検索結果を絞り込む

本文・本体へのリンク

検索結果 983 件

  • 酵素添加が大麦パンの膨化性および食物繊維組成に及ぼす影響

    中塚 康雄 日本食品科学工学会誌 71 (2), 51-63, 2024-02-15

    ...大麦パンの膨化性低下因子について, 大麦に含有されている食物繊維は外皮だけでなく胚乳細胞壁にも豊富に存在するため, 食物繊維が増えると厚く硬い細胞壁を形成する結果, 大麦穀粒の製粉が困難となり, 胚乳細胞は完全に粉砕されずに一部が粗大粒子として残存し, 膨化性に影響を及ぼすことを明らかにした....

    DOI Web Site 参考文献13件

  • アラビノキシランの生合成機構と健康機能性に関する研究動向

    鈴木 史朗, 鈴木 聖治, 吉田 光毅 Trends in Glycoscience and Glycotechnology 35 (207), J63-J67, 2023-09-25

    ...AXは、イネ科エネルギー作物の支持組織(茎・葉)では、リグニンと結合した構造多糖としてバイオマス糖化の障壁となる一方、穀物の可食組織(種皮・胚乳)では食物繊維として免疫賦活機能やプレバイオティクス機能などの生理活性を有する。...

    DOI Web Site 参考文献9件

  • 質量分析を用いたプラズマ照射イネ種子における変動分子の組織別解析

    史 合平, 奥村 賢直, Pankaj Attri, 山下 大輔, 鎌滝 晋礼, 山下 尚人, 板垣 奈穂, 古閑 一憲, 白谷 正治 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2023 (0), 340-340, 2023-08-31

    ...本研究では果皮および種皮に覆われた種子内部への活性種透過の有無を明らかにするため、プラズマを照射したイネ種子を、表面(果皮・種皮)と内部(胚乳・胚)に分けて質量分析に供し、プラズマ照射による化学修飾を受けた分子とそれらの位置に関する基礎情報を得た。その結果、プラズマ照射によるマススペクトルの変動が示された。つまり、プラズマ起因化学種の果皮・種皮の透過、および種子内部への到達が示唆された。</p>...

    DOI

  • 玄米炊飯の「びっくり炊き」におけるさし水が炊飯特性および飯の性状に及ぼす影響

    渋沢 ひかり, 大石 恭子, 大田原 美保, 香西 みどり 日本調理科学会誌 56 (3), 123-131, 2023-06-05

    ...さし水温度で比較すると,20℃,98℃に比べて,0℃のさし水は急激に炊飯液の温度を下げ,玄米外皮の破裂を促し,再沸騰直後の胚乳露出面積率を増大させた。その結果,胚乳への吸水,デンプンの糊化が促され,炊飯液への溶出固形物量が増加し,飯の軟らかさと粘り,白さが増した。また本研究で用いた露出した胚乳部分の面積の測定は,玄米飯の性質に関与する指標になり得ることも示された。</p>...

    DOI

  • 寒冷地におけるスギのコンテナ育苗技術と成長特性

    宮本 尚子, 松田 修, 小川 健一, 井城 泰一, 笹島 芳信 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 149-, 2023-05-30

    ...<p>種子が発芽するためには胚乳部に脂質が蓄えられていることが必要である。脂質による赤外光の吸収から導かれる、種子の充実度を示す指標Seed Quality Index(SQI)を、スギのある一母樹から採取した種子について一粒ごとに計測・算出した。これらの種子をSQIのデータと紐づけした状態で撒き、発芽特性および初期成長を追跡調査した。...

    DOI

  • ブレンド米の食味評価

    西本 有紀, 辻井 良政, 菱川 美千代, 髙野 克己, 藤田 明子 日本食品科学工学会誌 70 (4), 161-170, 2023-04-15

    <p>本研究では, ブレンド米の食味評価方法に着目し, ブレンド比率による各評価の精度や, ブレンド米の食味について新知見を得られた.</p><p>1. 酵素活性量測定, 粘弾性測定, 食味官能評価, 機器による食味評価 (食味鑑定団), いずれの方法においても, 精白米のブレンド比率ごとの予測値と測定値の相関係数はr ≧ 0.57 (<i>p </i>< 0.05) であり, …

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 登熟期間の高温処理による六条オオムギ「シュンライ」の硝子率上昇とその要因

    岡村 夏海, 澤田 寛子, 平 将人, 新庄 莉奈, 岡村 昌樹, 島崎 由美, 関 昌子, 池田 達哉 日本作物学会紀事 92 (1), 19-27, 2023-01-05

    ...を走査型電子顕微鏡で観察した結果,HD区では大粒デンプンが大型化する一方で,小粒デンプンが小型化する現象がみられた.この結果から,昼間高温による硝子率の上昇は,胚乳のデンプンや細胞質タンパク質の蓄積パターンが変化するとともに,細胞質タンパク質が多く蓄積することが主要因と考えられた.本研究はオオムギの生産現場における硝子率の増加要因の解明の足掛かりとなると考えられる....

    DOI Web Site 参考文献11件

  • 圧力炊飯における加圧時間の違いが玄米に及ぼす影響

    山本 康司, 露久保 美夏, 鶴谷 結 日本調理科学会大会研究発表要旨集 34 (0), 2-, 2023

    ...以上より,玄米の圧力炊飯の加圧時間の増加によって水分量が増加傾向を示し,20℃浸漬で胚乳露出率が増加,かたさは20℃浸漬で低下が示された。</p>...

    DOI

  • 品種・製粉方法の異なった大麦粉を用いた大麦パンの膨化性評価

    中塚 康雄 日本調理科学会大会研究発表要旨集 34 (0), 37-, 2023

    ...</p><p>【結果】大麦パンの膨化性阻害因子は,食物繊維に起因した胚乳細胞壁が粉砕しきれずに残った細胞壁破片と考えられた。細胞壁破片は粒度分布測定結果から50 µm以上の粗大粒子と50 µm未満の微小粒子に層別された。高食物繊維群の大麦品種は平均粒子径,粗大粒子比率ともに大きく,酵素添加後の膨化率改善効果は5%に留まった。特に不溶性食物繊維の多い品種では酵素添加効果が小さかった。...

    DOI

  • イネの胚乳を題材とした突然変異のパターンを学ぶ実験教材の開発

    内山 智枝子, 宇田川 麻由, 青木 啓太, 深谷 将, 武村 政春 生物教育 64 (3), 177-184, 2023

    ...<p>本研究では,遺伝学を学ぶ上で不可欠な概念である「塩基の置換,挿入及び欠失」といった突然変異を学ぶ題材として,イネ(<i>Oryza sativa</i> L.)の胚乳のアミロース含有量に影響する<i>Wx</i>遺伝子と,イネの胚乳の形状が長粒か短粒かの決定に関与する<i>GW5</i>遺伝子を題材とし,DNA解析の実験教材の開発を試みた.それぞれの遺伝子多型を検出するために,DNA抽出方法と...

    DOI Web Site

  • 玄米炊飯法「びっくり炊き」におけるさし水の諸条件の比較

    林 倖穂, 大石 恭子 日本調理科学会大会研究発表要旨集 34 (0), 3-, 2023

    ...これまでに,当該方法は加熱前の浸漬が不要であり,さし水は低温がよく,炊飯過程での胚乳露出面積や色(L値)の測定は玄米の外皮の破裂状態を反映する一指標となり得ることを示した<sup>1)2)</sup>。そこで本研究では,さし水の回数と量,タイミングの違いが玄米の形状変化等に与える影響を明らかにすることを目的とした。...

    DOI

  • 暖地・温暖地向けの米粉パンに適した多収水稲新品種「笑みたわわ」の育成

    中西 愛, 田村 克徳, 片岡 知守, 佐藤 宏之, 田村 泰章, 坂井 真, 伏見 力, 竹内 善信 育種学研究 24 (2), 160-167, 2022-12-01

    ...<p>「笑みたわわ」は晩生の製パン適性が優れる多収水稲品種「ミズホチカラ」を早生化した多収品種を育成することを目標とし,「金南風」の胚乳蛋白質突然変異系統「PMF<sub>8</sub>4」と「モミロマン」のF<sub>1</sub>を母本,「ミズホチカラ」を父本とする三系交雑後代から育成された品種である.育成地(福岡県筑後市)における「笑みたわわ」の出穂期は「ヒノヒカリ」と同程度で「ミズホチカラ」...

    DOI Web Site Web Site 参考文献7件

  • グイマツ母樹への酸化型グルタチオン施用が結実率に与える影響

    今 博計, 成田 あゆ, 大塚 美咲, 村上 了, 安久津 久, 松田 修, 小川 健一 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 157-, 2022-05-30

    ...<p>カラマツ属種子の発芽率は20~40%であり,胚乳を含まない不稔種子が多い。70%程度とされる受粉率と比べると割合が低く,資源が制限要因になっていると考えられる。本試験では,光合成を活性化させるグルタチオンの施用が,種子の結実率の向上に与える影響を検証した。2020年6~7月に球果が着生したグイマツの1次枝を対象に,カネカペプチドW2の1,000倍液を葉面散布した。...

