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検索結果 19,263 件

  • 小児血液・悪性固形腫瘍患者に対する鎖骨上アプローチを用いた腕頭静脈穿刺による中心静脈カテーテル挿入術の検討

    中目 和彦, 桝屋 隆太, 永澤 俊, 中川 緑, 山田 愛, 木下 真理子, 上村 幸代, 盛武 浩, 家入 里志, 七島 篤志 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 60 (2), 158-165, 2024-04-20

    ...術前血液凝固検査値は両群間に有意差はなかった.手術時間中央値(IQR)はIJV群:30分(27~33),BCV群:25.8分(22~27)であり,BCV群で有意に手術時間が短縮された(p=0.0026).術中合併症はIJV群で1例(6.7%)認め,BCV群では認めなかった.CVC維持管理中の合併症はIJV群:10例(66.7%),BCV群:17例(68%)であり,両群間で有意差は認めなかった.カテーテル関連血流感染...

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  • 外傷性精巣破裂の1小児例

    松島 正, 宮國 憲昭, 川谷 慶太, 杉原 哲郎, 梶 沙友里, 内田 豪気, 大橋 伸介, 黒部 仁, 大木 隆生 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 60 (2), 195-200, 2024-04-20

    ...<p>症例は13歳男児.友人に右陰囊を蹴り上げられ受傷し,疼痛が持続したため近医を受診,精巣破裂の疑いで当院紹介となった.超音波検査にて精巣を横断する低エコー域と不均一な低エコー域を認め,右精巣破裂及び陰囊内血腫と考えられた.また,ドプラ超音波検査にて右精巣内の血流低下を認めた.以上より外傷による精巣破裂と診断し,受傷後約9時間後に緊急手術を施行した.精巣白膜が断裂し,破裂した精巣実質が露出していたが...

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  • 血流維持型汎用血管内視鏡を用いた動脈硬化機序および動脈硬化性疾患の解明

    小松 誠, 樋口 義治, 高橋 覚, 由谷 親夫, 児玉 和久 脈管学 64 (2), 17-25, 2024-04-10

    ...<p>われわれは血管径を問わず観察可能な血流維持型汎用血管内視鏡(NOGA)システムを開発し,大動脈からの高頻度な自然破綻プラークを同定した。これは臓器の機能低下から老化にかかわると考えられた。コレステロール結晶を介した先天免疫によるプラークの進展,破綻について<i>in situ</i>で証明した。...

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  • 腸間膜デスモイド型線維腫症の1例

    小川 奈海, 北浦 幸一, 小宮 雅明, 小原 正巳, 山村 和博, 佐々木 美和, 金輪 智子, 本間 善之, 神作 慎也, 長谷川 貴士, 新井 悠太, 斉藤 寛弥, 平田 信人, 佐藤 隆久 超音波検査技術 49 (2), 138-144, 2024-04-01

    ...デスモイド型線維腫症は,緩徐に成長するまれな線維腫症の一種である.腸間膜腫瘍は,特徴的な画像所見がないことから術前診断は困難なことが多い.今回我々は,まれな疾患である腸間膜デスモイド型線維腫症の1例を経験したので報告する.症例は60代,男性.他院の人間ドックで腹腔内腫瘍を指摘され,当院消化器内科紹介受診.腹部超音波検査で右腹部に59×50 mmの類球形低エコー腫瘤像を認めた.輪郭整,内部不均一で一部に血流...

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  • 高齢高血圧者は3か月間の体操で心血管系の循環動態が正常血圧者に近づいたか?

    田中 みどり, 菅原 基晃, 清水 隆明, 関原 啓介, 石井 海斗, 仁木 清美 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 338-338, 2024-03-31

    ...norm12名(71±6歳,男性1名) とHT10名(69 ±10歳,男性6名) .安静時の頸動脈エコー測定後,HGTは握 力の40%強度で60s保持し,60s (HGT60s)時点の頸動脈エコーを再測定して,安静時からの変化率を算出した.次に1回20分の体操をDVD見ながら共に実施し指導した.その体操を3か月間自宅で週5回以上実施して頂き,3か月後,体操実施前と同様に頸動脈エコーによる測定を行った.頸動脈血流...

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  • 機能解剖学的視点から見た腱障害の予防理学療法

    江玉 睦明 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 46-46, 2024-03-31

    ...AT障害の発生要因については,AT中央部の血流が乏しく横断面積が小さい部位が,AT障害の好発部位であるという解剖学的特徴から,これまでは後足部外がえしによってATに強い負荷が加わることでAT障害が発生すると考えられてきた.さらに近年では,下腿三頭筋活動時のAT内の負荷が不均一であることから,ATの特徴的な3次元構造である「捻れ」が発生要因の一つとして注目されている....

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  • 月経痛に対する予防理学療法の可能性

    漆川 沙弥香, 森 明子 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 16-16, 2024-03-31

    ...20-45歳の健常成人女性を対象に遅筋 と速筋を組合わせた骨盤底筋群の随意収縮運動を実施した結果,子宮動脈の血流速度の増大を得た。 </p><p>【月経痛に対する予防理学療法の可能性と今後の展望】</p><p> 虚血が原因の月経痛に対し予防的に運動療法で対処するために は,筋ポンプ作用による循環動態の改善が期待される。...

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  • 温泉と運動を主としたヘルスツーリズムにおける活動報告

    植田 慎矢 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 278-278, 2024-03-31

    ...参加者は3泊 4日滞在し、チェックイン、チェックアウト時には徳社製血流スコープTOKU Capillaroを使用し爪郭血流の測定、チェックイン後には座学による入浴指導と実技による運動指導を受け、滞在中は体操やウォーキング、観光などを行った。...

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  • 成人脊柱変形矯正術後に偶発的に腹腔動脈圧迫が発見された一例

    立園 祥平, 阿部 徹太郎, 迫 教晃, 宮崎 正志, 津村 弘 整形外科と災害外科 73 (2), 347-350, 2024-03-25

    ...に加療されていた.47歳時に腰痛悪化し当院紹介となり,前方解離(T7/8-T9/10),後方矯正固定術(T3-L3)を施行した.術後10日目に吐血し,上部消化管内視鏡検査で胃潰瘍からの出血を確認し,クリッピングを行い止血した.術後20日目,再度吐血しクリッピングのみでの止血は困難と判断し経カテーテル動脈塞栓を行った.その際の造影CTで偶発的に腹腔動脈の圧迫を発見した.塞栓術の際に順行性に腹腔動脈の血流...

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  • クライオバルーン肺静脈隔離術施行中の経頭蓋超音波ドプラ分析

    海野 貴史, 信田 祥子, 若狭 伸尚, 伊勢澤 真里子, 関口 芳恵, 蜂谷 仁 心電図 44 (1), 5-12, 2024-03-22

    ...【結果】B-def後,19(12~28)秒で血流速度は最大変化を認め,脳血管抵抗を評価する拍動係数(PI)と収縮期最大血流速度は上昇した.また,このとき心拍数に変化はなく,末梢血管収縮を評価する拡張末期血流速度が低下することで,平均血流速度も低下した.血流速波形もdecreasing diastolic patternへと変化した.その後,PIは32(19~48)秒で脳血流速度・波形共にB-def前...

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  • 急性下肢動脈閉塞血行再建術後に発症した足部コンパートメント症候群が原因と思われる屈趾症の1症例

    長﨑 和仁, 菊池 恭太, 古賀 敬也 日本血管外科学会雑誌 33 (2), 85-90, 2024-03-13

    ...経過した場合,claw toeなどの屈趾症や慢性疼痛などの神経障害を生じ,保存的に改善しない場合は切断術を含めた外科的治療を要する.今回われわれは,急性下肢動脈閉塞血行再建術後に発症した足部コンパートメント症候群が原因と思われる屈趾症の1症例を経験した.症例は61歳男性で,主訴は屈趾症による歩行時の左第2足趾趾尖部痛で,理学療法による保存的治療にても疼痛管理困難であった.下肢動脈血管造影検査にて足趾血流...

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  • 口蓋粘膜骨膜弁法を用いた上顎洞口腔瘻閉鎖術後に鼻口腔瘻を合併した1例

    井上 雅喜, 若村 祐宏, 山田 理人, 冨岡 大寛, 町田 好聡, 越沼 伸也, 髙岡 一樹 滋賀医科大学雑誌 37 (1), 15-19, 2024-03-12

    ...上顎洞口腔瘻に対する口蓋粘膜骨膜弁法は他の術式と比較して血流を十分に確保でき, 創部を確実に閉鎖できる点で優れた方法である. しかし, 弁採取部の広範囲に骨面露出を伴うという欠点がある. 今回われわれは口蓋粘膜骨膜弁法を用いた上顎洞口腔瘻閉鎖術後に鼻口腔瘻を合併した1例を経験したので報告する. 患者は30歳代, 男性....

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  • 出生児が早期先天梅毒と診断された梅毒感染未診断妊婦の1例

    加藤 正隆, 川村 裕士, 清水 貴大, 中森 あかり, 谷口 義弘, 鈴木 秀文, 吉田 好雄, 医学領域 産婦人科学分野, Kato Masataka, Kawamura Hiroshi, Shimizu Takahiro, Nakamori Akari, Taniguchi Yoshihiro, Suzuki Hidefumi, Yoshida Yoshio, Department of Obstetrics and Gynecology Division of Medicine 福井大学医学部研究雑誌 24 39-44, 2024-03-01

    ...患者は妊娠 31 週に胎動減少と性器出血を主訴に A 病院に来院し,超音波検査により胎児の中大脳動脈最高血流の速度上昇および胎児心拍数モニタリング異常が認められ,胎児貧血による胎児機能不全と判断されたので,患者に緊急帝王切開が施行された。新生児は 1512g の女児,Apgar score 5/6 で出生した。...

    DOI 機関リポジトリ HANDLE 参考文献1件

  • 血行再建を行った巨大な特発性後脛骨仮性動脈瘤の1例

    中田 悠介, 宮本 和幸 日本血管外科学会雑誌 33 (1), 53-56, 2024-02-28

    ...を確認でき,ABIとSPPは術前後で変化はなかった.本症例では巨大な後脛骨動脈瘤のため大伏在静脈を使用した血行再建を行ったが,最小限の皮膚切開で動脈瘤切除を行い術創トラブルや下肢動脈閉塞もなく良好な経過であった.巨大な後脛骨動脈瘤ではあったが,術前より後脛骨動脈の末梢側の血流は開存しており,長期的な下肢末梢血流維持を目的に外科的血行再建を行った....

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  • 血流制限を併用したレジスタンス運動の効果:低負荷×長時間と高負荷×短時間の比較

    沖田 孝一 デサントスポーツ科学 45 (0), 103-109, 2024-02-22

    ...ない繰り返し回数の条件を用いた血流制限下低強度レジスタンス運動を施行し,骨格筋内代謝ストレスを比較検討した.その結果,各プロトコール終了時の筋内クレアチンリン酸とpHの低下は,統計的に差はなく,血流制限を併用しない高強度負荷を用いた運動と同等かそれ以上であった.血流制限を併用した運動では,負荷強度と繰り返し回数の積として計算される総負荷量が等しい場合,用いた強度にかかわらず同様なトレーニング効果をもたらす...

