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検索結果 459 件

  • 訪問リハビリテーション利用者における転倒経験と現在の生活機能、心身機能の関係:パイロットスタディ

    佐藤 惇史, 村瀬 力真, 佐野 祐貴子 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 241-241, 2024-03-31

    ...ICF Stagingは、ICFコードに基づいた、“基本動作”、 “歩行・移動”、“食事・嚥下”、“食事・動作”、“排泄”、 “入浴”、“整容・口腔”、“整容・整容”、“整容・衣服”、 “余暇”、“交流”、“認知・見当識”、“認知・コミュニケーション”、“認知・精神活動”の14項目をそれぞれ5段階で評価するものであり、本研究では生活機能の指標として用いた。...

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  • 新型コロナウイルスワクチン接種後に発症した 血小板減少を伴う血栓症の一例

    山中, 絵里加, 上村, 宗範, 溝渕, 樹, 佐原, 和真 高知赤十字病院医学雑誌 27 (1), 109-114, 2023-03-31

    ....血管免疫芽球性 T 細胞性リンパ腫( Angio immunoblastic T-cell lymphoma: AITL)に対して CHOP 療法で寛解したが翌年再発.AITL は治療抵抗性となり,緩和療法として自宅療養していた.X 年6月21日にファイザー社のコロナウイルス修飾ウリジン RNA ワクチン1回目の接種を受けた.24 日に右肘腫脹,27 日から食欲低下,尿量減少を認め,28 日から見当識障害...

    機関リポジトリ 医中誌

  • 改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)の理解と活用

    加藤 伸司 老年臨床心理学研究 4 (0), 47-55, 2023-03-30

    ...HDS-R の設問は見当識や様々な質的に異なる記憶に関する項目で構成されており,それらの情報が必ずしも臨床場面やケアの場面に活用されていない。検査者やケアに当たる人は,HDS-R で得られる情報の意味を理解し,日常生活への影響やケア場面における留意点などを適切に評価できることが重要である。...

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  • Trousseau症候群を発症した背部巨大有棘細胞癌の1例

    櫻井 恵海, 田中 隆光, 江川 昌太, 深谷 早希, 林 耕太郎, 石川 武子, 鎌田 昌洋, 斉藤 光次, 笹島 ゆう子, 多田 弥生 Skin Cancer 38 (1), 7-11, 2023

    ...入院翌日に見当識障害と構音障害を認め,MRIで新旧の多発脳梗塞像があり,ダルテパリンナトリウム投与で麻痺なく回復した。姑息的に背部の2個の腫瘤と両腋窩のリンパ節を摘出した。全摘標本は生検組織と同様であったが,臨床的に褐色調の部分に基底細胞癌の併発を認めたが全体の5%以下であった。術後C’A’療法を施行し,経過中に消化管出血で永眠した。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献3件

  • 抗VGKC複合体抗体関連辺縁系脳炎を合併した胸腺腫関連全身型重症筋無力症の1例

    長沼 亮滋, 網野 格, 宮﨑 雄生, 秋本 幸子, 新野 正明, 南 尚哉, 本間 直健, 菊地 誠志 臨床神経学 63 (11), 754-759, 2023

    ...<p>症例は54歳女性.胸腺腫関連全身型重症筋無力症にて当科通院中であった.筋無力症状の増悪に対し入院加療中,初発の意識消失発作を生じ,その後見当識障害や健忘が持続した.ステロイドパルス療法を行ったところ症状は改善し,自己抗体を検索したところ抗VGKC複合体抗体陽性辺縁系脳炎の診断となった.抗VGKC複合体抗体陽性辺縁系脳炎は3分の1が胸腺腫を合併するなど傍腫瘍性神経症候群としての側面を有しており,...

    DOI Web Site PubMed 参考文献18件

  • 当院の転倒傾向の分析と転倒予防対策チームでの活動報告

    迫田 宗作 九州理学療法士学術大会誌 2023 (0), 124-, 2023

    ...この内容をもとに、見当識の確認や環境設定フローチャートを用いたベッドサイド・ベッド柵の設定、センサー類の設置、病棟スタッフへの周知を目的とした環境設定ボードの設置などを、病棟看護師、理学療法士、作業療法士、薬剤師でウォーキングカンファレンスを行い転倒予防に努めている。...

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  • 心の時間を支える神経基盤

    二村 明徳, 本間 元康, 小野 賢二郎, 河村 満 神経心理学 38 (4), 258-264, 2022-12-25

    ...<p>時間を理解することは生活において必要な知能基盤の一つである.正常な時間感覚を形成する神経心理学的メカニズムの解明への取り組みは,実験動物をモデルにした研究や,パーキンソン病などの神経病理学的な障害が明らかな疾患,自閉症スペクトラム(ASD)など特定の精神・行動・認知の障害がある疾患で行われてきた.時間推定や通時的思考,時間が流れる感覚の障害,見当識障害など,時間認知を支える神経基盤について,大脳基底核...

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  • 道順障害に Egocentric Disorientation を伴った地誌的失見当の 1 例

    宮﨑 泰広, 種村 純, 藤代 裕子, 田中 春美, 惠飛須 俊彦 高次脳機能研究 (旧 失語症研究) 42 (3), 348-355, 2022-09-30

    ...本症例の地誌的見当識は, 心的回転と空間定位ともに低下しており, 自己の身体を基準とした自己中心座標系と自己以外の環境内の対象物を基準とした他者中心座標系の空間認知に障害を示していた。これより本症例の地誌的失見当は道順障害に egocentric disorientation を伴った病態であったと考えられた。</p>...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献16件

  • アニメーション的な誤配としての多重見当識――非対人性愛的な「二次元」へのセクシュアリティに関する理論的考察

    松浦 優 ジェンダー研究 : お茶の水女子大学ジェンダー研究所年報 (25) 139-157, 2022-07-31

    本稿の目的は、対人性愛に還元されない「二次元」へのセクシュアリティが存在可能であることと、そのようなセクシュアリティがいかに社会で不可視化されるのかということを、ともに説明できる理論を提示することである。まず、先行研究で対人性愛が自明化されてきたことを批判したうえで、「二次元」への欲望を「人工環境と化した知識集積にもとづいて制作された人工物」への欲望として定式化する。次に、性別二元論と対人性愛中…

    DOI HANDLE Web Site

  • 心臓血管外科術後のせん妄発症予防のための効果的な作業療法実践の検討:せん妄発症事例から得られた示唆

    佐野 邦典, 渡邊 愛記, 川口 敬之, 坂本 安令, 福田 倫也 神奈川作業療法研究 12 (1), 1-7, 2022-04-18

    ...入院経過や今後の見通しなどの情 報を患者に提供することによりせん妄発症を予防できた可能性のある事例に基づき,せん妄に対する予防的介入の内容について検討した.事例は80歳代男性,大動脈弁置換術と冠動脈バイパス術を受けた.ICU入室時から現実検討の促しやADL訓練,認知訓練を実施したが,一般病棟へ転棟後にせん妄を発症した.これらの訓練に加え,入院の経緯や現在の状況を毎日口頭で伝えるようにしたところ,徐々に見当識障害...

    DOI 医中誌

  • セツキシマブ併用FP療法中に肺血栓塞栓症を生じた下顎歯肉癌の1例

    鳴瀬 智史, 森下 廣太, 大森 景介, 坂元 裕, 大鶴 光信, 梅田 正博 日本口腔腫瘍学会誌 34 (1), 1-6, 2022

    ...<br>途中,一過性の見当識障害および極軽度の呼吸苦があり,造影CTで肺動脈に複数個の微小血栓を認めた。ただちに化学療法を中止し,抗血栓療法を開始した。開始後,3週間で血栓の消失を確認したため,根治手術を施行した。術後4年9か月経過し,腫瘍の再発なく,また血栓の再形成もなく経過良好である。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献13件

  • 原著 要支援者と健常高齢者における運動,認知機能の比較

    宮原 洋八, 内之浦 真士, 岸川 由紀, 山口 裕嗣, 小松 洋平, 藤原 和彦, 西村 誠次郎, 柴田 真一, 柴田 元, Miyabara Hiroya, Uchinoura Makoto, Kishikawa Yuki, Yamaguchi Yuji, Komatsu Youhei, Fujiwara Kazuhiko, Nishimura Seijiro, Shibata Shinichi, Shibata Hajime 西九州リハビリテーション研究 14 11-14, 2022-01

    ...歩行速度と膝伸展力は要支援者より健常高齢者が有意に大きかった.MMSE 合計点,見当識(場所),計算,遅延再生は通所サービス利用者より健常高齢者が有意に大きかった....

    DOI 機関リポジトリ

  • COVID-19を契機に発症した後天性血栓性血小板減少性紫斑病

    佐原 直日, 北原 信介, 松永 貴志, 小林 誠一郎, 藤井 知紀, 大野 伸広 臨床血液 63 (11), 1530-1534, 2022

    ...失語,見当識障害,せん妄などの動揺性精神神経症状が出現したが血漿交換,prednisolone, rituximabを投与し改善した。COVID-19にTTPを合併した報告は少なく本邦では本症例が初めてとなる。TTPは稀ではあるがCOVID-19の重要な合併症の一つで速やかに診断し早期に治療を開始することが重要と考えられた。</p>...

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  • 急性健忘症を呈した脳弓梗塞の1例

    田口 智朗, 廣瀬 正和, 末長 敏彦 脳卒中 advpub (0), 467-471, 2021

    ...<p><b>要旨</b>:さまざまな病因により,Papez回路の一部を構成する脳弓が障害される報告がみられるが,純粋な脳弓障害の報告は稀である.今回,急性健忘症を呈した脳弓梗塞の1例を経験したため報告する.症例は75歳右利きの女性.突然の記憶障害を主訴に当院を受診した.時間の見当識障害および近時記憶障害を認める他には特記所見は認めなかった.頭部MRI拡散強調画像で,両側性で左優位の脳弓柱梗塞がみられた...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献18件

  • 患者の重症度や認知機能等を考慮したWelwalk の活用方法について

    堀 菜緒佳, 野中 裕樹, 藤井 廉 九州理学療法士学術大会誌 2021 (0), 12-12, 2021

    ...</p><p>【症例紹介】</p><p>症例1 は,右脳分水嶺梗塞,右小脳梗塞,多発性散在性小梗塞による重度左片麻痺を呈した80 歳代の男性であった.理学所見について,MMSE は精査困難,SIAS 下肢運動機能は0. 0. 0 で,歩行FIM は1 点であった.見当識障害や全般性注意障害などの高次脳機能障害が顕著であり,訓練中において指示理解や注意の持続が困難であった.症例2 は,右放線冠梗塞による...

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  • 非失語性呼称障害:自験例報告および文献的考察

    稲富 雄一郎, 松田 実, 水田 秀子 臨床神経学 61 (5), 288-296, 2021

    ...<p>71歳,女性,右利き.突然の会話困難で発症した.入院時,覚醒は良好であったが,多幸的であり,失見当識,近時記憶障害,病態否認を認めた.発話は流暢で復唱や単語理解は良好であり,視覚性呼称障害も軽微であった.一方,喚語障害,無関連錯語を認め,語流暢性課題時や自由会話,特に病院で激昂した場面の説明で顕著となる状況依存性を伴っていた.MRIでは左視床灰白隆起動脈領域に梗塞巣を認めた.SPECTでは左視床...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献12件

  • 亜急性の認知機能低下と尿閉で発症した中枢神経原発移植後リンパ増殖性疾患の1例

    横山 尚佑, 神林 隆道, 小林 俊輔, 石田 毅, 園生 雅弘 臨床神経学 61 (11), 750-755, 2021

    ...<p>症例は66歳男性.64歳時に生体腎移植を施行し,術後は免疫抑制剤の内服にて安定して経過していたが,2年後に亜急性の経過で見当識障害と尿閉が出現し,精査目的に当科へ入院.認知機能低下,尿閉を呈し,頭部MRIにて左前頭頭頂弁蓋部,脳梁膝部・膨大部に一部リング状造影効果を伴う多発病変を認めた.診断に難渋したが,脳生検を施行し,病理所見から中枢神経原発の移植後リンパ増殖性疾患(post-transplant...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献22件

  • 臍帯血移植後HHV-6 脳炎に罹患し多彩な精神症状を呈した白血病の一例

    福島 春子, 鶴谷 茂, 宮井 宏之, 大谷 恭平, 松石 邦隆, 下村 良充, 米谷 昇, 石川 隆之 神戸市立病院紀要 59 (0), 9-, 2021

    ...抗ウィ ルス薬の投与により検査上脳炎所見は消退したが、間欠的に生じる激しい掻痒、疼痛を伴う精神運動興奮、失見当識や 滅裂な言動が続いた。本症例は、症状は脳炎やせん妄の経過と異なり週1回ひと晩だけ出現することが特徴的であった。...