    DOI

  • 胚乳糖質分解酵素活性ならびに弾性率と米飯食味との関連性

    西本 有紀, 辻井 良政, 早川 亮太, 髙野 克己, 藤田 明子 日本食品科学工学会誌 69 (3), 81-99, 2022-03-15

    <p>本研究では, 酵素活性ならびに粘弾性と食味の関係性について検討を行い, 以下の知見が得られた. </p><p>1. 酵素活性量は, 米飯の硬さ, 精白米の新鮮度との相関が高い. </p><p>2. 酵素のうち, β-ガラクトシダーゼ活性量が最も食味との相関が高い. </p><p>3. 粘弾性は米飯の食味に影響しており, 特に米飯の硬さや粘りとの相関が高い. </p><p>4. …

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献16件

  • 胚乳糖質分解酵素活性ならびに弾性率と米飯食味との関連性

    西本, 有紀, 辻井, 良政, 早川, 亮太, 高野, 克己, 藤田, 明子 日本食品科学工学会誌 : Nippon shokuhin kagaku kogaku kaishi = Journal of the Japanese Society for Food Science and Technology 69 (3), 81-99, 2022-03

    本研究では,酵素活性ならびに粘弾性と食味の関係性について検討を行い,以下の知見が得られた。1. 酵素活性量は,米飯の硬さ,精白米の新鮮度との相関が高い。2. 酵素のうち,β-ガラクトシダーゼ活性量が最も食味との相関が高い。3. 粘弾性は米飯の食味に影響しており,特に米飯の硬さや粘りとの相関が高い。4. 澱粉分解酵素や細胞壁多糖分解酵素の活性が高いほど,米飯がやわらかくなる。5. …

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 玄米炊飯の「びっくり炊き」に関する研究

    林 倖穂, 大石 恭子 日本調理科学会大会研究発表要旨集 33 (0), 79-, 2022

    ...飯の水分、形状、物性測定(テクスチャーアナライザー)を行い、胚乳露出面積の割合を求めた。</p><p>【結果・考察】果種皮が破裂している飯の割合は、土鍋の普通炊きのみ81.5%であり、それ以外の炊飯方法は99%以上であった。びっくり炊きの飯の長径は、2種の鍋のいずれにおいても普通炊きに比べて有意に(p<0.05)大きく、胚乳露出面積率はホーロー鍋において有意に(p<0.05)大きかった。...

    DOI

  • 圧力炊飯が玄米組織に及ぼす影響

    山本 康司, 露久保 美夏 日本調理科学会大会研究発表要旨集 33 (0), 11-, 2022

    ...測定項目は、米の吸水率、炊飯時の温度履歴、顕微鏡観察、飯粒の大きさ、胚乳露出率、飯の水分量、遊離糖量、物性(かたさ、付着性)とした。</p><p>【結果・考察】玄米飯の水分量は、圧力が高いものほど増加した。米粒の長径は、超高圧炊飯により他条件と比較して長くなった。胚乳露出率は、炊飯時の圧力の有無により異なる傾向がみられた。遊離糖量は、白飯、玄米飯ともに普通炊飯によってグルコース量は有意に増加した。...

    DOI

  • イネ種子の発芽過程を調べる実験教材

    尾山 廣, 森本 弘一, 杉村 順夫 生物教育 63 (2), 74-82, 2022

    ...徐々に種子末端領域に拡がることが分かった.(2)種子部位別のアミラーゼ活性を検出する実験:アミラーゼ活性は発芽分離胚および分離糊粉層から検出された.また,胚を取り除いた種子では,ジベレリンで処理することにより,アミラーゼ活性が出現した.これらの実験から,胚で合成されたアミラーゼは発芽に関係し,糊粉層で合成されたアミラーゼは胚乳デンプンを分解し,芽生えの成長に関与していると確認できることが分かった....

    DOI

  • 【報文】 酒造好適米「山恵錦」の澱粉及び胚乳貯蔵蛋白質の特性

    水野 正浩, 田上 壮佑, 飯田 葵, 豊田 敦至, 細井 淳, 天野 良彦 応用糖質科学:日本応用糖質科学会誌 11 (4), 188-194, 2021-11-20

    ...胚乳貯蔵蛋白質については, SDS-PAGEと画像処理を組み合わせることで各蛋白質の組成を分析した. 胚乳貯蔵蛋白質の組成は, いずれの品種も収穫年ごとの変動が大きかったが, 山恵錦ではプロテインボディ-II(PB-II)に蓄積されるグルテリン割合が高く, PB-Iに蓄積されるプロラミン割合が低かった....

    DOI Web Site 参考文献14件

  • 酒造好適米「山恵錦」の澱粉及び胚乳貯蔵蛋白質の特性

    水野, 正浩, 田上, 壮佑, 飯田, 葵, 豊田, 敦至, 細井, 淳, 天野, 良彦 応用糖質科学 : 日本応用糖質科学会誌 = Bulletin of applied glycoscience 11 (4), 188-194, 2021-11

    ...胚乳貯蔵蛋白質については,SDS-PAGEと画像処理を組み合わせることで各蛋白質の組成を分析した。胚乳貯蔵蛋白質の組成は,いずれの品種も収穫年ごとの変動が大きかったが,山恵錦ではプロテインボディ-II(PB-II)に蓄積されるグルテリン割合が高く,PB-Iに蓄積されるプロラミン割合が低かった。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 食用オオムギ品種シュンライにおける硝子率とβ-グルカン含有率の変動要因解析と施肥法による両品質の制御

    沖山 毅, 柳澤 貴司, 長嶺 敬, 大山 亮, 関和 孝博, 加藤 常夫 日本作物学会紀事 90 (2), 194-205, 2021-04-05

    ...<p>食用オオムギにおいて,精麦品質の面から重要となる胚乳の硝子率と,機能性が注目されている穀粒のβ–グルカン含有率について,現地農家圃場のデータから変動要因を解析するとともに,栃木県農業試験場において施肥法による両者の制御に関する試験を行った.まず,栃木県の農家圃場で生産されたシュンライを用いて変動要因を解析した.硝子率とβ–グルカン含有率は穀粒タンパク質含有率と高い相関関係にあることから,タンパク...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献8件

  • フェーン現象がコシヒカリ登熟過程の遺伝子発現に及ぼす影響

    白矢 武士, 丸山 遥, 太田 沙由理, 今井 康貴, 土田 徹 北陸作物学会報 56 (0), 45-50, 2021-03-16

    ...しい品質低下に ついて分子生理に基づく解析を試みた.フェーン現象により多発したリング状の白濁部位には亀裂がみられ,デ ンプン顆粒は丸みを帯び隙間が生じた.デンプン分解酵素であるα-アミラーゼの遺伝子発現量は,乳白粒およ び白死米の発生率と正の相関を示し,フェーン現象発生後に増加した.同様に,水ストレスおよび酸化ストレス の応答に関係する遺伝子の発現量が増加した.以上から,フェーン現象により低下する胚乳内...

    DOI

  • イネ高温登熟性遺伝子Apq1 の機能解析

    村田 和優, 尾崎 秀宣, 小島 洋一朗 北陸作物学会報 56 (0), 31-34, 2021-03-16

    ...では,開花12日後において,「コシヒカリ」の胚乳よ りも小さなデンプン粒が数多く確認された....

    DOI

  • 米粉専用水稲新品種‘こなゆきひめ’の育成

    吉田, 一昭, 荒井, 輝博, 山田, 隆史, 佐藤, 秀人, 神田, 秀仁 岐阜県農業技術センター研究報告 (20) 7-11, 2021-03

    ...水稲新品種‘こなゆきひめ’は,縞葉枯病抵抗性を有する早生品種の育成を目標に,いもち病に強い極早生品種‘こころまち’を母本,縞葉枯病抵抗性を有する品種‘白雪姫’を父本として交配し,その系統選抜過程において胚乳状態が通常のうるち種とは異なる粉状質系統を見出し育成した。本品種は,衝撃式製粉機を用いて得た米粉でも粒度が細かく,損傷デンプン率も低いため,パンなどの加工に優れる特徴を有する。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 雑穀パフに適応しうる客観的評価法の検討

    高橋 敦子, 藤井 恵子 日本調理科学会誌 54 (1), 14-23, 2021-02-05

    ...雑穀パフの膨化を妨げる要因として,雑穀の脂質含量の多さや,胚乳に比べて外皮の割合が多いことが示唆された。</p><p> 4種の雑穀パフの荷重-変形曲線より,圧縮速度が速くなるに従って破断ひずみは大きくなり,みかけの弾性率の値は小さくなった。</p><p> 雑穀パフの物性測定では一粒法,40 mmφ のプランジャー,圧縮速度0.1もしくは1.0 mm/sを用いることが,適していることが示された。...

    DOI Web Site

  • 小麦ふすまを使用した焼菓子の物性と嗜好性

    山田 真衣 日本調理科学会大会研究発表要旨集 32 (0), 59-, 2021

    ...<p>【目的】小麦ふすまは、製粉時に取り除かれる外皮部分を主体とした、少量の胚乳、胚芽を含むものである。これには、不足しがちな食物繊維やビタミン・ミネラルが多く含まれている。また、小麦ふすまの成分の60%強が炭水化物で食物繊維を約9%含むため、小麦粉と比較すると糖質は低くなり、小麦ふすまの添加により低糖質で高い栄養価が期待できる。近年は小麦ふすまを使用した商品も販売されている。...

