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検索結果 317 件

  • 鹿児島県産スゲ属(カヤツリグサ科)の2新種,サツマセンダイスゲおよびカノヤスゲ

    矢野 興一, 大西 亘, 勝山 輝男, 星野 卓二 植物研究雑誌 99 (1), 16-24, 2024-02-20

    ...</p><p>サツマセンダイスゲは菱形でくびれがある痩果を持つ点で,タシロスゲ<i>C. sociata</i>やツクシスゲ<i>C. uber</i>に似るが,タシロスゲとは基部の鞘が淡い褐色で,花穂は1節に1つつき,雌花穂は細い円柱形でやや疎花である点が異なり,ツクシスゲとは苞葉がトゲ状,花穂は離れてつき,雌花穂は細い円柱形,雌花の鱗片に短い芒がある点で異なる.染色体数2n = 62....

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  • キウイフルーツ新品種群「香川UP-キ1~5号(総称:さぬきキウイっこ (R))」の育成

    山下, 泰生, 末澤, 克彦, 大谷, 衛, 小野, 壮一朗, 坂下, 亨, 福田, 哲生, 別府, 賢治, 片岡, 郁雄 農業および園芸 = Agriculture and horticulture 97 (6), 516-528, 2022-06

    ...花穂の着生は中~多で,側花の数は中~極多である。3.発芽期は,育成地で3月13~15日と極早く,主要品種の「ヘイワード」より半月程度早い。開花期は5月10日前後と早く,「ヘイワード」より10日程度早い。成熟期は,11月1日と中であり,「ヘイワード」より半月程度早い。4.果実の重さは概ね40~50gと一般的なキウイフルーツに比べて小型である。...

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  • ブドウ「シャインマスカット」における開花時期の早晩が果実品質に及ぼす影響

    福田, 哲生, 真鍋, 徹郎, 浜野, 康平, 水谷, 亮介, 坂下, 亨 香川県農業試験場研究報告 (73) 29-35, 2022-03

    ...開花が遅い果房は,花穂時の形質が弱く充実がやや劣り,収穫期の果粒重が5~10%低下することが明らかになった。2. 生育期間中の糖度は,年次により変動がみられるが,満開後71日から85日頃までは開花が早い果房で糖度が高く推移する一方,それ以降では追い付かれ最終的には糖度の差がなくなった。収穫期の糖度には開花時期の早晩の影響は認められなかった。3....

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  • ブドウ新品種‘神紅’の育成とその特性

    坂本, 太智 農業および園芸 = Agriculture and horticulture 97 (2), 134-144, 2022-02

    ...開花始期の花穂整形と,満開10日後に軸長6~7cm,粒数35~45粒/房に調整することにより,果粒重は14.3gになり,果房重は577gになる。4. はく皮は難であり,果肉は硬く崩壊性であったことから,皮ごと食べられる。糖度は高く,23.7°であり,酸度は0.44%と低く,特異なマスカッ卜香を有する。5. 島根県出雲市における雨よけ栽培の収穫期は9月上旬である。...

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  • 極低出生体重児の脳性麻痺発症を予測する評価の検討

    内尾 優, 志真 奈緒子, 中村 花穂, 猪飼 哲夫 日本保健科学学会誌 25 (1), 18-24, 2022

    本研究の目的は、極低出生体重児の入院時の周産期因子及び理学療法評価のうち、 脳性麻痺発症予測に関わる因子を明らかにすることである。対象は、当院出生の極低出生 体重児 145 名(平均出生体重 1,006±303 g、平均在胎期間 28.9±3.0 週)とした。対象を 2 歳時までの脳性麻痺診断の有無で 2 群に分類した。診療録より周産期因子および理学療法 評価である Dubowitz …

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  • 国内外におけるカンナビノイド規制の現状

    松本 俊彦 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 43 (0), 3-C-S31-3-, 2022

    ...大麻取締法の第1条は、カンナビノイドを多く含む花穂や葉の利用は、全面禁止され、第4条によって医療目的の利用は医師も患者もできない状況にある。のみならず、THC成分0.3%以下という産業用の品種であっても、薬物乱用防止の観点から都道府県の知事免許の交付を受けて栽培することがきわめて困難な状況である。...

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  • 数種タデアイにおける形態的形質,収量およびインジカン含量の品種間差異

    村井, 恒治, 吉原, 均, 田中, 昭人 徳島県立農林水産総合技術支援センター研究報告 = Bulletin of Tokushima Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center (8) 1-8, 2021-12

    ...花穂の発生期を調べたところ,‘小上粉白花種’は10品種中で最も遅い9月上旬となり,葉藍品質の維持に優れた品種であった。一方,‘赤茎小千本’と‘宮城’は7月上旬に花穂が発生し,葉藍品質の低下から実栽培には適さない品種であった。収穫の作業性に関係する草姿は,‘小上粉白花種’,‘百貫’および‘広島神辺’,次いで‘小上粉赤花種’が扁平な草姿となり,畦間まで繁茂した。...

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  • 当院におけるCT ガイド下生検の診断精度

    石井, 裕朗, 岡本, 聡一郎, 岡安, 和寛, 大槻, 花穂, 左村, 和磨, 森本, 真美, 橋村, 伸二 岡山赤十字病院医学雑誌 32 (1), 46-49, 2021-11-30

    CT ガイド下生検は組織診断を行う上で比較的安全かつ低侵襲に行える検査として広く認知されている.加えて,近年の遺伝子治療の発展などにより,その必要性はさらに高まっていると考えられる.当院で2018年 4 月から2021年 7 月までに施行した CT ガイド下生検162例についてその診断精度を検討した.結果は,悪性腫瘍の診断に対する全体の感度,特異度,positive predictive …

    機関リポジトリ 医中誌

  • ブドウ新品種‘グロースクローネ’

    佐藤 明彦, 山田 昌彦, 三谷 宣仁, 河野 淳, 伴 雄介, 上野 俊人, 白石 美樹夫, 尾上 典之, 岩波 宏, 東 暁史, 吉岡 美加乃, 間瀬 誠子, 伊藤 隆男 農研機構研究報告 = Journal of the NARO Research and Development 7 47-61, 2021-07-30

    ...・特性検定試験成績検討会で新品種候補にふさわしいとの合意が得られ,2020 年8 月14 日に第28086 号として種苗法に基づき品種登録された.樹勢は強い.発芽期は‘巨峰’より1 日,開花期は‘巨峰’より2 日遅い.満開~満開3 日後と満開 10 ~15 日後にジベレリン25ppm に花(果)穂を浸漬処理することにより無核果生産できるが,安定した無核果生産にはストレプトマイシンの利用が望ましい.花穂整形労力...

    DOI DOI 機関リポジトリ ほか1件

  • キウイフルーツ新品種群「香川UP-キ1~5号(総称:さぬきキウイっこ(R)」の育成

    山下, 泰生, 末澤, 克彦, 大谷, 衛, 小野, 壮一朗, 坂下, 亨, 福田, 哲生, 別府, 賢治, 片岡, 郁雄 香川県農業試験場研究報告 (72) 11-22, 2021-03

    ...花穂の着生は中~多で,側花の数は中~極多である。3.発芽期は,育成地で3月13~15日と極早く,主要品種の「ヘイワード」より半月程度早い。開花期は5月10日前後と早く,「ヘイワード」より10日程度早い。成熟期は,11月1日と中であり,「ヘイワード」より半月程度早い。4.果実の重さは概ね40~50gと一般的なキウイフルーツに比べて小型である。...

