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検索結果 247 件

  • 末梢枝への反復ブロックで疼痛コントロールした舌咽神経痛の症例

    左合 徹平, 安藤 瑛香, 椎葉 俊司 日本口腔顔面痛学会雑誌 16 (1), 55-58, 2024

    ...<br><b>考察</b>:舌咽神経末梢枝への低濃度局所麻酔薬によるブロックは,末梢からの触刺激を一定時間遮断することによりエファプス伝達やニューロンの易興奮性を鎮静化させたり,自然な不応期に導いたりする効果があり,鎮痛効果が持続する可能性がある. <br><b>結論</b>:舌咽神経痛の疼痛コントロール方法として低濃度局所麻酔薬による舌咽神経ブロックが有用である可能性が示唆された....

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  • 3D-CT画像ナビゲーションと超音波ガイドを併用して舌咽神経ブロックを行った1症例

    大岩 彩乃, 川村 大地, 八反丸 善康, 中村 瑞道, 山名 慧, 大橋 洋輝, 倉田 二郎 日本ペインクリニック学会誌 30 (3), 37-41, 2023-03-25

    ...<p>舌咽神経ブロックは内頚動静脈が近傍に存在するため,大血管穿刺の危険性が高い神経ブロックである.特発性舌咽神経痛に対し,3D-CTおよび超音波診断装置を併用した手技にて舌咽神経ブロックを行い良好な効果を得た1例を経験した.舌咽神経ブロックに対する,透視下もしくは3D-CTナビゲーション下の神経ブロックは,立体解剖学的な部位を確認しやすい利点がある一方で,周囲血管の視認が困難という欠点がある.今回用...

    DOI 医中誌

  • 歯科心身症の概要と新概念への展望

    和気 裕之, 澁谷 智明, 石垣 尚一, 依田 哲也, 小見山 道, 山口 泰彦, 佐々木 啓一, 松香 芳三, 築山 能大, 角 忠輝, 岡安 一郎, 島田 淳, 玉置 勝司, 宮岡 等, 窪木 拓男, 宮地 英雄, 菅沼 岳史 日本口腔顔面痛学会雑誌 15 (1), 1-11, 2023

    ...<br>(注釈)器質的障害には,顎関節症(顎関節円板障害)などが含まれる.一方,機能的障害という用語の範囲は曖昧であり,例えば舌咽神経痛から舌痛症に至るまで,発症機序のかなり明らかな疾患から,未解明の病態まで含まれる可能性がある.どのような病態を身体疾患(機能的障害)に含めるかは慎重な議論が必要である. <br>2.発症や経過に心理-社会的要因が重要な影響を与えている....

    DOI 医中誌

  • 術後重度な嚥下障害を来した小児咽頭後間隙神経鞘腫の1例

    佐久間 信行, 志村 英二, 黒田 健斗, 結束 寿, 小島 博己 耳鼻咽喉科展望 65 (5), 200-206, 2022-10-15

    ...術前診断としては迷走神経や舌咽神経由来の神経鞘腫などの良性腫瘍も疑われたものの,受診の1週間程度前からいびきの増大を家族から指摘されるなど,急速に増大している可能性が否定できず,横紋筋肉腫や滑膜肉腫等の悪性疾患も考慮されたため,小児科,放射線科,形成外科と協議し,頸部外切開にて腫瘍の全摘出術を行う方針とした。術後の病理組織検査では,神経鞘腫の診断であった。...

    DOI 医中誌

  • 高位迷走神経麻痺を伴う Ramsay Hunt 症候群に対する音声嚥下改善手術の意義

    鈴木 智陽, 井口 貴史, 松原 尚子, 小出 彩佳, 佐藤 晋, 梅﨑 俊郎 耳鼻と臨床 68 (3), 182-189, 2022-05-20

    ...三主徴のほかに、舌咽神経麻痺や迷走神経麻痺などの多発脳神経障害を来す例も頻度は多くないが、日常診療において散見される。症例は 76 歳の女性。前医で左 Ramsay Hunt 症候群の診断となり、抗生剤、ステロイド点滴治療を受けるも、左高位迷走神経麻痺の残存を認めた。リハビリテーションを行うも嚥下障害の残存を認め、前医初診時から約 4 カ月を経て当科紹介受診となった。...

    DOI 医中誌

  • 左上小脳脚近傍の脳出血による同側味覚障害を呈した1例

    芝池 由規, 川尻 智士, 有島 英孝, 菊田 健一郎 臨床神経学 62 (5), 391-394, 2022

    ...<p>症例は45歳男性.右顔面と右上下肢のしびれを主訴に受診,画像検査にて左橋被蓋上部ならびに左上小脳脚に出血を認めた.第2病日,舌の左側に限局した味覚低下を自覚.電気味覚検査にて舌左側の鼓索神経ならびに舌咽神経領域に味覚障害を認め,中枢性味覚障害と診断した.同症候は上小脳脚付近に存在するとされているpontine taste area(PTA)に至るまでの同側の上行線維が障害されたためと考えられる...

    DOI Web Site PubMed 参考文献5件

  • 微小血管減圧術により改善した舌咽神経痛例

    加納 玲子, 小澤 泰次郎, 山口 慎人, 氏原 健作, 福島 諒奈, 丸子 鶴代史 耳鼻咽喉科臨床 115 (8), 711-716, 2022

    <p>Glossopharyngeal neuralgia is a relatively rare disorder, and the symptoms often led to an initial consultation with an otorhinolaryngologist. Glossopharyngeal neuralgia is believed to be caused …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献9件

  • 10年経過後に再発症した難治性舌咽神経痛に対して微小血管減圧術が有効であった1例

    松山 知貴, 大多和 賢登, 山本 諒, 伊藤 真史, 若林 健一, 雄山 博文 日本ペインクリニック学会誌 28 (11), 214-217, 2021-11-25

    ...<p>症例は51歳男性.10年前に左下顎の疼痛を自覚し,当院耳鼻咽喉科にて三叉神経痛の診断のもと,内服加療で改善し,その後は無治療経過観察となっていた.10年経過後に同症状を再発症し,精査の結果,左前下小脳動脈が責任血管の舌咽神経痛の診断となる.内服加療では疼痛軽減が得られず,薬剤抵抗性のため当科紹介となり,左外側後頭下開頭で微小血管減圧術を施行した.左前下小脳動脈を錐体骨に固定し,舌咽神経痛との接触...

    DOI 医中誌

  • 濾紙ディスク法味覚検査キットを用いた簡易な味覚検査法

    西田 幸平, 小林 正佳, 竹内 万彦 日本耳鼻咽喉科学会会報 124 (5), 763-769, 2021-05-20

    ...まずは濾紙ディスク法の簡略化の検討で, 原法の舌4カ所 (左右の鼓索神経, 舌咽神経支配域) で施行した総平均認知閾値と, このうち舌前部2カ所 (鼓索神経支配域) あるいは舌の左右どちらか一側の結果だけを抽出した平均認知閾値とを比較した結果, いずれも誤差1未満が約95%であった....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献4件

  • 脂肪酸の美味しさ不味さの生体メカニズムの解明へ向けて

    安松 啓子, 多田 美穂子, 永井 由美子, 中田 悠 Oleoscience 21 (7), 261-268, 2021

    ...さらに舌咽神経領域におけるCD36の嗜好性の脂肪酸情報の役割も現在解明中である。GPR120は消化管で最初に機能が報告されたが,脂質による腸管ペプチドGLP-1を通じてインスリン分泌や満腹感などにも関与し,胃のグレリン分泌を抑制することで食欲を抑える機能も最近明らかになっている。味覚による脳相反応によって,消化吸収の準備が始まり,満腹感にまで影響を与える可能性が大きい。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献43件

  • 味覚障害149症例の臨床的検討

    大草 方子, 端山 昌樹, 望月 文博, 前谷 近秀, 肥塚 泉 口腔・咽頭科 34 (1), 27-34, 2021

    ...8月から2008年2月までに受診した患者149例を対象として臨床的検討を行った.性別は女性が多く,男性は60歳代,女性は70歳代が最も多かった.味覚障害の原因は薬剤性が最も多く,次に亜鉛欠乏性が多かった.治療により81.1%に改善を認めた.血清亜鉛値が低下しているものでは,アンケートにて加工食品をよく利用すると答えた割合が有意に高かった.濾紙ディスク法にて中等症,重症と評価された症例の内,改善群で舌咽神経領域...

