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検索結果 573 件

  • 中途採用者の職場における技能獲得とアイデンティティ変容プロセスに関する質的分析

    澁谷 菜穂子, 尾澤 重知 日本教育工学会研究報告集 2024 (1), 193-200, 2024-05-11

    ...<p>本研究の目的は,ポテンシャル採用枠の中途採用者5名を対象に,入社から一人前に至るまでに獲得した職務上の技能とアイデンティティの変容プロセスを,組織社会化の観点から検討することである.半構造化インタビューを実施し,複線径路等至性アプローチ(TEA)にて分析した.その結果,技能獲得に至る行動は,前職で形成されたアイデンティティが影響していた.組織が定める一人前に至った後は,前職と現職を比較し,職場...

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  • 教師とスクールカウンセラーの良い協働のプロセス及びその促進要因の検討

    鍋田 彩菜, 渡邊 誠 臨床心理発達相談室紀要 6 67-106, 2024-03-19

    ...教員経験が豊富な男性中学校教師3名にインタビュー調査を行い、結果を複線径路・等至性モデリング、KJ法で分析した。良い協働の背景には、教師がスクールカウンセラーに対して強い信頼感を持っていること、スクールカウンセラーが教員に積極的な姿勢で働きかけていることなどがあると明らかになった。...

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  • 弾き歌い初学者の苦手意識の変容 ―保育者養成課程音楽授業におけるケーススタディ―

    高須, 裕美, TAKASU, Hiromi 名古屋短期大学研究紀要 (62) 47-55, 2024-03-15

    ...研究協力者1名に対して, 各授業における体験と語彙記述による意識調査を行い, その心理的プロセスにおける変容を複線経路・等至性モデルを用いて分析することを試みた。その結果, この事例における苦手意識は, 「弾くことと歌うことの同時行為が維持できないために起こる段階」「弾くことと歌うことのどちらかの行為に起こる段階」の2段階に分けられた。...

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  • 専門機関未利用者の発達障害Web サイト閲覧のプロセス

    新納 あんり 九州大学総合臨床心理研究 15 57-62, 2024-03-15

    ...本研究は発達障害に関する悩みを持つが専門機関への相談経験のない青年期において,発達障害に関する情報Webサイトを閲覧した際の影響を明らかにすることでWebサイトの有用性や課題点を把握することを目的とし,調査を行った。方法としては,20代10名を対象に半構造化面接を実施し,複線径路・等至性モデル(TEM)を用いて質的分析を行なった。...

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  • 高校生が教師への相談に至るまでのプロセス:大学生への回想調査から

    吉野 日奈子, 古賀 聡 九州大学総合臨床心理研究 15 109-115, 2024-03-15

    ...その際,大学生7名を対象に回想調査を行い,回想調査で得られた質的データを相談の多様なプロセスの中における必須通過点や分岐点を把握できる,複線径路・等至性モデル(Trajectory Equifinality Model:TEM)を用いて分析した。その結果,高校生が相談に至る際の葛藤要因として,相談内容の妥当性や教師・生徒ともに時間がないことが考えられた。...

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  • 偶有的プロセスとしての産官学連携

    日髙 友郎, 鈴木 理恵子, 橋本 克枝, 井上 真理子, 寺田 幸子, 遠藤 翔太, 各務 竹康, 郡司 真理子, 阿部 孝一, 福島 哲仁 質的心理学研究 23 (1), 5-24, 2024

    ...地域住民の糖尿病対策のために開始さ れた産官学連携事業をフィールドとし,約2 年の期間の中で生じた出来事が電子メールおよび会議議事録等の資料から収集され,複線径路・等至性アプローチ/モデルを用いて時間軸に沿って整理・分析された。成果は,産官学連携事業に係る実務的示唆,および文化心理学に係る理論的示唆として整理された。...

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  • 相互性の場を通して成長し続ける看護教員の力量形成プロセス

    田中 千尋, サトウ タツヤ 日本看護学教育学会誌 33 (3-2), 137-149, 2024

    ...</p><p>〔方法〕教育実践経験18年の看護教員を対象に半構造化面接を行い、複線径路等至性アプローチ(TEA)を用いて分析した。さらに分岐点に着目し、看護教員がイマジネーションの助けを借りてどのように新たな次元を見出しているか可視化した。</p><p>〔結果〕看護教員の力量形成プロセスには7つの分岐点が見出された。...

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  • COVID-19危機に対峙した看護教員の力量形成プロセス

    田中 千尋, サトウ タツヤ, 土元 哲平, 宮下 太陽 質的心理学研究 23 (Special), S86-S94, 2024

    ...教育実践経験 13 年の教員の語りを,複線径路等至性モデリング(TEM)を用いて分析した。看護教員は,COVID-19 感染拡大時期に家族の病と向き合い[医療従事者との衝突]や[コロナ禍の看取りと生活の狭間で葛藤する]という径路を辿っていた。これらの経験の中で立ち上がった問いは「生きるとは何か」「ケアとは何か」「看護とは何か」といった本質を考え直す問いであった。...

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  • WEB 型オープンキャンパスの開催効果

    竹内 正興 大学入試研究ジャーナル 34 (0), 147-154, 2024

    ...<p>コロナ禍を契機として,オープンキャンパスの開催形式を,従来の来場型(対面型)から来場型と WEB 型に複線化する大学が増加している。...

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  • 対立から相補性へ,多様性から複線性へ

    サトウ タツヤ 質的心理学研究 23 (1), 47-55, 2024

    ...本論文は,産学官連携における質的研究の適用に焦点をあて,対立から相補性への転換と,多様性の概念を超越した複線性の採用を提唱する。そこで,複線性の視点から「異床同夢」─異なる基盤にいながら共通の目的や夢を共有することの重要性を強調する。第1 項では対立と多様性の問題を検証し,対立ではなく相補性を,多様性に時間的な次元を加えた複線性を,それぞれ重視すべきと論じる。...

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  • 超高速領域における鉄道複線桁のねじり振動

    徳永 宗正 土木学会論文集 80 (15), n/a-, 2024

    ...<p>本論文では,従来未検討であった600km/hまでの超高速列車通過時における鉄道複線桁のねじり振動が,橋りょうの設計および維持管理に与える影響について概略検討した.はじめに,複線桁の標準的な断面モデルを設定して,ねじりモード/曲げモードの固有振動数は,開断面のコンクリートT桁の場合は1.2~1.3倍程度,閉断面のPC箱桁,合成箱型の場合は3~5倍となることを示した.理論検討および数値解析により,...

