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検索結果 5,163 件

  • 小児患者の外来処方箋に対する保険薬局からの疑義照会の内容と傾向

    江畠 麗, 米澤 夏里, 磯﨑 遥, 阿部 祥英, 田中 克巳 日本病院総合診療医学会雑誌 20 (1), 1-6, 2024-01-31

    【目的】小児の外来処方箋における保険薬局からの疑義照会内容を調査し, 発生しやすい処方間違いの傾向と改善策を検討する。【方法】2017年4 月1日から2019年3月31日の期間で昭和大学江東豊洲病院の外来診療を受診した15歳未満の患児の処方箋で, 保険薬局から疑義照会があったものを対象とし, 疑義照会を10項目に分類し, …

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  • 第26回 教員生活の回顧ならびに若手研究者へのメッセージ

    山本 昌 ファルマシア 60 (4), 332-333, 2024

    ...筆者は、2023年3月末に京都薬科大学薬剤学分野を定年退職したが、研究室では主に「難吸収性薬物の消化管・経粘膜吸収性の改善」について研究を進めてきた。また、京都薬科大学へ着任する前に、京都大学薬学部および南カリフォルニア大学にも籍を置いていたので、これらの時代を含めて筆者が歩んできた教員生活を振り返るとともに、今後、活躍が期待される若手研究者へのメッセージについても述べたいと思う。...

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  • アルベンダゾールの血中濃度測定を行った多包性エキノコックス症の1例

    山田 玄, 早川 佳代子, 田中 佑典, 佐藤 ルブナ, 浜田 幸宏, 櫻井 彩奈, 山元 佳, 熊埜御堂 雄大, 坂本 龍司, 森嶋 康之, 大曲 貴夫 感染症学雑誌 advpub (0), 2024

    <p>Alveolar echinococcosis associated with systemic metastatic lesions cannot be treated solely by radical resection but also requires long-term oral albendazole (ABZ) therapy. Adverse effects, such …

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  • 持続局所抗菌薬灌流(CLAP)により治療した耐性緑膿菌の骨・軟部組織感染症の2症例

    玉造 竜郎, 田中 道子, 吉川 泰司, 杉田 栄樹, 阿部 和正, 岡田 菜津美, 関戸 匡恵, 縄田 修一, 嶋村 弘史 日本臨床救急医学会雑誌 26 (5), 655-660, 2023-10-31

    <p>耐性緑膿菌による骨・軟部組織感染症は治療に難渋することが多い。今回,持続局所抗菌薬灌流(continuous local antibiotics perfusion,以下CLAPと略す)により治療した2症例を報告する。<b>症例1</b>:10歳代,女性。バイクの単独事故により左大腿骨骨幹部開放骨折のため緊急入院となった。左大腿創部の耐性緑膿菌感染症に対してトブラマイシンを用いたCLAPを…

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  • イオン液体および薬物イオン液体を利用したBiological barrierの克服

    福田 達也, 池田 真由美, 岩尾 康範 Drug Delivery System 38 (3), 190-198, 2023-07-25

    薬物の物性改善、また皮膚や消化管といった薬物送達における障壁、いわゆるbiological barrierの克服を目的として、イオン液体(ILs)のDDSへの応用が注目されている。その利用方法として、医薬品有効成分(API)の可溶化や安定化、吸収促進を目的とした溶媒としての利用と、API自身のカチオン・アニオンの性質を用い、API自身をILsとする方法があり、低分子医薬から高分子医薬までのさまざ…

    DOI Web Site 参考文献18件

  • 薬物の経粘膜吸収制御と吸収予測

    山田 幸平, 上林 敦, 佐藤 秀行, 尾上 誠良 薬学雑誌 143 (4), 349-352, 2023-04-01

    <p>The mucosal drug delivery system (mDDS) is one of the promising approaches to control the pharmacokinetic behavior of drugs. In this approach, surface properties of drug nanoparticles are key …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献7件

  • 学術振興賞受賞 尾上誠良氏の業績

    近藤 啓 ファルマシア 59 (5), 442-442, 2023

    ...静岡県立大学薬学部の尾上誠良教授が「生物薬剤学的特性改善を指向した薬物送達システムの構築」の業績によって,2023年度の日本薬学会学術振興賞を受賞された.今回受賞対象となった研究は,経口剤の物性・吸収性の改善とそれに伴う薬効の向上を目的としており,本研究を通じて医薬品や機能性食品素材の生物薬剤学的特性を顕著に改善可能な多くの方法論提示に成功している.今回の受賞を機に,尾上氏の研究がますます発展することを...

