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検索結果 5,053 件

  • 重度の緑内障を伴い,手指の凍瘡様紅斑から診断に至ったAicardi-Goutières syndromeの1例

    入江 絹子, 平岩 朋子, 山本 俊幸 日本皮膚科学会雑誌 134 (6), 1629-1636, 2024-05-20

    ...<p>17歳女性.乳児期から暗紫紅色斑を手指,足趾に認め,重度の凍瘡として治療されていた.開放隅角緑内障の既往あり,同症状の家族歴なし.当科初診時は春であったが,両手指背側,両耳介,膝に暗赤色斑,痂皮,瘢痕が多発し,爪の部分的脱落を認めた.各種自己抗体は陰性.夏季は症状改善していたが,冬季は手指・足趾に水疱形成,潰瘍化を認めた.遺伝子検索を行ったところ,<i>TREX1</i>遺伝子にヘテロ接合性の...

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  • 難治性めまいへの弛まぬ挑戦

    將積, 日出夫 Toyama medical journal 34 9-14, 2024-03-31

    ...原因は卵形嚢から耳石が脱落し三半規管に迷入して生じ、後半規管型BPPVが約9 割、外側半規管型BPPVは約1 割である。治療には耳石を卵形嚢に移動させる浮遊耳石置換法が知られているが、ヒトでは耳石の移動を観察することは出来ない。本稿では、私が富山大学耳鼻咽喉科で継続してきた、浮遊耳石置換法の理解に役立つ世界発の膜迷路モデルの開発研究について紹介する。...

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  • 通いの場参加者の要介護認定発生率~自治体事業としての評価~

    倉地 洋輔, 中澤 幹夫, 天野 樹, 添田 結美子, 濱田 守人, 植田 拓也 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 33-33, 2024-03-31

    ...</p><p>【考察】</p><p>通いの場の参加は、5年後の新規認定を抑制する可能性があり、特に週1回以上の体操の通いの場への参加の新規認定の抑制効果が高いことが明らかとなった.一方、本発表では通いの場の脱落者についての言及はできていないため、今後の検討課題である.年齢調整新規認定率は通いの場への参加の意義を示すとともに、介護給付費の抑制効果を示すことにもつながるため行政事業の評価指標として非常に...

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  • リハビリテーション専門職によるデイサービススタッフに対する遠隔支援が利用者の心身機能に及ぼす影響

    新井 武志, 植田 拓也, 山中 信, 安齋 紗保理, 中瀬 咲子, 柴 喜崇 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 317-317, 2024-03-31

    ...研究期間中に新型コロナ感染症のクラスターが発生するなど,特殊な要因も心身機能の変化には影響していることが考えられる.本研究にはさまざまな限界がある.まず,対象者数が少ないことに加えて入院や死亡といったイベントが発生し脱落が多くあった.スタッフへの遠隔支援が心身機能に及ぼす影響を評価するためには,今後できるだけ対象者数を増やし,より長期にわたって追跡することが求められる....

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  • 高齢パーキンソン病に対するソフトロボットグローブを使用した遠隔監視による在宅作業療法

    加賀山 俊平, 園田 悠馬, 多賀 優佳 作業療法 43 (1), 137-140, 2024-02-15

    ...<p>本研究は在宅生活を送るパーキンソン病(以下,PD)患者におけるロボットグローブ(以下,RG)を用いた遠隔監視下の作業療法(以下,OT)の実行性と認容性,ならびに上肢機能,Quality of Life,介護負担に対する有効性の探索を目的とした予備的事例研究である.RG装着と非装着のOTを順に各々週2回・5週間実施し,手の痛みや強い疲労と脱落,簡易上肢機能検査,カナダ作業遂行測定,EuroQol...

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  • 卵巣に子宮内膜症性囊胞を背景として中腎様腺癌と漿液粘液性境界悪性腫瘍が併存した1例

    鈴木 裕紀子, 小菊 愛, 夏山 貴博, 森上 聡子, 近田 恵里, 石原 美佐, 成田  萌 産婦人科の進歩 76 (1), 1-7, 2024-02-01

    ...管由来であることを示唆する所見であった.画像診断的に,妊娠中の子宮内膜症性囊胞は脱落膜様変化と卵巣癌合併の鑑別が難しく,今回も後方視的には卵巣癌合併の可能性をより強く考慮することが望ましかったかもしれないが,脱落膜様変化を背景としてMLAと漿液粘液性境界悪性腫瘍が混在したことは卵巣癌の鑑別をより困難なものにしたと推察された.今後症例を蓄積することによって,MLAの起源や予後,標準治療の確立が望まれる...

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  • 歯科恐怖症を有する患者に対しナラティブを重視して診療を進めた1 症例

    菱川 梓 THE JOURNAL OF THE ACADEMY OF CLINICAL DENTISTRY 43 (2), 144-, 2024-01-31

    ...<p><b>44 歳の女性の歯科恐怖症患者について,患者のナラティブを重視して診療を進め,歯周治療から安定したSPT に移行した 症例である.患者は,前歯が自然脱落しそうな状態にもかかわらず歯科治療に対する恐怖心から永年にわたって歯科受診を避けてきた.患者の訴えから歯に強い劣等感をもち,治療が必要だと自覚しながら歯科受診を避けてきた歯科恐怖症と判断した.初診時は極度の緊張状態にあり,自分から言葉を口...

    DOI Web Site 医中誌

  • 追跡データと手描き地図収集による地理的社会調査の拡張

    埴淵 知哉 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 239-, 2024

    ...ただし,脱落率の高さはオンラインサーベイの課題であり,主要な個人属性および都市別に追跡率を比較すると,年齢による差が際立って大きいことが示された。若年層はモニターとしての登録継続率自体がやや低く,さらに今回の調査に対する協力率も低かったため,高齢層に比して大幅に低い追跡率を示す結果となった。ただし,その他の社会経済的特性や都市による違いは比較的小さいことも示された。...

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  • MRI拡散強調画像で診断し得たpure hand knob infarctionの1例

    山髙 元暉, 牧野 健作, 西岡 和輝, 眞上 俊亮, 中尾 保秋, 山本 拓史 脳卒中 46 (3), 258-262, 2024

    ...<p>下垂手は,末梢神経障害の典型的な臨床症状とされているが,今回我々は,下垂手を主訴として来院した急性期脳梗塞に対して,血栓溶解療法を用いて良好な転帰をたどった症例を経験したので報告する.症例は75歳男性,突然の手関節より末梢の筋力低下を主訴に来院した.頭部MRIにて左運動野に限局する急性期脳梗塞を認め,rt-PAによる静注血栓溶解療法を行った.神経症状は急速に改善し.神経脱落所見なくmRS 0で...

    DOI Web Site 参考文献11件

  • 慢性硬膜下血腫に伴う一過性神経脱落症状の1例

    石内 実紗, 稲富 雄一郎, 山村 理仁, 中島 誠, 米原 敏郎 臨床神経学 advpub (0), 2024

    ...の某日より,右上肢の異常感覚と発語失行を伴う5~10分の発作が,1~2回/日出現するようになり,当院に入院した.血腫の再拡大はなかったが,左側の血腫隣接部では,円蓋部脳溝にFLAIRで高信号となる変化を認め,SPECT上は集積が低下していた.脳波では異常なく,CT血管造影では血腫による左中大脳動脈の軽度偏倚を認めた.発作は10日間で消失した.本例では慢性硬膜下血腫に伴う脳虚血に関連した,一過性神経脱落症状...

    DOI PubMed

  • リモノイドの生合成経路を解明! 合成生物学による供給に期待

    尾﨑 太郎 ファルマシア 60 (2), 150-150, 2024

    ...リモノイドは主にミカン科とセンダン科の植物に含まれ,トリテルペンの一種に分類される.ミカン科植物の苦味の原因となる一方,殺虫活性等の有用な生物活性を示すものが多い重要な化合物群でもある.リモノイドは炭素数30の通常のトリテルペンとは異なり,C4ユニットの脱落とともにフラン環が形成されている点,前駆体メリアノール(1)に存在する30位のメチル基が生合成の過程でシフトしている点に構造上の特徴がある.しかし...

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  • 不妊症に対する先進医療:子宮内環境検査

    田村 和広, 久慈 直昭 ファルマシア 60 (3), 203-208, 2024

    ...ARTにおいて適切な着床時期を調整する際には, 脱落膜化した子宮内膜を網羅的に遺伝子解析する子宮内膜受容能検査(ERA)等を行い, この結果に基づいて至適な時期に胚盤胞の移植を行うことがある。...

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  • 全部鋳造冠,前装鋳造冠の生存時間に関する多機関共同後ろ向き研究

    堀坂 寧介, 久保 至誠, 丸山 和久, 大井 孝友, 難波 秀樹, 山本 修平, 桃井 保子, 介田 圭, 江越 貴文, 平 曜輔 日本補綴歯科学会誌 16 (1), 49-57, 2024

    ...</p><p><b>結果:</b>682人の研究対象者から全部鋳造冠 (MC:542歯)と前装鋳造冠 (FC:282歯)の計824歯の生存時間に関する情報が得られた.10年後の生存率はMCで74.2%,FCで75.3%,生存時間の中央値はMCで20.8年,FCで19.7年と推計された.再治療の主な理由は,脱落,齲蝕,根尖性歯周炎,歯根破折,補綴的要求であった.生存時間に有意に影響する因子は,「初回製作...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献17件

  • 神奈川県におけるクリハラリス<i>Callosciurus erythraeus</i>の体毛発現の季節性

    嶌本 樹, 古荘 寿奈, 江口 勇也, 伊藤 元裕, 片平 浩孝 哺乳類科学 64 (1), 73-78, 2024

    ...)では1月に体毛発現が認められた.これまで本種は6月に尾の換毛が生じることが簡易的に記載されているのみであったが,今回の知見により体毛発現が生じる時期は非常に長かったことから,換毛も6月のみではなく春から秋にかけて生じている可能性が示された.今後,各種体毛を用いた分析をより正確に解釈するためには,同一個体を経時的に剃毛し,体毛の成長状況を観察することで,一年間の換毛回数や体毛の成長速度,古い体毛の脱落時期...

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  • 新型コロナウイルス感染後の精神医学的後遺症

    小口 芳世 聖マリアンナ医科大学雑誌 51 (Suppl), S181-S184, 2024

    ...治療の脱落率や時間的要因も考慮に入れ,継続的な研究と症例蓄積が必要である。COVID-19パンデミックが始まって4年以上経過した現在でも,新たな症例とその治療法の開発が急募されている。症状の遷延や軽快を伴う症例を蓄積し,その背景要因を解析することが,今後の治療戦略の確立に不可欠である。本研究はその一環として,COVID-19と精神医療との相互作用に新たな視点を提供する。</p>...

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  • 難治性めまいへの弛まぬ挑戦

    將積 日出夫 Toyama Medical Journal 34 (1), 9-14, 2024

    ...原因は卵形嚢から耳石が脱落し三半規管に迷入して生じ、後半規管型BPPVが約9割、外側半規管型BPPVは約1割である。治療には耳石を卵形嚢に移動させる浮遊耳石置換法が知られているが、ヒトでは耳石の移動を観察することは出来ない。本稿では、私が富山大学耳鼻咽喉科で継続してきた、浮遊耳石置換法の理解に役立つ世界発の膜迷路モデルの開発研究について紹介する。...

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  • もやもや病による右前頭葉の脳梗塞で発語失行と文法障害を呈した交叉性失語の 1 例

    目黒 祐子, 松田 実, 佐藤 健一, 佐々木 達也 高次脳機能研究 (旧 失語症研究) 43 (4), 248-257, 2023-12-31

    ...本例の言語障害は, ①プロソディ障害を主症状とする発語失行と②助詞の脱落や誤用, 構文理解障害を主症状とする文法障害との 2 つの要因から構成されていた。右利き患者で右半球病巣による発語失行や失文法の既報告例と症状や病巣を比較検討した。発語失行や文法障害の症状には大きな違いはなかったが, 病巣的には微妙な違いがあると考えられ, もやもや病による慢性的な虚血性の機能障害が関与していると考えられた。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献16件

  • 膵頭十二指腸切除術後の膵管空腸吻合部ロストステントの閉塞が発症原因と考えられた膵膿瘍に対して経胃的ドレナージが奏功した1例

    中島 隆善, 藤川 正隆, 坂井 良行, 南堂 吉紀, 松木 豪志, 一瀬 規子, 笠井 明大, 岡本 亮, 生田 真一, 仲本 嘉彦, 相原 司, 西島 規浩, 川添 智太郎, 岸 清彦, 大﨑 往夫, 栁 秀憲, 山中 若樹 膵臓 38 (6), 420-427, 2023-12-28

    ...か月無再発で経過していたが,心窩部痛を自覚したため当院を受診した.血液検査にて炎症反応の上昇,CT検査で残膵に連続する多房性の液貯留を認めた.膵管空腸吻合部に留置していたロストステントは膵管内に残存しており,その閉塞に伴い発生した膵膿瘍と診断した.膿瘍は胃後壁に密着しており超音波内視鏡下に経胃的ドレナージを施行した.ドレナージ後に炎症所見と症状は改善し,膿瘍腔は著明に縮小した.ロストステントは自然脱落...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献11件

  • アイヌ語の所属形は「もの」から来たか

    佐藤 知己 歴史言語学 12 (0), 53-70, 2023-12-27

    ...また所属接尾辞の不規則性を説明する ための Janhunen (2020) の提案は,アイヌ語の歴史に大規模な母音脱落や子音脱落 があったことを仮定するが,子音や母音の「脱落」が概念形の形成や他動詞からの 逆使役のような,極めて限られた形態領域にしか起きないという問題がある。...