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  • 慢性仮性腸閉塞に合併した<i>Rhodococcus erythropolis</i>による敗血症性肺塞栓症の1例

    高山 慶太, 田附 裕子, 宇賀 菜緒子, 出口 幸一, 正畠 和典, 野村 元成, 渡邊 美穂, 神山 雅史, 上野 豪久, 奥山 宏臣 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 60 (1), 68-72, 2024-02-20

    ...<p>中心静脈栄養に依存した慢性仮性腸閉塞患者(CIPO)において,カテーテル関連血流感染症(CRBSI)は重篤な合併症であるが,敗血症性肺塞栓症(SPE)の合併は非常に稀である.今回我々は環境常在菌である<i>Rhodococcus erythropolis</i>によるCRBSIにSPEを合併したCIPO症例を経験したので報告する.症例:CIPOの36歳女性.在宅中心静脈栄養施行中に1か月続く微熱...

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  • 臍帯動脈瘤を認めた子宮内胎児死亡の1例

    赤田  将, 谷口 茉利子, 田中 稔恵, 繁田 直哉, 清原 裕美子, 大八木 知史, 筒井 建紀 産婦人科の進歩 76 (1), 54-59, 2024-02-01

    ...臍帯動脈瘤はまれな疾患ではあるが臍帯血流へ影響を与えることによって,胎児死亡を引き起 こしうる病態である.われわれは臍帯の動脈瘤が死因となった可能性がある死産症例を経験した.症 例は30歳の1妊0産で自然妊娠であった.妊娠初期より近医で妊婦健診を行われ,妊娠35週より当院で の周産期管理を開始した.前医,当院での胎児超音波検査で明らかな異常所見はなかった.妊娠39週1 日に陣痛発来し当院を受診したが...

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  • 幽門側胃切除後の膵内副脾上皮囊胞に対し腹腔鏡下脾温存尾側膵切除術を施行した1例

    古川 舜理, 井手 貴雄, 與田 幸恵, 能城 浩和 日本消化器外科学会雑誌 57 (2), 82-91, 2024-02-01

    ...され,隔壁様構造も疑われた.膵神経内分泌腫瘍疑いの術前診断で,腹腔鏡下脾臓温存膵体尾部切除術を施行した.術後経過は良好だった.病理組織学的検査では,腫瘤に一致した脾臓組織および内部に重層扁平上皮様の上皮に被覆された囊胞を認め,膵内副脾に発生した上皮囊胞と診断された.膵内副脾に発生した上皮囊胞は比較的まれな疾患であり,診断に苦慮することが多い.一方で,幽門側胃切除後に膵体尾部切除を施行する際は残胃の血流...

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  • 認知症状で発症し血管内治療で改善が得られた硬膜動静脈瘻の一例

    山城 享平, 壷井 祥史, 成清 道久, 広川 祐介, 山本 康平, 大橋 聡, 松岡 秀典, 長崎 弘和 日本脳神経外科認知症学会誌 4 (1), 14-19, 2024-02-01

    ...</tt>2 <tt>度の血管内治療によってシャント血流は著明に減少し認知機能の改善とそれに伴う</tt>ADL <tt>の向上を認めた。</tt></p><p><tt>【考察】認知症の原因の一つとして硬膜動静脈瘻は重要な疾患である。硬膜動静脈瘻は脳出血を起こし致命的になる可能性がある一方で、適切な治療により認知症状の改善が期待できるため早期の診断と治療介入が重要である。</tt></p>...

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  • 重症下肢虚血術後の運動と血流に対するリハビリテーションの考え方

    高木 大地, 児玉 章朗 日本フットケア・足病医学会誌 5 (1), 10-14, 2024-01-31

    <p> 重症下肢虚血 (Critical limb ischemia: CLI) 患者の治療目標は\_c20175痛の改善, 組織欠損部位の治癒, 生命予後とQOLの改善であり, 近年では切断回避に加えて下肢機能の維持も着目されている. CLIに対する治療の第一選択は血行再建術であるが, 死因の多くは下肢潰瘍の感染ではなく心血管疾患によるものである. …

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  • 重症下肢虚血症例に対するカテーテル治療Pedal artery angioplasty前後の足趾血流パターンと足予後との関連

    深井 邦剛, 牛田 真奈加, 恋水 諄源, 矢持  良, 北田 勇也, 中田 真央, 森本 順子, 坂田 賀菜 日本フットケア・足病医学会誌 5 (1), 37-43, 2024-01-31

    ...今回, われわれはレーザー血流計によるPAA前後の足趾血流改善の有無と足予後との関連性について検討したので報告する. <br> 当施設において2018年3月-2021年6月までにPAAを施行し, レーザー血流計を用いて足趾血流を評価した連続21患肢 (18症例I) に対し, 後ろ向きに解析を行った....

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  • 重症下肢虚血に対する外科的バイパス術直後からの理学療法

    荒川 優也, 熊田 佳孝 日本フットケア・足病医学会誌 5 (1), 1-9, 2024-01-31

    ...理学療法領域においても筋への血流供給が足りなくなり, 筋力低下を起こし歩行能力やADL能力の低下につながる. さらに, 潰瘍や感染を伴うことで下肢の大切断となれば, その方の生活にとってより多くの制限やQOLの低下につながることは必須である. よって, 理学療法の重要性が高いことは容易に想像できる. しかし, この領域での報告は非常に希少でありエビデンスの確立されたものはない....

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  • Budd-Chiari症候群に対する上方到達法による直達手術の1例

    仲村 亮宏, 島田 晃治, 竹久保 賢 日本血管外科学会雑誌 33 (1), 21-25, 2024-01-31

    ...上方到達法でアプローチした.体外循環を併用して右房から下大静脈を切開し,出血を制御しながら術野を展開した.閉塞した肝静脈を同定し,腫大した肝を切除して閉塞肝静脈を開口させ肝静脈の灌流改善を得た.肝静脈の閉塞が主因のBudd-Chiari症候群おいて,体外循環を併用した上方到達法での肝静脈血流改善の手技は有用であると考えられた....

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  • 血液培養から<i>Anaerobiospirillum succiniciproducens</i>が分離された1症例

    竹村 さおり, 永田 肇, 蟹谷 智勝, 金森 李佳, 大楠 清文 医学検査 73 (1), 123-129, 2024-01-25

    ...<i>A. succiniciproducens</i>の血流感染症は,質量分析装置がない検査室では同定に苦慮するが,グラム染色所見,コロニーの所見,生化学性状やイヌの飼育の有無から推定は可能であり,同定に至るまでの方法を蓄積していくことが重要と考える。</p>...

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  • 動画化した全時相造影CTが経皮的肺動脈弁形成術(PTPV)効果予測に有用だった

    石井 瑶子, 大山 伸雄, 加藤 真理子, 山岡 大志郎, 堀川 優衣, 長岡 孝太, 清水 武, 堀尾 直裕, 喜瀬 広亮, 藤井 隆成, 富田 英 Journal of JPIC 8 (2), 15-20, 2024-01-24

    ...は制御され,高肺血流のリスクも低いと予測された.日齢49にTMP-PED 6 mm/2 cmにてPTPVを施行し,動脈血酸素飽和度は80から98%に上昇,人工呼吸器から離脱した.高肺血流による心不全も認めず,日齢75, 体重2.3 kgまで体肺動脈短絡術を待機することが可能であった....

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  • 透析患者の重症虚血肢に対してカルシフィラキシスと診断し治療し得た1例

    西田 浩介, 田中 克典, 飯島 夏海, 志水 正史, 田口 眞一 日本血管外科学会雑誌 33 (1), 1-6, 2024-01-12

    ...<p>症例は45歳女性,糖尿病,慢性腎不全で透析導入されている.左下腿中央の潰瘍を主訴に当院に紹介され,左包括的高度慢性下肢虚血の診断で血行再建を行うも潰瘍は増悪し下肢切断に至った.血流は十分と考えられる大腿切断であったが,切断端だけではなく鼠径部の創も離開し,デブリードマン,陰圧閉鎖療法(negative pressure wound therapy: NPWT)を行うも治癒は得られなかった.本症例...

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  • Adachi VI型の血管走行異常を伴う外傷性腹腔動脈損傷の1救命例

    内藤 慶, 亀高 尚 日本消化器外科学会雑誌 57 (1), 45-50, 2024-01-01

    ...結紮での止血により肝臓や胃の血流障害が危惧されるが,その血管走行異常によっては腹腔動脈の血流が途絶しても臓器の血流が温存される症例が存在する.今回,Adachi VI型の血管走行異常を伴う外傷性腹腔動脈損傷の1救命例を経験したのでこれを報告する....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • 1本の浅側頭動脈でSTA-MCA double bypass(grafting bypass)を行った1例 ─Technical case report─

    工藤 絵里奈, 柳澤 俊晴, 大前 智也, 畠山 潤也 脳卒中の外科 52 (1), 30-34, 2024

    ...のdouble bypassは,通常STAの前頭枝と頭頂枝を用いるが,どちらかの分枝の欠損や発達不良である症例が存在する.今回,STA-STA bypass(grafting bypass)を追加し1本のSTAでdouble bypassを行った症例を報告する.症例は67歳,女性.右片麻痺,失語症で受診.左M1閉塞があり内科的治療を行ったが症状が増悪した.IMP-SPECTで左MCA領域の広範な脳血流低下...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献10件

  • 肺動脈造影CTにおける遅延時間設定の有用性の検討

    倉持 賢司, 坂下 大知, 小川 泰良 日本放射線技術学会雑誌 advpub (0), 2024

    ...<p>【目的】Computed tomography pulmonary angiography(CTPA)時,造影剤を持続注入しながら最適なタイミングで撮影しているにもかかわらず,良好な造影効果が得られず肺動脈のCT値が低下してしまうことがある.われわれは,吸気時における上大静脈・下大静脈の血流量の増加が肺動脈のCT値の低下に影響するものと考え,臨床症例において呼吸停止後に遅延時間を設定した撮影法...

    DOI Web Site 参考文献15件

  • 病巣と同側性にhemichorea-hemiballismを来した脳出血の2例

    荻根沢 真也, 安藤 昭一朗, 木下 悠紀子, 油谷 頌子, 岸 諒太, 大津 裕, 石黒 敬信, 佐治 越爾, 金澤 雅人, 小野寺 理 脳卒中 advpub (0), 2024

    ...SPECTでは対側基底核の血流増加はなかった.2例ともに発症から約2週間の経過でHCHBは軽快した.病巣と同側のHCHBは非常に稀な症候である.機序として非交差性の皮質脊髄路の影響が推測された....

    DOI Web Site 参考文献11件

  • 体性-自律神経反射メカニズムとその高齢者医療・介護への応用

    堀田 晴美, 鈴木 はる江 自律神経 61 (1), 51-55, 2024

    <p>高齢者,特に後期高齢者で急増する骨粗鬆症,頻尿,嚥下困難などの徴候は,日常生活活動度の低下と関連する.日常生活を支える自律神経の機能を解析,評価し,制御することで高齢者の健康維持に効果的なツールを生む可能性があると考え,我々は,日常生活動作に伴う体性-自律神経反射のメカニズムの研究を進めてきた.軽微な皮膚刺激,骨格筋の収縮,食べ物を飲み込むときのような咽頭粘膜の刺激が,体性感覚神経を介して…

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  • 超音波検査とMRI検査で陰嚢内多結節状腫瘤の所見を呈した傍精巣線維性偽腫瘍の1例

    祝田 勇輝, 成田 啓一, 金田 智, 岩澤 沙友里, 井手 広樹, 廣瀬 茂道, 塩見 英佑 超音波医学 advpub (0), 2024

    ...悪性腫瘍との鑑別はしばしば難しいものの,腫瘍と精巣の剥離が可能であれば,特に若年者では精巣温存が望ましい.今回我々は,精巣温存が可能であった傍精巣線維性偽腫瘍を経験したため報告する.症例は30歳代男性.左陰嚢腫大を認め,超音波で陰嚢内充実性腫瘤を認めたため当院紹介受診した.当院で施行した超音波検査Bモードでは,肥厚した精巣鞘膜と連続性を有する多結節状の低エコー腫瘤を認め,カラードプラ法では腫瘤に軽度の血流...

