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検索結果 834 件

  • 地域高齢者のライフイベントと社会的健康度:ポジティブおよびネガティブな側面からの検討

    牧野 圭太郎, 土井 剛彦, 堤本 広大, 片山 脩, 山口 亨, von Fingerhut Georg, 山際 大樹, 牧迫 飛雄馬, 島田 裕之 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 26-26, 2024-03-31

    <p>【はじめに、目的】</p><p> 近年、高齢期の健康状態の指標として、身体、認知、心理的な健康度に加え、社会的な健康度を評価することの重要性が認識されており、これを表す概念の1つとして社会的フレイルが提唱された。社会的フレイルは障害発生や死亡のリスクに影響することが報告されているが、社会的フレイルの発生に影響する因子については未だ十分に検討されていない。本研究では、高齢期に経験するポジティ…

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  • 心不全入院患者の退院後,再入院するまでの日数に関連する因子の検討

    鈴木 伸治, 下田 隆大, 水越 大輔, 三浦 丈親, 寺井 知子 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 377-377, 2024-03-31

    <p>【はじめに】</p><p> 慢性心不全患者は退院後,再入院を繰り返すことは知られており ,再入院をするたびに身体機能が低下の一途をたどることが心臓リハビリテーションガイドラインにも記されている. そのためできるだけ再入院をするまでの日数を長引かせる必要がある.我々は再入院に影響する因子として高齢,心筋梗塞,心房細動の既往,腎機能低下,同居家族ありおよび退院時Short Physical …

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  • 認知機能障害を有する者における座位行動研究

    土井 剛彦 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 87-87, 2024-03-31

    <p>認知症は、加齢とともに有病率が上昇し、我が国の高齢化率や 今後後期高齢者の割合が増加傾向にある人口動態を考慮すると、我が国の重要な健康課題の一つであると考えられる。「認知症施策推進大綱」が策定されたように、国家施策として認知症の関連課題に対し注目が集まっており、予防と共生を中心とした様々な対策が講じられている。認知症の予防ないし発症の遅延を目指すためには、適時適切に行われる認知機能評価によ…

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  • 軽度認知障害を有する高齢者の抑うつに対するマインドフルネストレーニングの効果

    倉坪 和泉, 中川 威 老年臨床心理学研究 5 (0), 9-23, 2024-03-31

    認知症の発症前段階である軽度認知障害(MCI)における抑うつは認知症に移行する確率を高める。マインドフルネストレーニングは抑うつに有効な非薬物療法であるが高齢者医療ではほとんど実施されていない。本研究ではMCI高齢者の抑うつに対するマインドフルネストレーニングの効果に関するシステマティック・レビューを行った。PubMed,PsycINFO,Web of …

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  • ひろがる つながる 高次脳機能障害

    鈴木 匡子 高次脳機能研究 (旧 失語症研究) 44 (1), 1-4, 2024-03-31

    ...近年では心理学, 老年学, 情報学, 社会学など多くの分野が, 高次脳機能障害に関連する研究に携わっている。さらに, 高次脳機能障害者の支援のために, 行政や福祉, 地域だけでなく, 当事者や介護者も参加した体制作りが始まっている。このような状況において, 高次脳機能障害にかかわる医療者はこれまで以上に広い分野の人とつながり, 相互に強みを生かしながら研究を進めていくことが求められている。...

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  • 変形性膝関節症を有する高齢者の24時間行動ガイドラインの達成状況と精神的健康度および膝痛の関連

    出口 直樹, 小島 成美, 大須賀 洋祐, 畑中 翔, 平野 浩彦, 岡村 毅, 粟田 主一, 笹井 浩行 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 147-147, 2024-03-31

    <p>【はじめに、目的】</p><p>24時間行動に関するガイドラインでは、身体活動、座位行動、睡眠に対する推奨がされており、これらの推奨値を達成すれば身体・精神的な健康利益が期待できる。変形性膝関節症 (膝OA)を有する高齢者では身体活動、座位行動、睡眠が独立して精神的な健康や疼痛に関連する。このため、これらの各項目を複数達成することで、精神的健康や疼痛の有益性がさらに高まると期待される。本研…

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  • うつ徴候と身体活動がサルコペニアの進行に及ぼす影響

    山口 亨, 牧野 圭太郎, 片山 脩, Fingerhut Georg von, 山際 大樹, 島田 裕之 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 208-208, 2024-03-31

    <p>【はじめに、目的】</p><p>サルコペニアは要介護や死亡リスクの上昇につながることから予防策の確立が重要である。近年、サルコペニアとうつ徴候の関連についての報告が散見されるが、うつ徴候がサルコペニアの発生に影響するかは十分に検討されていない。またサルコペニアとうつ徴候の関連に身体活動の低下が介在する可能性が示唆されているが、うつ徴候と身体活動の関連がサルコペニアの進行に影響を及ぼすかにつ…

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  • 産官学連携による中高齢者を対象とした地域コホート研究̶垂水研究̶

    牧迫 飛雄馬 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 94-94, 2024-03-31

    ...医療専門職に関しては、医師、歯科医師、看護師、保健師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、薬剤師、管理栄養士などの多職種が関わっており、専門の研究領域も高血圧内科、老年学、栄養学、運動学、バイオメカニクス (生体力学)、精神・心理学など多岐にわたる。大学院生や学部生が調査に参加し、教育的な支援体制としての貢献度も高い。...

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  • 地域在住高齢者における早朝のラジオ体操会への参加が身体的,精神的,社会的側面に及ぼす効果

    植田 拓也, 柴 喜崇, 鹿内 誠也, 土屋 彰吾, 畠山 浩太郎, 渡辺 修一郎 日本予防理学療法学会雑誌 3 (2), 2-9, 2024-03-31

    <p>【目的】早朝のラジオ体操会への参加による,地域在住高齢者の1 年後の身体機能,精神的健康度,社会的紐帯への効果を明らかにすることとした。【方法】ラジオ体操会に参加している地域在住高齢者(体操群)と同地域で開催した介護予防健診に参加し,傾向スコアマッチングで抽出された地域在住高齢者(コントロール群) 84 名を対象に,ベースライン及び1 年後調査で,体力測定,WHO-5 …

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  • 要介護やフレイルになりにくい地域づくり ~地域診断の必要性とその取り組みについて~

    森 優太 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 47-47, 2024-03-31

    ...例えば、JAGES (日本老年学的評価研究)は2019年度に64市町村と共同し、市町村間比較をした。調査対象は、要介護認定を受けていない64市町村の高齢者約19万人弱である。集計単位は市町村で、その結果、例えば「暮らすまちによってフレイル該当者 (要介護リスク者)の割合が2.6倍も多いまちがある」ことが分かってきた。また、フレイル該当者割合と相関関係を示す要因を探索した。...

