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検索結果 615 件

  • 韓国の大規模企業集団施策の概観

    遠藤 敏幸 同志社商学 74 (6), 931-941, 2023-03-14

    ...韓国経済は財閥と呼ばれる大規模企業集団が大きな役割を担っている。韓国では、政府が財閥に対する施策がどのようにおこなわれるかは非常に重要なことになるが、その変遷は複雑で理解が難しい。複雑に展開されてきた大規模企業集団施策を整理し、概観した。...

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  • 1988年第24回夏季オリンピック招致活動の研究

    近藤 良享 日本体育・スポーツ・健康学会予稿集 73 (0), 254-, 2023

    ...他方でソウル市は、1979年10月の朴正熙大統領暗殺事件を捜査した保安司令官、全斗煥(後の大統領)が大統領命令を下し、韓国財閥を巻き込んだ軍事政権主導のオリンピック招致活動が展開された。</p><p> 東海地区の政・財界が中心に組織された名古屋市と大統領命令で活動が進められたソウル市が競い合った結果、「ソウル市」が招致を勝ち取った。...

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  • 大戦間期都市銀行の取引関係

    迎, 由理男 北九州市立大学商経論集 57 (1・2・3・4合併号), 51-87, 2022-03

    ...財閥内企業に加え財閥外の大企業の主要な取引銀行である銀行群、二流財閥系大企業など大企業と深い取引関係を築く一方で地方をも含む中小商工業者との取引関係を広範にもつ銀行群、大企業との取引関係を繊維業や商業を中心に一定程度持っているものの、重化学工業や大手公益企業との取引関係が薄く、都市中小商工業(とくに商業者)を重要な顧客基盤としている銀行群、大企業との取引は存在するものの限定的であり、中規模企業や中小商工業者...

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  • 過度経済力集中排除法とビール産業

    大石 邦弘 名古屋学院大学論集 社会科学篇 58 (3), 9-24, 2022-01-31

    ...財閥解体のための一連の施策として,過度経済力集中排除法はその役割を果たしてきた。また,戦後ビール産業の構造を規定するという意味では,十分にその役割を果たしたといえる。ただ,流通経路や宣伝広告による参入障壁を過小評価していたことは指摘しなければならない。...

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  • 満洲事変後における日本の対中経済外交と実業界

    藤井 崇史 史学雑誌 131 (11), 1-35, 2022

    ...彼らは中国問題に関する有力経済団体である日華実業協会と協力しつつ、「浙江財閥」との提携を進めることで、苦境を乗り越えようとした。他方、日中の政府間交渉の行き詰まりに直面していた日本外務省も、浙江財閥が国民政府に与える影響力に期待し、民間の経済提携に期待を寄せた。...

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  • 1930年代前半における日本興業銀行の役員派遣先企業の減価償却

    北浦 貴士 会計プログレス 2022 (23), 69-83, 2022

    ...新聞・雑誌から,興銀は鉄道会社・電力会社などの非財閥企業14社に対して,役員を派遣したことが確認できる。派遣先企業では,興銀の役員派遣を契機として, (1)継続的な減価償却の開始,(2)減価償却額の増加と利益償却率及び総資産償却率の上昇,(3)派遣1 期後における多額の減価償却の計上,(4)償却対象の拡大が見られた。...

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  • わが国における機関所有の変遷とその意義

    勝部, 伸夫 経済系:関東学院大学経済経営学会研究論集 282 1-33, 2021-03

    ...わが国は戦後,財閥解体を経て急速に機関所有化した。機関とは金融機関や事業会社等を指すが,こうした機関が株式を持ち合うことで企業集団や企業系列が生成・発展した。持合いによる安定株主化は,戦前からの「総有」の考え方を継承したものと位置付けることができ,株主の「所有を制限」して,維持繁栄を優先する経営第一主義を日本企業はとった。そのため株主は「長期安定株主」でありサイレント・パートナーであった。...

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  • パキスタンで財閥が誕生した要因に関する考察

    川満 直樹 社会科学 50 (2), 53-68, 2020-08-31

    ...本稿の目的は、パキスタンに存在する財閥がどのようにして誕生したのかを検討することである。1947年に英領インドから分離独立したパキスタンの経済発展を担ってきたのがいくつかの財閥である。現在でもいくつかの財閥は、パキスタン経済に多大な影響を与えている。...