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  • 遠隔の腫瘍から血流を受けた硬膜動静脈瘻の1例

    野中 裕康, 齋藤 靖, 白石 有輝, 丸山 学二, 徳山 勤, 天神 博志 脳卒中 46 (1), 18-24, 2024

    <p>遠隔の腫瘍からの流出静脈が,硬膜動静脈瘻(DAVF)に流入している稀な症例を経験したので報告する.症例は77歳,女性.急速に増悪する両側結膜充血,複視を主訴に入院となった.脳血管撮影で,主に左外頚動脈系からshuntを有し,両側後頭蓋窩系および両側上眼静脈へ流出する左海綿静脈洞部のDAVFと診断した.またMRIで左蝶形骨部に髄膜腫を疑う腫瘍を認めるも,こちらは経過観察とした.DAVFに対し…

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  • 心エコー図法にて診断された大心静脈還流異常症の1例

    住野 裕子, 竹内 陽史郎, 武本 真由美, 村上 楓佳, 小川 莉沙, 津田 清 超音波医学 51 (2), 103-106, 2024

    ...<p>症例は90歳代女性.心房細動の基礎心疾患精査のために行われた心エコー図検査にて,左房天蓋部から大動脈後方を通り,心房中隔上部に還流する連続性の血流シグナルを認めた.パルスドプラ法による血流速パターンは収縮末期に1.9 m/secのピークを有し,拡張期は0.9 m/secの連続性の血流速パターンを示し,冠静脈の血流速パターンと一致していた.その解剖学的走行は,過去に報告されている大心静脈還流異常症...

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  • 胃全摘Roux-en-Y再建後の横行結腸癌に対して体腔内吻合を施行した1例

    舩津屋 拓人, 中川 和也, 石部 敦士, 千田 圭悟, 小澤 真由美, 渡邉 純, 遠藤 格 日本大腸肛門病学会雑誌 77 (4), 216-220, 2024

    ...<p>症例は72歳女性.61歳時に胃癌に対して開腹胃全摘術,結腸前経路Roux-en-Y再建法を施行していた.今回は下部消化管内視鏡検査で横行結腸癌と診断され,腹腔鏡下拡大結腸右半切除術を施行した.腫瘍の局在は挙上空腸よりも口側の横行結腸で,肛門側断端距離を10cm以上確保するためには挙上空腸間膜と横行結腸間膜の癒着を剥離し,脾彎曲までの剥離授動が必要であった.挙上空腸間膜の損傷による挙上空腸の血流障害時...

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  • 視覚・嗅覚器の自律神経制御

    内田 さえ 自律神経 61 (1), 57-62, 2024

    ...<p>視覚器において副交感神経は,瞳孔の縮小,毛様体筋の緊張,脈絡膜血流の増加,涙液分泌を起こす.これらの反応には,アセチルコリン(ACh)のM3受容体,一酸化窒素(NO),血管作動性腸ペプチド(VIP)が関与する.視覚器において交感神経はα受容体を介して瞳孔の散大,脈絡膜血流の減少,涙液の軽度な分泌を起こす.嗅覚器において,副交感神経は粘液分泌の促進,粘膜の血流増加に関わる.交感神経は粘膜の血流減少...

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  • 進行性に力動性失語を呈した進行性核上性麻痺の1例

    安島 明子, 石原 健司, 小川 七世, 旭 俊臣 神経心理学 advpub (0), 2024

    ...<p>進行性に力動性失語を呈した進行性核上性麻痺の1例を報告した.言語症状として高度の発話発動性低下を認めた一方,呼称,復唱,音読,聴理解は正常であり,力動性失語に合致した臨床像であった.約1年の経過で発話発動性がさらに低下するとともに,発話速度低下,プロソディーの障害を認め,発語失行が顕在化した.頭部MRIで両側前頭葉,中脳被蓋の萎縮,脳血流SPECTで右優位に両側前頭葉,基底核領域の血流低下を認...

    DOI

  • 造影超音波による乳癌広がり診断

    島 宏彰, 近藤 裕太, 里見 蕗乃, 九冨 五郎, 竹政 伊知朗 超音波医学 51 (3), 137-145, 2024

    ...<p>この項では乳癌診療の中で乳癌の診断と手術までの精査,手術直前の広がり診断に関して検査の流れについて解説する.そして,超音波検査の位置づけと,とくに造影超音波について取り上げる.造影超音波で用いる第2世代超音波造影剤ソナゾイドは,CTや乳房MRI検査の水溶性造影剤と異なり血管外へ漏出しない純粋な血管内造影剤であることが知られる.したがって,詳細な血流情報が得られることが期待され実地臨床にも応用されている...

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 鼓室型グロムス腫瘍の2例

    長島 勉, 染川 幸裕, 久保 志保子, 高野 賢一 耳鼻咽喉科臨床 117 (1), 33-41, 2024

    <p>We report two cases of glomus tympanicum tumor, which were classified as type III and II tumors according to the Glasscock-Jackson classification. Before surgery, interventional radiology-CT …

    DOI Web Site 参考文献6件

  • もやもや病による血行動態の変化が影響したと考えられる破裂前交通動脈瘤の1例

    山田 健嗣, 吉野 義一, 金岡 杏純, 木下 裕貴, 伊古田 雅史, 内山 拓, 杣 夏美, 大川 敦也, 草鹿 元 脳卒中 advpub (0), 2024

    ...発症し,CTにてくも膜下出血と診断した.脳血管撮影にて両側中大脳動脈はもやもや血管を伴い狭窄・閉塞しており,前交通動脈には5 mm大の動脈瘤を認め,出血源と判断した.前交通動脈瘤に対し緊急でコイル塞栓術を施行し,合併症なく経過,発症1カ月後にmRS 0にて自宅退院となった.もやもや病は両側内頚動脈終末部の狭窄がもやもや血管の新生を伴いながら進行するが,本症例は両側中大脳動脈に病変が限局し,前方循環の血流...

    DOI Web Site

  • 精神症状で発症し,頭部MRIにてびまん性深部白質病変を呈した橋本脳症の1例

    高橋 なおみ, 鹿間 幸弘, 川原 光瑠, 岡部 裕真, 栗村 正之, 太田 康之 臨床神経学 64 (3), 171-175, 2024

    ...<sup>123</sup>I-IMP-SPECTでは前頭葉中心に広範な脳血流低下を認めた.抗Tg抗体,抗TPO抗体,抗NAE抗体が陽性であり橋本脳症と診断した.ステロイドパルス療法,ステロイド後療法,免疫グロブリン大量静注療法に反応し,症状,画像所見の改善を認めた.橋本脳症では急性の意識障害や精神症状で発症した場合,辺縁系脳炎類似のMRI所見を呈することが多いとされるが,本例はびまん性白質病変を呈...

    DOI Web Site PubMed 参考文献2件

  • 日本人の正中弓状靭帯圧迫症候群の検出率~223名の超音波スクリーニング検査からの考察~

    上畑 佳代, 春田 英律, 分野 秀規, 橋本 衣代, 梅澤 昭子, 馬場 哲, 今村 清隆, 上野 知尭, 黒川 良望 超音波医学 advpub (0), 2024

    ...532名のうち,検査目的がMALSの疑い,健診目的,日本人以外を除いた223名を対象とした.下記の方法でMALSのスクリーニング検査を行った.(1)心窩部縦走査,安静呼気時におけるCAの走行方向と血管径を確認する.頭側へのCA軸の顕著な変位または血管径の狭小化が認められた場合,MALSの可能性を考慮し,CAの詳細な観察を行う.(2)CAの狭窄・乱流の有無,狭窄部の吸気時・呼気時の血管径・収縮期最大血流速度...

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  • 下顎智歯抜歯後の舌神経麻痺に対する治療の一例

    井村 紘子, 山﨑 陽子, 坂元 麻弥, 栗栖 諒子, 川島 正人, 前田 茂 日本口腔顔面痛学会雑誌 16 (1), 65-69, 2024

    ...<br>鍼通電療法は痛みや知覚閾値,自覚的異常感の改善が得られるとされており,本症例では鍼刺激と通電刺激により,神経血流改善が得られ,末梢神経の再生力が高まったのではないかと考えられる.近赤外線療法は血液循環を改善し,神経の興奮性の鎮静効果が期待される.これらの治療法が本症例では舌神経麻痺の改善に有効であったと考えられる....

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  • 二次性僧帽弁閉鎖不全症に対するMitraClip治療

    板橋 裕史, 小林 さゆき, 水谷 有克子, 鳥飼 慶, 田口 功 超音波医学 51 (1), 49-62, 2024

    ...僧帽弁狭窄症や弁尖穿孔などのMitraClipによる治療が適さない形態的特徴がないことを確認する.さらに僧帽弁口面積,経僧帽弁圧較差,coaptation depth,coaptation lengthと後尖長を計測しEVEREST IIの患者判定基準やGerman consensusの基準に基づき手技難易度を判定する.MitraClip留置後は医原性MS,残存MRの程度を評価することに加え,肺静脈血流波形...

    DOI Web Site 参考文献42件

  • 脳症とICU-acquired weaknessを合併した毒素性ショック症候群の1例

    木島 英美, 横山 はるな, 岡田 麻理, 山村 悠, 中谷 久恵, 今井 雅子, 鈴木 奈都子, 金子 修也, 水野 朋子, 清水 正樹, 長澤 正之, 大柴 晃洋 脳と発達 56 (1), 58-62, 2024

    ...けいれん群発,血圧低下,多臓器不全をきたした.人工呼吸器管理および抗菌薬や免疫グロブリン製剤などで救命した.熱傷創部浸出液からTSST-1産生株のMRSAが同定され,毒素性ショック症候群(toxic shock syndrome;TSS)の診断となった.ショック離脱後も意識障害の遷延,失調,動作時振戦,下肢優位の全身性筋力低下を認めた.臨床経過,頭部MRI上の大脳と小脳の軽度萎縮,SPECTでの頭頂葉血流低下...

