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検索結果 253 件

  • 小角X線散乱法による DNA 結合タンパク質の機能構造解析

    稲葉 理美, 関口 博史 SPring-8/SACLA利用研究成果集 11 (5), 292-295, 2023-10-31

    転写因子 c-Myb DNA 結合ドメイン R2R3 は、生理的条件下に近い 37℃ にて 10% 程度の変性構造を含むこと、また DNA 結合能を保持する中性から弱酸性 pH 領域のうち、酸性 pH 側で α ヘリックス含有率が低下することが知られている。このような構造の柔軟性・多様性を増大する機構は、c-Myb R2R3 が DNA …

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  • 目撃の無い院外心停止症例における予後予測因子の同定:後方視的研究

    加藤 駿一, 井谷 修, 松本 悠貴, 大塚 雄一郎, 兼板 佳孝, 成田 岳, 羽田 泰晃, 根木 謙, 稲葉 理, 松村 穣, 八坂 剛一, 田口 茂正, 清田 和也 日大医学雑誌 82 (3), 155-159, 2023-06-01

    <p>心停止蘇生後患者の中でも,目撃の無いものについて,その予後を規定する要因について行われた先行研究は極めて少ない.そこで,目撃の無い心停止蘇生後患者の予後を規定する要因について調査した.2015 年 1 月~2019 年 5 月に入院した病院外心停止蘇生後患者のうち目撃例のない症例の生命学的・神経学的予後を規定する予測要因について,後ろ向きに調査した.解析対象例は 857 …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献13件

  • 粗粒度分割を用いた並列マージ処理の高速化

    千葉 理揮, 中西 正樹 電子情報通信学会論文誌D 情報・システム J106-D (2), 173-183, 2023-02-01

    本論文では,CUDAデバイス上で行われる,2列のソート済みデータ列を対象とするマージ処理の高速化を行った.本論文で提案する手法は,マージ処理を分割する際の粒度を粗くすることで,分割に要する処理時間を低減し,グローバルメモリのバンド幅を最大限活用できる.これにより,大規模な入力に対しては限界に近い性能をもつことを示せた.また,提案手法は実験に用いた全ての入力に対して既存のマージアルゴリズムよりも高…

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  • 青森県小川原湖湾口部における完新世地形環境変遷

    佐藤 善輝, 小野 映介, 樋泉 岳二, 小岩 直人, 工藤 司, 上田 龍摩 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 182-, 2023

    ...</p><p>HN8コア(孔口標高1.29 m)では標高0.6 m以深が砂質シルト~シルト質細粒砂からなり,フレーザー葉理が発達することから干潟堆積物と推定される.また,標高0.6 m以浅は腐植質シルトあるいは泥炭からなり,淡水湿地堆積物と推定される....

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  • 精神科看護師はどのような時に仕事のやりがいを感じているか: 新型コロナウイルス感染症流行期の質問紙調査から

    加藤 優一, 千葉 理恵, 林 佑太, 廣田 美里, 阪本 拓也, 島津 明人 看護科学研究 21 (0), 58-67, 2023

    本研究は、精神科看護師がどのような時に仕事のやりがいを感じているかについて、質的に明らかにすることを目的とした。2021年7〜8月(新型コロナウイルス感染症流行期)に、自記式調査票を用いた自由記述の横断調査を行い、精神科看護師143名の回答を内容分析の手法により分析した(有効回答率: 27.9 %)。回答は254記録単位に分けられ、『退院に向けた支援・関わりにより、患者が退院できた時』、『患者・…

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  • (エントリー)貝形虫化石群集解析に基づく島根県出雲平野東部の前期完新世の古環境変化

    大植 和, 入月 俊明, 中島 啓, 瀬戸 浩二, 香月 興太, 中西 利典, 齋藤 文紀 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 265-, 2023

    ...本研究で使用したボーリングコア(HK-19コア)のコア長は 34.8 mで,最下部は淘汰の悪い粗粒堆積物からなり,深度約33 m〜約9.5 m は泥質堆積物からなり,その下半部は塊状で上半部では葉理が発達する.深度約9.5 mから上位では砂泥互層からなり上位へ向け砂層が厚く粗粒堆積物からなる.コアは厚さ1 cmにスライスされ,凍結乾燥後250メッシュ(開口径:63 μm)の篩上で水洗した.乾燥後115...

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  • (エントリー)宮城県荒砥沢地域の地質

    水戸 悠河, 高嶋 礼詩, 折橋 裕二, 黒柳 あずみ, 淺原 良浩 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 455-, 2023

    ...軽石凝灰岩・湖成層:小野松沢層と北川凝灰岩に挟まるこれらの地層は,まだ地層名が命名されていない.小野松沢層とは断層を介して接している.岩相は塊状の軽石凝灰岩,葉理の発達する軽石凝灰岩からなり,植物化石を含むシルト岩と砂岩の互層を伴う....

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  • 大山火山北西麓(淀江地域)の地質構造

    和田 卓也, 槇納 吏袈, 吉田 健司, 橋本 和茂, 田代 誠士 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 465-, 2023

    ...<b>【火山灰質砂層(大山系)】</b>中粒砂~細粒砂主体の未固結堆積層で,平行葉理・斜交葉理,火山灰薄層の挟みが頻繁に認められる.壷瓶山の南側を中心に広く連続して分布し,層厚は概ね10m前後だが,壷瓶山の南側で層厚が約30mと部分的に厚く,しかも上に凸な地形面を形成している(図2 A-B断面参照).このことは,本層堆積時に壷瓶山が内湾あるいは湖に浮かぶ島の状態にあり,大山山麓裾野の陸地との間で陸繋砂州...

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  • 北部ベトナム に分布する上部デボン系のケルワッサーイベント

    小松 俊文, 川島 大稀, 森 晃太郎, 児子 修司, 山田 敏弘, グエン ダック フォン, フン ザン ディン 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 176-, 2023

    ...ケルワッサー事変に伴って世界各地から報告されている黒色頁岩については,マーピーレン地域とシャウホー地域で確認されている.これらの黒色頁岩は,有機物に富み,平行葉理が発達しているが,層厚については地域差があり,シーファイ峠地域では有機物に富む黒色頁岩層を確認する事ができなかった.なお,シャウホー地域の<i>Pa. rhenana</i>帯とこれよりも下位の層準では複数の黒色頁岩層が発達しており,ファルシオバリス...

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  • 2011年津波堆積物にみられる堆積学的特徴の多様性

    松本 弾, 澤井 祐紀, 谷川 晃一朗, 行谷 佑一, 宍倉 正展, 楮原 京子, 藤原 治, 篠崎 鉄哉 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 346-, 2023

    ...内部の堆積構造としては,級化/逆級化構造やマッドドレイプ,平行葉理が多くの堆積物でみられたほか,級化/逆級化を繰り返すユニット構造がみられることもあった.特に,逆級化構造を示す堆積物は海岸線から約0.7 kmまで,平行葉理がみられる堆積物は海岸線から約1.7 kmまでの範囲に限られており,この範囲には比較的強い流れの影響があったことが示唆される. ...

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  • 長崎県、中新統五島層群中の泥岩層についての堆積場復元

    高橋 宏明, 清川 昌一, 安永 雅, 池端 雄太, 池原 実, 高畑 直人 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 355-, 2023

    ...・上部ユニット下部(登屋ノ首) イプシロン型の斜交層理を伴う厚さ10mを超える砂岩主体の砂岩泥岩互層からなる.砂岩中には平行葉理に発達した,厚さ数cmの木炭を挟む.堆積環境は巨大河川周辺部に広がった氾濫原と考えられる.鏡下観察ではシルトサイズの石英や植物片を含む.全7試料測定し, TOCは0.32~0.62 %,δ<sup>13</sup>C<sub>org</sub>は-32.8~-25.0‰,2...

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  • 5万分の1地質図幅「外山」(岩手県盛岡地域)の地質

    内野 隆之, 小松原 琢 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 428-, 2023

    ...北部北上帯の門馬ユニットは全体としては三畳紀末~中期ジュラ紀の付加体で,剪断変形を被っているがmmオーダーで細互層する葉理泥岩が特徴的である.層状チャートは多いが,玄武岩・石灰岩は少ない.構造的上位(南西)から下位(北東)にかけて傾斜が緩くなり,また砕屑性ジルコンの年代も三畳紀末~中期ジュラ紀へと若くなる(内野,2017;内野,2019).  ...

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  • 日立地域、カンブリア系赤沢層中に挟在する石炭系金山石灰岩のジルコンU-Pb年代

    田切 美智雄, 大路 樹生, 安藤 寿男, 塙 勝利, 及川 晃, 加藤 太一 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 432-, 2023

    ...石灰岩は緑色片岩相と角閃岩相の中間の変成作用を受け、粗粒な大理石となっているが、斜交葉理、コンボリュート構造、漣痕などの堆積構造が残っており、多様な化石様組織(田切ほか、2022)と、形態的な比較からアメリカの石炭紀前期から知られている<i>Cyclocion</i>属に類似するウミユリ茎板化石(Oji et al, 2022)(図1)が認められる。...

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  • 沖縄県宮城島西部に分布する島尻層群の堆積環境及び貝化石と砕屑性ジルコンを用いた年代測定

    千徳 明日香, 冨田 恭平, 宋 科翰, 新城 竜一, 相澤 正隆, 徳田 悠希, 奥村 大河, 市村 康治 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 466-, 2023

    ...本研究露頭は,激しく生物撹拌されたシルト岩-砂質シルト岩を主体とし,下位では,層厚10 cm以下の火山噴出物を主体とした凝灰質細粒砂-極細粒砂岩層が多数認められた.その上位では砂岩層の出現頻度は減少するが,直径数cmの軽石を含む層厚10–30 cm程度の比較的厚い凝灰質細粒-極細粒砂岩層が認められた.砂岩層中には平行葉理,クライミングリップル葉理や,正級化構造などが確認されることから,これらの砂岩層...