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  • 天皇制と皇室経済の変容に関する考察

    田代, 正一 鹿児島大学農学部学術報告 = Bulletin of the Faculty of Agriculture, Kagoshima University 70 16-24, 2020-03-30

    天皇の生前退位と代替わりにより2019年5月,元号が平成から令和にかわった。明治に始まった「一世一元制」の下で五つ目の元号となる。この秋(2019年11月)には新天皇の即位の礼や大嘗祭が実施され,皇室にまっわる行事が連日のごとく報道された。日本国憲法において日本国および日本国民統合の象徴と規定されている天皇だが,保守勢力による憲法改正と天皇の国家元首化の動きも活発化している。今後わが国の天皇制が…

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  • マイダン革命後のウクライナの金融機関

    高橋, 智彦, Takahashi, Tomohiko 拓殖大学論集. 政治・経済・法律研究 22 (2), 1-17, 2020-03-25

    ...オルガリヒ(財閥)が率いる銀行も再国有化され,シェアが伸びているが,再国有化銀行を今後に特定のオルガリヒに払い渡すようなことをしてはならない。政治的にも大統領と与党が変わり,従来のしがらみから解かれる良い機会であり,証券市場,証券業務の充実も含めた金融の改革を進めていくことが肝要である。...

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  • 米韓FTAの本質と韓国の医療

    小笠原 信実 医療福祉政策研究 3 (1), 101-126, 2020

    ...この転換のためには韓国内の構造調整と規制緩和が必要であるが、韓国の財閥は米韓FTAにそのための外部的な梃子の役割を期待した。米韓FTAは市場を拡大し、多国籍企業の多岐にわたる利益を保護するが、政府による医療環境の改善を委縮させるなど公共性を制限し、国民生活を悪化させる方向に作用する。...

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  • 新自由主義的医療改革における韓国と日本の比較研究

    小笠原 信実 医療福祉政策研究 2 (1), 113-136, 2019

    ...しかし韓国では公的医療保険の給付水準が低かったこととサムソン財閥が医療産業の拡大と参入を強力に進めたために新自由主義的医療改革が急速に進んだのに対し、日本では漸進的にしか進まなかった。...

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  • 伊庭貞剛(住友財閥

    竹原 正篤, 長谷川 直哉 人間環境学研究 17 (2), 153-161, 2019

    現代社会は多くの課題に直面している。グローバル化やイノベーションの進展は経済成長を加速させたものの、同時に、地球温暖化や資源の枯渇化、格差の拡大など深刻な環境問題や社会問題を引き起こしている。このような地球規模の課題に対応するためには、高度な社会的・経済的倫理観に裏付けられたサステナビリティ社会の構築が不可欠となっている。こうした風潮の下で、コーポレートガバナンス(Corporate …

    DOI Web Site Web Site 参考文献2件

  • [01]韓国型経営の構造的特徴に関する一考察

    朴 亨珠 經營學論集 89 (0), G1-1-G1-9, 2019

    ...<p>本研究の目的は,韓国型経営の本質を理論化するために,財閥の行動原理に関する「構造的特徴」,すなわち所有構造に基づく家族支配とその承継に関する特徴,を明らかにすることである。スリーサークルモデルで韓国財閥を分析すると,「ファミリー」「ビジネス」「オーナーシップ」の3つの構成要素全てが重なり合う部分を意識して支配を承継しようとしている傾向が窺える。...

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  • 21世紀国際貿易港湾発展の研究(十一)

    田, 育誠 国際経営論集 (56) 63-85, 2018-11-30

    ...本稿は、国家発展戦略の設定、技術教育・技術導入・技術開発、製造産業の育成と高度化及び海事産業の発展を重視した政策の展開のもと、21世紀においてアジアだけでなく世界においてもその存在感を強めている韓国の主要製造産業(鉄鋼、自動車、船舶、IT)、企業(国内財閥企業、外資系企業、海外進出企業)及び海事産業(海運の成長、港湾整備、造船振興)、とりわけ国際貿易港湾の発展と展望について論述する。...