    日本農学文献記事索引

  • 福山型先天性筋ジストロフィー患者における運動能力の経時的変化

    安達 みちる, 佐藤 孝俊, 安達 拓, 後藤 圭介, 圖師 将也, 中村 花穂, 和田 太, 若林 秀隆, 石黒 久美子, 七字 美延, 村上 てるみ, 近藤 和泉, 永田 智, 石垣 景子 理学療法学 48 (5), 463-472, 2021

    <p>【目的】福山型先天性筋ジストロフィー(以下,FCMD)における運動能力の経時的変化を検討する。【方法】対象はFCMD 患者57 名。運動能力は粗大運動能力尺度(以下,GMFM)で評価した。対象を遺伝子型で分け,各個人別にGMFM スコアの推移をみた。全症例を臨床的重症度別に,月齢とGMFM スコアの回帰分析を行い,GMFM …

    DOI 医中誌

  • マンゴー‘愛紅’と‘アーウィン’の花成特性の差異

    志水 恒介, 巽 賢太郎, 宇都宮 直樹, 神崎 真哉, 伊藤 仁久, 重岡 成 熱帯農業研究 14 (1), 19-25, 2021

    ...’と比べ多いことが示された.また‘アーウィン’では伸長回数に関わらず高い花穂発生率を示したのに対し,‘愛紅’では伸長回数の多い枝で高くなる傾向がみられた.着果負担の多寡による<i>MiFT</i>発現量への影響はほとんどみられず,また,‘愛紅’における<i>MiFT</i>発現量は‘アーウィン’と比較して低く,このことが‘愛紅’の花穂発生率が低くなる要因である可能性が示唆された....

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  • マンゴー ‘愛紅’ における隔年交互結実栽培の有効性

    志水 恒介, 巽 賢太郎, 宇都宮 直樹, 神崎 真哉, 伊藤 仁久, 重岡 成 園芸学研究 20 (1), 87-94, 2021

    ...<p>マンゴー ‘愛紅’ は ‘アーウィン’ と比べて隔年結果性が強く,大果性の晩生品種である.本研究では,カンキツの栽培に適用されている隔年交互結実栽培法をマンゴー ‘愛紅’ に応用し,その有効性を検討した.交互結実処理には主枝別交互結実区と樹別交互結実区の2処理区を設け,慣行法の対照区と比較した.花穂発生率に対照区と処理区間で有意な差はみられなかったが,ON-branchおよびON-treeの花穂発生率...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献20件

  • P11-1 極低出生体重児の脳性麻痺発症を予測する評価の検討

    内尾 優, 志真 奈緒子, 中村 花穂, 猪飼 哲夫 関東甲信越ブロック理学療法士学会 40 (0), 175-, 2021

    <p>【目的】極低出生体重児の入院時の周産期因子及び理学療法評価のうち、脳性麻痺発症有無予測に関わる因子を明らかにする。</p><p>【方法】後方視的観察研究。対象は、2010 年4 月~2017 年3 月に当院で出生し、染色体異常・神経筋疾患の合併がある児を除外した極低出生体重児145 名(出生体重1007±303g、在胎期間28.9±3.0 週)とした。対象を、2 …

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  • 極低出生体重児に対する枕使用が修正 3 か月の頭部変形、粗大運動発達に及ぼす影響

    内尾 優, 志真 奈緒子, 中村 花穂, 猪飼 哲夫, 新田 收 日本保健科学学会誌 23 (4), 170-175, 2021

    【目的】極低出生体重児に対する継続的な枕の使用が頭部変形と粗大運動発達へ与える影響について明らかにすることである。【方法】デザインは前後比較試験とした。対象は、神経学的異常を認めない極低出生体重児 9 名とした。2019 年 4 月より枕の使用を開始し、使用期間は新生児集中治療室退院時から修正 3 か月までとした。対象を枕の使用を開始する以前の枕なし群 4 名、開始後の枕あり群 5 名の 2 …

    DOI Web Site 医中誌

  • ブドウ新品種‘神紅’の育成とその特性

    坂本, 太智, 倉橋, 孝夫, 内田, 吉紀, 安田, 雄治, 持田, 圭介, 中谷, 美里, 栂野, 康行, 姫宮, 雅美, 杉山, 万里 島根県農業技術センター研究報告 = Bulletin of the Shimane Agricultural Technology Center (47) 29-38, 2020-03

    ...3 開花始期の花穂整形と,満開10日後に軸長6~7cm,粒数35~45粒/房に調整することにより,果粒重は14.3gになり,果房重は577gになる。4 はく皮は難であり,果肉は硬く崩壊性であったことから,皮ごと食べられる。糖度は高く,23.7°であり,酸度は0.44%と低く,特異なマスカット香を有する。5 島根県出雲市における雨よけ栽培の収穫期は9月上旬である。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • キウイフルーツ雄品種「さぬき花粉力」の育成と交配特性

    福田, 哲生, 水谷, 亮介, 浜野, 康平, 坂下, 亨, 山下, 泰生, 大谷, 衛, 片桐, 孝樹, 末澤, 克彦 香川県農業試験場研究報告 (71) 11-20, 2020-03

    ...1新梢あたりの花穂の着生数は多く,1花穂中の花蕾数も多い。花梗は極めて長く,花穂の形が散開するため,花蕾が効率的に採取できる。花粉量は「トムリ」に比べて少ないが,「孫悟空」より多く,開花期の早いActinidia chinensis雄系統の中では特に多い。3.育成地(香川県坂出市)における発芽期は3月下旬,開花期は5月上旬であり,いずれも対照品種である「孫悟空」や「トムリ」より早い。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • オクタマツリスゲ(カヤツリグサ科)の形態と分布の再検討

    大森威宏 植物研究雑誌 94 (3), 165-172, 2019-06-20

    ...が通常淡緑色である点で,濃赤紫色の雄花穂をもつヒロハノオオタマツリスゲと区別できるが,産地によってはまれにオクタマツリスゲの雄花穂も赤色を帯びることがあった.また,オクタマツリスゲはヒロハノオオタマツリスゲに比べて短い雄花穂(長さ18 mm以下)と雄花穂の柄をもつこと,嘴を含めても果胞が長さ5 mm未満と短いこと,果胞が卵形よりも楕円形になることで識別できる.ただし,雄花穂の柄の長さは変異が大きく,...

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  • 脊髄性筋萎縮症Ⅰ~Ⅲ型に対する理学療法の実態調査

    鈴木 隼人, 長谷川 三希子, 内尾 優, 加島 広太, 中村 花穂, 齋藤 翠, 和田 太, 荒川 玲子, 斎藤 加代子, 猪飼 哲夫 理学療法学Supplement 46S1 (0), J-56_2-J-56_2, 2019

    <p>【はじめに】脊髄性筋萎縮症(Spinal Muscular Atrophy以下SMA)は筋萎縮・筋力低下を主症状とする希少疾患であり、理学療法(以下PT)による介入が重要であるが、我が国におけるPTの実態は不明である。一方、米国では、個々の患者が受けたPTサービスを調査し、SMAの自然歴との関係について検討が進められている。そこで今回、日本のSMAに対するPTの実態調査、並びに日米での差異…

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  • Tocilizumab(TCZ)使用前後の末梢血トランスクリプトームの変化とTCZ使用中に多彩な皮膚病変をきたした一例

    大槻, 花穂, 妹尾, 明美, 佐藤, 慶治, 田村, 麻衣子, 山口, 麻里, 深松, 伸明, 高木, 徹, 樋口, 俊恵, 別所, 昭宏, 小山, 芳伸 岡山赤十字病院医学雑誌 29 48-57, 2018-11

    Tocilizumab(TCZ)(IL-6阻害薬)による皮疹の副作用については、あまり注目されてこなかった。今回我々はTCZ使用と、重篤な皮膚病変の出現との関連を強く疑わせる症例を経験した。症例は59歳男性、関節リウマチ(RA)に対し、TCZを開始した。その後皮疹が出現し始め、白血球破砕性血管炎の診断に至った。中等量PSL併用後も新たに好中球性皮膚症を発症し、ジアフェニルスルホン(DDS)を追加…

    機関リポジトリ 医中誌

  • タカネソモソモ(イネ科)の学名とタイプ選定

    池田 博, 木場英久, 米倉浩司 植物研究雑誌 93 (5), 322-325, 2018-10-20

    ...の一部だけの不完全な標本であるのに対し,TNS に収蔵されているTakeda の標本は花穂および地下部を含む複数個体の完全な標本であった.Takeda (1910) の原記載は主にTNSの標本をもとになされたと考えられることから,TNS に収蔵されているTakeda の標本 (TNS01005687) をレクトタイプに指定した....

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  • ヒゲスゲとアオヒエスゲの新雑種イシマスゲ(カヤツリグサ科,ヒエスゲ節)

    織田二郎, 木下 覺, 永益英敏 植物研究雑誌 93 (4), 269-277, 2018-08-20

    ...とアオヒエスゲ<i>C. subdita </i>Ohwi(カヤツリグサ科ヒエスゲ節)の種間雑種を認めたので報告する.このスゲ属植物は雄花穂,雌花穂の長さ,葉の幅,果胞の嘴部の2歯部の長さにおいてヒゲスゲとアオヒエスゲの中間的な測定値(統計的にも有意)を示した。...