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  • 中新統田辺層群白浜層の潮汐低地堆積物に挟在する巨大津波堆積物

    奈良 正和, 石塚 創太, 今井 悟, 藤野 滋弘 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 95-, 2023

    ...堆積物は,潮汐流路堆積物などを明瞭な侵食面をもって覆い,潮汐砂底堆積物に整合に覆われる.基底は凹凸に富み,確認される最大侵食量は約6 mにもなる.また,層厚は通常4〜6 mほどであるが,下位をもっとも侵食した地点では約9 mと見積もられる.この様に,極めて厚い層厚と基底部の著しい侵食が重要な特徴である.岩相は,側方での変化が著しいが,基底付近では局所的に発達したリップアップ・クラストの密集層,低角斜交葉理...

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  • ニジマスによる人工芝競技場のゴムチップの摂取

    小林 牧人, 千葉 理人, 高橋 佳乃子, 竹政 潤, 藤沼 良典, 清水 安夫, 吉冨 友恭 Journal of Kanagawa Sport and Health Science 56 (1), 13-25, 2023

    <p><b>【緒言】</b></p><p> スポーツの発展に伴い,日本においても天然芝や土質のスポーツフィールドから人工芝のスポーツフィールドへと変化しつつある.一方,現代においては,海洋マイクロプラスチックが世界的な環境問題の一つとなっている.人工芝フィールドで使用するゴムチップは,環境中に放出された場合,マイクロプラスチックと見なされる.筆者らの先行研究では,東京にあるA大学の人工芝フィール…

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  • 現世海洋における黒色泥のレアメタル資源としての利用可能性の検討

    矢野 萌生, 安川 和孝, 中村 謙太郎, 加藤 泰浩 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 105-, 2023

    ...<p>酸素に乏しい還元的な海洋環境においては,有機物の分解や底生生物の活動が減少するため,有機炭素含有量が高く葉理が発達した「黒色頁岩」と呼ばれる堆積物が形成される.黒色頁岩には,酸化還元鋭敏元素(redox sensitive elements)と呼ばれ,海水の酸化還元状態の変化に応じて溶解または析出・沈殿する元素のうち,還元的な条件下で安定的に固相として沈殿するバナジウム [V],クロム [Cr...

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  • 四国南西部,中新統三崎層群の小断層の産状と応力解析

    羽地 俊樹, 安邊 啓明 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 323-, 2023

    ...めていたが,overlap断層(gap断層と逆センスの断層)や層面滑り断層も認められた.また少数ながら共役関係が認識できる断層群も存在した.産状から,小断層には堆積後まもなく形成したものと,固結後に形成したものが混在していることが明らかになった.浅海性の砂岩層からなる竜串層では,傾斜方向の同じ微小な小断層群が特定の層準に発達していた.これは堆積時のノンテクトニック断層と推定される.一方で,竜串層には周辺の葉理...

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  • 新第三系宮崎層群蛇ノ河内層最上部の層相とその層序的変化

    明石 凌河, 石原 与四郎 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 350-, 2023

    ...., 2018)と良く似る.すなわち,典型的なタービダイトのように,Bouma Sequenceの一部を示すことが少なく,大きく級化,塊状タイプに分けられ,級化するものは5 m以上は連続する平行葉理をなすもの(G<sub>Hor</sub>;Onishi et al., 2018)および薄層で平行葉理を示すもの(G<sub>Pl</sub>;Onishi et al., 2018)で70%近くを占める...

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  • 近畿地方北部の超丹波帯付加複合体における層序区分と堆積時期の再検討

    中江 訓 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 438-, 2023

    ...<b>互層型</b>は,砂岩泥岩互層から葉理質泥岩に向けて上方細粒化する層序であり,層厚は約860 mに達する.層序の繰返しは認められない.十倉層(綾部地域)のみに見られる. <b>混在型</b>は,チャートを伴う玄武岩と泥質千枚岩・砂岩からなる層序で,泥質混在岩を含む.石場層(福知山地域),上月層・土万層(播磨地域)のほか国崎C(川西地域)などで確認される....

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  • 岩相解析に基づいた兵庫県但馬御火浦(たじまみほのうら)-浜坂・居組エリアに分布する北但層群の古環境復元およびU-Pb年代測定

    松原 典孝, 郡山 鈴夏, 佐野 恭平, 羽地 俊樹, 檀原 徹, 岩野 英樹, 平田 岳史 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 451-, 2023

    ...砕屑岩類は主に河川堆積物,三角州堆積物,海成堆積物に分けられる.河川堆積物は,トラフ型斜交層理の発達する礫岩で,上方で細粒化し,一部でトラフ型斜交層理の発達する砂岩へ遷移する.三角州堆積物は,平行葉理やフォーセット葉理,ウェーブリップルなどの堆積構造が認められる砂岩泥岩互層で,弱成層した礫岩へと遷移する.海成堆積物は炭質物を含み級化構造やコンボリュート層理が認められる砂岩泥岩互層である....

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  • 社会的意義と楽しさの組み合わせによる創発的地域活動参加促進モデル

    稲葉 理一郎, 保井 俊之, 前野 隆司 日本創造学会論文誌 26 (0), 54-73, 2023

    本研究は、住民の地域活動への参加を促進させるために、楽しさが創造性の発揮に密接に結びついているという考え方に基づき、エモーショナルデザインの公共政策分野への適用により、社会的意義と楽しさを組み合わせることで創発的に地域活動参加を促進させるという方法論を使って、新たな地域活動参加のモデルを公共政策分野で提案するものである。このモデルは、エコ(環境保全)、地域性、文化といった参加を促す社会的意義に関…

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  • (エントリー)常森層の堆積場と形成史

    志原 早紀, 辻 智大, 檀原 徹, 岩野 英樹, 平田 岳史 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 203-, 2023

    ...【研究手法】山口県美祢市秋芳町・於福町・大嶺町において地表踏査を行い,岩相の観察および地層の上下判定を行った.上下判定の指標として用いた堆積構造は,泥岩中に挟在する砂岩の薄層の級化構造,流痕,斜交葉理である.また,調査地域中央部の細粒砂岩中に挟在する南傾斜・南上位の正位の凝灰質砂岩層に含まれるジルコンを用いてLA-ICPMSによるU-Pb年代測定を行った.   ...

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  • 兵庫県姫路市夢前町莇野,菅生川河床における白亜紀ペペライトの産状

    毛利 元紀, 松原 典孝, 原田 正信 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 208-, 2023

    ...流紋岩石質岩片の形状は楕円形〜レンズ状,不定形〜亜角礫状,ブロック状などさまざまである.流紋岩石質岩片には岩片の周縁に急冷縁が発達する場合や岩片内に岩片の伸長方向とは垂直な冷却節理が発達する場合がある.まれに先白亜系基盤岩類由来と思われる灰黒色泥質岩の小岩片を含む場合がある.この混在相の母岩は淡緑灰色基質中に径5㎜程度の灰白色流紋岩火山礫が散在する流紋岩質凝灰岩と数㎜〜数㎝単位でリズミカルに繰り返し,平行葉理...

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  • 琉球列島粟国島の鮮新統筆ん崎層の大型植物化石群集:年代と植物化石群集の特徴

    矢部 淳, 植村 和彦 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 267-, 2023

    ...<層序と年代> 粟国島南西部に露出する筆ん崎層は、下位より(1)白色の浮石質凝灰角礫岩(~30m)、(2)葉理の発達した凝灰岩(~10m)、(3)浮石質凝灰角礫岩(10m+)、(4)白色〜やや黄色の凝灰岩、(5)浮石質火山礫凝灰岩(~5m)からなり、2から保存のよい大型植物化石を、5からは生痕化石や貝化石、石灰質ナンノ化石を産出する。...

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  • 初期続成過程における鉄還元帯でのアンモナイトコンクリーションの形成

    村宮 悠介, 吉田 英一, 勝田 長貴, 隈 隆成, 三上 智之 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 361-, 2023

    ...蝦夷層群では、葉理の発達した層準に比べて、生物擾乱の顕著な層準は、コンクリーション内部の化石の保存状態が良いことが指摘されている(Maeda, 1991)。このことは、生物擾乱の顕著な層準では、コンクリーションの形成が埋没後の早い時期に生じたことを示唆する。...

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  • 古琵琶湖層群上野層のウェーブリップル斜交葉理

    里口 保文 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 458-, 2023

    ...がみられる.クレストが明瞭な葉理からは,波高が4〜8mm,波長が36〜44mmであり,それらを構成する砂は,滋賀県立大学のレーザ回折式粒度分析装置を用いて分析したところ,中央粒径42.9µm,モード粒径38.84µmであった.クレストの伸びる方向は,北北東-南南西であった.層相からは,その水深を検討することができず,葉理を形成した波の性質もわからないが,クレストの伸びる方向および,湖堆積物がその地点...

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  • 淡路島南東部和泉層群北阿万層に見られる浅海性堆積物の特徴

    大阪府立 泉北高等学校 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 504-, 2023

    ...白色砂岩より下位は平行葉理や級化構造を示すタービダイト砂岩(f)で特徴づけられ、グルーブキャスト、フルートキャストが頻繁に観察された。白色砂岩下部にはハンモック状斜交層理(e)、中部にはウェーブリップル(c)が観察された。白色砂岩層最上部では上位に向かって、礫が大きくなる逆級化が見られ(b)、また砂岩全体に上方粗粒化の傾向が見られた。...

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  • 皿状構造の再現と形成過程の研究

    東京学芸大学附属高等学校 附属高等学校 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 515-, 2023

    ...皿状構造は上方に凹の形態で, 長さ数cm〜数十cmの幅を持つ, 層理面に平行な葉理である。荒崎ではスコリア層の上部30cmに,横幅およそ5mにわたって皿状構造の連なりが見られた。それぞれの皿状構造は幅十数cmほどで, 左右両端が上方に持ち上がっていることが観察できた。...

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  • 建物壁面石材を用いた大学での環境科学教材の開発

    石川, 牧子, 清家, 一馬, Ishikawa, Makiko, Seike, Kazuma 動物研究 (4) 1-13, 2022-03-26

    ...モカクリーム”は中期ジュラ紀の浅海に堆積した石灰岩であり、特徴的な堆積構造(級化構造や斜交葉理など)が観察される。また、石材中には二枚貝・サンゴなどの海棲生物の化石や生痕化石が含まれており、ジュラ紀の生物相を垣間見ることができる。本稿では本石材の教材利用のために必要な年代や産地、堆積環境などの情報をまとめた。...