    DOI 医中誌

  • 桂枝加朮附湯を中心とした三叉神経痛,舌咽神経痛,大後頭神経痛への漢方薬治療

    矢野 昭正, 石川 泰成, 仲宗根 進 脳神経外科と漢方 6 (1), 6-11, 2020-09-10

    ...大後頭神経痛のような頚椎症性疼痛が修飾された痛みや舌咽神経痛にも漢方薬治療の幅を広げて,その有効性を検討した。三叉神経痛9例中8例で治療効果を認めた。そのうち症状改善し漢方薬治療を終了した3例は休止後も痛みのない状態が続いている。舌咽神経痛の1例は再来なく効果不明。大後頭神経痛の1例は駆瘀血剤使用の後に附子を含む漢方薬を使って痛みが取れた。...

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  • 神経障害性味覚障害の病態

    任 智美 日本耳鼻咽喉科学会会報 123 (2), 118-122, 2020-02-20

    ...</p><p></p><p> 味覚を支配する末梢神経は, 舌前方2/3を鼓索神経, 舌後方1/3を舌咽神経舌枝, 軟口蓋を大錐体神経が支配している. 鼓索神経領域の味覚神経障害の機序として, 1) 顔面神経障害に伴うもの, 2) 中耳手術時などの直接損傷, 3) 舌神経断裂時の損傷, 4) 中間神経障害などが挙げられる....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献9件

  • 副咽頭間隙の解剖

    北村 守正 頭頸部外科 30 (2), 173-176, 2020

    副咽頭間隙に発生する腫瘍はまれで,手術を行う機会は少なく,またアトラスでは副咽頭間隙の解剖を理解しにくい。解剖実習を行うと,深部まで正確に解剖を理解することができ,手術の際に非常に役に立つ。 <br>副咽頭間隙の手術では茎突下顎靭帯を離断することで,下顎骨の可動性が増し,術野展開が容易となる。茎状突起とそれに付着する筋肉(茎突舌骨筋・茎突舌筋・茎突咽頭筋),靭帯(茎突下顎靭帯・茎突舌骨靭帯) …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献5件

  • 肺腺癌化学療法中に耳痛と顔面神経麻痺を発症したGarcin症候群の1例

    山根 高 肺癌 59 (3), 282-286, 2019-06-20

    ...Stage IVA)と診断された.疼痛コントロール目的で腰仙骨部骨転移に対して緩和的放射線療法後,化学療法を導入した.20XX+1年5月より左耳痛,6月より左顔面神経麻痺が出現した.頭部造影MRIでは,左顔面神経麻痺などをきたす器質的疾患は指摘できなかった.臨床的にRamsay Hunt症候群を疑い,バラシクロビルとステロイド投与を行ったが,症状の改善はごくわずかであった.8月に左反回神経麻痺や舌咽神経麻痺...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献5件

  • 頚静脈孔神経鞘腫における神経機能温存を目指した手術

    鰐渕 昌彦 Japanese Journal of Neurosurgery 28 (7), 424-430, 2019

    ...</p><p> 解剖学的にはmastoid内の構造物に加え, 環椎横突起に4つの筋肉, 上頭斜筋, 下頭斜筋, 外側頭直筋, 肩甲挙筋が付着していること, 舌咽神経, 迷走神経, 副神経は, 頚静脈球の内側で屈曲しながら頭蓋外へと走行し, 腹側には内頚動脈が存在していることを理解しておく....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献18件

  • 味覚障害が初発症状となった肥厚性硬膜炎の一例

    中村 匡孝, 任 智美, 西井 智子, 前田 英美, 阪上 雅史 口腔・咽頭科 32 (1), 67-71, 2019

    ...症例は65歳,男性.味覚異常を主訴に当科受診,味覚機能検査において左側に優位な味覚機能低下を認めた.左顔面の知覚低下,舌のしびれを認め,頭痛の増悪もあったため頭部造影MRIが施行された結果,肥厚性硬膜炎と診断された.ステロイドパルス療法を施行され,開始後数日で味覚異常は消失し,味覚検査も正常範囲となった.画像所見や症状,味覚検査より本症例では左側の鼓索神経と舌咽神経の障害と判断された.一側性味覚閾値上昇...

    DOI 医中誌

  • 水痘帯状疱疹ウイルスによる急性下位脳神経麻痺についての検討

    池田 香織, 富田 雅彦, 新堀 香織, 尾股 丈, 馬場 洋徳, 高橋 奈央, 佐々木 崇暢, 堀井 新 日本耳鼻咽喉科学会会報 121 (10), 1279-1287, 2018-10-20

    <p> 嗄声や嚥下障害など急性発症の下位脳神経麻痺が Ramsay Hunt 症候群の随伴症状として出現する場合があり, その診断や治療方法の決定は比較的容易である. しかし, 水痘-帯状疱疹ウイルス (varicella-zoster virus; 以下 VZV) が原因の下位脳神経麻痺の中には顔面神経麻痺を伴わない例もあり, 球麻痺や悪性腫瘍との鑑別など確定診断に時間を要し, …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献4件

  • 脳神経外科領域の痛みの漢方治療

    平田 道彦 脳神経外科と漢方 4 (1), 1-8, 2018-09-15

    ...手術適応がなく,抗痙攣薬の使用,増量が困難な三叉神経痛や舌咽神経痛に漢方薬は時に卓効を示す。片頭痛や緊張性頭痛で一般的な西洋医学的薬物療法だけでは寛解しない症例に漢方的なアプローチが奏効することは多い。また,頚椎症に起因する頭痛,顔面痛,口腔内痛はしばしば見過ごされており,その西洋医学的な病態理解に基づいた漢方薬の使用で解決する場合が多い。</p>...

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  • 上咽頭癌に対する放射線治療後に晩期下位脳神経障害による嚥下障害をきたした 1例

    佐藤 信子, 黒井 宏, 松岡 薫, 佐藤 千寿子, 土佐 香織, 丸屋 淳 日本摂食嚥下リハビリテーション学会雑誌 22 (2), 161-166, 2018-08-31

    ...【経過】舌右側の萎縮(右舌下神経麻痺),右咽頭の軽度感覚低下(右舌咽神経麻痺)を認めた.また,唾液腺分泌障害が認められ,齲歯および歯周病により臼歯が喪失していた.抗生剤による治療および間接嚥下訓練を開始した.嚥下造影検査では咽頭残留を認め,食物は咽頭の左側を通過していた.肺炎が軽快した時点で耳鼻咽喉科に転科した.嚥下内視鏡検査では,喉頭閉鎖不全と右喉頭麻痺(右舌咽神経麻痺・迷走神経麻痺)を認めた.直接嚥下訓練...

    DOI Web Site 医中誌

  • 症例報告 Anti–Neutrophil Cytoplasmic Antibody関連血管炎性中耳炎によりGarcin症候群を合併した1例

    水野 貴文, 波田野 琢, 佐々木 芙悠子, 王子 悠, 仲野 総一郎, 田村 直人, 服部 信孝 神経治療学 35 (1), 27-32, 2018

    ...MPO–ANCA)陽性であり,ANCA関連血管炎が疑われた.Prednisolone(PSL)で治療されたが,MPO–ANCA上昇に伴い頭痛,左顔面感覚障害,嚥下時違和感が出現し,さらに左混合性難聴,間質性肺炎を合併し,顕微鏡的血管炎と診断された.経過中,外耳道炎を併発し感染症が疑われ抗菌薬開始とPSLが減量されたが,それに伴い滲出性中耳炎を認め,その後左三叉神経第1枝,第2枝,左顔面神経,左聴神経,左舌咽神経...