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  • 花崗岩体中の斜長石の熱水変質:微小孔の役割,物質移動および反応速度

    湯口 貴史, 菖蒲澤 花穂, 小北 康弘, 八木 公史, 石橋 正祐紀, 笹尾 英嗣, 西山 忠男 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2018 (0), 146-, 2018

    結晶質岩内部における過去の流体の化学的特性を復元するためには,流体の化学的特性を記録しつつ形成された変質鉱物を研究対象とすることが有効となる。そこで本研究は,中部日本の土岐花崗岩体中に認められる斜長石の熱水変質プロセスを,斜長石中の微小孔の役割,物質移動,反応速度の観点から論じ,斜長石の変質をもたらす熱水の化学的特徴の変遷について言及した。斜長石の変質はアルバイト化,カリ長石化,およびイライトの…

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  • Cabernet SauvignonおよびMerlotの副梢果房を用いた赤ワインの醸造

    岸本, 宗和, 山本, 哲楠 日本醸造協会誌 = Journal of the Brewing Society of Japan 112 (11), 758-764, 2017-11

    ...Cabernet SauvignonおよびMerlotの新梢伸長期に摘心と花穂の切除を行って得られる副梢果房について,果実品質および副梢果房を用いた赤ワインの成分組成について検討した。Cabernet SauvignonおよびMerlotの摘心摘房処理区の開花,着色開始,収穫の時期は対照区と比較して1ヶ月以上遅くなった。...

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  • スゲ属ヌカスゲ節(カヤツリグサ科)の新種ナガボクサスゲ

    織田二郎, 正木智美, 永益英敏 植物研究雑誌 92 (3), 148-156, 2017-06-20

    ...</i><i> </i><i>rugata </i>Ohwi ときわめて類似しているが,多くの量的形質において相違が認められる.地理的,形態的変異を考慮して選んだナガボクサスゲ17個体,クサスゲ30個体を調べたところ,雌花頴の長さ,雌花穂の数,最下苞葉の葉身部の長さ,最下雌花穂の茎の高さに対する相対的位置,雌花穂の長さなど9形質について有意に異なり,ナガボクサスゲとクサスゲは別種であると判断された....

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  • 白ワイン向けブドウ新品種‘モンドブリエ’

    上野, 俊人, 小林, 正幸, 三宅, 正則, 宇土, 幸伸, 近藤, 真理, 別所, 英男, 齋藤, 寿広, 手塚, 誉裕, 雨宮, 秀仁 山梨県果樹試験場研究報告 = Bulletin of the Yamanashi Fruit Tree Experiment Station (15) 1-11, 2017-03

    ...花穂は1新梢あたり2~3花穂程度着生する。花振るい性は“中~多”で,‘甲斐ブラン’,‘甲州’と同程度で,‘シャルドネ’より多い。収穫期は育成地(標高440m)において9月下旬である。果実はマスカット香を有し,裂果の発生は“無~極少”である。果房重は170g程度,糖度は23.0°Brix程度,滴定酸度は0.75g/100ml程度である。...

    日本農学文献記事索引

  • ブドウ「シャインマスカット」の省力栽培技術の開発

    柚木, 秀雄, 吉岡, 正明 群馬県農業技術センター研究報告 (14) 29-38, 2017-03

    ...花穂整形器の利用や1新梢2果房利用技術等を組み合わせることで、果房管理作業を約35%省力化することができた。また、新梢管理作業ではメピコートクロリド液剤を散布し、果実軟化期以降の新梢管理を省くことで、約65%省力化することができた。これらの省力技術によって、果実品質を低下させずに開花から収穫期の作業時間を約35%短縮できた。...

    日本農学文献記事索引

  • <i>Xanthomonas arboricola</i> pv. <i>juglandis</i> WB系統によるクルミ黒斑細菌病のわが国における初発生

    澤田 宏之, 横澤 志織, 上松 寛, 西口 徹, 近藤 賢一 日本植物病理学会報 83 (1), 10-21, 2017

    ...<p>長野県内に所在するクルミ(<i>Juglans regia</i>)の産地では,2014年以降,葉や花穂,果実などに黒褐色の斑点症状を生じる病害が多発し,問題となっている.その罹病果実からは,やや中高で湿光を帯びた黄色集落を形成する細菌が分離された.分離菌をクルミに接種すると原病徴が再現され,そこからは接種菌が再分離できた.本菌はグラム陰性,好気性で1本の極鞭毛を有する桿菌であり,その主要な表現形質...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件

  • マスカット・ベーリーAの副梢果房を用いた赤ワイン醸造におけるマストとワインの成分組成

    岸本 宗和, 乙黒 美彩, 柳田 藤寿, 安部 正彦 日本醸造協会誌 112 (6), 442-451, 2017

    ...MBAの新梢伸長期に摘心とすべての花穂の切除を行い,得られた副梢果房の果実品質を評価し,さらには,副梢果房を原料とするワイン醸造におけるマストおよびワインの成分組成を明らかにした。2014年および2015年における摘心摘房処理区の開花,着色開始および収穫の時期は,対照区に比べて約1-1.5ヶ月遅かった。...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献20件

  • Cabernet SauvignonおよびMerlotの副梢果房を用いた赤ワインの醸造

    岸本 宗和, 山本 哲楠 日本醸造協会誌 112 (11), 758-764, 2017

    ...Cabernet SauvignonおよびMerlotの新梢伸長期に摘心と花穂の切除を行って得られる副梢果房について,果実品質および副梢果房を用いた赤ワインの成分組成について検討した。Cabernet SauvignonおよびMerlotの摘心摘房処理区の開花,着色開始,収穫の時期は対照区と比較して1ヶ月以上遅くなった。...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献10件

  • 集団検出のためのジェスチャーコミュニケーションの認識

    山田, 花穂, 吉田, 武史, 鷲見, 和彦, 波部, 斉, 満上, 育久 第78回全国大会講演論文集 2016 (1), 107-108, 2016-03-10

    動画像から集団を検出し,人物の役割や関係性を推定することで,デジタルサイネージのより良い情報発信に応用できる.従来の集団検出手法では,姿勢推定および人物移動軌跡量の推定が重要な要素であり,これらを特徴量として使用したものが多い.一方,他人の呼びかけに反応を示す行為,身振り手振りなどのジェスチャー行為といった他人とのインタラクション情報もまた集団検出において重要な要素となり得る.しかし映像から集団…

    情報処理学会

  • キウイフルーツ新品種「さぬきエンジェルスイート」の育成

    福田, 哲生, 片桐, 孝樹, 末澤, 克彦 香川県農業試験場研究報告 (66) 37-43, 2016-03

    ...花穂の着生数は中であり,側花の数はやや多い。育成地(香川県坂出市)における発芽期は3月中下旬,開花期は5月上中旬,成熟期は10月中旬であり,いずれも対照品種である「レインボーレッド」より遅い。3. 果皮は暗褐色,果形は広楕円形である。果実は100g程度とキウイフルーツでは中庸な大きさである。果実表面毛じの密度は粗で,長さは短く,また脱落しにくい。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 福山型先天性筋ジストロフィー患者におけるGMFMによる運動能力とROMの関係

    安達 みちる, 後藤 圭介, 圖師 将也, 中村 花穂, 安達 拓, 冬賀 清香, 鈴木 瑞枝, 百瀬 由佳, 和田 太, 猪飼 哲夫, 石黒 久美子, 七字 美延, 佐藤 孝俊, 村上 てるみ, 石垣 景子 理学療法学Supplement 2015 (0), 0872-, 2016

    【はじめに】福山型先天性筋ジストロフィー(FCMD)は,大脳形成異常を伴う先天性筋ジストロフィーである。FKTN遺伝子の3kb挿入変異のホモまたは複合へテロ接合型により生じる。我々は,FCMDの運動能力においてGMFM(粗大運動能力尺度)を用いた評価に妥当性があることを昨年報告した。FCMDの運動能力の特徴として6歳前後から低下傾向,遺伝型ではホモ接合型に比べヘテロ接合型は低値,GMFMの臥位・…

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  • 花穂整形方法を異にするブドウ‘藤稔’の摘心と環状剥皮が果粒肥大,品質に及ぼす影響

    石川 一憲, 馬場 正, 藤澤 弘幸, 篠原 卓, 関 達哉, 山口 正己 農作業研究 51 (3), 101-107, 2016

    ...花穂の整形位置を異にするブドウ‘藤稔’を用い,新梢の早期摘心と満開13日後および31日後の亜主枝基部への環状剥皮が果粒肥大や果実品質に及ぼす影響を検討した.環状剥皮は,花穂の整形位置を異にするいずれの果房も満開13日後剥皮で果粒肥大を高め,重い果房になった.また,満開31日後剥皮は糖度を高めた.一方,新梢摘心は,いずれの果房も房先摘心による果粒肥大促進等の効果は認められなかった.これらの結果から,花穂...