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  • 山陰沖表層型メタンハイドレート賦存域における海底表層堆積物の物理・力学特性に関する検討

    中村 公一, 北山 大典, 海老沼 孝郎, 角和 善隆, 松本 良 地盤工学ジャーナル 17 (1), 33-45, 2022-03-01

    ...コアの観察により,炭酸塩ノジュールを含む泥,葉理が発達した泥,これら 2 つの影響が少ない塊状の泥の 3 つにわけた。これらの岩相に対し,物理特性に関する試験,コーン貫入試験,ベーンせん断試験,非排水三軸圧縮試験を行った。間隙比は,塊状の泥は深度増加に対応して減少するが,他 2 つの岩相は深度増加と対応しなかった。...

    DOI Web Site 参考文献14件

  • 堆積物供給がウェーブリップルの形状に与える影響:造波水路実験(予報)

    山口 直文, 滝 俊文, 関口 智寛 堆積学研究 80 (1-2), 3-9, 2022-02-28

    ...堆積物供給速度が大きくなるにつれてウェーブリップルは平坦化され,その領域は広くなった.今回の実験の水理条件および堆積物の条件(水深:0.3 m,波の周期:1.0 s,波の平均波高:76-78 mm,堆積物粒径:0.20 mm)の下では,砂床上昇速度が32 mm/min以上の実験でウェーブリップルの平坦化が観察された.今回の実験は,ウェーブリップル形状は堆積物供給の影響を受けないというこれまでのウェーブリップル葉理形成...

    DOI Web Site Web Site 参考文献11件

  • 長岡CCS実証サイトのCO<sub>2</sub>砂岩貯留岩と不均質性

    千代延 俊 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 148-, 2022

    ...., 2010).その圧入区間の岩石コア観察から,全体を通じて砂岩優勢砂岩シルト岩互層で,しばしば小礫〜中礫の亜円礫を含む.また,一部では礫岩層も認められた.堆積構造は,希に平行および斜交葉理を伴うものの,全体を通じて塊状で上方細粒化が認められる.CT画像を用いて堆積物の詳細を観察すると,塊状の砂岩では多数の生痕が観察できる.また,粒度分析からは総じて淘汰が不十分な層準が多く,希に淘汰度が良好な砂岩...

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  • 長崎県,中新統五島層群中の泥岩層についての堆積場復元

    高橋 宏明, 清川 昌一, 安永 雅, 池端 雄太, 池原 実 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 324-, 2022

    ...</p><p></p><p><b>調査場所</b></p><p>下部ユニット(カヤバ浦):緑色の火山砕屑岩からなる.20-50cmの火山角礫岩を含むが,上方になるにつれ細粒化し,平行葉理が発達する.火山砕屑層には数10cmの泥岩を挟む.鏡下観察ではマトリックスの中にシルトサイズの石英粒子や30μmの棒状黒色有機物が確認された....

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  • 千葉県市原市南部における上総層群柿木台層および長南層の貝形虫化石群集に基づいた古環境復元

    小淵 俊秀, 山田 桂 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 387-, 2022

    ...本研究地域は千葉県市原市南部に位置する.そこには下位より上総層群の柿ノ木台層,長南層,笠森層がそれぞれ調査範囲の南部,中部,北部に帯状に分布している.柿木台層は主に貝化石が散在する弱い層理が発達する砂質泥岩または泥質砂から構成される.長南層は塊状泥岩主体の下部,泥優勢砂岩泥岩互層の中部,砂優勢砂岩泥岩互層の上部に区分される.本層中の砂岩泥岩互層の砂岩の多くは正級化のみを示していたが,部分的に炭質物に富む葉理...

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  • 山口県美祢市における常森層の地質構造及び堆積環境

    志原 早紀, 辻 智大 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 120-, 2022

    ...</p><p>【結果】本研究では,常森層泥岩中に挟在する砂層の級化構造及び斜交葉理から,21か所において上下判定をおこなった.美祢市大嶺町に分布している常森層は変形構造が乏しく,変形はほとんど見られない.常森層の大局的な上位方向は北であり,砂岩主体相の上位に泥岩主体相が重なる.層理面は北及び南に傾斜しており,逆転層と正常層の両方が存在する.また,露頭において転倒向斜褶曲構造が観察される.秋吉石灰岩は...

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  • 混濁流・土石流ハイブリッドイベント層の堆積構造区分の成因: 粒子配列解析に基づく流れプロセスの推定

    田中 凌悟, 成瀬 元 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 168-, 2022

    ...境界は粒度の急激な細粒化によって明瞭に識別される.堆積物の淘汰は悪く,主に細粒砂〜中粒砂であり,粒子支持の大型(直径10 cm程度)の泥質礫を多数含む.区分Ⅲ:主に極細粒砂〜細粒砂で,小型(直径約2 mm以下)の泥質礫のみが散在的に含まれている.塊状または弱い級化を示し,厚さは15 cm程度である.区分Ⅱとの境界は明瞭である.区分Ⅳ:砂層の最上部10 cm程度を占め,主に極細粒砂〜細粒砂で構成され,葉理構造...

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  • 秋田県男鹿半島生鼻崎露頭における更新統北浦層砂岩の淘汰度と孔隙率の関係

    野口 貴德, 千代延 俊, 荒戸 裕之, 佐藤 宏大, 間所 洋和, 永吉 武志 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 181-, 2022

    ...</p><p>【結果】</p><p> 調査対象とした砂岩の単層は砂岩優勢砂岩シルト岩互層中の中粒~極細粒の砂岩である.単層の上部には平行葉理が見られ,炭質物も多く認められた.砂岩の岩色は,赤褐色,褐色,灰色を呈し,この3種類に大きく区分することが可能である.その分布は褐色の割合が最も大きく,赤褐色及び灰色の割合はほぼ同程度であった.また灰色の部分に生物擾乱が顕著に発達している....

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  • 深層学習再構成法(Deep Learning Reconstruction:DLR)を導入した低線量胸部CTの有用性

    小林 聖子, 大須田 恒一, 竹内 岳, 一戸 康行, 秋葉 理沙, 谷藤 貴行, 七尾 結輝, 石川 弘人, 石戸 忠雄, 角 俊行, 村上 健司 道南医学会ジャーナル 5 (1), 33-36, 2022

    [背景]CT 検査はCOVID-19ウイルス性肺炎のスクリーニングだけでなく、重症度判定や合併症の評価にも重要な役割を果たしている。一方、長期経過観察や若年者の撮影においては放射線被ばくの影響が懸念される。画像再構成技術の進歩により被ばく線量低減と画質向上の両立が進められてきたが、特に近年は人工知能による深層学習を用いた画像再構成法(Deep Learning …

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  • タービダイトの’化学堆積学シーケンス’:北海道川端層の例

    沢田 健, 朝日 啓泰 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 180-, 2022

    ...堆積構造はBoumaシーケンスに類似し、下部からmassiveな中粒-細粒砂部、平行葉理部、タービダイト性および半遠洋性泥岩部で構成される。有機物濃集部は主に細粒砂で構成され、平行葉理部に相当するユニットで観察される。...

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  • 阿蘇カルデラから170 km離れた山口市徳地におけるAso-4火砕流堆積物の発見

    辻 智大, 太田 岳洋, 藤原 尚起, 中田 英二, 潮田 雅司, 中村 千怜 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 194-, 2022

    ...、平行葉理の発達した火砕サージ堆積物である.橙色の層と優黒色の層が層厚4~10 cm程度で互層ないしレンズ状に混在して堆積している.各層の内部には葉理が認められる.上位の層が下位の層を侵食する侵食基底面がいずれの層にも認められ,下位の層をレンズ状ブロックとして含んでいることがある.橙色の層は軽石由来の風化粒子に富み,優黒色の層は鉱物に富む.砂サイズの粒子を主体としており,軽石の最大粒径は1 cmである...

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  • 別府湾堆積物は年縞か:表層堆積物と珪藻群集の経年観測に基づく葉理の成因検討

    鈴木 克明, 加 三千宣, 松浦 寿樹, 守屋 和佳 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 101-, 2022

    ...2019年コアから葉理単位で分取した試料に対しても珪藻群集解析およびクラスター解析を行い、葉理のパターンと珪藻種の関係性を検討した。</p><p> 別府湾堆積物の葉理はシルト質の明暗互層で構成され、明色層は高密度で陸源砕屑物に富み、暗色層は低密度で有機物に富む。この葉理は肉眼および軟X線像やCT像でのX線透過度、ITRAXデータ上の主要元素カウント値の変動により認定できる。...

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  • 千葉県市原市町田(養老川下流域)の沖積層について(予報)

    小島 隆宏, 風岡 修, 中澤 努, 吉田 剛 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 200-, 2022

    ...</p><p> 風岡ほか (2003) によれば,液状化しさらに流動化した地層では,葉理等の初生的堆積構造が消失する.ユニット5の深度5–1 mの区間から,堆積構造がみられない塊状の砂層が複数の層準から見出された.関東地震時には,これらの砂層が液状化し,被害を生じた可能性がある.</p><p> 講演では,追加で得られたデータや検討結果についても併せて報告する予定である....

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  • 恵比須峠福田テフラ降灰時の近畿地方の水系接続の推定

    里口 保文 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 245-, 2022

    ...</p><p>【Eb-Fukudaテフラ堆積時の水系の推定】  いずれの地点においても,本テフラ層の基底部は,降灰ユニットと考えられるユニットA1(吉川ほか,1996)が観察され静穏な堆積環境下で堆積が始まったといえる.KRコアはその上位の降灰ユニットであるユニットBがないが,他の2地点には存在し,その上位には平行葉理などの堆積構造が観察され,流れによって運搬されたと考えられる堆積ユニット(ユニット...

