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検索結果 1,100 件

  • 急性腎心症候群を疑った猫の1症例

    三浦 篤史 日本獣医腎泌尿器学会誌 15 (1), 11-16, 2024-02-29

    ...麻酔に伴い急性腎障害を引き起こした猫の症例が胸水貯留および肺水腫を呈していた。心臓超音波検査を行なったところ、心拡大および心筋肥大の所見が認められた。急性腎障害に対して血液透析を行い、急性期を乗り越えた。腎機能が回復したのちに再度心臓超音波検査を行なったところ、心拡大および心筋肥大の所見も改善が認められた。以上のことから急性腎心症候群を呈していたと考えられた。...

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  • 当院で経験した長径30cmを超える巨大卵巣腫瘍の3症例

    別宮 史子, 増田 望穂, 安堂 有希子, 佐藤  浩, 田口 奈緒, 廣瀬 雅哉, 角井 和代 産婦人科の進歩 76 (1), 45-53, 2024-02-01

    ...巨大卵巣腫瘍は血栓症の合併や腫瘍摘出時の循環動態の変動,術後の再膨張性肺水腫による呼 吸不全など周術期管理に留意が必要である.今回,呼吸や循環動態へ影響を及ぼす可能性のある巨大 卵巣腫瘍を3例経験したので報告する.手術は全症例で局所麻酔下に小開腹し,腫瘍内容液を緩徐に吸 引し循環動態の安定などを確認後,全身麻酔に切り替えた.症例1は52歳,1妊1産.腹部膨満,体動困 難で前医に搬送され,CTで直径約...

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  • 非気管挿管下に実施した内視鏡下副鼻腔手術中に陰圧性肺水腫を発症した一例

    高田 健司, 大野 雄康, 高山 和之, 山田 勇, 小谷 穣治 日本救命医療学会雑誌 38 (0), 1-12, 2024

    ... 陰圧性肺水腫 (negative pressure pulmonary edema, 以下NPPEと略す) は, 上気道閉塞や過度の吸気努力により, 肺毛細血管の透過性亢進が起こり発症する肺水腫である. 周術期におけるNPPEの既報は, 気管チューブ抜去に関連したものがほとんどであり, 非気管挿管下の手術中にNPPEを発症した報告は非常にまれである....

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  • MICSにおけるpitfall

    坂口 太一 日本心臓血管外科学会雑誌 52 (6), v-viii, 2023-11-15

    <p>肋間開胸による低侵襲心臓手術 (MICS: Minimally InvasiveCardiac Surgery) が近年増加している.2018~2019年のJCVSDのデータによれば,僧帽弁手術の42.6%がMICSで実施されていた.MICSは整容性に優れるだけでなく,胸骨を切開しないため,退院後の運動制限がなく社会復帰が早いなど,多くの利点があるが,MICS特有の合併症など注意すべき点も…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • 猫の心筋症

    (監訳) 上地 正実, (著者) Kittleson Mark D, (著者) Côté Etienne 動物循環器病学会学術誌 6 (1), 1-19, 2023-04-01

    ...左心不全(肺水腫および/または胸水貯留)は、最も一般的にはX線写真で診断されるが、特にX線写真撮影のストレスを避けたい場合には、ポイントオブケア超音波検査やアミノ末端プロB型ナトリウム利尿ペプチド(NT- proBNP)バイオマーカー検査も有用である。...

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  • 多形紅斑を呈し,次世代シーケンサー解析で確定診断に至った日本紅斑熱の1例

    山本(前波) 真梨子, 福地 健祐, 丸山 千明, 糟谷 啓, 藤山 俊晴, 島内 隆寿, 伊藤 泰介, 蘇 泓如, 大橋 典男, 本田 哲也 日本皮膚科学会雑誌 133 (3), 473-480, 2023-03-20

    ...<p>57歳,男性.来院の6日前より,38度台の発熱と四肢・体幹部の多形紅斑様皮疹が出現し,当科を受診した.高CRP血症,D-dimerの上昇,肺水腫を伴っていた.血液培養検査は陰性で,ペア血清にて各種ウイルス抗体価上昇は認めなかったが,日本紅斑熱の特異的IgG抗体価の軽度上昇を認めた.一方,末梢血単核球のPCR検査では日本紅斑熱リケッチアは陰性であり,日本紅斑熱に特異的な刺し口や典型的な皮疹もなかった...

    DOI Web Site 医中誌

  • 僧帽弁位人工弁周囲逆流に対するVascular plug閉鎖半年後に発症した人工弁機能不全による高齢者心不全の1例

    熊澤 瑞希, 藤井 昭, 大谷 敬之, 橋本 那菜美, 新藤 諒真, 八木 郁子, 藤岡 将士, 城戸 信輔, 日浅 豪, 岡山 英樹, 鈴木 誠 心臓 55 (1), 87-92, 2023-01-15

    ...<p> 症例は急性肺水腫を繰り返す82歳の女性.67歳の時,大動脈弁と僧帽弁の連合弁膜症に対し機械弁置換術を施行されている.81歳,僧帽弁位機械弁の弁周囲逆流(PVL)による溶血性貧血が出現した.貧血の進行に伴い易疲労感ならびに軽労作での息切れの増悪を認めた.外科的再開胸手術の同意を得られず,82歳,X年2月,他院にてAmplatzer<sup>TM</sup> vascular plug(AVP)...

    DOI 医中誌

  • 生体肝移植後、特異的な合併症にて救命できなかった症例

    加藤 孝章, 小寺 由人, 平田 義弘, 有泉 俊一, 本田 五郎, 江川 裕人, 小木曽 智美, 谷合 麻紀子, 徳重 克年 移植 58 (Supplement), s326_1-s326_1, 2023

    ...病理解剖はアナフィラキシー反応で認められる広範な肺水腫の所見が顕著であり、非うっ血性肺水腫でI型アレルギーを疑う所見と診断。(結語)生体肝移植後、特異的な合併症にて救命できなかった症例を経験した。文献的考察を含め報告する。</p>...

    DOI 医中誌

  • 臨床に役立つ小児呼吸器超音波検査

    星野 雄介, 富所 由佳, 河野 達夫, 竹井 寛和 日本小児放射線学会雑誌 39 (2), 75-89, 2023

    ...sign,食道への誤挿管double tract signを参考にする.気胸のUSは広く普及し,lung slidingの消失,B lineの消失,lung pointの存在等を総合診断する.胸水検出能は高く,胸腔内の無エコー域として(膿胸は相対的高輝度域として)描出される.肺実質は壁側胸膜直下は直接観察可能で,肺炎,化膿症,腫瘍,奇形が診断可能である.B lineなどの間接所見により,細気管支炎や肺水腫...

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  • 肝・小腸異時移植を行うも救命できなかった進行性家族性肝内胆汁鬱滞症1型の1例

    柳 佑典, 出口 晴教, 中尾 俊雅, 兒玉 匡, 小峰 竜二, 清水 誠一, 内田 孟, 福田 晃也, 阪本 靖介, 山田 全毅, 新井 勝大, 笠原 群生 移植 58 (Supplement), s278_3-s278_3, 2023

    ...腎不全、肺水腫に至り透析導入。1年7ヶ月時膵仮性嚢胞感染を認め、ドレナージ術施行。敗血症、再度膵出血を認め多臓器不全進行し、小腸移植後1年9ヶ月で死亡した。【結語】PFIC1は肝・小腸移植を含め、多臓器移植の適応も考慮され得る。</p>...

    DOI 医中誌

  • 当院救命救急センターにおけるCOVID-19患者への リハビリテーションの経過報告

    矢次 彩, 西村 繁典, 仲村 佳彦, 鳩本 広樹, 四井 泰大, 石倉 宏恭, 鎌田 聡 九州理学療法士学術大会誌 2023 (0), 153-, 2023

    ...当院救命救急センターに受け入れられるCOVID-19患者の特徴は、主に重症のH型(肺水腫が進行し肺内含気が低下してコンプライアンスが低下するタイプ)が多く、人工呼吸管理のみでは抵抗性があるためECMO(extracorporeal membrane oxygenation:体外式膜型人工肺)の適応となりうる患者が多い。...

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  • ニロチニブによる慢性骨髄性白血病の分子遺伝学的寛解中に発症した急性単球性白血病(AMoL) の1 例

    池田 正俊, 右京 直哉, 髙橋 佑輔, 小谷 槙一, 丸山 亙, 大野 仁嗣, 赤坂 尚司 Tenri Medical Bulletin 25 (1), 76-77, 2022-12-25

    ...<p>【症例】70 歳男性.7 年前に慢性骨髄性白血病(CML)と診断された.ダサチニブで肺水腫をきたしたためニロチニブに変更したところ,BCR-ABL1<sup>IS </sup>は1 年後に0.0314%,3 年後に測定感度未満に低下した.遺伝性の溶血性貧血を合併していた.受診4 日前から倦怠感,食思不振を自覚,発熱と浮腫を伴うため救急外来を受診した.受診3 か月前のBCR-ABL1<sup...

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  • 臓器提供を見据えた患者管理

    前田 明倫, 土井 研人 日本集中治療医学会雑誌 29 (Supplement2), S34-S40, 2022-12-01

    ...その管理には,通常の集中治療の範疇で対応できる部分も多くあるが,脳死に至る際のカテコラミンサージやその後の神経原性肺水腫,そして尿崩症を含めた内分泌異常など,特有の生理学的変化への対応も求められる。...