    DOI 医中誌

  • 外頚動脈内膜剝離術後にSTA-MCAバイパス術を施行した総頚動脈閉塞症の1例

    加藤 佑規, 佐伯 真音, 水谷 大佑, 辻本 真範, 北島 英臣 脳卒中の外科 52 (1), 8-12, 2024

    ...</p><p>N-isopropyl-p- [<sup>123</sup>I] iodoamphetamine (IMP)single photon emission computed tomography(SPECT)で安静時脳血流低下がみられたため,虚血再発予防目的に血行再建を企図した.CCAからICAの閉塞長は長く,頭蓋内血流の順行性開通は困難であった.一方,CCAからECAの閉塞長は短く,頚動脈内膜剝離術...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献6件

  • 新型コロナウイルス感染症後外来の取り組みについて

    土田 知也, 藤井 啓世, 石塚 晃介, 井上 陽子, 片山 皓太, 廣瀬 雅宣, 大平 善之 聖マリアンナ医科大学雑誌 51 (Suppl), S169-S175, 2024

    ...倦怠感では,自律神経障害の評価,抑うつの評価,生活習慣の乱れに伴う体重増加や筋力の評価を行うことが,Brain fogではSPECTによる脳血流の評価が重要である。罹患後症状は体位性頻脈症候群や片頭痛など新たな合併症が見つかることが多く,また既往疾患が再燃することも多い。...

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  • 特徴的なhyper vascular echo像を呈したnipple adenomaの1例

    米沢 圭 日本乳癌検診学会誌 33 (1), 91-94, 2024

    ...しかしCDI 施行症例では当症例のように血流が豊富と報告されており,今後症例の集積により,このような血流所見が同疾患の鑑別に役立つ可能性もあると考えられた。nipple adenoma の1例を経験し,特徴的なhyper vascular image を認めたので文献的考察を加えて報告する。...

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  • 小児専門病院における抗MRSA薬使用状況の検討

    長澤 耕男, 渡邉 泰二郎, 原木 悠, 草野 泰造, 山本 翔大, 石和田 遼, 佐藤 万里, 深沢 千絵, 星野 直 感染症学雑誌 advpub (0), 2024

    ...小児において実際に抗MRSA薬が各疾患に対してどのように使用されているか,まとまった報告は少ない.そこで小児専門施設である当院における2016年から2020年の抗MRSA薬の使用状況を後方視的に検討した.併せて同期間に検出されたMRSAの感受性についても検討した.5年間では計464名に抗MRSA薬が投与されており,いずれの年でもVCMのdays of therapy(DOT)が高かった.疾患別では,血流感染症...

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  • 隠匿情報検査における鼻尖部容積脈波の変化

    松田 いづみ, 中澤 千春 生理心理学と精神生理学 41 (2), 197-201, 2023-12-31

    ...先行研究では,関連項目に対して非関連項目よりも鼻尖部の血流量が低下することを示した。本研究では,この知見が鼻尖部の容積脈波でも再現できるのかを調べた。また,関連項目を隠蔽しようとする意図が鼻尖部の容積脈波に与える影響についても評価した。鼻尖部の脈波振幅は,関連項目に対して非関連項目よりも小さくなった。この現象は,参加者が関連項目を隠していないときにはみられなかった。...

    DOI Web Site 参考文献8件

  • NIRSを用いた吃音者における遅延聴覚フィードバック下の脳血流動態――二重課題による予備的検討――

    石田 修, 勝二 博亮, 飯村 大智, 宮本 昌子 生理心理学と精神生理学 41 (2), 162-171, 2023-12-31

    ...本研究では,吃音者10名を対象にDAF下の音読と触覚・音声刺激への単純反応を求める二重課題の実験パラダイムを用い,NIRSを用いた脳血流計測の結果からDAF下の音読で発話が非流暢/流暢になる機序を検討した。その結果,DAF下で非流暢性が増加した非流暢性増加群8名と,減少した非流暢性減少群2名に分かれたが,群のサンプルサイズに偏りがみられたため,脳血流は非流暢性増加群を対象に分析した。...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献17件

  • 腸回転異常症およびMeckel憩室を合併した右傍十二指腸ヘルニアの1例

    船越 早織, 兼子 晋, 山口 浩和, 上西 紀夫 杏林医学会雑誌 54 (4), 187-191, 2023-12-28

    ...造影CT検査で臍部直下にsac-like appearanceを認め,その内部小腸は広範囲に渡り血流障害が疑われた。傍十二指腸ヘルニアによる絞扼性腸閉塞の診断で緊急手術を施行した。開腹すると小腸はほぼすべてヘルニア嚢内に陥入し,一部虚血腸管も認めた。ヘルニア嚢を開放すると,虚血腸管の血流は速やかに改善した。十二指腸水平脚が形成されず,回盲部から上行結腸は後腹膜と固定されていなかった。...

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  • カフ型カテーテルを使った在宅血液透析(Home hemodialysis:HHD)における感染対策

    池田 潔, 松岡 一江 日本在宅血液透析学会誌 3 (2), 86-93, 2023-12-28

    <p>我々はカフ型カテーテル(Tunneled Cuffed Catheter:TCC)がHHDにおけるバスキュラーアクセス(Vascular Access:VA)の選択肢となり得ればHHD患者の増加が見込めると考え,普及に向けての問題点と解決方法を検討してきた.これまで患者選択基準を透明化しTCC留置管理マニュアルを作製,医療施設間及び医療者と患者間で共有を開始した.そしてTCCを選択肢として…

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  • マスク着用時における表情認知が前頭前野の脳活動に及ぼす影響

    仲間 咲耶, 井上 真綾, 永田 一翔, 岩﨑 智子, 藤田 信子 奈良学園大学紀要 16 119-124, 2023-12-27

    ...本研究ではマスクの着用が前頭前野の脳活動に与える影響を明らかにするため、 マスク着用時と非着用時において様々な表情を認知する際の前頭前野の脳血流量および正答数の相違について、 検討するものとした。 方法は、 健常若年者 21 名を無作為にマスク着用の課題を見るグループ A、 マスク非着用の課題を見るグループ B に分けた。...

    機関リポジトリ Web Site

  • ICG蛍光法による血流評価が有効であったmesodiverticular bandによる絞扼性腸閉塞の1例

    尾山 貴徳, 宮田 将徳, 向井 亘, 納所 洋, 今治 玲助, 山崎 理恵 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 59 (7), 1076-1081, 2023-12-20

    ....絞扼解除後,回盲弁を温存する可能性を探る目的でICG蛍光法を行ったところ,回盲弁より約2 cm口側まで血流を認めた.よって,回盲弁を温存して壊死腸管を切除し回腸を端々吻合した.術後は縫合不全や吻合部の通過障害は認めず,術後11日目に退院した.回盲部の血流を客観的に評価し,回盲弁の確実な温存にICG蛍光法は非常に有用であった.しかし評価法は確立されておらず今後の症例の蓄積が必要である....

    DOI Web Site 医中誌

  • 短腸症候群に対してテデュグルチド(レベスティブ<sup>®</sup>)を使用した1例

    藤枝 悠希, 大畠 雅之 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 59 (7), 1070-1075, 2023-12-20

    ...<p>症例は10歳男児,回腸・結腸欠損型の短腸で出生し日齢1に人工肛門を造設された.栄養管理が必要になったため,2歳時から中心静脈カテーテル(central venous catheter: CVC)を留置し経口摂取に加え,在宅中心静脈栄養を開始した.何度かカテーテル関連血流感染症(catheter related blood stream infection; CRBSI)を起こし,CVCの入れ替...

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  • 胸腔鏡補助下に肋間静脈穿刺にて中心静脈ポートを留置した短腸症候群の1幼児例

    吉田 眞之, 銭谷 昌弘, 西川 正則, 堺 大地, 竹村 理璃子, 野口 侑記, 松浦 玲, 梅田 聡, 臼井 規朗 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 59 (7), 1114-1118, 2023-12-20

    ...<p>主要血管が閉塞した際,代替ルートによる中心静脈カテーテル留置手技が報告されている.今回我々は幼児に対して胸腔鏡補助下に肋間静脈より中心静脈ポートを留置し得たため報告する.症例は4歳男児.短腸症候群のために在宅中心静脈栄養を行っていたが,繰り返すカテーテル関連血流感染症により主要血管が閉塞したため,肋間静脈から奇静脈経由で中心静脈カテーテルを留置する方針とした.右第6肋間静脈を超音波ガイド下に穿刺...

    DOI Web Site 医中誌

  • 高度徐脈,門脈ガス血症を伴う非閉塞性腸間膜虚血が反復した一例

    佐々木 紀仁, 岡本 悠, 木村 一隆, 南田 英俊 日本プライマリ・ケア連合学会誌 46 (4), 157-161, 2023-12-20

    ...で突然発症した腹痛で受診,意識は清明,顔色不良で冷汗あり,バイタルサインは洞性徐脈(HR42)以外は正常で,腹部CTで門脈内ガスを認めた.その後の14か月間に同徴候を3回繰り返し,初回と2回目は副交感神経遮断薬で症状は軽快したが,3回目は同薬剤が効かず,さらに多量の門脈内ガス,小腸壁内ガス,高乳酸血症を認め,腸管壊死の可能性があり,緊急手術となったが,術中所見では腸管壊死を認めず,ICG蛍光法では血流障害...

    DOI Web Site 参考文献10件

  • PLGAナノ粒子技術による育毛の新たなエビデンス

    東郷 智美, 髙田 真穂, 笹井 愛子, 辻本 広行, 山本 浩充 粉砕 67 (0), 99-105, 2023-12-15

    ...結果として,育毛成分を封入したPLGAナノ粒子では毛穴深部まで育毛成分を浸透させ,作用部位で持続的にその効果を発現させることができるため,毛乳頭細胞が賦活化し,毛周期の正常化や毛包形成の促進,血流促進,休止期移行(脱毛)防止といった育毛ケアにとって必要かつ重要な作用が増強されていることが明らかになった。</p>...

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  • 頸動脈プラーク内新生血管の評価における superb microvascular imagingと造影超音波検査の比較

    清川 哲郎, 大浦 一雅, 千葉 貴之, 藤原 俊朗, 板橋  亮, 小笠原 邦昭, 人見 次郎, 前田 哲也 岩手医学雑誌 75 (5), 169-180, 2023-12-01

    ...頸動脈プラーク内新生血管(IPN)を評価するためのsuperb micro-vascular imaging(SMI)と造影超音波検査(CEUS)を比較検討した.70%以上の頸動脈内膜切除術を受けた患者25名を登録した.SMIにより頸動脈プラーク内の微小血流(IMVF)信号を評価し,IMVF信号強度の最大値と最小値の差(IDIMVF)と内腔の信号強度(IDl)の比を算出した.また,CEUSで造影強度...

    DOI Web Site

  • 化膿性脊椎炎の治療中に両側膿胸を併発した 1 症例

    金澤 実, 若竹 春明, 永富 彰仁, 栗栖 美由紀, 堤 健, 斎藤 浩輝, 北野 夕佳, 小島 宏司, 桝井 良裕, 森澤 健一郎, 藤谷 茂樹, 平 泰彦 日本病院総合診療医学会雑誌 19 (6), 414-420, 2023-11-30

    ...化膿性脊椎炎の発症機序, および化膿性脊椎炎と膿胸の関連について血流を介した感染拡大が強調され, また脊椎系に特有なBatson静脈叢が注目されている。自験例もこの関与が示唆される。 化膿性脊椎炎の治療は感染創の浄化と抗菌薬の早期からの, かつ長期間の投与が重要である。...

    DOI

  • 発症早期の網膜動脈分枝閉塞症に対し星状神経節ブロックが著効した1症例

    大友 純, 前川 謙悟, 古庄 千代, 棚平 千代子 日本ペインクリニック学会誌 30 (11), 253-255, 2023-11-25

    ...星状神経節ブロックを行い,視機能が改善した症例を報告する.症例は90歳男性で,夜間入浴後に突然右眼の上方視野欠損を自覚,翌朝近医を受診しBRAOと診断され発症17時間後に星状神経節ブロック(stellate ganglion block:SGB)施行目的に当科紹介となった.診察時は視野欠損が進行しほとんど見えない状態だったが,SGB施行5分後に速やかに視機能が改善した.SGBは網膜動脈の攣縮解消・血流増加作用...