    DOI 医中誌

  • 慢性期慢性骨髄性白血病の腫瘍随伴症候群と考えられた無菌性髄膜炎

    廻 勇輔, 出口 健太郎, 河野 智仁, 林野 健太, 小村 綾, 白石 雄太郎, 吉田 親正, 名古谷 章子, 山本 和彦, 今城 健二 臨床血液 62 (11), 1593-1597, 2021

    ...多くは,白血球増多や脾腫などの症状により発症することが多いが,今回の症例では,複視,見当識障害を主訴とし,左目の外転神経麻痺,輻輳障害,排尿障害などの神経症状を伴い,無菌性髄膜炎を呈した症例を経験した。また,ステロイドパルス療法,抗生物質などの一般的髄膜炎治療には反応不良で,チロシンキナーゼ阻害薬であるダサチニブの併用が著効したと思われる。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 認知症ケアチーム活動が身体抑制の減少に与える影響

    及川 聡美, 森 信芳, 長谷川 修, 勝又 宇一郎 日本病院総合診療医学会雑誌 16 (5), 339-345, 2020-09-30

    ...具体的に,現実見当識訓練,ベッド周囲の環境整備,視線を合わせ触れながら行うコミュニケーション,チューブ類の固定方法,排尿誘導,離床,選択肢のある活動などを提案した。ラウンド件数は平均 27.1 件 / 週であった。代表病棟調査により,2 年半で身体抑制数が 92.3 %減少,身体抑制ゼロの日が 0 日から 1 年後に 124 日となった。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 第一肋骨骨折に合併し, 遅発性に大量血胸を来した鎖骨下静脈損傷の一例

    横野 良典, 廣瀬 智也, 小川 新史, 大井 和哉, 戸上 由貴, 野間 貴之, 山田 知輝, 中江 晴彦, 水島 靖明 日本外傷学会雑誌 34 (3), 75-78, 2020-07-20

    ...来院時, 見当識障害, 頻脈と酸素化不良を認め, CT検査で右第一肋骨骨折を含む両側多発肋骨骨折, 右血気胸を認めた. 第2病日に急激な循環虚脱から心停止に陥ったが蘇生により自己心拍再開を得た. 造影CT検査で右大量血胸と胸郭出口部で右鎖骨下静脈の静脈瘤と同部位からの活動性出血を認め, 緊急止血術を行った....

    DOI 医中誌

  • アルコール依存症の高齢者に見られた多彩な脳病理

    三山 吉夫 Kyushu Neuropsychiatry 66 (1), 8-18, 2020-04-15

    ...69歳時,記銘力低下,日時,場所の失見当識,作話で発症し,認知機能の低下,感情不安定,脱抑制行動,病態無関心の状態で入院した。画像では前頭・側頭葉が高度に萎縮していたが第3脳室の拡大はみられなかった。84歳時に重度認知症で死亡(全経過:15年)。脳重は1,030gで,両側前頭・側頭葉に高度萎縮,左前頭葉眼窩面と両側側頭葉外側面に外傷性脳挫傷痕がみられた。両側海馬は中等度萎縮。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献14件

  • 亜鉛欠乏により高アンモニア血症を併発した分娩後の急性発症1型糖尿病の1例

    林 葵, 佐藤 大介, 大角 誠一郎, 辻 明紀子, 西村 公宏, 関根 理, 森野 勝太郎, 卯木 智, 前川 聡 糖尿病 63 (3), 132-138, 2020-03-30

    ...<i>μ</i>g/dL)に対して亜鉛補充を開始したところ,高アンモニア血症と血中シトルリンは正常化し,見当識障害は改善した.以上の経過から,亜鉛欠乏による一過性のオルニチントランスカルバミラーゼ活性低下から高アンモニア血症を来したと推察された.本例のような長期の食思不振から低栄養状態が疑われる場合には,亜鉛欠乏に伴う一過性高アンモニア血症も鑑別に挙げる必要があると考えられる....

    DOI 医中誌

  • 軽微な外傷で発症した脂肪塞栓症の1例

    中沢 不二雄 整形外科と災害外科 69 (2), 311-312, 2020-03-25

    ...<p>84歳女性,道路横断中,右折車に接触尻餅で右大腿骨頚部骨折を受傷し救急外来入院した.右大腿骨頚部骨折は,骨頭へ頚部が陥入し安定,転位軽度で保存的加療とした.昼入院,夕刻から意識障害が見られ,翌朝JCS100となった.頭部胸部CT検査で異常を認めず,頭部MRI検査で頭部多発脳梗塞を指摘された.エダラボン点滴,高圧酸素療法を受け症状軽快した.受傷後6週,見当識障害,四肢不全麻痺が残り転院した.大腿骨頭...

    DOI Web Site 医中誌

  • 納蘭性德の詞について

    塚本 嘉壽 埼玉大学紀要. 教養学部 55 (2), 275-291, 2020-03

    ...次に彼の悼亡詞から、彼がこの生をいつか醒めるべき夢と考えていたことを指摘し、この現実とより高階な世界という二重性は精神病理学でいう二重見当識や隣接現実という視点から了解できることを述べた。最後に詞にしばしば用いられる紅と朱を対比し、前者が天上の色である青への傾性を、後者が現世的な色である黄への傾性をもつことを指摘した。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • 脊髄症状にて発症したダンベル型脊髄硬膜外悪性リンパ腫の1例

    庄瀬 裕康, 相原 英夫, 山下 俊輔, 森下 暁二, 向原 伸太郎, 高山 博行 NEUROSURGICAL EMERGENCY 25 (1), 111-118, 2020

    ...<p> 脊髄症状にて発症した脳病変を伴うダンベル型脊髄硬膜外悪性リンパ腫の1例を報告する.症例は66歳男性で,約2週間前からの背部痛と両下肢から体幹にかけてのしびれで発症し,脊椎MRI(Magnetic Resonance imaging)でT(Throracic)3‒5レベルの脊柱管内から脊柱管外に進展する腫瘍性病変を認めた.硬膜外神経鞘腫の診断で手術を予定していたが,その3日前に見当識障害,失語...

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  • 臍帯血移植後に併発したHHV-6脳炎の後遺症として低体温発作を繰り返した急性骨髄性白血病

    酒匂 崇史, 田矢 祐規, 平山 剛久, 大庭 悠貴, 三ツ木 崇, 西田 彩, 石綿 一哉, 渡部 ちづる, 和氣 敦 臨床血液 61 (3), 274-279, 2020

    ...Day 31に見当識障害が出現し,MRIで両側海馬と視床下部に拡散制限を認め,髄液中にヒトヘルペスウイルス6型(HHV-6)を検出した。HHV-6脳炎と診断しホスカルネットを増量して髄液中HHV-6の陰転化と意識障害の改善を得たが,day 34から突発的な発汗・低体温と引き続く高血圧・高血糖が出現した。...

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • 生活上の出来事全体を忘れるアルツハイマー病患者の検討

    鈴木 夏美, 佐藤 卓也, 今村 徹 神経心理学 35 (1), 36-43, 2019-03-25

    ...<p>アルツハイマー病患者における生活上の出来事全体の記憶の障害(出来事忘れ)の有無に寄与する要因を連続215症例で検討した.出来事忘れなし群とあり群間の患者属性,疾患属性,認知機能属性を分散分析およびMMSE得点を共変量とするlogistic重回帰分析で検討した.近時記憶課題,見当識課題,日常記憶課題の成績で効果量の大きな群間差が得られ,重回帰分析では見当識課題と日常記憶課題の成績に有意なオッズ比...

    DOI 医中誌

  • 終末期がん患者の生存期間1 か月間の転倒要因

    油野 規代, 加藤 真由美, 桂 英之, 小泉 由美, 山崎 松美, 正源寺 美穂 日本転倒予防学会誌 5 (3), 29-41, 2019-03-10

    ...</p><p>【結論】終末期がん患者の生存期間1 か月間での転倒要因は,見当識障害,下肢筋力低下の認識,睡眠薬の内服であり,複数回転倒群では,転移,見当識障害,睡眠薬の内服,食欲不振であった。</p>...

    DOI Web Site 医中誌

  • 前脳基底部健忘重症例に対する時間的見当識訓練

    山本 小緒里, 西川 順治, 穴水 幸子 認知リハビリテーション 24 (1), 62-68, 2019

    ...発症から5年経過した慢性期の前脳基底部健忘症例1 例に対し,時間的見当識改善のための記憶リハビリテーションを実施した。これまでに再学習のみられた自伝的出来事・社会的出来事から,日本人にとって影響力の大きい出来事や,文化的行事・風習に関わる出来事を手がかりとして繰り返し提示した。訓練開始から16ヵ月後には「年・年齢」が正答となった。...

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  • 目次/特集にあたって/表紙の説明

    ファルマシア 55 (9), 824-825, 2019

    ...<br>表紙の説明:アルツハイマー型認知症は3段階の経過をたどる.初期段階では,自分で片付けたものが分からなくなる,直前のことを忘れるなどの進行性の記憶障害,中期では見当識障害,徘徊・妄想等の行動,心理症状が認められる.後期では日常生活に問題が出始め,寝たきりに移行していく....

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  • びまん性大細胞型B細胞リンパ腫の救援化学療法中に発症したサイトメガロウイルス髄膜脳炎

    吉田 菊晃, 小浴 秀樹, 山下 友佑, 小畑 裕史, 大岩 健洋, 細井 裕樹, 村田 祥吾, 蒸野 寿紀, 西川 彰則, 荒岡 秀樹, 園木 孝志, 田村 志宣 臨床血液 60 (2), 124-129, 2019

    ...その10日後,見当識障害が突然出現し,急激に悪化した。髄液検査でリンパ球優位の白血球増加とCMV PCRで高コピー数を認め,CMV髄膜脳炎と診断した。FCNとガンシクロビル(GCV)の併用療法を開始し,意識障害は徐々に改善した。CMVのDNAシークエンスの結果,FCN耐性を示す変異は確認されず,GCVを1週間で中止した。髄液PCR陰性化の確認までFCNを継続した。...

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • 認知症を合併したリウマチ性多発筋痛症の1例

    久保 公利, 松田 宗一郎, 間部 克裕, 加藤 元嗣 道南医学会ジャーナル 2 (1), 39-43, 2019

    ...また入院時より幻覚、見当識障害、記銘力障害が認められたため、精神科を受診し内服加療が開始された。その後PSLを漸減し第94病日に退院となった。【結語】症状出現時から診断まで2ヶ月を要したリウマチ性多発筋痛症の1例を経験した。アルツハイマー型認知症を有する症例のため、自覚症状を正確に表現することが困難であり、診断に苦慮したが貴重な症例と考え報告する。...

    DOI 医中誌

  • トレッドミル歩行訓練で日中の活動量改善に至った症例について

    豊島 晶, 西川 美彩, 田村 篤 理学療法学Supplement 46S1 (0), E-139_1-E-139_1, 2019

    ...発症41日後当院回復期リハビリ病棟に転院し,発症113日後自宅退院となった.現病歴2017/10/Xに左後頭葉の絞扼性頭痛を発症,左右失認,見当識障害出現し受診となる.心房細動,肺炎の既往歴あり....

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  • Pusher現象の出現頻度および消失時期の検証:3施設共同研究

    上野 信吾, 川越 裕已, 諸井 孝光 理学療法学Supplement 46S1 (0), E-88_1-E-88_1, 2019

    ...その理由として、阿部(2014)らの報告では、意識障害や見当識障害の症例を除外対象としている。しかし、本研究ではそれらを含めた結果であるという点、また発症から40日以降の消失時期も含めた結果となっている。つまり、pusher症例の損傷半球別の消失時期について、対象症例を意識障害や見当識障害を含めて回復期以降のpusherの消失時期を考えると一側優位性は低いのかもしれない。...

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  • 急性期におけるくも膜下出血後の意識障害の回復と日常生活動作能力との関連

    中安 健, 岡田 恒夫 理学療法学Supplement 46S1 (0), E-114_1-E-114_1, 2019

    ...開始時GCSでは、意識良好群が他の群よりも有意に高い値であったが、見当識障害群と意識障害群に差は認めなかった。BIは、意識良好群はすべて100点、見当識群は42.5(10,100)、意識障害群はすべて0点でそれぞれに有意差を認めた。入院期間は意識良好群で他の群より有意に短かった。...

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  • 化膿性脊椎炎を合併した三尖弁感染性心内膜炎の1症例

    手塚 綾乃, 肥後 建樹郎, 榎園 圭, 内山 洋太, 茶園 秀人, 湯浅 敏典, 德本 寛人, 武冨 榮二, 大石 充 心臓 50 (12), 1316-1322, 2018-12-15

    ...<p> 症例は74歳,男性.腰痛の精査にて近医より当院整形外科に紹介受診となり精査入院中,低血糖と見当識障害を契機とした全身精査にて,三尖弁に直径20×16 mmの疣腫を認め,三尖弁感染性心内膜炎と診断した.直ちにペニシリンG 2400万単位を開始した.その後,腰椎においても,初診時にはみられなかった骨破壊像が出現し,化膿性脊椎炎と診断された.三尖弁の疣腫は手術適応とされるサイズであったが,腰椎の感染巣...

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  • 看護師の認識による認知症の高齢者の食事拒否の構造と対応

    眞鍋, 瑞穂, 讃井, 真理, 河野, 保子 健康生活と看護学研究:人間環境大学松山看護学部紀要 1 (1), 30-35, 2018-10-30

    ...の承諾を得た老人保健施設において,認知症の高齢者を看護する看護師50名に対し食事拒否の状況等に関する質問紙を配布し郵送で回収した.分析は質的統合法を用いた.結果:食事拒否は,[失認・失行により食べるという行動発現の消失],[介助者との親和感低下に起因する嫌という思い],[自分の居場所であるという感覚の低下起因する安心感の喪失],[身体的な症状悪化に伴う生活意欲の減退]という4つの概念が[心身機能と見当識...

