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検索結果 757 件

  • ディフィシル菌へのシグナルとして働く腸内コハク酸の重要性

    池田 寛菜 ファルマシア 60 (4), 346-346, 2024

    ...芽胞形成性のディフィシル菌(<i>Clostridioides difficile</i>: CD)は,日和見性の院内下痢症を引き起こす.この感染症は,抗生物質による治療後も15〜35%と高い確率で再発することが問題となっている.その一因として,CDがバイオフィルム(biofilm: BF)を形成することで消化管内での残存性を高めることが挙げられる.CDのBF形成は,最小発育阻止濃度以下の抗生物質や...

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  • 日向夏搾汁の製造工程における芽胞形成細菌の挙動

    内田 丈聖, 岡 美里, 西原 健, 坂谷 洋一郎, 長田 隆 日本食品科学工学会誌 70 (9), 389-394, 2023-09-15

    ...<p>日向夏飲料の微生物学的安全性確保のために, 原材料製造工程における日向夏搾汁について, 各種細菌芽胞の汚染度を調べた. 計11試料において, 好気培養では51菌株, 嫌気培養では12菌株を分離し, TABについては検出されなかった....

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 敗血症患者血液由来および健常者皮膚分離<i>Bacillus cereus</i>株芽胞のポビドンヨード感受性

    石原 由華, 柴山 恵吾, 社本 生衣, 宇佐美 久枝, 太田 美智男 日本環境感染学会誌 38 (2), 57-60, 2023-03-25

    ...<p><i>Bacillus cereus</i>芽胞のポビドンヨードに対する感受性を血液由来15株と健常者皮膚分離15株の芽胞を用いて作用時間と温度を変えて検討した.いずれの処理条件でも高度耐性株はなく,多くの菌株で10%ポビドンヨード処理5分で約99%の芽胞が殺菌されたが,残りの約1%の芽胞は30分処理後も生残した.皮膚由来株5株,血液由来株3株は5分処理後に生菌数が約0.1%になった.作用温度...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献3件

  • D/Cモザイク型毒素を産生する<i>Clostridium</i> <i>botulinum</I> による牛ボツリヌス症の1例

    中尾 聡子, 奥村 尚子, 荒木 美穂, 青木 雄也, 岩垣 つぐみ, 上江洲 浩一 日本獣医師会雑誌 76 (9), e237-e242, 2023

    ...畜舎内のカラスの糞の培養液からD型ボツリヌス毒素とD/Cモザイク毒素遺伝子が検出された.病理組織学的検査では,発症牛の第一胃と心臓に壊死性血管炎が認められた.疫学調査,臨床所見及びボツリヌス毒素検査の結果から,本症例はD/Cモザイク毒素遺伝子を産生する<i>Clostridium</i> <i>botulinum</i> による牛ボツリヌス症と診断された.発症牛はカラスの糞に含まれるボツリヌス菌の芽胞...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献8件

  • 低温性芽胞菌の圧力発芽誘導に及ぼす栄養成分および食塩の影響

    森川 陽子, 馬場 真帆, 岡崎 尚 日本調理科学会大会研究発表要旨集 34 (0), 152-, 2023

    ...<p>【目的】低温性芽胞菌は,低温調理による加熱では生残し,4~10℃の冷蔵条件でも発育して品質劣化を起こす。そのため,低温調理された食品は,低温貯蔵であっても比較的短い賞味期限となる。演者らは,昨年の発表に引き続き,<i>B. simplex</i>の芽胞について耐熱性を明らかにした。また,圧力発芽誘導による芽胞の発芽について検討した。...

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  • カレーの加熱調理中における芽胞菌の殺菌

    松﨑 好, 今野 みやび, 岡崎 尚 日本調理科学会大会研究発表要旨集 34 (0), 153-, 2023

    ...<p>【目的】加熱調理によって多くの微生物は加熱殺菌されるが,<i>Bacillus</i>属や<i>Clostridium</i>属の細菌が形成する芽胞は高い耐熱性があることが知られており,加熱調理食品の腐敗や食中毒の原因になる。演者らは,比較的芽胞を多く含むカレーをモデルとして,加熱調理における芽胞数の変化を調べた。...

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  • 前腕の清拭による綿タオルへのセレウス菌付着,時間経過と菌の増殖

    渡部 菜穂子, 戸沼 由紀, 尾崎 麻理, 石沢 幸恵, 鎌田 洋輔, 中根 明夫 日本看護科学会誌 43 (0), 270-279, 2023

    ...</p><p><b>結論:</b>個人差はあるが,前腕にはセレウス菌が付着している.清拭後のタオルを常温保管し細菌が増殖することで,セレウス菌が芽胞を形成する可能性が高くなるため,使用したタオルの細菌増殖を抑制する必要がある.</p>...

    DOI Web Site 参考文献11件

  • 二酸化塩素注入による連続式洗濯機内の被洗布に付着した微生物に対する殺菌効果

    大久保 善彦, 高橋 哲也 繊維製品消費科学 63 (8), 525-534, 2022-08-25

    ...<p>消毒剤や熱水消毒への耐性の高い耐熱性芽胞菌などへの対策として,連続式洗濯機の最終槽に二酸化塩素の注入装置を設けて被洗布への殺菌を試みた.菌液に浸漬した試験布を用いて洗濯を行い,その殺菌効果を調べた.その結果,洗浄前の生菌数は3.27 × 10<sup>8</sup>cfu/ml であったのに対して,二酸化塩素を注入した場合では生菌数は平均3.4 × 10<sup>5</sup>cfu/ml であった...

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  • 低温調理における低温性芽胞菌の死滅率と圧力発芽誘導による殺菌方法

    岡崎 尚, 德永 千晴 日本調理科学会大会研究発表要旨集 33 (0), 59-, 2022

    ...50,60および70°Cで1時間と24時間の低温調理後の初発芽胞数(N<sub>0</sub>)と処理後芽胞数(N)を求め,理論的な死滅率[Log(N<sub>0</sub>/N)]を求めた。次に液体培地とミンチ肉における芽胞数の減少から実際の死滅率を求めた。静水圧による発芽誘導を利用した芽胞の殺菌は,二つの方法で行った。...

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  • 天然無機材料を利用した微生物制御

    澤井 淳 色材協会誌 94 (12), 330-335, 2021-12-20

    ...これらの天然無機材料は,細菌,耐熱性芽胞,真菌,ウイルス,さらにバイオフィルム状態の細菌などにも有効であり,幅広い抗微生物スペクトルを有することが特徴である。</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献52件

  • 福島県浜地域の循環型農業確立における馬糞堆肥の可能性の検討

    西村 順子, 池田-大坪 和香子 復興農学会誌 1 (2), 1-11, 2021-07-30

    ...16S rRNA 遺伝子の次世代シーケンスによる堆肥化前後の菌叢解析では, 堆肥資材として使用した馬糞には盲腸由来であると考えられる偏性嫌気性細菌の未培養種が高頻度で確認されたのに対し, 熟成後の堆肥には芽胞形成菌, 好気性もしくは通性嫌気性菌, 好熱菌など, 酸素存在下で有機物分解を行う熟成過程で生残できる特徴を有する細菌が優勢的に検出され, 熟成前後で菌叢構造が著しく変化するのが判った。...

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  • <i>Alicyclobacillus hesperidum</i>芽胞の耐熱性

    後藤 慶一, 尾入 且基, 佐藤 瑛吏, 久保田 かおり, 鈴木 恵子, 新居田 祐介, 但馬 英梨奈, 藤井 太智, 安井 一希 日本食品科学工学会誌 68 (3), 133-137, 2021-03-15

    ...<p><i>A. hesperidum</i>およびその亜種に相当する菌株について,芽胞の耐熱性を調査した.PBS中における芽胞の<i>D</i>値は<i>D</i><sub>107℃</sub>=2.2±0.7~2.9±0.1分,100 %オレンジ中では<i>D</i><sub>107℃</sub>=1.9±0.3~2.1±0.3分であり(<i>z</i>値はいずれも6.6±0.4℃),<i>A....

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献11件

  • 圧力発芽誘導を利用した芽胞数の迅速測定技術

    重田 有仁, 中西 魅加子, 松原 正洋, 塩野 忠彦, 松下 利恵, 橋本 顕彦, 青山 康司 広島県立総合技術研究所食品工業技術センター研究報告 29 (0), 13-18, 2020-03-16

    ...<p><tt>1)</tt><tt><i>B.subtilis </i></tt><tt>芽胞について,圧力処理によって芽胞を発芽させた結果,CFDAによる染色性が高まることが明らかとなった.また,染色された芽胞数を蛍光顕微鏡観察により計数した結果,50 MPa以上の圧力において培養法とほぼ同等の測定値が得られることが分かった....

