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検索結果 90 件

  • 1 / 1

  • 戦後日本におけるエホバの証人に関する新聞・雑誌報道の分析

    山口, 瑞穂 佛教大学総合研究所紀要 30 37-52, 2023-03-25

    ...検討によって明らかとなったのは,エホバの証人の報道において最も多く報じられてきたのは,格技拒否や輸血拒否に代表される訴訟であった点である。本稿では,これらの訴訟が国内外の社会的な課題や問題意識の中で読み取られることにより,教団外の人びとからも一定の支持を得た反面,同教団への評価については「カルト」として批判的に捉えてきたことも確認する。...

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  • 宗教的輸血拒否患者の変節と医療者に及ぶ影響について

    三橋 繁 日本臨床整形外科学会雑誌 47 (1), 111-112, 2022

    ...<p>保存治療を予定された輸血拒否患者が,経過中変節し,輸血を受け入れたため手術を行った.宗教的信条の変節は,治療方針に大きな影響を及ぼすため,方針の経時的確認と慎重な対応が必要である.</p>...

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  • 宗教上の理由により輸血を拒否した広範囲熱傷患者の治療上の問題点

    大倉 淑寛, 山川 潤, 松永 裕樹, 志水 祐介, 濱邊 祐一 熱傷 47 (4), 132-136, 2021

    ...宗教的輸血拒否に関するガイドラインや判例では, 患者の人格権は十分に尊重されるべきとされている. 治療方針の対立が生じた場合に転院等を促す方法も示されているが, 問題の先送りや主治医としての責任放棄とも捉えられかねない. 患者や家族と治療方針について十分な対話を行い, 納得した医療を行っていくことが必要である....

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  • 輸血拒否患者に対する診療拒否の法律上の問題点

    伊藤 暢章, 正村 哲也 生命倫理 30 (1), 30-39, 2020-09-26

    ...<p> 本稿は,法律家の立場から輸血拒否患者に対する診療拒否の問題点を提起するものである。無断輸血訴訟最高裁判決( 2000年) 以降,患者の意思尊重とは逆行するケースがあることが懸念される。いわゆる相対的無輸血の方針の名の下に,輸血同意書への署名がなければ,輸血拒否患者の診療自体を一律に避ける病院がある。...

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  • エホバの証人に対する整形外科手術治療の経験

    髙橋 祐介, 島内 卓, 真島 久, 酒井 隆士郎, 瓜生 佳代, 野口 康男, 江口 正雄 整形外科と災害外科 69 (2), 369-370, 2020-03-25

    ...<p>輸血拒否を特徴とするエホバの証人に対する手術治療成績を報告する.対象は2004年から2018年の115症例,手術時間,出血量,術前後のHb値,術中回収式自己血輸血使用の有無,手術の際に生じる問題点について検討した.男性17例,女性98例,人工股関節置換術25例,寛骨臼移動術3例,人工膝関節置換術12例,脊椎6例,大腿骨頚部,転子部骨折14例,四肢骨接合術12例,抜釘その他43例であった.手術時間...

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  • エホバの証人信者ペアに対する生体腎移植の1例

    赤羽 祥太, 五十嵐 優人, 三宅 克典 移植 55 (Supplement), 393_1-393_1, 2020

    ...<p>【背景】エホバの証人は国内に約21万人いると言われ, 手術治療を行う際の輸血拒否が問題となる. 今回ドナー及びレシピエントが共にエホバの証人であるペアの生体腎移植を行い良好な経過を得たので, 考察を交え報告する.【症例】レシピエントはエホバの証人である41歳女性. ...

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  • 当院における宗教上の理由による輸血拒否患者に対する手術対応と輸血方針

    市川 順子, 笠原 彩, 西山 圭子, 小高 光晴, 小森 万希子 日本臨床麻酔学会誌 39 (4), 381-386, 2019-07-15

    ...<p>過去3年間の血液製剤使用拒否患者を対象とした手術について準備書面,手術・麻酔状況などを調査した.緊急手術の1名を除き,8名全員から術前に本人による輸血拒否と免責に関する証明書が提出された.術前の予測出血量は少量から500mLであり,7名がアルブミン製剤投与,2名が回収式自己血輸血施行を承認していた.術中の出血量は少量から350mLであり,血液製剤を投与された者はおらず,予測出血量が少ないため術中...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献1件

  • 両親の輸血拒否に対して児童相談所の支援により治療を行った神経芽腫例

    加藤 正也, 佐藤 雄也, 中山 幸量, 奥谷 真由子, 福島 啓太郎, 黒澤 秀光, 吉原 重美 日本小児血液・がん学会雑誌 56 (1), 50-52, 2019

