

    後藤 壮史, 小柳 和喜雄 日本教育工学会論文誌 advpub (0), 2024-01-20

    <p>本研究では,ICT活用推進校を対象に学校設置準備段階から学校が設立し,学校研究が発展するまでの過程・方略の特徴を,学校長の語りから事例的に明らかにすることを目的とした.結果,対象としたA校の学校研究発展過程の特徴として,主に1)「グループ・アイデンティティ形成」が中核となって学校研究が発展していくこと,また2)学校設立から段階的に「分散型リーダーシップの発揮」が進み,管理職から実践的リーダ…

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  • 複数の人数計数手法と回帰分析を用いた群衆人数の推定

    今井 龍一, 山本 雄平, 姜 文渊, 中原 匡哉, 神谷 大介, 野村 圭哉 土木学会論文集 80 (22), n/a-, 2024

    <p> イベントや災害時に群衆の人数を計数することは,事故を未然に防ぐために重要である.近年,深層学習を用いて人物を計数する技術が発展し,様々な手法が開発されている.しかし,群衆の動画像は様々な条件で撮影されているため,自動で最適な人数計数手法を選択して適用することは困難である.</p><p> 本研究では,人数計数手法の検出結果の傾向の違いに着目し,回帰分析を用いて人数を推計する手法を考案した.…

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  • 橋梁点群データからのエッジ推定によるパラメトリックモデルの生成に関する研究

    塚田 義典, 中原 匡哉, 梅原 喜政, 田中 成典, 武内 克樹, 中井 瑞基 土木学会論文集 80 (22), n/a-, 2024

    <p> 近年,国土交通省ではBIM/CIM原則適用を掲げ,設計事業のデジタル化や3次元モデルの活用を推進している.これらのデジタル化に伴い,関係者間のデータ共有や活用が容易になることで設計・施工のみでなく,維持管理においても生産性の向上を目指している.しかし,橋梁等の既設構造物は計測データをもとに3次元モデルを作成する必要があり,専門的な知識や多大な労力を要する.そのため,既存研究では,遺伝的ア…

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 登記所備付地図データの公共座標系への自動変換技術に関する研究~ブロック塀の所有者推定~

    梅原 喜政, 塚田 義典, 田中 成典, 上月 康則, 下鳴 恒彰, 平野 順俊, 大上 航平, 寺田 駿太 AI・データサイエンス論文集 5 (1), 151-158, 2024

    <p>法務省は,土地の位置や筆界を明らかにするため,登記所備付地図作成事業を平成27年度より推進している.令和5年1月には,全国の登記所備付地図データがG空間情報センターから無償で公開された.しかし,任意座標系に基づくデータが多いため,多用途展開や利活用の推進の阻害要因になっている.そこで,本研究では,属性情報によるジオコーディング手法や道路線形による位置合わせ手法を考案し,任意座標系の登記所備…

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  • LiDARを用いた土留め壁の変状検出手法に関する研究

    中原 匡哉, 山本 雄平, 今井 龍一, 石濱 裕幸, 澤城 光二郎, 井藤 博章, 山岸 真理 土木学会論文集 80 (22), n/a-, 2024

    <p> 開削工事で設置される土留め壁に過剰な負荷がかかっている場合,目視でその変状を判断するのは難しく,土留め壁が崩壊する事故が発生している.そのため,既存研究では,土留め壁の内部にセンサを設置する手法や表面にターゲットを設置してTSを用いて変状を定量的に計測する技術が提案されている.しかし,導入にかかる費用や工数が膨大となる課題や網羅的に変状を計測できない課題がある.</p><p> …

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  • 射影変換を用いた車両ナンバープレートの汎用的な文字抽出手法に関する研究

    今井 龍一, 山本 雄平, 中原 匡哉, 神谷 大介, 姜 文渊, 中畑 光貴, 住吉 諒 土木学会論文集 80 (22), n/a-, 2024

    <p> 我が国では,自動車交通量調査の効率化に向け,調査にAIを導入している.この調査でナンバープレートを認識できれば,車両の流動計測も可能となり,調査を高度化できる.しかし,路肩の高所から撮影した動画像では,ナンバープレートが傾いた状態で映り込むため,正面向きに補正する必要がある.補正する手法として射影変換があるが,ナンバープレートと車両が同系色の場合,射影変換の基準点を取得できない.そこで,…

    DOI Web Site 参考文献3件

  • SEOの内部対策に焦点を当てたWebページのクオリティ評価に関する研究

    田中 成典, 中村 健二, 寺口 敏生, 山本 雄平, 坂本 一磨, 中原 匡哉, 楠本 巨樹, 岩本 達真 AI・データサイエンス論文集 5 (1), 269-280, 2024

    <p>Web制作技術の進歩に伴い,世界中でWeb サイトが日々大量に生産され続けている.地域活性化を拠点として注目を集めている道の駅では,多種多様な地域の魅力の発信が不十分な課題から道の駅ごとの Webサイトの制作や運用が見直されている状況である.ユーザはWeb検索の検索順位が上位のWebサイトを閲覧することが一般的であるため,道の駅のWeb …

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  • 廉価なLiDARの動的な点群データを用いた歩行者交通量調査への適用可能性の検証

    今井 龍一, 山本 雄平, 中原 匡哉, 姜 文渊, 神谷 大介, 中畑 光貴, 小橋 幸貴 土木学会論文集 80 (22), n/a-, 2024

    <p> 現行の歩行者交通量調査では,調査断面を通過する歩行者を人手により計数する手法が一般的なため,調査日や時間帯が限定される.近年,ビデオカメラで撮影した動画像を用いた調査事例が増えているが,個人情報やプライバシーへの配慮が必要である.そこで,対象とする歩行者を3次元の座標点の集合として計測できるLiDARが注目されている.しかし,反復型のLiDARでは,計測範囲を網羅的に計測できず当該調査へ…

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 博物的知能育成のための学習環境の構築を目指して:古墳・出土品検索アプリによる学習支援

    田中 孝治, 堀 雅洋 人工知能学会研究会資料 先進的学習科学と工学研究会 99 (0), 22-25, 2023-11-15

    <p>本研究では、博物館における展示資料の注目点を把握する力や展示資料間の関連性を把握する力を博物的思考スキルと定義し、博物館展示の鑑賞経験から学ぶ力としての博物的思考スキルを育成する学習モデルの構築を目指す。本稿では、本研究の構想について論じ、それを実現するための学習支援環境として、三種の古墳・出土品検索アプリについて述べる。</p>

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  • 乱気流時代の台湾企業 : 繁栄と自立を求めて

    施 學昌 情報研究 : 関西大学総合情報学部紀要 57 123-140, 2023-07-20

    本論文では、台中間の政治的・軍事的緊張状態が続いているにも関わらず、対中貿易・投資が依然として活発に行われていることに着目し、1980年代から今日までの推移を概観しながら、台湾企業が直面している諸問題をまず明らかにする。次に台湾企業に対して蔡英文政権が繁栄と自立の同時実現に打ち出している政策の有効性を慎重に検討する。最後にその結果を受け、台湾企業の事業展開のあり方、政府の施策を省察する。

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  • DXによる地域デザイン構築のプロセス : 北海道更別村におけるスマートシティの取り組みの事例

    橋本 英重, 大木 裕子, 古賀 広志 情報研究 : 関西大学総合情報学部紀要 57 81-101, 2023-07-20

    デジタル技術を活用した都市インフラや運営の高度化を目指すスマートシティへの取り組みが推進されている。もっともDXにより地域の課題をどのように解決し地域創生に結び付けていくのかについては、個別の事情を鑑み、慎重に設計・推進していく必要がある。そこで重要なのは、地域の将来ビジョンを掲げながら、ステークホルダーとの関係を構築するリーダーの存在である。本稿では、北海道更別村の事例から、DXを活用して地域…

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  • 個人情報の収集と活用に対する期待と不安の実態 : Web調査結果からの考察

    古賀 広志 情報研究 : 関西大学総合情報学部紀要 57 61-80, 2023-07-20

    本稿の目的は、行動履歴などのユーザー関連情報の活用に関する消費者の意識を把握することにある。そのために、筆者は、質問票調査を実施した。以下、その調査結果をもとに現状と課題を報告する。本稿では、Web調査会社の協力を得て、消費者に、(1)データ活用に対する全体的な期待と懸念、(2)企業の情報収集活動に対する態度、(3)企業の情報利用に対する態度、(4)企業による個人情報の収集と使用に対する一般的な…

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  • 仕掛学的アプローチによる交通に関わる行動変容の促進

    松村 真宏, 松下 光範 IATSS Review(国際交通安全学会誌) 48 (1), 6-12, 2023-06-30

    <p>仕掛学とは、つい行動したくなるような「仕掛け」を用いて人の行動変容を誘引する方法論である。我々の社会には、ゴミのポイ捨てや交通混雑のような身近で日常的なものから大気汚染や温暖化のような地球規模のものまで、さまざまな問題が存在する。仕掛学では、こうした問題を人々に義務感や恐怖感、あるいは啓蒙による使命感を与えることで解決するのではなく、「やってみたい」「面白そう」といった好奇心や期待感を喚起…

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  • 化粧動画の工程検索を指向した化粧語彙セット構築の試み

    安尾 萌, 河野 雪乃, 山西 良典, 松下 光範 知能と情報 35 (2), 645-654, 2023-05-15

    <p>本研究の目的は,化粧のプロセスを紹介する動画における特定の工程を検索可能にすることである.近年,化粧方法を紹介する動画が化粧を行う際の参考情報として利用されている.現在の化粧動画の検索は,通常の動画検索と同様に動画単位での情報収集が主であり,化粧動画の特定の工程を対象とした検索はできない.この課題を解決するには,化粧に関する専門用語を考慮した語彙セットを構築し,化粧特有の文脈を考慮した検索…

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  • 小中一貫教育における自治体レベルでの交流活動と戸惑いや不安の軽減の取り組みに関する研究

    小柳 和喜雄 日本教育工学会論文誌 46 (Suppl.), 149-152, 2023-02-13

    <p>本研究は,中1ギャップ解消と関わる交流活動と戸惑いや不安の軽減に関するどのような取り組みが,児童生徒に肯定的に受け入れられているかを明らかにすることを目的としている.質問紙調査を通じて児童生徒と教員の意識の経年変化を分析し,また各中学校区から毎年出される実践報告書の分析をした.結果として,小中の交流活動は,肯定的に児童生徒に受け入れられているが,小小交流の取り組みについては検討が必要である…

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  • 自己調整スキルの育成を促すレギュレイトフォームの効果