    DOI Web Site 参考文献29件

  • 気管切開患者において離脱症候群が原因で陰圧性肺水腫を来した一例

    奥田 千愛, 内藤 祐介, 小川 裕貴, 位田 みつる, 甲谷 太一, 惠川 淳二, 川口 昌彦 蘇生 41 (2), 80-85, 2022-10-07

    ...第75 ICU病日に一般病棟へ転棟したが第76 ICU病日に陰圧性肺水腫を発症し集中治療室に再入室した。</p><p> 鎮静管理が長期となった小児患者において,離脱症候群から陰圧性肺水腫を生じた症例を経験した。メカニズムとして気道分泌物による物理的閉塞と,呼吸器非同調や吸気努力増加による機能的閉塞が考えられた。</p><p> 気管切開されていても陰圧性肺水腫の発生を考慮する必要がある。</p>...

    DOI 医中誌

  • 褐色細胞腫クリーゼによりたこつぼ心筋症を来した1例

    組橋 裕喜, 梶口 雅弘, 北原 太樹, 辻 太一, 新保 雄作, 藤井 亜弥, 浅野 喜澄, 原田 光徳, 杢野 晋司 日本内科学会雑誌 111 (6), 1170-1178, 2022-06-10

    ...<p>55歳女性.頻回嘔吐,意識障害で来院した.結腸炎で入院後,肺水腫を来たし,心エコー検査でたこつぼ様壁運動が確認された.各種検査より褐色細胞腫と診断し,褐色細胞腫クリーゼからたこつぼ心筋症を来たし,急性心不全に至ったと推測された.褐色細胞腫は多彩な臨床症状を呈し,診断に苦慮することが多い.特に誘引がない若年急性心不全,著明な高血圧を認めた場合は,本疾患を疑う必要がある.</p>...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献7件

  • 難治性の重症心不全で, バルサルバ洞動脈瘤破裂と診断された 1 例

    林 裕作 日本病院総合診療医学会雑誌 18 (1), 15-19, 2022-01-31

    ...胸部レントゲンにて急性肺水腫を認めた。非侵襲的陽圧呼吸(NPPV),ニトログリセリンの持続点滴など施行し,一旦心不全は軽快傾向となった。しかし第 10 病日より再び心不全が増悪し,高次病院へ転院となった。高次病院での心臓超音波検査および心臓カテーテル検査にて,バルサルバ洞動脈瘤破裂と診断され,瘤切除,パッチ閉鎖術が施行され,軽快退院となった。...

    DOI 医中誌

  • 肺移植後免疫抑制薬による腎機能障害とその治療戦略

    松田 安史, 金咲 芳郎, 石沢 久遠, 河合 宏, 鈴木 寛利, 樋田 泰浩, 岡田 克典, 星川 康 移植 57 (Supplement), s174_2-s174_2, 2022

    ...<b>結果)</b>1)肺移植後急性期に肺水腫や移植肺機能不全を予防・治療するために行われる持続血液濾過透析では、除水により腎血流を減少させるため腎機能障害が生じるが、肺障害回復後に血管内液体量を調整し腎機能を回復させる。...

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  • 臓器提供を見据えた集中治療管理

    土井 研人, 前田 明倫 移植 57 (Supplement), s186_1-s186_1, 2022

    ...その管理には、通常の集中治療の範疇で対応できる部分も多くあるが、脳死に至る際のカテコラミンサージやその後の神経原性肺水腫、そして尿崩症などを含めた内分泌異常など特有の生理学的変化に対する対応も求められる。...

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  • 救命センターまでの遠距離長時間の転院搬送に難渋した急性心筋梗塞の重症3症例

    佐藤 誠 日本農村医学会雑誌 70 (5), 498-503, 2022

    ...症例3は高度の肺水腫・低酸素血症を合併し用手的陽圧換気補助が必要であった症例。いずれも90分以上を要する遠距離長時間搬送においては,搬送中死亡もあり得る重症例であった。STEMIの死亡率減少のためには,医療資源に乏しい初期対応施設での困難な状況を理解し,安全な転院搬送も含め地域全体で診療体制を補強していくことが重要である。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献6件

  • 敗血症性急性呼吸窮迫症候群(ARDS)における肺水腫形成に寄与する血管透過性増大因子

    服部 貢士, 松田 直之, 服部 裕一 日本薬理学雑誌 157 (4), 226-231, 2022

    ...により,多くの分子の産生が転写段階で多彩に変化して病態形成に関与すると考えられていることから,敗血症病態修飾分子の発現を誘発するいくつかの転写因子を分子標的とした治療法に関して,新たな敗血症性ARDS発症予防の開発を模索していくうえで今後の研究の展開が待たれる.本稿では,敗血症性非心原性肺水腫に関わると考えられる血管透過性を増大させる因子について紹介し,敗血症性ARDSに対する新たな治療戦略における...

    DOI Web Site PubMed 参考文献33件

  • マージナルドナーをどう評価するか:当院の経験より

    此枝 千尋, 高田 潤一, 山口 美保, 山谷 昂史, 叢 岳, 中尾 啓太, 長野 匡晃, 川島 光明, 佐藤 雅昭, 中島 淳 移植 57 (Supplement), s210_1-s210_1, 2022

    ...一方、胸部X線異常を認めるドナーの場合、ドナーの原疾患、経時的なX線変化、体液バランスの推移、血液検査炎症反応の推移等から、X線異常の原因(神経原性肺水腫、胸水や受動無気肺、肺炎など)を考え、肺炎であれば改善傾向にあるか否かを検討する。その際ドナー年齢は重要な要素である。</p><p>まとめ:当院のマージナルドナー使用経験を踏まえ、グラフト肺評価について文献的考察を交えて報告する。</p>...

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  • calpain阻害薬による虚血再灌流肺傷害の抑制効果の検討

    松井 優紀, 狩野 孝, 福井 絵里子, 木村 亨, 大瀬 尚子, 舟木 壮一郎, 新谷 康 移植 57 (Supplement), s338_3-s338_3, 2022

    ...【結果】肺生理学的機能において,治療群は傷害群に比べ,動脈血酸素分圧,及び湿乾重比(肺水腫の指標)が有意に改善し(p=0.0009, p=0.0014),また病理所見で血管外への赤血球,好中球浸潤が治療群で改善していた(p=0.0406, p=0.0313).肺組織のwestern blotと蛍光免疫染色において治療群でnecroptosis経路の抑制を認め,炎症性サイトカイン評価では治療群のIL-...

    DOI 医中誌

  • 危機的出血時のクリオ/フィブリノゲン製剤による止血療法

    山本 晃士 日本輸血細胞治療学会誌 67 (6), 559-566, 2021-12-24

    ...ウージングが遷延している状況では,集中的な濃縮フィブリノゲンの迅速補充がもっとも重要な止血治療となる.クリオもしくはフィブリノゲン製剤の使用で3gほどの濃縮フィブリノゲンを投与することにより,フィブリノゲン値を200~250mg/d<i>l</i>以上まで上げれば止血が可能になると期待される.新鮮凍結血漿の大量投与では高度な低フィブリノゲン血症からの脱却は不可能であり,出血が遷延するばかりか重篤な肺水腫...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献36件

  • 緊急手術後にClinical Scenario 1心不全を発症し集中治療を要した急性虫垂炎の1例

    室谷 知孝, 山田 真規, 東出 靖弘, 益田 充, 宮本 匠 日本腹部救急医学会雑誌 41 (4), 289-292, 2021-07-31

    ...また血性泡沫状痰やX線検査で両側肺野に肺水腫を認めたことなどから,Clinical Scenario 1(以下,CS1)急性心不全に伴う電撃性肺水腫と診断し集中治療を行った。今回われわれは,術後疼痛のコントロール不良などが誘因となり,交感神経系が賦活化され後負荷が亢進したことでCS1心不全となった急性虫垂炎のまれな1例を経験したため報告する。</p>...

    DOI Web Site 医中誌

  • 急性呼吸窮迫症候群における生体の反応と治療方針

    小谷 透, 森 麻衣子 The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 58 (4), 352-356, 2021-04-18

    ...<p>急性呼吸窮迫症候群の主病態は,高度の炎症に伴い肺胞隔壁の透過性が亢進することによりもたらされる非心原性肺水腫である.外傷,熱傷,敗血症などの重症病態を背景疾患にもち,免疫応答により代謝変動をきたし,体内のあらゆる部位で蛋白,炭水化物,脂質の代謝に影響を及ぼす.中でも骨格筋の異化反応(破壊)は最も重要な代謝変動である.骨格筋の萎縮は,高齢者の感染症リスクの増加,入院期間の延長,死亡率と関連している...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献14件

  • 重症呼吸不全における人工呼吸器やECMO管理

    三好 祐輔, 瀬尾 龍太郎 The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 58 (4), 357-361, 2021-04-18

    ...<p>急性呼吸促迫症候群は何らかの侵襲の後に,肺に炎症が生じることで微小血管の透過性が亢進し肺水腫が起こる病態である.その結果,重症呼吸不全となりICUで人工呼吸管理が必要となることも多い.しかし,人工呼吸器管理そのものが人工呼吸器関連肺障害と呼ばれる病態を起こし得る.それを防ぐために肺保護換気戦略と呼ばれる,低用量換気と肺胞の虚脱を防止する適切な管理が必要となる.死亡率が高いと判断された場合,体外式膜型人工肺...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献11件

  • 診断に時間を要した高齢者の甲状腺クリーゼの1例

    桝田 志保, 吉田 守美子, 工藤 千晶, 辻本 賀美, 安井 沙耶, 遠藤 ふうり, 三井 由加里, 倉橋 清衛, 遠藤 逸朗, 轟 貴史, 安倍 正博 日本老年医学会雑誌 58 (1), 158-163, 2021-01-25

    ...悪化し,入院4日目にうっ血性心不全,頻脈性心房細動の診断で循環器内科において利尿薬を中心とした治療が開始された.入院7日目にFT4 9.95 ng/dL,FT3 >30 pg/mL,TSH <0.01 μU/mLとTSH抑制を伴う甲状腺ホルモン過剰が判明し,内分泌代謝内科へ紹介された.TRAb 22.6 IU/Lと上昇がありバセドウ病と診断するとともに,不穏,39℃の発熱,140回/分以上の頻脈,肺水腫...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献10件

  • 心タンポナーデを発症した再発性左心房破裂の犬に対して早期の僧帽弁修復術を実施した1例

    竹内 潤一郎, 高村 一樹, 田中 美穂, 黒河内 志穂, 上地 正実 動物循環器病学会学術誌 4 (2), 29-36, 2021-01-10

    ...各種検査にて肺水腫、心膜腔内貯留液、右心房の虚脱、心房心室内腔容積の減少を呈していた。また、過去の検査所見と比較して僧帽弁逆流が減少している事も認めた。以上の所見より、左心房破裂が原因により心タンポナーデに陥っていると判断し、内科治療を開始した。左心房破裂部位からの持続出血をまねく可能性を危惧し、心膜穿刺は行わなかった。...