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  • 北西太平洋北海道日高堆積盆周辺域の後期中新世における海洋表層環境の復元

    朝日 啓泰, 沢田 健 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 385-, 2022

    ...岩相は主に泥岩から砂質泥岩で構成されており、時折平行葉理を持つタービダイト層を挟む。また上位層準へ行くに従い粗粒化する傾向が見られ、最上部ではチャネル充填堆積物とされる礫層が卓越する。珪藻群集組成解析による波恵川荷菜層堆積年代では9.7-3.5Maと見積もられており(丸山ほか 2019)、後期中新世から鮮新世初頭にかけての堆積岩が連続して露出すると考えられる。...

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  • Molecular mechanism of SbmA, a promiscuous transporter exploited by antimicrobial peptides

    Ghilarov, Dmitry, 稲葉, 理美, Stepien, Piotr, Qu, Feng, Michalczyk, Elizabeth, Pakosz, Zuzanna, 野村, 紀通, 小笠原, 諭, Walker, Graham Charles, Rebuffat, Sylvie, 岩田, 想, Heddle, Jonathan Gardiner, Beis, Konstantinos Science Advances 7 (37), 2021-09

    Antibiotic metabolites and antimicrobial peptides mediate competition between bacterial species. Many of them hijack inner and outer membrane proteins to enter cells. Sensitivity of enteric bacteria …

    DOI HANDLE Web Site 参考文献48件

  • 上部ジュラ系有峰層(富山県南東部)の砂岩層にみられる堆積構造

    平澤, 聡 富山市科学博物館研究報告 = Bulletin of the Toyama Science Museum 45 75-79, 2021-07-01

    ...砂岩層の岩相は下位より偽礫を含む塊状な細粒砂岩(下部)、平行葉理の発達した極細粒砂岩(中部)とカレントリップル斜交葉理で特徴づけられる極細粒砂岩(上部)に大別され、それぞれBouma Ta、 TbおよびTcに類似する。ただし、下部に不明瞭な平行葉理の見られることや、“Tb”-“Tc”間に塊状な区間を挟在することから、典型的なTa-cであるとはいえない。...

    機関リポジトリ Web Site

  • 陸前高田市広田湾から確認された浅海域の津波堆積物の堆積学的特徴と分布

    横山 由香, 坂本 泉, 髙清水 康博, 清水 賀之 堆積学研究 79 (2), 47-69, 2021-02-16

    ...A.D. 869年貞観津波による堆積物を同定し,それらの空間分布と堆積学的特徴を明らかにした.広田湾底堆積物は,上位から砂層および泥層で構成され,両者は明瞭な不連続面で区分され,上位の砂層が2011年津波堆積物と同定された.その結果,2011年津波堆積物は,(1)下位層と明瞭な侵食面で区分される,(2)定常時の広田湾底堆積物と明らかに異なる粗粒な粒度からなる,(3) 2層以上の砂層などからなる,(4)葉理構造...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献29件

  • 姉川流域せき止め湖の年縞堆積物に分布するヒ素の化学状態と濃集機構

    益木 悠馬, 勝田 長貴, 横山 裕矢, 梅村 綾子, 吉田 英一 日本地球化学会年会要旨集 68 (0), 25-, 2021

    ...また、放射光を用いたµ-XRFマッピングとXANES解析から、夏季の菱鉄鉱の葉理の上下に分布するAs2S3(III)の濃集層(層厚約1 mm)は、春と秋の循環期に生じた鉄水酸化物が水塊中の亜ヒ酸塩(H2AsO3-(III))やヒ酸塩(H2AsO4-(V))を吸着、湖底に堆積したのち、間隙水中での硫酸還元で生じたものと推察される。...

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  • 日本列島中央部の内陸盆地における更新世末~完新世の堆積システムの変遷

    葉田野 希, 川野 律歩, 吉田 孝紀 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 265-, 2021

    ...深度21.4~18.6 m)は,主に有機質泥層から構成され,水成古土壌の特徴であるフランボイダルパイライトや青灰色土色,グライ化層準を伴うことから,沼沢地の堆積物と解釈できる.この泥層は,著しく高いTOC, TNを示し,珪藻化石を豊富に含む.ユニットIV (深度18.6~13.4 m)は,厚い塊状有機質泥層と珪藻質泥層から構成され,湖の堆積物と解釈できる.このユニットの下部には,約40 cmの砕屑性葉理灰色粘土層...

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  • ブラジル・ボニート近郊に見られるトゥファの特徴

    白石 史人, 半澤 勇作, 朝田 二郎, Cury Leonardo, Bahniuk Anelize 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 271-, 2021

    ...ボニートはブラジルのマットグロッソ・ド・スル州の南西部に位置する.調査対象となったトゥファは,ボニートから北に約13.5 kmのミモザ川沿いに発達している.トゥファは主に石灰化したフィラメント状シアノバクテリアから構成されており,断面における葉理組織はやや不鮮明であった.シアノバクテリアの多くは結晶核形成に適した酸性の細胞外高分子を分泌していたが,一部の非酸性細胞外高分子を持つものは石灰化されずに空隙...

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  • 中部ベトナムに分布する上部デボン系ソムニャー層のケルワッサー事変

    松尾 遼, 小松 俊文, 松田 博貴, 前川 匠, 稲田 稔貴, 高嶋 礼詩, 山田 敏弘, マーク ウィリアムズ, グエン ダック フォン, ザン ディン フン, グエン バ フン, グエン チュン ミン 堆積学研究 78 (2), 55-75, 2020-02-25

    ...<p>中部ベトナムのクアンビン省には,フラニアン·ファメニアン(F-F)境界を挟むソムニャー層が分布している.模式地におけるソムニャー層(Xo 1〜39)は,炭酸塩岩類からなり,層厚は約6.3mで,生物片に富む明灰色のグレインストーンとワッケストーンからなるユニットI (Xo 1〜13)と生物片に富むパックストーンとワッケストーンが優勢なユニットII (Xo 14〜28),化石が乏しく弱い平行葉理が...

    DOI Web Site Web Site 参考文献43件

  • 日本海東縁における堆積物コアからのイカアイトの発見とその意義

    角和 善隆, Zhang Naizhong, 松本 良, 戸丸 仁, 石田 直人, 茂手木 竜也 地質学雑誌 125 (12), 853-865, 2019-12-15

    ...<p>低温で安定な炭酸塩鉱物であるイカアイトが,日本海東縁部で採取した堆積物コアから発見された.イカアイトを伴う堆積物は,シルトか砂の葉理を伴う暗色の泥からなり,生痕があるか無構造である.粒状の集合体が脈となっている場合と,最大10cmを越える長さの大型の結晶をなす場合がある.イカアイトは現在の海底面下10mより浅い部分で発見されているが,間隙水の分析から,硫酸塩・メタン漸移帯(SMT)の内部,多分...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献3件 参考文献52件

  • 山口県西部に分布する三畳系美祢層群とジュラ系豊浦層群の層序と化石群

    前田 晴良, 大山 望 地質学雑誌 125 (8), 585-594, 2019-08-15

    ...<p>山口県には,上部三畳系から白亜系までのさまざまな環境で堆積した中生界が分布し,それぞれから特徴的な化石群を産出する.上部三畳系カーニアン階に対比される美祢層群は,海成相と非海成相の繰り返しよりなり,非海成相の桃ノ木層中には豊富な植物化石群や日本最古の昆虫化石群が含まれている.田部断層をまたいで南北に分布する中・下部ジュラ系・豊浦層群のうち,黒色葉理泥岩よりなる西中山層からは,プリンスバキアン階...

    DOI HANDLE Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献21件

  • 愛知県佐久島,中新統日間賀層の砂岩泥岩互層中にみられる流動化構造

    二村 光一 地球科学 73 (3), 149-161, 2019-07-25

    ...<p>愛知県佐久島における下部中新統日間賀層の上部層最下部にあたる砂岩泥岩互層には,流動化構造がよく保存されている.特徴的な構造要素としては,1)コンボリュート砂岩層の頂部にみられる葉理群の截頂状構造,2)コンボリュート砂岩層を覆うシルト岩層にみられる上・下位層からの小砂岩岩脈群の迸入,および,3)コンボリュート褶曲の非対称性と層理面に斜交する小岩脈群が示す"top-to-NNE" の剪断変形があげられる...

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  • シミュレーションを活用した運用段階のエネルギーマネージメント手法に関する研究

    千葉 理恵, 田中 英紀, 奥宮 正哉 空気調和・衛生工学会 論文集 44 (263), 1-9, 2019-02-05

    <p>本研究は,病院の運用段階の消費エネルギー削減手法について,シミュレーションを活用した検討手法の確立を目指している。本報では,冬期暖房運転時の水蓄熱および発電機の排熱利用を含む熱源システムの運用改善を検討した。シミュレーションにより,蓄熱槽からの放熱流量や利用温度差を適正化することによって搬送動力を低減し,蓄熱槽の温熱源を発電機の排温水から空冷ヒートポンプによる夜間蓄熱に変更することが可能と…

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  • 河川堆積物にみられる高流砂階の堆積構造:鮮新-更新統古琵琶湖層群堅田層

    増田 富士雄, 服部 昇, 石田 志朗 堆積学研究 77 (2), 81-95, 2019-02-01

    ...<p>鮮新-更新統古琵琶湖層群,堅田層の河川性堆積物からアンティデューンやサイクリックステップやシュートアンドプールなどの高流砂階で形成されたと考えられる堆積構造をみいだした.それらの堆積構造の特徴は,(1)上流への堆積を示すバックセット葉理とバックステッピング構造,(2) S字状葉理,波状葉理,HCSもどきの葉理,(3)侵食基底面をもつ下に凸の弓状の充填層と礫·砂·泥の分離,(4)等間隔で非対称の...