    木村 明憲, 黒上 晴夫 日本教育工学会論文誌 46 (Suppl.), 25-28, 2023-02-13

    <p>本研究では,児童が自己調整スキルを発揮しながら主体的に学びを進めることができる方策として,学習計画表であるレギュレイトフォームを開発した.レギュレイトフォームには,「本時の目標」と「振り返り」を記述する枠を設けている.これらの枠に記述された事柄を自己調整スキルの下位項目である「適用スキル」「目標設定スキル」「自己評価スキル」「帰属スキル」と対応付けて分析したところ,本フォームが児童の自己調…

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  • 異なる教職大学院に属する実務家教員の交流プログラムの開発

    木原 俊行, 野中 陽一, 小柳 和喜雄 日本教育工学会論文誌 46 (Suppl.), 177-180, 2023-02-13

    <p>教職大学院の実務家教員(以下,実務家教員)は,教師教育者に位置づくが,その役割は多様である.筆者らは,実務家教員たちが,そうした役割を意識するための機会として,異なる教職大学院の実務家教員間の交流プログラムを開発した.このプログラムでは,2大学の教職大学院の5名の実務家教員に自らの実務家教員としての来し方や現状を報告するシート(報告シート)を準備してもらい,それに基づいた報告と意見交換を繰…

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  • 車両の流動計測に向けたナンバープレートの文字認識手法に関する研究

    今井 龍一, 神谷 大介, 山本 雄平, 中原 匡哉, 姜 文渊, 中畑 光貴, 住吉 諒, 高野 精久, 山中 亮, 平野 順俊 交通工学論文集 9 (2), A_28-A_34, 2023-02-01

    <p>我が国における自動車交通量調査は、人手による調査が一般的である。しかし、調査員不足が長らく常態化しているため、調査の効率化・省力化が求められている。その解決策として、AIを用いた交通量調査が注目されており、断面交通量の計測を対象にした技術が充実してきている。さらに地点間の車両の流動を計測するには、ナンバープレートの文字認識による同一車両の特定技術の開発が一策になると考えられる。そこで本研究…

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  • 複数LiDARによる車両搭載型センシングユニットを用いた自己位置補正と広域点群データの生成に関する研究

    塚田 義典, 中原 匡哉, 梅原 喜政, 西田 義人, 窪田 諭, 田中 成典, 川﨑 悠史, 佐野 龍太, 田中 剛, 大月 庄治, 稲見 麻央, 平 謙二 土木学会論文集 79 (22), n/a-, 2023

    <p> 近年,社会基盤の維持管理のためにMMSで計測した点群データが利用されているが,費用対効果の観点から全国の地方公共団体での導入が難しい.そこで,筆者らは,安価なセンサ機器を用いた車両搭載型センシングユニットを製作してきた.既存研究では,水平と斜めに設置したLiDARを用いたSLAMによる自己位置補正手法の有用性を示した.ただし,斜めにLiDARを設置した場合,連続地点間の計測データが同一形…

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  • 点群補完技術を用いたパラメトリック橋梁モデルの生成に関する研究

    塚田 義典, 中原 匡哉, 梅原 喜政, 窪田 諭, 田中 成典, 武内 克樹 土木学会論文集 79 (22), n/a-, 2023

    <p> 我が国では,高度経済成長期に施工された社会インフラの老朽化が深刻であり,長寿命化のための点検や補修が急務である.国土交通省では,CIMやi-Constructionを推進し,点群データや3次元モデルの活用による維持管理業務の効率化を目指している.しかし,高架橋や交通量の多い道路では,計測地点に制約が生じるため,構造物を隈なく計測した点群データの取得が困難である.既存研究では,このような欠…

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献5件

  • 車両ナンバープレートの分類番号の認識結果を用いた車種判定手法に関する基礎的研究

    今井 龍一, 神谷 大介, 山本 雄平, 中原 匡哉, 姜 文渊, 中畑 光貴, 住吉 諒, 高野 精久, 山中 亮, 平野 順俊 交通工学研究発表会論文集 43 (0), 319-323, 2023

    我が国では、自動車交通量調査の効率化・省力化を図るため、動画像を深層学習により解析する調査手法が導入されている。既存研究では、深層学習を用いて車両の部位を識別することで、車種別の断面交通量を高精度に計数できることが明らかにされているものの、フレアや景色の映り込みによる影響で部位の識別に失敗し、車種の判定精度が低下する。そこで、ナンバープレートに記載されている分類番号を活用することで、車種の判定精…

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  • 車両部位識別のための再帰的能動学習に関する研究

    中畑 光貴, 山本 雄平, 今井 龍一, 神谷 大介, 田中 成典, 中原 匡哉 写真測量とリモートセンシング 62 (1), 4-21, 2023

    <p>In traffic census, it is expected to develop image processing technologies for counting number of passing automobiles by analyzing video image. Many counting technologies using deep learning have …

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  • 交通量調査の高度化に向けたナンバープレートの数字認識手法に関する研究

    今井 龍一, 山本 雄平, 中原 匡哉, 神谷 大介, 姜 文渊, 中畑 光貴, 住吉 諒 土木学会論文集 79 (22), n/a-, 2023

    <p> 我が国では,自動車交通量調査の効率化・省力化に向けて,ICTの活用が推進されている.特に,動画像を用いた調査が注目されており,様々な手法が提案されている.現在は,断面交通量の計数は実現されているが,地点間の車両の流動調査の実現には至っていない.そのため,既存手法に同一の車両を特定する手法を追加することで,地点間における車両の流動の調査も可能となり,当該調査の高度化に寄与する.そこで本研究…

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  • 時期が異なる画像および点群を用いた車道の色補正に関する研究

    大月 庄治, 平野 順俊, 今井 龍一, 中村 健二, 塚田 義典, 梅原 喜政, 田中 成典, 中畑 光貴, 岩本 達真, 山本 忍 土木学会論文集 79 (22), n/a-, 2023

    <p> 国土交通省では,3次元情報を活用して施工現場の生産性を向上させるi-Constructionを推進している.レーザースキャナで計測された現況地形を示す3次元情報の多くは,点群で保存されている.点群は,一般的に3次元座標値と反射強度のみを保持するが,カメラ画像を用いてRGB値を付与することができ,地物の視認性の高さから広く活用されている.しかし,多くの計測機においてレーザースキャナとカメラ…

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  • プロダクトモデル化した点群データにおける維持管理データの効率的な更新の基礎的研究

    大月 庄治, 今井 龍一, 中村 健二, 塚田 義典, 梅原 喜政, 田中 成典, 平野 順俊 AI・データサイエンス論文集 4 (2), 30-37, 2023

    <p>日本の社会インフラにおいて,50年以上経過した建設物の割合が増加している.また,今後の建設業界の就業者数は減少すると予測されており,社会インフラの適切な維持管理が困難となる.この問題に対して,地物や部位の単位に点群データを構造化して管理するプロダクトモデルの手法が提案されている.この提案に基づいた維持管理データの更新方法では,効率的な更新手法の開発が必要と考える.そこで,本研究では,地物を…

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  • 群衆の状態に応じた最適な人数計数手法に関する一考察

    今井 龍一, 山本 雄平, 姜 文渊, 中原 匡哉, 神谷 大介, 野村 圭哉 土木学会論文集 79 (22), n/a-, 2023

    <p> イベント時や通勤時間帯に群衆の人数を計数することは,事故を未然に防ぐために重要である.近年,深層学習の高速化・高精度化により,画像から手軽に人数を計数する手法が開発されている.しかし,群衆の撮影条件は多様であるため,動画像中の人物のサイズやオクルージョンの度合いで人物の映り方も多様となる.そのため,1つの計数手法で様々な条件下の群衆の人数を正確に計数するのは困難である.そこで,群衆を撮影…

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献13件

  • 人物識別のためのヘルメット模様抽出の高精度化に関する研究

    井上 晴可, 梅原 喜政, 今井 龍一, 神谷 大介, 田中 成典, 中畑 光貴, 島野 寛己 土木学会論文集 79 (22), n/a-, 2023

    <p> 近年,Society 5.0の推進に伴って,様々な分野でAIやIoTなどの先端技術が導入されている.建設現場では,業務の効率化や安全性の向上への貢献が期待されており,作業員の位置や状態を管理する技術の開発に関心が高まっている.そこで,著者らは,作業員が装着するヘルメットに着眼し,ヘルメットに貼付した模様を深層学習により解析することで人物を識別する手法を提案してきた.しかし,先行研究では,…

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  • 新学制以降継続出版された看護の教科書における褥瘡に関する記述内容と変遷

    真島 知美, 只浦 寛子, 内田 治 日本創傷・オストミー・失禁管理学会誌 27 (3), 478-495, 2023

    目的:本研究は、新学制以降、継続して出版された看護の教科書における褥瘡に関する記述内容と変遷を明らかにすることを目的とした。<br> 方法:看護の教科書の蔵書と電子データが最多の国内図書館から、新学制以降、初めて褥瘡の記述がみとめられ、現代まで体系的シリーズとして最長期間、継続して教科書を出版していた出版社の全書を選択した。マルチメソッド・リサーチデザインを用い、テキストマイニング、帰納的解析、…

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  • ICTを活用した主体的な授業運営を目指す教師の信念形成の特徴

    後藤 壮史, 小柳 和喜雄 教育メディア研究 30 (1), 1-17, 2023

    本研究では,「子ども主体」,「ICT活用」に関心を向け,それに取り組み続けてきた教師(熟達教師)がどのような信念形成を辿ってきたのか,ある熟達教師Aを対象にインタビューを試み,その事例からわかる特徴を分析した。結果,①教職経験全体を通して,いずれの局面においても「学校研究」を契機として,信念形成をしていること,②子ども主体に関わる信念形成について,経験を重ねる度に,段階的に子ども自身へ能力形成の…

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  • 仙台湾沿岸における津波による低頻度大規模撹乱後10生育期目の植生と人為撹乱の影響

    菅野 洋, 富田 瑞樹, 平吹 喜彦, 原 慶太郎 景観生態学 28 (1-2), 13-23, 2023

    <p>東日本大震災時の津波によって大規模な撹乱を受けた仙台湾沿岸において,植生回復と盛土造成等の復旧事業による人為影響の程度を明らかにすることを目的として,津波撹乱から10生育期を経た2020年8~9月に植生調査を行った.調査は,汀線から内陸に向かって帯状に成立していた「砂浜植生ゾーン」,「低木林ゾーン」,「高木林ゾーン」の3タイプごとに,その場の土壌・微地形・残存植生がおおむね保全された区画を…

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  • 点群データを用いたブロック塀の倒壊に伴う道路閉塞の判定に関する研究

    梅原 喜政, 塚田 義典, 田中 成典, 上月 康則, 下鳴 恒彰, 平野 順俊, 大上 航平 土木学会論文集 79 (22), n/a-, 2023

    <p> 我が国では,敷地を隔てる構造物にブロック塀が多用されている.ブロック塀は,安全性や防犯性の高さから広く普及しているが,災害時に倒壊することで,死亡事故や緊急車両の通行及び人々の避難行動の阻害要因となる可能性が指摘されている.こうした背景のもと,著者らは,ブロック塀の維持管理を円滑に進めるため,広域な都市空間を計測した点群データからブロック塀を抽出し,倒壊の危険度を判定する技術を開発してき…

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  • AIによるESG情報の評価に関する研究

    中尾 悠利子 情報研究 : 関西大学総合情報学部紀要 56 111-115, 2022-12-20

    なお本研究は,現在,科研費基盤研究B「AIによるESG情報分析と評価モデルに関する総合的研究」(2022-2024年度)(課題番号22H00897)の支援を受け,継続して研究を実施している.