    DOI Web Site Web Site 参考文献2件

  • 多年生アマモ種子の異なる発芽温度による草体の繁殖特性

    森田 晃央, 柿沼 誠, 藤井 瑞穂, 今井 亜美, 倉島 彰, 前川 行幸 水産増殖 64 (4), 391-398, 2016

    ...さらに,多年生アマモの生殖株は,発芽温度による生殖株あたりの花穂数および分岐数,花穂形成範囲への影響は認められなかった。有意な差が認められたのは,低温処理区の種子から生長した生殖株において,花穂数が上部分岐に比較して下部で多くなる点のみであった。すなわち,多年生アマモの有性的および無性的な繁殖戦略は,種子への温度処理および発芽温度による影響をほとんど受けないことが示唆された。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献1件

  • P-046 福山型先天性筋ジストロフィーに対するGMFM の信頼性

    中村花穂, 安達みちる, 後藤圭介, 圖師将也, 冬賀清香, 和田太, 猪飼哲夫, 石黒久美子, 七字美延, 佐藤孝俊, 村上てるみ, 石垣景子 関東甲信越ブロック理学療法士学会 35 (0), 230-, 2016

    <p>【はじめに】福山型先天性筋ジストロフィー(FCMD)は大脳形成異常による知的障害を伴う筋ジストロフィーである.運動機能判定は上田分類(レベル0~8)が用いられているが,粗大運動能力を詳細に捉えることは難しい.粗大運動能力尺度(GMFM)は脳性麻痺に対する運動評価尺度として開発されたが,脊髄性筋萎縮症やDown 症候群など他の神経筋疾患でも妥当性が証明されている.そこで我々はFCMD …

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  • ブドウ新品種における高品質安定生産に向けた諸試験(1)

    里吉, 友貴, 宇土, 幸伸, 齊藤, 典義, 三森, 真里子 山梨県果樹試験場研究報告 = Bulletin of the Yamanashi Fruit Tree Experiment Station (14) 55-65, 2015-03

    ...‘シャインマスカット’で500~600gの果房を生産する場合,開花始めに4cmに花穂整形し,予備摘粒時に軸長を5~6cmに調整するとよい。5. ‘シャインマスカット’でGA1回処理を行うとGA2回処理より果粉が濃くなり,糖度も高くなるが,やや果粒重が小さくなる。...

    日本農学文献記事索引

  • 雑草イネにおける開花特性について

    細井 淳, 高松 光生 北陸作物学会報 50 (0), 15-17, 2015

    ...長野県で発生した雑草イネにおける自然交雑の可能性を検討するため,ポット移植栽培での出穂期および開花率の推移と,潜在的開花性(未開花穂における開花促進条件への感受性)についてそれぞれ調査した.出穂時期の比較により,雑草イネの開花時期は県内の主な作付け栽培品種(コシヒカリ)と重なることが判明した.1穂内の開花期間は1週間程度にわたり継続し,雑草イネと栽培イネはほぼ同じ長さであった.潜在的開花性については...

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  • フキの花穂専用フキ新品種‘春音’

    岡部, 和広, 石山, 久悦 山形県農業研究報告 (6) 49-61, 2014-03

    ...山形県最上総合支庁産業経済部農業技術普及課産地研究室において,山菜類の品種では山形県の試験研究機関で初めてとなるフキの花穂専用フキ新品種‘春音’を育成した。‘春音’は山形県最上地域から収集した系統の中から,地下茎繁殖法により世代を更新させながら,形質が安定的に発現するまで選抜を繰り返して育成した品種である。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • ブドウ‘クイーンニーナ’における環状はく皮と主枝更新せん定の併用効果

    持田 圭介, 内田 吉紀 園芸学研究 13 (1), 47-52, 2014

    ...ブドウ‘クイーンニーナ’における環状はく皮処理において,樹勢低下を回避しながら毎年安定した着色向上効果を得る目的で,主枝更新せん定を併用した連年の環状はく皮処理法を考案した.環状はく皮処理幅は,4 mmより12 mmの方が着色向上効果が高かった.新梢当たりの花穂着生数は,主枝更新せん定の方が短梢せん定より有意に多かった.果粒重は,主枝更新せん定の方が短梢せん定より有意に小さかった.環状はく皮処理により...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献3件

  • 高齢者疑似体験装具を用いた傾斜杖歩行時の呼吸循環応答の検討

    石川 綾子, 一場 友実, 中村 花穂, 栗原 恵蘭, 宮田 翔平, 芝原 美由紀, 石井 博之, 八並 光信 理学療法学Supplement 2013 (0), 0618-, 2014

    【目的】日本の高齢化が進行する中で,呼吸器疾患は疾患別死亡率で上位に位置する。また円背姿勢が高度になると胸郭の変形や肺機能の低下などを認めるとの報告もある。高齢者の日常生活に関する意識調査の結果によると「外出の頻度」は「ほとんど毎日」と答えた人が最も多く,さらに外出時に障害となるものは「道路に階段,段差,傾斜があったり,歩道が狭い」との回答が多い。先行研究では,高齢者疑似体験装具装着下での平地杖…

    DOI 医中誌

  • 岡山県の現地生産園におけるブドウ'紫苑'の生育及び果実生産の様相

    高橋, 知佐, 荒木, 有朋, 小林, 一奈, 尾頃, 敦郎 岡山県農林水産総合センター農業研究所研究報告 = Bulletin of the Research Institute for Agriculture Okayama Prefectural Technology Center for Agriculture, Forestry, and Fisheries (4) 55-62, 2013-12

    ...2.花穂の着生は年々減少する傾向が認められ,前年の新梢基部径及び休眠枝のアミノ態窒素の量が少ない樹程花穂数が少なかった。3.新梢基部径が大きい程果粒重が大きい傾向が認められた。また,着果量が多い程糖度が低い傾向が認められ, 10a当たり2.5t以上着果させた樹では糖度が18度を下回る場合が多かった。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 群馬県内に在来するミョウガの特性

    小泉, 丈晴, 石澤, 昌彦, 山田, 文典, 日戸, 正敏, 祖父江, 順 群馬県農業技術センター研究報告 (10) 41-45, 2013-03

    ...茎葉の生育、花穂の収穫期の早晩性、収量性、淡紅色の着色および穂先のしまりについて系統間差がみられた。在来系統において優れた特性を持ったものが存在した。「系統10」については、収量が多く、淡紅色の着色と肥大が良い優れた系統であった。また、「系統19」については、早生で収量が多く、淡紅色の着色の良い優れた系統であった。今後の品種育成においては、在来系統からの選抜も有効な手法であると考えられた。...

