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検索結果 1,103 件

  • SiCの精密レーザスライシング

    山田 洋平, 小松崎 伶美, 菊池 拓, 池野 順一 砥粒加工学会誌 67 (11), 600-605, 2023-11-01

    ...パルスレ-ザを用いた加工の約24倍となり,高速化と安定化の両立を達成した....

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  • X線の時間構造を利用した強磁性と反強磁性のスピンダイナミクス観測

    和達 大樹, 山本 航平 応用物理 92 (10), 606-611, 2023-10-01

    ...<p>近年,次世代の超高速磁気情報デバイスを実現するために,光による磁化制御が大きな注目を集めている.本稿では,磁性体に対して超短パルスレーザー照射したあとの,磁性体内のスピンのダイナミクスを観測した研究について紹介する.実験室のレーザーと大型施設の放射光の組み合わせにより,スピンの超高速なダイナミクスが明らかになる様子をお伝えしたい.</p>...

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  • 超短パルスレーザ照射時の材料表面変位の高速ナノスケール計測

    WEI CHAORAN, 北村 章吾, 服部 隼也, 孫 慧傑, 杉田 直彦, 伊藤 佑介 精密工学会学術講演会講演論文集 2023A (0), 495-496, 2023-08-31

    ...<p>超短パルスレーザ加工は,微細加工手法として注目されている.レーザ照射時の材料表面における光吸収,熱膨張などの基礎過程の調査が加工品質の向上のために大切である.本研究では,時間分解計測法とマイケルソン干渉計を組み合わせることで,超短パルスレーザ照射後最初期の材料表面の変形過程を,高い時空間分解能(ピコ秒・ナノメートル)で計測した.レーザ照射後最初期の光-材料相互作用の解明に貢献すると考えられる....

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  • 単結晶ダイヤモンド{100}のレーザスライシング(第2報)

    松坂 勇亮, 山田 洋平, 池野 順一, 鈴木 秀樹, 野口 仁 精密工学会学術講演会講演論文集 2023A (0), 504-505, 2023-08-31

    ...<p>次世代半導体として期待されているダイヤモンド{100}のウエハ状切断加工の確立を目的とし,超短パルスレーザを用いたレーザスライシングによる新たな剥離加工法を検討した.本研究では,ダイヤモンドの持つ劈開面{111}を利用したW型加工を適用した.この方法では{111}に沿って劈開をつなぐことであらゆる面方位での加工が可能である.今回は,{100}ダイヤモンドに対して加工を行い,3mm角試料の全面剥離...

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  • SiCの精密レーザスライシング

    山田 洋平, 小松崎 伶美, 菊池 拓, 池野 順一 砥粒加工学会誌 67 (7), 401-406, 2023-07-01

    ...<p>SiCの高能率レ-ザスライシング加工を達成するために,パルス幅が内部改質とへき開伸展に及ぼす影響を調査した.超短パルスレ-ザによる内部改質では,高パルスエネルギ化により,改質範囲拡大にともなうへき開伸展領域の拡大で高能率化が可能である.しかし,超短パルス特有の光軸方向に沿った多段的な改質現象が発生し,カ-フロスが悪化する可能性が示唆された.そこで,熱影響によるへき開伸展領域の拡大と,多段的改質現象...

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  • 超短パルスレーザ誘起内部変質によるダイヤモンドスライス加工

    徳永 大二郎, 佐藤 正隆, 伊東 翔, 比田井 洋史, 尾松 孝茂, 松坂 壮太 砥粒加工学会誌 67 (6), 347-352, 2023-06-01

    ...<p>ダイヤモンドは優れた物性を有しているため広く利用されているが,難加工材料であり,効率的な加工手法は確立されていない.本研究はダイヤモンドの成形加工を目的として,超短パルスレ-ザをダイヤモンド内部で集光することで生成される黒色の変質と周囲の亀裂を利用したスライス加工手法を開発した.具体的にはダイヤモンド内部にピコ秒レ-ザを集光し照射することで,焦点近傍が黒色に変質する.この変質ではダイヤモンドが...