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  • 経営者石田退三論(2・完) : 喜一郎戦略との遭遇

    笠井 雅直, 藤井 隆久 名古屋学院大学論集 社会科学篇 55 (2), 143-170, 2018-10-31

    ...第二次大戦後はGHQによる「財閥解体」の一連の改革の中,石田退三は豊田自動織機製作所における紡織機生産の再開を推進することで,1948年豊田自動織機製作所の取締役社長となる。全豊田の観点,家族主義的豊田を体現する経営者となっていた。...

    DOI DOI 機関リポジトリ ほか3件

  • 企業集団と企業間信用 : 韓国財閥企業を中心に

    南 ホチョル 経済論究 160 75-81, 2018-03-23

    本稿は,内部資本市場が利用できる企業集団と,利用できない非企業集団の企業に関して,短期負債である企業間信用と,機関金融における代替効果について実証分析を行った。その結果,企業集団に所属する企業の場合,代替効果は存在しなかったが,企業集団に所属しない企業の場合は,企業間信用を機関金融の代替資本調達手段として利用していることが明らかになった。

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  • 戦間期における銀行業の産業構造再考

    武井 安彦, 寺西 重郎 鎌倉女子大学紀要 = The Journal of Kamakura Woman's University 25 1-15, 2018-01

    ...日本金融史では、しばしばいくつかの銀行を一括して、財閥系銀行、都市中規模銀行、都市三流銀行、地方有力銀行などのグループの果たした役割を分析することがなされる。本稿では、銀行の階層構造に関して、1925年の銀行の財務データを用いて、グループ内の銀行の行動指標の同質性・異質性を統計的に検定することにより、そうした階層分類が可能であるか否かを検討する。...

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  • 知識移転研究はどこまで来たか

    横澤 公道 赤門マネジメント・レビュー 17 (2), 25-46, 2018

    ...しかし、移転の過程において、メンバー間において自主的に学習する制度を作ることで、独立した企業へ行うよりも、財閥、系列企業から作ったコミュニティを利用して移転したほうが知識の移転度が高い可能性があることを議論する。</p>...

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  • 韓国の経済開発と財閥の役割―朴正煕時代の経験を中心に―

    梁, 先姫 四天王寺大学紀要 (64) 323-333, 2017-09-25

    ...本稿は1960 年代から1970 年代にかけて「漢江の奇跡」を呼び込み、経済開発を成功裡に導いた朴正煕政権が四次にわたる経済開発5 カ年計画を通して、いかにその目標を達成したかについて明記し、同時に韓国における経済開発の原動力となり得た財閥の役割を再証明することを目的とする。...

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  • 萌芽期の自動車販売 : 日本自動車のケース

    四宮, 正親 経済系 : 関東学院大学経済経営学会研究論集 272 1-15, 2017-07

    明治・大正期に輸入外国車の販売代理商が形成され,日本における自動車販売はスタートした。自動車について理解の乏しかった明治末から大正の初めにかけて,輸入車ディーラーはハイヤー事業やバス事業などにも進出して自動車販売事業の不採算性を補うとともに,自動車の用途拡大とその利便性の啓蒙に一役買ったことが知られている。輸入車ディーラーのパイオニア的活動の一つひとつが,わが国における自動車産業の発展と自動車社…

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  • 旧炭住コミュニティの維持と炭鉱離職者のライフヒストリー

    中山 英光 日本地理学会発表要旨集 2017s (0), 100196-, 2017

    ...産炭地域に存在した多くの炭住が消失するなかで、遠賀川水系の支流に沿って形成された小丘陵地には、銭代坊地区(463世帯)を始めとする大手中央財閥であった旧三井山野鉱によって形成された国内有数の炭住コミュニティが残存している。...

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  • インドにおける日系企業の販路開拓とサプライチェーン構築

    土屋 純 日本地理学会発表要旨集 2017s (0), 100234-, 2017

    ...<br>   2.日系企業の販路開拓  上記のように,インドでは州を超えた市場開拓をするのには制約が大きい.中間流通部門をどのように活用するのかが,外資系企業の市場参入において極めて重要になっている.そのため多くの外資系メーカーがインド財閥などと提携して市場参入しているのである....