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  • インドネシア産サトウヤシ砂糖の化学的組成とGI 値の特徴

    佐藤 輝, 久野 真希子, 矢田 誠, 仲摩 栄一郎 人間と環境 46 (1), 18-23, 2020-02-10

    ...安全性については,大腸菌群,一般生菌数,カビ,芽胞数はすべて日本の食品衛生基準値以下であり,残留農薬(245化合物)とアフラトキシン類は不検出,重金属の鉛,ヒ素,総水銀,カドミウムも不検出だった。以上から,サトウヤシ砂糖はナイアシン,葉酸,イノシトールおよびポリフェノールの含有を特長とした高付加価値商品として展開できると評価した。</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献2件

  • <i>Paenibacillus vini</i> bacteremiaの1症例

    入村 健児, 河原 菜摘, 田渕 佐和子, 緒方 昌倫 医学検査 69 (1), 112-116, 2020-01-25

    <p>80歳代,女性。38.6℃の発熱と酸素化低下があり,当院に救急搬送後入院となる。入院時の血液培養検査2セット4本中,好気ボトル1本が陽性となりGram陰性桿菌であった。同定は,生化学的同定法およびマトリックス支援レーザー脱離イオン化飛行時間型質量分析法(Matrix Assisted Laser Desorption/Ionization Time of Flight Mass …

    DOI 医中誌

  • バタバタ茶の発酵に関与する微生物

    堀江 祐範, 西岡 浩貴, 多田 敦美, 杉野 紗貴子, 水野 智文, 豊留 孝仁, 岩橋 均 美味技術学会誌 18 (2), 62-70, 2019-12-31

    ...茶葉は発酵工程で発酵熱により70℃近くの高温となることから,好熱性または芽胞形成といった耐熱性の微生物が多く見られる傾向があった。バタバタ茶の発酵においては,発酵熱が発酵に関与する微生物選抜の重要な選択圧となっていると考えられた。そのため,安定したバタバタ茶の生産には。適切な温度管理が重要であることが示唆された。...

    DOI Web Site

  • <i>Clostridium novyi</i> の感染によりガス壊疽を発症した犬の1例

    片岡 アユサ, 片岡 智徳, 田邊 美加 日本獣医師会雑誌 72 (12), 761-766, 2019-12-20

    ...<p>11歳,雄,体重18kgのシェットランドシープドッグが,起立困難と跛行を主訴に来院した.その後,横臥状態となり,右後肢にガス壊疽が認められた.患部の細胞診ではクロストリジウム属を疑う芽胞菌が観察され,broad-range PCRを利用した遺伝子解析にて<i>Clostridium novyi</i> と確定した.抗菌薬投与などの治療を行うも斃死した.犬において,クロストリジウム性筋炎やガス壊疽...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献6件

  • ボツリヌス菌が産生する毒素複合体に関する分子生物学的解析

    渡部, 俊弘, Watanabe, Toshihiro 東京農業大学農学集報 64 (1), 1-10, 2019-06-28

    ...ボツリヌス菌(Clostridium botulinum)は,グラム陽性偏性嫌気性の大桿菌であり,土壌中などでは芽胞として存在する。これらの芽胞は,ごくまれに食品に混入することがあり,さらに嫌気性などの条件が整うと食品中で芽胞が発芽,増殖し,毒素を産生する。本菌が産生するボツリヌス神経毒素(neurotoxin ; BoNT)はボツリヌス中毒の原因であるタンパク質毒素である。...

    機関リポジトリ 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件

  • 真空調理における加熱温度と殺菌効果について

    金井 美惠子, 安谷屋 倭子, 深作 貴子, 大迫 早苗 日本調理科学会大会研究発表要旨集 31 (0), 160-, 2019

    ...</p><p>8)真空調理過程における香辛料の利用はウエルシュ菌など,芽胞形成菌の汚染をもたらすと考えられた。</p>...

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  • マイクロ波プラズマを用いたUVオゾン発生装置による殺菌能力の評価

    楠元 直樹, 平岡 茂美, 川島 徳道, 渡部 篤也, 蓮沼 裕也, 徳岡 由一 生体医工学 Annual57 (Abstract), S85_2-S85_2, 2019

    ...芽胞形成菌である枯草菌は、芽胞状態になると本装置によって殺菌することは困難であったがオゾン濃度をさらに上昇させることで、コロニーの形成が確認できなった。最も殺菌が困難とされる芽胞形成菌に対して、本装置が有用と考えられる。</p>...

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  • 静脈栄養における医療安全

    寺坂 勇亮 日本静脈経腸栄養学会雑誌 34 (3), 154-158, 2019

    ...特にBacillus属は芽胞形成菌であるため、輸液ラインの接続部をアルコール消毒するだけでなく、物理的にしっかり拭くことで発症の予防に努めなければならない。末梢静脈栄養は、細く脆弱な静脈から栄養剤を投与してしまうと静脈炎や皮膚潰瘍を来すことがある。中心静脈栄養を行う場合、穿刺時の致死的合併症の回避のために末梢静脈挿入型中心静脈カテーテルの挿入が可能かを最初に検討する。...

    DOI Web Site 医中誌

  • オゾン水の殺糸状真菌(カビ)効果におけるpHの影響

    宮崎, 朋美, 安田, 奏平, 中川, 健斗, 高鳥, 浩介, 釜瀬, 幸広, 黒松, 久, 櫻井, 美栄, 白井, 淳資 家畜衛生学雑誌 44 (1), 1-7, 2018-07

    ...オゾン水は残留や耐性菌発生が生じない消毒資材として,細菌,芽胞,ウイルスおよびカビに対する消毒効果が認められ食品工場等で実用化されているが,菌種によって消毒効果に差が存在することが報告されている。オゾン抵抗性カビChaetomium globosumを用いて,消毒効果を向上させる条件の探索を念頭に置き,オゾン水のpHが殺カビ効果に与える影響を検討した。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 浄化槽の処理工程における衛生指標生物の挙動解析

    山崎 宏史, 中村 颯馬, 塩原 拓実, 蛯江 美孝 土木学会論文集G(環境) 74 (7), III_407-III_413, 2018

    ...多量な残留塩素や塩素による副生成物による放流先への悪影響も懸念されている.そこで本研究では,塩素添加量を最小限にする浄化槽の開発に向け,浄化槽の各処理工程における衛生指標生物の除去効果と処理状況との関係を明らかにすることを目的に検討を行った.その結果,消毒を除く各処理工程において,本研究で対象とした衛生指標生物の内,大腸菌群,大腸菌,腸球菌は生物ろ過槽における担体付着微生物による好気処理能が,嫌気性芽胞菌...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件

  • 乳酸菌混合培養によるオカラでの有用アミノ酸生産

    日渡 美世, 天野 双葉, 近藤 徹弥, 加藤 丈雄 日本食品科学工学会誌 65 (2), 55-62, 2018

    ...することにより,GABAとOrn量はさらに増加した.オカラにGluを4mmol/100g (588mg/100g),またはArgを6mmol/100g (1045mg/100g)を添加して,L-14株/12005株で混合培養することにより,GABA量は目標値の10倍となる403mg/100g,Orn量は目標値の5倍となる216mg/100gとなった.また,オカラのpHは5以下であり,腐敗原因菌である耐熱性芽胞菌...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献8件

  • ECRプラズマを用いた表面滅菌

    西川 達也, 安部 徳仁, 米須 章, 林 信哉 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2017 (0), 241-241, 2017-09-19

    ...更に、芽胞菌10<sup>6</sup>個の滅菌を低温(60~65℃)・短時間(プラズマへの積算暴露時間10sec)で成功した。</p>...

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  • 枯草菌の芽胞に対する大気圧プラズマジェットの殺菌効果の検証

    土田 潤一郎, 西村 豪志, 迫田 達也 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2017 (0), 239-239, 2017-09-19

    ...本報では、軸腐病防除を想定し、枯草菌の芽胞に対して、プラズマを照射した場合の殺菌効果について検討した。その結果、生存率は処理時間の増加に伴い指数関数的に減少することを明らかにした。</p>...

