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検索結果 164,846 件

  • 中国厦門市農村部におけるコミュニティ活性化

    叶 好秋 Journal of Group Dynamics 41 (0), 43-64, 2024-12-28

    ...都市部では単位の解体と都市化の急速な進展により、隣人との関係が希薄化する「隣は何をする人ぞ」の無縁社会が形成されたが、農村部では一時的に消滅したと思われた宗族コミュニティが再び復活し、自然村(集落)を基盤として強固に存在している。 華僑発祥の地である東南沿岸部では特にその傾向が顕著で、廈門市もその代表例である。...

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  • 学習者の理解度に応じた自動問題生成AIシステムの開発

    和久 友親, 田村 哲嗣, 川瀬 真弓 日本教育工学会論文誌 advpub (0), 2024-07-20

    <p>本研究では,学習者が学習した内容を各学習者の理解状態に応じて定着させるために,BERTとEmbedRank++といった人工知能技術・情報技術によって穴埋め・選択問題を自動生成し,理解度に合わせて出題するウェブシステム「AI道場」を開発した.本稿では,本システムの開発の内容と大学講義「多変量解析」において「AI道場」を利用した学習者へのアンケート調査結果を報告する.本システムの開発内容の有効…

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  • 自然湿球温度の屋外観測データを活用したWBGTの各種計算式の精度検証

    足永 靖信 空気調和・衛生工学会 論文集 49 (327), 31-35, 2024-06-05

    ...WBGT の計算式は、自然湿球温度、気温、黒球温度の関数としてISO7243 等に明記されている。自然湿球温度の現地観測においては wick の保水管理に多大な作業負荷を要する。そのため、自然湿球温度の代替策として、湿球温度を用いる方法、ISO7243 の換算式を用いる方法、wick の形状を考慮した熱収支モデルを用いる方法などが提案されている。...

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  • 電磁場に影響されない遷移を用いた対称性の破れの探索

    高橋 唯基 日本物理学会誌 79 (6), 298-302, 2024-06-05

    ...<p>この宇宙を構成する物質の根源・起源は何なのか.この問いは何世紀にもわたって人類が探求してきた根源的な問いである.近年では,高エネルギー加速器の発明により,実際に新しい粒子を直接作り出すことで,数々の重要な素粒子が発見され,その結果,自然を非常によく説明する標準模型の構築に至った.しかしながら,ニュートリノの性質や暗黒物質,物質優勢宇宙の起源など,標準模型では説明しきれない,様々な未解決の基礎物理...

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  • 深層畳み込みニューラルネットワークモデルの高次画像特徴量に対する注視の時空間バイアスの普遍性

    赤松 和昌, 西野 智博, 宮脇 陽一 電子情報通信学会論文誌D 情報・システム J107-D (6), 387-395, 2024-06-01

    ヒトは視線を動かすことにより,外界の視覚情報を能動的に取得する.では,どのような画像特徴量が視線を惹きつけるのだろうか.先行研究において,深層畳み込みニューラルネットワークモデルによって抽出された高次の画像特徴量に,より頻繁に視線が向けられることを示唆する結果が得られている.また,この効果は画像提示後すぐに強まることも報告されている.しかし,このような注視の時空間バイアスが特定のモデルでのみ説明…

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  • Well-being向上を担える理科・生活科の小学校教員養成に関する考察

    杉本 剛 日本科学教育学会研究会研究報告 38 (5), 17-20, 2024-06-01

    ...「日本社会に根差したウェルビーイングの向上」などがコンセプトとして掲げられ,今後の教育政策に関する基本的な方針の上位概念に位置付けられた.本研究は,Well-being向上を担える,理科・生活科の小学校教員養成について考察することを目的とした.大阪府内の大学における自然系教養科目において,SSIBLモデルを参考にし,地球環境に関する社会・科学的課題をどのように提起し,個人と社会のWell-being...

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  • 我が国の稀少野生動物に着目した生物多様性保全教育の観点

    三宅 志穂 日本科学教育学会研究会研究報告 38 (5), 37-42, 2024-06-01

    ...本研究では,生物多様性が評価され, 2021年に世界自然遺産に登録された「奄美大島,徳之島,沖縄島北部及び西表島」に着目して,そこに生息する野生動物をモチーフとする生物多様性保全教育テーマを探究する。現地調査と文献調査の結果,これらの地域を代表するアマミノクロウサギ,ヤンバルクイナ,イリオモテヤマネコの生息を脅かす要因としてロードキル問題があると分かった。...

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  • 矩形ダクト流路内の粒子挙動の制御

    関本 敦 ホソカワ粉体工学振興財団年報 31 (0), 93-98, 2024-05-31

    <p>正方形ダクト乱流における平均二次流れは断面内の熱物質輸送を担うため,その制御は高効率な熱交換器や管路内での連続化学反応や粒子分離などの応用が期待できる.これまでに,低レイノルズ数においてダクトの下壁面を加熱することで慣性力と浮力が同程度となり,平均二次流れのパターンが大きく変化することが知られていたが,それらを制御する手法については,これまで議論されていなかった.本研究では,数値シミュレー…

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  • スラグ流を反応場としたコアシェル型微粒子の高速合成

    渡邉 貴一 ホソカワ粉体工学振興財団年報 31 (0), 161-165, 2024-05-31

    <p>コアシェル型微粒子は,複数の異なる物性を共存させることが可能であり,形態や粒径を制御することによって,光学材料,診断薬,フィラーなど,多岐にわたる製品に応用されている.コアシェル型高分子微粒子は,シード粒子の調製後にシェル材料を重合させるという多段階プロセスを経て製造される.しかしながら,この製造プロセスは時間がかかる上,操作も複雑である.本研究では,マイクロフロー・プロセスにおいてスラグ…

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  • 重症肺高血圧を伴う心室中隔欠損症に対して“treat and repair”で治療し得た2症例

    西崎 晶子, 石北 綾子, 柿野 貴盛, 永田 弾, 山村 健一郎, 坂本 一郎, 小田 晋一郎, 帯刀 英樹, 塩瀬 明 日本成人先天性心疾患学会雑誌 13 (2), 15-20, 2024-05-31

    ...心室中隔欠損症(VSD)の多くは幼少期に診断され,成人期到達時には自然閉鎖,または手術されていることが多く,成人期で手術適応となることは稀である.成人期のVSDではシャント量の少ない小さなVSDか,すでに肺高血圧を伴い治療適応外と診断されたVSDが見られる.特に重症肺高血圧を伴うVSDではEisenmenger症候群と診断され,保存的な治療のみで経過観察されてきた症例が存在する.しかし近年肺高血圧治療薬...

