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検索結果 196 件

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  • 表面を粗くした銀箔を用いる表面増強ラマン散乱法による微量フェルラ酸分析

    野口 穂乃花, 国村 伸祐 分析化学 73 (1.2), 39-43, 2024-01-05

    ...<p>本研究では,簡単な微量フェルラ酸の表面増強ラマン散乱(SERS)スペクトルの測定方法を検討した.SERS基板として硝酸で表面を粗くした銀箔を用いることにより,0.5 mg L<sup>−1</sup>のフェルラ酸溶液の液滴からフェルラ酸に由来するラマンピークを観測することができた.</p>...

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  • 金ナノフェーブ型SERS活性ナノ構造体とマイクロ流体デバイスの統合

    三枝 峻也, 田中 拓, 納谷 昌之, 福岡 隆夫, 天野 壮, 内海 裕一, 山口 明啓 電気学会論文誌E(センサ・マイクロマシン部門誌) 143 (6), 120-125, 2023-06-01

    <p>Surface-enhanced Raman scattering (SERS) is expected to be applied to real-time measurements in bioanalysis and environmental analysis because of its high sensitivity, label-free measurements, …

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  • レーザーと凝集粒子の相互作用に起因する諸現象の解明

    瀬戸 章文 ホソカワ粉体工学振興財団年報 29 (0), 41-46, 2022-05-25

    ...取り組んだ.表面増強ラマン散乱は,逆に粒子の凝集状態(ナノ粒子間のコンタクト)の制御が特異な光散乱現象において重要となる.そこで,濃度を調整した銀ナノ粒子懸濁液の噴霧乾燥により得られるエアロゾルを静電分級装置により分級して凝集状態を制御した.得られる凝集体を基板上に沈着(積層)させ,表面増強ラマン特性を評価したところ,粒子間の結合が極めて高いラマン散乱増幅効果を発現することを明らかとなった....

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  • 表面増強ラマン測定のトライボロジーへの応用

    黒川 想平, 谷 弘詞, 多川 則男, 小金沢 新治, 呂 仁国 関西支部講演会講演論文集 2021.96 (0), 2407-, 2021

    ...<p>ラマン分光法は微弱なラマン散乱光を検出し,試料中の分子同定が可能な分析手法である.大気中で迅速かつ簡便に測定可能である反面,数nmオーダーの極薄膜には十分な測定感度を有していない.そこで金属微粒子に吸着した分子のラマン散乱強度が著しく増大する,表面増強ラマン散乱(SERS)を利用したプラズモンレンズを開発した.プラズモンレンズを使用し,極薄膜分析のニーズが高いトライボロジー分野での応用を検討した...

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  • α–テルチオフェン単分子接合の表面増強ラマン散乱による構造解析

    小林 柊司, 金子 哲, 西野 智昭 日本表面真空学会学術講演会要旨集 2021 (0), 2P26S-, 2021

    ...<p>単分子接合におけるπ共役系を介した電子輸送は,電気伝導度の減衰率の低さから注目されている.本研究では,高い伝導性を保持するためα–テルチオフェン分子を直接金属間に架橋し,電気伝導特性と表面増強ラマン散乱(SERS)を同時に計測した.単分子接合は幅広い電気伝導度を示し、伝導度に応じSERSスペクトルは変化した.振動エネルギーの変化より分子と金属の接合位置の違いが電気伝導度に影響することが分かった...

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  • 表面増強ラマン散乱による1,4-ベンゼンジチオール単分子接合の温度計測

    安楽岡 浩司, 金子 哲, 西野 智昭 日本表面真空学会学術講演会要旨集 2020 (0), 263-, 2020

    ...本研究では表面増強ラマン散乱(SERS)計測により1’4-ベンゼンジチオール(BDT)単分子接合の温度計測を試みた。BDT単分接合形成時におけるストークス及びアンチストークス散乱に由来したピーク強度比から温度を得た。加熱効果による温度上昇を検討したところ、レーザー強度に依存した接合温度の検出に成功した。</p>...

