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検索結果 1,476 件

  • 耐火物の強度の体積依存性に関する検討

    神尾 英俊, 細木 亮太, 原口 知也, 合田 広治, 森川 勝美 耐火物 76 (5), 192-197, 2024-05-01

    ...不定形耐火物について強度の体積依存性を実験的に調査するため,小型 3 点曲げ試験と大型 4 点曲げ試験を実施した。小型 3 点曲げ試験により得られる曲げ強さとワイブル係数から,大型 4 点曲げ試験の材料強度を推定し,実試験で得られた大型 4 点曲げ試験の曲げ強さと対比したところ,乖離がやや大きかった。...

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  • 高温水蒸気による炭化けい素繊維結合型セラミックスの腐食挙動

    青木 薫, 伊達 勇介, 藤田 剛, 藤山 淳平, 礒山 美華, 藤井 貴敏, 日野 英壱 耐火物 75 (5), 173-177, 2023-05-01

    ホットプレス法により作製したSiC繊維結合型セラミックス(SiC積層体)について水蒸気腐食試験を行い,その腐食挙動を評価した。300 ℃での水蒸気腐食試験後の試料表面をSEMにより観察した結果,繊維間および繊維同士が重なった格子点上で,それぞれ様相の異なる腐食挙動が観察された。特に,繊維の格子点上では,金属の腐食時に見られる腐食孔のような特異的なピットが認められた。SiC積層体では,SiC繊維間…

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  • アルミニウム炭化けい素セラミックスの放電プラズマ焼結と高温特性

    西村 聡之, 垣澤 英樹 耐火物 74 (6), 207-210, 2022-06-01

    アルミニウム炭化けい素(Al4SiC4)粉末を,放電プラズマ焼結法により1800 ℃で焼結し,相対密度95 %以上の高密度焼結体を得た。比較のため,通常のホットプレス焼結法を用いて,1800 ℃で焼結を行った。相対密度は約80 %で,放電プラズマ焼結法により作製した試料よりも密度は低かった。放電プラズマ焼結法により得られた焼結体の高温強度を 測定すると,1400 …

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  • モールドフラックス中の分散相とガラス母相の屈折率差に着目した 見掛熱伝導率の低減に対する検討

    遠藤 理恵, 陳 詩若, 桑原 正史, 渡邊 玄, 林 幸, 須佐 匡裕 耐火物 74 (1), 2-9, 2022-01-01

    モールドフラックスの伝熱特性に対するガラスマトリックスとカスピディンの屈折率差の影響を明らかにするために,従来のフラックス組成に基づいたSiO2-CaO-Al2O3-CaF2-Na2O-Fe2O3系とこのNa2OをLi2OまたはK2Oに置き換えた試料の比較を行った。Na2OをLi2OまたはK2Oに置き換えると,カスピディンの他にも酸化物結晶が析出した。そのためLi2OおよびK2Oで置き換えた試料…

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  • 種結晶の添加がコーディエライト焼結体の緻密化と 微構造に及ぼす効果とその熱膨張特性

    小林 雄一, 安藤 みなみ 耐火物 73 (12), 522-531, 2021-12-01

    アルミナゾル,シリカゾルおよびMg(OH)2微粒子混合物にコーディエライト種結晶を添加して緻密化と結晶相の変化に及ぼす効果について検討した。種結晶無添加の場合は,加熱途中にフォルステライトMg2SiO4,エンスタタイトMgSiO3,スピネルMgAl2O4,非晶質物が生成し,1225 ℃以上でこれらの反応により低熱膨張性を有するコーディエライトが生成した。一方,種結晶を添加すると中間生成物を経由す…

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  • X線CTを用いた耐火物粒子における圧密挙動の定量的解析

    井形 徹央, 松本 成史, 髙見 行平 耐火物 73 (7), 262-268, 2021-07-01

    粗粒骨材と微粒マトリクスから構成されるMgO-C系材料の成形において,成形体かさ密度は 3 ~ 215 MPaの範囲における 5 水準の圧力に対して,同一材料において120 MPaまで一軸連続加圧した場合と同様な二次関数的な増加を示した。X線計算断層像法を用いた粗粒(骨材)部分の三次元充填構造の可視化による定量的解析により,適用範囲内に …

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  • K2O添加時のSiO2の相転移挙動と粒径の関係

    木谷 友子, 塩野 剛司 耐火物 73 (1), 2-7, 2021-01-01

    ...珪石煉瓦は,SiO2を主成分とする耐火物であり,鉄鋼製造に必要な熱風炉やコークス炉で使用されている。従来,珪石煉瓦を製造する際には,原料である石英の相転移および焼結を促進する目的で,CaOが添加されてきた。以前に筆者らは,CaOの代わりにK2Oを用いた場合,より短時間かつ低温の熱処理でSiO2の相転移が促進されたことを報告した。...

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  • Al2O3-SiO2系耐火物に存在する鉄系化合物の存在形態

    井上 博靖, 松本 修治, 中坊 一也, 内田 茂樹, 平 初雄 耐火物 72 (11), 433-443, 2020-11-01

    ...代表的なAl2O3-SiO2系耐火物中の鉄系化合物の存在形態を,断面観察,スポット組成分析,マイクロスポットX線回折測定を行い調査した。鉄系化合物の形態は気孔隣接系と粒内系に分類することができ,気孔隣接系は多数の粒子から構成される集合体であった。粒内系ではAl2O3にFe2O3および/またはTiO2が骨材内に分散していた。...

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  • スラグ侵食したMgO系耐火物の電気パルス粉砕による破壊挙動

    久保 裕也, 中西 真大, 小川 毅 耐火物 72 (11), 424-432, 2020-11-01

    ...使用後耐火物は侵食部を十分に除去すれば,価値の高い用途,例えば耐火物原料として利用できる。電気パルス粉砕は,粉砕対象物内の異相界面で優先破壊を起こすことが可能である。本研究では,電気パルス粉砕の使用後耐火物 の処理への適用を試みた。スラグ侵食させたMgO系耐火物の電気パルス粉砕実験では,健全部及び侵食部の単体粒子が多数生成した。...

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  • 10年間海域に曝露させた鉄筋入り鉄鋼スラグ水和固化体の諸特性

    井上 陽太郎, 松永 久宏, 髙橋 克則 Cement Science and Concrete Technology 73 (1), 133-140, 2020-03-31

    <p>骨材に製鋼スラグ、主な結合材に高炉スラグ微粉末を用い、鉄筋を埋設した鉄鋼スラグ水和固化体を干満帯に曝露させ約10年後に評価した。圧縮強度は平均で30.5N/mm<sup>2</sup>であり標準養生28日より約1.5倍に上昇した。表面から深くなるほど小径側の細孔が多かった。平均中性化深さは2.0~2.2mmであり中性化速度係数は海域に曝露させたコンクリート以下であった。見掛けの塩分拡散係数…

    DOI Web Site 参考文献5件

  • スライディングノズルプレートの面荒れ発生機構の熱力学的考察

    赤峰 経一郎, 牧野 太郎, 王丸 善太, 溝部 有人, 後藤 潔, 森川 勝美 耐火物 72 (2), 60-70, 2020-02-01

    溶鋼の流量制御で使用されるSNプレートは,Al2O3-ZrO2-C質の材料が広く適用されている。SNプレートの耐用を決めるしゅう動面の損傷“面荒れ”は,白く脱炭され,メタルが付着浸潤し,脆弱化した組織として観察される。様々な条件で使用されたSNプレートのしゅう動面のミクロ組織を調査するなかで,特にAlキルド鋼等,鋼中の酸素濃度が低い鋼種を鋳造した場合に生じる“面荒れ”を調査し,メカニズムを熱力学…

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  • 遮断型処分場に処分される耐火材からの六価クロムの長期溶出特性とその抑制対策

    横井 理南, 東條 安匡, 松尾 孝之, 松藤 敏彦, 黄 仁姫, 山田 正人 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 31 (0), 389-, 2020

    <p>遮断型処分場は半永久的に有害廃棄物に含まれる有害物を適切に貯留し、外部への放出を防ぐことが求められる。長期的な観点からは、構造物の劣化や災害のリスク等も考えられるが、そのような事象においても有害物の放出は避けなければならない。遮断型処分場への搬入物について調査した先行研究では、搬入物のなかでも溶融炉で使用される耐火レンガが多いことがわかった。六価クロムが判定基準を超えるからである。そこで、…

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  • 不定形耐火物焼成体の耐熱衝撃性評価

    細木 亮太, 神尾 英俊, 辻 陽一 耐火物 71 (7), 264-274, 2019-07-01

    ...物性値の異なる不定形耐火物焼成体の熱衝撃試験を実施し,デジタル画像相関法により亀裂程度を指数化した。最高加熱温度が600 ℃,1050 ℃そして1500 ℃の 3 つの条件において,耐熱衝撃性と耐火物の物性値との相互関係を調べた。...

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  • ジルコニア固体電解質酸素ポンプを用いた溶融金属の電気脱酸

    守田 祐哉, 小林 能直 耐火物 71 (4), 150-157, 2019-04-01

    現在主流の脱酸剤を添加しての溶融金属脱酸手法では,微細な酸化物が金属中に残存する。この問題を回避するため,本研究ではジルコニア固体電解質酸素ポンプを応用する電気脱酸に注目した。電極に脱酸対象と同じ金属を用い, 固液共存状態を活用することで,異種電極金属の影響を排除するという工夫を行っている。カルシア安定化ジルコニア固 …

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  • 雲母含有剤による加熱下でのセシウムの捕捉機構

    原田 浩希, 高岡 昌輝, 塩田 憲司, 伊藤 華子 SPring-8/SACLA利用研究成果集 7 (1), 82-86, 2019-01-25

    ...放射性物質を含む廃棄物の焼却炉内の耐火物への放射性Csの浸透、蓄積を防止する塗膜の選定と、Csの選択的捕捉とその機構について調査した。...