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  • 心臓植込みデバイス遠隔モニタリング脱落に関する検討

    木田 博太, 菊池 佳峰, 大谷 昇平, 青木 梨香子, 玉木 芹, 岡田 華奈, 佐藤 伸宏, 上野山 充, 川崎 真佐登, 渡部 徹也, 山田 貴久 心電図 43 (4), 254-260, 2023-12-22

    ...).多変量解析では,年齢(Odds比:1.04,95%信頼区間:1.00-1.09,p=0.044)と交換症例(Odds比:3.73,95%信頼区間:1.64-8.44,p=0.002)が脱落と独立した関連を認めた.遠隔モニタリング新規導入症例において8.3%で脱落を認め,その理由として電源・設置場所に起因した通信不良の頻度が最も高かった.高齢症例や交換症例は脱落のリスクが高いことが示唆された....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献10件

  • <i>Heterostemma</i> <i>alatum</i>(キョウチクトウ科ガガイモ亜科)の形態変異

    Basumatary S., Rodda M., Baruah S. 植物研究雑誌 98 (6), 319-323, 2023-12-20

    ...Heterostemma</i> <i>alatum </i>はインドとネパールから記載さ れたが,後の文献における花形態の記載には不一致が見られる.そこで,文献の記載と標本の調査を行ったところ,本種の花冠裂片には,極狭タイプと幅広タイプ,さらに中間的なタイプがあることが明らかとなった.また,今回,アッサムから標本を採取したが,生の状態の副花冠裂片の先端には毛束が確認でき,これまでの記載にはない特徴である.この毛は脱落...

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  • 早期新生児の臍帯消毒の必要性の検討

    柚木, 理恵, 神徳, 備子, 江藤, 宏美 保健学研究 36 9-19, 2023-12

    ...で有意差はなかったが,アルコール消毒群では生後 4 日の浸出液が有意に多く,臍帯が乾燥している新生児の割合が有意に少なかった.結論:新生児の臍帯ケアとして,自然乾燥法とアルコール消毒法において臍炎の発症や臍帯脱落日数に差はなかった.日本で実施される臍帯ケアにおいては,他の先進国同様に感染徴候がない場合は自然乾燥法でも問題ない可能性が高いと考える....

    機関リポジトリ HANDLE Web Site

  • 顔面痙攣のみで発症した後頭蓋窩静脈洞交会部テント髄膜腫の1手術例

    橋田 篤知, 武田 康, 清野 純平, 太田 浩嗣, 山本 淳考 Journal of UOEH 45 (4), 237-241, 2023-12-01

    ...<p>顔面痙攣の多くは顔面神経と血管あるいは腫瘍性病変が直接接することで生じるが,離れた腫瘍性病変が小脳や脳幹を圧排して間接的にその周囲の構造物が接することで生じることもある.我々は,顔面痙攣のみで発症した後頭蓋窩静脈洞交会部テント髄膜腫を経験したので報告する.症例は68歳女性.2週間前から右顔面痙攣が出現したため受診した.右顔面痙攣以外,頭蓋内亢進症状や小脳失調を含め脱落症状はなかった.MRIで後頭蓋窩静脈洞交会部...

    DOI Web Site PubMed 参考文献13件

  • 自然脱落し嵌頓・閉塞性腸炎をきたした結腸脂肪腫の1例

    牧田 直樹, 浅海 吉傑, 吉田 貢一, 家接 健一 日本腹部救急医学会雑誌 43 (7), 1043-1046, 2023-11-30

    ...一方で大腸における消化管腫瘤の自然脱落の報告は散見されるが,脱落した腫瘤の嵌頓症例はまれである。有症状例や腫瘍径によっては早い段階で低侵襲治療を考慮する必要があると考えられた。</p>...

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  • 金属アレルギー患者に発症したステント留置後左鎖骨下動脈および腹部大動脈感染性仮性動脈瘤の1例

    松岡 健太郎, 髙島 範之, 神谷 賢一, 榎本 匡秀, 鉢呂 康平, 脇坂 穂高, 角 宏明, 島田 ゆうじ, 鈴木 友彰 日本心臓血管外科学会雑誌 52 (6), 444-448, 2023-11-15

    ...<p>症例は41歳男性.左第5指の疼痛と冷感を認め,前医で左鎖骨下動脈狭窄症と診断された.金属アレルギーの既往があり,パッチテストでマンガンとクロムに陽性反応を認めた.左鎖骨下動脈にニチノールステントを留置されたが,このとき1本は留置時に脱落したため,腹部大動脈まで誘導されそこに留置された.留置10日後から左肩の疼痛と発熱を認め,2週間症状が継続したため前医を受診した.造影CTでステントを留置した左鎖骨下動脈...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献8件

  • エコチル調査におけるデータベース研究

    山本 緑 保健医療科学 72 (4), 327-336, 2023-10-31

    ...置かれたコアセンターの総括的管理・運営のもと,全国15地域の大学等に設置されたユニットセンターにおいて調査を遂行している.2011年から2014年までに約10万人の妊婦,約5万人の子どもの父親,約10万人の出生児が登録され,現在,子どもが40歳程度になるまで調査を継続する方針となっている.定期的な質問票調査,診察記録収集,医学的検査,発達検査,環境調査に加えて,生体試料として血液・尿・毛髪・母乳・脱落乳歯等...

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  • 異なるマトリックスレジンを組成とするフロアブルコンポジットレジンの長期水中浸漬後の機械的特性

    水上 裕敬, 小林 幹宏, 新妻 由衣子, 菅井 琳太朗, 杉崎 順平, 真鍋 厚史 日本歯科保存学雑誌 66 (5), 290-300, 2023-10-31

    ...MIF,EUFおよびBFPに有意差を認めたが(p<0.05),その他のFRCでは有意な差は認められなかった.曲げ弾性率について二元配置分散分析の結果,FRCの条件および水中保管の条件,また,2つの因子間の相互作用において有意な差を認めなかった(p>0.05).SEM画像より,GZFの1日と1年水中浸漬後の試験片を比較すると,表面の変化はほとんど認めなかった.他のFRCではレジンマトリックスから剝離し,脱落...

    DOI 医中誌

  • 胃管挿入時に乳歯の食道内誤飲が偶発的に引き起こされた18トリソミーの一例

    本間 高志, 星 久美, 高橋 温 日本障害者歯科学会雑誌 44 (3), 262-268, 2023-10-31

    ...対応を取ることができた.本症例のようにみずから症状を訴えることができない超重症心身障害児・者で口腔内に関連する医療的ケアなどの操作が日常的である場合,通常では起こるとは考えにくい歯や修復物などの脱落が起こる可能性があり,さらにその事実は認知されるまで長時間を要する場合もあることを視野に入れて,より包括的な口腔管理が必要と考えられた....

    DOI 医中誌

  • 認知症本人の視点に立つ「ひもときシート」を用いたケア介入のBPSD軽減効果

    月井 直哉, 中村 考一, 山口 晴保 日本老年医学会雑誌 60 (4), 424-433, 2023-10-25

    ...<b>結果:</b>介入群は,介入方法の誤りにより1名が脱落し,16名,対照群は,認知症の人の基本属性の欠損により2名が脱落し,16名,計32名が分析対象となった.認知症の人の基本属性は群間で有意差は認めなかった.群とBPSD+Qの負担度(F= 4.704,p= 0.038)と過活動性BPSDの負担度(F= 4.946,p= 0.034)の得点は群と有意な交互作用を認めた.介入群でのみ,介入前後でBPSD...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献8件

  • ハイドロコロイドドレッシング材を用いた小児耳介変形の矯正法

    齋藤 かれん, 佐々木 薫, 明星 里沙, 相原 有希子, 佐々木 正浩, 渋谷 陽一郎, 大島 純弥, 関堂 充 日本形成外科学会会誌 43 (10), 583-588, 2023-10-20

    ...初診時にデュオアクティブ<sup>®</sup>CGFを用い舟状窩を中心に貼付し,脱落または矯正力がなくなるまで貼付し,両親に適宜貼り替えを指導した。<br> 術前の状態は折れ耳12耳,絞扼耳7耳,埋没耳5耳,スタール耳3耳で,初診時月齢は1~7ヵ月(平均2.81ヵ月),治療期間は1~13ヵ月(平均5.21ヵ月)であった。...

    DOI 医中誌

  • 慢性呼吸器疾患のフレイル

    植木 純, 野村 菜摘 The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 60 (10), 880-884, 2023-10-18

    ...フレイルは進行性で,フレイルからの回復が低い可能性がある.また,COPDでは,呼吸筋力低下と呼吸筋量減少を示す呼吸サルコペニアが全身性サルコペニアとともに併存する場合がある.COPDの死亡率の減少を達成するためには,フレイルおよびサルコペニアの早期発見,介入が重要である.呼吸リハビリテーションは有益性のエビデンスが確立された治療介入である.フレイルの存在は増悪や入院による呼吸リハビリテーションからの脱落...

    DOI Web Site 参考文献16件

  • 修復補綴装置装着患者のMRI検査時の危険とMR画像への影響

    箕輪 和行 日本口腔インプラント学会誌 36 (3), 185-189, 2023-09-30

    ...</p><p>保険導入された磁性アタッチメントを含め,すべての歯科用磁性体金属は,磁性体の含有量と性質によって異なるが,頭蓋底から咽頭部領域へのMRI の歪みは必須である.また,金属発熱の問題であるが,我々の実験や文献上から,歯科用磁性体金属で口腔粘膜に火傷を生じる可能性はまずない.その他,キーパーなどの磁性体を支台歯に固定するレジンセメントの劣化による支台歯からのキーパーの偏位・脱落が長期使用では...

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  • もやもや病に伴う右前頭葉梗塞により交叉性失語を呈した 1 例

    砂押 絵梨花, 石原 健司, 遠藤 佳子, 旭 俊臣 高次脳機能研究 (旧 失語症研究) 43 (3), 229-236, 2023-09-30

    ...発話では速度低下, 抑揚の消失, 音の誤り, 音の途切れ, 助詞の脱落, 語順の誤りを認めた。書字では仮名の脱落を認めた。失語症構文検査では理解面, 産生面ともに低下していた。以上より, 本例の言語機能では発話におけるプロソディおよび文法が障害されていると診断した。また, 左半側空間無視, 構成障害は認めなかったが, ノートに延々と文章を書き続ける過書を認めた。...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献13件

  • 脳梗塞を発症した高齢患者に対して入院早期から口腔管理を実施した症例

    松永 一幸, 古屋 純一 老年歯科医学 38 (supplement), 24-28, 2023-09-30

    ...上顎義歯は容易に脱落し,下顎義歯は残存歯の移動により,装着不可能であった。</p><p> 経過:歯科介入前は均質なペースト食を2〜4割摂取していたが,口腔衛生管理および動揺歯の抜歯後は8〜10割摂取が可能となった。さらに義歯修理後は,不均質なペースト食の10割摂取が可能となった。入院17日後に回復期病院へ転院となったため,同病院の協力歯科医院へ継続的な口腔管理を依頼した。...

    DOI 医中誌

  • GORE® CARDIOFORM ASD Occluderを用いた心房中隔欠損閉鎖術の短期成績

    石井 宏樹, 矢崎 諭, 松村 雄, 小林 匠, 斎藤 美香, 吉敷 香菜子, 上田 知実, 浜道 裕二, 嘉川 忠博 Journal of JPIC 8 (1), 5-9, 2023-09-30

    ...【結果】実施年齢の中央値は58歳,Qp/Qsの中央値は1.6, Septal malalignment症例は1例(4.3%),大動脈側リム欠損症例は9例(39%)に認めたが,留置後,閉鎖栓の脱落,Erosion, 有意な遺残短絡を呈する症例はなかった.不整脈は7例(30%)に認め,1例はアブレーション治療を要したが再燃なく経過した.Wire frame fractureは4例(17.4%)に認めたが...