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  • 人工知能・科学・人間のトリロジーの将来

    植原 亮 情報研究 : 関西大学総合情報学部紀要 56 1-22, 2022-12-20

    人工知能(AI)は,科学的探究において非常に大きな役割を担いつつある.しかし,AIは単に科学的探究を効率的に前進させる道具として働くにとどまらず,その使用は科学のあり方そのものに重大な転換をもたらす可能性がある.AIの行う情報処理は,人間には理解困難なブラックボックス的性格がしばしば見られるが,そこからは,AIが科学と人間の従来の結びつきを根本的に変化させ,最終的には人間を科学から切り離してしま…

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  • 地域デザインにおけるZTCAモデルの類型 : 四行モデルの提案

    古賀 広志 情報研究 : 関西大学総合情報学部紀要 56 23-42, 2022-12-20

    本稿では,ZTCA地域デザインモデルに内在する多様な論理構造を,橋爪大三郎が提唱した「四行モデル」を用いて,類型化を試みる.このとき,ZTCAモデルにおけるZ(ゾーン)とT(トポス)ではなく,C(コンステレーション)とA(アクターズ・ネットワーク)の実践過程の類型化という視点に注目した.その結果,(1)通常のZTCAモデル,(2)離合集散モデル,(3)多重併存モデル,(4)非定着モデルに類型化し…

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  • [資料] 社会変化と情報行動の変容について : ヒトの情報行動の形成過程(3)

    桑原 尚史 情報研究 : 関西大学総合情報学部紀要 56 89-110, 2022-12-20

    本稿においては,社会変化がヒトの情報行動をいかに変容させてきたのかが検討された.本稿においては,3つの社会変動をとりあげられた.第1は,狩猟採集経済から生産経済への転換である.第2は,十字軍の派遣から始まるヨーロッパ中世社会の変化である.第3は,産業革命による社会変化である.その結果,ヒトの情報行動が,1)生業形態の変化,2)宗教的世界観の形成,3)文字の誕生と普及,4)経済構造の変化,5)政治…

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  • 情報化はダイバーシティを促進するのか?

    古賀 広志 情報研究 : 関西大学総合情報学部紀要 56 43-67, 2022-12-20

    近年,ダイバーシティの重要性が指摘されている.しかし,ダイバーシティ疲れという言葉が登場してきたように,行き過ぎたダイバーシティ熱が生じていることも事実である.本稿では,ダイバーシティ概念の変遷を辿った上で,本来のダイバーシティ概念を追求する上でICTがどのように貢献できるのかを考察した.とくに本稿では,ダイバーシティを「多様性による気づきを促すような働く場づくり」と捉え,その特徴である …

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  • COVID-19パンデミック下におけるテレワーク行動の実態と課題

    古賀 広志, 佐藤 彰男, 柳原 佐智子, 高木 修一, 中井 秀樹, 加納 郁也 情報研究 : 関西大学総合情報学部紀要 56 69-88, 2022-12-20

    本稿は,COVID-19パンデミック下におけるテレワークおよびテレワーカーの状況を把握する目的とするオンライン・アンケート調査である.調査の方法としては,オンライン・アンケートを専門とする民間企業に委託して実施結果の報告である.本稿では,テレワークにおける最重要なメリットとデメリットを問うた結果について,テレワーカー全体での単純集計結果,性別および配偶状況とのクロス集計,出勤日の有無および出勤日…

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  • ICT を活用した自己調整スキルを発揮して学ぶ学習モデルの開発

    木村 明憲, 黒上 晴夫 日本教育工学会論文誌 46 (3), 525-542, 2022-09-10

    <p>本研究では,はじめに児童が自己調整スキルを発揮し,創造物を主体的に評価・分析,改善するための学習の流れを考案した(Self-reflection モデル).そして,考案したモデルの学習プロセスに沿って授業実践を行ったことが,自己調整スキルを発揮して学ぶことに対して効果的であったかについて検証した.本モデルの効果を検証するにあたり,フィードバック結果から得た改善案と完成した創造物の修正箇所(…

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  • 明治後期における博文堂の写真出版事業――写真師小川一眞との関わりを中心として

    研谷 紀夫 映像学 108 (0), 78-100, 2022-08-25

    <p>明治期に原田庄左衛門によって経営された出版社の博文堂は、東海散士の『佳人之奇遇』などを発刊したことで知られるが、明治20年代には業績が下降して1901(明治34)年に一旦廃業届を提出する。しかし、1908(明治41)年頃より庄左衛門の次男である油谷達が、大阪においてコロタイプなどを用いて高品質な古書画や古美術を出版する会社として再興し、中国の代表的な文化財の複製にも携わり、全国的にも再び知…

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  • AIとARを用いた平面図の3次元モデル化システムの開発

    岡谷 夏実, 塩谷 隆二, 中林 靖, 多田 光利 日本計算工学会論文集 2022 (0), 20220009-20220009, 2022-08-25

    <p>数学の空間図形は,一般に教科書の紙面など2次元に描かれている.ブロックなど実物を用いた学習では直感的な理解が可能であるが,教科書だけの学習では,より高度な空間認知能力が求められる.本稿では,空間認知能力の不十分な学習者に対し,ARを用いて2次元上の空間図形を3次元で可視化し,平面から立体への変換のイメージを掴みやすくすることで,学習を支援するアプリケーションを開発した.OpenCVライブラ…

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  • 登場人物の出現頻度情報を用いた漫画内容検索支援インタフェース

    西原 陽子, 雷 凱風, 山西 良典 知能と情報 34 (3), 612-618, 2022-08-15

    <p>漫画を読んだ後,登場人物の初登場シーンや活躍したシーンなどを再び読みたいと思うことがある.その際に検索エンジンで調べてしまうと,関係のない情報を知ってしまい,漫画の楽しみが減少してしまう恐れがある.漫画の内容検索に特化した検索システムやインタフェースは少ない.本論文では,既読部分であれば登場人物の出現頻度情報により,読者は漫画の内容を想起できると仮説を立て,登場人物の出現頻度情報を可視化し…

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  • ユーザに対するロボットの生理的働きかけによるコンテンツ覚醒度の増幅と親密感への影響

    吉田 直人, 米澤 朋子 知能と情報 34 (3), 579-591, 2022-08-15

    <p>本研究では,ロボットの生理表現による感情表現を介した間接的接触コミュニケーションについて議論する.ユーザが映像や写真コンテンツに注意を向ける状況において,コンテンツに合わせたロボットの生理表現が,コンテンツ/ロボット双方の印象に及ぼす影響を評価する.不随意な生理現象は内部状態と密接な関わりがあり,接触することによって触覚等を介して他者に伝達され,他者の内部状態に影響を与える可能性が考えられ…

    DOI Web Site 参考文献22件

  • 在米日本古写真資料に写る交流の記憶 : 古写真の中にみる国際交流と異文化理解のかたち

    研谷 紀夫 情報研究 : 関西大学総合情報学部紀要 55 1-24, 2022-07-20

    本論では在米日本古資料調査の中で確認された日本と諸外国との国際交流を示す写真資料に着目し,それらの写真資料が過去の交流の場面をより具体的に想起させる特質を考察する.そして写真資料から見える交流のかたちを分類し,各ジャンルにおける写真資料の米国内における保存・公開状況を概説する.その上で,国際交流や異文化接触の足跡を辿ることのできる写真資料のアーカイビングやドキュメンテーションが今後どのようにある…

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  • マイクロブログユーザの類語に着目した地域属性の推定に関する研究

    坂本 一磨, 中村 健二, 山本 雄平, 田中 成典 情報知識学会誌 32 (1), 53-72, 2022-02-28

    <p> Society 5.0の方針の下,分野に依存しない情報から知的情報を抽出し,交換,連携,共有,再利用が行われている.特に,SNS(Social Networking Service)は幅広い世代で利用されており,データサイエンスに関する研究が盛んに行われている.そこで最も重要な信頼性を担保するには,投稿者の性別,年代,職業,地域等の属性を獲得する必要がある.著者らは,地域以外の3属性の獲…

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  • AI人工物に対する意識と個人の心理的態度の関係 : 日本とスウェーデンにおける個人の意識調査

    古賀 広志, Persson Anders, Laaksoharju Mikael 情報研究 : 関西大学総合情報学部紀要 54 33-63, 2022-01-30

    AI人工物 (artificial intelligence artifacts) に対する日本人の意識は,西洋諸国と比べて独特であると指摘されることが多い,しかし,国際比較を実証するには,調査上の制約が少なくない。そこで本研究では,単純な国際比較ではなく,個人の心理的態度の相違がAI人工物に対する態度の相関関係を実証することにした.本稿では,先行研究からロボット否定的態度の測定尺度を援用して「…

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  • 雇用型テレワークの日常的実践に関する実態調査

    古賀 広志, 佐藤 彰男 情報研究 : 関西大学総合情報学部紀要 54 65-80, 2022-01-30

    我々は,2018年12月に300名の正規雇用労働者を対象としたアンケート調査を実施した.この調査は週日1日・休日1日の各24時間にわたり15分刻みで,行動とそれを行った場所の記録を求めたものである.調査結果の分析によって,回答者たちの2割程度は,何らかのかたちでテレワークに従事していることが判明した.本稿では,この調査結果に基づきながら,だれが・いつ・どこで・どのような形態のテレワークに従事して…

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  • パーソンフッドとスティグマ : 自己論とカテゴリー化論のいくつかの課題

    中河 伸俊 情報研究 : 関西大学総合情報学部紀要 54 3-26, 2022-01-30

    本稿の目的は,アーヴィング・ゴフマンの『スティグマ』を参照しながら,カテゴリー化という観点に軸足を置いて,日常のやりとり(相互行為)の中での参与者の自己(self)の立ち現われ方をめぐるいくつかの課題を検討することである.そのためにまず,そうした作業の方法論上の前提について述べたあと,ゴフマンの自己呈示論とサックスの成員カテゴリー化論を踏み台にしながら,そこに欠けていた,個別固有なものとみなされ…