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  • ロータリーキルンの耐火物のトラブルとその要因について

    戸田 雅 紙パ技協誌 73 (8), 770-773, 2019

    ...溶融による損耗は耐火物の液相生成温度を超えることのほか,炉内処理物やその他燃料由来等の外来成分との反応によって低融点鉱物を生成することで生じるため,耐火物の耐火度を向上するほか,耐火物を構成する主成分を変更することが対策となる。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件

  • 遮断型最終処分場の稼働状況と搬入物の実態調査

    吉川 倫太郎, 東條 安匡, 松尾 孝之, 松藤 敏彦, 山田 正人 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 30 (0), 397-, 2019

    ...遮断型処分場に廃棄物処理を委託していた事業者にヒアリング及びアンケート調査を行った結果、最も多く処理されていたのは廃棄物の熱処理施設の材料として使われた耐火物であった。炉内の高温に耐えるためにクロムを含有した耐火物が使用されているためである。また、家電リサイクル施設から発生する残渣も、遮断型処分場にて処分されていた。</p>...

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  • 二粒子系アルミナ焼結体の弾性率及び熱膨張率の分子動力学シミュレーション

    片岡 洋右, 緒方 啓典, 河野 靜一郎, 守吉 佑介 耐火物 70 (11), 540-546, 2018-11-01

    粒度分布を有するアルミナ混合粒子系焼結体の耐熱衝撃試験を行った。気孔率30%の試料についての実験から破壊応力は0.1 GPa程度と推算された。分子動力学シミュレーション(MD)を用いて,アルミナ混合粒子焼結体の弾性率を大小の二粒子から成る簡略化モデルで計算した。更に,この結果を実際のアルミナ系焼結体に適用して,計算から得られる破壊応力,7 …

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  • MgO-CれんがにおけるMgOの還元速度に及ぼす気孔率の影響

    土井 菜保子, 飯田 正和, 大川 幸男 耐火物 70 (10), 500-506, 2018-10-01

    高温下で生じるMgOの還元は,MgO-Cれんがの損傷要因の一つであると考えられている。今回,MgOの還元速度に対する気孔率の影響を実験的に調査した結果,反応は試料の表面から進行し,高気孔率であるほど反応速度が大きくなることが判明した。また,反応途中で回収したサンプルの組織観察から,反応層/未反応層境界,即ち反応フロントが存在し,MgOの還元反応に伴う質量減少は反応層で生じていると考えられる。反応…

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  • 浸漬ノズルのアルミナ付着特性に及ぼすノズル材質の影響

    李 玲, 森川 勝美 耐火物 70 (10), 492-499, 2018-10-01

    ...MgO-Cでの付着速度がAl2O3-C系材質より低減し,溶鋼への耐火物成分の溶出が少ない原因としては,稼働面に生成する層の平滑性およびMgO質連続緻密層としてのガス難透過性による影響と推定される。...

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  • 不活性ガス雰囲気におけるマグカーボンれんがの高温強度の経時変化

    河本 恭平, 柳谷 一行, 大竹 了 耐火物 70 (8), 347-354, 2018-08-01

    マグカーボンれんがの高温圧縮強度の経時低下について,高温強度データと材料組織変化を基に分析した。その結果,マグカーボン反応によってマトリックスが消失(重量減少)し,その結果,強度低下する現象と推定した。前者の関係はアレニウス式・後者の関係は線形関係で表されると見做し,初期強度に対する残存強度の割合を定式化した。

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  • Al4SiC4における自己治癒エージェントとしての有用性

    木村 奈津子, 中尾 航 耐火物 70 (5), 203-208, 2018-05-01

    ...これまで,耐火物の炭素源として研究がなされてきたAl4SiC4の新規用途として,構造用セラミックスの自己治癒発現物質として活用することを提案する。  Al4SiC4の高温酸化反応の素過程を解析し,更に一定昇温速度下での酸化速度を解析することで,Al4SiC4の自己治癒発現物質としての必要特性を調査した。...

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  • 都市ごみ焼却炉ボイラ水管の表面処理による耐久性実証試験

    北川 尚男, 野田 達将, 山田 秀康, 入江 貴弘, 安里 隆寛 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 29 (0), 319-, 2018

    ...近年、ごみ発熱量等の変化に伴い耐火物打設直上部で、局部的なボイラ水管の腐食減肉量の急速な増加傾向が認められるようになった。本研究では、清掃工場において、腐食対策を目的にボイラ水管材に溶射や肉盛溶接等の各種表面処理を施した供試用水管パネルを設置し、耐久性実証試験を行った。試験結果を報告する。...

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  • 二層平板試験片による逆解析の実験的検討:

    遠藤 英樹, 阪上 隆英, 佐藤 慎仁, 久保 司郎 圧力技術 56 (2), 89-98, 2018

    In previous studies, we developed an inverse method to estimate the thickness of refractory in two-layered structure composed of refractory and steel plate. In the proposed method, outer temperature …

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  • 水素雰囲気中で加熱した多結晶質繊維の熱的安定性

    竹内 信行, 杉山 勝, 寺田 浩之, 苗代迫 拓也, 藤井 幹也 耐火物 69 (10), 491-497, 2017-10-01

    水素中で加熱した多結晶質繊維(PCW)の熱的変化を調査した。 2 種のPCW試料,すなわち,PCW成型体とPCWバルクファイバーを本研究で使用した。試料は電気炉内に設置した。水素ガスを毎分200 mLで炉内に流した。1600℃まで毎分 5 ℃で昇温し, 5 時間保持後,毎分 5 ℃で降温した。PCW成型体では,シリカバインダーを使用した試料がアルミナバインダーを使用した試料より重量減少が大きかっ…

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  • 気体透過板を備えた容器による炭素熱還元気化-酸化析出反応による ガリウム回収法

    久保木 友香, 櫻木 香里, 松原 沙衣, 石鍋 翼, 清野 肇, 明石 孝也 耐火物 69 (10), 485-490, 2017-10-01

    ガリウム(Ga)を用いた発光ダイオード(LED)の使用量は年々増加しており,LEDを使用した機器の廃棄量も増加すると予想される。Gaはレアメタルとされており,使用済みLEDからの回収方法の確立は重要である。Ga化合物は高温の還元雰囲気で気化することが知られている。この性質を利用し,気化したGa化合物を適度なガス透過性を示し耐熱材料から成る気体透過板上に析出させる手法を考案した。本研究では,この手…

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  • 可とう性チタン酸アルミニウムセラミックスの微構造

    太田 敏孝, 本多 沢雄, 安達 信泰, 石澤 伸夫, DONCIEUX Alexandra, SAUGET Guillaume, PATRICK Jean, SOUM Laurent, HUGER Marc 耐火物 69 (8), 362-369, 2017-08-01

    天然の可とう撓性砂岩,イタコルマイト(コンニャク石)に倣って,可とう性チタン酸アルミニウム(AT)セラミックスが作製された。ATは,熱膨張の異方性が大きく,粒界にマイクロクラックを生じ,それによって可とう性を引き起こす。本研究では,1600 ~ 1650℃で16時間の焼結により,AT試料中で粒子を針状に成長させ,また,多くのマイクロクラックを発生させた。針状粒子は,[100]方向に成長し,互いに…

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  • キュポラの長期間操業用耐火物の現状と課題

    岸田 了一, 大橋 秀明, 鈴木 裕之, 大田 峰彦, 竹内 晋之介 鋳造工学 89 (6), 322-324, 2017-06-25

    <p>  The work-surface of refractories of long-campaign cupola is increasingly being switched from carbon bricks to monolithic to improve performance. In this report, we describe the characteristics …

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  • アルミナ質不定形耐火物のCaO-6Al2O3の生成と有効破壊エネルギー評価

    太田 幸佑, JIRAPRABH Khajornboon, 塩野 剛司 耐火物 69 (5), 223-228, 2017-05-01

    ...鉄鋼分野では溶鋼鍋の内壁にアルミナ質不定形耐火物が使用されている。不定形耐火物にはバインダーとして水硬性を示すアルミナセメントが用いられている。その成分であるCaOとAl2O3は高温にさらされ,CaO-6Al2O3(CA6)を生成する。CA6粒子は異方性が大きく,熱処理による粒成長と共に粒間を拡げ体積膨張を起こす。しかし,耐火物におけるCA6の性質については十分に研究が進んでいないのが現状である。...

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  • 炭化ケイ素基板と溶融Fe-4.3mass% C合金との反応

    奥野 浩英, 磯田 祐世, 深見 直孝, 篠崎 信也 耐火物 69 (4), 172-179, 2017-04-01

    ...反応層とSiC質基板との界面全体にわたって剥離が発生しており,この結果は耐火物の長寿命化にとって大きな障害となる。...

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  • 溶鋼連続鋳造用浸漬ノズルの新しい形状設計

    溝部 有人, 立川 孝一, 栗栖 譲二, 植木 正憲 耐火物 69 (2), 58-66, 2017-02-01

    溶鋼連続鋳造において,浸漬ノズル(SEN)の吐出流速を吐出孔全体で均一に保つために吐出孔入口から出口に至る溶鋼流動に対して流体力学理論を適用することにより,エネルギー損失を最小に抑える吐出孔形状を新たに考案した。新しい吐出孔形状のSENを用いた場合,吐出孔流速が画期的に均一となり,最大吐出流速(MPV)を最小限まで低減できることを流動解析(CFD)および水モデル実験により実証した。また,吐出孔部…

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  • 熱風炉における逆解析の実験的検討:

    遠藤 英樹, 阪上 隆英, 斉田 圭佑, 久保 司郎 圧力技術 55 (2), 60-69, 2017

    The hot-blast stove in steel mills is an enormous heat exchanger for sending hot air to the blast furnace. The hot-blast stove must be continued to operate, while the blast furnace is running. One …

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  • 仮設焼却施設解体時における放射性物質の炉内汚染状況調査

    水原 詞治, 安井 裕, 前背戸 智晴, 竹内 幸生, 伊藤 浩平, 福士 静治, 倉持 秀敏, 大迫 政浩 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 28 (0), 353-, 2017

    ...放射性物質を含む廃棄物の焼却処理に伴い、焼却炉内の放射性物質の蓄積が懸念されており、炉内耐火物への放射性Csの蓄積が確認されている。...

