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検索結果 1,771 件

  • 旭川医科大学皮膚科でエリテマトーデスに対してヒドロキシクロロキンを導入した30症例のまとめ

    野﨑 尋意, 岸部 麻里, 菅野 恭子, 井川 哲子, 本間 大, 中馬 真幸, 田崎 嘉一, 山本 明美 日本皮膚科学会雑誌 134 (4), 733-741, 2024-04-20

    ...した皮膚エリテマトーデス(CLE)および全身性エリテマトーデス(SLE)30例(CLE:18例,SLE:18例,重複あり)について,有効性・安全性を評価した.年齢は19~80歳(中央値48),男性4例,女性26例だった.CLASI活動性スコア,SLEDAIは有意に低下し,プレドニゾロン(PSL)を併用している症例の60%がPSLを減量できた.有害事象によりヒドロキシクロロキンを中止したのは9例で,薬疹...

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  • 薬理遺伝学検査に基づく重症薬疹発症リスクの予測

    莚田 泰誠 日本薬理学雑誌 159 (2), 90-95, 2024-03-01

    ...<i>HLA-A<sup>*</sup>31:01</i>陽性患者にはバルプロ酸などの代替薬が投与された結果,カルバマゼピン誘発薬疹の発症率が約60%減少した.臨床的有用性が示された薬理遺伝学検査が,診療ガイドラインに反映されることにより,より安全で適切な層別化医療の確立につながることが期待される.</p>...

    DOI Web Site PubMed

  • 当院における中毒疹

    原 正啓 日本臨床皮膚科医会雑誌 41 (1), 46-, 2024

    ...のデータを示し,重症化を見分ける指標を探ってみた.軽症例ではCRP(C-reactive protein),LDH(Lactate dehydrogenase)の陽性率(CRP > 1.0 mg/dL, LDH > 231 IU/Lを陽性とした)がそれぞれ11%,21%と低かった,一方重症薬疹ではそれぞれ90%,71%と高い陽性率だった.特にCRPは種々のケモカインを病態局所にて持続的に産生させる性格...

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  • 小児の薬物アレルギー

    夏目 統, 加藤 由希子, 安岡 竜平 日本小児アレルギー学会誌 37 (5), 477-483, 2023-12-20

    <p>近年,薬物アレルギーの分野では,“de-labeling”(一旦薬物アレルギーと診断されたラベルを正しい診断で剝がすこと)の重要性が説かれており,慎重かつ正しい診断が求められている.</p><p>診断において,即時型薬物アレルギーでは,皮膚プリックテスト,皮内テストの後に薬物誘発試験(drug provocation …

    DOI Web Site 参考文献20件

  • 僧帽弁置換術後周術期に発症した壊疽性膿皮症に対し大量ステロイド療法を要した1例

    長濱 真以子, 茂木 健司, 櫻井 学, 山元 隆史, 高原 善治 日本心臓血管外科学会雑誌 52 (6), 392-395, 2023-11-15

    ...<p>47歳男性.重症薬疹後の発熱精査で僧帽弁閉鎖不全症を認め,薬疹発症8カ月後に僧帽弁置換術を施行した.術後5日目に胸骨正中切開創が哆開し滲出液が流出した.細菌性縦隔洞炎と診断し,胸骨開放洗浄したが,前縦隔内の感染所見は乏しく滲出液の細菌培養検査は陰性であった.一方で,正中創周囲に小膿疱を伴い皮下脂肪織は融解していた.皮膚科医により,壊疽性膿皮症が疑われ,術後8日目より大量ステロイド療法を開始した...

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  • 2.高齢者における薬疹および薬剤誘発性皮膚疾患

    寺尾 香菜, 阿部 理一郎 日本老年医学会雑誌 60 (4), 345-351, 2023-10-25

    ...<p>薬疹とは,体内に摂取された薬剤やその代謝産物によって皮膚や粘膜に発疹をきたしたもののことである.薬疹は様々な皮疹を呈し,あらゆる薬剤が原因になりうる.</p><p>高齢者においては,多剤内服の影響や基礎疾患との兼ね合いや,搔痒を伴う皮膚疾患が基礎に存在することも多く,薬疹との鑑別が難しいこともある.皮膚病変を診察する際には,薬疹の可能性を常に念頭に置いて診察することが重要である.</p>...

