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検索結果 2,574 件

  • 早春の宮古島で枯葉を摂食していた3種の蛾の記録

    船越 進太郎 蝶と蛾 75 (1), 15-17, 2024-04-30

    ...シシキバアツバ<i>Simplicia discosticta</i> (Hampson) とオキナワナミアツバ<i>Progonia oileusalis</i> (Walker) の3種を羽化させることができた.これらの内,リュウキュウハマキとシシキバアツバの幼虫と寄主植物は今回初めて報告される.また,オキナワナミアツバの幼虫は従来図示されてこなかったので今回初めて図示した.これらの飼育経過と幼虫,,...

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  • 伐倒くん蒸処理丸太におけるマツノマダラカミキリの生存とその要因

    江崎 功二郎, 中村 克典, 前原 紀敏 日本森林学会誌 106 (4), 101-108, 2024-04-01

    ...被覆内のMITC濃度の最高値が2.14 g/m<sup>3</sup>以下であった全面被覆式の1集積山および薬剤1点散布の上面被覆式の3集積山では,処理丸太の樹皮下および室内から生存個体がみられた。これらは集積山の下部で接地または上部で被覆シートに接触した丸太でみられる傾向にあり,成虫まで発育して丸太から脱出できた。...

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  • オオニジュウヤホシテントウに見られる外来植物ワルナスビの利用能力および山形県内での利用状況

    樋口 眞人, 中曽根 大輝, 藤山 直之 昆蟲.ニューシリーズ 27 (1), 2-12, 2024-03-25

    ...集団が外来植物であるワルナスビを利用する能力を評価するために,実験条件下でワルナスビおよびジャガイモの葉を用いて幼虫の成育能力および成虫の食性を調べた.加えて,野外調査と博物館標本の調査を行い,山形県内におけるワルナスビの侵入状況と,オオニジュウヤホシテントウによる加害状況を調べた.幼虫の成育状況に関しては,両植物上での羽化率は比較的高く差がなかったものの,ワルナスビ上では有意に長い成育日数と重い重...

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  • 岩手県におけるオダマキトリバによるサクラソウ種子の摂食

    本城 正憲, 北本 尚子, 間野 隆裕 保全生態学研究 advpub (0), 2024

    ...摂食痕が見られた株を観察すると、果実内部の種子を食べている鱗翅目の幼虫やが発見された。交尾器の観察により種名を同定したところトリバガ科のオダマキトリバと判明した。オダマキトリバによる摂食はジェネットや年次間で変動がみられ、その帰結として木賊川個体群のサクラソウは遺伝的多様性を保ちながら種子を生産できていると考えられた。...

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  • アメリカミズアブを使用した低魚粉・無魚粉飼料によるマダイ幼魚の成長試験

    平康 博章, 山本 剛史, 辻村 浩隆, 瀬山 智博, 井戸 篤史, 橋爪 篤史, 三浦 猛, 山本 圭吾 日本水産学会誌 89 (5), 414-423, 2023-09-15

    ...飼料中の魚粉を幼虫や前の脱脂乾燥物で半量または全量代替し,マダイ幼魚で6週間の飼育試験を行った。結果,飼料効率やタンパク質・脂質の蓄積率は幼虫区で対照区(魚粉51–60%配合飼料区)より高くなった。また,日齢の若い幼虫を使用した時ほど飼料効率やタンパク質・脂質の消化率・蓄積率が高い傾向があった。...

    DOI Web Site 参考文献25件

  • モミの落葉被害をもたらす食葉性昆虫モミハモグリゾウムシの生活史

    綾部 慈子, 磯野 昌弘 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 596-, 2023-05-30

    ...これまで本種によるモミの被害は長崎県雲仙のモミ天然林で発生したことが知られており,成虫の後食時期や葉の利用様式は判明しているものの,成虫寿命のほか,幼虫やについての生態は不明である。モミは日本の中間温帯の代表樹種の一つであり,木材利用のほか,菌根が形成され一部が食用キノコとして利用されるなど生態系サービスを提供する重要樹種である。...

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  • 2021年における西之島の陸上生物相

    川上, 和人, 野口, 克也, 森, 英章 小笠原研究 49 71-86, 2023-03

    ...上陸地探索で上陸した北部の海岸ではカツオドリの死体は分解が進んでいなかったものの、死体下の砂礫からノミバエ類のが確認されたほか、消化管内からハマゴウの種子が検出された。このほか菌類らしき構造が確認されたが、植物は確認されなかった。海鳥の繁殖成功度は低く、現在の西之島はエコロジカルトラップになっている可能性がある。...

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  • 昆虫食(未来食)それは地球の食糧危機を救い宇宙の長期旅行を可能にする

    片山 直美 沙漠研究 32 (1), 25-29, 2022-06-30

    <p>長期間の宇宙滞在を可能にするためには宇宙における様々な生命維持に関する研究が必要である.特に食糧生産に関する研究は重要で,そのために様々な植物性ならびに動物性の栄養素が摂取できるような食材料の取捨選択,栽培ならびに飼育方法の確立が求められている.食材料を確保するうえで,宇宙空間に循環型社会(ミニ地球)を構築し,無駄のない食糧利用を考える必要がある.そのためには昆虫の食糧としての利用は不可欠…

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  • 大阪府南部におけるヨツモンカメノコハムシの生活史

    春木 洋人, 上田 昇平, 平井 規央 関西病虫害研究会報 64 (0), 18-22, 2022-05-31

    ...調査では,ノアサガオ5カ所とサツマイモ3カ所を対象とし,幼虫,,成虫の個体数を記録した。その結果,ノアサガオでは,本種成虫は5~12月の全ての月で確認され,6月に密度が低下したものの,その後は横ばいもしくは緩やかに増加した。幼虫は6月以降すべての地点で確認され6,9,10月に密度がやや高かった。...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • エポキシ系接着剤を用いたクビアカツヤカミキリ成虫の脱出阻止

    滝 久智, 田村 繁明, 北島 博 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 622-, 2022-05-30

    ...本種の幼虫は、成熟すると木部に室作成のための材入孔を形成する。その際に羽化脱出に利用する脱出予定孔を材入孔付近の外樹皮に形成するが、幼虫による材入孔と脱出予定孔の形成は、成虫の木質穿孔能力が乏しいためと考えられる。したがって、人為的に脱出予定孔から材入孔を塞ぐことで、本種成虫を材内に閉じ込め、殺虫防除が可能であることが想定される。...

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  • コクヌストモドキの発育におよぼす食塩の影響

    牛頭 夕子, 梶山 知代, 安藤 真奈実, 田辺 堅太郎, 佐々木 均 ペストロジー 37 (1), 13-15, 2022-03-25

    ...コクヌストモドキへ食塩濃度を,8,4,2,1,0.5,0%に調製した小麦粉飼料を与えて,成虫の生存と幼虫の発育,化におよぼす食塩の影響を調査した.その結果,飼育30日後,食塩濃度4%区と全て死亡した8%区では,2%区以下の各区と対照区に比べ有意に全てのステージの次世代合計個体数が少なかった(<i>p</i><0.05).また,食塩が0.5%含有するだけで老熟幼虫に発育するのを60%,化を65%それぞれ...

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  • 授業中にチョウを羽化させる制御方法の可能性

    安藤 秀俊, 四位 大志 北海道教育大学紀要. 教育科学編 72 (2), 231-237, 2022-02

    ...モンキチョウの母蝶から卵を強制採卵し幼虫を飼育,を作出し,の有効積算温度と発育零点から羽化時期を予想し,を低温処理後再び加温することで,意図する時期に羽化させる客観的な指標として,色の変化と質量の減少率を測定することを試みた。...

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  • 大和郡山城下町周縁における金魚養殖の変遷史

    竹内 祥一朗 日本地理学会発表要旨集 2022s (0), 215-, 2022

    ...一方で,餌となるミジンコやタニシなどは周囲の富栄養化させた溜め池や水路から,また蚕は郡山市街の製糸工場からもたらされた。近代の金魚養殖は、拡張された養殖景観の景観要素や金魚はじめとする生き物からなる関係性をあらたに現出させたのである。 <b>Ⅳ おわりに</b>  以上のように,宅地内の閉鎖的な場に限られていた金魚飼育が近代に景観や流通の点で拡張し,それまでとは異なる要素や関係性を獲得した。...

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  • 昆虫の卵巣成熟の制御機構

    高木 圭子 蚕糸・昆虫バイオテック 91 (3), 3_201-3_208, 2022

    ...幼虫期,期,成虫期いずれの時期においても,任意の遺伝子の部分的な配列を持った二本鎖RNAを注射することで,容易に遺伝子のノックダウンができ,その影響は,配列にもよるが,数週間は維持される。また,メスの成虫に注射した場合,二本鎖RNAは卵細胞に取り込まれ,卵細胞もしくは胚での遺伝子ノックダウンを簡単に誘導できる場合もある(maternal RNAi)。...