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  • 電動モルセレーターを使用しない全腹腔鏡下子宮全摘出術の術後に発症したParasitic myomaと腟断端囊腫の治療経験

    加藤 愛理, 隅蔵 智子, 海野 ひかり, 久保田 哲, 松崎 聖子, 岩宮  正, 志岐 保彦, 竹村 昌彦 産婦人科の進歩 75 (3), 291-300, 2023-08-01

    ...Parasitic myomaの診断でGnRHa療法後に開腹下に摘出術を行った.回盲部裏側の上行結腸間膜に付着した栄養血管を有する5×4×2 cmの腫瘤を認めた.腹膜に覆われ,周囲との癒着は認めなかった.また腟断端に連続して3 cm大の囊腫を認め,内部には粘液貯留を認めた.病理組織診断ではそれぞれ平滑筋腫と肉芽様囊胞であった.Parasitic myomaは元々有茎性漿膜下筋腫が何らかの理由で子宮から脱落...

    DOI Web Site 医中誌

  • 当科における小児閉塞性睡眠時無呼吸症候群の臨床像の検討

    今井,貫太, 中島, 逸男, 春名, 眞一 Dokkyo Journal of Medical Sciences 50 (1), 37-45, 2023-07-25

    ...小児睡眠呼吸障害には明確な診断や治療の基準がいまだ確立されていないことから,本邦では潜在患者も含めると相当数の患児が未治療のまま放置されている可能性がある.しかしながら診断に有用とされる睡眠ポリグラフ(polysomnography;以下PSG)検査を小児睡眠障害疑い例の全例に行うことは(小児医療のマンパワー不足や頻回な体動による電極の脱落などがあり,現実的にはほぼ不可能である.今回我々は,外科的治療...

    機関リポジトリ 医中誌

  • 気管カニューレ管理に適した誤嚥防止手術:輪状軟骨温存型声門閉鎖術

    稲木 香苗, 大久保 啓介, 栗田 昭宏, 遠藤 絢子, 冨岡 拓矢, 島貫 茉莉江, 菅野 雄紀, 利國 桂太郎, 藤井 ゆず, 岡田 峻史, 笠原 健, 南 隆二, 須田 悟史, 小澤 宏之 日本気管食道科学会会報 74 (3), 235-243, 2023-06-10

    ...誤嚥防止手術後のカニューレ不適合は気管切開術と比較して気管カニューレの脱落や気管腕頭動脈瘻などの重篤な合併症のリスクが上昇する。今回われわれは術後気管カニューレの装着を必要とする7例の患者に対して輪状軟骨を温存して声門閉鎖を行い,一般的な気管切開孔の形状を残す「輪状軟骨温存型声門閉鎖術」を行った。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献8件

  • カラマツ根のポリフェノールと土壌窒素無機化速度との関係

    戸田 浩人, 赤羽 雄, 崔 東寿 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 490-, 2023-05-30

    ...以上のように、カラマツの根に外生菌根菌が共生しやすい環境で根の総PPが高いことから、脱落した根の分解過程で窒素無機化速度を抑制することで窒素の流出を防ぐとともに、自らの窒素の獲得を優位にしていることが示唆される。</p>...

    DOI

  • 生葉・枯死葉・水生昆虫間のセシウム137濃度変化

    金指 努, 和田 敏裕 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 675-, 2023-05-30

    ...本研究では、福島県の放射性セシウム高汚染地域の渓流にて、渓畔域の樹木の生葉が枯死脱落して河川に堆積し、枯死葉を食物源とする水生昆虫が放射性セシウム取り込む過程におけるセシウム137濃度の変化を明らかにした。...

    DOI

  • 現地採取したヒノキ脱落根の量及び形態の月変化ー2種類の現地培養法からー

    黒見 信輔, 杁山 哲矢, 金子 祥也, 柳瀬 亮太, 谷川 東子, 平野 恭弘 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 689-, 2023-05-30

    ...また、樹木細根は枯死脱落し土壌で分解され、土壌有機物の主要な供給源になる。したがって、樹木細根の枯死脱落過程の解明は、土壌への初期炭素供給量を精度よく推定するために重要である。しかしその理解は十分ではない。そこで本研究はヒノキ細根の脱落過程解明のため、脱落根を生育土壌条件に近い状態で現地採取し、ヒノキの脱落根の量及び形態の月変化を明らかにすることを目的とした。...

    DOI

  • パーキンソン病に対する疾患修飾薬の開発は険しい道のりか?

    永井 将弘 日本薬理学雑誌 158 (3), 223-227, 2023-05-01

    ...<p>パーキンソン病はアルツハイマー病に次いで有病率が高い神経変性疾患であり,中脳黒質にあるドパミン神経細胞の変性・脱落により発症する.薬物治療には原因療法(疾患修飾薬)と対症療法(症状改善薬)に大別されるが,現在市販されているパーキンソン病治療薬は,すべて対症療法である.脳内のドパミン不足による大脳基底核回路の機能不全を改善するために,ドパミン前駆体であるレボドパがパーキンソン病薬物治療の主軸となっており...

    DOI Web Site PubMed 参考文献8件

  • 難燃処理薬剤で被覆材を構成した耐火集成材の耐火性能に及ぼす木板節の影響

    抱 憲誓, 佐々木 直幸, 西村 光太, 宮本 圭一 日本火災学会論文集 73 (1), 13-19, 2023-04-25

    ...一般的に密度が高いと熱分解に多くの熱を必要とするため,耐火性に優れているとされているが,逆に加熱で脱落すると断面欠損になり不利となる。本研究では,木板に存在する節の燃焼特性と耐火性に着目し,コーンカロリメータ試験と部材の加熱試験を実施し,節の挙動を確認した。</p>...

    DOI

  • コーンヘッダを用いたトウモロコシ子実の高水分収穫が収量, かび毒濃度および生産コストに及ぼす影響

    幸田 和也, 篠遠 善哉, 内野 宙, 金井 源太, 上垣 隆一 農研機構研究報告 2023 (14), 29-33, 2023-03-31

    ...<p>国産普通コンバインにコーンヘッダを装着し,慣行収穫時期よりも早期に,高水分でトウモロコシ子実を収穫することで,慣行水分での収穫に比べ倒伏,折損,脱落等の減収リスクや,子実のかび毒汚染リスクの低減をもたらす可能性を示した.一方で,高水分収穫では,乾燥時間の増加によりコストが増えるとともに,水分を含んだ茎葉によるコンバイン内の汚損のために,頻繁な清掃が必要となる.このため,高水分収穫の営農現場での...

    DOI Web Site

  • 心房中隔欠損と動脈管開存用閉鎖栓の回収手技

    藤井 隆成 Journal of JPIC 7 (2), 13-23, 2023-03-31

    ...経皮的心房中隔欠損閉鎖術,経皮的動脈管開存閉鎖術は,近年あらたな閉鎖栓の導入などで安全性が向上し,適応も拡大されている.しかし,有害事象の一つである閉鎖栓の脱落は完全には克服されておらず,脱落した閉鎖栓の回収方法は十分には確立しているとはいえない.脱落した閉鎖栓の回収方法に関する知識は,術者にとって安全に手技を行う上で必要不可欠であるが,一方で,各術者が実際の臨床で十分に経験を積むことは困難である....

    DOI

  • 胆道疾患に対するラジオ波焼灼療法の現状と課題

    井上 匡央 胆道 37 (1), 63-72, 2023-03-31

    ...<p>近年,悪性胆管狭窄に対する局所治療として,胆管内ラジオ波焼灼療法(RFA)が注目されている.胆管内RFAは狭窄部の腫瘍組織を凝固壊死させ脱落を誘導し,その効果として胆管ステント開存期間延長や生存期間延長等が期待される.特に肝外胆管癌を対象としたエビデンスが徐々に蓄積されてきており,遠隔転移を認めない例に対する治療効果を示す報告が散見される.しかし,まだまだ確立された治療手技とは言い難く,未解決...

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  • 右側関節突起欠損の咬合再構成に1症例

    阿部 健 THE JOURNAL OF THE ACADEMY OF CLINICAL DENTISTRY 42 (3), 354-364, 2023-03-31

    ...<p><b>本症例(患者:71 歳,女性)は,右側関節突起欠損で20 年以上歯科治療を受けておらず,歯は自然脱落し重度の咬合崩壊を呈していた.上顎は総義歯,下顎は部分床義歯により機能回復を行った.関節突起が欠損しているということは,顎関節による制限が無く,咬合採得が非常に困難である.手技としてゴシックアーチ描記法を選択したが,咬合高径が変化すると誤差が出やすいので,できるだけ変化のないように描記装置...

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  • 脊髄後索障害に乖離を認めたが、術後急性期に自立歩行を獲得した脊髄髄内腫瘍の1例

    桑田 麻由子, 深田 亮, 但木 亮介, 髙瀬 慶太, 赤坂 朋世, 古矢 丈雄, 村田 淳 神経理学療法学 3 (1), 30-36, 2023-03-29

    ...</p><p><b>経過</b>:術後の神経学的所見では、両下肢の振動覚、表在感覚の重度鈍麻、しびれの神経脱落症状を認めた。母趾の位置覚は正常であり、後索障害に乖離を認めた。足趾手指試験が陽性で、歩行は視覚による足元の確認と両脚支持期の延長による歩行速度の低下を認めた。術後4日目、トレッドミル歩行を開始し、即時的に視覚による足元の確認と両脚支持期の延長が改善を示し、歩行速度の改善を認めた。...

    DOI

  • 高齢者における歯科領域関連の気道異物の3例

    大津 佑希子, 松本 裕, 井上 聡, 片 佑樹, 三神 直人, 髙安 宏和 気管支学 45 (2), 110-115, 2023-03-25

    ...</b>歯科領域関連の気道異物は,特に高齢者では臨床症状に乏しく,疑った場合は速やかな画像検査施行が望ましい.異物の存在部位や形状を把握し,多くの手段を準備した上で適切なデバイスを使用することが必要である.自然脱落の可能性もあり,固定の悪い歯,義歯,歯冠は早期治療が必要である.</p>...

    DOI 医中誌

  • グロムス腫瘍の 4 例

    真鍋 敬宏, 野田 哲平, 小宗 徳孝, 土橋 奈々, 松本 希, 中川 尚志 耳鼻と臨床 69 (2), 89-96, 2023-03-20

    ...血管塞栓術は鼓室型、頸静脈球型それぞれ 1 例ずつ施行し、すべての症例において、術前後の神経脱落所見は認めなかった。1 例は残存病変があるものの増大なく経過しており、その他 3 例は再発・再々発なく経過している。グロムス腫瘍は血流豊富であり、栄養血管の塞栓や高周波バイポーラの使用が安全な手術に有用と考えられる。</p>...

    DOI 医中誌

  • 肺切除術前CTガイド下マーキング症例の後ろ向き観察研究

    柳光 剛志, 末久 弘, 酒井 伸也, 杉原 貴仁, 中島 匠平, 上野 剛, 重松 久之, 山下 素弘 日本呼吸器外科学会雑誌 37 (2), 85-92, 2023-03-15

    ...<p>当院のCTガイド下マーキングの有効性と安全性を調べる為,術前マーキングを実施した267病変の患者背景,合併症を後方視的に解析した.223病変にナイロン糸付き金属マーカー(VATSマーカー)留置,44病変に色素法(インジゴカルミン)によるマーキングが行われた.マーキング完遂率は98.5%,成功率は99.3%であった.合併症は気胸110例(41.2%),肺内出血76病変(28.5%),マーカー脱落...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献14件

  • 日本語の終助詞と格助詞脱落について

    福田, 稔, 古川, 武史 宮崎公立大学人文学部紀要 30 (1), 65-79, 2023-03-09

    ...具体的には、フォーカスを受ける要素は音声的に具現化しなければならず、その環境にある格助詞「が・を」の脱落はできないという外在化条件、終助詞「よ」の 2 種類の派生導入、フォーカス投射(Focus Projection)の拡張を仮定して説明する。また、これらの分析を基に、これまで注目されていなかった多重主語構文での主格助詞「が」の脱落現象を考察し、本稿での提案に基づいて「が」脱落の可能性を説明する。...