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  • 神経原性肺水腫をきたした左内頸動脈閉塞症の1例

    木村 龍太郎, 坂本 悠記, 青木 淳哉, 片野 雄大, 西山 康裕, 木村 和美 臨床神経学 61 (1), 29-32, 2021

    ...に改善,第3病日には消失し呼吸状態も改善した.経胸壁心臓超音波,心電図では,心疾患はなく脳梗塞に伴い二次性に生じた神経原性肺水腫と診断した.本症例は左島皮質梗塞が神経原性肺水腫の引き金になったと考えられた....

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献10件

  • Massive perivillous fibrin depositionを呈し,胎児死亡に至るも母体救命しえた妊娠オウム病の1症例

    服部 葵, 吉田 彩, 奥 楓, 神谷 亮雄, 黒田 優美, 笠松 敦, 岡田 英孝 日本周産期・新生児医学会雑誌 57 (1), 140-145, 2021

    ...</p><p> 症例は31歳の3回経産婦の妊婦である.妊娠15週3日,発熱・頭痛・咳嗽を主訴に他医療機関を受診したが,症状が悪化し,妊娠17週2日,髄膜炎疑いで当院に救急搬送された.敗血症性DICを疑い,抗菌薬及び抗DIC治療を開始した.第2病日に胎児死亡を認め,母体は肺水腫による呼吸状態悪化のため,第3病日に気管挿管管理とし,同日陣痛誘発し分娩(死産)した.病原体を特定できず,胎児剖検でも異常は認...

    DOI 医中誌

  • 肺移植における術後早期栄養介入の試み

    池田 政樹, 中島 大輔, 大島 綾子, 大島 洋平, 栢分 秀直, 田中 里奈, 山田 義人, 豊 洋次郎, 大角 明宏, 濱路 政嗣, 芳川 豊史, 伊達 洋至 移植 56 (Supplement), s104-s104, 2021

    ...<p>背景:肺移植後の栄養管理では, 体外循環使用に伴う腸管浮腫, 誤嚥, 肺水腫に注意が必要で, 既存のプロトコルは無い. 今回プロトコルを作成, 導入したので, その成果を報告する.</p><p>対象と方法:2019年1月から2020年12月に当院で実施した18歳以上の肺移植43例を対象とした....

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  • 心不全患者に対するSGLT2阻害薬投与中のケトアシドーシス例についての検討

    鈴木 敦, 海老原 八重, 湯浅 綾乃, 菊池 規子, 中澤 まゆい, 山田 隆弘, 佐藤 加代子, 小林 浩子, 萩原 誠久 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 42 (0), 2-P-H-5-, 2021

    ...その後CK上昇、肺水腫、左室収縮能の低下を認め、心原性ショックと判断し、IMPELLA導入下で経皮的冠動脈形成術を行い、VA-ECMOも要した。集学的治療により1週間後にはECPELLAは離脱し、リハビリの後、生存退院となった。【結論】急激な糖尿病性アシドーシスの発症に、SGLT2阻害薬の関与も示唆された1例を経験した。...

    DOI 医中誌

  • 薬剤性肺炎の病態、診断、治療

    花岡 正幸 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 42 (0), 1-S05-1-, 2021

    ...鑑別診断としては、呼吸器感染症、既存の肺病変の悪化、および心原性肺水腫が重要である。</p><p>治療の原則は被疑薬の中止であり、重症度に応じてステロイド治療を考慮する。さらに、呼吸不全やDAD型肺障害を呈する症例は、ステロイドパルス療法を含めた集学的な治療が必要となる。予後は比較的良好であるが、一般的にDAD型肺障害は治療抵抗性で予後不良である。...

    DOI 医中誌

  • 携帯超音波を用いた肺point of care ultrasoundによる高齢者肺炎診断の有用性

    李 英伊, 孝田 雅彦, 下坂 拓矢, 佐々木 修一, 李 瑛, 紙本 美菜子, 井上 和興, 朴 大昊, 濱田 紀宏, 谷口 晋一 超音波医学 48 (2), 91-99, 2021

    ...<b>対象と方法</b>:対象は2019年1月1日より12月31日までに当院に入院し,肺炎が疑われる65歳以上の患者101例(平均年齢87.1歳,男性57例)である.携帯型超音波を用いて肺POCUSを施行し,血液検査,胸部CT,胸部X線による診断と比較した.肺POCUSによる肺炎診断はmultiple Bline(mBline)あるいはconsolidationを認めた場合とし,心原性肺水腫(心不全...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献15件

  • 短頭種気道症候群による陰圧性肺水腫を発症した犬の1例

    篠田 麻子, 新居 康行, 森田 智也, 上地 正実 動物循環器病学会学術誌 4 (1), 16-20, 2020-07-20

    ...臨床徴候としてはいびき、呼吸困難、咳、失神があげられ、そのほかに胸腔内圧の変化に伴い肺水腫や洞性不整脈が認められるとされている。今回、我々は一次診療施設から心原性肺水腫を疑い紹介来院した症例を短頭種気道症候群による陰圧性肺水腫と診断し、その症例が快方に向かったためにこれを報告する。</p>...

    DOI 医中誌

  • スクーバダイビングで急性呼吸不全をきたした浸水性肺水腫の1例

    武田 道寛, 西野 智哉, 滝沢 志絵, 櫻井 馨士, 若井 慎二郎, 守田 誠司, 中川 儀英, 猪口 貞樹 日本救急医学会関東地方会雑誌 41 (2), 326-328, 2020-03-31

    ...<p>浸水性肺水腫 (immersion pulmonary edema, 以下IPE) は, 本邦での報告例はいまだ少ないため認知度が低い。症例は既往のない50歳代女性で, 潜水中に呼吸困難を自覚し救急要請された。救急隊接触時の動脈血酸素飽和度は80% (室内気) であり, 来院時は両側肺野に水泡音を聴取し, 重度の低酸素血症と肺水腫を呈していた。...

    DOI 医中誌

  • リードレスペースメーカ植込みを契機にたこつぼ症候群を発症したと考えられる2症例

    石原 優, 外山 裕子, 宮井 翔平, 山田 桂嗣, 津島 翔, 宮崎 晋一郎, 寒川 睦子, 瀧波 裕之, 多田 典弘, 末澤 知聡, 松原 一志 心臓 52 (3), 313-319, 2020-03-15

    ...</p><p> 症例2:80歳代女性.完全房室ブロックによるうっ血性心不全で入院した.入院時に施行した心エコーでは,左室駆出率は60%で局所壁運動異常は認められなかった.一時的ペースメーカを留置し心不全加療を行ったのちに,リードレスペースメーカ植込みを施行した.術中はトラブルなく終了.植込み後2日目に肺水腫となり,呼吸状態が増悪した.心エコーで心尖部のバルーニングを認め,たこつぼ症候群様であった.植込...

    DOI 医中誌

  • pial arteriovenous fistulae(pial AVF)に伴い高心拍出性心不全をきたした1例

    小出 伸, 萱森 裕美, 柏村 健, 安藤 和弘, 長谷川 仁, 大久保 健志, 保屋野 真, 栁川 貴央, 小澤 拓也, 尾崎 和幸, 藤井 幸彦, 南野 徹 心臓 52 (3), 321-326, 2020-03-15

    ...<p> 症例は27歳女性.頭痛,嘔吐,意識障害のため入院し,pial arteriovenous fistulae(pial AVF;脳軟膜動静脈瘻)に伴うくも膜下出血が認められた.降圧薬使用下に経動脈的塞栓術を施行した後に肺水腫をきたし,利尿薬に加え人工呼吸管理を要した.神経原性肺水腫も考えられたが,心臓カテーテル検査を行うと心拍出量は熱希釈法で14.55 L/分,平均肺動脈楔入圧は17 mmHg...

    DOI 医中誌

  • 乳児早期発症し,剖検で確定診断した肺静脈閉塞症の1例

    杉野 充伸, 森田 理沙, 浦山 耕太郎, 岩朝 徹, 田原 昌博 Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery 36 (1), 65-71, 2020-03-01

    ...を繰り返した.1歳0か月から急速に右心不全が進行し1歳2か月で永眠した.剖検肺病理で肺小静脈内膜肥厚による肺静脈閉塞および肺胞毛細管の増生を認め,PVODと判明した.一方高度な肺小動脈病変(Heath–Edwards 4度)も認めた.肺血管拡張薬により繰り返す肺水腫をきたす場合はPVODを鑑別に挙げ,肺移植を含めた治療戦略を考えるべきである....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献15件

  • III.心不全の治療 1.急性心不全

    木田 圭亮 日本内科学会雑誌 109 (2), 199-206, 2020-02-10

    ...<p>急性心不全の治療において,時間軸という概念が強調され,急性心不全の初期対応は,フローチャートに準じて早期に治療介入することが重要である.また,初期対応と共に,急性心原性肺水腫では血管拡張薬,体液貯留では利尿薬,低心拍出・低灌流では強心薬等病態に合わせた薬物治療を同時に行い,さらには,非薬物療法としての人工呼吸管理や心臓リハビリテーションまで多職種による心不全チームでの介入を行う.</p>...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献4件

  • 腎移植は低心機能患者にどこまで対応できるか?