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  • サガルマータ国立公園におけるヤクの放牧地を通過する登山道周辺のガリー侵食・植生荒廃の分布パターン

    王 婷, 渡辺 悌二, レグミ ダナンジャイ 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 270-, 2024

    ...国立公園内の放牧地を通過する登山道区間には,ガリー侵食や登山道の複線化などの深刻な環境荒廃問題が多く見られた。しかし,この国立公園を含めたヒマラヤでは登山道荒廃に関する研究はほとんどない。本研究では,UAVによる3次元マッピングを行い,ガリー侵食・植生の荒廃問題に焦点をあて,当地域の登山道の荒廃の特徴を把握することを目的とした。...

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  • 双子の父親役割獲得と発展のプロセス

    神崎 真姫, 酒井 ひろ子 日本助産学会誌 38 (1), 112-125, 2024

    ...面接内容を逐語録にし,コード化したデータをカテゴリに分類し,複線径路・等至性モデルによる分析を行った。</p><p><b>結 果</b></p><p>調査には,初めて父親になる7名と上に子どもがいる3名が参加した。分析の結果,9つの必須通過点と分岐点が示された。父親らは,妊娠が判明すると喜びを上回る驚きを経験する一方で,感情を抑制した者もいた。...

    DOI Web Site 参考文献18件

  • 児童発達支援センターに勤める保育者の専門性の形成過程

    豊永 麻美, 廣澤 満之 保育学研究 61 (2), 103-114, 2023-12-31

    ...保育者4名へ半構造化インタビューを行い,複線経路・等至性モデルで分析した。その結果,他者とのやりとりを通した省察を繰り返すことで保育者アイデンティティを明確に認知できるようになり,支援を捉える視点が包括的に広がることで組織アイデンティティを日々の実践と結びつけて実感できるようになるプロセスが明らかとなった。包括的な視点での支援が児童発達支援センターに勤める保育者の専門性であることが示唆された。...

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  • 複線型の授業展開における児童のデジタル教科書の活用に関する実態調査

    佐藤 和紀, 大久保 紀一朗, 三井 一希, 中川 哲, 高橋 純 日本デジタル教科書学会発表予稿集 12 (0), 75-76, 2023-12-25

    ...<p>複線型の授業展開において、児童のデジタル教科書の活用に関する実態調査を実施した。その結果、すべての学級において、課題に応じてデジタル教科書から挿絵や図表をGoogle Jamboardに貼り付けた「情報の収集」をし、「整理・分析」の活動が行われていた。...

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  • 転職経験を通じた日本語教育観の変容

    松尾 憲暁 言語文化教育研究 21 (0), 185-201, 2023-12-23

    ...複線径路等至性アプローチによる分析の結果,I氏は社会人の学習者に対して教える中で,「社会のことを知らない」という想いが生じ,それが教えることへの不全感に繋がっていた。その不全感が転職を促したが,その後日本語教育以外の仕事に従事する中で不全感は解消されていき,I氏は再び自身の生活と関わる範囲で主体的に日本語を教えるようになっていく。...

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  • ヤングケアラーの健康的で前向きな生活を支える要因の検討

    藤田 由起, 遠矢 浩一 リハビリテイション心理学研究 49 (1), 31-42, 2023-12-20

    <p>本研究では,ヤングケアラーの健康的で前向きな生き方に必要な要素についての検討を目的とし,母親のケア経験がある大学生への半構造化面接を実施した。その結果,ケアのある生活の中で,肯定的・否定的両方の感情を体験してきたことが語られた。一方で,対象者の語りから,ケア役割を担いながらも子どもが健康的かつ前向きに生きていくために必要な要素として,①ケアの受け手やもう片方の親との親子としての関わりが継続…

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  • 作業療法士を目指す学生の学習動機の変化

    中村 恵理子, 小林 隆司 作業療法 42 (6), 755-762, 2023-12-15

    ...<p>作業療法士養成校にとって,学生の学習意欲を高め主体的な学習へ導くことは重要な課題である.本研究では,作業療法士を目指す学生が,主体的な学習へと学習意欲を変化させる過程について複線径路等至性アプローチを用い,変化の時期や内容を分析した.その結果,学習意欲の変化の時期は8つの区分に分かれ,早期からの学習意欲の向上には関係志向と自尊志向を利用した学習支援や早期体験型学習などで実用志向,充実志向を促すような...

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  • ただ一人の科学教育研究者になっていく

    荒谷 航平, 小川 博士, 小野寺 かれん, 川崎 弘作, 工藤 壮一郎, 三浦 広大 日本科学教育学会研究会研究報告 38 (2), 163-168, 2023-12-09

    ...<p>本研究の目的は,複線経路等至性アプローチ(TEA)を用いて,ある科学教育研究者を事例に科学教育研究者の現在に至るまでの経路を描き出すことである.本研究では,研究協力者として主に量的研究手法を採用してきた科学教育研究者1名を選定した.半構造化面接で得られたデータをもとに,大学学部3年次の【研究室配属】から,大学教員となり,質的研究の方法論に関する読書会に参加した上でなお,【自分では質的研究をしないと...

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  • 数学科教育実習生の授業設計の過程に関する研究

    中村 謙斗, 御園 真史, 渡辺 雄貴 日本科学教育学会研究会研究報告 38 (2), 247-250, 2023-12-09

    ...<p>本研究の目的は,教職課程でインストラクショナルデザイン諸理論を学修した数学科教育実習生が,教育実習の授業設計を行う過程を,インストラクショナルデザイン諸理論の観点で明らかにすることである.都内X大学理学部の教育実習生3名を対象に,複線径路等至性アプローチにより調査を行った.具体的には,9教授事象とARCSモデルの観点で径路を作成した.統合TEM図を作成した結果,教育実習の序盤では,「事象2:学習者...

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  • 筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群当事者による作業の選択・継続に影響を与える要因

    田島 明子, 國塚 裕太, 山田 孝 作業療法 42 (5), 553-563, 2023-10-15

    <p>目的:ME/CFS者の作業選択・継続の過程とその要因を質的研究により明らかにすること.対象:A氏,40代,女性.大学生時にME/CFS様の症状が出現し,10年後ME/CFSと診断.方法:A氏へのインタビュー結果からTEM図を作成し,TEM の概念とA氏の経験を適合させ,分析した.結果:A氏の仕事選択と継続の状況およびその要因について,A氏の主観や社会的状況から明らかになった.考察:身体状況…

    DOI Web Site 医中誌

  • 学校作業療法を円滑に実践できるようになるまでのプロセス

    山口 桜子, 友利 幸之介, 齋藤 佑樹, 高畑 脩平 作業療法 42 (5), 630-637, 2023-10-15

    ...<p>学校作業療法が円滑に実施できるまでには様々な障壁があることが先行研究にて明らかとなっているが,作業療法士はその障壁をどのように乗り越えているだろうか.今回,複線径路・等至性アプローチ(TEA)を用いて,学校作業療法を円滑に実践するためのプロセスの理論化を目指した.その結果,広範囲に安定的に学校作業療法を実施するためのターニングポイントとなる6つの分岐点と,分岐点での行動選択を方向づける5つの信念...