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  • 野生株が4個体となった植物を救う:小笠原諸島に産する絶滅危惧種コバトベラの保全研究 ―小笠原諸島トベラ属固有種研究グループ―

    川喜多 遥菜, 阪口 翔太, 増田 和俊, 小牧 義輝, 出野 貴仁, 田中 健文, 薮内 良昌, 瀬戸口 浩彰 自然保護助成基金助成成果報告書 33 (0), 1-9, 2024-05-30

    <p>コバトベラは小笠原・父島固有のトベラ科樹種であり,現存自生株が4個体のみの絶滅危惧種である.小石川植物園と父島では域外保全株が育成されているが,次世代の遺伝的多様性や父性貢献度など,保全上重要な情報は未詳である.本研究では,コバトベラの保全株について遺伝解析を実施し,保全遺伝学的に貢献する情報を取得することを目的とした.まず小石川植物園で育成されている域外保全株についてSSRマーカーによっ…

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  • 福島県内浜通り帰還困難区域と海岸部の震災前の植物観察記録の電子化と分析 ―櫻井信夫コレクション研究グループ―

    黒沢 高秀, 山ノ内 崇志, 岡田 努 自然保護助成基金助成成果報告書 33 (0), 20-27, 2024-05-30

    <p>櫻井信夫氏が1990年4月1日から東日本大震災直前の2011年3月2日に観察した主に福島県相双地域の野生生物や植生,景観,里地里山の様子について記した手書きの「植物観察と採集日記」(No.1~4),および約2,000点の印画紙の写真を電子化およびデータベース化した.これらの情報を,同時に採集され,福島大学貴重資料保管室植物標本室FKSEに保管された標本により同定を再検討した上で,正確な植物…

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  • 高山帯の生態系におけるセイヨウタンポポの影響の評価と駆除方法の探索 ―外来タンポポ研究グループ―

    名波 哲, 徳岡 純平, 松山 周平, 伊東 明 自然保護助成基金助成成果報告書 33 (0), 51-58, 2024-05-30

    <p>外来植物であるセイヨウタンポポに関する研究は,人間の活動が活発な都市部やその近郊で行われてきた.しかし近年,人間の影響が小さいはずの高山帯でもセイヨウタンポポの侵入が報告されている.本研究では,伊吹山,白山,後立山連峰の3つの高山帯において,セイヨウタンポポおよびセイヨウタンポポと日本在来タンポポとの雑種タンポポの定着状況を調べた.いずれの高山帯においてもセイヨウタンポポと雑種タンポポは,…

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  • 絶滅が危惧されるオガサワラセセリの吸蜜植物を植栽するための遺伝的ガイドラインの作成 ―小笠原の昆虫・植物共生系研究会―

    須貝 杏子, 田淵 千捺, 山﨑 健太郎, 鈴木 節子, 葉山 佳代, 矢後 勝也, 庄子 恭平 自然保護助成基金助成成果報告書 33 (0), 42-50, 2024-05-30

    <p>小笠原諸島固有のチョウであるオガサワラセセリは,グリーンアノールの捕食圧や外来植物の繁茂により絶滅の危機に晒されている.年に5~6回の多化性である本種を野生下で安定的に存続・維持させるためには,年間を通じて成虫の食物である吸蜜植物を確保することが求められる.在来の吸蜜植物として植栽候補種となるオオハマボッス・シマザクラ・マルバシマザクラについて,マイクロサテライトマーカーを用いて遺伝的変異…

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  • 大雪山における高山植物の根系の把握とその植生変化予測への利用 ―大雪山お花畑研究会―

    小林 真, 小林 悠佳, 工藤 岳 自然保護助成基金助成成果報告書 33 (0), 76-80, 2024-05-30

    <p>植物のどのような形質が気候変動に対する種の反応に関係しているかを明らかにすることは,将来の高山植物群集の構成を推定するために不可欠である.気候変動に対する種によって異なる反応のメカニズムを理解するには,地上部と地下部の両方について,器官レベルおよび個体レベルの形質を含むさまざまな形質を同時に包括的に調べる必要がある.本研究では,日本の大雪山系の広葉草本12種を対象に,過去40年間で優占度が…

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  • 目次

    自然保護助成基金助成成果報告書 33 (0), i-iii, 2024-05-30

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  • はじめに

    自然保護助成基金助成成果報告書 33 (0), 0-0, 2024-05-30

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  • 琉球諸島の世界自然遺産地域における高校生と高齢者のペット飼養の実態・意識比較調査 ―島嶼生物多様性保全ネットワーク―

    山田 文雄, 塩野﨑 和美, 丸山 久美, 石井 信夫, 久野 優子, 鳥飼 久裕, 美延 睦美, 長嶺 隆 自然保護助成基金助成成果報告書 33 (0), 113-117, 2024-05-30

    ...<p>世界自然遺産地域の「奄美大島,徳之島,沖縄島北部及び西表島」において,新たな外来種問題の発生を予防するために,高校生にオンライン形式で2022年11月-2023年1月の約2ヶ月間,高齢者を対象に紙媒体形式で2023年1月-3月の約1.5ヶ月間,ペット飼養に関するアンケート調査を実施した.高校生の回答者数(490件,回答率32.7 %)は,飼育者(35.1 %)が非飼育者(64.9 %)の半数ほどであった...

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  • ゲノムワイド情報を用いた国内希少野生動植物種ヒメタツナミソウのクローン構造解析 ―ヒメタツナミソウ研究会―

    山本 将也, 池上 温人, 川本 晴希, 福井 萌花, 松原 信之 自然保護助成基金助成成果報告書 33 (0), 154-161, 2024-05-30

    <p>ヒメタツナミソウは奄美群島の喜界島だけに生育するシソ科の多年草である.土地の造成工事などによって個体群は衰退傾向にあり,2020年には国内希少野生動植物種に指定された.本種はクローン繁殖能力が極めて高く,見かけ上の個体数と遺伝的な個体数(クローン数)には大きな乖離があると予想され,保全を進める上で大きな課題となっていた.そこで本研究では,残存する個体群の実態を把握するためにゲノムワイド情報…

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  • 希少海鳥カンムリウミスズメの保護増殖に関する研究 ―九州カンムリウミスズメ保護研究グループ―

    山口 典之, 田尻 浩伸, 手嶋 洋子, 中原 亨, KONGSURAKAN Praeploy, 大槻 恒介 自然保護助成基金助成成果報告書 33 (0), 59-67, 2024-05-30

    <p>カンムリウミスズメ<i>Synthliboramphus wumizusume</i>はウミスズメ類の中でも,もっとも希少な種のひとつと言われており,近年は集団営巣地でのネズミ類やカラス類による捕食が深刻である.本研究では,福岡県烏帽子島で繁殖するカンムリウミスズメの効果的な保護・増殖手法を確立することを目的とし,巣箱を島内に設置した.また巣箱内などにセンサーカメラを設置して,基礎生態デー…

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  • 微酸性電解水の通風気化処理によるバラ切り花の灰色かび病の発病抑制

    高川 祐輔, 二階堂 勝, 濵谷 希人, 副島 隆志, 田中 美順, 西沢 隆, 岩岡 広樹, HIDAYAT Alvian Nur, 小林 隆, 長谷 修 日本植物病理学会報 90 (2), 87-93, 2024-05-25

    ...が少なくとも10,000 μg/m<sup>2</sup>以上で,花弁に付着させた状態の灰色かび病菌の分生子の発芽と切り花の発病を抑制した.また,SAEWの通風気化処理は,実用化を想定し切り花を市場で保管・運搬時に用いているバケットに密の状態でまとめて処理してもFAC到達量20,000 μg/m<sup>2</sup>であれば明瞭な病害抑制効果を示した.加えて,通風気化したSAEWは灰色かび病菌が自然付着...

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  • 沖縄県フイリマングース(<i>Urva auropunctata</i>)対策事業における探索犬導入の効果について

    福澤 めぐみ, 植木 達也, 河内 紀浩, 新里 和野 動物の行動と管理学会誌 60 (2), 35-45, 2024-05-25

    ...そこで、沖縄県環境部自然保護課が有するマングース対策事業資料(2013年度~2016年度)を用い、わな作業に加え探索犬を導入した「集中捕獲実施エリア」と、わな作業のみの「集中捕獲未実施エリア」における捕獲努力量(TD)、捕獲努力量当たりの捕獲数(CPUE)、年間捕獲頭数、捕獲個体属性等の項目をそれぞれ算出し、マングース探索犬導入の効果を検討した。...

