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検索結果 86,778 件

  • 波照間島におけるカメムシ亜目(昆綱: カメムシ目)7種の初記録

    松田, 卓巳, 相馬, 純, 林, 幸希, 内藤, 隆寧, 寺井, 純汰 Fauna Ryukyuana 69 11-14, 2024-05-04

    ...波照間島から記録されているカメムシ亜目 (昆綱: カメムシ目) は, これまでに24科70種に上る. 2023年3月の調査で得られた標本をもとに,カメムシ亜目7種を同島初記録として報告する. これら7種のうち4種は, 今まで同島から未記録であったグンバイムシ科に属していた. よって, 同島のカメムシ相は少なくとも一部の分類群で調査不足と考えられる....

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  • 髄膜脳炎を合併した日本紅斑熱の1例

    中山 美里, 尾崎 諒吏, 具嶋 泰弘, 前原 潤一 日本臨床救急医学会雑誌 27 (2), 108-111, 2024-04-30

    ...7日前に山中で右下腿をに刺され,黒色痂皮が付着していた。血液検査で炎症反応上昇と肝腎機能障害,DICを認め,リケッチア感染症を疑いミノサイクリン投与を開始した。入院後に意識障害が増悪し,髄液検査では単核球優位の細胞数増加と軽度の糖低下を認めた。...

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  • 繊毛コルポーダ休眠シストのガンマ線耐性と傷害後の細胞修復

    十亀 陽一郎, 齊藤 瞭汰, 箱﨑 惇太朗, 山野邊 裕樹, 齋藤 剛瑠, 矢吹 一真, 齊藤 優汰 比較生理生化学 41 (1), 44-52, 2024-04-03

    ...<p>本総説で取り上げる繊毛コルポーダ・ククルス(<i>Colpoda cucullus</i>)は,劣悪な環境ストレスに対する適応戦略として休眠シストを形成する。その過程では,細胞は自らの細胞構造を解体して休眠型に再構築することで,強い環境ストレス耐性を獲得する。...

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  • 伐倒くん蒸処理丸太におけるマツノマダラカミキリの生存とその要因

    江崎 功二郎, 中村 克典, 前原 紀敏 日本森林学会誌 106 (4), 101-108, 2024-04-01

    ...これらは集積山の下部で接地または上部で被覆シートに接触した丸太でみられる傾向にあり,成まで発育して丸太から脱出できた。マツ材線病防除の伐倒くん蒸処理で求められる高い殺率を得るには,薬剤の集中散布,被害材の地面や被覆シートとの接触などのMITC濃度の低下要因を避ける必要がある。</p>...

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  • 神経伝導検査

    山内 孝治 臨床神経生理学 52 (2), 120-131, 2024-04-01

    ...3) には, 刺激の波及があり, その確認方法として, 正中神経MCSでは短母指外転筋 (APB) と小指外転筋 (ADM) の同時導出, LAC SCSでは母指, MACやDUCのSCSでは小指との同時導出, 比較法である様筋–骨間筋 (2L-INT) 法では4チャンネル導出, 環指法では小指との同時導出などが有用となる。さらに, 刺激の波及が避けられない場合には, 衝突法も有用となる。...

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  • -大腸菌実験共生進化系を確立 生命現象と進化の謎の解明目指す

    国立研究開発法人科学技術振興機構 JSTnews 2024 (4), 3-7, 2024-04-01

    ...産業技術総合研究所生物プロセス研究部門の深津武馬首席研究員は、独自に開発したカメムシと大腸菌による「昆-大腸菌実験共生進化系」を駆使して、共生進化機構の総合的かつ多角的な理解、さらには昆から哺乳類に至る腸内共生機構の多様性および共通性の解明を目指している。</p>...

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  • 脳科学的観点からいじめ当事者のナラティブを考える

    明 元 小児の精神と神経 64 (1), 36-41, 2024-04-01

    いじめは複数の当事者が関わる心身の痛みを伴う問題である.学童期はまだ成熟途上で心身のアンバランスになりやすい時期ともいえる.脳科学の観点からは人の前頭葉は発達が遅く青年期まで成熟に時間を要し,アタッチメントやメンタライゼーションも経験を通じて成熟するが,学童期は発達途上であり適切な経験がいじめ防止につながると考えられる.学校で行われるプレイバックシアターでは語りと演技によりいじめの現場でのさまざ…

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  • 植草学園大学内で確認された両生類・爬

    早川, 雅晴 植草学園大学研究紀要 16 39-46, 2024-03-31

    ...爬類は9種を確認し,全てが同レッドリストで保護生物に指定されている種であった。千葉市では13種が確認されており,このうちカメ類3種については大学内で1種も確認できなかった。一方,トカゲ類は3種すべてを,ヘビ類は7種のうち6種を確認できた。両生類・爬類を環境指標とすると,植草学園大学で確認された種は,この地域で見られる可能性のある種をほぼ網羅していることから,良好な陸水域環境であると考えられる。...

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  • 未出穂型ソルガムと極早生ライムギによる輪作体系の乾物収量および栽培特性

    小林, 篤央, 勝山, 優花, 竹田, 愛美, 中野, 日陽, 春日, 重光 信州大学農学部AFC報告 22 7-14, 2024-03-31

    ...2023年に減収した原因は、ソルガム栽培においてヒエノアブラムシの害が著しかったためである。一方、作業性はライムギ収穫からソルガム播種まで両年とも3週間以上確保することができ、課題であったライムギ収穫とソルガム播種の作業の密集を避け、余裕を持って作業が行えることが確認できた。2023年のソルガム栽培では圃場内で生育ムラが発生し、圃場北西側で減収した。...

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  • ラオスにおける野菜類遺伝資源の共同探索(2021年1月)

    宮武 宏治, Tounglieng VILAYPHONE, Naly SENGOUNKEO, Thongkhoun SISAPHAITHONG 植物遺伝資源探索導入調査報告書 39 105-129, 2024-03-31

    ...60点およびナス近縁種を27点、アブラナ属Brassica spp. 67点の合計154点の種子サンプルを収集した.収集した遺伝資源の種子は,NAFRIにおいて保存されるとともに,定型の素材移転契約(SMTA)を用いて農研機構遺伝資源センターに移転され,保存される予定である.また,NAFRIでは,これら遺伝資源の種子を自殖による増殖の後,特性調査が行われる予定である.さらに,日本では,土壌伝染性病害への...