    機関リポジトリ

  • 明代遼東の鈔と銀

    山本, 進 北九州市立大学外国語学部紀要 (156) 47-65, 2023-03

    ...その後も銀遣いの勢いは止まず、成化年間には鈔が貨幣の地位から脱落して銀の優位が強まった。弘治年間になると遼東軍土への鈔の給賞はほとんど見られなくなった。...

    機関リポジトリ Web Site

  • 直接観察と数値解析による電解加工中グラファイト電極消耗形態の考察

    大工 真輝, 矢田 楓馬, 夏 恒 精密工学会学術講演会講演論文集 2023S (0), 152-153, 2023-03-01

    ...<p>補助陽極を有した電解液吸引工具において,加工中に補助陽極として使用するグラファイト電極の消耗が確認されている.グラファイト陽極消耗には,化学反応による溶出と物理的な脱落による消耗が考えられる.しかし,2つの消耗形態がどの程度消耗量に影響を及ぼすか解明されていない.そこで本研究では,電解加工中の極間を観察可能な工具でのグラファイト脱落様子の観察および数値解析を用いて消耗のメカニズム解明を試みた....

    DOI

  • 旋盤チャックにおける技能者の締付け力の測定及び評価

    飯田 時久, 古賀 俊彦, 大北 健二, 二宮 敬一, 池田 知純 精密工学会学術講演会講演論文集 2023S (0), 523-524, 2023-03-01

    ...<p>旋盤加工において,被削材を固定する締付け作業は最も重要な作業である.締付け力が適切でない場合,加工時に被削材が脱落,飛来,ずれ等をおこし事故へ発展する恐れがある.しかし,締付け力の基準は明確になっていない.本報では締付け技能の可視化を行うために,チャックの把握力を測定可能な装置の設計開発を行った.さらに,技能者の締付け力を測定し,加工時に必要な締付け力によって評価したことについて報告する....

    DOI

  • 長期口腔管理を行った先天性無痛無汗症の一例

    久保寺 友子, 成瀬 正啓, 池田 正一 日本障害者歯科学会雑誌 44 (1), 19-27, 2023-02-28

    ...</p><p>4.永久歯列において,急激な上顎両側第一,第二大臼歯の動揺が発生し,左側第一,第二大臼歯は保存困難のため抜去した.右側第一,第二大臼歯は一塊となり脱落したが,歯周炎から骨髄炎を生じ腐骨が分離し脱落したと推測された.</p>...

    DOI 医中誌

  • タンパク質の翻訳後修飾を応用した骨再生療法の開発

    星川 聖良 小児歯科学雑誌 61 (1), 1-9, 2023-02-25

    ...<p>間葉系幹細胞は脱落乳歯からの非侵襲的採取も可能であり,再生医療の細胞供給源として注目されている。しかし,臨床応用の際,採取細胞の分化能の差異など不均一性が問題となる。本研究では,歯科領域で多くの疾患が生じる骨に着目し,均一で効率的な再生療法の確立を目的に解析を行った。近年,多発性骨髄腫の治療薬であるプロテアソーム阻害剤の副次的作用として病変部の骨量改善が報告されている。...

    DOI 医中誌

  • Parkinson病研究小括

    前田 哲也 岩手医学雑誌 74 (6), 191-198, 2023-02-02

    ...Parkinson病は最も多い運動障害を主徴とする神経変性疾患である.病理学的にはαシヌクレインを主な構成蛋白とするLewy小体と黒質線条体系ドパミンニューロンの脱落を特徴とする.剖検研究からLewy小体病理は延髄から上行性に拡散し,中脳に到達すると運動障害が出現し,経過とともに新皮質まで広がることが明らかにされている.  ...

    DOI 機関リポジトリ 医中誌

  • 看護師が認識する思春期・若年成人がん患者の困難事例の年齢層別特徴

    岡田 弘美, 富岡 晶子, 小濵 京子, 山内 栄子, 岩瀬 貴美子, 丸 光惠 日本がん看護学会誌 37 (0), n/a-, 2023-01-31

    ...看護師が認識する困難事例の困難の内容は,15~19歳では,「予後不良の告知」「患者の意思決定」「教育の継続」,20~24歳では,「治療拒否・脱落」「就労支援」,25〜39歳では,「家族関係・家族の問題」が多かった....

    DOI 医中誌

  • スギ挿し木ペーパーポット苗とコンテナ苗の根鉢強度の比較

    伊藤 哲, 徳田 楓, 平田 令子, 栗田 学, 長倉 良守 日本森林学会誌 105 (1), 11-15, 2023-01-20

    ...<p>スギ挿し木コンテナ苗とペーパーポット苗の根鉢強度を比較することを目的として,ペーパーポット苗を用いた落下試験を行い,根量および根系による根鉢の表面被覆率と落下の衝撃で脱落する培地の割合との関係を,既報のコンテナ苗と比較した。その結果,ペーパーポット苗でコンテナ苗に比べ根系による表面被覆率が同等あるいは低い状態であっても,培地の脱落量が少なかった。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献3件

  • レーザーを用いた新しい難聴モデル

    水足 邦雄 日本レーザー医学会誌 43 (4), 231-236, 2023-01-15

    ...を内耳へ照射することで,爆傷による内耳障害を再現するラットモデルを作成し,その病態解明を行ってきた.本モデルは,他の爆薬や圧縮空気を用いた爆傷モデルと比べて,その再現性・安全性・簡便性において優れ,また鼓膜穿孔が起こらないため内耳障害特異的な評価が可能である.その結果,爆傷による内耳障害はエネルギー依存性に強くなることが明らかとなった.特に,聴毛の形態異常が生じるエネルギーが負荷されると,有毛細胞脱落...

    DOI Web Site 参考文献16件

  • “上手な”Awake craniotomyの麻酔に必要なモニターとは

    鎌田 ことえ 日本臨床麻酔学会誌 43 (1), 53-59, 2023-01-15

    ...<p>覚醒下開頭手術が本邦に導入されて20年以上になる.いうまでもなく外科手術の目標は確実な病変摘出であるが,脳神経外科領域では新規かつ永続的な神経脱落症状の出現をも回避しなければならない.外科的侵襲による体性感覚,聴覚,視覚機能の経時変化は,各種誘発電位をはじめとした神経生理学的モニタリングによって,ある程度評価できるようになった.しかしながら運動機能や言語機能は意識下の患者でないといまだ評価困難...

    DOI Web Site 参考文献20件

  • くも膜下出血で発症したradiculopial arteryにおけるisolated spinal aneurysmの1例

    森 尚昌, 上田 祐司, 原田 克己, 市川 靖充, 藤村 直子, 山下 武則, 藤本 和弘, 山本 学, 原田 有彦 脳卒中の外科 51 (2), 155-160, 2023

    ...に3mm大の異常血管影を得た.脊髄動脈撮影で同部位はradiculopial arteryにおけるisolated spinal aneurysm(ISA)と診断した.背部痛はプレガバリンが奏効し,降圧を主体とした保存的加療を2週間行ったが,再検した造影CTで動脈瘤は依然として描出されたため,第17病日に再破裂予防目的で外科的動脈瘤切除術を行い,病理学的に解離性動脈と診断した.術後経過は良好で神経脱落症状...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • 21年間暴露したハイブリッドFRP引抜成形材の力学性能および微細構造の評価

    佐藤 顕彦, 西崎 到, 冨山 禎仁, 北根 安雄, 杉浦 邦征 土木学会論文集 79 (4), n/a-, 2023

    ...ハイブリッドFRP引抜成形材を,茨城県つくば市にて2年および21年間暴露し,回収した供試体の外観観察,力学物性試験,SEM観察,IR分析を実施した.試験の結果,引張強度,せん断強度,曲げ強度が屋外暴露により低下し,その中でも90°方向の引張・曲げ強度の低下が顕著であった.さらに塗膜の有無による比較を行い,90°方向の引張強度と面内せん断強度で塗膜による保護効果を確認した.SEM観察からは,塗膜による樹脂脱落抑制効果...

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 早期アルツハイマー病患者におけるレカネマブの体内動態/薬力学的特性

    上島 智 ファルマシア 59 (5), 439-439, 2023

    ...アルツハイマー病(Alzheimer’s disease: AD)は記憶障害,失語,失認・失行等を主徴とする神経変性疾患である.ADの神経病理学的特徴として,大脳皮質や海馬の萎縮,神経細胞の脱落,アミロイドタンパク質β(amyloid beta protein: Aβ)の蓄積に伴う老人斑の出現や,タウタンパク質の異常なリン酸化に伴う神経原線維の変化が認められる.日本において,ADによる認知機能障害に...

    DOI

  • 佐賀県における二条大麦品種「しらゆり二条」の特性

    本多 優志, 森 則子, 広田 雄二, 藤浦 淳次, 三原 実, 松尾 一宏, 條島 真紀子, 牧野 宏美, 多々良 泉, 坂本 紀子 日本作物学会九州支部会報 89 (0), 21-24, 2023

    ...<br> 「しらゆり二条」は成熟期における脱芒穂の割合が「はるか二条」と比較して大きく,芒が脱落した穂の千粒重がやや軽かった....

    DOI

  • アタヤル語群の「星」に見られる様々な派生形

    落合 いずみ Evidence-based Linguistics Workshop 発表論文集 2 1-13, 2023

    ...形態変化として (i) 化石前方接中辞<əl>の挿入、(ii) 化石後方接中辞<ya>の挿入(アタヤル語群祖語 *<ra>に遡る)、 (iii) 化石接尾辞 -tux(または-tuh, -quh)の付加とそれに伴う語尾の脱落、(iv) 音位転換が起きた。音韻変化としてb > h、h > k、ŋ > yへ変わるという不規則的な子音の変化が突発的に起きた。...

    DOI NINJAL

  • 食道内に脱落・嵌頓し,内視鏡的破砕によって除去しえた石灰化食道平滑筋腫の1例

    平田 哲, 中川 昌浩, 平尾 謙, 河原 聡一郎, 大林 由佳, 高田 斎文, 宮原 孝治, 森藤 由記, 國弘 真己, 岩室 雅也 日本消化器内視鏡学会雑誌 65 (12), 2394-2400, 2023

    ...<p>症例は75歳男性.50年前に食道腫瘤を指摘され,2年前にEGD,生検を施行され石灰化を伴う平滑筋腫と診断された.嘔吐が続くためEGDを実施したところ,胸部下部食道に,一部が正常粘膜に覆われた,黄白色調で硬く,表面に凹凸を伴った30mm大の腫瘤を認め,石灰化を伴う食道平滑筋腫の露出と診断し,通過障害の原因と判断した.腫瘤は観察時の送気で食道内腔に脱落し嵌頓したため,種々の内視鏡処置を複数回行い,...

    DOI 医中誌

  • 希少難病小児を対象とした第Ι相医師主導治験における患者リクルート

    和田 育江, 徳山 友希乃, 平野 麻理, 藤野 悟央, 森豊 隆志, 北村 明日香, 高橋 朗子, 小牧 宏文, 小林 千浩, 池田(谷口) 真理子, 石垣 景子, 戸田 達史 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 1-C-P-F1-, 2023

    ...研究班ルート1からの候補者7例(関西圏在住)のうち4例の紹介を受け、3例が同意に至り、ルート2からは、候補者6例(関東圏在住)のうち3例の紹介を受け、2例の同意を得た(うち1例はスクリーニング脱落となった)。低用量のNS-035が投与される1及び2コホート(全4)であったが、患者と信頼関係のある医師からの紹介により、組入れが可能となった。...

    DOI

  • 心血管疾患におけるPragmatic trial: デザインとハイブリッドDCTとしてのオペレーション

    池原 由美 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 1-C-S10-3-, 2023

    ...心血管病領域では多くのefficacytrialやeffectivenesstrialに近い第3相試験でも、高齢者など現実の患者を反映していないこと、長期にわたる観察期間に付随する脱落などの問題、アウトカム設定の点で目的である患者と医療者が行う意思決定、治療法の選択にかならずしも貢献しないことなど多くの問題があり、適切なPragmatictrialの実施についてはPPIの実践も必要になる。...

    DOI

  • 地域高齢者のフレイルスクリーニングにおけるABSIおよび四肢骨格筋量と身体機能の変化

    松本 大地, 峯 一真, 権頭 梓, 中藤 博一, 高砂 恵梨, 高橋 智子, 杉町 直樹, 立石 正登, 岩井堂 政裕, 出口 則夫 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 3-C-P-C3-, 2023

    ...【方法】対象者は2022年9月から2023年3月までの福岡市総合体育館にて3ヶ月ごとに実施しているフレイルスクリーニングに参加の地域在住高齢者16名のうち途中脱落者6名を除く10名,年齢75.2±3.9歳(平均±標準偏差)である。...