    機関リポジトリ Web Site 医中誌

  • 多発性脳梗塞を契機に発見された巨大卵巣粘液性腺癌の1例—Trousseau症候群—

    秋山 智洋, 淺枝 正浩, 横田 正幸, 田根 葵, 高橋 務, 早崎 浩司, 松本 昌泰 脈管学 58 (10), 205-210, 2018-10-10

    ...見当識障害で受診し多発性脳梗塞を認め,精査にて卵巣粘液性腺癌を認めた。粘液性腺癌の進行は緩徐だが進行例は予後不良とされ,今回も急激な経過を辿ったが,治療ではCA125などで病勢を予測しての抗凝固療法や原疾患の速やかな治療が肝要と思われる。</p>...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • 不眠,不安が顕著な認知症に加味帰脾湯が有効であった1例

    玉野 雅裕, 加藤 士郎, 岡村 麻子, 星野 朝文, 高橋 晶 脳神経外科と漢方 4 (1), 28-33, 2018-09-15

    ...さらに見当識障害や遂行機能障害などの中核症状の進行も抑えられ,構成生薬の一つである遠志の抗認知症作用が寄与した可能性が示唆された。精神の安定と良好な身体活動性は長期に維持され,家族の負担は激減した。今後,このような認知症に対する加味帰脾湯の有用性が期待される。</p>...

    DOI Web Site 医中誌

  • 術後に症候性甲状腺機能低下症を併発した超高齢者大動脈弁狭窄症の1手術症例

    平岡 大輔, 真鍋 晋, 平山 大貴, 安川 峻, 葛井 総太郎, 内山 英俊, 大貫 雅裕, 広岡 一信 日本心臓血管外科学会雑誌 47 (4), 174-177, 2018-07-15

    ...がないにもかかわらず,甲状腺ホルモンの低値を中心とした甲状腺機能検査異常を引き起こす病態と定義されている.NTIは一般に生体防御機構の1つと考えられ,病的意義は少なく,積極的な薬物治療の対象とはされていない.そのため,開心術後の血液生化学検査において,甲状腺機能低下がみられたとしても,慎重な解釈が必要とされる.今回,われわれは高齢者に対する大動脈弁置換術後に,甲状腺ホルモンの異常低値を伴う,著明な倦怠感と軽い見当識障害...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献8件

  • 十二指腸切除5年後に発症したWernicke-Korsakoff 症候群を伴った脚気心の1例

    曽我部 功二, 河田 正仁, 小平 睦月, 加藤 幸範, 瀧上 雅雄, 黑田 優, 松浦 岳司, 松本 晃典, 平山 恭孝, 足立 和正, 松浦 啓, 坂本 丞 心臓 50 (6), 656-660, 2018-06-15

    ...<p> 症例は56歳男性.来院5年前に十二指腸癌で十二指腸切除を受けていた.見当識障害,両下腿浮腫,歩行障害で脳外科から紹介された.心拍数120/分で胸部X線ではうっ血と胸水を認めた.心エコー図では収縮能の低下は認めなかった.末梢神経障害を認め,脚気心を疑い,血中ビタミン濃度測定提出後,総合ビタミン剤を含んだ点滴を開始した.翌日には下腿浮腫は消失した.長谷川式簡易知能評価スケールは入院時の21点から...

    DOI 医中誌

  • トラマドール塩酸塩によるセロトニン症候群に急性ジスキネジアを合併したがん疼痛患者の1症例

    岩山 百華, 阿部 泰之, 国沢 卓之, 田﨑 嘉一 Palliative Care Research 13 (1), 109-113, 2018

    ...<p>患者は68歳男性で,左甲状腺腫瘍未分化転化の診断でレンバチニブを内服中,左鎖骨周囲の腫脹,疼痛がありトラマドールを内服開始した.2日後から下痢,発汗,見当識障害,ミオクローヌスなどが認められたためセロトニン症候群と診断された.さらに手足が動く,体幹をくねらせるなどのジスキネジアがみられた.トラマドールを内服中止したところ,半日でミオクローヌスとジスキネジアは軽快し,翌日には消失した.有害事象発現時...

    DOI Web Site 医中誌

  • ビタミンB1補充後に聴力と下丘のMRI異常信号の正常化を確認しえたWernicke脳症の1例

    中村 拓真, 今井 啓輔, 濱中 正嗣, 山﨑 英一, 山田 丈弘, 水野 敏樹 臨床神経学 58 (2), 100-104, 2018

    ...<p>61歳男性.声の聞こえにくさ,物の見えにくさ,ふらつきにて第6病日に受診した.両側聴力低下とともに,見当識障害,眼球運動障害,体幹失調,深部反射の消失がみられた.頭部MRIのFLAIR画像にて両下丘を含む中脳蓋と両視床内側に高信号域がありWernicke脳症(Wernicke encephalopathy; WE)が疑われた.ビタミンB1補充療法開始後に聴力は急速に回復し,眼球運動障害と歩行障害...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献6件

  • 血管内治療後早期に微小出血を伴った多発性異物肉芽腫の1例

    野田 龍一, 井上 雅人, 坂倉 悠哉, 山口 翔史, 玉井 雄大, 宮原 牧子, 栁澤 俊介, 岡本 幸一郎, 原 徹男 Japanese Journal of Neurosurgery 27 (10), 773-780, 2018

    ...特に神経症状の悪化などは認めず, 術後2週間のCTで出血の増大なく自宅退院したが, 術後1カ月目に見当識障害, 右麻痺で再来院した. 造影CTの静脈遅延相およびMRIを施行したところ, 左大脳半球に浮腫性変化を伴う散在性微小造影病変を認めた....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献22件

  • バーコードリーダーの赤色点滅光により誘発された光感受性発作の2例

    外山 祐一郎, 川又 純, 下濱 俊 臨床神経学 58 (10), 626-630, 2018

    ...<p>症例1は25歳の女性看護師.日勤看護業務中,バーコードリーダーを使用直後に転倒し強直間代発作が出現した.強直間代発作は5分程度で自然頓挫したが,意識減損が30分程度持続した.症例2は30歳の女性看護師.夜勤にて看護業務中,バーコードリーダーを使用し赤色点滅光を凝視した直後に起立困難となった.同僚看護師の名前が分からない等の見当識障害が出現した.5分程度見当識障害を認めたが徐々に改善し意識清明となった...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献8件

  • 人物と相貌の認識の病理

    植野 仙経, 上田 敬太, 村井 俊哉 認知神経科学 20 (3+4), 172-181, 2018

    ...<p>【要旨】1900年ごろ、Kraepelinはその『精神医学教科書』において人物に対する見当識の障害を含むさまざまな見当識障害を記述した。また見当識障害について、健忘やアパシー、認知機能の低下が関与するものと妄想性のものとを区別した。その後、精神医学において妄想性人物誤認の現象は既知性や親近感・疎遠感といった気分ないし感情の側面から考察されるようになった。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 高齢犬の行動の変化に対するアンケート調査

    水越 美奈, 松本 千穂, 脇坂 真美 動物臨床医学 26 (3), 119-125, 2017-09-25

    ...これらの臨床徴候は飼い主が排泄の失敗や睡眠と覚醒サイクル,見当識障害など実際的に観察することでわかることがほとんどである。6歳以上の健康な犬のこれらの徴候を調べたところ,CDSの徴候は年齢と共に上昇し,13歳で70%を超えた。また比較的若い6~9歳では雌より雄,14~18歳では未避妊雌より避妊雌,10~13歳では日本犬系より洋犬で高いことがわかった。...

    DOI 医中誌

  • 認知機能検査の会話分析——検査の会話における焦点と問題の処理——

    小池 高史 保健医療社会学論集 27 (2), 57-66, 2017-01-31

    ...MMSE (Mini-Mental State Examination)の見当識の質問場面を取り上げ、検査のやり取りのなかで焦点が絞られる対象と、問題が生じたときにそれがどのように処理されるのかを会話分析の手法を用いて記述した。分析の結果、以下の点が明らかになった。1)検査の会話のなかで、応答の正誤が2通りの方法で焦点化される。...

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  • MRI で視床後部から辺縁系,大脳皮質に過灌流による浮腫性病変を認めた非痙攣性てんかん重積の1 例

    新井 鐘一, 熊井 康敬, 宇都宮 英綱 脳卒中 39 (6), 446-450, 2017

    ...<p>症例は84 歳男性.感覚性失語様の軽度の見当識障害で発症.発症日の頭部MRI では左視床枕,海馬に拡散強調画像で淡い高信号域を認め,急性期脳梗塞が疑われた.発症2 病日のMRI では病変は左扁桃体から鉤,島皮質,前頭葉底部へと拡大し,ADC-map では淡い高信号域から低信号域,FLAIR では明瞭な高信号域を呈していた.発症3 病日の灌流画像(ASL)では左側頭葉の血流増大を認め,頭部MRA...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献16件

  • 両側腎に多数の腎囊胞を認めるGitelman症候群に腹膜透析を導入した1例

    横井 靖二, 髙橋 直生, 横井 聡始, 西森 一久, 小林 麻美子, 西川 雄大, 森田 紗由, 森川 幸恵, 福島 佐知子, 三上 大輔, 糟野 健司, 木村 秀樹, 岩野 正之 日本透析医学会雑誌 50 (9), 581-586, 2017

    ...見当識障害を主訴に当院を受診した. 38歳時にGitelman症候群と診断されている. 38歳時はCr 1.68mg/dLであったが徐々に腎機能が悪化し, 入院時はCr 5.59mg/dLに上昇していた. 入院後, 意識レベルが低下し, 全身痙攣も出現したため, CHDFを開始した. CHDF後に意識レベルがすみやかに改善したことから, 腎不全による代謝性脳症と診断した....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献22件

  • 椎骨動脈から後大脳動脈におよぶ動脈解離をきたした脳梗塞の1例

    芦田 真士, 永金 義成, 牧野 雅弘, 友永 慶, 蒔田 直輝, 山本 康正 臨床神経学 57 (8), 446-450, 2017

    ...<p>症例は45歳女性.突然の頭痛と意識障害のため頭痛発症6時間53分後に救急受診した.見当識障害,左同名半盲,左片麻痺,左上下肢の感覚障害を認め,MR拡散強調画像にて右後頭葉と両側視床に高信号域を認めた.急性期治療として抗凝固療法を開始したが,意識障害の進行と両側眼球運動障害を認め,中脳内側梗塞が拡大した.MRAでは右椎骨動脈と脳底動脈にdouble-lumenを認め,右後大脳動脈の描出は数週間にわたって...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献7件

  • 高次視覚障害の診断と治療―眼科医が知っておくべき神経心理徴候―

    山口 修平 神経眼科 34 (1), 33-39, 2017

    ...側頭葉にいたる腹側路で処理が行われる.視空間認知の障害で最も頻度が高いのは半側空間無視であり,頭頂葉の損傷が関与している.両側頭頂葉の障害でBálint症候群が出現する.一方,腹側路の損傷で生ずる視覚性失認では,物体の形態認知が困難となり,処理段階に応じて様々な形の失認が認められる.その特殊型として顔の認識が困難となる相貌失認がある.顔認知に関しては脳の特化した部位において処理が行われる.地誌的失見当識...

    DOI 医中誌

  • ベムラフェニブ投与中に癌性髄膜炎を来した無色素性悪性黒色腫の1例

    太田 征孝, 福代 新治, 白築 理恵, 森田 栄伸 西日本皮膚科 79 (6), 578-581, 2017

    ...投与開始 3 カ月の時点で食欲低下やふらつき,失見当識が出現した。頭部 CT,MRI 画像では異常所見は認めなかった。投与開始 4 カ月で意識障害が出現し,造影 MRI および髄液細胞診を行ったところ,癌性髄膜炎および脳転移の所見がみられ,入院後 2 週間で永眠した。ベムラフェニブ投与により転移巣の縮小効果が得られたが,髄液移行性が低いことから中枢神経系転移には効果がみられなかった。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件

  • くも膜下出血後遺症の男性に対する箱庭療法

    秋本 倫子, 平尾 和之, 山 愛美 箱庭療法学研究 30 (1), 55-66, 2017

    ...Aは,健忘,見当識障害,実行機能障害などの高次脳機能障害を示した。病態失認,作話,それに神経心理学で言う“保続”もあった。しかしながらセラピストは,バウムテストの描画や特に箱庭を見て,回復の潜在的可能性を信じるようになった。バウムや箱庭は,似たようなパターンを繰り返しているように見えたが,その中に微妙な変化を観察することが可能であった。自宅に帰る希望は打ち砕かれた。...

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  • ローヤルゼリーで認知症予防?メタボロミクスを用いたバイオマーカーの推定

    矢萩 弘晃 ファルマシア 53 (12), 1212-1212, 2017

    ...現在,認知症患者は増加の一途をたどり,社会的課題となっているが,根治療法が確立しておらず,発症メカニズムの解明や新たな治療薬の開発が急務となっている.近年,一部の健康食品に認知症を予防する可能性が示唆されており,その一例であるローヤルゼリーには様々な生物活性を有する主要ローヤルゼリータンパク質群(MRJPs)が含まれ,認知機能および見当識改善作用を示すことが報告されている.今回,ChenらはMRJPs...

    DOI 医中誌

  • 救急救命士らが意識レベルをJapan Coma Scale(JCS)で1と判定した症例の検討

    山口 陽子, 田中 博之 日本プライマリ・ケア連合学会誌 40 (3), 131-135, 2017

    ...</p><p><b>結論:</b>救急救命士らは上述の「印象」によってJCS-1と判定していた.このような印象は「今ひとつハッキリしない」状態を捉えるには有用と考えられる.ただし,救急救命士らはJCS-2あるいは-3に該当するかもしれない症例をJCS-1と判定している可能性があり,見当識あるいは見当識障害を正しく認識できていないと考えられた.</p>...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献1件

  • ロボットスーツHALの使用で寝たきり予防と高次脳機能障害の改善が見られた1例

    西山 保弘, 工藤 公晴, 江濱 勇気, 村井 祥二 理学療法学Supplement 2016 (0), 0863-, 2017

    ...</p><p></p><p>【方法】</p><p></p><p>症例提示:70代歳女性,平成26年1月6日左頭頂葉脳皮質下出血,右片麻痺,失見当識,左半側視空間失認などの症状あり,平成26年2月5日に回リハ目的でBセンターに転院。4か月の回リハを実施後,平成26年6月16日に当院に転院する。...