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  • 高齢男性を地域活動へ促すための工夫と課題-ステークホルダーへの質的調査-

    池田 晋平, 芳賀 博 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 90-90, 2024-03-31

    <p>【はじめに】</p> <p> 健康日本21は「高齢者の社会参加の促進」を重点目標に,地域活動に取り組む高齢者の増加を推進しているが,高齢男性の参加率の低迷が課題となっている.先行研究では,地域活動の参加・継続に寄与する要因に着目されてきたが,高齢男性が地域活動と接点を持つために地域でどのようなきっかけ作りがされているか検討した報告は見当たらない.本研究の目的は,高齢男性を地域活動へ促すため…

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  • 地域在住高齢難聴者における補聴器使用は要介護発生予防に有効か

    冨田 浩輝, 下田 隆大, 中島 千佳, 川上 歩花, 島田 裕之 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 151-151, 2024-03-31

    <p>【はじめに、目的】</p><p> 加齢に伴う難聴は、他者とのコミュニケーションを制限し、活動的なライフスタイルの促進を妨げ、要介護発生の危険因子となることが報告されている。現在、加齢性難聴に対する治療法は確立されておらず、現時点での有効な対策として補聴器使用が推奨されている。しかし、本邦では欧米諸国と比較して補聴器保有率が低く、難聴が重症化してから補聴器導入が検討されるケースが多い可能性が…

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  • 社会的フレイルと健康問題

    堤本 広大 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 25-25, 2024-03-31

    <p>【概要】</p><p> 2001年に、Friedらがフレイルの表現型モデルに関する概念を提唱し、その後、2007年にはRookwoodらによって障害蓄積モデルの概念が取りまとめられた。本邦においては、世界に先駆けて施行されていた介護保険も相まって、これらの定義が上手く融合し、フレイルを障害蓄積モデルの概念を用いて、健常高齢者と要介護高齢者の中間的な状態であると定義しつつ、身体的側面、心理・…

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  • 医療・福祉における高齢者の相談窓口に関する地域の知名度格差の検討

    小島 香, 岡田 栄作, 諸冨 伸夫, 斉藤 雅茂, 尾島 俊之 東海公衆衛生雑誌 11 (2), 152-158, 2024-03-21

    ...</p><p>方法 日本老年学的評価研究が2019年に日本の25都道府県64市町村において郵送法で実施した、要介護認定を受けていない65歳以上の高齢者を対象にした自記式質問紙調査から、25,908人を本研究の分析対象者とした。研究デザインは横断研究とした。医療・福祉情報に関する項目として、地域の窓口サービスを用いた。さらに情報へのアクセスとして外出頻度や友人との交流に関する変数を用いた。...

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  • 基礎疾患ごとの在宅看取りにおける医師と看護師の役割の違い

    片見 明美, 渡辺 修一郎 日本在宅医療連合学会誌 5 (1), 1-8, 2024

    <p>基礎疾患ごとの在宅看取りにおける医師と看護師の役割の違いを質的研究により検討した.在宅医16名に,看取りの過程の違い・特徴,看取りの過程で果たす役割を調査した.在宅医5名,訪問看護師3名,専門看護師1名に半構造化インタビューを行った.分析テーマを「在宅看取りを可能にするために」分析焦点者を「在宅看取りに係わる医師および看護師」とし修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチにて分析した.看取…

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  • 農山村において高齢者が小さな農業を継続する意義

    小野寺 美咲 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 310-, 2024

    ...<p>世界的に高齢化が進むなかで,老年学を中心に様々な分野において高齢者やその生活に関する研究が蓄積されている。生物学的な老化現象に着目した医学的な研究が多くみられるなか,近年では,高齢者がおかれる環境に関する社会科学分野の研究も進んでいる。それらの研究や近年の政策においては,高齢者が住み慣れた地域に住み続けられること,いわゆる「aging in place」という考え方が注目されている。...

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  • 地域在住高齢者における入浴直後と出浴直後の血圧及び脈拍変動

    鈴木 知明, 渡辺 修一郎 日本老年医学会雑誌 60 (4), 434-439, 2023-10-25

    <p><b>はじめに:</b>高齢者の家及び居住施設の浴槽における死亡者数は,2017年以降はやや減少傾向にあるが,それでも4,900人(2019年)と交通事故死亡者数の2倍近い.<b>目的:</b>地域在住高齢者の入浴時における血圧と脈拍変動を調査し,ヒートショック状態がいつ起こるのかを判断する警戒範囲の検討を目的とした.<b>方法:</b>男性高齢者10名(72.6±3.4/67~78)を対…

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 「健康支援型」道の駅の利用と主観的健康感:3時点パネルデータを用いた縦断研究

    熊澤 大輔, 田村 元樹, 井手 一茂, 中込 敦士, 近藤 克則 日本公衆衛生雑誌 70 (10), 699-707, 2023-10-15

    <p><b>目的</b> 千葉県睦沢町では,2019年に「健康支援型」道の駅を拡張移転した。仮説として,道の駅を利用した高齢者では,利用しなかった高齢者に比べ,主観的健康感不良者が減少したと考えられる。そこで,道の駅利用が主観的健康感不良の減少と関連するのか検証することを目的とした。</p><p><b>方法</b> …

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • 救急搬送された軽症高齢者の社会生活状況を多職種で把握・共有するためのチェックシートの開発

    上野 恵子, 寺本 千恵, 西岡 大輔, 近藤 尚己 日本臨床救急医学会雑誌 26 (4), 455-467, 2023-08-31

    <p><b>目的</b>:地域包括ケアでは個人のニーズに応じた支援が不可欠であり,医療現場でも患者の社会的ニーズが顕在化し対応を求められることがある。しかし,救急車を利用して医療機関を受診し入院せずに帰宅する患者にそのニーズを満たすような支援が提供されることはほとんどない。そこで,軽症の救急車利用者のなかでも支援の必要性が高い高齢者の社会生活状況を簡便に把握し多職種で共有するチェックシートを作成…

    DOI Web Site 医中誌

  • 日本の公共図書館における高齢者サービス研究の変遷と課題

    張 心言 Library and Information Science 89 1-23, 2023-06-30

    ...用いた主な資料は,厚生労働省や文部科学省が取り組む政策に関するものや,老年学分野の研究成果などである。次に,CiNii Articles, 『図書館情報学文献目録』,カレントアウェアネス・ポータル及び『図書館情報学研究文献要覧』から抽出した168件の文献に焦点をあて,前述の社会的動向と結びつけて,公共図書館における高齢者サービス研究の特徴と変遷について考察した。...

    DOI 参考文献2件

  • 医療経済学系研究人材を取り巻く環境と課題

    石川 鎮清, 木村 哲也, 中村 好一, 近藤 克則, 尾島 俊之, 菅原 琢磨 日本健康開発雑誌 44 (0), 3-12, 2023-06-14

    <p><b>背景・目的</b> 医療経済学への社会的要請は高まっているが、担う人材は十分とは言えず、養成上の課題は多い。そこで医療経済学の人材養成の課題を把握し、解決策の方向を示すことを目的とした。</p><p><b>方法</b> 2つの調査を行った。量的調査では、主要2学会の抄録集を対象に近年10年間における医療経済学分野の研究発表数、人材数を調査した。質的調査では、国内の医療経済学分野におけ…

    DOI Web Site 医中誌

  • 筋質の評価・観察・介入研究

    畑中 翔, 大須賀 洋祐 日本老年医学会雑誌 60 (2), 103-111, 2023-04-25

    <p>サルコペニアは,筋量の減少と筋機能の低下が進行する全身性の筋骨格系疾患と定義され,様々な予後の悪化(転倒,機能低下,フレイル,死亡率など)と関連する<sup>1</sup>.ヨーロッパやアジアを中心とする作業部会は,筋量の減少,筋力の低下,そして身体機能の低下に基づいてサルコペニアを診断するよう推奨している<sup>2</sup><sup>,</sup><sup>3</sup>.2018年…

    DOI Web Site 参考文献54件

  • 可変的な中高強度の歩行練習により一定の歩行機能の改善を得た亜急性期脳卒中後症例

    松本 拓也, 植田 耕造, 西本 和平 神経理学療法学 3 (1), 20-29, 2023-03-29

    <p><b>目的</b>:多様な歩行課題という可変性の要素を含んだ高強度の歩行練習は歩行機能の改善が大きいことが示されているが、本邦での実践報告は見当たらない。この歩行練習を先行研究は10週間で合計40回実施しているのに対し、本邦の365日体制であれば同じ回数を約半分の6週間で実施可能である。今回、亜急性期脳卒中患者に対し同じ回数を約半分の6週間で実施した結果を報告する。</p><p><b>方法…

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  • 過疎地域高齢者の主観的健康感に影響を与える ソーシャル・キャピタル要素

    谷川, 千春, 福本, 久美子, 中川, 武子, 戸渡, 洋子 九州看護福祉大学紀要 = The Journal of Kyushu University of Nursing and Social Welfare 23 (1), 28-37, 2023-03

    ...【結果】過疎地域は、日本老年学的評価研究が行った全国調査と比較して市民参加率が低く、ロジスティック回帰分析の結果、主観的健康観には市民参加及び社会的連帯が関連していた。また、SCの醸成には、生活の不便さ、集う場所及びバス停の有無と相関があった。【結論】過疎地域でも、市民参加は主観的健康観を維持する重要なSC 項目である。...