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  • 焼却炉解体作業におけるガンマ線可視化装置を用いた放射線モニタリング

    水原 詞治, 前背戸 智晴, 竹内 幸生, 伊藤 浩平, 安井 裕, 小澤 慎吾, 中原 修, 山本 貴士, 倉持 秀敏, 大迫 政浩 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 28 (0), 361-, 2017

    事故由来廃棄物等を含む焼却処理を行った焼却施設の解体撤去作業が実施された。一般的な解体撤去作業管理に加えて、作業従事者の放射線被ばく防護、設備ごとの放射能蓄積状況把握、解体撤去作業によって発生する廃棄物管理などの放射線モニタリングが重要視された。本研究では、焼却施設解体撤去作業時の放射線モニタリング手法の一つとして、2種類のガンマ線可視化装置を用いて、放射能除去効果を確認する目的で、炉内付着物除…

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  • 酸化カルシウムの溶解に及ぼす結晶子の大きさの影響

    福田 寛之, 小嶋 芳行 耐火物 68 (12), 560-564, 2016-12-01

    :酸化カルシウム(CaO)の特徴の一つは水和しやすいことである。CaOの耐水性はその結晶子の大きさを大きくすることにより改善することができる.本研究では,我々はその耐水性改善のために焼成温度とCaOの結晶子の大きさの関係および結晶子の大きさとCaOの溶解速度の関係を検討した.CaO焼結体の結晶子の大きさは焼成温度を高くすると55 nmから120 …

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  • 線形破壊力学を用いた炭素含有耐火物の熱スポーリング破壊の解析

    日野 雄太, 松永 久宏, 渡辺 圭児 耐火物 68 (11), 511-521, 2016-11-01

    MgO-Cれんがの熱スポーリング破壊および亀裂進展挙動に及ぼす温度の影響を破壊力学的観点から調査,解析を行なった。その結果,れんが中カーボン濃度が増加すると,Large & Small crack発生までの繰り返し加熱/冷却の回 数は増加することが分かった。また,雰囲気温度が上昇すると,Large & Small …

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  • X線回折法によるMgO-Cれんが中の黒鉛の配向評価

    朝倉 秀夫, 大渕 敦司, 武内 修治, 山口 明良 耐火物 68 (10), 477-488, 2016-10-01

    半導体検出器付高感度X線回折(XRD)装置を用いて,MgO-Cれんが中の鱗片状黒鉛の配向の測定を行った。試料には,黒鉛含有率の異なる 3 種のMgO-Cれんがの成形圧方向(軸方向,FD)とその直角方向(PD)の研磨片を用い,塊状XRD法によった。FD試験片の回折ピーク強度をPD試験片の回折ピーク強度で除してFD/PD比を算出して,鱗片状黒鉛の配向の検討に用いた。C(00l)とC(10l)グループ…

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  • 耐火物の機械的拘束下における耐熱衝撃性評価

    神尾 英俊, 辻 陽一, 北沢 浩, 平 初雄 耐火物 68 (10), 466-476, 2016-10-01

    ...:多くの耐火物は機械的拘束力を受けた状態で使用される。熱衝撃試験においてその拘束力を再現するため,試料を拘束した状態で,耐熱衝撃性を評価できる試験装置を作製した。試験中の試料は試験片側面に備えたカメラで撮影され,得られた画像を処理することによりひずみ量や亀裂の程度を評価することができる。拘束下で実施した試験では,加熱面に平行な亀裂が発生し,加熱・冷却の繰り返しに伴い亀裂が拡大した。...

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  • アルカリアースシリケートウールおよび リフラクトリーセラミックファイバーの加熱特性

    上道 健太郎, 堀場 弘輝, 角村 尚紀 耐火物 68 (5), 192-197, 2016-05-01

    アルカリアースシリケート(AES)ウールおよびリフラクトリーセラミックファイバー(RCF)について,加熱特性の違いを比較した。常用温度での24時間加熱後の加熱線収縮率は,AESウールがRCFよりも小さかった。一方,通常使用温度を超えるような高温で加熱した場合,AESウールの収縮率はRCFよりも非常に大きかった。AESウールでは加熱温度1100℃以上で速やかにクリストバライトが生成し,その生成量は…

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  • FeO-MnO固溶体のスラグへの溶解挙動

    黄 福祥, 丸岡 伸洋, 北村 信也 耐火物 68 (4), 165-175, 2016-04-01

    ...転炉精錬における耐火物溶損を低減するには,MgOのスラグへの溶解機構を解明することが重要である。多くの場合,スラグとMgOの界面にはFeO-MgO層が生成するため,本研究では,このFeO-MgO固溶体のスラグへの溶解速度を,スラグ組成,固溶体組成を変化させて測定した。その結果,以下の知見を得た。(1)FeO-MgO固溶体は安定ではなくスラグに溶解する。...

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  • CO2ガスを含む水系スラリーの一方向凝固を利用した バイモーダルな気孔形態を有するセラミックス多孔体の作製

    李 準佑, 赤津 隆, 上野 俊吉 耐火物 68 (4), 176-180, 2016-04-01

    円柱状気孔と連通孔を有するセラミックス多孔体を,CO2ガスを含む水系スラリーの一方向凝固,凍結乾燥および焼結のプロセスにより作製した。円柱状気孔は減圧下での凝固により形成され,セラミックス粉末と氷からなる多孔体が得られる。凝固過程の偏析により,複合組織が形成されるため,氷の相は連続的な構造となる。氷の相を凍結乾燥により除去し,円柱状気孔と連通孔を合わせ持つ乾燥体を作製し,1250℃で 5 …

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  • 低カーボンMgO-Cれんがの亀裂進展抵抗の評価

    HINO Yuta, ZHANG Shaowei 耐火物 68 (4), 154-164, 2016-04-01

    ...結果として,動的熱疲労破壊抵抗を高めた耐火物を提供するためには,高いマトリックス強度を有しつつ,骨材の 割合を増加させることが望ましいと推定される。...

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  • ガラスビード法を用いた蛍光X線分析による多品種一括検量線の検討

    高原 晃里, 森山 孝男, 山田 康治郎 X線分析の進歩 47 (0), 271-277, 2016-03-31

    ...<p>ガラスビード法は,試料をアルカリ融剤とともに溶融し,ガラス化する試料調製法で,鉱石,岩石,耐火物等の蛍光X線分析によく用いられる.鉱物効果や粒度効果に代表される,試料の不均質性に起因する分析誤差を低減することができ,また試料が融剤に希釈されるため共存元素の影響も少なくなる.このようなガラスビードの特性を活かし,幅広い品種や広範な組成を一本の検量線で定量することを試みた.鉱物,酸化物等の標準物質...

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  • 仮設焼却炉耐火物に含まれる放射性セシウムの挙動評価

    水原 詞治, 前背戸 智晴, 倉持 秀敏, 大迫 政浩 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 27 (0), 369-, 2016

    ...その結果、除染廃棄物仮設焼却炉の耐火物は、難溶性Csが蓄積されやすく、結果として放射性Cs溶出率が低く、加熱による揮発除去が起こりにくい傾向が確認された。...

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  • 焼却炉内放射能蓄積状況の可視化報告

    前背戸 智晴, 野村 和孝, 竹内 幸生, 水原 詞治, 黒澤 優太, 加藤 毅彦, 山本 貴士, 倉持 秀敏, 大迫 政浩 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 27 (0), 371-, 2016

    ...本研究では、放射線の面的な分布を取得可能であるガンマ線可視化装置を用いて焼却炉内の測定を試行し、遠隔的に且つ網羅的に耐火物への放射能蓄積状況の把握が可能か検証した。<br> サーベイメータを用いた耐火物表面線量測定結果との比較では、ガンマ線可視化装置により取得した放射能蓄積分布の濃淡とよく一致していた。...

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  • 次世代型流動床式燃焼炉における低空気比運転

    砂田 浩志, 井上 尚子, 伊藤 正, 木下 民法 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 27 (0), 319-, 2016

    ...実証炉において炉内(ボイラ1パス内)耐火物の一部の仕様変更を行い,炉内高温化の抑制対策を図った。結果,空気比1.3を下回る低空気比運転でも,局所的な高温域を生成することなく安定運転することが可能となった。...

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  • 炭素濃度の異なる溶融メタル/スラグ界面における 浸漬ノズル用ジルコニア・カーボン耐火物の局部溶損

    松本 成史, 脇田 保, 森川 勝美, 平 初雄, 吉富 丈記, 向井 楠宏 耐火物 68 (1), 9-16, 2016-01-01

    ...:高耐用の浸漬ノズル用ZrO2-C(Graphite)耐火物(以下ZG材質)を開発する上で,実機の現象と相関のある溶損評価を行うことは重要である。本研究では,溶損実験に使用する溶融メタル中の炭素濃度の影響を調査するために,異なるZrO2含有量,気孔率のZG材質について,銑鉄(炭素濃度4.5mass%),鋼(炭素濃度0.1mass%)を使用した溶損実験をそれぞれ行った。...

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  • けい石質耐火物への蛍光X線絶対法の適用

    朝倉 秀夫, 山田 康治郎, 閑歳 浩平, 戸松 一郎, 村田 守 耐火物 67 (8), 376-387, 2015-08-01

    ...けい石質耐火物に絶対法XRF法を実践するためには, 2 元系基準検量線を作成するための高純度試薬および/または標準溶液と多元系けい石質耐火物分析用の理論共存成分補正定数が必要である。...