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  • 飼料への異なる油脂源の添加が自然暑熱下におけるブロイラーの発育成績と腹腔内脂肪蓄積に及ぼす影響

    高橋 泰香, 山本 朱美 日本畜産学会報 95 (2), 77-84, 2024-05-25

    ...℃を超えていた.試験終了時の飼料の過酸化物価は魚油飼料で3.3 meq/kgとなった他は,0.7から1.5 meq/kgの範囲内であった.試験期間全体の発育成績に油脂源の影響は見られなかった.腹腔内脂肪重量は魚油区がYG区や回収食用油区に比べ有意に低くなった.自然暑熱下におけるブロイラーの腹構内脂肪蓄積量を低下させる油脂源は多価不飽和脂肪酸が多く含まれる魚油であることが示唆された....

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  • 霜結晶の生成・成長におよぼす冷却面表面微細加工形状の影響

    田岸 未来子, 中村 新吾, 大久保 英敏 化学工学論文集 50 (3), 71-77, 2024-05-20

    ...<p>自然界でも身近な現象である着霜現象は,低温機器の熱交換器で発生し,性能低下の原因の一つとなり,除霜運転が不可欠である.本研究では,ヒータ除霜に代わる機械的除霜の実現を目的として,冷却面表面の微細加工形状に着目し,微細凹凸面の凸部の投影面積を28%まで低減した格子状微細加工面を提案し,霜結晶の生成・成長の顕微鏡観察および数値解析を行った.結果として,格子状微細加工面が着霜の抑制および脆弱な霜層の...

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  • 未来へつなげる『超環境オフィス』を北陸から

    清水建設株式会社,金沢工業大学 日本エネルギー学会機関誌えねるみくす 103 (3), 302-309, 2024-05-20

    <p>再生可能エネルギーによるエネルギーの地産地消・自立型建築物をめざしたリニューアルである。地域の伝統・気候・風土を利用した各種省エネルギーと太陽光発電による再生可能エネルギー,CO<sub>2</sub>フリー水素エネルギー利用システムによる蓄エネルギーを導入し,運用時の『ZEB』を実現し,カーボンニュートラルを目指した水素社会を先導した。 </p>

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  • あるオーストラリア人天理教信者のライフヒストリー

    尾上, 貴行 天理大学おやさと研究所年報 30 59-79, 2024-05-15

    ...そして、その姿勢が子どもや孫たちにも自然と伝わり、彼らにとっても天理教が日常生活の一部として違和感なくあたりまえのものになっているように見受けられた。このようなベイカー氏とその家族の様子からは、天理教の異文化伝道のあり方だけでなく、信仰者としての日々の通り方という点でも、学ぶべきところが少なくないのではないだろうか。...

    機関リポジトリ

  • 左上葉切除後に2度肺気瘤を生じ, 保存加療で改善を認めた1症例

    森 恵利華, 分島 良, 石沢 遼太, 籠橋 千尋 日本呼吸器外科学会雑誌 38 (4), 326-332, 2024-05-15

    ...術後7病日に再手術を施行した.残下葉S8に著明なエアリークを伴う肺裂傷を認め修復を行ったが,肺気瘤からのエアリークはなく処置は行わなかった.再手術後の経過は良好で,肺気瘤は縮小傾向を認めた.術後補助化学療法を開始後,X線検査で左横隔膜上に9.5 cm大の肺気瘤の新出を認めた.一時的に血痰を伴ったが軽快し,以降化学療法は中止として経過観察の方針とした.術後1年時点で肺癌の再発はなく,いずれの肺気瘤も自然経過...

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  • Beyond コロイド・界面化学×高分子

    林 智広, 遊佐 真一, 湊 遥香, 鈴木 大介, 出口 茂 Colloid & Interface Communications 49 (2), 3-15, 2024-05-10

    ...</p><p> </p><p>〔3〕微粒子を鍵とした高分子材料のリサイクル手法</p><p> 岡山大学学術研究院環境生命自然科学学域 助教(特任) 湊 遥香</p><p> 岡山大学学術研究院環境生命自然科学学域 教授 鈴木 大介</p><p>塗料や接着剤、紙加工に加え、スマートフォン、パソコン、車載製品など、至る所で使用される高分子(微粒子)材料は私たちの生活を豊かにする一方、環境汚染や資源枯渇などの...

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  • 実際に起こった天体の地球衝突とその被害状況

    高橋 典嗣 日本航空宇宙学会誌 72 (5), 149-155, 2024-05-05

    ...となった天体の地球衝突についてレビューする.人類は,幸いにも天体の地球衝突による大きな自然災害を経験していない.しかし,太陽系形成過程から考えても,頻度は少なくなっているが将来において小惑星や彗星のような天体の衝突は起こらないとは断言できない.最大級の自然災害となる可能性を秘めている地球への天体衝突問題に対して,地球を守るために人類は,研究・観測・防災に取り組んでいく必要がある....

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  • 抗菌ペプチドのメカニズム

    関谷 友太, 杉原 加織 生産研究 76 (2), 133-137, 2024-05-01

    ...<p>抗生物質の使用量増加に伴う薬剤耐性菌の蔓延は,世界中で多くの犠牲者を出しており大きな社会課題となっている.抗菌ペプチドは耐性菌を生み出しにくい新たな抗菌薬の候補として注目を集めている.自然界では多くの生物種から1200種以上の抗菌ペプチドが発見され,これまでの研究によってその構造や抗菌メカニズムが明らかにされてきた.私たちの研究室では,これらの抗菌ペプチドを用いた新しい抗菌薬開発を目指している...

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  • 経路案内における道路ネットワークの密度を考慮した地図提示手法

    諏訪 海晴, 藤田 秀之, 大森 匡, 新谷 隆彦 電子情報通信学会論文誌D 情報・システム J107-D (5), 300-310, 2024-05-01

    ...であることを考慮する.続いて,経路上の各地点におけるズームレベルを,地図アプリケーションのズーム操作ログと,道路ネットワーク密度の関係に基づき決定する手法を提案する.提案手法を定量的に評価し,特に,郊外と住宅街の境目などの,道の複雑さが大きく変化する地点において,提案手法が有効であることを確認した.また,提案手法を経路案内アプリケーションとして実装して動作を検証し,経路上でのユーザの移動に合わせて,自然...

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  • 文書生成タスクに対する強化学習応用における文書生成器のサンプルに非依存な報酬関数学習フレームワークの提案

    冨山 翔司, 鈴木 雅大, 落合 桂一, 松尾 豊 電子情報通信学会論文誌D 情報・システム J107-D (5), 348-358, 2024-05-01

    文書生成タスクにおいて,強化学習は有効な手法であると知られている.過去の研究で提案された手法はいずれも,報酬関数の人手による設計の難しさからデータによる学習を試み,その際に文書生成器のサンプルを用いていた.本論文では,報酬関数の学習に文書生成器のサンプルを用いることで引き起こされる,学習時に生成器の学習の進捗を定量的に可視化できないという課題に対し,報酬関数の学習に文書生成器のサンプルを一切用い…

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  • アルマ望遠鏡のアップグレードに向けた広帯域受信機技術

    小嶋 崇文, 増井 翔 応用物理 93 (5), 294-298, 2024-05-01

    <p>南米チリ共和国で運用されているアルマ望遠鏡は,2011年の観測開始からさまざまな成果を挙げている.アルマ望遠鏡は今後も引き続き天文学を牽引(けんいん)していくために,高度な機能強化を行う.これを日本ではアルマ2と呼び,観測システムの同時受信周波数の広帯域幅化が最重要項目の1つとして掲げられている.本稿では,アルマ2に向けた超伝導受信機フロントエンドの広帯域化研究の一部を紹介する.</p>