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  • ダニ媒介性ウイルスJingmen tick virusが提起するウイルス学上の問題について

    上村 真子, 矢田部 佑紀, 増田 洋介, 津田 凉, 前原 明衣, 松橋 珠子, 中⻄ 章 近畿大学先端技術総合研究所紀要 (29) 11-24, 2024-03-31

    ...非分節化ゲノムのフラビウイルスに分類されながら、分節化したウイルスゲノムを持つingmenvirusは、昆及び脊椎動物に感染するアルボウイルスという性質のみならず、ゲノム構造の進化と粒子の多成分性による感染という、ウイルス学上重要な問題に対しても新しい視点を与えてくれるユニークな特徴を持っている。...

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  • 千葉県立保健医療大学幕張キャンパスで発見されたアオダイショウ

    栗田 和紀, 佐田 直也 千葉県立保健医療大学紀要 15 (1), 1_41-1_44, 2024-03-31

    <p> 2023年6月に千葉県立保健医療大学の幕張キャンパス(千葉市美浜区)にてアオダイショウが発見された.証拠標本に基づく初めてのこの地域からの記録となる.標本の詳しい特徴を記載し,都市化した埋立地における本種の分布を考察する.</p>

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  • 京都市岩倉川の三畳紀放散年代と微小球体

    石田 昂汰朗, 鈴木 寿志, 小木曽 哲 化石 115 (0), 43-52, 2024-03-31

    The present authors conducted biostratigraphic research using fossil radiolarians on a continuous bedded chert sequence exposed on the riverbed of Iwakura River, Sakyo Ward, Kyoto City. The …

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  • クチナシ害の文献調査および森林総合研究所九州支所立田山実験林内のヤエクチナシとクチナシで発見された害

    金谷 整一, 佐山 勝彦, 菊地 琢斗, 久原 弥南, 坂田 萌美, 田中 晃征, 本多 優仁, 矢田 光麒, 長友 敬祐, 小野 智哉, 戸田 敬, 髙橋 美里, 福田 秀夫, 田島 尚, 松永 道雄 森林総合研究所研究報告 23 (1), 35-47, 2024-03-28

    ...一方、観賞や緑化、さらに保全を目的に自生個体に由来するクローンが各地で植栽されているが、各種害類から頻繁に加害を受けている。そこで、ヤエクチナシの利活用および保全に資する情報の集積を目的として、害類に関して文献調査と野外調査を実施した。文献調査では、既存の図鑑や論文等において、クチナシを加害する旨の記載のあった昆類とダニ類の情報に加え、各害の加害様式の情報を整理した。...

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  • においの認知度およびにおい評価の性差・年齢差の検討—においを嗅いだ経験と嗜好性に着目して—

    萬羽 郁子, 光田 恵 におい・かおり環境学会誌 55 (2), 90-97, 2024-03-25

    ...<p>本研究では,においの認知度およびにおいに対する意識の性・年齢差の解明と,においの認知がにおい意識に及ぼす影響を明らかにすることを目的とし,Webアンケート調査を実施した.においの認知度は,多くのにおいで男性よりも女性が高く,年齢が高いグループほど平均値が高かった.特に,ばら,メントール,ひのきは若年男性の認知度が低く,樟脳(防剤)は男女ともに若年者の認知度が低かった.においの好き嫌いについても...

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  • オオニジュウヤホシテントウに見られる外来植物ワルナスビの利用能力および山形県内での利用状況

    樋口 眞人, 中曽根 大輝, 藤山 直之 .ニューシリーズ 27 (1), 2-12, 2024-03-25

    ...<p>ジャガイモを寄主としているオオニジュウヤホシテントウ集団が外来植物であるワルナスビを利用する能力を評価するために,実験条件下でワルナスビおよびジャガイモの葉を用いて幼の成育能力および成の食性を調べた.加えて,野外調査と博物館標本の調査を行い,山形県内におけるワルナスビの侵入状況と,オオニジュウヤホシテントウによる加害状況を調べた.幼の成育状況に関しては,両植物上での羽化率は比較的高く差がなかったものの...

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  • 編集後記

    坂巻 祥孝 .ニューシリーズ 27 (1), 63-64, 2024-03-25

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  • 表紙

    .ニューシリーズ 27 (1), Cover1-, 2024-03-25

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  • 群馬県片品村尾瀬ヶ原で採集された蚊幼

    新妻 淳, 金杉 隆雄, 渡辺 護, 佐々木 均 衛生動物 75 (1), 17-19, 2024-03-25

    <p>We received a special permit to collect dipterous insects, such as mosquitoes, horse flies, and biting midges, in Ozegahara, which is a protected area in Oze National Park and the largest wetland …

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  • 奥付

    .ニューシリーズ 27 (1), Cover2-, 2024-03-25

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  • 栃木県の河川敷におけるセスジガムシの季節消長と生息環境

    岩田 泰幸, 栗原 隆, 加藤 敦史, 渡辺 黎也, 山﨑 駿, 内山 龍人, 板倉 拓人, 冨樫 和孝, 平澤 桂 .ニューシリーズ 27 (1), 13-20, 2024-03-25

    <p>A new locality of <i>Helophorus auriculatus</i> Sharp, 1884 was recorded in Tochigi Prefecture, which is the northern limit of this species in Japan. In this study area, this species was …

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  • 小学校生活科の昆学習を促進するカード教材の開発と実践に関する考察

    月僧 秀弥, 森本 ひより, 番匠 拓也 富山大学教育学部紀要 = Memoirs of the School of Education University of Toyama 2 (2), 23-28, 2024-03-22

    ...昆に関する学習は,小学校生活科や理科で行われる内容である。児童の中には昆がすごく好きという子もいるが,学年が上がるに従い昆を苦手とする児童が増えていく。昆が苦手な児童にとって本物のと同様に写真やイラストのも苦手と感じる子もいるようである。苦手な児童がいることが考えられることから,ゲームの要素を取り入れ,昆を苦手とする児童も楽しみながら学習を進める方法を試みた。...