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  • 食用昆虫の油脂と期待される栄養生理機能

    落合 優 Oleoscience 22 (4), 155-164, 2022

    ...著者は,食用昆虫を重要な脂質資源であると考え,世界に約2000種類存在する食用昆虫の中でも代表的な食用昆虫であり,国内でも加工粉末が市販されるトノサマバッタ(成虫),カイコ()および数種類のコオロギ(成虫)の油脂の特徴について検討してきた。本稿では,食用昆虫の油脂の量および質に関する栄養学的な分析知見を示し,著者らの先行研究で得られている食用昆虫の油脂に期待される生理作用について紹介する。...

    DOI Web Site 参考文献17件

  • カイコの眠性決定機構

    大門 高明 蚕糸・昆虫バイオテック 91 (2), 2_085-2_090, 2022

    ...カイコの場合,標準系統の幼虫は4回の脱皮を経て5齢幼虫となった後,繭をつくってその中でへと変態する。しかし,カイコの系統の中には,幼虫の脱皮回数が3回に減るものや,5回に増えるものが存在する。脱皮回数が3回,4回,5回のものはそれぞれ3眠蚕,4眠蚕,5眠蚕と呼ばれる(図1)。...

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  • 栃木県におけるクビアカツヤカミキリの室形成・化・羽化時期

    春山 直人, 八板 理, 福田 充 関東東山病害虫研究会報 68 (1), 76-79, 2021-12-01

    ...<p>クビアカツヤカミキリの幼虫は,モモ,ウメ,サクラ等の幹や枝の樹皮下を食害し,その木部に室を形成するが,室形成から羽化に至る動態の詳細については外部から直接観察ができないため不明な点が多い。そこで,栃木県宇都宮市の気象条件下で管理したモモ被害樹の丸太を定期的に解体し,木部に材入した幼虫による室形成時期と,越冬後の室内幼虫の化および羽化時期についてそれぞれ調査した。...

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  • コクヌストモドキの餌としてのライ小麦粉の特性

    牛頭 夕子, 梶山 知代, 安藤 真奈実, 田辺 堅太郎, 義平 大樹, 佐々木 均 ペストロジー 36 (2), 77-80, 2021-09-28

    ...ライ小麦粉のコクヌストモドキの餌としての適性を評価する事を目的として,小麦粉,全粒小麦粉,ライ麦粉,ライ小麦粉と,それらにエビオス末を加えたもの(エビオス末添加区),およびエビオス末のみの9飼料区を設定して,飼育実験を行った.その結果,平均総個体数では,エビオス末無添加区の中ではライ小麦粉区が一番多かったが,エビオス末添加区では全粒小麦粉区が一番多かった.また,老熟幼虫以上に成育した個体数および,以上...

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  • 特異な材色を呈するクワの自然突然変異体「赤材桑」の飼料効率に関する検討

    持田, 裕司, 岸, 雅嵩, 小堀, 航平, 武生, 魁世, 近藤, 将人, 胡, 石, 野村, 義宏, 新保, 博, 梶田, 真也 蚕糸・昆虫バイオテック = Sanshi-konchu biotec 90 (2), 91-98, 2021-08

    ...しかし,統計解析を伴う再検証が必要ではあるものの,消化された桑葉乾物の繭層および体への留存率は試験に用いたカイコの性を問わず「赤材桑」の方が「しんいちのせ」より高く,また過去に報告された「しんいちのせ」の親品種である「一ノ瀬」の場合よりも高い値を示した。これらのことより,飼料の利用効率の観点からは「赤材桑」に一定の潜在価値があることが伺える。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 里山のため池で観察されたサハリントビケラの幼虫と巣材の記録

    長谷川 政智 伊豆沼・内沼研究報告 15 (0), 47-59, 2021-06-30

    ...<p>サハリントビケラは,山地の池沼や渓流付近に生息するとされ,幼虫は化の前に巣材を植物片から砂粒へ変えるとされている.本稿では宮城県の標高約33m にある里山のため池でサハリントビケラを確認し,幼虫が巣材を植物片から砂粒に変えない幼虫を観察したので報告する.</p>...

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  • 接着材を用いたクビアカツヤカミキリ羽化成虫に対する防除の可能性

    滝 久智, 田村 繁明 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 581-, 2021-05-24

    ...本種の幼虫は、成熟すると木部に材入して室と材入孔を形成する。その際に羽化後に利用する脱出予定孔を出口付近の外樹皮に形成するが、幼虫による材入孔と脱出予定孔の形成は、成虫の木質穿孔能力が乏しいためと考えられる。したがって、人為的に脱出予定孔から材入孔を塞ぐことで、本種成虫を材内に閉じ込め、殺虫防除が可能であることが予想される。...

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  • マツノキクイムシに寄生する<i>Parasitorhabditis</i> 属線虫の マツノマダラカミキリへの接種の試み

    小澤 壮太, 中村 克典, 前原 紀敏 東北森林科学会誌 26 (1), 13-19, 2021-03-31

    ...13頭のマツノキクイムシに由来する寄生性線虫 1〜123頭と,マツノマダラカミキリ老熟幼虫各1頭を6cm シャーレ内で共存させて培養したところ,ほとんどの幼虫が正常に化・羽化した。90日経っても幼虫のままだった2頭および,で死亡した1頭を含めたすべての供試虫について,経過観察後の解剖では,体内への線虫の侵入は確認されなかった。...

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  • 「緑繭2号」の全齢人工飼料飼育について

    田中, 幸夫, 常山, 泉, 飯田, のり子, 花之内, 智彦 大日本蚕糸会研究報告 (68) 23-32, 2021-03

    ...化歩合,繭重,繭層歩合は,原種用飼料15g区: 99.7% 1.67g 18.7%,16g区: 100% 1.72g 19.0%,17g区: 100% 1.81g 19.1%,18g区: 99.3% 1.91g 19.4%,2S飼料区: 100% 1.73g 18.9%,桑葉区: 96.5% 2.36g 22.0%であった。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 伊那谷における蜂の子食慣行のいま

    浦山 佳恵 日本地理学会発表要旨集 2021s (0), 95-, 2021

    ...</i>の幼虫やを「蜂の子」と呼び食す慣行が広くあった.明治以降,全国的に蜂の子の商品化が進み,1980年以降生息数の減少が指摘されるようになると、1990年以降各地で蜂追いを楽しむ同好会が設立され,1999年には全国地蜂愛好会が結成され情報交換を通じて資源保護や増殖活動が行われるようになった.2006年現在,30余りの会が蜂追いや巣の大きさを競うコンテスト,増殖活動をしているという....

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  • 天然繊維を利用した探究的な実験系の開発

    枦 勝, 白井 菜月, 濱田 仁美, 小島 桂 生物教育 62 (2), 52-58, 2021

    ...<p>繊維には生物由来のものが多種類存在するが,現在の高等学校の生物では繊維を学習する複合的な教育プログラムは存在していない.そこで,本研究では,天然繊維を利用した探究的な実験系を開発し,教育実践を行った.植物繊維としては綿の栽培から実施し,動物繊維としてはカイコの繭(絹)を教材とした.生きていない遺伝子組換えカイコの乾繭(クモ繭,GFP繭)を利用した実験系を開発し,1年程度経過したからのDNAの...

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  • 車前子に発生したタバコシバンムシ

    矢野 博美, 牧 俊允, 後藤 雄輔, 吉永 亮, 井上 博喜, 久保田 正樹, 田原 英一 日本東洋医学雑誌 72 (3), 307-312, 2021

    ...その幼虫は,成虫に成長した。約3ヵ月後,ビニール袋に入った残りの車前子には,幼虫と成虫が複数発生した。 タバコシバンムシはどこにでもいる虫であり,特に夏は注意が必要である。噛む力が強くビニール袋には穴を開けて侵入するが,頑丈な密閉容器に入れて冷蔵庫内に保存することが重要で,煎じ薬を処方する際には保管に関する指導が必要である。</p>...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献3件

  • ダイズサヤムシガの発育零点と有効積算温度

    大江 高穂, 小野 亨, 横堀 亜弥, 加進 丈二 北日本病害虫研究会報 2020 (71), 118-123, 2020-12-15

    ...<p>ダイズサヤムシガの発育零点と有効積算温度定数を明らかにするため,2017, 2018年に宮城県古川農業試験場内のダイズほ場から得られたダイズサヤムシガを用いて,異なる温度における卵期,幼虫期,期の発育日数の違いを検討した.その結果,15~35 °Cの範囲内における卵期の発育日数,15~23 °Cの範囲内における幼虫期,期の発育日数が明らかとなった.以上のデータから不偏長軸法を用いた有効積算温度法則...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • キャベツ栽培におけるオオムギ混植とネット障壁設置が害虫とそれらの天敵の発生に及ぼす影響

    上杉 龍士, 田渕 研, 小西(降幡) 令子, 吉村 英翔 北日本病害虫研究会報 2020 (71), 131-137, 2020-12-15

    ...であった.ネット障壁でも害虫の発生が抑制されたが,その効果はオオムギ混植に劣った.このことから,オオムギには害虫に対する物理的障壁機能に加えて,害虫の定位行動を視覚的・化学的に攪乱する機能の存在が推察された.また本研究では,オオムギ混植によるゴミムシ類,クモ類,アリ類,コメツキムシ類の発生量の増加はなく,これらの天敵類は害虫の発生抑制の要因ではないと考えられた.一方で,キャベツ葉上のヒラタアブ類幼虫・が...