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  • ABiSにおける画像解析支援の現状と課題

    上野 直人 顕微鏡 59 (1), 16-19, 2024-04-30

    <p>ABiS画像解析チームは大学共同利用機関,国立大学,私立大学を含む6つの研究機関に所属する8人の画像解析エキスパートによって構成されている.それぞれの支援者は細胞生物学,発生生物学,システム生物学,情報工学など幅広いバックグラウンドを活かし,科研費を取得した被支援者が分子,細胞,組織,個体といった多階層をから取得した画像データから,背後にある生物学的な意味を抽出し,論文発表に至るまでを支援…

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  • EmBiology : Biological Knowledge Graphを利用した新しい文献検索データベース

    鈴木 直子 薬学図書館 69 (1), 38-45, 2024-04-30

    <p>生体内では事象は相互に関連しており,全体像を把握しながらメカニズムを発見していくことが研究者にとって重要である。しかし,昨今では膨大な研究結果が発表されており,それらを俯瞰することは容易ではない。エルゼビアは,文献情報から数百万の生物学的関係性を抽出・視覚化し,そこで抽出された事象や関係性を分類,絞り込みすることで,関係性を加味した文献検索を可能とするデータベース,EmBiologyを開発…

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  • 持続可能な住民活動のための竹林管理計画手法の研究

    佐藤 則子, 紀平 真理子, 勝浦 柊, 張 馨, 川口 暢子, 宮坂 隆文, 加藤 博和, 平野 恭弘, 山下 博美 環境共生 40 (1), 55-64, 2024-04-30

    <p>In the Higashiura Natural Environmental Study Forest in Aichi Prefecture, the Municipality of Higashiura and a volunteer group of citizens have collaborated in the management of the satoyama. …

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  • ABiSにおける電子顕微鏡支援の取り組み

    大野 伸彦 顕微鏡 59 (1), 8-11, 2024-04-30

    <p>電子顕微鏡イメージング技術は生命科学研究における微細構造の観察において重要な役割を果たしている.しかし,その活用には高い技術と特殊な設備,専門的知識が必要である.ABiSの電子顕微鏡支援プラットフォームでは高度,先端的な電子顕微鏡イメージング技術を中心に,生体高分子複合体から細胞や組織に至る異なるスケールの3次元微細構造を高解像度で解析するための技術や,特定の分子や構造を微細構造の中で可視…

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  • CD4<sup>+</sup> T細胞非依存性クリプトコックス症ワクチン

    上野 圭吾, 永森 晶子, 本弓 奈穂子, 宮﨑 義継 日本医真菌学会雑誌 65 (2), 45-51, 2024-04-30

    ...やCD8<sup>+</sup> T細胞が免疫記憶を代償するらしい.これら代償性免疫記憶を誘導するために,ワクチンにはどのような要素が必要なのか.安全性に優れた成分ワクチンを目指した場合に,アジュバントやモダリティーを工夫すれば,生体防御能を有する自然免疫記憶や記憶CD8<sup>+</sup> T細胞を誘導できるのか.本稿では,クリプトコックス症に対する全粒子経鼻ワクチン H99γ,<i>sgl1...

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  • ABiSにおけるMRI支援の取り組み

    定藤 規弘 顕微鏡 59 (1), 12-15, 2024-04-30

    <p>磁気共鳴画像技術はヒトを含む生体の詳細な解剖・機能情報を抽出できるイメージング技術であり,そのデータ取得ならびにデータ解析手法の発展はヒトを対象とした認知科学並びに臨床医学の領域において急速に進んでいる.その活用には,撮像パラメータの最適化,数理統計学の基礎知識を前提とした大規模データ解析手法の習得,並びに動物を対象としたMRI研究へのヒトで確立された撮像法や画像解析法の転移が重要で,それ…

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  • 先端バイオイメージング支援プラットフォーム(ABiS)による日本のライフサイエンスの推進

    真野 昌二, 丸山 めぐみ, 阿形 清和, 鍋倉 淳一 顕微鏡 59 (1), 2-3, 2024-04-30

    <p>先端バイオイメージング支援プラットフォーム(Advanced Bioimaging Support: ABiS)は,生理学研究所と基礎生物学研究所を中核機関とし,最先端機器を導入し運営している大学・研究機関とネットワークを構成し,最先端技術を提供することにより科研費課題を推進する事業である.最先端の光学顕微鏡,電子顕微鏡,磁気共鳴画像機器を用いた撮像と,高度な画像解析の支援を行っており,利…

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  • ABiSにおける光学顕微鏡支援活動

    藤森 俊彦 顕微鏡 59 (1), 4-7, 2024-04-30

    <p>生物学・生命科学研究の現場において光学顕微鏡は身近な存在である.近年の技術の進歩により,種々の先端的顕微鏡が開発・高性能・高機能化され,これまで不可能だったスケールでの観察を可能とし新しい発見につながっている.しかし,それぞれの用途に応じて先端的顕微鏡を選択し,その性能を十分に引き出すには高い技術が必要である.ABiSの光学顕微鏡支援では,全国の各地に配置された支援者が連携しながら利用者の…

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  • 沖縄県におけるスポーツツーリズム推進の現状と課題

    稲葉, 慎太郎 天理大学学報 75 (3), 17-28, 2024-04-29

    ...その中で,沖縄の温暖な気候や豊かな自然環境という特性を活かし,観光に特化した振興計画も策定されるに至った。2000年代以降,国の観光推進に向けた政策的基盤が整うことによって,沖縄県では県独自の観光推進計画が策定された。さらには,県の行政組織において観光とスポーツを合わせた部局に再編成され,行政や民間企業,スポーツ組織・団体,旅行・観光産業関連の組織を調整する地域コミッションが設立された。...

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  • ChatGPTによる臨床検査技師国家試験正答率の検証

    土井 洋輝, 石田 秀和, 永沢 大樹, 坪井 良樹, 菊地 良介, 市野 直浩, 秋山 秀彦, 齋藤 邦明 医学検査 73 (2), 323-331, 2024-04-25

    ...LLMは,人間に近い流暢な会話が可能であり,自然言語を用いたさまざまな処理を高精度で行えることから,世界中で注目を集めている。本研究では,LLMであるOpenAI社が開発したChatGPTの異なる2つのモデル(GPT-3.5, GPT-4)にて,過去3年間の臨床検査技師国家試験におけるChatGPTの正答率について評価を行った。GPT-3.5による正答率の平均は51.4%であった。...

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  • モンゴル,ハンガイ山地,オルホン川上流域の景観

    地学雑誌 133 (2), Cover02_01-Cover02_02, 2024-04-25

    ...(付加体,花崗岩,高圧変成岩,オフィオライトなど)が産する.写真の地域はハンガイ山地西部を流れるオルホン川上流域(N46°50′ E101°45′)で,中央アジア造山帯の一部をなすデボン紀付加体が広く分布し,尾根にはしばしば硬い層状チャートが露出する.まだアジア大陸ができる以前に存在した広い海洋(古アジア海)底の欠けらであるチャートの尾根からは,植生や人工物がほとんどないため扇状地や網状河川などの自然地形...