    DOI

  • タウオパチーの神経病理―進行性核上性麻痺の自律神経系―

    吉田 眞理 自律神経 60 (2), 76-81, 2023

    ...<p>進行性核上性麻痺は頻度の高い4リピートタウオパチーで,臨床診断ではαシヌクレイノパチーであるパーキンソン病,レビー小体型認知症,多系統萎縮症との鑑別が問題となることがある.病理学的に胸髄中間質外側核や第2仙髄Onuf核には多系統萎縮症のような強い細胞脱落はないが神経原線維変化やpretangle,グリアの封入体が形成される.副交感神経核であるEdinger-Westphal核,呼吸中枢である延髄被蓋...

    DOI 医中誌

  • 脊髄性筋萎縮症における新生児スクリーニング,現状と課題

    齋藤 加代子, 加藤 環, 松尾 真理, 浦野 真理, 池田 有美 脳と発達 55 (3), 167-172, 2023

    ...いられるようになり治療と発症予防が可能となり,発症前に治療を受けた児が順調に成長発達している.その背景と疾患重篤性ゆえに新生児マススクリーニング(NBS)を期待するのは必然である.わが国でも,SMAのNBSプログラムへ導入の検討がなされ,一部の自治体や医療機関で開始され,陽性例が10例を超え,その治療が開始されている.NBS検査陽性の児の保護者への情報提供と支援,NBSを意識した診断基準の制定,診療脱落...

    DOI

  • 急速な自然血栓化をきたし親血管閉塞にいたった右内頚動脈海綿静脈洞部大型動脈瘤の1例

    尾辻 亮介, 天野 敏之, 宮松 雄一郎, 原 健太, 德永 聡, 中溝 玲 脳卒中の外科 51 (4), 302-306, 2023

    ...血栓化と右内頚動脈の血栓による血流遅延および右中大脳動脈領域の梗塞をきたしていた.本例は側副血行路が発達しており,梗塞は血栓による遠位塞栓と考えた.さらなる血栓化と順行性の血流による塞栓症増悪の危険があると評価した.BOTでは対側比で10%程度の脳血流低下の所見であり,浅側頭動脈-中大脳動脈(STA-M4)bypass併用下で頚部内頚動脈結紮術を施行する方針とした.術後,右眼痛,眼瞼下垂は消失し,神経脱落症状...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献8件

  • 咬合崩壊に対してテレスコープ義歯で審美・機能回復を図った症例

    三谷 裕子 日本補綴歯科学会誌 15 (4), 583-856, 2023

    ...<p><b>症例の概要</b>:患者は49歳女性,複数歯の脱落,上顎前歯部の冷水痛と審美不良,咀嚼困難を主訴に来院した.残存歯すべての歯に未処置齲蝕を認め咬合崩壊による審美障害ならびに咀嚼障害を呈していた.歯周基本治療後,治療用義歯を用いて咬合挙上量と下顎位を決定し,テレスコープ義歯を製作した....

    DOI Web Site 参考文献1件

  • オンラインでの自重トレーニングがメンタルヘルス関連指標に与える影響(介,生,心,トレーニング科学)

    佐藤 雄也, 望月 佑季奈, 齋藤 未花, 出口 実, 上妻 歩夢, 菊池 さやか, 田代 空, 本間 洋樹, 岡本 孝信, 菊池 直樹 日本体育・スポーツ・健康学会予稿集 73 (0), 226-, 2023

    ...その後、24名が個人的理由などで脱落し、29名(男性14名、女性15名 / オンライン群20名、対面群9名)がすべてのトレーニングを終了した。トレーニングは8週間16回の自重エクササイズ(7種目)を実施した。測定はトレーニング期間前後にCES-D(抑うつ度)、WHO-5(精神健康度)、採血(血清BDNF濃度)、30秒腕立て伏せテスト(30PUT)、30秒椅子立ち上がりテスト(CS30)を測定した。...

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  • 中高齢女性における骨格筋電気刺激トレーニングが動脈スティフネスと認知機能に及ぼす影響

    光岡 海音, 橋本 佑斗, 秦 麗ら, 谷川 隆哉, 上妻 歩夢, 出口 実, 菊池 直樹, 岡本 孝信 日本体育・スポーツ・健康学会予稿集 73 (0), 644-, 2023

    ...コントロール群は2名脱落したため8名を分析対象とした。EMS群は腹・背部と大腿部に電極を装着し、腹・背部20分、大腿部20分の計40分/日のEMSを週5日、8週間実施した。電気刺激の周波数は2.7kHz、最小パルス幅は4µsecに設定した。コントロール群は8週間通常の日常生活を送るよう指示した。...

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  • 部位特異的アストロサイト−ミクログリア連関がもたらすドパミン神経障害

    宮崎 育子, 浅沼 幹人 日本毒性学会学術年会 50.1 (0), S4-2-, 2023

    ...<p>パーキンソン病(PD)は,黒質線条体路のドパミン神経の変性脱落により,無動・寡動,静止時振戦,筋強剛,姿勢保持障害などの運動症状を発現する進行性で原因不明の神経変性疾患である.孤発性PDの病態形成には酸化ストレス,炎症,ミトコンドリア機能障害,α-synuclein凝集体による神経毒性など様々な要因が考えられているが,特定の神経系が障害されるメカニズムは未だ明らかとなっていない.神経外環境である...

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  • 小腸移植周術期の栄養管理

    松浦 俊治, 内田 康幸, 前田 翔平, 河野 雄紀, 梶原 啓資, 鳥井ケ原 幸博, 川久保 尚徳, 永田 公二, 田尻 達郎 移植 58 (Supplement), s131_1-s131_1, 2023

    ...しかしながら、ひとたび拒絶反応が生じると、小腸粘膜の脱落を反映して著明にシトルリン値が低下して吸収不全を生じ、その制御は困難な場合が多い。当科では、これまでに5例の腸管不全患者に脳死小腸移植を実施した。内訳は短腸症1例、腸管吸収不全1例、腸管運動障害3例であった。いずれも移植後経口摂取が進み、2-3か月以内でPNからの離脱が得られている。...

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  • PETによるアストログリオーシスの生体画像化

    原田 龍一, 岡村 信行 日本薬理学雑誌 158 (1), 26-29, 2023

    ...<p>アストロサイト,オリゴデンドロサイト,ミクログリア,上衣細胞などのグリア細胞は,脳の恒常性維持に重要な役割を果たす非神経細胞である.しかし,活性化したミクログリアやアストロサイトは神経炎症を引き起こし,神経変性に密接に関与すると考えられている.多くの神経変性疾患の脳では,神経細胞脱落,神経炎症(グリオーシス),ミスフォールディングタンパク質の蓄積が共通して認められる.したがって,グリア細胞の反応性変化...

    DOI Web Site 参考文献27件

  • 国会会議録のための音声から書き言葉への end-to-end 変換

    三村 正人, 河原 達也 自然言語処理 30 (1), 88-124, 2023

    ...<p>従来の音声認識システムは,入力音声に現れるすべての単語を忠実に再現するように設計されているため,認識精度が高いときでも,人間にとって読みやすい文を出力するとは限らない.これに対して,本研究では,フィラーや言い誤りの削除,句読点や脱落した助詞の挿入,また口語的な表現の修正など,適宜必要な編集を行いながら,音声から直接可読性の高い書き言葉スタイルの文を出力する新しい音声認識のアプローチについて述べる...

    DOI HANDLE Web Site 参考文献43件

  • 緊急脳室ドレナージを要する閉塞性水頭症で発症した脊髄病変合併PRESの1例

    上村 紘也, 濱野 栄佳, 池堂 太一, 太田 剛史, 森 久恵, 佐藤 徹, 髙橋 淳, 飯原 弘二, 片岡 大治 脳卒中の外科 51 (1), 51-55, 2023

    ...</p><p>症例は45歳男性.意識障害を主訴に当院を受診した.頭部CT,頭部および脊髄MRIにて後頭葉,小脳,上位頚髄に広範な浮腫性変化と水頭症の所見を認めた.PRES-SCIによる脳浮腫が原因で,閉塞性水頭症を呈していると診断し,緊急脳室ドレナージと厳重な血圧管理を行った.術後,脳および脊髄浮腫は経時的に改善し,神経脱落所見なく自宅退院となった....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献11件

  • ERCP後膵炎予防目的に留置した自然脱落型膵管ステントによる小腸穿孔の1例

    渡邉 雄介, 中山 宏道, 後藤 佳登, 田村 公二, 河野 博, 山元 啓文, 植木 隆 日本消化器内視鏡学会雑誌 65 (5), 460-466, 2023

    ...<p>症例は82歳,女性.結腸癌術後,腹膜播種再発による腸閉塞に対する手術歴があり,化学療法を行っていた.腹膜播種による肝門部領域胆管狭窄に対し内視鏡的胆管ステント留置術を施行し,ERCP後膵炎予防目的に自然脱落型膵管ステントを留置した.その後,膵炎なく経過したが,ERCP後21日目に脱落した膵管ステントによる小腸穿孔を発症し,手術を要した.予防的自然脱落型膵管ステント留置を行う際は,まれではあるが...

    DOI 医中誌

  • 精神科ブレインバンクにおける神経病理学の役割

    吉田 眞理 日本生物学的精神医学会誌 34 (2), 58-62, 2023

    ...アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患は,臨床症状と対応する局在領域の神経細胞脱落とグリオーシス,特異的タンパク蓄積を示す封入体により分類されているが,統合失調症や双極性障害などの精神疾患は現時点で病理学的に確定診断することが困難な疾患群である。精神科ブレインバンクは精神疾患の病態解明を目的として設立され,リスク遺伝子や特異的分子の同定,それらに関連する背景病理の解明をめざしている。...

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  • 被膜間摘出術を行った咬筋内神経鞘腫の一例

    服部 杏子, 欄 真一郎, 丹羽 正樹, 鈴木 克代, 森 浩紀, 岩﨑 真一 口腔・咽頭科 36 (2), 222-227, 2023

    ...主訴は増大する右頬部腫瘤であった.咬筋内に40mm大の境界明瞭な嚢胞性腫瘤を認め,造影CTでの造影効果は乏しかった.FNAでは暗赤色の排液を8mL認め,細胞診の結果は嚢胞液で悪性所見はなかった.神経鞘腫と術前診断し被膜間摘出術を施行した.手術は耳前部からのS字切開とし,術中に神経刺激装置を用いて咬筋神経を由来神経を同定し,被膜間腫瘍摘出を行った.術後病理検査にて神経鞘腫の確定診断となった.術後の神経脱落症状...

    DOI 医中誌

  • 小腸穿通後に自然脱落した魚骨を上行結腸から内視鏡的に摘出した1例

    良永 康雄, 吉田 純, 名嘉眞 陽平 日本消化器内視鏡学会雑誌 65 (8), 1335-1340, 2023

    ...CTと病歴から魚骨による小腸穿通の診断となった.魚骨は既に穿通部から離れており,腹部所見と炎症反応が比較的軽度であったため,非手術的加療とした.入院9日目,腹部症状と炎症反応は改善したが,腹部CTで魚骨は上行結腸に停滞していた.魚骨が新たに結腸を損傷する危険性を考え,CSでこれを摘出した.その後の経過は良好で,入院17日目に退院となった.魚骨による小腸穿通後に非手術的経過を追えた報告は稀であり,自然脱落後...

    DOI 医中誌

  • 術前蛍光マーキングクリップを用いて腹腔鏡下に切除したS状結腸癌の1例

    執行 ひろな, 仕垣 隆浩, 岡 洋右, 清松 和光, 藤田 文彦, 赤木 由人 日本臨床外科学会雑誌 84 (3), 439-442, 2023

    ...S結腸ポリープを認め,EMRを施行.病理でS状結腸癌の診断となり,粘膜下層に2,400μmの浸潤を認め,追加切除目的に当科へ紹介となった.手術前日に下部消化管内視鏡を用いて腫瘍肛門側近傍に4箇所蛍光クリップを留置し,病変部のマーキングを行った.術中に近赤外光カメラを用い,漿膜を通して蛍光クリップを容易に視認することができた.蛍光クリップによるクリッピング時の有害事象や術中の合併症はなく,クリップの脱落...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献9件

  • 小児の舌神経鞘腫の1例

    前田 優, 小森 正博, 兵頭 政光 Pediatric Otorhinolaryngology Japan 44 (1), 90-96, 2023

    ...由来神経は不明で,神経脱落症状も認められなかった。術後経過は良好で,術後1年10カ月を経過して再発を認めていない。</p>...