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  • 金コート磁性ナノ粒子における表面増強ラマン散乱の発現と生体分子の検出

    藤野 真志, 渋澤 和希, 塚田 孝祐 生体医工学 Annual57 (Abstract), S252_1-S252_1, 2019

    ...<p>ラマン分光法は生体分子や細胞を非侵襲的に検出する手法として期待されている.しかし,その散乱光強度は微弱であるため,表面増強ラマン散乱 (Surface Enhanced Raman Scattering: SERS) などによる増強機構を利用することで高感度化される.本研究では,SERS増強場の自在な制御と目的分子の高感度検出を目的として,磁性ナノ粒子に金をコートしたSERS発現用のナノ粒子を...

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  • 電子及び振動ラマン散乱の表面増強分光による電気化学界面のその場計測

    磯貝 太一, 本林 健太, 池田 勝佳 日本表面真空学会学術講演会要旨集 2019 (0), 1Fp03-, 2019

    ...<p>表面増強ラマン散乱は、金属表面近傍に存在する化学種を選択的かつ高感度に観察可能な振動分光法である。しかし、そのスペクトルには電子ラマン散乱の情報も含まれている。本発表では、両者を使った電気化学界面の新しい観察法について報告する。</p>...

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  • 先進フォトニクスを利用した在宅ケアデバイスの開発

    山田 憲嗣, 吉本 佳世, 小玉 伽那 生体医工学 Annual56 (Abstract), S137-3-S137-3, 2018

    ...簡易服薬管理システムはシルメル試験紙などのように紙ベース基板にナノ構造を施したフォトニクス結晶を配置し、ナノ構造に滞留した涙液中の薬物成分を表面増強ラマン散乱法により解析する簡便な装置である。また、LED を利用した光音響装置は従来のレーザーを利用した装置と比較し、携帯が可能であり安全面でも優位である。本装置を用いて、初期の褥瘡発生部位の検証を行ったので報告する。</p>...

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  • 金ナノ構造を用いた単一生体分子のナノプラズモニック分光分析

    森崎 冴香, 矢野 隆章, 原 正彦 表面科学学術講演会要旨集 2018 (0), 323-, 2018

    ...表面増強ラマン散乱分光法は、ラベルフリーでの単一分子検出が可能であるため、ナノバイオ計測への応用が精力的に進められている。本研究では、ナノギャップを有するプラズモニック構造を設計・作製し、ギャップにおける電場増強効果を利用して生体分子認識反応の表面増強ラマン散乱分光計測を行った。生体分子認識反応時のラマンスペクトル変化を測定することによって、反応サイトや分子構造を振動分光学的に解析した。...

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  • 単一分子の表面増強ラマン散乱

    金子 哲, 木口 学 日本物理学会誌 72 (5), 328-333, 2017-05-05

    ...<p>単一分子の状態を調べ,動かし,利用することはナノテクノロジーの究極の目的である.現在までにSTMをはじめとする様々な単分子計測,操作技術が開発されてきた.しかし,室温で物性・機能が発現している単分子をそのまま観測することは今でも困難である.我々は,室温で単分子を計測できる手法として表面増強ラマン散乱(SERS)に注目している.SERSは金属ナノ構造体に形成される光増強場を利用した高感度の振動分光...

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  • 表面層評価のための島状の銀薄膜による固体表面における表面増強ラマン散乱

    古谷 龍嗣, 梅本 好日古, 山口 誠, 山本 良之 精密工学会学術講演会講演論文集 2017S (0), 493-494, 2017

    ...本研究では,固体試料の極表面層を非破壊にて評価できる表面増強ラマン散乱(SERS)について着目した.これまで,シリコン基板上にDLC(ダイヤモンドライクカーボン)を製膜した試料に異なる膜厚の銀薄膜を蒸着することにより,SERS効果に変化が生じることが確認された.本発表では,異なる銀薄膜を蒸着後の試料のSERS効果において,蒸着速度や基板温度,蒸着面の不均一性などについて検討する....

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  • プラズモン共鳴を用いた増強分光:基礎とその展開

    伊藤 民武, 山本 裕子 色材協会誌 90 (12), 420-425, 2017

    ...本解説ではプラズモン増強分光の増強メカニズムについてプラズモン増強分光の一種である表面増強ラマン散乱分光を用いて解説する。そして表面増強ラマン散乱分光を1分子の構造変化の観察に応用した例を報告する。また,プラズモン増強分光にナノ粒子の代わりにプラズモニックナノワイヤーを用いる利点について紹介する。おわりにプラズモン増強のメカニズムの限界を超えたときに生じる興味深い新奇現象について報告する。</p>...