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  • 単結晶ダイヤモンド(100)のレーザスライシング

    松坂 勇亮, 山田 洋平, 池野 順一, 野口 仁, 鈴木 秀樹 精密工学会学術講演会講演論文集 2023S (0), 469-470, 2023-03-01

    ...<p>ダイヤモンドは次世代半導体材料として期待されているが,高硬度かつ化学的に安定な難加工材料である.そこで超短パルスレーザを用い,劈開性を利用したレーザスライシングによる新たな剥離加工法を検討した.本研究では3mm角,厚さ0.5mmの単結晶ダイヤモンド(100)の内部にレーザを集光させ,劈開面である{111}面に沿ってレーザをW型となるように走査させた.その結果,W型の加工ライン間で劈開が連結し,...

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  • レーザスライシング法を用いたガラスレンズ創成

    山田 洋平, 高塚 望史, 池田 俊太, 池野 順一 精密工学会学術講演会講演論文集 2023S (0), 471-471, 2023-03-01

    ...<p>超短パルスレーザをガラス内部に集光することによって,改質に伴う残留応力を負荷することが可能である.この応力を3次元的に配列させることによって3次元割断を実現した.本報ではこのレーザスライシング技術によるガラスレンズ製造の可能性について報告する.超精密加工機によるレンズ加工基礎実験において,レンズ形状の加工には成功したが中心部にへそが残った.そこでレーザ走査を段階的に切替える新たな加工方法の適用...

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  • 合成石英内部での励起領域形成過程のパルス幅依存性評価

    小池 匠, 伊藤 佑介, 任 国旗, 吉﨑 れいな, 杉田 直彦 精密工学会学術講演会講演論文集 2023S (0), 472-472, 2023-03-01

    ...<p>超短パルスレーザを集光した際に材料内部に過渡的に形成される励起領域は,接合応用,微細孔開け,フィラメントカットをはじめ産業界で広く応用される.しかし,高強度光照射に起因する非線形効果の存在により,照射条件が励起の時空間発展に及ぼす影響を掌握することは困難である.本研究では,電子-フォノン間緩和過程に影響を与える重要なパラメータであるパルス幅が励起の形成過程に与える影響を,実験的・数値的に評価した...

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  • 異なるパルス幅の超短パルスレーザによるナノ周期構造創成メカニズムの検討

    小玉 脩平, 夏 恒 精密工学会学術講演会講演論文集 2022A (0), 414-415, 2022-08-25

    ...<p>超短パルスレーザを加工閾値近傍のエネルギーで材料表面に照射すると自己組織的にナノ周期構造が創成される.ナノ周期構造の創成において,パルス幅が重要なパラメータとなるが,パルス幅と創成されるナノ周期構造の関係および創成プロセスは明らかになっていない.そこで本研究では,ナノ周期構造の創成に対するパルス幅の影響を検討し,パルス幅により創成メカニズムが異なることを明らかにした.</p>...

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  • 有機超伝導体におけるペタヘルツ電子ダイナミクス

    岩井 伸一郎, 川上 洋平, 伊藤 弘毅, 米満 賢治 日本物理学会誌 77 (5), 304-309, 2022-05-05

    ...<p>近年の超短パルスレーザー技術の発展は,電子温度の上昇に隠されていた物質の光励起の「内側」をもあらわにしつつある.わずか数フェムト秒(1フェムト秒=千兆分の1秒)に集中した~V/Åにも及ぶ瞬時電場振幅は,「ペタ(千兆)ヘルツ」というとてつもない高周波数で駆動される新たな光エレクトロニクスを創成しつつある.こうした研究は,主にバンド絶縁体やグラフェン,ナノ金属などで進められているが,電子の多体効果...