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  • 術後化学療法中にPegfilgrastimによる大動脈炎を発症した子宮頸部扁平上皮癌の1例

    服部 惠, 長船 綾子, 佐藤 亜理奈, 鈴木 祐子, 永井 孝, 梅津 朋和 日本婦人科腫瘍学会雑誌 42 (2), 222-227, 2024-04-25

    ...術後補助化学療法中にGrade 3の好中球減少が遷延するためPegfilgrastimを併用していた.抗癌剤投与後11日目から発熱があり,尿路感染症の診断で入院となった.各種培養検査は陰性であるがCRP上昇と発熱が継続し,造影CT検査で弓部大動脈の壁肥厚と周囲の脂肪織濃度上昇を認めた.自己免疫疾患関連検査は陰性でありPegfilgrastim誘発性大動脈炎と診断した.Pegfilgrastim投与後14日目より自然解熱...

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  • 利根川下流域湖沼群の抽水植物帯における魚類相とその空間的変動特性

    内田 大貴, 金子 誠也, 碓井 星二, 大森 健策, 石塚 隆寛, 山崎 和哉, 風呂田 利夫, 鈴木 盛智, 半沢 裕子, 及川 ひろみ, 横井 謙一, 加納 光樹 魚類学雑誌 71 (1), 45-66, 2024-04-25

    <p>Emergent plant zones on the shores of temperate lakes and ponds function as an essential habitat for various fish species, although few studies have focused on spatial variations in fish fauna …

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  • ビオチン-ストレプトアビジンELISAによる馬鈴薯由来の自然毒成分の検出

    岡田 光貴, 松尾 佳乃 医学検査 73 (2), 258-270, 2024-04-25

    ...<p>馬鈴薯が有する自然毒成分α-ソラニン(SO)およびα-チャコニン(CHA)はしばしば食中毒の原因となる。我々は以前,SOとCHAに結合するポリクローナル抗体(anti-Sold antibody)を作製し,それを使用した酵素結合免疫吸着測定法(ELISA)を構築した。このELISAはSOとCHAの検出感度が低いという弱点があるため,本研究ではその改善を図った。...

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  • 妊婦検診で確認された子宮間葉性腫瘍の腫瘍学的特徴の解析

    林 琢磨, 天野 泰彰, 岡田 茉子, 安彦 郁, 小西 郁生 日本婦人科腫瘍学会雑誌 42 (2), 159-167, 2024-04-25

    ...している子宮平滑筋肉腫の発症が認められる.著者らは,子宮平滑筋腫合併妊娠の産後の経過観察中に急激に腫瘤が増大したため,単純子宮摘出術により子宮摘出を行った.その後の外科病理診断により,摘出腫瘍は子宮平滑筋肉腫と診断された.単独発症の子宮平滑筋腫と比較して,子宮平滑筋腫合併妊娠での子宮平滑筋腫では,有糸分裂細胞が多く認められる.妊娠環境と子宮平滑筋肉腫の発症の関連性を理解するために,私達は,子宮平滑筋肉腫自然発症...

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  • ラップバトルにおける逆向き生成によるライムを含む返答バース生成

    三林, 亮太, 山本, 岳洋, 佃, 洸摂, 渡邉, 研斗, 中野, 倫靖, 後藤, 真孝, 大島, 裕明 情報処理学会論文誌データベース(TOD) 17 (2), 28-39, 2024-04-23

    ...では,そのような語を文末に含めることが困難である.それに対して提案手法では,文末から逆方向に文を生成することで,文末にライムを含むラップ文を高い確率で生成することを実現した.ラップ文生成モデルを学習するために,我々は6,791バースからなる独自のラップバトルコーパスを作成した.そのうちの100件のバースに対して,提案手法および順方向での文生成手法により,返答バースを生成して人手で評価を行い,バースの自然...

    情報処理学会

  • 持続可能な地域づくりにおけるP2M

    李 洸昊, 永井 祐二, 中野 健太郎 国際P2M学会研究発表大会予稿集 2024.Spring (0), 68-83, 2024-04-20

    ...本事例から、自然資源を活用した地域づくりのプログラム構築のマネジメントを検証する。...

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  • ぺた語義:ラーニングアナリティクスの今,そして……

    島田 敬士 情報処理 65 (5), 251-251, 2024-04-15

    ...ラーニングアナリティクス(LA)は,データを活用して効率的かつ効果的な教育・学習や学習環境の実現を目指す研究です.学生の行動分析,成績予測,教材推薦などを通して,教育・学習の質の向上を図ります.生成AIの登場がLA研究にも新たな方向性を与えました.生成AIを使えばデータ分析の結果を自然言語で提供することが可能になり,ユーザの利便性や解釈性が向上します.また,データ分析の精度を高めたり,学習者の質問・...

    DOI 情報処理学会

  • 血流維持型汎用血管内視鏡を用いた動脈硬化機序および動脈硬化性疾患の解明

    小松 誠, 樋口 義治, 高橋 覚, 由谷 親夫, 児玉 和久 脈管学 64 (2), 17-25, 2024-04-10

    ...<p>われわれは血管径を問わず観察可能な血流維持型汎用血管内視鏡(NOGA)システムを開発し,大動脈からの高頻度な自然破綻プラークを同定した。これは臓器の機能低下から老化にかかわると考えられた。コレステロール結晶を介した先天免疫によるプラークの進展,破綻について<i>in situ</i>で証明した。...

    DOI Web Site 参考文献24件

  • ターナー女児の健康管理に関する親から子どもへの コミュニケーションの実態

    荒武 亜紀, 野間口 千香穂, 野末 明希, 矢野 朋実, 狩集 綾子, 澤田 浩武 日本遺伝看護学会誌 22 (0), 34-42, 2024-04-07

    ...「自然妊娠しづらい」ことは、9割以上が「知識あり」と回答していたが、子どもに話していたのは4割程度であった。年齢区分別では、13 ~15歳ではおよそ7割程度が話していたが、年齢が上がるにつれて話している割合が高いわけではなかった。子どもに話していた多くは母親、医師であった。...

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  • 四国山岳地域における渓流水中硫酸イオンの長距離輸送及び国内起源に基づく地質環境画分と大気降下物画分の推計法

    今井 昭二, 山本 祐平, 長崎 昌太, 黒谷 功, 上井 優佑, 奥田 桂子, 中尾 佑子 分析化学 73 (4.5), 131-140, 2024-04-05

    <p>2009年から2012年の気候が安定した秋から初冬の期間に直接的な人為活動が認められない河川の源流域の渓流64地点において,溶存成分の時間的空間的分布を調査した.遠隔地の降水の化学組成を用いて,渓流水中の硫酸イオン(SO<sub>4</sub><sup>2−</sup>)濃度を地質環境画分,長距離輸送画分と国内起源画分に基づく大気降下物画分に分別推計する方法を提案した.地質環境画分は,広域…

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  • ヨーグルト生成過程における乳酸発酵速度の赤外分光その場観測

    中嶋 悟, 有田 真香 日本調理科学会誌 57 (2), 89-99, 2024-04-05

    <p> 家庭でヨーグルトを作る際の温度と時間スケールの定量化の第一段階として,牛乳の乳酸発酵過程を減衰全反射赤外分光法(ATR-IR法)で32.5~50℃で20秒ごとに2時間連続測定を行った。各官能基の吸収帯面積をアミドIII(タンパク質)の吸収帯面積で割って吸収帯面積比の時間変化を調べた。C-O/アミドIII吸収帯面積比の減少と,C=O/アミドIII吸収帯面積比の増加は,いずれも1次反応で近似…

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  • カプサイシン受容体の構造と機能

    富永 真琴 FFIジャーナル 229 (2), 099-104, 2024-04-01

    Pungency is not taste, but pain. Accordingly, it was thought that isolation of a capsaicin receptor would lead to the development of novel antipungent and antinociceptive agents. After fierce …

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  • 大規模分子動力学計算および理論改良に基づく核生成の理解

    田中 今日子 応用物理 93 (4), 225-230, 2024-04-01

    ...エネルギー,分子の付着確率などさまざまな情報が得られ,理論を多角的に検証できる.多数の粒子を用いたMD計算により,より低い核生成率の現象を追うことができ,実験データと同じ条件の再現もできるようになってきた.本稿では80億体の分子を用いた気相からの液相への凝縮核生成や,5億体の分子を用いた液相からの気泡核生成など,いくつかの核生成現象をMD計算により調べ,高精度な核生成モデルの構築を行った例を紹介し,実際の自然現象...