    <p>高リスク群の神経芽腫の治療において輸血は重要な補助療法である.小児領域で輸血を行うためには親権者から承諾を得る必要があるが,宗教的な理由で拒否した場合は親権停止の申立を考慮する必要がある.しかし,この行為は親権者と医療従事者との関係を悪くさせる可能性があり,神経芽腫の児の治療にとって望ましくない環境である.</p><p>高リスク群の神経芽腫である18か月男児が入院した.両親は宗教的な理由で…

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  • 透析導入時の腎性貧血に対し宗教的理由で輸血拒否した1例

    本城 保菜美, 竹口 文博, 加藤 美帆, 林野 翔, 長島 敦子, 櫻井 進, 渡邊 カンナ, 宮岡 良卓, 長岡 由女, 菅野 義彦 日本透析医学会雑誌 51 (6), 409-413, 2018

    <p>症例は61歳女性. 2型糖尿病およびそれに伴う慢性腎臓病のため通院していたが, 7か月前の最終外来以降, 治療を自己中断していた. 労作時呼吸困難, 食欲低下が出現し, 緊急入院時にはHb 6.0g/dLと高度貧血を伴う末期腎不全の状態だった. 本人のみ宗教上の理由により輸血を拒否していたが, 夫を含めて話し合いをした結果, 相対的無輸血治療に同意したため緊急透析導入した. …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献2件

  • 脛骨近位端粉砕骨折で高度貧血の輸血拒否例にDCOにて対処した1例

    生田 拓也 整形外科と災害外科 66 (3), 526-528, 2017

    ...【要旨】脛骨近位端粉砕骨折例で高度貧血があり輸血拒否の症例にDCO(damage control orthopaedics)にて対処したので報告した.症例は62歳,女性.自動車自損事故にて受傷した.近医で左脛骨近位端粉砕骨折の診断にて手術予定であったが高度貧血のため手術延期となった.また,宗教上輸血を拒否しているため希望により当院へ転院となった.転院翌日の受傷後12日目に創外固定を行い貧血の改善を待...

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  • エホバの証人の輸血拒否における医療現場の現状と倫理

    川﨑 志保理, 櫻井 順子, 金子 真弘 臨床倫理 5 (0), 73-76, 2017

    ...<p> エホバの証人の患者の輸血拒否に関しては,現場では画一化された対応がなされているとはいい難く,その解決には現状の把握が重要である.エホバの証人の信者の方にインタビューを行うことによりその結果と医療現場との考えを比較してみると,患者の権利,医療,法だけでは解決できない問題が根底にあり,臨床倫理に基づいた対応がエホバの証人と医療側との相互理解につながる可能性があると思われた.</p>...

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  • 人工心肺下に心臓血管手術を施行したエホバの証人46例の麻酔経験

    安部 和夫, 佐藤 尚司, 里井 明子, 近藤 晴彦 Cardiovascular Anesthesia 20 (1), 87-91, 2016

    ...<p> エホバの証人は輸血拒否の姿勢が特徴的であるが特に心臓血管手術では大きな問題である。今回我々は2001年から2015年までの間に人工心肺下に46例のエホバの証人の心臓血管手術を経験したので報告する。手術の内訳は冠動脈バイパス術3例,弁疾患手術22例,大血管手術19例,心室中隔穿孔手術2例であった。予定手術31例,緊急手術15例であった。...

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  • 門脈圧亢進症における医療安全

    角谷 宏 日本門脈圧亢進症学会雑誌 22 (1), 23-26, 2016

    ...安全な医療が提供できるはずがない.医療訴訟の現状や医療裁判を知ることで,求められる法的な責任,医療水準などを理解することができ,それが医療安全に直結することを理解すべきである.今回はまず,医療訴訟の動向,裁判の現状を述べた.次に医療訴訟から医師に責任があるとはどういう意味なのかについて論述した.これは医療水準の変遷を述べて今求められる医療水準を示した.さらに,因果関係や期待権,医師法20条,21条,輸血拒否...

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  • エホバの証人に対する心室中隔穿孔修復術の1例

    森田 裕一, 田代 忠, 大住 真敬, 助弘 雄太, 神谷 信次, 尼子 真生, 峰松 紀年, 松村 仁, 西見 優, 和田 秀一 日本心臓血管外科学会雑誌 44 (3), 125-129, 2015

    ...にて血行動態は安定していた.肺動脈圧は53 mmHgと上昇していた.しかし,心不全の所見は認めず,呼吸状態も安定していた.緊急手術を考慮したがPCI後でクロピドグレルを内服しており,出血のリスクを減らすため4日間の休薬の後,VSP発症8日目に手術(Extended Endocardial Repair)を行った.術後貧血に対しては鉄剤の投与で改善し術後22日目に無輸血のまま独歩退院となった.宗教的輸血拒否患者...