    鑪野 秀一 移植 55 (Supplement), 303_1-303_1, 2020

    ...術後はボリュームビューで循環・呼吸を管理することで肺水腫を回避しつつ最大限の補液を行い、ノルアドレナリン中止が可能となった。術後14日目に透析を離脱、術後1年目でCr 2.1mg/dlで外来フォロー中である。【結語】低心機能患者でも腎移植は可能であるが、低血圧を伴う場合は、麻酔導入時や周術期は極めてリスクが高い。...

    DOI 医中誌

  • A群レンサ球菌簡易検査が陰性であったが劇症型A群レンサ球菌感染症「分娩型」として加療し母児共に救命できた1例

    村田 亘, 小松 玲奈, 前田 雄岳, 山下 有加, 西 健, 安藤 智, 近藤 哲郎, 大槻 克文 日本周産期・新生児医学会雑誌 56 (3), 501-506, 2020

    ....妊娠31週4日,発熱,子宮収縮と性器出血を主訴に来院.血圧82/52mmHg,脈拍90回/分,咽頭A群レンサ球菌(GAS:Group A Streptococcus)迅速抗原検査は陰性.胎児心拍数モニタリングにて頻脈と遅発一過性徐脈を認め,常位胎盤早期剥離疑いで緊急帝王切開術を施行し,2,238gの男児を娩出.術中より輸血,抗DIC療法を継続したが,術後1時間後に血圧低下,頻脈と呼吸不全が出現し肺水腫...

    DOI 医中誌

  • 重症ARDSをきたしVVA-ECMOで救命しえた向精神薬および交感神経刺激薬過量服薬の1例

    吉田 徹, 堤 健, 栗栖 美由希, 岩井 俊介, 三上 翔平, 吉田 稔, 若竹 春明, 北野 夕佳, 桝井 良裕, 藤谷 茂樹, 平 泰彦 日本救急医学会関東地方会雑誌 40 (3), 221-225, 2019-12-31

    ...入院後に低酸素血症出現, 胸部単純X線で肺水腫の所見を認めた。人工呼吸管理を施行するも心停止し, VA-ECMOを導入した。頭部・上肢の酸素化不良に対しVVA-ECMOとした。第6病日にVVA-ECMOを離脱, 第32病日に転院した。【考察・結語】本症例は, ARDSから心停止, VVA-ECMOを必要とした。...

    DOI 医中誌

  • 犬の咽頭気道閉塞症候群と定義した89例の後向き研究

    城下 幸仁, 稲葉 健一, 布川 智範, 田畑 達彦, 山下 智之, 飯野 亮太 動物臨床医学 28 (3), 93-99, 2019-09-25

    ...一方,20例で睡眠時無呼吸や非心原性肺水腫を合併し,特に後者では60日生存率が66.7%と経過不良であった。早期に本疾患を認識し,肥満犬には減量を強く指示すべきである。</p>...

    DOI Web Site 医中誌

  • 〈一般演題抄録〉死後内視鏡(PME:Post Mortem Endoscopy)第2報

    町田 光司, 長谷川 範幸, 高橋 識志 弘前医学 69 (1-4), 207-, 2019-03-15

    ...尚、肺水腫の診断についてPMEはCTよりも優れており、PMEによって 肺水腫が明らかでない場合は糖尿病性ケトーシスや低体温等の疾患も念頭に置くべきと考えられた。また、最近、老人施設等での誤應症例についてもPME による気道閉塞の確認が極めて有用であった。...

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか1件

  • 高度弁逆流に冠動脈塞栓を併発し,術直前に心原性ショックをきたした感染性心内膜炎の1手術例

    日野 阿斗務, 細田 進, 勝部 健, 椎川 彰 日本心臓血管外科学会雑誌 48 (1), 47-50, 2019-01-15

    ...とした.全身麻酔導入後,カテコラミン不応の著明な血圧低下を認め,持続性心室頻拍へ移行し,ショック状態に陥った.電気的除細動無効のため,胸骨圧迫を開始し,急遽経皮的心肺補助装置を装着した.血行動態安定後,手術を開始した.術中所見では,大動脈弁,僧帽弁および左房壁に疣贅の付着と僧帽弁後尖の広範囲の腱索断裂を認めた.疣贅郭清後,僧帽弁および大動脈弁置換術,および三尖弁形成術を施行し,手術を終了した.術後高度肺水腫...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献11件

  • 呼吸障害を持つこどもの理学療法

    稲員 惠美 理学療法学Supplement 46S1 (0), J-25-J-25, 2019

    ...</p><p> セミナーでは小児呼吸障害の特徴的な症状として①上気道の問題:狭窄と喉頭貯留,②下気道:気管(支)軟化症,末梢気管支の肥厚・攣縮及び分泌物貯留,③肺容量:胸郭と肺の拡張能と弾性収縮力,④拡散能:肺血流(流量と速度),肺水腫(肺胞性と間質性),⑤ポンプ機能(呼吸中枢や筋力)を胸部レントゲン所見,血ガス値,換気量,EtCO2,呼吸パターンと聴診音などを手掛かりに呼吸障害の病態を整理し,臨床推論...

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  • P-1-03 難治性浮腫を契機に肺血栓塞栓症の診断に至った重症心身障害者の1例

    玉田 智子 日本重症心身障害学会誌 44 (2), 422-422, 2019

    ...治療中より全身の浮腫・肺水腫を認め、利尿剤を使用しレントゲン上では肺水腫は改善したが浮腫は治療抵抗性であった。心エコーでは右心負荷所見を認めていた。誤嚥性肺炎発症から3か月後に造影CT撮影したところ右肺動脈主幹部に血栓(3.8cm*1.4cm*1.2cm)を認めた。D-dimerは 6.4μg/mlと上昇していた。...

    DOI 医中誌

  • 【投稿/症例報告】両側肺野にすりガラス陰影が出現し肺水腫との鑑別を要した異所性肺石灰化症の1例

    二ノ丸 平, 島田 天美子, 岩本 夏彦, 藤本 昌大, 髙宮 麗, 川口 亜記, 池田 美穂, 畠山 由記久, 岡村 佳代子, 吉村 将, 大西 尚 呼吸臨床 3 (6), n/a-, 2019

    ...下腿の浮腫があり,肺水腫を疑い,透析でドライウェイトを調整したが,画像の有意な改善は得られなかった。胸部CTで異所性肺石灰化症を疑い,経気管支肺生検で肺胞中隔にカルシウムの沈着が確認され,異所性肺石灰化症と診断した。透析患者において,胸部CTで両側肺野にすりガラス状陰影が出現した場合に,異所性肺石灰化症を鑑別として挙げる必要がある。...

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  • 危険な次亜塩素酸ナトリウムと適切な消毒

    大谷 修 敬心・研究ジャーナル 3 (1), 1-7, 2019

    ...塩素ガスを吸引すると、肺水腫などの重篤な呼吸器障害を生じる。レジオネラ感染を予防する目的で温泉水に次亜塩素酸ナトリウムを加えても窒素化合物と反応してクロラミンを生じるので殺菌効果が小さい。塩素処理したスイミングプールにおいても喘息等を発症するリスクが高まり、アレルギー疾患を増悪する。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 左前大静脈遺残が僧帽弁修復術後に及ぼす影響

    水越 崇博, 水野 壮司, 水野 祐, 原田 佳代子, 沢田 保, 竹内 潤一郎, 内田 周平, 髙橋 新音, 篠田 麻子, 上地 正実 動物循環器病学会学術誌 2 (2), 18-24, 2018-12-30

    ...右心負荷軽減の目的でシルデナフィルおよび利尿薬の投与を行ったが右心負荷は改善せず、肺水腫を伴う重度の呼吸困難と低体温を呈していたため術後13 日目に安楽死となった。</p><p>僧帽弁修復術を行うにあたりPLCVC 単独の症例では遺残血管に対する処置が必要となることは少ない。...

    DOI 医中誌

  • 緊急帝王切開の直後に心原性肺水腫をきたした1例

    木村 利恵, 菅野 敬之, 木村 悠香, 鵜澤 將, 甲田 賢一郎, 北村 享之 日本臨床麻酔学会誌 38 (7), 748-752, 2018-11-15

    ...での心原性肺水腫の原因として塩酸リトドリンの関与が想定されるが,周産期の心原性肺水腫という観点からは産褥期心筋症も否定できない.帝王切開術直後の肺水腫発症機序に関して文献的考察を含めて報告する....

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  • 術後に肺水腫を生じた駆出率の保たれた心不全の1症例

    若林 諒, 小平 智文, 城下 裕子, 大塚 仁美, 馬場 浩介, 菱沼 典正 Cardiovascular Anesthesia 22 (1), 145-149, 2018-08-01

    ...</p><p> HFpEF患者は,心不全症状がない場合でも心負荷増大により急激に肺水腫を生じうる。HFpEFを疑う場合,詳細な術前評価や容量過負荷に対する術前治療を考慮し,適切なモニタリング下に周術期管理を行うことが肺水腫の予防に重要である。</p>...