    機関リポジトリ

  • 生活保護受給状況による高齢者の幸福感の相違――JAGES 2013・2016横断データより――

    山田 壮志郎, 斉藤 雅茂, 横山 由香里 社会福祉学 63 (4), 15-26, 2023-02-28

    ...<p>生活保護受給状況による高齢者の幸福感の相違を検討した.日本老年学的評価研究(JAGES)が2013年と2016年に実施した65歳以上高齢者を対象にした自記式の郵送調査データ(それぞれ<i>n</i>=137,736,<i>n</i>=194,352)を使用した.サンプル全体を「生活保護受給」「非受給・貧困」「非受給・一般」の3群に分け,幸福感に関連する交絡要因として日常生活自立(治療疾患の有無...

    DOI Web Site 医中誌

  • 地域在住高齢者の摂食嚥下とコミュニケーションの現状

    鈴木 瑞恵 日本老年療法学会誌 2 (0), 1-6, 2023-02-14

    <p>加齢に伴い,摂食嚥下とコミュニケーションに関わる機能・能力は低下する。摂食嚥下の加齢性変化は「オーラルフレイル」と呼ばれ,健康有害事象との関連が明らかになっている。比較的新しい概念であるが,評価方法,そして予防介入に関する知見が集積されつつあり,今後のさらなる検証が期待される。一方,コミュニケーションについても,加齢に伴って機能および環境が変化し,その変化が高齢者にさまざまな影響を与えるこ…

    DOI 医中誌

  • 日本の育児中の母親が抱くエイジズム

    清水 佑輔, 石川 恵太 人間環境学研究 21 (2), 127-131, 2023

    ...今後、本研究で得られた知見が、幼い子供を持つ母親が抱くエイジズムの軽減、および育児における世代間協力の促進を目指す老年学、心理学的な試みにつながることを期待したい。...

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  • 当院に呼吸器疾患で入院した90歳以上の患者における有酸素運動の実施状況の調査

    内田 有理香, 宮之原 俊一 九州理学療法士学術大会誌 2023 (0), 164-, 2023

    ...しかし、日本老年学会・日本老年医学会が定義する90歳以上の超高齢者においては、特に十分な運動が実施されていないように思われる。そこで、当院に呼吸器疾患で入院した90歳以上の超高齢者を対象としたリハビリプログラムにおいて、有酸素運動の実態を調査し、超高齢者における運動プログラムの改善について考えを報告する。...

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  • 高齢者の浴槽入浴頻度と抑うつ発症との関連:JAGESプロジェクトによる6年間のコホート研究

    早坂 信哉, 尾島 俊之, 八木 明男, 近藤 克則 日本温泉気候物理医学会雑誌 advpub (0), 2023

    <p>  <b>【背景・目的】</b>高齢者において抑うつの発症は様々な疾患のリスクとなり,要介護状態に陥るきっかけとなる.一方,日本においては浴槽の湯につかる特有の入浴法が多くの国民の生活習慣となっているが,この生活習慣としての浴槽入浴と長期的な抑うつ発症との関連は明らかではなかった.本研究は,大規模な6年間にわたる縦断研究によって生活習慣としての浴槽入浴が長期的な抑うつ発症との関連を明らかに…

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  • 社会活動が少ない高齢者でもウォーキング習慣により要介護発生リスクは抑えられる

    片山 脩, 李 相侖, 裵 成琉, 牧野 圭太郎, 千葉 一平, 原田 健次, 新海 陽平, 森川 将徳, 冨田 浩輝, 島田 裕之 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 1.Suppl.No.1 (0), 86-86, 2022-12-01

    <p>【はじめに】</p><p>要介護認定者は年々増加しており一次予防が重要となる。身体活動や社会活動への参加は障害発生リスクを軽減することが明らかにされている(Bull, 2020; Hikichi, 2015)。新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、高齢者の身体活動時間や歩数が減少し要介護発生率の増加が懸念されている(Yamada, 2020; Tison, …

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  • Active Mobility Indexによる予測妥当性の検討:5年間の前向き調査

    土井 剛彦, 堤本 広大, 中窪 翔, 栗田 智史, 木内 悠人, 西本 和平, 島田 裕之 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 1.Suppl.No.1 (0), 91-91, 2022-12-01

    <p>【はじめに】</p><p>高齢者が日常生活における生活空間、活動範囲を維持することは、健康増進において重要である。地域在住高齢者における活動範囲とそれに伴う活動を身体活動と社会活動の側面から評価するために、Active Mobility Index(AMI)を開発した。本研究は、AMIの予測妥当性を検討するために、5年の前向き調査により実施した。</p><p>【方法】</p><p>本研究は…

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  • 地域高齢者の転倒予測モデルの構築:決定木分析を用いた検討

    牧野 圭太郎, 李 相侖, 裵 成琉, 千葉 一平, 片山 脩, 原田 健次, 冨田 浩輝, 森川 将徳, 島田 裕之 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 1.Suppl.No.1 (0), 42-42, 2022-12-01

    <p>【はじめに、目的】</p><p>高齢期の転倒は要介護状態を引き起こす主要な原因であり、転倒リスクの予測は理学療法における重要な課題である。多くの先行研究で転倒予測に向けたスケール開発やカットポイント算出が行われてきたが、多様な因子が影響する転倒発生の予測は容易ではなく、転倒予測モデルの探索には未だ検討の余地があると考えられる。近年、機械学習手法が疾病や事象の予測に活用され始め、中でも決定木…

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  • 高齢期における睡眠と身体活動低下の新規要介護発生との関連性

    中窪 翔, 土井 剛彦, 堤本 広大, 栗田 智史, 木内 悠人, 西本 和平, 島田 裕之 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 1.Suppl.No.1 (0), 7-7, 2022-12-01

    <p>【はじめに、目的】</p><p>高齢期において、身体活動は健康状態を維持、改善させる方法として重要な役割を担っており、高い身体活動量の維持が障害発生予防のために有用であることが示唆されている。一方で、睡眠は高齢期の機能維持において重要であり、長時間睡眠が要介護リスクと関連していることが明らかになっている。身体活動と睡眠は相互に影響し合うため、長時間睡眠および身体活動低下が、新規要介護発生に…

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  • 地域在住高齢者の6年後の転倒予測は可能か? 機械学習を用いた大規模縦断研究

    池田 登顕, ウプル クーレイ, 張山 昌論, 相田 潤, 村上 正泰, 近藤 克則, 小坂 健 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 1.Suppl.No.1 (0), 68-68, 2022-12-01

    ...</p><p>【方法】</p><p>本研究は、日本老年学的評価研究による自記式郵送アンケート調査データを用いた縦断研究である。ベースライン調査は2010年~2012年の期間に実施され、フォローアップ調査は2016年に実施された。全国7県16市町村の要介護認定を受けていない65歳以上の地域在住高齢者28,067名を分析対象とした(返答率51.5%)。...