    日本農学文献記事索引

  • CPPU処理方法の違いがブドウ‘シャインマスカット’の果実品質に及ぼす影響

    持田 圭介, 牧 慎也, 大西 彩貴, 内田 吉紀, 倉橋 孝夫 園芸学研究 12 (2), 155-163, 2013

    ...ブドウ‘シャインマスカット’における,CPPUの処理時期および濃度の違いが果実品質に及ぼす影響を検討した.2 ppmの開花前CPPU処理や,満開期のGA<sub>3</sub> 25 ppm + CPPU 10 ppm花穂浸漬処理は,房しまりを有意に高め,カスリ症の発生を抑制する傾向が認められた.果実の官能評価から,2 ppmの開花前CPPU処理と満開期GA<sub>3</sub> 25 ppm +...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献2件

  • ブドウ‘巨峰’のジベレリン処理果実と無処理果実の品質の差異

    藤島 宏之, 松田 和也, 牛島 孝策, 矢羽田 第二郎, 白石 美樹夫, 千々和 浩幸 園芸学研究 11 (3), 405-410, 2012

    ...同一着果条件下において,ブドウ‘巨峰’のジベレリン処理果実(無核果実)とジベレリン無処理果実(有核果実)の品質の差異について調査した.無核果実は着色開始が早いものの,その後の着色の進行や糖度の上昇程度,酸含量の減少程度は,有核果実の方が優れる傾向にあった.収穫期では,果皮色は年次により変動したが,糖度は無核果実で低かった.同一新梢内では,無核果実で果粒重が軽くなり果皮色や糖度が低下した.同一花穂内では...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献1件

  • 赤ワイン向けブドウ新品種‘アルモノワール’

    齋藤, 寿広, 三宅, 正則, 近藤, 真理, 宇土, 幸伸, 齊藤, 典義, 別所, 英男, 平林, 利郎, 安藤, 隆夫, 手塚, 誉裕 山梨県果樹試験場研究報告 = Bulletin of the Yamanashi Fruit Tree Experiment Station (12) 11-20, 2011-03

    ...花穂は円筒形で副穂を有し,1新梢あたり2~3花穂着生する。満開期は山梨市(標高440m)では5月下旬~6月上旬で‘メルロ’と同時期である。花振るい性は‘メルロ’と同程度に少ない。慣行防除で問題となる病害虫は認められない。3. 育成地における収穫期は9月下旬~10月上旬であり,果房は円錐形で,大きさは220g程度である。果粒の着生程度は‘メルロ’程度で,大きさは2g程度である。...

    日本農学文献記事索引

  • ブドウ‘サニールージュ’の早期ジベレリン処理による省力栽培技術の開発

    齊藤, 典義, 里吉, 友貴, 三森, 真里子, 宇土, 幸伸 山梨県果樹試験場研究報告 = Bulletin of the Yamanashi Fruit Tree Experiment Station (12) 51-59, 2011-03

    ...第1回目GA(GA 25ppm + CPPU 3ppm)処理を満開の20~14日前に行うと,花穂の伸長により着粒密度が低下した。着粒密度の低下にともない,摘粒作業時間は満開時に第1回目ジベレリン処理を行う慣行区の50~70%に短縮され,摘粒作業の省力化に有効であることを明らかにした。第2回目GA処理を慣行区と同様に満開10~15日後に行った結果,慣行区と比較して熟期の促進効果が認められた。...

    日本農学文献記事索引

  • マンゴー果実の表面がくぼむ障害に対するカルシウム,ホウ素散布の効果

    上之薗, 茂, 西田, 学, 橋元, 祥一, 東, 明弘 鹿児島県農業開発総合センター研究報告. 耕種部門 (5) 17-22, 2011-03

    ...また,塩化カルシウム溶液の葉または花穂への散布でも,障害発生の軽減効果はなかった。一方,花穂にホウ砂溶液を散布した果実は,幼果のホウ素含量が増加し,障害発生も軽減されたことから,幼果期のホウ素欠乏が障害発生に関与していると考えられた。本障害の発生は,開花終期の花穂への0.2%ホウ砂溶液の1回散布で十分に軽減できることが明らかになった。...

    日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献1件

  • ジベレリンの花穂伸長作用を利用したブドウ巨峰系4倍体品種における摘粒作業の省力化

    宇土, 幸伸, 小林, 和司, 齊藤, 典義, 三森, 真里子 山梨県果樹試験場研究報告 = Bulletin of the Yamanashi Fruit Tree Experiment Station (12) 41-49, 2011-03

    ...ブドウ巨峰系4倍体品種の無核栽培において,GAの花穂伸長効果を利用した,摘粒作業の省力化技術を開発した。1. 処理条件の検討を行い,処理時期は展葉5枚時,処理濃度は5ppm,処理方法はハンドスプレーなどを用いた花穂散布処理が適していると判断した。2. 処理により,花穂整形時の花穂は,1.2~1.5倍の長さになり,摘粒時には着粒数,着粒密度が小さくなった。...

    日本農学文献記事索引

  • 赤ワイン向けブドウ新品種‘ビジュノワール’

    齋藤, 寿広, 三宅, 正則, 近藤, 真理, 宇土, 幸伸, 齊藤, 典義, 別所, 英男, 平林, 利郎, 安藤, 隆夫 山梨県果樹試験場研究報告 = Bulletin of the Yamanashi Fruit Tree Experiment Station (12) 1-10, 2011-03

    ...花穂は円錐形で副穂を有し,1新梢あたり2花穂程度着生する。満開期は山梨市(標高440m)では6月上旬で‘メルロ’と同時期である。着粒密度は‘メルロ’と同程度である。巨峰・ピオーネに準じた防除で問題となる病害虫は認められない。3. 収穫期は山梨県以西で9月上中旬であり,果房は円錐形で,大きさは300g程度である。果粒の着粒密度は‘メルロ’と同程度で,大きさは2g程度である。...

    日本農学文献記事索引

  • 採取の時期と方法がヤマブドウ花粉の収量に及ぼす影響

    本間, 英治, 阿部, 宗矩, 小岩井, 優, 江頭, 宏昌, 平, 智 山形大學紀要. 農學 16 (2), 63-67, 2011-02

    ...ヤマブドウの雄株の花穂の採取時期および調整方法の違いが人工受粉のための花粉の収量に及ぼす影響について調査した。花穂内の小花の開花率が約10%あるいは約50%の時期にそれぞれ花穂から小花を分離し,小花をあらかじめ押しつぶした後に乾燥させて開葯する方法(方法A)と,小花を押しつぶさずに乾燥させて開葯する方法(方法B)を比較した。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • ラバンジン葉カルスへのコルヒチン処理による倍加個体の作出とその特性

    Tsuro Masato, Ito Yoshie, Morisue Tomomi, Nakao Yoshinori 園芸学研究 10 (3), 303-308, 2011

    ...どは水浸状化しており,その後の発根率は著しく低かった.結果として,0.05%区で2個体,0.1%区で16個体および0.5%区で7個体の倍加個体が得られ,カルスからの倍加個体獲得率は0.6,4.3および2.0%となり,0.1%区で比較的効率的に倍加個体を獲得できた.倍加個体は‘スーパーセビリアンブルー’と比較して,気孔および花粉が大型化しており,個体間で葉長に大きな違いが認められた.一方,花茎および花穂...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献8件

  • マンゴー‘アーウィン’果実の成熟による数種の酵素活性の変化

    上田, 茂登子, 志水, 恒介, 佐々木, 勝昭, 渡辺, 克美, 宇都宮, 直樹 近畿大学農学部紀要 = Memoirs of the Faculty of Agriculture of Kinki University (43) 7-14, 2010-03

    ...湯浅農場植栽‘アーウィン’樹は4月下旬満開期を迎えた花穂が着果し、成熟してくると果皮色が緑色の状態から紫色、赤紫色、赤色となる。果実の成熟度と軟化に関与する成分とその関連酵素活性について検討した。呼吸量は紫色果で上昇し、赤紫色果で最大に達し、その後減少した。果肉硬度は緑色果から紫色果にかけて急激に低下した。...

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  • フキ「春いぶき」の栽培における適正な改植年数の推定

    小泉, 丈晴, 石澤, 昌彦, 塚本, 雅俊 群馬県農業技術センター研究報告 (7) 39-44, 2010-03

    ...それぞれの株の年生までの1年間当たりの平均粗収益から改植に要する経費を減じて収益を比較すると、花穂のみを収穫する場合においては4年生株、葉柄のみ、または花穂と葉柄の両方を収穫する場合においては3年生株の収穫後に改植すると良いと考えられた。...

    日本農学文献記事索引

  • エゾモモンガの冬期の採食物とその選択性

    南部 朗, 柳川 久 森林野生動物研究会誌 35 (0), 22-25, 2010

    ...冬季に雪上に存在する食痕からエゾモモンガPteromys volans oriiの採食物を知ることを目的とし,帯広市郊外の林において調査を行った.調査期間(1月〜3月)中に落葉広葉樹林で採食されていたのはハルニレの冬芽,シラカンバの冬芽と花穂,ハンノキの冬芽と樹皮であった.このうち,特にハルニレの冬芽が選択的に採食されていることがわかった....