    DOI Web Site 医中誌

  • 人工弁置換術中に術野貯留血による肺の圧迫虚脱解除から再膨張性肺水腫を来した一例

    杉本 健三郎, 門崎 衛, 永川 敦士, 時任 利奈, 竹内 護 Cardiovascular Anesthesia 22 (1), 119-122, 2018-08-01

    ...<p> 低侵襲心臓手術以外の開心術において,再膨張性肺水腫の発症は稀である。我々は人工弁置換術中に,術野貯留血による肺の圧迫虚脱の解除から再膨張性肺水腫を来した症例を経験した。術前から長期の肺高血圧が存在する患者では再膨張性肺水腫の危険性を念頭に置いて,術者および臨床工学技士と共にその予防に努めるべきである。</p>...

    DOI Web Site 医中誌

  • 全身状態不良患者の制御困難な喀血に対してEndobronchial Watanabe Spigotによる気管支充填術が有効であった2例

    酒寄 雅史, 石綿 司, 寺田 二郎, 勝俣 雄介, 島田 絢子, 安部 光洋, 川田 奈緒子, 津島 健司, 巽 浩一郎 気管支学 40 (4), 326-331, 2018-07-25

    ...</b>73歳男性.虚血性心疾患による肺水腫,急性呼吸不全に対して気管挿管,経皮的冠動脈形成術を施行後,大量の喀血を認め気管支鏡下にトロンビン散布を試みるも無効であった.2症例とも全身状態不良であることから気管支動脈塞栓術の適応外と判断し,EWSを用いて気管支充填術を施行したところ,合併症を生じることなく止血に成功した.<b>結語....

    DOI 医中誌

  • 重症肺炎に併発した対側緊張性気胸ドレナージ後の再膨張性肺水腫をECMOで救命し得た1例

    野亦 悠史, 伊藤 志門, 西村 正士, 福井 高幸 日本呼吸器外科学会雑誌 32 (5), 568-572, 2018-07-15

    ...<p>症例は42歳男性,左重症肺炎に合併した右緊張性気胸を発症し,急性呼吸不全にて当院へ救急搬送された.ただちに右胸腔ドレナージを施行して右肺の拡張が得られ,一旦呼吸状態は改善した.しかしその約2時間後,再膨張性肺水腫を発症し,急速に呼吸不全が悪化,ショック状態となったため,Veno-venous extracorporeal membrane oxygenation(V-V ECMO)を導入した....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献5件

  • 甲状腺手術野で局所散布したアドレナリンによる循環動態への影響と血中濃度の推移

    末竹 荘八郎, 渡邊 至 日本臨床麻酔学会誌 38 (4), 434-437, 2018-07-15

    ...<p>アドレナリンは手術において,止血による術野確保を目的として,広く使用されている.しかし,不整脈や一過性の頻脈,高血圧,肺水腫,心筋症をきたすなど,さまざまな合併症が報告されている.今回,甲状腺手術において,間欠的な希釈アドレナリン液の術野散布および浸透ガーゼを用いた圧迫止血が行われた症例において,術中の循環動態およびアドレナリンの血中濃度の推移を測定した.術野での局所散布使用であっても,循環動態...

    DOI Web Site 医中誌

  • 対角枝一枝閉塞の心筋梗塞で前乳頭筋断裂に至った1例

    奥山 由美, 眞野 恵範, 助川 博章, 山岸 民治, 大木 貴博, 北岡 壮太郎, 森 光晴, 申 範圭 心臓 50 (2), 180-186, 2018-02-15

    ...sub>誘導に異常Q波とST上昇を認めた.両側肺野に異常音を聴取しなかった.経胸壁心エコー図では前壁対角枝領域に限局した壁運動低下,僧帽弁前尖に付着する腫瘤,前尖の逸脱,および重度僧帽弁逆流を認め,乳頭筋断裂を合併した亜急性心筋梗塞と考えた.冠動脈造影にて#7に90%狭窄,#9に100%閉塞を認め,左室造影にて重度僧帽弁逆流を確認した.外科的治療の方針となったが,手術待機中に突然に血行動態が破綻し急性肺水腫...

    DOI 医中誌

  • 術前囊胞内吸引療法を実施した高度無気肺を伴う巨大気腫性肺囊胞の1例

    尾田 一之, 早川 正宣 日本呼吸器外科学会雑誌 32 (1), 57-63, 2018

    ...<p>症例は32歳,男性.無症状であったが検診の胸部レントゲンで左気胸が疑われ当院を紹介された.胸部CTでは左胸腔全体を占拠する巨大気腫性肺囊胞を認め,残存肺は圧排され完全な無気肺となっていた.この無気肺が再膨張し呼吸機能が改善するか,再膨張した肺実質に器質的な異常が無いかを術前に評価するとともに,再膨張性肺水腫などの周術期合併症に注意する必要があった.そこで7Frの細径バルーンチューブを使用して術前囊胞内吸引療法...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献6件

  • 確定診断のための生検術後に長期間呼吸管理を要した縦隔リンパ管腫症の1例

    河野 裕美, 白水 和宏, 宗崎 良太, 辛島 裕士, 田口 智章, 外 須美夫 日本臨床麻酔学会誌 38 (1), 30-35, 2018

    ...<p>縦隔リンパ管腫症が疑われ,全身麻酔下に生検術を予定された21歳の女性.両側に多量の胸水を認め,再膨張性肺水腫を防ぐため術前に複数回に分けて胸腔ドレナージを行い,術中は呼吸状態の悪化を認めず管理できた.しかし,術後再度胸水貯留を認め,酸素化の維持に難渋し長期呼吸管理を要した.術中・術直後に呼吸障害を認めなくても,胸水貯留を伴うリンパ管腫症は術後に呼吸障害をきたす可能性が高いため,術前の計画と術後...

    DOI Web Site 医中誌

  • 低侵襲心臓手術術後の肺酸素化能障害

    妙中 浩紀, 入嵩西 毅, 堀口 佑, 内山 昭則, 藤野 裕士 日本集中治療医学会雑誌 25 (2), 134-137, 2018

    ...【背景】分離肺換気を用いる低侵襲心臓手術(minimally invasive cardiac surgery, MICS)では,再膨張性肺水腫(re-expansion pulmonary edema, RPE)をはじめとした酸素化障害がしばしば発生する。当施設でMICS後の酸素化障害の発生関連因子を検討した。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献8件

  • Bラインを用いたpoint-of-care超音波による心原性肺水腫の評価

    亀田 徹, 小林 英夫, 山田 博胤, 谷口 信行 超音波医学 45 (2), 125-135, 2018

    ...Point-of-care超音波では,胸膜ラインから深部に向かって減衰することなく伸びる線状のアーチファクトは「Bライン」と呼称され,肺水腫や炎症性疾患で顕在化する.近年Bラインを用いた肺超音波の診断能について検討した前向き臨床研究が数多く報告され,Bラインは心原性肺水腫の診断に役立つことが明らかになった.肺超音波は,病院前救急や救急室における心原性肺水腫の迅速な診断,集中治療室や一般病棟におけるモニタリング...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献61件

  • BS-1 外科領域におけるアルブミン製剤の適正使用に向けて

    浦川 真哉, 宮崎 安弘, 田中 晃司, 牧野 知紀, 髙橋 剛, 黒川 幸典, 山崎 誠, 森 正樹, 土岐 祐一郎 外科と代謝・栄養 52 (3), 61-61, 2018

    ...しかし推奨度は低いものの、「アルブミン製剤が低蛋白血症に伴う肺水腫を改善」し、「血行動態不全に伴う合併症を改善する」といった内容も記載されている。実際、心臓血管外科領域においては、術前にアルブミン製剤を投与することが、術後急性腎不全の予防につながるとも報告されている。...

    DOI Web Site 医中誌

  • O-1-H01 入院中の重症心身障害児者の急性増悪時における当院と近隣病院の小児救急専門チームとの連携

    佐々木 彩恵子, 熊田 知浩, 林 安里, 森未 央子, 藤井 達哉 日本重症心身障害学会誌 43 (2), 269-269, 2018

    ...入院翌日に肺水腫により急性呼吸不全となり気管内挿管を行ったが、呼吸器では換気できず高圧の用手換気を継続しなければ有効換気ができない状態であった。この時点で提携救急救命センターの小児部門に連絡し1時間後に2名の医師が病棟に到着し、彼らの指示のもと患者が搬送に耐えられえるように状態の安定化を図った後、県下の大学病院の小児集中治療室にすみやかに搬送ができた。...

    DOI 医中誌

  • 重症急性心原性肺水腫に対する救急外来からの非侵襲的換気法(NIV)導入効果の検討

    葛西, 毅彦, 武山, 佳洋, 平山, 傑, 坂脇, 園子, 坂脇, 英志, 小黒, 武雄, 北村, 裕之, 笹岡, 悠太, 野田, 昇宏, 山岡, 歩, 山口, 智佳, 上村, 修二, 成松, 英 函館医学誌 = Hakodate medical journal 41 (1), 6-9, 2017-10-31

    ...しかし,高濃度酸素投与や補助換気を必要としながら救急搬送となった重症急性心原性肺水腫症例のみを対象とした研究は少なく,そのような症例の救急外来からのNIV 施行による治療効果は明らかでない。当院では,2010年9月より救急外来でのNIV 導入を積極的に行なっている。今回,当院に救急搬送された重症急性心原性肺水腫において,救急外来におけるNIV導入がどのような効果をもたらしたか検討した。...