    DOI 医中誌

  • 成人無菌性髄膜炎の臨床的検討(第3報)―水痘・帯状疱疹ウイルス髄膜炎11例について―

    竹島 慎一, 志賀 裕二, 姫野 隆洋, 立山 佳祐, 上村 鉄兵, 河野 龍平, 竹丸 誠, 竹下 潤, 下江 豊, 栗山 勝 臨床神経学 57 (9), 492-498, 2017

    ...),頻度は2.5%であった.夏~秋に多く地区の水痘の流行と鏡像的であった.9例は髄液中VZV-DNA陽性,2例はVZV-IgG抗体価指数2以上で診断した.発症7日頃までは前者,以後は後者が有用であった.8例は帯状疱疹が先行,1例は髄膜炎が先行,2例は皮疹を認めなかった.2例はB型肝炎キャリアー,1例はインフルエンザワクチン注射後,1例がステロイド内服中であった.神経合併は三叉神経痛,顔面神経麻痺,舌咽神経痛...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 被引用文献4件 参考文献23件

  • 皮疹の軽快後に抑うつ状態を発症したカルバマゼピンによる非典型 DIHS の1例

    井上 裕香子, 夏秋 優, 山本 雅章, 羽田 孝司, 今井 康友, 山西 清文, 西井 理恵, 松永 寿人 皮膚の科学 16 (2), 129-132, 2017

    ...舌咽神経痛に対してカルバマゼピンの内服を開始した1ヶ月後に,発熱,そう痒を伴う皮疹が出現し,徐々に拡大してきたため当科を受診した。初診時,眼周囲を除く顔面全体に紅斑を認め,体幹,四肢にも浮腫性紅斑が多発,融合し,頸部リンパ節腫脹を触知した。肝酵素上昇があり,病理組織では基底層の液状変性,真皮上層の血管周囲性炎症細胞浸潤を認めた。内服薬を中止し,プレドニゾロン 30mg/日の内服を開始した。...

    DOI 医中誌

  • 声帯筋電図電極付き気管チューブの抜管後に喉頭浮腫による上気道狭窄を認めた4例

    勝田 哲史, 若松 弘也, 松田 憲昌, 藤原 康弘, 上田 晃志郎, 白源 清貴, 松本 聡, 松本 美志也 蘇生 36 (2), 67-, 2017

    ...<p></p><p>声帯筋電図電極付き気管チューブ(EMGチューブ)は,反回神経や舌咽神経を同定するために頭頸部の手術で使用されることがある。当院では2013年3月から2016年1月までEMGチューブを57例に使用し,4例(7.0%)に喉頭浮腫による上気道狭窄を認めた。4例の挿管時間は7~11時間であった。喉頭浮腫は保存的治療により術後1~13日で軽快した。...

    DOI 医中誌

  • ステロイドパルス療法後に疼痛が寛解した舌咽神経痛の1例

    小川 真生, 土田 英昭 日本ペインクリニック学会誌 24 (4), 336-340, 2017

    ...の発作と診断した.患者の強い希望によりCBZを開始すると痛みは改善したが,2日後に薬剤性過敏症症候群が発症した.CBZを中止し,PSLパルス療法を開始すると,薬疹のみならず疼痛も改善した.PSLを中止しても疼痛は再発しなかった.ステロイドパルス療法は,治療の困難な典型的三叉神経痛や舌咽神経痛に対して試みる価値がある治療法となる可能性がある....

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  • 反復する失神発作をきたした頭頸部悪性腫瘍症例の臨床的検討

    間多 祐輔, 越塚 慶一, 植木 雄司, 今野 昭義 頭頸部外科 25 (3), 429-435, 2016

    ...失神発作の誘因は頸部捻転が1例,舌咽神経痛が1例,誘因なしが2例であった。全例に原疾患の治療を行い,失神発作は消失した。原因不明の失神発作が反復する場合には頭頸部悪性腫瘍,特に頸動脈洞から副咽頭間隙の検索を行う必要があると考えられた。...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献10件

  • 糖尿病神経障害と診断された舌咽神経痛の一症例

    松本 文博, 桃田 幸弘, 高野 栄之, 松香 芳三 日本口腔顔面痛学会雑誌 9 (1), 81-85, 2016

    ...<br><b>結論</b>:糖尿病合併症の一つである舌咽神経痛の一症例を報告した.歯科医師は顎関節部を含む口腔顔面領域の疼痛性疾患の診断に際し糖尿病神経障害にも留意し,現病歴,既往歴,家族歴,心理・社会的要因を含め丁寧な医療面接を心がける重要性が確認された....

    DOI 医中誌

  • P-2-G06 重症心身障害児者における吃逆

    中谷 勝利, 高橋 長久, 北住 映二 日本重症心身障害学会誌 41 (2), 320-320, 2016

    ...考察 吃逆反射の求心路は舌咽神経咽頭枝や迷走神経・横隔神経および交感神経で、中枢は延髄背側の疑核腹外側部分の網様体にあり、視床下部などの上位中枢の抑制を受ける。薬物治療としてはクロルプロマジンに保険適応があり、GABA作動薬であるバクロフェンが反射に抑制的に作用すると言われている。...

    DOI 医中誌

  • 下位脳神経麻痺を契機とし食道癌を合併した IgG4 関連疾患の1例

    上山 亮介, 金谷 洋明, 後藤 一貴, 平林 秀樹, 春名 眞一 耳鼻咽喉科展望 58 (3), 158-163, 2015

    ...左反回神経麻痺につづき舌咽神経麻痺, 副神経麻痺が見られた。 画像検査にて肥厚性硬膜炎および後腹膜線維症も認め, 血中 IgG4 が高値を示した。 食道癌を合併しており, 切除組織中の IgG4 陽性形質細胞数の上昇も認めた。 食道癌の切除のみ行い経過観察中である。...

    DOI 医中誌 被引用文献1件

  • 咽頭・喉頭感覚が関与する生理・薬理作用

    高辻 華子, 高橋 功次朗, 北川 純一 日本薬理学雑誌 145 (6), 278-282, 2015

    ...咽頭・喉頭領域の感覚神経(舌咽神経咽頭枝や上喉頭神経)は,舌領域を支配する味覚神経(鼓索神経や舌咽神経舌枝)と異なる生理学的特徴をもっている.咽頭・喉頭領域の感覚神経は舌領域の味覚神経に比べ,味刺激(4基本味)に対して神経応答性は低いが,水やアルコール刺激に高い興奮性を示す.また,長鎖脂肪酸やうま味も咽頭・喉頭領域の感覚神経を興奮させる.このような舌の味覚神経とは異なる咽頭・喉頭領域の感覚応答特性が...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献10件

  • 頸静脈孔・舌下神経管近傍の臨床解剖

    松島 俊夫, 勝田 俊郎, 吉岡 史隆 日本耳鼻咽喉科学会会報 118 (1), 14-24, 2015

    ...また近年, 診断と治療が容易にできるようになったこの部の硬膜動静脈瘻や舌咽神経痛についても簡単に紹介する....

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献10件

  • 耳鼻咽喉科領域の痛みを考える

    飯野 ゆき子 日本耳鼻咽喉科学会会報 117 (12), 1431-1437, 2014

    ...また器質的疾患が認められない場合は, 舌咽神経痛, 三叉神経痛, 後頭神経痛などの神経痛を考慮する. 診断のために耳痛の性状, 発症の時期や経過 (急性か慢性か) 等, 詳細な問診が必要である. また局所所見のみならず, 画像診断を含めた詳細な検査を行う....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献4件

  • カテコラミン分泌型グロームス腫瘍の周術期管理の1症例

    春山 直子, 前 知子, 寺田 尚弘, 嵐 朝子, 安部 彩子, 山崎 隆史 日本臨床麻酔学会誌 34 (4), 491-495, 2014

    ...にあるカテコラミン分泌型グロームス腫瘍摘出術の周術期管理を経験した.症例は31歳の女性.高血圧と頭痛を主訴とし,右頚静脈孔を中心とした直径50mmのカテコラミン産生グロームス腫瘍と診断された.術前にαブロッカーの経口投与と腫瘍血管塞栓術を施行後,全静脈麻酔下に頭蓋底腫瘍摘出術が行われた.腫瘍操作時の異常高血圧にはニカルジピンで,腫瘍摘出後の低血圧にはノルアドレナリンの持続投与で対処した.手術終了後,右舌咽神経麻痺...