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  • 基板上で光成長させた金属ナノ構造のSERS活性評価

    李 景韶, 渡辺 真司, 荒木 聡, 佐々 文洋, 林 健司 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2016 (0), 253-253, 2016

    ...表面増強ラマン散乱(SERS)活性を示す金属ナノ構造の作製方法は現在活発に研究されており,よりシンプルかつ低コストで,増強倍率の高いSERS活性表面の作製法が望まれている.本研究では光照射を用いて基板上に固定した金ナノ粒子を銀イオン溶液中で成長させ,SERS活性をもつナノ構造を作製した.成長した金属ナノ粒子間のナノギャップは特に強い表面プラズマン共鳴が生じるホットスポットとなり,目標分子のラマン信号...

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  • 表面増強ラマン散乱用グラフェン/銀基板の作製

    鈴木 誠也, 吉村 雅満 表面科学学術講演会要旨集 36 (0), 344-, 2016

    ...銀は高い表面増強ラマン散乱(SERS)強度をもつが、化学的安定性に課題がある。本研究は、大面積単結晶グラフェンを用いてグラフェン/銀構造を作製し、酸性溶液中でのSERSやSERS強度の評価を行った。...

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  • リチウム-空気二次電池正極反応素過程の表面増強ラマン散乱分光法による解析

    冨田 健太郎, 野口 秀典, 魚崎 浩平 表面科学学術講演会要旨集 35 (0), 227-, 2015

    ...ジメチルスルホキシドベースの電解液を用いたリチウム-空気二次電池中の、正極表面における反応素過程を、表面増強ラマン散乱分光法により調べた。酸素の一電子還元により生成するスーパーオキサイドに帰属される信号が得られた。スーパーオキサイドの信号のラマンシフトは、支持電解質のカチオンの違いに依存しており、信号の強度は支持電解質のカチオンとアニオンの解離定数に依存することが明らかとなった。...

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  • 金ナノ粒子自己集合体の表面増強ラマン散乱による超高感度分析

    福岡 隆夫, 森 康維 Oleoscience 14 (1), 5-10, 2014

    ...<p>金ナノ粒子(AuNPs)の自己集合体は表面増強ラマン散乱(SERS)のような局在プラズモン共鳴(LPR)に関係する機能性ナノ構造として興味を集めている。金ナノ粒子コロイドが凝集するとSERS活性を持った異方性凝集体が生じるが,このような凝集は不安定であり,凝集体モルフォロジーに対応するLPRの機能も失われてしまう問題があった。...

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  • 細胞機能解析のためのナノニードル搭載型バイオプローブの開発(第9報)

    小澤 辰也, 伴野 元紀, 伊藤 康治, 永井 萌土, 川島 貴弘, 柴田 隆行 精密工学会学術講演会講演論文集 2014S (0), 451-452, 2014

    ...本研究では,原子間力顕微鏡(AFM)のプローブ先端部を中空構造の先鋭化ナノニードルとすることで,高度な細胞機能イメージングを可能とするバイオプローブの開発を目的としている.本報では,低侵襲での細胞膜穿孔を実現するための振動援用効果を検討した.さらに,ナノニードル表面にAgナノ粒子を固定化することで,細胞内の表面増強ラマン散乱(SERS)イメージング機能を付加するための基礎的検討を行った....

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  • 表面増強振動分光法を用いた電極触媒反応のin situ計測

    八木 一三, 波田野 智章, 猪熊 喜芳 表面科学学術講演会要旨集 34 (0), 72-, 2014

    ...表面増強振動分光法は、電気化学界面をin situで計測できる優れた手法であり、本研究では表面増強赤外吸収分光(SEIRAS)法や表面増強ラマン散乱(SERS)分光法を用いて電極触媒反応が起こっている界面を計測した例について報告する。...

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  • 金ナノ粒子の曝露により誘導される血液毒性と長期的な安全性評価の必要性

    山口 真奈美, 吉岡 靖雄, 平井 敏郎, 髙橋 秀樹, 角田 慎一, 東阪 和馬, 堤 康央 日本毒性学会学術年会 41.1 (0), O-42-, 2014

    ...さらに、表面増強ラマン散乱により高感度に検出できるため、疾患の診断薬やDDSキャリアの開発など、金ナノ粒子の医薬品への応用が進められている。医薬品としての応用に向けて、金ナノ粒子の安全性確保が必須であり、体内動態・ハザード発現に関して、粒子径や表面修飾などの物性と関連付けた情報の収集が重要である。しかし、金ナノ粒子の急性的な毒性評価は進んでいるものの、長期的な検討は、ほとんど行われていない。...