    機関リポジトリ 医中誌

  • 産業保健におけるカドミウム中毒

    堀口 兵剛 産業医学レビュー 30 (1), 1-17, 2017-05-01

    ...カドミウムの急性吸入曝露により肺水腫や間質性肺炎が惹起されて死亡する危険性もあり、回復後には肺線維症が続発する。慢性吸入曝露の健康影響には、肺への局所傷害としては肺気腫、全身影響としては腎臓近位尿細管障害、骨軟化症、溶血性・鉄欠乏性貧血、歯牙の黄色環等がある。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 高山病をどう回避するか

    村上 宣寛 富山大学人間発達科学部紀要 = Memoirs of the Faculty of Human Development University of Toyama 11 (2), 119-128, 2017-03-15

    ...急性高山病が重篤化すると高所脳浮腫や高所肺水腫になる。急性高山病の場合は症状の進展を確認してよいが,高所脳浮腫や高所肺水腫の場合はただちに下山する。急性高山病を避けるには,標高2,500~2,800メーターへの移動に二日以上かけるとよい。急性高山病の予防・治療薬としてアセタゾラミドやデキサメタゾンがある。比較的安全な代替薬では非ステロイド系消炎剤がある。...

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか1件

  • アカクラゲ刺傷により高血圧性脳症を呈した5歳男児例

    谷内, 裕輔 金沢大学十全医学会雑誌 = Journal of the Juzen Medical Society 126 (1), 2-7, 2017-03-01

    ...クラゲ刺傷は,アカクラゲ刺傷で見られる局所症状を主症状とする軽症例から,イルカンジクラゲ刺傷のように著明な高血圧や肺水腫をきたす致死的重症例まで様々である.今回,アカクラゲ刺傷後に高血圧性脳症による意識障害を呈した重症アカクラゲ刺傷症例を経験した.クラゲ刺傷は,触手に存在する無数の刺胞から刺糸が射出し生体内にクラゲ毒を注入することで発症する.アカクラゲの刺糸は短いため,毒素が全身に拡散されず局所症状...

    機関リポジトリ Web Site 医中誌

  • 重症卵巣過剰刺激症候群に卵巣破裂を合併し開腹止血術を要した1例

    尹 純奈, 福田 綾, 福岡 寛子, 坪内 弘明, 大八木 知史, 和田 あずさ, 梅澤 奈穂, 筒井 建紀 産婦人科の進歩 69 (2), 100-106, 2017

    ...1500 ml 採取した.その後ヘモグロビン 6.1 g/dl とさらに低下したため,持続的な腹腔内出血を疑い,輸血を開始した.同時に出血部位同定のため腹部造影 CTを行い,20 cm大に腫大した左卵巣より活動性の出血を示唆する所見を認めたため,卵巣破裂の診断の下,緊急開腹術を実施した.開腹時,腫大した左卵巣の一部が破裂し静脈性の出血を認めたため同部位を止血した.術後全身管理目的に ICU 入室した.肺水腫...

    DOI Web Site 医中誌

  • 脳卒中患者における気管切開後の臨床経過

    宇渡 竜太郎 理学療法学Supplement 2016 (0), 0802-, 2017

    ...気管切開に至った背景は,症例A・Bが発症直後からの意識レベル低下,症例Cは神経原性肺水腫による低酸素血症によるものであった。3症例ともに当院入院時は,酸素療法は必要なく室内気での管理,単管式の気管切開チューブ管理であった。...

    DOI

  • 全身麻酔下歯科治療の抜管後に陰圧性肺水腫を引き起こした10p-症候群患者の1例

    原野 望, 左合 徹平, 茂山 幸代, 梶田 美香, 椎葉 俊司, 渡邉 誠之 日本障害者歯科学会雑誌 38 (1), 24-29, 2017

    ...<p>陰圧性肺水腫は上気道閉塞に由来し,解除後に急激に発症する.今回,日帰り全身麻酔下歯科治療の抜管後に陰圧性肺水腫を経験したため報告する.</p><p>患者は20歳男性.10p-症候群による知的能力障害,てんかん,僧帽弁閉鎖不全症を有していた.全顎的なう蝕のため,全身麻酔下歯科治療を計画した....

    DOI 医中誌

  • 超巨大卵巣腫瘍摘出術の麻酔管理

    山口 智子, 山口 昌一, 後迫 江理奈, 小林 充, 高橋 浩 日本臨床麻酔学会誌 37 (5), 606-610, 2017

    ...・循環管理に注意を要し,腫瘍が大きいほどその管理に難渋する.今回,われわれは腫瘍重量約70kgの超巨大卵巣腫瘍摘出術の麻酔管理を経験した.症例は37歳女性,左卵巣摘出術の既往があった.入院時,貧血,酸素飽和度(SpO<sub>2</sub>)の低下と軽度の拘束性換気障害以外に大きな合併症はなかったが,腹囲が大きすぎるためMRI等の術前検査を十分に行うことができなかった.導入時の低酸素血症と再膨張性肺水腫...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献2件

  • 急性呼吸窮迫症候群の病態・治療の最前線

    田坂 定智 日本内科学会雑誌 106 (1), 114-119, 2017

    ...<p>急性呼吸窮迫症候群(acute respiratory distress syndrome:ARDS)は,肺胞・毛細管関門に対する炎症性傷害により透過性亢進型の肺水腫像を呈し,重篤な呼吸不全に至る病態である.近年の病態研究から,ARDSの発症には自然免疫反応が重要な役割を果たしており,病原微生物由来の外因性物質や組織傷害で生じた内因性物質を認識して炎症を惹起する.副腎皮質ステロイドをはじめ,生命予後...

    DOI Web Site 参考文献18件

  • 脳卒中に伴う肺水腫急性期に五苓散が奏功した3例

    村岡 尚, 西川 明宏, 中村 裕一 脳神経外科と漢方 2 (1), 63-66, 2016-09-30

    ...今回,脳卒中で入院加療中に心不全や肺炎などを併発し,急性の肺水腫をきたした患者に対して五苓散を投与した。3症例とも血圧降下なく利水効果が得られ,肺水腫が改善した。肺水腫の急性期に対して五苓散が奏功したが,五苓散の投与量や投与期間には上限がなく,副作用に注意しながら慎重に投与する必要があると考えられた。</p>...

    DOI Web Site 医中誌

  • 急性呼吸促迫症候群(ARDS)の治療戦略

    藤島 清太郎 日本急性血液浄化学会雑誌 7 (1), 10-12, 2016-06-01

    ...<p>急性呼吸促迫症候群(Acute respiratory distress syndrome:ARDS)は,種々の原因や基礎傷病に続発して急性に発症する低酸素血症で,胸部X線上両側肺野に浸潤影を認め,かつ心不全,腎不全,過剰輸液などによる静水圧性肺水腫のみでは説明できない病態として診断される。2012年には新たなBerlin定義が公表された。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 周産期心筋症の1例

    高橋, 純一, 東谷, 典史, 川田, 泰正, 竹中, 奈苗, 近藤, 史明 高知赤十字病院医学雑誌 20 (1), 41-44, 2016-03-31

    ...心電図は洞性頻脈、胸部X線にて心拡大および肺水腫、胸水貯留を認めた。心エコー検査では中等度の左室収縮機能障害を示し、心疾患の既往はなかったため、発症経過から周産期心筋症と診断した。うっ血性心不全に対して血管拡張剤、利尿剤による治療を行ない、心不全は軽快し、徐々に心機能の改善を認めた。周産期心筋症の治療、予後について文献的考察を交えて報告する。(著者抄録)...

    機関リポジトリ 医中誌

  • 双胎妊娠により片側性肺水腫をきたした1例

    須藤 麻貴子, 片岡 俊哉, 大平 奈緒, 小澤 牧人, 田中 康史, 松本 大典, 米田 直人, 高石 博史, 陌間 亮一, 丸尾 伸之 心臓 48 (9), 1050-1054, 2016

    ...周産期の肺水腫発症は全妊娠中の0.05~0.5%と稀だが, 妊娠高血圧症や双胎妊娠, 子宮収縮抑制薬投与例では発症率が増加すると報告されている. 本症例では, 僧帽弁後交連部の結合織の脆弱性を背景にして, 圧・容量負荷の増大により偏位の強い逆流を生じ片側性肺水腫をきたしたものと推察する. 本症例を通じ周産期の循環動態の変化について文献的考察を加え報告する.</p>...

    DOI 医中誌

  • ステロイド投与を契機に重症糞線虫症を合併した2型糖尿病患者の1例

    湧田 健一郎, 前川 陽子, 渡辺 蔵人, 神谷 乗史, 屋良 朝博, 城間 勲 糖尿病 59 (5), 369-375, 2016

    ...と診断し,抗菌薬の変更,非侵襲的陽圧換気も開始した.本例の抗<i>HTLV-1</i>抗体は陽性であり,イベルメクチン14日間連日投与で糞線虫は陰性化し,約60日間かけて意識状態,呼吸状態も改善を認めた.本例は抗<i>HTLV-1</i>抗体陽性2型糖尿病患者がステロイド投与を契機に糖尿病性ケトアシドーシス,細菌性髄膜炎,非心原性肺水腫を伴った重症糞線虫症を発症し,イベルメクチン連日投与により救命し...

    DOI 医中誌

  • 感染症突然死防止に向けての法医学的検討

    米山 裕子, 佐藤 啓造, 九島 巳樹, 栗原 竜也, 藤城 雅也, 水野 駿, 金 成彌, 佐藤 淳一, 根本 紀子, 李 暁鵬, 福地 麗, 澤口 聡子 昭和学士会雑誌 76 (3), 326-339, 2016

    ...15,心臓44/45),心筋内線維化巣 (感染症4/15,心臓37/45),肺門リンパ節腫脹 (感染症13/15,心臓10/45),諸臓器うっ血 (感染症6/15,心臓36/45),胆嚢膨隆 (感染症11/15,心臓15/45),胃内空虚 (感染症11/15,心臓16/45),感染脾 (感染症8/15,心臓1/45)が抽出された.有意差がなかった項目は,肥満,死斑の程度,諸臓器溢血点,卵円孔開存,肺水腫...