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  • 戦後の山村における食用野生植物資源利用の変遷

    小柳 知代, 松浦 俊也, 古川 拓哉, 小山 明日香 日本森林学会誌 106 (4), 77-87, 2024-04-01

    ...まず,出版物や聞き取り資料から,戦後から現在までの同町の自然資源利用と時代背景の変遷を年表にまとめた。次に,同町で利用されてきた山菜45分類群,木の実26分類群を抽出し,その利用変化と要因を地域のキーインフォーマント(60代後半~80代)11名から聞き取った。...

    DOI Web Site 参考文献10件

  • 隠岐諸島の樹木組成の特徴

    久保 満佐子, 懸野 友晴, 須貝 杏子, 井上 雅仁, 崎尾 均, 立花 寛奈 日本森林学会誌 106 (4), 109-115, 2024-04-01

    <p>日本海にある隠岐諸島(島根県)は氷期に島根半島と陸続きになった地史をもつ。隠岐諸島では森林植生の垂直分布が不明瞭であり,氷期の遺存的な樹種が存在すると考えられているが,どのような樹木組成を基盤としてその植生が成立しているのかは不明である。そこで隠岐諸島の樹木組成の特徴を明らかにするため,日本海にあり更新世中期に九州および朝鮮半島と陸続きになった対馬諸島と,更新世中期には離島であった佐渡島を…

    DOI Web Site 参考文献13件

  • 旧制中学校に勤務した外国人英語講師による日本研究の類型化の試み ―西日本地方勤務経験者を対象として―

    保坂, 芳男 拓殖大学論集. 人文・自然・人間科学研究 (51) 33-52, 2024-03-31

    筆者は戦前の旧制中学校の外国人講師に関する研究を行っている。その主な研究目的は,外国人講師に関しては,日本の中学生に教えた後の講師本人のキャリア形成を明らかにすることである。 本研究では,戦前の中学校で外国人英語講師として働いた経験をもとに,その後日本文化等に興味関心を抱き,日本研究者になった例を紹介したいと考えている。筆者のこれまでの研究から予想以上にそういった外国人講師は多いと判断し,紙面の…

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  • 自然言語処理で障害を持った人をサポートするユーザインタフェースの開発

    宮崎, 英一, 坂井, 聡 香川大学教育学部研究報告 10 35-39, 2024-03-31

    重度重複障害を持った人は、発話、表情や身振り等の対人関係のコミュニケーションが困難な場合が多く、自分の意見を伝える事が困難なため、小さい時から周囲の意見に同調させられる事が多かった。このため、多くの人は自分の持つコミュニケーションの可能性を諦めてしまい、成人になっても受動的態度となる事が多かった。しかし、何らかの方法で「自分の意思を他人に伝えられる=コミュニケーション」が取れる事に気づけば、自分…

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  • 瀬戸内海・周防灘の生物文化多様性―「奇跡の海」の存続へ向けて―

    安渓, 遊地, 安渓, 貴子 山口県立大学学術情報 17 633-650, 2024-03-31

    ...非常に豊かな生物多様性と、それに支えられた漁業の栄える、美しい自然がそこにはあった。その生物と伝統文化の豊かさは、戦後の高度経済成長の中で急速に失われた。生物学者の調査によれば、瀬戸内海の中で、奇跡的に多数の生物種が絶滅を免れて生き残っているのが、西の端の周防灘なのである。...

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  • 「文学国語」における「小説」の「創作」の指導について ―話形に着目した「創作」の方法―

    佐野, 正俊 拓殖大学論集. 人文・自然・人間科学研究 (51) 168-184, 2024-03-31

    平成三十年に改訂された学習指導要領において、高等学校国語科の新しい選択科目として「文学国語」が誕生した。「文学国語」における「書くこと」の指導の重点は「文学的な文章を書く」こととされた。そこで、「文学国語」の教科書全十一冊がそれぞれ「小説」の「創作」をどのように扱っているかを調査して考察を加えた。調査した結果、「小説」の「創作」の指導は、「国語表現」の教科書において「小説」の「創作」が扱われてい…

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  • 根源領域からの意味の生成メカニズム ―鎌田モデルからみた井筒モデルと南方モデル―

    河原, 清志 拓殖大学論集. 人文・自然・人間科学研究 (51) 53-75, 2024-03-31

    本稿は,鎌田東二の言語成層の三層構造モデルを土台にして,井筒俊彦の「東洋哲学の共時的構造化」と南方熊楠の「南方曼陀羅」のモデルとを対照しつつ両者の対応関係を模索しながら,人間にとって根源領域から言葉の意味がどのように生成されるかのプロセスないしメカニズムについて検討していくことを目的とする。本研究では,井筒の「共時的構造化」から見えてくる東洋哲学に通底する人間意識の階層構造(表層/深層構造)と根…

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  • 雨の音について

    横井, 雅之, YOKOI, Masayuki 大阪産業大学論集 自然科学編 134 65-71, 2024-03-31

    雨の降り方を表す言葉については、古くから、また地域によっていろいろな言い方がされており、辞典も刊行されている。しかし、「雨の音」にはあまり注目されていないようである。雨自体は音を発生せずに、雨粒が当たる物に対して音が発生することである。また、雨の音には「癒やし」効果があると多くのウェブサイトで言われている。ここでは、雨の降る音について擬音語や周波数分析による癒やし効果の検討を行うと共に雨の降る音…

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  • 鉄道車両の地震による振子運動について

    大津山, 澄明, 浅田, 晴香, OHTSUYAMA, Sumiaki, ASADA, Haruka 大阪産業大学論集 自然科学編 134 19-33, 2024-03-31

    By implementing countermeasures after various accidents over the last 150 years, Japan’s railways are now relatively safe and stable means of transportation. The country, however, experiences a high …

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  • エシカルツーリズム普及・発展の実現可能性 ―市民の環境意識やボランティア意識を問うアンケートから―

    藏田, 典子, 伊勢, 武史, 星野, 佐和 山口県立大学学術情報 17 191-202, 2024-03-31

    ...自然環境・地域・社会に配慮した消費活動、いわゆる「エシカル消費」に注目が集まる昨今、観光においても、旅程にボランティア活動を組み込むなど旅先の持続可能性に貢献する「エシカルツーリズム」を推進する動きが世界各地で見られる。心理学的な研究においては、利他行動は受益者のみならず行為者にとっても有益な心理的効用をもたらしうることが指摘されているため、エシカルツーリズムの今後の普及が望まれる。...

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  • 離島における介護職者の防災・減災に対する認識に関する研究 : 奄美市と五島市の比較

    今村, 圭子, 柳田, 信彦, 松田, 史代, 南, 綾乃, 松成, 裕子 鹿児島大学医学部保健学科紀要 34 (1), 11-22, 2024-03-31

    ...大きな自然災害が起こったことのある離島と災害のない離島に勤務する介護職者の防災認識について調査し、分析した結果、災害の有無に関係なく、共通していたことは、介護職者の役割として、【平常心を保つこと】、【生活環境調整】の必要性であった。奄美市の介護職者では、退所後の視点に乏しいが、避難所での生活に注視し具体的イメージを持っていた。...