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  • 表面プラズモン励起ラマン計測による水酸化フラーレン分子加工原理に関する研究

    村井 亮太, 高谷 裕浩, 林 照剛, 道畑 正岐 精密工学会学術講演会講演論文集 2014S (0), 153-154, 2014

    集積回路のさらなる高集積化には各銅配線層の平坦化が不可欠であり、ナノメートルオーダの化学機械研磨(CMP)が用いられている。筆者らは研磨砥粒として水酸化フラーレンを提案している。水酸化フラーレンは化学反応性が高く、材料除去への寄与も大きい。そこで本研究では,伝搬・局在ラマン散乱光によって銅表面近傍の化学的相互作用を解析し、水酸化フラーレンによる加工原理を調べたので報告する。

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  • 金微粒子によるSiC上グラフェンの表面増強ラマン散乱

    関根 佳明, 日比野 浩樹, 小栗 克弥, 岩本 篤, 永瀬 雅夫, 影島 博之, 佐々木 健一, 赤崎 達志 レーザー研究 42 (8), 652-, 2014

    The surface-enhanced Raman scattering (SERS) of graphene on SiC with Au nanoparticles makes it possible to identify the spectrum of a buffer layer, which is a non-conductive carbon layer located …

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  • 表面増強ラマン散乱におけるギャップモードの重要性

    二又 政之, 千葉 駿人, 鈴木 悠宜, 半田 紗織 表面科学学術講演会要旨集 33 (0), 227-, 2013

    ...表面増強ラマン散乱による高感度界面分光のためにギャップモードラマンが有用である。本講演では、(1)金や銀ナノ粒子間を分析対象化学種で接合するflocculation法、(2)銀ナノ粒子と減衰の大きな金属基板間のギャップモード、及び(3)伝搬性表面プラズモンとギャップモードの効率的な複合化についての測定結果及び関連する局所電場計算の結果を報告する。...

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  • 金ナノロッド二量体の形成とその表面増強ラマン散乱活性

    箱田 秀一郎, 金須 美紀子, 鳥越 幹二郎, 遠藤 健司, 酒井 健一, 酒井 秀樹, 阿部 正彦 色材協会誌 86 (10), 365-370, 2013

    側面同士が連結した金ナノロッド二量体をヘキサデシルアンモニウムブロミド(CTAB)二分子層を1-へキシルアミンでリガンド置換することによって形成させた。1-へキシルアミン添加により金ナノロッドは徐々に凝集し,それは金ナノロッドの縦の局在表面プラズモン(LSPR)バンドがブルーシフトすることから確かめられた。1-ヘキシルアミンの添加後約4時間で二量体がおもに生成することがわかった。金ナノロッド二量…

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  • ギャップモードを利用した減衰の大きな金属表面の高感度ラマン分光

    鈴木 悠宜, 千葉 駿人, 二又 政之 表面科学学術講演会要旨集 33 (0), 154-, 2013

    ...一般に金、銀、銅などの貨幣金属表面でのみ、表面増強ラマン散乱は有効と考えられている。しかし、銀ナノ粒子または金ナノ粒子と、減衰の大きな白金や鉄などの基板間のギャップモードプラズモンを光で共鳴励起することで、これらの金属基板上の吸着分子のラマン散乱が10^8-10^9倍も大きく増強された。この手法の利用のための重要な技術である金属ナノ粒子の効率的な固定法についても実験的に検討した。...

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  • 枝分かれ金ナノ粒子のSERS特性評価

    小池 勇太, 早川 知克, 野上 正行 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2012S (0), 174-174, 2012

    ...金ナノ粒子の局在表面プラズモン共鳴に起因する表面増強ラマン散乱(SERS)は,非常に高いラマン散乱強度を得られるため,高感度で選択性のある有機分子測定ができるバイオセンシング材料としての応用が期待されている.そこで本研究では,より多くのとげを持つ枝分かれ金ナノ粒子を作製し,そのSERS特性を測定していくことによって,高感度バイオセンサに応用できるような優れたSERS特性を持つ金ナノ粒子を作製すること...