    DOI 機関リポジトリ Web Site ほか1件

  • 左心室駆出率が保たれた周産期肺水腫症例と周産期心筋症症例の検討

    久馬 理史, 松本 環, 西里 仁男, 占部 和之, 西村 光弘 心臓 48 (2), 152-157, 2016

    ...左心室駆出率が保たれた (preserved ejection fraction ; pEF) 周産期肺水腫と従来の定義の周産期心筋症の当院における発症状況と臨床背景について比較検討した. </p><p> 結果 : 当院ではこの10年 (7522分娩) で, pEF周産期肺水腫7例と周産期心筋症5例の発症を認めた....

    DOI 医中誌

  • HELLP症候群に合併した肝梗塞の1例

    留野 渉, 川村 允力, 藤田 浩司, 今城 健人, 馬渡 弘典, 米田 正人, 藤川 博敏, 中島 淳, 斉藤 聡 肝臓 57 (7), 334-344, 2016

    ...<p>症例は35歳の女性.妊娠高血圧症候群の治療中に肝酵素とLDHの上昇,血小板減少を認めHELLP症候群と診断され,妊娠28週1日に緊急帝王切開を行った.分娩後も肝酵素上昇が持続,増悪するため術翌日に当科紹介受診となった.造影CTで肝右葉S6~S8の造影効果がほぼ消失し,門脈P6~P8の途絶を認め門脈血栓症による広汎な肝右葉梗塞と診断した.術後4~6日目に3日間連続して血漿交換を施行した.両側肺水腫...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献21件

  • 加重型妊娠高血圧腎症と重症胎児発育不全を合併したhyperreactio luteinalisの1例

    太田 沙緒里, 林 篤史, 岡本 敦子, 佐野 匠, 神吉 一良, 鈴木 裕介, 藤田 太輔, 寺井 義人, 大道 正英 産婦人科の進歩 68 (2), 106-111, 2016

    ...絨毛性疾患にみられるほか,多胎妊娠や正常単胎妊娠にもみられることがある.症例は45歳,3経妊0経産の女性で,本態性高血圧合併妊娠の診断で,当科を紹介受診した.妊娠19週時に両側卵巣の多房性腫大を認め,血中hCG値は583153 IU/Lと高値であり,MRI検査等からHLと診断した.また児の予想体重は171g (-2.0SD)であり,胎児発育不全と診断した.妊娠21週時に高血圧性心肥大による心不全および肺水腫...

    DOI Web Site 医中誌

  • 呼吸器超音波法 ―体表からのアプローチ―

    浜崎 直樹, 今井 照彦, 鴻池 義純, 平井 都始子, 木村 弘 超音波医学 43 (1), 15-32, 2016

    ...呼吸器領域に対する超音波の臨床応用は1970年代後半よりBモード法で始まった.超音波Bモード法は胸壁病変,肋骨病変,胸膜病変や胸水,胸膜に接する肺内病変(胸膜下病変),肺癌の胸膜進展,縦隔病変の診断や評価,超音波誘導下穿刺や気管支鏡検査の支援などに有用である.最近麻酔や救急領域で気胸や肺水腫など緊急性の高い疾患に超音波検査が臨床応用されその有用性が注目されている.胸膜に接する肺内病変の診断はBモード...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献11件

  • ボリュームビューカテーテルを用いて麻酔管理した褐色細胞腫の一例

    水野 優美, 小柴 真一, 森川 洋平, 田畑 麻里 Cardiovascular Anesthesia 20 (1), 53-57, 2016

    ...急激な血圧上昇や頻脈のみならず肺水腫に至る例もあり,循環血液量に加え肺内水分量の把握が求められる。今回,褐色細胞腫摘出術にボリュームビューカテーテルを使用し,肺血管外水分量係数(ELWI : Extra Vascular Lung Water Index)や全拡張終期容量係数(GEDI : Global End Diastolic Volume Index)等を測定した。...

    DOI Web Site 医中誌

  • Extracorporeal membrane oxygenationを使用したインフルエンザA/H1N1pdm09重症肺炎症例に対する体液管理

    澤野 宏隆, 大山 慶介, 吉永 雄一, 夏川 知輝, 林 靖之, 甲斐 達朗 日本急性血液浄化学会雑誌 6 (1), 82-85, 2015-06-01

    ...経肺熱希釈モニタリングでEVLW 32mL/kg,PVPI 6.7と著明な血管透過性亢進を伴う肺水腫を呈していた。EVLW・PVPIを指標にCHDFで除水を行ったところ次第に肺の透過性や酸素化能は改善して第39病日にECMOを離脱,第96病日に自宅退院した。重症肺病変の改善には長期間にわたるECMO管理とCHDFによる厳格な体液管理が有効で,EVLW・PVPIは除水量の指標になることが示唆された。...

    DOI Web Site 医中誌

  • Valsalva洞限局急性大動脈解離が左主幹部を巻き込み急性冠症候群を併発した1例

    安藤 薫, 宮本 卓也, 熊谷 遊, 橋本 直明, 石垣 大輔, 山浦 玄斎, 大瀧 陽一郎, 和根崎 真大, 舟山 哲, 佐々木 真太郎, 岩山 忠輝, 西山 悟史, 有本 貴範, 高橋 大, 宍戸 哲郎, 渡邊 哲, 久保田 功 心臓 47 (SUPPL.1), S1_123-S1_126, 2015

    ...来院時, 血圧60mmHg台の心原性ショックで肺水腫を呈していた. 心電図は左脚ブロック. 心エコーでは全周性の壁運動低下を認めた. 胸部CTと冠動脈造影の結果, 左冠尖に限局した大動脈解離による心原性ショックと診断し, 緊急手術を行った. 術中所見では左主幹部から2mm頭側のValsalva洞に限局した大動脈解離を認めた....

    DOI 医中誌

  • 大動脈弁再置換術に合併した possible TRALI の1例

    阪口 修平, 古川 貢之, 中村 栄作, 矢野 光洋, 中村 都英 日本心臓血管外科学会雑誌 44 (4), 193-197, 2015

    ...症例は73歳男性.生体弁機能不全による重症大動脈弁狭窄症に対して大動脈弁再置換術を行ったが,術直後から両側肺野透過性の低下を伴う低酸素血症を認め,血圧低下も進行したためIABPおよびPCPSを導入した.心エコーなどの検査所見から心原性肺水腫は否定的であり,possible transfusion-related acute lung injury(possible TRALI)と診断し厳重な管理を行...

    DOI 医中誌 参考文献3件

  • 分子生物学的手法を用い<i>Streptococcus canis</i>による感染性心内膜炎と診断した犬の1症例

    田川 道人, 大橋 英二, 本村 絹代, 千葉 史織, 堀内 雅之, 三好 雅史, 猪熊 壽, 松本 高太郎 日本獣医師会雑誌 68 (11), 703-707, 2015

    ...10歳の雄の雑種犬が,3週間前から持続する発熱及び元気消失を主訴に帯広畜産大学動物医療センターを受診した.心雑音及び心エコー検査において僧帽弁の疣贅物が確認され,抗生物質等により加療したが,第7病日より心不全の悪化を認め,第10病日に肺水腫により斃死した.病理解剖では,軽度の心拡大及び僧帽弁における多中心性疣贅物が認められた.血液培養検査では,<i>Staphylococcus haemolyticus...

    DOI 機関リポジトリ 日本農学文献記事索引 ほか3件 参考文献17件

  • 多発交通外傷が原因と思われる乳頭筋断裂から重症僧帽弁閉鎖不全をきたした患者の麻酔経験

    田原 里美, 岩坂 日出男, 濱本 浩嗣 日本臨床麻酔学会誌 35 (5), 595-600, 2015

    ...46歳の男性.バイク運転中の交通外傷により骨盤骨折,両側手関節骨折受傷した.当院に救急搬送され,気管挿管後人工呼吸管理および出血性ショックに対して全身管理を行った.ショック状態を離脱した後,骨盤骨折に対し創外固定術が行われ,後日,創外固定抜去術が行われた.一旦退院したが,心不全および肺水腫による呼吸苦出現し再入院となった.多発交通外傷性腱索および乳頭筋断裂による重症僧帽弁閉鎖不全と診断され,僧帽弁置換術...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献3件

  • 短時間の持続気道陽圧療法が奏功した陰圧性肺水腫の1例

    中田 貴大, 牧野 英記, 加藤 高英, 仙波 真由子, 河野 幹寛, 梶原 浩太郎, 伊藤 謙作, 濱口 直彦, 兼松 貴則, 横山 秀樹 日本内科学会雑誌 104 (10), 2206-2211, 2015

    ...<p>陰圧性肺水腫(negative pressure pulmonary edema:NPPE)は,上気道閉塞に伴う胸腔内圧の急激な低下により発症する非心原性肺水腫である.診断や治療の遅れは致命的になる可能性があるが,速やかな診断と治療を行えば,短時間で大きな合併症もなく回復することができる.日常診療において内科医が本疾患に遭遇する機会はあり,忘れてはならない疾患の1つである.痙攣発作後に持続する...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献6件

  • 交感神経の活動亢進が疑われた維持血液透析患者の繰り返す急性心不全の1例

    西川 真那, 宮川 一也, 玉田 直己, 前川 浩一, 三木 隆 日本透析医学会雑誌 48 (5), 303-308, 2015

    ...胸部単純写真は肺水腫像であったが, 心エコーでは明らかな体液過剰はなく拡張障害を認めた. 動静脈の収縮による体液の末梢から心肺へのシフト (vascular failure) が主病態と考え, 酸素化とニトログリセリンの投与を行い改善した. 入院後も心不全を繰り返し同様の治療を要したが, β遮断薬とα<sub>1</sub>遮断薬の追加後は再発を認めなかった....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • 局所麻酔下胸腔鏡検査後に対側に発症した再膨張性肺水腫の1例

    鈴木 嘉洋, 武田 直也, 柴田 寛史, 岡 圭輔, 北川 弘祥, 松井 彰, 馬嶋 俊, 宮沢 亜矢子, 吉田 憲生, 加藤 聡之, 岩田 勝 気管支学 37 (2), 178-182, 2015

    ...にて対側の右下肺野にスリガラス影を認めた.経過から再膨張性肺水腫と考え,ステロイド点滴と非侵襲的陽圧換気による呼吸管理を行った.翌日には症状, X線写真上の肺水腫は軽快した.左胸水が減少したことで,右方へ偏位していた心臓に圧迫されていた右中葉が急激に拡張して再膨張性肺水腫を来したと考えられた.結論.完全無気肺となっていても縦隔偏位を来している症例では対側に再膨張性肺水腫を来す可能性があり,事前の胸水排液...