    DOI

  • 玄米炊飯の「びっくり炊き」におけるさし水が飯の性状に及ぼす影響

    渋沢 ひかり, 大石 恭子, 大田原 美保, 佐藤 瑶子, 香西 みどり 日本調理科学会大会研究発表要旨集 32 (0), 16-, 2021

    ...加熱過程で採取した米の吸水率,溶出固形物量の測定を行い,色素添加炊飯液を用いて外皮破裂に伴う胚乳露出面積率を画像解析により求めた。飯の物性測定(テクスチャーアナライザー,一粒法)および糊化度測定(BAP法)も行った。...

    DOI

  • 極晩生モモにおける果実肥大および成熟様相

    福田 文夫, 玉木 由佳, 河井 崇, 牛島 幸一郎, 平野 健, 小田 賢司, 原 美由紀, 深松 陽介, 森永 邦久, 中野 龍平 園芸学研究 20 (1), 65-71, 2021

    ...‘冬桃がたり<sup>®</sup>’ では,果実発育第1期は,‘あきぞら’ とほぼ同時期に終了したが,果実発育第2期は‘あきぞら’ よりも1か月長く8月上旬まで約2か月続いた.この時期の生長速度は ‘冬桃がたり<sup>®</sup>’ で著しく低かった.一方,種子内組織の胚乳や胚の生長には両者に大差なかった.果実肥大を再開した果実発育第3期では果実の相対生長速度が‘あきぞら’よりも少し低く,10...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献11件

  • シュー生地中のデンプン分散状態がソバ粉シューの膨化に及ぼす影響

    橋詰 奈々世, 谷口 明日香, 南 高明, 柴 岳郎, 小林 理恵 日本調理科学会誌 53 (6), 387-394, 2020-12-05

    ...</p><p> ソバ粉におけるデンプンは崩壊した胚乳細胞単位で存在し,小顆粒状デンプンはわずかに認められた。この分散状態はシューペーストに加工しても変化しなかった。超音波ホモジナイズ(UH)処理は胚乳細胞に存在するデンプン粒の流出に効果的であったが,ソバタンパク質は低分子化した。このようなタンパク質組成の変化により,ソバ粉シュー生地が乳化しにくくなり,ソバ粉シューの膨化状態は改善されなかった。...

    DOI Web Site

  • バビルサ(<i>Babyrousa</i> spp.)のココヤシ採食行動

    伊東 政明, A. MACDONALD Alastair, LEUS Kristin, BALIK I Wayan, ARIMBAWA I Wayan Gede Bandem, 長谷川 大和, ATMAJA I Dewa Gede Agung 日本野生動物医学会誌 25 (3), 91-100, 2020-09-30

    ...5)嗜好性の高い部位は,成熟果の胚乳と吸器(haustorium)である。この実験でバビルサが採食したココヤシの部位は,コプラを製造する際にココヤシ農園に散乱する胚乳や吸器の欠片と一致していた。その欠片はココヤシ農園主にとって経済的価値はなく,ココヤシ農園に立ち入るバビルサを害獣とみなす十分な証拠は得られなかった。</p>...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献10件

  • 胚乳

    二階堂 太郎 森林科学 89 (0), 38-38, 2020-06-01

    DOI

  • 胚乳を用いたスギの胚致死遺伝子の検出 自殖家系と他殖家系の比較

    梶井 敦仁, 森口 喜成, 向井 譲 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 462-, 2020-05-25

    ...まず他殖家系を用いてDNA多型(SSR)分析を行い、胚乳及胚の分離比の偏りを調査した結果、解析対象とした20遺伝子座のうち、2座で胚乳における分離比が有意に偏り、胚においても比較的大きな偏りが見られた。したがって、他殖家系においても胚乳を用いて胚致死遺伝子を検出できる可能性が高いことが明らかとなった。...

    DOI

  • 胚乳を用いたスギの胚致死遺伝子の検出

    梶井 敦仁, 加藤 敬介, 伊藤 愛, 桐原 奏子, 森口 喜成, 戸塚 聡子, 向井 譲 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 291-, 2019-05-27

    ...そこでまず、胚乳を用いた分離比の解析で胚致死遺伝子の検出が可能であることを実証するために、スギ精英樹間の人工交配で得た他殖種子の胚と胚乳とのそれぞれからDNAを単離し、DNA多型(SSR)分析を行い、胚及び胚乳における分離比の偏りを調査した。</p>...

    DOI

  • 【総説:応用糖質科学シンポジウム】 変異体米を用いたイネ澱粉生合成関連酵素の酵素複合体の解析

    クロフツ 尚子, 三浦 聡子, 林 真里, 阿部 奈津子, 飯塚 悠莉子, 追留 那緒子, 藤田 直子 応用糖質科学:日本応用糖質科学会誌 9 (2), 76-82, 2019-05-20

    <p>米澱粉の主成分であるアミロペクチンは,スターチシンターゼ・枝作り酵素・枝切り酵素を含む複数の澱粉生合成関連酵素アイソザイムが共働し合成される.これらの酵素が適切に制御されるからこそ,規則だった分岐構造を形成すると考えられている.野生型ジャポニカ米では,多数の澱粉生合成関連酵素が活性を維持したまま,複数の組み合わせの高分子量蛋白質-蛋白質複合体を形成することが明らかになっている.しかし,澱粉…

    DOI Web Site 参考文献38件

  • <i>In vitro</i>模擬消化試験での異なる胃消化環境における米飯粒の糖質消化性および組織構造の変化

    田村 匡嗣, 前原 那波, 熊谷 千敏, 齋藤 穂高, 小川 幸春 日本食品科学工学会誌 66 (5), 170-178, 2019-05-15

    ...<p>本研究は,米飯粒を試料とした異なる胃消化環境の2段階の胃小腸系<i>in vitro</i>消化試験を実施し,糖質消化率および構造的特性の変化の調査を目的とした.米飯粒の糖質消化率は,胃消化環境に関わらず120分間の胃消化過程でほぼ0%を示し,続く240分間の小腸消化過程で88.1~100.3%まで上昇した.米飯粒表面は,炊飯後において滑らかであったのに対し,胃消化後において組織の崩壊と,胚乳細胞...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 被引用文献2件 参考文献34件

  • 変異体米を用いたイネ澱粉生合成関連酵素の酵素複合体の解析

    Crofts, N., 三浦, 聡子, 林, 真里, 阿部, 奈津子, 飯塚, 悠莉子, 追留, 那緒子, 藤田, 直子 応用糖質科学 : 日本応用糖質科学会誌 = Bulletin of applied glycoscience 9 (2), 76-81, 2019-05

    米澱粉の主成分であるアミロペクチンは,スターチシンターゼ・枝作り酵素・枝切り酵素を含む複数の澱粉生合成関連酵素アイソザイムが共働し合成される。これらの酵素が適切に制御されるからこそ,規則だった分岐構造を形成すると考えられている。野生型ジャポニカ米では,多数の澱粉生合成関連酵素が活性を維持したまま,複数の組み合わせの高分子量蛋白質-蛋白質複合体を形成することが明らかになっている。しかし,澱粉生合成…

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 【総説:―受賞論文―】 イネにおける澱粉代謝関連酵素の応用分子細胞生物学的研究

    三ツ井 敏明 応用糖質科学:日本応用糖質科学会誌 9 (1), 3-10, 2019-02-20

    ...<p>澱粉は陸上植物に普遍的にそして豊富に存在する貯蔵多糖である.植物における澱粉代謝の研究は発芽穀類種子において精力的に行われているが,この澱粉分解に関与する酵素は種々のアミラーゼであり,なかでも中心的な役割を果たしているのがa-アミラーゼである.a-アミラーゼは分泌性酵素であり,発芽穀類種子では胚盤上皮細胞及びアリューロン層細胞において合成され,澱粉貯蔵組織である胚乳に分泌される.イネa-アミラーゼ...

    DOI Web Site 参考文献58件

  • コメ貯蔵タンパク質グルテリンの細胞内輸送機構の解明

    福田 真子, 熊丸 敏博 PLANT MORPHOLOGY 31 (1), 31-35, 2019

    ...我々はこれまでに,イネ胚乳細胞内におけるグルテリンの合成・輸送・蓄積に関わる因子を複数同定し,解析してきた.組織学的解析結果をもとに,グルテリンの細胞内輸送機構についての知見を紹介する.</p>...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献15件

  • 【総説】 穀類澱粉の生合成を俯瞰する

    中村 保典 応用糖質科学:日本応用糖質科学会誌 8 (2), 117-123, 2018-05-20

    ...の生合成解明研究に従事し,特に酵素アイソザイムの機能を解明するため,澱粉分子(特にアミロペクチン)の微細構造への寄与に重点を置いて研究してきた.穀類胚乳は澱粉の生産と貯蔵に特化した組織で,特有の細胞学的な発達を経て,種子が完熟する細胞死・脱水期には,細胞重量にして約85~90%も澱粉が占める.胚乳はアミロプラストを発達させながらその内部に構造が均一な澱粉を高効率かつ高速度で再生産する.胚乳での澱粉生産...

