検索結果を絞り込む

本文・本体へのリンク

検索結果 437 件

  • 二酸化炭素を用いたカーボネート誘導体,カルバメート誘導体,ギ酸シリルの合成法の開発

    竹内 勝彦 Journal of the Japan Petroleum Institute 67 (2), 45-51, 2024-03-01

    <p>本総説では,二酸化炭素(CO<sub>2</sub>)を原料としたカーボネート誘導体,カルバメート誘導体,ギ酸シリルの効率的合成法について,著者らの最近の成果を紹介する。化石燃料の使用などによって人為的に排出されるCO<sub>2</sub>は世界的気候変動の主原因とされており,その排出量削減の対策の一つとして,CO<sub>2</sub>を原料とした有用化学品合成が着目されている。しかし…

    DOI Web Site Web Site

  • 水素の製造・貯蔵技術(ギ酸)

    川波 肇, 姫田 雄一郎 日本エネルギー学会機関誌えねるみくす 102 (4), 515-524, 2023-07-20

    <p>ギ酸と二酸化炭素の相互変換を使った水素を貯蔵・製造する技術に解説する。特にギ酸からの脱水素化によって水素を製造する際に高圧ガスが生成する。この特徴を利用した水素製造技術,そして水素と二酸化炭素の分離技術を紹介する。</p>

    DOI

  • 半導体光触媒による光触媒的メタン水蒸気改質および担持コバルト触媒によるフィッシャー · トロプシュ合成

    志村 勝也 Journal of the Japan Petroleum Institute 66 (2), 31-39, 2023-03-01

    <p>本総合論文では半導体光触媒を用いた光触媒的メタン水蒸気改質ならびに担持コバルト触媒を用いたフィッシャー · トロプシュ合成に関する著者らのこれまでの研究成果を紹介する。メタンは石油代替資源として利用拡大が期待されるが,非常に安定な炭化水素であるため変換に高温を必要とする場合が多く,より温和な変換プロセスの開発が望まれている。著者らは光エネルギーと光触媒を用いた低温でのメタン変換を試み,白金…

    DOI Web Site Web Site 参考文献23件

  • レドックス活性を利用した抗体修飾と応用

    金井 求, 生長 幸之助, 豊邉 萌 MEDCHEM NEWS 33 (1), 33-37, 2023-02-01

    アミノ酸選択的修飾反応は、天然アミノ酸のうち1種類のみを選択的に修飾する化学反応である。これまでに、システインやリジン側鎖の求核性を活用した反応は数多くの報告があり、これらの抗体修飾への応用は、医薬品(抗体-薬物複合体)として実用化に至っている。一方で近年の発展により、システインやリジン以外のアミノ酸に対する修飾反応も開発されている。しかし、その対象はペプチドや小さなタンパク質が多く、複数のドメ…

    DOI 医中誌

  • 機能性化学品の連続生産に向けて

    甲村 長利 ファルマシア 59 (9), 795-795, 2023

    医薬品をはじめとする機能性化学品の連続生産は、エネルギー消費削減や廃棄物削減に有効な手段として認知されてきた。有機合成における反応工程は検討が進んでいるものの、精製工程である後工程の連続化はまだ技術的に進んでいない。2018年からNEDOの助成のもと、8社1機関で後工程の連続化も含めた連続生産技術の開発を行ってきた。人材育成も含めて、その技術を普及させ、さらに発展させたいと考えている。

    DOI

  • 特集 計画的セレンディピティが医学・創薬を革新する! 有機触媒探索からの計画的セレンディピティ

    生長 幸之助, 浅野 圭佑, 上田 善弘 医学のあゆみ 282 (9), 826-828, 2022-08-27

    “第3の触媒”ともよばれる有機触媒は,医薬品をはじめとする高付加価値物質の持続的生産プロセスの確立に多大な貢献を果たし,2021 年のノーベル化学賞が授与された研究領域である.一方で,さらなる高次機能の要請や研究コストの肥大化を背景に,探索効率の飛躍的向上をもたらす新たな発想が求められてもいる.本稿では,医薬探索との共通項・差異に着目したうえで技術転用していく発想から,有機触媒探索においても探索…

    DOI HANDLE Web Site ほか1件

  • PETのケミカルリサイクル法の最近の進歩

    田中 真司 Oleoscience 22 (10), 495-501, 2022

    <p>近年,プラスチックを循環式で活用する技術の開発が注目されている。ポリエチレンテレフタレート(PET)は,食品用ボトルや繊維などとして現代社会で汎用されており,比較的リサイクル技術が進んだプラスチック材料である。しかし,原理的に同じ製品を繰り返し生産できるケミカルリサイクル法は,高消費エネルギープロセスであることが再生製品の価格上昇を招き,技術の普及を阻んでいた。本項では,まずこれまで先駆的…

    DOI Web Site 参考文献9件

  • CO<sub>2</sub>を資源として利用したポリウレタン原料合成技術

    竹内 勝彦, 松本 和弘, 深谷 訓久, 佐藤 一彦, 崔 準哲 Oleoscience 22 (10), 487-494, 2022

    <p>CO<sub>2</sub>を資源として利用した有用化学品製造技術は,CO<sub>2</sub>排出量を削減し,地球温暖化防止に貢献する技術として注目されている。大量生産され長期間使用されるポリウレタンの原料であるイソシアネートは,その合成ターゲットとして理想的な基幹化学品の一つといえる。そして,このイソシアネートをCO<sub>2</sub>から合成するための中間原料として,熱分解によ…

    DOI Web Site 参考文献42件

  • メタン水蒸気改質用光触媒およびコバルト系FT合成触媒の開発

    志村 勝也 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2022 (0), 24-, 2022

    <p>石油代替資源の利用拡大に向けては、メタンや合成ガス(水素と一酸化炭素の混合ガス)を化学品や液体燃料に高効率で変換可能なプロセスの確立が重要である。我々はメタン水蒸気改質に室温で活性を示す半導体光触媒の開発ならびにFischer-Tropsch合成に貴金属フリーで高活性を示すコバルト触媒の開発に取り組んできた。これまでの研究開発状況と高活性触媒の設計指針について紹介する。</p>

    DOI

  • 配列制御オリゴシロキサンの精密合成

    松本 和弘 Journal of the Japan Petroleum Institute 64 (6), 307-316, 2021-11-01

    <p>分子量が単一のオリゴマー材料は,基礎研究の観点からだけでなく,さまざまな応用の観点からも近年注目を集めている。シリコーン(ポリシロキサン)材料の分野では,いくつかの研究グループが単一分子量のオリゴシロキサンを合成する手法を報告しているが,シロキサン配列構造の制御には依然として改善の余地が残されていた。本総合論文では,我々の最近の成果である,B(C<sub>6</sub>F<sub>5</s…

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献23件

  • Cu-AFXゼオライト上でのアンモニア脱硝メカニズム

    窪田 博愛, 鳥屋尾 隆, 清水 研一 ゼオライト 38 (1), 11-16, 2021-01-31

    ...触媒化学分野における近年のホットトピックスは,Cu-CHA等の小細孔ゼオライトにCuをイオン交換させた触媒の高いNH3-SCR性能や高耐久性を理解するための基礎研究である。本稿では小細孔ゼオライト系Cu触媒の例としてCuイオン交換AFXゼオライト(Cu-AFX)を用いて,NH3-SCRの反応機構を各種in situ分光法によって研究した成果を述べる。...

    DOI Web Site

  • 溶融LiCl–KClとCaH<sub>2</sub>還元剤を用いたNiZn金属間化合物ナノ粉末の低温合成

    小林 靖和, 宗宮 穣, 多田 昌平, 菊地 隆司 Journal of the Japan Petroleum Institute 63 (6), 380-387, 2020-11-01

    <p>近年,水素化プロセスにおいて,Pd系触媒に代わり,NiZn金属間化合物が注目されている。結晶性の良いNiZn金属間化合物の取得には,前駆体ZnOの難還元性のため,高温処理(500~750 ℃)が必要となる。しかしながら,高温処理を行ってもNiZn金属間化合物の単一相を得るのは困難であり,NiZnとNiが共存する結果を示す報告が多い。本研究では,より低温でNiZn金属間化合物の単一相を得るこ…

    DOI Web Site Web Site 被引用文献6件 参考文献31件

  • 化学との出会い

    根本 耕司 化学と教育 68 (10), 406-407, 2020-10-20

    <p>化学とつながる職業の一つとして,公的研究機関や大学等で活躍する研究者がある。本稿では,文系タイプの高校生だった筆者がなぜ大学で化学を学び,研究者という職業についたのか,自らの体験を元に述べる。</p>

    DOI

  • 酸化銅系ハニカム触媒と粒状触媒のアンモニア燃焼特性

    日隈 聡士, 岩佐 豪, 荒木 健人, 川畑 悠介, 松木 駿, 佐藤 徹哉, 今 喜裕, 武次 徹也, 佐藤 一彦, 町田 正人 Journal of the Japan Petroleum Institute 63 (5), 274-281, 2020-09-01

    <p>NH<sub>3</sub>燃焼特性に高活性・低N<sub>2</sub>O/NO選択性を示すCuO<i><sub>x</sub></i>/Al<sub>2</sub>O<sub>3</sub>,CuO<i><sub>x</sub></i>/10Al<sub>2</sub>O<sub>3</sub>・2B<sub>2</sub>O<sub>3</sub>,CuO<i><sub>x</sub…

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献23件

  • 二酸化炭素水素化によるメタノール合成用銅亜鉛系触媒の活性点構造の解明と高性能化

    藤谷 忠博 Journal of the Japan Petroleum Institute 63 (2), 43-51, 2020-03-01

    ...<p>Cu/ZnO触媒上での二酸化炭素の水素化によるメタノール合成における活性種,ZnOの役割および反応機構を触媒化学および表面科学的手法を駆使して研究を行った。Cu/SiO<sub>2</sub>およびZnO/SiO<sub>2</sub>の物理的混合触媒を用いた研究から,Cu表面に金属状態のZnがマイグレートして活性点を形成するモデルを提案した。この活性点モデルを表面科学的手法により検証した。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献20件

  • 薬学会賞受賞 西田篤司氏の業績

    川端 猛夫 ファルマシア 56 (4), 353-353, 2020

    ...また、全合成に際しては独自の反応開発を行い、反応の本質に迫る錯体化学や触媒化学における新知見を見いだし、これら基礎化学分野への貢献も高く評価されている。...