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  • 再生不良性貧血患者の血清ビリルビン測定に及ぼす血中エルトロンボパグ濃度の干渉

    小田 峻, 土岐 浩介, 鈴木 嘉治, 小原 直, 千葉 滋, 本間 真人 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 1-C-O01-5-, 2023

    <p>【目的】トロンボポエチン受容体作動薬のエルトロンボパグ(EPAG)は、血中濃度の個人差が大きい薬物である。EPAGは肝胆道系の副作用があり、また、ビリルビンの測定に干渉することも報告されているが、ビリルビン測定に影響する血中EPAG濃度は明らかでない。本研究では、血清試料および再生不良性貧血(AA)患者を対象として、ビリルビン測定に関する血中EPAG濃度の干渉について検討した。</p><p…

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  • 微弱電流刺激がマクロファージ貪食能に及ぼす影響の解析

    鶴崎 文彬, 吉田 優哉, 濱崎 景佳, 谷原 智仁, 橋本 優希, 福田 大輝, 鶴田 朗人, 小山 浩舗, 濱村 賢吾, 小柳 悟, 松永 直哉, 大戸 茂弘 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 1-C-O03-1-, 2023

    <p>【目的】</p><p>がん免疫療法は近年確立された悪性腫瘍に対する主要な治療法である。がん免疫の起点は、マクロファージ(Mφ)によるがん細胞の貪食であり、Mφの機能を制御することで強力な抗腫瘍効果を示すことが明らかになっている。一方、当研究室では非侵襲的な微弱電流刺激(MCS)が生体に及ぼす影響について検討を行っており、時計遺伝子<i>Per1</i>の発現を誘導し、体内時計を調整する方法…

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  • 新規炎症関連タンパク質NPIPの機能に着目したマクロファージ分化機構の解析

    石丸 和佳, 鶴田 朗人, 吉田 優哉, 松永 直哉, 小柳 悟, 大戸 茂弘 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 3-C-O16-3-, 2023

    <p>【目的】肝臓がん患者の10年生存率は約20%と非常に予後が悪く、再発率の高さが問題となっている。肝臓がんの再発率の高さは、その病源にある慢性肝炎や肝硬変の治癒が困難なことに起因しており、慢性肝炎の進行を抑制する手法の開発が求められている。肝炎の進行において重要な役割を担うマクロファージ(MΦ)は、大きく分けて2つのサブタイプ(炎症促進的なM1-MΦと炎症抑制的なM2-MΦ)に分化するが、そ…

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  • 壺造り黒酢がエピゲノムに及ぼす効果

    柴山 良彦, 藤井 暁 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 3-C-P-C4-, 2023

    <p>【目的】食餌環境はエピゲノムに影響し、遺伝子発現のパターンを変化させる。エピゲノムの変化は遺伝的にも影響すると考えられているが、食品がエピゲノムに及ぼす影響はほとんど知られていない。調味料として専ら使用されてきた壺造り黒酢は、近年では機能性食品の一つとして広く認知されている。黒酢の効果として「血圧を下げる」「脂質異常症を改善する」などのさまざまな有効性が示唆されている。これまで我々は壺造り…

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  • カロリー制限がHLA多型の関与する薬物毒性発症に及ぼす影響