    DOI 医中誌 参考文献4件

  • 医療と自己決定権

    外川, ゆり子 帝京平成大学紀要 23 (2), 399-405, 2012-03

    There has been much controversy surrounding the need for medical professionals to obtain consent from patients before administering medical treatment, and the responsibility for medical …

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  • 輸血拒否患者に対する婦人科内視鏡手術の経験

    松浦 祐介, 稲垣 博英, 栗田 智子, 鏡 誠治, 川越 俊典, 蜂須賀 徹 日本産科婦人科内視鏡学会雑誌 28 (1), 465-470, 2012

    <B>Objective:</B> The refusal of a blood transfusion, by Jehovah's witnesses for religious reasons, becomes problematic when an extended surgical procedure is recommended. The purpose of the …

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  • 輸血拒否患者 (エホバの証人) に対し腹腔鏡下手術を行った上行結腸癌の1例

    長谷川, 潤, 森本, 悠太, 萬羽, 尚子, 小川, 洋, 岩谷, 昭, 川原, 聖佳子, 清水, 孝王, 谷, 達夫, 島影, 尚弘, 田島, 健三 新潟医学会雑誌 125 (5), 269-273, 2011-05

    症例は58歳女性. エホバの証人. 大腸がん検診による便潜血反応陽性のため下部消化管内視鏡を施行され早期上行結腸癌と診断された. 輸血を行わないことに対する危険性に対し十分な説明を行い同意のうえ腹腔鏡下手術を行った. 手術所見は上行結腸に占居する13×10mm, 2型. MPN2H0P0M0 sStage IIIa. 術式は回盲部切除術, D3郭清, 機能的端端吻合にて再建した. PM0, …

    機関リポジトリ HANDLE Web Site ほか1件 被引用文献1件

  • 医療倫理 : エホバの証人の輸血拒否をめぐって (廣岡正久教授定年御退職記念号)

    中村, 邦義 産大法学 43 (3/4), 807-841, 2010-02

    ...一.はじめに 二.問題の所在―その限定 三.エホバの証人である患者に、手術に際して、輸血の可能性があることを説明せず、その同意を得ないで輸血をして救命した場合 四.輸血の可能性を説明したところ、患者が輸血を拒否したのでその意思にしたがって輸血をしないで手術をしたために失血死させた場合 五.患者が意識を失っている場合に、患者がエホバの証人であり、輸血拒否の意思をもっていることが分かった場合 六.患者の...

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  • 信仰に基づく輸血拒否に関する社会医学的・法的・倫理的問題の検討

    勝又 純俊 生命倫理 20 (1), 13-21, 2010

    ...平成12年の「東大医科研病院事件」最高裁判決で「エホバの証人」の輸血拒否への対応の一応の基準が示されたと考えられた。しかし,「エホバの証人」の無輸血治療に関する最近の民事訴訟と,「エホバの証人」の輸血拒否に関する報道をみると,同最高裁判決に依拠するだけでは,信仰に基づく輸血拒否によって発生する民事的,刑事的,あるいは倫理的諸問題を解決できないと思われる。...

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  • 「患者が小児で, かつ宗教上の理由で輸血を拒否する患者への対応に関する調査」 の結果報告

    香川 哲郎 日本臨床麻酔学会誌 28 (3), 490-497, 2008

      患者が小児で, その親がエホバの証人 (以下, エホバ) の場合, もしくは小児患者本人がエホバである場合の医療機関の対応について, 日本小児麻酔学会評議員の在籍する施設を対象にアンケート調査を行った. エホバに対応するためのガイドラインを回答施設の63%が有し, その多くが小児に対する規定を整備していたが, 小児を規定する年齢, エホバの受け入れなどの内容は施設によりさまざまであり, …

    DOI 医中誌 参考文献8件

  • 宗教的輸血拒否患者への対応について

    須藤 憲一, 柳田 修, 大西 宏明, 高山 信之, 酒井 啓治, 後藤 英昭, 吉野 浩, 大場 道子, 西川 あや子, 古谷 麻実子, 相馬 真弓, 中野 利晴, 山崎 昭, 小林 きよ子, 平沼 直人 杏林医学会雑誌 39 (1+2), 3-10, 2008

    ...宗教的輸血拒否患者に対し,当院では平成6年より相対的無輸血対応のマニュアルを作成し,その方針により28例の「エホバの証人」患者の診察を行った。このうち20例(うち1例は待機中)が手術(輸血の可能性もある検査も含む)の適応であったが,当院で手術(検査)が施行できたのは12例(63%)であった。他の7例は他院に転送されそのうち6例に対し手術が施行された。...