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  • 当院における大腿骨近位部骨折術後患者の栄養状態と退院時ADL及び在院日数の検証

    村尾 西風, 佐藤 亮 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 1.Suppl.No.2 (0), 75-75, 2022-12-01

    ...当院においても大腿骨近位部骨折へのリハビリテーションを展開しているが、それらの報告の対象者と比べ年々患者は高齢化してきており日本老年学会が提言している「超高齢者」も多い。今回、高齢者の中でも高齢層を対象とし栄養とリハビリテーション効果について検証する。...

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  • 地域在住高齢者における筋量、握力、認知機能が社会的フレイルの変化におよぼす影響

    谷口 善昭, 中井 雄貴, 赤井田 将真, 立石 麻奈, 木内 悠人, 牧迫 飛雄馬 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 1.Suppl.No.2 (0), 8-8, 2022-12-01

    <p>【はじめに、目的】</p><p>フレイルは、身体的、精神・心理的、社会的といった多様な側面を持ち、可逆性を有することが知られている。社会的フレイルは身体・認知機能の低下より先行して起こるとされているが、社会的フレイルの変化に対して身体機能や認知機能が影響をおよぼす可能性がある。本研究は、地域在住高齢者を対象に筋量、握力、認知機能が社会的フレイルの変化におよぼす影響を調査することを目的とした…

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  • 地震映像視聴時の携帯型NIRSを用いた情動研究

    大塚 日花里, 岡橋 さやか, 精山 明敏 ヒューマンインタフェース学会論文誌 24 (4), 239-248, 2022-11-25

    Sudden occurrences of disasters often agitate people emotionally and make their planned evacuation activities difficult. However, the biological responses to natural disaster situations have not …

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  • 新たな評価法の統計

    野嶌 一平, 野口 泰司 The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 59 (11), 1125-1130, 2022-11-18

    <p>再生医療や情報工学の技術的進展に伴い,リハビリテーション医療も新たなフェーズに入ってきているように感じられる.新しい治療戦略が臨床に提案された場合,その治療の有用性を臨床データにより統計学的に検証することは非常に重要である.その基本的な統計手法として,感度・特異度やROC曲線を使った検討は臨床的に,非常に有用な手法であると考える.本稿では,感度・特異度の基礎的な概念から算出方法までを説明す…

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  • 地域高齢者の災害準備の現状と課題

    大塚 理加, 永松 伸吾, 尾島 俊之, 宮國 康弘, 高杉 友, 松川 杏寧, 島崎 敢, 池田 真幸, 李 泰榮, 近藤 克則 地域安全学会論文集 41 (0), 73-81, 2022-11-01

    <p>The purpose of this study is to show the factors associated with disaster preparedness among community-dwelling older adults in Japan. We used cross-sectional survey data collected for the Japan …

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  • 新型コロナウイルス感染症の流行に伴う就労者の腰痛変化とプレゼンティーズムとの関連

    白土 大成, 牧迫 飛雄馬, 赤井田 将真, 生野 佐紀, 椎葉 竜平, 谷口 善昭, 富岡 一俊, 佐藤 菜々, 和田 あゆみ, 木内 悠人, 立石 麻奈, 中井 雄貴 理学療法学 49 (5), 339-347, 2022-10-20

    <p>【目的】新型コロナウイルス感染症(以下,COVID-19)の流行前後における就労者の腰痛変化とプレゼンティーズムとの関連を検討し,さらに勤務形態の変化との関連性を明らかにする。【方法】WEB調査で回答のあった就労者1865名(平均年齢49.6±6.6歳)を横断的に解析した。COVID-19流行に伴う腰痛およびプレゼンティーズムの変化を調査し,腰痛悪化とプレゼンティーズムとの関連性を検討した…

    DOI 医中誌

  • COVID-19の流行下における行動制限が地域在住高齢者の主観的健康感の悪化に及ぼす影響

    池田 晋平, 長谷川 裕司, 関本 繁樹, 王 建人, 平井 美佳, 芳賀 博 作業療法 41 (4), 427-435, 2022-08-15

    COVID-19の流行下における行動制限が地域在住高齢者の主観的健康感の悪化に及ぼす影響を検討するため,神奈川県綾瀬市の高齢者を対象に2019年12月と2020年7月に追跡調査を実施した.330名のうち2時点で健康維持(A群)75.2%,健康悪化(B群)7.3%であり,A群・B群を従属変数としたロジスティック回帰分析では,主観的健康感の健康悪化(B群)に「運動器機能の低下(リスクありを維持/あり…

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  • 社会医学系研究人材を取り巻く環境と課題

    木村 哲也, 石川 鎮清, 中村 好一, 近藤 克則, 尾島 俊之, 菅原 琢磨 医療と社会 32 (2), 235-243, 2022-08-05

    <p>【目的】近年,時代に即した医療課題の解決のため,適切な社会医学の人材育成がなされているかを,明らかにすることを目的とした。</p><p>【方法】量的調査と質的調査を行った。量的調査では,近年20年間の社会医学分野の講座名称及び教員数の変化について名簿調査を行った。質的調査では,社会医学分野の研究者・教員9名及び高等教育行政,厚生行政,医学会関係者各1名ずつの計12名に対してインタビュー調査…

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  • 外出頻度を尋ねる際の外出の定義の有無により生じる「閉じこもり」群の要介護リスクの違い

    平井 寛, 近藤 克則 日本公衆衛生雑誌 69 (7), 505-516, 2022-07-15

    <p><b>目的</b> 介護予防の重点分野の1つ「閉じこもり」は,外出頻度が週に1回未満の者とされることが多い。しかし質問文に外出の定義がない場合,外出しても外出と認識せず,頻度を少なく回答し閉じこもりと判定される可能性がある。本研究では,高齢者対象の質問紙調査において,外出の定義の有無による閉じこもり割合,要介護リスクの違いを明らかにする。また,目的別の外出頻度を用いて,週1回以上外出してい…

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  • 地域在住高齢者におけるロコモ度1と身体機能評価の関連性についての検討

    小林 達矢, 竹中 裕人, 立松 典篤, 井上 倫恵, 白井 祐也, 野口 泰司, 野嶌 一平, 杉浦 英志 理学療法学 49 (3), 212-219, 2022-06-20

    <p>【目的】ロコモ度1と判定された地域在住高齢者の身体機能評価の特徴を明らかにし,ロコモ度1以上に対する身体機能評価のカットオフ値を探索すること。【方法】2019年に名古屋大学近郊自治体で行われた健診事業に参加した65歳以上の高齢者182名を解析対象とした。対象者を非ロコモ群,ロコモ度1群に分け,2群間で身体機能評価との関連性を分析し,有意な関連がみられた因子についてロコモ度1以上に対するカッ…

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  • コラム 歴代「総合リハビリテーション賞」受賞者の今

    南雲 直二, 原田 孝, 鈴木 英二, 近藤 敏, 山田 実, 島田 裕之, 木村 美子, 永井 将太, 横山 仁志, 山田 深, 道木 恭子, 杉山 統哉, 渡邉 良太, 武田 正則, 田中 創, 河野 健一, 井上 靖悟, 加藤 貴志, 外川 佑 総合リハビリテーション 50 (6), 565-783, 2022-06-10

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  • 高齢者のインターネット利用と健康・幸福感の関連

    大田 康博, 斉藤 雅茂, 中込 敦士, 近藤 克則 老年社会科学 44 (1), 9-18, 2022-04-20

    ...<p> 高齢者のインターネット利用と健康や幸福との関連を分析した.要介護認定のない高齢者約2.2万人対象の調査(JAGES[日本老年学的評価研究]2016年)を用い,インターネット利用有無や利用目的が健康感や幸福感と関連があるのかを,性,年齢,学歴,所得,IADL(手段的日常生活動作),人口密度,家族構成,就労状態,友人と会う頻度を調整して,多項ロジスティック回帰分析した.その結果,インターネットを...