    DOI Web Site Web Site 参考文献46件

  • 地域住民を対象とした大学教員によるこころの健康相談室の試行と課題

    千葉 理恵, 川田 美和, 武内 玲, 竹原 歩, 小澤 亜希絵, 船越 明子 Phenomena in Nursing 3 (1), P1-P9, 2019

    【目的】 著者らは,大学教員が中心となって実施する「まちの保健室」の一環としてこころの健康相談室を開設し,地域で生活し精神健康上の不安や困難をもつ人やその家族を対象として,短期的な相談支援を行うこととした。本研究は,精神看護を専門とする看護師によるこころの健康相談室の運営枠組みを作成し,利用者のニーズや果たしうる役割,課題について予備的に検討することを目的とした。 【方法】 …

    DOI 医中誌

  • コージェネレーションシステムの発電機台数制御パラメータの最適化に関する研究

    千葉 理恵, 棚橋 優, 西脇 修, 田中 英紀 空気調和・衛生工学会 論文集 43 (258), 11-19, 2018-09-05

    <p>コージェネレーションシステムは,供給対象となる熱電負荷やエネルギー単価の変動等により最適運用方法の決定が難しく,最適運用が可能になれば,より省コスト・省エネルギーを実現できる。本研究では,発電機の運用パラメータを月毎や日毎に最適化する手法について提案し,コストおよび消費エネルギーの削減効果について推算した。また,実際の総合病院にコスト最小化を目的とする月別最適化と日別最適化を適用した。その…

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  • 虫生野火山灰層にみられる平行葉理の粒子方向性

    里口 保文 日本地質学会学術大会講演要旨 2018 (0), 302-, 2018

    【災害のためプログラム中止】 平成30年北海道胆振東部地震により学術大会のプログラムが大幅に中止となりました.中止となったプログラムの講演要旨については,著者のプライオリティ保護の見地からJ-STAGEに公開し,引用可能とします.ただし,学術大会においては専門家による議論には供されていませんので「災害のためプログラム中止」との文言を付記します.(日本地質学会行事委員会)

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  • シミュレーションを活用したエネルギーマネジメントにおける境界条件データの設定方法に関する研究

    田中 英紀, 渡邊 剛, 尹 奎英, 千葉 理恵, 吉永 美香, 菰田 英晴, 丹羽 英治, 時田 繁, 奥宮 正哉 空気調和・衛生工学会 論文集 42 (249), 13-22, 2017-12-05

    <p>本論では,シミュレーションを活用したエネルギーマネジメントにおける熱源負荷境界条件の設定方法が,建物のエネルギー性能推定に与える影響について,実建物を対象に検討した。設計段階の空調エネルギー推計における二次側空調システムの想定手法では,建物全体の最大熱負荷を階数で除した値に対し仮想的な空調機仕様をモデル化して求めたエネルギー消費量の算定結果が,実際の空調機仕様を全てモデル化する場合に対して…

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  • キニジン投与9年後に心室細動(VF)ストームが再発し,不整脈基質アブレーションが奏効したBrugada症候群の1例

    金子 雅一, 前田 真吾, 佐々木 毅, 潮平 親哉, 白井 康大, 稲葉 理, 柳下 敦彦, 川端 美穂子, 合屋 雅彦, 平尾 見三 心臓 49 (SUPPL.1), S1_24-S1_32, 2017-08-28

    <p>症例は66歳男性.2007年飲酒後に失神し,救急車内で心室細動(VF)を認めAEDで除細動された.その後Brugada症候群と診断されICD植込み後に退院したが,飲酒後に再度VFによるICD頻回作動を認めた.キニジン 600mgを開始し,以後適切作動を1度認めるのみで長期の経過は良好であった.2016年3月にVFストームによる頻回作動を再度認め,キニジン抵抗性のVFに対してアブレーションを…

    DOI 医中誌

  • 北海道厚真(あつま)川を遡上した2011年東北沖地震津波による堆積物の形成過程および津波波形との対応

    太田 勝一, 嵯峨山 積, 乾 哲也, 保柳 康一 地質学雑誌 123 (7), 551-566, 2017-07-15

    ...を伴う.遡上流による堆積物で,流れの振幅が減衰した津波の中盤に形成された.ユニット3は浅海砂とマッドドレープからなり,上下流方向の粒度変化が少ない.斜交葉理の示す流向は陸側が主で,部分的に海側を伴う.長周期波が卓越した津波後半に形成され,マッドドレープはfluid mud起源と考えられる.津波波形を用いて津波堆積物の形成過程を論じることは,河川津波の挙動の理解に貢献する....

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか2件 被引用文献1件 参考文献15件

  • シミュレーションを活用した運用段階のエネルギーマネージメント手法に関する研究

    千葉 理恵, 田中 英紀, 奥宮 正哉 空気調和・衛生工学会 論文集 42 (242), 11-20, 2017-05-05

    <p>本研究は,建物運用時の省エネルギー実現のため,適切な運用となるようシミュレーションを活用した検討手法を提案することを目的とする。本報では,病院の水蓄熱システムを含む熱源システムについて,現状の放熱流量や温度差の不適切による非効率的な運用状況に着目し,設備機器や運用の改善検討を行った。まず,LCEMツールによる検討を行うためにオブジェクトの改良を行い,現状の再現性を確認した。その後,改善項目…

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  • グリーンランド・イスア表成岩帯の石墨片岩中に含まれるモナザイトのCHIME年代測定

    大友 陽子, 加藤 丈典, Ohtomo Yoko, Kato Takenori 名古屋大学年代測定研究 1 63-65, 2017-03-31

    ...また、グラファイトに富む黒色片岩試料中の希土類鉱物を走査型電子顕微鏡で観察したところ、モナザイトがグラファイトに富む層のみに葉理に調和的な産状で卓越していることがわかった。モナザイトのCHIME年代測定結果は3630±91Maであり、過去の研究で報告された砕屑性ジルコンの年代とプログレード変成作用の年代を範囲に含むことがわかった。...

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか1件

  • 上高地・明神岳南面で発生した岩盤崩壊とそれによる明神池の形成

    苅谷 愛彦, 森田 真之 日本地理学会発表要旨集 2017s (0), 100037-, 2017

    ...急崖A付近において,傾斜した前穂高岳溶結凝灰岩層中の葉理面がすべり面となり,岩盤崩壊が発生して岩屑が供給・移動したと考えられる.巨礫群が河川成か氷河成であれば,礫の円磨度や礫種はここに示した事実と異なるはずである.なお,これと同様の岩盤崩壊は明神地区の北約3.5 kmの前穂高岳北尾根東面(前穂高岳溶結凝灰岩層)でも発生し,大量の岩屑が梓川谷底・左岸に達している....

    DOI

  • 茨城県常総市石下周辺における鬼怒川のクレバススプレー堆積物

    佐藤 善輝 日本地理学会発表要旨集 2017a (0), 100078-, 2017

    ...連続しており,後背湿地堆積物と推定される.他方,GS-JIS-7コアでは標高14.0 m以浅に,斜交葉理やリップル葉理の発達する細粒~中粒砂から成るユニット5が認められ,ユニット4を覆い,地表面まで連続する.これに対比される堆積物はGS-JIS-6コアの最上部にも認められた....

    DOI

  • 肘折火山における天然ダム形成とその決壊

    高田 裕哉 日本地理学会発表要旨集 2016s (0), 100254-, 2016

    ...さらに,M面の上位に1段(H面),下位に1段(L面)の地形面を認定した.H面は,背後に火山体を開析する沢を有し,標高450~410 mの地形面である.M面と比較すると,H面の分布は離散的である.L面はM面の縁辺かつ銅山川の左岸にのみ分布し,大礫や中礫を主体とした礫層で構成されている.カルデラの上流には,高度的にH面に対比でき,背後に沢を有する標高450~410 mの地形面が発達する.この面は,斜交葉理...

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  • 鬼怒川中流域,茨城県常総市上三坂地区における平成27年9月関東・東北豪雨の破堤堆積物

    佐藤 善輝, 宮地 良典, 卜部 厚志, 小松原 純子, 納谷 友規 第四紀研究 56 (2), 37-50, 2016

    ...<p>平成27年9月関東・東北豪雨により鬼怒川中流域の常総市上三坂地区で生じた人工堤防の決壊による堆積物について,トレンチ掘削や粒度分析を行い,その堆積学的特徴を明らかにした.破堤堆積物は全体的に細粒砂〜中粒砂を主体とし,下位から順に,上方粗粒化を示す細粒砂層(ユニットA),上方細粒化を示す細粒砂〜中粒砂層(ユニットB),低角斜交層理や平行葉理の発達する細粒〜中粒砂層(ユニットC)に細分される.各堆積...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献5件 参考文献8件

  • 三重県多気郡大台町薗川上流のせき止め湖堆積物の層相と年代

    小嶋 智, 永田 秀尚, 植木 岳雪, 沼本 晋也, 池田 晃子, 中村 俊夫, 木戸 豊大, 大谷 具幸, Kojima Satoru, Nagata Hidehisa, Ueki Takeyuki, Numamoto Shinya, Ikeda Akiko, Nakamura Toshio, Kido Toyohiro, Ohtani Tomoyuki 名古屋大学加速器質量分析計業績報告書 26 108-113, 2015-03

    ...地すべりにより形成された天然ダムは上流側にせき止め湖を形成する.三重県大台町の薗川上流では,過去のせき止め湖を埋積したせき止め湖堆積物が地表の2カ所で観察される.また,地表露頭の上流側で掘削したボーリングコアは,地表から深度約17mまでが土石流堆積物,その下位の深度約33mまでがせき止め湖堆積物からなる.せき止め湖堆積物は,層理・葉理の発達した泥層・シルト層からなり,砂層や礫質泥層を挟む.葉理の少なくとも...