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  • マツノザイセンチュウ近縁2種の便乗型成虫のカミキリムシへの乗り移り

    小澤 壮太, 前原 紀敏, 神崎 菜摘, 相川 拓也, 中村 克典 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 199-, 2020-05-25

    ...寒天培地を用いた人工室で線虫とカミキリムシを共存させて羽化した成虫を解剖したところ、気管から便乗型成虫が分離され、さらに少数のビロウドカミキリでは便乗型成虫が生殖器官にも入り込んでいた。...

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  • マツノザイセンチュウのクロコブゾウムシへの乗り移り

    前原 紀敏, 小澤 壮太, 神崎 菜摘, 升屋 勇人 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 200-, 2020-05-25

    ...今回は、人工室で<i>B. niphades</i>またはマツノザイセンチュウをクロコブゾウムシと組み合わせた。その結果、クロコブゾウムシの存在下で<i>B. niphades</i>の分散型第3期幼虫が多数出現して虫体に乗り移った。一方、マツノザイセンチュウの分散型第4期幼虫もクロコブゾウムシの存在下で少し出現して虫体に乗り移る場合もあった。...

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  • <論文・報告>飼育土壌が与えるカブトムシ形態への影響評価

    黒瀬, 淳平 ELCAS Journal 5 12-14, 2020-04

    ...カブトムシを5つの土壌に分けて飼育し, 化前に全糖量, 羽化後に角サイズと前胸長を計測し, ダネット法検定による評価を行った. また, 飼育する各土壌の全炭素量・全窒素量を乾式燃焼法で計測した. 飼育土壌中の全炭素量が少ないとカブトムシの角サイズが小さくなることが観察された. 一方, 体液中に含まれる全糖量は角サイズ・前胸長のいずれとも相関性が見られなかった....

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  • トカラ列島中之島におけるブユ対策の現状について

    大塚, 靖 南太平洋海域調査研究報告 = Occasional papers 61 48-49, 2020-03-30

    ...トカラ列島中之島において、薬剤散布によるブユ対策の効果を検証するために、ブユの幼虫およびの採集を行った。その結果、採集されたブユは13地点のうち4地点でのみで、薬剤によってブユの発生が概ね抑えられていることがわかった。今後は自然環境を考慮し、ブユのモニタリングを行った上での適切な薬剤散布が望まれる。...

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  • 「錦秋×鐘和」の全齢人工飼料飼育について

    田中, 幸夫, 常山, 泉 大日本蚕糸会研究報告 (67) 1-11, 2020-03

    ...化歩合は給餌量が多くなるにつれ低下し,12g区が97.3%,13g区が96.3%,14g区が94.7%であった。繭重および繭層重は給餌量が増すにつれ増加し,12g区が繭重1.71g,繭層重33.8cg,13g区は1.81g,35.5cg,14g区は1.85g,37.6cgであった。繭層歩合は19.6~20.3%で,給餌量間の差は小さかった。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 北海道におけるアメリカカクスイトビケラとクワヤマカクスイトビケラの生活史

    Ito 陸水生物学報 2020 (35), 27-39, 2020

    ...頭幅分布から 2種とも幼虫は5つの齢期をもつと判明した. 1-5齢幼虫との相対出現頻度と幼虫体重の季節変化からアメリカカクスイトビケラは1年1世代で, 5月末から11月初めまで長い成虫出現期をもつことが明らかになった. また, 初齢幼虫が7月と12月の2回みられること及び齢組成に2つの山のある月が多いことから, 発育周期の異なる2つのコホートが含まれているものと推察された....

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  • クロミドリシジミ(鱗翅目,シジミチョウ科)の近畿地方 からの発見

    津田 正太郎, 津田 元章, 矢後 勝也 蝶と蛾 70 (3-4), 95-97, 2019-11-30

    ...その一方で,卵や等が人為的に持ち込まれた可能性について考えると,近年ではシイタケ栽培が盛んになり,原木のクヌギをほぼ県外(主に福島県)から仕入れていることから,この流通ルートが本種侵入の要因にもなり得る.いずれにしても,今回の記録地やその周辺での今後のさらなる緻密な調査が期待される.</p>...

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  • <i>Bursaphelenchus doui</i>の寄生型成虫はカミキリムシに寄生するのか?

    小澤 壮太, 前原 紀敏, 相川 拓也, 升屋 勇人, 中村 克典 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 186-, 2019-05-27

    ...岩手県山田町の山林に設置した丸太から脱出したカラフトヒゲナガカミキリ成虫、および寒天培地を用いた人工室で線虫と共存させ羽化させたビロウドカミキリ成虫を解剖したところ、カミキリムシの血体腔からは線虫が分離されず、気管から寄生型成虫が分離された。このことから<i>B. doui</i>の寄生型成虫はカミキリムシに寄生してはおらず、便乗ステージの一種であると考えられた。...

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  • 人工飼料摂食性の劣る蚕品種の全齢人工飼料飼育による採種について

    田中, 幸夫, 岡崎, 博之, 常山, 泉, 飯田, のり子, 池嶋, 智美 大日本蚕糸会研究報告 (66) 11-16, 2019-03

    ...成長の中庸な4齢蚕を選び飼育を続けたところ,4齢以降の成長は順調で揃いも良く正常に結繭し,化歩合は全ての区で96%以上であった。2齢蚕歩合上位の3区からそれぞれ,形が良く繭層の厚い雌の繭57個と雄の繭45個を産卵試験用に選んだ。蚕は正常に羽化,交尾し,合計69蛾の良好卵を産んだ。以上の結果から「KW2」は全齢人工飼料育で十分な次代蚕を得られる品種であると判断された。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • テストステロン動態に及ぼす沖縄産エリ蚕を宿主とする子実体抽出成分の影響

    田村 和広, 宮岡 宏明, 太田 浩一朗, 宮川 真由子, 吉江 幹浩, 岡松 滋美, 仲宗根 豊一 日本繁殖生物学会 講演要旨集 112 (0), P-14-P-14, 2019

    ...<p>【背景・目的】 近年,沖縄産エリ蚕を宿主とする冬虫夏草(子実体)の栽培が成功している。冬虫夏草は,古くから強精強壮・不老長寿の妙薬として珍重されているが,その薬理作用や薬効の詳細は不明である。そこで,このエリ蚕を宿主とする子実体(仮称:琉球夏草)の活性を調べる目的で,オスの生殖内分泌系に及ぼす影響について検討した。【方法】 男性更年期障害モデルとして去勢(精巣摘出)ラットを用いた。...

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  • 千葉県に自生する6種のランを加害するハモグリバエ科の同定と被害状況

    菅 みゆき, 福島 成樹, 山下 由美, 遊川 知久, 徳田 誠, 辻田 有紀 昆蟲.ニューシリーズ 21 (3), 167-174, 2018-09-25

    ...された.また,ミトコンドリアDNAのCOI遺伝子領域の配列を用いた分子同定の結果,様々なランより5~7月にかけて採集されたハモグリバエサンプルの配列は,ランミモグリバエの配列とほぼ一致した.このことから,本調査地ではランミモグリバエが様々なランを食害しており,季節によりハエの種に変化はないと考えられた.また,本研究では3種のランについて果実内に見られたハエの発育段階を約2週間おきに観察し,幼虫および囲期間...

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  • フタモントンボキノコバエによるシイタケ被害の年変動とその生態

    加藤 徹 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 667-, 2018-05-28

    ...飼育調査の結果、気温5~22.5℃で卵から成虫になり、10℃では化まで12日、成虫まで26日かかった。また、羽化した日から交尾・産卵するのが確認され、秋期に数回の発生を繰り返すものと考えられた。化は地上で行い、成虫は若いシイタケ子実体に夕方と朝に群がり、交尾と産卵を行うことが分かった。...

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  • <i>Bursaphelenchus doui</i> 4アイソレイトのマツノマダラカミキリへの乗り移り

    前原 紀敏, 相川 拓也, 神崎 菜摘, 中村 克典 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 179-, 2018-05-28

    ...上記の仮説を検証するために、寒天培地を用いた人工室で、これら4アイソレイトとマツノマダラカミキリを組み合わせたところ、前2アイソレイトよりも後2アイソレイトの方がマツノマダラカミキリによく乗り移る傾向が見られた。</p>...

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  • 発生期のミツバチ脳における初期応答遺伝子Egrの発現解析

    宇賀, 神篤, 佐々木, 哲彦, 小野, 正人 玉川大学農学部研究教育紀要 (2) 5-8, 2018-03-08

    ...の初期から中期にかけて、一次視覚中枢である視葉においてEgrの発現上昇が観察された。脊椎動物では、発生期にEgr相同遺伝子が網膜形成に働くことが知られており、視覚系の発生への寄与に関して進化的保存性が示唆された。...