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  • ほう酸による低セメントキャスタブルの硬化遅延機構の解析

    宮島 正吾, 大場 遵, 石川 誠 耐火物 67 (7), 320-332, 2015-07-01

    アルミナセメントを含む低セメントキャスタブルの硬化に対する,ほう酸の遅延機構について検討を行った。アルミナセメント分散液のろ液にほう酸を添加することで,イオン濃度及びpHの低下とともに,Alを多量に含むゲル状沈殿物が生成した。しかしながら,低下したAlイオン濃度とpHは時間経過とともに段階的に上昇した。生成したゲル状沈殿物の溶解性は,Al(OH)3ゲルに似ていた。アルミナセメントを覆うゲル状沈殿…

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  • ポリマー支援ゾル-ゲル法と超臨界乾燥による多結晶SiC基板への HfO2多孔質厚膜の形成

    明石 孝也, 勝山 陽介, 松嶋 景一郎 耐火物 67 (6), 276-280, 2015-06-01

    SiCの耐アクティブ酸化性を向上させるために,ゾル-ゲル法を用いて厚いHfO2多孔質膜を多結晶SiC基板に被覆した。ポリマーを添加したHfO2前駆体溶液をSiC焼結体基板上にディップコートし,10MPa,300℃の超臨界CO2で乾燥し,空気中で300℃,400℃,550℃の 3 段階焼成を行った。前駆体溶液へのポリマー添加によって,単斜晶HfO2が生成する温度は低下し,焼成後の膜に発生する亀裂は…

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  • 都市ごみ焼却炉ボイラ水管の表面温度に関する一考察

    基 昭夫, 篠 靖夫, 鈴木 敏夫, 久保 顕一, 野田 達将, 木村 仁 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 26 (0), 295-, 2015

    ...都市ごみ焼却炉二次燃焼室のボイラ水管耐火物終端上部の急速な減肉の原因を解明するために、燃焼ガス環境と水管表面温度の調査・解析を行った。管壁温度は燃焼ガス温度に連動して最大10℃の幅で変化している。減肉の著しい耐火物終端上部125mm付近は、管表面近傍燃焼ガス温度と管壁温度が最も高かった。また、この部位の水管表面には塩化物の結晶が生成していた。このような環境が腐食減肉に影響したとも考えられる。...

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  • 耐火物からの放射性セシウム揮発除去に及ぼす影響要因

    水原 詞治, 川本 克也, 倉持 秀敏, 大迫 政浩 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 26 (0), 377-, 2015

    ...放射性セシウムを含む廃棄物の焼却処理過程において、炉内耐火物への放射性セシウムの蓄積が確認されており、焼却施設で炉内の空間線量率を測定すると、耐火物が設置してある部分は施設内でも空間線量率が高くなる傾向が確認されている。...

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  • 未反応核モデルを用いたMgO-C反応速度の再評価

    HINO Yuta, ZHANG Shaowei 耐火物 67 (1), 2-14, 2015-01-01

    これまでの報告結果を基に,反応に及ぼす温度,圧力(全圧),れんが中カーボン濃度,および粒子径の影響を明らかにするため,新規MgO-C反応の反応モデルを構築した。MgO-C反応に及ぼす温度の影響は,これまでの研究結果の間で大差は無いことがわかった。MgO-C反応を構成するそれぞれの反応について,反応の温度依存性に関する見かけの活性化エネルギー,E,および反応の圧力依存性に関する見かけの活性化体積,…

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  • X線回折法のRietveld解析法による耐火物中の結晶相及び非晶質相の定量分析

    大渕 敦司, 山田 康治郎, 朝倉 秀夫, 戸松 一郎, 村田 守 耐火物 66 (11), 547-552, 2014-11-01

    ...X線回折法のRietveld解析法により,耐火物中の結晶相及び非晶質相の定量分析を行った。Rietveld解析を行うにあたり,測定に用いるX線管球,試料粒度,試料回転の有無を検討した。本解析法の精確さを検討するために,試薬調合による模擬耐火物試料を作製し,耐火物試料へのRietveld解析の適用性を検討した。...

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  • 珪石モルタルの転移と接着強度の関係について

    葛西 篤也 耐火物 66 (10), 494-, 2014-10-01

    珪石モルタル 2 材質を対象に,加熱によるモルタルのSiO2の相転移挙動と接着強度との関係を調査した。両モルタルの接着強度,線膨張変化と加熱によるSiO2結晶相の転移状況について調べ,加熱によりモルタルの主相である石英が珪石れんがと同様のトリジマイト,クリストバライトへ転移するタイプのモルタルは,接着時に応力を加えない場合でも1400℃の加熱で 2 …

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  • 各種炭素源をもちいたAl-Zr-C系化合物の合成とその酸化挙動

    西川 智洋, 前田 朋之, 星山 泰宏, 高長 茂幸 耐火物 66 (6), 264-269, 2014-06-01

    3 種類の炭素源をもちいたAl-Zr-C系化合物の合成について検討した。木質炭素およびカーボンブラックから合成されたAl-Zr-C系化合物の組成はZr2Al3C5およびZr3Al3C5であった。合成されたAl-Zr-C系化合物をアルゴン/酸素混合雰囲気,一定昇温速度で室温から1300℃まで加熱すると,ジルコニアおよびアルミナへ変化した。酸化過程の排ガス解析によってAl-Zr-C系化合物は炭素成分…

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  • CaO-Cr2O3-Al2O3系組成物における 6 価クロム化合物の生成とその抑制

    前田 朋之, 山口 明良, 星山 泰宏, 水原 詞治, 占部 武生 耐火物 66 (4), 175-181, 2014-04-01

    クロム化合物はアルカリやCaOが存在すると1273K以下の酸化雰囲気中において有害なCr6+化合物を生成する。更にAl2O3が添加されると高温領域においてもCr6+化合物が生成する。ここでは,CaO-Cr2O3-Al2O3系組成物における 6 価クロム化合物の生成とその抑制について研究した。CaO:Cr2O3:Al2O3系組成物およびCaO:Cr2O3:Al2O3:添加剤系組成物の重量比は …

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  • CNF-MgO複合体の添加によるMgO-Cれんがの高強度化

    松尾 賢典, 田中 雅人, 吉富 丈記, 尹 聖昊, 宮脇 仁 耐火物 66 (4), 182-187, 2014-04-01

    ...CNF-MgO複合体を添加したれんがの破断面のSEM画像から,CNFがマトリックス組織内で耐火物組成物と絡み合った網目状の構造を形成していることが確認できた。このことから,MgO-Cれんがに対するCNF-MgO複合体の添加による強度向上効果は,れんが組織中のCNFが応力発生時の亀裂進展を抑制したため得られたと推定した。...

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  • 加熱による耐火物からの放射性セシウムのクリーニング効果

    水原 詞治, 川本 克也, 倉持 秀敏, 大迫 政浩 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 25 (0), 371-, 2014

    ...その結果、加熱によって耐火物から放射性セシウム絶対量を低減できることが分かり、炉内の空間線量率の低減に耐火物の空焼きが有効であることが示唆された。...

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  • 並行流焼却炉における低空気比高温燃焼時の耐久性の評価

    長谷川 敬, 村田 英彰, 臼井 勝久, 橋元 篤志 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 25 (0), 317-, 2014

    ...一方、炉内の耐火物は大きな損傷も無く良好な状態である他、水冷火格子の磨耗や腐食もほとんど無いため、使用開始後10年程度使用可能であることが確認できた。これらのことから、本システムは低空気比高温燃焼と耐久性を両立させたタフな、プラントの運営、維持管理費用の削減に貢献できる焼却炉であると言える。...

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  • 都市ごみ焼却炉ボイラ水管の表面処理による耐久性実証試験

    久保 顕一, 中里 郁郎, 基 昭夫, 野田 達将, 木村 仁, 鈴木 康夫 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 25 (0), 299-, 2014

    ...当組合のある清掃工場において、耐火物打設直上部で発生する急速な減肉への保護対策を目的として、ボイラ水管材に溶射や肉盛溶接の各種表面処理を施した供試材パネルを設置し耐久性実証試験を開始した。試験開始5か月後の膜厚及び肉厚測定の結果、予想された減肉量(0.3~0.5mm/年)に比べて溶射膜の減少は小さかった。一方、合金の肉盛溶接は減肉が大きかったが、時間経過とともに減肉量が小さくなる事例がある。...

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  • ハイアルミナセメントの養生温度がストラトリンジャイトの結晶化におよぼす影響

    新名 俊夫, 大川 真紀雄, 飯山 真人, Woehrmeyer Christoph, Parr Chris 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2014 (0), 80-, 2014

    ...Stratlingiteは耐火物の一種である低セメントキャスタブルが水和した結合部を構成する鉱物の一つである。本研究では水和させたアルミナセメントの養生温度を60℃と10℃に設定し,stratlingiteの結晶化プロセスについて実験した。養生温度60℃では2時間20分後にはstratlingiteの晶出が確認され,7日後にXRD強度が最大値に達し,その後もその状態が続いている。...

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  • グラファイト含有耐火れんがの熱伝導度の理論的解析

    平田 好洋, 松永 直樹, 吉富 丈記, 加山 恒夫 耐火物 65 (5), 205-212, 2013-05-01

    ...炭素-アルミナ-細孔系,炭素-アルミナ-炭化ケイ素-細孔系および炭素-アルミナ-シリカ-細孔系の耐火物れんがに対する熱伝導度が計算された。提案された熱伝導モデルは,粒状物質を含有する 2 相系固体に対して以前開発された熱伝導モデルを拡張したものである。...