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  • オゾン/UV滅菌法の開発

    伊良波 泰斗, 米須 章 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2017 (0), 410-410, 2017-09-19

    ...実際に装置を試作し、10<sup>6</sup>個の芽胞菌(Bacillus atrophaeus菌)を本方法にて処理した結果、処理時間20分で全ての菌の不活化に成功した。また、その際の処理温度は65℃以下であった。今後は滅菌処理時間の短縮、処理温度の低温化を目指す。</p>...

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  • “つゆ”のpHおよび水分活性がボツリヌス菌の発育と毒素産生に及ぼす影響

    駒木 勝, 大久保 良子, 荻野目 望, 出雲 耕二, 故 松田 典彦 日本食品微生物学会雑誌 34 (2), 118-125, 2017

    ...</p><p>供試菌株の混合芽胞は,“つゆ”中ではA<sub>w</sub>が0.97(NaCl 1%含有)ではpH 5.1以上で,A<sub>w</sub>が0.96(NaCl 1.9~3.9%含有)ではpH 5.3以上で,A<sub>w</sub>が0.95(NaCl 5.1~6.1%含有)ではpH 6.4以上で発育および毒素産生が認められた.A<sub>w</sub>が0.94(NaCl 7.0...

    DOI Web Site Web Site ほか1件

  • 思わぬ位置にあるグリシンの変異が芽胞光産物修復酵素の活性を変化させる

    迫谷 有希子 ファルマシア 53 (12), 1216-1216, 2017

    ...芽胞は様々なものに耐性がある.紫外線にも耐性があり,栄養細胞の10~50倍とされている.芽胞は紫外線により,光産物SP(5-チミニル-5,6-ジヒドロチミン)を形成され,ゲノムが不安定になることなどの影響により,細胞死を引き起こす.本稿では,紫外線により芽胞に生じた光産物を修復する酵素の活性に関する論文を紹介する.<br>なお,本稿は下記の文献に基づいて,その研究成果を紹介するものである....

    DOI 医中誌

  • <i>Clostridium difficile</i>が関与した新生豚の線維素性結腸炎

    竹馬 工, 辻 まりこ, 伊藤 秋久, 下田 智彦, 齋藤 亮太, 赤松 茂, 鈴木 義久, 芝原 友幸 日本獣医師会雑誌 70 (8), 516-521, 2017

    ...<i>Clostridium difficile</i>検出試薬を用いて結腸内容物を検査したところ,病変の認められた検体で抗原陽性と判定され,細菌学的検査により結腸や直腸から<i>C. difficile</i>が分離された.病理組織学的検査では結腸粘膜に特徴的な「噴火口状」の壊死が認められ,壊死部にはグラム陽性の桿菌及び芽胞が認められた.また,抗<i>Clostridium</i>属菌免疫血清を用...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献10件

  • 清拭タオルの<i>Bacillus cereus</i>汚染を高感度に検出する改良ビーズ抽出法

    石原 由華, 宇佐美 久枝, 畠山 和人, 太田 美智男 日本環境感染学会誌 32 (2), 85-88, 2017

    ...<p><i>Bacillus cereus</i>による敗血症の多くは,清拭タオルの<i>B. cereus</i>芽胞汚染から患者皮膚・医療者の手指などを介した輸液汚染が原因である.したがって防止対策には清拭タオルの<i>B. cereus</i>汚染状況の把握が必要だが,汚染の定量的測定法が確立されているとは言えない.そこで検出率を高めるためにビーズ抽出法を改良し,清拭タオルの<i>B. cereus...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献2件 参考文献4件

  • 清涼飲料製造におけるMALDI-TOF-MSを利用した微生物同定

    青山 冬樹 電気泳動 61 (2), 145-148, 2017

    ...<i>Alicyclobacillus</i>属,高温性嫌気性芽胞細菌の<i>Moorella</i>属や<i>Thermoanaerobacter</i>属などに関して公定機関から購入した菌株や,野生株を用いてデータベースを構築した.作成したデータベースを用いることによりこれら細菌が種レベルで迅速に同定が可能となることが分かった.得られる同定結果は従来の一般的な同定手法である16S rDNA解析と...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献1件

  • 鍼治療における感染対策の基礎的研究

    仁平 龍, 菅原 正秋, 坂井 友実 日本東洋医学系物理療法学会誌 41 (2), 81-83, 2016

    ...【方法】供試菌には、枯草菌芽胞Bacillus subtilisを用い、これにウシ血清アルブミンを添加し、攪拌したものを汚染液(10⁵cfu/100µL)とした。直径の異なる7種類の鍼を各10本用意し、鍼体の先端約20mmを汚染液に浸漬させたものを汚染鍼とした。汚染鍼に使用した鍼の種類は12・14・16・18・20・24・30号鍼の7種類とした。...

    DOI Web Site 医中誌

  • <I>Bacillus</I> spp.陽性血液培養検体とリネン管理

    糸賀 正道, 井上 文緒, 齋藤 紀先, 萱場 広之 感染症学雑誌 90 (4), 480-485, 2016

    ...<i>Bacillus cereus </i>は芽胞形成性のグラム陽性桿菌であり,広く自然界に分布する環境微生物である.食中毒事例を除けばヒトの病原菌となることは稀であるが,新生児や易感染性患者に日和見感染して重篤な敗血症を起こす菌である.感染経路として不適切な血管内留置カテーテル操作とリネン類を含む環境汚染と言われている.昨今,リネン管理による偽アウトブレイクが散見され問題となっている.当院A 病棟...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献3件 参考文献9件

  • 食品の交流高電界殺菌技術

    植村 邦彦, 井上 孝司, 星野 貴 日本食品科学工学会誌 63 (5), 185-189, 2016

    Heat treatment is commonly used to inactivate microorganisms in liquid foods in order to improve food safety and extend shelf-life. However, using heat treatment to kill heat-resistant microbial …

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献2件 参考文献4件

  • <i>Alicyclobacillus acidocaldarius</i>およびその近縁菌の酸性飲料での増殖性評価

    中山 素一, 島谷 佳奈果, 斎藤 和広, 佐藤 惇, 園田 拓三, 宮本 敬久 日本食品科学工学会誌 63 (11), 520-528, 2016

    ...となることから,低浸透圧の飲料の中でも特に果汁入りスポーツドリンクでの増殖の可能性が高いと考えられた.高浸透圧である市販の果汁飲料においては添加されているアスコルビン酸により制御が可能であることが示唆された.しかしながら,高浸透圧の果汁飲料においてもアスコルビン酸の濃度が低い飲料については増殖の可能性を評価する必要が有ると考えられた.また,これらの菌は環境や原料からの分離頻度が高く,高い耐熱性を有する芽胞...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献4件

  • 連続通電加熱による味噌の殺菌

    植村 邦彦, 高橋 千栄子, 金房 純代, 小林 功 日本食品科学工学会誌 63 (11), 516-519, 2016

    ...<p>0.75MPaの圧力下で4秒間の連続通電加熱することにより98℃まで味噌を昇温させた結果,味噌に添加した枯草菌を2.7対数減少させることが分かった.一方,100℃60分の通常加熱では,枯草菌芽胞は1.6対数しか減少しなかった.このとき,通電加熱前後では味噌の色変化が認められなかったのに対し,温浴加熱では褐変が認められ,明度が20ポイント低下した.したがって,連続通電加熱は,味噌を褐変することなく...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献2件

  • 78. 烏骨鶏のCandida属真菌によるそ嚢炎

    小笠原 房恵, 後藤 満喜子 鶏病研究会報 51 (3), 173-, 2015-11

    ...本症は,粘膜の角化亢進を伴うそ嚢炎が観察され,IHCで病変部に存在する分芽胞子および仮性菌糸に一致してC. albicans抗原が検出されたため,カンジダ症と診断された。鶏痘ならびに鶏回虫寄生による一般状態の悪化がカンジダ症を誘発したと推察された。...

    日本農学文献記事索引

  • <i>Clostridium difficile</i>腸炎とプロバイオティクス

    岡 健太郎, 高橋 志達, 神谷 茂 腸内細菌学雑誌 29 (4), 177-185, 2015

    ...を形成する菌であることから,芽胞が長期間にわたって環境中に生残して院内感染や再発の感染源となることが考えられる.特に入院患者では,本菌の検出率は入院期間と相関することが知られている.また,芽胞は抗菌薬に抵抗性であることから,再発例の一部では,治療後に芽胞の形態で腸内に生残して再発を引き起こすものと考えられる.従って,CDADあるいは再発性CDADの治療および予防法としては,原因抗菌薬の中止やバンコマイシン...