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  • 二重課題トレーニングによる長期介入が健常高齢者の運動および認知機能に与える影響

    森田 恵美子, 横山 久代, 今井 大喜, Nooshin Naghavi, 竹田 良祐, 太田 暁美, 河合 英理子, 半野 源太, 鈴木 雄太, 岡崎 和伸 理学療法学Supplement 2016 (0), 1504-, 2017

    ...評価項目は,身体・運動機能として,BMI,体脂肪量,下肢筋量,大腿四頭筋筋力,最大一歩幅(MSL),Time up and go testでの最大歩行速度時間(TUG),開眼片脚立位時間(片脚立位)を,認知機能として,日本語版Modified Mini-Mental State examination(3MS)の総得点および各認知領域(記銘と再生,長期記憶,見当識,注意力,言語流暢性・言語理解,語想起...

    DOI

  • 認知症高齢者による場所の見当識障害にかかわる現象の捉え直し

    田中 元基, 大橋 靖史 老年社会科学 38 (1), 84-93, 2016-04-20

    ...に基づき話題を共有した語りが可能なことを示している.第二の特徴は,現在の状況と過去の状況の差異に言及した語り方である.今いる場所の状況と過去の経験との間に不一致が生じた際に,「過去への言及→だけど→現在における過去の不在」という定式化が行われていた.以上の特徴から,場所の見当識障害としてとらえられてきた発話行為は,他者への配慮や状況への気づきといった能力として捉え直すことが可能であることが示唆された...

    DOI Web Site 医中誌

  • 再発時に低血糖発作を起こし高分子IGF-II産生と判明したsolitary fibrous tumorの1例

    石橋 直也, 佐藤 伸之, 阿部 皓太郎 日本呼吸器外科学会雑誌 30 (7), 915-920, 2016

    ...p>症例は79歳女性.2009年に胸壁腫瘍摘出術を施行し孤立性線維性腫瘍(Solitary fibrous tumor:SFT)と診断された.同時に糖尿病も発見され内服治療を開始している.2012年に経過観察を終了としたが,2015年8月呼吸苦を主訴に当科を受診,左胸腔内を占拠する充実性腫瘤と胸水を認めSFTの再発と診断した.胸腔ドレナージと胸膜癒着術を行い症状は軽快したが,1ヵ月後に低血糖による見当識障害...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献18件

  • 頭部外傷後に重複記憶錯誤を呈した1例

    樫林 哲雄, 数井 裕光, 和田 佳子, 徳増 慶子, 横山 和正 神経心理学 32 (3), 239-247, 2016

    ...<p>本症例は脳挫傷による前向性健忘,逆向性健忘,前頭葉症状を呈した.治療の経過で場所の定位障害が残存し,リハビリテーションで正しい現在地を再学習するうちに場所の見当識に混乱が生じて,重複記憶錯誤が出現した.頭部MRIで認められた障害部位は左上前頭回下部,右下前頭回で,IMP-SPECTではこれらの部位に加えて,後部帯状回の取り込み低下を認めた.重複記憶錯誤消失前後でIMP-SPECTを比較したところ...

    DOI 医中誌

  • 高次脳機能障がい者の認知機能向上を目的としたグループ運動の実践

    野々村 和子 理学療法学Supplement 2015 (0), 1426-, 2016

    ...MMSEの項目の中で,時間,場所の見当識・計算・短期記憶の改善がみられた。注意力検査TMT-A TMT-Bでも11名中6名までが反応の速さに向上がみられた。【結論】身体運動による認知機能へのアクセスできる研究成果が次々に伝えられている。脳損傷後の運動は,損傷を逃れた脳部位に可塑的な変化を生じ,失われた運動を取り戻すために新たなネットワークが形成することが知られている。...

    DOI

  • 認知症短期集中リハビリテーションの有効性についての検討と今後の課題

    賀来 江里子, 山口 ゆかり, 永田 誠, 宮内 和誠 九州理学療法士・作業療法士合同学会誌 2016 (0), 275-275, 2016

    ...リハビリの内容は①見当識の確認(場所・季節・日付・時間等の確認)②注意力・集中力の訓練(計算問題・読み書き・数字盤・ペグ・塗り絵を使った訓練)③記憶訓練(日記や口頭での質問形式の訓練)④趣味活動(簡単な工作や歌唱)とした。...

    DOI

  • デイケアにおいてせん妄を併発した認知症利用者との関わり

    具志堅 奈利子 九州理学療法士・作業療法士合同学会誌 2016 (0), 278-278, 2016

    ...N式老年者用精神状態尺度で16/50と向上し、関心・意欲・交流、会話、見当識の項目で変化が見られた。午後からちぎり絵に集中し、他利用者と笑顔でコミュニケーションをとる場面が見られた。作業中はスタッフを呼ぶ事が減り、「以前に比べ手がとられなくなった」との意見が聞かれた。...

    DOI

  • 進行した認知症患者における血液中電解質検査や心電図検査の重要性

    阿部 光香, 阿久津 靖, 恩地 由美, 手塚 美紀, 矢幡 由佳子, 河村 光晴, 小林 洋一, 三邉 武彦, 内田 直樹, 小口 勝司, 小林 真一, 高塩 理, 岩波 明, 高木 康, 福地 邦彦 昭和学士会雑誌 76 (6), 720-726, 2016

    ...記憶障害・見当識障害・実行機能障害などの認知症中核症状のほかに出現する徘徊・妄想・せん妄などの周辺症状(Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia)(以下BPSD)は,摂食障害や嘔吐・下痢・脱水など引き起こし,生命に危険を及ぼす.しかしながら一見自覚症状や身体所見が明らかでない認知症患者の在宅管理は,精神症状の緩和により,BPSD症状への進行を...

    DOI 機関リポジトリ Web Site ほか1件

  • バラシクロビルによる一過性の周期性同期性放電を伴う薬剤性脳症をきたした高齢者例

    中谷 光良, 月野 光博, 髙橋 良輔, 池田 昭夫 臨床神経学 56 (7), 504-507, 2016

    ...<p>81歳女性で高血圧,サルコイドーシス,慢性腎不全で透析中の患者.右胸背部に出現した皮疹に対し帯状疱疹と診断され,バラシクロビルの内服が開始された.3日後より見当識障害,歩行障害が出現し救急搬送された.意識障害,および下肢優位の左右対称の安静時ミオクローヌスを認めた.脳波検査で周期性同期性放電(periodic synchronous discharges; PSDs)を認め,経過と所見よりバラシクロビル...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献8件

  • 認知症の人の生活上の困難さについての認知症の人と家族介護者の認識の違い

    宮村 季浩 日本公衆衛生雑誌 63 (4), 202-208, 2016

    ...生活上の困難さは,聞き取り調査の回答を基に出現頻度の高かった,疼痛,幻覚・妄想,攻撃的言動,記憶,見当識,意思疎通,不安・混乱,排泄,歩行,食事,睡眠障害,引きこもりの12項目に分類した。さらに家族介護者と認知症の人と接する看護職に対する質問紙調査の回答から,認知症の人の基本情報,認知症の診断名と重症度,介護度,中核症状,BPSD やせん妄についての情報を得て解析を行った。...

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • 急性一酸化炭素中毒の疫学と臨床的特徴

    伊関 憲 日本毒性学会学術年会 43.1 (0), S18-2-, 2016

    ...成人では見当識障害、歩行障害、集中力低下、自発性低下、記銘力障害、失行、失認やパーキンソン様症状などが多い。DNSは脳の深部白質の脱髄が原因と考えられている。COにより多核白血球が活性化され、脂質の過酸化物がミエリン塩基性タンパクを化学的に変化させ、自己免疫反応によりミエリン鞘が壊死することが原因とも言われている。このため細胞壊死に10~14日経過して、DNSが遅れて出現すると考えられている。...

    DOI

  • 当院回復期リハビリテーション病棟における認知症患者への関わり

    山本 達也 九州理学療法士・作業療法士合同学会誌 2016 (0), 276-276, 2016

    ...</p><p>【作業療法評価】</p><p>APCD:「計算問題を解く,体操,本を読む」等,7項目が「重要である」</p><p>HDS-R:13/30点(減点:日時と場所の見当識,遅延再生,物品記銘,語の流暢性)</p><p>セルフケア:食事以外に要介助  FIM:78/126点(運動:52点,認知:27点) 移動:車椅子介助</p><p>【経過】</p><p>第1期(介入後1週間)はリハビリ以外の...

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  • 高齢者に対する日記の効果についての一考察

    江藤 優子 九州理学療法士・作業療法士合同学会誌 2016 (0), 277-277, 2016

    ...現実見当識訓練のひとつとして日記をつけることは、記憶・認知機能・見当識を高めるために有用であると思われる。</p><p>【倫理的配慮,説明と同意】</p><p>症例・家族に対し同意文書に基づく説明を行い、症例報告に参加・発表することの同意を得ている。</p>...

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  • ジェットコースター乗車後に生じた硬膜下血腫の1例(Subdural hematoma after riding a roller coaster: a case report)

    小守林 靖一 (Nobukazu Komoribayashi), 大間々 真一 (Shinichi Omama), 吉田 雄樹 (Yuki Yoshida), 遠藤 重厚 (Shigeatsu Endo), 小川 彰 (Akira Ogawa), 小笠原 邦昭 (Kuniaki Ogasawara) Nihon Kyukyu Igakukai Zasshi: Journal of Japanese Association for Acute Medicine 26 (1), 25-29, 2015-01

    ...しかし,近医退院から6日後に意識レベルJCS 2と見当識障害が出現し,頭部CTで右硬膜下血腫の増大を認めたため,当科入院となった。入院後直ちに穿頭血腫除去術を行い,術5日目に神経学的脱落症状なく,独歩自宅退院した。ジェットコースターに乗車したことが原因として考えられる硬膜下血腫の症例報告は過去に7例ある。本症例において硬膜下腔へ出血性変化が生じた原因としては,次の2つの可能性があると考えている。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件

  • 抗グルタミン酸受容体(GluRε2)抗体が検出された非ヘルペス性急性辺縁系脳炎を合併した両側耳介軟骨炎の1例

    西口 亮, 藤本 武士, 江口 勝美, 福田 安雄, 高橋 幸利 臨床神経学 55 (6), 395-400, 2015

    ...症例は62歳,男性.2012年6月初旬より両側耳介の疼痛や腫脹が出現し,1ヵ月半後に記憶障害が出現した.記銘力低下や失見当識をみとめ,頭部MRIでは両側側頭葉内側の異常信号と同部の腫脹を呈した.髄液検査で単形核球優位の細胞増多をみとめ,髄液での単純ヘルペスウィルスPCR陰性などから,非ヘルペス性急性辺縁系脳炎と考えられた.両側耳介病変より再発性多発軟骨炎がうたがわれ,ステロイド内服治療により両側耳介腫脹...

    DOI PubMed 医中誌 参考文献15件

  • 神経原線維変化型老年期認知症

    山田 正仁 認知神経科学 17 (1), 32-39, 2015

    ...記憶障害が非常に緩徐に進行した後、失見当識や他の認知機能障害があらわれる(認知症段階)。頭部CTやMRIでは海馬領域の萎縮がみられる。血管性病変などが共存してみられることが多い。アミロイドイメージングはADとの鑑別に有用であり、アミロイド陰性例の中に本症は含まれる。タウイメージングの臨床研究が進行している。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 急性期リハビリテーションにおける院内連携

    立野 伸一, 村田 竜一郎 理学療法学Supplement 2014 (0), 0343-, 2015

    ...更に,ステップワイズ法とロジスティック回帰分析を用い関連性の高い,転倒したことがある,転落したことがある,ふらつき,見当識障害,移動に介助が必要の5項目からなる予測式を考案した。考案した転倒ありの予測式の感度,特異度は75.0%,75.9%であり,有効度は75.9%であった。...

    DOI

  • 加重方向指数ヒストグラム法を用いた時計描画からの特徴抽出に関する一考察

    重盛 友章, 川中 普晴, Zainab Harbi, Yulia Hicks, Rossi Setchi, 高瀬 治彦 日本知能情報ファジィ学会 ファジィ システム シンポジウム 講演論文集 31 (0), 536-539, 2015

    ...近年,高齢者人口の増加に伴い認知症を患う高齢者も増加しつつある.これまで筆者らは,会話型ロボットを用いたロボットセラピーを用いて,認知症のタイプや進行度を定量評価するシステムについて研究を進めてきた.本論文では,従来のシステムで評価可能な時間的・地理的見当識や短期記憶に加えて,視空間機能や遂行機能を評価するための描画テストからの特徴抽出法ならびに認識法について検討した.ここでは,加重方向指数ヒストグラム...

    DOI Web Site

  • 一過性全健忘の病態機序

    水間 啓太, 矢野 怜, 村上 秀友, 河村 満, 山岸 慶子, 栗城 綾子 昭和学士会雑誌 75 (2), 191-197, 2015

    ...一過性全健忘(Transient Global Amnesia: TGA)は急性発症の前向性健忘と逆向性健忘を主徴とし,見当識や自己認識は比較的保たれる疾患である.近年,TGA症例は頭部MRI拡散強調画像にて海馬CA1領域の異常を呈することが報告されているが,発症機序は不明である.今回われわれはTGA患者12症例の画像所見を検討し,病態について考察した.2009年1月から2014年7月までに昭和大学病院...