    DOI Web Site 参考文献6件

  • ハイアルミナセメント中のC2ASH8(ストラトリンジャイト)の 結晶化に与えるCO2ガスの影響

    新名 俊夫, 大川 真紀雄, Adriana Borovsky, 飯山 眞人, Chris Parr 耐火物 65 (8), 354-360, 2013-05-01

    スライドグラス上に薄く塗布されたセメントペーストにおける水和物の生成を,養生温度21℃および35℃の場合について経時観察した。ハイアルミナセメント(HAC)とシリカフューム(SF)の混合物に加水したセメントペーストと,そこにさらに解膠剤を加えたものを作成し,それぞれの水和物をX線回折による解析で確認し,水和の最終段階でEPMAによる化学分析を行った。試料はイオン交換水を添加し混練した後 5 - …

    DOI Web Site 参考文献28件

  • 板状アルミナ粒子分散Al8B4C7の機械的特性

    アントワン デュカッスル, 橋本 忍, 石原 稔也, マーク ウージ, 本多 沢雄, 岩本 雄二 耐火物 65 (5), 213-218, 2013-05-01

    Al8B4C7と板状アルミナ粒子から成る複合体試料がPECS(パルス通電焼結)装置により1650℃の加熱で作製され,得られた試料の相対密度は98%以上であった。それらの試料は非線形的な機械特性を示した。複合体試料の破壊表面では層状の破壊組織が観察され,その破壊挙動はよくMAXフェーズ相で容易に観察されるが,破壊エネルギーを吸収す …

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  • クロム系耐火物使用により生成するCr(Ⅵ)化合物の性質

    水原 詞治, 占部 武生, 山口 明良, 前田 朋之 耐火物 65 (5), 199-204, 2013-05-01

    ...実炉でクロム系耐火物を使用する場合に稼動面・安全面を考慮すると,耐火物中のCr2O3含有量を多くし,処理が容易なCaCrO4が生成し易い条件にする方が有用であると考えられる。...

    DOI Web Site 参考文献10件

  • 転炉製錬用フラックスおよび耐火物からのMgO溶解挙動

    丸岡 伸洋, 石川 瑛, 柴田 浩幸, 北村 信也 耐火物 65 (4), 161-167, 2013-04-01

    ...塩基性酸素転炉吹錬時に生成するスラグにはMgO系耐火物溶存抑制のためMgO源としてドロマイトを添加している。MgO飽和スラグにMgO系耐火物は溶存しないはずであるが,耐火物とドロマイトのスラグへの溶解は同時に進行するため,耐火物に寿命がある。MgO系耐火物の保護にはドロマイトなどのフラックスからスラグへのMgO供給速度が耐火物溶解速度より高速であることが重要である。...

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 耐火物中への放射性セシウムの浸透について

    川本 克也, 水原 詞治, 上林 史朗, 西村 和基 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 24 (0), 463-, 2013

    ...耐火物の気孔率に着目し、気孔率の異なる数種の耐火物を調査用耐火物として放射性セシウムが含まれている焼却残渣を溶融処理している溶融設備の排ガス経路内に設置、暴露させた。<br>一定期間暴露後の調査用耐火物中の放射性セシウム濃度を計測した結果、以下の点が明らかとなった。<br>①耐火物中の放射性Cs濃度は、気孔率の大きい耐火物ほど高くなった。...

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  • 自治体における溶融飛灰の処理状況に関する調査研究

    永田 勝也, 小野田 弘士, 胡 浩, 大村 健太, 竹原 裕人, 小野 裕介 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 24 (0), 71-, 2013

    ...の処理体系に関する調査を進め,特に,山元還元として注目されている溶融飛灰の取り扱いについて深く調査してきた.さらに,東日本大震災の影響により,放射性廃棄物等の問題から溶融炉は転換期を迎えている.本稿では,震災後初となる溶融施設のデータ収集であり,これまでの集計結果との比較検討を行った.結果として,震災が原因で停止した溶融炉を地方別で見ると,東北・関東地方での停止が目立つ結果となり,津波・地震による耐火物...

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  • 一般廃棄物焼却施設内部に蓄積した放射性核種と空間線量率の調査

    大下 和徹, 山口 真弥, 福谷 哲, 高岡 昌輝, 藤森 崇 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 24 (0), 461-, 2013

    ...ただし、全施設で後燃焼帯付近においては、炉内堆積物の放射性Cs濃度は低かったが、空間線量率が最も高くなる傾向がみられた上、定期清掃前後での空間線量率もあまり変化がなく、この部分での耐火物へのCsの沈着・浸透が示唆された。したがって、炉内作業時には放射性Csに由来する外部被ばくに留意が必要であると考えられた。...

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  • <b>放射性物質汚染廃棄物の焼却処理:課題とこれまでの科学的知見 </b><b>(研究レビュー) </b>

    倉持 秀敏 安全工学 52 (5), 282-290, 2013

    ...<p>放射性物質汚染廃棄物の焼却処理(溶融等の熱処理を含む)に関して3 つの課題(放射性セシウムの挙動解明,排ガス処理,焼却炉内耐火物への蓄積)を提示し,原子力発電の爆発事故以降の学会発表を中心に,各課題に関する調査・研究を収集し,これまでの知見を紹介する.特に,挙動解明については,施設調査,実験研究,計算モデルの3 つの手法に分けて研究動向を整理しつつ,処理対象物による挙動の違いや挙動の制御性の観点...

    DOI Web Site 参考文献54件

  • SiCディーゼル微粒子フィルタの 初期PM捕集過程におけるスス層形成の定量化

    常吉 孝治, 山本 和弘 耐火物 64 (8), 367-373, 2012-08-01

    ディーゼル微粒子フィルタ(DPF)は微粒子(PM)排出規制に対する重要な技術の一つである。多孔質のセラミック隔壁表面に薄いスス層が形成されると高い捕集率が発揮されるが,捕集初期において若干のPMがDPFをすり抜ける。したがって,スス層形成とPM捕集メカニズムの検討をすることが必要である。本研究では,PMカウンターを用いてのSiC-DPFの初期捕集性能の測定を,SEMによるスス層形成観察と共に行っ…

    DOI Web Site 参考文献8件

  • 溶融アルミニウムによるチタン酸アルミニウムセラミックスの腐食

    山本 衆, 曽我 卓也, 伴 隆幸, 大矢 豊, 北岡 諭 耐火物 64 (8), 374-380, 2012-08-01

    イットリアとNb2O5を添加したチタン酸アルミニウムセラミックスを1500℃ 2時間焼成して作製した。これらの焼成体の相対かさ密度は93%以上であり,さらに熱膨張の異方性によって生成した粒界亀裂を体積比で3から6%含んでいた。作製した焼成体は800℃と1000℃において溶融アルミニウムに対して優れた耐食性を示し,特にイットリアの添加は効果的であった。耐食試験後の溶融アルミニウムとチタン酸アルミニ…

    DOI 参考文献15件

  • セラミックス中空ユニットで構成された アルミニウム溶湯搬送用断熱容器の開発

    樋本 伊織, 北 英紀 耐火物 64 (6), 258-267, 2012-06-01

    著者らは,アルミニウム溶湯搬送用途への適用を想定し,容器内壁部がセラミックス中空ユニットで構成された球状容器の開発に着手した。新規に設計されたこの容器は,従来の容器内壁部がキャスタブルで構成された円筒状容器に比べ,飛躍的な軽量化と高い保温性が期待される。一方,ユニットの内部空間における放射および対流による伝熱の抑制は重要な課題である。本報告では,ユニットの内部空間に軽量断熱材としてセラミックファ…

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  • 分散キャスタブルの硬化挙動を支配するアルミナセメントと その他のマトリックス成分との相互作用

    Christopher Parr, Hervé Fryda, Makoto Iiyama, Adriana Borovsky, d Jean-Pierre Letourneux 耐火物 64 (6), 268-275, 2012-06-01

    分散キャスタブル(deflocculated castable)の流動性低下(flow decay),流動性喪失(stiffening),凝結(setting)にいたる挙動はマトリックス成分およびそれらの間の相互作用に依存することが知られている。ここで,粒子充填,粒子表面間力,およびアルミナセメントの反応の三つの主要な概念が認められている。硬化進行中のキャスタブルの気孔内溶液を遠心力により抽出す…

    DOI Web Site 参考文献13件

  • 熱放射率制御による製品焼成のエネルギー消費量の低減

    半澤 茂 耐火物 64 (4), 168-175, 2012-04-01

    焼成温度のわずかな違いが焼成体品質の差に繋がることから,炉有効体積の中で温度が均一な限定部位に被焼成体を充填して焼成する操作が行われている。この操作起因のデッドスペースは,製品一個あたりの焼成エネルギー消費量を増加させる要因となる。本報では,Al2O3棚板で構成した棚組内の温度分布に着目し,棚組内の低温部位に熱放射率が高いSiC粉末をコートしたAl2O3棚板を設置して棚組全体の温度均一化を図り,…

    DOI Web Site 参考文献8件

  • セラミックス中空ユニットで構成された アルミニウム溶湯搬送用断熱容器の開発

    樋本 伊織, 北 英紀 耐火物 64 (4), 158-167, 2012-04-01

    著者らは,アルミニウム溶湯搬送用途への適用を想定し,容器内壁部がセラミックス中空ユニットで構成された球状容器の開発に着手した。新規に設計されたこの容器は,従来の容器内壁部がキャスタブルで構成された円筒状容器に比べ,飛躍的な軽量化と高い保温性が期待される。本報告では,熱流体解析に基づいて,側壁に円形の開口部を設けた五角中空ユニットを設計した。けい素粉末スラリーを用いた鋳込み製法,成形体の生加工,お…

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  • アルミナ-炭素系材料の機械的特性に及ぼす添加Si粒度と焼成温度の影響

    赤峰 経一郎, 森川 勝美, 吉富 丈記 耐火物 64 (2), 63-69, 2012-02-01

    一般にSGプレート用Al2O3-C系材料には,耐酸化摩耗性や強度の付与を目的にSiが添加されている。このプレート用材料の機械的特性に及ぼすSiの粒度と焼成温度の影響を調査した。その結果、以下の知見が得られた。Siの添加量が一定の場合,焼成温度が高いほど,またSiの添加粒度が小さいほどSiとの反応が進行し,Siの反応割合が高く,反応生成物が多いほど高強度となる。Siの反応はActive …