    DOI

  • 舌下部に生じた側方型類皮囊胞の 1 例

    馬場 隼一, 岩井 俊憲, 南山 周平, 杉山 聡美, 吉井 悠, 北島 大朗, 矢島 康治, 小栗 千里, 山中 正二, 光藤 健司 横浜医学 74 (4), 585-589, 2023-11-15

    ...症例は15歳,女児.右側顎下部の膨隆のため,当科紹介受診となった.CTでは右側舌下隙に単房性囊胞性病変を認め,MRIでは病変の内部に複数の小結節様構造を認めた.USでは病変は不均一で角化物を伴い,病変内の血流は認めなかった.右側舌下部類皮囊胞の臨床診断のもと,全身麻酔下に口内法での囊胞摘出術を施行した.舌神経麻痺や血腫などの合併症は生じず,術後 2 日目に退院となり,病理診断は類皮囊胞であった.術後...

    機関リポジトリ

  • 病理組織学的なMetastatic carcinomatous cirrhosisをきたした浸潤性小葉癌の1症例

    金 守良, 金 秀基, 小林 久人, 奥田 豊一, 中井 敦史, 藤井 友実, 早雲 孝信, 佐々木 素子, 狛 雄一朗, 朝井 章, 西川 浩樹 肝臓 64 (11), 575-582, 2023-11-01

    ...月乳癌の診断のもと,左乳房切除,病理所見は浸潤性小葉癌であった.同年3月に多発リンパ節,骨転移に対して薬物療法を開始したが,8月より肝障害が出現した.薬剤性肝障害を疑い,薬物治療を中止するも肝障害は増悪した.造影CT,EOB-MRIなどの画像診断で肝転移巣は認めなかったが,腫瘍マーカーCA15-3の上昇がみられた.10月に腹部超音波カラードップラー画像・ソナゾイド造影所見から類洞閉塞などによる門脈血流低下...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献15件

  • Prototheca 属4種を用いたマウス乳房炎モデルの病理学的解析

    清水 貴瑛, 上川 昭博, 豊留 孝仁, 高橋 英二, 古岡 秀文 帯広畜産大学学術研究報告 44 1-10, 2023-11

    ...まず、未経産のSCID マウスに尾静脈から接種することで、血流感染におけるPrototheca 属の病原性と各臓器への親和性を病理学的に検討した。次に、授乳期のBALB/c マウス乳腺にPrototheca 属菌を乳頭口接種し、乳房での感染成立および乳飲みマウスへの経口的感染の有無を病理学的に検討した。...

    DOI 機関リポジトリ

  • 内視鏡治療が奏効せず胃静脈瘤からの出血を繰り返し経皮的静脈瘤塞栓術を要した巨大膵漿液性嚢胞腫瘍の1例

    米山 翔一郎, 児玉 亮, 中嶋 太郎, 井田 真之, 横田 有紀子, 三枝 久能, 牛丸 博泰 膵臓 38 (5), 337-347, 2023-10-31

    ...嚢胞成分と充実成分が混在しており,mixed typeの膵漿液性嚢胞腫瘍(SCN)が疑われた.総肝動脈が腫瘍内を走行していること,腫瘍周囲の静脈瘤が発達していることから手術適応外と判断し経過観察の方針となった.しかし6年後に胃静脈瘤からの出血を繰り返すようになり,内視鏡的止血術では効果不十分であった.経皮的腫瘍生検によりSCNと確定診断をした後,胃静脈瘤に対し血管内治療を行った.胃静脈瘤は豊富な腫瘍血流...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献19件

  • 高速道路におけるレベル4トラックを用いた物流事業の実用化の取り組み

    小川 博 IATSS Review(国際交通安全学会誌) 48 (2), 97-105, 2023-10-31

    ...<p>トラック輸送は、物流の社会インフラ的役割を担っており、国民の生活と経済活動における血流として、産業や社会活動に不可欠な存在となっている。少子高齢化などによるドライバー不足への対応や長時間労働抑制など、働き方改革関連法に係る輸送体制の再構築が迫られる物流業界において、一つの解決策として、レベル4自動運転トラックによる幹線輸送の取り組みについて現状と課題をまとめた。</p>...

    DOI

  • <i>Streptococcus agalactiae</i>菌血症の臨床的特徴の解析

    加藤 雄大, 松本 美咲, 杉山 裕衣, 松久保 修, 永田 悠起, 木村 有里, 田中 浩一 医学検査 72 (4), 605-613, 2023-10-25

    ...また,尿路感染症(27.5%)や皮膚軟部組織感染症(27.5%)を起因としたGBS菌血症やフォーカス不明の血流感染症(24.6%)によりGBS菌血症が多く発生しており,死亡率は8.7%であった。GBSの薬剤感受性試験結果ではマクロライド系抗菌薬やニューキノロン系抗菌薬に耐性を示す株が多く,多剤耐性PRGBSの症例についても2例認めた。...

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  • 観血的治療を要した外側胸動脈病変3例の経験

    村岡 拓磨, 鈴木 一史, 倉持 雅己, 上西 祐一朗, 篠永 真弓, 倉岡 節夫 日本血管外科学会雑誌 32 (5), 405-409, 2023-10-22

    ...に対してBentall手術が行われ,以降ワーファリンによる抗凝固療法が継続されていた.血痰を主訴に救急外来を受診し,右外側胸動脈自然破裂による胸腔内血腫を認めたため,血管内治療で責任血管を塞栓し止血を得た.症例2.69歳男性.増強する左背部痛で近医を受診し,疼痛部位と一致しthrillを伴う拍動性腫瘤を触知された.CT検査で左外側胸動静脈奇形に伴う仮性瘤を指摘され,血管内治療で仮性瘤内塞栓術を行い血流...

    DOI 医中誌

  • 外側頭蓋底外科における内視鏡の有用性

    小宗 徳孝 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 126 (10), 1112-1119, 2023-10-20

    ...外側頭蓋底領域へアプローチする際は, 腫瘍の血流, 内頸動脈を含む血管系との位置関係, 腫瘍の組織型などから総合的に判断して適切なアプローチを選択する必要がある....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献23件

  • 胸部大動脈瘤,大動脈解離に対してIsolated Left Vertebral Artery再建併用ステントグラフト内挿術を行った2症例

    坂下 英樹, 善甫 宣哉, 大野 雅人, 神西 優樹, 植月 友彦, 岡田 隆之 日本血管外科学会雑誌 32 (5), 357-361, 2023-10-04

    ...<p>胸部ステントグラフト内挿術(TEVAR)において左鎖骨下動脈(LSA)再建の可否は議論の多いところであるが,術後対麻痺予防対策として椎骨脳底動脈血流を維持するLSA再建の有用性が報告されている.左椎骨動脈(VA)が大動脈弓部より直接起始する左椎骨動脈単独起始(ILVA)を有するzone 2 TEVAR 2例を経験した.症例1は遠位弓部大動脈瘤,症例2は急性型大動脈解離に対して上行・部分弓部人工血管置換術後...

    DOI

  • Bentall術後の大動脈弁位人工弁機能不全に対し経胸壁心エコー図検査による左室圧推定が有用であった1症例

    中釜 美乃里, 宮﨑 明信, 原田 美里, 日野出 勇次, 梅橋 功征, 渡辺 秀明, 馬場 善政, 西方 菜穂子 超音波検査技術 48 (5), 489-498, 2023-10-01

    ...<p>症例はBentall術後の50代男性.労作時の息切れやふらつきが出現し,血圧も低下傾向であったため当院を受診した.経胸壁心エコー図検査にて大動脈弁位人工弁や弁上(大動脈弁側)・弁下(左室流出路側)が不明瞭で評価困難であったが,カラードプラ法では左室流出路にモザイクシグナルを認めた.連続波ドプラ法による大動脈弁位人工弁通過血流速度(以下,人工弁通過血流速度)3.6 m/sと加速血流を認めるもドプラ...

    DOI Web Site 医中誌

  • 術前の画像検査で肝細胞癌と診断された肝炎症性偽腫瘍の1例

    松本 力三, 西尾 進, 平田 有紀奈, 森田 沙瑛, 湯浅 麻美, 山尾 雅美, 柿本 拓海, 齋藤 裕, 楠瀬 賢也, 山田 博胤, 上原 久典, 島田 光生, 佐田 政隆 超音波検査技術 48 (5), 499-508, 2023-10-01

    ...経過観察目的に施行した造影CT検査で肝左葉外側区に新たに腫瘤を認め,再度精査となった.血液検査では,γ-GTPの軽度上昇を認めるのみで,腫瘍マーカーの上昇は認めなかった.術前の精査目的に施行した腹部超音波検査では,肝左葉外側区(S2)に18×16 mm大の腫瘤を認めた.境界明瞭,輪郭は後面が整,前面がやや不整.内部エコーは等輝度で不均質であった.辺縁に比較的厚い低エコー帯を伴っていた.心拍動の影響で血流...

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  • 維持透析患者における心電図R-R間隔変動係数と皮膚灌流圧との関連

    小川 知美, 柴田 聡, 遠山 龍彦 日本フットケア・足病医学会誌 4 (3), 165-170, 2023-09-30

    ...PADの診断に下肢の血流評価法である皮膚灌流圧 (skin perfusion pressure : SPP) 等が用いられるが, 全例に検査することは難しい. 一方, 自律神経障害は動脈硬化症と関連があり, 心電図検査で測定される心電図R-R間隔変動係数 (coefficient of variation of R-R intervals : CVRR) で計測可能である....

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  • 準緊急手術で切除した広範自然壊死肝細胞癌に腫瘍破裂を合併した1例

    安田 将, 佐藤 護, 相澤 卓, 佐藤 中, 藤田 正太, 山内 淳一郎 日本腹部救急医学会雑誌 43 (6), 941-944, 2023-09-30

    ...腫瘍への血流が低下し,大部分が壊死組織であったことが,破裂時に大量出血やショック状態に至らなかった要因であると考察された。準緊急手術で切除した広範自然壊死肝細胞癌に腫瘍破裂を合併した1例を経験したため報告する。</p>...

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  • 認知症診療に必要な脳画像の見かた

    石原 健司 神経心理学 39 (3), 221-228, 2023-09-25

    ...<p>認知症疾患の脳画像の見かたについて概説した.認知症を呈する変性疾患では大脳の葉性萎縮を認めることが多く,それぞれの脳葉を区分できれば,構造画像では萎縮範囲を,また機能画像では血流低下の範囲を,大まかに判定することができる.脳葉の区分には中心溝やシルビウス裂など特徴的な構造を指標とすることが有用である.治療可能な認知症の一つである正常圧水頭症では,不均衡な脳室およびクモ膜下腔の拡大,脳梁角の急峻化...