    DOI 医中誌 参考文献2件

  • 6. のどごしについての生理学的考察(<総説特集>味覚(うま味)と口腔保健:より健康な生活を目指して)

    北川 純一, 高辻 華子, 高橋 功次朗, 真貝 富夫 日本味と匂学会誌 20 (2), 143-149, 2013

    ...本稿では、これまでの研究によって明らかにされた咽頭および喉頭領域を支配する神経(舌咽神経咽頭枝と上喉頭神経)の味覚応答特性ついて紹介するとともに、近年、盛んに研究されているTRPチャネルファミリーとのどごし感覚の関連性を検討する。さらに、健康的な生活を過ごすために大切な摂食(嚥下)機能に対する咽頭・喉頭領域からの求心性情報の役割について考察する。...

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  • 腎盂癌の多発リンパ節転移により新たに神経調節性失神を発症した1例

    臼井 英祐, 加藤 陽子, 秦野 雄, 樋口 晃司, 稲垣 裕, 蜂谷 仁, 足利 貴志, 平尾 見三, 磯部 光章 心臓 45 (3), 314-318, 2013

    ...本症例は失神直前に左頸部から頬部にかけてのピリピリした感覚という舌咽神経痛に特徴的な前兆を伴うとともに, 嗄声と反回神経リンパ節の増大という迷走神経の関与を疑わせる所見も同時に認めた....

    DOI 医中誌

  • 舌咽神経痛の診断と治療

    森岡 基浩 口腔・咽頭科 26 (1), 39-45, 2013

    ...舌咽神経痛 (Glossopharyngeal Neuralgia: GPN) は嚥下等の誘因により誘発される耐えがたい咽頭-舌根部の痛みを主訴とし, しばしばその痛みは同側の耳に放散する. その原因として脳幹から分枝した舌咽神経 (および迷走神経感覚枝) の分枝部 (root entry zone: REZ) を正常の血管が接触・圧迫しているためと考えられている....

    DOI 医中誌 参考文献13件

  • 水痘帯状疱疹ウイルスによる舌咽・迷走神経麻痺の1例

    杉崎 洋紀, 井坂 奈央, 増田 文子, 志和 成紀 耳鼻咽喉科展望 55 (4), 223-229, 2012

    水痘帯状疱疹ウイルスの再活性化による脳神経障害として, 耳鼻咽喉科領域ではRamsay Hunt症候群の顔面神経・内耳神経障害がよく知られているが, それらの障害を伴わない下位脳神経障害が報告されている。今回我々は水痘帯状疱疹ウイルスの再活性化により舌咽・迷走神経麻痺を呈した1症例を経験したので報告する。<br>症例は37歳の男性で, 咽頭痛と嗄声, …

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  • 耳鼻咽喉科の診療に関連した味覚障害

    阪上 雅史 口腔・咽頭科 25 (1), 17-22, 2012

    ...扁桃摘出術では, 被膜剥離時に扁桃下極の舌咽神経舌枝を障害した時 (恒久的) や舌圧子による舌への圧迫 (一過性) によって味覚障害が起こるが, 頻度は少ない. ラリンゴマイクロサージェリーでは, 舌圧子の舌への圧迫によって味覚障害がおこるが稀である. 上記3手術前, 特に中耳手術前の患者説明に術後の味覚障害を含めた方がよい....

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  • 舌咽,迷走神経障害をともなったChurg-Strauss症候群の1例

    島田 拓弥, 佐々木 良元, 伊井 裕一郎, 谷口 彰, 上田 有紀人, 冨本 秀和 臨床神経学 52 (7), 507-510, 2012

    Churg-Strauss症候群(CSS)の経過中に頭痛と舌咽・迷走神経障害を呈した60歳の男性例を経験した.患者はCSSにともなう多発単神経障害で入院し,ステロイドパルス療法後にプレドニゾロン(PSL)内服をおこない改善した.退院3カ月後,頭痛と嚥下障害・嗄声が出現し,舌咽・迷走神経障害をみとめた.CSSにともなう脳神経障害と判断し,ステロイドパルス療法を追加したところ頭痛と嚥下障害は改善した…

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献9件

  • 舌右側の味覚低下で発症し,電気味覚検査で味覚改善の経過を追跡し得た左視床梗塞の1例

    長山 成美, 権藤 雄一郎, 垣内 無一, 中西 恵美, 松井 真 脳卒中 33 (3), 370-373, 2011

    ...右口唇部・右母指と示指のしびれ感が出現,改善しないため入院した.頭部MRI拡散強調画像で左視床に急性期梗塞像を認めた.電気味覚検査で,急性期の第11病日には右鼓索神経領域の刺激閾値の著明な上昇を認めたが,第53病日には改善を認めた.味覚の中枢伝達路は同側延髄孤束核から橋味覚野へ伝達された後,交叉して対側視床へ投射,頭頂葉弁蓋部に存在する味覚野に至る.この経路に脳血管障害が起こると味覚障害をきたすが,舌咽神経...

    DOI 医中誌 参考文献2件

  • 慢性閉塞性肺疾患患者における起立負荷時循環調節応答

    橋崎 孝賢, 杉野 亮人, 木下 利喜生, 三宅 隆広, 上西 啓裕, 梅本 安則, 幸田 剣 理学療法学Supplement 2010 (0), AbPI2050-AbPI2050, 2011

    ...<BR>【考察】<BR> 起立負荷時の生理学的変化として,腹腔と下肢への血管内血液移動により静脈環流量が減少し,一回心拍出量の減少による血圧低下が惹起される.血圧の低下は圧受容器から迷走神経・舌咽神経を介して延髄の心血管中枢に伝達され,交感神経活動の賦活化と迷走神経の抑制が起こり,全体として末梢循環の血管収縮と心拍数の増加をきたす.この数秒以内に起こる神経性調節によって健常者では姿勢変化による影響...

    DOI

  • ヒトにおける起立負荷時循環調節応答

    上西 啓裕, 湯崎 充, 西村 好晴, 幸田 剣, 梅本 安則, 森木 貴司, 山本 義男, 三宅 隆広, 小池 有美, 岡村 吉隆, 田島 文博 理学療法学Supplement 2009 (0), A4P1045-A4P1045, 2010

    ...<BR>【考察】起立負荷時の生理学的変化として下肢への血管内血液移動による静脈還流量の減少とSVの減少による血圧低下が惹起される.血圧の低下は大動脈弓及び頚動脈洞の圧受容体から迷走神経・舌咽神経を介して延髄孤束核等へ伝わる.延髄心血管中枢における交感神経活動の賦活化と迷走神経の抑制も起こり,全体として末梢循環系の血管収縮とHR増加をきたす.この機序によって健常者では姿勢変化による影響を打ち消し血圧は...

    DOI

  • ヤコブソン神経痛の1症例

    小島 祐子, 伊奈 廣明 日本臨床麻酔学会誌 30 (1), 73-76, 2010

    ...  40歳, 女性のヤコブソン神経痛 (舌咽神経鼓膜枝痛) の症例. 耳の痛みに対して, 当初高濃度局所麻酔薬の耳内注入とケタミン内服で対処していたが, ケタミン中止後に手術療法を求めて転院した....

    DOI 医中誌 参考文献15件

  • 7.嚥下誘発と味覚・うま味の関連(<総説特集>摂食機能と味覚・うま味の関連-7)

    山田 好秋, 高辻 華子, 北川 純一, 山村 健介 日本味と匂学会誌 17 (2), 127-132, 2010

    高齢者社会に突入した現在の日本において、食事を口腔から摂取することが困難な患者が増加していることが、しばしば医療および介護の現場で問題になっている。我々の研究室では、摂食・嚥下障害の問題を解決するための応用研究に取り組んでいる。これまでの嚥下誘発に関する動物実験を詳細に検討し、ヒト経鼻的電極を考案した。ヒトの咽頭領域へ電気刺激を与えることにより、再現性のある嚥下誘発方法を開発した。さらに、実際の…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献17件

  • 肥厚性硬膜炎を来たした悪性外耳道炎症例

    内田 真哉 Otology Japan 19 (3), 191-195, 2009

    ...慢性中耳炎の経過中に反復する顔面神経麻痺と舌咽神経麻痺を認めた悪性外耳道炎症例を経験した。本例は82歳の男性で悪性外耳道炎から続発性肥厚性脳硬膜炎を来たした例であった。造影MRI検査にて早期に硬膜の肥厚を診断し、治療を開始することが可能であった。手術治療を含めた3回の入院治療を要したが、脳神経麻痺は回復し、その後2年を経過して再燃を認めていない。...