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  • 定年退職の方々を送る

    飯野, 雄一, 濡木, 理, 塩谷, 光彦, 小澤, 岳昌, 須藤, 靖, 吉田, 直紀, 舘野, 正樹, 種子田, 春彦, 程, 久美子, 黒田, 真也, 樋口, 秀男, 岡田, 康志, 星野, 真弘, 今田, 晋亮 東京大学理学系研究科・理学部ニュース 55 (6), 4-10, 2024-03-20

    ...線に魅せられて/生物化学科を背負って来た飯野教授へ/「未来の種」/塩谷光彦先生を送る/宇宙越しに世界を見る/須藤先生と相対論/日光植物園での四半世紀/舘野正樹先生,ありがとうございました。/RNA干渉から創薬へ/程久美子先生を送る/「幼少の思い65まで」/生物の動きを科学しつづけて/研究遍歴:地球から宇宙へ,プラズマの世界/星野真弘先生の背中を追いかけて...

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  • The Modern Image of the Central Plain in the Context of the Others

    Wang Junxiang 言語と文化 36 151-176, 2024-03-16

    ...近代の中原は日本人に与えた印象は黄麈万丈、市街衰退、旅館不潔、南京が多く、名勝古跡が破壊され、百姓貧弱であった。この印象が形成された要因は主に三つある。第一に、交通上の制限で、共通の旅行ルートを選択した通時空間の旅行者が記録した内容の相応性があり、中原に対するマイナスイメージが多く描写されたことである。...

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  • 当院における妊婦の垂炎に対する手術治療 〜複雑性垂炎の症例報告と過去10年間の症例の検討〜

    佐藤 総太, 前本 遼, 伊藤 拓馬, 海野 陽資, 長見 直, 服部 晋明, 岩﨑 純治, 金澤 旭宣 島根県立中央病院医学雑誌 48 (1), 33-37, 2024-03-10

    ...妊婦の急性垂炎は重症化しやすく,流早産や死産の可能性が高くなることが報告されている.手術が望ましいと判断した場合,母体だけでなく胎児へも影響が及ぶ可能性があること念頭に置きながら診療に当たる必要がある.我々はこれまでも妊婦の垂炎に対して腹腔鏡下垂切除術を施行した報告を行なっている.現在当院で行なっている複雑性垂炎の手術手技を症例報告として提示し,さらに当院での過去10年間の妊婦に対する垂切除術...

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  • SNNをもちいた数概念獲得実験方法の提案

    片山 淳, 村崎 和彦, 吉田 大我, 谷田 隆一 人工知能学会第二種研究会資料 2023 (AGI-026), 06-09, 2024-03-08

    ...数の概念は乳児や一部の動物や昆も理解しているのに対して大規模言語モデルには理解できていない。数の概念を教師なしで生み出すことができれば、汎用人工知能実現の手がかりのひとつとなる。</p>...

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  • 2022-2023年に能登地方で経験したタカサゴキララマダニ刺症の5例

    望月 隆, 小野 弘登, 望月 恒太, 及川 陽三郎, 村上 学 49 (1), 38-43, 2024-03

    ...回収したタカサゴキララマダニ5個体 (全て若) についてRickettsia tamuraeの有無をPCRで検索したが,いずれも陰性であった。能登地方へのタカサゴキララマダニ刺症の拡散はイノシシの生息域の拡大にともなうと考えられ,今後もこの地域での患者の発生が懸念される。...

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  • 発熱・腹部症状を呈し,垂切除術に至った小児COVID-19関連多系統炎症性症候群(MIS-C)の9歳女児例

    松浦 萌, 江波戸 孝輔, 上松 由昌, 芹澤 陽菜, 金子 雅紀, 坂東 由紀, 石倉 健司 小児リウマチ 14 (1), 56-61, 2024-02-29

    ...<p>急性垂炎との鑑別に苦慮した小児COVID-19関連多系統炎症性症候群(MIS-C)の1例を経験した.症例は生来健康な9歳女児.発熱,下痢,腹痛を主訴に急性垂炎が疑われ当院へ紹介となった.画像所見から穿孔性垂炎の懸念があり腹腔鏡下垂切除術を施行したが,手術所見や病理検査ではカタル性垂炎であった.全身麻酔導入後に血圧低下し昇圧薬の持続投与を要した.術後も血圧安定せず,発熱は持続していた....

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  • サブカルチャーと“つながり”についての一考察

    長谷 雄太 甲南大学学生相談室紀要 31 25-38, 2024-02-29

    ...そして従来の「窓」の理論におけるさなぎモデルに対し、現代では成の構造を想定したモデルもクライエント理解に有用であり、“なま”はそれらを繋ぐ概念として有意義であることが示された。さらに、セラピストとしての関係の取り方もモデルに応じて変化していく必要性があることが示唆された。...

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  • LED光源を用いたUV-B照射によるイチゴうどんこ病およびイチゴ炭疽病の抑制

    内橋 嘉一, 高野 仁, 田中 雅也, 田坂 勝次, 神頭 武嗣 日本植物病理学会報 90 (1), 5-13, 2024-02-25

    ...まれたのに対して,UVL311では38.9%にとどまったことが両者の発病抑制の差の要因であると考えられた.さらに,いずれの試験でも葉の傷害などの生育障害は見られなかった.以上のことから,UVL308はイチゴうどんこ病を高度に抑制,炭疽病を抑制し,UVL311はうどんこ病を抑制することが明らかになった.今後,LED光源の特性を活かした波長域の最適化や照射強度の調節により,UV-Bを活用した新たな病害同時防除法...

    DOI Web Site 参考文献16件

  • リンゴ褐斑病の開花期感染が広域的な発生に及ぼす影響

    猫塚 修一, 藤田 章宏 日本植物病理学会報 90 (1), 14-21, 2024-02-25

    <p>本研究では,一般園地における褐斑病の流行初期と盛期の発生について,一次感染開始日と前年秋期の発生の影響を解析した.岩手県内の3地域における一次感染開始日(平均)は,1998~2016年まではリンゴ品種「ふじ」の落花期以降であったが,2017年~2022年は開花期であった.過去25年間(1998~2022年)の巡回調査結果863事例を使用し,園地レベルでの発生の有無を応答変数,各要因を説明変…

    DOI Web Site 参考文献2件

  • ショイベ講述『察病入門』(4)

    八木, 聖弥 Studia humana et naturalia (57) 1-20, 2024-02-22

    ...日本人医師との関係も良好で、在日中は脚気や寄生などで業績を残したほか、日本人の栄養状態の調査もおこなっている。彼にはいくつかの著作があるが、ここに紹介するのは最も基本的な『察病入門』である。本学附属図書館には杏雨書屋所蔵本の複写しかなかったが、このほど別の筆記者による写本を発見入手した。全文を翻刻し、両者の異同も視野に入れながら本書の意義について考える。(全4回)...