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 急激に進行し後にEpstein-Barrウイルス再活性化の関与が疑われた急性肝不全昏睡型の一例

    山本 英里子, 村田 美樹, 山敷 宣代, 山科 雅央, 諏訪 兼彦, 露無 景子, 吉矢 和久, 中森 靖, 島谷 昌明, 関 寿人, 長沼 誠 肝臓 64 (9), 445-451, 2023-09-01

    ...<p>症例は神経脱髄性疾患に対し加療中の10代後半女性.2週間前より薬疹を認め,被疑薬中止により改善した.1週間前より発熱,嘔気嘔吐が出現,AST 1708 U/L,ALT 1238 U/L,T-Bil 3.5 mg/d<i>l</i>と肝酵素著増を認め,急性肝炎の診断で入院となった.血清学的検査ではウイルス性は否定的であり,薬物性肝障害を念頭に,服用中のステロイドとアザチオプリンを継続した.入院第...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献15件

  • ヘルペス性毛包炎

    久保田 由美子, 梶田 章恵 西日本皮膚科 85 (4), 253-254, 2023-08-01

    ...前日,近医皮膚科を受診し,薬疹あるいは水痘疑い(デルマクイック<sup>®</sup> VZV 弱陽性)で,精査加療目的で紹介された。</p><p><b>現症</b>(<b>図 1 </b>):体温 35.8 度。全身状態良好。表在性リンパ節腫脹なし。顔面,体幹,四肢にかゆみのある約 5 mm までの紅色丘疹が多数散在していた。個疹は毛包一致性で,頂点に痂疲を付した丘疹も混在していた。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献2件

  • アセトアミノフェンによる汎発性水疱性固定薬疹の 1 例

    加納 慎二, 西尾 栄一, 森田 明理 西日本皮膚科 85 (3), 169-171, 2023-06-01

    ...臨床所見および病理組織学的所見より汎発性水疱性固定薬疹(generalized bullous fixed drug eruption:GBFDE)と診断した。被疑薬の内服を中止後も症状が進行していたため,ステロイドパルス療法を施行したところ速やかに症状は改善した。アセトアミノフェンにおいて薬剤誘発性リンパ球刺激試験は陽性であったが,パッチテストは皮疹部,無疹部ともに陰性であった。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献5件

  • 感染の再発を認めた化膿性仙腸関節炎の13歳男児の1 例

    朱田, 貴美, 矢内, 貴憲, 大山, 里恵, 塩谷, 裕美, 只木, 弘美, 鏑木, 陽一, Akada, Yoshimi, Yanai, Takanori, Oyama, Rie, Shioya, Hiromi, Tadaki, Hiromi, Kaburagi, Yoichi 横浜医学 74 (2), 73-78, 2023-04-30

    ...血液培養からは感受性良好な黄色ブドウ球菌が同定され,セファゾリン(CEZ)を4 週間,セファクロル(CCL)を2 週間投与し治療を終了した.入院中は疼痛コントロールのため整形外科へ併診し,キシロカインの局部注射を行った.治療終了翌日から部活動を再開し, 9 日目から左臀部痛が出現し,10日目から発熱し,血液検査と腰部造影MRIで仙腸関節炎の再燃と診断した.クリンダマイシン(CLDM)で治療を開始し,薬疹...

    機関リポジトリ 医中誌

  • <i>Microsporum canis</i> による汎発性浅在性白癬の 1 例

    中島 里穂, 青山 由貴子, 森坂 広行, 中島 英貴, 佐野 栄紀 西日本皮膚科 85 (1), 56-58, 2023-02-01

    ...当科初診時,乳癌に対して内服中のタモキシフェンによる亜急性皮膚エリテマトーデス型薬疹を疑い,タモキシフェン中止の上,内服 PSL 40 mg に増量したが皮疹の改善は乏しかった。病理組織で角層内に PAS 染色陽性の多数の菌糸および分節胞子,病変部鱗屑の水酸化カリウム直接鏡検で隔壁を有する糸状菌を多数認めた。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献3件

  • 結節性紅斑を併発した肉芽腫性乳腺炎の2例

    手嶋 花梨, 細川 優子, 杤久保 順平, 森 弘樹 日本臨床外科学会雑誌 84 (6), 851-854, 2023

    ...</p><p>症例1:32歳,女性.乳房腫瘤,乳房痛を自覚し当科を受診した.抗菌薬の投与で改善せず,臨床経過から肉芽腫性乳腺炎に準じた状態と判断した.乳腺炎発症から24日後に両下腿に有痛性紅斑と全身の関節痛,発熱が出現した.薬疹を疑われ,抗菌薬が中止されたが改善しなかった.皮疹は組織生検で結節性紅斑と診断され,自然消退した.一方で,肉芽腫性乳腺炎は増悪し,切開排膿とステロイド投与を行い改善した....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献11件