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  • 表面増強ラマン散乱

    二又 政之 表面科学 33 (4), 216-222, 2012

    Recent developments in Surface Enhanced Raman scattering (SERS) towards single-molecule sensitivity and nanometer spatial resolution are reviewed. Particular focus is placed on detailed mechanism …

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  • バイオ分野における表面プラズモンの利用

    梶川 浩太郎 応用物理 80 (9), 785-789, 2011-09-10

    ...<p>金属ナノ粒子中の局在表面プラズモンを用いた生体検出や医療への応用について,最近の話題を二つ紹介する.一つは表面プラズモン共鳴による表面増強ラマン散乱を使った生体物質などの検出や生体組織のイメージングである.もう一つは,それを用いた近赤外光の高効率利用である.高コントラストな生体組織の近赤外イメージングやがんの光熱治療が研究されている.</p>...

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  • 生体分子のマイクロ/ナノ分光イメージング

    藤田 克昌, 河田 聡 応用物理 78 (12), 1118-1122, 2009-12-10

    ...<p>光学顕微鏡による顕微観察の最大の利点は,生物試料を生きたまま低侵襲により観察できる点である.さらに近年では,振動分光法を利用して試料内の分子を無標識で同定・分析しながら観察する技術が発展している.本稿では,ラマン散乱と表面増強ラマン散乱を利用した,マイクロからナノメートルスケールでの分子イメージング技術について紹介する.</p>...

    DOI Web Site 参考文献26件

  • 金属ナノ粒子の基礎と最近の話題

    兵野 篤, 米澤 徹 色材協会誌 82 (10), 468-474, 2009

    Recently, metal nanoparticles have been attracting much interest as a new industrial material with their unique properties such as localized surface plasmon resonance (LSPR) and catalytic properties …

    DOI Web Site 参考文献48件

  • ラマン散乱を用いた無標識分子イメージング

    藤田 克昌 日本レーザー医学会誌 30 (4), 416-420, 2009

    ...ラマン散乱分光法は試料中の分子の振動を検出するため,分子構造や環境,およびそれらの状態を分析する強力な手法として用いられてきた.近年,このラマン散乱を利用して試料内の分子を分析しながら観察するレーザー顕微鏡の開発が進んでおり,それにより分子を無標識でイメージングすることが試みられている.コヒーレントアンチストークスラマン散乱,表面増強ラマン散乱等,高感度なラマン散乱顕微鏡の開発もさかんに行われており...

    DOI 医中誌 参考文献36件

  • SERS不活性な白金・パラジウム上における有機単分子層のギャップモード増強ラマン観察

    佐藤 潤, 池田 勝佳, 魚崎 浩平 表面科学学術講演会要旨集 29 (0), 101-101, 2009

    ...表面増強ラマン散乱(SERS)は金属上に吸着した分子の状態を調べる有力な手法である。しかし、触媒金属として重要な白金族への適用は、表面プラズモンの内部減衰が大きいために困難である。本研究では、ギャップモードプラズモン励起法を用い、白金とパラジウム単結晶面上における増強ラマン観察を試みた。...

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  • 自己組織化された銀ナノ粒子連結体とそのSERS特性

    田中 大樹, 河村 剛, YANG YONG, 野上 正行 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2008S (0), 2D03-2D03, 2008

    複数の近接する金属ナノ粒子に光を照射すると、粒子間隙に強い電場が発生し、ラマン散乱強度が増大する効果(SERS)がみられる。本研究では、ガラス基板上での銀ナノ粒子の集合状態制御とそのSERS特性について検討した。水溶液系から合成した銀ナノ粒子は、遠心分離してアルコール溶媒中に分散させた。TEM観察から、アルコール溶媒中の粒子には複数個つながった鎖状体が含まれることを明らかにした。ガラス基板上に自…

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  • 同心円プラズモンアンテナ型分子センサーの設計と表面増強ラマン散乱による分子の検出

    柳沢 雅広, 中西 卓也, 梶浦 真由紀, 島本 直伸, 齋藤 美紀子, 会田 敏之, 加藤 邦男, 逢坂 哲彌 表面科学学術講演会要旨集 28 (0), 110-110, 2008