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  • 多発皮膚潰瘍を呈し難治性壊疽性膿皮症として治療されていた播種性皮膚リーシュマニア症の1例

    小林 由季, 伏間江 貴之, 和田 麻依, 新川 紗由香, 三條場 千寿, 後藤 康之, 大内 健嗣, 舩越 建 日本皮膚科学会雑誌 134 (2), 321-328, 2024-02-20

    ...<p>54歳男.海外渡航歴多数あり.初診3年前に左肘潰瘍を生じ,他の部位にも拡大.他院にて非結核性抗酸菌症,その後壊疽性膿皮症と診断され治療を受けたが難治であった.顔面・体幹に多発皮膚潰瘍あり,病理組織学的に稠密な炎症細胞浸潤と壊死像,キネトプラストを有する体をみとめた.PCRで原種を同定し,播種性皮膚リーシュマニア症と診断.ステロイド中止,リポゾーム化アムホテリシンB,イトラコナゾール投与後,...

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  • 小児における術後腸内細菌の変化とその対策

    金森 豊 外科と代謝・栄養 58 (1), 16-20, 2024-02-15

    ...この稿では, 壊死性腸炎, 短腸症候群, Hirschsprung病, 胆道閉鎖症, 固形臓器移植, 心疾患, 急性垂炎, 新生児外科疾患などの小児外科疾患における腸内細菌叢異常の報告を概説し, これを是正する治療法の可能性と今後のこの分野における課題について考察する.</p>...

    DOI Web Site 参考文献29件

  • 鼻部に集簇性に生じた肉芽腫性酒皶

    竹内 聡, 石倉 侑, 米田 玲子, 中園 亜矢子, 中原 剛士 西日本皮膚科 86 (1), 5-6, 2024-02-01

    ...いずれの丘疹にも標本中に毛包はみられず,Grocott 染色,Ziehl-Neelsen 染色では真菌,抗酸菌様構造はみられなかった(図示なし)。...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 平尾台で得られた小蛾類

    鈴木 信也, 屋宜 禎央, 外村 俊輔, 荒島 彈, 朴 鎮亨, 佐々木 公隆, 後藤 聖士郎, 広渡 俊哉 蝶と蛾 74 (4), 85-112, 2024-01-31

    <p>Two hundred sixty-five moth species belonging to 25 families of Microlepidoptera were collected in the Hiraodai karst plateau, Fukuoka Prefecture, Japan. Of these, 172 species are newly recorded …

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  • 王充の「意象」観

    凌 玲 研究論集 23 17-30, 2024-01-25

    ...本論の目的は、『論衡』乱龍篇・遭虎篇・商篇に見える土龍、虎、の「意象」の特徴とそれらに付与された意味を解読した上で、王充の異なる「意象」に対する態度とその原因を分析し、さらに王充の「意象」観を明らかにすることである。従来の研究では、王充が、乱龍篇で初めて「意」と「象」を併用し、「意象」に「禮貴意象」(禮は意象を貴ぶ)といった定義をしたことを評価することがほとんどであった。...

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  • 寝たきり状態の高齢者に認めた消化器ハエ症の1例

    小野 拓哉, 住吉 立, 高橋 彩, 小原 啓子, 藤木 和彦, 小川 薫, 三木 徹, 岡崎 恭次 日本老年医学会雑誌 61 (1), 80-83, 2024-01-25

    ...<p>症例は75歳男性.既往歴は2型糖尿病,膿胸術後など.慢性肺疾患による活動性低下で体動困難となり当院救急搬送され脱水症で入院となった.入院後2日間においてオムツ内に数匹の体が確認された.検査結果はハエの幼であり,消化器ハエ症と診断した.ハエの幼が確認できなくなった後で発熱あり,二次感染と考え抗菌薬投与を行い改善した.後日家族が自宅の掃除を行ったが,ハエやハエの幼は発見できず感染経路やハエ...

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  • 学部生に伝える研究最前線

    望月, 昂, 川北, 篤, 大石, 紗友美, 深津, 武馬, 戸谷, 友則 東京大学理学系研究科・理学部ニュース 55 (5), 4-6, 2024-01-20

    ...暗く赤い花に秘められた未知なる送粉シンドローム/昆の変態で制御される共生器官および共生細菌/中性子星で起きている地震の証拠をつかんだ?...

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  • 3.病歴と発疹からみた刺症の見分け方

    谷口 裕子 日本皮膚科学会雑誌 134 (1), 75-82, 2024-01-20

    ...<p>刺症の特徴として,①皮疹の分布は非対称的で,偏在していることが多い.②膨疹,紅斑,丘疹の中心に刺点が見られる.③痒み,あるいは痛みを伴う.④同じでも刺された回数により症状の程度に個人差を生じる,という点が挙げられる.一方,痒疹(刺症を除く)では刺点のない丘疹,結節を生じる.しかし,搔破によるびらんや痂皮を伴うと,個疹の性状だけでは痒疹と刺症との鑑別は難しいため,皮疹の分布や病歴により診断...

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  • 瀬戸内海におけるメイオベントスの分布と生産量

    辻野 睦 日本水産学会誌 90 (1), 19-27, 2024-01-15

    ...ほとんどの定点で線類の生息密度が最も高いが,現存量ではカイアシ類が線類を上回る定点が多く見られた。底泥の有機物量が多い浅海域で底生性カイアシ類の生息密度が高い傾向にあり,生産量では線類を上回ることが明らかとなった。水深が深く泥分率が低い有機物量の少ない海域では,メイオベントスの生産量は低いが多毛類の生産量が多かった。</p>...