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  • 日本語を母語としない子どもがその子らしさを発揮していくプロセス

    鬼頭 弥生 保育学研究 61 (1), 127-138, 2023-08-31

    ...日本語が全く分からない状態で入園した子どもの1年8か月を園で使う言語に焦点を当て参与観察を行い,発生の三層モデルを用いて複線径路・等至性モデリングで分析した。その結果,通じないから母語を使う必要がないのではなく,母語を使う自分が周囲に受け入れられることで丸ごと自分を受け入れてもらえたという実感を得ることが不可欠であり,母語を肯定的に感じられるクラスは主体的な行動を促すことが示唆された。...

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  • 幼稚園教諭の中堅期以降のキャリア発達を支えた要因

    小島 好美 保育学研究 61 (1), 91-102, 2023-08-31

    本研究では,幼稚園教諭が中堅期以降,主に担う役割「(1)幼稚園教諭(実践者)」「(2)園組織人」「(3)家庭人」という3つの視点を設け,中堅期以降のキャリア発達プロセスと困難を明らかにした。そして,キャリア発達を支えた要因について検討を行った。研究方法は半構造化面接法を用い,対象者は,経験年数16年目以降,3名の教諭である。TEMによる分析から,各教諭のキャリア発達プロセスと困難を可視化した。中…

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  • 我が子にHSC傾向を感じる母親の幼稚園就園へ向けた活動プロセス

    松原 乃理子, 廣部 朋美 保育学研究 61 (1), 67-78, 2023-08-31

    本研究は,我が子にHSC傾向を感じている母親の,幼稚園就園へ向けた活動の過程と,その過程で生じた困難さ及びその要因を明らかにした。乳幼児を育てる母親へインタビューを行った結果,就園に至らなかった過程は,母親が育児に疲弊し,社会から孤立し,心身が追い込まれる過程であることが明らかになった。また,HSC傾向のある子の養育家庭の抱える困難さは,子どもの敏感さを発端に日常生活への支障を引き起こし,社会参…

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  • 幼児のごっこ遊びにおける実行機能の発揮に関する研究 ~4歳児の事例を中心に~

    清水 憲志 中国学園紀要 (22) 157-166, 2023-06-16

    ...研究の方法は複線径路等至性モデリング(TEM)を用いた。TEMを用いた結果,他児との関わりの中で,A児の心情や行動,遊び場の展開が変化したと考えられる点を境に,次の4つの区分に分けることができた。第一期【遊びの発見】,第二期【遊びの模索】,第三期【遊びの転換期】,第四期【遊びの完遂期】である。A児の遊びの過程とその中で発揮・獲得された“実行機能”を分析する。...

    DOI 機関リポジトリ

  • クラウドを基盤とした協働学習における生徒の複線化した学習過程の分析の試み

    村上 唯斗, 小川 晋, 水谷 年孝, 高橋 純 日本教育工学会研究報告集 2023 (1), 163-170, 2023-05-05

    ...<p>本研究では,クラウドを基盤とした協働学習における生徒の複線化した学習過程の特徴を検討した.結果,調査対象の生徒は最低でも1授業で200字以上の文字入力を行っていた.ただし,生徒1人1人の文字入力のタイミングは異なっていた.他者参照の回数は最も多い生徒で9回であり,全ての生徒のデータを参照してはいなかった.また,他者参照は主に情報の収集の後に行われる傾向が見られた.生徒は学習過程全体にわたり何らかの...

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  • 子どもの肥満改善に対する母親のモチベーション

    曲渕, 翔, 徳田, 智代, 向笠, 理緒, 八ツ賀, 秀一 久留米大学心理学研究 22 51-59, 2023-03-31

    ...複線経路・等至性モデル(Trajectory Equifinality Model:TEM)により動機の推移と影響要因を図式化し,母親への支援を中心に治療者及び支援者の介入を検討した。その結果,母親の動機は,子どもからの反発,家族・親族の肥満治療に対する理解の有無,仕事の負担など様々な影響を受け推移していた。...

    機関リポジトリ HANDLE Web Site ほか1件

  • ひきこもり当事者の母親の関わりが変化するプロセス

    竹元 雅也 子育て研究 13 (0), 26-42, 2023-03-31

    ...本研究では、ひきこもり当事者の母親1 名とそ の子どもであるひきこもり当事者1 名へのインタビューを行い、支援につながるプロセスや当事者への関 わりが変化するプロセスを複線径路・等至性モデリング(Trajectory Equifinality Modeling: TEM)の方法 を用いて明らかにした。...

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  • 保育者のキャリア形成の過程に関する研究(3)

    浅井 かおり, 浅井 拓久也 東京未来大学研究紀要 17 (0), 1-11, 2023-03-31

    ...<p> 本研究は複線径路・等至性モデル(TEM)の手法を活用して、保育士から幼稚園教諭、幼稚園教諭から保育士にそれぞれ転職した際の理由を比較したものである。</p><p> 研究結果から、保育士から幼稚園教諭に転職した際の理由は、幼稚園の先生への憧れ、年齢の問題への考慮、1人担任への挑戦、自分の力を試してみたい、短期大学で学んだ音楽を保育現場で実践してみたいという意欲からであったことが示された。...

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  • 複線径路・等至性モデル(TEM)を用いた看護学生のスピリチュアルケア過程の検討

    上原 星奈, 清水 裕子, 小島 優子 香川大学看護学雑誌 27 (1), 13-24, 2023-03-30

    <p><b>目的</b>:看護学生が患者に行ったスピリチュアルケアの実施に至る過程を明らかにすることを目的とした.</p><p><b>研究方法</b>:研究対象は,看護学実習生が作成した臨地実習終了後レポート5件であった.データは,患者の価値観に関連した主観的および客観的記述,患者へのスピリチュアルケアの看護計画とその実施,自己評価の記述であった.分析方法は,TEMを用い,抽出したテキストを時系…

    DOI 機関リポジトリ 医中誌

  • ADHDを自認する成人のレジリエンスのプロセス

    芝崎 文子 質的心理学研究 22 (1), 276-295, 2023

    ...幼少期から問題行動が目立った3名のADHD者を対象とし,TEM(Trajectory Equifinality Model: 複線径路・等至性モデル)を参考にして,ADHD者が適応に至るまでの経緯を可視化した。3名は,就業経験期における失敗経験を通じて,ADHDの特性への気付きが得られ,自分が納得できる環境を選択することで適応状態へと向かっていた。...