    薄田 健史, 青木 重樹, 早川 芳弘 日本毒性学会学術年会 50.1 (0), P2-211-, 2023

    <p>【背景・目的】特異体質性の薬物過敏症の発症リスクへのヒト白血球抗原(HLA)多型の関与が近年見出されたものの、その陽性的中率が100%とならないことが問題となっている。薬物過敏症の発症環境因子を探索するため、我々はこれまでにHLA-B*57:01多型の遺伝子導入マウス(B*57:01-Tg)を作出し、本マウスが抗HIV薬アバカビル(ABC)による薬物過敏症のモデルマウスとなることを報告した…

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  • 脂肪酸の選択的重水素化法の開発と脂質・脂肪酸の代謝解析への応用

    濱 弘太郎, 横山 和明, 滝田 良 ファルマシア 59 (1), 43-47, 2023

    計測技術の発達によって, 実に多様な種類の脂質が生体に存在することが明らかになった.脂質やその代謝物の分子構造のわずかな違いは, 生物的な機能の違いに直結する. そのため、一つ一つの脂質分子種に対する適切な標準物質や分子プローブは, 生理的および病理的機能を解明する上で必要不可欠なツールとなる. 本稿では, 生体中の脂質の基本的な構成要素の一つである脂肪酸に関して, …

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  • これまでを振り返って

    前田 仁志 ファルマシア 59 (9), 863_2-863_2, 2023

    ...ここでは、筆者の「薬剤学」との出会い、そして今に至るまでを振り返らせて頂く。また、この寄稿に触れた学生諸氏には、まだ見ぬ将来の自分に会えるよう、人との出会いを大切にし、厳しい意見も受け入れ、過去の自分に後悔しないための努力を続けて欲しいと強く願う。...

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  • アルブミン受容体を生かした薬物送達

    異島 優 ファルマシア 59 (10), 898-902, 2023

    ...薬剤学の教科書にしっかりと明記された『Free Drug Theory(遊離形薬物仮説)』, 長年信じられてきたこの仮説に対し, 『アルブミン介在性細胞内薬物送達促進メカニズム』を示唆する研究データは半世紀前から散見されてきた。実際の生体内ではどのような薬物の細胞内移行が起こっているのか, いくつかの例を示しつつ, アルブミン介在性細胞内薬物送達促進メカニズムの全容解明に向けた将来展望を考察する。...

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  • 電子カルテ情報と機械学習を活用したシスプラチン誘発性急性腎障害の予測モデルの構築

    青木 優佳, 安部 賀央里, 頭金 正博, 村島 美穂, 濱野 高行, 和知野 千春, 木村 和哲, 日比 陽子, 近藤 勝弘 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 1-C-O06-1-, 2023

    <p>【目的】シスプラチンは比較的高い頻度で急性腎障害(AKI)を発症すると報告されており、AKIの発症リスクが高い患者を早期に予測し、早期治療介入する必要がある。そこで、本研究では患者背景や検査値等の情報を含む電子カルテ情報と機械学習を活用し、シスプラチン誘発性AKIの患者を早期に予測するモデルを構築することを目的とした。</p><p>【方法】2011年1月1日から2020年12月31日までに…

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  • レセプトデータを用いたダサチニブと胃酸分泌抑制薬の薬物相互作用に関する検討

    亀沖 真希, 牛尾 聡一郎, 佐田 光, 建部 泰尚, 濱野 裕章, 座間味 義人 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 2-C-P-I3-, 2023

    <p>【目的】</p><p>BCR-ABLチロシンキナーゼ阻害薬の開発により、慢性骨髄性白血病(CML)患者の予後は大きく改善した。特に第二世代BCR-ABLチロシンキナーゼ阻害薬であるダサチニブは、第一世代のイマチニブと比較して治療反応性が早く、高い臨床効果を有する。ダサチニブの治療到達率は定常状態血中濃度と関連することが知られている。一方で、胃内pHの上昇によってダサチニブは顕著な薬物濃度の…

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  • 妊娠中の精神神経用薬の服用が新生児薬物離脱症候群におよぼす影響

    中川 京, 小西 久美, 梅澤 理恵子, 小畠 真奈, 濱田 洋実, 日高 大介, 宮園 弥生, 土岐 浩介, 本間 真人 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 2-C-P-A3-, 2023