    DOI Web Site 参考文献22件

  • 穀類澱粉の生合成を俯瞰する

    中村, 保典 応用糖質科学 : 日本応用糖質科学会誌 = Bulletin of applied glycoscience 8 (2), 117-122, 2018-05

    ...胚乳はアミロプラストを発達させながらその内部に構造が均一な澱粉を高効率かつ高速度で再生産する。胚乳での澱粉生産は植物の最も特徴的な代謝過程の1つである。イネ胚乳のアミロペクチンは均一性の高いクラスター構造を持つ。クラスター構造とその基本的な性質は,アミロペクチンの分子構造を最もよく特徴づけ,澱粉の結晶性や物性を左右するもので,日本人研究者が当初から解明に顕著な貢献をしてきたことを忘れてはならない。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • イネ胚乳澱粉合成研究と私

    中村 保典 日本醸造協会誌 113 (5), 276-281, 2018

    澱粉は主食のエネルギー成分であるばかりでなく,多様な物性は3,000品目を越える商品に利用されてきた。ただし,野生型品種の種間差をベースとした利用例が大部分である。近年の生合成研究の目覚ましい成果により,澱粉の複雑で階層的な構造の決め手となっている酵素要因(遺伝子要因)が明確になり,澱粉の構造や性質を意図的に改変する技術の基盤ができた。我が国では,コメの多様な用途を開発するためにも,特定の遺伝子…

    DOI Web Site 参考文献13件

  • カンキツ種子に残存する胚乳の倍数性に基づく胚および配偶子の倍数性推定

    柳本 裕子, 金好 純子, 山﨑 安津, 北島 宣 園芸学研究 17 (3), 293-302, 2018

    ...<p>カンキツの交雑で得られた成熟果実中の完全種子の組織別の倍数性を調査した結果,内種皮の倍数性と胚乳の倍数性が一致した.そこで,二倍体‘大橘’の自然交雑で得られた種子について,種子組織に分解して経時的に倍数性を調査した結果,胚乳は三倍性で,8月中旬までゼリー状であったが,8月下旬以降は膜状化して,カラザ部を除いた内種皮内側に存在していることが明らかとなった.10月下旬には膜状となった胚乳は内種皮と...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献8件

  • 農業施設に関わる研究・技術の最近の展開

    川村 周三 農業施設 (155) 3-16, 2017-12

    ...玄米は外周を果皮,種皮,糊粉層で覆われており,さらに胚芽と胚乳から構成されている。果皮,種皮,糊粉層を総称して糠と呼ぶ。玄米から糠や胚芽を除去することを精米(または搗精)と呼び,搗精後の米を精米,白米または精白米と呼ぶ。...

    日本農学文献記事索引

  • 胚芽米・七分搗き米・玄米論争をめぐる系譜

    宝蔵 もと子 一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集 69 (0), 25-, 2017

    ...そのビタミンB<sub>1</sub>は胚芽に多く含まれているので、胚乳に胚芽をつけた胚芽米が良いとしたのであった。7分搗き米を主張したのは佐伯矩(国立栄養研究所)である。搗き減りも少なく、経済的にも好ましく、嗜好的にも、消化吸収の点からも七分搗き米が最良とした。玄米食の方は医師の二木謙三が玄米を完全食と呼び、健康のために玄米食を普及していた。...

    DOI

  • 新たな米の健康機能性

    門脇 基二 外科と代謝・栄養 51 (3), 41-41, 2017

    ...その結果、米胚乳タンパク質のひとつである難消化性タンパク質プロラミンが、調製処理や炊飯処理によってその消化性が大きく低下することを初めて発見した<sup>1)</sup>。この成果は、従来米タンパク質の栄養上の低品質が植物タンパク質固有の性質に由来するとみなされていたのが、実は炊飯等の加工処理によって初めて生成するものであるという新しい理解へ導くに至った。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献1件

  • 日本のイネコアコレクションにおける胚乳澱粉の鎖長分布の多様性と澱粉生合成関連遺伝子の発現解析

    東条 由花, 寺石 政義, 齊藤 大樹, 奥本 裕 作物研究 62 (0), 37-40, 2017

    米の澱粉は直鎖状のアミロースと分枝構造をもつアミロペクチンの2種類のグルコース重合体によって構成されている.澱粉の物理化学的特性は,アミロース含量だけでなくアミロペクチンの鎖長分布や構造に影響を受けることが報告されている.本研究では,日本在来のイネコアコレクションを供試して澱粉の鎖長分布の多様性を調べ,澱粉生合成関連遺伝子(澱粉合成酵素,枝付け酵素,枝切り酵素)の発現との関連性の解明を目的とした…

    DOI Web Site

  • 重複受精のライブイメージング

    永原 史織, 東山 哲也 顕微鏡 51 (3), 154-158, 2016-12-30

    ...<p>被子植物の重複受精では,2つの精細胞が異なる2つの受精相手である卵細胞および中央細胞とそれぞれ融合し,次世代を担う胚およびその栄養組織となる胚乳を形成する.重複受精は,現在陸上において繁栄している被子植物が獲得した受精戦略として興味深いが,その詳細な機構は未だほとんど明らかになっていない.その理由として,重複受精が花器官の中の雌しべの奥深くで行われており,その過程を生きたまま直接観察することが...

    DOI Web Site

  • 米タンパク質の新規生理学的機能性に関する研究

    久保田, 真敏 日本栄養・食糧学会誌 : Nippon eiyō shokuryō gakkaishi = Journal of Japanese Society of Nutrition and Food Science 69 (6), 283-288, 2016-12

    ...その結果,我々が摂取している精白米のタンパク質の1つであるプロラミンの消化性は炊飯処理で低下することを明らかにし,逆にアルカリ抽出により精製した米胚乳タンパク質(AE-REP)中のプロラミンの消化性が高いことをin vivoレベルで証明した。...

    日本農学文献記事索引

  • グアーミールについて ー歴史・文化・科学・利用ー

    シモヤマ, アミ, Shimoyama, Ami 神戸女子短期大学紀要論攷 61 145-151, 2016-03-01

    ...グアー豆の胚乳部から工業的にガラクトマンナンが精製され,グアーガムとして食品添加物(増粘,安定,ゲル化剤など)として広く利用されている。この増粘性多糖であるグアーガムの精製後に残るグアーミール(種皮・胚芽部)には,多くのタンパク質が存在する。しかし,現在のところグアーガム関連の食品工業界では廃棄処分されている。...

    機関リポジトリ

  • ミルクフルーツ(熱帯果樹)種子における生理活性効果

    天川 雅夫, 秋山 秀彦, 日下 雅友, 一原 直人, Pros Try, 加藤 亮二 純真学園大学雑誌 = Journal of Junshin Gakuen University, Faculty of Health Sciences (5) 47-53, 2016-03

    ...抗酸化力測定ではミルクフルーツ種子の種皮に高い抗酸化力を認め, 胚乳にはその能力は認めなかった. 一方, 細胞溶解能についてはミルクフルーツの胚乳にHL60細胞の増殖の抑制を認め, 種皮には認めなかった. HL60細胞の形態変化についてはクロマチンの凝縮, 細胞の縮小化や核の断片化を認めたが, 対照の健常者単核球には明らかな変化を認めなかった. ...

    機関リポジトリ

  • 高温登熟による米白濁化の分子生理機構

    三ツ井 敏明 化学と生物 54 (4), 254-259, 2016

    ...重要作物の生産に大きな影響を及ぼしつつある.近年,わが国の夏季は頻繁に各所で猛暑となり,高温被害米が多発し,一等米比率を激減させている.このような高温被害米の多発は米生産農家の収入に直接影響するだけでなく,産地のブランドイメージを壊すことにもなりかねず,生産現場では極めて深刻な問題となっている.高温登熟による玄米の白濁化はさまざまな要因が複雑に絡み合って生ずるものと考えられるが,最終的な現象としては胚乳細胞...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献3件 参考文献29件

  • 機能性が期待できる大麦品種

    柳澤 貴司 北陸作物学会報 51 (0), 63-65, 2016

    ...大麦は他の穀物と比べて非常に多くの水溶性食物繊維が含まれている.特に胚乳細胞壁多糖である(1,3)(1,4)β-グルカン(以下β-グルカンと略)は,血中コレステロール低下や血糖値上昇抑制などの優れた健康維持機能性が報告されている.2006年にFDA(米国食品医薬局)が「大麦のβ-グルカンにコレステロール低減作用があり,心疾患予防効果がある」として「1食あたり0.75g以上 (1日3g以上) を含む食品...

    DOI Web Site

  • 軟X線照射花粉の受粉がカキの種子形成,結実,および果実品質に及ぼす影響

    尾形 凡生, 大森 健太郎, 加島 麻衣子, 草島 裕也, 濱田 和俊, 長谷川 耕二郎, 山根 信三, 廣瀬 拓也, 杉山 慶太 園芸学研究 15 (3), 257-266, 2016

    ...軟X線照射花粉の受粉により,供試した‘富有’,‘松本早生富有’,‘伊豆’,‘太秋’,‘前川次郎’,‘西条’および‘禅寺丸’のカキ7品種すべてにおいて,収穫果実の完全種子がほぼ消失して空洞のしいな状種子となった.軟X線照射花粉を受粉したカキの受精胚珠は,受粉2週間後までは無照射花粉を受粉した胚珠と同様に発達したが,受粉4週間後に著しい胚乳組織の異常と胚の発達停滞が観察された....

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献5件

  • 増粘剤を添加した全粒粉パンの物性

    石井 和美, 新井 桃子, 門井 茉莉子, 桑野 奈々, 吉田 菊乃, 小林 三智子 日本調理科学会大会研究発表要旨集 28 (0), 76-, 2016

    ...<br><br>【目的】<br> 強力小麦粉は 内胚乳部をひいて作成するが、取り除かれる胚芽やふすま部分には現代人に不足しがちな食物繊維やミネラルが豊富に含まれている。強力粉で調製したパンと比較して栄養価は高いが、食物繊維の影響を受けてふくらみが悪くなることが知られている。そこで本研究は、改良剤として増粘多糖類を使用し、パンの物性に与える影響を検討した。...