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  • サガルマータ国立公園における人と観光関連家畜の無秩序な歩行による登山道の荒廃

    王 婷, 渡辺 悌二, Regmi Dhananjay 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 299-, 2023

    ...複線化した登山道が連結して幅が22 m を超える場所があり,ガリーの深さは最大で80 cmに達している。</p><p> オルソ画像をみると,登山道の複線化により周辺の植生がまばらになっていて,植生被覆が広範囲にわたって著しく分断されたことがわかる。一方で,一部のガリー(幅50 cm以下)の側・底面に植生が認められた。...

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  • 特別支援学級の担任がバーンアウトに至るまでの心理的プロセスに関する質的研究

    小沼 豊 質的心理学研究 22 (1), 145-160, 2023

    ...方法論として,個人の径路の深みを探ることができる,複線径路等至性アプローチ(TEA)を採用し分析に用いた。その結果,〈子どもからの抵抗感〉,〈子ども理解・支援計画を立てる〉,〈学校行事と校務分掌に追われる〉,〈評価のための資料収集(テストづくり)〉,〈保護者との協力に不安がある〉という分岐点を経験していた。...

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  • 当事者研究の研究方法の検討

    吉岡 由喜子 太成学院大学紀要 25 (0), 67-75, 2023

    ...結果,当事者研究,オートエスノグラフィー,現象学的分析法,エピソード記録と接面,修正版グランデッド・セオリー・アプローチ(M-GTA),複線径路・等至性アプローチ(TEA),二重ABCXモデルの手法を研究に用いることができる可能性が明らかになった。...

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  • 自分に自信がないと訴えたアスリートが歩んだ成長のプロセス

    野村 美穂子, 豊田 則成 日本体育・スポーツ・健康学会予稿集 73 (0), 267-, 2023

    ...<p>本研究では、「自分に自信がないと訴えたアスリートはどのような成長プロセスを辿るのか」というリサーチ・クエスチョンの下、複線径路・等至性アプローチ(以下、TEAと称す)を用いて、発展継承可能で有益な仮説的知見を導き出すことを目的とした。...

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  • 1人1台端末を活用した高次な資質・能力の育成のための授業に関する検討

    高橋 純 日本教育工学会研究報告集 2022 (4), 82-89, 2022-11-28

    ...<p>1人1台端末を活用した高次な資質・能力の育成のための授業づくりに関する検討を行った.その結果として,1)複線型の授業展開とし,その実現のために子供自身が「問」に正対した「学習過程」の充実を行うこと,2)端末の活用では,クラウド環境を活かしたコミュケーションツールによる「白紙共有」「他者参照」「途中参照」といった学習状況の参照ができること,3)子供自身が,「問」,学習過程,学習形態,協働の相手や...

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  • 身体障害領域における作業療法士の職業的アイデンティティ形成に影響を与えるプロセス分析

    髙橋 慧, 中本 久之, 芳野 純 作業療法 41 (5), 531-541, 2022-10-15

    ...本研究は,作業療法士がどのようなプロセスを経験することが職業的アイデンティティを高めることにつながるかを検討した.方法は,合目的的に抽出した作業療法士4名にインタビューを実施し,職業的アイデンティティの高い作業療法士がアイデンティティを確立するまでに,どのようなプロセスを経験したかを明らかにした.分析は,複線径路等至性モデル(TEM)を用いた.結果,キャリアの開始時には不安や理想と現実のギャップを経験...

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  • 外出に支援を要する脳卒中者が電動車いすの利用に至るプロセス

    亀井 将太, 小林 法一 作業療法 41 (5), 522-530, 2022-10-15

    ...本研究の目的は,介護保険受給者が電動車いすの利用に至るプロセスを明らかにすることである.4名の対象者にインタビューを実施し,複線径路等至性アプローチを用いて分析した.結果,分岐点を経て,「これからも家族や社会とつながるための手段として電動車いすを利用する」という等至点に至った.そのプロセスで,“電動車いすを使うと歩けなくなる”という価値・信念が,“電動車いすは便利な道具”に変容した.周囲の電動車いす...

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  • 大学入学後の学習経験が大学生の学習観に与える影響

    加藤 奈穂子, 尾澤 重知 日本教育工学会論文誌 46 (3), 433-452, 2022-09-10

    ...<p>本研究の目的は,大学入学後のどのような学習経験がアンラーニングを促し,学習観に影響を与えるかを明らかにすることである.そのため大学3年生7名を対象とし半構造化インタビューをおこない複線経路等至性アプローチを用いて分析した.その結果,本研究の対象となった学生は,(1)大学入学後<大学生になり高校との違いに驚く>という経験や,(2)自分の意思とは違う<講義重視・一方向型授業>,(3)意欲的になる<...

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  • 脳卒中患者が回復期病棟入院中に抱く退院後生活の認識の変容プロセス

    相原 彩香, 谷村 厚子 作業療法 41 (3), 285-293, 2022-06-15

    ...本研究の目的は,脳卒中患者が回復期リハビリテーション病棟(以下,回復期リハ)入院中に抱く退院後生活の認識の変容プロセスを明らかにすることである.回復期リハ入院中の脳卒中患者3名に,発症時からの経験と退院後生活の認識についてインタビューを行い,その内容を,複線径路等至性アプローチを用いて分析した.3名は,自身が望む生活と現状に乖離を感じるが,回復の実感に即した助言とプログラムを作業療法士から提供されることにより...

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  • 訪問リハビリテーションに従事する作業療法士が対象者の活動・参加レベルの目標達成を支援するプロセス

    齋藤 佑樹, 友利 幸之介, 澤田 辰徳, 大野 勘太 作業療法 41 (2), 226-238, 2022-04-15

    ...本研究の目的は,訪問リハビリテーションに従事し,対象者の活動・参加レベルの目標達成を支援している作業療法士が,臨床プロセスにおいてどのような経験や臨床判断を行っているのかを明らかにすることである.4名の作業療法士にインタビューを実施し,複線径路等至性アプローチ(TEA)にて分析を行ったところ,4名は介入初期において,①クライエントが作業の視点で生活を顧みることができるよう働きかけを行っていた.また目標設定...

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  • 歴史教育における探究学習の研究―社会認識形成と市民的資質育成を視点として―

    宮本, 英征 玉川大学教育学部紀要 (21) 73-93, 2022-03-31

    ...そして,生徒の段階的複線的な探究構造を保障する問いの構築学習という新たな探究学習を提案し,その実際と特徴を説明した。  本研究の意義は,歴史教育における探究学習を体系的に研究することで,探究する対象である社会認識と市民的資質との関係を明らかにし,その関係を変革できることを示したことである。そして,歴史教育が子どもたちにとって,真の学びを見出せるものへと発展できることを明らかにしたことである。...