    DOI 機関リポジトリ HANDLE

  • 最早期興奮部位ではない大動脈無冠尖内での高周波通電にて根治した前中隔起源心房頻拍の1例

    山下 周, 山内 康照, 稲葉 理, 関川 雅裕, 平尾 龍彦, 尾林 徹, 宮本 貴庸, 梅本 朋幸, 原 信博, 山口 徹雄, 宮崎 亮一, 新井 紘史, 川初 寛道, 庄司 聡, 山口 純司, 平尾 見三, 青沼 和隆 心臓 47 (SUPPL.2), S2_21-S2_26, 2015

    <p> 症例は68歳女性. 2008年より動悸発作ありATPにて停止するPSVTと診断され根治目的にて入院した. 心房プログラム刺激ではjump-up現象なく容易にlong RP tachycardiaが誘発され, His束領域が心房の最早期興奮部位であり, 心房プログラム刺激の連結期と頻拍開始時の復元周期は逆相関を認めた. 頻拍中の心室早期刺激で心房はリセットされず, ATP …

    DOI 医中誌

  • 時系列解析のための年縞堆積物の特徴を検出する手法の適用 : 蒜山原層の年縞堆積物の軟X線画像を用いた例

    佐々木 華, 齋藤 めぐみ, 小松原 純子, 石原 与四郎 堆積学研究 74 (1), 31-43, 2015

    ...<BR>本研究では,年縞を始めとする縞状堆積物の葉理境界を認定する手法として,以下のような手順を試みた.すなわち,(1)画像濃淡の平滑化,(2)画像濃淡(たとえば明度)の最大傾斜面の認定,(3)画像濃淡の振幅の中間値の取得,(4)(2),(3)の組み合わせで境界の認定を行う,である.その結果,目視で認定した葉理境界と近い認定がなされた上,葉理内部の情報(たとえばある葉理内の軟X線透過率)も得ることができた...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献23件

  • 中部更新統蒜山原層の湖成年縞堆積物に挟在する洪水·斜面崩壊堆積物の堆積相と堆積頻度

    佐々木 華, 石原 与四郎, 佐々木 泰典, 齋藤 めぐみ, 成瀬 元 堆積学研究 74 (1), 45-53, 2015

    ...岡山県真庭市の蒜山原に分布する中部更新世の堰止め湖の堆積物である蒜山原層は年縞珪藻土が特徴である.年縞は各々異なる浮遊性珪藻で構成された明緑色と暗緑色の葉理のセットからなり,多くの重力流堆積物が挟在する.本研究では,挟在する重力流堆積物の堆積相と,年縞層厚およびこれらの層序的変化を検討した.その結果,年縞層厚は珪藻の生産もしくは珪藻殻の大きさの増加を示唆する上方層厚化傾向を示すこと,重力流堆積物は,...

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  • 茨城県中部・友部丘陵で見いだされた更新統友部層をおおう古期ローム層と風成砂層

    大井 信三, 西連地 信男, 須藤 忠恭, 安藤 寿男 日本地理学会発表要旨集 2015s (0), 100133-, 2015

    ...<br><b>2.水戸市武具池の露頭記載</b><br> 調査露頭は水戸市北西部武具池の標高100mの丘陵にある.本露頭で確認できるテフラを下からT1~T8と名付けた.露頭下部は平行葉理が発達する中粒砂層からなる友部層で,海浜相とみなされる.それをおおって厚さ3mの下部ローム層がある.下部ローム層の中部には角閃石を含むT1, T2があり,下部ローム層の上部には黒雲母密集帯をなすT3がある.この下部ローム...

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  • シロウリガイ類化石を含む貝殻集積砂岩層(下部更新統上総層群野島層)

    宇都宮 正志, 長浜 千展, ジェンキンズ ロバート, 野崎 篤, 間嶋 隆一 地質学雑誌 120 (7), 221-231, 2014-07-15

    ...シロウリガイ類化石を含む上総層群野島層の貝殻集積砂岩層のブロックを採取し,貝化石の種構成と配列を解析した.貝殻集積層は下位より粗粒砂岩から礫質粗粒砂岩への逆級化部,礫質粗粒砂岩から細粒砂岩への級化部,そして平行葉理の発達する細粒砂岩の3つのユニットからなり,シロウリガイ類化石の多くは破片化した状態で級化部から産出した.貝殻集積層に含まれる他の貝類は小型の二枚貝類や巻貝類および殻の破片からなり,潮間帯...

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  • 蒲生海岸の砂州における津波後の堆積物について

    花田 義輝 仙台市科学館研究報告 23 (0), 64-66, 2014

    ...砂州の海側では,砂の堆積のようすに変化を見ることはできなかったが,葉理を見ることができた。また,干潟側では,0.6m 程トレンチを掘ると変化のない砂層の下に津波以前の干潟の痕跡を見ることができた。...

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  • 北極圏ウラル・オフィオライト調査

    荒井 章司, 三浦 真, 石丸 聡子, Shmelev Vladimir R. 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2014 (0), 200-, 2014

    ...かんらん岩は葉理構造の発達したハルツバーガイトが主である。ハルツバーガイトはFo92程度の組成を示すが,クロムスピネルはFe3価に富む特異な組成をしめす。しばしばかんらん石中の細粒包有物として産する。緑泥石,トレモライト,滑石と共存し,単斜輝石を欠く。脱蛇紋岩化を経験した変かんらん岩である可能性が高い。クロミタイトも多くの場合菫泥石に富む,変クロミタイトである。...

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  • 2011年東北地方太平洋沖地震による東北地方太平洋沿岸の津波堆積物の地球化学的検討

    佐野 絵里香, 石賀 裕明, 三瓶 良和, 酒井 哲弥, 入月 俊明, 林 広樹 地球科学 67 (4), 131-144, 2013

    ...特徴的な分布に関連する.それらの岩相の相違は砂浜や陸地で津波が浸水した地域の地形的な特徴に関連する.砂質と泥質の津波堆積物は一般には15cm以下の薄い層として残されている.砂質堆積物は海岸から5kmの内陸部にまで分布している.泥質津波堆積物は調査地域の北部で湾がより奥まった形状を持つ石巻地域に多く見られる.ここでは泥質津波堆積物は水田や破壊された構造物の上に堆積している.いくつかの砂質津波堆積物は平行葉理...

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  • 孤独感を抱えていた初産婦が近隣住民とつながりを築いていく過程

    秋葉 理江, 田口(袴田 )理恵, 河原 智江, 今松 友紀, 糸井 和佳, 臺 有桂, 田髙 悦子 日本地域看護学会誌 15 (3), 23-31, 2013

    目的:本研究では,出産当初,近隣住民とのつながりがなく孤独感を抱えて育児を行っていた母親の,育児ならびに人とのつながりの状況と,母親の感情や考えがどのように変化しながら近隣住民とのつながりを築いていったか,という過程を明らかにすることを目的とした.方法:対象者は,地域子育て支援拠点を利用する,3歳未満の第1子を育児中の母親8人である.半構成的インタビューにて,産直後から現在までの,育児の状況,人…

    DOI Web Site 医中誌

  • 地層と流水の作用を「視る」学習教材の開発

    西城 光洋, 菊池 正昭, 長島 康雄 仙台市科学館研究報告 22 (0), 77-81, 2013

    ...地層で観察される級化や葉理は屑砕物粒子の大きさの違いによるものである。これらの成因を理解するためには「流れやすさ」「沈みやすさ」等,屑砕物粒子の挙動を観察し,実際の地層にあてはめて考察する必要がある。このことを目的に,静水下・流水下での屑砕物粒子の挙動を観察しながら,地層の形成を考察するための実験装置を開発し,授業実践を行った。...

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  • 精神障害をもつ人々と共に地域で心地よく生活するために,地域住民が不足していると感じているもの

    千葉 理恵, 木戸 芳史, 宮本 有紀, 川上 憲人 医療と社会 22 (2), 127-138, 2012

    目的:わが国の地域住民が,精神障害をもつ人々とよりよく共生するために,居住地域や自身にどのようなことが不足していると考えているかを質的に明らかにすることを目的とした。<br>方法:東京都内の20市区町村を対象地域として,各市区町村の選挙人名簿および住民基本台帳から100名ずつを単純無作為抽出し,20歳以上の地域住民2000名を対象として,2009年9~11月に郵送により自記式調査票の横断調査を行…

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  • 奈良県北部に分布する中新統室生火砕流堆積物非溶結相における再堆積過程

    中条 武司, 佐藤 隆春 堆積学研究 71 (1), 15-23, 2012

    ...奈良県北部に分布する中新統石仏凝灰岩層は,室生火砕流堆積物の非溶結部とその再堆積物からなる.この再堆積性火砕堆積物はその堆積相から,下位よりユニットAからCに区分することができる.ユニットAは火砕流堆積物上の凹地を流下した土石流堆積物や粒子濃集流堆積物から構成される.ユニットBは均質~細かい葉理をもつシルト質~細粒凝灰岩からなり,停滞水域での堆積作用を示すと考えられる.ユニットCは全体として上方粗粒化...

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  • 陸上津波堆積物の多様な粒度,層厚,堆積構造

    藤野 滋弘 堆積学研究 71 (2), 102-103, 2012

    Outcrop-scale characteristics of terrestrial tsunami deposits are non-uniform, because of their diversified grain-sizes, thickness and sedimentary structures. Grain-sizes of tsunami deposits are …

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  • 地震起源タービダイトへの放射性核種の埋没

    入野 智久, 池原 研, ジェンキンス ロバート, 芦 寿一郎, 渡邉 豊 日本地球化学会年会要旨集 59 (0), 35-, 2012

    ...2011年東北地方太平洋沖地震では三陸沖の広い範囲で海底土砂輸送が発生し,タービダイトが堆積した.最表層堆積物には福島第一原発起源の放射性セシウムが含まれているが,その一部では表層下数cmから,最表層よりも高いセシウムの放射能が検出された.これら亜表層の放射能の極大は,地震時の葉理を持つタービダイト砂の上位に堆積している,泥質タービダイトの中に含まれている.これは,地震後も泥質混濁流が継続し,その移動...