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  • 工業発展に伴う産業地域社会形成と内部構造

    岩間 英夫 日本地理学会発表要旨集 2017s (0), 100103-, 2017

    ...この120年のギャップに追い着くため、日本は官営、財閥、大企業の形態を優先させ、軽・重化学工業、3機能からなる工業地域社会の形態、工業地帯の造成にいたるまで精選して一気に導入を図ったことに起因する。これは、後発型の工業国に共通する傾向といえる。   <b><br>3.工業地域社会形成の内的要因</b> <br>工業地域社会形成の内的要因は経営者および管理・技術集団である。...

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  • 社会保障制度の来し方、行く末について

    尾澤 潤一 バイオフィリア リハビリテーション学会研究大会予稿集 2016 (0), 24-, 2016

    ...それは、軍人や公務員に対する年金や貧窮対策の拡充、また一部財閥企業による退職者支援という形であり、まだ限定的なものにとどまっていた。第二次世界大戦後、新たな法制度の下で日本が求めた近代国家の姿については、特に、医療、年金、困窮者対策、関連支援という基本的な社会保障要素への志向を目指したものの、まだ完ぺきとは言えないものであった。...

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  • ロシア経済戦略の行方-プーチン政権の経済戦略のルーツに関する一考察-

    竹村 豊 国際教養大学 アジア地域研究連携機構研究紀要 1 (0), 97-105, 2015

    ...元々、ソ連時代からロシアは政経一体型の経済運営であるが、クリミア・ウクライナ問題に絡む一連の高い代償を払いながら強引に自らの政策を進めようとするのは、プーチン大統領の経済政策のルーツがオリガルヒ(新興財閥)との戦いであり、この戦いを通じて今日「国家資本主義」と言われる経済運営が形成されたのである。...

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  • 韓国の財閥における継承を巡る問題

    李 昭娟 アジア経営研究 21 (0), 125-135, 2015

    The Korean business conglomerate (called chaebol) is characterized by common ownership and management. Conventionally, the owner-managers, who are the controlling shareholders, possess absolute …

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  • 研究開発機能の組織再編と立地履歴——旧財閥系総合化学企業における空間的分業の事例——

    鎌倉 夏来 地理学評論 Series A 87 (4), 291-313, 2014-07-01

    ...<p>本稿では,住友化学,三井化学,三菱化学といった旧財閥系総合化学企業3社を取り上げ,研究開発組織や拠点の立地履歴,拠点間の知識フローを明らかにし,研究開発機能の空間的分業の特徴と今後の課題を検討した.化学産業では,地方の生産拠点に近接した研究開発拠点の立地が見られるが,特に住友化学では拠点ごとに分散した研究開発活動が行われていた.これに対し,1990年代のグループ内企業の合併により誕生した三菱化学...

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  • 企業創業地における近代化産業遺産の保存と活用 : 倉敷地域と日立地域の比較分析から

    森嶋 俊行 経済地理学年報 60 (2), 67-89, 2014

    ...及び企業と地域各主体の関係構造の差異に着目して,近代化産業遺産の保存と活用がどのようになされてきたかを分析し,両地域の保存活用の実践において違いが生じた要因を考察することを目的とする.対象事例は,歴史的な基盤産業と企業による創業地認識の点で代表的な近代化産業遺産の活用地域である岡山県倉敷地域と茨城県日立地域である.前者は前近代の域内商業・地主資本による農村工業化で発展したのに対し、後者の発展は新興財閥...

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  • 財閥系生保の戦後の相互会社化

    黒木 達雄 保険学雑誌 2014 (624), 624_103-624_122, 2014

    ...<br />こうした中,本稿は,米国のエドワーズ財閥調査団報告書および国務・陸軍・海軍三省調整委員会文書(SWNCC302/2修正文書)によって,財閥系生保の相互会社化が米国政府の財閥解体政策の一環であった事実を明らかにした。これにより,GHQが財閥系生保の相互会社化を導いたとするGHQ指導説は定説となり得る要件を具備したといえる。...

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  • 近代筑豊地域の形成と地方財閥の動向

    河野 敬一 日本地理学会発表要旨集 2014a (0), 177-, 2014

    ...すなわち、筑豊地域における人口集中・都市化・産業化といった地域機能と景観の変化は、こうした東京を中心に財閥展開をした三井・三菱、および筑豊地域に本拠を置き地方財閥化していった貝島・安川・麻生といったグループの産炭事業に関連するものである。とりわけ、安川・麻生らの財閥化に伴う経営の多角化は、筑豊地域の産業構造の多様化に寄与した。...