    DOI 機関リポジトリ Web Site ほか1件

  • サーフィン後に異常行動で発症し,多発脳梗塞,両側椎骨動脈解離を認めた39歳男性例

    仲野 達, 山浦 弦平, 横山 睦美, 田中 章景, 小山 主夫 脳卒中 37 (1), 47-49, 2015

    ...歳男性.サーフィン後に他人の自転車を乗っていこうとする異常行動のあとに意識障害が進行したため救急搬送された.MRI では両側小脳,両側視床に新規脳梗塞を認め,MR angiography(MRA)では頭蓋外から頭蓋内への移行部に両側で椎骨動脈解離を認めた.MRA で経時的に観察を行い,両側で同様な解離腔の信号変化を呈したことから両側同時に解離が生じたものと判断した.保存的治療で意識状態は改善したが,見当識障害...

    DOI 医中誌 参考文献4件

  • 血液透析導入後にWernicke脳症をきたした慢性アルコール中毒の1例

    中村 俊文, 竜崎 崇和, 宍戸 崇, 滝本 千恵, 小林 絵美, 二木 功治, 半田 みち子, 伊藤 裕 日本透析医学会雑誌 48 (4), 243-248, 2015

    ...Anion-Gap (AG) 23.9のAG開大性代謝性アシドーシスを認め, 見当識障害・運動失調も伴い, ビタミンB<sub>1</sub>欠乏によるWernicke脳症 (WE) が考えられ, ビタミン補充により改善した. 入院時ビタミンB<sub>1</sub>値は13ng/mLと低値であった....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献11件

  • SIADH,Cushing症候群を併発した子宮頸部小細胞癌の1例

    木戸 健陽, 溝上 友美, 高畑 暁, 都築 朋子, 村田 紘未, 生田 明子, 岡田 英孝, 神崎 秀陽 産婦人科の進歩 67 (2), 130-139, 2015

    ...原発することはまれである.臨床的には早期よりリンパ節や他臓器への転移,再発をきたし,予後不良な経過をたどることが多い.今回,SIADH(抗利尿ホルモン不適合分泌症候群),Cushing症候群を呈する腫瘍随伴症候群を合併し,治療に苦慮した子宮頸部小細胞癌の1例を経験したので報告する.症例は39歳女性.不正性器出血,下腹部痛,嘔気を主訴に近医を受診,子宮頸部腫瘍および低Na血症を認めるとともに精神錯乱や見当識障害等...

    DOI Web Site 医中誌

  • 孤立性中枢神経再発を来したII型腸管症関連T細胞性リンパ腫

    西田 浩子, 遠藤 聖, 波多野 まみ, 立川 伸雄, 間嶋 絵梨, 橋田 里妙, 堀 眞佐男, 小原 克之 臨床血液 56 (6), 692-698, 2015

    ...2/3 dose CHOP療法を6コース施行し,完全寛解となり,無治療で経過観察としていたが,12ヶ月前後より見当識障害,高次機能障害を認め,頭部MRI上,ガドリニウムで不均一に造影される多発性脳腫瘍を認めた。腫瘍生検では壊死を伴うCD3, CD8, CD56, TIA-1, granzyme B, TCRβ陽性,CD4, CD20, EBER-ISH陰性の異型リンパ球の集族を認めた。...

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • Dyskinesia-hyperpyrexia syndromeを合併したパーキンソン病の1例

    田口 宗太郎, 丹羽 淳一, 衣斐 達, 道勇 学 臨床神経学 55 (3), 182-184, 2015

    ...症例は70歳の女性である.13年前にパーキンソン病(Parkinson's disease; PD)を発症,L-Dopa合剤,塩酸セレギリン,プラミペキソールを内服していた.プラミペキソールを等価量で徐放化した1ヵ月後に高熱をともない四肢のジスキネジアと幻視が出現した.全身の発汗が亢進し,見当識障害をともなっていたが,脳神経と感覚系に異常なく,筋強剛もなかった.血液検査では白血球増多と血清CK高値をみとめた...

    DOI PubMed 医中誌 被引用文献1件 参考文献6件

  • 認知症者のコミュニケーション

    池田 学 高次脳機能研究 (旧 失語症研究) 35 (3), 292-296, 2015

    ...また, 変性疾患による認知症に伴う言語症状の場合, 失語症状を引き起こしている神経基盤とは直接関係のない, 注意や記憶, 見当識の障害といった全般的な認知症状 (もちろん疾患特異的な症状は多い) を理解しておくことがより重要である。...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献1件

  • 要介護高齢者の歩行自立度の違いに関わる要因の検討

    杉本 諭, 大隈 統, 古山 つや子, 中城 美香, 佐久間 博子, 室岡 修, 小宮山 隼也, 尾澤 勇海, 中村 諒太郎, 田中 莉枝子, 長谷部 唯, 荻原 健一, 脇本 亮平, 関根 直哉, 姉帯 飛高 理学療法学Supplement 2014 (0), 1925-, 2015

    ...これは見当識,即時記憶,計算などの11項目から構成され,満点は30点となる。また臨床業務において,BBSとMMSEを定期的に評価しているため,データが複数存在する対象者については,最新のデータを使用した。分析方法は,まず対象を歩行自立度により5群に分類し,年齢,BBS合計得点および下位項目,MMSEについてクラスカルワーリス検定および多重比較検定を用いて群間比較した。...

    DOI

  • 脳卒中者の日常生活の改善を予測する

    北地 雄, 鈴木 淳志, 清水 陽介, 髙橋 美晴, 岡島 亜美, 澤田 なお, 原島 宏明, 宮野 佐年 理学療法学Supplement 2014 (0), 0195-, 2015

    ...【はじめに,目的】機能的帰結の予測はよく行われており,Kwakkelら(1996)は年齢,脳卒中の既往,尿失禁,発症時の意識障害,時間と場所の見当識障害,麻痺の重症度,座位バランス,入院時のADLスコア,社会的サポートのレベル,および梗塞領域外のグルコース代謝率が脳卒中後の機能回復の妥当な予測因子であることを示した。...

    DOI

  • 「むらかみ市民講座 認知症を学ぶ」講演のまとめ 「認知症」を正しく理解する

    若松 直樹 新潟リハビリテーション大学紀要 = Niigata University of Rehabilitation Bulletin 3 (1), 3-14, 2014-12-01

    ...そのひとつの「リアリティ・オリエンテーション トレーニング」は現実見当識の再獲得を目指す反復訓練であるが、その際には「誤り排除学習理論」の応用が重要である。誤り排除学習は、誤り反応を抑制しつつ反復訓練を行うものである。そしてこれは、日常生活においても家族などは、認知症高齢者へ積極的に正しい情報を伝えることが望ましいことを示している。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site ほか1件

  • 思い出想起のための何気ない日常風景の写真撮影支援

    小林聡太, 泉朋子, 仲谷善雄 第76回全国大会講演論文集 2014 (1), 197-198, 2014-03-11

    ...写真を折に触れて見ることで思い出を想起するだけではなく、大規模災害で大切な思い出を失くし立ち直れない人々の支援や、記憶障害や見当識障害を持った人々の治療などに用いられている。しかし、人々は旅行やお祭り、誕生日パーティーなど何か特別なイベントの時には写真を撮影するものの、日々の生活を送る家、何年も通っている学校、通勤で使っている道路など、何気ない日常の記録は少ない。...

    情報処理学会

  • 時間的見当識、平均単語再生数、論理的記憶の下位検査から簡易に言語性記憶指数を推定する方法に関する基礎研究

    小海, 宏之, 加藤,佑佳, 成本,迅, 松岡,照之, 谷口,将吾, 小川,真由, 三村,將, 仲秋,秀太郎, 江口,洋子, 飯干,紀代子, 園田,薫, 岸川,雄介, 杉野,正一, KOUMI, Hiroyuki, KATO,Yuka, NARUMOTO,Jin, MATSUOKA,Teruyuki, TANIGUCHI,Shogo, OGAWA,Mayu, MIMURA,Masaru, NAKAAKI,Shutaro, EGUCHI,Yoko, IIBOSHI,Kiyoko, SONODA,Kaoru, KISHIKAWA,Yuusuke, SUGINO,Masakazu 花園大学社会福祉学部研究紀要 = Annual report of the Social Welfare Department at Hanazono University / 花園大学社会福祉学部 編 22 29-37, 2014-03

    ...その結果、推定VMQ=50.203+6.661×(時間的見当識素点)、推定VMQ=39.469+6.762×(平均単語再生数)、推定VMQ=68.921+1.439×(論理的記憶II(遅延)素点)の単回帰式が得られた。さらに、これらの単回帰式から得られた各下位検査と推定VMQ に関する判定基準を導き出した。...

    機関リポジトリ Web Site

  • 認知症の非薬物療法の現状と未来

    佐藤 正之 認知神経科学 15 (3), 207-213, 2014

    ...認知症の非薬物療法として、運動療法、認知刺激訓練、回想法、現実見当識訓練、光療法、音楽療法がある。これらのなかで認知症の一次予防効果のエビデンスが確立しているのは、運動だけである。他の療法については、無効なのではなく、エビデンスを導くに足る質を備えた研究が少ないため現時点では評価不能とされている。運動はまた、すでに発症した認知症の二次予防についても効果が期待されている。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 非けいれん性てんかん重積状態を初発症状とした前頭葉てんかんの1小児例

    宮田 世羽, 島崎 真希子, 小松 祐美子, 中村 由紀子, 岡 明 脳と発達 46 (4), 301-306, 2014

    ...症例は11歳男児で既往歴はない. 5時間持続する見当識障害と異常行動を主訴に受診し, 脳波での持続的なてんかん性放電によりNCSEと診断した. diazepamの投与により, 脳波所見の改善と共に反応性の低下や見当識障害が改善した. 以降, 神経後遺症や発作の再発はない....

    DOI 医中誌

  • 維持期医療機関における入院高齢者の転倒発生予測についての検討

    十鳥 献司, 中原 義人, 原田 和宏 理学療法学Supplement 2013 (0), 0360-, 2014

    ...転倒発生の関連要因を探した結果として,感覚障害(転倒発生群29/45名,非転倒発生群56/171名,p=0.0001),突進歩行(6/45名,7/171名,p=0.034),見当識障害(24/45名,55/171名,p=0.010),向精神薬(18/45名,34/171名,p=0.007),降圧剤(13/45名,80/171名,p=0.028),2種類以上の投薬(41/45名,126/171名,p=...

    DOI 医中誌

  • 非アルコール性脂肪肝炎を背景肝とし術後Wernicke脳症をきたした原発性肝細胞癌の1切除例

    池田 匡宏, 金子 哲也, 所 隆昌 日本外科系連合学会誌 39 (6), 1161-1168, 2014

    ...非アルコール性脂肪肝炎から発生した原発性肝細胞癌に対し,右肝切除施行術後,術後Wernicke脳症を発生した症例を経験した.症例は62歳男性で糖尿病,睡眠時無呼吸症候群で治療中であった.術後呼吸不全に陥り気管切開を施行した.術後高カリウム血症,高血糖のため1号輸液を中心に輸液を行った.術後33病日より経口摂取を開始したが,第43病日より失見当識障害,運動失調をきたした.頭部MRI T2拡散画像で中脳水道...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • 海綿状血管腫と鑑別困難であった甲状腺乳頭癌脳転移の1例

    下之薗 将貴, 有馬 豪男, 中条 哲浩, 平田 宗嗣, 喜島 祐子, 夏越 祥次 日本臨床外科学会雑誌 75 (8), 2120-2124, 2014

    ...今回われわれは,海綿状血管腫と鑑別困難であった甲状腺乳頭癌脳転移の1例を経験し,外科的治療および放射線療法の活用により,良好な長期予後が得られたため報告する.症例は63歳女性.初発症状は尿失禁で,MRIにて右前頭葉に嚢胞性病変を認め陳旧性出血と診断された.その後,記名力低下・見当識障害・左上下肢脱力・歩行障害が出現し,頭部CT・MRIの結果,海綿状血管腫と診断され,腫瘍摘出術を施行した.最終病理で転移性腺癌...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献10件

  • 低血糖を契機に低体温から極度の徐脈を繰り返し起こした1型糖尿病の1症例

    大谷 敏嘉, 狩野 実希, 佐藤 麻子, 青木 厚, 生駒 亜希, 内潟 安子, 大谷 洋一 糖尿病 57 (2), 124-130, 2014

    ...症例は67歳男性.42歳時に糖尿病を診断され,インスリン療法が開始されるも高血糖状態が持続していた.2012年2月7日冷汗を伴う低血糖を契機として低体温から失見当識障害を起こし2月10日初回入院となった.体温測定不能(32.0 ℃未満),心拍数35/分,血糖値90 mg/d<i>l</i>.心電図では徐脈,J波(V4-6)を認めた.復温処置,ブドウ糖の静脈注射,補液により翌朝には体温36 ℃,心拍数...