    <p>【目的】新生児薬物離脱症候群(NWS)は、出産により胎児への経胎盤的な薬物の移行が中断されることで、新生児に離脱症状を呈する病態である。精神神経用薬はNWSの原因薬剤となる可能性が指摘されているが、その種類や服用薬剤数とNWS発症の関連は明らかでない。本研究では、精神神経用薬を服用していた妊婦を対象として、精神神経用薬の種類および服用薬剤数がNWS発症におよぼす影響について検討した。</p…

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  • ステロイドはバンコマイシン関連腎障害を予防する― ビッグデータ解析・基礎研究・臨床研究の統合による検討 ―

    中馬 真幸, 合田 光寛, 座間味 義人, 濱野 裕章, 武智 研志, 石田 俊介, 坂東 貴司, 新村 貴博, 近藤 正輝, 石澤 有紀, 田崎 嘉一, 石澤 啓介 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 2-C-O12-2-, 2023

    <p>【目的】</p><p>バンコマイシン(VCM)による腎障害(VAN)は、高率に発症する重篤な有害事象である。標準的な予防法として薬物治療モニタリング (TDM)が用いられているが、TDMのみでは完全な抑制は困難であり、新規予防策の確立が必要である。本研究では、ビッグデータ解析より抽出した候補薬を基礎研究と臨床研究によって検証し、VANの予防薬の同定を試みた。</p><p>【方法】</p><…

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  • ヒト子宮類内膜がん細胞株表面における免疫チェックポイント分子PD-L1の発現調節に果たすEzrin/Radixin/Moesinの役割

    小堀 宅郎, 田中 千都, 伊藤 優衣, 浦嶋 庸子, 伊藤 卓也, 高垣 伸匡, 小畑 友紀雄 AYAがんの医療と支援 3 (1), 2-9, 2023

    <p> Programmed death-1(PD-1)及びそのリガンドPD-L1は、細胞傷害性T細胞やがん細胞表面に発現する免疫チェックポイント分子である。これらを標的とする免疫チェックポイント阻害療法は、多岐に渡るがん種への適応拡大が加速している。しかしながら、子宮類内膜がんを含む子宮体がん患者における奏効率は高くないため、PD-1/PD-L1経路を阻害する新たな治療標的の探索が切望されてい…

    DOI 医中誌

  • 薬学生から臨床研修薬剤師まで一貫したレジデント教育を見据えて

    田中 克巳 ファルマシア 59 (5), 384-387, 2023

    昭和大学は卒前から卒後まで一貫した「臨床薬剤師の育成カリキュラム」の確立を目指し、「社会に貢献する優れた薬剤師」の輩出を目標としている。すべての薬剤師に求められる幅広い基本的な能力の修得を目的に、倫理性、医療安全管理への積極的な対応、医療チームとしての協調性、患者とその家族とのコミュニケーションなど、薬物療法を通して薬剤師に必要な資質を涵養するような臨床研修薬剤師の育成システムを構築している。

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  • 創薬におけるイオン液体の最前線

    福田 達也, 池田 真由美, 岩尾 康範 ファルマシア 59 (8), 740-744, 2023

    現在,難水溶性低分子化合物,ペプチド,核酸,抗体といった医薬品モダリティは多様化しており,適切な治療効果を得るために,これらモダリティに対する溶解性,吸収性,送達性を如何に改善するかがポイントとなる.近年,これらの問題点を克服する技術の一つとして,「イオン液体」に大きな期待が寄せられている.本稿では,イオン液体のこれまでの背景と,製剤・DDS領域で見いだされたイオン液体の最新の知見を紹介する.