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  • 日本老年療法学会の目指す目標とそれを実現する研究方法

    島田 裕之 日本老年療法学会誌 1 (0), 1-5, 2022-03-01

    <p>日本老年療法学会は,高齢者の健康増進,障がいの一次,二次,三次予防の効果的な知見を創出するために,理学療法士,作業療法士,言語聴覚士等の専門職が一体となって議論する場を提供し,知見の共有やイノベーションの創出を目的としている。この目標を達成するためには,研究を通じた生涯学習の促進が必要であり,研究実施の手順を自己の経験を踏まえながら記述した。本学会を通して質の高い研究が広く公表されることを…

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  • 健康寿命延伸と療法士:理学療法士の立場から

    土井 剛彦 日本老年療法学会誌 1 (0), 1-6, 2022-03-01

    <p>健康寿命延伸のために,フレイルや認知症の対策が重要であり,理学療法士を含めた専門職が果たす役割に期待が寄せられている。そのような状況において,フレイル,認知症に対して適切に理解することが求められる。フレイルの評価として,身体的な側面だけでなく社会的な側面や認知機能にも着目し,包括的に高齢者の状態を把握することが求められる。認知症については,認知機能評価を行い,状態に応じた対応が求められ,m…

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  • 「通いの場」への参加は要支援・要介護リスクの悪化を抑制するか:JAGES2013-2016縦断研究

    田近 敦子, 井手 一茂, 飯塚 玄明, 辻 大士, 横山 芽衣子, 尾島 俊之, 近藤 克則 日本公衆衛生雑誌 69 (2), 136-145, 2022-02-15

    ...</p><p><b>方法</b> 日本老年学的評価研究(JAGES)が10道県24市町在住の要介護認定を受けていない65歳以上を対象に実施した,2013・2016年度の2時点の自記式郵送調査データを用いた。目的変数は要支援・要介護リスク評価尺度(Tsuji, et al., 2018)の合計点数(以下,要介護リスク点数)5点以上の悪化とし,説明変数は通いの場参加の有無とした。...

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • 地域在住中高年男女の七訂及び八訂日本食品標準成分表で算出した栄養素等摂取量の差の検討

    今井 具子, 加藤 友紀, 下方 浩史, 大塚 礼 日本栄養・食糧学会誌 75 (4), 161-173, 2022

    <p>一般住民の食事データを用いて日本食品標準成分表2015年版 (七訂), 及び2020年版 (八訂) で算出した栄養素等摂取量についてデータベース切り替えによる影響を検討した。対象は老化に関する長期縦断疫学調査の第1次から第7次調査参加者のうち秤量法による3日間食事調査を完了した累計男性7,596名, 女性7,566名とした。男女別に検討したところ, 有意な相関はあるものの, …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献23件

  • せん妄/高齢者における脳症 ―神経老年学的アプローチ―

    榊原 隆次, 澤井 摂, 桂川 修一, 水野 裕仁, 長尾 考晃, 根本 匡章 神経治療学 39 (3), 412-416, 2022

    <p>せん妄は,急性の認知機能の低下と意識の低下が同時にみられるもので,不穏・行動異常をしばしば伴う.せん妄は,歩行障害を同時に伴うことが非常に多い.基礎に加齢性脳疾患(Alzheimer病+白質型多発性脳梗塞,またはLewy小体型認知症,アルコール(中毒)症に伴う認知症など)に伴う認知症・歩行障害がある高齢者に,a)急性の頭蓋内病変,または …

    DOI 医中誌

  • 地域在住高齢者におけるポジティブ心理学的介入を取り入れたうつ予防プログラムの効果

    安 順姫, 芳賀 博, 新野 直明, 森田 彩子, 岩田 明子 日本保健福祉学会誌 28 (1), 1-13, 2021-12-31

    <p><b>目的:</b>ポジティブ心理学的介入の手法を取り入れたハッピープログラムが,地域在住高齢者の心理・精神的健康に及ぼす効果を検証することを目的とした.</p><p><b>方法:</b>2009年度に東京都 A市が 65歳以上の全住民に郵送で実施した,介護予防事業対象者把握のための基本チェックリストの回答者 27,760名(回答率 72.6%)のうち,うつに関する 5項目中 …

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  • 訂正:高齢者の趣味の種類および数と認知症発症:JAGES 6年縦断研究

    LINGLING, 辻 大士, 長嶺 由衣子, 宮國 康弘, 近藤 克則 日本公衆衛生雑誌 68 (12), 925-925, 2021-12-15

    ...康弘<sup>4∗,5∗</sup>,近藤 克則<u><sup>2∗,4∗</sup></u></p><p> <sup>∗</sup>千葉大学大学院<u>医薬学</u>府先進予防医学共同専攻博士課程</p><p> <sup>2∗</sup>筑波大学体育系</p><p> <sup>3∗</sup>東京医科歯科大学医学部付属病院総合診療科</p><p> <sup>4∗</sup>国立長寿医療研究センター老年学...

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  • 地域在住中高年者におけるアミノ酸摂取量とエピソード記憶の横断的関連

    木下 かほり, 大塚 礼, 高田 理浩, 安居 昌子, 西田 裕紀子, 丹下 智香子, 富田 真紀子, 下方 浩史, 今泉 明, 荒井 秀典 日本老年医学会雑誌 58 (4), 579-590, 2021-10-25

    <p><b>目的:</b>神経伝達物質合成に関与するアミノ酸摂取と認知機能に正の関連が示唆されている.記憶機能低下とアミノ酸摂取の関連の検討は,認知症予防のための栄養管理に役立つ可能性があるが,その関連は十分に明らかでない.認知機能低下初期にはエピソード記憶の低下を認めることが知られているため,一般地域住民のエピソード記憶とアミノ酸摂取の横断的関連を検討することを研究目的とした.<b>方法:</…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献24件

  • 高齢者における通いの場参加と社会経済階層

    井手 一茂, 辻 大士, 渡邉 良太, 横山 芽衣子, 飯塚 玄明, 近藤 克則 老年社会科学 43 (3), 239-251, 2021-10-20

    ...<p> サロン,スポーツ,趣味,ボランティアグループ参加は,どの社会経済階層に多いのか明らかにすることを目的とした.2016年度の日本老年学的評価研究(JAGES)のデータを用い,38市町の65歳以上の高齢者20,972人を対象とした.目的変数は各グループへの参加有無とした.説明変数は,教育歴,等価所得,最長職,調整変数は,人口統計学的要因など計11要因とした.変数の欠損値は多重代入法で補完し,男女別...