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  • 和歌山県におけるスギノアカネトラカミキリによるヒノキの加害実態調査

    法眼, 利幸, 大谷, 栄徳, 竹内, 隆介 和歌山県農林水産試験研究機関研究報告 (6) 97-103, 2018-03

    ...樹幹内にも室が作られており,1月時点で入口に木くずの詰まったその中に幼虫,,成虫など様々な状態で確認され,必ずしも枯枝内で成虫越冬するわけではないことが明らかになった。2. 被害は早いものでは8年生から発生し,被害発生時期が早いほど被害の蓄積が進む傾向がある。3. 被害は地上高の低い位置から発生し始め,被害発生高は次第に鉛直方向に幅を拡げながら上昇してしく。4....

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  • 歴史的木造建造物におけるチビケカツオブシムシの発生

    小峰 幸夫 都市有害生物管理 8 (2), 45-50, 2018

    ...<br>その結果,幼虫や,脱皮殻は堆積物中の丸まった枯葉の内部に見られることが多く,幼虫はこのような場所を好むと考えられた.成虫の出現時期は,4 月から7 月末ごろと推測された.また, 羽化した成虫が市販の鰹節の粉に集まったこと,千葉県の調査で甲虫類(ゴミムシ類)の死骸に集まっていたことなどから,成虫は昆虫やその他の生物の死骸を餌としていることが推察された....

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  • P1-3 ジャケツイバラ種子内に寄生するザウテルマメゾウムシの代謝成分

    秋原 由依, 紙川 小百合, 原内 優衣, 太田 恵美, 根平 達夫, 大村 尚, 太田 伸二 天然有機化合物討論会講演要旨集 60 (0), 277-282-, 2018

    ...そこで、ザウテルマメゾウムシ幼虫が自らの分泌物および排泄物を使って作り出す室 (Fig. 1)の化学成分について分析を行った結果、7種の新規ジテルペノイド類を単離し、それらの構造をNMRおよびMS等のスペクトルデータに基づいて解析した (Fig. 2)。今回、これらザウテルマメゾウムシ室由来の新規化合物の構造と関連化合物の生理活性について報告する。...

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  • プラチナ繭 アゲマ

    赤井 弘, 檜山 佳子, 中島 一豪, 杉本 星子 International Journal of Wild Silkmoth and Silk 20.21 (0), 63-87, 2017-11-30

    ...アゲマ・ミトレイは2 化性で,産卵から孵化までは1 ~ 2 ヵ月,孵化から化,化から羽化までは,それぞれ約1 ヵ月を要する。近年,現地の森林伐採,外来生物の進入,標本業者などにより,生息数は減少している。インドハッカなど外来種はその要因の1 つとなっている。<br>  昆虫標本業者は繭を採集業者から集め,自宅で羽化させ,お土産物用の成虫標本(繭も入れる)とし販売する。...

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  • 「チョロギ」の弁

    八木, 意知男 女子大國文 161 57-64, 2017-09-30

    ...「チョロギ」(草石蠶・甘露子・地蠶・土・滴露・地瓜児・千代老木等と表記される)は、近年、自然派長寿食材(脳細胞を活性化させるという)として注目を浴びる向きがある。流通する多くは中国産であるが、古くより日本国内で作付けされて来たものである。今日では関西圏の正月用お節料理においてお目にかかるのみとなった。...

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  • 陸上に生息する節足動物の大アゴ先端部の亜鉛蓄積の測定

    中村 ちひろ, 中野 ひとみ, 横山 政昭, 駒谷 慎太郎 X線分析の進歩 48 (0), 365-374, 2017-03-31

    ...<p>陸上に生息する節足動物の何種類かをX線分析顕微鏡(XGT)を用いてマッピング測定し,大アゴの亜鉛(Zn)蓄積の確認をおこなった.その結果,大アゴにZnを蓄積する種は系統的なグループ分けとは傾向が一致していないことが確認された.測定例の一つとして,アリにおいては時点では大アゴ先端部にZnが蓄積されていないが,成虫では大アゴ先端部にZnが検出され,成長するにつれてZnが含有することが確認された....

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  • ミカンコミバエ及びウリミバエの低温耐性

    山本, 卓司, 日高, 直哉, 武石, 浩紀, 小橋川, 嘉一 植物防疫所調査研究報告 (53) 83-85, 2017-03

    ...ミカンコミバエ及びウリミバエの低温耐性について調査した。全日齢のを用いて低温処理を実施し、ミカンコミバエは3日齢及び4日齢が、ウリミバエは1日齢が、他の日齢よりも低温に対して耐性が高いことが示唆された。これらの日齢のを用いてより規模の大きい低温処理を実施した結果、両ミバエの殺虫条件は1.3℃8日間であることが示唆された。...

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  • 神奈川県相模原市の水田におけるコオイムシへのミズダニの寄生

    安倍 弘, 小島 優里, 井村 美月, 田中 雪乃 日本ダニ学会誌 26 (1), 1-11, 2017

    ...<p>2016年の8月に神奈川県相模原市の水田で水生カメムシ類の採集を行い,それらへのミズダニの寄生状況を調べた.調査期間中にミズカマキリ1個体,アメンボ48個体,コオイムシ86個体が採集され,その中でコオイムシ18個体にダニが寄生していた.ダニはすべて第1の段階だったが,若虫まで飼育して分類群の同定を行った結果,全てのダニがオオミズダニの一種であることが明らかになった.オオミズダニの一種はコオイムシ...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献16件

  • P-44 マメゾウムシ室由来の新規化学成分の構造と生理活性

    原内 優衣, 村中 恭, 紙川 小百合, 太田 恵美, 根平 達夫, 大村 尚, 太田 伸二 天然有機化合物討論会講演要旨集 59 (0), 633-638, 2017

    The Japanese honey locust, <I>Gleditsia japonica</I> Miquel (Fabaceae; Japanese name: saikachi) grows in Japan, Korea, and China. The dried fruits have been used as a diuretic and an expectorant in …

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  • シイタケ害虫ナガマドキノコバエ類の野外生息環境と地理的分布

    末吉 昌宏 日本森林学会大会発表データベース 128 (0), 164-, 2017

    ...これら 8 種のいずれも野外生息環境や国外での地理的分布がほとんど知られていなかったが、近年の国内外での野外調査および標本調査の結果、次の三点が明らかになった:1) 害虫種フタマタナガマドキノコバエ <i>N. bifurcata</i> Sueyoshi は本邦特産種である可能性が高く、成虫は渓流近くの林床植生に生息しており、幼虫は林床に落下した腐朽木の枝の下面で化する;2) 非害虫種サハリンナガマドキノコバエ...

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  • 完全変態昆虫における変態のための臨界重量の適応的意義

    廣中 謙一, 西村 隆史, 藤本 仰一 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 3227-3227, 2017

    ...<p>完全変態昆虫では、幼虫がある臨界重量に到達したときに化が確約される。今回、我々は臨界重量の適応的意義を明らかにするため、完全変態昆虫の最適生活史モデルを構築し、理論的予測を実測データと比較した。</p>...

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  • カップ麺製品にノシメマダラメイガ孵化幼虫200個体を投入した時の発育遅延

    宮ノ下 明大, 今村 太郎, 古井 聡, 曲山 幸生 都市有害生物管理 7 (1), 11-14, 2017

    ...<p>市販のカップ麺製品(上面内径13 cm,高さ10.5 cm,底面内径9 cm;内容量112 g)に,孵化後24時間以内のノシメマダラメイガ幼虫を10個体または200個体を投入し,温度25℃,相対湿度70%,日長16L8Dに置き,31~34日後に冷凍殺虫して,幼虫,,成虫の個体数を調べた.10個体投入区では,幼虫は0個体,は1.8±1.5個体,成虫は6.4±2.3個体,生存率は82.0±17.9%...

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  • 昆虫の内部構造観察のためのX線マイクロCT

    中瀬 悠太, 野村 周平, 枝廣 雅美, 櫛引 敬嗣 昆蟲.ニューシリーズ 19 (4), 139-144, 2016-10-05

    ...<p>キイロスズメバチの働き蜂と,それに内部寄生したスズメバチネジレバネの雌雄それぞれ1個体をヨウ素エタノールによるヨウ素染色を行ったのちヘキサメチルジシラザンにより乾燥標本とし,マイクロCTを用いて観察を行った.その結果,スズメバチの内部組織,および体内のネジレバネについて非破壊で詳細な観察を行うことができた.スズメバチの体内の筋肉,消化管,針,寄生しているネジレバネの雄の囲の内部のの筋肉や概形...

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  • モンシロチョウの成長に影響を及ぼす環境要因

    久留戸 涼子, 高田 勇太朗, 明石 真弥 常葉大学教育学部紀要 (36) 313-331, 2016-03-31

    ...また、の色に影響を及ぼす環境要因として、背景色と温度について検討した。の色は、低温では褐色系、高温では緑色系となる傾向が確認され、の色は背景色だけではなく、温度の影響を受けることがわかった。幼虫の食草の選択では、幼虫はキャベツ液を吹きかけたアブラナ科以外の植物にも引き寄せられたが、食草として食べたり、そこにずっと留まっていたりすることはなかった。...