    DOI 医中誌 被引用文献2件 参考文献10件

  • 頸動脈小体腫瘍症例における術前栄養血管塞栓術および術後合併症の検討

    森田 真也, 古田 康, 本間 明宏, 鈴木 章之, 藤田 香, 福田 諭 日本耳鼻咽喉科学会会報 111 (3), 96-101, 2008

    ...脳神経障害を認めた例は一過性も含めると, 舌咽神経麻痺1例, 迷走神経麻痺2例, 舌下神経麻痺4例5側であった. 栄養血管塞栓術施行例では, 術後脳神経障害が出現しても一過性であり, 短期間で改善する傾向がみられた. 両側切除例においてbaroreflex failure syndromeを認めた....

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献3件 参考文献31件

  • 微量滴下セットを用いた神経血管減圧術(手術手技・周術期管理)

    五味 正憲, 石川 正恒, 古瀬 元雅, 前川 秀継, 鈴木 孝征, 西田 南海子, 太田 剛史, 戸田 弘紀, 青木 友和 Japanese Journal of Neurosurgery 17 (4), 335-339, 2008

    ...神経血管減圧術は三叉神経痛や顔面痙攣,舌咽神経痛に対する確立された治療方法である.当院では神経を外科的に減圧するためには,血管の移動が望ましいと考えている.われわれはこの際に,フィブリン糊を微量滴下することができる装置を新たに改良,開発した.これによって小脳橋角部という狭い部位での手技がより簡便なものになった.当院ではここ4年間で274例の神経血管減圧術を行い,その約80%(223例)でこの微量滴下装置...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献27件

  • 健常者における起立性低血圧による失神時頚動脈血流

    上西 啓裕, 山本 義男, 三宅 隆広, 小池 有美, 山中 緑, 中村 健, 田島 文博 理学療法学Supplement 2006 (0), A0485-A0485, 2007

    ...血圧の低下は大動脈弓及び頚動脈洞の圧受容器から迷走神経・舌咽神経を介して延髄孤束核等へ伝わる。延髄心血管中枢における交感神経活動の賦活化と迷走神経の抑制も起こり、全体として末梢循環系の血管収縮と心拍数増加をきたす。この機序によって健常者では姿勢変化による影響を打ち消し頚動脈血流は維持されている。...

    DOI

  • カエル舌咽神経節ニューロンの電気生理学的特性

    深見 秀之, 及川 貴子, 奥田・赤羽 和久, 久保田 稔, 北田 泰之 日本生理学会大会発表要旨集 2007 (0), 099-099, 2007

    Electrophysiological properties of primary afferent neurons have been investigated by using dorsal root ganglion (DRG) neurons. It is well known that DRG neurons can be classified several subclasses …

    DOI

  • 食用酢の点鼻による吃逆の治療

    岩崎 信明, 絹笠 英世, 渡辺 章充, 片桐 朋子, 田中 竜太, 新 健治, 佐藤 秀郎 脳と発達 39 (3), 202-205, 2007

    A three-year old girl, who had severe cerebral palsy, severe mental retardation, and symptomatic epilepsy, was suffering from intractable hiccup that lasted for more than an hour since she was 2 …

    DOI 医中誌 参考文献16件

  • 青年期男女学生における味覚識別能 : 喫煙習慣、運動習慣、運動負荷の影響

    小野寺 幸代, 山田 惠子, 秋月 一城, 高橋 英子, 武田 秀勝 札幌医科大学保健医療学部紀要 = Bulletin of School of Health Sciences Sapporo Medical University 9 11-16, 2006-12

    ...味覚検査は濾紙disc法を用いて行い、鼓索神経支配領域(舌前方)、舌咽神経支配領域(舌後方)、大錐体神経支配領域(軟口蓋)上の3部位における4基本味質(甘味、塩味、酸味、苦味)の味覚感度について測定した。女子学生の味覚閾値は男子学生に比べて低く、識別能が鋭い傾向を示した。男子喫煙者の味覚閾値は非喫煙者に比べて高い値を示し、識別能が鈍い傾向にあったが、統計的な有意差は認められなかった。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site ほか1件

  • 頚髄損傷者の起立性低血圧に対する腹部圧迫帯の効果

    上西 啓裕, 山本 義男, 木下 利喜生, 三宅 隆広, 小池 有美, 幸田 剣, 佐々木 緑, 中村 健, 田島 文博, 古澤 一成, 高橋 真紀 理学療法学Supplement 2005 (0), B0233-B0233, 2006

    ...血圧の低下は大動脈弓および頚動脈洞の圧受容器から、それぞれ迷走神経・舌咽神経を介して延髄孤束核等へ伝わる。延髄心血管中枢における交感神経活動の賦活化と、迷走神経の抑制も起こり、全体として末梢循環系の血管収縮と心拍数増加をきたす。この機序によって健常者においては姿勢変化による影響を打ち消し、結果として頚動脈血流は維持されている。...

    DOI

  • 副咽頭間隙へのアプローチ法―適応とコツ―下顎骨正中離断による下顎push‐up法

    今田 正信 口腔・咽頭科 18 (2), 315-317, 2006

    ...副咽頭間隙 (狭義) は頭蓋底を底とし舌骨大角を先端とする前方に狭い逆錐体形をなしている.前方は咀嚼筋間隙, 内側は咽頭粘膜間隙, 外側を耳下腺間隙, 後方を頸動脈間隙 (茎突後間隙) に囲まれた複雑な間隙である.特に頸動脈間隙には内頸動静脈, 舌咽神経, 迷走神経, 副神経, 舌下神経, 交感神経叢など生命維持に重要な血管, 神経が存在している.この間隙に進展する腫瘍の多くは良性で耳下腺と神経原性...

    DOI 医中誌 参考文献4件

  • 第3鰓弓成分も表層に表れることがある

    荒川 高光, 寺島 俊雄, シャーマ バンネヘカ, 矢部 勝弘, 本田 敦郎, 志賀 光二郎, 時田 幸之輔, 宮脇 誠, 鈴木 了, 千葉 正司, 熊木 克治 理学療法学Supplement 2004 (0), A0440-A0440, 2005

    ...また、第3鰓弓に由来する舌咽神経は、成体では咽頭収縮筋の上部や茎突咽頭筋などに枝を出すが、表層の構造物には枝を出さないのが通常である。しかし、われわれは最も浅層の構造物である浅頚神経ワナに舌咽神経から出た細枝が交通するという稀な例に遭遇した。...

    DOI

  • 健常者における起立負荷時頚動脈血流の変化

    芝 寿実子, 上西 啓裕, 江西 一成, 成川 臨, 木下 利喜生, 佐々木 緑, 白川 武 理学療法学Supplement 2004 (0), A0467-A0467, 2005

    ...これらの刺激はそれぞれ中心静脈、右心房および左心房に存在する心肺受容器(低圧系受容器)、そして大動脈弓と頚動脈洞に存在する圧受容体(高圧系受容器)が感知し、迷走神経と舌咽神経を介して延髄の循環調節中枢に伝わり、そこから交感神経を通じて抵抗血管収縮による総末梢血管抵抗の増加と心収縮および心拍数の上昇による心拍出量の増加を生じ血圧の維持を図る。...