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  • ガラスの広域パラメータ可変超短パルスレーザー加工

    奈良崎 愛子, 吉富 大, 高田 英行 電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌) 142 (4), 460-465, 2022-04-01

    <p>Laser processing has great potential for precision microfabrication of various materials including hard-to-machine materials, and has a high affinity for digital transformation. The productivity …

    DOI Web Site 参考文献15件

  • 超短パルスレーザによって形成されるプラズマチャネル時空間分布のパルス幅依存性

    小池 匠, 伊藤 佑介, 吉﨑 れいな, 任 国旗, 杉田 直彦 精密工学会学術講演会講演論文集 2022S (0), 645-646, 2022-03-02

    ...<p>超短パルスレーザを集光した際に材料内部に形成されるプラズマチャネルは,接合応用,フィラメントカットをはじめ産業界で広く用いられている.しかし,高強度光照射に起因する強い非線形性故に超短パルスレーザの照射条件がプラズマチャネルの時空間分布に及ぼす影響は十分に掌握されていない.本研究では,超短パルスレーザの照射条件がプラズマチャネル形成過程に及ぼす影響を,精密な時間分解計測により実験的に評価した....

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  • 液中レーザ照射によるナノ周期構造の創成と金属析出に対するパルス幅の影響

    小玉 脩平, 夏 恒 精密工学会学術講演会講演論文集 2022S (0), 634-635, 2022-03-02

    <p>微細構造を創成し,同時に表面組成を制御するため,硫酸銅溶液中で短パルスレーザを工作物表面に照射し,ナノ周期構造の創成と銅粒子の析出を確認している.本研究では,ナノ周期構造の創成および金属析出に対して熱が大きく影響することが知られているため,パルス幅と繰り返し周波数の影響を調査した.その結果,ナノ周期構造と表面組成が照射条件に依存し,短パルスで低繰り返し周波数の時に銅が多く析出されることを確…

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  • 超短パルスレーザにより加工した金属表面の周期的微細構造を利用した細胞の配向性制御

    髙橋 惠, 今城 哉裕, 江面 篤志, 片平 和俊, 小茂鳥 潤 精密工学会学術講演会講演論文集 2022S (0), 636-637, 2022-03-02

    <p>ドナー不足といった課題を解決するため生体外で組織を作製する技術に注目が集まっている.組織作製のためには細胞の配向性を制御することが必要である.金属表面にレーザ処理により周期的微細構造をストライプ状に施し,その上で細胞培養を行うことで配向性の制御を試みた.その結果,周期的微細構造が形成されている領域には細胞の存在割合が低く,細胞はストライプと平行な方向に伸展し,鏡面と比較して配向性の向上がみ…

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  • 高速応答空間材料創製に向けた動的ナノ空間のピコ秒解析手法の開発

    北川 進, 堀 彰宏, 松田 亮太郎, 河口 智也, 前川 修也, 松原 英一郎, 久保田 佳基, 佐藤 洋平, 田中 義人 SPring-8/SACLA利用研究成果集 10 (1), 101-104, 2022-02-28

    ...本研究課題では、高輝度超短パルス量子ビームであるX線自由電子レーザーを用いてガス吸着下における PCP の時分割X線回折実験を行い、PCP のガス吸着に伴う構造応答を観測し、動的ナノ空間のピコ秒解析手法の開発を行った。...

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  • 電子励起領域へのレーザ吸収を用いたガラスの微細高速接合における密度分布変化の解析

    吉武 俊哉, 伊藤 佑介, 吉崎 れいな, 服部 隼也, 長藤 圭介, 杉田 直彦 精密工学会学術講演会講演論文集 2021A (0), 190-190, 2021-09-08

    ...<p>これまでに,ガラスに対する微細高速接合手法として,超短パルスレーザ照射により過渡的に形成した 電子励起領域への連続波レーザの選択的吸収が有効であることを示してきた.しかし,急速な加熱がガラス内部の密度変化や接合品質へ与える影響は明らかとなっていない.そこで本研究では,マッハ・ツェンダー干渉計によって密度分布の時間発展を明らかにすることで,急加熱が接合に与える影響を評価した.</p>...