    DOI

  • フェムト秒SHG顕微鏡による米種子断面の観察

    高橋 祥吾, 趙 越, Hien Khuat Thi Thu, 水谷 五郎 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 1436-1436, 2016

    ...従来の研究で、米種子の断面における胚と胚乳の境界である破砕細胞層から増強したSFG信号が検出された。しかし、この原因はまだ解明されていない。本研究では、SHG顕微鏡で、うるち米ともち米を観察して、破砕細胞層での対称性の破れを調べた。</p>...

    DOI

  • 米タンパク質の新規生理学的機能性に関する研究

    久保田 真敏 日本栄養・食糧学会誌 69 (6), 283-288, 2016

    ...その結果, 我々が摂取している精白米のタンパク質の1つであるプロラミンの消化性は炊飯処理で低下することを明らかにし, 逆にアルカリ抽出により精製した米胚乳タンパク質 (AE-REP) 中のプロラミンの消化性が高いことを <i>in vivo</i> レベルで証明した。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献14件

  • シロイヌナズナの花粉管誘引停止機構

    丸山 大輔, 東山 哲也 PLANT MORPHOLOGY 28 (1), 43-47, 2016

    ...<p>被子植物の有性生殖過程では,精細胞を運ぶ花粉管が卵細胞を内包する胚珠に対し,正確に1本だけ侵入をして受精をはたす.その背景には,花粉管誘引を担う助細胞を受精後に不活性化させる仕組みが存在する.われわれはこの助細胞の不活性化が胚乳との細胞融合という形でもたらされることを明らかにした.本総説では細胞融合を中心とした助細胞の不活性機構をシロイヌナズナの研究から紹介する.</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献24件

  • 米の特性が製粉性に与える影響および米粉性状と製パン性の関係

    本間 紀之, 高橋 誠, 吉井 洋一 日本食品科学工学会誌 63 (12), 551-560, 2016

    ...</p><p>24品種42点の精白米を60%が200メッシュ通過するまでラボミル粉砕した結果,精白米のアミロース含量が高い程,粉砕に要する時間は少なかった.胚乳粉質系統はアミロース含量の傾向とは関係なく,短時間で粉砕された.また,粉砕に要した時間と澱粉損傷度の関係を検討した結果,決定係数0.81**と高い相関が確認できた.品質判定機により分別した精白米を粉砕した場合,未熟粒率が高い程,製粉に要する時間...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献6件 参考文献7件

  • アワ新品種「ゆいこがね」の育成

    仲條, 眞介 岩手県農業研究センター研究報告 (14) 27-40, 2015-10

    ...母本「仁左平在来」の黄色い胚乳色と大粒性,父本「大槌10」の糯性を併せ持つ品種である。消費者・実需者に好まれる外観形質をもつことから,岩手県としては43年ぶり,5番目のアワ奨励品種に採用された。「ゆいこがね」の収量性は「大槌10」並で現行の在来系統「平」を30%程度上回るうえ,その胚乳色は「平」や県保有の黄色い糯アワ遺伝資源よりも鮮やかで濃い黄色である。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • ハダカムギ‘マンネンボシ’の硝子率に対する種子比重の寄与

    山口 憲一, 辻田 泉, 木村 浩, 水口 聡, 兼頭 明宏, 池田 達哉, 長嶺 敬 日本作物学会紀事 84 (3), 271-278, 2015

    ...2011現地群(24点)の3群を供試した.いずれのサンプル群の硝子粒も胚乳組織内ではデンプン粒の周囲が,漆喰状のマトリックスタンパク質によって密に充填されていた.また,硝子率と有意な相関関係が3サンプル群を通じて見られた形質は種子比重と60%精麦時間であった.従来から硝子率との関係が知られていた原麦タンパク質含量も,研究所群では2カ年とも硝子率と正の相関関係がみられた.これらのことから,硝子質粒では...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献3件 参考文献6件

  • 大麦由来β-グルカンを効率的に摂取する調理法の提案

    古谷 彰子, 三星 沙織, 平尾 和子 日本調理科学会大会研究発表要旨集 27 (0), 50-, 2015

    ...【目的】大麦種子には水溶性多糖類の(1,3)(1,4)-β-グルカン(β-グルカンと略)が胚乳部細胞壁に分布しており,血中コレステロールや血糖値,中性脂肪の低下作用,アレルギー反応を鎮め,ガンなどの腫瘍を抑える効果などが報告されている。近年,アメリカ(FFA)やフランス(EFSA)でもヘルスクレームの許可が試みられており,国際的にも注目の栄養素である。...

    DOI

  • 米タンパク質の特性を利用した経口ワクチンの開発

    佐生 愛, 増村 威宏 化学と生物 53 (6), 362-367, 2015

    ...ワクチン接種が施行されているが,予防効果と取り扱いの簡便さから,経鼻・経口といった粘膜からワクチンを接種する粘膜ワクチンが注目されている.植物科学分野では,1990年代初頭から,医療用として用いられるペプチドやタンパク質を生産する場として遺伝子組換え植物を利用する研究が報告されるようになった.筆者らは,長年イネ種子貯蔵タンパク質の合成・蓄積機構に関する研究を進めてきた.その仕組みを利用すると,イネ種子胚乳組織...

    DOI Web Site Web Site ほか1件

  • 登熟温度が米胚乳酵素活性量に及ぼす影響

    辻井 良政, 風見 真千子, 後藤 元, 浅野目 謙之, 高野 克己 日本食品科学工学会誌 62 (11), 527-533, 2015

    ...稲の登熟温度が低いと米胚乳中の澱粉および細胞壁分解酵素活性量が大きくなり,米飯食味に影響していることが示唆された.山形県産の3品種を用いて,2009∼2013年に生産された産地特定が可能な玄米サンプル139点の解析を行った.その結果,5年間の8種類の米胚乳中の酵素活性量の変動係数(標準偏差/平均値)は,0.466 (<i>β</i>-ガラクトシダーゼ)∼0.174 (<i>β</i>-グルカナーゼ)...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献6件 参考文献3件

  • イネ種子の電子顕微鏡的解析

    増村 威宏, 佐生 愛, 齋藤 雄飛 顕微鏡 49 (3), 211-215, 2014-12-30

    ...<p>イネ完熟種子のオルガネラの観察は,これまで十分行われていなかった.それは,イネ完熟種子の電子顕微鏡観察が技術的に困難だったからである.著者らは,イネ種子の樹脂包埋方法の改良を試みた.改良した方法は,乾燥したイネ種子中において成熟した細胞内顆粒のTEM観察を可能にした.イネ種子中のデンプン性胚乳の細胞内部の観察は,今後,イネの栽培者,育種家,消費者,食品加工者などの役に立つであろう.また本方法は...

    DOI Web Site

  • 三倍体ニホンスモモ‘貴陽’における胚珠発育の組織学的研究

    仲條 誉志幸, 大林 沙泳子, 八幡 昌紀, 永嶋 友香, 成瀬 博規, 増田 幸直, 向井 啓雄, 原田 久, 高木 敏彦 園芸学研究 13 (2), 107-111, 2014

    ...以外にも接合子や胚乳核がない異常なものも観察された.受粉35日後の前胚と胚乳核の観察された胚珠は‘太陽’が91.7%であるのに対し,‘貴陽’は75.0%であった.また,落下果実の胚珠は,‘太陽’では胚のうの未分化によるものがほとんどであったのに対し,‘貴陽’ではそれに加えて胚のうの発達遅延や退化,接合子や胚乳核の未分裂が認められた....

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献2件

  • フィジー共和国のキャッサバ Manihot esculenta の発酵食品 Bila の製法

    﨡原 絹子, 村上 志緒, 谷口(山田) 亜樹子, 佐藤 祐子, 松井 友美, 和田 佳苗, 吉田 真史 一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集 66 (0), 64-, 2014

    ...4)ココナッツの胚乳を削ったものを加えて混ぜる。5)ココナッツミルク、砂糖を加えて混ぜる。6)生地を適当な形に整えた後、ココナッツの葉で包み、ちまき様の形にする。7)沸騰したお湯に入れて30分茹でる。イモの発酵過程で、pHは低下し、発酵液には乳酸菌と酵母菌などが観察された。また、製法過程(2)の発酵させたイモを乾燥させると保存できることがわかった。...

    DOI

  • 粒状で食されるスペルトと国産小麦のデンプン粒の糊化

    佐藤 靖子, 鈴木 惇 日本調理科学会大会研究発表要旨集 26 (0), 93-, 2014

    ...<b>【結果】</b>5%加塩で加熱したスペルトは、胚乳部のデンプン粒は完全に糊化していたが、外皮は糊化しなかった。ハルヨコイおよびキタホナミの大部分のデンプン粒は糊化しなかった。ハルヨコイおよびキタホナミを無塩で茹でると、25~30分間でデンプン粒は糊化して軟化した。しかし、ハルヨコイの胚乳中心部のデンプン粒は、わずかに糊化しない部分があり、均一な軟化ではなかった。...