    DOI

  • ギ酸からの超高圧水素製造

    川波 肇 水素エネルギーシステム 45 (4), 203-208, 2020

    <p>Formic acid is considered as one of the promising H<sub>2</sub> carriers for the next generation. In this topic, we introduce the potential of formic acid as well as homogenous catalyst providing …

    DOI

  • Cu(111)単結晶表面での低温におけるCO<sub>2</sub>水素化素過程の解析

    澤樹 保隆, 武安 光太郎, 近藤 剛弘, 藤谷 忠博, 中村 潤児 日本表面真空学会学術講演会要旨集 2020 (0), 148-, 2020

    <p>CO2水素化によるメタノール合成では、フォルメートの水素化で生じる中間体の種類・生成量に、本合成に有効とされるCu-Zn系触媒中のZnが及ぼす影響は不明である。本研究ではCu (111)単結晶モデル触媒に生成したフォルメートを水素と反応させ、反射赤外吸収分光法や昇温脱離等を用い、低温の触媒表面上の吸着種が水素化される過程を観察・同定した結果を報告する。</p>

    DOI

  • 非可食 · 未利用バイオマスの触媒変換によるガス化と液体燃料製造に関する研究

    宮澤 朋久 Journal of the Japan Petroleum Institute 62 (4), 149-156, 2019-07-01

    <p>バイオマス利用においては,食料と競合しないバイオマスを原料とした利用技術の開発が求められる。一方で,木質バイオマスに代表されるリグノセルロース系バイオマスは特にリグニン分などに由来するその強固な化学構造が化成品原料への変換の障害となる。筆者らは触媒反応を用いることで,種々のバイオマスから各種の燃料や化学物質を効率的に製造する様々な技術の開発 · …

    DOI Web Site Web Site 参考文献19件

  • 二酸化炭素を原料とするウレタンの合成

    崔 準哲, 深谷 訓久 Journal of The Adhesion Society of Japan 55 (5), 175-180, 2019-05-01

    <p>二酸化炭素( CO2),アミンと金属アルコキシド化合物から芳香族ウレタンを合成する簡単なワンポットハロゲンフリーの方法を開発した。本反応に用いる金属アルコキシド化合物は,反応後に得られる金属残留物とアルコールとの反応から再生することができる。芳香族アミンであるアニリンを用い,CO2 (5 MPa)とチタンメトキシド (Ti(OMe)4) とを反応させたところ,わずか20 …

    DOI Web Site Web Site 参考文献12件

  • 人工知能による触媒反応の予測

    矢田 陽, 佐藤 一彦 化学と教育 67 (2), 70-73, 2019-02-20

    <p>触媒は身の回りの様々な生活必需品の原料や材料を製造するうえで欠かせない。これまでの触媒の発見・開発は,研究者が経験や知識・勘に頼って試行錯誤を繰り返して行われてきた。本稿では,人工知能(AI)を活用して触媒反応を予測して,新しい高性能触媒を効率的かつ迅速に発見・開発することを目指した「キャタリストインフォマティクス」研究について解説する。</p>

    DOI Web Site

  • アンモニアSCR 用Cu-ZSM-5 触媒の定常反応モデルの構築

    永島 渉, 小祝 隆太郎, 柴田 元, 小橋 好充, 小川 英之, 清水 研一, 草鹿 仁 自動車技術会論文集 50 (2), 323-327, 2019

    NH3吸脱着,NO還元およびNH3酸化の各反応パラメータを計測し,アンモニアSCR用銅ゼオライト触媒の定常状態での反応モデルを構築した.EGR率や変化する実機の排気酸素濃度を考慮し幅広い条件への適応を目的として反応の酸素感度も考慮した.計算結果と模擬ガス試験結果を比較し,本シミュレーションの有効性を確認した.

    DOI Web Site

  • 燃えるごみの焼却残さを高付加価値材料に変換する技術開発

    深谷 訓久, 片岡 祥, 崔 準哲 Synthesiology English edition 11 (3), 124-132, 2019

    都市ごみ清掃工場から排出される溶融スラグを原料として、高い比表面積を持つシリカを製造する技術を開発した。この方法で得られるシリカは市販の合成シリカに匹敵する純度や比表面積を持ち、吸着剤やゴムの添加剤、コーティング剤等さまざまな用途への展開が期待できる。この研究成果は、これまでコンクリートやアスファルトの骨材としての利用に限定されていた溶融スラグを、新たに機能性材料として社会に循環させることを可能…

    DOI Web Site

  • 耐熱性アンモニア燃焼触媒の合成と反応特性解明

    日隈 聡士, 今 喜裕, 浅川 真澄, 佐藤 一彦 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2019f (0), 127-, 2019

    <p>近年、アンモニア(NH<sub>3</sub>)は二酸化炭素を排出しない石油代替燃料として注目されており、ガスタービンや工業炉等への応用研究が行われている。しかし、NH<sub>3</sub>燃料は難燃性であり、fuel NO<sub>x</sub>やN<sub>2</sub>Oの生成反応が優位となる問題点を有する。そのため、種々の燃焼器に応用するには燃焼開始温度の低下とN<sub>2</…

    DOI

  • 配列制御を伴うシロキサンの精密合成法の開発

    松本 和弘 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2019 (0), 39-, 2019

    <p>シリコーン(ポリシロキサン)は優れた物性を有することから、幅広い産業分野で利用されている有用なポリマー材料である。その一方、従来の合成法ではシロキサン配列を制御して合成することは困難であった。本研究では、一つの反応容器内でアルコキシシランとヒドロシランの脱炭化水素縮合とカルボニル化合物のヒドロシリル化の2つの反応を交互に繰り返し行うだけで、シロキサン配列を精密に制御しながら合成する手法を開…

    DOI

  • 亜鉛錯体を固定化したビピリジン架橋メソポーラス有機シリカの合成と反応性評価

    林 暁涛, 松本 和弘, 前川 佳史, 稲垣 伸二, 崔 準哲 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2019 (0), 21-, 2019

    <p>2,2’-ビピリジンを骨格内に導入したメソポーラス有機シリカ(BPy-PMO)は、ユニークな細孔構造を有しており、様々な金属錯体の固定化担体として機能すると報告されている。本研究では、BPy-PMOが有するシラノール基をトリメチルシリル基で保護したBPy-PMO-TMSに、酢酸亜鉛を固定化したZn(OAc)<sub>2</sub>(BPy-PMO-TMS)について、二酸化炭素とヒドロシラン…

    DOI

  • 暮らしを支える触媒化学

    森 浩亮, 山下 弘巳 化学と教育 66 (10), 496-499, 2018-10-20

    <p>それ自身は反応前後で変化せず,目的とする化学反応のみを選択的かつ効率的に進行させる物質である触媒は,様々な分野で活躍しており,現代生活は触媒無しでは成立しない。工業的には化石資源から燃料の製造,プラスチック製品や合成繊維の合成,医薬・農薬などのファインケミカルズ合成に貢献している。また,三元触媒に代表される自動車用排ガス浄化触媒は環境対策技術として重要な役割を担っている。さらに,既存の産業…

    DOI Web Site

  • オルトケイ酸の結晶化と構造解析

    五十嵐 正安, 佐藤 一彦 ゼオライト 35 (4), 139-144, 2018-10-15

    無機ケイ素化合物(ガラス,シリカ,ゼオライト等)や有機ケイ素化合物(シリコーン等)の基本単位であるオルトケイ酸(Si(OH)4)は,テトラアルコキシシラン(Si(OR)4)や四塩化ケイ素(SiCl4)の加水分解工程において中間体として発生するが,極めて不安定であり単離された例は皆無である。これまでにない機能や高い性能を有するケイ素材料を製造するためには,“真の前駆体”であるオルトケイ酸を単離し,…

    DOI

  • 高粘度指数を有する基油の分子設計

    谷田部 哲夫 トライボロジスト 63 (5), 332-337, 2018-05-15

    <p>This article describes a novel molecular design of synthetic base oils, aimed at developing a new class of base oils with a viscosity index (VI) greater than 200, and the viscosity properties of …

    DOI Web Site

  • 「マイクロ波化学プロセス技術の現在と明日」特集号に寄せて

    和田 雄二 Journal of the Japan Petroleum Institute 61 (2), 87-87, 2018-03-01

    ...</p><p>本企画は,有機化学,無機化学,触媒化学,材料科学,バイオマスそれぞれの分野の先端研究を俯瞰する総合論文,そして,それぞれの分野の原著論文も組み合わせて,特集号として構成しました。永らく議論の対象とされてきた「マイクロ波特殊効果」について記述する論文も適切な執筆者を選んで,本特集号への執筆へ招待いたしました。...