    DOI Web Site 参考文献13件

  • 圃場別データセットを利用したデータ駆動型大規模水稲作における作付品種構成の改善

    石川 哲也, 内藤 貴通, 内藤 純子, 古渡 拳人, 吉永 悟志 日本作物学会紀事 93 (1), 57-66, 2024-01-05

    ...作付した基幹品種である「ヒメノモチ」,「あきたこまち」および「コシヒカリ」の他に,2019年に作付した2品種と,2020年以降に導入した7品種について,収量性や作業体系への適合性を検証した.収集した栽培管理情報と収量の解析に基づき,2019年は低収の1品種,2020年は2品種の作付を取りやめた.晩生で最後に収穫できる「あさひの夢」は作付を継続した.2021年以降に導入した品種は,適切な窒素施肥や病害防除...

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  • 原因不明の小児急性肝炎:欧米と日本の比較並びに診療支援システムの整備

    須磨崎 亮, 酒井 愛子, 明 聡太郎, 近藤 宏樹, 乾 あやの, 川田 潤一 肝臓 65 (1), 1-11, 2024-01-01

    <p>2022年に欧米で原因不明の小児急性肝炎が急増した.当初は流行中のアデノウイルス(AdV)陽性例が多いと注目されたが,メタゲノム解析により英米の流行期肝炎患者の80%以上で大量のアデノ随伴ウイルス2型(AAV2)が検出された.ヘルパーウイルスとなるAdVやHHV6の同時感染が多いこと,特定のHLA型が多いことも報告され,遺伝素因にAAV2感染が重なり発症する可能性がある.AAV9ベクターを…

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  • 科学史的にみた渡瀨庄三郞の自然観・科学観―1910年沖縄島などへのマングース導入との関連―

    金子 之史 哺乳類科学 64 (1), 3-63, 2024

    ...Marlattから米国での昆類の生物学的防除の成功例を直接聞いたこと,しかし学問を長期的視点で捉える箕作佳吉の影響は認められなかったこと.第4点:沖縄諸島へのマングース導入を考えていた渡瀨は1908年セイロン島でマングースが大変巧妙にコブラ(<i>Naja</i> sp.)を捕捉する状況を目撃した.動物学的な意味づけや論理よりもこの映像的・情感的なイメージが渡瀨には勝っていたであろうこと.第5点:...

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  • 垂炎に対する単孔式アプローチ法と85例の検討

    辻 嘉斗, 西沢 佑次郎, 大里 祐樹, 井上 彬, 賀川 義規 日本大腸肛門病学会雑誌 77 (3), 161-167, 2024

    ...<p>本邦において垂炎に対する腹腔鏡手術は2021年に年間15,983件施行され単孔式アプローチも増加傾向にあるものの2,597例にとどまる.当センターでは垂炎に単孔式アプローチを基本としている.当センターでの垂炎に対する単孔式腹腔鏡手術の安全性と有効性を後ろ向きに検討した.2020年4月から2022年3月までに垂炎に対し単孔式腹腔鏡手術を施行した15歳以上の85例について調査した.術式は垂切除術...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 統合的なアプローチで可能になる因果推論:アキアカネは農薬によって激減したのか

    中西 康介, 横溝 裕行, 林 岳彦 保全生態学研究 advpub (0), 2024

    ...その激減の主要因として疑われたのが、同時期に水稲の育苗箱施用剤として普及したネオニコチノイド系のイミダクロプリドやフェニルピラゾール系のフィプロニルなどの浸透移行性殺剤である。これらの殺剤は、室内毒性試験や模擬水田実験などによって、標的害以外のトンボ類の幼やその他の様々な無脊椎動物に対して強い毒性を示すことが明らかになってきたため、アキアカネの個体群減少との強い関連が指摘された。...

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  • 中枢自律神経系の系統発生:節前細胞の比較解剖学

    船越 健悟 自律神経 61 (1), 11-15, 2024

    ...に複数の神経核を形成する.他の動物でも,交感節前細胞は中間質に神経核を形成するが,主となる神経核はそれぞれ,両生類では外側領域,硬骨魚類と鳥類では内側領域,爬類では中間領域に位置している....

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  • 防そに関連する各種データの活用と効果的な対策のポイント

    石崎 健郎 紙パ技協誌 78 (4), 295-300, 2024

    ...</p><p>次に対策面については,工場で捕獲されている昆の特性に基づいて検討していくことが大前提となる。そのうえで,特に外部侵入性の飛翔昆については,外周部から製造工場への接近防止,外周部から製造工場への侵入防止,工場内での昆拡散及び重要ラインへの接近防止,工場内での内部発生防止,という昆移動経路の段階に沿って対策を組み立てていくと考えやすい。...

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  • 好塩基球分化とその機能に関する新知見

    三宅 健介, 伊藤 潤哉, 烏山 一 日本薬理学雑誌 159 (1), 32-38, 2024-01-01

    ...希少細胞であることや組織常在型のマスト細胞と多数の共通点をもつこともあって,その生体内での役割については長い間謎のままであった.しかしここ10年ほどで好塩基球除去抗体や好塩基球関連の遺伝子改変マウスなどの好塩基球に関する研究ツールが次々に開発され,生体内にごく少数しか存在しない好塩基球が多様な免疫反応において重要な役割を担っていることが明らかになってきた.特に,好塩基球は慢性アレルギー炎症の誘導や寄生感染...

    DOI Web Site 参考文献35件

  • LEDの波長と点滅周期の違いが屋外での誘量に及ぼす影響

    加藤 雄大, 望月 克也, 宮瀬 文裕, 宇野 昌利, 正井 洋一, 山田 史章 土木学会論文集 80 (1), n/a-, 2024

    ...<p> 夜間工事照明は周辺の広い範囲に影響を及ぼすため,露光範囲の削減や誘性の低い光源の使用が求められる.誘性の低い光源としてLED灯が挙げられるが,種によってLED灯にも大量に誘引される.本報では,様々な波長と点滅周期のLED灯を用いた誘試験を実施した.さらに,通常の白色LED灯と,100Hzで点滅してかつ様々な色温度を持つLED灯を用いて,それぞれの誘量を比較する試験を実施した.結果,波長...