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  • 地方都市の工業化における地方有力者と外部資本の役割

    川﨑 俊郎 日本地理学会発表要旨集 2014a (0), 175-, 2014

    ...これが工業化推進の要因となり、郡山における工業化の主体は地方有力者の資本(地元資本)と大倉財閥などに代表される外部資本の2系統によってすすめられることになった。まず1890年代、地元資本による製糸業への投資を通じて工業化は始まった。ただしその規模は小さく、同時期の倉敷と比較して工業化への対応は消極的といえた。...

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  • 変わりゆく香港

    伊佐 勝秀 東アジアへの視点 25 (3), 69-74, 2014

    ...財・サービス市場では,米経済誌『フォーブス』の「世界長者番付」の常連である大富豪・李嘉誠(Li Ka-shing)を総 帥とする長江(チョンコン)實業など,政府と親密な関係を有する少数財閥の影響力が非常に強く,寡占的な市場が多い。高等教育や一部のメディア,銀行業では免許制などの参入規制があり,移民も人口政策の一貫で厳しく規制されている。...

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  • 渡良瀬川河川敷の土地機能喪失に関する研究

    茗荷 傑 日本地理学会発表要旨集 2014a (0), 106-, 2014

    ...足尾銅山は明治10年3月(1877年)に廃坑同然であった徳川時代の銅山を政府が接収し、日光県が管轄していたのを古川財閥当主古川市兵衛に払い下げたことで再び採鉱が始まったものである。その後は巷間知られている通り精錬の排煙と薪炭利用による濫伐が周囲の森林を枯死させ、禿寫化した山腹に降った雨はたちまち渡良瀬川、利根川に流れ込んで洪水のたびにその流域に鉱毒を蔓延させたのである。...

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  • 研究開発機能の立地履歴と新空間分業

    鎌倉 夏来 日本地理学会発表要旨集 2013s (0), 183-, 2013

    ...<BR><BR> Ⅱ 対象企業の概要と分析方法<BR> 本研究では,海外顧客への対応やM&Aによってグローバル化を進める日本の化学企業9社を対象とし,(a)財閥系,(b)繊維出身,(c)スペシャリティの3グループに分類して分析を行った(表1).具体的には,主に社史,新聞記事,IR資料を用いて研究開発機能の立地履歴を明らかにし,聞き取り調査と拠点ごとの特許の出願状況から,現在の研究開発活動における中核拠点...

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  • 1920年代の北海道石炭産業における港湾荷役問題 : 北海道炭礦汽船株式会社の事例

    木庭 俊彦 經濟學研究 79 (2/3), 81-103, 2012-09-28

    ...にあった港湾荷役業者を選別して低廉かつ確実な荷役作業の実現を図った。若松港においても大手荷主企業の主導で港湾荷役業界は再編成されていたのである7)。本論で明らかになるとおり、このような港湾荷役問題は、北海道炭の主要積出地であった小樽・室蘭港でも同様にみられた現象であった8)。さて、北海道炭は戦後恐慌以降にも出炭高・送炭高を伸ばしていったが、その背景として、従来から送炭調節における北海道炭の優遇9)、財閥系企業...

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  • 20世紀初頭における三菱と電力業に関する覚書 : 猪苗代水力電気の事例を踏まえて

    宮地 英敏 經濟學研究 79 (2/3), 69-79, 2012-09-28

    ...日本における電力業の発達において財閥の影響力が小さかったことは、高村直助が財閥・電力・紡績の3独占体を並置して以来広く知られてきた。高村直助と独占を分析する方法論的な論争を行った橋本寿朗でさえも1)、高村直助の論考を、「「電力独占体」の自立性を捉える点ではすぐれたものである」と評価している2)。電力業の財閥への依存を重視する見解は、若干の例外を除いて支持を集めていない3)。その後、何故に財閥が電力業...