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  • 重症冠動脈疾患を合併したBrugada症候群の1例

    柳下 敦彦, 樋口 晃司, 中村 知史, 稲葉 理, 田中 泰章, 川端 美穂子, 蜂谷 仁, 平尾 見三, 磯部 光章 心臓 43 (SUPPL.2), S2_5-S2_10, 2011

    高尿酸血症と脂質異常症のある59歳の男性. 失神歴や突然死の家族歴はない. 2009年7月, 中国で登山中(標高1,800m)に前駆症状のない失神を認めた. 現地医療機関では明らかな原因の特定にいたらず帰国した. 帰国後に当院を受診され, 心電図上, 洞調律, 不完全右脚ブロック, V<sub>1~2</sub>でのsaddle back型のST上昇を認め, 一肋間上ではcoved型を呈した. …

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  • 津軽平野における完新世段丘および蛇行帯の発達過程

    小野 映介, 片岡 香子 日本地理学会発表要旨集 2011f (0), 100135-100135, 2011

    ...本研究では,津軽平野中部の完新世段丘と蛇行帯に注目して,その発達史を明らかにするとともに,地形変化をもたらした要因について検討した.蛇行帯を構成する堆積物は,深度約1m以浅において上方粗粒化し,さらに上方細粒化する部分が共通する.また,そこには平行葉理やリップル葉理が認められ,軽石の散在が顕著である.下位の層準から得られた<sup>14</sup>Cの年代は,それらが約2,000年前以降に堆積したことを...

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  • ハットンの不整合

    地学雑誌 120 (3), Cover03_1-Cover03_3, 2011

     (front cover) James Hutton (1726-1797) was a famous British geologist who contributed to establishing modern geology. He is also known as the geologist who discovered an outcrop of unconformity and …

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  • 仙台平野における平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震の津波の実態

    平野 信一, 箕浦 幸治, 山田 努, 飯嶋 耕崇 日本地理学会発表要旨集 2011f (0), 100134-100134, 2011

    ...葉理構造の発達から、流速が減衰して1 m/秒以下の流れになって以後に砂が堆積したと考えられる。溯上の先端では物質の速やかな移送が進行し、従って砂の堆積は流れの後半でみられたと考えられる。海岸部の凹地は海水で満たされており、基本的に射流は発生し難く、第2波以降では物質の移送は大きく減少した。<br> 溯上流は、あぜ道や道路などのわずかな起伏でも流下側で射流を発生し、底面を洗掘した(写真2)。...

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  • 熊野井内浦掘削コアから推測する中期中新世熊野酸性岩北岩体の垂直構造と定置過程

    中島 隆, 小泉 尚嗣, 下司 信夫, 及川 輝樹, 新正 裕尚, 三浦 大助, 角井 朝昭, 重松 紀生, 北川 有一 地質学雑誌 116 (7), 374-387, 2010-07-15

    ...風化変質を被っていない.600 mのコアのうち,地表から深度464.25 mまでは熊野花崗斑岩,464.25 mから600 mの孔底までは尾鷲白浜火砕岩類が分布し,464.25 mの両者の境界は貫入境界である.熊野花崗斑岩は境界近くの急冷部分を除いてはほぼ均質で,石英,斜長石,カリ長石,斜方輝石,黒雲母の斑晶をもつ.尾鷲白浜火砕岩類は塊状の結晶質凝灰岩で,一部軽石に富み溶結構造が顕著な部分や水平な葉理構造...

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  • 全身性のリンパ節腫大と発熱が,腫瘍摘出後に改善した左房粘液腫の1例

    稲葉 理, 佐藤 康弘, 横山 泰廣, 小川 亨, 桜井 馨, 大下 哲, 加藤 隆一, 伊藤 順子, 萬野 智子, 圓福 智子, 塚本 三重生, 磯部 光章 心臓 42 (5), 663-667, 2010

    症例は66歳,女性.2007年7月下旬より38℃台の発熱が出現した.右下腿の皮膚びらんを認めたため,蜂巣炎の診断のもとに前医で抗生物質の投与を受け皮膚症状は改善したが,発熱は改善しなかった.心エコーにて左房内の腫瘤影を認めたため,精査加療目的で8月中旬に当院に転院.エコー所見上,感染性心内膜炎の疣贅よりは左房粘液腫が疑われ,粘液腫感染として抗生物質の投与を行ったが,発熱の改善は認めなかった.ほか…

    DOI 医中誌

  • 冠攣縮性狭心症による心室細動の2次予防目的でICD植え込みを施行した5例

    稲葉 理, 平尾 見三, 蜂谷 仁, 樋口 晃司, 田中 泰章, 柳下 敦彦, 磯部 光章 心臓 42 (SUPPL.2), S2_165-S2_171, 2010

    冠攣縮性狭心症は生命予後が良好といわれているが, 時に致死性不整脈を生じる. 冠攣縮性狭心症による心室細動(VF)に対し植込み型除細動器(ICD)植え込みを施行した5症例を経験したので報告する. 年齢は平均54.6歳(41歳から61歳), 5例中1例が女性, 4例は早朝発症で1例は日中発症であった. 1例でBrugada症候群の合併を認めた. 4例でAch負荷で冠攣縮が誘発され, …

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  • 精神疾患をもつ人におけるベネフィット・ファインディングの特性

    千葉 理恵, 宮本 有紀, 船越 明子 日本看護科学会誌 30 (3), 32-40, 2010

    目的:わが国で地域生活または入院している精神疾患をもつ人の,疾患の経験によるベネフィット・ファインディングの特性を,質的に明らかにすること.<br>方法:2008年6~9月に,精神疾患をもつ20歳以上の者を対象として,ベネフィット・ファインディングに関する質的項目を含む,調査票を用いた横断調査を行った.調査の同意を得られた193名のうち,有効回答者107名の回答を,ベレルソンの内容分析の手法によ…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献4件 参考文献65件

  • 心内腫瘍浸潤による完全房室ブロックを契機に診断されたstage IV非Hodgkinリンパ腫の1例

    伊藤 順子, 稲葉 理, 萬野 智子, 清岡 崇彦, 大下 哲, 小川 亨, 櫻井 馨, 田原 敬典, 横山 泰廣, 佐藤 康弘, 若杉 恵介 心臓 41 (2), 147-151, 2009

    症例は68歳, 男性. 下腿浮腫, 労作時息切れ, 全身倦怠感を主訴に近医を受診し, 精査目的で当院へ紹介された. 来院時心電図で心拍数30台の完全房室ブロックを認めたため一時的にペースメーカーを挿入し, 入院した. 心臓超音波検査では心房中隔から心室中隔の一部にかけて右心系に突出した巨大な腫瘤が認められた. その後の精査で非Hodgkinリンパ腫と診断されたことから, …

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  • 関東平野北東部,東茨城台地北東縁で掘削されたJST-MT-1コアの記載と編年

    植木 岳雪, 鈴木 毅彦, 青木 秀則, 青野 道夫, 水戸第一高等学校 2007年SPP地学受講生徒 日本地理学会発表要旨集 2009s (0), 162-162, 2009

    ...深度13.05~20.10 m(標高16.69~9.64 m):上方粗粒化を繰り返す平行葉理,低角あるいは高角の斜交葉理が見られるシルト層,細粒砂層.全体に腐植を多く含み,淡水の湖沼性の珪藻化石を産出する.深度16.09 mには層厚約1 cmの細粒なガラス質テフラをはさむ.湖沼堆積物と判断される.  ...

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  • 精神疾患を有する人のリカバリーに関連する尺度の文献レビュー

    千葉 理恵, 宮本 有紀 日本看護科学会誌 29 (3), 85-91, 2009

    目的:リカバリー評価尺度の特徴について,文献の知見を整理し,わが国での今後の研究課題について示唆を得ること.<br>方法:PubMed,CINAHL(収載:1995~2008年8月)をデータベースとして,キーワードの,recovery,scale,mental illnessをすべて含む文献や,その引用文献なども含めた中から,計28編の英語文献を対象とし,分析・整理した.<br>結果:発表されて…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献3件 参考文献72件

  • 北海道北部,利尻火山北麓における古期火山麓扇状地のOSL年代

    近藤 玲介, 植木 岳雪, 塚本 すみ子 日本地理学会発表要旨集 2009s (0), 100-100, 2009

    ...<BR> 利尻富士町野塚においては,上位から腐植質土壌,風成堆積物,不淘汰な砂礫層,細粒物質に富み葉理が見られる砂礫層(ユニット_I_),玄武岩質スコリア層(ユニット_II_)が野塚溶岩流を覆う.ここでは,ユニット_I_,_II_を断ち割る化石凍結割れ目が存在する....

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  • 古琵琶湖層群畑層から産出した前期更新世末の大型植物化石

    南澤 修, 松本 みどり, 百原 新, 山川 千代美 植生史研究 16 (2), 49-55, 2008

    ...植物化石群包含層の岩相が塊状無葉理の有機質粘土層であることから,この植物化石群は河川の後背湿地で堆積し,比較的原地性が高く,堆積の場にはヒシ属などの水生植物とハンノキの湿地林が分布し,その周囲には落葉広葉樹が分布していたと考えられる。...

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  • ナミビア・クイセブ川中流域における堆積物粗粒化と森林衰退

    山縣 耕太郎, 水野 一晴 日本地理学会発表要旨集 2007s (0), 136-136, 2007

    ...<BR>  堆積物断面の観察から,多くの地点において地表下約1mの層準から上位に向かって堆積物が粗粒化していることが確認された.これより下位のシルト質砂層の堆積構造は,無層理あるいは平行層理であるのに対して,上部では顕著な斜行葉理が発達する部分が見られる.粗粒化が始まった時期を明らかにするために,シルト質砂層と粗粒砂層との境界付近から採取した木片について放射性炭素年代測定を行った結果,1960~1970...

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  • 千葉県北部の中部更新統に見出された地震起源の液状化・流動化現象

    三谷 豊 地球科学 60 (3), 241-252, 2006

    ...下総層群上岩橋層下部層(中部更新統)から,多くの露頭で液状化・流動化による変形構造が見い出された.上岩橋層下部層は,河川成砂層とその上位の湿地成泥層からなる.観察された典型的な変形構造は,この砂層上部(層厚1〜1.5m)にみられるコンボルート薬理・擾乱・無構造(液状化層)と,泥層にみられる砕屑ダイク・シル(貫入構造)のセットからなる.地理的には,このセットがみられる地域を核にして,周辺部にコンボルート葉理...