    DOI 医中誌

  • 大気圧パルス放電プラズマを用いた香辛料の低温殺菌

    宮本 大毅, 畑山 雄大, 柳生 義人, 川崎 仁晴, 大島 多美子, 猪原 武士, 須田 義昭, 林 信哉, 作道 章一 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2015 (0), 90-90, 2015

    ...実験対象は,広く食材に添加されており汚染源となり得る香辛料とし,その中でも殺菌が非常に困難である芽胞形成菌が付着しやすい胡椒を選択した。実験は,パルス電源を用いたストリーマ放電プラズマの照射を行った。結果,殺菌効果が得られ,プラズマ照射時間に依存していることが判明した。...

    DOI

  • トマトジュースの商業的無菌性を確保する加熱殺菌条件の検討

    長田 隆, 中野 千紗, 大坪 研一 日本食品工学会誌 16 (2), 145-152, 2015

    ...<br>pH 4.6未満のトマトジュースを製造する上では,<i>B.coagulans</i>による変敗の危害性は低く,原料汚染度の高い,<i>B.subtilis</i> groupや<i>Themoanaerobacterium</i>属が重要で,とくに変敗事例のある<i>Themoanaerobacterium</i>属芽胞をトマトジュースの加熱殺菌指標に管理するべきと結論した.本属芽胞を指標菌...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献2件 参考文献5件

  • 炊飯器での保温中に米飯を変敗させる細菌の推定

    入澤, 友啓, 辻井, 良政, 岡, 大貴, 野口, 治子, 内野, 昌孝, 高野, 克己 日本食品保蔵科学会誌 40 (5), 241-246, 2014-09

    ...以上の結果より,炊飯器の保温環境という特殊な環境に好熱性芽胞形成細菌であるG. thermoleovoransが混入し,変敗を引き起こすとともにG. thermoleovoransが形成する芽胞が炊飯器内に残存することにより繰り返し,変敗が起ること考えられた。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 手袋使用時の手指衛生に関する学生教育の試み

    藤澤 隆一, 高橋 宏明, 大関 京子, 田中 由美子, 奥住 捷子, 増田 道明 日本環境感染学会誌 29 (3), 183-188, 2014

    ...みた.2008~2011年度に微生物学実習を受講した医学部学生を対象とした.手袋着用前の手指の汚染除去法の違いにより,学生を4群に分けた.それぞれ手指の汚染除去を行った後,手袋を装着し30分間作業を行った.手袋装着前および作業前後の手指雑菌をスタンプ法にて採取・培養し,手指の衛生状態を評価した.コロニー数の集計結果から,手袋着用前の手洗い・手指消毒により,手袋装着作業時の手指雑菌数が有意に減少した.芽胞形成菌...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献5件

  • 明らかな外傷を認めなかった破傷風の2例

    伊原 史英, 大塚 雄一郎 日本耳鼻咽喉科学会会報 117 (1), 41-45, 2014

    ...破傷風は皮膚の創傷部位から芽胞が侵入・発芽し, 神経毒素を産生することで発症する. 一般的には外傷歴と臨床症状から診断するが, 外傷歴の明らかではない症例では, 臨床症状のみで診断しなければならない. 今回, われわれは外傷を伴わない2症例を経験したので報告する.<br> 症例1は両頸部・肩部の痛み, 開口障害を主訴に受診し破傷風1期の診断となり, 治療を行った....

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献1件

  • ナイシンによる水産練り製品における芽胞形成菌の発育抑制

    山崎 浩司, 田代 卓, 白浜 慎也, 全 峻瑩, 川合 祐史 日本食品科学工学会誌 61 (2), 70-76, 2014

    本研究ではケーシング詰めカマボコにおける腐敗原因菌の発育に及ぼすナイシンとショ糖脂肪酸エステル類の影響を調べた.その結果,カマボコへナイシンを添加することによって <I>Bacillus</I> 属の発育を効果的に抑制でき,シェルフライフの延長が可能となることが明らかになった.またデンプン不含カマボコでは,ナイシンとショ糖脂肪酸エステル類の併用添加によってナイシン単独添加の場合よりも<I>Bac…

    DOI 日本農学文献記事索引 HANDLE ほか1件 参考文献19件

  • 枯草菌芽胞の研究を振り返って

    渡部 一仁 薬学雑誌 133 (7), 783-797, 2013-07-01

      This review documents my research for the past 29 years in the work of bacterial sporulation. The Gram-positive bacterium <i>Bacillus subtilis</i> forms spores when conditions are unsuitable for …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献50件

  • コレラ菌のバイオフィルム形成と生きているが培養できない(VNC)状態への移行

    水之江 義充 顕微鏡 48 (1), 47-50, 2013-04-30

    ...<p>細菌は飢餓や低温等のストレス下で生存するために種々の適応戦略を有している.代表的なものはグラム陽性菌では芽胞の形成である.一方,グラム陰性菌ではバイオフィルムの形成や生きているが培養できない(VNC:<u>v</u>iable but <u>n</u>on<u>c</u>alturable)状態への移行などが考えられる.コレラ菌は飢餓等のストレスが加わると,通常見られる平滑な(スムース)コロニー...

    DOI 医中誌 参考文献19件

  • Paenibacillus terrae芽胞の圧力および加熱連続処理による死滅挙動

    重田, 有仁, 渡邊, 弥生, 青山, 康司, 岡崎, 尚 広島県立総合技術研究所食品工業技術センター研究報告 = Bulletin of Hiroshima Prefectural Technology Research Institute Food Technology Research Center (27) 29-33, 2013-04

    ...3)本処理により,耐熱性,耐圧性の高い芽胞を低温殺菌処理で殺菌できることがわかった。本処理による殺菌効果には芽胞の損傷が関与している可能性があるため,損傷芽胞の回復についても検討する必要はあるが,食品の日保ち延長技術として利用できる可能性がある。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 広範な門脈ガス血症を呈したC. perfringensによる感染性腸炎の1例

    大内 晶, 浅野 昌彦, 青野 景也, 渡邊 哲也, 加藤 雄大, 片岡 正隆 日本腹部救急医学会雑誌 33 (6), 1035-1038, 2013

    ...病理組織学的には粘膜上皮の壊死・脱落,炎症細胞の浸潤と芽胞を伴うグラム陽性桿菌の増殖を認め,診断は現病歴も合わせるとC. perfringensによる感染性腸炎が最も考えられた。門脈ガス血症は腸管壊死を伴う急性腹症の際にみられることが多いが,感染性腸炎でみられることもあり鑑別に際しては念頭に置く必要がある。...

    DOI 医中誌 参考文献12件

  • 根尖性歯周炎が原因と考えられた<i>Fusobacterium</i>による肝膿瘍の1例

    藤田 識志, 吉澤 要, 丸山 康弘, 丸山 雅史, 藤森 一也, 滋野 俊, 田中 宏和, 宮澤 英樹 肝臓 54 (8), 548-552, 2013

    ...<i>Fusobacterium</i>は偏性嫌気性の無芽胞グラム陰性桿菌で,人の口腔・咽頭・腸管に常在している.感染巣の検索として,口腔内,下部消化管の検査を行った結果,根尖性歯周炎を認め,抜歯を行った.化膿性肝膿瘍の診療では,自覚症状の有無に限らず,口腔領域を含めた全身検索が必要であるとともに,<i>Fusobacterium species</i>のような常在菌も起因菌となりうることを念頭に置...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献3件 参考文献32件

  • 醤油の異臭とその防止策

    中台 忠信 におい・かおり環境学会誌 44 (1), 21-27, 2013

    ...<p>醤油はかおりが命の醸造食品であるので,異臭は大きな欠点となる.醤油の異臭の代表である<i>n-</i>酪酸は醤油麹の製麹中に<i>Bacillus</i>属細菌により生成されるので,この菌の汚染を防止することにより,<i>n</i>-酪酸の生成を低減できる.そのためには,盛込みライン,製麹装置の洗浄・殺菌・乾燥により,盛込み時の初発汚染芽胞細菌数を低減することが重要である.次に,仕込み,開栓中...