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  • 閉鎖性足関節骨折に対して,創外固定術を用いた二期的手術の治療経験

    緒方 亜紀, 竹内 直英, 永野 賢, 酒見 勇太, 田邉 剛 整形外科と災害外科 72 (4), 691-694, 2023-09-25

    ...【考察】足関節周囲は血流障害を起こしやすく,骨折により腫脹や水疱形成などを起こしやすい.関節内骨折や脱臼骨折などでは創外固定を施行し,軟部組織の状態が改善してから二期的に内固定を行うことで,術創部の血流障害を軽減することができると考えられた.</p>...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 非脂肪性軟部腫瘍の良悪性鑑別における超音波検査の有用性

    大串 秀仁, 中山 鎮秀, 山本 卓明 整形外科と災害外科 72 (4), 597-602, 2023-09-25

    ...を検討した.同定されたリスク因子から新たなスコアリングシステムを作成した.ROC解析でサイズによる良悪性のカットオフは40.5 mmであった.サイズ,辺縁の性状,内部の性状,内部の血流が有意なリスク因子であった.新たなスコアリングシステムの感度は67%,特異度は83%,AUC=0.80であり良悪性鑑別に有用であると考えられた....

    DOI Web Site 参考文献16件

  • 血液透析患者の大腿骨骨接合術中にシャント閉塞を起こした1例

    平田 健悟, 米倉 豊, 白木 誠 整形外科と災害外科 72 (4), 801-804, 2023-09-25

    ...[考察]シャント閉塞の原因は,凝固能亢進や血流動態異常,血管の器質的変化,シャント部の物理的圧迫などの報告がある.本症例では,術中シャント部の物理的圧迫は確認できず,原因は一過性低血圧,大量出血,輸血の施行などが考えられた.</p>...

    DOI Web Site 参考文献5件

  • ファロー四徴症/肺動脈弁欠損,cervical arch,単一冠動脈を合併した低出生体重児に対する外科治療の1例

    羽山 響, 白石 修一, 渡邉 マヤ, 杉本 愛, 土田 正則 日本心臓血管外科学会雑誌 52 (5), 305-309, 2023-09-15

    ...22週の胎児エコーで左腎嚢胞,先天性心疾患を疑われ母体紹介された.在胎36週5日体重2,282 g,Apgar 8/8点で出生し,ファロー四徴症,肺動脈弁欠損,肺動脈弁逆流,左上大静脈遺残,右側大動脈弓,cervical archと診断した.生直後に人工呼吸管理となったが日齢9に抜管した.日齢26頃よりSpO<sub>2</sub>の著明な低下を認め,気管支鏡検査で狭窄所見は軽度であることから,肺血流減少...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献3件

  • 集中治療のマネージメント

    松田 直之 日本外科感染症学会雑誌 20 (2), 140-154, 2023-09-15

    <p>集中治療では,原疾患の病態管理に加えて,全身状態に影響を与える急性期因子を解析し,緊急性および重症性に対応する。手術,外傷,原疾患などの細胞障害が全身に与える分子応答パターンに対応する過程で,感染症罹患に注意し,接触感染予防策などの感染防御を徹底する。集中治療は,医師,看護師,臨床工学技士,薬剤師,理学療法士,作業療法士,言語聴覚士,管理栄養士,事務職員などの多職種連携として,集中治療管理…

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  • 偽腔血栓閉塞を伴うStanford A型急性大動脈解離に対しRelayPro NBSを用いたzone 3 TEVARが奏功した1例

    布施川 真哲, 西岡 成知, 佐々木 啓太, 三浦 修平, 増田 貴彦, 丸山 隆史, 山田 陽, 栗本 義彦, 奈良岡 秀一 日本心臓血管外科学会雑誌 52 (5), 335-339, 2023-09-15

    ...らかではない.近位下行大動脈偽腔内に限局的に造影効果を認めるStanford A型大動脈解離に対してRelayPro NBSを用いたTEVARが奏功した1例を経験したので報告する.症例は83歳女性.Stanford A型急性大動脈解離と診断されたが,上行弓部大動脈偽腔の血栓閉塞を認め,手術ハイリスク症例であるため保存加療の方針となった.しかし,入院1週間後のフォローCTで近位下行大動脈に限局的な偽腔血流...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献11件

  • 当科を受診したサウナ熱傷5例の検討

    對馬 佑樹, 三上 誠, 飯田 圭一郎, 和田 尚子, 齋藤 百合子, 漆舘 聡志 熱傷 49 (3), 138-143, 2023-09-15

    ...<br> 【考察】サウナ浴中は脱水と脳血流量の減少により意識消失をきたしやすい. サウナ熱傷にはcontact burnとhot air sauna burns (HASBs) があり, 手術を要する可能性が高い. そのため, サウナ利用者への注意喚起と適切な補水の励行を推奨すべきである.</p>...

    DOI 医中誌

  • Fallot四徴症に対する右室流出路ステント留置術により高度三尖弁逆流を生じた2症例

    小林 加奈, 浅野 貴裕, 藤岡 奈加子, 加藤 真奈美, 梶浦 貴裕, 三谷 真由 Cardiovascular Anesthesia 27 (1), 67-72, 2023-09-01

    ...右室流出路ステント留置術では麻酔導入時やカテーテル操作時の無酸素発作,ステント留置後の肺血流増加により血圧低下をきたす場合がある。今回の2症例は三尖弁へのステントの干渉やカテーテル手技に伴った三尖弁損傷から高度の三尖弁逆流が生じ,血圧低下をきたした。右室流出路ステント留置術では医原性の三尖弁逆流も念頭において麻酔管理を行う必要がある。</p>...

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  • 配向に沿った非等方局所領域をサポートとする近似関数を用いた非等方ボクセル画像補間

    上村 啓大, 長井 超慧 精密工学会学術講演会講演論文集 2023A (0), 236-237, 2023-08-31

    ...<p>高精度な血流の解析には血管の実測で得たモデルを用いるのが理想的である.非侵襲三次元観察装置である二光子顕微鏡で取得した血管画像は深度方向に疎な三次元画像であり,既存の表面抽出法では表面メッシュの生成が難しい.本研究では血管の配向に沿った非等方なサポートを持つ局所関数で画素値を近似することを提案する.近似関数の集合から大域的スカラ場を生成し,任意の解像度の画像を得ることで表面抽出を可能にする....

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  • 動物を対象とした非装着脈拍計測システムの開発

    野上 大史, 藤本 貴久, 比江島 拓己, 小野 礼, 伴 和幸, D.S.V. Bandara, 荒田 純平 精密工学会学術講演会講演論文集 2023A (0), 556-556, 2023-08-31

    ...本研究ではレーザドップラ血流計を活用し、装着なく脈拍からストレスを見える化する方法を提案する。</p>...

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  • 小児陰囊内脂肪芽腫の1例

    菅沼 理江, 渡井 有, 佐藤 英章, 菊池 信行, 咲間 裕之, 小笹 浩二, 西 大介, キシュ ボルバーラ, 松井 青史, 角田 幸雄 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 59 (5), 872-877, 2023-08-20

    ...<p>小児における陰囊内脂肪芽腫は稀であり,悪性疾患も含め陰囊内腫瘍の鑑別を要する.我々は小児陰囊内脂肪芽腫の1例を経験したので,外科的治療戦略について報告する.症例は7歳男児.1か月前からの無痛性陰囊腫瘤を主訴に受診.左陰囊内に3.0×1.5×2.0 cm大の卵形状腫瘤を正常精巣の頭側に触知した.超音波検査では左精巣頭側に表面に一部血流を伴う内部やや不均一な高エコー腫瘤を認めた.MRIではT1強調像...

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  • 造影超音波検査が診断の契機となった肝原発濾胞性悪性リンパ腫の1例

    長山 亜由美, 隈部 力, 黒松 亮子, 中野 聖士, 中村 徹, 水島 靖子, 川野 祐幸, 秋葉 純, 草野 弘宣, 大島 孝一, 中島 収, 川口 巧, 安陪 等思, 内藤 嘉紀 超音波検査技術 48 (4), 398-405, 2023-08-01

    ...検診にて肝機能異常を指摘され近医を受診した.C型慢性肝炎と診断され,肝腫瘤性病変が疑われたため精査目的で当院へ紹介となった.血液検査所見ではAST, ALT, γ-GTの軽度上昇を認め,AFP, PIVKAII, CA19-9はいずれも基準値内で,CEAの軽度上昇を認めた.腹部超音波検査のBモード像では肝S4に18×13 mm大の低エコー腫瘤を認めた.カラードプラや高感度カラードプラ法では明らかな血流...

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  • 心エコー法による右房圧推定精度の検証:ガイドラインに基づく副次的指標の再考

    村山 迪史, 加賀 早苗, 小野田 愛梨, 岡田 一範, 中鉢 雅大, 横山 しのぶ, 西野 久雄, 青柳 裕之, 玉置 陽生, 本居 昂, 石坂 傑, 岩野 弘幸, 永井 利幸, 辻野 一三, 安斉 俊久 超音波検査技術 48 (4), 384-397, 2023-08-01

    ...<p><b>目的</b>:アメリカ心エコー図学会のガイドラインには,下大静脈計測に基づく右房圧推定の精度を補完するものとして,拘束型の右室流入血流速波形,拡張早期の右室流入血流速度と三尖弁輪運動速度との比,肝静脈血流速波形のsystolic filling fractionが示されている.本研究では,これらの副次的指標が右房圧上昇の予測能を改善させるかを明らかにするとともに,右房面積計測の付加的価値...

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  • 妊娠中に合併した卵巣硬化性間質性腫瘍の1例

    直 聖一郎, 恒遠 啓示, 永易 洋子, 藤田 太輔, 山本 和宏, 山田 隆司, 夫  律子, 大道 正英 産婦人科の進歩 75 (3), 365-371, 2023-08-01

    ...で生児を出産となった.ドプラ検査やMRI検査で血流が豊富な卵巣腫瘍を認めた場合はSSTの可能性を念頭に置く必要がある....

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  • 手術に先行した膵アーケードの塞栓により安全に切除しえた上腸間膜動脈根部狭窄を伴う膵頭部癌の1例

    杭瀬 崇, 山野 寿久, 濱﨑 友洋, 三原 大樹, 山中 良太, 池田 知佳, 石井 裕朗, 原田 亮, 劒持 雅一 日本消化器外科学会雑誌 56 (8), 444-451, 2023-08-01

    ...2週間で下腸間膜動脈からの側副血行路が代償性に発達し主たる腸管血流の供給路となったことが確認できたので,遅滞なく安全に亜全胃温存膵頭十二指腸切除術を施行することができた.切除可能膵癌に対する治療は術前補助化学療法が標準治療となりつつあり,腹部主要血管や血管分岐の異常を早期に認識し,集学的な治療戦略を立てることが極めて肝要であると考えられた....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献11件

  • 重度羊水過少症に対して羊水注入を行い正期産児を得た1例

    平林 知子, 永昜 洋子, 大門 篤史, 布出 実紗, 澤田 雅美, 杉本 敦子, 藤田 太輔, 大道 正英 産婦人科の進歩 75 (3), 330-335, 2023-08-01

    羊水過少の妊娠中期における頻度は0.5-5.5%であると報告されている1).妊娠中期の羊水過少の原因は前期破水や胎児腎尿路障害などがあり,原因不明の羊水過少に対し人工羊水注入は原因の診断に有用である2).今回われわれは,重度羊水過少症に対して羊水注入行い正期産児を得た1例を経験したので報告する.症例は28歳,2妊0産であり,自然妊娠で妊娠成立した.妊娠19週5日の胎児超音波では胎児発育および羊水…

    DOI Web Site 医中誌

  • 18トリソミー:肺生検組織所見を中心に

    田原 昌博 Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery 39 (2), 51-61, 2023-08-01

    ...<p>18トリソミーは頻度の高い染色体異常症候群であり,約90%に先天性心疾患を合併する.心疾患の多くは肺血流増加型心疾患であり,心不全や肺高血圧関連のエピソードで亡くなることも多いが,積極的治療により生命予後が改善するという報告が増えている.18トリソミーの肺組織は,肺高血圧に対する肺小動脈の中膜肥厚が軽度という特徴があり,肺小動脈中膜形成不全,肺小動脈低形成などの所見を認めることが比較的多い.これらに...