  • カルバマゼピンにより発疹を呈した患者の臨床的検討

    廣瀬(澤野) 詩季子, 野口 智康, 福田 謙一 日本口腔顔面痛学会雑誌 15 (1), 31-36, 2023

    <b>症例の概要</b>:三叉神経痛治療の第一選択薬であるカルバマゼピン(以下CBZ)は眠気やめまい,ふらつきなどの様々な副作用が知られている.発疹は比較的高率に出現し,時に薬剤過敏症症候群やStevens-Johnson症候群,中毒性表皮壊死症などの報告もある.私たちは,2016年1月から2021年12月の6年間に東京歯科大学水道橋病院ペインクリニック科を受診し三叉神経痛の診断を受けCBZを処…

    DOI 医中誌

  • 奨励賞受賞 青木重樹氏の業績

    伊藤 晃成 ファルマシア 59 (6), 564-564, 2023

    千葉大学大学院薬学研究院の青木重樹博士が「薬物副作用の個人差の背景に潜むメカニズムの解明」という研究題目により,2023年度日本薬学会奨励賞を受賞された.HLA多型を導入したマウスを活用し、特定の薬物による稀な副作用を動物で再現する研究成果とその将来性が高く評価された結果であり,本稿では青木氏の業績について紹介する.

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  • 免疫ゲノム薬理学

    中村 祐輔 日本薬理学会年会要旨集 97 (0), 2-B-SL09-, 2023

    ...スチーブンス・ジョンソン症候群などの薬疹にはHLAのクラスI分子が、肝毒性にはクラスII分子が関連しています。がん治療においては、がん組織内や全身の免疫環境が、がん免疫療法だけでなく、抗がん剤・分子標的薬の反応性においても重要であることがわかってきています。...

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  • 熱傷を契機に発症したアキシチニブによる膿疱型薬疹の 1 例

    中川 浩一, 東田 理恵, 松尾 彩子, 岡林 綾 西日本皮膚科 84 (6), 503-506, 2022-12-01

    ...第 19 病日に,投与中であったアキシチニブを被疑薬とした膿疱型薬疹と診断した。入院の上,同薬の休薬とプレドニゾロン(30 mg/day)の内服を行ったところ,膿海は速やかに上皮化した。 膿疱が消退したのでプレドニゾロンを漸減して退院した。文献を渉猟したところ,アキシチニブを含めたチロシンキナーゼ阻害薬は好中球の遊走能に影響を及ぼし,膿疱を形成しやすいことが示された。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献1件

  • 死亡転帰をたどったアパルタミドによる薬剤性過敏症症候群の 1 例

    高原 由衣, 森脇 昌哉, 田中 麻衣子, 多田 慎平, 濵井 宏介, 石川 暢久, 小刀 茉耶 西日本皮膚科 84 (4), 308-311, 2022-08-01

    ...以上より,アパルタミドによる紅皮症型薬疹と診断した。プレドニゾロン(PSL)30 mg/日の内服を開始後褪色し,PSL 20 mg/ 日へ減量したが,再燃があり PSL 40 mg/ 日へ増量した。PSL 増量 6 日後,両肺すりガラス陰影が出現した。アパルタミドによる薬剤性間質性肺炎の可能性を考え,メチルプレドニゾロン 1 g/日を 3 日間投与した。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献8件

  • リトドリン塩酸塩による膿疱型薬疹の1 例

    山本 紗由美, 阿部 俊文, 松隈 健, 菅原 有紗, 名嘉眞 武國 西日本皮膚科 84 (3), 194-197, 2022-06-01

    ...薬剤リンパ球刺激試験は陰性であったが,治療経過やリトドリン塩酸塩による膿疱型薬疹の報告が多数あることから同薬剤による膿疱型薬疹と考えた。膿疱型薬疹と急性汎発性発疹性膿疱症(acute generalized exanthematous pustulosis;AGEP)は重複部分があり,自験例は発熱の項目を除き AGEP の診断基準を満たしていた。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献2件

  • Sweet症候群の経過中に多形紅斑型薬疹を続発し診断と治療に苦慮した1例

    福地 健祐, 丸山 千明, 糟谷 啓, 藤山 俊晴, 島内 隆寿, 伊藤 泰介, 本田 哲也 日本皮膚科学会雑誌 132 (4), 657-663, 2022-04-20

    ...有痛性紅色結節のため,当科入院.Sweet症候群の診断でステロイド内服を開始.膿疱は改善傾向を示すも高熱が持続,全身状態は悪化し入院3日目より体幹部に多形紅斑が出現し,ステロイドパルス療法後も症状遷延した.入院後から開始したランソプラゾールを中止し,血漿交換と免疫グロブリン大量療法を施行.以後全身状態・皮疹ともに改善した.ランソプラゾールは後日DLST陽性と判明した.Sweet症候群に重症の多形紅斑型薬疹...