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  • [資料] ヒトの進化過程における情報行動の形成について : ヒトの情報行動の形成過程(2)

    桑原 尚史 情報研究 : 関西大学総合情報学部紀要 54 95-107, 2022-01-30

    本稿は,ヒトの進化過程におけるヒトの情報行動の形成を概観することを目的とした.その結果,本研究においては,ヒトの進化および情報行動の形成を方向付けた要因として次の2つの要因が指摘された.ひとつは,乾燥化および寒冷化という環境の変化の要因である.もうひとつは,ヒトの生態学的地位の低さという要因である.ヒトは,この生態学的地位の低さを,道具の使用および集団の形成という2つの行為で克服し,環境の変化を…

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  • データサイエンスの忘れ物

    松本 渉 情報研究 : 関西大学総合情報学部紀要 54 81-93, 2022-01-30

    データサイエンスが注目されている.しかし,データサイエンスが語られる際,データの分析手法へ目を奪われがちである.データには収集されるプロセスがあり,データサイエンスの真の理解には,収集プロセスの理解も重要である.本稿では,あらためてデータのサイエンスとは何かについて,林知己夫が提唱した「データの科学」の意義を確認することを通じて,分析手法バイアスともいうべき,データ分析手法へ傾倒しがちな風潮に警…

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  • MMSとLPの点群データを用いた道路土工構造物の抽出に関する研究

    中村 健二, 塚田 義典, 梅原 喜政, 今井 龍一, 田中 成典, 中原 匡哉, 大月 庄治 土木学会論文集F3(土木情報学) 78 (2), I_141-I_149, 2022

    <p> 我が国は,台風や地震などの自然災害が多発することから,道路や河川などにおける社会資本の網羅的な維持管理が期待されている.道路分野では,発災直後の道路土工構造物の倒壊による避難経路の断絶を未然に防止する必要がある.こうした背景の下,道路の機能への影響が著しい高盛土や長大切土法面といった特定道路土工構造物の特定土工点検の実施が義務付けられている.しかし,全ての道路法面の正確な位置や詳細な現況…

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  • LiDAR-SLAMによる都市空間の点群データの誤差要因とその補正に関する研究

    塚田 義典, 梅原 喜政, 中原 匡哉, 西田 義人, 窪田 諭, 田中 成典, 川﨑 悠史 土木学会論文集F3(土木情報学) 78 (2), I_131-I_140, 2022

    <p> 我が国では,道路や河川などの社会基盤の維持管理や自動運転のための高精度3次元地図の生成にMMSが用いられている.ただし,MMSは非常に高価であるため,全国の地方公共団体が利用することは難しい.筆者らは,市販の安価なセンサ機器を組み合わせて車両搭載型センシングユニットを開発し,その実用可能性を検証してきた.その結果,両側に高架橋や高層ビルがある環境下ではGNSSのFix解を得ることができな…

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  • 動画像を用いたナンバープレートの文字認識手法に関する基礎的研究

    今井 龍一, 神谷 大介, 山本 雄平, 中原 匡哉, 姜 文渊, 中畑 光貴, 住吉 諒, 高野 精久, 山中 亮, 平野 順俊 交通工学研究発表会論文集 42 (0), 343-346, 2022

    <p>従来の自動車交通量調査では、調査員が目視で通過台数を計数する方法が一般的であるが、少子高齢化に伴い調査員不足が常態化しており、調査の省力化・効率化が急務となっている。近年、AI による調査手法が改善策として注目されているが、断面交通量の計数を対象とした既存手法が多く、方向別交通量や車両の流動を把握できない課題がある。この課題を解消するには、複数地点において車両を同定する技術の開発が必要とな…

    DOI 被引用文献1件

  • 深層学習を用いた建設現場における 複数カメラからの人物識別に関する研究

    井上 晴可, 梅原 喜政, 今井 龍一, 神谷 大介, 田中 成典 AI・データサイエンス論文集 3 (J2), 406-416, 2022

    <p>近年,IoT 機器の急速な普及に伴い,我が国では Society5.0が提唱されている.Society5.0の実現の一例として,カメラで撮影された動画像中の人物を人工知能によって認識・追跡し,顧客の動線解析や犯罪捜査の効率化に活用している.これらの技術は様々な分野へ応用できるが,特に,建設分野では生産性向上や安全管理の発展に寄与することが期待できる.そこで,著者らは,建設現場の安全管理に着…

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  • 建設現場におけるオクルージョンを考慮した作業員と建機の追跡に関する研究

    肖 智葳, 姜 文渊, 山本 雄平, 中村 健二, 田中 ちひろ, 田中 成典, 鳴尾 丈司 土木学会論文集F3(土木情報学) 78 (2), I_189-I_198, 2022

    <p> 我が国では,i-Constructionを通じて建設現場の生産性の向上を目指す革新的な技術を求めている.この実現には,AIやIoTなどの技術により作業員や建設機器を追跡し,動線を取得する必要がある.こうした背景の下,多くの研究は,建設現場の作業員や建設機器を追跡可能な技術を開発している.しかし,これらの技術を建設現場に適用する場合,オクルージョンが長時間かつ多発する区間において,追跡が困…

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 点群データを用いたブロック塀の高さと傾きに基づく危険度判定に関する研究

    梅原 喜政, 塚田 義典, 田中 成典, 上月 康則, 下鳴 恒彰, 平野 順俊 土木学会論文集F3(土木情報学) 78 (2), I_113-I_121, 2022

    <p> 我が国では,台風,地震,津波などの災害が多発しており,発災時にブロック塀の倒壊による危険性が指摘されている.そのため,現在,ブロック塀の現状把握と点検が急務とされている.徳島大学では,県や市区町村の協力のもと,国交省の点検指標に基づいた実地調査を進めている.しかし,ブロック塀は各所に点在しており,現地に作業員を直接派遣する現行の実地調査では,広域をカバーできない.そこで,著者らは,広域を…

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献5件

  • 車両部位を識別子とした交通量調査に関する研究

    中畑 光貴, 今井 龍一, 神谷 大介, 山本 雄平, 田中 成典, 中原 匡哉, 姜 文渊 土木学会論文集F3(土木情報学) 78 (2), I_158-I_168, 2022

    <p> 我が国では,自動車交通の実態を把握するために交通量調査が実施されている.当該調査は,調査員が目視にて車両を確認し,小型車と大型車ごとの通過台数を計数する方法が一般的であるが,調査員の確保が難しく深刻な問題になっている.そのため,国土交通省では,人手による調査を廃止し,動画像を用いて通過台数を自動で計数する技術の導入が検討されている.既存研究に着目すると,機械学習や深層学習を用いて車種を分…

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献11件

  • 建設現場における作業員と建機の検出のための学習データの自動構築に関する研究

    松尾 龍平, 姜 文渊, 山本 雄平, 中村 健二, 田中 ちひろ, 田中 成典, 鳴尾 丈司 土木学会論文集F3(土木情報学) 78 (2), I_179-I_188, 2022

    <p> 近年,建設現場では労働災害を防ぐため,IoTによる効果的な安全管理の対策が求められている.これに対して,物体検出手法により作業員や建設機械の位置情報を取得して安全管理に生かす試みがなされている.しかし,作業員や建設機械が混在し,危険な領域が常時変化する建設現場では,動画像から物体検出手法を用いて検出対象物を検出することが困難である.そこで,深層学習の適用が考えられるが,正確に検出するには…

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献6件

  • 点群データを用いたプロダクトモデルの実装に関する研究- Semantic Point Cloud Data -

    中村 健二, 今井 龍一, 塚田 義典, 梅原 喜政, 田中 成典 AI・データサイエンス論文集 3 (J2), 870-878, 2022

    <p>近年,レーザ計測技術の革新に伴い,道路空間の3次元形状を点群データとして取得する手段が多様化している.さらに,i-Constructionを契機として,3次元CADデータ等のマシンリーダブルなデータの蓄積・流通も進んでいる.このように,様々なデータが蓄積される中,点群データは,現況形状を正確に把握する手段として利用機会が増大しているものの,点が示す地物の属性を保持しないため,用途に即して賢…

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  • 社会インフラの維持管理におけるプロダクトモデル化した点群データの利活用に関する研究

    大月 庄治, 今井 龍一, 中村 健二, 塚田 義典, 梅原 喜政, 田中 成典, 平野 順俊 AI・データサイエンス論文集 3 (J2), 945-953, 2022

    <p>日本の社会インフラにおいて,建設後50年以上経過する施設の割合は増加傾向にある.加えて,今後の建設業就業者は減少すると推計されており,社会インフラの適切な維持管理が困難となる.この課題に対して,BIM/CIMや点群データの活用で維持管理を高度化・効率化する手法や各地物・各部位に点群データを分割した点群データのプロダクトモデル化の手法が提案されている.そこで,本研究では,点群データのプロダク…

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  • 音楽知識共有プラットフォーム上のユーザ投稿からの表記特徴を手がかりとした詩的な言い換え表現の抽出

    竹元 亨舟, 山西 良典, 西原 陽子 Webインテリジェンスとインタラクション研究会 予稿集 18 (0), 60-67, 2022

    <p>本研究では,楽曲の歌詞に見られる特徴的な言語表現技法やセクション役割(Verse,Chorusなど)の理解の手がかりとして,音楽の知識共有プラットフォームで公開されているユーザ投稿の活用を試みる.歌詞は,文法規則を無視した抽象的な表現が多用されるため,意味の解釈が難しい.歌詞の意味の解釈を助けることができれば,音楽を楽しむための難易度を下げ,作詞家の創作補助や,聴取者のコンテンツの理解促進…

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  • オブジェクト追跡技術を用いた人物識別の補正に関する研究

    井上 晴可, 梅原 喜政, 今井 龍一, 神谷 大介, 田中 成典, 中畑 光貴, 島野 寛己 土木学会論文集F3(土木情報学) 78 (2), I_122-I_130, 2022

    <p> 我が国では,Society 5.0の提唱を契機として,様々な分野でIoTやAIなどの先端技術の導入が検討されている.特に,建設現場では生産性向上や安全管理の発展に大きく寄与することが期待されており,接触事故や墜落事故の低減に向けて作業員の位置や状態を管理する技術の開発に関心が高まっている.そこで,著者らは,建設現場の安全管理に着目し,作業員のヘルメットに貼り付けた模様を対象に深層学習によ…

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  • GANを用いた点群データの自動着色技術の研究開発

    大月 庄治, 平野 順俊, 今井 龍一, 中村 健二, 塚田 義典, 梅原 喜政, 田中 成典, 岩本 達真 土木学会論文集F3(土木情報学) 78 (2), I_150-I_157, 2022