    DOI Web Site 参考文献71件

  • 緊急血管塞栓術における塞栓物質の選択と使用方法

    上嶋 聡, 嶺 貴彦, 池田 慎平, 八方 政豪, 斉藤 英正, 杉原 史恵, 上田 達夫, 汲田 伸一郎 日本腹部救急医学会雑誌 43 (5), 811-817, 2023-07-31

    ...ゼラチンスポンジは汎用性の高い一時的塞栓物質であり,血流を停滞させて血栓化を促進する。この塞栓メカニズムには凝固能が大きく関与するため,症例によっては凝固能への依存が少ないNBCAが適する。金属コイルは留置部位において強い塞栓効果を発揮するため,限局的な血管閉鎖を求める場合に効果的である。...

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  • 膵切除術後出血に対するCovered Stent留置後の抗血小板薬使用経験

    岡崎 充善, 片野 薫, 杉田 浩章, 所 智和, 武居 亮平, 髙田 智司, 加藤 嘉一郎, 中沼 伸一, 牧野 勇, 八木 真太郎 日本腹部救急医学会雑誌 43 (5), 859-862, 2023-07-31

    ...従来は動脈塞栓術が行われてきたが,塞栓後の末梢臓器血流不足による肝膿瘍,肝不全,腸管壊死が問題となる。近年covered stent留置の有用性が報告されているが,stent閉塞予防目的の抗血小板薬の薬剤の選択や投与期間に関する指針がなく,ステント留置後の閉塞や長期成績における抗血小板薬の影響について明らかにされていない。...

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  • 膵切除術後腹腔内出血に対する治療戦略〜外科医の立場から〜

    竹之内 晶, 三宅 謙太郎, 豊田 純哉, 油座 築, 菊地 祐太郎, 藪下 泰宏, 澤田 雄, 本間 祐樹, 松山 隆生, 遠藤 格 日本腹部救急医学会雑誌 43 (5), 845-851, 2023-07-31

    ...治療は血管内治療(IVR)が第一選択であるが,肝動脈塞栓では肝機能障害や肝膿瘍を併発する可能性があり,最近では血流を温存しつつ止血可能なカバードステントグラフトの有用性も報告されている。ただし,IVRで対応不能な症例も一定数存在するため開腹止血術も考慮した迅速かつ適切な治療法選択が不可欠である。</p>...

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  • GORE<sup>Ⓡ</sup> VIABAHN<sup>Ⓡ</sup> Stent Graft総論

    近藤 浩史 日本腹部救急医学会雑誌 43 (5), 819-825, 2023-07-31

    ...血管塞栓術は広く普及しており,短時間に出血を制御できる方法であるが,肝動脈血流を遮断するため,門脈血流が不十分な場合や下横隔動脈などの側副血行路の発達が期待できない場合には肝不全に陥る可能性がある。この問題点を解決するためのデバイスがステントグラフトである。...

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  • 悪性腫瘍による消化管出血に対する経カテーテル的動脈塞栓術

    ウッドハムス 玲子, 藤井 馨 日本腹部救急医学会雑誌 43 (5), 863-871, 2023-07-31

    ...腫瘍出血TAEにおいては,腫瘍の血流遮断の程度と,臓器血流維持のバランスを見極めることが重要である。このためには,適切な塞栓物質の選択と塞栓範囲,塞栓強度の判断が重要である。本稿では,悪性腫瘍による消化管出血に対するTAEについて解説する。</p>...

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  • 腹部血管損傷に対するIVR:コイルとVIABAHN<sup>Ⓡ</sup>の使いわけ

    和田 智貴, 高橋 正道, 川合 豪, 町田 宗貴, 松岡 勇二郎 日本腹部救急医学会雑誌 43 (5), 853-857, 2023-07-31

    ...コイル塞栓術では治療部の血流が遮断されるがVIABAHN<sup>Ⓡ</sup>による治療では治療部の血流を温存することができる。ただし,従来コイル塞栓術で治療していた腹部血管損傷のすべてをVIABAHN<sup>Ⓡ</sup>で治療できるわけではない。本稿では血管損傷に対する血管内治療の方法を選択するうえで6つの検討事項を提案した。...

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  • 運動課題の違いが運動開始時の脳循環動態に及ぼす影響

    山本 恵子, 牧井 美波, 芝﨑 学 日本生気象学会雑誌 60 (1), 23-30, 2023-07-30

    ...被験者(成人男女11名)を対象に、負荷強度と難易度の異なる3種類の前腕掌握運動を、警告刺激あり(STM)と警告刺激なし(WPM)の条件で実施し、ERPsによって随伴陰性変動(CNV)を、TCDによって中大脳動脈平均血流速度(MCAVmean)を評価した。その結果、警告刺激によって運動開始前にCNVが誘発され、MCAVmeanが増加した。...

    DOI Web Site 医中誌

  • COVID-19関連肺炎を罹患した上肢急性動脈閉塞症の1例

    村田 知洋, 乾 明敏, 眞野 暁子, 河田 光弘, 許 俊鋭 日本血管外科学会雑誌 32 (4), 301-305, 2023-07-27

    ...は改善するも夕方に再燃し再度血栓除去を行った.血流の改善は乏しく,前腕の筋肉も腫脹しており,筋膜切開を行った上,創部を開放した状態で手術を終了とした.その後も虚血状態は継続し,切断も検討されたが初回術後13日目より急激な呼吸状態の悪化,ARDSへと進行し.翌日に死亡した....

    DOI 医中誌

  • 細菌検査の流れと結果の読み方

    龍野 桂太 日本環境感染学会誌 38 (4), 149-154, 2023-07-25

    ...</p><p>多数の医療器具が使用されている場合,人工呼吸器関連肺炎・カテーテル関連血流感染症・カテーテル関連尿路感染,どれが主因なのか判断が困難なことがよくある.だからといって全てに抗菌薬治療をするわけではなく,治療すべき起因菌もあれば,定着菌として治療対象とすべきでないものも入り乱れている.そこで考えるべきなのが,感染症の可能性がどの程度あるのかと,治療閾値と検査閾値をどの程度に設定するのか,である...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献3件

  • <i>Haemophilus influenzae</i>血清型eによる侵襲性インフルエンザ菌感染症の1症例

    河原 菜摘, 山口 尚子, 上田 かさね, 瀬筒 彩音, 壇 怜哉, 伊藤 達章 医学検査 72 (3), 465-470, 2023-07-25

    <p><i>Haemophilus influenzae</i>血清型e(Hie)による侵襲性インフルエンザ菌感染症の1症例を経験した。患者は80歳代女性。末期腎不全による血液透析のため,当院腎臓内科に外来通院中であった。当院にて血液透析中に発熱し,細菌感染が疑われた。当日採取した血液培養2セット(3本)および喀痰培養より<i>H. …

    DOI Web Site 医中誌

  • ネフローゼ症候群を背景とした腹部大動脈内血栓および急性下肢動脈閉塞症の一治療例

    茅野 周治, 山本 高照, 大橋 伸朗, 福家 愛, 和田 有子, 瀬戸 達一郎 日本血管外科学会雑誌 32 (4), 289-294, 2023-07-16

    ...れを自覚した.CTにて腹部大動脈および総腸骨動脈内の壁在血栓と,右膝窩動脈の血栓閉塞を認めた.各種検査からネフローゼ症候群を背景として過凝固状態となり,血栓形成を来したと考えられた.腹部大動脈内血栓は抗凝固療法の方針とし,右下肢急性動脈閉塞症に対して緊急血栓除去を施行された.しかし術後3日目に施行されたCTにて,右膝窩動脈は再度閉塞を認めており,再度血栓除去ならびに下腿動脈へバルーン拡張術を施行され血流...

    DOI 医中誌

  • 胸部大動脈血管内治療と脊髄障害

    坂野 比呂志, 李 昌史, 池田 脩太, 川井 陽平, 杉本 昌之, 新美 清章 脈管学 63 (4), 45-49, 2023-07-10

    ...ADに対するTEVAR時SCI予防には側副血行,圧抜けなど脊髄への血流に留意する必要があると考えられる。</p>...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献10件

  • マイクロ流体デバイスを用いた血中循環腫瘍細胞の計測

    吉野 知子, 小林 海聖 電気学会誌 143 (7), 403-406, 2023-07-01

    ...<p>1.はじめに</p><p>血中循環腫瘍細胞(Circulating tumor cell:CTC)は,がん組織から血管内に侵入し,血流に乗り全身を循環する腫瘍細胞である。がんの転移に関与することが知られており,採血のみで低侵襲的に採取できる腫瘍細胞であることから,リキッドバイオプシーのターゲットとして注目され</p>...

    DOI Web Site 参考文献9件

  • 当科における超低出生体重児消化管穿孔例の検討

    縫 明大, 西堀 重樹, 橋本 さつき, 横山 新一郎, 浜田 弘巳 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 59 (4), 747-754, 2023-06-20

    ...</p><p>【結論】術前の全身状態評価において,腎動脈拡張期血流の途絶の有無およびDICの有無は有効な指標となり得る.正常な精神・神経学的発達には早期の経腸栄養の確立が重要であり,早期の経腸栄養確立の点から腸瘻造設の優位性が示唆された.</p>...

    DOI Web Site 医中誌

  • 肺分画症・先天性横隔膜ヘルニアに複雑心奇形を合併した1例の治療経験

    魚住 祐介, 金 聖和, 嶋村 藍, 髙山 勝平, 東 真弓, 文野 誠久, 青井 重善, 古川 泰三, 田尻 達郎 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 59 (4), 799-803, 2023-06-20

    ...<p>症例は生後2か月の男児で,胎児期から心奇形と右横隔膜上腫瘤を指摘され,出生後に両大血管右室起始症,肺動脈閉鎖症,動脈管開存症,心房中隔欠損症と診断された.横隔膜上腫瘤は検査所見から悪性腫瘍の可能性は低く,当初は待機的加療の方針であった.しかし生後1か月時の造影CTで,腫瘤は肺分画症病変が疑われた上,右先天性横隔膜ヘルニアも新たに指摘された.本症例は心奇形の治療を進める過程で,肺血流を増やし肺血管床...