    DOI Web Site

  • ZSM-5ゼオライト上でのバイオエタノールからプロピレンへの変換反応

    高橋 厚, 藤谷 忠博 Journal of the Japan Petroleum Institute 61 (1), 20-27, 2018-01-01

    <p>バイオエタノールからポリプロピレンなどのポリマー原料となるプロピレンを製造するための高性能触媒の開発を目的とし,ZSM-5上でのエタノールからのプロピレン合成における反応特性および反応メカニズムについて検討を行った。Si/Al<sub>2</sub>比の異なるZSM-5触媒上で接触時間や反応温度を変化させて系統的にエタノールの変換反応を検討した。その結果,接触時間を変化させることにより,S…

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献21件

  • 非線形分光法による吸着種の構造とダイナミックスの解明

    松本 吉泰 表面科学学術講演会要旨集 2018 (0), 97-, 2018

    ...固体表面吸着種の構造とその運動は表面科学のみならず触媒化学などにおいて極めて重要であるが、これらの情報を実験的に得るには従来にない分光手法の開拓と応用が必要である。我々は振動分光の立場から長年に渡りこの問題に携わってきた。本講演では、位相敏感検出を用いた表面和周波発生分光による最近の成果として、金属表面上での水分子の配向、および一酸化炭素の光刺激脱離過程の実時間観測を中心に議論する。...

    DOI

  • 燃えるごみの焼却残さを高付加価値材料に変換する技術開発

    深谷 訓久, 片岡 祥, 崔 準哲 Synthesiology 11 (3), 128-136, 2018

    都市ごみ清掃工場から排出される溶融スラグを原料として、高い比表面積を持つシリカを製造する技術を開発した。この方法で得られるシリカは市販の合成シリカに匹敵する純度や比表面積を持ち、吸着剤やゴムの添加剤、コーティング剤等さまざまな用途への展開が期待できる。この研究成果は、これまでコンクリートやアスファルトの骨材としての利用に限定されていた溶融スラグを、新たに機能性材料として社会に循環させることを可能…

    DOI Web Site Web Site 参考文献5件

  • 非可食・未利用バイオマスの触媒変換によるガス化および液体燃料の製造に関する研究

    宮澤 朋久 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2018 (0), 19-, 2018

    未利用バイオマスから化成品原料となるジオール類や各種の燃料を触媒反応により効率的に製造する技術の開発を行い、効率的・定常的なバイオマスからの合成ガス製造および合成ガスからの液体燃料製造を可能とした。 また、実バイオマス(ユーカリチップ)のガス化と生成したガスを原料とする液体燃料(ジメチルエーテル)合成を一貫して行うプロセスで合成したバイオジメチルエーテルの混合燃料を用いた実車走行試験への提供など…

    DOI

  • 金属触媒による過酸化水素酸化反応を利用した高付加価値化学品の合成

    今 喜裕 Journal of the Japan Petroleum Institute 60 (4), 159-169, 2017-05-01

    <p>過酸化水素はプロピレンオキシド,オキシムやカテコールなど有用化学品の工業プロセスに用いられる理想的な酸化剤として知られている。過酸化水素は他の酸化剤に比べ有効酸素の比率が高く安価だがそれ自体の酸化力は低いため,標的とする反応に最適な触媒の発見と触媒反応の設計が鍵となる。我々はこれまでに独自の活性触媒発見指針に基づく触媒反応の設計を行い,種々の機能性化学品製造に有用な過酸化水素酸化技術を開発…

    DOI Web Site Web Site 参考文献24件

  • 非平衡プラズマにより誘起される触媒作用

    野崎 智洋, 亀島 晟吾 応用物理 86 (3), 214-219, 2017-03-10

    ...化学反応を生起するため,一種の触媒作用を有すると考えられる.とりわけ,非平衡プラズマを触媒微粒子に作用させると,低温における表面反応促進,活性化エネルギーを低下させる効果など画期的な現象が数多く報告されており,ナノカーボンの成長制御やアルカンの低温活性化など急速に適用範囲を広げている.本稿では,非平衡プラズマのエネルギー・環境分野における新しい応用展開,およびそれを支援する学術基盤の確立を目的に,触媒化学分野...

    DOI Web Site

  • 金属担持触媒を用いたバイオマス由来アルコールの選択的酸化反応

    西村 俊, 海老谷 幸喜 Journal of the Japan Petroleum Institute 60 (2), 72-84, 2017-03-01

    ...<p>持続的な生産が可能なバイオマス由来資源から化成品・燃料を合成する触媒化学変換法は,持続可能な社会を実現する上で重要な技術の一つである。我々は,石油由来資源の変換プロセスで蓄積した触媒技術とナノテクノロジー研究での知見を生かし,金属担持触媒の調製とバイオマス由来資源から化成品 ・燃料を供給するプロセス技術の開発を行っている。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献4件 参考文献117件

  • ハロゲンを用いない二酸化炭素とアミンからのウレタン合成

    袁 昊昱, 深谷 訓久, 張 翹, 崔 準哲 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2017f (0), 10-, 2017

    チタンアルコキシド錯体(Ti(OR)<sub>4</sub> (R = Me, Et, <i>n</i>Pr, <i>n</i>Bu))を用いて、二酸化炭素とアミンからのウレタン合成について検討を行った。アニリンとTi(O<i>n</i>Bu)<sub>4</sub>をCO<sub>2</sub>加圧下で反応させることにより、高収率(99%)でウレタンが得られた。さらに、反応後に回収したチタン残…

    DOI

  • 組成情報と要素特徴量の統合に基づく化学反応量の予測

    鈴木 慶介, 瀧川 一学, 清水 研一, 高草木 達 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2017 (0), 4J13-4J13, 2017

    <p>メタンの酸化カップリング反応技術は,天然ガスを有効利用する手法の一つとして注目されており,機械学習を用いて反応量を予測する既存研究も存在する.本稿では既存研究に対して新たに,学習に用いるデータの形式(組成情報)と,特徴間の類似度を考慮したモデリングを行った結果を報告する.</p>

    DOI

  • モデル触媒の活性サイトと反応メカニズム

    中村 潤児 表面科学学術講演会要旨集 37 (0), 141-, 2017

    ...銅亜鉛系触媒を用いた二酸化炭素の水素化によるメタノール合成および窒素ドープカーボン触媒を用いた燃料電池酸素還元反応における触媒活性サイトについて、表面科学的手法および触媒化学的手法を融合させることにより明らかにしてきた。低表面積のモデル触媒試料と高表面積の実用粉体触媒の両者を注意深く比較することによって初めて触媒作用の本質が明らかになるという点を強調する。<br>...

    DOI

  • 過酸化水素を用いるエポキシ化合物合成技術の開発と電子材料への応用

    今 喜裕 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2016 (0), 25-, 2016

    我々は酸化剤由来の環境負荷を極限まで低減しつつ、プロセス優位性を有する酸化反応として、新規触媒を用いる過酸化水素 (H<sub>2</sub>O<sub>2</sub>) 酸化基盤技術を開発した。今回はそのなかで、α-ピネンから加水分解性の極めて高いα-ピネンオキシドを高選択的に合成する技術、高難度なアリルフェニルエーテル誘導体を酸化しエポキシ化合物にしたのち半導体封止剤へと展開した技術、および…

    DOI

  • In吸着Ge(110)表面の相図とバンド分散構造

    江波戸 達哉, 武田 さくら, 坂田 智裕, Ang Artoni K. R., 米田 允俊, 大門 寛 表面科学学術講演会要旨集 36 (0), 163-, 2016

    電子デバイス応用材料として脚光をあびるGeであるが、最も高いキャリア移動度をもつ(110)面については研究例が少なく、金属吸着表面の相図や電子状態など不明な点が多い。本研究では、RHEEDの連続撮影を用い、Inを蒸着した時のスポット強度変化を解析し、詳細な相図を作製した。またARPESを用いて各表面構造に対するバンド構造を測定した。その結果、HH、LHおよびSOのGe(110)バルク由来のバンド…

    DOI

  • 21st International Symposium on Olefin Metathesis and Related Chemistry 参加報告

    小笠原 正道 MEDCHEM NEWS 25 (4), 220-223, 2015-11-01

    <p>2015年7月12日から16日の期間にオーストリア・グラーツで開催された第21回オレフィン・メタセシスおよび関連化学国際会議(ISOM21)に参加したので会議の様子を報告する。本会議は2年に一度開催されており、21回目の今年の会議はFranz Stelzer組織委員長のもと、グラーツ工科大学で開かれ、基調講演6件、招待講演26件、一般口頭発表24件、ポスター発表59件の発表があった。参加者…

    DOI

  • 白金族金属の使用量低減を目指したディーゼル酸化触媒の開発

    羽田 政明, 佐々木 基, 濵田 秀昭 Journal of the Japan Petroleum Institute 58 (5), 351-351, 2015-09-01