    DOI Web Site 医中誌

  • 臨床試験における候補者のスクリーニング脱落に伴い生じる心理的影響に関する検討

    島津 裕, 深堀 理, 澤田 武志, 老本 名津子, 上森 美和子, 安田 愛, 穂積 順子, 高倉 昭治, 中島 貴子 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 3-C-O17-1-, 2023

    ...<p>【目的】臨床試験においては最終的に被験者として選ばれない、スクリーニング脱落(以下、SFとする)候補者が発生する。健常人対象の試験においては、多くの場合、脱落の理由は開示されない。一方、疾患対象の試験においては、その理由は病状によることが多く、説明されることもある。試験デザインによる脱落理由の開示率の違いやSF候補者の心理的影響について調査した。...

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  • 閉塞性大腸炎を契機に多臓器不全となったS状結腸嵌頓鼠径ヘルニアの1例

    荒木 達大, 羽田 匡宏, 天谷 公司, 吉川 朱実, 加治 正英 日本臨床外科学会雑誌 84 (8), 1344-1349, 2023

    ...左鼠径部痛で来院.造影CTで左鼠径部へのS状結腸脱出および多量の宿便による腸閉塞を認めた.用手還納後,遅発性腸管穿孔を考慮し経過観察入院としていたが,同日ショック状態となった.造影CTで横行結腸~S状結腸に造影不良を認め,腸管壊死と診断し緊急手術による腸管切除を行った.集中治療室で人工呼吸器管理を継続したが,肝・腎機能は増悪し術後12日目に多臓器不全のため永眠した.病理所見上は粘膜内を主体に壊死・脱落...

    DOI Web Site Web Site ほか1件

  • Methotrexate関連白質脳症の急性期と回復期にSPECTで脳機能評価を行った1例

    青山 周平, 松浦 隆樹, 板橋 寿和, 石田 隼一郎, 荒川 ゆうき, 菊池 健二郎, 康 勝好, 浜野 晋一郎 脳と発達 55 (1), 48-51, 2023

    ...めたが,同時期のiomazenil(IMZ)-SPECTではbenzodiazepine受容体の集積低下を認めなかった.その後,4週間で症状は消失し,ECD-SPECTでも脳血流は正常化した.IMZ-SPECTでは急性期と同様に集積低下を認めなかった.追加のMTX髄腔内投与は行わなかったが,19歳時で寛解を維持し,神経学的後遺症なく経過している.MTX関連白質脳症は神経細胞の一過性の機能低下を来すが,脱落...

    DOI 医中誌

  • Whole exome sequencing を確定診断に要した COL17A1 p.R1303Q 変異を認める接合部型表皮水疱症の 1 例

    藤島 智慧子, 石田 雄大, 加来 洋, 中野 創, 夏賀 健, 神戸 直智, 椛島 健治 皮膚の科学 22 (1), 30-35, 2023

    ...幼少期から,外力の加わる部位に水疱形成が見られ,小学生の頃には手足の爪が脱落した。表皮水疱症疑いで当科を紹介受診し,下眼瞼外反,手の瘢痕拘縮,手指の短縮,爪甲の脱落,足底の血疱および表皮剥離を認めた。表皮水疱症を疑い,足背に水疱を誘発し生検を行ったところ,表皮が基底層と基底膜の間で剥離している病理組織像であった。...

    DOI 医中誌

  • ホルネル症候群が改善した交感神経鞘腫手術例

    丸山 祐樹, 江川 峻哉, 北嶋 達也, 櫛橋 幸民, 溝上 雄大, 嶋根 俊和 頭頸部外科 33 (1), 85-90, 2023

    ...初診時神経脱落症状は見られず,MRI検査で交感神経由来の神経鞘腫が疑われた。手術約3週間前から左眼瞼下垂や縮瞳などホルネル症候群が出現し,その後被膜間摘出術で腫瘍を摘出した。術後2か月経過した時点で神経脱落症状は改善した。神経症状発症から早期であれば手術により症状が改善する可能性が示唆された。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • 国立大学病院における分散型臨床試験実施体制の現状と課題

    永井 洋士 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 2-C-S30-2-, 2023

    ...<p>わが国の臨床研究デジタル・トランスフォーメーション(DX)は世界に大きく遅れ、この状態が続けば国際競争から脱落するのは時間の問題である。実際、コロナウィルス感染症が流行し始めた当時、世界の主要国では、迅速に多数の臨床試験が立ち上がり、人々の生命に直結する重要な成果が次々に公表された。...

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  • 関節リウマチ患者に生じた薬剤関連顎骨壊死(MRONJ)の腐骨除去後にインプラント治療を行った1症例

    君 賢司, 栗城 いづみ, 熊本 裕行 日本口腔インプラント学会誌 35 (4), 314-320, 2022-12-31

    ...<p>薬剤関連顎骨壊死(MRONJ)による腐骨の除去後に,インプラント補綴にて対応した関節リウマチ患者の1症例を経験したので報告する.患者は47歳,女性で,ビスフォスフォネート製剤の一つであるアレンドロン酸ナトリウム錠を1年2か月内服していた.経過中に下顎右側犬歯および第一小臼歯が脱落し,右側下顎骨にMRONJの出現がみられた.MRONJによる腐骨の除去および抜歯を行った.同部の治療後には,正常な粘膜...

    DOI 医中誌

  • 非特異的な症状から診断に至った成人型低フォスファターゼ症の1例

    水野 将徳, 一城 貴政, 村山 圭, 伏見 拓矢, 乾 あやの, 早坂 もえ, 池原 佳世子, 比嘉 眞理子 日本プライマリ・ケア連合学会誌 45 (4), 126-131, 2022-12-20

    ...<p>40歳女性.乳歯の早期脱落,病的骨折の既往を認めず,家系に骨系統疾患を認めない.倦怠感を主訴に受診.身体所見に異常を認めなかったが,血清アルカリフォスファターゼ値が18 U/Lと低値であった.低亜鉛血症も認めたため補正したが,血清アルカリフォスファターゼは依然低値であった.カルシウム,リン代謝には異常を認めなかった.単純レントゲン写真で骨軟化症は認めなかったが,骨密度がやや低値であった.尿中アミノ...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献16件

  • カギ握る日本の検査技術 EV電池の火災を防げ

    日経ビジネス = Nikkei business (2170) 50-52, 2022-12-12

    ...しかし、これからまさにEV販売を増やしていきたい自動車メーカーにとっては、1度の火災事故がブランドの失墜を招き、競争から脱落する恐れがある。車載電池のメーカーとしても、シェアの獲得競争が過熱する中で、自社製の電池からの発火で車両が燃えれば、自…...

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  • 地域在住高齢者の下肢筋力は呼吸機能に影響する:縦断的観察研究

    前田 拓也, 上出 直人, 安藤 雅峻, 坂本 美喜 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 1.Suppl.No.1 (0), 1-1, 2022-12-01

    ...</p><p>【結果】</p><p>重回帰分析にて追跡調査時のFVCとベースライン時の膝伸展筋力は有意な正の関連を認めた(B=0.005,p<0.01,調整済みR2=0.88).一方で,歩行速度とSMIは追加調査時のFVCとは有意な関連が認められなかった.なお,IPW法にて脱落バイアスの影響を調整しても追跡調査時のFVCとベースライン時の膝伸展筋力は正の関連を認めた....

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  • 高齢者に対する身体活動促進プログラムは運動器疼痛の新規発生を予防する:ランダム化比較試験による検証

    平瀬 達哉, 越川 翔太, 島田 陽向, 井口 茂, 沖田 実 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 1.Suppl.No.2 (0), 18-18, 2022-12-01

    ...</p><p>【結果】</p><p>対照群の内,1名が介入を完遂できなかったが,脱落者と実施率において2群間に有意差を認めなかった.介入後の運動器疼痛の新規発生者は,介入群1名(4.8%)と対照群7名(35.0%)であり,介入群で有意に低値を示した.また,6分間歩行距離と身体活動量において2群間で交互作用を認め,介入群が対照群より有意に改善し,数字符号置換検査では介入群のみ介入後に有意に改善した....

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  • 低ホスファターゼ症保因者の1例

    宮尾 琴音, 加藤 那奈, 青木 紗衣佳, 谷田 幸代, 松田 厚子, 森山 敬太, 正村 正仁, 大須賀 直人 小児歯科学雑誌 60 (3), 129-134, 2022-11-25

    ...受診1か月後には下顎右側乳中切歯の自然脱落がみられた。</p><p>5歳4か月時に脱落した隣在歯の動揺が顕著であることから小児義歯により同部の保隙を開始した。上顎および下顎前歯部にはプラークの付着がみられ,母親に仕上げ磨きの指導を実施した。</p><p>継続的な管理を継続し,5歳10か月時には下顎右側中切歯の萌出が確認できた。</p>...

    DOI 医中誌

  • パーキンソン病に対する再生医療

    森実 飛鳥 The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 59 (10), 1008-1013, 2022-10-18

    ...<p>パーキンソン病は進行性の神経難病で,中脳黒質のドパミン神経が進行性に脱落する.薬物療法を中心とした現行の治療では疾患自体の進行を抑制することができない.iPS細胞などの多能性幹細胞を用いた再生医療が,失われたドパミン神経細胞を補充する治療として期待されている.運動療法と組み合わせることにより移植の効果を促進するという研究報告もある.ただし,再生医療はあくまでも有力な治療オプションの1つであり,...

    DOI Web Site 参考文献9件

  • 足白癬, 爪白癬のアセスメント

    中西 健史 日本フットケア・足病医学会誌 3 (3), 111-115, 2022-09-30

    ...爪白癬は, 爪甲鈎彎症, 厚硬爪甲, 周期性爪甲脱落症, 爪甲下角質増殖症, 爪甲剥離症など, 多数の鑑別疾患があり, 爪白癬との相違について概説する....

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  • 右半球損傷後に漢字の書字障害を呈した 2 例の誤反応分析

    小割 貴博, 宮崎 泰広, 池野 雅裕, 種村 純 高次脳機能研究 (旧 失語症研究) 42 (3), 398-403, 2022-09-30

    ...誤反応の特徴は症例間で異なり, 症例 1 は漢字の一部の脱落や置換, 症例 2 は文字想起困難が主体であった。この特徴から症例 1 は空間性失書, 症例 2 は非典型的な側性化による純粋失書と考えられた。</p>...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献4件

  • 小児軟骨無形成症による胸腰椎後弯変形に対して矯正固定術を行った1例

    荒武 佑至, 水内 秀城, 坂井 宏旭, 前田 健 整形外科と災害外科 71 (4), 655-658, 2022-09-25

    ...小児軟骨無形成症に伴う胸腰椎後弯変形に対し後方矯正固定術を行った症例を報告する.12歳女児.胸腰椎後弯変形を伴い,数年前から腰部痛と両大腿前面痛を認めていた.X線:T12-L3 cobb角:93°,MRI:胸腰椎に脊柱管狭窄を認め,T12-L4後方矯正固定術およびL2 PSOを施行した.術中MEP波形の低下を認め,ミエログラフィー追加にて,矯正による狭窄部位が明らかとなり椎弓追加切除を行った.術後神経学的脱落...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献7件

  • 4.ヒトiPS細胞由来神経細胞の電気活動に基づいた化合物の毒性及び作用機序予測

    鈴木 郁郎 谷本学校 毒性質問箱 2022 (24), 20-31, 2022-09-17

    ...<p> 臨床試験の副作用により脱落した候補化合物において、副作用が検出された臓器/器官は、全臓器/器官の内、中枢神経系が34%を占め、最も高いとの報告がある<sup> 1)</sup>。その原因は、神経毒性を高い精度で検出できる非臨床評価系が十分でないこと、及び実験動物とヒトにおける「種差の壁」の問題だと考えられる。...

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  • 事業所との連携による特定保健指導グループ支援の取り組み

    田所 富美子, 加土井 桂子, 田中 忍, 戸田 利恵, 宮内 輝幸, 森山 紀之 総合健診 49 (5), 493-498, 2022-09-10

    ...</p><p>【結果】参加者260名のうち、終了者211名、みなし終了者18名、途中脱落者27名、資格喪失者4名。参加率は、取り組み開始前の約20%から約50%まで上昇。終了率は全体の8割にのぼり、脱落率は資格喪失者を含め11.9%と、当院実施の全健保での脱落率と比べ低い水準となった。腹囲・体重ともに支援前後で有意な減少が認められた(p<0.001)。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 手指デグロービング損傷において真皮下血管網含有全層植皮術が有用であった1例

    笠井 諒, 上田 吉生, 草田 朗子, 西山 都, 中川 由美子 中部日本整形外科災害外科学会雑誌 65 (5), 625-627, 2022-09-01

    ...うことで,通常の全層植皮術と比較しても拘縮が少なく,良好な生着を得られることが知られているが,デグロービング損傷に使用した報告は少ない.今回手指デグロービングに対して真皮下血管網含有全層植皮術を行った症例を経験した.症例は 29歳男性.仕事中にうどんの製麺機に巻き込まれ受傷.左手全周性の広範囲デグロービング損傷を認め救急搬送され,同日剥脱皮膚を用いて真皮下血管網含有全層植皮術を行った.移植皮膚の手背部の脱落...