    DOI

  • 米の澱粉組成タイプと製粉特性,吸水特性ならびに胚乳細胞組織の形態との関係

    中村 充, 水上 優子, 青木 法明, 梅本 貴之, 日渡 美世, 池田 達哉, 荒木 悦子, 船生 岳人, 加藤 満, 城田 雅毅 日本作物学会紀事 83 (2), 126-135, 2014

    ...米の澱粉組成タイプとその製粉特性および吸水特性との関係を解明するために,澱粉組成が異なる 「日本晴」 の準同質遺伝子系統を含む水稲27品種・系統の澱粉組成と製粉特性の米粉粒径,澱粉損傷度,米粉および精米の吸水性を調査し,さらに胚乳細胞組織の形態との関係を検討した.その結果,澱粉組成はDNAマーカー分析も併用して,アミロペクチン超長鎖比率による3タイプ(K,H,Y)と短鎖比率による2タイプ(S,L)の...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献10件

  • 搗精度の異なる米飯粒の組織構造と人工消化試験系における消化性の関係

    田村 匡嗣, 熊谷 千敏, 小川 幸春 美味技術学会誌 12 (2), 30-36, 2013-12-31

    ...唾液や胃液の作用で胚乳表面に構造的な変化が生じたものの,消化率は約6~15%と低かった。しかし膵液の作用で粒内部のデンプンが消失するなどの変化が見られ,搗精度の高い米飯粒ほど高い消化率を示した。消化過程の粒構造を観察した結果,玄米飯では果皮が消化液の浸透を阻害して低い消化率になったと考えられた。...

    DOI Web Site

  • イタリアンルスカス(Danae racemosa (L.) Moench)の無菌播種

    坂本, 浩, 岩本, 祐佳 福井県園芸試験場報告 = Bulletin of the Fukui Prefectural Horticultural Experiment Station (19) 1-6, 2013-12

    ...胚は胚乳を除去した直径3~5mmの大きさで,発芽率が高かった。2.培地上の発芽と生育の最適温度は,15~20℃が適当であった。3.種子の採集時期と発芽率には密接な関係があり,無菌播種には12月上旬に採果された種子の発芽率が高かった。...

    日本農学文献記事索引

  • 米粉パンに適した有用突然変異 : 蛋白質変異体の利用

    川越, 靖 Gamma field symposia (49) 27-30, 2012-05

    ...胚乳細胞での蛋白質のジスルフィド架橋形成の分子機構は不明な点が多いため,ジスルフィド架橋形成に関与する酵素の解析を行った。PDIはジスルフィド架橋の形成(酸化),還元,つなぎ換え(異性化)反応を触媒する。蛋白質ジスルフィドイソメラーゼ(PDIL1;1)欠損変異体esp2はグルテリン前駆体を過剰に蓄積する。加えて,esp2のグルテリン前駆体は分子間ジスルフィド架橋による複合体を形成して蓄積する。...

    日本農学文献記事索引

  • 米粉パンに適した有用突然変異

    川越 靖 Gamma field symposia (49) 27-30, 2012-05

    ...胚乳細胞での蛋白質のジスルフィド架橋形成の分子機構は不明な点が多いため,ジスルフィド架橋形成に関与する酵素の解析を行った。PDIはジスルフィド架橋の形成(酸化),還元,つなぎ換え(異性化)反応を触媒する。蛋白質ジスルフィドイソメラーゼ(PDIL1;1)欠損変異体esp2はグルテリン前駆体を過剰に蓄積する。加えて,esp2のグルテリン前駆体は分子間ジスルフィド架橋による複合体を形成して蓄積する。...

    日本農学文献記事索引

  • 胚乳割断面の白濁パターン別の水稲乳白粒発生に対する温度と剪葉処理の影響

    井上 裕紀, 北 恵利佳, 山村 達也, 長田 あゆみ, 塚口 直史 北陸作物学会報 47 (0), 44-46, 2012

    ...乳白粒の胚乳断面の白濁パターンが異なることに着目し,乳白粒のタイプ別に温度および剪葉処理に対する反応を.水稲7品種を用いて明らかにすることを目的とした.発生した乳白粒の割断面は主に中心型乳白粒とリング型乳白粒に分類できた.中心型乳白粒は登熟温度の上昇で発生が増加し温度反応が明瞭だったため,今回用いた品種では29〜30℃の登熟温度による検定の可能性が示唆された.リング型乳白粒に対する登熟温度と剪葉処理...

    DOI Web Site

  • 精細胞の動態から迫る重複受精機構

    浜村 有希 PLANT MORPHOLOGY 24 (1), 97-103, 2012

    ...重複受精は被子植物に特徴的な生殖機構であり,農業的にも意義があるだけでなく生物学的にも大変興味深い現象である.1つの花粉に2つある精細胞のうち一方が卵細胞と受精して胚となり,もう一方が卵細胞の隣にある中央細胞と受精して胚の栄養器官となる胚乳を形成する.これまで重複受精過程の精細胞の動態は捉えられておらず,どのような経路をたどって受精していくのか,なぜ2つの精細胞が別々の受精相手に受精できるのかという...

    DOI

  • 【総説-受賞論文-】 澱粉生合成代謝システムの解明と制御

    中村 保典 応用糖質科学:日本応用糖質科学会誌 2 (1), 23-32, 2012

    ...イネアミロペクチンは他種アミロペクチンとは異なる分子構造を持ち,イネ胚乳澱粉は他の澱粉と異なるが,これにはキーアイソザイムの種特有の特性や構成が起因している。また,澱粉は構造が植物種や組織により異なり,環境によって変化するという特徴がある。イネ胚乳の澱粉合成システムは,植物が双子葉植物と単子葉植物に分化した後,アイソザイム数を増幅し変異を続けて作り上げてきた完成品でもある。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献92件

  • 黒大豆の抗酸化能に及ぼす調理の影響

    近藤(比江森) 美樹, 永易 あゆ子 日本調理科学会大会研究発表要旨集 24 (0), 47-, 2012

    ...しかし、黒大豆の抗酸化能は種皮由来成分に加えて、胚乳に存在する成分の関与が強く示唆された。そこで、今回は、胚乳に含まれるイソフラボン類の挙動と抗酸化能について検討した。<br>[方法] 黒大豆は2009年の岡山県産の丹波黒とし、対照には黄大豆のサチユタカを用いた。...

    DOI

  • 小麦胚芽抽出液を用いた無細胞タンパク質合成系とその応用技術

    渋井, 達郎 日本獣医生命科学大学研究報告 = Bulletin of Nippon Veterinary and Life Science University (60) 1-15, 2011-12

    ...主に胚乳部分が小麦粉として食され,胚芽は古くは捨てられていた。最近は胚芽部分に多くの栄養素が含まれていることからクッキーなどに入れられ利用されることが多くなってきている。分子生物学や遺伝子工学の分野では,小麦胚芽抽出液を用いて遺伝子からタンパク質を合成する実験が+31*年代から,盛んに行われるようになった。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 硬質コムギの粉状質化の要因と品質への影響

    宮崎,真行, 内川,修, 岩渕,哲也, 馬場,孝秀 日本作物学会九州支部会報 35-37, 2011-05-15

    ...硬質コムギ「ちくしW2号」および「ミナミノカオリ」を供試して,子実の浸漬処理や成熟期後の人工降雨により雨濡れを再現し,硬質粒の粉状質化の要因と品質への影響を検討した.硬質コムギでは,成熟期後の降雨により硬質粒率が減少(粉状質化)した.これは胚乳細胞内のプロテインマトリックスの構造が崩れ,デンプン粒子間に間隙が生じることが1つの要因であると考えられた.粉状質化した粒が多い場合は容積重が低下したものの,...

    NDLデジタルコレクション

  • 小麦匹芽抽出液を用いた無細胞タンパク質合成系とその応用技術

    渋井, 達郎 日本獣医生命科学大学研究報告 (60) 1-15, 2011

    ...主に胚乳部分が小麦粉として食され, 胚芽は古くは捨てられていた。 最近は胚芽部分に多くの栄養素が含まれていることからクッキーなどに入れられ利用される ことが多くなってきている。 分子生物学や遺伝子工学の分野では,小麦胚芽抽出液を用いて遺伝子からタンパク質を合成する実験が1970年代から, 盛んに行われるようになった。...

    機関リポジトリ

  • イネも夏バテをする?

    山川 博幹, 羽方 誠 化学と生物 49 (9), 624-629, 2011

    ...近年の温暖化によって,米の胚乳部分が白濁した乳白米が多発し,全国的に米品質の低下が問題となっている.乳白米は胚乳へのデンプンの蓄積が阻害されて生じると考えられるが,イネゲノム情報を活用した解析から,胚乳デンプンの蓄積が阻害される生理メカニズムが遺伝子レベルで明らかとなりつつある....