    第58巻第4号(7月号)205頁に下記誤りがありました。お詫びして訂正いたします。<br><br>  * 受理日<br><br>   (誤)Received December 22, 2015<br>   (正)Received December 22, 2014

    DOI Web Site

  • 白金族金属の使用量低減を目指したディーゼル酸化触媒の開発

    羽田 政明, 佐々木 基, 濵田 秀昭 Journal of the Japan Petroleum Institute 58 (4), 205-217, 2015-07-01

    白金族金属の使用量低減につながる高活性なディーゼル酸化触媒の開発に関する研究成果をまとめた。種々の酸化物に担持した白金触媒の中で,Pt/Al<sub>2</sub>O<sub>3</sub>が750 ℃,5時間の空気中でのエージング処理後においても, ディーゼル由来炭化水素を模擬した<i>n</i>-デカンと1-メチルナフタレンの混合炭化水素の完全酸化反応に対して最も高い活性を示した。物理化学的…

    DOI Web Site Web Site 参考文献34件

  • 機械的処理によるセルロースから基盤化学品への効率的な触媒分解

    Shrotri Abhijit, 小林 広和, 福岡 淳 Journal of the Japan Petroleum Institute 58 (1), 1-8, 2015-01-01

    機械的な処理によってセルロースの加水分解反応性を高める研究が盛んに行われてきた。本稿では,最新の混合粉砕とメカノキャタリシスを利用したセルロース分解を紹介する。まず,混合粉砕に関し,セルロースと弱酸性官能基を持つ活性炭触媒とを一緒に粉砕すると,両者の間に強い接触が形成される。この試料を加水分解反応に供すると,単独粉砕の場合に比べて13倍の速度でセルロースが加水分解されるが,生成するグルコースの逐…

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献27件

  • 過酸化水素を用いるクリーンで実用的な酸化技術

    今 喜裕, 田中 真司, 佐藤 一彦 Synthesiology English edition 8 (1), 16-28, 2015

    酸化反応は全化学プロセスの3割以上を占めると言われる最重要な反応だが、同時に環境負荷の大きなプロセスとしても知られている。我々は反応後に水しか排出しない過酸化水素に注目し、過酸化水素を用いるクリーンな酸化反応の開発に取り組んだ。その結果、ハロゲンフリー、有機溶媒不要、金属触媒設計等の技術要素を統合した過酸化水素酸化技術の開発に成功し、グリーン・サステイナブルケミストリーの具体例として世界で最初に…

    DOI Web Site 被引用文献2件

  • 非可食バイオマスの触媒的変換

    小林 広和, 福岡 淳 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2015f (0), 113-, 2015

    リグノセルロースは最も豊富に存在する非可食バイオマスであり、化学資源としての利用が期待される。我々は、含酸素官能基を持つ炭素がセルロースの加水分解触媒として高い活性を示すことを見出した。炭素表面の芳香族はセルロースを強く吸着し、酸素官能基はグリコシド結合の加水分解の活性点として機能する。また、セルロースと類似構造をもつキチンの分解を達成した。触媒は硫酸であるが、メカノキャタリシスと加メタノール分…

    DOI

  • その場反射高速電子回折を用いたグラフェン触媒化学気相成長の研究

    藤田 宗太朗, 湊 拓郎, 中原 仁, 齋藤 弥八 表面科学学術講演会要旨集 35 (0), 279-, 2015

    ...これまでの研究では、その場反射高速電子回折(in-situ RHEED)装置を用いたグラフェン触媒化学気相成長(CCVD)過程の観察を行い、Ni, Co等の高炭素固溶度触媒においてもCCVD中にグラフェン成長核が形成されることを報告した。本研究では、ガスの供給効率を改善したin-situ RHEED装置を用い、グラフェン成長過程の成長ガス圧力依存、触媒膜厚依存について調べた結果を報告する。...

    DOI

  • 過酸化水素を用いるクリーンで実用的な酸化技術

    今 喜裕, 田中 真司, 佐藤 一彦 Synthesiology 8 (1), 15-26, 2015

    酸化反応は全化学プロセスの3割以上を占めると言われる最重要な反応だが、同時に環境負荷の大きなプロセスとしても知られている。我々は反応後に水しか排出しない過酸化水素に注目し、過酸化水素を用いるクリーンな酸化反応の開発に取り組んだ。その結果、ハロゲンフリー、有機溶媒不要、金属触媒設計等の技術要素を統合した過酸化水素酸化技術の開発に成功し、グリーン・サステイナブルケミストリーの具体例として世界で最初に…

    DOI Web Site 参考文献3件

  • キラルスイッチ触媒を用いた不斉触媒反応

    杉野 寛佳 有機合成化学協会誌 73 (4), 390-391, 2015

    Catalytic asymmetric reaction is important for the syntheses of optically active medicines and bioactive natural products, because chiral catalysts enable acceleration of reaction and chiral …

    DOI 参考文献7件

  • 構造規定剤を用いて合成した三方晶Mo-V-M-O (M = Fe, W)のエタンおよびアクロレイン選択酸化活性

    石川  理史, 村山 徹, 田代 雅也, ジェンシン ジャン, 吉田 曉弘, 上田 渉 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2015f (0), 196-, 2015

    構造規定剤を用いることで、三方晶Mo-V-O, Mo-V-Fe-O, およびMo-V-W-Oを得た。これらは積層構造体であり、断面部にはMoから成る5員環ユニットとVによるネットワークにより、5、6、および7員環が形成している。Feは構造の7員環部位に位置しており、Wは5員環ユニット中のMoと置換していた。これらを用いて触媒反応を行ったところ、Mo-V-OとMo-V-W-Oはエタン、アクロレイン…

    DOI

  • 最先端XAFSの開発と触媒ナノ物質の学理の探求

    朝倉 清高 表面科学学術講演会要旨集 35 (0), 180-, 2015

    触媒のナノ構造をしらべ、活性向上を図るには、触媒が反応中に変化する様子を時々刻々、反応環境雰囲気で追跡できるOperando XAFS法が重要になる。触媒におけるオペランドXAFSについて歴史的な観点から述べ、これに加えて、時間分解XAFSの現状と単結晶表面を使った三次元触媒構造解析手法である偏光全反射蛍光XAFS法について 議論したい。

    DOI

  • 和周波発生(SFG)振動分光法

    叶 深, 葛 愛民 色材協会誌 87 (2), 64-71, 2014

    和周波発生(SFG)振動分光法は,高い界面選択性と測定感度を有し,種々の物質や材料の表面または界面における分子構造がその場で評価できるので,表面科学をはじめさまざまな研究分野に応用されるようになってきた。本稿では,SFGの基本原理について触れながら,界面分子構造の研究例を通じて表面科学や界面化学への応用の一端について紹介する。

    DOI Web Site

  • 金属酸化物によるデカメチルシクロペンタシロキサンの除去

    菅野 周一, 川嵜 透, 松原 宏文, 原 賢二, 福岡 淳 化学工学論文集 40 (2), 104-111, 2014

    酸素および高濃度水蒸気共存下でのPt/Al<sub>2</sub>O<sub>3</sub>触媒による水素酸化反応において,反応ガス中に揮発性低分子シロキサン(デカメチルシクロペンタシロキサン(D5))が存在すると,触媒表面にD5が吸着して水素酸化率が低下した.高い触媒活性を維持するため,反応ガスを各種金属酸化物(除去材),触媒の順で接触させ,触媒を通過した後のガス中の水素濃度経時変化を調べた.…

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献5件

  • 担持Pt触媒上での二酸化炭素と水素によるアミンのメチル化

    清水 研一, 今 健一 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2014f (0), 20-, 2014

    二酸化炭素と水素によるアミンのメチル化に有効な担持金属触媒を探索した。様々な担持金属触媒を用いて無溶媒条件下で、<i>N-</i>メチルアニリンのメチル化を行ったところPt/MoOx/TiO<sub>2</sub>が最も高い収率で<i>N,N-</i>ジメチルアニリンを生成した。Pt/MoOx/TiO<sub>2</sub>は二酸化炭素と水素共存下で種々の2級アミンのメチル化を高収率で進行させた…

    DOI

  • Pt/HZSM5触媒を用いたレブリン酸水素化によるペンタン酸・ペンタン酸エステルの合成

    今 健一, 清水 研一 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2014f (0), 201-, 2014

    非可食バイオマスからの化学品・燃料製造を目的として、レブリン酸からのペンタン酸・ペンタン酸エステル合成が注目されている。種々の担持金属触媒によるレブリン酸の液相水素化反応を無溶媒条件で行ったところ、Pt/HZSM5が最も高い収率でペンタン酸を生成した。エタノール中で反応を行うと、ペンタン酸エチルが高収率で得られた。キャラクタリゼーションや速度論的検討より触媒構造や反応機構についても考察する。

    DOI

  • 酸化ニオブ触媒によるジカルボン酸とアミンからの環状イミド合成

    Ali Md. Ayub, Siddiki S. M. A. Hakim, 清水 研一 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2014f (0), 134-, 2014

    種々の酸化物触媒によるコハク酸とオクチルアミンからの環状イミド合成を行ったところ、酸化ニオブが最も高い活性を示した。酸化ニオブは種々のジカルボン酸とアミンからの環状イミド合成に有効であった。