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  • 大規模災害の被災者の生活支援と生命保険契約照会制度の創設

    石川 温 保険学雑誌 2022 (656), 656_105-656_110, 2022-03-31

    ...被災者の生活支援と安心感の提供,大規模災害の状況に鑑みた照会・手続きへの対応,お客さまの安否確認活動,お客さまへの複線的な周知活動,確実に保険金等を支払うためのネットワークが対策の柱である。東日本大震災では生命保険の加入状況が不明な方が多数いたため,2011年4月,生命保険協会はご契約の有無に関する照会を受け付ける「災害地域生保契約照会制度」を開始した。...

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  • 保育者のキャリア形成の過程に関する研究(2)

    浅井 かおり, 浅井 拓久也 東京未来大学研究紀要 16 (0), 1-11, 2022-03-31

    <p> 本研究は、保育所にてクラス担任を決定する側の園長に焦点を置き、クラス担任を決定するまでの過程と判断を明らかにしたものである。実際にクラス担任を決定する際の園長の判断理由は何なのか、本人の希望と同じ場合、または異なる場合は何を判断しそのクラスへの配置を決定するのか、クラス担任を決定するまでの過程と判断を追うこととした。</p><p> …

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  • 企業年金に対する個人の選好について

    江淵 剛 保険学雑誌 2022 (656), 656_187-656_212, 2022-03-31

    ...企業は個人の選好の別を視野に入れた複線的な企業年金の実装が有効となろう。個人の企業年金に対する選好について,個人の働き方をめぐる意識や考え方と企業年金制度種別ごとの特質との連なりを確認できたことによって,労働市場に向けた新たなシグナリング効果を持つ制度としての企業年金の活用が期待される。企業は自社が備える企業年金の内容を広く示すことで自社が望むタイプの人材を呼び込むことができるかもしれない。...

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 小学校体育主任研究会における合意形成パターン ―課題分析場面に着目して

    白石 翔, 原 祐一, 梶山 周 岡山大学教師教育開発センター紀要 12 87-101, 2022-03-30

    ...「コンセンサス」をめぐる合意形成では,「単語の共有」,「言い換えによる納得」が抽出され,「アコモデーション」をめぐる合意形成では,「実体験への共感」,「概念をめぐる差異の許容」,「つぶやきの強化」,「視点の転換」が抽出された.これらの概念を合意される内容(「コンセンサス」,「アコモデーション」)を縦軸,話題への参加構造(「単線的」,「複線的」)を横軸にとる合意形成パターン構造に整理した.このことにより...

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  • 宇治川に橋梁を新設 古都間の輸送力増強

    田口 由大 日経コンストラクション = Nikkei construction (780) 52-55, 2022-03-28

    ...2つの古都、京都と奈良を結ぶJR奈良線の複線化に伴い、上り線を新設している宇治川橋梁。奥に見える既存の線路を電車が行き交う。第2期複線化事業で対象となるのは「JR藤森〜宇治」「新田〜城陽」「山城多賀〜玉水」の計14.0kmだ。...

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  • 日本語教師が離職に至るプロセス―複線径路・等至性モデルによる分析―

    尾沼, 玄也, 加藤, 林太郎, Onuma, Genya, Kato, Rintaro 拓殖大学日本語教育研究 7 165-180, 2022-03-25

    ...本研究では,一人の日本語教師Aが職に就き,2度の職場替えを経て日本語教師を離職するまでのキャリア経路を複線経路等至性アプローチの方法で分析した。至等性モデリングによるキャリア経路分析では,日本語教師が職場ごとに教師としての成長課題を設定していることが描かれた。発生の三層モデルからは,積み上げたキャリアが所属機関から正当に評価されないことが,教師を離職へと導く可能性があることが示された。...

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  • 補助的立場の保育者はどのように子どもとの関係を構築しようとしているのか

    上村, 晶, UEMURA, Aki 桜花学園大学保育学部研究紀要 (25) 23-36, 2022-03-15

    ...1日の中で変則的に担当クラスへ携わった保育者1名(保育経験14年目)と2歳男児の1年間の関係構築プロセスについて半構造化インタビューを行い、複線径路等至性アプローチに基づくParallel-TEMで可視化・分析した。その結果、継続的・固定的に保育に携われない環境下における葛藤と、主担当保育者との協働関係における葛藤の2つが、関係構築途上で生起していた。...

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  • 日本語教師のキャリア形成とその形成過程に影響する要因の分析

    佐藤, 綾, 片野, 洋平, 髙木, 裕子 国際教育交流研究 = International Education and Exchange Research 6 13-28, 2022-02-28

    ...本稿では、28年の日本語教師歴を持ち、現在国内の大学において日本語教育プログラムの管理・運営を担う協力者A、 1 名を対象とし、複線経路等至性アプローチを用いて①日本語教師としてのキャリア形成のプロセス、②キャリアの選択に影響する要因を明らかにした。...

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  • トランスビューからマルチビューへの展開を通した経験の物語化への方法論

    山口 洋典, 北出 慶子, 遠山 千佳, 村山 かなえ, 安田 裕子 ボランティア学研究 22 (0), 97-112, 2022-02-28

    ...具体的には、複線径路等至性アプローチ(Trajectory Equifinality Approach:TEA)に基づく質的研究として複線径路等至性モデリング(Trajectory Equifinality Modeling:TEM)を援用し、さらに通常は情報提供者と分析者の2者関係で諸様相が吟味される方法論を公開での対話の機会において積極的に織り込むこととした。...

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  • 後天性脳損傷児の通常学級への適応プロセスに関する保護者の経験の質的解明

    草野 佑介, 寺岡 睦, 京極 真 作業療法 41 (1), 41-50, 2022-02-15

    ...後天性脳損傷児の学校への適応プロセスにおける共通性と多様性を解明することを目的に,質的研究法である複線径路等至性アプローチを用いて5名の保護者の経験を分析した.その結果,後天性脳損傷児の就学(復学)プロセスにおける【適応をめぐる葛藤】という新たな概念および3つの分岐点が生成された.学校への適応は通過点としての目標である.適応という概念が葛藤を内包したゆらぎを帯びた状態であることを前提に,将来に待ち受...

    DOI Web Site 医中誌

  • 超音波接合界面の微細組織

    岩本 知広 Journal of Surface Analysis 28 (2), 86-93, 2022-02-10

    ...超音波接合法は,固相接合法の一つとして広く利用されているが,その接合機構についてはいまだ不明な点が存在する.本報告ではMg合金や複線ワイヤの超音波接合を取り上げ,その超音波接合機構を微細組織解析により考察した.また,最近研究を進めている透過型電子顕微鏡による超音波接合過程のその場観察法の開発についても紹介した....