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  • 舌骨上筋群の筋活動を効果的に導く頭部挙上方法の検討

    荒川 武士, 小林 秋太, 佐藤 大地, 石田 茂靖, 市村 篤士, 佐藤 正和, 新野 直明 日本摂食嚥下リハビリテーション学会雑誌 25 (2), 114-119, 2021-08-31

    <p> 【目的】舌骨上筋群の筋活動向上方法の1つに頭部挙上訓練法(シャキア法)がある.頭頸部の挙上すなわち矢状面での屈曲運動には,運動学的に頭部屈曲,頸部屈曲,頭頸部屈曲の3 種類があるが,3 種のどれが有効であるか明確ではない.そこで,3 種の屈曲運動時の舌骨上筋群ならびに胸鎖乳突筋筋活動への効果を比較検討した.</p><p>【方法】対象は65 歳以上の高齢者25 …

    DOI Web Site 医中誌

  • シルバー人材センター会員における屋外作業時の疲労対処行動:運動機能と認知機能の類型による比較

    森下 久美, 渡辺 修一郎, 長田 久雄 日本公衆衛生雑誌 68 (8), 564-571, 2021-08-15

    <p><b>目的</b> 就業時に自覚される疲労感は,労働災害のリスク要因である。高齢就業者においては,低い運動機能および認知機能が,疲労感を高めることが報告されている。本研究では,これら心身機能状態で高齢就業者を類型化し,それぞれの疲労対処行動の特徴を検討した。このことによって,今後更なる増加が見込まれる後期高齢層の就業者への疲労管理を検討する基礎資料としたい。</p><p><b>方法</b…

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • 卒業後,老年学の講義は役立っているのか~卒業生へのアンケート結果より~

    須藤 英一 日本老年医学会雑誌 58 (3), 446-452, 2021-07-25

    ...<p>当大学では2007年度より作業療法学科(理学療法学科は選択科目)の学生へ15回/年間の老年学の講義を行ってきた.今回,これまで卒業した学生を対象に老年学の講義が有益であったかを問うアンケート調査を行い,卒業生計511人中58人から回答を得た.結果は,老年学の講義が大いに役立っている,と回答した人数は1人(1.7%),以下役立っている30人(51.7%),役立っていない26人(44.8%),全く...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献6件

  • ソーシャルキャピタルと喘息コントロールの関連性

    齋藤, 暁 新潟医学会雑誌 135 (4-6), 43-52, 2021-06

    ...ソーシャルキャピタルと慢性疾患の関連はいくつか報告されているが,喘息コントロールとソーシャルキャピタルの関係は明らかでない.今回,我々は,アンケート調査を用いて喘息コントロールとソーシャルキャピタルの関係を調査した新潟県内の医療機関に通院している喘息患者とその主治医を対象に,2016年9月から10月にかけて横断的な喘息コントロール状況,治療内容などのアンケート調査を実施した.個々のソーシャルキャピタルは,日本老年学的評価研究機構...

    機関リポジトリ HANDLE Web Site ほか1件

  • 社会的フレイルの指標に関する文献レビューと内容的妥当性の検証

    阿部 紀之, 井手 一茂, 渡邉 良太, 辻 大士, 斉藤 雅茂, 近藤 克則 日本老年医学会雑誌 58 (1), 24-35, 2021-01-25

    <p><b>目的:</b>社会的フレイルはリスク因子として重要だが,評価法が統一されていない.本研究の目的は専門家の評価による内容的妥当性のある社会的フレイルの要素を明らかにすることである.<b>方法:</b>PubMedで検索し入手した社会的フレイル関連26論文から抽出した要素のうち,7名中5名以上の評価者が4条件(負のアウトカム予知因子,可逆性,加齢変化,客観性)を満たすと評価した要素を抽出…

    DOI Web Site Web Site ほか2件 被引用文献1件 参考文献34件

  • 地域在住高齢者の2年間の基本チェックリストの変化と3年後の新規要介護認定との関連

    森田 泰裕, 新井 智之, 藤田 博曉, 渡辺 修一郎 理学療法科学 36 (1), 7-14, 2021

    <p>〔目的〕地域在住高齢者における2年間の基本チェックリストの各領域の変化と新規要介護認定との関連を明らかにすることを目的とした.〔対象と方法〕地域在住高齢者を対象に2012年度と2014年度に基本チェックリストを調査し,11174人を解析した.2年間の基本チェックリストの変化が3年後の新規要介護認定のリスク要因となるか検討した.〔結果〕運動機能悪化,栄養悪化,閉じこもり悪化,認知機能悪化,う…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献7件

  • 慢性化した声帯結節に対する音声治療の効果

    間藤 翔悟, 宮本 真, 渡邉 格, 茂木 麻未, 中川 秀樹, 齋藤 康一郎 音声言語医学 62 (2), 140-146, 2021

    <p>病悩期間の長い声帯結節に対する音声治療(VT)の効果を検証した.対象は病悩期間6ヵ月以上の声帯結節患者で, 2017年6月以降に当科でVTを実施した10例.全例女性で平均年齢38.6±9.6歳,平均病悩期間28.3±20.6ヵ月であった.VTは声の衛生指導,喉頭マッサージ,semi occluded vocal tract exercises,vocal function …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献21件

  • 地域在住高齢者の基本チェックリストの各領域と3年後の転帰との関連

    森田 泰裕, 新井 智之, 渡辺 修一郎 理学療法科学 36 (4), 553-560, 2021

    <p>〔目的〕地域在住高齢者における基本チェックリストの各領域が,3年後の転帰として新規要介護認定と総死亡に関連するリスク要因となるか検討することを目的とした.〔対象と方法〕地域在住高齢者を対象に2012年度に基本チェックリストを調査し,新規要介護認定については20747名,死亡については22021名を解析した.基本チェックリストが3年後の新規要介護認定と総死亡のリスク要因となるか検討した.〔結…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献17件

  • 宗教心理学的研究の展開(18)宗教,スピリチュアリティを追究するための「新たな連携・協働」の試み

    松島 公望, 藤井 修平, 大橋 明, 西脇 良, ムスリン イーリャ, Takahashi Masami 日本心理学会大会発表論文集 85 (0), SS-034-SS-034, 2021

    ...その作業の中から実証を担う心理学,老年学等の社会科学分野がそれらをもとに調査,実験を行い,データから見えてくる現象を明らかにしていく。概念と実証から見えてきた現象をいかに教育,福祉,宗教界等の現場に伝えて,その現場に還元できるのかが重要になる。現場と概念と実証から見えてきた現象とを突き合わすことによって,より人びとの生活に根ざしたものを見いだしていく形を構築していくのである。...

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  • 生涯学の創出にむけて(2)

    倉田 誠 日本文化人類学会研究大会発表要旨集 2021 (0), F17-, 2021

    ...老年学を中心として、個体としてのヒトの生物学的変化を基準として、誕生から若年にいたる過程を「成長」とし、若年から高齢にいたる過程を「衰退」と捉える考え方が定着してきた。しかし、実生活において、ヒトは物質的環境や社会的関係と一時たりとも切り離せないほど密接に関わっている。...

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  • 声帯ポリープに対する効果的な音声治療の方法に関する検討

    間藤 翔悟, 宮本 真, 渡邉 格, 中川 秀樹, 齋藤 康一郎 音声言語医学 62 (4), 314-320, 2021

    <p>声帯ポリープに対する治療として,外科的治療を実施する前に音声治療を代表とした保存的治療を実施することが推奨されているが,最適な保存的治療法は明らかになっていない.本研究では,声帯ポリープに対する音声治療の効果と適切な介入方法について後方視的に検討した.対象は2017年6月から2020年9月の間に声帯ポリープに対する一次治療として音声治療を実施した27例.音声治療は声の衛生指導のみを実施する…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献20件

  • 認知症対策の社会的ムーブメント

    島田 裕之 理学療法学Supplement 48S1 (0), E-17-E-17, 2021

    <p> 人口の高齢化に伴い疾病構造も変化し,認知症の問題が大きくなってきている。令和元年には認知症施策推進大綱が関係閣僚会議により取りまとめられ,認知症基本法案が衆議院閉会中審査の段階に入っており,国家戦略として認知症に対する施策が推進されようとしている。認知症施策推進大綱では認知症との共生と予防を両輪として推進するとしており,認知症者や家族に対するケア,認知症の重度化予防や発症遅延の取り組みが…