    DOI

  • 新規多点結合型リンカーを利用した分子触媒の固定化

    深谷 訓久 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2014 (0), 16-, 2014

    本研究では、固定化分子触媒の実用化と利用拡大を目指して、多点結合型リンカーの開発を通じて、固定化手法の基盤技術開発、および固定化に適した触媒の分子設計とその製造技術開発に取り組み、触媒活性とリサイクル性(安定性)の大幅な向上を実現した。

    DOI

  • 光による高分子の構造制御

    中野 環 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2014f (0), 9-, 2014

    円偏光をキラル源として高分子・低分子のキラル構造を制御する手法を見出した。この方法により、まず、主鎖共役型高分子に一方向に偏ったらせん構造を誘起することに成功した。さらに、ビニル型高分子および関連する低分子化合物に対しても本手法を適用して光学活性材料を調製した。

    DOI

  • 水熱合成W-V-O複合酸化物触媒によるピコリンのアンモ酸化

    後藤 文倫, 村山 徹, 清水 研一, 上田 渉 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2014f (0), 85-, 2014

    当研究室では水熱法により合成した結晶性層状構造複合酸化物触媒を報告してきた。一連の触媒はその構造に由来した高い活性を有している。本研究では同様の構造を有するW-V-O複合酸化物がピコリンのアンモ酸化反応において高収率でシアノピリジンを与えることを見出した。各組成の触媒性能の違いから活性要因についても考察する。

    DOI

  • メルカプト安息香酸修飾TiO2(110)によるNi単原子種の安定化と偏光全反射蛍光XAFS法による構造解析

    國本 明駿, 高草木 達, 有賀 寛子, 上原 広充, 大場 惟史, 朝倉 清高 表面科学学術講演会要旨集 34 (0), 171-, 2014

    金属と強く相互作用するメルカプト基を有するメルカプト安息香酸でTiO<sub>2</sub>(110)表面を修飾し、その後AuまたはCuを蒸着することで、TiO<sub>2</sub>(110)表面上でのAu、Cuの単原子分散が可能である。本研究では、金属として新たにNiの単原子分散を試みた。Ni蒸着後の構造を偏光全反射蛍光XAFS法により評価し、単原子分散していることを見出した。また、単原子分…

    DOI

  • STMを用いた単分子振動分光

    川合 眞紀, 金 有洙, 上羽 弘, 本林 健太 表面科学 35 (10), 565-570, 2014

    Action spectroscopy (AS) of single molecules using a scanning tunneling microscope (STM) is presented. The AS obtained from the motion and reaction of a molecule, is applicable to understand …

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 環状シロキサン加水分解触媒の性能評価

    吉井 泰雄, 菅野 周一, 松原 宏文, 川嵜 透, 原 賢二, 福岡 淳 化学工学論文集 40 (5), 420-424, 2014

    沸騰水型原子力発電システム用の再結合触媒を環状シロキサン(D類)被毒から保護するために,再結合触媒の上流に設置する規則メソ多孔体(Zr-SBA15およびTi-SBA15)を担持したハニカム触媒のD5加水分解性能におよぼす諸因子の影響を評価した.D5加水分解反応の除去率は,滞留時間に大きく依存し,反応温度,触媒担持量(50–150 g/L)の影響はほとんどなかった.線速度2.9 …

    DOI Web Site Web Site 参考文献4件

  • 担持白金触媒上でのレブリン酸の還元的アミノ化によるピロリドン類の合成

    Touchy Abeda Sultana, Siddiki S. M. A. Hakim, 清水 研一 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2014f (0), 139-, 2014

    種々の担持金属触媒によるレブリン酸とオクチルアミンからと水素からのピロリドン合成を行ったところ、Pt/MoO<sub>x</sub>/TiO<sub>2</sub>が最も高い活性を示した。本触媒は種々のレブリン酸と種々のアミンからのピロリドン類合成に有効であった。

    DOI

  • 種結晶添加法による結晶性MoVO複合酸化物触媒の合成と低級アルカン選択酸化反応

    田代 雅也, 石川 理史, 村山 徹, 上田 渉 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2014f (0), 214-, 2014

    結晶性MoVO複合酸化物は低級アルカンの選択酸化反応に高い活性を示す触媒である。前駆体溶液のpHを調整することで斜方晶、三方晶などの結晶相が作り分けられる。今回、種結晶添加法をMoVO合成に応用することにより、広いpH領域において容易に触媒の作り分けが可能となった。得られた触媒のキャラクタリゼーションや反応活性試験から、種結晶を用いて合成した試料も種結晶と同様に高い活性を示すことが明らかとなった。

    DOI

  • 担持白金触媒上での1級アルコールの脱水素によるエステル合成

    Konika Moromi Sondomoyee, Siddiki S. M. A. Hakim, 清水 研一 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2014f (0), 23-, 2014

    酸化剤非存在下、アルコールの自己カップリングによるエステル直接合成に有効な担持Pt触媒を開発した。活性は担体に依存し、酸化スズ担持Pt触媒が最も高い活性を示した。

    DOI

  • 担持白金触媒上でのアルコールを用いたC-C、C-N結合形成反応

    Siddiki S. M. A. Hakim, 今 健一, 清水 研一 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2014f (0), 115-, 2014

    担持白金触媒がアルコール脱水素、アルコールによるインドールのC3位置選択的アルキル化、インドールのN位選択鉄器アルキル化、オキシインドールのアルキル化、メチルキノリンのCH3基のアルキル化に高活性、高選択性を示した。機構研究より、各系は白金と担体酸塩基の協働作用により進行することがわかった。

    DOI

  • 新しいPEEM(光放出電子顕微鏡)を求めて

    朝倉 清高 顕微鏡 48 (3), 201-204, 2013-12-30

    <p>in situ条件下で表面反応の時空間分布を観測できるPEEM法に化学分析能を付与したEXPEEM(エネルギー選別X線PEEM)法の開発を行った.直線型エネルギー分析器であるWien filterを用いて,収差を補正するため多極子電磁場型Wien filterを開発して,高感度化を実現した.現在,簡易で扱いやすい装置を地域のチームワークを生かして製品化する新しいプロジェクトを開始した.</…

    DOI Web Site

  • 酵素阻害剤の設計と合成研究

    渡辺, 文太 京都大学化学研究所スーパーコンピュータシステム研究成果報告書 2012 19-20, 2013-03

    平成24年度 京都大学化学研究所 スーパーコンピュータシステム 利用報告書

    HANDLE

  • 選択酸化触媒としての結晶性Mo–V複合酸化物

    上田 渉 Journal of the Japan Petroleum Institute 56 (3), 122-132, 2013

    ナノレベルで複数の触媒成分が3次元的に組織化した固体酸化物は,その複雑構造ゆえに特異な触媒反応場を提供することが可能になり,多くの難しい化学反応を触媒的に達成し,高い効率で反応を進める固体触媒になり得る。特に,有機物の選択酸化のように多段の反応からなり,それぞれを精緻に制御する必要のある反応では,このような複雑反応場の構築は大変重要である。そのような中,複雑構造物質の典型例としてMo<sub>3…

    DOI Web Site Web Site 被引用文献5件 参考文献122件

  • 層構造を有するW-Ti-O複合酸化物の水熱合成およびその酸触媒活性

    平田 純, 村山 徹, 上田 渉 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2013 (0), 37-, 2013

    硫酸チタン(III)、メタタングステン酸アンモニウムおよびシュウ酸の混合水溶液を175 ℃で24時間水熱合成を行い、複合酸化物を調製した。前駆体のW/Tiモル比および、前駆体濃度およびシュウ酸の添加量を変化させることにより、積層構造を有するW-Ti-O複合酸化物触媒が得られた。合成したW-Ti-O複合酸化物触媒は、ピリジン吸着IRおよびアンモニアTPDにより固体酸性質を有することが分かった。種々…

    DOI

  • Ni<SUB>2</SUB>P(101b0)単結晶表面の酸化過程のSTM観察

    鴻野 健太郎, 有賀 寛子, 高草木 達, 上原 広充, 大谷 茂樹, 大山 S.Ted, 朝倉 清高 表面科学学術講演会要旨集 33 (0), 63-, 2013

    Ni<sub>2</sub>Pは水素化脱硫触媒反応に高活性を示すことが近年報告された。現在用いられているCoMoS触媒より高活性であり、Ni<sub>2</sub>Pが注目されている。しかしNi<sub>2</sub>Pが高活性を示すメカニズムの詳細はまだ解明されていない。Ni<sub>2</sub>Pの反応活性は、気相分子による表面構造変化に由来すると示唆されている。そこで我々は、Ni<sub…

    DOI

  • 高輝度反射高速陽電子回折によるTiO2(110)-(1×2)表面構造の解析

    望月 出海, 有賀 寛子, 深谷 有喜, 和田 健, 兵頭 俊夫, 朝倉 清高, 前川 雅樹, 河裾 厚男 表面科学学術講演会要旨集 33 (0), 93-, 2013

    ルチル型TiO2結晶の(110)表面は、通常(1×1)構造が形成されるが、超高真空下1100K程度で焼鈍すると(1×2)構造が現れる。この原子配置については、X線や低速電子線回折実験、理論計算等の報告があるが未決定である。本研究は反射高速陽電子回折法を用いて、(1×2)構造解析を行った結果を述べる。

    DOI

  • 酸素プラズマ照射による酸化物上金ナノ粒子のサイズ制御及び化学状態変化の観察

    木工 淳, 高草木 達, モハマド ナビル イムラン ビン アブドル ラフマン, 上原 広充, 有賀 寛子, 朝倉 清高 表面科学学術講演会要旨集 33 (0), 45-, 2013

    金原子数が規定された有機保護金クラスター(Au10(PPh3)8Cl2)をTiO2(110)単結晶表面上に担持し,酸素プラズマ照射により有機保護基を除去すると共に,サイズの制御された金ナノ粒子の調製を試みた.有機保護金クラスターの担持量やプラズマ照射条件を系統的に変化させ、各条件での金ナノ粒子のサイズや化学状態の変化を原子間力顕微鏡とX線光電子分光法により調べた.