    <p> 国土交通省では,3次元情報を活用して施工現場の生産性を向上させるi-Constructionを推進している.レーザースキャナで計測された現況地形を示す3次元情報の多くは,点群データで保存されている.点群データは,一般的に3次元座標値と反射強度のみを保持するが,カメラ画像を用いることでRGB値を付与することができ,地物の視認性の高さから広く活用されている.しかし,各点に対応したカメラ画像の…

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献6件

  • 夜間の交通量調査のためのGANの適用に関する研究

    今井 龍一, 神谷 大介, 山本 雄平, 田中 成典, 中原 匡哉, 姜 文渊, 中畑 光貴 土木学会論文集F3(土木情報学) 78 (2), I_169-I_178, 2022

    <p> 我が国では,道路の交通実態を把握するために,交通量調査が実施されている.昨今,当該分野では,作業の効率化や省力化を目的として動画像から交通量を計数する技術が注目されており,多数の技術が開発されている.これらの技術は,昼間に撮影された動画像に対しては実務に適用可能な精度で計数できる.しかし,夜間に撮影された動画像に対しては,十分な明るさを確保できず,車両の形状や色が不明瞭になるため,計数精…

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  • 頭部に着目した歩行者交通量調査に関する研究

    今井 龍一, 山本 雄平, 姜 文渊, 神谷 大介, 中原 匡哉, 安藤 祐輝 土木学会論文集F3(土木情報学) 78 (2), I_82-I_92, 2022

    <p> 現在,我が国の歩行者交通量調査の多くは,現地調査や動画像の目視判断で歩行者を計数している.そのため,ヒューマンエラーによる誤計数や屋外の長時間計測による熱中症の危険性などの課題が山積している.また,不特定多数の人が往来する環境では,頻発するオクルージョンによる歩行者計数精度の低下の課題が顕在化しており,解決策の確立には至っていない.そこで,本研究では,オクルージョンに対応可能な深層学習に…

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 点群データの利活用基盤3D Point Studioの開発

    中村 健二, 今井 龍一, 塚田 義典, 梅原 喜政, 田中 成典 AI・データサイエンス論文集 3 (J2), 854-869, 2022

    <p>点群データは,現況形状を正確に把握する手段として有用であり,i-Constructionを契機として,多用途での利活用が期待されている.既存の取り組みでは,新たな技術開発やオープンデータ化が進んでおり,点群データの利用機会が確実に増大している.しかし,点群データは,空間上の位置を示す膨大な点の集合にすぎず,点が示す地物や他点との関係情報を保持しないため,用途に即して賢く使うことが難しい.そ…

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  • GANを用いたフィールドスポーツの選手の影除去に関する研究

    姜 文渊, 山本 雄平, 中村 健二, 田中 ちひろ, 坂本 一磨, 田中 成典, 鳴尾 丈司, 肖 智葳, 松尾 龍平, 岡嵜 雄也 写真測量とリモートセンシング 61 (4), 241-255, 2022

    <p>In recent years, the utilization of ICT for field sports has been promoted in Japan. And then, a lot of researches have been conducted on tactical analysis using positions and trajectories of …

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  • 里山フットパスを対象としたWeb-AR を用いたセルフガイドアプリの開発と評価

    下嶋 聖, 前田 航希, 町田 怜子, 朴 鍾杰, 土屋 薫 環境情報科学論文集 ceis35 (0), 298-303, 2021-11-30

    <p><tt>健康志向や自然志向の高まりから,里山景観の中を歩くことができるフットパスでは,中高年層の利用需要が増している。里山はなだらかな丘陵地に広がるため,分岐点で道迷いが発生しやすく利用者自身の読図力が求められる。本研究では,東京都町田市に位置する多摩丘陵フットパスを対象に,</tt>AR …

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  • 教職大学院実務家教員による教育実践研究の実態

    木原 俊行, 小柳 和喜雄, 野中 陽一 日本教育工学会論文誌 45 (2), 235-245, 2021-09-10

    <p>再帰性等の教職の特性から,教員養成の高度化を図るためには,教職大学院の「実務家教員」が「教師教育者」として教育実践研究を企画・運営する能力を高めることが望まれる.そこで,本研究では,実務家教員がそうした能力を高めるためのプログラムの開発を最終ゴールに据え,そのための基礎研究として,質問紙調査を実施した.具体的には,実務家教員を対象にして,その授業改善や大学院生の指導等に関する質問項目を構成…

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  • 都城盆地における地下水中の硝酸性窒素濃度と降水量の関係分析

    平岡 透, 中川 啓, 野中 尋史, 廣田 雅春, 鈴木 祥広 水文・水資源学会誌 34 (5), 303-310, 2021-09-05

    <p> 2007年から2016年までの2月と8月に都城盆地の浅井戸で観測された硝酸性窒素濃度と降水量の関係を調べる.硝酸性窒素濃度と降水量の関係を調べる上で,相関分析を用いる.また, 1999年に家畜排せつ物の管理の適正化及び利用の促進に関する法律,2004年に都城盆地硝酸性窒素削減対策基本計画が策定され,都城盆地の地下水中の硝酸性窒素濃度も年々減少傾向であるため,相関分析では観測時点間の硝酸性…

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  • メンタルタフネス評価尺度の開発

    小松 昭吾, 加藤 千恵子, 青木 滉一郎 スポーツ精神医学 18 (0), 54-63, 2021-08-22

    <p>本研究では、近年主にスポーツ領域で注目され始めているメンタルタフネスを測定する尺度の開発を試みた。先行研究および一般大学生へのインタビュー調査で得られた結果より、メンタルタフネスを構成する因子を「意志力」「コントロール力」「社会性」「ポジティブ度」の4因子を想定した上で項目を作成し、3回の探索的因子分析を用いて想定した4因子がメンタルタフネスを構成する因子としての適切さを検証することを目的…

    DOI Web Site 医中誌

  • 素朴な視点で改めて地球温暖化要因論を問う

    伊藤 俊秀, 岡田 和也 情報研究 : 関西大学総合情報学部紀要 53 1-11, 2021-07-30

    現在の地球温暖化がCO₂ などの温室効果ガスによるものだとする仮説は一般には疑う余地のない真実であると信じられている.しかし,現在の地球温暖化の主な要因が温室効果ガスであるという直接的で具体的な証拠が示されたことはない.そこで,本稿では素朴な視点で改めて地球温暖化要因論について考察した.まず,地球史における気候変動の歴史を数十万年のスケールで振り返ると地球の気候は寒冷化と温暖化を繰り返しており現…

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか1件

  • アニメの部分会話の難易度の推定による日本語のリスニング練習支援

    Junjie Shan, 西原 陽子, 山西 良典, 前田 亮 芸術科学会論文誌 20 (2), 108-119, 2021-06-30

    日本のアニメはジャパニメーションと呼ばれ,その芸術性が高く評価されている.アニメを通じて日本に興味を持ち,日本語の学習やリスニング練習を始める人も多い.我々はリスニング練習の教材としてアニメが利用できる可能性に着目した.1つのアニメのエピソードの中には1つの会話だけでなく,部分会話が多数含まれている.各部分会話に含まれる単語や表現が異なることから,部分会話の難易度も異なると考えられる.本研究では…

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 土地利用情報を加えた時空間分析による地下水中の硝酸性窒素濃度の補間

    平岡 透, 中川 啓, 野中 尋史, 廣田 雅春, 鈴木 祥広 水文・水資源学会誌 34 (3), 181-191, 2021-05-05

    <p> 地下水中の硝酸性窒素濃度を密に把握するために,空間的に分布した観測地点の時系列の硝酸性窒素濃度を用いて未観測地点の硝酸性窒素濃度を補間する方法が提案されている.従来法は,既観測地点の硝酸性窒素濃度を用いて未観測地点の硝酸性窒素濃度を補間する際,既観測地点の硝酸性窒素濃度の影響度を既観測地点と未観測地点の空間的距離,既観測時点と未観測時点の時間的間隔,既観測時点と未観測時点の硝酸性窒素濃度…

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  • 男性高齢者における介護準備態勢の自己評価尺度の開発

    根岸 貴子, 加藤 千恵子, 青木 滉一郎, 金 さやか 日本健康医学会雑誌 30 (1), 45-54, 2021-04-30

    <p>近年,同居の男性介護者が増加し,家事・介護と二重の困難が生じ,老老介護が問題となっている。介護に携わる前に介護に関する知識・技術を身に着けておくことは,介護生活に適応しやすく,安心して老後の生活をするうえで必要である。本研究は男性高齢者を対象とした介護準備態勢(介護に対する知識や技術の習得,介護に対する心構えの準備状態)に関する自己評価尺度を作成し,その信頼性・妥当性を検証することを目的と…

    DOI Web Site 医中誌

  • 「拡散者にならないで」は「拡散しないで」よりもコロナの感染拡大防止に効果的なのか?

    米満 文哉, 池田 鮎美, 吉村 直人, 高嶋 魁人, 森 優希, 佐々木 恭志郎, 錢 琨, 山田 祐樹 日本認知心理学会発表論文集 2020 (0), 74-74, 2021-03-15

    <p>コロナ禍において,三密の回避といった感染予防行動を市民が自発的に実践するよう促すことは重要である。先行研究では,アイデンティティを強調する文章を呈示することで人の行動が変容しやすくなることが示されている。そこで本研究では,アイデンティティを強調した教示文が新型コロナウイルスへの感染予防意図や行動の変化に有効か検討した。参加者は「拡散者にならないで」(拡散者条件),「拡散しないで」(拡散条件…

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  • 都市ブランドの意味構造の類型化に関する一考察

    若林 宏保, 中村 祐貴, 徳山 美津恵, 長尾 雅信 マーケティングレビュー 2 (1), 13-21, 2021-02-26

    <p>人口減少に喘ぐ地方都市は,人々との関係性を育むためにブランド戦略の再構築が求められている。その基となるブランド力指標の多くは,都市の相対的な位置付けを把握するには適するものの,人々を引きつけるブランド・ストーリーを導くような意味構造の把握は難しい。本研究ではその課題解決のために,都市に対する行動意向と意味構造の調査を実施し次の分析を行った。まず,従来の地域ブランド指標に関係人口の概念を包含…

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  • 協調的議論に対する知識と行動の不一致の観点からの振り返り

    田中 孝治, 堀 雅洋 日本教育工学会論文誌 44 (Suppl.), 117-120, 2021-02-20

    <p>PBL が学習の機会として設計されているにもかかわらず,その中で実施される協調的議論を学習者が学習の機会として十分に活用していない現状が散見される.本研究では,先行研究で提案された知識と行動の不一致の自覚を促す学習支援方式を援用し,協調的議論に取り組む学習者が知識と行動の不一致の観点から協調的議論をどのように振り返えるのかについて検討を加える.大学1年生向けのPBL …

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  • 構成主義と学習環境デザイン : 大学ゼミの活動から見える拡張的な学び