    DOI Web Site 参考文献20件

  • リモノイドの生合成経路を解明! 合成生物学による供給に期待

    尾﨑 太郎 ファルマシア 60 (2), 150-150, 2024

    ...リモノイドは主にミカン科とセンダン科の植物に含まれ,トリテルペンの一種に分類される.ミカン科植物の苦味の原因となる一方,殺活性等の有用な生物活性を示すものが多い重要な化合物群でもある.リモノイドは炭素数30の通常のトリテルペンとは異なり,C4ユニットの脱落とともにフラン環が形成されている点,前駆体メリアノール(1)に存在する30位のメチル基が生合成の過程でシフトしている点に構造上の特徴がある.しかし...

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  • を利用した腸内細菌研究

    中台(鹿毛) 枝里子 腸内細菌学雑誌 38 (1), 9-19, 2024

    ...菌による線の寿命延伸作用が報告されて以降,哺乳動物実験の削減・廃止の動きも相まって,線を代替モデルとしたプロバイオティクスや有用菌の生体作用に関する知見が急速に蓄積している.線固有の腸内細菌叢についての理解も進むなか,腸内細菌叢―宿主間相互作用の解明に向けて線モデルの活用がますます期待される....

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  • セルロースナノファイバーを活用した新規農業資材

    林 優衣 紙パ技協誌 78 (2), 112-115, 2024

    ...nanoforest-S【アグリ】は殺菌・殺成分を含まず,ACC-CNFの特徴である両親媒性を利用し,「マスク効果」・「カモフラージュ効果」の2つのユニークな効果によって病原菌の侵入を物理的に抑制する。本資材は大部分の植物病害の原因となる糸状菌(カビ)と細菌の両方の侵入抑制に効果があることが学術的にも示されている。...

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  • 利尻島の甲目録 その1

    柏崎 昭 利尻研究 43 (0), 103-135, 2024

    Rishiri Island is located off the northwest coast of Hokkaido. So far, no comprehensive list of coleopteran fauna has been published for the island, though many coleopterists have conducted field …

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  • Trichomoniasis and associated factors in Rugarama hospital, a peri-urban health facility in south western Uganda

    Dinavence Tumuhaise, Nicholas Akampurira, Neus Nuwamanya, Mahela Ngunila Ndulu, Jonathan Paul Mgelwa, Okongo Benson, Abaasa Catherine, Enoch Muwanguzi, Lucas Ampaire, Simon Rugera, Frank Ssedyabane, Rogers Kalyetsi The Journal of Protozoology Research 34 (1-2), 1-, 2024

    Trichomoniasis is one of the neglected sexually transmitted infections caused by <i>Trichomonas vaginalis</i>. A cross-sectional study to determine the prevalence and factors associated with …

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  • 岩手県におけるオダマキトリバによるサクラソウ種子の摂食

    本城 正憲, 北本 尚子, 間野 隆裕 保全生態学研究 advpub (0), 2024

    ...近隣の雫石個体群における2021年の健全果実率は40%、肥大した果実における被食率は6%であり、木賊川個体群では拮抗的な生物間相互作用である植食性昆による摂食の影響が相対的に顕在化している可能性が示唆された。摂食痕が見られた株を観察すると、果実内部の種子を食べている鱗翅目の幼や蛹が発見された。交尾器の観察により種名を同定したところトリバガ科のオダマキトリバと判明した。...

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  • 輸出用緑化苗木の線防除時期およびかん水手法の検討

    村井 かほり, 安永 智希, 井樋 昭宏, 池田 朱里, 巣山 拓郎 福岡県農林業総合試験場研究報告 10 (0), 43-49, 2024

    ...また,9月の線防除により輸出可能な個体が大幅に減少する場合には,植物寄生性センチュウの防除効果に関わらず,その他の時期の線防除を検討する必要がある。そこで,4月,8月,10月および12月の線防除における品質低下発生状況を調査し,樹種毎に最適な線防除時期を検討した。...

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  • 日本の遊水地における生物多様性に関する研究のシステマティックレビュー

    田和 康太, 西廣 淳, 境 優, 竹田 稔真, 林 誠二 応用生態工学 26 (2), 55-69, 2024

    ...<p>国内における遊水地の生物多様性に関する文献のシステマティックレビューを実施し,治水と生物多様性を両立させる遊水地の創出に関する知見を収集した.今回,様々な分類群の生物に対する遊水地の効果を検討するため,鳥類,両生類,魚類,昆類,貝類,植物の 6 分類群を対象とした.9,183 件の文献を精査した結果,本システマティックレビューには 242 件の文献を選抜した.対象の遊水地は 33 か所に限定...

    DOI 研究データあり 参考文献1件

  • グローバリゼーションとブータン農村の変容

    菊川 翔太 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 307-, 2024

    ...ブータン農村の近代化やグローバル化について先行研究では、インドからの農産物の輸入、冬夏草やマツタケなど林産物の輸出、外国人観光客の流入、学校教育での英語の普及、通信網や交通網の発達などに言及されている。一方、人口移動に関する研究は、その多くが農村都市移住の研究で海外への人口流出を明らかにした研究はほとんど見られない。 <b>Ⅳ....

    DOI

  • 山間小集落での希少種保全活動の継続要因の検討

    畑中 健一郎 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 84-, 2024

    ...活動内容は、成発生期に採集者を監視するパトロールを当番制で実施するほか、生息地の環境整備や観察会などを実施している。</p><p><b>3.調査結果の概要</b></p><p> 会員への意識調査からは、多くの会員が小谷村の自然を豊かだと感じている一方で、森林や農地の荒廃、野生鳥獣による被害を問題と感じており、地元に生息する希少なチョウを絶やたくないという強い思いをもって活動している。...

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  • 血清 CA19-9 が高値であった成人小腸原発消化管重複症の一例

    小鹿山 陽介, 二見 徹, 草間 大輔, 齋藤 敬弘, 大谷 聡, 伊東 藤男, 土屋 貴男 福島医学雑誌 74 (1), 13-17, 2024

    ...腫瘤は垂に癒着しており,垂と共に摘出した。摘出後回腸末端から全小腸を確認するとTreitz靱帯から約200cmの位置から起始している約10cmの重複腸管を認め,回腸部分切除を行なった。病理検査の結果,管状部分は腸管の全層構造を有する小腸組織で構成され,先に摘出した腫瘤との間に連続性が確認された。管状かつ球状嚢胞の形態を呈する消化管重複症と診断されたが悪性所見は認められなかった。...