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  • 森鷗外のレクラム料理

    村上, 祐紀 拓殖大学論集. 人文・自然・人間科学研究 (51) 154-167, 2024-03-31

    本稿は、森鷗外の家庭に伝わる「レクラム料理」の元となっているレシピ本『Neuestes und bestes Kochbuch für jede Haushaltung』(『すべての家庭のための最新で最適な料理本』)の内容を詳細に分析しつつ、本レシピが出版された当時の近代ドイツの食文化政策について考察したものである。 …

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  • ヒンドゥー教のバーガヴァタ・カター ―北インドのチャイタニヤ派寺院のゴースワーミー師の事例から―

    澤田, 彰宏 拓殖大学論集. 人文・自然・人間科学研究 (51) 95-108, 2024-03-31

    インドのヒンドゥー教の語り芸であり法話でもあるバーガヴァタ・カターは現在多くのブラーフマン(バラモン)司祭によってインド国内外で行われている。本稿ではクリシュナ神の聖地ヴリンダーヴァンにあるチャイタニヤ派ラーダーラマン寺院のブラーフマン司祭であるゴースワーミー師によるこのカターの実践について,その社会的な側面を現地調査で得られた資料によって明らかにすることを目的とする。 …

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  • 熱膨張や熱収縮の繰り返しにより発生する摩擦音

    横井, 雅之, YOKOI, Masayuki 大阪産業大学論集 自然科学編 134 73-80, 2024-03-31

    熱膨張や熱収縮の摩擦により発生する音は意外にも我々の身近に存在している。本報告で示すポリカーボネートの屋根の音、ガードレールの音、さらにガスファンヒーターのスイッチや自動車のエンジンを切った時に発生する音などである。ここでは、発生する音について、その周波数分析を通して発音体の特性を求めようとするものである。

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  • 社会運動とその制度化をめぐるジレンマ

    池田, 朋洋 拓殖大学論集. 人文・自然・人間科学研究 (51) 76-94, 2024-03-31

    本論文は,社会運動における制度化の局面で生じる効率性とアイデンティティをめぐるジレンマに際して,多様なアクターがそれぞれどのように行動し運動を展開していくかを,長期間に及ぶ文化人類学的フィールドワークで得られたデータに基づいて明らかにするものである。これまでの先行研究では,社会運動の制度化のジレンマは主に運動のコアメンバーである活動家の視点や思想信条から描かれることがほとんどであった。しかし筆者…

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  • 埼玉県宮代町の地域創生活動の事例研究と経営戦略面からの考察

    平林 信隆 共栄大学研究論集 (22) 43-57, 2024-03-31

    ...これからの地方自治体は人口減少、高齢化、COVID-19、自然災害、環境エネルギー問題、デジタル化、インバウンド、住民の価値観、そして財政問題などの多様な変化に柔軟に対応し、地域のリソースを持続的に組み替えながら、継続し続けるレジリエントな能力が求められている。本研究では、主な経営戦略のフレームワークをレビューし、VUCAの時代において地方自治体が取るべきフレームワークを提案した。...

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  • 児童における集団宿泊活動への参加を通じた変化とアクティビティおよび楽しみの評価

    山田 文 日本特別活動学会紀要 32 (0), 45-53, 2024-03-31

    ...その結果、参加による変化によって、変化なし群、自然体験のみ向上群、向上群、低下群の4群に分けられた。この4群で印象に残っているアクティビティは異なっていた。また、楽しさの評価では参加後に、低下群は、変化なし群と向上群と比較して、楽しくなかったと評価し、向上群の楽しさの評価が参加を通じて高まったことが明らかになった。</p>...

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  • 局地気象に関する学習における学校気象観測データの活用について

    山根 悠介 教育研究実践報告誌 7 (2), 57-62, 2024-03-31

    ...距離がそれほど離れていないが内陸の山岳地域と海洋の近くという自然環境が大きく違う富士宮市立井之頭小と清水区折戸の東海大附属翔洋小を対象とし,それぞれで観測された気温の特性の差に関する解析と考察を示した。解析期間の2月から5月において,大体の場合は海洋に近い東海大附属翔洋小の気温が高い。...

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  • スチュワードシップとキリスト教の役割

    坂東 洋行 名古屋学院大学論集 社会科学篇 60 (4), 21-38, 2024-03-31

    ...そこでは,人間による自然の支配は,責任あるスチュワードシップをはたすことであると説いている。英国国教会は,英国のスチュワードシップ・コードに署名し,米国企業を中心に気候変動等のESGの取組みに対して積極的な集団的エンゲージメントを実施している。本稿では,スチュワードシップの原点をキリスト教に求め,スチュワードシップの本来的な意味と機関投資家がはたすべきスチュワードシップについて明らかにしていく。...

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  • 『風立ちぬ』岡鹿之助の挿絵:堀辰雄の岡鹿之助宛絵はがき(新資料)をめぐって

    荒屋鋪 透 The KeMCo Review 2 (0), 162-177, 2024-03-31

    ...高原のサナトリウムを舞台に、婚約者の近い死をまえにした主人公の心理を、緊張感ある文体と静謐な自然描写にたくした作家、堀辰雄の小説『風立ちぬ』は、2冊の美しい限定本が残されている。戦前の野田書房版(1938年)と第2次世界大戦終結の4年後、物資の乏しいなか上梓された細川書店版(1949年)である。...

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  • 自然言語処理モデルを用いた行政文書の同一判定に係るしきい値の調査

    日本情報ディレクトリ学会誌 22 (1), 10-17, 2024-03-31

    ...この中で本研究は、タイトルの意味まで考慮して候補を提示するために、自然言語処理の手法を用いてタイトルの意味をベクトル化し、ベクトル間の類似度をもとに可能な限り文書の内容が同じタイトルのみを抽出し得る最適な類似度のしきい値を調査した。fastText、BERT、SBERTの各手法で算出した類似度を比較した結果、手法によって類似度が高くなる文書の特徴が異なることが判明した。...

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  • 加齢に伴う歩行能力低下に対して実行・継続可能性に着目したトレーニング設定が奏効した1症例

    廣瀬 アヤ, 坂田 真輔, 阿部 肇 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 277-277, 2024-03-31

    ...OKCと比較し簡便で効率が高いとされるCKCをADL内高頻度動作で設定する事で、改善効率の高い筋トレが自然とADL内に取り込まれ習慣化された結果、無理なく長時間実行・継続可能になった事が短期間での歩行能力向上の要因であると考察する。 </p><p>【倫理的配慮】</p><p>本研究はヘルシンキ宣言に基づき、個人情報保護に十分に留意して実施し、対象者には研究内容を説明するとともに、文書で同意を得た。...