    久保田, 賢一 情報研究 : 関西大学総合情報学部紀要 52 3-14, 2021-01-30

    本稿は,最終講義の内容をもとに,構成主義と学習環境デザインの概要について紹介をする.従来の学校教育では,個人に焦点を当て,知識やスキルを個人に蓄積することをめざすが,構成主義の学習では,個人ではなく,まわりとの関係性に焦点を当て,人や人工物との関わりのなかで,学ぶことを重視している.具体例として,アフリカの仕立屋の活動を取り上げ,徒弟が仕立屋という実践コミュニティに参加し,周辺的な仕事から次第に…

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  • 点群データを用いたブロック塀の自動抽出に関する研究

    梅原 喜政, 塚田 義典, 田中 成典, 上月 康則, 下鳴 恒彰, 平野 順俊 土木学会論文集F3(土木情報学) 77 (2), I_161-I_173, 2021

    <p> 台風,地震,津波等の災害が多い我が国では,ブロック塀の倒壊による危険性が指摘されている.そのため,現在,ブロック塀の現状把握と点検が急務とされている.徳島大学では,県や市区町村の協力のもと,国交省の点検指標に基づいて実地調査を進めている.しかし,ブロック塀は各所に点在するため,現行の実地調査では,短時間で広域をカバーするには限界がある.一方,建設コンサルタント会社や測量会社では,レーザや…

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  • Dialog Actの遷移を用いた議論プロセスの分析手法

    西原 陽子, 辻 晟矢, 砂山 渡, 山西 良典, 今城 志保 生体医工学 Annual59 (Abstract), 190-190, 2021

    <p>本発表ではDialog Actの遷移を用いた議論のプロセスを分析し、議論の改善点を発見するための手法を報告する。情報科学において議論を分析する手法の多くは、議論を要約するあるいは議論のトピックを抽出するなどして、議論の外観を示すものが多く、実際の議論がどのように進んだかのプロセスを抽出する、可視化するもの少ない。このために議論のプロセスの面から改善点を発見することは難しくなっている。Dia…

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  • 車両搭載型センシングユニットの設計・製作と計測実験による評価

    窪田 諭, 塚田 義典, 梅原 喜政, 中原 匡哉, 田中 成典 土木学会論文集F3(土木情報学) 77 (2), II_58-II_67, 2021

    <p> 我が国では,道路や河川などの社会基盤の維持管理や自動運転のための高精度三次元地図の生成にMMSが用いられている.しかし,MMSは非常に高価であるため,全国の地方公共団体が利用することは難しい.筆者らは,市販の安価なセンサ機器を用いて,車両搭載型センシングユニットを設計したが,ユニットの揺れやセンサ機器の設置位置などに課題があった.</p><p> …

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  • 小学校社会科における児童が主体的・対話的で深い学びの実現に向けた学習過程モデルの効果

    木村 明憲, 黒上 晴夫 教育メディア研究 27 (2), 133-150, 2021

    本研究では,小学校社会科の6年生の歴史学習で,自己調整的な学習を行いながら,歴史に関わる知識の習得を保証し,情報活用能力を身につけられる学習過程モデルを開発した。そして,その効果を検証するために,①単元の最後に実施した単元テストについての調査,②単元の導入時に指導者が示した重要語句(小学校学習指導要領解説社会科編の内容の取り扱いで示されている指導事項及び,第一筆者がその時代の歴史を学習する上で必…

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  • OpenposeとDTW距離を用いた韓国伝統舞踊の動作分析

    鄭 宏杰, 加藤 千恵子, 小松 昭吾, 青木 滉一郎 可視化情報学会誌 41 (161), 12-15, 2021

    <p> 本研究では,韓国舞踊の熟練者と初心者の動作の差異について比較・検討することで,韓国舞踊にみられる動作特性について明らかにすることを目的として,動作解析を行った.具体的には,初心者と熟練者それぞれの韓国舞踊の様子を記録した映像から、姿勢推定できるライブラリOpenPoseにより対象者の骨格を検出し,各関節座標を示す動作データを取得し,得られた動作データから,動的時間伸縮方(Dynamic …

    DOI Web Site 参考文献6件

  • マイクロプラスチック汚染研究の現状と課題

    大塚 佳臣, 高田 秀重, 二瓶 泰雄, 亀田 豊, 西川 可穂子 水環境学会誌 44 (2), 35-42, 2021

    <p>本稿では, マイクロプラスチック (MP) がもたらす環境影響を概観した上で, 水環境での動態および海域での生態系への影響, ならびにMPの分析手法, 特に, 粒径が小さいMPの分析手法に関する最新の知見を紹介した。陸域・河川におけるMPの状況について, 日本全国の河川でのMPの濃度, 日本の陸域から海洋に排出されるプラスチックの総量を推定した。海域におけるMPの状況について, …

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  • 深層学習を用いた模様付きヘルメットを装着した人物識別に関する研究

    今井 龍一, 神谷 大介, 井上 晴可, 田中 成典, 藤井 琢哉, 三村 健太郎, 伊藤 誠 土木学会論文集F3(土木情報学) 77 (2), I_58-I_66, 2021

    <p> 建設現場における労働災害をゼロにするには,効果的な安全管理の対策の徹底が肝要である.安全管理の一方策として,ビデオカメラを用いて危険箇所への侵入や建機と接触する恐れのある作業者をリアルタイムに警告することが考えられるが,この場合,作業者の自動識別が必要となる.深層学習を用いた人物識別の既存研究では,顔認証,歩容認証や人物同定などで従来よりも高精度な成果を得ることが報告されているが,服装な…

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  • Zoom操作の躓き要因とワークショップの意義

    久保田 真弓, 鈴木 有香 教育メディア研究 28 (1), 45-57, 2021

    コロナ禍で急遽要求されたオンライン授業に不慣れな教員等を対象にZoom利用に関するワークショップが実施された。そこで本研究では,参加者の躓き要因をデザイン原則の観点から明らかにし,ワークショップの意義を提案する。異文化コミュニケーション学会が開催した1回2時間の初級(2回),中級(3回)の合計5回のワークショップを取り上げ,延べ参加者62名の躓き要因とデザイン原則との関連を分析した。ワークショッ…

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  • 交通量調査のための車両部位識別技術に関する研究

    田中 成典, 山本 雄平, 今井 龍一, 神谷 大介, 中原 匡哉, 中畑 光貴 AI・データサイエンス論文集 2 (J2), 821-832, 2021

    <p>昨今,深層学習を用いて物体の詳細な部位を識別して,姿勢や行動を推定する研究が盛んである.例えば,車両の部位を識別することで,逆走や改造車両を検出できる.本研究では,それらの用途の中でも深層学習の導入が特に注目されている交通量調査への適用を試みる.当該調査では,作業の省力化や効率化を目的として,動画像から車種ごとの通過台数を計数する技術開発が推進されているが,既存技術には,形状の似た車両の車…

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  • レジ袋有料化に対する賛否に影響を与える因子とその影響度の評価

    大塚 佳臣 土木学会論文集G(環境) 77 (6), II_1-II_12, 2021

    <p> 全国の成人を対象としたアンケート調査をもとに,多項ロジットモデルを用いてスーパーおよびコンビニエンスストア(以下コンビニ)のレジ袋有料化の賛否とその多様性に影響を与える因子を抽出し,その影響度を評価した.レジ袋有料化について,スーパー・コンビニともに賛成する層(C1)は環境問題全般への関心が高いこと,スーパー・コンビニともに概ね賛成する層(C2)は身近な環境配慮行動を重視すること,コンビ…

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  • 心理カウンセリングにおける逐語録データの可視化による内容分析及びスキル向上支援

    江原 康生, 鎌田 穣 可視化情報学会誌 41 (160), 18-22, 2021

    <p>認知的側面を扱う心理カウンセリングにおいて,カウンセラー側がクライエントの関心を向けているかは,カウンセラーが出す質問形や解釈投与といった発話内容に現れるとされている.これらカウンセラーの発話内容を効果的に可視化し,分析を行うことは,カウンセリングのスキル向上に向けて大変意義があると考える.これを受け,我々は心理カウンセリングの逐語禄データを基に会話内容を可視化することで,視覚的分析を支援…

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  • 感情語辞書を用いた日本語文の感情分析

    安達 由洋, 近藤 友啓, 小林 孝充, 惠谷 菜央, 石井 解人 可視化情報学会誌 41 (161), 21-27, 2021

    <p>この論文では,まず感情分析,特に自然言語処理技術を用いたテキストの感情分析に関する国内外の研究について概説する.次に,筆者らが開発した日本語感情語辞書と,その感情語辞書を用いて日本語文の感情を高速に分析する感情表現分析アルゴリズムについて解説する.生成した感情語辞書は6,894語の見出し語を持ち,[喜, 怒, 哀, 怖, 恥, 好, 厭, 昂, 安, …

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  • ICTを用いた視覚障害者向け誘導用ブロックの敷設支援

    後藤 隆彰, 加藤 千恵子, 土田 賢省 可視化情報学会誌 41 (161), 16-20, 2021

    <p>東京オリンピックとパラリンピックは,共生社会の実現に向けたバリアフリーの取り組みを促進する機会として,大きな期待が寄せられている.しかし,障害者を取り巻く環境にはまだ改善の余地が残されている.</p><p>例えば,視覚障害がある人のための点字ガイダンスブロックは事実上日本中どこにでも使われている.指標は点や直線で表され,点指標は注意用で,直線指標は方向を示している.近年では移設可能な点字誘…

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  • Convolutional LSTM を用いた数値流体解析結果の予測

    増田 正人, 中林 靖, 田村 善昭 日本計算工学会論文集 2020 (1), 20201006-20201006, 2020-11-17

    <p>数値流体力学(CFD)の解析結果をConvolutional LSTMを用いて予測する方法を提案する.Convolutional LSTMは畳込みニューラルネットワーク(CNN)と長期短期記憶(LSTM)を組み合わせた手法で,空間情報を保持しながら時系列データを扱うことができる高精度な予測手法である.CFDの解析結果を可視化した画像を用いて学習を行い,その有用性を示す.また、解析で使用する…

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  • CNNに基づく鶏肝臓画像における脂肪肝分類に対する転移学習の効果検証

    鄭 宏杰, 中林 靖, 増田 正人, 西 宏起, 山中 大介, 高橋 伸一郎, 伯野 史彦, 宮内 陽介, 岡崎 敬, 吉田 一寛, 塩谷 隆二 日本計算工学会論文集 2020 (1), 20201003-20201003, 2020-11-09

    <p>Fat content is an important index of the added value of meat and livestock by-products. In this study, CNN was used to classify the normal liver and fatty liver to identify the morphology of …

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  • Formation and mobility of soil organic carbon in a buried humic horizon of a volcanic ash soil