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  • 2009 年青森県のブドウ「キャンベル・アーリー」で多発した灰色かび病の花穂被害

    忠 英一, 雪田 金助 北日本病害虫研究会報 2010 (61), 90-94, 2010

    ...<p>2009 年6 月上旬,青森県南部地方において,ブドウ(品種「キャンベル・アーリー」)で灰色かび病の花穂被害が多発した.一般生産者のブドウ園では,発病花穂率が50%以上に及ぶ多~甚発生の園地割合が54%であった.多発生要因として,5 月6 半旬,6 月2 半旬と続いた低温・多湿(やませ)と5 月中・下旬の新梢伸長期における薬剤防除の不備,感受性の高い「キャンベル・アーリー」の作付け面積が多いなどが...

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  • ブドウ「ロザリオビアンコ」の平行整枝長梢せん定栽培

    上林, 義幸, 眞子, 伸生, 大野, 郁夫, 成田, 秋義 愛知県農業総合試験場研究報告 = Research bulletin of the Aichi-ken Agricultural Research Center (41) 93-98, 2009-12

    ...1.平行整枝長梢せん定樹の発芽率、花穂着生数及び新梢の生育は自然形整枝樹と差が見られなかった。2.平行整枝樹の収量は自然形整枝樹と同等であったが、平行整枝樹の果実は糖度が高く、酸含量が少なく、熟期が早まる傾向が見られた。3.平行整枝の作業時間は、せん定・結果母枝の誘引で20%増加したが、花穂・果房及び新梢管理に要する作業時間が短縮され、主要な栽培管理作業の合計で18%削減された。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • ミズタカモジの徳島県における分布

    茨木靖, 中村俊之, 木下覺, 小川誠 植物研究雑誌 84 (5), 310-312, 2009-10-20

    ...花穂が積極的に最上の節で折れることはなかった.地域差も考えられるので,他県の個体での状況などともあわせて,今後の検討課題としたい....

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  • 盛岡市中心部におけるイネ科植物の花粉生産量と空中飛散花粉の関係

    須藤 礼子, 須藤 守夫, 神崎 絵里, 雑賀 優 日本花粉学会会誌 55 (1), 25-34, 2009-06-30

    ...イネ科花粉は共通抗原性があるが,大量に飛散し飛散期間の長い花粉が当然特異的IgE抗体の陽性率も高くなる.そこで前報において,盛岡市中心部の単位面積当たりの花粉生産量を求め,草種ごとの構成割合を明らかにした.盛岡市中心部で行った植生調査において開花が確認されたイネ科植物は10草種で,開花穂数に1穂あたりの花粉数を掛け合わせて求めた花粉生産量では,カモガヤ44%,オニウシノケグサ34%,ハルガヤ11%,...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献15件

  • フキの交雑による品種育成とその栽培技術開発に関する研究

    小泉, 丈晴 群馬県農業技術センター研究報告 (6) 51-97, 2009-03

    ...花穂(フキノトウ)収穫用品種を育成するには、雄株より苞が開きにくいなど品質面で優れる雌株から選抜した方が有利であった。二倍体である群馬県在来‘水ブキ’(雌株)と‘八ツ頭’(雄株)との交雑実生から、花穂の収量性と品質において優れる国内初の交雑種‘春いぶき’(雌株)を育成した(農林水産省種苗登録第15405号)。...

    日本農学文献記事索引

  • 絶滅危惧種オオルリシジミの飼育方法について

    江田, 慧子, 中村, 寛志 信州大学農学部AFC報告 (7) 21-28, 2009-03

    ...若齢幼虫はクララの花穂をいれたプラスチックシャーレで飼育した。クララは葉をすべて切り落とし花穂のみとし、切り口に水を含ませた脱脂綿をつけ、その上にアルミホイルさらにパラフィルムを巻き水分の蒸発を防いだ。4齢期は1シャーレに1個体ずつ飼育した。若齢幼虫の死亡率は高かったが、4齢になるとほとんど死亡しなかった。卵期は20℃で8?9日、25℃で4?5日であった。幼虫期全体の発育日数は20℃で33?...

    機関リポジトリ 日本農学文献記事索引 HANDLE ほか1件

  • ブドウ新品種‘ナガノパープル’の育成経過とその特性

    峯村 万貴, 泉 克明, 山下 裕之, 塚原 一幸 園芸学研究 8 (1), 115-122, 2009

    ...種子の含有が認められる.果皮色は紫黒色である.果皮と果肉の分離は難で,果肉特性は崩壊性である.果汁の甘味は強く,酸含量は少なく,フォクシーフレーバーがある.裂果の発生がみられる.満開時と満開後14日頃の2回のジベレリン処理(25 ppm液)により480~490 g程度の果房と13~14 g程度の果粒が得られ,果粒は完全に無核となる.ジベレリン処理果では無処理果に比べて裂果の発生が少ない傾向であった.花穂...

    DOI NDLデジタルコレクション 日本農学文献記事索引 ほか2件 被引用文献2件 参考文献23件

  • ジベレリンとブドウ花冠取りの同時処理による花冠取りの省力効果

    薬師寺 博, 上野 俊人, 東 暁史, 児下 佳子 園芸学研究 8 (2), 209-213, 2009

    ...ブドウの無核果生産のためのジベレリン処理用カップの上部に円形のブラシを付けることによって,開花期の第1回ジベレリン処理と同時に花冠取りができる道具(花冠取り器)を考案した.本器は,ジベレリン溶液に花穂を浸漬する際に上部にあるブラシによって花冠が効率よく除去できるよう工夫されている....

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献8件

  • 盛岡市中心部において春から初夏にかけて開花するイネ科植物の花粉生産量

    須藤 礼子, 須藤 守夫, 神崎 絵里, 雑賀 優 日本花粉学会会誌 54 (2), 61-68, 2008-12-31

    ...個であった.植生調査で得た10草種の開花穂数に,1穂当たりの花粉数を掛け合わせ,盛岡市中心部における単位面積(1m^2)当たりで4月1日から7月10日までに,4304×10^6個の花粉が生産され,草種割合は44%がカモガヤ,34%がオニウシノケグサ,11%がハルガヤ,4%がナガハグサ,7%がその他の草種であると推定できた....

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献14件

  • 遮光,散水によるグラジオラスの穂やけ軽減

    駒形, 智幸, 毛利, 直子, 門脇, 伸幸, 本図, 竹司 茨城県農業総合センター園芸研究所研究報告 = Bulletin of the Horticultural Institute, Ibaraki Agricultural Center (16) 19-23, 2008-03

    ...遮光による気温と日射量の低下や散水による気温の低下、相対湿度の上昇、土壌への水分供給などにより植物体の水分ストレスを軽減することが花穂温度の上昇を抑制し、穂やけ軽減につながると推察された。...

    日本農学文献記事索引

  • 新規道具を利用したブドウ花穂整形の省力化

    薬師寺 博, 上野 俊人, 東 暁史, 児下 佳子 園芸学研究 7 (1), 81-86, 2008

    ...ブドウ花穂整形の省力・軽労化を図るために,簡便な操作で短時間に花穂整形を可能にする道具(花穂整形器)を考案した.花穂整形器は,指示板中央部の両面に半円形の刃と指輪を取り付けた手のひらサイズの道具である.半円形の刃の間に穂軸を挟み,連結板で左右の支持板を固定した後,本体を上下に動かすことによって所定の支梗を切除できた.開花始期に対照区(ハサミ)と試作器による花穂整形の処理時間を比較した結果,‘安芸クイーン...

    DOI NDLデジタルコレクション 日本農学文献記事索引 ほか2件 被引用文献1件 参考文献18件

  • ギニアグラスにおけるSSRマーカーの開発

    蝦名, 真澄, 幸喜, 香織, 霍田, 真一 試験研究報告 (44) 103-112, 2007-08

    ...開発には品種‘ナツカゼ'のゲノムDNAを用いた濃縮ライブラリー法および未熟花穂由来mRNAを利用した発現配列タグ(Expressed sequence tag; EST)法を用いた。さらにギニアグラス遺伝資源を利用してSSRマーカーの性能を確認したところ結果は以下のとおりであった。1....