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  • 飛翔性昆類における太陽光LED,高演色LED,および白色LEDの防性能の評価

    木村 悟朗, 草間 俊宏, 渡邉 裕行 紙パ技協誌 78 (4), 292-294, 2024

    ...白色LEDで捕獲されたイエバエは,試作防LEDで捕獲されたイエバエよりも有意に多かった。この結果から,高演色LEDと太陽光LEDは,白色LEDよりも高い誘力を持つことがわかった。一方,試作防LEDは白色LEDよりも誘引力が低い。これらの結果から,昆の誘引性は紫外線だけでなく可視光にも影響されることが示唆された。</p>...

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  • 単孔式腹腔鏡補助下回盲部切除術を施行した低異型度垂粘液性腫瘍(LAMN)の1例

    浅見 敬一, 堀田 正啓, 丸山 弘, 関口 久美子, 岡本 浩和, 林 光希, 櫻井 宏貴, 牧野 浩司, 吉田 寛 日本大腸肛門病学会雑誌 77 (3), 168-174, 2024

    ...<p>症例は65歳男性.便潜血反応陽性を指摘され,下部消化管内視鏡検査を施行した.盲腸に40mm大の粘膜下腫瘍様病変を認めた.腹部造影CTを施行したところ,同腫瘍を先進部とし腸重積を疑う所見を呈していたが,身体診察上腹痛はなく,血液検査所見でも炎症反応の上昇を認めなかった.垂粘液性腫瘍が第一に考えられたが,鑑別疾患としてカルチノイドや垂癌,悪性リンパ腫などが挙げられた.診断と治療目的に加え,より...

    DOI Web Site 参考文献9件

  • 沿岸活断層の上下変位速度の求め方について

    小松原 琢 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 43-, 2024

    ...旧潮位指標と古水深指標化石に基づく方法</b> 海底堆積物について貝形,底生有孔,貝などの古水深指標化石によって古水深を把握し,地殻変動を論じることは可能である(たとえば増田,1998).同一期に形成された陸側の隆起旧潮位指標と海底堆積物の古水深を比較することによって上下変動量を算定することは,原理的に可能である.</p><p><b>3-3. ...

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  • 術後に60ヵ月の長期経過観察を行ったLow-grade Appendiceal Mucinous Neoplasmの3例

    勝又 健太, 大島 隆一, 内藤 正規, 臼井 創大, 天野 優希, 根岸 宏行, 國場 幸均, 大坪 毅人 日本大腸肛門病学会雑誌 77 (2), 96-100, 2024

    ...<p>Low-grade Appendiceal Mucinous Neoplasm(LAMN)は垂切除術などに伴って指摘されることのある垂粘液腫瘍である.今回われわれは3例の垂粘液腫患者に対して大腸癌治療ガイドライン2014年版に準じて60ヵ月のサーベイランスを行った.症例1は63歳女性.垂腫大を主訴に受診された.垂粘液腫疑いとして腹腔鏡下回盲部切除術を行った.症例2は27歳男性.右下腹部痛...

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 乳白色の十二指腸液の貯留が診断の契機となったランブル鞭毛症の1例

    西尾 綾乃, 高橋 索真, コルビン ヒュー俊佑, 田中 盛富, 石川 茂直, 和唐 正樹, 安藤 翠, 中村 聡子, 所 正治, 稲葉 知己 日本消化器内視鏡学会雑誌 66 (2), 157-162, 2024

    ...の鏡検,十二指腸からの生検で体は認めず,駆成功と判断した.EGD時に十二指腸に乳白色液の貯留を認めた場合は,ランブル鞭毛症も鑑別に挙げ,積極的な生検や十二指腸液の鏡検を行うことが望まれる....

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  • 石礫型土石流に含まれる砂成分が先頭部大粒子集積過程に及ぼす影響

    和田 孝志, 明 寛人, 三輪 浩 土木学会論文集 80 (16), n/a-, 2024

    <p> 土石流流動深の0.01倍程度(実験スケールで粒径0.1mmオーダー)の砂成分に着目し,当該成分の混合が土石流先頭部の大礫集積に及ぼす影響を水路実験により把握した.実験では,平均粒径0.1mmオーダーの砂成分を含む3粒径階から成る土石流(相対水深20未満の石礫型土石流)を対象とし,当該成分の初期含有割合を変化させた条件で3粒径階成分の先頭部含有割合の変化を比較した.実験結果より,当該成分も…

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  • 術後も腹膜透析の継続が可能であった垂粘液産生腫瘍の腹膜透析,血液透析併用患者の1例

    荒木 崇志, 中村 共生, 神戸 香織, 重原 理宏, 黄田 宗明, 森永 正二郎, 三上 修治, 鴇沢 一徳 日本透析医学会雑誌 57 (3), 129-133, 2024

    ...<p>症例は79歳男性.原疾患不明の慢性腎不全のため腹膜透析を導入後,腹膜の除水能低下のために血液透析,腹膜透析の併用療法を行っている.定期的な腹部CT検査により垂の囊胞性腫瘤性病変が発見された.垂粘液産生腫瘍が疑われたが,破裂により腹膜偽粘液腫をきたす可能性があるために手術適応とされている.腹膜透析の継続を考慮し,腹腔鏡下での切除術を選択.術後,腹膜機能の低下なく,腹膜透析,血液透析の併用療法...

    DOI Web Site 参考文献5件

  • イヌにおけるイミダクロプリド,モキシデクチン,プラジカンテル経皮投与の<i>Linognathus setosus</i>感染症治療としての有効性

    Núñez Camilo Romero, Rodríguez Paulina Noyola, Carreón Lucia Hernández, Hernández Armando Pérez, Peña Mariana Arango, Ortega Ariadna Flores 獣医臨床皮膚科 30 (1), 3-7, 2024

    ...現在,腸内寄生および外部寄生駆除用の経皮合剤がある(イミダクロプリド/モキシデクチン/プラジカンテル)。しかし,シラミに対する適応は行われていない。本研究の目的は,イミダクロプリド/モキシデクチン/プラジカンテル の有効性を評価することである。使用したのはメス3頭,オス2頭の犬5頭で,犬種はボクサー,ピットブル,シュナウザー,雑種である。...