    DOI Web Site 医中誌

  • EXIT 法下に気管切開術を施行した経験

    水本 結, 村山 陽子, 松本 尚之, 明石 健 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 126 (6), 794-798, 2023-06-20

    <p> EXIT 法 (Ex utero intrapartum treatment) とは, 酸素化が維持された臍帯非切断下に上気道閉塞が危惧される胎児に対し気道確保や腫瘍摘出などを行う技術である. 今回われわれは, 出生前の画像検査で下顎の欠損, 耳介の偏位を認め無下顎耳頭症が疑われた症例に対しEXIT 法下の気管切開術を行った. EXIT 法開始から16分後に胎児徐脈のためEXIT …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献5件

  • R–P時間比による下肢動脈の血行動態的評価—ABIとの比較—

    佐々木 有沙, 藤崎 純, 金子 南紀子, 来住野 雅, 高橋 奎太, 大山 貴衣, 宇都宮 誠, 中村 正人, 前谷 容 超音波検査技術 48 (3), 272-282, 2023-06-01

    ...</p><p><b>考察</b>:ABIは膝下病変を含む病変群に関しては,必ずしも評価したい血行路の血流を反映していない可能性が考えられるが,RPRは鼠径部から足関節部までの総大腿動脈~前脛骨動脈,総大腿動脈~後脛骨動脈それぞれの血行動態を評価することができる優れた指標であると考えられる....

    DOI Web Site 医中誌

  • 補充液加温と血液加温の小児回路における加温性能の比較

    吉田 圭介, 山香 修, 木下 正啓, 内村 鴻一, 福田 理史, 平湯 恒久, 中村 篤雄, 山下 典雄, 高須 修 日本急性血液浄化学会雑誌 13 (2), 97-101, 2023-06-01

    ...【方法】水道水をCHD,除水なし,透析液流量400mL/h,血流量(Q<sub>W</sub>)10,20,30mL/minの条件で水温37.5℃の恒温水槽内に再循環させた。加温器の温度設定はAでoff,40℃(A off,A40),PCでoff,40,43℃(PC off,PC40,PC43)にした時と,A40の返血回路に43℃のPCを装着(A40+PC43)した時の返血出口の水温を測定した。...

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  • LEADにおける血管内治療;腸骨動脈

    岩越 真一, 市橋 成夫, 田中 利洋, 吉川 公彦 日本フットケア・足病医学会誌 4 (2), 71-76, 2023-05-31

    ...<p> 腸骨動脈領域の血管内治療は, 血流改善効果も大きく症状改善に大きく寄与する. 本稿では, 腸骨動脈領域の血管内治療について適応から実際の手技, エビデンスなどを概説する.</p>...

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  • 下肢血行再建術におけるレーザードップラーフローメーターの使用経験

    山本 和輝, 市橋 成夫, 岩越 真一, 平賀 俊, 中井 貴大, 玉田 沙也香, 廣瀬 友亮 日本フットケア・足病医学会誌 4 (2), 108-112, 2023-05-31

    ...<br> その血行再建術の治療評価には従来さまざまな方法が用いられてきたが, 術中に経時的に微小血管血流を評価することは困難であった. そこで間欠性跛行を呈するLEADの血行再建術中に, レーザードップラーフローメーターを使用して評価を試みた. 術中より血流量の増加が認められ, 血行再建術中の微小血管血流評価に有用である可能性が示唆された.</p>...

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  • 苦味の違いが咀嚼時の咬筋筋活動と脳内血流に及ぼす影響

    志賀 博, 荒川 一郎, 中島 邦久, 横山 正起, 上杉 華子, 小見野 真梨恵, 佐野 眞子, 仁村 可奈 日本全身咬合学会雑誌 29 (1), 1-6, 2023-05-31

    ...<br>そこで,本研究では苦味の違いが咀嚼時の咬筋筋活動と脳内血流に及ぼす影響を明らかにするため,苦みの異なる3 種類のグミゼリー(苦くない,やや苦い,苦い)咀嚼時の咬筋筋活動と脳内血流を分析した.その結果,3 種類のグミゼリー咀嚼時における咬筋筋活動の積分値は近似し,3 種類のグミゼリー咀嚼間に有意差は認められなかった(表1).脳内血流は,いずれのグミゼリーでも咀嚼中に有意に増加し,咀嚼終了後に減少...

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  • 小腸腺腫による腸重積症から上腸間膜静脈血栓症を発症した1例

    馬庭 幸詩, 鷹尾 千佳, 甲村 稔, 野中 健一, 日下部 光彦 日本腹部救急医学会雑誌 43 (4), 753-756, 2023-05-31

    ...Treitz靭帯より約310cmの回腸に腫瘍による重積を認め,術前の画像診断で血栓は広範囲であったものの腸管の血流は良好であったため,同部位の小腸部分切除のみ行った。術後翌日からヘパリン投与を開始し合併症なく術後14日目に退院した。本症例は凝固因子欠損症や凝固亢進をきたしうる背景はなく,腸重積により腸間膜静脈の還流不全からSMVTを発症したと考えられたため文献的考察を加えて報告する。</p>...

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  • Shaggy Aortaに生じた上腸間膜動脈塞栓症の1例

    当間 智子, 高石 聡, 岩崎 好太郎 日本腹部救急医学会雑誌 43 (4), 761-764, 2023-05-31

    ...上腸間膜動脈の塞栓子を摘除し血流再開を得たが,色調が回復しなかった回盲部と上部空腸を切除した。その後,短腸症候群を回避するために,2回にわたり分割手術を行い最終的に小腸を約200cm残存せしめた。病理組織学検査の結果,塞栓子は血栓ではなく粥腫であった。まれながらshaggy aortaからの粥腫が塞栓を起こすことがあり,塞栓子の外科的摘出を考慮する必要があると思われた。</p>...

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  • 特徴的な画像所見から術前診断し得た胆囊捻転症の3例

    畑岡 努, 産本 陽平, 絹田 俊爾 日本腹部救急医学会雑誌 43 (4), 793-795, 2023-05-31

    ...<p>胆囊捻転症は高齢女性に好発し,胆囊壁の血流障害を生じ緊急手術を要する。当院では2016年から2022年に3例の胆囊捻転症を経験した。症例1は99歳,女性。心窩部痛を主訴に当院を受診した。CTで胆囊壁の肥厚と胆囊管の途絶像を認めた。症例2は82歳,女性。右季肋部痛を主訴に当院を受診した。CTで胆囊腫大と胆囊管の渦巻き像を認めた。症例3は89歳,女性。右季肋部痛を主訴に当院を受診した。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 左肺全摘術を施行し救命した人工呼吸管理中の肺粘表皮癌の一例

    垣淵 大地, 石原 駿太, 下村 雅律, 池部 智之, 井上 匡美 日本呼吸器外科学会雑誌 37 (4), 229-235, 2023-05-15

    ...しており,肺温存術式では感染巣遺残による合併症が懸念され,かつ,左主肺動脈閉塞試験にてPaO<sub>2</sub>/FiO<sub>2</sub>比が208から420まで改善したことを確認した上で開胸左肺全摘術を施行した.手術後に酸素化能は改善し合併症なく術後24日目に退院した.片側全無気肺を呈し人工呼吸管理を要した肺粘表皮癌に対して左肺全摘術が有効であった.肺動脈閉塞試験による酸素化能改善は肺換気血流不均等...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献13件

  • 心室中隔穿孔に対する右房アプローチによるsandwich patch法の1例

    平山 大貴, 真鍋 晋, 弓削 徳久, 齋藤 友宏 日本心臓血管外科学会雑誌 52 (3), 159-162, 2023-05-15

    ...<p>症例は84歳男性,2カ月前より全身倦怠感,数日前より安静時呼吸困難となり近医を受診した.心臓超音波検査で心室中隔基部に1.5 cmの欠損孔と左右シャント血流を認めた.亜急性期心筋梗塞による心室中隔穿孔の診断で緊急手術を施行した.右房斜切開すると三尖弁中隔尖の直下に穿孔部位を認めた.ウシ心のう膜パッチを用いたsandwich patch法で穿孔部位を閉鎖した.術後は遺残シャントなく,順調に経過し...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献7件

  • 脳トレゲーム実施時の脳血流動態変化のfNIRS による評価

    福田 恵子 日本臨床生理学会雑誌 53 (2), 61-68, 2023-05-01

    ...<p> 認知症予防策として実施されている脳トレーニングの効果を高めるには対象者に合わせた課題の選定や効果の経時的な評価が望まれる.本研究では脳トレーニング効果の客観的な評価を目的として,脳トレミニゲーム実施に伴う脳血流動態変化を近赤外分光法により測定し,脳血流動態変化とアンケートによる仕事負担量を主観的指標として両者の関連性を評価した.被験者は18 ~ 20 歳の10 名である.実験には「脳トレ:脳...

    DOI 医中誌

  • 下肢浮腫を主訴として発見された遅発性大腿動脈仮性瘤に対するウシ心囊膜パッチを用いた動脈修復術

    川谷 洋平, 齊藤 寛文, 堀 隆樹 日本血管外科学会雑誌 32 (3), 151-156, 2023-05-01

    ...い.その際には大伏在静脈が広く使用されるが,それが使用できない場合には手術に用いる材料について検討が必要となる.88歳男性,18年前に両側大伏在静脈を使用し,左大腿動脈から体外循環の送血を行った大動脈基部置換術を受けた既往があった.左下肢全長の浮腫を訴えて来院した.下肢動静脈超音波検査にて,左総大腿動脈内側壁に6 mm大のentryをもつ50 mm径の仮性動脈瘤を認め,総大腿静脈が圧排され静脈内に血流...

    DOI 医中誌

  • 回結腸静脈経由に右門脈血栓を除去し左肝切除術を施行しえた肝門部領域胆管癌肉腫の1例

    西村 透, 上月 章史, 前田 詠理, 秋田 真之, 森川 達也, 阿部 紘一郎, 田中 智浩, 金田 邦彦, 織田 大介, 坂本 憲昭, 今井 幸弘 日本消化器外科学会雑誌 56 (5), 263-272, 2023-05-01

    ...したため,内視鏡的胆道ドレナージ(endoscopic biliary drainage;EBD)tubeの留置を行った.処置後膵炎を生じ,CTにて炎症に起因すると思われる門脈本幹から右枝を充満する血栓を認めた.経上腸間膜動脈的に血栓溶解療法を施行するも,血栓の溶解に至らず,乳頭部から術後出血を併発したため,血栓確認後4日目に開腹下に回結腸静脈経由でカテーテルを留置し,門脈内血栓吸引術を施行した.門脈血流...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献34件

  • 透析シャントの臨床的閉塞症例に対するサーベイランスと早期治療の重要性

    村井 則之, 西山 綾子, 松浦 壮平, 向後 寛子, 保科 克行 静脈学 34 (1), 29-33, 2023-04-27

    ...【方法】2009年10月1日から2020年11月30日に臨床的透析シャント閉塞と診断され当科でvascular access interventional therapy(VAIVT)治療を行った280症例を対象とした.エコーで完全閉塞が確認された127例(閉塞群)と,血流がわずかでも認められたnear occlusion(切迫閉塞群)153例の3年後までの予後を比較した.全症例3カ月ごとにエコーで...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献6件

  • 認知症診療における脳画像診断の有用性

    清水 聰一郎 日本老年医学会雑誌 60 (2), 93-102, 2023-04-25

    ...</p><p>特に,認知症の原因疾患としてADでさえも,若年性ADでは特徴的なMRI所見を取らないことや,高齢者における混合病理の存在から,形態画像のみでは正確な診断は容易とは言えない.そのため,CT,MRIの形態画像のみならず,血流低下や代謝低下部位を早期から観察することのできる脳血流SPECTやDaTイメージング,MIBG心筋シンチに代表される機能画像が重要になってくる....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献22件

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