    同心円型のプラズモンアンテナを有する分子センサーをFDTD法により設計し、その形状を最適化した。リフトオフ法でAg膜の加工を行い、センサーを作製した。センサー表面にシスタミンの自己集積単分子膜を形成し、同センサーに532nmの励起波長を照射することによりセンサー中心部で大きなラマン強度が観察され、感度の高いラマン散乱スペクトルを得ることができた。

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  • LSPのカップリングを抑制した金ナノロッド自己組織化膜のSERS特性

    河村 剛, 楊 勇, 野上 正行 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2007F (0), 640-640, 2007

    ガラス基板上で高濃度に集合した金ナノロッド(16×250 nm)自己組織化膜から,金ナノロッドのLSPに帰属される大きな光消失ピークが830 nmと2200 nmに観測された.また,TEM観察において,金ナノロッドは溶液中で直列方向に任意の角度を保って連結していることが確認された.この連結はCTABとクエン酸の静電的親和力によって起こると結論付けられ,さらにこの連結により,ナノロッドは基板上で細…

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  • 銀ナノ粒子に吸着した色素分子の近接場SERS

    田中 大樹, 楊 勇, 早川 知克, 野上 正行 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2007S (0), 517-517, 2007

    ...金属ナノ構造に吸着した分子種からのラマン強度が著しく増加する表面増強ラマン散乱(SERS)は、生化学・医療分野における蛍光を用いない新しいバイオセンサーへの応用が期待されている。本研究では連結した金属ナノ粒子が示す表面プラズモンによる局所増強電場とSERS発現について検討した。...

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  • 金属サンドイッチ構造における傾斜電場ラマン及びハイパーラマン

    池田 勝佳, 藤本 憲宏, 魚崎 浩平 表面科学講演大会講演要旨集 27 (0), 190-190, 2007

    ...表面増強ラマン散乱ではしばしばラマン不活性な振動モードが観察される。原因のひとつとして傾斜電場の効果があると考えられているが、粗い金属表面での増強ラマン測定では議論が困難である。そこで平滑な金属単結晶表面の単分子膜についてギャップモード誘起ラマン測定法を用いて傾斜電場の効果を調べた。また、ハイパーラマンとの比較による検討も行ったので報告する。...

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  • AgナノロッドアレイによるSERS基盤を用いた細胞測定への試み

    浅田 映美, 鈴木 基史, 和田 吉典, 福岡 隆夫, 森 康維, 富田 直秀 表面科学講演大会講演要旨集 26 (0), 253-253, 2006

    ...本研究は動的斜め蒸着で金属ナノロッドアレイを作成し、それを表面増強ラマン散乱(SERS)基板として細胞測定へ応用させることを目指している.基板の吸光度を測定した後、細胞培養環境下におけるSERS活性の状態を知るために今回はまず細胞培養時に用いる培養液(DMEM)を用いて基板を浸漬させた場合、浸漬後洗浄した場合のSERS活性状態を検証した....

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  • 銀デンドライトにおける表面増強ラマン散乱

    柳沢 雅広, 齋藤 美紀子, 和田 恭雄, 大橋 啓之, 中山 景次 表面科学 26 (9), 532-536, 2005

    We have studied an indirect observation for surface plasmons on a variety of nano-structured surfaces by means of surface-enhanced Raman scattering (SERS). In this report, we find the ultrahigh …

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献10件

  • 銀デンドライトにおける表面増強ラマン散乱

    柳沢  雅広, 斉藤 美紀子, 大橋 啓之, 中山 景次 表面科学講演大会講演要旨集 24 (0), 189-189, 2004

    ...ナノ粒子ではなくナノワイヤー的な構造においても表面増強ラマン散乱(SERS)効果が初めて観察された。...

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  • 腐食抑制機構研究のための表面増強ラマン散乱分光法

    荒牧 國次 Zairyo‐to‐Kankyo 50 (6), 264-270, 2001

    Investigations on inhibition mechansims of copper corrosion in aqueous solutions by surface-enhanced Raman scattering (SERS) spectroscopy have been reviewed. SERS spectra of species adsorbed on the …

    DOI 被引用文献4件

  • 腐食抑制機構研究のための表面増強ラマン散乱分光法

    荒牧 國次 Zairyo‐to‐Kankyo 50 (4), 138-143, 2001

    Surface-enhanced Raman scattering (SERS) spectroscopy, which is a useful tool for providing an <i>in-situ</i> molecular-level information of corrosion inhibitors at the metal-solution interface, is …

    DOI 被引用文献1件

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