    DOI Web Site 参考文献18件

  • 足白癬・爪白癬の実態と潜在罹患率の大規模疫学調査(Foot Check 2023 )第1報

    畑 康樹, 上田 純嗣, 服部 尚子, 仲 弥, 江藤 隆史 日本臨床皮膚科医会雑誌 41 (1), 66-, 2024

    ...日本臨床皮膚科医会として,足白癬・爪白癬の潜在罹患率について最新の情報を得るべく足白癬・爪白癬に関する全国疫学調査(Foot Check 2023)を企画・実施した.全国の日本臨床皮膚科医会会員所属施設211施設の皮膚科外来に2023年4月〜2023年5月の間に受診した患者を対象に「足の健康調査(Foot Check2023)」に関するアンケートを依頼し,回答が得られた患者23,087例のうち「足・爪の水の...

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  • 生態系サービスから考える海岸マツ林の利活用

    近藤 祐磨 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 17-, 2024

    ...<p>Ⅰ はじめに</p><p> 本州・四国・九州における主な海岸マツ林は,海岸部の集落・田畑に対する防災・減災を主目的として,近世以降,藩や有力農民,行政によって計画的に造成・管理されてきた.海岸マツ林は,同時に周辺住民によっても,高度経済成長期まで生活燃料や肥料などの資源供給地として利用されてきた.その後,住民による利用とそれに伴う人為的攪乱が減ると,植生遷移や激害型感染症(マツ材線病)による...

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  • ドッグレースが生んだ薬剤耐性寄生

    B. ヴァン・パリドン 日経サイエンス 54 (1), 88-93, 2024-01

    ...2017年,当時ジョージア大学に所属していた寄生の研究者で獣医師のカプラン(Ray Kaplan)のもとに,米国各地にいる仲間から,治療が困難なイヌの寄生感染について相談する電子メールが届き始めた。それは線の一種である鉤(こうちゅう)で,動物と人間の両方に感染するという。...

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  • 腸回転異常症およびMeckel憩室を合併した右傍十二指腸ヘルニアの1例

    船越 早織, 兼子 晋, 山口 浩和, 上西 紀夫 杏林医学会雑誌 54 (4), 187-191, 2023-12-28

    ...以上より,腸回転異常症を伴った右傍十二指腸ヘルニアによる絞扼性腸閉塞と診断したため,内ヘルニア解除および予防的垂切除を施行した。また,回腸末端より60cmの小腸に偶発的にMeckel憩室を認めたため,Meckel憩室切除も同時に行った。腸回転異常症など消化管異常には他の先天奇形を合併する可能性があるが,術前画像では指摘できないことも多い。...

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  • トカラ列島周辺海域における底生有孔群集の概要(予報)

    長谷川 四郎 BULLETIN OF THE GEOLOGICAL SURVEY OF JAPAN 74 (5-6), 301-314, 2023-12-28

    ....底生・浮遊性有孔数,底生有孔の殻質構成比,浮遊性有孔率などの指標を算出し,各有孔指標の深度分布における異常値に着目して,それぞれの地点の有孔群集が形成される要因を検討した.トカラ列島周辺の起伏に富む海底地形と黒潮の強い流れによって,局所的に多様な有孔遺骸群集が生まれることが推定された....

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献9件

  • GB21-3 航海においてトカラ列島北部周辺海域で採取された堆積岩の石灰質微化石に基づく堆積年代と地質学的意義

    有元 純, 宇都宮 正志 BULLETIN OF THE GEOLOGICAL SURVEY OF JAPAN 74 (5-6), 245-257, 2023-12-28

    ...浮遊性有孔化石帯PT1a亜帯に対比され,堆積年代は1.59–0.43 Ma(前期–中期更新世)と考えられる.また種子・屋久海脚西縁部で得られた試料の一部は,石灰質ナノ化石帯CN15帯に対比され,堆積年代は0.29 Ma以降(中期更新世以降)に制約される.岩相や微化石群集組成から,これらの試料の由来する地質体は前期更新世以降の北部琉球弧における火山活動やテクトニクスを背景とした堆積作用を記録している...

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献25件

  • トカラ列島周辺海域における現生貝形相の空間変化

    中野 太賀, 岩谷 北斗, 鈴木 克明, 板木 拓也 BULLETIN OF THE GEOLOGICAL SURVEY OF JAPAN 74 (5-6), 315-324, 2023-12-28

    ...に生息する分類群であった.R-modeクラスター分析の結果,4つの貝形種群に区分され,Q-modeクラスター分析では4つの貝形相が認められた.これらの種群や貝形相は特に底質によって変化する傾向が認められた.また,トカラ列島南部周辺海域の貝形相と比較した結果,貝形相は渡瀬線によって変化せず,黒潮の流路分布と調和的な傾向を示した.トカラ列島周辺海域の貝形相の空間分布は黒潮の影響を受けて形成されている...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献25件

  • トカラ列島周辺海域の底質分布とその制御要因

    鈴木 克明, 板木 拓也, 片山 肇, 兼子 尚知, 山﨑 誠, 有元 純, 徳田 悠希, 千徳 明日香, 清家 弘治 BULLETIN OF THE GEOLOGICAL SURVEY OF JAPAN 74 (5-6), 259-286, 2023-12-28

    ...限定されないが,島嶼部や浅海域およびその周辺では生物源または非生物源の粗粒物質が多く観察された.こうした底質分布は生物生産の場である島嶼部や浅海域に加えて,海底下の堆積物供給源となりうる海底火山の存在に規制されていると思われる.島嶼部周辺で多く見られるリップルなどのベッドフォーム,露頭や礫質堆積物の分布は,本海域で蛇行する黒潮の強い影響を示唆する.コケムシ類の分析結果,サンゴ類の分布,及び浮遊性有孔の...

    DOI Web Site 被引用文献5件 参考文献21件

  • 表紙

    .ニューシリーズ 26 (4), Cover1-, 2023-12-25

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  • 奥付

    .ニューシリーズ 26 (4), Cover2-, 2023-12-25

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  • イスノフシアブラムシ有性世代の脱皮回数

    黒須 詩子, 青木 重幸 .ニューシリーズ 26 (4), 197-202, 2023-12-25

    <p>The aphid <i>Nipponaphis distyliicola</i> (Hormaphidinae, Nipponaphidini) host alternates between <i>Distylium racemosum</i> and evergreen oaks such as <i>Quercus glauca</i> or <i>Q. …

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