    DOI 医中誌

  • 電気味覚計を用いた味覚誘発電位記録法の検討

    虫本 栄子, 八重樫 祐成, 吉田 光宏, 佐藤 博, 河上 雄之介, 小野田 利枝, 田中 久敏 日本補綴歯科学会雑誌 49 (4), 625-634, 2005

    Purpose: The purpose of this study was to determine whether gustatory-evoked potentials are useful or not for an objective evaluation of taste.<BR>Methods: Fifteen healthy subjects were selected. …

    DOI Web Site PubMed ほか1件 被引用文献1件 参考文献27件

  • バクロフェンが有効であった三叉神経痛

    中谷 俊彦, 蛭田 博行, 茂山 泰樹, 李 新恵, 土井 克史, 佐倉 伸一, 齊藤 洋司 日本ペインクリニック学会誌 12 (2), 105-108, 2005

    Trigeminal neuralgia and glossopharygeal neuralgia include severe paroxysmal pains. Carbamazepine is used for treatment of these disorders, but has many side effects and the efficacy may decline …

    DOI

  • 多彩な神経症状をきたした耳介帯状ほう疹の1例

    小河原 剛, 油井 健史, 嶋根 俊和, 寺崎 雅子, 洲崎 春海 耳鼻咽喉科展望 48 (1), 28-32, 2005

    We report a case of auricular herpes zoster accompanied by multifarious neural symptoms. A 62-year-old woman with paralysis of the right soft palate, dysphagia, and atrophy of the right …

    DOI

  • 5. 素材のおいしさを測る : 生物学的アプローチ(<総説特集>素材のおいしさを科学する)

    潮 秀樹 日本味と匂学会誌 12 (2), 145-150, 2005

    ...電気生理学的手法では、マウスやラットの鼓索神経や舌咽神経等を外科的に露出し、その電気的活動を細胞外電極で取得する手法が良く用いられる。また、パッチクランプ法も味細胞の活動解析に用いられている。最末梢である味細胞の活動を観察できるため、単一細胞の味受容機構の解析に力を発揮する。一方で、多点の同時計測には困難が伴うため、検体数を増やすためには多大な労力を要する。...

    DOI Web Site 参考文献11件

  • 「味覚障害の診療ガイドラインをめぐって」耳鼻咽喉科領域の手術に関連した味覚障害

    曽根 美恵子, 阪上 雅史 口腔・咽頭科 16 (2), 199-203, 2004

    ...われなかった.中耳手術中に一側の鼓索神経を障害しても, 全ての患者が味覚障害を訴えるわけではない.鼓索神経を保存した症例と切断した症例の味覚障害の自覚症状は保存したほうが術直後には高率だった.しかし, 保存すれば長期的に観察すると70%の症例が回復する.切断例では一時的に検査上ほとんどスケールアウトになるが, 切断端を合わせることができれば, 30%の症例で回復が期待できる.扁桃摘出術では解剖学的に舌咽神経...

    DOI 医中誌 参考文献10件

  • 高濃度テトラカインを用いた神経ブロックが有効であった舌咽神経痛の1例

    二階 哲朗, 金田 和枝, 土井 克史, 今町 憲貴, 中谷 俊彦, 齊藤 洋司 日本ペインクリニック学会誌 11 (4), 467-468, 2004

    ...舌咽神経痛の治療法には薬物療法, 神経ブロック, 手術療法などいくつかの選択肢がある. どの治療法においても侵襲面, 技術の難易度, 副作用の面で一長一短があるが, その治療の選択にはできるかぎり効果的かつ非侵襲的な方法が望まれる. 今回, われわれは高濃度の局所麻酔薬を用い, 経口腔法による舌咽神経ブロックを行い軽快した1症例を経験したので報告する....

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献14件

  • 間接的機能訓練が有効であった聴神経腫よう術後えん下障害の1症例

    小泉 千秋, 伊藤 裕之, 冨田 昌夫, 前田 淳一 日本気管食道科学会会報 55 (6), 461-467, 2004

    ...右外転神経,舌咽神経,迷走神経麻痺を認めた。咽頭食道透視検査で誤嚥が確認された。経鼻的栄養管留置を自己挿入に変更した。頸部筋群は常に過緊張状態,坐位姿勢では,腹部前面筋群の筋緊張低下,背部筋群の過剰な筋緊張による伸展位の固定が認められた。頸部と体幹の筋緊張の改善を目的に,全身の間接的機能訓練を行い,頸部の過緊張は軽減し,姿勢が安定した。...

    DOI 被引用文献3件 参考文献1件

  • 一酸化窒素(NO)による舌咽神経咽頭枝誘発性嚥下への影響

    木島 寛, 真貝 富夫, 高橋 義弘, 梶井 友佳, 福島 伸一, 田口 洋, 山田 好秋 日本生理学会大会発表要旨集 2004 (0), S178-S178, 2004

    The purpose of this study is to investigate whether NO modulates initiation of reflex swallowing. Recent studies have revealed that nitric oxide synthase (NOS) is located in brain stem regions …

    DOI

  • 指定発言 誤嚥性肺炎の予防

    矢内 勝 日本老年医学会雑誌 40 (2), 135-137, 2003

    ...<br>基底核脳梗塞患者では, ドーパミン代謝が障害され, その結果, 舌咽神経や迷走神経の神経節のサブスタンスPの含有量が減少する. 咽・喉頭~気管粘膜のこれらの神経の知覚枝の神経叢からサブスタンスPの放出量が減ると, 嚥下反射, 咳反射が障害され, 不顕性誤嚥を生じやすくなる....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献36件

  • 高齢者の誤えん性肺炎

    大類 孝, 山谷 睦雄, 荒井 啓行, 佐々木 英忠 日本老年医学会雑誌 40 (4), 305-313, 2003

    ...<br>それではなぜ嚥下反射, 咳反射が落ちるかというと, 迷走神経あるいは舌咽神経の知覚枝の頸部神経節でつくられるサブスタンスPという物質が少ないからである. サブスタンスPがなぜ少ないかというと, 黒質線状体でつくられるドーパミンという物質が少ないからである. なぜドーパミンが少ないかというと, 深部皮質における脳血管性障害があるからである....

    DOI Web Site PubMed ほか1件 被引用文献9件 参考文献74件

  • 第15回心臓性急死研究会 長い心停止を伴った舌咽神経痛による失神の1例

    高谷 典秀, 住吉 正孝, 峰田 自章, 田村 浩, 小島 貴彦, 佐々木 玲聡, 太田 洋, 小島 諭, 諏訪 哲, 佐藤 真琴, 森 健太郎, 前田 稔, 中田 八洲郎 心臓 35 (Supplement3), 80-83, 2003

    ...,その後も心停止を繰り返しており,7月18日神経痛除去を目的に神経血管減圧術を施行.舌咽神経と迷走神経の間を未発達な後下小脳動脈が走行しており,同血管を両神経から剥離しテフロンフェルトとスポンジで固定し神経への圧迫を解除した.術後は神経痛の消失とともに,徐脈および心停止も認めず,後日施行した電気生理学的検査およびHead-up tilt testでも異常は認めなかった....

    DOI 医中誌

  • 中咽頭への液体注入による嚥下反射の惹起

    唐帆 健浩, 兵頭 義浩, 松村 優子, 北川 洋子, 安達 仁, 田部 哲也, 北原 哲 耳鼻と臨床 49 (5), 363-366, 2003

    健常成人10名を対象に、口腔から挿入したチューブを舌根部に固定して、さまざまな液体を中咽頭に注入し、嚥下反射が惹起されるまでの注入時間および注入量を比較検討した。口腔内にカテーテルを、口唇から9-10cm挿入し, シリンジポンプを用いて一定速度で舌根部に各種液体を注入した。注入設定は (1) 常温蒸留水の緩徐注入、(2) 常温蒸留水の急速注入、(3) 常温生理食塩水の急速注入、(4) …

    DOI 医中誌

  • 高齢者の誤えんの機序と予防

    佐々木 英忠 日本気管食道科学会会報 53 (2), 65-68, 2002

    ...<br>サブスタンスPは迷走神経や舌咽神経の知覚枝を逆行性に咽頭や気管に分布し,嚥下反射と咳反射を正常に保つ役割をしている。サブスタンスPの低下により両反射が障害され,口腔内唾液を口腔内雑菌とともに不顕性誤嚥を起こす。毎日起こしていて,いつか調子の悪いときに肺炎に至る。<br>不顕性誤嚥を防ぐには第一にドーパミンを補充してやればよい。アマンタジンはドーパミンの合成をうながす。...