    DOI 医中誌

  • 電解加工におけるグラファイト電極消耗様子の観察と考察

    大工 真輝, 髙田 哲平, 小玉 脩平, 夏 恒 精密工学会学術講演会講演論文集 2022A (0), 12-13, 2022-08-25

    ...<p>電解加工領域を制限できる補助陽極を有した電解液吸引工具において,加工中に補助陽極として使用するグラファイト電極の消耗が確認されている.しかし,グラファイト電極が消耗するメカニズムは解明されていない.そこで本研究では,電解加工中の極間を観察可能な工具を作製し,電解液の流れや加工中に生成される気泡,グラファイトの脱落の様子を観察することで,グラファイト電極の消耗要因について検討した.</p>...

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  • ワイヤ工具のダメージが強度におよぼす影響

    戴 嘉麗, 坂本 智, 近藤 康雄, 山口 顕司 精密工学会学術講演会講演論文集 2022A (0), 403-403, 2022-08-25

    ...<p>硬脆材料の精密加工にダイヤモンド電着ワイヤ工具が多用されてきている.ダイヤモンド電着ワイヤ工具は,加工に伴い砥粒の摩耗や脱落等のダメージを受ける.本報では,加工に伴うダイヤモンド電着ワイヤ工具のダメージがワイヤ工具の強度におよぼす影響について検討した.ダメージを受けたワイヤ工具の引張試験,ねじり試験の結果,ワイヤ工具のダメージはワイヤ工具の強度低下に影響をおよぼすことが確認された.</p>...

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  • 広範な大脳白質病変が見られた若年性認知症の同胞例

    三山 吉夫, 井上 輝彦, 林 要人, 米良 誠剛 Kyushu Neuropsychiatry 67 (3_4), 80-89, 2022-08-15

    ...脳重は,580g(姉)と935g(妹)で前頭・側頭葉の萎縮が高度~中等度で,神経細胞の脱落,大脳白質の障害(髄鞘脱落,軸索障害)が主病変であった。軸索変性細胞と軸索変性(spheroid)が広範囲にみられ,大脳基底核には石灰沈着がみられた。...

    DOI Web Site 参考文献9件

  • 特発性血小板減少性紫斑病の病勢悪化をきたした成人水疱性膿痂疹

    角沖 史野, 轟木 麻子, 中村 優佑, 坂田 真規, 大塚 英一, 竹尾 直子 西日本皮膚科 84 (4), 299-300, 2022-08-01

    ...</p><p><b>病理組織学的所見</b>(<b>図 2 </b>):前胸部びらん辺縁の紅斑の生検時に水疱を生じて水疱蓋が脱落した。表皮は角化層と顆粒層が欠損し,真皮浅層の浮腫と血管周囲性にリンパ球と一部に好中球浸潤を認めた。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献2件

  • なぜ大型車の 車輪脱落事故は 増えるのか

    中山 力 日経ものづくり (814) 71-77, 2022-07

    ...国土交通省や業界団体、大型車メーカーなどは車輪脱落事故の防止に向けて、かねて適切な交換作業の啓発活動に注力してきた。具体的には、 [1]規定トルクでの締め付け、 [2]増し締めの徹底、 [3]日常点検の実施、 [4]適合ボルト・ナットの使用の…...

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  • ラカンのジョイス論と道元の「身心脱落

    西村 則昭 宗教研究 96 (1), 1-24, 2022-06-30

    ...本論文は、こうしたラカンの考え方を手がかりにして、道元の「身心脱落」の体験を捉えようとする試みである。また、『正法眼蔵』を読むと、道元が仏典の語句を独自に解釈したり、自在に分解し組み直したりする、その大胆さに驚かされるが、本論文では、道元の言語宇宙と身心脱落との関連性について若干の考察もおこなう。</p>...

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  • インプラントの簡易的な症型分類としてのRTB分類の提案とその有効性

    阪本 貴司, 飯田 格, 上杉 聡史 日本口腔インプラント学会誌 35 (2), 74-82, 2022-06-30

    ...20年≦T3とし3群に,BはBone,インプラント周囲の骨吸収状態を示し,B1吸収なし,B2<3 mm,B3≧3 mmとし3群で評価し,R1T1B1からR3T3B3まで27通り(3×3×3=27)に分類した.またRTB分類の有効性を判定するために,1990~2019年の30年間に,2施設で1,463本,294名のインプラントの調査を行った.骨吸収はデンタルエックス線検査から判断した.1,463本中脱落...

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  • 意味性認知症の神経心理と神経病理

    川勝 忍, 小林 良太, 森岡 大智, 大谷 浩一 神経心理学 38 (2), 86-95, 2022-06-25

    ...of 43 kDa(TDP-43)の蓄積を特徴とするTDP proteinopathyが大部分を占め,そのサブタイプであるタイプC病理が70~80%とされている.少数例では,Pick病,Alzheimer病,あるいはFTLD-TDPタイプB病理で運動ニューロン疾患を伴うものが報告されている.ここでは,TDPタイプC病理による意味性認知症の典型例について提示し,主病変は側頭葉前部や底面で高度の神経細胞脱落...

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  • 外傷性膵損傷後の膵仮性囊胞に対し腹腔鏡下囊胞開窓ドレナージが奏功した1例

    祁答院 千寛, 春松 敏夫, 矢野 圭輔, 長野 綾香, 松井 まゆ, 村上 雅一, 杉田 光士郎, 武藤 充, 加治 建, 家入 里志 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 58 (4), 734-739, 2022-06-20

    ...他選手の膝で上腹部を打撲後に腹痛を訴え救急搬送された.Magnetic resonance cholangiopancreatography(MRCP)では日本外傷学会分類IIIb型の膵損傷と診断した.全身状態は安定しており保存的に加療する方針とした.しかしその後に,3 cm大の膵仮性囊胞を認め,内視鏡的逆行性膵管造影を11病日に施行した.主膵管は膵体部で断裂し,膵管ステントを囊胞内へ留置したが数日で脱落...

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  • 索状物の関与が疑われた狭窄型虚血性小腸炎の1例

    喜山 甲菜, 田中 啓仁, 小牧 祐雅, 佐々木 文郷, 上村 修司, 田上 聖徳, 又木 雄弘, 東 美智代, 大塚 隆生, 井戸 章雄 日本消化器病学会雑誌 119 (6), 566-572, 2022-06-10

    ...<p>嘔気,腹痛を主訴とする55歳男性.感染性腸炎の診断で加療するも改善に乏しく,2カ月後CTで空腸に全周性壁肥厚を認めた.ダブルバルーン小腸内視鏡で同部の粘膜脱落と狭窄を認め,狭窄型虚血性小腸炎と診断した.小腸部分切除術の際,同部に大網と連続する索状物を認め,狭窄への関与が疑われた.狭窄型虚血性小腸炎と診断した際は索状物による圧排が原因のこともあり,外科的治療の時期を逸しないよう注意が必要である....

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  • ササの葉と根から抽出した植物ケイ酸体の粒径分布の特徴

    梅村 光俊, 橋本 徹, 伊藤 江利子, 岡本 透, 鳥居 厚志 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 501-, 2022-05-30

    ...試料は、札幌市内のチシマザサ節からなるササ群落から採取した、脱落前の枯葉および細根(生根)を用いた。洗浄・乾燥させた試料を硝酸で湿式灰化し、ろ過残渣を植物ケイ酸体として抽出した。この粒子を超音波処理により分散させ、沈底法および篩捌により、粘土(2 µm未満)、細シルト(2~20 µm)、粗シルト(20~50 µm)、砂(50 µm~2 mm)(USDA法)に分画した。...

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  • 根部内生菌<i>Hymenoscyphus</i> sp.の子実体形態および子実体発生パターン

    中村 慎崇 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 658-, 2022-05-30

    ...本研究では、土壌中の脱落した根から発生する<i>Hymenoscyphus monotropae</i>の日本産近縁種に着目し、その子実体を収集するとともに分離菌株を確立した。本菌は健康的な根部から高頻度で分離され、発生地において主要な根部内生菌であることが示された。4遺伝子座のDNA塩基配列を解析した結果、分離菌株は4系統からなる種複合体を形成していることが示唆された。...

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  • ヒノキ林における脱落根の現地採取法の検討

    黒見 信輔, 杁山 哲矢, 金子 祥也, 谷川 東子, 平野 恭弘 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 686-, 2022-05-30

    ...樹木細根は葉と同様に枯死脱落し土壌で分解または蓄積され、土壌有機物の主要な供給源になる。しかし細根の脱落過程についてはその理解が進んでいない。本研究は森林内で脱落根を直接採取する方法を開発することを目的とした。脱落根採取法として提案されているガラスビーズ入り遠沈管を用いた方法に加え、メッシュ袋を用いた採取法を新たに開発した。...

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  • スギコンテナ苗において、適度に形成された根鉢を識別するしきい値

    齋藤 隆実, 小笠 真由美, 飛田 博順, 小黒 芳生, 宇都木 玄 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 336-, 2022-05-30

    <p>健全なコンテナ苗を効率よく出荷するために、根鉢が適度に形成された苗木を選ぶことが重要である。しかし、これまでコンテナ苗の根鉢の物理的性質を定量的に評価する手法は存在していなかった。齋藤ら(2019)は、「根鉢の硬さ」「根鉢の崩れやすさ」「根鉢の抜き取りにくさ」に着目し、簡明な測定原理で評価する手法を提案した。本研究では、齋藤ら(2019)の知見をさらに発展させた。育成孔の容量(150ccお…

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  • アカマツ根冠由来の細胞外トラップ(RETs)によるバクテリアの捕捉

    白川 誠, 松下 範久, 福田 健二 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 629-, 2022-05-30

    ...<p> 植物の根冠から脱落する境界細胞や粘性滲出物(ムシゲル)などからなる構造は細胞外トラップ(root extracellular traps: RETs)と呼ばれ、土壌への貫入時の分裂組織の保護や、病原菌に対する防御機構などとして機能することが知られている。...

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  • 呼吸器リハビリテーションでのオンライン診療の可能性

    長谷川 高志 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 30 (2), 185-189, 2022-04-28

    ...患者を診察するオンライン診療や遠隔モニタリングなどが発展した.Doctor to Doctor(DtoD)形態の遠隔画像診断では診療画像等の共有により専門医の指導を行い,医師偏在地域でも高度な診療が可能になる.オンライン診療などのDoctor to Patient(DtoP)形態で,テレビ電話による診察や心臓ペースメーカー等のデバイスの遠隔モニタリングで慢性疾患患者の診療を行う.継続すべき診療からの脱落...

    DOI 医中誌

  • 口腔衛生を主体とするメインテナンスのインプラント周囲炎予防効果について

    関野 愉 日本口腔インプラント学会誌 35 (1), 3-8, 2022-03-31

    ...<p>インプラント周囲炎は,バイオフィルムに起因する炎症性疾患で進行するとインプラントの脱落を誘発する.その予防のためには,プラークコントロールを主体としたメインテナンスが重要と考えられる.そこで,インプラント治療後にメインテナンスを続けた場合と受けなかった場合の予後を比較した文献の検索を行った.検索の結果,3編の後ろ向きコホート研究がヒットし,それらを引用した.3編すべてにおいて,メインテナンスを...

    DOI 医中誌

  • アタヤル語の「サトウキビ」に起きた特異な形態変化

    落合, いずみ 北方人文研究 15 85-97, 2022-03-25

    ...変化の流れは、まずsəbusに化石接中辞〈il〉が付きsəb〈il〉usになり、Takonan集落では語頭母音をaに替え(sabilus)、他の多くのアタヤル集落では前次末音節を脱落させた(bilus)。別のツオレ方言系集落では化石接辞附加の起きていない形式cubusが記録されており、これらからアタヤル祖語の「サトウキビ」は*cəbus と再建される。...