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  • ウスイロコクガ(鱗翅目,ヒロズコガ科)の幼虫の形態記載

    長田 庸平 蝶と蛾 67 (3-4), 115-118, 2016

    ...</p><p>本種の幼虫はカワウソタケの子実体の内部を穿孔し,その中で化する.そして,子実体の外側にの前方部を突き出して羽化する.</p><p>本種の幼虫の刺毛配列は,同属のコクガ <i>N. granella</i> (Linnaeus, 1758) とほぼ同様であるが,頭部のA3 刺毛が個眼IIの近くに位置する点で異なる.</p>...

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  • スギカミキリの化における日長の影響

    北島 博, 逢沢 峰昭 日本森林学会大会発表データベース 127 (0), 149-, 2016

    ...スギカミキリは、幼虫が低温を感じると化が抑制され2年1世代となることが示唆されている。しかし、化に与える日長の影響は不明である。そこで、幼虫を25℃と19℃および長日と短日を組み合わせた条件下で飼育して化率を調べた。その結果、化率は25℃長日で74%、短日で100%、19℃長日で7%、短日で0%であった。このことから、化抑制には低温の影響の方が大きいことがわかった。...

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  • タイムラプスカメラによるツシマウラボシシジミの分布調査法の検討

    柴田 桂太, 三谷 奈保 日本森林学会大会発表データベース 127 (0), 338-, 2016

    ...調査地は、長崎県対馬市のツシマウラボシシジミの放蝶地点、放蝶地点から200m離れた地点、本種の卵、幼虫、の目撃地点の3カ所とした。5台のタイムラプスカメラにより、本種の食草または吸蜜植物を20秒間隔で、約1ヶ月間、継続的に撮影した。総撮影枚数約27万枚のうち、740枚で本種と同定されるチョウが撮影された。...

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  • 大阪市におけるアカホシテントウの季節消長

    河上 康子, 大橋 和典 昆蟲.ニューシリーズ 18 (2), 25-30, 2015-04-05

    ...<p>大阪市長居公園の梅林においてアカホシテントウ<i>Chilocorus rubidus</i> Hopeの発生消長を2010年5月26日から2011年5月3日まで調査した.タマカタカイガラムシの発生しているウメを調査木と定め,目視が可能な株元から樹高160cmまでの範囲で,本種の卵塊,幼虫,,テネラル成虫およびポストテネラル成虫の数をカウントした.その結果,2010年5月26日に確認された...

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  • ムラサキツメクサによるアカタテハ幼虫の飼育

    鈴木 光 蝶と蛾 66 (2), 45-57, 2015

    ...が長く,化率もの羽化率も低かった.重と長を比較すると,ムラサキツメクサ食群は対照群に比べ小型で,成虫の前翅長も短かったが,成虫の翅の形態や翅紋に異常は認められなかった.以上の結果から,ムラサキツメクサは,飼育環境下においては,アカタテハ幼虫の代用食になり得るが,好適な食草ではないことが示唆された....

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  • スギカミキリ幼虫越冬後の発育

    北島 博, 逢沢 峰昭 日本森林学会大会発表データベース 126 (0), 151-, 2015

    ...幼虫が低温を感受すると化が抑制されて越冬し、2年1世代となる可能性が示されている。しかし、越冬後の幼虫の発育は不明である。そこで、幼虫を寒冷地(栃木県奥日光)で飼育して化を抑制させ、温暖地(茨城県つくば市)に運搬して越冬させた後の、化・羽化時期を調べた。...

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  • 日本初記録のTonza属(スガ上科,所属未定)の分類学的位置の再評価

    小林 茂樹, SOHN Jae-Cheon, 吉安 裕 蝶と蛾 66 (2), 68-76, 2015

    ...観察した結果,日本初記録の本属の一種であることが明らかになった.成虫の形態を詳細に記載し,本種の翅脈および本属の雌雄交尾器を初めて明らかにした.コナガ科を含むスガ上科の11科と成虫形態を比較した結果,本属は,コナガ科の共有形質を欠き,その他の形質からもコナガ科への所属には疑いがあり,むしろ熱帯域に分布するアテバガ科Attevidaeに雄交尾器などの特徴が似ていた.しかし,所属する科の決定には,幼虫,の...

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  • クリハモグリガ(ハモグリガ科)に関する生態学的知見

    小林 茂樹 蝶と蛾 66 (3-4), 90-95, 2015

    ...(原記載では,エデアグス先端の結節構造は小さく描かれているが,実際はエデアグスの長さの1/3に達する).分布と寄主を追加するとともに,これまで報告がなかった幼虫の潜孔,,マユなどの写真を図示した.幼虫は,寄主植物の低い木の若い枝に発生し,柔らかい新葉のみでみられた.潜孔は不規則な斑状で葉の先端付近からやがて葉身全体に拡がった.糞粒の一部は潜孔表面に開けた無数の小孔から排出された.イヌシデでは,糞粒...

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  • スジモンオオヒロズコガ(鱗翅目,ヒロズコガ科)の成虫と幼生期の形態

    長田 庸平, 坂井 誠, 広渡 俊哉 蝶と蛾 66 (3-4), 120-128, 2015

    ...の記載を行った.なお,本種を初めて四国から記録した.本種の幼虫はヒトクチタケの子実体の内部を穿孔し,その子実体の内部や隙間に繭を形成し,その中で化する.そして,子実体の外側にの前方部を突き出して羽化する.本属を含むオオヒロズコガ亜科の幼虫は,前胸のL刺毛群が2本である特徴を有する.また,本種は同亜科のScardia属やMorophaga属と同様に前胸にV1を有すが,Morophagoides属はこれを...

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  • ニュータウン開発による生息環境の断片化が管住性ハチ類オオフタオビドロバチに与える影響

    人と自然 26 (0), 9-20, 2015

    ...管住性ハチ類オオフタオビの出現パターンを調べたところ,タウン内部の設置地点では周辺部と比べて本種の営巣が少ないことが示されている.しかし,その要因は分かっていない.本論文では,タウン内で本種が営巣できないような環境の悪化が起きているのか,あるいは造成による生息地の分断化が本種の出現パターンに負の影響を与えているのかを明らかにするため,本種の移植実験とネットワーク分析を行った.移植実験では,本種の前を...

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  • クモマツマキチョウの飼育方法について

    江田, 慧子, 田中, 健太, 平尾, 章, 中村, 寛志 信州大学農学部AFC報告 (12) 47-54, 2014-03

    ...体重は化7日目で125.7mgで時間がたつにつれて軽くなった。化28日後から3つの処理期間(75日,105日,135日)で低温処理(4℃)を行った。その結果,処理期間が短いほど,処理後から羽化までの日数が長くなった。また135日の低温処理では,すべての羽化成虫が口吻が融合していない奇形だった。成虫は最長で47日間生存した。...

    機関リポジトリ 日本農学文献記事索引 HANDLE ほか1件

  • 日本で害虫化したアフリカシロナヨトウ(ヤガ科)のDNAバーコーディング追加情報

    吉松 慎一, 綿引 大祐, 西岡 稔彦, 中村 浩昭, 山口 卓宏, 嶽崎 研, 島谷 真幸, 上里 卓己 蝶と蛾 65 (3), 89-93, 2014

    ...鹿児島県ではアフリカシロナヨトウの合成性フェロモントラップを用いて調査を実施したが,アフリカシロナヨトウ以外にも同属の複数種が得られていた.そこで,綿引ら(2013)は雄交尾器形態およびDNAバーコーディングにより,本属の種の識別法を開発し,本種のmtDNA(COI)に2つのハプロタイプを確認した.その後,沖縄県で2012年にフェロモントラップで成虫を採集し,鹿児島県の離島で2013年に野外で本種幼虫・を...

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  • 福島県川俣町養蚕業および霊山町天蚕業への放射性物質の影響

    加藤 駿, 石崎 良祐, 三橋 亮太, 清水 智恵, 島田 順, 普後 一 蚕糸・昆虫バイオテック 83 (1), 1_039-1_042, 2014

    ...桑園とクヌギ畑の土壌,桑やクヌギ葉,幼虫,,繭等の放射性物質濃度の測定,作業環境の空間放射線量等の具体的なデータを収集し,養蚕業や天蚕業に及ぼす放射性物質の影響について考察した。調査地の空間放射線量測定の結果,飼育室内の空間放射線量は,圃場に比較して特段高い値ではなかった。...

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  • ネギハモグリバエの越冬密度と冬季ダゾメット剤処理による殺虫効果

    神川 諭, 井村 岳男 関西病虫害研究会報 56 (0), 11-15, 2014

    ...奈良県のネギ圃場において,1 m<sup>2</sup>あたり154.7頭のネギハモグリバエの越冬がいると推定された。また,ネギハモグリバエの越冬は,9月下旬から3月下旬まで土中で生息していると推定された。<br> 10 a あたり 30 kg 相当量のダゾメット剤を処理した場合,フィルムを被覆しなくてもネギハモグリバエに対して高い防除効果があった。...