    日本農学文献記事索引

  • 湿生植物オオクグの結実率とその群落規模との関係

    荒木 悟, 國井 秀伸 陸水学雑誌 68 (2), 261-268, 2007

    ...オオクグは個々の開花ラメートに雄性花穂と雌性花穂をつける風媒花である。松江市大橋川沿岸の発達した群落で交配実験を行なったところ,雄性花穂を切除した場合の結実率(77%)はコントロール(75%)と有意な差はなかった。よって,発達した群落では周囲の開花ラメートから十分な花粉が供給されると考えられた。...

    DOI Web Site 参考文献50件

  • キウイフルーツ新品種「さぬきゴールド」の育成

    福田, 哲生, 片桐, 孝樹, 末澤, 克彦 香川県農業試験場研究報告 (58) 45-50, 2006-03

    ...花穂の着生数は多く、側花の数もやや多い。育成地(香川県坂出市)における開花期は5月上中旬、成熟期は10月上中旬であり、いずれも「ヘイワード」より早い。3.果皮は褐色、果形は短台形である。果実重は160-180gと大果である。果実表面毛じの密度は粗で、長さは短く、また脱落しにくい。種子外側の果肉は鮮やかな濃黄色を呈する。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 醸造用ブドウ新品種‘サンセミヨン'

    三宅, 正則, 宇土, 幸伸, 齊藤, 典義, 平林, 利郎, 近藤, 真理, 別所, 英男, 安藤, 隆夫, 齋藤, 寿広 山梨県果樹試験場研究報告 = Bulletin of the Yamanashi Fruit Tree Experiment Station (11) 1-9, 2006-03

    ...花穂は円筒形で複穂を有し、完全花を1新梢あたり2花穂つける、二倍体品種である。満開期は山梨市(標高440m)では5月下-6月上旬で‘甲斐ブラン’、と同時期であり、花振るいは‘甲州’や‘甲斐ブラン’より少ない。慣行防除で特に問題となる病害虫の発生は認められないが、年によって晩腐病が発生するため注意が必要である。耐寒性はやや劣り、品種特性として髄がやや太めであることから、凍寒害には注意を要する。...

    日本農学文献記事索引

  • 観光農園の秋期開園期間延長のためのペカン品種の検討

    前田 隆昭, 米本 仁巳, 萩原 進, 谷口 正幸 園芸学研究 5 (3), 227-233, 2006

    ...秋期のクリ観光農園を長期間開園していくために,同じ堅果類であるペカンが有利な樹種になると考え,25品種で雌・雄花の開花期を,16品種で収穫期および果実品質を調査した.雌・雄花の開花期について調査した結果,多くの品種で雌花が早く開花し,雌花の開花後期に雄花の開花期が数日間会合した.雄花穂長と雄花の開花期について調査した結果,開花期には年次変動があり,明確な相関が認められなかった....

    DOI NDLデジタルコレクション 日本農学文献記事索引 ほか2件 参考文献13件

  • フキ交雑種‘MY‐20’の育成経過と特性

    小泉 丈晴, 池田 洋 園芸学研究 5 (1), 85-89, 2006

    ...‘MY-20’の花穂収穫量は極めて多く,花穂は,植え付けた種株の芽付近に集中する傾向であり,かたまって発生した.また,花穂の周りを包んでいる苞の数が多く,2月における開苞率が比較的低かった.‘MY-20’の苞は,緑がやや濃く,アントシアニン発生が少なく,花穂のしまりはやや良く,品質においても優れた....

    DOI NDLデジタルコレクション 日本農学文献記事索引 ほか2件 被引用文献2件 参考文献8件

  • 春咲き系グラジオラス品種‘トリステス・コンコロール'の開花調節技術の開発

    白石, 豊, 重川, 裕 愛媛県農業試験場研究報告 = Bulletin of the Ehime Agricultural Experiment Station (39) 37-42, 2005-12

    ...‘トリステス・コンコロール’は晩生であるが、茎は非常に細く、葉は細長い円錐形で、花穂の小花は小さく着花数も少ないが、花には芳香性がある。球根の定植は10月上旬が適する。‘トリステス・コンコロール’の開花促進には、定植前に球根を10℃で低温処理することが有効で、定値前の30日処理で1月、15日処理で2月開花となる。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • オオルリシジミをとりまく昆虫およびクモの種構成と草原環境

    村田 浩平, 野原 啓吾 昆蟲.ニューシリーズ 8 (3), 79-90, 2005-09-25

    ...,サラグモ科のシロブチサラグモLinyphia radiata,コガネグモ科のドヨウオニグモNeoscona adianta,カニグモ科のハナグモMisumenops tricuspidatusの合計6科7種になった. 4.未野焼き区や休牧区では,本種やクロヤマアリ,クロオオアリの個体数は少なかった.一方,クモの個体数やウスベニオオノメイガUresiphita prunipennisなど,クララの花穂...

    DOI Web Site 被引用文献4件 参考文献16件

  • 釧路湿原におけるハンノキの種子生産の年変動

    神田 房行 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ52 (0), 654-654, 2005

    ...調査の結果、雌雄花穂の形成、種子の生産は毎年おこるわけではなく、雌雄花穂の形成が見られる年と見られない年とがあり、種子の生産も年による変動が激しかった。個体群により花穂形成と種子生産とは異なっており、それは釧路地方の気象に左右されるものではなく個体群により違いが見られた。また、同一個体群の中では種子生産の豊凶は同調する傾向があった。...

    DOI

  • フキ交雑系統の生育・品質における雌雄間差

    小泉 丈晴 園芸学研究 4 (3), 307-311, 2005

    ...群馬県在来‘水ブキ’ב八ツ頭’と群馬県在来‘水ブキ’ב系統4’の交雑系統ともに, 雄株は, 花穂の収穫量が雌株より優った. しかし, 雄株は雌株より, 花穂の苞が開きやすく, 商品価値の劣る花穂が多かった.<br>2. 両交雑系統ともに, 雌株は雄株より, 花穂のしまりは良い傾向を示した. さらに, 雌株は雄株より, 耐寒性が高く, 凍害を受けにくいと考えられた.<br>3....

    DOI NDLデジタルコレクション 日本農学文献記事索引 ほか2件 被引用文献1件 参考文献8件

  • 夏期せん定が早期加温栽培ブドウ‘巨峰'の生育と樹勢回復に及ぼす影響

    福田, 浩幸, 福田, 忠, 松瀬, 政司, 稲富, 和弘 佐賀県果樹試験場研究報告 (15) 15-21, 2004-01

    ...4.夏期せん定後に発生した新梢の充実の良否が加温後の生育に大きく影響し,充実がよいものほど夏期せん定による樹勢の維持,回復効果が高く,花穂数が増加し,花穂の大きさも大きかった。5.夏期せん定後の新梢の充実を図るには,葉面散布と土壌かん注を組み合わせが有効であった。...

    日本農学文献記事索引

  • 水位変動下における両生植物ヒメホタルイの種子からの定着と水散布の役割

    石井 潤, 角野 康郎 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ51 (0), 818-818, 2004

    ...またヒメホタルイの種子は、水上の花穂から脱落した場合は水面に浮遊したが、いったん水中に沈むとほとんどの種子が再び浮上することはなく水底に沈んだ。<br><br> 以上の結果から、ヒメホタルイの種子は水位低下時を待って発芽し定着する特性を持っていることが明らかとなった。種子散布の後に水位が上昇しても、水面に浮遊している種子は水際に運ばれて発芽しその実生は定着できる。...

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  • 加温栽培におけるブドウ‘ピオーネ’の新梢生長,花穂発育及び果実品質に及ぼす尿素枝幹処理の影響

    小野, 俊朗 岡山県農業総合センター農業試験場研究報告 = Bulletin of the Agricultural Experiment Station, Okayama Prefectural General Agriculture Center (20) 31-34, 2002-07

    ...加温栽培の‘ピオーネ’を供試し、樹皮を剥いだ後に尿素10倍液を枝幹表面に散布し、新梢生長、花穂発育及び果実品質に及ぼす影響を検討した。処理は発芽2週間前に行い、樹皮は高圧の水で剥いだ。この結果、発芽はほぼ同時期であったが、新梢伸長は尿素処理区が無処理区より優れ、5節葉の葉色示度が高かった。尿素処理区では花穂の発育も優れ、開花期の子房が大きかった。さらに、収穫時の果粒も顕著に大きかった。...