    DOI

  • 高齢関節リウマチ患者の疫学

    小嶋 雅代 臨床リウマチ 33 (1), 78-84, 2021

    <p> 関節リウマチ(RA)は,治療法の進歩による生命予後の改善に加え,近年の高齢発症例の増加により,高齢の患者数が増加している.</p><p> 平成28年国民生活基礎調査のデータを用い,RA患者の年齢別人口割合を調べたところ,男女とも年齢と共に上がり,80-84歳が最も高いことが確認された.男性では60~70歳代,女性では40~50歳代と60歳代後半が好発年齢と考えられ,16歳以上人口に占める…

    DOI 医中誌

  • 高齢者の趣味の種類および数と認知症発症:JAGES 6年縦断研究

    LING Ling, 辻 大士, 長嶺 由衣子, 宮國 康弘, 近藤 克則 日本公衆衛生雑誌 67 (11), 800-810, 2020-11-15

    ...</p><p><b>方法</b> 日本老年学的評価研究(JAGES)が2010年に実施した要介護認定を受けていない高齢者を対象とした調査の回答者で,年齢と性に欠損がない56,624人を6年間追跡した。趣味の質問に有効回答が得られた者のうち,追跡期間が365日未満の者を除く49,705人を分析対象者とした。アウトカムの認知症発症は,365日以降の認知症を伴う要介護認定の発生と定義した。...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 被引用文献1件

  • 日本の高齢者における生物・心理・社会的な認知症関連リスク要因に関するシステマティックレビュー

    高杉 友, 近藤 克則 老年社会科学 42 (3), 173-187, 2020-10-20

    <p> 日本の高齢者を対象にした認知症関連リスク要因を検証した研究をシステマティックレビューし,研究の到達点と今後の課題を提示することを目的とした.医学中央雑誌及びPubMed文献データベース検索とハンドサーチにより,2007年以降に発表された34編の論文が抽出された.全体の8割が縦断研究であった.残存歯数,日本食,歩行時間等の生物学要因にとどまらず,うつなし等の心理要因,社会参加,ソーシャルサ…

    DOI Web Site 医中誌

  • 難聴への理解は進んでいるか―「難聴の事実をめぐるクイズ」の作成と検討―

    勝谷 紀子, 佐野 智子 日本心理学会大会発表論文集 84 (0), PC-067-PC-067, 2020-09-08

    ...心理学,老年学が専門の複数の研究者がクイズ内容のチェックを行い,作成したクイズを調査協力者に回答を求めた。</p><p>②聞こえの状況:難聴の調査協力者に難聴のある耳等を尋ねた。</p><p><u>結果と考察</u></p><p>調査協力者の聞こえの状況 難聴の調査回答者における難聴のある耳は,右のみが70名(34.0%),左のみが59名(28.6%),両方が77名(37.4%)だった。...

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  • 地域在住高齢者の入浴時の循環動態反応

    鈴木 知明, 渡辺 修一郎 日本温泉気候物理医学会雑誌 83 (2), 54-62, 2020-05-31

    <p>  【目的】家庭の浴槽での溺死者は年々増加傾向にあり,そのうちの約9割が65歳以上の高齢者である.いきなり全身浴するよりまずは半身浴し,一定時間経過後に全身浴とした方が循環動態に及ぼす影響が小さいのではないかという仮説を実証することを目的とした.</p><p>  【方法】地域在住の健常高齢者,男性10名(70.3±4.0歳)を対象として,6分間の全身浴と3分間の半身浴後に3分の全身浴(計6…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件

  • 高齢者福祉研究に関する社会老年学の貢献 : いくつかの先駆的研究を通じて

    下山, 昭夫 総合福祉研究 24 11-24, 2020-03-31

    ...本論は,少子化と高齢化の人口変動が続くなか,これからの高齢者福祉研究について,政策上,また研究上の諸課題を検討・解明するに当たり,初期の高齢者対象のいくつかの研究成果や草創期の社会老年学のそれらを渉猟することからはじめている.いくつかの先駆的な研究成果のフレームワークを振り返り,確認することから,これからの高齢者福祉研究の留意点ないし論点について,すなわち高齢者観の見直しや再規定,家族制度のなかでの...

    機関リポジトリ

  • 地域在住高齢者における身体機能指標としてのCalf Ankle Index

    寺山 圭一郎, 清水 一寛, 小川 明宏, 秋葉 崇, 土谷 あかり, 寺本 博, 縄田 千恵, 中島 悠華, 高木 瑛基, 新野 直明, 中島 新 理学療法の科学と研究 11 (1), 11_11-11_16, 2020-02-15

    <p> 【目的】下腿最大周囲長と最小周囲長の比をとりCalf Ankle Index(以下CAI)とし,Short Physical Performance Battery(以下SPPB)およびSPPB community-based score(以下SPPB-com)との関連を明らかにし,CAIが身体機能の指標となりうるかを検討した。【方法】介護予防教室に参加した地域在住高齢者84例を対象とし…

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  • 「ゼロ次予防」のための設計科学

    近藤 克則 横幹 14 (1), 16-23, 2020

    Health disparities between communities, municipalities, or social groups exist in Japanese society. Pathways from background to health are complex involving social environmental factors, life …

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  • 喉頭微細手術後の声の安静指導に関する有効性の検討

    間藤 翔悟, 宮本 真, 渡邉 格, 茂木 麻未, 中川 秀樹, 齋藤 康一郎 音声言語医学 61 (3), 245-251, 2020

    <p>音声外科手術として喉頭微細手術は最も頻用されているが,術後の声の安静に関するプロトコールは確立されていない.今回,われわれの使用しているプロトコールの有効性を検証した.対象は2016年8月〜2019年8月の間に喉頭微細手術を施行した31例.声の安静指導として術後1〜3日目は沈黙期間,4〜7日目はconfidential …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献10件

  • 運動による認知症予防

    島田 裕之 理学療法学Supplement 47S1 (0), I-2-I-2, 2020

    <p> 今年度,政府から認知症施策推進大綱案が示され,認知症対策の柱として共生と予防があげられ,予防対策として集いの場の拡充が検討されている。有病率が高い認知症の予防対策のために,多くの高齢者を対象にした対処が拡充することは望ましいが,問題なのは集うことそのものに予防効果が認められるのか,そこで実施する何かに特異的効果があるのかを明らかにして対処することだろう。</p><p> …

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  • 施設内看取りを代理意思決定し看取る過程で家族が経験した精神的負担と代理意思決定に対する想い

    牧野 公美子, 杉澤 秀博, 白栁 聡美 老年看護学 25 (1), 97-105, 2020

    <p> 本研究の目的は,介護老人福祉施設内での看取りを認知症高齢者に代わって決断した家族が看取りに至るまでの過程で経験する精神的負担,および代理意思決定に対する想いに影響する要因を明らかにすることである.家族16人に対する半構成的面接のデータを,修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチを用いて分析した.分析の結果,家族は施設内看取りの決定時期には,選択の迷いと高齢者本人や親族の意向が不明ななか…

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  • 地域在住高齢者における腰痛および膝痛と身体機能との関連

    中井 雄貴, 富岡 一俊, 谷口 善昭, 木山 良二, 佐藤 菜々, 和田 あゆみ, 窪園 琢郎, 大石 充, 牧迫 飛雄馬 理学療法学 47 (2), 146-152, 2020

    <p>【目的】地域在住高齢者の有する腰痛と膝痛が,急性もしくは慢性疼痛であるかの違いによって身体機能に及ぼす影響を明らかにする。【方法】地域コホート研究(垂水研究2018)に参加した65 歳以上の高齢者735 名を対象とした。質問紙により急性・慢性疼痛の有無を聴取し,歩行速度および握力との関連を分析した。【結果】ロジスティック回帰分析の結果,慢性疼痛の有無は歩行速度低下と有意に関連していたが(調…