    DOI Web Site 医中誌

  • 高齢者の原発性副甲状腺機能亢進症の臨床的検討

    古屋 舞, 池田 達彦, 澤 文, 市岡 恵美香, 斎藤 剛, 清松 裕子, 井口 研子, 坂東 裕子, 原 尚人 日本内分泌・甲状腺外科学会雑誌 31 (3), 219-222, 2014

    ...また,12例のうち3例に,術直後より見当識障害,食思不振,歩行障害などの著明な改善を認めた。原発性副甲状腺機能亢進症の外科的治療は安全かつ症状改善に有効であり,近年の診断能の向上に伴い,より低侵襲の手術も可能となったことを踏まえ,高齢者においても患者背景や合併症などのリスクを考慮した上で手術療法は検討されるべきである。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 病棟内ADL自立度判定における行動観察型評価スケールの有効性についての検討

    諸澄 孝宜, 平澤津 隼人, 川崎 綾子, 太田 光祐, 山口 亜希子, 長田 喜代美, 中村 学, 末永 達也, 伊藤 貴史, 宮上 光祐 理学療法学Supplement 2013 (0), 1152-, 2014

    ...評価項目は全8項目(動作:ベッド周り,起居,整容動作,移動,トイレ,認知:記憶力,見当識,判断力)で,三人のNs(一人/日)が病棟内行動を観察し(日勤帯2日,夜勤帯1日),各項目について自立度を評価した(非自立0点,自立1点,合計得点0-24点)。ADL-Sの再現性については再テスト法により1週間以内に再評価し,検者間信頼性は日勤帯の結果より信頼性係数を算出した。...

    DOI 医中誌

  • 子宮平滑筋肉腫による骨転移を有しながら自宅退院を成し遂げた1症例

    荒木 聡子, 稲川 利光 理学療法学Supplement 2013 (0), 1593-, 2014

    ...脳梗塞によるせん妄,見当識障害,傾眠傾向が出現し,脳梗塞発症前に比べると健忘症状が出現した。しかし,運動麻痺はないため,バイタルや自覚状態を見ながらPTを継続した。繰り返し転倒リスクや動作指導を行った。また,易疲労が軽度改善されたところで,自宅玄関を想定し,段差昇降練習を実施した。退院後のADLや段差昇降の介助には,家族の介助も必要なため,数回家族指導も実施した。...

    DOI 医中誌

  • 肝細胞癌に対しシスプラチンを使用した肝動注化学塞栓術後に抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)をきたした1例

    菅 宏美, 河岡 友和, 小林 知樹, 平松 憲, 柘植 雅貴, 今村 道雄, 兵庫 秀幸, 川上 由育, 相方 浩, 茶山 一彰 日本消化器病学会雑誌 111 (9), 1805-1810, 2014

    ...症例は80歳代女性.C型慢性肝炎の経過観察中に肝細胞癌再発を認め,シスプラチンを用いて肝動注化学塞栓術を施行した.その後不穏・見当識障害が出現.血清Na値116 mEq/Lで,血漿浸透圧低値,尿浸透圧高値であった.抗利尿ホルモン不適合分泌症候群と診断し,生理食塩水投与によって4日目に意識清明となった.シスプラチンによる薬剤性に加え,輸液による電解質異常が原因と考えられた....

    DOI PubMed 医中誌 被引用文献1件

  • 術後精神障害のアセスメントと看護

    小野 博史 大阪大学看護学雑誌 19 (1), 1-8, 2013-03

    ...術後精神障害の多くは意識障害に包括された症状であり、観察には覚醒水準に加えて、見当識や注意に現れる意識内容の変容という視点が重要となる。せん妄は術後によく生じる精神障害であり、低活動型せん妄は目立たないため発症を見逃すことが多い。医療者は術後患者に精神機能低下が生じていることを前提に精神機能評価を行い、精神機能の状態に合わせた環境整備やケアを行う必要がある。...

    DOI HANDLE 医中誌

  • 一酸化炭素中毒間歇型の病態と予防

    藤田 基, 鶴田 良介 日本集中治療医学会雑誌 20 (3), 373-379, 2013

    ...診断は急性CO中毒後,無症状期を経て40日以内に出現する失見当識,記銘力障害などの多彩な精神神経症状による。また積極的に複数の検査を組み合わせた評価バッテリーを行う方法がある。...

    DOI 医中誌 参考文献28件

  • 前交通動脈瘤術後に前脳基底部健忘を来した3症例

    森 俊子, 岡崎 哲也, 蜂須賀 研二 脳卒中 35 (4), 281-286, 2013

    ...要旨:前脳基底部健忘は,重度の前向性および逆向性健忘・人格変化を伴う作話・見当識障害・病識の欠如を特徴とする.今回経験した3症例では,前脳基底部に損傷が比較的限局した症例では,作話や記憶障害を認めたが遂行機能障害はなく,人格変化は比較的軽度で薬物により症状は改善した.一方前脳基底部を含めて前頭葉にまで病変が広がっている場合,遂行機能障害の合併,多動や多幸感などの人格変化,作話の持続が長い傾向があった...

    DOI 医中誌 参考文献4件

  • Humoral hypercalcemia of malignancyを呈したPTHrP産生胆管細胞癌の1例

    山本 基, 寺澤 宏, 那須 亨, 小林 康人, 坪田 ゆかり, 原 猛 日本臨床外科学会雑誌 74 (5), 1354-1360, 2013

    ...症例は67歳,男性,右季肋部痛と発熱を主訴に来院した.腹部MRIで肝前区域を中心とする腫瘍を認め,肝亜区域切除・胆嚢摘出・十二指腸部分切除・横行結腸部分切除を施行,H.E.染色では低分化型胆管細胞癌であった.術後30病日ごろから口渇・多飲・多尿・全身倦怠感および見当識の低下を認めた.高血糖や骨転移は認めず,Ca と PTHrP の上昇(14.6mg/ml,7.0pmol/l)を認めた.ただちにcalcitonin...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献25件

  • 経過中に中枢性無呼吸を呈したクロイツフェルト・ヤコブ病の1例

    髙 紀信, 長坂 高村, 小林 史和, 山城 亘央, 新藤 和雅, 瀧山 嘉久 臨床神経学 53 (8), 642-645, 2013

    ...症例は77歳の女性である.めまい,構音障害で発症し,その後失調,見当識障害が出現し入院した.頭部MRI拡散強調像で,両側大脳皮質,被殻,尾状核に高信号病変をみとめ,髄液ではNSE,14-3-3蛋白,タウ蛋白が上昇し,脳波ではPSDをみとめた.プリオン蛋白遺伝子に特異的変異をみとめず,孤発性Creutzfeldt-Jakob病(CJD)と診断した.発症2ヵ月後にCheyne-Stokes呼吸(CSR)...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献5件

  • 両側前頭葉に主病変を有し,ステロイド治療が奏効した抗Hu抗体陽性傍腫瘍性脳炎の1例

    山本 麻未, 津田 健吉, 前田 理沙, 中野 孝司, 森 鑑二, 有田 憲生, 芳川 浩男 臨床神経学 53 (4), 273-277, 2013

    ...症例は46歳女性で,異常行動で発症し当科入院した.感情の変化が激しく,見当識障害や喚語困難をみとめた.頭部MRIで両側前頭葉,右側頭葉に病変をみとめた.脳脊髄液検査でリンパ球優位に細胞数が上昇.脳生検で血管周囲に著明な炎症細胞浸潤をみとめ,腫瘍性変化はなかった.ステロイド療法をくりかえしおこなったところ臨床症状は改善し病変も縮小した.その後抗Hu抗体陽性が判明し,癌検索で肺小細胞癌を発見,化学放射線療法...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献7件

  • 脳室炎と類似する画像所見を呈した中枢神経原発悪性リンパ腫

    山本 司郎, 永野 誠治, 芝田 純也, 國枝 武治, 今井 幸弘, 幸原 伸夫 臨床神経学 53 (10), 831-834, 2013

    ...症例は66歳男性である.約3週間で,動作緩慢・意欲低下・歩行障害が進行し,見当識障害・尿失禁がみられるようになった.頭部単純MRIでは脳室拡大をみとめ,髄液検査では,単核球優位の細胞数増加,蛋白上昇,糖低下をみとめた.頭部造影MRIでは,脳室周囲・脈絡叢の造影効果をみとめた.髄液ADAが高値を示したことから,結核性髄膜炎がうたがわれたが,最終的には髄液フローサイトメトリーによるリンパ球表面マーカーの...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 被引用文献1件 参考文献6件

  • 認知症の非薬物療法の現状と未来

    佐藤 正之 認知神経科学 15 (2), 114-114, 2013

    ...リアリティオリエンテーションは、日常生活の中に日付や時間の掲示を沢山取り入れることにより患者の見当識を高めていく。手法は簡単で導入し易いが、認知症が重度となり現在と過去の区別が曖昧になってしまった患者ではかえって混乱を来す可能性がある。回想法は、比較的保たれている長期記憶を利用して、患者のもっとも充実していた時代の楽しかったこと・幸せだったことなどを話し、いわば“成功の追体験”を行う。...

    DOI 医中誌

  • 認知機能を脳血流イメージングから捉える

    長田 乾 認知神経科学 15 (2), 116-116, 2013

    ...しかしながら、記憶、見当識、注意などより全般的な高次脳機能、さらにはMMSE やHDS-R の総点など神経心理的評価そのものが反映する機能局在に関しては、個々の症例のSPECT やPET などの機能画像所見から推測することになるが、各々の症例の障害の程度違いや個人差が大きく、責任病巣あるいは関連性の高い脳部位を客観的に同定することは難しい。...

    DOI 医中誌

  • 回復期脳卒中患者の歩行の能力と実行状況の乖離の実態とそれに影響する因子の検討

    栗林 由佳, 皆方 伸, 佐藤 雄一 理学療法学Supplement 2012 (0), 48102009-48102009, 2013

    ...被験者情報及び検査、測定項目について、a.基本属性:年齢、性別、診断名、麻痺側、在院日数、b.機能障害の有無:意識障害、見当識障害、感覚障害、失語症、半側空間無視、注意障害、構成障害、失行などの有無、c.歩行動作能力:10m最大歩行時間、体幹・下肢運動年齢(MOA)、d.認知機能:Functional Independence Measure (FIM)認知項目、e.ADL能力: FIM運動項目を収集...

    DOI 医中誌

  • Japanese Adult Reading Test(JART)と認知機能障害との関連

    福榮 太郎, 福榮 みか, 石束 嘉和 総合病院精神医学 25 (1), 55-62, 2013

    ...その結果,JART25は,見当識,記憶,理解,遂行機能といった認知機能とは関連が弱く,注意,言語機能,数概念といった認知機能と強い関連を示した。以上の結果から,JART25の解釈に関しては一定の注意が必要であることが示唆された。</p>...

    DOI 医中誌 参考文献21件

  • ゲフィチニブ内服中に増悪した癌性髄膜炎に対して,エルロチニブが奏効した肺腺癌の1例

    渡辺 恭孝, 工藤 史明, 白石 守, 三輪 千尋, 松本 建志, 小山 信一郎 肺癌 53 (2), 114-120, 2013

    ...</b>.69歳男性,肺腺癌(pT1N0M0,pStage IA,上皮成長因子受容体遺伝子変異陽性)で,胸腔鏡下右下葉切除術を施行した.術後1年7カ月後に多発骨転移を認め,化学療法を開始したが,患者都合により中止となった.術後1年11カ月後に頭痛を主訴とした癌性髄膜炎を発症し,ゲフィチニブによる治療を行い,頭痛は改善した.ゲフィチニブ開始4カ月後の画像では多発骨転移も改善が見られた.しかし,頭痛や見当識障害...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献9件

  • MCI(軽度認知障害)と「前臨床期アルツハイマー病」のための 心理検査

    杉下 守弘 認知神経科学 15 (1), 19-23, 2013

    ...前者は「注意と計算課題」として単語の逆唱を用い、場所の見当識課題として病院の名前を使用している。一方、後者は「注意と計算課題」として100-7課題を使用し、場所の見当識課題として建物の名前を使用している。健常者81 名、MCI 191 名および軽度アルツハイマー病患者59 名を対象として、妥当性と信頼性を検討した。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 高次脳機能障害者は自らの障害とリハビリテーションをどのように語るか

    松岡 恵子, 山川 百合子, 小谷 泉, 金 吉晴 認知リハビリテーション 18 (1), 38-49, 2013

    ...「脳の障害部位」「仕事上の変化」をよく語ることはMMSEの見当識と有意な相関を示し,「罹患受傷状況」「脳の障害部位」をよく語ることはCIQ総得点と有意な相関を示した。これらの結果から,語られやすいのは自らの障害の知識面や目に見えやすい変化であり,障害についてのそのような語りは見当識機能と関連していると考えられた。</p>...

    DOI 医中誌

  • 認知症の行動・心理症状(BPSD)と効果的介入

    加瀬 裕子, 多賀 努, 久松 信夫, 横山 順一 老年社会科学 34 (1), 29-38, 2012-04-20

    ...</p><p> 分析の結果,BPSDの内容と効果的な介入行動は,4群に分かれた.第一群は,行動性・攻撃性のあるBPSDであり,落ちつかせる介入が効果に関連していた.第二群は,混乱と失見当識への対応が主要課題であるBPSD群で,その改善には,社会性と能力活用を刺激する介入が関連していた.第三群は「幻視」等生理学的な原因に由来するBPSDであり,対立を避けつつメリハリのある生活をめざす介入が効果に結びついたことが...