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  • 小児に発症した中毒表皮壊死症 (TEN) の 1 例

    松田 絵奈, 佐藤 絵美, 筒井 ゆき, 大賀 保範, 古賀 文二, 今福 信一 西日本皮膚科 84 (2), 100-103, 2022-04-01

    ...初診時,結膜充血,顔面の紅色丘疹,口腔内びらん,体幹に紅色丘疹を認め,重症薬疹が疑われ緊急入院となった。入院翌日から紅色丘疹は融合し,眼瞼結膜の充血の悪化,口唇,口腔内に粘膜びらんがみられるようになった。びらんは体表面積の 10%未満で Stevens-Johnson 症候群 (SJS) と診断した。しかし徐々に表皮剝離は進行し,入院 3 日目より表皮剝離は全体の 10%以上となった。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献5件

  • アパルタミドによる薬疹の 1 例

    足立 英理子, 桒井 匠, 猪上 奈奈, 野村 尚史, 中島 沙恵子, 石川 牧子, 浅田 秀夫, 松井 美萌, 椛島 健治 皮膚の科学 21 (3), 212-218, 2022

    ...アパルタミドは皮疹を高率に生じる薬剤であり,稀に重症薬疹を発症する。薬疹の発症機序は不明である。重症化症例を早期に発見する上で,皮膚科医の役割が重要である。 (皮膚の科学,<i><b>21 : 212</b></i>-<i><b>218, 2022</b></i>)</p>...

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  • 生体肝移植後ステロイド抵抗性拒絶反応に対するATG使用症例の検討

    櫻井 悠人, 蛭川 和也, 入江 友章, 嶋田 圭太, 磯野 香織, 本田 正樹, 菅原 寧彦, 日比 泰造 移植 57 (Supplement), s386_2-s386_2, 2022

    ...有害事象は4例(薬疹疑い1、敗血症1、CMV抗原血症2)。</p><p>3例はATG投与開始後、数日〜数週でグラフト肝機能が正常化し治療効果あり。1例はATG投与後も肝酵素高値遷延し、エベロリムス追加。薬疹疑いは1日で投与中止し以降は徐々にグラフト肝機能回復。敗血症は12日目に投与中止したが、その後も感染症の制御に難渋し約4ヶ月後に死亡に至った。...

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  • <i>Salmonella enterica</i>腸炎が先行した化膿性閉鎖筋炎の4歳男児例

    高見堂 正太郎, 渡邊 佳孝, 佐々木 郁哉, 石田 竜之, 岩久 貴志, 河合 延啓, 京田 学是, 池田 裕一 昭和学士会雑誌 82 (4), 307-313, 2022

    ...は無効であったため,第8病日からメロペネム(MEPM)とバンコマイシン(VCM)に変更したところ,速やかに解熱し炎症反応も改善した.第18病日から便培養で検出された菌の感受性を参考に,MEPMをアンピシリン・スルバクタム(ABPC/SBT)に変更したところ,発熱や下肢の疼痛の再燃はなかったが,炎症所見が増悪した.MRI所見も増悪し,骨髄炎を合併したため,第25病日にMEPMに戻した.また,VCMは薬疹...

    DOI 機関リポジトリ 医中誌

  • アパルタミドによる中毒性表皮壊死症に対し血漿交換を行った1例

    小田 豪将, 田中 文香, 早川 温子, 田中 紘也, 高木 幹郎, 山際 秋沙 日本透析医学会雑誌 55 (1), 29-33, 2022

    ...病日ごろより全身の淡いびまん性紅斑の新生を認め,血漿交換療法を計8回施行したところ,皮膚病変の緩やかな改善を認めた.TENは多くの場合薬剤が原因とされ,非常に死亡率の高い疾患である.血漿交換療法については,病状の進行を抑制することから有用とする報告が多くみられる.また,アパルタミドは臨床試験において,とくに日本人に高頻度に皮疹を合併することが知られている.アパルタミドの普及により,本例のような重症型薬疹...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献13件

  • 静岡県東部(熱海周辺地域)における日本紅斑熱の6例

    山村 一美, 高野 藍子, 堀内 義仁 日本臨床皮膚科医会雑誌 39 (3), 398-405, 2022

    ...されて以降,近年では年間300例前後が報告されている.当科では2020年4月から10月までの間にマダニによる日本紅斑熱の6症例を経験したので,それらの臨床像,検査値異常を中心に報告する.全例polymerase chain reaction(PCR)検査による確診例であり,三徴とされている発熱,特徴的な発疹は全例で,刺し口については3例で認められた.特徴的な刺し口が見つからない場合,発熱を伴う中毒疹,薬疹...