    DOI Web Site 被引用文献1件

  • ヨーロッパ産Anania crocealisの近縁種の日本からの記載(鱗翅目,ツトガ科)

    吉安 裕, 榊原 充隆, 平井 規央 蝶と蛾 65 (4), 142-149, 2014

    ...にいて摂食する.この行動は葉脈切り(vein cutting)としてよく知られ,植物体からの有毒なラテックスの分泌を減少させるとされている.本種もほかの種と同じように,葉脈切りをしてヤブレガサに含まれる有毒なピロリジジンアルカロイド(pyrrolizidine alkaloid)であるsyneliesineの分泌を少なくしていると考えられる.老熟幼虫は室内飼育条件下では個別に葉を巻いて繭を紡ぎその中で化...

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  • 寒冷地で丸太飼育したスギカミキリの越冬態

    北島 博 日本森林学会大会発表データベース 125 (0), 186-, 2014

    ...かすみがうら市でも、樹皮下死亡幼虫以外は全て室を形成し、そのうちの89%は羽化、11%は幼虫で死亡していた。これらに対し、寒冷な奥日光では供試数の7%が樹皮下幼虫で生存、43%が室を形成していた。室内での羽化個体はなく、85%が幼虫で生存していた。奥日光の生存幼虫を25℃で加温したところ、摂食せずに62%が化、羽化した。...

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  • 弱病原力マツノザイセンチュウのLamiini族カミキリムシ4種への乗り移り

    前原 紀敏, 神崎 菜摘, 相川 拓也, 中村 克典 日本森林学会大会発表データベース 125 (0), 780-, 2014

    ...第123回及び124回日本森林学会大会において、寒天培地を用いた人工室でマツノザイセンチュウ近縁種群5種をLamiini族カミキリムシ4種と組み合わせ、線虫がカミキリムシに媒介されるための便乗ステージの出現頻度を指標に両者の親和性を調べて報告した。...

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  • ハシボソガラスの巣で発育したアカマダラハナムグリ—DNA解析による土繭内の殻および幼虫死体の種同定—

    永幡 嘉之, 越山 洋三, 梅津 和夫, 後藤 三千代 昆蟲.ニューシリーズ 16 (2), 104-112, 2013-04-05

    ...電柱から回収されたカラスの巣から,ハナムグリ亜科の空の土繭2個と幼虫の死体1個体を発見した.この昆虫種および巣の持ち主の鳥種を同定するため,土繭の中に残っていた殻,幼虫の死体,および巣材からDNA試料を抽出した.昆虫種については,ミトコンドリアDNAのCOI領域を分析対象とした.まずコウチュウ目用のユニバーサルプライマーセットを用いてPCRを行い,その後ダイレクトシーケンス法でPCR産物の塩基配列...

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  • マイマイガ北海道個体群における布バンドの捕獲効果

    原, 秀穂 北海道林業試験場研究報告 (50) 1-6, 2013-03

    ...マイマイガが大発生したカラマツ林での調査では,老齢幼虫とどちらも個体数は不織布バンド木>無処理木,麻布バンド木>無処理木となり,また,両方のバンドへの集中が認められた。樹幹に布バンドを巻きつける方法は北海道個体群でも老齢幼虫やの捕獲に有効であることがわかった。...

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  • チャバネゴキブリおよびクロゴキブリの餌嗜好性におよぼす飼育餌の影響

    内海 與三郎, 根岸 務, 亀井 正治 衛生動物 65 (4), 167-175, 2013

    ...ベイトの摂食量が最も多かった.さらに,クロゴキブリ若齢幼虫は老齢幼虫に比べ,カイコガ粉ベイトを強く嗜好した.これらの結果は,ゴキブリの成虫と幼虫ではベイト嗜好性は全く異なること,餌嗜好性の変化は幼虫では大きいこと,クロゴキブリでは幼虫の発育期間中においてもベイト嗜好性が変化することを示す....

    DOI 参考文献2件

  • 琉球列島西表島の森林内の湿地に生息する新種の蚊・イリオモテチビカ

    宮城 一郎, 當間 孝子 衛生動物 64 (3), 167-174, 2013

    ...2011年5月,西表島大富の森林内の禾本科植物が繁茂する湿地帯で数個体のチビカ属の幼虫を採集し,幼虫・の脱皮殻,成虫からなる一連の標本を得た.これらの標本を検索した結果,琉球列島で記録されている8種のチビカ属の種とは全く異なる<i>Pseudoficalbia</i>亜属の未記録種であることが判明した.本論文ではこの未記録種を<i>Uranotaenia</i> (<i>Pseudoficalbia...

    DOI Web Site 参考文献12件

  • スギカミキリ幼虫の発育に及ぼす温度の影響

    北島 博 日本森林学会大会発表データベース 124 (0), 65-, 2013

    ...スギカミキリの幼虫を19℃以下で飼育すると、室を形成しても化しない。そこで、まず、室形成までの発育に及ぼす温度の影響を調べた。孵化幼虫をスギ皮付き材片を用いて、16~25℃長日条件下で飼育し、10日毎に室形成の有無を観察した。...

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  • マツノザイセンチュウとニセマツノザイセンチュウの種間競争がマツノマダラカミキリムシへの乗り移りに及ぼす影響

    廖 思米, 富樫 一巳, 後藤 聡美 日本森林学会大会発表データベース 124 (0), 308-, 2013

    ...成虫が脱出するとすぐに、成虫と人工室壁から線虫を分離し、それらを数えてから,rDNAの遺伝子型を調べた。実験期間中に95 頭の成虫が脱出した。脱出直後の室壁に残った線虫数と材内で生産された線虫総数は区間で有意な差があったが、成虫体に伝播された線虫数は区間で差がなかった。生産された線虫総数が多いほど、成虫に移った線虫数は増加したが、その増加率に区間の差があった。...

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  • マツ枯れ被害木中におけるマツノマダラカミキリ共生細菌相の解析

    加藤 徹朗, 田中 千尋, 二井 一禎, 竹内 祐子 日本森林学会大会発表データベース 124 (0), 537-, 2013

    ...上記2種類の媒介者関連細菌相、すなわち坑道・室及び腸内の細菌相を、先に調査したマツノザイセンチュウの体表随伴細菌相と比較することで、本病と細菌との関わりについて考察した。...

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  • 性行動の違いを生み出す分子機構

    伊藤 弘樹, 山元 大輔 化学と生物 51 (10), 686-692, 2013

    ...キイロショジョウバエのオスがメスに性行動を行う際,オスは一連の定型的な行動様式を示しながらメスに求愛する.このオスの性行動は遺伝的にあらかじめプログラムされており,この性行動を制御する脳内の神経回路には性差が見られる.この回路の主要部分は<i>fruitless</i> と呼ばれる遺伝子の働きによっての脳の中で作り上げられるが,その具体的なメカニズムは一切不明であった.ここではFruitlessタンパク...

    DOI Web Site Web Site ほか1件

  • ヒメボタル幼虫の空間分布と活動性に影響を与える環境要因 : 高い土壌水分量による活性化

    梯 公平, 倉西 良一, 鎌田 直人 保全生態学研究 18 (1), 45-54, 2013

    ...また、調査期間のランダム効果は、産卵期直後に当たる期間(7〜8月)から化前の期間(5月)へと増加する傾向を示した。以上の結果から、5mスケールにおいて、幼虫の選好する環境の存在はモザイク的で、分布様式は集中分布となるため、環境の改変がなされる際には、本種の空間分布を把握しておかなければ個体群の個体数を大きく損ないかねないと推測した。...

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  • Zinaspa youngi(鱗翅目:シジミチョウ科)の卵殻の表面微細構造

    徐 海明, 王 敏 蝶と蛾 64 (1), 27-29, 2013

    ...Zinaspa youngiはHsu and Johnson(1998)によって記載され,卵・幼虫・などの写真が示されただけだった.今回,卵殻の表面微細構造を走査型電子顕微鏡を用いて記載した.卵殻の隆起線は網目状となって多数の小室を形成し,接合部で盛り上がって火山噴火を思わせる突起となる.精孔周辺の卵弁数は4-6と違いが見られたが,個体変異と思われる.本州の幼虫は(同じムラサキシシミ族の)Surendra...

    DOI Web Site 参考文献5件

  • ルーミスシジミ房総半島個体群の卵,幼虫,の発生消長と発育経過

    井上 大成 蝶と蛾 64 (2), 61-74, 2013

    ....2.アカガシ,ウラジロガシ,アラカシ,イチイガシ,ツクバネガシのラマスシュートを調査したが,7月下旬〜10月には,卵・幼虫・はまったく得られなかった.3.は樹上の緑葉裏で発見されたが,しばしばの前後に葉の縁から線形または短冊形の切り込みを入れる加工を伴っていた.このような加工は初めて明らかになった.4.孵化〜化まで飼育したすべての個体は,幼虫期に5齢を経過した.幼虫の頭幅は1〜5齢まで順に...