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  • 固体酸触媒を利用したエステルのマイクロスケール合成

    陣内 大地, 松岡 雅忠 理科教育学研究 64 (3), 353-364, 2024-03-31

    ...模擬授業の結果からは,実験への満足度が高いことや,同じかおりでも表現が異なることへの理解,香気成分への意識の高まりなど,有機化合物や自然環境への興味関心の向上につながることが示唆された。</p>...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 九州大学で発見された木村清朗氏による室見川魚類目録ならびに博多湾流入河川の淡水魚類標本

    日比野 友亮 九州大学総合研究博物館研究報告 21 1-16, 2024-03-31

    九州大学の箱崎キャンパス水産標本室から木村清朗氏によって書かれたフィールドノート『室見川魚類目録』と福岡市ならびにその周辺(博多湾流入河川)で同時代に採集された淡水魚類標本が発見された.『室見川魚類目録』は1957年に行われた那珂川,御笠川,室見川およびそれらへの流入河川や水路での採集記録で,室見川でのアリアケギバチ,御笠川でのヒナモロコやカワバタモロコといった重要種が含まれていた.現存する魚類…

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  • 自然保育に関する研修が保育者に及ぼす影響

    庄子 佳吾, 田中 住幸, 北澤 明子 自然保育学研究 6 (1), 14-26, 2024-03-31

    ...本研究では、2021年までに自然保育認定・認証制度を創設した鳥取県・長野県・広島県・滋賀県の4県における自然保育に関する研修の影響を分析した。4県の自然保育認定・認証を受けた就学前施設に勤める保育者を対象に質問紙調査を実施し、1,374名の回答が得られた。そのうち、自治体が主催する研修に参加した保育者の自由記述を計量テキスト分析で検討した。...

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  • 教員養成大学における図画工作科指導の教科内容

    西園 政史 日本教科内容学会誌 10 (1), 115-124, 2024-03-31

    ...制作過程の重要性や,制作を連続的に捉えることへの意識は,美術や美術教育を専門とする人にとって,自然な捉え方だと言える。しかし,美術を専門的に学んでいない教員養成の学生からすると,当たり前な捉え方とは言えない。...

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  • 沿岸域教育実践者の「悩み」-東京湾岸ミュージアム懇談会の談話から-

    川辺 みどり, 尾形 歌穂, 片野 俊也, 河野 博, 小堀 信幸, 小山 文大, 鈴木 秀和, 平野 晴野, 古川 恵太, 本間 友, 丸山 啓太 沿岸域学会誌 36 (4), 35-45, 2024-03-31

    <p>沿岸域教育を担う博物館など活動主体の学芸員ら実践者の悩みを,東京湾岸ミュージアム懇談会での話し合いから抽出した。実践者の専門分野も活動形態もさまざまだが,次の5つの悩みは共通していた:体験をどう「学び」につなげるか;企画で意図した年齢層の人たちが来ない;改善に有用な,プログラム/展示についての率直な評価を知ることができない;体験活動後の興味のつながりがわからない;活動を主導する後継人材が現…

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  • 化学療法関連末梢神経障害を呈した幼児例に積極的運動療法が奏功した一例

    清水 梨奈, 大段 沙緒利 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 84-84, 2024-03-31

    ...</p> <p>【考察】</p> <p> 本症例は薬剤投与終了後もCIPNの自然回復が得られなかった.先行研究ではCIPNに対する運動療法の効果として感覚障害や運動障害の改善が報告されている. 今回足部に着目した運動療法は前脛骨筋の収縮を促し, その結果として前脛骨筋の筋力増強に繋がり, 代償にて固定されていた足関節運動の多様性を引き出したと考える....

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  • 高齢女性直腸脱症例の脊柱アライメントからみた直腸脱の予防についての検討

    槌野 正裕, 荒川 広宣, 小林 道弘, 岩下 知裕, 堀内 大嗣, 米川 寛隼, 高野 正太, 伊禮 靖苗, 高野 正博 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 396-396, 2024-03-31

    ...被験者はできるだけ自然な姿勢で立位をとり、腕を30~60度挙上されるよう手を設置した棒の上に乗せてX-線を撮影し、金村らの方法でPI(pelvic incidence)、PT(pelvic tilt)、SS(sacral slope)、LL(lumbar lordosis)、SVA(sagittal vertical axis)、T1STA(T1sagittal tilt angle)、T9STA(...

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  • 自然保育認定・認証制度導入による保育者の意識と行動の変容

    山口 美和, 酒井 真由子, 杉山 浩之, 大道 香織 自然保育学研究 6 (1), 1-13, 2024-03-31

    ...本研究の目的は、自然保育認定・認証園に勤める保育者を対象とする質問紙調査を通して、自治体から園が自然保育の認定・認証を受けることが、保育者の意識や行動にどのような影響を与えるのかを明らかにすることである。2021年5月時点で、鳥取県、長野県、広島県、滋賀県において自然保育認定・認証を受けている園に勤めている全保育者4,324名を対象とする質問紙調査を行い、1,374名から回答を得た。  ...

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  • 生成文法の持続可能性について

    赤楚 治之 名古屋学院大学論集 言語・文化篇 35 (2), 1-15, 2024-03-31

    ...半世紀以上にわたり理論言語学をリードしてきた生成文法では,その実験的最先端である最小主義(minimalist)プログラムが,言語進化からの制約を取り入れたことから,かつてのUGを,第1要因(遺伝的特質)と第3要因(自然科学における法則など)とに分け,近年は後者の解明を中心に研究を押し進めてきている。これにより,UGの捉え方が,豊かなUGから最小限のUGへと変化した。...

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  • 変革をもたらすコンピテンシーを育む家庭科の教材開発 : 豆は未来を救えるか

    一ノ瀬 孝恵 中等教育研究紀要 70 65-76, 2024-03-31

    ...本研究では、食料危機という地球規模の課題を考えるために、およそ一万年前から栽培され食料として人類を支えてきた「豆」に注目し、自然生態系の転換と環境問題・食料問題を理解し、食のサスティナビリティを考えさせることで、変革をもたらすコンピテンシーを育むのに効果的な家庭科の授業モデルを構築し実践を行った。「豆」を中心にした一連の実践により、汎用性の高い資質・能力を育むための礎を築くことができたと考える。...

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  • 過疎中山間地域における高齢者の身体的フレイルの現状

    山口 英峰, 國佐 栞, 幸 篤武, 高原 皓全, 天岡 寛, 小野寺 昇 岡山体育学研究 31 (0), 39-46, 2024-03-31

    <p>  The purpose of this study was to elucidate the status and characteristics of physical frailty in populations residing in depopulated mountainous areas. The subjects who consented to participate …

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  • 3~12歳児における歩行中の関節運動パターンの発達

    宮城島 沙織, 萬井 太規, 佐藤 優衣, 広崎 蒼大, 小塚 直樹 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 39-39, 2024-03-31

    ...<p>【はじめに,目的】</p> <p> 運動の発達や成熟を評価する上で歩行能力の定型的な発達過程を理解することは重要である.自然に近い小児の歩行を評価するためには,AI技術を用いたマーカーレスモーションキャプチャやビデオによる歩行分析が臨床において採用しやすい.しかし,歩行分析の際に指標になるような幼児期からのデータは我が国では報告されていないのが現状である.本研究の目的は, 3~12歳児...

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  • 生後6ヶ月で上肢リーチング動作が出現した13トリソミー児の一症例

    阿部 純平, 小野 洋子, 楠本 泰士, 飯沼 香織, 宍戸 啓太, 大内 一夫, 佐藤 真理 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 70-70, 2024-03-31

    ...</p> <p>【方法および症例報告】</p> <p> 在胎37週5日、体重3150g、自然分娩で出生の男児。Apgar score3/8、合併症は、臍帯ヘルニア、臍腸管瘻、左多指症、耳 介低形成、動脈管開存症、肺高血圧症、気管軟化症、てんかん。 手術歴は人工肛門造設、人工肛門閉鎖術、左多指症に対し結紮術、気管切開術。呼吸器設定SIMV、栄養は経管にて注入。...

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