    DOI 被引用文献1件 参考文献7件

  • 咽喉頭のえん下誘発神経に関する研究

    北川 純一, 真貝 富夫, 高橋 義弘, 山田 好秋 日本顎口腔機能学会雑誌 7 (1), 47-52, 2001

    It is well known that mechanical stimulation of the pharyngeal areas innervated by the glossopharyngeal nerve (GPN) or the laryngeal areas innervated by the superior laryngeal nerve (SLN) readily …

    DOI 機関リポジトリ HANDLE 被引用文献2件 参考文献13件

  • 喉頭機能不全症例に対する特殊 T チューブの開発

    新美 教弘, 長屋 昌宏, 加藤 純爾, 田中 修一, 内田 恵一, 深堀 優 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 36 (5), 861-865, 2000

    ...気管切開された脳性麻痺の症例では, 舌咽神経障害による喉頭機能不全から唾液や食物を持続的に誤嚥し, そのために激しい咳嗽発作や気道感染を繰り返すことがある.このような症例に対し声帯側が盲端になっているTチューブを気管内に留置すれば, 誤嚥物の侵入を防ぐことができるのではないかと考えた.そのための特殊Tチューブを開発し, 10例に試み, 9例で咳嗽発作が減少し, 穏やかな呼吸状態が得られ, 家族も頻回...

    DOI 医中誌 被引用文献3件 参考文献4件

  • カエル舌咽神経の塩応答 : Ca^<2+>、Mg^<2+>およびNa^+応答における特異性と類似性

    北田 泰之, 奥田-赤羽 和久 日本味と匂学会誌 7 (2), 161-174, 2000

    ...カエル舌咽神経は非常に低濃度のCa^<2+>(>0.01mM)、比較的高濃度のMg^<2+>(>10mM)およびNa^+(>100mM)によく応答する。それぞれの応答を抑制する競合的アンタゴニストが存在し三種の陽イオン応答には特異性があった。一方、三種の陽イオン応答を同じように増強するイオンや化学物質があり、三種の陽イオン応答に類似性が見られた。...

    DOI Web Site 参考文献46件

  • 神経機序からみたえん下とその病態

    進 武幹 音声言語医学 41 (4), 320-329, 2000

    New findings of morphological and physiological investigations into neural control of swallowing and swallowing disorders are described.<BR>In cats and humans, free nerve endings and taste buds were …

    DOI 医中誌 被引用文献2件 参考文献37件

  • 人工飼育メバル仔稚魚期の器官形成と行動の変化

    鈴木 伸洋, 相田 聡 瀬戸内海区水産研究所研究報告 (1) 1-13, 1999-03

    ...産仔は1月の初旬に行われ,産仔直後の仔魚は胃と腸管,腎臓,肝臓,膵臓,脾臓,造血組織などの主要な臓器と鰾,三半規管,嗅覚細胞,視神経細胞および体の表面には,顔面および舌咽神経,体側迷走神経を構成する体表遊離感丘が十分に分化していた。頭部管器神経系は,体側の側線管器神経系よりも早く形成された。頭部孔器の完成は50日齢の全長17mmで,側線管器の形成は90日齢の全長約30mmであった。...

    日本農学文献記事索引

  • 咽喉頭の味覚応答性 : のど越しの味

    真貝 富夫 日本味と匂学会誌 6 (1), 33-40, 1999

    ...咽喉頭の味覚情報を担う上喉頭神経と舌咽神経咽頭枝は水の刺激に対して高い応答性を示すという特徴がある。この両神経が顕著なのど越しの感覚を誘起するビール、炭酸水、吟醸酒などに対して特徴的な応答パターンを示すという最近の知見を紹介し、「のど越し」との対応について述べた。...

    DOI 被引用文献6件 参考文献22件

  • 気管内挿管チューブのカフ上部への間欠的洗浄による循環動態の変化

    柴山 健三, 盛田 麻己子, 天野 瑞枝, 伊藤 小百合, 足立 はるゑ, 渡辺 トシ子 Journal of Japan Academy of Nursing Science 18 (3), 37-44, 1998

    ...だが, 上気道洗浄する上気道の知覚は, 迷走神経 (上喉頭神経) と舌咽神経に支配されているため, 上気道洗浄による刺激によって循環系への影響が大きいことが考えられる. したがって, 上気道洗浄が安全な看護技術であるかどうかを確認するため, 上気道洗浄による循環系への影響を検証する研究を試みた....

    DOI 医中誌 参考文献13件

  • 老年者の味覚とPH

    王 星宇, 王 沙莉, 鐘 杰夫, 安 宗超 耳鼻と臨床 44 (4Supplement1), 463-470, 1998

    ...塩味、酸味、苦味は舌咽神経領域と大錐体神経領域の高濃度が敏感なことが多い。甘、塩、酸、苦味において塩と酸、苦味と酸味などの錯味症が10.6%分析された。甘味は軟口蓋 (大錐体神経領域) の敏感な人が多く、冨田の論説を実証した。新Twin PH測定によるPH値は平均7.6であった。...

    DOI 医中誌 被引用文献1件

  • 喉頭症状を呈した耳性帯状疱疹の2例

    熊谷 雅彦, 田中 克彦, 西川 仁美 耳鼻と臨床 43 (4), 492-496, 1997

    ...<BR>ヘルペスによる障害部位は舌咽神経と迷走神経の支配領域に特に顕著に認められた. これらの症例では, 舌咽神経と迷走神経の障害が大きな役割を果たしていると思われ, 水痘帯状疱疹ウイルスはこれらの脳神経間の解剖学的な連鎖を介して広がつたものと思われた....

    DOI 医中誌

  • アルツハイマー病における味らい神経支配の変化

    山岸 益夫, 高見 茂, Getchell Thomas V. 口腔・咽頭科 8 (3), 367-373, 1996

    The innervation in human taste buds of the foliate and circumvallate papillae was studied immunohistochemically using two neuronal markers in patients with Alzheimer' s disease (AD) and their …

    DOI

  • Ramsay Hunt症候群の臨床像と予後に関する検討

    村上 信五, 羽藤 直人, 堀内 譲治, 宮本 佳人, 青野 央, 本多 伸光, 柳原 尚明 日本耳鼻咽喉科学会会報 99 (12), 1772-1779,1813, 1996

    Clinical studies were performed on 325 patients with Ramsay Hunt syndrome who were treated in the Facial Nerve Clinic at Ehime University Hospital between 1976 and 1995. The clinical manifestations …

    DOI PubMed 医中誌 被引用文献28件 参考文献28件

  • ネコ迷走神経咽頭枝求心線維の起源と末梢および中枢の分布について

    宮崎 純二 耳鼻と臨床 42 (3), 252-260, 1996

    ...ネコを用いて舌咽神経, 上喉頭神経, 迷走神経咽頭枝の3枝のうち2枝を切断し残り1枝を温存した実験群および正常群の咽頭粘膜上皮内において, 免疫組織化学的に神経線維の分布を調べた. その結果, 喉頭蓋中央より吻側の咽頭粘膜上皮は舌咽神経によつて, それより尾側の咽頭粘膜上皮は上喉頭神経によつて支配され, さらに中咽頭部上皮は迷走神経咽頭枝によつて支配されていることが示された....

    DOI 医中誌

  • 頭痛の神経解剖学

    斎藤 昭彦 理学療法科学 11 (4), 207-209, 1996

    The purpose of this article is to describe the neuroanatomy of a headache. Although many factors can cause headaches and the clinical manifestations vary greatly, a common neuroanatomical basis …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献2件

  • 三叉神経痛の診断で紹介された非定型顔面痛の1例

    池田 東美明, 真部 淳, 世良田 和幸, 外丸 輝明 昭和医学会雑誌 56 (5), 535-537, 1996

    ...特発性三叉神経痛の診断で他科よりペインクリニックに紹介される患者は多いが, 時に鑑別を必要とする場合がある.顔面の痛みは特発性三叉神経痛を初めとして, 悪性腫瘍による痛み, 三叉神経以外の舌咽神経や頸神経から波及する痛みや, それらのいずれにも属さない顔面の痛みなどがある.特に悪性腫瘍による痛みかどうか診断するため十分な問診と診察が重要でCTやMRIなどの画像診断が必要なことも多い.今回, 特発性三叉神経痛...