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  • Covidによる嗅覚低下のメカニズムと生理

    岸本 めぐみ, 浦田 真次, 近藤 健二, 山岨 達也 におい・かおり環境学会誌 53 (2), 141-146, 2022-03-25

    ...<p>2019年からパンデミックを起こしている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)はSARSコロナウイルス2(SARS-CoV-2)がヒトに感染することにより発症する.嗅覚障害はCOVID-19の急性期だけでなく慢性期合併症の1つとして知られている.SARS-CoV-2は嗅上皮に感染し,上皮を脱落させることで嗅覚障害が生じるとされているが,嗅上皮が再生した後の時期にも嗅覚障害が報告されており...

    DOI Web Site 参考文献22件

  • 気管孔上部に気道狭窄を伴った金属製気管カニューレの気管内脱落に対し,多科合同で異物除去を行った1例

    藤原 綾子, 高見 康二, 安藤 性實, 木村 剛, 宮本 智, 小河原 光正, 小島 将裕, 島川 宜子, 井上 敦夫, 栗山 啓子 気管支学 44 (2), 165-170, 2022-03-25

    ...</b>80歳代,女性.約60年前に甲状腺疾患術後に気管切開術を施行され,金属製気管カニューレを用いていた.自己交換中にカニューレが破損し,気管内に脱落したため,救急外来を受診した.胸部CTで気管孔上部に気道狭窄を認めた.処置中の窒息リスク管理のため,体外式膜型人工肺準備下に救命救急センター,麻酔科,呼吸器内科,呼吸器外科で軟性気管支鏡を用い異物除去を行った.<b>結論....

    DOI 医中誌

  • 宮崎県に定着したスウィンホーキノボリトカゲの γ線照射による雄不妊化の検討

    今竹 翔一朗, 今泉 法子, 藤﨑 ひなこ, 大橋 勇希, 長田 栄二, 脇谷 晶一, 保田 昌宏 日本野生動物医学会誌 27 (1), 9-16, 2022-03-01

    ...その結果,5,10,15Gyを照射1ヵ月後のすべての個体で精巣の萎縮と精上皮の脱落が確認された。しかし,10Gyの照射後3ヵ月以上が経過した個体では精上皮の再生が見られ,永久不妊を誘導することはできなかった。γ線を2度照射された個体と単回照射の個体間では精上皮の再生度合いに違いが見られ,分割照射が本種の雄の不妊化に有効である可能性が示された。...

    DOI Web Site 参考文献17件

  • 切除範囲診断に苦慮した糖尿病性ケトアシドーシスに合併した壊死性虚血性大腸炎の1 例

    山田 正法, 瀧井 麻美子, 真弓 勝志, 竹村 雅至 日本腹部救急医学会雑誌 42 (1), 47-49, 2022-01-31

    ...病理組織学検査では粘膜固有層に著明な線維性浮腫と粘膜下層の浮腫および好中球浸潤を呈し,グラム陰性桿菌の増殖と粘膜腺管の脱落を認めており,短時間に腸管虚血および壁内気腫を発症したと推測された。本症は急速に病状が悪化し広範囲に及ぶこともあり,診断が迅速に行われること,また切除範囲考慮のため術中下部消化管内視鏡検査が有用と考えられた。</p>...

    DOI Web Site 医中誌

  • 小耳症に対する軟骨伝導補聴器安定装用のための義耳利用

    矢間 敬章, 渡部 佑, 藤原 和典 耳鼻と臨床 68 (1), 32-37, 2022-01-20

    ...振動子固定は主に両面テープを用いるが、汗や運動による脱落が難点である。その上、振動子固定が安定しないとハウリングを誘発しやすく、装用に工夫が必要になる。今回小耳症合併外耳道閉鎖患者に対し義耳を用いてフィッティングを行ったところ、有効な補聴効果が得られた。...

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  • 妊娠17週の卵巣子宮内膜症性囊胞に対しHand-assisted laparoscopic surgery(HALS)を行った1症例

    水谷 ひかり, 丸尾 伸之, 伊熊 健一郎, 村上 暢子, 柴田 綾子, 西舘 野阿, 陌間 亮一, 田中 達也 産婦人科の進歩 74 (1), 39-45, 2022

    ...<p>妊娠中に卵巣腫瘍を指摘される頻度は0.2-2%であり,そのうち悪性腫瘍は1-6%とまれであり,多くは良性腫瘍である.妊娠中の卵巣子宮内膜症性囊胞は,妊娠に伴う異所性内膜の脱落膜変化による内腔の結節像を呈し,悪性腫瘍との鑑別が困難な場合がある.今回,卵巣子宮内膜症性囊胞合併妊娠に対し妊娠17週にHand-assisted laparoscopic surgery(HALS)による手術を施行した症例...

    DOI Web Site 医中誌

  • 不登校を併存した概日リズム睡眠―覚醒障害に対する高照度光療法の効果:ランダム化比較試験

    井上 建, 嶋田 怜士, 春日 晃子, 椎橋 文子, 北島 翼, 松島 奈穂, 荒川 明里, 大戸 佑二, 大谷 良子, 三島 和夫, 作田 亮一 脳と発達 54 (2), 135-137, 2022

    ...<p> 不登校を伴う概日リズム睡眠―覚醒障害に対する高照度光療法(BLT)のパイロット研究を行った.12名(年齢:13~15歳)の被験者を3週間の短期入院療法単独群とBLT併用群の2群に無作為に割り付けた.脱落した2名を除いた全症例では起床・入眠時間は有意に改善した.単独群(5例)は退院2週後に起床時間が後退/再燃したが,併用群(5例)は起床時間を維持できた.さらに併用群は,有意に低い不眠重症度質問票得点...

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  • ロボット支援下前立腺全摘除術中にモノポーラシザースのチップカバーが脱落し, 発見が困難であった一例

    長尾 賢太郎, 岩田 健宏, 西村 慎吾, 高本 篤, 佐古 智子, 枝村 康平, 荒木 元朗, 渡邉 豊彦, 那須 保友, 小林 泰之 Japanese Journal of Endourology and Robotics 35 (1), 168-172, 2022

    <p> 我々が経験したロボット支援下前立腺全摘除術におけるインシデントを報告する. 症例は70歳代男性. 手術はda Vinci Xiで行われた. 術中, 1stポートのインストゥルメントを入れ替えた際に, モノポーラシザースよりチップカバーが外れ, 紛失した. 腹腔内や術野内外をX線透視も用いて探索するも見つからず, Computed tomographyを施行したところ, …

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  • 一束化用ハンガからの通信ケーブルの脱落挙動の解明(その3)

    早田 直広, 清水 幹夫, 松宮 央登, 吉村 剛, 石川 慎二, 菊地 佑斗 日本風工学会年次研究発表会・梗概集 2022 (0), 69-, 2022

    ...<p>電柱間に敷設される通信ケーブルは,鋼線とともに一束化用ハンガの中に束ねられることが多いが,台風通過時に一束化用ハンガの連結部での破損や通信ケーブルの脱落を生じる場合があり,これらの発生メカニズムの解明が必要となっている.そこで,変動風荷重作用下におけるバフェッティング時の挙動を把握するため,接触境界条件を考慮した動的解析を行い,ハンガ内での通信ケーブルの挙動やハンガに生じる断面力について検討した...

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  • 低炭水化物食の理解と実践 〜栄養指導のためのナラティブ・レビュー〜

    深津 章子, 宮本 佳代子, 諸澤 美里, 大久保 研之, 池本 真二 日本栄養士会雑誌 65 (12), 673-681, 2022

    ...また、対象者の脱落や食事の遵守度の低下は食事療法の評価を難しくする。低炭水化物食の体重減少や糖尿病管理への効果は、長期的には低脂質食等他の食事に比べて差異は見られない。低炭水化物食は高脂質、高たんぱく質、食塩過多になりやすく、動脈硬化性疾患の危険性が懸念される。...

    DOI 医中誌

  • アスリートにおける漸進的弛緩法と自律訓練法の継続的な練習が自己受容に及ぼす影響

    高井 秀明 日本体育・スポーツ・健康学会予稿集 72 (0), 217-, 2022

    ...両実験群の人数は、約3カ月の練習期間の途中で脱落したAT群の1名(男性)を除き、PR群は16名(男性9名、女性7名)、AT群は15名(男性8名、女性7名)であった。自己受容を評価するための心理指標には、沢崎(1993)の自己受容測定尺度を使用した。なお、この尺度は、身体的自己、精神的自己、社会的自己、役割的自己、全体的自己の下位尺度から構成されている。...

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  • 偶発的に発見された第4脳室Central neurocytomaの1例

    谷口 秀和, 小山 広士, 板東 康司, 萩野 寛隆, 大北 真哉, 夫 敬憲 小児の脳神経 47 (4), 401-406, 2022

    ...<p>13歳女児.頭部外傷精査の頭部CTにて第4脳室内腫瘍を指摘され,当科受診した.受診時,意識清明で神経学的脱落所見は認めなかった.頭部CTでは,第4脳室内に2 cm大の石灰化を伴う腫瘍を認めたが水頭症は認めなかった.頭部MRIでは,FLAIR, T2WIで高信号,T1WIで等信号を呈し造影効果は認めなかった.Epedymomaと診断し開頭腫瘍摘出術を施行したが,病理組織診断はCentral neurocytoma...

    DOI 医中誌

  • 高齢者タウオパチーの臨床,画像,病理

    橋詰 良夫 認知症治療研究会会誌 9 (1), 14-, 2022

    ...介護拒否,夜間不穏,不潔行為などの症状が出現し,看護・介護に手 こずる症例が多いことが特徴で,画像では海馬,海馬傍回,扁桃核などの辺縁系の萎縮の程度は比較 的軽度である.肉眼的には辺縁系に萎縮は限局しており,他の新皮質の萎縮はない.組織学的には辺 縁系に限局して神経原線維変化が多数出現し,ゴースト化したものが目立つ.Braak stage II~III の ものが多い.海馬傍回の皮質の萎縮と神経細胞脱落...

    DOI 医中誌

  • 製材工場における素材の価格,入荷量と在庫量の影響要因の解析

    道中 哲也 林業経済研究 68 (3), 1-11, 2022

    ...単位根の存在ではなく,ラグ変数という脱落変数の存在が見せかけの回帰関係の原因だという研究成果を引用し,ARDLモデルから長期的関係及び誤差修正モデル (ECM) の分析を行った。分析の期間は,2005年1月から2020年12月までである。...

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  • 妊娠を契機に虫垂炎を発症した,虫垂炎子宮内膜症の1例

    大嶋 侑平, 小田切 範晃, 笹原 孝太郎 日本外科系連合学会誌 47 (6), 744-749, 2022

    ...拡散強調像で高信号の多房性腫瘤を認め,腹部造影CT検査では子宮右腹側に境界不明瞭な腫瘤を認めた.右卵巣には炎症所見を認めなかったことから,急性虫垂炎と診断し,緊急手術を施行した.手術は脊椎麻酔で行い,傍腹直筋切開で虫垂切除術を行った.術後経過は良好で,術後5日目に退院となった.切除標本の病理所見では,虫垂体部の広範囲に子宮内膜症組織を認めた.内膜症組織では,妊娠に関連して起こったと思われる間質細胞の脱落膜変化...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献3件

  • 小児に発生した悪性血管周囲類上皮細胞腫瘍の胸椎転移に対し脊椎全摘出術を施行した1例

    阪本 碩子, 中山 ロバート, 浅野 尚文, 渡辺 航太, 中村 雅也, 松本 守雄 東日本整形災害外科学会雑誌 34 (1), 37-42, 2022

    ...<p>12歳男児の胸椎に発生したまれな肝臓原発転移性血管周囲類上皮細胞腫の1例を経験した.第2胸椎の単発転移で術前化学療法が有効であったため脊椎全摘出術を選択した.腫瘍は椎体外へ進展しており,さらに第1胸髄神経根を温存するため,後方固定後に前方アプローチで罹患椎体を摘出した.術後の上肢の神経脱落症状はなく,術後2年の現在,同部位での再発なく,外科的寛解を維持している.</p>...

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  • 一束化用ハンガからの通信ケーブルの脱落挙動の解明(その1)

    吉村 剛, 石川 慎二, 菊地 佑斗, 松宮 央登, 早田 直広, 清水 幹夫 日本風工学会年次研究発表会・梗概集 2022 (0), 65-, 2022

    <p>昨今の異常気象(台風、線状降水帯など)の発生により、通信ケーブルやそれらを支える設備の被災件数が増加し、通信サービスへの影響や復旧作業の増加が発生している.ある台風の被災状況調査をした結果、「一束化用ハンガ」の被災件数は、被災したNTT東西設備の7割程度を占め、その対策が大きな課題となっている.本報では、「一束化用ハンガ」の物品耐力試験結果をもとに強風が「一束化用ハンガ」に与える影響につい…

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