    DOI Web Site Web Site ほか1件

  • 医薬品による重症薬疹の発症機序と発現予測

    斎藤 嘉朗, 荒川 憲昭, 塚越 絵里, 中村 亮介 日本毒性学会学術年会 49.1 (0), S44-6-, 2022

    ...</p><p> 本講演では、将来の非臨床段階での発現予測に向けた見通しを含め、最新の重症薬疹研究を紹介する。</p>...

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  • アセチルスピラマイシンで加療した妊娠梅毒の1例

    山本 円, 西村 美咲, 西岡 香穂, 曽和 正憲, 西森 敬司 産婦人科の進歩 74 (3), 399-403, 2022

    ....妊娠12週の梅毒定量検査でRPR64倍,TPHA20,480倍と高値であり,症状はなく,潜伏梅毒と診断した.感染時期は不明であった.妊娠12週よりアモキシシリン1500 mg/日を処方したが,内服8日後に四肢に蕁麻疹を発症し,薬疹と診断し薬剤の変更を行った.妊娠15週よりアセチルスピラマイシン1200 mg/日を8週間投与した.内服後,RPR抗体価が治療前の1/4以下に低下したため治療効果ありと判定...

    DOI Web Site 医中誌

  • 日本人におけるスルホンアミド系薬剤による重症薬疹の発症と<i>HLA-A*11:01</i>の関連

    Ryosuke NAKAMURA, Takeshi OZEKI, Noriaki HIRAYAMA, Akihiro SEKINE, Yoshiko MIZUKAWA, Tetsuo SHIOHARA, Hideaki WATANABE, Hirohiko SUEKI, Kohei OGAWA, Hideo ASADA, Eri TSUKAGOSHI, Kayoko MATSUNAGA, Hiroyuki NIIHARA, Yukie YAMAGUCHI, Michiko AIHARA, Taisei MUSHIRODA, Yoshiro SAITO, Eishin MORITA 日本毒性学会学術年会 49.1 (0), P-195-, 2022

    <p>[Aim] Sulfonamides can cause Stevens–Johnson syndrome (SJS)/toxic epidermal necrolysis (TEN) and drug-induced hypersensitivity syndrome (DIHS) as known as severe cutaneous adverse reactions …

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  • クリンダマイシン塩酸塩カプセルによる全身性接触皮膚炎の 1 例

    松田 亜依, 佐藤 絵美, 石橋 侑花, 今福 信一 西日本皮膚科 83 (5), 406-410, 2021-10-01

    ...内服翌日より躯幹四肢に紅色丘疹が出現し急速に拡大したため近医で薬疹が疑われた。10 代の頃に痤瘡の治療でクリンダマイシン含有ゲル(ダラシン<sup>®</sup>T ゲル)が処方され,顔全体に発赤および丘疹が出現した既往がある。全身性接触皮膚炎が疑われ治療後にパッチテストを施行したところ,クリンダマイシン含有ゲルおよびクリンダマイシン塩酸塩カプセル双方に陽性所見を示した。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献3件

  • 抗 BP230 抗体と抗 LAD-1 抗体陽性結節性類天疱瘡の 1 例

    越智 彩, 森 槙子, 田中 亜季, 岩永 知未, 桑代 麻希, 永瀬 浩太郎, 石井 文人, 井上 卓也 西日本皮膚科 83 (4), 330-334, 2021-08-01

    ...PUVA-bath 療法は中止とし,薬疹や腫瘍随伴症候群を疑い定期内服薬の変更と悪性腫瘍検索を行ったうえで,ステロイド全身投与(プレドニゾロン錠 0.33 mg/kg/day)を開始するも改善に乏しかった。ステロイド全身投与前の生検組織で表皮下水疱と表皮直下のリンパ球および好酸球浸潤を認め,類天疱瘡群の可能性が考えられた。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献13件

  • バカンピシリン内服により非色素沈着型固定薬疹を繰り返した 1 例

    鈴木 祥子, 大賀 保範, 今福 信一 西日本皮膚科 83 (4), 321-323, 2021-08-01

    ...色素沈着を残さず治癒することと,病理組織学的所見を併せて非色素沈着型固定薬疹(nonpigmenting fixed drug eruption ; NPFDE)と診断した。NPFDE は,固定薬疹の亜型で,色素沈着を残さないという特徴に加え,左右対称性の皮疹の分布や多発傾向,間擦部への好発,不整形紅斑など,通常の固定薬疹と異なる臨床像を呈する。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献5件