    DOI Web Site 参考文献22件

  • 複線型教育制度のもとでの大学改革

    木戸 裕 大学経営政策研究 12 (0), 157-173, 2022

    <p>This study attempts to take a view of university reform in Germany and discuss the significance of changes in the German educational system. German universities have entered the "universal phase" …

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  • 複線径路等至性アプローチ(Trajectory Equifinality Approach: TEA);応用編

    サトウ タツヤ, 安田 裕子 日本心理学会大会発表論文集 86 (0), TWS-013-TWS-013, 2022

    ...そして,TEA(複線径路等至性アプローチ)それ自体も理論的・実践的に常に変貌を遂げている。 このワークショップでは,第一に,基礎編に引き続き,TEAの基本的概念について確認したあと『ワードマップ 質的研究法』(新曜社)を用いて質的研究におけるTEAの位置を確認する。...

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  • 二人称的アプローチによって捉える1歳児の「遊びこむ」プロセス

    長野 未来 保育学研究 60 (2), 137-147, 2022

    遊ぶことと識別される「遊びこむ」ことを周囲のモノや人や出来事と関係を深めていくことと定義づけ,二人称的アプローチによって1歳児が情感の「揺れ動き」を伴って遊びこむプロセスを明らかにした。結果として1歳児は,まず関係を深める対象として定めたモノ自体への理解を深める「What的関係深化期」と,なじんだモノを媒介物として用いることで遊びを展開していく「How的関係深化期」を経験することが示された。また…

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  • 複線径路等至性アプローチ(Trajectory Equifinality Approach: TEA)基礎編

    安田 裕子, サトウ タツヤ 日本心理学会大会発表論文集 86 (0), TWS-012-TWS-012, 2022

    ...TEAの中心には,文化的・社会的な影響を受けて実現する人間の発達や人生径路の,複線性や多様性,潜在性・可能性を,時間経過とともにとらえる「複線径路等至性モデリング(TEM)」がある。TEMは,等至性の概念を発達的・文化的事象に関する心理学研究に組み込もうと考えた,文化心理学者ヤーン・ヴァルシナーの創案にもとづき開発された。...

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  • コロナ禍の中でメンタルトレーニングに取り組んだ高校男子チームの変容

    豊田 則成, 伊藤 麻由美 日本体育・スポーツ・健康学会予稿集 72 (0), 210-, 2022

    ...TEAは、複線径路・等至性モデルと歴史的構造化サンプリング、発生の三層モデルを含む質的研究法であり、当該変容を文化心理学の視点から分析する。一方、これまでにもメンタルトレーニングの効果の検討については、様々な取り組みがなされてきているが、高校生男子チームの変容を質的に検討した例は希少である。...

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  • 連邦国家における邦(ラント)の外交権

    大西 楠テア 年報政治学 73 (2), 2_42-2_59, 2022

    ...そのため、北ドイツ連邦およびドイツ帝国においては連邦と邦の複線的な外交ルートが存在し続けた。</p><p> 帝政期の国法学説においては、連邦と邦の外交の複層性をいかに理解すべきかという点が論点となり、連邦国家論との関連で広く議論された。特に連邦外交に抵触する邦の行為をいかに阻止するかが問題となるが、ほとんどの学説が帝国の監督権を認めている。</p>...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 複線径路等至性アプローチを活用した日本語学習者の省察活動の実践と効果

    稲田 栄一 複言語・多言語教育研究 10 (0), 108-123, 2022

    ...本稿は、日本語学習者を対象に実施した複線径路等至性アプローチ(TEA)を活用した省察活動の効果を明らかにしようとする試みである。活動の目的は、対象者が自身の日本語学習プロセスをモデル化しながら客観的に振り返り、評価できるようになることである。調査対象者は、筆者が勤める日本国内の大学で日本語中上級コースを修了した留学生3名である。...

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  • 中堅日本語教師が大学院で学び直すことの意味

    村田 竜樹, 水野 瑛子, 梶原 彩子, 衣川 隆生, 内山 喜代成 言語文化教育研究 19 (0), 112-130, 2021-12-24

    ...そこで本稿では,複線径路等至性アプローチを用いて,国内外で日本語教師経験を積み大学院に進学した中堅日本語教師に焦点を当て,主に中堅教師が大学院で学び直す意味について分析,考察した。その結果,中堅教師は,大学院で他者のことばを通して自身の教育観を相対化・客観視する対話活動を経験したことから,教育観を変容させ,自身の実践にその経験を反映させるようになった。...

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  • 食と農の関係からみた持続可能な社会の展望

    西山 未真 農業経済研究 93 (2), 146-158, 2021-09-25

    ...えたかを論点とし,食と農の関係の歴史的な変化傾向と,COVID-19の感染拡大がその傾向にもたらした影響を検討した.COVID-19により,食と農の活動への需要は北米,日本とも増加した.しかし,社会問題へのアプローチとして展開してきた北米での食と農の活動は環境の変化に対応できたが,日本では需要増を取り込めたのは一部にとどまった.非常時に備えて,ローカルフードシステムを強化することによるフードシステムの複線化...

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  • 日本企業での就労継続に至る中国人元留学生社員の意識と行動の変容

    安部 陽子 日本語教育 179 (0), 124-138, 2021-08-25

    ...本研究では複線径路等至性アプローチ(TEA)を用い,最終的に4 人の就労過程を統合したTEM 図を作成した。その結果,協力者たちは入社初期のコンフリクトを,入社前の知識や情報から得られた自らの覚悟に加え,周囲のサポートを得ることで乗り越えていた。...

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  • シンガポールから見る日本の教育

    シム チュン・キャット 教育社会学研究 108 (0), 109-122, 2021-07-07

    ...<p> 本稿は,複線型教育を基盤とし国際学力調査で常に上位を占めてきたシンガポールから見た日本の教育のあり方について論じるものである。公的資料や先行研究だけでなく,メディアによる報道,シンガポール教育省のプレスリリースや教育相によるスピーチをもとに,日本の教育が同国でどのように語られているのかについて考察が行われた。...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 地方学術会議の意義

    山極 壽一 学術の動向 26 (6), 6_10-6_14, 2021-06-01

    ...コロナ後の日本は、テレワークを使った単業から兼業といった労働のあり方や、単線型から複線型へといった人生の見取り図が大きく変化し、大都市と地方の価値が逆転して地方の時代を迎える可能性がある。大学などの学術の拠点は未来へ向かう重要な指針を得られる場所として、これまで以上に大きな役割を果たすことが期待される。</p>...

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  • 複線径路等至性アプローチによる東日本大震災時の避難径路分析

    仲嶺 真, 河野 真歩 社会情報学 9 (3), 47-63, 2021-05-31

    ...そこで本研究は,複線径路等至性アプローチを用いて,東日本大震災の被災者が被災当時どのように情報を取得しながら避難行動を行なったのかを検討し,当時の避難行動径路を可視化した。それにより,防災対策の一助となる知見を得ることを試みた。その結果,被災者は避難時に(特に行動の分岐点において)「所属集団の尊重」という価値観を有していたことが示唆された。...