    DOI Web Site 参考文献48件

  • 深水栽培による米粒外観品質向上要因の解析

    千葉 雅大, 松村 修, 寺尾 富夫, 高橋 能彦, 渡邊 肇 日本作物学会紀事 80 (1), 13-20, 2011

    ...水稲を深水栽培すると,減収を伴わず白未熟粒の発生が抑えられる.本試験では,深水栽培による白未熟粒発生抑制の生理的機構を,高温登熟耐性の異なる3品種(初星とササニシキ:弱,コシヒカリ:中)を用いて,シンクである籾と稲体のソース機能に着目して解析した.白未熟粒は胚乳のデンプン粒の充実不足により発生するため,その発生抑制には,子実への炭水化物転流量の増加が有効である.分げつ盛期から最高分げつ期に,水深18...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献4件 参考文献11件

  • トルコギキョウにおける重複受精と胚発生

    王 秋紅, 張 楊, 河鰭 実之, 李 玉花 Journal of the Japanese Society for Horticultural Science 80 (3), 351-357, 2011

    The double fertilization process and the development of endosperm and embryo were observed by microscopy in <i>Eustoma grandiflorum</i>. The flowers were fixed at various times after …

    DOI Web Site Web Site 参考文献21件

  • 【報文】 高アミロース米「雪の穂」の胚乳澱粉の性質と米飯物性

    中浦 嘉子, 中尾 恵子, 高木 龍一郎, 海野 良一, 林 靖久, 井ノ内 直良 応用糖質科学:日本応用糖質科学会誌 1 (1), 86-94, 2011

    ...糖尿病の食事療法への利用が期待される雪の穂の胚乳澱粉の性質や米飯物性について明らかにするために, 2004~2008年産の雪の穂5試料, 2006年産の市販コシヒカリ1試料および(独)農業・食品産業技術総合研究機構作物研究所および各地農業研究センターで2006年に栽培された80試料の全86試料米を用いて実験を行った。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献7件 参考文献27件

  • イネ無胚乳変異原因遺伝子<I>ENL1</I>はSNF2ヘリカーゼ様タンパク質をコードする

    加藤 大和, 原 睦美, 佐藤 豊, 北野 英己, 長戸 康郎, 石川 亮, 木下 哲, 武田 真, 服部 束穂 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2011 (0), 0060-0060, 2011

    ...PI染色法を用いて初期胚乳形成過程の核・染色体の様子を共焦点レーザー顕微鏡観察したところ、野生型では細胞化に先立つ遊離核の一様な分布が見られたのに対し、<I>enl1</I>変異体では染色体の分離異常の結果と考えられる巨大化した核が観察された。これらの結果は、多核期胚乳における染色体サイクルの異常が、<I>enl1</I>変異体における無胚乳表現型の原因であることを示している。...

    DOI

  • イネ種子における遊離リシン含量制御機構の解析

    川勝 泰二, 高岩 文雄 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2011 (0), 0612-0612, 2011

    ...<I>OsLKR/SDH</I>プロモーターは登熟中の種子胚および胚乳中のアリューロン層・サブアリューロン層においてGUSレポーター遺伝子の発現を誘導した。胚乳中における発現パターンは種子貯蔵タンパク質(SSP)遺伝子の発現パターンと酷似しており、SSP遺伝子と同様の発現制御を受けていることが示唆された。...

    DOI

  • 膜貫通型転写因子OsbZIP39による<I>BiP</I>遺伝子の転写活性化

    高橋 英之, 若佐 雄也, 林 晋平, 川勝 泰二, 高岩 文雄 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2011 (0), 0385-0385, 2011

    ...我々は,イネ胚乳に有用タンパク質やペプチドを蓄積した組換え米の開発を進めている.しかし,導入産物によっては,種子の粉質化,白濁化といった死米様表現型が観察される.このような種子では,BiP等の小胞体シャペロンの発現が上昇しており,異種タンパク質発現による小胞体ストレスが誘導されると推察される.これまでに我々は,イネプロトプラストにおいて<I>BiPa</I>プロモーターを活性化する膜貫通型転写因子OsbZIP39...

    DOI

  • 湿り空気による加温・加湿が玄米の GABA 富化並びに品質に及ぼす影響

    水野 英則, 福森 武, 劉 厚清, 金本 繁晴, 佐々木 泰弘 農業機械学会誌 73 (3), 207-214, 2011

    ...その結果,GABA富化量は加温・加湿条件によって変化し,富化GABAが胚芽部・糠層から胚乳部へ多量に移行することを認めた。加温・加湿の最適条件は,徐々に昇温し最終的に4h・70℃,湿度を2h・80%~95% RH,続いて9h・98% RHの計11h,その後6h乾燥した場合,玄米のGABAが顕著に増加し,その白米や無洗米は,品質,食味ともに良好であった。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 参考文献6件

  • ライブイメージングで明らかにした重複受精における配偶体細胞のダイナミクス

    浜村 有希, 齊藤 知恵子, 金岡 雅浩, 佐々木 成江, 中野 明彦, 東山 哲也 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2011 (0), 0025-0025, 2011

    ...2つの精細胞は花粉管に運ばれ、一方が卵細胞と受精して胚を、もう一方が中央細胞と受精して栄養組織である胚乳を形成する。近年、配偶体細胞の融合に関わる因子が単離されたが、2つの精細胞の受精相手など、重複受精における2つの精細胞の挙動は依然として明らかでない。<br> 我々は、2色4次元共焦点顕微鏡と配偶体特異的蛍光タンパク質マーカーを用い、132例の重複受精のライブイメージングに成功した。...

    DOI

  • イネ胚乳においてGEFはグルテリン前駆体の貯蔵型液胞への輸送に関与する

    福田 真子, 佐藤 美緒, Okita Thomas W., 川越 靖, 小川 雅広, 熊丸 敏博 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2011 (0), 0103-0103, 2011

    ...また、<I>glup6</I>の登熟初期の胚乳では細胞壁にグルテリンを集積する顆粒が観察されたが、登熟後期では消失した。<br>以上のことから、イネGEFは胚乳細胞におけるゴルジ体等のエンドメンブレンシステムの形成に重要な作用を有し、グルテリン前駆体のゴルジ体からPSVへの細胞輸送に関与していると考えられる。...

    DOI

  • イネ高温登熟メタボローム~マルチオミックス解析による米品質制御遺伝子の推定

    山川 博幹, 羽方 誠, 寺尾 富夫 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2011 (0), 0565-0565, 2011

    ...各代謝反応を触媒する酵素をコードする遺伝子群の発現の変動および発現強度を考慮すると、デンプン蓄積阻害は、穎花へ流入するスクロースの胚乳細胞内への取り込みおよび代謝の阻害、デンプン合成の阻害、デンプン分解の促進、チトクローム呼吸鎖阻害によるATP合成の低下によって生じている可能性が示唆された。...

    DOI

  • 光によるトマト芽生えのフック巻込み反応に関わる胚乳因子

    兼平 清江, 森川 友紀, 姉川 彩, 大西 美輪, 深城 英弘, 三村 徹郎, 橋本 徹, 七條 千津子 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2011 (0), 0802-0802, 2011

    ...そこで今回、胚乳中に光によるフック巻込みを制御する因子が存在するのではないかとの作業仮説を立て、発芽直後のトマト芽生えより取り出した胚乳の水抽出液を、種皮と胚乳を取り去ったトマトの芽生えの子葉に与えたところ、赤色光下でフックが巻き込むことを見出した。その結果の詳細について報告する。...

    DOI

  • イネ<I>FLO2</I>は種子貯蔵物質の生合成を統御する上位制御因子である

    シャク 高志, 草野 博彰, 鶴巻 由美, 八重島 充弘, 内藤 夏佳, 山川 博幹, 羽方 誠, 青山 卓史, 佐々木 忠将, 佐藤 光, 島田 浩章 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2011 (0), 0890-0890, 2011

    ...イネの<I>flo2</I>変異体は乳白で小粒の胚乳を生じる。この変異体では、登熟期に強く発現する貯蔵デンプンや貯蔵タンパク質生合成に関わる遺伝子の発現量が顕著に低下するため、この変異の原因遺伝子は貯蔵物質の生合成に関わる制御因子であることが示唆された。...

    DOI

  • 黒大豆の抗酸化能に及ぼす調理の影響

    比江森  美樹, 永易 あゆ子, 國吉  綾花 日本調理科学会大会研究発表要旨集 23 (0), 55-55, 2011

    ...従って、黒大豆の抗酸化能は種皮由来の成分に加えて、主に胚乳に存在する成分に起因することが示唆された。...

    DOI

  • ガンマ線照射によりイネに誘発された突然変異の解析と利用

    森田, 竜平 Gamma field symposia (47) 41-46, 2010-05

    ...ガンマ線を照射した後代集団から、Wx遺伝子、PLA遺伝子、胚乳タンパク質合成遺伝子、ジベレリン合成および感受性遺伝子、CAO遺伝子に突然変異が生じた個体をそれぞれスクリーニングし、PCRによるDNA変異の解析を行った。合計15個体の突然変異体を調査した結果、12個体で欠失が、2個体で塩基置換が、1個体で逆位が生じていた。...

    日本農学文献記事索引

  • 高温による水稲の生育・登熟への影響

    近藤, 始彦 Gamma field symposia (47) 67-74, 2010-05

    ...白未熟粒の白濁部位ではデンプン粒の形成が不完全であることより、胚乳組織の生長に対するデンプン蓄積の異常が発生に関係すると考えられる。デンプン蓄積の異常の原因としては、基質供給とデンプン合成などシンク機能の低下・異常の両者が想定されている。品種対策として高温下でも整粒歩合の高い耐性品種の育成が進んでいる。...