    DOI 医中誌

  • 口腔内崩壊錠服用性評価におけるVisual analogue scalesの群間及び繰返し再現性の検討

    三浦 基靖, 小島 清樹, 柏倉 康治, 並木 徳之, 内田 信也 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 2-C-P-G2-, 2023

    <p>【目的】</p><p>小児や高齢者など嚥下機能の低い患者において口腔内崩壊錠 (ODT)は服用しやすい剤形の一つである。しかし口腔内で溶けることから、主薬の苦みを感じやすく服薬アドヒアランス低下を引き起こすことがある。このため服用性を考慮した製剤開発が必要である。Visual analogue scales …

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  • DPP-4阻害薬服用中の2型糖尿病患者におけるSGLT2阻害薬併用による腎機能への影響に関する調査

    下石 和樹, 上田 賢太郎, 岡本 涼佑, 岩田 一史, 秋吉 明子, 門脇 大介, 陣上 祥子 日本腎臓病薬物療法学会誌 12 (3), 371-376, 2023

    <p>透析患者の原因疾患の第一位である糖尿病性腎症は、一般的に腎予後が不良のため、その発症を未然に防ぐ予防的な治療が重要視されている。このような中、近年DPP-4阻害薬やSGLT2阻害薬について腎保護作用を検討した報告が散見されるが、併用による長期的な効果を評価した報告は少ない。そこで本研究では、DPP-4阻害薬服用中にSGLT2阻害薬が開始された2型糖尿病患者の血糖降下作用及び腎保護作用につい…

    DOI Web Site 医中誌

  • 造血器腫瘍患者におけるポサコナゾール血中濃度に及ぼす影響因子の検討

    山田 孝明, Belabbas Tassadit, 末次 王卓, 廣田 豪, 森 康雄, 加藤 光次, 赤司 浩一, 江頭 伸昭, 家入 一郎 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 1-C-O03-5-, 2023

    <p>【目的】</p><p>ポサコナゾールは、造血器腫瘍患者における深在性真菌症の予防及び真菌症の治療に適応を有するアゾール系抗真菌薬である。ポサコナゾールは、本邦では治療薬物モニタリング(TDM)の対象薬剤ではないが、海外では真菌症の発症予防としてトラフ値>0.7μg/mL、治療としてトラフ値>1.0μg/mLがそれぞれ推奨されている。一方、市販後の実臨床データを用いたポサコナゾールの薬物動態…

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  • 薬物代謝酵素CYP3A4の概日リズム制御機構の解析

    大川 ませ梨, 小俣 裕司, 原口 真依, 吉田 優哉, 鶴田 朗人, 松永 直哉, 小柳 悟, 大戸 茂弘 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 1-C-O07-2-, 2023

    <p>【目的】CYP3A4は臨床で使用されている薬物の約半数の代謝に関与する極めて重要な酵素である。CYP3A4の基質薬物の体内動態は、投薬時刻によって変動することが指摘されており、CYP3A4の発現および酵素活性に24時間を1周期とする概日リズムがあることが示唆されていた。過去に当研究室では、時計出力因子による転写制御によってCYP3A4の発現や酵素活性に概日リズムが生じることを明らかにしてい…

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  • 小児医薬品開発戦略のレビュー及び民族的要因を考慮した日本人小児患者の評価に関する考察

    中島 彰仁, 長村 美祝, 山田 賢雅 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 1-C-P-F2-, 2023

    <p>【背景】</p><p>近年の医薬品開発では、世界同時開発が一般的になり、国際共同治験による開発戦略が主流になってきている。また、小児医薬品開発において、疾患経過及び期待される医薬品への反応が、小児及び参照集団(成人又は他の小児集団)の間で十分に類似していると推定できる場合に、参照集団の安全性及び/又は有効性データを外挿し評価することができる(ICH …

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  • 健康成人における腎有機カチオントランスポーターOCT2、MATE1/2-K介在性薬物間相互作用の評価

    小石川 知生, 藤原 穫, 前田 和哉, 降旗 謙一, 杉山 雄一, 楠原 洋之 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 1-C-P-C2-, 2023

    <p>【目的】薬物間相互作用の解明は薬の安全性、適正使用のために重要である。糖尿病治療薬メトホルミンは、腎臓の分泌過程について有機カチオントランスポーターOCT2, 多剤排出輸送体MATE1/2-Kを介した尿中排泄が主排泄経路である。シメチジンとドルテグラビルは、in vitroにおいてOCT2, …