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  • 高齢者大腸癌術後せん妄発生予測における長谷川式簡易知能評価スケールの有用性

    石部 敦士, 大田 貢由, 辰巳 健志, 諏訪 宏和, 渡辺 一輝, 山岸 茂, 藤井 正一, 市川 靖史, 國崎 主税, 遠藤 格 日本大腸肛門病学会雑誌 65 (2), 43-50, 2012

    ...目的:後期高齢者大腸癌手術における改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)を用いた術後せん妄発生予測の有用性を明らかにする.対象と方法:大腸癌手術を施行した75歳以上の症例のうち,術前にHDS-Rが行われた71症例.失見当識,幻視,幻聴,異常興奮,ルートの自己抜去のいずれかを生じたとき術後せん妄ありとした.術後せん妄発生率と術前HDS-Rの値,術前因子,術中術後因子について検討した.結果:術後...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献35件

  • SLEを背景とし,病態に抗グルタミン酸受容体抗体の関与が示唆された自己免疫疾患関連性辺縁系脳炎の1例

    山口 佳剛, 和田 学, 栗田 啓司, 高橋 幸利, 加藤 丈夫 臨床神経学 52 (8), 545-550, 2012

    ...症例は23歳女性である.発熱・頭痛・多形紅斑の後に全身性間代性痙攣が出現し,頭部MRIで左側頭葉内側と左視床枕に病変をみとめた.失見当識,健忘症状があり抗核抗体などの自己抗体をみとめ,自己免疫疾患を背景とした辺縁系脳炎をうたがいステロイドで治療した.その後SLEの診断にいたり,SLEに関連した自己免疫疾患関連性辺縁系脳炎と診断した.本例では血清・脳脊髄液の抗グルタミン酸受容体(GluR)抗体(抗GluRε2...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 被引用文献2件 参考文献7件

  • 見当識障害と大腿骨近位部骨折の歩行予後

    石井 啓介, 松永 浩隆, 寺戸 一成 理学療法学Supplement 2011 (0), Cb0755-Cb0755, 2012

    ...高齢の患者は見当識障害を生じやすいことが示唆された。【理学療法学研究としての意義】 今後高齢社会を迎え、高齢で認知症症状を有する大腿骨近位部骨折患者は増加することが予想される。MMSEの見当識項目の評価は歩行予後予測に有用であり、チームアプローチとして見当識障害を予防・改善していくことが必要であることが示唆された。...

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  • 急性期脳梗塞患者の病棟歩行を自立と判断する要因の検討

    井上 桂輔, 山本 泰三, 箱守 正樹, 遠藤 博, 肥田野 義道, 須藤 聡, 椚山 瑛莉, 望月 拓郎, 郡司 麻美 理学療法学Supplement 2011 (0), Bb0521-Bb0521, 2012

    ...短時間で評価課題に集中した状態での直線10m歩行だけでは注意障害や左半側空間無視、地誌的見当識障害などの高次脳機能障害が顕在化しない可能性がある。病棟での日常的な歩行では「周囲環境や自らの身体に対して注意の持続性・転換性・配分性が低い」、「左側の障害物に気付かずぶつかってしまう」、「道に迷う」などの危険回避能力が欠如しやすい状態である。...

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  • 脳転移にて発見され,長期生存中の直腸癌の1例

    能美 隆啓, 中村 由貴, 佐々木 祐一郎, 佐々木 宏之 日本消化器病学会雑誌 109 (11), 1933-1939, 2012

    ...症例は50歳代女性,見当識障害を主訴に来院した.左前頭葉に腫瘍を認め,腫瘍摘出術を施行した.その後の精査で直腸癌脳転移と診断,直腸癌に対してハルトマン手術を施行したが,その後脳転移の再発がありガンマナイフ治療を行った.その後約1年間化学療法を施行し,現在脳転移の診断から69カ月無再発生存中である.大腸癌孤立性脳転移は早期発見とともに集学的治療が必要と思われた.<br>...

    DOI PubMed 医中誌

  • 手術と放射線療法が有効であった胃癌異時性脳転移の1例

    近谷 賢一, 芳賀 紀裕, 石橋 敬一郎, 田島 雄介, 石畝 亨, 隈元 謙介, 熊谷 洋一, 辻 美隆, 石田 秀行 日本外科系連合学会誌 37 (1), 70-75, 2012

    The prognosis of the patients with brain metastasis from gastric cancer is poor. The standardized treatment for metastatic brain tumor derived from gastric cancer has not been established. We …

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献22件

  • 頸動脈ステント内の不安定プラークに対し頸動脈内膜剥離術を施行した1例

    中西 克彦, 山本 綾, 千田 賢作, 榊 孝之 脳卒中 34 (3), 166-171, 2012

    ...ステント留置術(CAS)後にアテローム血栓性脳梗塞を発症し,塞栓源として頸部内頸動脈に不安定プラークを伴った再狭窄粥状硬化病変を認めた症例に対し,頸動脈血栓内膜剥離術(CEA)を行い,良好な結果を得た1症例を経験したので報告する.症例は,75歳,女性.1年3カ月前に,他院にて右頸動脈狭窄症に対してCASを施行された.入浴後に突然,見当識障害,左片麻痺を認め,当院救急搬送となった.発症30分で来院し,...

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献8件

  • エビデンスのある認知症の非薬物療法

    三村 將 高次脳機能研究 (旧 失語症研究) 32 (3), 454-460, 2012

    ...集団技法のうち, 有効性のエビデンスが高いのは現実見当識訓練とデイケアである。個人リハビリテーションは病初期の症例について, テーラーメイドに行われるが, コリン作動薬による薬物療法との併用で効果が示される可能性が高い。認知症に対する非薬物療法は基本的に患者本位のアプローチである。したがって, 効果を期待する領域を精神症状や行動面, 生活の質などに広げて考える必要がある。...

    DOI 医中誌 参考文献22件

  • 認知症のリハビリテーション : 問題提起

    目黒 謙一 高次脳機能研究 (旧 失語症研究) 32 (3), 477-484, 2012

    ...主に認知面へのアプローチが中心となるが, エビデンスレベルが高いものは見当識訓練と回想法を中心とするグループワークである。個別的には, 患者の生活歴を考慮した心理社会的介入により, 生活の質 (QOL) を一定期間維持できるが, それは抗認知症薬の薬効の最大化ということでもある。血管性認知症の場合, 血管性危険因子の管理や, 脳卒中の再発防止薬の投与は前提である。...

    DOI 医中誌 参考文献16件

  • 低形成の後交通動脈を有する破裂内頚動脈-前脈絡叢動脈破裂脳動脈瘤の塞栓術後に健忘症候群を呈した1例

    上宮 奈穂子, 石原 正一郎, 前島 伸一郎, 大沢 愛子, 根木 宏明, 落合 育雄, 嶋口 英俊, 金澤 隆三郎, 山根 文孝 脳神経血管内治療 6 (4), 262-269, 2012

    ...<b>【症例】</b>34歳,男性.くも膜下出血で発症し,多発脳動脈瘤を認め,内頚動脈前脈絡叢動脈分岐部瘤を含めた計3箇所の動脈瘤に対し,コイル塞栓術を施行した.術中に一時的な前脈絡叢動脈の閉塞を認め対処したが,術後,見当識障害,近時記憶障害や記銘力障害,遂行機能障害を認めた.MRIでは右内包膝部,脳梁膨大部等に多発性梗塞巣を認めた....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献12件

  • 変形性膝関節症を合併した脳卒中片麻痺患者に対するsemi long leg brace作製の試み

    藤田 恭久, 木下 利喜生, 箕島 佑太, 佐藤 秀幸, 森木 貴司, 橋崎 孝賢, 児島 大介, 上西 啓裕, 梅本 安則, 幸田 剣 理学療法学Supplement 2011 (0), Eb0639-Eb0639, 2012

    ...リハ開始時現症は、意識清明、見当識が不良であった。ROM検査では左右膝関節屈曲120°、伸展右0°、左-5°、左右足関節背屈15°、立位FTA右180°、左185°であった。膝関節は左優位の両側内反変形を伴い、左下肢の内外反ストレステストで動揺を認め、歩行時に左膝内側裂隙に疼痛を認めた。...

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  • 認知機能低下を合併する大腿骨頚部骨折患者の歩行自立アセスメントシート(第1報)

    廣重 愼一, 高橋 義和, 麻生 勝也, 中野 智洋, 山道 広秋, 伊藤 元貴, 友田 秀紀, 小泉 幸毅, 田川 勇蔵, 廣田 洋一 理学療法学Supplement 2011 (0), Ca0226-Ca0226, 2012

    ...また、入院時認知機能では第1ノードで痴呆度(2b以上と3a以下で分岐)が選択され、次いで2b以上ではMMSEの遅延再生(2点と1点以下で分岐)が、3a以下ではMMSEの場所の見当識(4点と3点以下で分岐)がそれぞれ選択された。...

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  • 認知症高齢者グループホームにおける料理活動の効果

    明神 千穂, 西口 のどか, 村田 真希, 小澤 一哉, 宮田 麻代, 土川 嘉代, 湯川 夏子 日本調理科学会大会研究発表要旨集 24 (0), 5-, 2012

    ...<br><b>【結果】</b>A施設の介入群のGBSスケールは介入後で23%の改善がみられ、知的機能の「場所・時間に関する見当識」、「冗漫さ」、精神症状の「錯乱」が有意に改善した(<i>p</i><0.05)。一方B施設は26%の改善がみられ、知的機能の「最近の記憶障害」、運動機能の「用便の管理不能」に有意な改善がみられた(<i>p</i><0.05)。...

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  • インフルエンザワクチン接種後に辺縁系脳炎を発症した全身性エリテマトーデス(SLE)の1例

    菊地 聡一郎, 佐藤 正通, 大高 行博, 高橋 有我, 渡邉 俊樹, 合田 史 日本内科学会雑誌 101 (10), 2952-2954, 2012

    ...症例は35歳,女性.インフルエンザワクチン接種10日後に発熱と有痛性頸部リンパ節腫脹にて発症.以前から診断されていた全身性エリテマトーデス(SLE)の増悪が疑われた.徐々に意識障害,失見当識,失禁等の症状が出現,頭部MRI FLAIR像で左右基底核領域に高信号域を認め,髄液検査上蛋白濃度上昇,単核球の出現あり辺縁系脳炎と診断した.メチルプレドニゾロン大量投与と免疫グロブリン大量療法で臨床症状と画像所見...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献7件

  • Wrapping and coating施行後遅発性動脈狭窄により脳梗塞を呈した未破裂脳動脈瘤の1症例

    水橋 里弥, 沖山 幸一, 藤川 厚, 永野 修, 町田 利生, 佐伯 直勝, 小野 純一 脳卒中 33 (5), 524-531, 2011

    ...をかけることによりMEPが消失したため,Bemsheet<sup>®</sup>を使用したwrapping and coatingのみを施行し終刀した.術後の経過は良好で,新たな神経脱落症状も認めず1週間後自宅退院となった.手術約2カ月後,発熱に続く左半身不全麻痺を主訴に外来受診.頭部MRI/MRAにて右前脈絡叢動脈灌流領域に脳梗塞像,および右内頸動脈の狭窄を認めた.入院後梗塞巣周囲に浮腫が出現,見当識障害...

    DOI 医中誌 参考文献10件

  • 術後早期に脳転移をきたした子宮頸癌の1例

    長山 利奈, 藤田 拓司, 太崎 友紀子, 北出 尚子, 山口 真一郎, 藤井 毅, 中村 淑美, 山本 一郎 日本臨床細胞学会雑誌 50 (6), 351-354, 2011

    ...初回治療から 5 ヵ月後, 見当識障害, 悪心, 嘔吐, ふらつきを主訴に受診, 左前頭葉に径 5.5 cm 大の腫瘍を認め, 腫瘍摘出術を施行した. 摘出腫瘍の組織像は原発巣に類似し, 子宮頸癌脳転移と診断した. 術後 PET-CT 検査で異常集積がないため, 放射線全脳照射 (50 Gy) を施行した....

    DOI 医中誌 参考文献18件

  • 進行方向を示した写真付き地図で改善がみられた道順障害の一例

    宮村 春菜, 佐藤 正之, 梶川 博之, 新堂 晃大, 伊藤 伸朗, 高島 慎吾, 橘 径, 阿部 倫子 認知神経科学 13 (2), 189-197, 2011

    ...地誌的見当識障害に関する机上検査では、道順障害のほかに街並失認の存在も指摘されたが、日常生活面での患者の訴えからは、道順障害が主体であった。そこで症例の障害、対処法をLynchの分類に従って検討した。症例はLynchのいうパスやノードにおける目的地への方向定位、ランドマークの位置関係の定位、そしてランドマークやノードの認知が困難となっているものと考えられた。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 看護職者の過失が認定された医療過誤判例における結果予見義務の分析

    相楽 有美, 定廣 和香子, 横山 京子 医療の質・安全学会誌 6 (1), 22-30, 2011

    ...<br><B>方法及び結果</B>:2000年から2005年に判決となった看護職者の過失が認定された医療過誤判例を対象とした.対象となった判例17件の結果予見義務の記述を分析フォームに基づきデータ化,コード化し質的・帰納的に分析した結果,看護職者の「予見すべき結果」を表す7カテゴリを形成した.それらは【注射針刺入部位・深さによる神経損傷】【身体拘束適用患者・失見当識患者の転倒・転落による頭部損傷】等...

    DOI Web Site 医中誌

  • 点滴自己抜去防止用具の検討

    畑田 裕美, 池田 美佐子 日本農村医学会学術総会抄録集 60 (0), 347-347, 2011

    ...1 はじめに<BR>  脳血管障害患者の急性期治療として、持続点滴を必要とする患者が多く、認知症や失見当識のある患者は点滴を自己抜去してしまう。そのような場合、包帯を巻くか抑制をしてきた。抑制することで拘束感や圧迫感が増し、より不穏状態を引き起こすのではないか。...

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  • 前頭葉性運動失調を呈した1症例の平衡機能障害、歩行能力の予後

    太田 直樹, 村山 尊司 関東甲信越ブロック理学療法士学会 30 (0), 276-276, 2011

    ...神経心理学的所見は抑制障害、保続、病識の低下、左手の病的把握現象などの前頭葉症状と重度記憶障害、見当識障害を認めた。<BR> <B>【経過】</B> 発症後16週で起立、歩行時のふらつきの軽減が見られ、起立は見守りで可能となった。発症後18週には更にふらつきが軽減し、屋外平地歩行自立レベルとなった。発症後27週にはふらつきはほぼなくなり、走行や坂道を駆け上がることが可能となった。...