    Wijesinghea, Jithya Nawodi, 小嵐, 淳, 安藤, 麻里子, 國分, 陽子, 山口, 紀子, Sase, Takashi, Hosono, Mamoru, 井上, 弦, 森, 裕樹, 平舘, 俊太郎 Geoderma 374 (114417), 2020-09-01

    A buried humic horizon (^<14>C age between 5.4 to 6.8 kyr BP) of a volcanic ash soil in Aomori, Japan, which was collected from the depth between 147 and 187 cm at 5 cm-interval (total 8 sub-horizon …

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  • 複数視点からの映像を用いたスポーツ選手のトラッキングに関する研究

    田中 成典, 山本 雄平, 姜 文渊, 中村 健二, 清尾 直輝, 田中 ちひろ 知能と情報 32 (4), 821-830, 2020-08-15

    <p>スポーツにおけるICTの活用として,選手をトラッキングする画像処理の研究が行われている.しかし,アメリカンフットボールなどのフィールド上での選手のオクルージョンが頻発する競技では,選手位置が正確に取得できない.そのため,選手の移動軌跡が分断され,正確なトラッキングが難しいことが課題となっている.そこで,本研究では,複数地点から撮影した映像から得られた移動軌跡を用いて,それらを相互に補完する…

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  • 作り物の徳認識論の規範性

    植原, 亮 情報研究 : 関西大学総合情報学部紀要 51 1-20, 2020-07-31

    本稿の目標は,状況主義の批判に応答しうる徳認識論の規範的側面の可能性について検討することである.まずは,徳認識論の大枠をその歴史的背景にも触れつつ押さえる.次いで,認識論における記述と規範をめぐる問題を倫理学における同様の議論と比較しながら明確化する.そのうえで,状況主義と両立可能な徳認識論の構想を示したマーク・アルファノのCharacter as Moral Fiction …

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  • 高温可溶化処理による鶏糞のアンモニア除去およびメタン発酵処理

    山野 浩二, 藥師寺 佑佳, 吉田 雅文, 荒木 賢人, 小林 淳, 中道 隆広, 有薗 幸司, 石橋 康弘 環境と安全 11 (1), 1-6, 2020-04-30

    <p>鶏糞をメタン発酵で利用するためには、アンモニアによる発酵阻害を低減させることが必要である。本研究では、超高温可溶化による鶏糞からのアンモニア除去について検討した。</p><p>鶏糞からのアンモニアの除去量は、室温条件(25℃)においては0.41 mg/Lであり、高温可溶化条件(80℃、 MU3株添加)においては0.85 …

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  • 総合的学習における児童主体の学習活動を設計する教師の試行錯誤過程

    渡邊 菜月, 山本 良太, 今野 貴之, 久保田 賢一 日本教育工学会論文誌 43 (Suppl.), 141-144, 2020-02-20

    <p>本研究では,小学校の総合的な学習の時間(以下,総合的学習)において,教師はどのような試行錯誤をして児童主体の授業設計を行っていたのかを明らかにし,総合的学習における児童主体の学習活動を行う際に留意すべき点を示すことを目的とした.総合的学習を担当する教師を対象に,半構造化インタビューを実施した.結果から,教師は,児童主体の授業設計を通して,外部協力者から学習内容についての知識を得るだけでなく…

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  • フィリピンの小学校教師による授業設計の問題

    鳥井 新太, 上舘(山口) 美緒里, 久保田 賢一 日本教育工学会論文誌 43 (Suppl.), 93-96, 2020-02-20

    <p>本研究の目的は,フィリピンの小学校教師が問題解決型学習や探究学習を促す授業を行うために,授業設計の問題を明らかにすることである.教師が教材研究で参考にする資料と,それを参考にする理由,教授方略の選択方法を分析した結果,①教師が学習内容を説明して,児童がその内容を楽しく覚えるための教材作成に重きがある授業を設計していたこと,②中堅以上の教師または理科教師以外は,問題解決型学習や探究学習の促進…

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  • 完成平面図を用いた道路面地物の点群データの抽出に関する研究

    中村 健二, 塚田 義典, 田中 成典, 梅原 喜政, 中畑 光貴 知能と情報 32 (1), 616-626, 2020-02-15

    <p>近年,レーザ計測技術の発達に伴い,点群データ等の3次元情報の利活用に関する取り組みが盛んである.道路分野に着目すると,路面性状調査や柱状物体の変状検出に点群データが広く活用されている.これらの業務では,解析対象となる道路地物を区別する必要があるが,点群データには様々な道路地物が混在している.そのため,点群データから道路地物を識別する技術が求められている.既存研究では,道路面地物とその他の点…

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  • 深層学習を用いたアメリカンフットボールにおけるパスプレーのマッチアップ分析に関する研究

    山本 雄平, 田中 成典, 中村 健二, 田中 ちひろ, 姜 文渊, 林 勲 知能と情報 32 (1), 590-603, 2020-02-15

    <p>我が国では,東京オリンピックに向けて,スポーツに関わる政策が積極的に推し進められている.その施策の一つである「スポーツ×ICT」では,スポーツ分野における計測機器の開発やデータ計測と可視化,そして新たなサービスの提案など,ICTの効果的な利活用方法が検討されている.筆者らは,これまでアメリカンフットボールに着目し,高性能なGNSSセンサと加速度センサを内蔵した計測端末を用いて,複数選手を可…

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  • アメリカンフットボールのパスプレーの移動履歴を考慮したマッチアップ分析に関する研究

    田中 ちひろ, 山本 雄平, 姜 文渊, 田中 成典, 中村 健二, 中島 伸介 知能と情報 32 (1), 580-589, 2020-02-15

    <p>スポーツ庁では,我が国の国際競技力の向上に関する重点政策において,日本代表選手の活躍を科学な側面から支援することを目指している.そこで,筆者らは,GNSSセンサによるフィールドスポーツの可視化システムを開発してきた.特に,アメリカンフットボールに着目し,QB,WR,DBのマッチアップを対象にした軌跡画像を用いて,深層学習によるパス成否の判定を目指してきた.ただし,プレーが完結したトラッキン…

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  • 3次元地図生成と地物認識によるクレーン操縦支援のための可視化システムに関する研究

    窪田 諭, 田中 成典, 中村 健二, 山本 雄平, 中原 匡哉, 中畑 光貴, 多田野 有司, 世俵 秀樹, 野口 真児, 小阪 孝幸, 石川 巖, 西本 昌司 知能と情報 32 (1), 604-615, 2020-02-15

    <p>クレーンの作業現場では,操縦者が吊荷とその周辺の地物の大きさ,高さと位置関係を正確に把握することが重要である.既存研究では,クレーンの操縦支援のため,ジブの先端にカメラ,レーザスキャナとIMUを設置し,吊荷上空からの吊荷やその周辺の地物の大きさと高さを映像上に可視化する技術を提案した.ただし,この技術には,地表面に複数の地物が存在する場合に地表面を地物として誤認識する課題,傾斜のある施工現…

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  • 橋梁の点群データを用いた深層学習による部位識別に関する研究

    塚田 義典, 窪田 諭, 田中 成典, 梅原 喜政, 中原 匡哉, 中畑 光貴 知能と情報 32 (1), 627-631, 2020-02-15

    <p>我が国では,高度経済成長期に整備された多くの橋梁が老朽化している.国土交通省では,これらの橋梁の維持管理の効率化及び高度化を図ることを目的として,3次元モデルの作成仕様や表記標準を策定している.この背景の下,地上レーザスキャナやUAVより取得した点群データから3次元モデルを生成する手法が提案されている.しかし,既存研究では,点群データから橋梁上部工と下部工のモデルを生成できるが,現行仕様が…

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  • ユーザ属性を考慮した平時と異なる事象に対するソーシャルセンシング技術に関する実践研究

    坂本 一磨, 中村 健二, 山本 雄平, 田中 成典, 中村 竜也 知能と情報 32 (1), 556-569, 2020-02-15

    <p>CGM(Consumer Generated Media)の普及に伴い,インターネット上に膨大なデジタルデータが蓄積されている.これらのデータは,社会動向,経済動向に加えて大規模災害などの多種多様な社会事象を計測するソーシャルセンシング技術の向上に用いられている.著者らは,ユーザの習慣行動を用いて,その習慣行動の違いから実世界における事象を抽出する新たなソーシャルセンシング手法を提案し,有…

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  • マイクロブログのバースト度合いを用いたトピック抽出手法に関する研究

    外山 諒, 中村 健二, 田中 成典 知能と情報 32 (1), 570-579, 2020-02-15

    <p>スマートフォンを始めとした通信機器の発達により,SNSの一種であるマイクロブログなどのコミュニケーションツールの利用が活発である.マイクロブログではニュースなどの現実の事象に関する投稿が多くなされており,それらの投稿からトピックを分析する手法が多く提案されている.しかし,投稿内容に着目した手法では,新たな投稿が時間経過とともに追加されるマイクロブログを対象とした場合,トピックを構成するモデ…

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  • lidar

    マッキン ケネスジェームス 知能と情報 32 (1), 16-16, 2020-02-15

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  • 社会的公正事態の構成要素に関する研究 : 社会的公正事態に関する研究 (1)

    中村, 慎佑, 西迫, 成一郎, 森上, 幸夫, 桑原, 尚史 情報研究 : 関西大学総合情報学部紀要 50 33-45, 2020-01-30

    本研究の目的は,人がいかなる社会的事態に対して公正さを感じるかについて検討することであった.調査1では,予備調査を通じて,人が公正さを感じる多くの状況を収集した.そして,収集された社会的事態を55項目に整理した.続いて,これらの55項目の社会的事態に対して正しさの評定を求めたのちに社会的事態に対する因子分析を行った.因子分析の結果,社会的公正事態は,1) 対人関係における配慮性,2) …

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  • 水素自動車が排出する二酸化炭素に関する一考察 : 問われる水素社会の虚構

    伊藤, 俊秀, 宮澤, 樹, 山本, 恭輔 情報研究 : 関西大学総合情報学部紀要 50 1-10, 2020-01-30

    二酸化炭素の排出が地球温暖化にどの程度影響しているかは議論の余地の残るところではあるが,現時点で商用化されている水素自動車(燃料電池車)は走行時に二酸化炭素を排出しないので,地球温暖化防止に有効であると広く認識されている.しかし,水素は,工業的には天然ガスから製造されているので製造時点で二酸化炭素が排出される.そこで,水素自動車が実質的に排出する二酸化炭素量を推計し,ガソリン車,ハイブリッド車,…

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  • 小学校でのタブレットPCを活用した国際交流による資質・能力の変容