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  • レーザスライシング法を用いたガラスの球面レンズ加工

    髙塚 望史, 小室 凌, 山田 洋平, 池野 順一, 酒井 一樹 精密工学会学術講演会講演論文集 2021A (0), 181-182, 2021-09-08

    ...<p>光学ガラス内部に超短パルスレーザを複数箇所に照射すると、材料内部の照射痕によって3次元の応力分布が形成される。剥離に至る応力を所望の分布に制御すれば、ガラスの3次元割断が可能になる。そこで本研究では、この原理を利用した球面および非球面レンズ製造の可能性を調査している。本報では、超精密加工装置に超短パルスレーザ発振器を搭載した実験機を構築し、レンズ加工実験を試みた結果を報告する。</p>...

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  • 超短パルスレーザによるサファイア加工の超広時間スケール観察

    徐 弘, 伊藤 佑介, 服部 隼也, 長藤 圭介, 杉田 直彦 精密工学会学術講演会講演論文集 2021A (0), 186-187, 2021-09-08

    ...<p>透明材料への微細加工手法として超短パルスレーザが注目されるが,加工時に生じるダメージのために精密加工が困難である.本研究では,ポンプ・プローブ撮像法と高速度カメラを複合することで,サファイア加工中の超高速現象をピコ秒からミリ秒に至る広い時間スケールで観察した.その結果,ダメージは材料内部を伝搬する応力波によって生成され,加工進行に伴う応力波の形態変化に依存しダメージ形態も変化することが示された...

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  • XFEL による気相試料のX線回折計測

    佐藤 尭洋, 岩崎 純史, 山田 佳奈, 山内 薫 SPring-8/SACLA利用研究成果集 9 (5), 369-374, 2021-08-26

    ...SACLA-XFEL 光を超短パルスX線光源として用いるX線回折像計測装置を開発し、気相試料 CCl<sub>4</sub> の時間分解X線回折計測を試みた。その結果、<i>s</i> = 1.2 ~ 6.2 にわたるX散乱線強度分布曲線の測定とフェムト秒レーザーパルスに対する遅延時間に依存して変化するX散乱信号の観測に成功した。...

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  • 眼底蛍光寿命測定―FLIO

    三浦 央子 日本レーザー医学会誌 42 (2), 45-55, 2021-07-15

    ...<p>眼底蛍光寿命測定(FLIO)は,眼底の蛍光寿命を測定して画像化する,超短パルスレーザ-を用いた新しい眼底イメ-ジングである.FLIOは,眼底組織の形態変化のみならず,細胞のエネルギー代謝の変化や代謝関連物質の蓄積などの微細な変化を検出できる可能性があるため,疾患の早期診断や進行度の判定,治療効果評価などへの活用が期待されている.本総説ではFLIOの原理とこれまでの基礎・臨床的知見を紹介し,FLIO...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献39件

  • ガラスにおけるフェムト秒レーザ誘起衝撃波の圧力プロファイル計測

    服部 隼也, 伊藤 佑介, 杉田 直彦 精密工学会学術講演会講演論文集 2021S (0), 344-344, 2021-03-03

    <p>フェムト秒レーザ誘起衝撃波はレーザピーニングにおいては材料の力学特性を向上させる効果があり,レーザ除去加工においてはクラックの原因となる.これらの加工技術のさらなる向上のためには加工中に材料内部で高速に変化する圧力場の物理の理解が求められる.本研究では時間分解マッハ・ツェンダー干渉計により,ガラスにおけるフェムト秒レーザ誘起衝撃波の圧力場の計測を行い,駆動される物理を考察した.</p>