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  • 認知症グループホームにおける料理活動が認知症周辺症状の改善に及ぼす影響

    明神 千穂, 海藤 由加里, 児玉 麻衣子, 小澤 一哉, 湯川 夏子 一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集 63 (0), 172-172, 2011

    ...特に「場所」および「時間」に関する見当識障害に有意な改善がみられた(p<0.05)。またCDRスケールの総合点数は介入後で16.6%減少し、記憶・見当識に有意な改善がみられた(p<0.01)。包丁の使用は回を重ねるごとに上達がみられ、「少し危ない」から「包丁さばきがうまい」の段階まで上昇した。...

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  • 軽度認知症患者における運動療法・回想法の介入について

    荒木 聡子, 小田 陽子, 藤原 弥生, 中村 沙織, 稲川 利光 理学療法学Supplement 2010 (0), EbPI1409-EbPI1409, 2011

    ...下位項目では、日時の見当識(2.42±1.64点→3.00±1.64点)および注意・計算(2.67±1.61点→3.46±1.62点)に有意に改善がみられた(p<0.05)。I-ADLは、実施前後では有意な改善はみられなかった。GDSでは、うつ症状なし21名、軽度うつ症状5名であった。...

    DOI 医中誌

  • 小脳損傷と高次脳機能障害

    手塚 純一, 大塚 洋子, 長田 正章, 岩井 良成 理学療法学Supplement 2010 (0), BbPI2176-BbPI2176, 2011

    ...それ以外はMMSE(Mini-Mental State Examination )、HDS-R(改訂長谷川式簡易知能評価スケール)の、見当識障害:見当識項目、注意障害:計算項目及び逆唱項目、記憶障害:遅延再生項目、言語障害:物品呼称項目もしくは語想起項目、空間認知障害:図形模写項目、において減点を認めた場合に有とした。...

    DOI 医中誌

  • 超高齢膵臓癌患者に対する周術期リハビリテーションの有用性

    川西 誠, 小池 有美, 上西 啓裕, 川井 学, 谷 眞至, 山上 裕機, 田島 文博 理学療法学Supplement 2010 (0), DbPI2364-DbPI2364, 2011

    ...BMIは27.2Kg/m<SUP>2</SUP>と肥満で糖尿病,高血圧を併存.症例2:90歳女性.診断は膵頭部癌.体格は小柄で円背著明.2症例の術前ADLは自立しており,見当識に問題はなかった.周術期リハメニュー;1. 外来受診時,術前トレーニングと術後離床の意義を十分に説明.2....

    DOI 医中誌

  • 交通事故を契機に発症したプロテインS欠乏症が疑われた肺血栓塞栓症の1例

    和田 輝明, 北端 宏規, 石橋 耕平, 小向 賢一, 谷本 貴志, 猪野 靖, 木村 桂三, 平田 久美子, 水越 正人, 今西 敏雄, 赤阪 隆史 心臓 43 (11), 1459-1464, 2011

    ...症例は29歳, 男性. 2009年7月交通事故による一過性見当識障害, 右膝打撲傷のため近医に入院したが, 明らかな異常を認めなかったため, 退院となった. 退院後, 右膝の疼痛が持続するため, 当院整形外科を受診したが, X線, MRIにて明らかな異常を認めず, 安静にて経過観察となっていた. 退院から5日後に呼吸困難が出現したため, 当院救急外来を受診した....

    DOI 医中誌

  • 高度な飢餓による低血糖のため片麻痺のみを呈したバセドウ病の1例

    小河 秀郎, 大村 寧, 中村 紘子, 大澤 紀之, 山田 衆 脳卒中 33 (2), 251-254, 2011

    ...症例は47歳女性.2010年3月初旬より食思不振のため水分のみ摂取していた.2010年3月中旬の某日,覚醒時に左上下肢と呂律が回りにくいことに気づき,2時間後に当院救急搬送.搬送時,意識晴明,見当識良好であるも,顔面を含む左片麻痺を認めた.頭部CT,頭部MRAに異常なく,頭部MRI拡散強調画像で両側内包後脚と脳梁膨大部に高信号を認めた.血糖35 mg/dlと判明し,ブドウ糖投与を行ったところ,左片麻痺...

    DOI 医中誌 参考文献9件

  • 精神状態短時間検査 - 日本版(MMSE-J)と臨床認知症尺度 - 日本版(CDR-J)

    杉下 守弘 認知神経科学 13 (2), 162_1-162, 2011

    ...2.臨床認知症尺度―日本版(CDR-J、翻訳・翻案杉下守弘、古川勝敏、2008)CDR は、記憶、見当識、判断力と問題解決などの6 項目について被験者に行わせた検査結果と情報提供者の評価をもとに、認知症の重症度を測定する検査である。従来、CDR の日本版が数種試みられたが、課題の翻訳で適切でないところがみられ原版との等価性は高くなかった。...

    DOI 医中誌

  • 遺伝性毛細血管拡張症に合併した肝性脳症の1例

    中瀬 一真, 矢田 崇純, 原田 哲朗, 浦出 伸治, 別府 徹也, 直田 浩明, 山本 憲彦, 小林 一彦 日本農村医学会学術総会抄録集 60 (0), 44-44, 2011

    ...〈症例〉63歳男性 〈主訴〉見当識障害、羽ばたき振戦 〈家族歴〉母親が遺伝性毛細血管拡張症 〈生活歴〉焼酎1合/日を40年間 〈現病歴〉 普段より繰り返し鼻出血を認めていた。平成20年にアルコール性肝硬変による肝性脳症にて入院加療されている。 退院後は著変なく通院していたが、平成21年以降は来院しなくなり飲酒を続けていた。...

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  • 終末期癌患者に対するリハビリテーション

    浅川 智子, 渡邊 宏樹, 星 朋郎 関東甲信越ブロック理学療法士学会 30 (0), 208-208, 2011

    ...<BR> 【経過】<BR>介入当初,脊椎転移の影響からTh5以下の不全麻痺による運動失調症状を認めた.自制内の胸部の疼痛あり.四肢筋力・随意性共に良好.感覚は両下肢,表在・深部共に重度鈍麻.起居動作は自立,歩行は介助を要した.膀胱直腸障害は認められず,食事摂取量・睡眠時間共に十分に確保されていた.体力低下はなく,訓練中の呼吸苦等の身体所見は認められなかった.脳への転移は認められず,見当識・認知機能共...

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  • 環境設定と運動療法によりADLが改善した純粋無動症の一症例

    森木 貴司, 小池 有美, 上西 啓裕, 梅本 安則, 田島 文博 理学療法学Supplement 2010 (0), EbPI2428-EbPI2428, 2011

    ...リハビリ開始時現症は、意識清明、見当識良好。仮面様顔貌、小字症がみられた。脳神経には異常所見はなく、筋緊張は亢進し固縮がみられた。協調性は上下肢でやや拙劣さあり、企図振戦もみられた。立位姿勢は、典型的な前傾姿勢を呈し、頸部や体幹、肩関節、股関節でROM制限がみられた。MMTは両上下肢5レベル。...

    DOI 医中誌

  • 木工作業に取り組むことで記銘力、活動性の改善が見られた一症例

    長嶺 野乃, 黒木 俊光 九州理学療法士・作業療法士合同学会誌 2011 (0), 258-258, 2011

    ...介入1ヵ月後にはHDS-R23/30となり、見当識、短期記憶の改善あり。OSA-IIでも、意思の項目だけでなく、全ての項目で、乖離状態の改善が見られ、変化を望む項目でも有能性が改善した。しかし、環境と遂行の項目においては、まだ乖離が大きい状態が残っている。...

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  • 急性期病院における転倒転落の傾向と今後の対策にむけて

    花田 直美, 大社 学美, 大塚 則男 九州理学療法士・作業療法士合同学会誌 2011 (0), 107-107, 2011

    ...物をとろうとして転倒した群は、「意識障害・見当識障害・混乱がある」「車椅子・杖・歩行器を使用している」「何事も自分でやろうとする」(p<0.05)で有意差を認めた。<BR>【考察】<BR> 環境や身体状況の変化に順応しにくい方は、入院後1週間以内に転倒しやすい傾向にあった。...

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  • 脳炎後健忘症例へのアプローチ

    石丸 敦彦, 穴水 幸子, 藤森 秀子, 坂本 里佳, 栗林 環, 三村 將 認知リハビリテーション 16 (1), 15-24, 2011

    ...重度前向性・逆向性健忘(約20年間),見当識障害,病識低下,15歳から20代初旬の時期についての誇大的自発作話が目立った。MRI,SPECT画像にて病変は,右側に強い両側頭葉内側部・前頭葉眼窩面を含む広範囲と,前脳基底部に及んでいた。神経心理学的検査で記憶障害および注意障害を認めた。...

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  • 劇症1型糖尿病によるケトアシドーシスに合併した非閉塞性腸間膜虚血症の1例

    雄谷 慎吾, 宮田 完志, 湯浅 典博, 竹内 英司, 後藤 康友, 三宅 秀夫, 長澤 圭一, 大森 健治, 小林 陽一郎 日本消化器外科学会雑誌 43 (9), 970-975, 2010

    ...症例は64歳の男性で,主訴は嘔吐で,見当識障害・起立困難で救急車で当院に搬送された.検査所見から糖尿病性ケトアシドーシス・膵炎と診断した.翌日,腹部所見の増悪,Creatine Kinaseの急激な上昇,CTにおいて腸管の拡張や肥厚が増悪し胸腹水が出現したことより,腸管壊死を疑い緊急手術を施行した.上腸間膜動脈とその主幹血管の拍動は良好であったが,回腸末端近くの小腸が斑状に壊死していたため,小腸部分切除...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献5件 参考文献27件

  • 認知機能検査を認知症の生活障害支援に活用した1例:本人,家族への心理教育の視点から

    扇澤 史子, 磯谷 一枝, 山中 崇, 山本 直宗, 分須 友香, 稲葉 百合子, 大塚 邦明 日本老年医学会雑誌 47 (5), 474-480, 2010

    ...と脳血管性の混合型認知症と診断された.検査結果に基づいて,生活障害の背景にある認知機能障害とそれに対する工夫を検討した.まず大量の重複買いの原因として,展望的記憶と近時記憶の著明な障害が示唆されたが,単純な言語刺激はある程度保持されており,夕食が不要であることを家族が伝えた時に,午前の買い物がなくなったエピソードがあったことから,同様の声かけを続けてもらった.また,日付を繰り返し聞くことの背景には見当識障害...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • 高齢者に対する後出し負けじゃんけんの成績とMMSEおよび下位項目との関連について

    室岡 修, 杉本 諭, 丸谷 康平, 伊勢崎 嘉則, 工藤 紗希, 大隈 統, 小林 正宏, 加藤 美香, 小島 慎一郎, 三品 礼子, 佐久間 博子, 町田 明子 理学療法 - 臨床・研究・教育 17 (1), 62-64, 2010

    ...負け回数とMMSE下位項目との関連を見ると,場所の見当識および計算において有意差を認め,負け回数が多いほどMMSE下位項目が高得点の割合が高かった。以上の結果より,後出し負けじゃんけん課題は軽度の認知機能低下を検出する手がかりになる可能性が示唆された。<br>...

    DOI 医中誌

  • せん妄予防に向けた音楽療法による看護介入

    木村 梓 日本農村医学会学術総会抄録集 59 (0), 260-260, 2010

    ...今回の研究では、せん妄予防に直接つなげることは出来なかったが、せん妄の症状として挙げられる睡眠・見当識・自律神経系の働きに刺激を与えることができた為、せん妄に至るまでの各過程になんらかの刺激が与えられたと考えられる。 最後に、選曲した楽曲が患者個人の興味のあるものかは不明であり、対象者が各時間きちんと音楽聴取をしていたか確認が取れていない。...

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  • 急性期病棟歩行自立度とBerg Blance Scaleの関係

    井上 桂輔, 山本 泰三, 渡辺 裕子, 箱守 正樹, 遠藤 博, 肥田野 義道, 須藤 聡 関東甲信越ブロック理学療法士学会 29 (0), 206-206, 2010

    ...40点を満たしていても非自立となった要因は半側空間無視、注意障害、観念失行、地誌的見当識障害といった高次脳機能障害を呈した症例が5例、BRS_IV_で立位時足関節背屈できずにつまずく症例が2例、BBSで段差踏み変えに介助を要した症例が1例、血圧不安定であった症例が1例であった。<BR>【考察】今回の研究では回復期以降でのカットオフ値を満たしていても、自立した群と非自立となった群について検討した。...

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  • 回復期リハビリテーション病棟脳卒中片麻痺患者における病棟内歩行自立者の転倒調査

    長崎 稔, 志村 圭太, 上内 哲男, 森田 知紗, 伊藤 博子, 中嶋 祐介, 星野 裕, 平尾 涼子, 塚越 ひろみ, 室生 祥 理学療法学Supplement 2009 (0), B4P2149-B4P2149, 2010

    ...高嶺(2005)や伊藤ら(1997)によれば脳血管障害患者の転倒リスクを高める要因として認知症、半側空間無視、病態失認、夜間せん妄、注意障害、構成失行、見当識障害、動作維持困難などが報告されている。当院の自立判定アセスメントでは半側空間無視、注意障害の項目が含まれているが、病棟における行動観察から症状の有無を判断しているに過ぎず、その定義や評価方法は一定しているとは言い難い。...

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