    木村 明憲, 黒上 晴夫, 谷口 生歩 教育メディア研究 26 (2), 1-17, 2020

    本研究では,小学校におけるタブレットPCを活用した国際交流プログラムによって,期待する資質・能力がどのように変容するかを調査した。開発したプログラムでは,日本とオーストラリアの小学校を対象として,「相手国の文化を理解する」ことをテーマとした探究的な学習過程を組んだ。この中で3度に渡ってタブレットPCのビデオ通話機能(音声と動画で通話をする機能をビデオ通話機能とする)を活用した交流を行った。この交…

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  • 社会的要因を考慮した土砂災害警戒区域設定に対する深層学習の適用

    石井 唯嵩, 広兼 道幸, 倉本 和正, 西原 尚輝 土木学会論文集F6(安全問題) 76 (2), I_193-I_199, 2020

    <p> 近年,頻発している土砂災害への対策の一つとして,国土交通省は土砂災害警戒区域等の指定を進めているが,その作業には,非常に時間や労力を要するため,継続的な実施に向けては効率化が求められる.</p><p> そこで,深層学習を用いて地形データから土砂災害警戒区域を自動的に設定するシステムを構築したが,保全対象を含まない土砂災害警戒区域も設定するという課題が残された.本研究では,建築物を示すデー…

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  • デジタルゲームのRPA(序報)

    横山 宏, 福井 昌則, 松本 貴裕, 高見 友幸 国際ICT利用研究学会論文誌 4 (1), 29-34, 2020

    人がソフトウェアを用いて行う事務作業を,人の手作業ではなく,コンピュータプログラムに肩替わりさせる仕組みはRPA(Robotic Process Automation)と呼ばれる。本研究では,このRPA の考え方をPC画面で動作するデジタルゲームに対して適用した。本来,ゲームというものは,人がプレイするということそれ自体が楽しみの目的であるが,RPA …

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  • 性格要素と外見要素の加減算による類似キャラクタの検索

    小林 達哉, 松下 光範 Webインテリジェンスとインタラクション研究会 予稿集 16 (0), 106-111, 2020

    <p>本研究の目的は,ユーザの好みのキャラクタが登場するコミックを検索する技術の実現である.現在広く用いられているコミック検索では,作品名や著者名,ジャンル情報などコミックに付与された情報をクエリとしているが,コミックに登場するキャラクタの性格や外見といった情報は,コミックの選択に大きく影響するにも関わらず,それに基づく検索は十分に検討されていない.これを解決するための一助として,本稿ではキャラ…

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  • コミックの登場人物についての説明文からの性格タグ推定

    樋口 亮太, 山西 良典, 松下 光範 Webインテリジェンスとインタラクション研究会 予稿集 16 (0), 112-115, 2020

    <p>本稿では,ストーリに基づいたコミックの検索を目指し,ストーリの構成要素のひとつであるキャラクタの性格に着目する.ストーリは,「どのようなキャラクタ」が「どのように活躍するか」で捉えられると考えた.このうち,「どのようなキャラクタ」に相当するキャラクタの性格などを示した文章はWeb上に存在するが,その記述は作品によって多様であるため,説明文自体をクエリとしてコミックの検索に用いることはできな…

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  • [15] デジタルパブリックヒストリーの実践としての「コロナアーカイブ@関西大学」

    菊池 信彦, 内田 慶市, 岡田 忠克, 林 武文, 藤田 高夫, 二ノ宮 聡, 宮川 創 デジタルアーカイブ学会誌 4 (s1), s17-s20, 2020

    <p>関西大学アジア・オープン・リサーチセンター(KU-ORCAS)は、2020年4月に、「コロナアーカイブ@関西大学」の運用を開始した。コロナアーカイブ@関西大学は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行下における関西大学関係者の日常の記録や記憶を、ユーザからの投稿によって収集するコミュニティアーカイブプロジェクトである。KU-ORCASでは、コロナアーカイブ@関西大学を、昨今の歴…

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  • 海洋プラスチック問題の情報提供がレジ袋・プラスチックストローの提供廃止賛否意識に与える影響評価

    大塚 佳臣 土木学会論文集G(環境) 76 (6), II_343-II_353, 2020

    <p> 海洋プラスチック問題に関する情報提供がスーパー・コンビニエンスストア(以下コンビニ)のレジ袋,カフェ等のプラスチックストロー(以下ストロー)の提供廃止賛否意識に与える影響を,全国の消費者を対象としたアンケート調査により評価を行った.その結果,情報提供により,コンビニレジ袋の提供廃止に反対する消費者のうち,環境問題意識が高い層がレジ袋提供廃止に賛成するようになった.レジ袋・ストローの両方の…

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  • 伝統舞踊の体験が心身にもたらす効果の検証

    青木 滉一郎, 小松 昭吾, 鄭 宏杰, 加藤 千恵子 年次大会 2020 (0), J23505-, 2020

    <p>There are some reports about effects of traditional dances in each country which have been utilized for health program mainly for elderly. However, few studies tried to organize knowledge about …

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  • 初期平安京の復原

    高見 友幸 国際ICT利用研究学会論文誌 4 (1), 18-28, 2020

    造営当初の初期平安京および平安宮,朝堂院,大極殿院の復原を試みた。前提となる主要な仮説は,次の5つである。1)平安京の北端を一条大路(後世の土御門大路)とする,2)この一条大路の幅を17 丈とする,3)平安京の南端を八条大路とする,4)初期の八条大路の幅を28 丈とする,5)朝堂院の建造物には,地面を測る物差し(1 尺=29.8cm)とは別に,1 尺=28.1cm の物差しX …

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  • 京都府宇治市の茶園土壌を用いた覆下栽培の発祥時期の推定

    井上 弦, 中尾 淳, 矢内 純太, 佐瀬 隆, 小西 茂毅 日本土壌肥料学雑誌 90 (6), 424-432, 2019-12-05

    <p>茶の覆下栽培(被覆栽培)の発祥時期を明らかにする目的で,京都府宇治市の伝統的茶園,宇治七茗園のうち現存する唯一の茶園(奥の山茶園)において,在来種で古いとされる茶樹直下に試坑を作製し,土壌断面調査とともに,炭素含量,植物珪酸体組成,年代値を調べた.その結果,Bw層(試料no. 8)–AB層(試料no. 7)境界で炭素含量が増加をはじめ,AB層(試料no. 6)–A層境界(試料no. …

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  • 大学生の情報モラル行動における知識と行動意図の不一致:計画的行動理論における規定因に基づく検討

    田中 孝治, 三輪 穂乃美, 池田 満, 堀 雅洋 認知心理学研究 17 (1), 11-25, 2019-08-31

    <p>本研究では,一般的な知識として適切な行動を問う知識課題と自身が実際に選択する行動を問う意図課題を用いて,大学生を対象に知識と行動意図の不一致について検討を加えた.実験1・2では,実験参加者が適切な知識を有しているにもかかわらず情報モラルに反する行動意図が形成されることが示された.実験1では,大学生のほうが高校生に比べて知識保有の割合は高く,適切な行動意図形成の割合が高かった.実験2では,計…

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  • ベクトル量子化を用いたファジィ推論システムの学習法

    宮島 洋文, 久冨木 大夢, 重井 徳貴, 宮島 廣美 知能と情報 31 (2), 690-699, 2019-04-15

    <p>ファジィ推論システムの学習に関する多くの研究が行われている. これらの研究 の多くが最急降下法を用いているが, パラメータの初期値設定により, 学習後 のモデルの精度やルール数が影響をうけることが指摘されている. これを改善 するための多くの方法が提案されているが, 必ずしも満足できるシステム構成 とはなっていない. ベクトル量子化を使って, パラメータの初期値を設定する 方法は, …

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  • アナロジーによる料理の国際的な表記方式の提案

    信本 健輔, 廣田 雅春, 加藤 大受, 石川 博 知能と情報 31 (1), 526-533, 2019-02-15

    <p>本稿では,飲食店のメニュー等に含まれる料理の新たな表記方式とその自動生成手法を提案する.本稿で提案する表記方式は,「お好み焼き = チヂミ − ニラ + キャベツ」のように,任意の料理をある国の類似した料理名と差分となる要素によって単純な数式で表したものである.また,本稿では,投稿型レシピサイトのデータを用いてこの表記方式を生成する2つの手法も提案する.どちらの手法もレシピデータに含まれる…

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  • 情報技術の進展と情報倫理の課題

    江澤, 義典 情報研究 : 関西大学総合情報学部紀要 49 3-10, 2019-01-30

    わたしたちは日常的な知的活動において,手元の電子機器(パソコン,タブレット端末,スマートフォンなど)にアクセスすることが多い.ところが,都合の悪いニュースなどを「フェイクニュースだ」と決めつける政治家の発言やSNSへの匿名の無責任な書き込みなどに,多くの市民が迷惑している.インターネット利用が普及した現代において,わたしたち市民にとって十分に信頼できる情報を得るにはどのような工夫が必要なのであろ…

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  • 「運動」の映画をめぐって

    藤田 修平 映像学 101 (0), 69-91, 2019-01-25

    【要旨】<br> 1980年代初頭、米国戦略爆撃調査団が撮影した日本未公開の被爆映像を用いて、反核映画を製作・上映する市民運動(10フィート運動)が行われた。東宝争議以降、労働組合が主導した映画製作や上映活動は〈運動〉(自主製作・上映運動)として展開され、そうした〈運動〉の映画は非劇場映画史において主要な地位を占める。本稿はラクラウ/ムフの言説理論を参照し、映画テクストだけでなく、製作・上映をめ…

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  • 都城盆地における地下水の硝酸性窒素濃度の時空間分析による補間

    平岡 透, 豊満 幸雄, 中川 啓, 野中 尋史, 廣田 雅春, 鈴木 祥広 水文・水資源学会誌 32 (1), 23-34, 2019-01-05

    <p> 筆者らは,都城盆地における地下水中の硝酸性窒素濃度を長年観測してきた.観測は,1995年11月から開始し,毎年2月と8月を中心に行った.しかしながら,未観測地点の硝酸性窒素濃度を知りたい場合もある.そこで,本研究では既観測地点の空間的に分布した時系列の硝酸性窒素濃度を用いて未観測地点の硝酸性窒素濃度を補間する方法を開発した.提案法は,既観測地点の硝酸性窒素濃度を用いて未観測地点の硝酸性窒…

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  • 畳み込みニューラルネットワークの学習過程の可視化

    坂井 創一, 竹中 要一 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2019 (0), 2Q3J205-2Q3J205, 2019

    <p>Convolutional Neural Network(CNN)は、ディープニューラルネットワークを用いた画像分類器である.しかし,CNNは分類したクラスに対する判断根拠を提示することができないという欠点をもつ.この問題を解決するため,判断根拠となる画像の一部を提示する可視化手法が提案されている. 分類に対する判断根拠の可視化と同様に,学習過程の視覚化も重要だと考えている. …

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