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献45件

  • 茨城県北部・栃木県西部に位置する大子地域におけるジュラ紀付加複合体の層序と構造

    中江  訓 BULLETIN OF THE GEOLOGICAL SURVEY OF JAPAN 57 (1-2), 29-50, 2006

    ...八溝山地を構成する付加複合体は足尾テレーンと呼ばれ,遠洋域から陸源域の堆積環境を示す岩石類が破断した岩相を示し,ジュラ紀にイザナギプレートがアジア大陸に沈み込んだ収束境界に沿って形成されたと考えられている.大子地域の足尾テレーンは岩相・堆積年代・構造関係に基づき,笠間コンプレックスと高取コンプレックスに区分される.笠間コンプレックスは塊状-成層砂岩・葉理質泥岩・シルト質泥岩・チャートから構成され,泥岩基質...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献3件 参考文献9件

  • 紛争過程分析における千葉理論の所在

    石田 慎一郎 法社会学 2006 (64), 200-224,281, 2006

    The aim of this paper is to articulate Masaji Chiba's theory on legal pluralism to the empirical legal research on dispute processes. Examining Chiba's three dichotomies theory, the author attempts …

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  • 小学校「理科」におけるGISの利用

    吉田 努 日本地理学会発表要旨集 2006s (0), 192-192, 2006

    ...学校付近でも1500万年前の火山灰の堆積により作られたとされる凝灰岩層や十数万年前に沼田市が湖であった時代に堆積したとされる平行葉理(沼田湖成層)、古沼田湖消失後に形成された砂礫層(沼田砂礫層)を観察することができる。 本単元の学習は、前半部で県内の典型的な地層の特徴と火山活動や地震によって起こる地殻変動の仕組みを、デジタルコンテンツを観察して理解する。...

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  • 中国南部の後期原生代“キャップカーボネート”層の特徴と成因

    松本 良, 山崎 梓 堆積学研究 62 (62), 2-2, 2005

    ...中国南部には“スノーボールアース”の時代に堆積した氷河堆積物=ダイアミクタイトを直接覆って厚さ約3.5mの葉理炭酸塩岩 (“キャップカーボネート”) が発達する, これまで, 極限的な寒冷地球“スノーボールアース”の堆積物を熱帯/温帯の浅海に特徴的な炭酸塩岩が直接覆うことの“奇妙さ”が強調されていたが, 最近の調査により“キャップカーボネート”は比較的深い海でメタンの湧出などに関係した酸素欠乏環境で...

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  • 有珠山1663年噴出物の堆積構造

    中村 有吾 日本地理学会発表要旨集 2005s (0), 104-104, 2005

    ...はぎとり試料による堆積構造の記載<BR> はぎとり試料の観察によって明らかになった堆積構造は以下のとおり:(1)平行葉理(Unit-CおよびG),(2)ハンモック状斜交葉理(Unit-A,-E,-F下部),(3)非対称小規模リップル(Unit-F中部),(4)火山豆石(Unit-C,-F,-G)。...

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  • 鳥取砂丘の地下に埋没する古千代川の峡谷を探る

    小玉 芳敬, 岡田 昭明, 森 大輔, 中務 慎也 日本地理学会発表要旨集 2005s (0), 189-189, 2005

    ...葉理の発達したシルト層はこの場所がある時期,河谷湖となったことを物語る。黄褐色の中砂層は,固結度が低いことや,軽石層・ローム層のはさみがないことから新砂丘砂と判断される。つまり河谷湖がある時期,新砂丘によって一気に埋積されたものと思われる。シルト層に含まれる植物片から年代データを得ることや,シルト層の珪藻分析が当面の課題である。...

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  • 南フランス下部白亜系海洋無酸素事変層準の黒色頁岩のバイオマーカー組成

    岡野 和貴, 沢田 健, 高嶋 礼詩, 岡田 尚武, 西 弘嗣, 鈴木 徳行, 飯島 耕一, 坂本 竜彦, 加藤 憲二, 木村 浩之 日本地球化学会年会要旨集 52 (0), 238-238, 2005

    ...OAE時には海底が無(貧)酸素状態のために生物擾乱を受けず葉理の発達した黒色頁岩が堆積することが知られており、それらが当時の環境を記録していると考えられる。本研究では前期白亜紀に起こったOAE1aおよびOAE1bに相当する黒色頁岩を用いてバイオマーカー組成の分析を行い、当時の環境変化に関する考察を行った。...

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  • 帯磁率異方性からみた丹沢トーナル岩体の貫入・定置機構

    金丸 龍夫, 高橋 正樹 地質学雑誌 111 (8), 458-475, 2005

    ...本岩体が貫入・定置した7 Ma以降大きく傾動していないことを示す.本岩体の帯磁率異方性は,磁鉄鉱の集合結晶もしくは磁鉄鉱を包有する有色鉱物の配列形態に依存している.帯磁率面構造によれば,本岩体では,時間を置かずに相次いで形成されたと考えられる水平方向の正規組成累帯構造を示す4つの定置ユニットが識別される.マグマ固化の最末期に形成された左横ずれ変形を示す片麻状トーナル岩の帯磁率面構造は,露頭で観察される葉理構造...

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  • 製造法の違いが犬用ジャーキーの脂質に及ぼす影響

    大石 武士, 千葉 理 Journal of Pet Animal Nutrition 7 (Supplement), 29-30, 2004

    犬用ジャーキーは最も人気の高い犬用おやつであり,その品質に関してペットオーナーの関心も高い。そこで,製造法の違いがジャーキーに含まれている脂質に影響するかどうかを検討した。<BR>畜肉配合割合の高い原料を「押し出し形成」で加工した場合,加工後の製品の酸価値,TBA値は原料のそれらに比較し有意に増加した。しかし,その変化の幅は小さく,食品安全基準では問題とならない範囲内に止まっていた。畜肉割合の少…

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  • 奥羽山脈南部,御霊櫃峠にみられる植被階状礫縞の形態

    田村 俊和, 石田 武, 西 克幸, 瀬戸 真之, 栗下 勝臣 日本地理学会発表要旨集 2004s (0), 133-133, 2004

    ...<br> Patterned groundが発達するのは,海抜約925mのピークの南側(長さ約200m),西側(約40m),北側(約30m)および北東側(約40m)にかけて広がる,傾斜10_から_20度(南側)および20_から_35度(南側以外)の,やや凸型の縦・横断形をもつ斜面である.基岩は中部中新統大久保層(北村ほか,1965)の緑色凝灰質砂岩で,細かい葉理に沿って薄く剥がれやすい.年間を通して...

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  • 十勝平野南部における開墾・森林伐採にともなう過去100年間の河川環境・堆積物の変化

    鈴木 幸恵, 平川 一臣, 池尻 公祐, 倉茂 好匡, 中村 有吾 日本地理学会発表要旨集 2004s (0), 178-178, 2004

    ...3流域に共通して、地表付近には比較的粗粒で斜交葉理の伴う砂層があり、その下位にはシルト層が位置する。駒ケ岳c1テフラ(1856年噴出)との層序関係を考慮すると、河川氾濫堆積物が粗粒化するのは、いずれの流域でも1856年以降である。また、137Cs含量分析により、1960年代の層準を推定した。...

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  • 島根県神西湖堆積物に記録された4,000年前の環境激変と歴史時代の堆積環境変遷史

    山田 和芳, 高安 克己 日本地理学会発表要旨集 2004f (0), 2-2, 2004

    ...神西湖堆積物コアの層序と年代全長24.3mのコアの最下部にあたる深度24.3_から__から_22.0mは,暗灰色砂_から_シルト層である.その暗灰色シルト層を覆うように灰色シルト_から_細砂層が深度22.0_から_16.4mに堆積している.深度17.1m付近には鬼界_-_アカホヤ火山灰(K-Ah:町田・新井,1978)と同定された灰白色細砂薄層が挟在する.深度16.4_から_14.5mでは,平行葉理...

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  • 兵庫県北部、大沼湿原における5万年前以降の古環境変遷史

    加藤 茂弘, 半田 久美子, 八木 剛, 兵頭 政幸, 佐藤 裕司, 中村 俊夫 日本地理学会発表要旨集 2004f (0), 88-88, 2004

    ...,層相の記載と年代指標となるテフラの識別と同定,含まれる泥炭や植物遺体(木片・球果・種子など)を用いたAMS-14C年代測定を行った.深度17m以浅の堆積物については,環境変動の指標として,色指数(彩度や,明度を示すLb*値)を約2cm間隔で,帯磁率を約2.5cm間隔で測定した.深度17m以浅の堆積物は,深度3mまでが泥炭,深度3_から_17mまでは,3層のテフラと1層の泥炭を挟み,植物片が散在し葉理...

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  • 水稲の分げつ性

    後藤 雄佐 日本作物学会紀事 72 (1), 1-10, 2003

    ...水稲の, 実際の生長を詳しく観察すると, 抽出中の葉より3枚下の葉の葉鞘から分げつが出現する規則性は保たれるが, 同伸葉理論とはズレが生じることは広く知られている. このズレを含めた形で, 水稲の生育を解析する方法を紹介した....

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  • 蔵王火山の最近約3万年間の噴出物について

    伴 雅雄, 田中 勇三, 佐川 日和 日本岩石鉱物鉱床学会 学術講演会 講演要旨集 2003 (0), 50-50, 2003

    ...五色岳火砕岩の多くには、デューン構造、スランプ構造を伴う平行葉理、サグ構造、U字型のチャネル、側方方向での激しい層厚変化などの特徴が頻繁に見られ、火砕サージ堆積物と考えられる。但し、unit1の下部にはブルカノ式噴火によってもたらされた降下火砕岩が見られ、unit5は主に水蒸気爆発によってもたらされた灰白色凝灰角礫岩からなる。...

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  • 沖縄のサンゴ礁にある海底洞窟堆積物の堆積相と堆積速度

    北村 晃寿, 加瀬 友喜, 大橋 秀一, 平本 真弓, 坂口 佳孝, 田辺 晶史, 間藤 基之 第四紀研究 42 (2), 99-104, 2003

    The closed and lightless conditions of submarine limestone caves prevent benthos having the potential to mix sediments from settling on the cave floor. Thus the sedimentary record may provide an …

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献18件

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