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  • 第2高調波発生を用いた角度計測に関する研究

    松隈 啓, Dwi Astuti Wijayanti, Li Kuangyi, 中尾 優, 清水 裕樹, 高 偉 精密工学会学術講演会講演論文集 2021S (0), 567-568, 2021-03-03

    ...<p>超短パルスレーザは,高いピーク強度を持つ.そのため,光電場の非線形が顕著に表れることが知られている.第2高調波発生は非線形光学結晶に高強度レーザが入射することでレーザ波長の倍の周波数の光が出力される現象である.第2高調波の光周波数は入射レーザ光軸と非線形光学結晶の結晶軸のなす角度に敏感である.我々はこれを角度センサとして応用する.実験の結果とともに,光線追跡による角度特性の詳細な解明を行った....

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  • レーザにより生成されるダイヤモンド内部変質の詳細観察およびスライス加工への応用

    徳永 大二郎, 比田井 洋史, 松坂 壮太, 千葉 明, 尾松 孝茂, 森田 昇 精密工学会学術講演会講演論文集 2021S (0), 349-350, 2021-03-03

    ...<p>ダイヤモンド内部に超短パルスレーザを集光することで,焦点近傍が一部グラファイト化した黒色の変質を生じる.しかし,変質周囲に生じる亀裂の影響により変質形状が安定せず,応用を妨げている.本稿ではレーザ照射条件による亀裂形状の変化を観察し,ダイヤモンドのスライス加工を試みた.内部変質間の亀裂断面を多方向から観察し,スライス加工時の材料ロスを推定することで,内部変質を利用した加工の有用性を示した....

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  • パルスラジオリシスシステム高度化へ向けたスーパーコンティニューム光開発

    金子 悠隆, 佐藤 未宇, 小柴 裕也, 坂上 和之, 鷲尾 方一 アイソトープ・放射線研究発表会 1 (0), 95-, 2021

    ...このとき用いる分析光は、波長広帯域かつ超短パルスであることが望ましい。</p><p> 我々は、最適な分析光としてエルビウムファイバーレーザーの二次高調波(775nm)より生成されるスーパーコンティニューム光が適していると考えた。本発表では、このスーパーコンティニューム光開発の現状、及び今後の展望について述べる。</p>...

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  • レーザー変調における電子ビームのシミュレーション

    菅 晃一, 神戸 正雄, 楊 金峰, 吉田 陽一 アイソトープ・放射線研究発表会 1 (0), 38-, 2021

    ...<p>超短パルス高エネルギー電子ビームは、光源開発や時間分解分光等の応用のために必要とされている。パルスラジオリシスの時間分解能を向上するための電子ビーム圧縮方式として、レーザー変調による電子ビーム圧縮のシミュレーションについて報告する。</p>...

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  • 虹色レーザーの発見と応用

    今坂, 藤太郎 学士会会報 944 42-47, 2020-09

    .../ 4.超短パルス光発生に使えるか? / 5.超短パルス光発生に挑戦したのか、しなかったのか? / 6.超短パルス光は発生したのか、しなかったのか? / 7.おわりに...

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  • SXFELビームを用いた時間分解光電子分光のための基礎研究 ~ 高速光電子観察による強光子場誘起空間電荷効果の可視化 ~

    大浦 正樹, Oloff Lars-Philip, Verna Adriano, 高橋 和敏, 松石 紘太郎, 白石 龍太郎, 吉田 桃太郎, 上田 忠彌, 田中 健太, 田中 義人 SPring-8/SACLA利用研究成果集 8 (2), 465-468, 2020-08-21

    ...軟X線領域の自由電子レーザー光を用いた時間分解光電子分光実験を行ない、GaAs 標的の As 3d 光電子スペクトルの観察を通じて、超短パルス・超高輝度光に由来する空間電荷効果の観察を行った。プローブ光強度依存性、ポンプ光強度依存性、ポンプ・プローブ間遅延時間依存性の観察の結果、空間電荷効果による As 3d 光電子ピークのエネルギーのシフトを観測した。...