    DOI

  • XAFSによる水分解用光電極上のリン酸コバルト(Co-Pi)助触媒に関する研究

    峯尾 岳大, 吉田 真明, 蓬田 匠, 新田 清文, 加藤 和男, 増田 卓也, 仁谷 浩明, 阿部 仁, 高草木 達, 宇留賀 朋哉, 朝倉 清高, 魚崎 浩平, 近藤 寛 表面科学学術講演会要旨集 33 (0), 41-, 2013

    水分解用半導体光電極上のリン酸コバルト(Co-Pi)酸素生成助触媒について、Co-K端およびP-K端、K-K端XAFS測定を行い、光電極反応下でのCo-Pi助触媒の構造と化学状態の変化を調べた。これまでCo-Pi中のコバルト種は3価以上であることが知られていたが、本研究では反応初期過程においてコバルト2価種が観測され、光電極反応の進行とともにCo-Piの化学状態が変化することが分かった。

    DOI

  • 昇温脱離・反応スペクトル分析

    多和田 尚吾 色材協会誌 86 (1), 20-25, 2013

    ...昇温脱離スペクトルと昇温反応スペクトルは触媒化学の分野では非常に一般的なキャラクタリゼーションであり,その原理の単純さと,簡単な自作装置でも測定可能な簡便さによって広く使用されている測定である。<br>反面,あまりにもよく知られた測定であるため丁寧な測定方法の解説をする文献は少なく,ほかの分野の研究者が原理から学び,応用するに当たってのハードルが高くなっていることは否めないのが現状である。...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 高感度光触媒材料の開発—NEDO「循環社会構築型光触媒産業創成プロジェクト」成果の実用化—

    黒田 靖 におい・かおり環境学会誌 44 (3), 184-191, 2013

    <p>NEDO「循環社会構築型光触媒産業創成プロジェクト」にて開発された,3種類の高感度光触媒材料について紹介する.十面体酸化チタンは,紫外光照射下において,最高の光触媒活性を示した.銅系化合物修飾酸化タングステンは,可視光照射下において,VOC分解活性が高い.銅系化合物修飾酸化チタンは,抗菌・抗ウイルス効果が非常に強い.これらの材料を応用した最終製品が開発されつつある.</p>

    DOI Web Site Web Site

  • エタノールからのエタン生成におけるバナジウム酸化物触媒の還元種の影響

    中村 陽一, 村山 徹, 上田 渉 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2013 (0), 38-, 2013

    バナジウム酸化物触媒を用いてエタノール転換反応にて触媒性能を検討したところ、エタンおよびアセトアルデヒドが各々収率約30 %で生成した。バナジウム酸化物によるエタノールの選択酸化反応では、生成物としてアセトアルデヒドやエチレンが生成するという報告例は多数あるが、エタン生成に関する報告例はない。そこで本研究では、バナジウム酸化物の新たな触媒性能を検討するために、バナジウム酸化物におけるアルコールか…

    DOI

  • 層構造を有するW系複合酸化物の水熱合成およびその固体酸性質

    平田 純, 小俣 香織, 倉又 望, 村山 徹, 上田 渉 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2013f (0), 11-, 2013

    我々はこれまで水熱合成法により合成したW-M-O酸化物(M=Zr,Ti,Nb,V,Ta)が固体酸性質を有しており、フリーデル・クラフツアルキル化反応に高い活性を示すことを報告してきた。今回、種々の水熱合成条件の検討を行い、調製したW-M-O複合酸化物触媒の結晶構造、細孔特性,酸触媒性能の評価を行った。その結果、XRDにおいて積層構造を示す23°にピークを与える物質が高い固体酸触媒性質を有している…

    DOI

  • 光電子顕微鏡を用いた大気圧条件下での金薄膜の観察

    北山 冬馬, 朝倉 清高, 高草木 達, 有賀 寛子, 上原 広充, 宮崎 晃太朗, 津野 勝重, 工藤 雅嗣, 平岩 端 表面科学学術講演会要旨集 33 (0), 234-, 2013

    光電子顕微鏡(PEEM)は光電効果を利用し、生じた光電子を電場により加速・投影することで固体表面の電子状態を観察する顕微鏡である。PEEMは光電子を使う為、10^-4mbar以下の真空が必要であり、実際の触媒反応が進行する大気圧や溶液におけるPEEMの利用は難しい。そこで大気圧下での観察を目的とし、20nmの電子透過窓がついたフランジと専用のセルを使用して大気圧下での金薄膜のPEEM観察を行った。

    DOI

  • 水素化触媒Ni2P(0001)表面上の水素吸着

    有賀 寛子, 宮本 剛史, Hernandez Alvin, 高草木 達, 大谷 茂樹, 大山 Ted, 朝倉 清高 表面科学学術講演会要旨集 33 (0), 129-, 2013

    本発表では、水素化触媒として近年注目されているNi<sub>2</sub>P上での水素の挙動を実験と理論計算両面から解析した結果を報告する。Ni<sub>2</sub>Pは、水素化脱硫触媒、水素化脱窒素触媒、水素化脱酸素触媒として近年注目されており、その反応機構の解明が望まれている。我々は、これら反応の鍵となる水素の挙動を低指数表面であるNi<sub>2</sub>P(0001)上でTPD及びD…

    DOI

  • 結晶性Mo–V系酸化物選択酸化触媒のビルディングブロック合成

    定金 正洋, 上田 渉 Journal of the Japan Petroleum Institute 55 (4), 229-235, 2012

    選択酸化触媒として優れた活性を示す結晶性Mo–V酸化物(斜方晶Mo–V酸化物および三方晶Mo–V酸化物)の合成,構造解析,および生成機構の解明に成功した。両結晶性酸化物は5角形(M)M<sub>5</sub>O<sub>21</sub>ユニットを有する。この(M)M<sub>5</sub>O<sub>21</sub>ユニットは水熱反応合成前の反応溶液中で既に生成しており,この(M)M<sub>5…

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献49件

  • 複合酸化物型固体酸・塩基触媒によるアルコールの転換反応

    中村 陽一, 村山 徹, 上田 渉 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2012 (0), 11-, 2012

    複合酸化物型固体酸・塩基触媒を合成し,アルコールの転換反応を検討した.触媒はW,Mo,Zrなどの遷移金属およびSi,Mgの組み合わせを水熱条件下または固相法にて複合化し調製した.調製した固体酸・塩基触媒は,XRD,NH<sub>3</sub>-TPD,CO<sub>2</sub>-TPD,SEM,元素分析でキャラクタリゼーションを行った.合成した触媒の活性および生成物選択性を基に,触媒の構造と構…

    DOI

  • 高次構造制御された複合酸化物触媒の開発

    上田 渉 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2012 (0), 6-, 2012

    高度触媒機能を創出する固体物質の合成方法として構造ユニットの考え方を進めた。2次元性連続ユニット(層構造)や2次元性ポリ酸ユニット(平面性ポリ酸)、3次元性ポリ酸ユニット(球状ポリ酸)をビルディングユニットとして3次元固体と導くもので、ユニットの構造が保たれたまま、高次構造形成が可能となる。2次元性ポリ酸ユニットの展開例であるMo<sub>3</sub>VO<sub>x</sub>酸化物では、金…

    DOI

  • 粉末X線回折による微粒子酸化チタン光触媒の結晶構造解析と活性評価

    佐野 美香子, 高瀬 舞, 大谷 文章 表面科学学術講演会要旨集 32 (0), 83-, 2012

    酸化チタン光触媒の光触媒活性の支配要因の解析は重要な研究課題である。支配要因のひとつと考えられている結晶(アモルファス)の組成の解析は、粉末X線回折(XRD)によることが多いが、特にナノメートルサイズの微粒子については、未だ不明な点が多い。本研究では、市販酸化チタン試料について詳細なXRD解析を行うとともに、結晶組成と活性の相関について検討した。

    DOI

  • In-situ X線吸収分光法を利用した水分解用光電極上の助触媒粒子への励起キャリア移動の観測

    吉田 真明, 蓬田 匠, 峯尾 岳大, 前田 彩綾, 新田 清文, 加藤 和男, 増田 卓也, 仁谷 浩明, 阿部 仁, 高草木 達, 宇留賀 朋哉, 朝倉 清高, 魚崎 浩平, 近藤 寛 表面科学学術講演会要旨集 32 (0), 32-, 2012

    XAFS法により水分解光電極上の酸化マンガン助触媒の電子状態を測定し、光電極上から助触媒への励起キャリアの移動を観測した。光照射下で酸化マンガンのMn-K端XAFSを測定すると、3価から4価に酸化される様子が観測され、酸化マンガン上に励起ホールが移動することが示された。一方、酸化マンガンの電着量が少ないサンプルでは2価に還元される様子が観測され、一部の酸化マンガン粒子は酸素生成反応に寄与しないこ…

    DOI

  • 表面増強赤外分光法を用いたイオン液体/金属電極界面の構造とダイナミクスの観測

    本林 健太, 南 和也, 西 直哉, 垣内 隆, 大澤 雅俊 表面科学学術講演会要旨集 32 (0), 246-, 2012

    イオン液体は、その物理的・化学的安定性とイオン伝導性から、電気化学デバイスの電解質材料として期待されている。しかし、イオン液体/電極界面に形成される電気二重層やそこで起こる電気化学反応の詳細は未だ不明である。本研究では、界面選択的な振動分光手法である表面増強赤外分光法と電気化学測定を組み合わせて、金属電極界面におけるイオン液体の構造と電極電位に応答したダイナミクスを観測した。

    DOI

  • α-Sb2O4/VSbO4 触媒上精密構造制御と反応特性

    黄 華, 原口 惟, 和田 敬広, 有賀 寛子, 高草木 達, 朝倉 清高 表面科学学術講演会要旨集 32 (0), 113-, 2012

    電子線リソグラフィー法を用いてSb2O4の線幅や間隔を変化させた不均一規制αーSb2O4/VSbO4 触媒を調製し,プロピレンの部分酸化反応を調べた.アクロレンへの選択性がSb2O4のミクロレベルの構造により変化することを見出した.これをリモートコントロール機構で説明した.