    DOI Web Site Web Site 参考文献1件

  • 医療関連感染 (院内感染) 防止と消毒

    白石 正 耳鼻咽喉科展望 56 (3), 125-132, 2013

    ...加熱処理は芽胞に効果が期待できないが, 消毒薬は抗微生物スペクトルを考慮して適切に選択すれば芽胞にも効果的である。消毒薬は, 手指消毒, 医療器具消毒, 環境消毒など対象によって異なるため, その選択および使用濃度が重要なポイントとなる。...

    DOI 医中誌

  • 異臭に関する最近の動向

    氏田 勝三 におい・かおり環境学会誌 44 (1), 1-1, 2013

    ...</p><p>中台氏((財)日本醤油技術センター)は,「醤油の異臭とその防止策」という題目での執筆である.醤油はかおりが命であり,その異臭には微生物汚染によるものと保存中の香味劣化によるものがあるという.対策としては,製麹中の芽胞細菌の生育抑制,仕込み中のアルコール発酵の旺盛化と詰め前殺菌での産膜性酵母の生育抑制があり,また,新型密閉容器により着色・異臭が防止できる.本稿ではこうした微生物汚染による...

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  • リハビリ職員の手に付着している細菌とアルコール消毒

    新井 保久, 佐野 純子 理学療法学Supplement 2012 (0), 48100153-48100153, 2013

    ...検出されたバチルスは,芽胞菌でありアルコールに耐性があるため,今回の調査でも消毒できなかった。そのバチルス菌を除いた結果では「アルコール量と手指消毒手順」を遵守させると,全ての菌量は著明に減少し,調査した職員全員にアルコール消毒の効果を確認させることができた。【理学療法学研究としての意義】手指に付いた細菌に対しアルコール消毒の有用性は確認できた。...

    DOI

  • マツタケ胞子の土壌内での動態の推定

    藤田 徹 日本森林学会大会発表データベース 124 (0), 322-, 2013

    ...しかし、発芽胞子は播種箇所のみ観察されたが、対照区の胞子観察数より少なく、播種したマツタケ胞子かは特定できなかった。...

    DOI

  • バイオプリザベーションのマッシュルーム発酵調味料への利用

    山本, 晃司, 長谷川, 摂, 石原, 那美, 鳥居, 貴佳, 小原, 章裕, 井上, 五郎, 野田, 廣 あいち産業科学技術総合センター研究報告 (1) 80-83, 2012-12

    ...バイオプリザベーションにより耐熱性芽胞菌の生育を阻止し、高温高圧殺菌工程をなくしたマッシュルーム発酵調味料生産方法を確立した。また、バイオプリザベーションを利用したマッシュルーム発酵調味料は、対照と同等の栄養成分及び抗酸化性を有していた。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • <b>流水式 Annular 型紫外線照射反応器の性能解析</b>

    山越 裕司, 神子 直之 環境技術 41 (10), 629-635, 2012

    ...するためには配光特性と流動様式を把握する必要がある.しかしながら,装置の性能を評価するには装置製作と通水試験が必要である.また,数値解析シミュレーションソフトで流動様式を計算する手法があるが,第三者の検証ができない問題がある.そこで,ここでは流水型UV照射装置の設計法を開発することを目的に,円筒形反応器の中心にランプスリーブを置いた Annular 型紫外線照射反応器を用いて処理水の透過率を因子に枯草菌芽胞体...

    DOI 参考文献4件

  • ハンバーグの真空調理におけるウェルシュ菌の消長

    平方 千裕, 綾部 園子, 小林 明日香, 高橋 亜由美, 中嶋 隆 一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集 64 (0), 171-, 2012

    ...80℃又は95℃の二次加熱により菌数は減少したが、減少率は冷却条件によりばらつきがあり、芽胞形成の有無による影響と考えられた。真空調理において冷却速度が遅い場合、ウェルシュ菌が増殖して、二次加熱によってもその菌数が減少しない場合があることが分かった。...

    DOI

  • 過酢酸製剤の歯科用金属製器材に対する腐食性とその低減化に関する研究

    尾立 達治, 遠藤 一彦, 井田 有亮, 斎藤 隆史, 川上 智史 日本歯科保存学雑誌 54 (3), 208-221, 2011

    ...歯科臨床では,歯科用器材に対する消毒剤を用いた消毒や化学的滅菌が広く行われている.近年,粘膜や皮膚への刺激が強く,アレルギー性や変異原性を有するグルタールアルデヒド製剤に代わる消毒剤として,過酢酸製剤が注目されている.この消毒剤は,芽胞を始め広範囲の微生物に有効であり,短時間で高水準消毒や化学的滅菌が可能なばかりでなく,現在までアレルギーや感作に関する報告がなく安全性にも優れている.歯科用器材は繰り...

    DOI 医中誌 参考文献31件

  • 固体表面からの芽胞の脱離性に及ぼす残存乳成分の影響

    七崎 裕介, 萩原 知明, 﨑山 高明 日本食品工学会誌 12 (3), 91-98, 2011

    ...牛乳に芽胞を懸濁して同様に付着・洗浄実験を行ったところ,共存する牛乳の濃度が減少すると洗浄後の芽胞残存率が増加した.したがって,両素材平板に対する芽胞の付着力は本来強いが,脂肪以外の乳成分が共存すると芽胞の付着力を弱めて脱離性が高まることが示された.そこで,脱離性に及ぼす乳成分の影響を検討するために,ホエイパウダーおよび乳糖の水溶液に芽胞を懸濁して同様の実験を行った.その結果,共存するホエイの固形分濃度...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献18件

  • 野菜飲料の有機酸の静菌効果および官能評価

    林 宣明, 加藤 一郎, 沢村 信一 日本食品科学工学会誌 58 (10), 490-495, 2011

    pH 4.6未満での酸性飲料の製造工程における安全性を有機酸によって確保することを目的として,有機酸濃度とpHに対する有機酸の静菌効果の関係を調べた.その結果,培地中において,pH 4.6ではクエン酸80 mM,酢酸40 mM,乳酸40 mM 以上添加した場合に静菌効果が見られた.pH 4.4ではクエン酸40 mM,酢酸20 mM,乳酸5 mM以上添加した場合に静菌効果が見られた.pH …

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献1件 参考文献15件

  • 和菓子の賞味期限予測のための耐熱性芽胞菌増殖予測モデルの開発

    岡久, 修己 徳島県立工業技術センター研究報告 = Report of Tokushima Prefectural Industrial Technology Center 19 17-21, 2010-10

    ...市販の和菓子等から分離した耐熱性芽胞菌42株から,耐熱性や高浸透圧ストレスへの耐性が最も高いB. subtilis を「高浸透圧ストレス耐性株」として選抜した。選抜菌を用いて、スクロース、グルコース、フルクトースの各糖について,各種水分活性における菌の増殖挙動を調べた結果,スクロースと比較してグルコースやフルクトースは,より高い水分活性でB. subtilisの増殖を抑制することが確認できた。...

    日本農学文献記事索引

  • 内視鏡検査にて確認された大腸カンジダ症の1例

    田崎 修平, 星野 光典, 福島 元彦 Progress of Digestive Endoscopy 76 (2), 120-121, 2010

    ...血清カンジダ抗原陽性,下部消化管内視鏡検査において大腸に多発性潰瘍を認め,病理組織検査にてカンジダと思われる芽胞を確認し,大腸カンジダ症と診断した。抗真菌剤の内服治療を施行したところ下痢は改善し,多発性潰瘍も縮小し,内視鏡検査にて治療前後の改善が確認できた。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 凍結含浸法による調理過程における食品衛生の指標細菌の消長

    村上 和保, 石黒 理恵, 松原 亜衣子, 大石 真己, 寺西 美香, 中津 沙弥香, 坂本 宏司 一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集 62 (0), 5-5, 2010

    ...(2)全ての調理工程において、一般生菌数、大腸菌群数、嫌気性菌数および好気性芽胞形成菌数を測定した。 【結果および考察】原材料から下処理までの各工程における各細菌の検出状況は、過去に報告されたデータと大きな差異はなかった。また、下茹で工程以降は、いずれの細菌項目でも102個/gオーダー以下の低い菌数あるいは不検出のレベルを維持したまま仕上がり品となっていた。...