  • 免疫チェックポイント阻害薬による皮膚障害の解析

    渡邉 裕子, 池田 信昭, 山口 由衣, 水川 良子, 大山 学, 宮川 史, 浅田 秀夫, 渡辺 秀晃, 末木 博彦, 井川 健, 相原 道子 日本皮膚科学会雑誌 131 (8), 1841-1850, 2021-07-20

    ...検討する目的で,免疫チェックポイント阻害薬の使用経過で皮膚障害を発症した163人に対してアンケート形式の調査を行った.本研究では,有意な重症化因子は同定されなかったが,対象疾患と臨床型の検討で悪性黒色腫と白斑,肺癌と扁平苔癬様皮疹に関連がみられ,対象疾患により特徴的な臨床型を呈する可能性が考えられた.皮膚障害の重症群は全体の約10%であったがTENが2症例あり,免疫チェックポイント阻害薬投与中の重症薬疹...

    DOI Web Site 医中誌

  • 1.薬剤性過敏症症候群(DiHS/DRESS)からみた免疫再構築症候群(non-HIV IRIS)

    水川 良子, 塩原 哲夫 日本皮膚科学会雑誌 131 (7), 1685-1690, 2021-06-20

    ...reconstitution inflammatory syndrome:IRIS)をnon-HIV IRISとして捉える概念が提唱され,広く用いられるようになってきている.この概念は,HIV患者の治療中にみられるIRISと同様の病態が,HIVとは無関係の免疫不全状態の回復時にみられる現象で,一見,複雑に見える多くの疾患や病態に当てはめることができる.本稿では,このnon-HIV IRISを重症薬疹...

    DOI Web Site 医中誌

  • COVID-19関連皮疹と診断した4例

    野﨑 尋意, 小松 成綱, 橋本 喜夫 日本皮膚科学会雑誌 131 (6), 1539-1544, 2021-05-20

    ...月下旬,当院で患者計181人が感染する事態となるCOVID-19クラスターが発生した.うち,皮疹が出現したのは4人だった.全例が何らかの基礎疾患を有しており,中等症以上のCOVID-19肺炎を発症した.皮疹は肺炎に対するステロイド治療の終了や減量に伴って出現しやすい傾向があり,体幹部に多く,性状は一部網状を呈する,紅斑性皮疹あるいは蕁麻疹だった.COVID-19関連皮疹は患者の基礎疾患に起因する皮疹や薬疹...

    DOI Web Site 医中誌

  • 低ナトリウム血症と心筋炎を呈した成人スチル病の 1 例

    神谷 智, 久米 美輝, 金子 雄, 宇田 裕史, 猿喰 浩子 皮膚の科学 20 (1), 18-23, 2021

    ...自験例の皮疹は薬疹に近いと考えたが,皮膚病理組織は成人スチル病と矛盾のない所見であった。成人スチル病と薬疹が合併していた可能性や,成人スチル病の症状が薬剤で増強していた可能性を考えた。 (皮膚の科学,<i><b>20 : 18</b></i>-<i><b>23, 2021</b></i>)</p>...

    DOI 医中誌

  • 手掌に優位な分布を呈したStevens-Johnson症候群の1例

    髙田 佳子, 野口 篤, 千田 香織, 長谷川 敏男 日本臨床皮膚科医会雑誌 38 (5), 749-753, 2021

    25歳女性.月経痛に対してアセトアミノフェン,片頭痛に対してエレトリプタンを不定期に内服していた.初診の4日前に発熱があり市販の葛根湯とロキソプロフェンナトリウム水和物を内服し,その後咽頭痛が出現した.翌日より手掌に皮疹が出現し,近医で処方されたレボフロキサシンとアセトアミノフェンを内服した.その2日後に眼脂,手掌の疼痛,排尿時痛が出現して当科を紹介受診した.初診時に発熱,両眼球充血,口唇,口腔…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献3件

  • 臍部子宮内膜症に対して手術を行った2例

    福田 久人, 久松 洋司, 生駒 洋平, 木戸 健陽, 村田 紘未, 溝上 友美, 北 正人, 岡田 英孝 産婦人科の進歩 73 (3), 321-327, 2021

    ...妊3産,1年前に直径19 cmの右卵巣粘液性腺腫に対して,当科で下腹部正中切開腹による右付属器摘出術を行った.術後検診で左卵巣子宮内膜症性嚢胞を診断され,1年6カ月後に7 cmに達した.また,術後早期より臍部に有痛性の硬結の増大を自覚し,生検で子宮内膜症と診断した.今度は,臍の円柱状切開による臍全摘と単孔式腹腔鏡下左卵巣嚢腫摘出術および臍形成術を実施した.術後はジエノゲスト療法を開始し,9カ月後に薬疹...