    DOI Web Site 参考文献87件

  • ニセマツノザイセンチュウのLamiini族カミキリムシ4種への乗り移り

    前原 紀敏, 神崎 菜摘, 相川 拓也, 中村 克典 日本森林学会大会発表データベース 124 (0), 309-, 2013

    ...第123回日本森林学会大会において、寒天培地を用いた人工室でマツノザイセンチュウ近縁種群4種をLamiini族カミキリムシ4種と組み合わせ、線虫がカミキリムシに媒介されるための便乗ステージの出現頻度を指標に両者の親和性を調べて報告した。...

    DOI

  • カブラヤガ幼虫の侵入を阻止するフィルム障壁の高さ

    長坂 幸吉, 佐藤 文生, 吉田 睦浩, 後藤 千枝 関東東山病害虫研究会報 2012 (59), 91-97, 2012-12-01

    ...終齢初期の幼虫は,餌のない状態でも一定期間でにまで成長することができたが,餌がある場合に比べ生存率と重が低下した。これらの結果から,圃場において農業用フィルムの再利用を想定した簡易な障壁による幼虫侵入阻止法を考察した。...

    DOI Web Site 参考文献16件

  • 岩手県盛岡市の交信攪乱剤設置リンゴ園におけるモモシンクイガの被害と補完防除の効果

    新井 朋徳, 高梨 祐明, 井原 史雄, 柳沼 勝彦 北日本病害虫研究会報 (63) 199-204, 2012-12

    ...モモシンクイガの幼虫は果実内に,老熟幼虫は果実から脱出後土中に生息し,そこで化するため,これらステージを通常の薬剤散布で防除することができない。このため,成虫の産卵防止,卵,ふ化直後の食入前の幼虫が防除対象となる。本種成虫は6月から8月にかけてほぼ絶え間なく発生し産卵することから,成虫の発生期間中10~15日間隔で殺虫剤を散布して防除する必要がある(4)。...

    日本農学文献記事索引

  • 里地里山の生物指標としてのカブトムシの基準個体群密度の設定と個体群動態

    桐谷 圭治 昆蟲.ニューシリーズ 15 (4), 232-242, 2012-10-05

    ...な指標種として,カブトムシを用いて,その基準値の設定を試みた.2004〜11年に静岡県伊東市の大形マンションの灯火に飛来したカブトムシを,毎年,飛来期間中に全数調査を行った.その年の飛来数(N<sub>t</sub>)と翌年までの増加率(N<sub>t+1</sub>/N<sub>t</sub>)の間には密度逆依存の有意な関係がみられた.個体群密度は平衡値73を中心に変動し,平衡値からの偏差は主にから...

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  • 絶滅危惧種ミヤマシジミの飼育方法について

    尾﨑, 絵理, 江田, 慧子, 中村, 寛志 信州大学農学部AFC報告 10 153-159, 2012-03-28

    ...絶滅危惧種であるミヤマシジミの効率的な飼育方法を確立するために,2011年に2つの方法による成虫からの採卵と,卵,幼虫,を16L8D の日長,15,20,25,30,33℃の温度条件で飼育を行い,その結果から飼育方法の有効性を評価した。採卵は野外ケージ法では1日1雌当たり平均17卵,リシャール法では平均11.2卵であった。...

    機関リポジトリ 日本農学文献記事索引 HANDLE ほか1件

  • 昆虫の飼育・観察が児童の意識へ及ぼす影響 : エンマコオロギとモンシロチョウについて

    佐伯 英人, 土屋 圭子 理科教育学研究 52 (3), 77-87, 2012-03-02

    ...<p>これまで成長段階に「のある昆虫」と「のない昆虫」の両方を卵期から成虫期まで飼育・観察し,児童の意識の変容について議論するといった実証的な研究はみあたらなかった。そこで,本研究では,「のない昆虫」としてエンマコオロギを選定し,「のある昆虫」としてモンシロチョウを選定して教材とした。この2種の昆虫の飼育・観察を卵期から同時に始め,児童の発言・観察記録質問紙調査の結果を基に分析・考察した。...

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  • 平底角型培養瓶を用いた<b><i>in vitro</i></b>培養下でのマツノザイセンチュウ分散型3期幼虫の生起

    中里 岳, 林 賢太郎, 小倉信夫 日本線虫学会誌 42 (1), 9-14, 2012

    ...また、分散型3 期幼虫を含む培養線虫とマツノマダラカミキリおよび成虫との共存培養で、羽化8 日後の成虫から1 頭当り平均17,446 頭の分散型4期幼虫が回収された。この培地は、線虫増殖および分散型3 期幼虫出現に効果的である。さらに、マツノマダラカミキリによる分散型4 期幼虫形成誘導の機構解明にも有効であると思われる。...

    DOI

  • 徳之島産アマミムナゲカ雄成虫,幼虫・・卵の初記載

    宮城 一郎, 當間 孝子, 玉城 美加子, 平良 勝也, 遠藤 有子 衛生動物 63 (3), 209-216, 2012

    ...2011年7月,鹿児島県徳之島・当部の森林内で昼間吸血に飛来した蚊数種の中にムナゲカ (<i>Heizmannia</i>) 属の蚊を見出し,検索の結果,アマミムナゲカ<i>Heizmannia kana</i>の雌成虫と同定された.本種は1979年田中和夫らにより奄美大島より新種として雌標本だけで記載された奄美特産種である.吸血雌個体を室内で飼育し,卵,幼虫,,雄雌の標本を入手し,雄の形態を近縁種...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • 日本産ヒカリバコガ属(鱗翅目,ヒカリバコガ科)に関する生物学的知見

    広渡 俊哉, 土谷 俊弘, 小林 茂樹 蝶と蛾 63 (1), 37-46, 2012

    ...signumは小さいか消失する.寄主植物:シナノキ属Tilia(ヨーロッパ:Huemer and Segerer,2001),新たに日本でブナFagus crenataとアカシデCarpinus laxifloraを追加した.1-2齢幼虫は寄主植物の葉の先端部,または葉縁に沿って全層潜孔をつくり,2齢で潜孔から脱出し,3齢以降は葉縁から葉を摂食する.幼虫は,老熟すると葉の縁を曲げてその中で楕円形のマユを作り化...

    DOI Web Site 参考文献12件

  • シリコン膜による蚊幼虫防除の試み

    吉田 政弘, 芝生 幸夫, 平良 常弘, 小林 睦生 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 64 (0), 58-58, 2012

    ...羽化率を蚊種毎に観察した.比較対象として無処理の雨水枡より処理区と同様にの羽化率を観察した.その結果について報告する....

    DOI 医中誌

  • ユスリカ大発生その後~児島湖を事例にして~

    河合 幸一郎, 今林 博道 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 64 (0), 46-46, 2012

    ...分けて幼虫の分布パターンを調べ,主波長・強度の異なる種々の人工光源を用いて成虫の走光性を調べることにより,成虫集積メカニズムの解明と襲来を避けるためのランプ種の検討を行った.また,発生量の軽減を念頭に置き,魚類による捕食実験および幼虫そのものを用いた環境浄化実験を行った.集積については,流入河川からの栄養分で大量発生した植物プランクトン由来のヘドロが河口・湖奥部に堆積し,これを食べて生育した幼虫がや...

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  • ベトナム国ハノイ市におけるネッタイシマカとヒトスジシマカの発生消長

    角田 隆, Tran Chi Cuong, Tran Duc Dong, Nguyen Thi Yen, Nguyen Hoang Le, Tran Vu Phong, 皆川 昇 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 64 (0), 50-50, 2012

    ...である.ベトナム国ハノイ市には毎年デング熱患者が発生し,ネッタイシマカとヒトスジシマカの両方が生息する.ハノイ市におけるデング熱患者発生の機構について明らかにするためには,これらの蚊の発生消長を調べる必要がある.2010年7月から2012年3月まで,ベトナム国ハノイ市内の8つの区に定点を設置してデング熱媒介蚊の調査を行った.毎月一回,各区から15軒の家をランダム抽出し,家の中と庭の人工容器に蚊の幼虫とがいるか...

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  • 富山県の山間キャンプ場における最近10年間のイヨシロオビアブの発生状況

    渡辺 護, 山内 健生 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 64 (0), 71-71, 2012

    ...おきに捕獲アブを回収した.その結果,捕獲数には年変動が見られ,2002年が最も少なく,2011年が最も多くなった.つまり, 2002年から 2011年に向かって捕獲数が増加して行く傾向がみられた.その中で 2009年の捕獲数が顕著に少ないのが観察され,その原因として7月上旬から8月上旬までの4旬の日照量が他年に比べ明瞭に少ないこと,気温が低いことが影響したと考えられた.この期間はイヨシロオビアブの化...