    DOI

  • 遺伝子解析により確定診断し大量マグネシウム投与を行った重症破傷風の1例

    岩村 高志, 伊集院 正仁, 平原 健司, 井上 慎介, 川内 保彦, 佐野 直人, 宮本 比呂志 日本救急医学会雑誌 21 (11), 909-916, 2010

    ...創部からの嫌気性培養の結果,芽胞を有しバチ状の形態を呈するClostridium様桿菌が同定された。同菌の16SリボゾームRNA解析を行い遺伝子学的に破傷風菌と確定診断し得た。大量magnesium投与は副作用のリスクを伴う治療であるため,血中magnesium濃度に十分注意するとともに破傷風の確定診断が重要である。...

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献29件

  • フローラ解析によるサニタリーシステムの開発と食品工場への応用例

    富永 達矢 日本醸造協会誌 105 (3), 148-157, 2010

    ...大腸菌群·乳酸菌·好気性芽胞子菌を対象としたフローラ解析により製品汚染と因果関係のある場所を推定して,清掃優先箇所を絞り込み,微生物汚染が起きた際の労力等の削減を図り,さらにHACCPにおける危害分析にも応用できる技術について解説頂いた。惣菜と醤油製造業者のみならず,食品製造業者全般に参考になるので,ご一読願いたい。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 参考文献66件

  • 缶入り酸性食品からの変敗原因菌の分離とその性状

    石原, 理子, 渡邊, 弥生, 青山, 康司 広島県立総合技術研究所食品工業技術センター研究報告 = Bulletin of Hiroshima Prefectural Technology Research Institute Food Technology Research Center (25) 33-36, 2009-03

    ...変敗菌は好気条件下では発育せず、ガス発生および芽胞の形成が観察された。分子生物学的手法を用いた同定を行った結果、Clostridium pasteurianumと推定された。分離菌芽胞の耐熱性試験を行った結果、pH4.0におけるD95℃値は10.4分であり酸性下で強い耐熱性を示した。また、栄養細胞はpH3.8での発育が観察されたが、芽胞はpH4.5以下で増殖しなかった。...

    日本農学文献記事索引

  • 過熱水蒸気による食材・食品の殺菌

    青山, 康司, 重田, 有仁, 渡部, 緑, 渡邊, 弥生, 岡崎, 尚 広島県立総合技術研究所食品工業技術センター研究報告 = Bulletin of Hiroshima Prefectural Technology Research Institute Food Technology Research Center (25) 29-32, 2009-03

    ...キュウリとスルメに無芽胞細菌(ブドウ球菌、大腸菌、乳酸菌)、酵母を塗布し、100〜160℃で5秒間過熱水蒸気処理を行なったところ、無芽胞菌はいずれも死滅した。また、品質が劣化し易いため加熱殺菌できなかった食材・食品を対象に、過熱水蒸気処理の適用を試みた。キュウリを120℃〜160℃・5秒間過熱水蒸気処理することにより原料中の芽胞数レベルまで菌数を減らすことができた。...

    日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献2件

  • 電解水の抗菌作用に関する研究

    小池 真理子, 北村 敏彦, 藤堂 浩明, 徳留 嘉寛, 橋本 フミ恵, 一色 恭徳, 近藤 誠一, 杉林 堅次 日本化粧品技術者会誌 43 (2), 101-106, 2009

    Bactericidal activities of several electrolyzed waters were evaluated by time-kill assay using <i>Bacillus subtilis, Staphylococcus aureus, Escherichia coli</i> and <i>Pseudomonas aeruginosa</i>. …

    DOI 参考文献7件

  • マイクロバブルによる殺菌効果の基礎研究

    柘植 秀樹, 李 攀, 島谷 直孝, 島村 有紀, 中田 英夫, 大平 美智男 化学工学論文集 35 (5), 548-552, 2009

    ...<br>本研究では枯草菌芽胞に対するオゾンマイクロバブルの殺菌効果に及ぼすポンプ出口圧力,経時時間,供給オゾン濃度,溶存オゾン濃度,供給オゾン量,マイクロバブル発生方法などの操作因子の影響を明らかにすることを目的とした.その結果,オゾンをマイクロバブル化することにより,少量のオゾンで高い殺菌効果を示す実験結果が得られた....

    DOI Web Site Web Site 被引用文献6件 参考文献17件

  • 病院タオルの<i>Bacillus cereus</i>汚染を測定する方法の比較検討

    笹原 鉄平, 林 俊治, 森澤 雄司, 平井 義一 日本環境感染学会誌 24 (5), 312-318, 2009

    ...  病院で使用するタオルには,加熱処理が義務づけられている.しかし,熱に耐性である<i>Bacillus cereus</i>の芽胞が病院タオルを汚染することがある.さらに,病院タオルの<i>B. cereus</i>汚染は医療関連感染の原因となりうる.したがって,病院タオルの<i>B. cereus</i>汚染を定期的に評価する必要がある.しかし,その評価のための標準方法は確立されていない.今回の...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献3件 参考文献18件

  • 再試作した携帯可能な常温高速型オゾン滅菌器

    新井 浩一, 安藤 進夫 日本歯科理工学会学術講演会要旨集 2009s (0), 43-43, 2009

    ...しかし,枯草菌(芽胞)の場合,100000個の菌数に対して全殺菌工程10分間および20分間でも菌が十数個死滅せずに残っていた。 そこで、論理試作したオゾン滅菌器の内容積が約1/4の携帯可能な常温高速型オゾン滅菌器(内容積約7L)を新たに製作し、殺菌効果などについて検討したので、報告する。...

    DOI

  • 苔類ゼニゴケにおける分子遺伝学の基盤整備III <EST情報の蓄積と遺伝地図の作製>

    友金 寛和, 大和 勝幸, 千代田 将大, 石崎 公庸, 鈴木 穣, 菅野 純夫, 新井 理, 小原 雄治, 福澤 秀哉, 河内 孝之 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2009 (0), 1028-1028, 2009

    ...雌雄異株で、単純な体制や半数体世代中心の生活環をもち、発芽胞子など1細胞の挙動を観察するのが容易である。当研究室では、ゼニゴケのモデル生物としての可能性に着目し、分子遺伝学を行なうための基盤整備を行なっている。これまでにPACゲノムライブラリーの構築や、EST情報の蓄積を行なっており、また、米国エネルギー省JGIによる全ゲノム解析計画も始動した。...

    DOI

  • イヌガヤ未熟果実エキスのグラム陽性菌に対する抗菌性

    渡辺 健太郎, 深尾 正 日本食品科学工学会誌 56 (10), 533-540, 2009

    ...食経験のある101種類の植物から105種類のエキスを得た.これらについて,食品変敗菌を供試菌として抗菌性の有無をスクリーニングした.数種のエキスに耐熱性芽胞菌や酵母に対する抗菌性(MIC<300μg/ml)が認められた.このなかで,イヌガヤの未熟果実エキスは固体培地・液体培地問わず抗菌性が認められ,また試験に供したグラム陽性菌すべてに対して強い抗菌性(寒天培地を用いたときのMICが25μg/ml~200μg...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 参考文献43件

  • ヨウ化キセノンランプを用いた殺菌における2波長領域照射効果

    本村 英樹, グィヴァン ミコラ, 神野 雅文 照明学会 全国大会講演論文集 42 (0), 134-134, 2009

    ...ランプの発光を芽胞に照射したところ、市販の殺菌用低圧水銀ランプ(東芝ライテック、GL-4)よりも少ない照射量で同等の殺菌効果が得られることがわかった。今後、波長の違いが及ぼす効果を検証する必要がある。...

    DOI

  • 酸素および水蒸気プラズマを用いた長尺細管内表面滅菌特性

    北崎 訓, 林 信哉 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2009 (0), 555-555, 2009

    ...確立されていない.本研究では交流高電圧電源を用い,低圧下でカテーテルを模したシリコンチューブ内に酸素および水蒸気プラズマを生成し細管内の滅菌を行った.滅菌因子となるプラズマ中の活性酸素種の生成確認には発光分光法およびケミカルインジケータを用いた.また細管内の温度計測にはサーモラベルを用い,プラズマ滅菌後の細管の表面解析にはFTIRを用いて計測した.耐熱菌であるG.stearothermophilus芽胞...