    DOI Web Site 参考文献16件

  • マグネシア微粉の経時変化機構の解明と常温炭酸化処理による水和抑制

    貞富 善喬, 井手 浩二, 合田 広治, 菅原 光男 耐火物 64 (2), 54-62, 2012-02-01

    キャスタブルに添加したマグネシアは,施工体の乾燥時に過熱水蒸気にさらされるため水和が進行し易く,施工体の崩壊原因になることがある。このときに進行するマグネシアの水和は,マグネシア原料の保管時に,空気中の水分と反応することで初期の水和が進行しているほど速くなる。そこで,この経時変化によって進行する水和の機構を明確に し,抑制することが重要である。 …

    DOI Web Site 参考文献15件

  • 廃棄物の溶融処理に伴う耐火物および溶融スラグからのCr(VI)の溶出挙動

    水原 詞治, 占部 武生, 山口 明良, 前田 朋之 廃棄物資源循環学会論文誌 23 (2), 77-84, 2012

    ...廃棄物溶融炉で用いられるクロム系耐火物は優れた耐食性を示す一方で,スラグとの反応によりCr(VI)化合物を生成する懸念がある。本研究では,溶融炉で生成された溶融スラグの安全性,使用後のクロム系耐火物の潜在的な危険性について,特にCr(VI)に焦点をあてて調査した。...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献16件

  • 低空気比高温燃焼における熱回収と焼却炉耐久性の考察

    村田 英彰, 臼井 勝久, 岩﨑 陽介, 谷口 暢子 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 23 (0), 433-, 2012

    ...また、5年経過後でも耐火物表面、火格子の損傷は見られず、長寿命化を達成した。これらの運転実績から、カワサキ・アドバンストストーカシステムは、コンセプトに合致した高い性能を確保しながら、運転の維持管理費用の低減が図れるシステムであることが確認できた。...

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  • MgO-C反応の結晶構造依存性

    木村 圭志, 田杉 浩基, 高橋 拓也, 竹内 宏典, 山本 雅章, 後藤 潔, 徳永 智春, 佐々木 勝寛, 山本 剛久 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2012S (0), 668-668, 2012

    ...MgO-C耐火物は転炉の内張り材料として使用されている。使用される温度でのMgO-C反応による内部損耗が問題となっている。カーボンの結晶性の違いによるMgOとCの反応性を透過電子顕微鏡内その場観察により比較し、反応メカニズムの解明を試みた。...

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  • 超塑性発泡法における窒化物系新規発泡剤の探索と特性評価

    山岡 宏, 寺西 貴志, 林 秀考, 岸本 昭 耐火物 64 (1), 13-17, 2012-01-01

    我々の開発した超塑性発泡セラミックスに用いる,新規な窒化物基発泡剤を開拓した。AlN およびSi3N4を発泡剤として用いた場合,これまでのSiCを用いた時と作製法をほとんど変えることなく,単一気孔発泡体の作製が可能であった。BNを用いた場合これと異なり,大幅に手順を変更しないと単一気孔体を作ることは出来なかった。Si3N4からのガス発生は,SiCと同じアクティブ酸化であることが示唆され,AlNは…

    DOI Web Site 参考文献26件

  • セラミックス中空ユニットで構成された アルミニウム溶湯搬送用断熱容器の開発

    樋本 伊織, 北 英紀 耐火物 63 (11), 580-588, 2011-11-01

    著者らは,アルミニウム溶湯搬送用途への適用を想定し,容器内壁部がセラミックス中空ユニットで構成された球状容器の開発に着手した。新規に設計されたこの容器は,従来の,容器内壁部がキャスタブルで構成された円筒状容器に比べ,飛躍的な軽量化と高い保温性が期待される。本報告では,立体幾何学および熱流体解析に基づいて五角中空ユニットを設計した。けい素粉末スラリーを用いた鋳込み製法および窒素雰囲気における反応焼…

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  • 数値流体力学計算による回転侵食試験の調査

    Sandra Vollmann, Herald Harmuth 耐火物 63 (10), 538-547, 2011-10-01

    ...本調査の目的は,耐火物の侵食性におよぼす流体流動の影響を評価し,併せて侵食性を定量化する方法論を開発することである。耐火物の侵食過程で,フィックの第一法則で記述される拡散過程が生じ,境界層の厚さが支配的な流 動条件の影響をもたらす。それゆえ,本研究の主たる焦点は,境界層の厚さを計算することになる。...

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  • アルミナ・カーボンれんがにおけるカーボンボンドの一考察

    守吉 佑介, 池本 正, 浅沼 文彦, 片岡 洋右, 緒方 啓典 耐火物 63 (10), 531-537, 2011-10-01

    AGれんがのアルミナとアモルファス炭素の界面をTEM観察およびEDX分析し,相互作用エネルギーと結合距離のシミュレーションのデータを基に検討して,次のよう結果を得た。フェノール樹脂由来のアモルファス炭素はアルミナや黒鉛粒子などを結び付ける糊の働きをする。界面を横切るイオンの拡散は無視しうる程度であり,それによって反応相の生成は考えられない。しかし,アルミナとアモルファス炭素の界面には部分的に分子…

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  • アルミナ・マグネシア質キャスタブルの特性におよぼす スピネル,シリカ,セメントの影響

    Prasanta Nandi, Kaushlesh Kumar, Debesh Halder, Tapas Kumar, Sibnath Mazumdar 耐火物 63 (8), 385-392, 2011-08-01

    高アルミナ質ベースのアルミナ・マグネシア質(以下AMと記す)キャスタブルに発生期スピネルが生成すると,耐食性は著しく改善されるが,熱間強度が低下する。この欠点はマトリックスに液相が生成するために生じ,液相の存在がスピネル生成を容易にし,スピネル生成反応に随伴する膨張をコントロールする働きをもつ。 …

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  • 低セメントキャスタブル硬化機構の解析(Ⅴ):

    前田 榮造, 角間 貞男 耐火物 63 (7), 325-332, 2011-07-01

    アルミナ・マグネシア質低セメントキャスタブルの硬化に及ぼすマグネシア粉の影響を解析し,低セメントキャスタブルの硬化機構を考察した。キャスタブルに添加するマグネシアの粒度を小さくすると,キャピラリー水中のMg2+イオン濃度が上昇し,硬化が促進された。これより,Mg2+イオンが硬化に寄与すると結論する。マグネシア粉からは,Mg2+イオンのみならず不純物起因のCa2+イオンもキャピラリー水に溶出した。…

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  • MgO-Al2O3スピネルの耐スラグ侵食性におよぼすZrO2添加効果

    藤田 基成, 北 基, 伊賀棒 公一, 崎田 真一, 紅野 安彦, 難波 徳郎, 三浦 嘉也, 山口 明良 耐火物 63 (6), 279-286, 2011-06-01

    MgO-Al2O3系スピネルにZrO2を添加することによって,微細構造や耐スラグ侵食性がどのように変化するか検討した。ZrO2添加による緻密化は,特に量論組成のMgO含有量50mol%で顕著であった。また,ZrO2添加により緻密化の開始温度が低下し,その効果はZrO2添加量が2vol%でも認められた。相対密度の上昇に伴い,溶融スラグによる損耗量は減少する傾向が認められた。ZrO2添加量が2vol…

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  • 低セメントキャスタブル硬化機構の解析(Ⅳ)

    前田 榮造, 角間 貞男 耐火物 63 (6), 270-278, 2011-06-01

    低セメントキャスタブルの硬化機構における検討不十分な3つの点,すなわち(1)凝析の過程,(2)硬化とアルミナセメントの水和との関係,(3)硬化におよぼすpHの影響をより詳細に解明するため,硬化前後におけるキャスタブルの硬度,超音波伝播速度,温度の変化と,キャピラリー水中の成分,pHの変化を測定した。その結果,過去に報告した硬化機構を一部修正して補強する以下の結論を得た。Ca2+イオン濃度が一定値…

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  • ニューラルネットワークを用いた マグネシア-カーボンれんがの損傷因子解析

    内山 皓太, 内田 希, 齋藤 吉俊, 松井 泰次郎 耐火物 63 (5), 218-223, 2011-05-01

    ...製鉄用耐火物の損傷過程に影響を及ぼす因子を理解することは,製鉄過程を効率化する上で非常に重要である。しかし,その損傷過程は非常に複雑で通常の線形解析では取り扱うことは困難である。本研究の目的は損傷過程に影響を 及ぼす因子を非線形解析技術,即ち,人工ニューラルネットワークにより解析することである。出発のニューラルネットワークモデルは過去に公表された文献の実験データセットを元に構築された。...

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  • モールドフラックス中の酸素およびフッ素イオンの電子 分極率を指標とする浸漬ノズルの反応性評価

    遠藤 理恵, Md. Shakhawat, H. Firoz, 須佐 匡裕 耐火物 63 (3), 123-128, 2011-03-01

    本研究では,屈折塩基度を用いて高温におけるモールドフラックスの塩基度を評価した。モールドフラックス中では酸素およびフッ素が電子対供与体であるため,その屈折塩基度をフッ素および酸素イオンの電子分極率の平均値として定義した。まず,室温においてxmol%CaF2-5Na2O-6Al2O3-(89-x)(CaO.SiO2)の塩基度を屈折塩基度と光学的塩基度により求め,比較を行った。本研究の屈折塩基度は光…

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  • Al2O3-SiC-C質キャスタブルの高炉スラグへの 溶出速度に及ぼす温度の影響

    飯田 正和 耐火物 63 (3), 129-134, 2011-03-01

    高炉樋の表面温度は稼動中に出銑/待機サイクルに起因する変動が生じるが,損耗に与える温度(T)変化の影響は検討されていなかった。そこで,樋スラグライン(SL)材が高炉スラグに溶出する際の総括物質移動定数(koverall) の温度依存性をるつぼ法侵食試験で測定した。本実験結果に基づき,温度変化を考慮した損耗変化を計算するためのkoverallを次のように仮定した。 koverall=0 …

    DOI Web Site 参考文献21件

  • タンディッシュ上ノズル内孔形状変化による耐付着性改

    溝部 有人, 安田 隆博, 続木 哲生, 栗栖 譲二, 有光 英三郎 耐火物 63 (2), 65-72, 2011-02-01

    ...連続鋳造装置に用いられる注鋼ノズルにおける溶鋼の乱流化を抑えることは,耐火物の耐久性ばかりでなく鋼の品質の向上に有効な改善策の一つであることが知られている。乱流抑止の基本的概念をタンディッシュ内溶鋼の流体力学に基づいて述べ,さらに,エネルギー最小の原理から,乱流を少なくする最適内孔形状を決定した。...