    日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献1件

  • ストレプトマイシン誘発無核ブドウ`藤稔'の果粒の肥大に及ぼす整房およびジベレリン・CPPU混合処理の影響

    石川, 一憲, 馬場 正, 高橋 久光, 加藤 弘昭, 池田 富喜夫, Ishikawa, Kazunori, Baba Tadashi, Takahashi Hisamitsu, Kato Hiroaki, Ikeda Fukio 東京農業大学農学集報 = Journal of agriculture science, Tokyo University of Agriculture 47 (1), 20-24, 2002-06

    ...ストレプトマイシン(SM)により無核化したブドウ`藤稔'の花穂先端部の切りつめ整形処理,および満開時や後期でのジベレリン(GA)や1-(2-chloro-4-pyridyl)-3-phenylurea(CPPU)処理の違いが収穫時の果粒肥大や品質に及ぼす影響について調査した。1)開花初期の花穂先端部の切りつめ整形処理は,切りつめの程度が長いほど果房や果軸が重くなった。...

    機関リポジトリ Web Site

  • スターチス・シヌアータ栄養系新品種「アイスター」系5品種の育成経過及び栽培特性

    高橋, 寿一, 内藤, 善美, 佐藤, 弘, 吉田, 達夫 岩手県農業研究センター研究報告 (2) 61-72, 2001-12

    ...花穂は幅が広く、いずれの作型でも花穂形の揃いは良好である。「アイスターモーブ」は、がくの色は鮮赤紫、分枝長、花穂長は中程度の長さで、花穂形の揃いは良好である。抽だいに必要な低温要求量を「アイスターロージーピンク」を供試して検討した結果、育苗温度15℃、低温処理期間50~60日間で抽だい率が高く採花本数が多かった。...

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  • ビワの新品種‘涼風’,‘陽玉’

    寺井, 理治, 一瀬, 至, 浅田, 謙介, 橋本, 基之, 森田, 昭, 中尾, 敬, 吉田, 俊雄, 富永, 由紀子, 佐藤, 義彦, 長門, 潤, 稗圃, 直史 長崎県果樹試験場研究報告 (8) 45-59, 2001-03

    ...花穂の形及び大きさは中程度で、小花こうはやや下向きである。(3)果形は短卵形から短楕円形で、果実の大きさは55g程度で‘茂木’よりも明らかに大きい。果皮、果肉ともに橙黄色を呈し、果肉硬度は中程度で果汁はやや多い。果汁の糖度は高く、酸含量が少なく、食味は‘茂木’程度に良好である。紫斑症等の果面障害の発生は少なく、外観良好である。 ...

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  • ブドウ浜崎系‘巨峰’ウイルス無毒樹における高品質果実の安定生産技術の確立

    森田, 昭 長崎県果樹試験場研究報告 (8) 15-44, 2001-03

    ...3.花穂の利用段階は13~15段が最適である。段数が多く,大房になると有核粒率が低く,果粒形質が劣る。 4.花穂の利用部位は果粒形質には関係ないが,房締まりは下位の花穂が良い。 5.1房の粒数は果皮色,糖度,1粒重などから判断して20~25粒が最適である。果梗径の大きい果房は大粒になる。 6.手かきによる整房法は,従来の鋏かきに比べ処理の所要時間が1/6に短縮され省力的である。 ...

    日本農学文献記事索引

  • 宿根草の開花調節

    富田, 廣 埼玉県農林総合研究センター研究報告 = Bulletin of the Saitama Prefectural Agriculture and Forestry Research Center (1) 15-30, 2001-03

    ...抑制栽培では花穂が著しく短縮して品質が低下するが、再電照により花穂の伸長が可能であった。 ホトトギス:花芽分化は長日条件で行われ、分化後の発達は短日条件で促進された。自然条件での花芽分化期は7月上旬で、開花は9月中旬であった。花芽分化後の茎頂肥厚期から短日条件にすると開花が早まった。 ...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • ススキによる緑系染色の研究

    藤居 眞理子 日本シルク学会誌 10 (0), 49-56, 2001

    ...銅の後媒染によるススキの緑系染色の基礎研究として、酢酸銅媒染と硫酸銅媒染による発色比較、ススキの部位 (茎、葉、花穂と根を除く全草、花穂) による発色比較、採取時期による発色比較を行った。媒染剤は酢酸銅を用いる方が、硫酸銅の場合より主波長 (nm) が短波長寄りに発色し、Y値 (%) は酢酸銅の方が低く、刺激純度 (%) は酢酸銅の方が高いことが分かった。...

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  • ブドウ新品種‘サマーブラック'

    小澤, 俊治, 雨宮, 毅, 佐藤, 俊彦, 古屋, 次郎, 古屋, 清, 三宅, 正則, 齊藤, 典義, 平林, 利郎, 望月, 太, 近藤, 真理, 精進, 剛, 安藤, 隆夫, 別所, 英男, 小池, 浩一 山梨県果樹試験場研究報告 = Bulletin of the Yamanashi Fruit Tree Experiment Station (10) 1-9, 2000-03

    ...花穂は複穂円筒形で、1新梢あたり2花穂を着ける。花は完全花(両性花)であり、三倍体品種である。満開期は山梨市で6月中旬で、花振るいは多い。防除は‘巨峰’に準じた散布で問題となる病害虫は認められない。自然状態の果房は、有岐円筒形であり、着粒密度は中である。果粒の形は扁円~円で、大きさは3g程度である。...

    日本農学文献記事索引 被引用文献1件

  • ブドウ新品種‘甲斐美嶺'

    小澤, 俊治, 古屋, 清, 三宅, 正則, 齋藤, 典義, 平林, 利郎, 雨宮, 毅, 近藤, 真理, 望月, 太, 精進, 剛, 安藤, 隆夫, 別所, 英男, 小池, 浩一 山梨県果樹試験場研究報告 = Bulletin of the Yamanashi Fruit Tree Experiment Station (10) 11-19, 2000-03

    ...花穂は複穂円錐形で、1新梢あたり2~3花穂を着ける。花は完全花(両性花)であり、三倍体品種である。満開期は山梨市で6月上旬で、花振るいは小~中である。防除は‘巨峰’に準じた散布で問題となる病害虫は認められない。自然状態の果房は、有岐円筒~有岐円錐形であり、着粒密度は中~やや密である。果粒の形は扁円で、大きさは約1.6gである。...

    日本農学文献記事索引

  • ブドウ新品種'サマーブラック'

    小澤 俊治, 雨宮 毅, 佐藤 俊彦, 古屋 次郎, 古屋 清, 三宅 正則, 齊藤 典義, 平林 利郎, 望月 太, 近藤 真理, 精進 剛, 安藤 隆夫, 別所 英男, 小池 浩一 山梨県果樹試験場研究報告 = Bulletin of the Yamanashi Fruit Tree Experiment Station (10) 1-9, 2000-03

    ...花穂は複穂円筒形で、1新梢あたり2花穂を着ける。花は完全花(両性花)であり、三倍体品種である。満開期は山梨市で6月中旬で、花振るいは多い。防除は'巨峰'に準じた散布で問題となる病害虫は認められない。自然状態の果房は、有岐円筒形であり、着粒密度は中である。果粒の形は扁円~円で、大きさは3g程度である。...

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  • エチクロゼート混用ジベレリン処理による無核'巨峰'の脱粒性及び穂軸硬化の軽減に関する研究

    望岡 亮介, 今堀 義洋, 黒岡 浩, 村井 泰広, 原田 久 農業生産技術管理学会誌 4 (1), 13-16, 1997-04-01

    ...前期処理(花穂の5分咲き時)でジベレリンにエチクロゼートを添加する場合,50ppm混用区では摘粒効果が強すぎた上に,果汁の糖/酸比及び果皮のアントシアニン含量は低下したが,5または10ppm混用区では果実肥大の効果が高く,果実品質も優れた。穂軸の直径及び硬度はエチクロゼート5または10ppm混用区で小さくなり,脱粒も軽減された。...

    DOI

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