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  • 局所的電子励起領域へのレーザ光吸収によるガラスの超高速微細接合

    吉武 俊哉, 伊藤 佑介, 宮本 直之, 柴田 章広, 長澤 郁夫, 長藤 圭介, 杉田 直彦 精密工学会学術講演会講演論文集 2020A (0), 219-219, 2020-08-20

    ...<p>ガラスに対する微細接合手段として超短パルスレーザが注目を集めている.その際,加工能率が著しく低いという課題と,ガラス基板の間隔を1 μm程度の微小量に抑制する必要があるという課題が存在している.本研究では,超短パルスレーザ照射により形成した局所的な電子励起領域に連続波レーザを選択的に吸収させた.これにより従来の20倍の加工能率で4倍の基板間隔を許容した超高速微細接合を実現した.</p>...

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  • 超短パルスレーザを用いた表面テクスチャリングによる鉄鋼系金型の撥水性制御に関する基礎的研究

    村田 健太朗, 篠永 東吾, 岡本 康寛, 岡田 晃 精密工学会学術講演会講演論文集 2020A (0), 220-220, 2020-08-20

    ...<p>ゴムや樹脂の圧縮成形金型表面では,成形物の残着により成形不良が生じる場合がある.本研究では,金型の表面自由エネルギーすなわち,水滴接触角の変化による成形材料残着制御の可能性に着目した.金型に超短パルスレーザを用いた表面テクスチャリングを試み,水滴接触角の変化を評価した.その結果,未加工領域と比較して微細形状を形成した領域では水滴接触角が増加することが明らかになった.</p>...

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  • 表面レーザテクスチャによる摩擦制御

    井ノ原 忠彦, 相澤 龍彦 トライボロジスト 65 (5), 300-307, 2020-05-15

    <p>Picosecond and femtosecond lasers have grown up as a powerful and reliable means to make micro-drilling, precise shearing and micro-texturing. In particular, the laser microtexturing has been …

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  • チャープパルス増幅と位相制御による超高速・高強度光科学

    加藤 義章, 森 芳孝 日本物理学会誌 75 (3), 139-147, 2020-03-05

    ...</p><p>超短パルスレーザーは,屈折矯正手術といった身近な応用に用いられると共に,固体の微細加工など産業分野でも利用が広がっている.また,レーザー生成電子線によるフェムト秒分解電子線回折が実現され,新しい分析装置の開発も期待される....

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  • 高強度レーザパルスによる非線形効果を用いた角度計測法に関する研究

    松隈 啓, 間所 周平, 清水 裕樹, 高 偉 精密工学会学術講演会講演論文集 2019A (0), 140-141, 2019-08-20

    ...<p>超短パルスレーザは,高いピーク強度を持つ.そのため,光電場の非線形が顕著に表れることが知られている.第2高調波発生は非線形光学結晶に高強度レーザが入射することでレーザ波長の倍の周波数の光が出力される現象である.第2高調波の強度は入射レーザ光軸と非線形光学結晶の結晶軸のなす角度に敏感である.我々はこれを角度センサとして応用する.実験の結果とともに,光線追跡による角度特性の詳細な解明を行った....

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  • フェムト秒レーザによるダブルパルスビームを用いた励起状態面の表面加工に関する研究 (第十一報)

    水町 遼祐, 林 照剛, 黒河 周平, 廣津 佑紀, 長谷川 登, 錦野 将元, ヂン タンフン 精密工学会学術講演会講演論文集 2019A (0), 581-582, 2019-08-20

    ...<p>本研究では合成石英の三次元除去加工に有効な手段として超短パルスレーザに着目し,波長800nmのフェムト秒レーザを用いたダブルパルスビームによる光励起加工法を提案している.この手法は同量のエネルギーであればシングルパルスビームより低ダメージで加工できるため,本研究で目指す高精度な加工に適している.本稿では繰り返しパルス照射による合成石英の表面加工について検討し,その照射条件を調査した結果について...