    DOI 医中誌

  • MICS(minimally invasive cardiac surgery)後に片側肺水腫が生じた3症例

    小澤 継史, 濱口 眞輔, 根本 興平, 大谷 太郎, 古川 直樹, 山口 重樹 日本臨床麻酔学会誌 35 (2), 166-171, 2015

    ...は血漿タンパクの漏出であり,人工呼吸,ヒドロコルチゾンとウリナスタチンの投与によって酸素化能は改善した.本報告で認められた病態は,人工心肺後の虚脱肺の再膨張と換気による再膨張性肺水腫と考えられた....

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献3件

  • 自然気胸を発症し肺葉切除を施行した巨大ブラの1例

    池田 秀明, 山下 裕, 大石 正博, 山村 方夫, 加藤 大, 水野 憲治 日本臨床外科学会雑誌 76 (7), 1622-1627, 2015

    ...症例は40歳の男性で1日40本,22年の喫煙歴がある.毎年,増大傾向の右肺上葉のブラを指摘されていたが無症状のため経過観察となっていた.胸部CTでブラは右肺上葉をほぼ占拠し,中下葉を圧排しながら胸腔の1/2以上を占めていた.1週間持続する右胸痛で受診,精査にて右自然気胸発症と診断し,翌日,右肺上葉切除を施行した.術後,再膨張性肺水腫,肺瘻の遷延,また残存中下葉の拡張不全を認めたが,呼吸機能は改善した...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献2件

  • 慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)のカテーテル治療

    伊波 巧 杏林医学会雑誌 46 (2), 181-186, 2015

    ...2001年に手術不能CTEPHに対するカテーテル治療の効果に関して報告されたが,約60%に再灌流性肺水腫を認め,合併症の出現頻度の高さから,その後広まらなかった。2011年以降日本で改良された経皮的肺動脈形成術(BPA/PTPA)の報告が相次いでなされ,革新的に治療効果と合併症の減少に成功している。...

    DOI 医中誌

  • 臍帯血移植後に血中抗原陰性であった乳児に発症したCMV網膜炎

    松本 あかね, 梅田 雄嗣, 川口 晃司, 前田 紗耶架, 甲原 貴子, 才田 聡, 加藤 格, 平松 英文, 渡邉 健一郎, 八角 高裕, 平家 俊男, 辻川 明孝, 宇治 彰人, 宇佐美 郁哉, 伊藤 仁也, 足立 壮一 臨床血液 56 (5), 506-510, 2015

    ...移植後早期に著明な肺水腫を認め,メチルプレドニゾロン(mPSL)パルス療法施行後,GVHD治療としてmPSL投与をday 100まで継続した。Day 27と55にCMV抗原血症を認めたが,いずれも2~3週間のガンシクロビル(GCV)静注により陰性化した。...

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • 肺塞栓に広範な肺出血を合併した1例

    中手 夕季, 藤島 慎一郎, 石原 嗣郎, 下釜 達朗, 瀧口 知浩, 入田 英二, 加世田 繁, 古賀 徳之 心臓 46 (SUPPL.2), S2_45-S2_48, 2014

    ...剖検を行った結果, 両側に多発する肺塞栓症を認め, 広範な肺出血, 肺水腫を伴っていた. 肺塞栓は, 病理学的所見から, 数日経過したものから比較的新鮮なものが混在していた. 病理所見では明らかな肺梗塞の所見はみられなかった. 本例のように, 比較的中枢側の肺動脈の閉塞で肺出血をきたし, また発症時にすでに広範囲の肺出血を伴っていた例は稀ではないかと考え報告する....

    DOI 医中誌

  • ERでの診断が困難で, かつ特殊な心筋病理像を呈したくも膜下出血の1死亡例

    岩崎 夢大, 佐藤 弘和, 小松 寿里, 佐藤 英二, 中川 孝, 櫻本 万治郎, 山科 順裕, 三引 義明, 石田 明彦, 滑川 明男, 八木 哲夫, 長沼 廣 心臓 46 (SUPPL.2), S2_179-S2_183, 2014

    ...本症例はSAHに伴う神経原性肺水腫が原因で呼吸状態が改善せずその後ERで急変したため, 頭部CTを施行する機会がなく診断が困難であったのに加え, 病理学的に心筋炎を合併した症例だった. このような症例の報告例は見られず, 稀少と考え文献的考察を加えて報告する....

    DOI 医中誌

  • 漏斗胸を伴い肺膿瘍の術後に健側の片側性肺水腫を呈した1例

    目崎 久美, 花岡 俊仁, 福原 哲治, 小林 一泰, 白川 敦子 日本呼吸器外科学会雑誌 28 (6), 735-740, 2014

    ...全身状態は安定していた.しかし,術後39日目から発熱と咳が出現し,術後40日目にかけて急激に呼吸不全となり,NPPVを開始した.画像検査では心拡大と健側である左側にのみすりガラス影が出現した.うっ血の関与を疑い,感染コントロールとともに利尿薬,カルペリチドを開始し,数日の経過で呼吸状態,左肺野の陰影はともに改善した.右肺優位の高度の漏斗胸と右上葉切除により相対的に左肺の血流が増加し,左側の片側性の肺水腫...

    DOI 医中誌

  • 小児痙攣に伴う高CO<sub>2</sub>血症に関する検討

    石原 唯史, 神薗 淳司, 松島 卓也, 市川 光太郎 日本救急医学会雑誌 25 (4), 135-140, 2014

    【緒言】救急搬送の要因として頻度が高い小児痙攣には,安全な気道確保と呼吸状態の正確な把握のもと酸素投与と換気補助が不可欠である。高CO<sub>2</sub>血症が意識障害の遷延の原因につながる報告もあり,痙攣時にも同様のことが考えられうるため,高CO<sub>2</sub>血症のリスク因子を検討することを目的とした。【対象と方法】2008年1月から2010年12月までの3年間に痙攣を主訴に救急…

    DOI 医中誌 参考文献15件

  • 透析患者の急性心不全クリニカルシナリオ1に対し血管拡張薬により酸素化が改善した4例

    島田 典明, 西川 真那, 川北 智英子, 井出 陽子, 澤田 真理子, 大森 一慶, 木野村 賢, 山本 浩之, 門田 一繁, 福島 正樹, 浅野 健一郎 日本透析医学会雑誌 47 (12), 761-767, 2014

    ...肺水腫像を呈し, 血圧200-254/93-122mmHgで体重増加はドライウエイトの3.8~9.2%であった. 全例ニトログリセリン, ニカルジピンを使用し, 2例は非侵襲的陽圧換気を行った. 血圧上昇は改善し, 透析までに投与酸素は減量できた. 2例で緊急透析を行ったが, 除水は体重増加に0.5~0.8kgを加えた量を行い, 速やかに酸素化は改善した....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献8件

  • 開心術後に再膨張性肺水腫を発症し救命した2症例

    金谷 知潤, 秦 広樹, 阪越 信雄 日本心臓血管外科学会雑誌 43 (3), 138-141, 2014

    ...症例1は54歳,男性.虚血性僧房弁閉鎖不全症の増悪のため,左室形成術・僧房弁輪縫縮術・冠動脈バイパス術を施行した.術後7日目のレントゲンで右胸水貯留を認めたため胸腔ドレナージを施行した.1,000 mlの胸水をドレナージし,2時間後に再膨張性肺水腫(reexpansion pulmonary edema : RPE)を発症した.陽圧換気による人工呼吸管理と利尿剤投与にてRPEは軽快した.症例2は83...

    DOI 医中誌

  • 死戦期帝王切開術(PCS)により母児ともに救命し得た重症妊娠高血圧腎症を合併した双胎妊婦の1例

    大浦 由香子, 田中 基, 清水 昌宏, 武井 秀樹, 照井 克生, 小山 薫 日本臨床麻酔学会誌 34 (1), 090-094, 2014

    ...  27歳,一絨毛膜二羊膜性双胎の初産婦.妊娠31週より切迫早産および妊娠高血圧腎症のため当院に入院中であった.妊娠32週に肺水腫による呼吸不全および低酸素血症が出現し,緊急帝王切開術が予定された.手術台に移動させた直後に心肺停止となり,直ちに心肺蘇生を開始するとともに産科医に帝王切開を開始するよう促した.心停止4分後に手術開始し,同時に心拍再開を確認,1分後に2児とも娩出した.児娩出後の母体呼吸循環状態...

    DOI 医中誌 参考文献6件

  • 急性呼吸促迫症候群

    藤島 清太郎 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 24 (2), 220-227, 2014

    ...急性呼吸促迫症候群(ARDS)は,種々の原因や基礎傷病に続発して急性に発症する非心原性肺水腫であり,2012年には新たな定義が公表された....

    DOI Web Site 医中誌

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