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  • 食品製造機器の衛生管理に関する基礎研究

    崎山 高明 日本食品工学会誌 9 (4), 207-213, 2008-12-15

    ...タンパク質分子内にステンレス鋼表面との相互作用の強い特定の部位が存在し、その相互作用には静電的な力の寄与が大きい. (3) 付着量は共存物質によって大きく変化し得る.細菌の固体表面に対する付着については以下の知見が得られている. (1) ステンレス鋼に対しては, 付着量が一定値に達するのに2~3時間程度の時間を要する. (2) ステンレス鋼の表面粗さが付着量に及ぼす影響は菌種によって異なる. (3) 芽胞...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 参考文献5件

  • 交流高電界による液状食品の殺菌技術の開発

    植村 邦彦 日本食品工学会誌 9 (4), 221-228, 2008-12-15

    ...食品の安全性の向上ならびに賞味期限の延長のために, 食品中の微生物を殺菌する目的で, 加熱処理が行われている.しかしながら, 芽胞を殺菌する加熱処理は, 同時に香気成分や栄養成分の損失を引き起こすことが問題である.そこで, 我々は食品原料の鮮度を保ちつつ液状食品中の耐熱性微生物芽胞を効率的に殺菌することが可能な交流高電界 (HEF-AC) 技術を開発した....

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 参考文献6件

  • 食肉中に残留する抗菌性物質の微生物学的簡易検査法

    堀江 正一, 小林 晴美, 石井 里枝, 井部 明広, 藤田 和弘, 丹野 憲二, 中澤 裕之 食品衛生学雑誌 49 (3), 168-176, 2008

    ...畜産食品中に残留するペニシリン系抗生物質(PCs),セファロスポリン系抗生物質(CEs),テトラサイクリン系抗生物質(TCs),マクロライド系抗生物質(MLs),キノロン系抗菌剤(QNs)などを中心とした,より多くの抗菌性物質を同時に検出できる微生物学的試験法を検討した.食肉からメタノールでホモジナイズ抽出し,10分間遠心分離後,その上清を微生物学的試験法に供した.市販芽胞菌を含めた4種の検査用平板培地...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献2件 参考文献21件

  • 工芸茶の微生物汚染状況

    岡崎 貴世 一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集 60 (0), 159-159, 2008

    ...各工芸茶から分離された細菌は、特に芽胞形成菌であるバチラス属菌が多いことがわかった。茶抽出液中のカテキン類の濃度は抽出回数とともに減少したが、一部の工芸茶では1煎目よりも2、3煎目で上昇するものがあった。しかし、グルタミン酸濃度はすべての工芸茶で1煎目が最も高く、2煎目以降減少した。...

    DOI

  • 手に付着している細菌と消毒

    新井 保久, 山田 邦子, 藤井 幸太郎, 渡辺 健太郎 理学療法学Supplement 2007 (0), A1346-A1346, 2008

    ...しかし「3.バチルス」については芽胞を有するためか「C・D・Eの総数が 266から 195へ」と減少しにくい傾向であった。またMRSA・MSSAは1例も検出されなかった。グラム陰性桿菌は「C・D・Eに1例ずつの3例検出され,平均数8から1へ」と減少したが,「他2例は消毒後」に検出された。<BR>【調査1・2の考察】リハビリの用具・機器を患者毎に清拭することが望ましいが,現状では困難なことも多い。...

    DOI 医中誌

  • 清拭タオルの汚染防止に関する実験的検討

    宮木 祐輝, 栗原 博子, 佐藤 健二 日本環境感染学会誌 23 (5), 355-360, 2008

    ...品を用い,院内で湿潤させて清拭車で加温して使用し,使用済み品はレンタル業者に回収・再生させていた.乾燥タオルの汚染総菌数は10<sup>6</sup> cfu/枚前後で,その菌数は一定期間の保管中も安定していた.タオルから回収した汚染菌群懸濁液の80°C処理時のD値は約100分,100°C処理時のD値は約10分であった.清拭車での加温処理工程の殺菌効果を知るため,<i>Bacillus</i>属の芽胞...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献3件 参考文献11件

  • 空中浮遊菌測定器の生物粒子捕集性能

    山崎 省二 Indoor Environment 10 (1), 17-22, 2007

    生物粒子を用いて空中浮遊菌測定器の捕集性能を調べた報告は少ない。<BR>著者らは1970年代に購入可能であった空中浮遊菌測定器5種の生物粒子捕集性能を菌噴霧実験チャンバーを用いて調べ, 衝突型のスリットサンプラー (Casella) が優れた捕集性能を持つことを知った。しかし, この成績は定性的であった。定量的な成績を得るため, …

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献2件

  • 穿孔性腹膜炎からの分離菌とその薬剤感受性

    品川 長夫, 田中 香お里, 三鴨 廣繁, 渡邉 邦友, 竹山 廣光, 横山 隆, 竹末 芳生, 谷口 正哲 The Japanese Journal of Antibiotics 60 (4), 206-220, 2007

    ...嫌気性菌では, 無芽胞グラム陰性桿菌の分離頻度が高く, <I>Bacteroides fragilis group</I>は10例 (64%) から分離されており, 次いで<I>Fusobacterium</I> spp.の10例 (40%), <I>Prevotella</I> spp....

    DOI Web Site PubMed ほか1件 被引用文献4件 参考文献19件

  • ストレス環境下における細菌の増殖と形態変化

    横山, 佳子, Yokoyama, Keiko, 松田, 葵, Matsuda, Aoi 京都女子大学食物学会誌 061 29-35, 2006-12-10

    ...本研究では加熱,塩分および三杯酢について,細菌の生存に不利であるが生残する程度のストレスを非芽胞形成細菌に負荷し,その生育状況や形態変化を検討した。走査型電子顕微鏡による観察結果から,大腸菌MC4100株では,50℃および三杯酢処理により細菌細胞が桿状から球状化する傾向が認められた。...

    機関リポジトリ Web Site 医中誌

  • 中圧紫外線の微生物不活化と光・暗回復

    森田, 重光, Morita, Shigemitsu 麻布大学雑誌 11/12 199-202, 2006-03-31

    ...本研究では芽胞を形成するB. subtilisにLPUVおよびMPUVを照射して,不活化力およびESS生成数を定量的に評価した。その結果,以下に示す知見が得られた。1)LPUVとMPUVの単位線量当たりのB. subtilis不活化力およびESS生成数はほぼ同じであった。...

    機関リポジトリ

  • イチゴうどんこ病に対する <i>Bacillus subtilis</i> 芽胞水和剤ダクト内投入の防除効果

    山岸 菜穂, 江口 直樹, 原 廣美 関東東山病害虫研究会報 2006 (53), 61-64, 2006

    ...イチゴうどんこ病に対する <i>Bacillus subtilis</i> 芽胞水和剤のダクト内投入による防除効果を検討した。その結果, 単用での効果は低かったものの, 化学薬剤との併用において, 相加的な防除効果が認められた。<i>Bacillus subtilis</i> 芽胞水和剤のダクト内投入と化学薬剤を併用することにより, 化学合成薬剤の散布削減につながる可能性が示唆された。...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • Clostridium Difficile Toxin陽性の要因を検討

    鈴木 まどか, 岡野 宏 日本農村医学会学術総会抄録集 55 (0), 106-106, 2006

    ...<b><目的></b>Clostridium Difficile (以下CD)は入院患者に最も多くみられる下痢症の原因菌であり、生育に不利な環境下では芽胞を形成することにより長期間生存し、また各種消毒薬に抵抗性を示す常在菌である。腸管を守っている正常細菌叢のバランスが抗生物質の使用により崩壊され、本菌が過剰に増殖、毒素を産生することはすでに指摘されている。...

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  • 紫外線照射によって誘発されたシイタケにおけるホモタリック突然変異体

    霜村 典宏, 村上 重幸, 松本 晃幸, 前川 二太郎, 長谷部 公三郎 日本菌学会大会講演要旨集 50 (0), 118-118, 2006

    ...担子胞子の発芽過程と菌糸成長過程を調査した結果、未発芽胞子や膨潤した段階で成長が停止する胞子が多く観察され、発芽菌糸は異常膨潤や多分岐する形態を呈した。発芽胞子が膨潤伸長し、隔壁を形成した2細胞段階ではクランプ形成は認められなかったが、多細胞まで成長した菌糸の細胞は2つの核を有し、隔壁部でクランプが形成された。クランプの形態は多様であり、疑クランプ、異常クランプ、正常クランプ等が観察された。...