    DOI 医中誌 被引用文献1件

  • 受容器型味覚障害の治癒過程に関する研究

    北郷 秀人, 冨田 寛 日本耳鼻咽喉科学会会報 98 (2), 267-280,355, 1995

    Patients with taste receptor disturbance were treated with zinc dosage, and their healing process was traced through the filter-paper-disc method and electrogustometry.<BR>The number of cases …

    DOI PubMed 医中誌 被引用文献6件 参考文献20件

  • 電気味覚閾値の加齢変化について

    中里 真帆子, 遠藤 壮平, 冨田 寛, 吉村 功 日本耳鼻咽喉科学会会報 98 (7), 1140-1153,1255, 1995

    Electrogustometric testing was carried out, with one researcher examining the electrogustometric threshold at three sites, in 461 normal cases, by TR-06 (Rion Co.), over a wide range. A multiple …

    DOI PubMed 医中誌 被引用文献13件 参考文献18件

  • 口蓋扁桃摘出術後の味覚障害

    大塚 健司, 冨田 寛, 山内 曲紀, 北郷 秀人 日本耳鼻咽喉科学会会報 97 (6), 1079-1089, 1994

    There are some patients, though few in number, who complain of taste disturbance after tonsillectomy.<br>Actual measurement of the distance between the lingual branch of the glossopharyngeal nerve, …

    DOI PubMed 医中誌 被引用文献7件

  • 延髄腫よう摘出術後の重度えん下障害に対する治療経験

    八代 利伸, 伊藤 裕之, 金子 省三, 部坂 弘彦, 森山 寛 耳鼻咽喉科展望 36 (2), 171-178, 1993

    We experienced a case, where a patient who underwent surgical removal of a hemangioblastoma of the brain stem, only to be left with trismus, dysmasesis, dysphonia, dysphemia and severe dysphagia …

    DOI

  • マウス味覚神経応答の生後発達

    谷向 務 The Japanese Journal of Pediatric Dentistry 31 (3), 447-459, 1993

    The taste sensitivity of preweanling mice was studied by examining the responses of the chorda tympani (CT) and glossopharyngeal (GL) nerves to various taste stimuli, and comparing them with those …

    DOI 医中誌 被引用文献1件

  • 難聴,耳鳴を主訴とした舌咽神経鞘腫例

    別所 佳代子, 落合 薫, 林 治博, 芦田 健太郎, 白石 孝之, 久保 武, 松永 亨 耳鼻咽喉科臨床 85 (11), 1707-1713, 1992

    A 31-year-old man visited us complaining of hearing loss and right ear tinnitus. Pure tone audiometry showed moderate sensorineural hearing loss with poor speech discrimination. Ear X-ray was …

    DOI 医中誌 被引用文献1件

  • ヒト鼓室神経叢の形態学的研究

    丹波 さ織 日本耳鼻咽喉科学会会報 95 (7), 1053-1062,1143, 1992

    A morphological study of the human tympanic plexus was performed. The tympanic nerve patterns on the promontory were classified into two types. The first was the single nerve trunk type, the second …

    DOI PubMed 医中誌 被引用文献1件

  • 舌咽神経痛の一治験例

    鈴木 毅, 加藤 功, 鳥越 達也, 竹山 勇 耳鼻咽喉科臨床 補冊 1991 (Supplement48), 196-200, 1991

    We report a patient with idiopathic glossopharyngeal neuralgia and of severe pain in the field of the glossopharyngeal nerve. The characteristics of idiopathic glossopharyngeal neuralgia resemble …

    DOI

  • カエル舌尖部の再生について

    山田 研治 九州歯科学会雑誌 42 (1), 91-105, 1988

    ...を残し, 他の舌体部の感覚神経を全て切断した標本を作成し, 再生側と対照側の舌尖部に触刺激と化学的刺激を加え, 舌咽神経の応答を比較した.その結果を要約すると以下のようである.1....

    DOI Web Site 医中誌

  • カエル味細胞の受容器電位と舌咽神経のインパルスの比較

    本田 栄子, 平川 輝行, 中村 修一, 中原 敏 九州歯科学会雑誌 41 (6), 1257-1261, 1987

    ...食用ガエルを用い, 味覚情報が, 味細胞の受容器電位とそれにシナプスしている舌咽神経のインパルスにどのように変換され伝えられるかについて調べた.味細胞の受容器電位はガラス管微小電極により, 舌咽神経のインパルスは銀線電極により同時記録し, その時間経過や大きさについて比較した.1. 0.5M NaClと10mM HCl刺激に対する味細胞の受容器電位と舌咽神経のインパルス頻度はよく似た時間経過を示した...

    DOI Web Site 医中誌

  • 鼓室形成術前後の電気味覚検査

    松本 康, 藤田 寛, 柳原 尚明 耳鼻咽喉科臨床 78 (6), 1059-1067, 1985

    Electrogustometry (EGM) was used pre- and postoperatively to evaluate taste in 34 patients with unilateral chronic otitis media. Intact canal wall tympanoplasty via a facial recessus approach was …

    DOI 医中誌 被引用文献2件

  • アフリカツメガエル (Xenopus laevis) 口腔底の味細胞の受容器電位について

    本田 栄子, 中原 敏 九州歯科学会雑誌 38 (4), 668-674, 1984

    ...受容器電位を発生した.しかし, 蔗糖刺激に対しては感受性が低かった.二価の塩は一価の塩よりも閾値が低く, 受容器電位の振幅も大きかった.これらの性質はいずれも通常のカエルの味細胞でも観察されている.3. 1/5Mの種々の塩に対する受容器電位の振幅は, 一価の塩ではLiCl>NaCl>NH_4Cl>KCl, 二価の塩ではCaCl_2>MgCl_2であった.一価の塩で得られた結果は, アフリカツメガエルの舌咽神経...

    DOI Web Site 医中誌

  • B-13 Avellis 症候群の一症例(第 11 回 杏林医学会総会)

    吉田 雅彦, 若林 行雄, 小池 秀海, 吉野 佳一, 千葉 智 杏林医学会雑誌 14 (1), 109-, 1983

    ...責任病巣としては, 検査所見や経過などから, 迷走・舌咽神経の末梢性の障害は考えにくく, CTでは陽性所見は得られなかったが, 右側延髄の疑核あるいはその近傍を中心とした小梗塞が推定された。Avellis症候群の本邦報告例は7例と少ないが, ほとんどが中枢型で, 脳血管障害によるものが多い。またしばしばホルネル症候群や対側頸部以下の温痛覚障害が認められている。...

    DOI DOI Web Site ほか1件

  • 糖尿病患者にみられる食物摂取時のきょう部とう痛

    高橋 貞則, 小林 哲郎, 杉本 忠夫, 伊藤 徳治 糖尿病 25 (10), 1109-1114, 1982

    Recently we encountered a diabetic patient who complained of violent cheek pain when eating food over a period of about 6 months and suffered severe body weight loss due to the difficulty in eating. …

    DOI

  • 軟口蓋運動に対する舌位の影響

    浜村 康司, 西尾 順太郎, 松矢 篤三, 井上 一男, 伊吹 薫, 後藤 友信, 古郷 幹彦, 宮崎 正 Journal of Japanese Cleft Palate Association 7 (1), 21-28, 1982

    ...<BR>2)舌運動を司どっている舌下神経への刺激を舌咽神経咽頭枝への刺激より100~200msec先行させると, 口蓋帆挙筋の誘発筋電図活動は著明に抑制された.しかし, 舌下神経を切断しその中枢端を刺激しても抑制効果を認めなかった....

    DOI 医中誌 被引用文献2件

  • 各種顔面痛に対する鍼灸療法の適応と効果

    小田原 良誠, 北出 利勝, 篠原 昭二, 森川 和宥, 兵頭 正義 全日本鍼灸学会雑誌 31 (3), 284-289, 1982

    <b>Purpose</b>: Upon very specific diagnosis facial pain can be classified into idiopathic trigeminal neuralgia, secondary trigeminal neuralgia, neuralgia of the glossopharyngeal nerve, superior …

    DOI Web Site 医中誌

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