    日本農学文献記事索引

  • 高等植物の生殖および初期発生研究の最前線

    東山 哲也 PLANT MORPHOLOGY 22 (1), 1-2, 2010

    Sexual reproduction and early development of flowering plants have been major issues in plant morphology. These processes occur inside the pistil tissue, enclosed by many cell layers. Sophisticated …

    DOI

  • イネの膜貫通型転写因子OsbZIP39は小胞体ストレス応答を制御する

    高橋 英之, 若佐 雄也, 川勝 泰二, 林 晋平, 高岩 文雄 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2010 (0), 0625-0625, 2010

    ...我々は,イネ胚乳に有用タンパク質やペプチドを蓄積した組換え米の開発を進めている.しかし,導入産物によっては,種子が粉質化,白濁化といった死米様表現型を呈してしまうことが分かった.このような種子では,BiP等の小胞体シャペロン遺伝子の発現が上昇しており,異種タンパク質発現による小胞体ストレスが原因であろうと考えた.植物の小胞体ストレス応答の分子機構には不明な点が多いが,近年,シロイヌナズナにおいて膜貫通型...

    DOI

  • イネの胚乳形成に関わるF1ATPase様遺伝子

    草野 博彰, シャク タカシ, 羽方 誠, 内藤 夏佳, 鶴巻 由美, 八重島 充弘, 佐々木 忠将, 青山 卓史, 佐藤 光, 山川 博幹, 島田 浩章 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2010 (0), 0787-0787, 2010

    ...イネ登熟期の高温は胚乳の白濁化と収量の減少を引き起こすことが知られている。我々はこの現象の分子メカニズムを解明するため、これに似た表現型を持つflo2変異体との比較を行った。網羅的遺伝子発現解析では、物質貯蔵や細胞機能制御に関わる遺伝子のほか、リボソームタンパク質遺伝子やATPの代謝に関わる遺伝子の発現が共通して減少していることが示唆された。...

    DOI

  • イネ胚乳タンパク質の品質管理におけるERシャペロンBiPの機能解析

    若佐 雄也, 保田 浩, 高岩 文雄 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2010 (0), 0131-0131, 2010

    ...<br>我々は、イネ胚乳に有用タンパク質やペプチドを蓄積した組換え米の開発を進めている。その際導入産物によっては、しばしば種子の粉質化、白化といった死米様表現型を呈すると同時に、種子貯蔵タンパク質の低下およびBiPの増加が認められる。その後の解析から、このような種子では胚乳細胞にERストレスが起こっていることが示唆された。...

    DOI

  • デンプン合成に関与するイソアミラーゼ複合体構造の多様性

    内海 好規, 藤田 直子, 中村 保典 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2010 (0), 0001-0001, 2010

    ...<I>ISA2</I>過剰発現により、双子葉植物のように胚乳ISA複合体は全てISA1-ISA2型に変換したが、種子中のデンプン蓄積量は低下し、その性質も野生株と比較して劇的に変化した。また、可溶性のデキストリンの蓄積が認められた。 一方、<I>ISA2</I>抑制系統にはISA1ホモ複合体のみが存在するが、表現型は野生株と同等であった。...

    DOI

  • 黒ゴマのFT‐IR/ATRスペクトル法を用いた成分分析

    北出 かおる, 片山 詔久, 桑江 彰夫 日本食品科学工学会誌 57 (5), 215-219, 2010

    ...本研究では,赤外分光法(FT-IR/ATR法)を用い,生黒ゴマ子葉,残存胚乳,種皮の各部位の赤外吸収スペクトルを測定し,主要なスペクトルパターンを把握するとともに,それがどのような成分に由来しているのかを検討した.この手法を用いた成分分析では,複雑な抽出・分離操作を必要とせず,一粒のゴマを用いて,その主要成分である脂質,タンパク質,糖質を同定することができた.脂質由来バンドは,子葉,残存胚乳で強い吸収...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献1件 参考文献20件

  • コムギグルテニン遺伝子Glu-1Dx5を導入したイネ玄米全粒粉の製パン特性

    和田 義春, 氏家 綾子, Nono Carsono, 吉田 智彦 日本作物学会紀事 79 (1), 26-28, 2010

    ...我々は先にコムギのグルテニン遺伝子<i>Glu-1Dx5</i>を遺伝子銃法でインドネシアのイネ品種Fatmawatiに導入し,導入植物の玄米胚乳中で<i>Glu-1Dx5</i>遺伝子の発現を確認した.本報告では,コムギグルテニン遺伝子導入イネのT<sub>2</sub>世代から約100gの玄米を用いて全粒粉パンを作成し,導入遺伝子が製パン特性に及ぼす影響を調査した.コムギグルテニン遺伝子導入イネ...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 参考文献6件

  • 黒ボク土におけるオオムギ精麦品質の改良  ‐粉状質胚乳を呈するデンプン変異形質の有用性‐

    塔野岡 卓司, 河田 尚之, 藤田 雅也, 吉岡 藤治, 乙部 千雅子 日本作物学会紀事 79 (3), 308-315, 2010

    ...黒ボク土など穀粒が高タンパク質化しやすい栽培環境における精麦品質の向上に有用な形質を明らかにするため,胚乳が粉状質を呈するモチ性および破砕デンプン粒変異(fractured starch granule)に関する準同質遺伝子系統を用いて,灰色低地土水田と黒ボク土畑における硝子率と精麦品質の差異を解析した.その結果,これらの準同質遺伝子系統ではタンパク質含量にかかわらず,ほぼ完全な粉状質であり,黒ボク...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献5件 参考文献55件

  • 登熟初期のコムギ子実における同化産物の転送に関与する組織構造の変化

    鴻田 一絵, 松田 智明, 新田 洋司 日本作物学会紀事 79 (4), 499-505, 2010

    ...系列で脱水した.その後スパー樹脂に包埋し,準超薄切片を作成後,トルイジンブルーOで染色した.観察した子実において,胚乳組織 (シンク組織) の分化は開花後8日に完了した.同時期に,珠心突起から転送される同化産物をシンク組織に転送する構造 (特殊化した糊粉細胞および胚乳液腔) が発達した.開花後9日には,珠心突起の転送細胞において,細胞壁内部突起が発達した.また,胚乳組織では一次デンプン粒の蓄積が顕著...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 参考文献19件

  • イネ胚乳の初期発生

    大西 孝幸, 木下 哲 PLANT MORPHOLOGY 22 (1), 15-22, 2010

    ...イネの胚乳組織は可食部であり,重要な研究対象である.イネ胚乳の初期発生は,多核体期と細胞分裂期からなり,これらの転換期には細胞化と呼ばれる現象が観察できる.この間のイネの胚乳発生は形態的にも複雑であり,さらに短時間のうちに活発に変化する.このことは,イネ胚乳の初期発生が複雑な分子機構によって制御されていることを予想させる.しかしながら,胚乳発生の機構については,形態的な観察こそ詳細になされているものの...

    DOI 参考文献38件

  • 植物アセチルコリンエステラーゼの細胞内局在性

    小林 智也, 山本 紘輔, 小栗 秀, 桃木 芳枝 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2010 (0), 0881-0881, 2010

    .../I>)と相同性の高い2種類の<I>AChE</I>ホモログ遺伝子を発見し,rice <I>AChE1</I>および<I>2</I>とした.これらの遺伝子にはシグナルペプチドが含まれ,細胞外に存在する分泌タンパク質であると予測された.さらにmaize AChE抗体を作製し,トウモロコシ幼苗におけるmaize AChEの局在性を観察した.Maize AChEは鞘葉,鞘葉節および胚軸の維管束,種子の内胚乳...

    DOI

  • シロイヌナズナにおける<I>FUS3</I>の発現に対するDNAメチル化の影響

    渋川 登美子, 菊池 彰, 鎌田 博 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2010 (0), 0056-0056, 2010

    ...植物において、胚乳形成時にDNAメチル化によって発現制御される遺伝子が知られている。しかし、胚発生関連遺伝子の発現に対するDNAメチル化の影響について明らかになっていない。本研究では、シロイヌナズナの胚発生関連遺伝子<I>FUS3</I>の発現制御にDNAメチル化が関与するか調べるため、<I>FUS3</I>の発現レベルとDNAメチル化レベルの関係およびそのDNAメチル化機構を調べた。...

    DOI

  • イネデンプン枝作り酵素アイソザイムの反応特性

    中村 保典, 内海 好規, 澤田 隆行, 相原 里美, 内海 稚佳子, 吉田 真由美, 北村 進一 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2010 (0), 0006-0006, 2010

    ...これまでの変異体や組換え体を解析した研究から、イネ胚乳にはBEI, BEIIa, BEIIbの3種類のアイソザイムがデンプン合成に関与し、それぞれ異なる機能を果たしていると考えられるが、<I>in vitro</I>実験で証明する必要がある。本研究では、リコンビナント精製酵素を用いて、アミロペクチンやアミロースなどの基質を用いた反応を行い、次の結果を得た。...

    DOI

  • スターチシンターゼSSI/SSIIIa活性が低下したイネ変異体

    藤田 直子, 佐藤 瑠衣, 林 亜樹, 児玉 桃子, 伊藤 るみ子, 相原 里美, 中村 保典 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2010 (0), 0002-0002, 2010

    ...また,登熟胚乳のSS活性は,いずれのタイプも顕著に低下していることが明らかになった。一方、SSIおよびSSIIIaの両方の活性が完全欠失した登熟種子は得られず,不稔になると考えられた。両タイプの白濁種子のアミロペクチンの鎖長分布は,野生型や両親変異体とも異なるユニークなパターンを示し,アミロース含量が高かった。...

    DOI

ページトップへ