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  • GPR68を標的とした慢性腎臓病誘発性の心炎症・線維化抑制化合物の探索

    吉田 優哉, 佐久川 未有, 福岡 航平, 外野 来海, 谷原 智仁, 西川 直希, 鶴田 朗人, 小山 浩舗, 濱村 賢吾, 小柳 悟, 松永 直哉, 大戸 茂弘 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 3-C-O16-4-, 2023

    <p>【目的】慢性腎臓病 (CKD)は様々合併症を伴うが、なかでも心不全の発症リスクは非常に高く、重度のCKD患者の主な死亡原因となっている。しかしながら、CKD時の心不全を抑制する有効な治療法は確立されていない。一方、当研究室では、CKD時の心臓の炎症と線維化にマクロファージに高発現するG protein coupled receptor 68 …

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  • 薬剤誘導性悪心・嘔吐のリスク評価に向けたヒト空腸幹細胞スフェロイドを用いたセロトニン放出評価系の構築

    橋本 芳樹, 前田 和哉, 下村 治, 宮﨑 貴寛, 橋本 真治, 小田 竜也, 楠原 洋之 日本毒性学会学術年会 50.1 (0), P1-043E-, 2023

    <p>薬剤誘導性の悪心・嘔吐の機序の一つとして、消化管上皮のenterochromaffin細胞(EC細胞)から分泌されるセロトニン(5-HT)による、求心性の迷走神経を介した嘔吐中枢の過度な刺激が挙げられる。一方でげっ歯類は嘔吐反射がないことから、薬剤誘導性の嘔吐リスクをin vivo実験から予測することは困難である。本研究では、crypt由来のヒト空腸幹細胞スフェロイドをEC細胞へ分化させ、…

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  • 下部尿路機能におけるNOの生理的役割に関する最近の話題

    堀田 祐志, 海老原 大希, 川田 龍哉, 片岡 智哉 化学と生物 60 (11), 560-564, 2022-11-01

    <p>下部尿路は膀胱と尿道から構成される.下部尿路の主としての機能は,尿を体外へ排出する排尿機能と尿を貯める蓄尿機能である.蓄尿時には膀胱体部は弛緩し,出口部である膀胱頸部と尿道は収縮する(<b>図1</b>).一方,排尿時には膀胱体部は収縮し,膀胱頸部と尿道は弛緩する.このダイナミックな動きには,末梢神経や中枢神経による機能制御が関わっている<sup>(</sup><sup>1)</sup>.…

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  • Daptomycin非感性<i>Staphylococcus capitis</i> subspecies <i>urealyticus</i>による治療に難渋した慢性骨髄炎の一例

    畑中 公基, 山田 景子, 武田 明, 木戸 裕勝, 佐川 美恵, 吉川 誠一, 小野 伸高, 荒川 宜親 医学検査 71 (4), 748-753, 2022-10-25

    <p>症例は60代女性。右下腿開放性骨折受傷後に脛骨慢性骨髄炎を発症した。各種抗菌薬の投与,病巣搔爬,抗菌薬含有人工骨やセメントビーズ留置が5回施行された。受傷4年6ヶ月後,慢性骨髄炎の根治目的に今回の入院となった。病巣搔爬術が施行され,嫌気性菌,ブドウ糖非発酵グラム陰性桿菌を検出。複数の抗菌薬投与の後,第45病日以降の骨周囲培養から,<i>Staphylococcus capitis</i> …

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  • 小児から高齢者まで服用しやすい製剤

    原田 努 Drug Delivery System 37 (4), 284-293, 2022-09-25

    個別化医療では比較的少数のさまざまな患者集団のニーズに対して、開発のはじめから正確に低コストで応えることが求められる。小児および高齢者が服用しやすい製剤は、臨床の調剤に依るところが大きい実情を考えると、新薬開発の設計時に製剤が粉砕され、懸濁され、経管投与されることを想定したユニバーサルデザイン製剤にする必要がある。OD錠はそれに近い特性であるが、嚥下困難のある高齢者が服薬に使用するとろみ水とは相…

    DOI Web Site 参考文献9件

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