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  • 在日外国人妊産婦の妊娠期から産後1か月までの主観的体験の径路の類型

    西村 香織, 松井 弘美, 村田 美代子 文化看護学会誌 13 (1), 1_2-1_10, 2021-05-31

    ...<br>方  法<br>研究方法は複線径路・等至性モデルを用いた質的記述的研究である。在日外国人が増加している地方の一次医療機関で出産した在日外国人12名を対象に,妊娠期,分娩期,産後に関する体験について半構成的面接及び参加観察を行った。その結果を,複線径路・等至性モデルに基づき分析した。...

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  • 保育者のキャリア形成の過程に関する研究(1)

    浅井 かおり, 浅井 拓久也 東京未来大学研究紀要 15 (0), 1-12, 2021-03-31

    <p> 本研究は、保育者が保育経験を積み重ねキャリアを形成していく過程において、乳児クラス担任及び幼児クラス担任としてのキャリア形成それぞれの決定要因を比較することを目的とした。分析の結果、乳児クラス担任はキャリア形成の過程において、乳児クラスの担任をしながら乳児の可愛らしさや乳児保育の重要性、低年齢児保育の魅力を実感したことが、その後も低年齢児クラスの保育のキャリアを築くことに繋がっていた。そ…

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  • 不登校経験者が不登校経験を意味づけするまでの過程に関する検討

    小林, 千紗, 福崎, 俊貴 鳥取臨床心理研究 14 47-59, 2021

    ...本研究は不登校経験者が不登校経験を意味づけするまでの過程について,不登校経験者8 名を対象にインタビュー調査を実施し,複線径路・等至性モデル(Trajectory Equifinality Model:TEM)によって分析した。結果共通の過程として,不登校状態に陥ってから不登校状態を脱するまでに【自責感・自己否定・今後の見通しが立たない】という思いを抱くことが明らかとなった。...

    機関リポジトリ

  • 初任保育者における子ども理解のゆきづまりの構造

    上村 晶 保育学研究 59 (1), 57-68, 2021

    ...本研究は,初任保育者の子ども理解のゆきづまりの構造を解明するため,初任保育者3名へ半構造化インタビューを行い,テーマ分析と発生の三層モデルを踏まえた複線径路・等至性モデルでゆきづまり場面を分析した。その結果,①表面的理解・判断,②本児理解の未的確さ,③個と集団のバランスに基づくゆきづまりが見出された。...

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  • 鉄道 PRC 桁の複線同時載荷によるひび割れ進展に伴う動的応答増大の再現解析

    徳永 宗正, 池田 学 土木学会論文集A2(応用力学) 77 (2), I_467-I_476, 2021

    ...<p>本論文では,複線PRC桁の非線形等価縮約モデルと鉄道運行情報ビッグデータを活用した動的解析手法を組み合わせた解析手法を開発し,実橋りょうで観測されている現象の再現を試みた.初めに,コンクリートのひび割れ発生後の履歴特性を考慮した非線形等価縮約モデルを構築し,実測と3次元有限要素モデルとの比較により妥当性を確認した.本モデルにより,列車すれ違い時の複線載荷を繰り返し経験することでPRC部材の再載荷時剛性...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献2件

  • 超音波接合過程における複線Cuワイヤの微細組織変化

    堀内 涼太郎, 岩本 知広, 佐藤 成男, 駒井 芹哉, 石塚 智也, 高尾 洋史, 橋本 陽一, 濱田 賢祐 溶接学会全国大会講演概要 2021s (0), 50-51, 2021

    ...複線Cuワイヤに超音波接合を応用した結果,ワイヤ垂直断面全体に{111}‹110›せん断集合組織,接合界面近傍に{100}‹011› RC集合組織が形成された.しかし,これらの集合組織が接合過程においてどのように形成するのかは不明である.本研究では集合組織の形成過程を明らかにするため,接合時間を変化させたものを電子顕微鏡で観察した....

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  • 複線径路等至性アプローチ(Trajectory Equifinality Approach:TEA)—基礎編—

    安田 裕子, サトウ タツヤ 日本心理学会大会発表論文集 85 (0), TWS-008-TWS-008, 2021

    ...TEAの中心には,文化的・社会的な影響を受けて実現する人間発達や人生径路の,複線性や多様性,潜在性・可能性を時間経過のなかでとらえる「複線径路等至性モデリング(Trajectory Equifinality Modeling:TEM)」がある。すなわち,時間と可能性の幅の2軸でプロセスを描出することを特徴とする。...

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  • 複線径路等至性アプローチにみる看護教員の力量形成プロセス

    田中 千尋, サトウ タツヤ, 土元 哲平, 宮下 太陽 質的心理学研究 20 (Special), S211-S218, 2021

    ...教育実践経験 11 年の教員の語りを,複線径路等至性アプローチ(TEA)を用いて分析した。さらに分岐点に着目し,看護教員がイマジネーションの助けを借りてどのように新たな次元を見出しているか可視化した。分岐点では「専門性の混在」がトリガーとなり,様々なせめぎ合いの中で「自身の学生時代のケアリング体験」や「看護学生の可能性」がリソースとして働き,看護教員は看護の価値を考え続けていた。...

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  • 複線径路等至性アプローチ(Trajectory Equifinality Approach:TEA)—応用編—

    サトウ タツヤ, 安田 裕子 日本心理学会大会発表論文集 85 (0), TWS-009-TWS-009, 2021

    ...<p>「複線径路等至性モデリング(Trajectory Equifinality Modeling:TEM)」をその中心に据えるTEAは,等至性(Equifinality)の概念を組み込み開発された。等至性の概念では,人間は開放システムととらえられ,非可逆的な時間経過と歴史的・文化的・社会的な影響を受け,多様な軌跡を辿りながらもある定常状態に等しく(Equi)到達する,とされる。...

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  • 展結(transdiction)について

    サトウ タツヤ, 安田 裕子, 宮下 太陽, 田中 千尋, 土元 哲平, 森 直久, 神崎 真実 日本心理学会大会発表論文集 85 (0), SS-045-SS-045, 2021

    ...問題解決は人生径路においても重要であり,人生径路における選択を記述し環境からの逆風や支援を可視化・モデル化する複線径路等至性アプローチの分析概念としても有効なはずである。今回は展結が持つ哲学上・心理学史上の位置(古くはシュテルンやピアジェも言及していた)を確認した上で,TEAの分岐点における自己内対話や想像力/構想力(Imagination)とどのような関係にあるのかを考察する。...