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  • ガラス溶融炉の炉内計測技術の開発 (II)

    中崎 和寿, 小林 正宏, 松村 忠幸, 高谷 暁和, 新妻 孝一, 藤原 孝治 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2011s (0), 603-603, 2011

    ...原子力機構では、ガラス溶融炉の炉内構造物である電極や耐火物の形状をレーザー光を用いて遠隔操作で計測し、侵食量を評価する技術開発として炉内形状計測システムの開発を行っている。本報告では、開発した形状計測装置のガラス溶融炉への適用について報告する。...

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  • クロム系耐火物使用により生成する6価クロム化合物の溶出性

    水原 詞治, 占部 武生, 山口 明良, 前田 朋之 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 22 (0), 243-243, 2011

    ...近年、廃棄物溶融炉では耐火物の損傷問題から耐食性に優れるクロム系耐火物が使用されることがある。しかし、クロム系耐火物は使用条件により人体に有害なCr(_VI_)化合物が生成することが懸念されている。本研究では、クロム系耐火物使用において生成するCr(_VI_)化合物の性質、特に溶出性に関して、CrO3などのCr(_VI_)化合物との比較を行った。...

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  • 製鉄用耐火物の損傷機構

    前田 榮造 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2011F (0), 183-183, 2011

    ...製鉄用耐火物は,高温の溶鉄や溶融スラグと接することで化学的な損傷を受けるとともに,著しい温度変化に伴う熱衝撃を受け機械的に損傷する.製鉄プロセスの中では使用条件がプロセス,および部位毎に変化するため,損傷機構は複雑である.漏鋼などの事故を未然に防ぎ,耐火物コストを抑えるためには,損傷機構を明確にしてその対策をとることが重要である。...

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  • 廃棄物溶融炉におけるクロム系材料の6価クロム化合物生成に与える物性および気孔率の影響

    水原 詞治, 占部 武生, 山口 明良, 前田 朋之 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2011F (0), 237-237, 2011

    ...耐侵食性に優れ、廃棄物溶融炉用内張りれんがとして使用されるクロム系耐火物に関し、その基礎として、組成や気孔率などの耐火物の特性が6価クロム化合物の生成に及ぼす影響を解明した。実験には、SPS法および電気炉で焼結させたクロム系焼結体を用い、侵食試験を行い、6価クロム生成と諸要因との関係を調べた。...

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  • 環境負荷低減に資する焼成炉用耐火物

    半澤, 茂 セラミックス基盤工学研究センター年報 = Annual report of the Ceramics Research Laboratory Nagoya Institute of Technology 9 33-42, 2010-03-31

    Energy load in furnaces to use in ceramics manufacturing process is big, and most of environment load material-CO2 are causedby energy load of furnace. Technical improvement and development from …

    機関リポジトリ

  • クロム含有耐火物使用による6価クロム化合物生成に関わる気孔率の影響

    水原 詞治, 占部 武生, 山口 明良, 前田 朋之 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 21 (0), 289-289, 2010

    本研究では、Cr2O3含有量および気孔率を変化させたCr2O3含有焼結体を用いた侵食試験を行い、気孔率がCr6+化合物生成に与える影響に関して調査した。得られた知見を以下に示す。 1)焼結体中のCr2O3含有量が多くなるにつれ、侵食深さが小さくなり、Cr2O3が耐食性の向上に寄与することが分かった。 …

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  • 耐火物と溶融スラグの反応性に及ぼす塩基度の影響

    伊賀棒 公一, 崎田 真一, 紅野 安彦, 難波 徳郎 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2010S (0), 1C36-1C36, 2010

    ...耐火物の耐スラグ侵食性は、耐火物と溶融スラグの反応のしやすさ、スラグとレンガとが反応してできた融液の粘性、レンガの充填性、レンガのぬれ性など、さまざまな要因によって決まる。塩基度は耐火物と溶融スラグの反応性の指標として利用可能であり、X線光電子分光法(XPS)を用いて測定したO1s束縛エネルギーは実測の塩基度として利用できる。...

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  • ダイオキシン類生成に及ぼす水蒸気分圧および燃焼物質中の含水率の影響

    小嶋 俊亮, 川端 弘俊, 小野 英樹, 秋田 壮一, 碓井 建夫 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 21 (0), 187-187, 2010

    ...De novo 合成実験では、ダイオキシン類生成濃度に及ぼす水蒸気の影響が非常に大きく、浮遊カーボン系物質の多孔質耐火物壁面への付着の影響も大きい。高温燃焼実験では、ダイオキシン類生成濃度に及ぼす燃焼試料中の含水率の影響が非常に高い。したがって、ダイオキシン類生成抑制には水蒸気濃度および試料中含水率の低減も重要である。...

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  • チタン酸アルミニウムセラミックスのAl溶湯繰り返し浸漬による耐久性評価

    田中 誠, 柏木 一美, 北岡 諭, 上杉 基法, 大矢 豊 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2010S (0), 1C35-1C35, 2010

    チタン酸アルミニウム(Al<SUB>2</SUB>TiO<SUB>5</SUB>:AT)は,大きな熱膨張係数の異方性を有するため,焼成後の冷却過程で発生する熱応力により,結晶粒界に多数の微小き裂が生成する.その結果,ATセラミックスには,優れた耐熱衝撃性と断熱性が発現する.従来より,これらの特性を期待して,ATセラミックスをAl鋳造用治工具に適用することが検討されており,既に,一部の鋳造現場に採…

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  • 高揚水性セラミック材を用いた蒸発冷却壁体システムの開発

    梅干野 晁, 何 江, 小川 俊輔, 安藤 純一, 山村 真司, 赤川 宏幸, 中島 古史郎, 岡田 清, 倉田 泰輔 日本建築学会環境系論文集 74 (641), 775-782, 2009

    The authors have developed a passive cooling wall (PCW) constructed of a porous ceramics. The ceramics has a capillary force to soak up water and allow its vertical surface to be wet to a level …

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献3件

  • 耐火物の耐スラグ侵食性に及ぼす非酸化物の添加効果

    森田 圭輔, 崎田 真一, 紅野 安彦, 難波 徳郎 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2009F (0), 2I03-2I03, 2009

    ...現在、一般廃棄物の焼却処理には高温で廃棄物を溶融させる高温溶融法が用いられているが、廃棄物には塩基性の高い成分が含まれており、溶融されたスラグによって炉内の耐火物は激しく侵食される。このため、優れた耐侵食性を有するAl2O3-Cr2O3系の耐火物が多く使用されているが、溶融スラグと反応し有毒な6価クロムを生成しやすいという問題点がある。...

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  • 耐火物と溶融スラグの反応性に及ぼす塩基度の影響

    伊賀棒 公一, 崎田 真一, 紅野 安彦, 難波 徳郎 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2009S (0), 42-42, 2009

    ...耐火物の耐スラグ侵食性は、耐火物と溶融スラグの反応のしやすさ、スラグとレンガとが反応してできた融液の粘性、レンガの充填性、レンガのぬれ性など、さまざまな要因によって決まる。塩基度は耐火物と溶融スラグの反応性の指標として利用可能であり、X線光電子分光法(XPS)を用いて測定したO1s束縛エネルギーは実測の塩基度として利用できる。...

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  • 不定形耐火物のスラグ侵食特性のシュミレーションとその実証

    貞富 善喬, 岩下 和俊, 加山 恒夫, 榎本 尚也, 北條 純一 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2009F (0), 1M25-1M25, 2009

    ...国内の各製鐵所においてアルミナ-マグネシア質の不定形耐火物(以下A-Mキャスタブル)が溶鋼鍋の内張り材として多く使用されている。A-Mキャスタブルは骨材にアルミナ、マトリックス材(微粉原料)に仮焼アルミナ、アルミナセメント、マグネシアクリンカー、マイクロシリカ及び各種調整剤を含む。...

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  • 応力/ひずみ曲線の非線型性に基づく多孔質セラミックスの損傷発展の評価

    安田 公一, 張 るい, 塩田 忠 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2009S (0), 211-211, 2009

    ...耐火物などの多孔質セラミックスでは,巨視的破壊の直前に,応力/ひずみ曲線に非線型性が現れる場合が知られている.これまで,この非線型性は,材料中に局所的な損傷が発生し,それらが累積することによって起こると定性的に理解されてきた.そこで,著者の一人は,並列モデルに対して,損傷発生に関する確率密度関数を導入して,これらの材料の構成方程式を導出した.本発表では,この理論解析の妥当性を実験的に検証することを目的...

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  • MNFにおけるウラン廃棄物処理技術の開発

    磯部 元康, 川俣 健一, 濱口 和彦, 佐々木 尚, 西川 雄 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2009f (0), 644-644, 2009

    ...実際のクリアランス溶融操業を想定した連続溶融試験を実施し、耐火物耐久性や二次廃棄物発生量に関するデータを取得した。前報のホット試験の結果と合わせ、溶融によるクリアランス化の実用性を評価した。...