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  • ピコ秒パルスレーザ照射による鋼材へのナノ周期構造形成およびパターン制御

    小林 知貴, 閻 紀旺 精密工学会学術講演会講演論文集 2019S (0), 576-577, 2019-03-01

    ...<p>超短パルスレーザにより誘起されるナノ周期構造は様々な表面機能を付与でき,そのパターンの制御技術が注目されている.本研究では,鋼材表面にピコ秒パルスレーザを照射し,ナノ周期構造の形状およびパターン制御を試みた.レーザ照射の雰囲気や繰り返し走査回数を変化させることで,周期構造の間隔が変化することを明らかにした.また,レーザの走査方向を交差させることで,ナノドットアレイなど様々なパターンが形成された...

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  • 微小流路への超短パルスレーザ照射による濡れ性パターニングとその液滴流れに与える影響

    川原 公介, 沢田 博司 精密工学会学術講演会講演論文集 2019S (0), 820-821, 2019-03-01

    ...<p>固体高分子型燃料電池のカソード側セパレータは生成水による流路閉塞が問題となっている.流路面の濡れ性パターニングはこの問題を解決できる可能性がある.本研究では,超短パルスレーザ照射による微細周期構造形成とフッ素コーティングの組み合わせによりステンレス製微小流路面への濡れ性パターニングを試みた.流路の半分を親水性,もう一方を撥水性とした場合,純水の滴下実験において流路の閉塞が抑制されることを確認した...

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  • 初期表面粗さに起因するLIPSSの形状変化に及ぼすレーザ照射条件の影響

    和田 祐樹, 篠永 東吾, 岡本 康寛, 岡田 晃 精密工学会学術講演会講演論文集 2019S (0), 578-579, 2019-03-01

    <p>インプラント材料として用いられるチタンの基板表面にレーザ誘起表面微細周期構造(LIPSS)を形成し細胞の伸展方向を制御することで骨再生期間の短縮が期待されている.先行研究にて初期表面粗さの大きさによりチタン表面に形成されるLIPSSの形状等が変化することがわかっている.本研究ではレーザ光の走査回数を変化させ除去深さを増加することで,初期表面粗さによるLIPSSの形成状態変化の抑制およびその…

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  • 高強度レーザパルスによる非線形効果を用いた角度計測法に関する研究

    松隈 啓, 間所 周平, 清水 裕樹, 高 偉 精密工学会学術講演会講演論文集 2019S (0), 478-479, 2019-03-01

    ...<p>超短パルスレーザは,ピコ秒を下回るパルス幅を持ち,高いピーク強度を持つ.高いピーク強度を持つことで,従来のレーザ光源と比較して,非線形光学効果がより顕著に現れる.非線形光学効果の一つに第2高調波発生がある.第2高調波の光強度は入力光の光軸と結晶角度に強い依存性を持つことが知られている.そこで我々は,第2高調波光強度を角度検出原理とした新たな角度計測手法を提案し,理論計算と実験を行った....

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  • 超短パルスレーザを用いた多結晶CVDダイヤモンド加工と表面構造変化

    夏目 航平, 劉 暁旭, 前川 覚, 糸魚川 文広, 小野 晋吾, 太田 道春 精密工学会学術講演会講演論文集 2019S (0), 572-573, 2019-03-01

    ...<p>これまでに,CVDダイヤモンドに対して短パルスレーザを低フルエンス条件下で照射することにより,その結晶性が向上することを報告した.本報では,パルス幅の異なる2種類の短パルスレーザを用いたレーザ照射実験を行い,加工面をラマン分光解析することでその組成について調査した.その結果,パルス幅が長い場合では表面がグラファイト化する一方で,短い場合(超短パルスレーザ)では表面がグラファイト化することなく加工...

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