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  • フィリピンにおける企業支配構造と企業統治問題─財閥制度の検討を中心に─

    木原, 高治, Koji, Kihara 東京農業大学農学集報 = Journal of agriculture science, Tokyo University of Agriculture 57 (1), 41-56, 2012-06

    ...財閥による企業支配構造は,非公開持株会社を頂点に,公開持株会社→財閥事業会社というピラミッド構造になっている。その支配構造の特色として,(1)株式所有に基づく所有権支配,(2)財閥家族が持株会社及び事業会社の取締役会議長等を務める内部支配,(3)財閥内金融機関を利用した会社債権者としての支配をあげることができる。そして,それらは健全な企業経営や証券市場の形成を阻害している。...

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  • Reliance財閥の経営構造

    カンデル, ビシュワ・ラズ, Kandel, Bishwa Raj 国際経営論集 41 77-89, 2011-03-31

    ...その中で、新興財閥として注目されているReliance財閥は、イギリス型の業務執行取締役やアメリカ型諸委員会を導入し、国際的なコーポレート・ガバナンスを実行しようとしている。実質的には、一族による所有と経営の支配が行われている。...

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  • グローバル時代のスマート意思決定支援システム

    外山 ●(口偏に禾)之, 加藤 鴻介, 福山 倫基 横幹連合コンファレンス予稿集 2011 (0), 58-58, 2011

    ...(注) 構造マトリクスを一言で言えば、産業連関表の各要素をベクトル、あるいはマトリクスとして扱い、複雑な大規模な因果連関を明確に表す手法で、ヨーロッパ、韓国等の財閥企業の意思決定で深く適用されてきた技法で、更なる進化が期待できる。...

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  • M&M財閥の経営構造と戦略

    カンデル, ビシュワ・ラズ, Kandel, Bishwa Raj 国際経営論集 40 41-53, 2010-10-31

    ...本稿では、インド財閥の生成を今一度整理し、自由経済政策導入後のインド財閥の経営構造と戦略を提示することを目標とする。具体的には、財閥における代表的な研究者の見解を検討し、その展開に応じてインド財閥の概要を述べる。1947年のインド独立以降、インド経済の発展には財閥と呼ばれる民間資本が常に大きな役割を担ってきた。その財閥の支配構造においては、所有と経営の分離ができず、家族あるいは一族が企業の所有・経営...

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  • モノをめぐる渋沢敬三の構想力 経済と文化をつなぐもの

    原田,健一 神奈川大学国際常民文化研究機構年報 1 29-41, 2010-10-30

    ...渋沢敬三は、渋沢栄一の孫として、渋沢財閥の後継者となり実業家として活躍したが、一方で、自ら研究グループを組織し民族学、民俗学、漁業史などの研究をおこない、また、偉大なるパトロンとして多くの研究者の援助もおこなった。渋沢敬三は、財界と研究の世界をつなぐ立場にあり、社会的な役割は重なっていた。...

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  • 記録と記憶の比較から : 朝鮮安眠島における殖民という日常

    鈴木, 文子 文学部論集 94 37-56, 2010-03-01

    ...一九二七年、九州財閥によって購入された朝鮮半島安眠島における日本人と朝鮮人との関係を、日本人による自伝などの記録と、住民へのインタビュー資料を比較しつつ考察する。文献資料のみでは読み取ることの難しい植民地の日常性を明らかにする。また、口述資料をもとにした歴史研究が近年盛んであるが、人類学的フィールドワークを通して収集される口述資料の問題点やその特徴についても検討する。...

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  • 丸ノ内地区における事務所建築の構造と収益性

    野村 正晴, 光井 渉 日本建築学会計画系論文集 75 (658), 2943-2951, 2010

    This research is to reexamine the business district development and the office buildings in consideration of the aspect on the developer side in modern period. This paper is focused on the relation …

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  • ターター・モーターズ社の廉価小型車プロジェクトとベンダー・パーク

    友澤 和夫 日本地理学会発表要旨集 2010s (0), 173-173, 2010

    ...<BR><BR> <B>2.ターター・モーターズ社の廉価小型車プロジェクトと立地をめぐる問題</B><BR>  ナノはターター財閥総帥のラタン・ターター会長が2003年に表明した超低価格車構想に基づいて開発製造された排気量624cc・後輪駆動・最高速度105kmの4人乗り廉価小型車である。販売価格は標準モデルで11万ルピーと,最も廉価であったマルチ・スズキ社のマルチ800の半分以下である。...

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