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  • マハレ山塊国立公園に生息する野生チンパンジーの枯れ枝営巣性アリ採食行動の性年齢クラスによる違い

    布施 未恵子 霊長類研究 Supplement 28 (0), 6-, 2012

    ...年齢で観察されている.道具を使用せずに昆虫類を捕食する行動に,枯れ枝に営巣するアリ類の捕食行動があるが,このアリは枯れ枝を割らない限り食べることができない.また,枯れ枝にアリが営巣しているかどうかを瞬時に外見から判断するのが難しいため,どのような枯れ枝をアリが巣として利用しているか,といった枯れ枝に営巣するアリの生態を知ったうえでないと得ることができない食物である.アリの巣に直接アクセスすると幼虫やなどを...

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  • 新害虫モトグロヒラタマルハキバガの宮城県の栽培セリにおける発生生態

    増田 俊雄, 吉松 慎一, 渡辺 仁志 北日本病害虫研究会報 2012 (63), 189-192, 2012

    ...<p>モトグロヒラタマルハキバガはセリの茎葉に食入して加害する害虫であり,年間4 世代以上発生すると考えられる.産卵は茎葉上に行われ,幼虫は5 齢を経過して化する.本種によるセリの被害は幼虫が茎葉内に食入することで,上部の茎葉がしおれて枯れ上がるものである.宮城県内各地で発生が認められ,全国的にも広く分布しているものと推察される.</p>...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • 潜在的食草を探るために10種のマメ科植物で飼育したミヤマシジミの生存と発育について

    江田 慧子, 尾崎 絵理, 中村 寛志 蝶と蛾 63 (4), 178-185, 2012

    ...日本に生息しているミヤマシジミの食草はコマツナギであるが,海外に生息するミヤマシジミはコマツナギ以外の植物を利用している.本研究は潜在的食草を探るために,2011年6〜7月に,ミヤマシジミ幼虫に生息地の周辺でみられた10種のマメ科植物を与えて室内飼育を行った.幼虫は25℃,16L:8Dの恒温器で成虫まで飼育し,生存率,発育期間,体重,前翅長を調べた.その結果、生存率はダイズの葉で44.4%,クサフジ...

    DOI Web Site 参考文献20件

  • <I>Anopheles belenrae</I>の北海道における分布と形態的特徴

    今西 望, 高井 憲治, 金 京純, 津田 良夫, 小林 陸生, 糸山 享, 沢辺 京子 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 64 (0), 54-54, 2012

    ...はITS2領域の塩基配列に基づいて,すべて<I>An. belenrae</I>と同定された.このことから,本種の分布域が十勝地方にも及んでいることが明らかになった.さらに,本調査で採集し 遺伝子解析により種の同定を行った本種およびエンガルハマダラカの標本を用いて,近縁の2種(シナハマダラカおよびエンガルハマダラカ)との形態的特徴を比較した.その結果 Costa上の翅脈斑(PP AD)/翅長値, における...

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  • 鹿児島県徳之島で採集したアマミムナゲカ雄成虫,,幼虫,卵について

    宮城 一郎, 當間 孝子, 玉城 美加子, 遠藤 有子 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 64 (0), 53-53, 2012

    ...雄成虫,,幼虫は現在に至るまで記載されていない. 演者らは徳之島の森林内で竹切株,樹洞,人工容器の水溜りを採集したが本種の幼虫は発見できなかった. そこで ,吸血飛来した雌に十分血を吸わせた数個体の雌を小容器に入れて大学の研究室に持ち帰り産卵を試みた. 吸血6日目にぬれた厚紙に約20卵粒が産卵,数日後に瞬化し,卵,幼虫,,雄雌の標本を得,各ステージの形態を近縁種と比較した....

    DOI 医中誌

  • ベトナムハノイ市の家屋および地区単位の環境とデング媒介蚊発生の関係

    都築 中, 砂原 俊彦, Dong Tran Duc, Vu Trang Duoc, Nguyen Thi Hoang Le, Nguyen Thi Yen, 長谷部 太, Tran Vu Phong, 皆川 昇 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 64 (0), 49-49, 2012

    ...に,これら 2種が同時に発生しているベトナム都市部などでは,有効な防除法を策定するために発生要因となる環境を特定する必要がある.本研究では,ベトナム北部に位置する首都ハノイ特別市中心部の 267軒の住宅家屋を対象として, 2010年 8月に家屋を訪問し,デング媒介蚊調査を実施した .幼虫発生源調査では,合計 726個の潜在的な発生源容器から,ネッタイシマカ 123個体,ヒトスジシマカ 295個体のが...

    DOI

  • ハマダラカ属とイエカ属蚊の脂肪酸組成の特性について

    森林 敦子, 沢辺 京子, 津田 良夫, 内田 桂吉, 當間 孝子, 小林 睦生 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 64 (0), 80-80, 2012

    ...変態に伴いEPAが必要であること,また EPAの増加に伴って期に変態ホルモンが増加するなどから,高度高級不飽和脂肪酸はハマダラカ属の幼虫からへの変態時に重要性が高いと考えられる....

    DOI

  • ナガマドキノコバエの発育に及ぼすシイタケ菌床,日長および温度の影響

    北島 博, 大谷 英児, 川島 祐介 日本応用動物昆虫学会誌 56 (1), 1-7, 2012

    ...を残しておくと,羽化率が高く,発育期間が短く,大きなが得られた.日長をLD16:8またはLD10:14,温度を12,15,20,23または25℃にして,卵から成虫として羽化するまで飼育した.卵から羽化までの発育期間は,温度が高いほど短くなった.卵から羽化までの期間の発育零点と有効積算温量は,LD16:8で飼育した雄と雌では,それぞれ7.2℃と293.6日,7.3℃と304.3日度であり,LD10:...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献1件 参考文献1件

  • 北海道札幌市におけるオオムラサキの生態と保護

    和田, 貴弘 研究論集 11 285-302, 2011-12-26

    ...以前の段階で放蝶した個体については,上記の2地点で成虫になってからの定着状況に差は見られなかった。本種の保全を目的として放蝶を行う場合には,放逐地点にケージがある場合を除いて,成虫になる前の段階で放逐することが望ましい。 3.簾舞の野生個体群の生息地ではオオムラサキの寄主植物が局所的に分布しているため,植栽によって利用可能な面積を拡大することでオオムラサキの保全に資する可能性がある。...

    HANDLE Web Site

  • ヒラズゲンセイの配偶システムの観察と生活史ノート

    岡本 素治 昆蟲.ニューシリーズ 14 (4), 263-275, 2011-10-05

    ...ヒラズゲンセイの配偶システムについて,羽化脱出直後からの行動観察に基づいて概要を明らかにし,あわせて生活史に関して得られた知見を報告し考察した.ヒラズゲンセイはキムネクマバチに寄生し,成虫は,長い擬期と期を経て,近畿地方では5月の末から6月の中旬に出現する.羽化してクマバチ巣から出ると,雄は特徴的な姿勢をとり,恐らくフェロモンを放出して雌を呼ぶ(コーリング行動).雌は,羽化脱出してしばらくすると...

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  • スモモヒメシンクイの発育期間,産卵数および発生消長

    村上, 芳照, 功刀, 幸博 山梨県果樹試験場研究報告 = Bulletin of the Yamanashi Fruit Tree Experiment Station (12) 85-93, 2011-03

    ...4つ目のグループは異なる齢期を含むと考えられ,5齢を経て化すると考えられた。3. 産卵数は,個体差が大きいが,平均で1雌当たり55卵の産卵が認められた。4. 成虫の死亡は,羽化3日後までは認められず,それ以降増加した。生存率は,6日後には43%となり,13日後には全個体が死亡した。5....

    日本農学文献記事索引

  • 温州ミカン園におけるミカンバエ発生調査と薬剤防除

    金崎, 秀司, 崎山, 進二, 宮下, 裕司 愛媛県農林水産研究所果樹研究センター研究報告 (3) 1-17, 2011-03

    ...併せて,囲や羽化成虫に対する薬剤の効果や被害果を限りなくゼロに近づけるための薬剤防除手法を検討した。定点調査での羽化は,6月19日前後に始まり,6月30日前後に終了した。トラップ及び見取り調査での成虫の発生把握程度を比較した結果,6月下旬~8月中旬の間はほぼ同程度であったが,8月下旬~9月上旬の間は,見取り調査の方がよく把握できた。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • トラマルハナバチ巨大巣の記録,特に巣の構造,コロニー構成とコロニーサイズ(ハチ目,ミツバチ科)

    片山 栄助 昆蟲.ニューシリーズ 14 (1), 2-10, 2011-01-05

    ...2007年10月に栃木県大田原市で発掘したトラマルハナバチの巨大巣の営巣習性などについて,次の点が明らかになった.1)営巣場所は地下の腔所で,巣の表面はワックス製の内被で被われていた.2)バッチ間の結合は極めて弱く,バッチ配置は不規則であった.3)発掘時の生存虫数は,成虫296個体,繭内幼態(前,及び未羽化の若蜂)254個体,幼虫107個体,卵41個,計698個体であった.4)コロニーサイズを総繭数...

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