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  • 速乾性擦式消毒剤による手指消毒後のセレウス菌などのグラム陽性有芽胞桿菌の残存

    小川 みどり, 高田 真一朗, 高橋 正雄, 安田 悦子, 渡瀬 真梨子, 谷口 初美 Journal of UOEH 28 (4), 401-410, 2006

    ...円形コロニーはブドウ球菌属の菌であり, 不整形・拡散性のコロニーはグラム陽性有芽胞桿菌であると考えられた. 消毒後の菌数が消毒前と同数以上あるいは300個以上の無効例の中で, ブドウ球菌属の菌が残存したと考えられる場合が3例, セレウス菌を含むグラム陽性有芽胞桿菌が残存したと考えられる場合が9例であった....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件

  • 外科感染症分離の<I>Bilophila wadsworthia</I>

    品川 長夫, 由良 二郎, 竹山 廣光, 谷口 正哲 The Japanese Journal of Antibiotics 59 (6), 452-458, 2006

    ...<I>Bilopbila wadseqortbia</I>は無芽胞の嫌気性グラム陰性桿菌で, 1989年に分類承認された新しい菌種である。ここでは<I>B. wadswortbia</I>の分離状況および薬剤感受性を調査した。最近の5年間において細菌が分離された消化器外科領域感染症の884検体中46検体 (5.2%) からB<I>. wadswortbia</I>が分離された。...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献6件 参考文献12件

  • 真空調理過程におけるセレウス菌の消長

    村上 和保, 門出 清香, 表 彩子, 佐藤 佑子, 竹森 真由美, 立道 洋子, 和田 貴臣, 三好 真理 日本家政学会誌 57 (12), 793-798, 2006

    ...なお, セレウス菌の消長を調べる際には, 栄養体あるいは芽胞を実験的に接種した検体で検討した. その結果, 次のような結果が得られた.<br>(1) 使用した牛肉は加熱前では, 一般生菌数が5.4×10<sup>4</sup>個/g, 大腸菌群およびセレウス菌は検出されなかった....

    DOI NDLデジタルコレクション Web Site ほか1件 参考文献16件

  • 和生菓子中のBacillus subtilis芽胞の加熱殺菌に及ぼすドクダミ抽出物の効果

    長谷川, 摂, 鬼頭, 幸男, 竹内, 啓子, 丹羽, 昭夫, 藤井, 正人 愛知県産業技術研究所研究報告 (4) 154-157, 2005-12

    ...ドクダミ(Houuynia cordaa)よりエタノール抽出物を調製し、リン酸緩衝液及びしるこ中のBacillus subilis芽胞の加熱殺菌に与える影響を検討した。pH5.0-6.0のリン酸緩衝液にB.subilis芽胞を懸濁して加熱殺菌を行うと、ドクダミ抽出物を添加したものは添加しなかったものに比べて加熱殺菌効果が促進された。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 天然抗菌性物質を利用した耐熱性芽胞菌の制御技術の開発

    長谷川, 摂, 安田, 庄子, 森川, 豊, 戸谷, 精一 愛知県産業技術研究所研究報告 (4) 164-165, 2005-12

    ショ糖脂肪酸エステルやサポニンの存在下におけるClosridium(Cl.)sporogenesの増殖について検討した。液体培地中ではモノエステル-Pを50ppm以上添加した場合にCl.sporogenesの増殖が抑制された。大豆サポニンを400ppm添加した場合には増殖の抑制は認められなかった。糖の量を減らして調製した黒ういろう中ではモノエステル-Pを100ppm添加したもの、及び大豆サポニン…

    日本農学文献記事索引

  • 紫外線強化型光パルスの食品殺菌への応用

    吉川, 修司, 土井, 義明, 井上, 貞仁, 金野, 利春 北海道立食品加工研究センター研究報告 = Bulletin of Hokkaido Food Processing Research Center (6) 23-30, 2005-02

    ...光パルス照射により,真菌類(カビおよび酵母)と細菌類(グラム陰性および陽性細菌)の他,紫外線や薬剤に抵抗性のある黒カビ胞子および細菌芽胞まで広範な微生物の殺菌が可能であった。肥育牛半腱様筋を試料として,光パルス処理の品質への影響を調べたが,pH,保水性,色調などへの影響はほとんど無く,畜肉臭が抑制された。光パルス処理した試料を調理し,官能評価した結果でも処理により畜肉臭さが抑えられると評価された。...

    日本農学文献記事索引 被引用文献1件

  • 紫外線強化型光パルスの食品殺菌への応用

    吉川 修司, 土井 義明, 井上 貞仁, 金野 利春 北海道立食品加工研究センター研究報告 = Bulletin of Hokkaido Food Processing Research Center (6) 23-30, 2005-02

    ...光パルス照射により,真菌類(カビおよび酵母)と細菌類(グラム陰性および陽性細菌)の他,紫外線や薬剤に抵抗性のある黒カビ胞子および細菌芽胞まで広範な微生物の殺菌が可能であった。肥育牛半腱様筋を試料として,光パルス処理の品質への影響を調べたが,pH,保水性,色調などへの影響はほとんど無く,畜肉臭が抑制された。光パルス処理した試料を調理し,官能評価した結果でも処理により畜肉臭さが抑えられると評価された。...

    日本農学文献記事索引

  • 難治性根尖性歯周炎から分離されたバイオフィルム様構造をもつ好気性有芽胞グラム陽性桿菌の同定と性状

    中村 利央, 山根 一芳, 福島 久典 歯科医学 68 (3_4), 253-261, 2005

    ...で, 難治性細菌感染症の80%以上にバイオフィルム形成細菌が関与しているといわれている.歯科領域においても細菌感染症の難治化がしばしば問題となっており, 原因の1つとしてバイオフィルムの関与が示唆されている.我々はこれまでに, 歯周病原細菌のバイオフィルム形成性と病原性との関連について報告してきた.今回, 難治性根尖性歯周炎病巣より分離した保存菌株の中に, 著明なバイオフィルム様構造を伴う好気性有芽胞...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献7件 参考文献33件

  • 惣菜中のセレウス菌芽胞の制御における加熱処理の効果

    田中 啓子, 本井 博文, 工藤 由起子 食品衛生学雑誌 46 (1), 1-7, 2005

    ...の芽胞では,70℃ 20分間加熱後に35℃ 1.5~2時間静置,75℃ 10分間加熱後に35℃ 1.5~2時間静置,100℃ 2分間加熱後に25℃ 4時間静置後に再加熱することによって生残する芽胞数が100分の1以下に減少した.さらに,70℃ 20分加熱前後の食品の香気成分のガスクロマトグラフ質量分析において大差が認められなかった.以上より,これらの加熱処理は食品の品質への影響が少ないセレウス菌芽胞...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 被引用文献2件 参考文献18件

  • 小豆抽出物が細菌の発育に及ぼす影響

    堀 友花, 佐藤 伸, 畑井 朝子 一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集 57 (0), 72-72, 2005

    ...PPの一種である緑茶カテキン類や紅茶テアフラビン類は、食中毒原因細菌や耐熱性芽胞に対する抗菌作用が報告されている。しかし小豆PPはこれまで餡の加工や品質評価に関連した知見が多く、抗菌作用についての報告はほとんどない。そこで本研究では、PPを多く含む小豆抽出物が細菌の発育に及ぼす影響を検討した。...

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  • 紅藻<I>Ptilopbora subcostata</I>のもつ抗菌物質の解析

    小笠原 希実, 山田 健志, 今田 千秋, 西村 幹夫 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2005 (0), 281-281, 2005

    ...この粗抽出液をBacillus Subtilis由来芽胞液を用いた抗菌活性測定法に供し、抗菌活性の有無を調べた。この結果、ヒラクサ(<I>Ptilopbora subcostata</I>)の粗抽出液が抗菌活性をもつことがわかった。陰イオン交換カラムクロマトグラフィーによりヒラクサ由来抗菌物質を部分精製し、抗菌活性をもつ画分を得た。...

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  • タイ国の無塩大豆発酵食品より分離した納豆菌の諸性質

    稲津 康弘, 中村 宣貴, カマル ウイラッコディ, 伏見 力, ラッダー ワッタナーシリタム, 川本 伸一 日本調理科学会大会研究発表要旨集 17 (0), 132-132, 2005

    ...<BR>【結果】収集したトゥア・ナウには7logCFU/g程度の耐熱性芽胞形成菌が含まれており、中には大量の粘物質(ポリグルタミン酸)を生産するものも存在した。分離された納豆菌45株はRAPDパターンにより16種に分類され、20%が納豆菌宮城野株と同一種であった。分離菌株のプロテアーゼ活性は1.66_から_2.78U/mlで、宮城野株と大きな違いは見られなかった。...

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