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  • 地域在住女性高齢者における現在歯数20本未満の関連要因 ~名古屋市体操教室参加者における調査~

    尚 爾華, 野口 泰司, 中山 佳美 口腔衛生学会雑誌 70 (1), 27-34, 2020

    <p> 本研究は,現在歯数が20本未満であることの関連要因について,名古屋市における地域在住高齢者を対象に検討することを目的とした.2016年7~8月にかけて,名古屋市内の体操教室へ参加する高齢者に自記式無記名質問紙「健康状況および生活習慣に関する調査票」を用いて調査を行い,65歳以上女性493人を解析対象とした.ロジスティック回帰分析により,現在歯数が20本未満であることの関連要因について,身…

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  • 認知症の予防・発症遅延

    島田 裕之 神経治療学 37 (3), 340-343, 2020

    <p>As many as 50 million people across the world have dementia, an umbrella term for a series of neurodegenerative conditions that cause memory loss. These conditions can become severe enough to …

    DOI 医中誌

  • 健康格差縮小と21世紀型健康教育・ヘルスプロモーション

    近藤 克則 日本健康教育学会誌 27 (4), 369-377, 2019-11-30

    <p>日本でも「健康日本21(第2次)」で「健康格差の縮小」が政策目標となった.しかし健康教育は,深く考えずに推し進めれば,健康格差をむしろ拡大しかねない.低学歴,非正規雇用,低所得で困窮している人たちほど,健診や健康教室に参加せず,健康情報を得る機会が少なく,知識はあっても処理能力に余裕がない傾向があるからである.</p><p>ではどうしたら良いか.その手がかりは,ヘルスプロモーションのオタワ…

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  • 本企画の背景とねらい

    末盛 慶 家族社会学研究 31 (2), 146-149, 2019-10-31

    ...<p>家族社会学において,家族変動は研究者の関心を集める1つのテーマである.本特集では,数ある家族変動のうち,単独世帯の増加をとりあげる.これは世帯上の変動であるが,規範的な変化も生じているものと思われる.本特集では,特に中年単身層に焦点をあてる.単身層に関しては,社会老年学等において高齢期が,家族や労働に関する分野で若者に関する研究が多い.しかし,中年の単身層をとりあげた研究は家族社会学をはじめ,...

    DOI Web Site Web Site 参考文献1件

  • 中国都市部における障がいのある高齢者とその子ども援助者の介護サービス利用希望の一致に関する研究

    牛 嘯塵, 杉澤 秀博 老年社会科学 41 (3), 292-305, 2019-10-20

    <p> 本研究の目的は,中国都市部に居住する60歳以上の高齢者とその子どものペアを対象に,両者の介護サービスの利用希望の一致の割合と世代間連帯モデルに基づきその関連要因を解明することである.調査対象は,高齢者については山東省済南市Z区に在住し,かつ日常生活に支障がある者とし,子どもについては高齢者を主に援助している者とし,ペア数は97であった.要因分析には,ロジスティック回帰分析を用いた.高齢者…

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  • 日本老年臨床心理学会設立の意義

    長嶋 紀一 老年臨床心理学研究 1 (0), 8-14, 2019-10-20

    日本老年臨床心理学会の設立にあたり,高齢者研究の黎明期から現在にいたるまでを概観し,老年臨床心理学の課題や展望について述べた。国内外の高齢者研究を概観すると,Gerontologyは当初,高齢者の心理学研究を意味していたが,Botwick, J(1970)がGeropsychologyという用語を使うことで独立した学問領域となったことがわかる。また,Brirren, …

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  • 対象拡大の視点から

    長田 久雄 老年臨床心理学研究 1 (0), 27-31, 2019-10-20

    本稿では、本学会の設立に際して老年臨床心理学の可能性と課題について述べる。特に,通常,老年臨床心理学の課題とされる認知症やうつ病ではなく,対象として可能性のある領域に関して筆者の体験に基づき私見を述べる。また,老年臨床心理学の対象に関して,活動拡大の可能性について考察する。高齢者の就労の問題など,今後,老年臨床心理学の実践が求められる領域に関しても言及した。老年臨床心理学は必要性が一層高まると考…

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  • 在宅ケアを受けたがん患者の療養場所の希望と実際―在宅療養中の希望の変化を含めた検討―

    荒井 康之, 鈴木 隆雄, 長島 晃司, 福地 将彦, 小坂 由道, 太田 秀樹 日本プライマリ・ケア連合学会誌 42 (3), 150-157, 2019-09-20

    <p><b>目的:</b>在宅ケアを受けたがん患者において,患者・家族が希望する最期の場所は在宅ケアを受ける中で変化するのか,実際に希望の場所で患者が最期を迎えるのかを検討する.</p><p><b>方法:</b>A診療所が在宅ケアを提供したがん患者111人の診療録調査.在宅ケアの開始当初と最終段階での患者・家族が希望する最期の場所,患者が最期を迎えた場所を検討した.</p><p><b>結果:</…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献7件

  • 書評

    下畑 享良 臨床検査 63 (8), 925-925, 2019-08-15

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  • 健康格差社会と転倒予防

    近藤 克則 日本転倒予防学会誌 6 (1), 5-13, 2019-06-10

    <p> 「健康日本21(第2 次)」で「健康格差の縮小」が政策目標になった。転倒やその関連要因における健康格差を紹介し,環境への介入による対策の可能性を示したい。</p><p> 健康格差とは,「地域や社会経済状況の違いによる集団間の健康状態の差」のことである。転倒についても,都市に比べて農村,高所得・高学歴者に比べて低所得・低学歴者に多いという健康格差がある。その生成プロセスは,地域レベルの因子…

    DOI Web Site 医中誌

  • 准高齢者のサクセスフル・エイジングへのアプローチ:ソーシャルワーカーの視点

    笠原, 幸子 四天王寺大学紀要 (67) 315-336, 2019-03-25

    ...その結果,高齢期の生き方のモデルとしてのサクセスフル・エイジング研究については,それ ぞれの学問領域によって多数の研究結果がみられた.ロウとカーンによる研究は老年学 (gerontology)として学際的な研究領域を進化させた.65歳以上の長期にわたる高齢期を画一的・ 統一的に考察することは適切でないため,本研究では,高齢期を意図して迎えることが求めら れる団塊の世代である准高齢者を対象とする.結論...

    機関リポジトリ

  • 高齢者の定義について

    荒井 秀典 日本老年医学会雑誌 56 (1), 1-5, 2019-01-25

    ...<p>2018年9月の時点で我が国の高齢化率は28%を超え,70歳以上の高齢者も20%を超えた.言うまでもなく日本は世界で最も高齢化が進んでいる国である.2025年頃には国民の約3分の1が65歳以上となることが予想され,平均余命も1960年に比べ,20歳近く延伸している現状を考えると,高齢者の定義を65歳以上とすることの是非を議論すべき時期になったと言わざるを得ない.日本老年学会,日本老年医学会はこのような...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 被引用文献1件

  • 狩猟採集集団の定住化による人口構造とケアシステムの変容に関する分析

    小谷 真吾 日本文化人類学会研究大会発表要旨集 2019 (0), C3-, 2019

    本研究は、マレーシア半島部オラン・アスリにおけるケアシステムの変容について、定住化政策による人口構造の変化と関連付けて分析することを目的とする。バテッ及びメンドリッは、遊動的な狩猟採集活動によって生計を維持してきた集団であるが、近年の定住化に伴い人口構造、若年者及び老年者に対するケア役割が大きく変容しつつある。直接センサス、行動調査、参与観察によるデータから、その変容について分析する。

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