    DOI

  • 面不斉遷移金属錯体の触媒的不斉合成

    荒江 祥永, 小笠原 正道 有機合成化学協会誌 70 (6), 593-605, 2012

    Although “central chirality” based on stereogenic carbon atoms is arguably the most common chiral element in organic chemistry, chiral molecules devoid of stereogenic centers play important roles in …

    DOI Web Site Web Site 被引用文献6件 参考文献150件

  • 複合酸化物型固体酸触媒を用いたアルコールの転換反応

    村山 徹, 中村 陽一, 倉又 望, 平田 純, 小俣 香織, 上田 渉 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2012f (0), 166-, 2012

    複合酸化物型固体酸触媒を合成し、アルコールの転換反応を検討した。触媒はタングステン、モリブデン、バナジウム、ニオブ、タンタルの5,6族元素を用いて水熱処理により種々の複合酸化物を合成した。調製した固体酸触媒は、XRD、NH<sub>3</sub>-TPD、STEMでキャラクタリゼーションを行った。また、得られた生成物を比較検討することで、触媒の持つ酸性質を検討した。

    DOI

  • アナタース―ルチル混合微粒子酸化チタン光触媒の結晶組成の定量と光触媒活性評価

    稗貫 右京, 高瀬 舞, 大谷 文章 表面科学学術講演会要旨集 32 (0), 84-, 2012

    光触媒においては、固体表面だけでなくバルクの性質も活性に影響を与えるので、結晶の組成も重要な因子である。アナタース―ルチル混合酸化チタンとして知られるEvonik P25はアモルファスを含んでいると考えられているが、その結晶とアモルファスの精密な定量はまだなされていない。本研究では、P25およびこれから単離したアナタースおよびルチル試料をつかって結晶の組成を解析するとともに、光触媒活性におよぼす…

    DOI

  • 表面増強赤外分光法を用いた金属表面におけるシンコニジンの吸着構造の解明

    冨岡 亮太, 大澤 雅俊, 本林 健太, 内田 太郎 表面科学学術講演会要旨集 32 (0), 31-, 2012

    シンコニジンは金属固体触媒の修飾分子として用いられており、不斉水素化反応において高い不斉収率を示す。金属表面におけるシンコニジンの吸着構造については従来から多くの論文で報告されているが、そのほとんどにおいて吸着分子だけでなく、溶液中の分子の情報を含んだ実験結果について議論している可能性がある。本研究では、表面近傍を選択的に測定できる表面増強赤外分光法を用いて、シンコニジンの吸着構造の決定を行った。

    DOI

  • ヒドロゲナーゼの安定化・酸素耐性化

    伊原, 正喜 信州大学農学部紀要 47 (1-2), 5-15, 2011-03

    ...ヒドロゲナーゼの応用には酸素耐性化が必要であり,そのような取り組みは,ヒドロゲナーゼによる生物学的水素生産や,バイオ燃料電池の開発のみならず,水素分子に関する触媒化学の発展にも貢献できるだろう。ここでは,ヒドロゲナーゼ酸素耐性化研究に関する動向や,我々の取り組みについても紹介したい。...

    機関リポジトリ 日本農学文献記事索引 HANDLE ほか1件

  • 表面増強赤外分光でみた電極‐電解液界面の水の構造と挙動

    大澤 雅俊, 山方 啓 分析化学 60 (1), 1-9, 2011

    水は電極-電解液界面でどう振る舞うであろうか? これは電気化学で最も基本的でかつ重要な研究課題の一つである.Helmholtzによる1853年の電気二重層の提案から始まった電極界面構造の研究は,1960年代になって,水は界面の電場に沿って配列し,電位(表面電荷)によってその配向を変化させる,という現在一般的に受け入れられているモデルに到達した.しかし,これを直接確認する手段がなく,詳細は永年不明…

    DOI HANDLE Web Site ほか1件 参考文献69件

  • 銀クラスター触媒によるグリーン有機合成

    清水 研一, 薩摩 篤 Journal of the Japan Petroleum Institute 54 (6), 347-360, 2011

    近い将来の白金族金属の供給不足を考慮すると,白金族フリーのグリーン有機合成用触媒の開発は合成化学の重要な課題である。本グループはAgクラスターの触媒作用の研究を行ってきた。本稿では,サイズ・担体特異的なグリーン有機合成用Agクラスター触媒に関する最近の研究成果を解説する。アルミナ担時銀クラスター触媒は,(1)酸化剤フリー条件でのアルコールのカルボニル化合物へ脱水素反応,(2)アミンとアルコールか…

    DOI HANDLE Web Site ほか1件 被引用文献4件 参考文献215件

  • 三方晶Mo-V-(Nb,Te)-O複合酸化物触媒を用いたプロパンのアンモ酸化

    Yi Xiaodong, 小林 大地, 紺谷 岳史, 村山 徹, 上田 渉 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2011f (0), 95-95, 2011

    プロパンのアンモ酸化反応には、MoVNbTeO複合酸化触媒が高い活性を示すと数多くの報告がある。しかしながら、それぞれの金属元素の役割につては明確ではない。これまで我々は、Mo、Vのみを構成元素に用いた三方晶Mo-V-Oを合成し報告を行ってきた。今回、三方晶Mo-V-Oおよび、第三成分としてNbまたはTeを添加した三方晶MoV(Nb,Te)O複合酸化触媒を調製し、アンモ酸化反応,プロパン酸化,エ…

    DOI

  • 時間分解<I>in-situ</I> UV-VisによるRh/アルミナ触媒における還元過程の速度解析

    林 強, 清水 研一, 薩摩 篤 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2011 (0), 25-25, 2011

    Rhは自動車の三元触媒に必須であるが、酸化雰囲気で高温にさらされることにより一部が担体のアルミナに固溶して不活性化する問題がある。本研究では時間分解<I>in-situ</I> UV-VisによるRh(3+)からRh(0)への還元過程の速度論的な解析を通して、Rh/アルミナ触媒上の活性・不活性Rh種の酸化温度およびRh担持量の影響を議論する。

    DOI

  • 白金単結晶電極におけるジメチルエーテル(DME)の電気化学的酸化反応の機構研究

    叶 深 表面科学学術講演会要旨集 31 (0), 140-140, 2011

    本研究では,白金電極におけるジメチルエーテル(DME)の電気化学的な酸化反応の機構と反応速度論の解明を目指し,表面構造が制御されている白金単結晶電極を電極触媒の基本モデルとして用い,DMEの電気化学的酸化の反応速度論と反応機構ついて詳細に調べた.また,反応解析をさらに高いレベルに達成させるために,各反応中間体と生成物の吸着率と時間変化について,その場振動分光測定によって実現し,より豊富な情報をも…

    DOI

  • 電子線リソグラフィ法を用いたα-Sb2O4/VSbO4薄膜の触媒反応活性とその機構解明

    原口 惟, 和田 敬広, 有賀 寛子, 高草木 達, 朝倉 清高 表面科学学術講演会要旨集 31 (0), 175-175, 2011

    α-Sb<SUB>2</SUB>O<SUB>4</SUB>とVSbO<SUB>4</SUB>の組み合わせにより、炭化水素の選択酸化反応が実現すると考えられている。この反応では、Sb<SUB>2</SUB>O<SUB>4</SUB>で活性化した酸素がVSbO<SUB>4</SUB>に拡散し選択酸化が実現する、リモートコントロールメカニズムが提案されている。このメカニズムに従うと、Sb<SUB>2<…

    DOI

  • 炭素電極表面上に形成した白金微粒子薄膜の電解質溶液中でのin situ EXAFS測定の試み

    上原 広充, 小川 貴史, 高草木 達, 朝倉 清高 表面科学学術講演会要旨集 31 (0), 47-47, 2011

    ドデカンチオールで保護した白金微粒子を高配向熱分解グラファイト(HOPG)上にスピンコート法を用いて分散させ薄膜を作成した。電気化学測定では酸化還元サイクルを繰り返すごとに保護剤が脱離し凝集していく様子が確認された。HOPG/電解質/白金微粒子の相互作用を評価するため現在電解質溶液中での広域X線吸収微細構造 (EXAFS) 測定を試みている。

    DOI

  • 分子触媒を用いた新しいナノカーボンの合成

    伊丹 健一郎 基礎有機化学討論会要旨集(基礎有機化学連合討論会予稿集) 2011 (0), 4-4, 2011

    ...我々は、分子触媒化学のエッセンスをこの分野にもちこむことで、従来法ではアクセスできない新しいナノカーボン物質の創製に成功した。本講演では、これらの成果について概説する。...