    DOI Web Site 医中誌

  • アロプリノールによる重症薬疹発症予測のための迅速診断系の構築

    塚越 絵里, 中村 亮介, 浅田 秀夫, 斎藤 嘉朗 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 42 (0), 2-P-L-7-, 2021

    ...さらに、重症薬疹患者試料を用いて、アロプリノールによる重症薬疹の発症に関連する<i>HLA</i>と絶対連鎖不平衡にあるSNP(rs9263726G>A)に関し、アレル特異的なPCR増幅を行い、核酸クロマトグラフィー法を開発した。...

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  • MEPM投与による中毒性表皮壊死症(TEN)で死亡した維持透析患者の1例

    福田 喬太郎, 塩﨑 啓登, 山村 里恵, 中瀧 恵実子, 中西 良一, 井﨑 博文, 神田 和哉, 稲井 徹 日本透析医学会雑誌 54 (7), 361-367, 2021

    ....X-4年に右膿腎症のため,当院でメロペネム(MEPM)0.5 g/日による保存的加療を10日間行い軽快していた.しかし,X年に右膿腎症が再発したため入院した.前回入院時と同様に,MEPM 0.5 g/日による保存的加療を開始した.入院後,炎症所見の改善を認めたが,第11病日に両側眼囲に掻痒感を伴う紅斑が出現した.第13病日に紅斑が急速に体幹へと拡大したため同日当院皮膚科に紹介した.MEPMによる薬疹...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献7件

  • モキシフロキサシン塩酸塩による蕁麻疹型薬疹の1例

    野村 祐輝, 上津 直子, 岸本 泉, 神戸 直智, 岡本 祐之 日本皮膚免疫アレルギー学会雑誌 3 (3), 425-429, 2020-10-30

    ...薬疹を考え, 当科入院のうえ, 被疑薬 (モキシフロキサシン塩酸塩, カルボシステイン, トロキシピド, メキタジン) のプリックテスト, スクラッチテストを施行した。モキシフロキサシン塩酸塩のスクラッチテストを行った部位にのみ膨疹が出現し, 陽性であった。...

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  • 入院治療を要した多形紅斑型薬疹, 播種状紅斑丘疹型薬疹の原因薬剤の傾向分析

    宮崎 生子, 平木 舞, 小山 樹里, 藤山 幹子 日本皮膚免疫アレルギー学会雑誌 3 (3), 403-412, 2020-10-30

    ...一方, 個別の薬疹の特徴としては, 多形紅斑型薬疹において, セレコキシブと, 「ランソプラゾール・アモキシシリン水和物・クラリスロマイシン」およびランソプラゾールの件数が播種状紅斑丘疹型薬疹より多い傾向にあった。これらの結果は, 日常診療における重篤な副作用発現の阻止に利用しうると考える。</p><p>(日本皮膚免疫アレルギー学会雑誌, 3 (3) : 403-412, 2020)</p>...

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  • 10.獲得免疫を介した特異体質性肝毒性の予測

    臼井 亨 谷本学校 毒性質問箱 2020 (22), 74-81, 2020-09-26

    ...IADRsの主要ターゲットは皮膚及び肝臓であり、特に薬疹や特異体質性の肝毒性(idiosyncratic drug-induced liver injury: iDILI)は、薬剤が開発中止や市販後に警告・販売中止に至る主要因となる有害事象である<sup>1)</sup>。...

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  • リンパ球幼若化試験陽性を示したニボルマブによる扁平苔癬型薬疹の 1 例

    西原 春奈, 加藤 裕史, 中村 元樹, 森田 明理 西日本皮膚科 82 (4), 267-270, 2020-08-01

    ...ニボルマブによる扁平苔癬型薬疹(grade 1)と診断し,ステロイド外用と抗アレルギー薬内服で治療を行い,ニボルマブの投与は継続した。その後新規の肺転移が出現し,ニボルマブの投与を中止,ダブラフェニブ・トラメチニブを投与開始したところ皮疹は速やかに改善した。ニボルマブによる扁平苔癬型薬疹は過去にも報告があるが,DLST が施行された報告はない。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献8件

  • 2.薬疹と免疫再構築症候群(immune reconstitution inflammatory syndrome:IRIS)