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  • ごみ焼却施設における定期補修費の実態と評価

    大澤 正明, 相良 敏正, 島岡 隆行, 中山 裕文 廃棄物資源循環学会論文誌 20 (3), 171-179, 2009

    ...ごみ焼却施設は,耐火物や鋼板など定期的な補修が必要になる設備・機器が多く,これらの定期補修費は,財政難に苦しむ市町村にとって負担になってきている。また,ごみ焼却施設はメーカの独自技術で構成されていることもあり,定期補修工事は施設を建設したメーカに発注されることが一般的であるが,その工事額の算定基準が明確でないと指摘されることも多い。...

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献14件

  • 灰溶融炉耐火物耐久性予測のための新技術運用実績報告

    野間 彰, 原田 朋弘, 山田 明弘, 佐藤 鉄雄, 井上 敬太, 田澤 辰夫, 藤川 直樹 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 20 (0), 162-162, 2009

    ...・休炉中の炉底メタル厚さを非破壊計測し炉底耐火物侵食量を推定する技術を開発した。これによりメタル解体が不要となり、解体時にランスで炉底耐火物を損傷するリスクが無くなったため炉底耐火物寿命は2年以上に長寿命化するものと推定された。...

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  • SiC耐火物製造における酸化バナジウムの添加効果

    尾関 俊哉, 中西 泰久, 尾畑 成造, 橋場 稔, 櫻田 修 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2009S (0), 304-304, 2009

    ...一般的なSiC耐火物として、大気雰囲気焼成でSiC粒子間に酸化物を生成し結合させる方式の酸化物結合SiCがある。...

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  • ガラス溶融炉の耐火物の腐食に関する研究

    角 洋貴, 伊藤 義之, 藤原 孝治, 上野 勤 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2009s (0), 539-539, 2009

    ...ガラス溶融炉の運転に伴う耐火物の腐食に関する体系的な整理を行うため、運転後の耐火物について、調査を行っているところである。...

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  • MNFにおけるウラン廃棄物処理技術の開発

    磯部 元康, 川俣 健一, 濱口 和彦, 西川 雄, 佐々木 尚 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2009f (0), 643-643, 2009

    ...また、溶融運転時および耐火物解体時における作業環境測定を行い、許認可・安全設計に必要な基礎データを取得した。...

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  • 耐火物の反応に及ぼす塩基度の影響

    伊賀棒 公一, 崎田 真一, 紅野 安彦, 難波 徳郎 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2008F (0), 335-335, 2008

    ...耐火物の耐スラグ侵食性は、耐火物とスラグとの反応性や耐火物とスラグと反応で出来た融液の粘性、耐火物の充填性、耐火物のぬれ性など様々な要因に左右される。塩基度は、耐火物とスラグとの反応性の指標にすることが出来る。従来、スラグ塩基性度の指標にはCaOとSiO2の組成比、C/Sが用いられてきた、しかしCaOとSiO2を含まない組成のものには利用できない。...

    DOI

  • 廃棄物溶融炉用耐火物

    茂田 純一, 田中 邦彦, 北村 伸一 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2008F (0), 332-332, 2008

    ...溶融炉は様々な形式のものがあり、使用される耐火物は、部位によって異なるが、溶融スラグに接する部分には高級な耐火物が使用される。...

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  • マグネシア-グラファイト複合セラミックス圧力センサー

    多賀谷 脩平, 和久 公則, 林 秀考, 岸本 昭 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2008F (0), 157-157, 2008

    ...本研究では耐火物として広く研究されてきたマグネシア-グラファイト複合セラミックスに注目し、様々な組成を作製、その抵抗の圧力依存性を調査することで、高温高圧用の圧力センサーとしての利用が可能かを調査する。...

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  • 耐火物の反応性に及ぼす塩基度の影響

    伊賀棒 公一, 崎田 真一, 紅野 安彦, 難波 徳郎 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2008S (0), 3J21-3J21, 2008

    ...耐火物の耐スラグ侵食性は、耐火物とスラグとの反応性や耐火物とスラグと反応で出来た融液の粘性、耐火物の充填性、耐火物のぬれ性など様々な要因に左右される。塩基度は、耐火物とスラグとの反応性の指標にすることが出来る。従来、スラグ塩基性度の指標にはCaOとSiO2の組成比、C/Sが用いられてきた、しかしCaOとSiO2を含まない組成のものには利用できない。...

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  • ヒートアイランド対策用ロータスセラミックスの多孔体特性と揚水能

    岡田 清, 磯部 敏宏, 亀島 欣一, 中島 章, 倉田 泰輔 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2008S (0), 3J06-3J06, 2008

    ヒートアイランド現象に関するセラミックス材料を利用した対策として,高揚水材料による蒸発冷却効果が挙げられる.我々は押出法を利用して簡便に作製したロータス型セラミックスを用いて,多孔体特性と揚水能との関係について調査した.セラミックス粉末,ポリマー繊維,およびメチルセルロースを水と混練して押し出し用ペーストを調製し,成形体を作製した.乾燥後,所定の温度で焼成してアルミナ,コーディエライト,ムライト…

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  • 圧縮負荷により発生したアルミナ・黒鉛質耐火物中の亀裂本数の簡易推定

    古嶋 亮一, 松尾 陽太郎, 塩田 忠, 安田 公一 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2008S (0), 3G19-3G19, 2008

    ...このことから、アルミナ・黒鉛質耐火物においては主に除荷過程に損傷が進行したものと考えられ、その本数は長さ4mm幅8μmの亀裂が最大で250本程度生成したのに相当することがわかった。...

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  • ヒートアイランド対策としてのロータスセラミックスの特性

    岡田 清, 磯部 敏宏, 亀島 欣一, 中島 章, 倉田 泰輔 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2008F (0), 701-701, 2008

    現在,大都市圏では夏季の気温上昇(ヒートアイランド現象)が顕著になり,その対策が急務となっている.通常の建物外壁・屋根や舗道などの材料は緻密質で熱伝導性が悪いことから日中に吸収した太陽熱を夜間に放出する.これを抑制するためには,多孔質セラミックスで毛管張力による自律的な揚水能に優れた材料が必要である.そこで,有機繊維を造孔材としたセラミックペーストを押出成形後,これを焼成する方法で貫通気孔が一次…

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  • 粒度構成によるアルミナおよびアルミナ・カーボン耐火物の品質変化

    鈴木 遼平, 小形 昌徳, 飯田 栄司 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2008F (0), 593-593, 2008

    ...アルミナ・カーボン耐火物においてアルミナの粒度構成を変えたときの品質の変化を調査するため,同じアルミナの粒度構成をもつアルミナ単味の耐火物およびアルミナ・カーボン耐火物を試作し,両者の品質を比較した.原料は0.3 mm以下の電融アルミナ,仮焼アルミナ,鱗状黒鉛を使用し,アルミナの粒度構成はアンドレアゼン粒度分布に基づいて決定した.アルミナ単味の耐火物ではアルミナの粒度構成をよく反映した品質となるのに...

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  • ガラス工業炉用耐火物

    渡辺 禎幸, 北村 伸一 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2008F (0), 592-592, 2008

    ...ガラス工業炉には、珪石れんが、粘土質れんが、高アルミナ質れんが、塩基性れんが、電気鋳造れんが等、様々な材質の耐火物が使用されている。中でも、珪石れんがはガラスを製造する過程において、ガラス原料を溶融させるガラス溶解窯の天井に幅広く使用されている。近年、ガラスの品質および歩留まりの向上のために、操業温度の上昇および酸素燃焼の導入等、使用条件はますます苛酷になっている。...

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  • 破壊を考慮した耐火物の構造解析

    神尾 英俊, 中村 仁, 菅原 光男, 加山 恒夫 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2008F (0), 591-591, 2008

    ...FEMによる耐火物の構造解析は多くの場合破壊を考慮していないため、破壊後の状態を議論する必要がある場合、その解析結果では情報が十分でない場合があった。この問題を解決するため、本報告では汎用FEMソフトの低張力材料モデルによるの耐火物の解析への適用を検討した。破壊特性の定義方法を検討した後、解析を行い、破壊実験との対比を行った。...

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  • マイクロ波照射した各種れんがの加熱挙動

    伊熊 泰郎, 長部 俊英, 鈴木 佳孝, 丹羽 紘一 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2008F (0), 587-587, 2008

    単独に置いたセラミックスにマイクロ波照射すると、セラミックスが加熱されるが、必ず表面と内部の間に温度差が生じる。この温度差を和らげるため、加熱補助材が必要である。本研究では耐火断熱れんがをこの加熱補助材にするための基礎データを得ることを目的とした。6種類の市販の耐火断熱れんがにマイクロ波照射したところ、加熱のされ方に大きな違いがあり、酸化アルミニウムと酸化ケイ素の割合が同じくらいのものが良いこと…

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  • 長寿命ガラス固化溶融炉の開発

    加藤 淳也, 三浦 昭彦, 山下 照雄, 塩月 正雄 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2008s (0), 579-579, 2008

    ...ガラス固化溶融炉に使用されるクロム系及びジルコニア系の耐火物の高温領域での侵食試験及び熱衝撃試験を実施した。この結果、耐火物材料の侵食に関する温度依存性、時間推移に関し、拡散が支配する傾向が得られた。また、熱衝撃試験及び熱衝撃試験により得られた試料の硬度の測定の結果と合わせて耐火物材料の寿命の推定を行った。...

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  • 長寿命ガラス固化溶融炉の開発

    伊藤 俊行, 塩月 正雄, 山下 照雄, 正木 敏夫, 児嶋 慶造, 松本 史朗, 山崎 晶登, 大野 勇 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2008s (0), 580-580, 2008

    ...長寿命ガラス固化溶融炉の耐火物及び電極の浸食速度抑制を図るため,スカル層形成条件,電極表面電流密度,温度分布に影響する要因のパラメータ解析を行い最適化条件を検討した。...

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