    DOI

  • 高密度化アニオン伝導性無機電解質膜の構築とPEFC形単セル評価

    松田 基史, 室田 忠俊, 高橋 弘樹, 竹口 達弥, 上田 渉 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2011f (0), 166-166, 2011

    発表者らはNaCo<sub>2</sub>O<sub>4</sub>がアルカリ形燃料電池の電解質として機能することを見出してきた。しかしNaCo<sub>2</sub>O<sub>4</sub>は、その脆性のため厚さ約1mmのペレット成型が必要で、従来のPEFC形単セルを用いた評価ができなかった。そこで、ドクターブレード法などを用いてNaCo<sub>2</sub>O<sub>4</sub>を成…

    DOI

  • W-Nb複合酸化物触媒によるグリセロールからのアクロレイン合成

    小俣 香織, 泉 彰子, 村山 徹, 上田 渉 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2011f (0), 52-52, 2011

    水熱合成法により調製したWとNb複合酸化物は、層構造に起因するXRDパターンを有する。このW-Nb複合酸化物をグリセロール転換反応に用いたところ、脱水により高選択的にアクロレインが得られることが分かった。 発表では、W-Nb複合酸化物の調製条件や、種々の金属添加が、生成物分布に与える影響について述べる。

    DOI

  • 遷移金属リン化物表面の構造と安定化要因

    朝倉 清高, 有賀 寛子, 高草木 達, 鈴木 秀志, 大谷 茂樹, 大山 茂, Henandez Alvin 表面科学学術講演会要旨集 31 (0), 174-174, 2011

    Ni<SUB>2</SUB>Pは脱硫触媒活性を示すことが最近知られるようになった。本研究では、表面構造の研究がほとんどなされていないリン化物表面をとりあげ、単結晶表面に対してその安定構造と安定化要因を(0001)および(101b0)面で検討した。STM, LEEDなどの結果、Pが表面に存在することが安定化に重要な要因になっているという仮説を提案した。本講演会では、これまでの結果をまとめて報告する。

    DOI

  • 計算物質科学に基づいた固液界面反応の理解

    杉野 修 応用物理 79 (9), 824-827, 2010-09-10

    ...<p>環境エネルギー技術への注目度の高まりとともに水の電気分解や燃料電池反応といった固液界面反応を基礎から理解しようとする機運が盛り上がっている.この反応は電極触媒機能や溶媒効果抜きでは語れない複雑なものであり,その理解には電気・触媒化学から表面科学にわたる総合的知識が必要となる.最近,そのミクロな様子が第一原理分子動力学シミュレーションにより明らかにされようとしている.それが燃料電池の材料設計や次世代電池...

    DOI Web Site 参考文献15件

  • 真空と環境触媒

    朝倉 清高 Journal of the Vacuum Society of Japan 53 (1), 19-24, 2010

      The catalyst is a key technology for the realization of the sustainable society. The mechanism of heterogeneous catalyst is now being established based on the surface science approach which is …

    DOI Web Site 参考文献54件

  • アニオン伝導性無機薄膜電解質の緻密化

    松田 基史, 室田 忠俊, 高橋 弘樹, 竹口 竜弥, 上田 渉 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2010f (0), 169-169, 2010

    発表者らはNaCo<SUB>2</SUB>O<SUB>4</SUB>がアルカリ形燃料電池の電解質として機能することを見出してきた。しかしNaCo<SUB>2</SUB>O<SUB>4</SUB>は、その脆性のため厚さ約1mmのペレット成型が必要で、従来のPEFC装置を用いた評価ができない。これまでドクターブレード法を用いてNaCo<SUB>2</SUB>O<SUB>4</SUB>の薄膜化を検討し…

    DOI

  • Mo-V-O系複合金属酸化物触媒を用いたアクロレイン選択酸化反応

    中谷 浩介, 村山 徹, 上田 渉 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2010f (0), 46-46, 2010

    当研究室では結晶性Mo-V-O複合金属酸化物の合成に成功し、アクロレインの選択酸化反応触媒として非常に高い活性と選択性を有することを報告してきた。今回,種々の結晶構造を有するMo-V-O酸化物を触媒として用いることにより、構造の担う役割を明らかにすることを目的とした。それに加え、他の金属元素を添加し触媒性能との相関を調べることで、各金属元素の担う役割の解明および触媒性能の改良を検討した。

    DOI

  • 電子線リソグラフィを用いたα-Sb2O4/VSbO4薄膜触媒の部分酸化反応の制御

    原口 惟, 和田 敬広, 有賀 寛子, 高草木 達, 朝倉 清高 表面科学学術講演会要旨集 30 (0), 420-420, 2010

    α-Sb2O4とVSbO4を組み合わせることで、炭化水素の部分酸化反応が実現すると考えられている。この反応では、Sb2O4で活性化した酸素がVSbO4に拡散し、VSbO4の反応活性を調整することで、部分酸化を実現するというリモートコントロールメカニズムが提案されている。このメカニズムが正しいとすると、Sb2O4の細線間隔を制御することで、触媒の特性をコントロールできることが期待される。そこで、電…

    DOI

  • MS35

    朝倉 清高, 吉朝 朗, 有馬 寛, 福井 宏之, 奥部 真樹, 片山 芳則, 大高 理 日本結晶学会誌 51 (1), 65-69, 2009

    DOI

  • 触媒調製プロセスがハイドロキシアパタイト触媒のCa/P比および表面塩基性に及ぼす影響

    土田 敬之, 久保 純, 吉岡 徹也, 佐久間 周治, 竹口 竜弥, 上田 渉 Journal of the Japan Petroleum Institute 52 (2), 51-59, 2009

    沈殿法でハイドロキシアパタイト(HAP)を調製する時,調製時の因子とHAPのCa/P比および表面塩基性についてこれまで系統だって比較検討した報告はなかった。そこで,我々はHAP触媒の塩基性の精密制御を目的とし,その手段として調製時の重要な因子と思われる原料Ca/P比,溶液のpH,溶液温度および撹拌時間に注目し,上記因子がHAPのCa/P比および表面塩基性に与える影響を検討した。その結果,調製時の…

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献84件

  • これからの光触媒市場の動向

    岩橋 尊嗣 におい・かおり環境学会誌 40 (2), 75-75, 2009

    ...<BR>阿部氏(北大触媒化学研究センター)には,白金と酸化タングステンの複合型可視光応答型光触媒の研究成果について執筆していただいた.これは,砂田氏・橋本氏らの研究とも共通した酸化タングステンを利用した,極めて活性の高い新規触媒の開発である.酸化タングステンのアルカリに弱いという弱点を,今後どのように解決していくのかが課題でもあるが,楽しみでもある....

    DOI Web Site

  • 酸化タングステン系高性能可視光応答型光触媒

    阿部 竜 におい・かおり環境学会誌 40 (2), 93-100, 2009

    新規な可視光応答型光触媒として,白金と酸化タングステンの複合型光触媒を紹介する.酸化タングステンは,その伝導帯レベルが低く,単体では励起電子による酸素分子の還元が起こりにくいが,白金を高分散に担持させることにより,白金上において酸素の多電子還元が促進され,結果として正孔による有機物の酸化分解が高効率で進行する.この光触媒は蛍光灯の下において従来の酸化チタン系光触媒に比べて極めて高い活性を示し,室…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献21件

  • Pd表面上でのCOの酸化により生成されるCO2の内部状態

    山中 俊朗 Journal of the Vacuum Society of Japan 52 (2), 67-72, 2009

      Rotational and vibrational energies of desorbing products in chemical reactions provide information on dynamical processes of bond formation and bond rupture and also on structures of transition …

    DOI 参考文献30件

  • LiCoO2電極溶液界面における分子構造のその場研究

    叶 深, 劉 輝金, 仝 玉進, 大澤 雅俊, 桑田 直明, 河村 純一 表面科学学術講演会要旨集 29 (0), 115-115, 2009

    LiCoO<SUB>2</SUB>はリチウムイオン電池の重要な正極材料として注目されていますが,電池作動条件下での電極溶液界面での構造はまだ十分に解明されなく,電池性能向上への支障となっている.我々は和周波発生(SFG)分光法を用い,LiCoO<SUB>2</SUB>と電解質溶液界面における界面分子構造の解明を目指し研究を進めており,その研究結果の一部について報告いたします.

    DOI

  • サブナノ格子物質中における水素が誘起する新機能

    亀川 厚則, 中東 潤, 山口 明, 藤田 麻哉, 山内 美穂, 北川 宏, 岡田 益男 日本金属学会誌 73 (3), 141-150, 2009

      This paper includes some results of “Hydrogen-Induced New Functions in Sub-Nano Lattice Matters” accomplished by MEXT's program “Elements strategy Project”. In the 21st century, the era concerning …

    DOI Web Site 参考文献22件

ページトップへ