    末木 博彦 日本皮膚科学会雑誌 130 (7), 1633-1638, 2020-06-20

    <p>免疫再構築症候群(immune reconstitution inflammatory syndrome:IRIS)は本来HIV感染に対するantiretroviral therapy(ART)による免疫の回復に伴って生ずる疾患群である.非HIV感染者においても免疫抑制治療の解除や免疫チェックポイント阻害薬投与による免疫の回復により同様の病態が観察される.皮膚科領域では薬剤性過敏症症候群が…

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  • アパルタミドによる苔癬型薬疹の2例

    藤山 幹子 日本皮膚科学会雑誌 130 (7), 1653-1657, 2020-06-20

    ...<p>アパルタミドは,2019年より使用されるようになった遠隔転移を有しない去勢抵抗性前立腺癌の経口治療薬である.日本人では投与をうけた約半数に皮疹を生じているが,皮膚科領域ではあまり知られていない.アパルタミド投与開始後約2カ月で,好酸球増多とともに全身に苔癬型の発疹を生じた2例を報告する.抗アンドロゲン製剤は薬疹の原因薬剤として見逃しがちであるが,苔癬型薬疹の原因薬剤として認識する必要がある....

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  • 3.重症薬疹の病態と臨床

    中島 沙恵子 日本皮膚科学会雑誌 130 (7), 1639-1644, 2020-06-20

    ...<p>薬疹の中でも高い死亡率や重篤な後遺症を呈する薬疹は,重症薬疹と定義される.重症薬疹の病態機序に関する研究は近年,網羅的な遺伝子解析技術に代表されるテクノロジーの進歩により飛躍的に進んだかのように思われる.しかし,詳細なメカニズムを含め,未だ多くの不明点が残されている.動物モデルを用いた解析やバイオマーカー探索,薬疹関連遺伝子などの研究の進展によりそのメカニズムは少しずつ明らかになってきている....

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  • 重篤な眼合併症を伴う重症薬疹の遺伝素因ならびに病態解明

    上田 真由美 日本皮膚免疫アレルギー学会雑誌 3 (2), 282-293, 2020-04-20

    ...<p> 重篤な眼合併症ならびに眼後遺症を認める重症薬疹には,Stevens-Johnson症候群(SJS)ならびにその重症型である中毒性表皮壊死症(TEN:Toxic Epidermal Necrolysis)がある。眼科医は,眼後遺症を伴う慢性期の患者を診ることが多く,重篤な眼合併症ならびに眼後遺症を伴うSJSとTENを併せて広義のStevens-Johnson症候群と呼称している。...

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  • エフェドリン類による Nonpigmenting Fixed Drug Eruption の 2 例

    麻生 麻里子, 伊藤 宏太郎, 大賀 保範, 今福 信一 西日本皮膚科 82 (2), 81-84, 2020-04-01

    ...臨床経過より固定薬疹を疑ったが原因薬剤の同定はできなかった。初診の 2 年後に鼻炎のためディレグラ<sup>®</sup> 2 錠内服後,発熱と同時に前回と同部位に水疱を伴う紅斑が出現したため,これらに共通して含まれる塩酸プソイドエフェドリン (PEP) による非色素沈着型固定薬疹 (nonpigmenting fixed drug eruption ; NPFDE) と診断した。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献10件

  • 合成プロゲステロン製剤により誘発されたautoimmune progesterone dermatitisの1例

    馬場 裕子, 松井 はるか, 尾作 文, 河原 由恵 日本皮膚科学会雑誌 130 (2), 233-237, 2020-02-20

    ...<p>25歳女性.全身の紅斑と腫脹,発熱を主訴に受診.対症療法で改善するも微熱が持続し,1カ月後皮膚症状も再燃した.子宮内膜症のために連日内服していた合成プロゲステロンによる薬疹を疑い中止したが,月経数日前より再燃し数日で軽快することを繰り返した.皮内テストでプロゲステロン陽性,エストロゲン陰性でありautoimmune progesterone dermatitisと診断した.医原性に生じた可能性...

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  • 潰瘍性大腸炎に合併した角層下膿疱形成が主体の好中球性皮膚症の 1 例

    阪野 恵, 橋本 安希, 井上 卓也, 成澤 寛 西日本皮膚科 82 (1), 14-18, 2020-02-01

    ...薬疹を疑われ,5-ASA 製剤を中止したが改善なく当科を受診した。 病理組織学的に表皮の不規則な肥厚と角層内の好中球浸潤と不全角化があり,表皮内に好中球浸潤を伴う海綿状膿疱を認めた。潰瘍性大腸炎に合併した好中球性皮膚症と診断し,5-ASA 製剤の内服を再開し,ステロイド内服を行ったところ症状は改善したが,その後も腹痛に伴い皮疹は再燃を繰り返した。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献4件

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