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  • 藩政確立後の政治機構とその運営

    宮脇 啓 史学雑誌 130 (11), 41-65, 2021

    ...具体的には、①各審議段階に用人を参与させるように審議体制を改編し、②家老から各部局まで単線的な回路で結ばれる指揮系統を構築する一方、事案や緊急性に応じて用人など特定の部局には家老を介さずに藩主に直接上申可能な回路を設け、藩主と各部局とが複線的な回路で結ばれる上申系統を構築したのである。...

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  • 山岳国立公園の登山道管理はいかにすべきか

    渡辺 悌二, 常 亮, 柯 建 日本地理学会発表要旨集 2021s (0), 82-, 2021

    ...</p><p>公園内の登山道すべてを歩き,登山道表面の物質により登山道を敷石と敷石の間をコンクリートで埋めた「コンクリート型」,敷石で全体を埋めた「敷石型」,巨礫を並べた「巨礫型」,登山道表面の一部に植生が残る「草地型」および「裸地型」の5つに区分し,208カ所で登山道の幅と最大侵食深,複線化の有無などを記録した。...

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  • 転機におけるキャリア支援のオートエスノグラフィー

    土元 哲平, サトウ タツヤ 日本心理学会大会発表論文集 85 (0), L-014-L-014, 2021

    ...具体的には,複線径路等至性モデリング,インタビュー,TAEステップを用いたAEを行った。最後に,本研究における理論的・実践的知見を統合し,学生の「能動的・社会関心駆動型」のキャリア選択を促すための「転機を促すキャリア支援」モデルを構築・提案した。</p>...

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  • 新しい日常における学習機会の多様化とその影響

    武井 哲郎 教育学研究 88 (4), 545-557, 2021

    ...<p> COVID-19をきっかけに学習の場や形態をめぐる選択肢が拡大するなかにあっては、個別の教育的ニーズへの応答可能性を高めながらも公教育の複線化を回避することが求められる。具体的には、子どもの特性や背景に起因する「切実さ」に応じた資源配分を一条校の枠外にまで拡張させて行うとともに、多種多様な子が集える共生の場づくりを通常の学校や学級で進めねばならない。...

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  • 複線径路等至性アプローチ(Tra­jec­to­ry Equifi­nality Approach: TEA)―基礎編―

    安田 裕子, サトウ タツヤ 日本心理学会大会発表論文集 84 (0), TWS-009-TWS-009, 2020-09-08

    ...TEAの中心には,文化的・社会的な影響を受けて実現する人間発達や人生径路の,複線性,多様性,潜在性・可能性,を時間経過のなかでとらえる「複線径路等至性モデリング(Trajectory Equifinality Modeling: TEM)」がある。すなわち,時間と可能性の幅の2軸でプロセスを描出することを特徴とする。...

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  • 医療少年院における法務教官と非行少年の信頼関係構築過程及び法務教官と医療スタッフの連携に関する研究

    河村 まり菜, 工藤 浩二 日本心理学会大会発表論文集 84 (0), PE-001-PE-001, 2020-09-08

    <p>本研究は,医療少年院における法務教官と非行少年の信頼関係構築過程と,その過程の中での法務教官と医療スタッフとの連携ついて検討することを目的とした。非行少年に直接処遇を行っている医療少年院法務教官10名を対象とし,1人あたり40~60分の半構造化面接を行った。その結果,医療的関わりの頻度の高い3事例からは,①医療少年院に入院し法務教官と出会う,②命に係わる不適切な行動をとる,③状態が回復・安…

    DOI Web Site 医中誌

  • 現代における生きづらさについての一考察 : 未婚女性へのインタビューを通して

    中西 萌子, 渡邊 誠 北海道大学大学院教育学研究院紀要 136 121-146, 2020-06-25

    ...30代女性3名に対してインタビュー調査を行い,結果を複線径路・等至性モデルに基づいて分析した。内面化された理想自己と現実自己とのずれ,職業的アイデンティティのみで妻・母としてのアイデンティティを持てないこと,により自尊感情が持ちづらいことが生きづらさと関係していると推察された。また,生きづらさを自己の個人的要因に起因するものと捉える傾向も認められた。...

    DOI HANDLE Web Site

  • 内省支援が必要な中堅社員の経験学習における仕事観・信念の形成プロセスに関する質的研究

    廣松 ちあき, 尾澤 重知 日本教育工学会論文誌 43 (4), 363-380, 2020-03-20

    <p>内省支援が必要な中堅社員を対象に,仕事観や信念を形成した経験を半構造化インタビューで調査し,TEA によって分析した.その結果,中堅社員は<仕事の大変さ,難しさに直面する>,<異動・配置換えにより新しい仕事に就く>,<一人で完結させる責任の重い仕事を任されるが,予想外のトラブル対処に追われる>という経験を通じて,上司や同僚,顧客などの【周囲の期待・要望】と,【業績達成を求める組織風土】の対…

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  • 市町村保健師の職業的アイデンティティの形成プロセスと影響要因

    小路 浩子 日本地域看護学会誌 23 (2), 12-20, 2020

    ...<p><b>目的:</b>複線径路等至性モデリング(Trajectory Equifinality Modeling;TEM)を用いて,市町村保健師の職業的アイデンティティ(以下,職業的ID)の形成プロセスと影響要因を明らかとする.</p><p><b>方法:</b>A県内の市町村に勤務する保健師19人を対象に,半構成的面接を1人につき2回実施し,TEMの分析手法を用いて質的記述的に分析した....

    DOI 医中誌

  • 男性保育者のキャリア形成におけるトークニズムの影響

    香曽我部 琢, 藤田 清澄, 新屋 貴大, 中橋 美穂 保育学研究 58 (1), 81-91, 2020

    ...そこで,人が社会・文化から影響を受けて発達するプロセスを描く方法である複線径路・等至性モデリングを用いて分析を行うこととした。その結果,男性保育者へのトークニズムの特徴として,多数派である女性保育者にも多様性が存在すること,キャリア形成に有利なトークニズムも多く発現すること,男性保育者の感情の生起に伴って出現すること,同じトークニズムでも異なる作用を持つことを明らかにした。...

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  • 地域包括支援センター看護職が夫介護者を地域の水平的組織につなげる支援のプロセス

    髙橋 美保, 田口(袴田) 理恵, 河原 智江 日本地域看護学会誌 23 (2), 43-51, 2020

    ...</p><p><b>方法:</b>認知症の妻を介護する高齢夫介護者を地域の水平的組織につなげた経験をもつ地域包括支援センター看護職7人を対象に半構造化面接を行い,夫介護者が自らの意思で水平的組織に参加継続するまでの支援を聴取した.得られたデータは複線径路・等至性モデリングの手法で分析し,支援のプロセスを示した....

    DOI 医中誌

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