    DOI 医中誌 被引用文献4件

  • 「絶対的無輸血」 から 「相対的無輸血」 へ

    瀬尾 憲正 日本臨床麻酔学会誌 28 (3), 498-512, 2008

    ...  「エホバの証人」 信者の宗教的理由による輸血拒否への医療従事者の対応には, いわゆる 「絶対的無輸血」 と 「相対的無輸血」 の立場がある. これまで 「エホバの証人」 信者の輸血拒否に関する訴訟は散見されるが, いずれの立場をとるべきかについては, 法令による規制はない. 自治医科大学附属病院は2007年8月30日より 「絶対的無輸血」 から 「相対的無輸血」 の立場をとることに変更した....

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  • 輸血の可否―「宗教的輸血拒否に関するガイドライン」 を契機として―

    粟屋 剛 日本臨床麻酔学会誌 28 (3), 513-519, 2008

    ...<br>  以上のように考えるならば, 15歳以上18歳未満であって, かつ, 判断能力のある患者が輸血を拒否する場合, 医療側はその拒否の判断に反して輸血を実施することはできない. 15歳未満であって, かつ, 判断能力のない患者の親権者が輸血を拒否する場合, 輸血をしないことがその患者の不利益になるならば, その親権者の輸血拒否の代行判断は法的, 倫理的に無効であるので医療側がその親権者の代行判断...

    DOI 医中誌 参考文献12件

  • エホバの証人への無輸血治療―インフォームドコンセントと院内医療連携の重要性―

    川元 俊二, 稲田 一雄, 金丸 隆幸, 永尾 修二, 落合 亮二, 内田 清久, 中里 貴浩, 海江田 令次 日本輸血細胞治療学会誌 54 (1), 31-37, 2008

    ...(対象と方法)過去十年間にエホバの証人の患者113名(小児3名),128例におこなったICの方法と他科との医療連携の内容を示した.ICの方法は同種輸血拒否と受け入れ可能な代替療法の許容範囲の確認,無輸血治療に伴う合併症の内容の理解と同意であった.医療連携には麻酔科医,放射線科医,消化器内視鏡医との連携が含まれた....

    DOI 医中誌 被引用文献7件 参考文献17件

  • 患者の自己決定としての輸血拒否

    大河原 良夫 生命倫理 16 (1), 169-177, 2006

    ...しかしその直後、これに抵抗するような形で、エホバの証人輸血拒否事件に関するコンセイユ・デタ2002年8月16日判決(命令)が、輸血断行は、説得など一定の要件を満した場合、自己決定権を侵害しないという判断を示した。...

    DOI 医中誌 参考文献40件

  • 輸血拒否患者(エホバの証人)に対する口腔癌手術の経験

    梅田 正博, 李 進彰, 石田 佳毅, 中川 直美, 明石 昌也, 大川 修司, 西松 成器, 南川 勉, 古森 孝英 日本口腔腫瘍学会誌 18 (1), 1-5, 2006

    Jehovah's Witnesses will refuse a blood transfusion for religious reasons, so there are some problems when an extended surgery is indicated. We present two Jehovah's Witness patients with oral …

    DOI 医中誌 被引用文献3件 参考文献8件

  • エホバの証人に対する輸血に関する判決文精読による一考察

    阿部 文明, 野中 明彦 日本臨床麻酔学会誌 26 (7), 722-726, 2006

    ...  輸血拒否患者に対する対応方法に関する報告は多い. その根拠となる最高裁の判決が平成12年に出されている. 輸血拒否問題についてどのような点が新しく判断されたのかを, その判決文および原審である東京高裁の判決文から読み取り, 実際に対応の仕方を変えなければならない点はどこにあるのかを探った....

    DOI 医中誌 被引用文献2件 参考文献3件

  • エホバの証人の輸血拒否をめぐる問題点  宗教上の理由による輸血拒否

    山田 卓生 日本臨床麻酔学会誌 26 (3), 303-308, 2006

    ...当初は輸血拒否に当惑したが, 徐々に患者の意思を尊重するようになってきた. 意思を無視して輸血をすれば, たとえ快方に向かっても損害賠償の義務があるとする最高裁判決も出た. 子供についてどうするか, とくに, 親が自己の信仰に基づき子供への輸血を拒否することを認めるべきかが争われている....

    DOI 医中誌 被引用文献7件 参考文献12件

  • 最高裁判所が患者の自己決定権を初めて認めた事例

    ユスキ, ジュンジ, Yusuki, Junji 藍野学院紀要 15 123-128, 2002-03-15

    ...平成12年2月29日最高裁判所第3小法廷は,エホバの証人を信仰する患者の輸血拒否事件において,患者が絶対的輸血拒否を中し出ているにも拘わらず,手術中に,医師が相当と判断し,患者の意思を無視して行った輸血行為に対し,医師の説明義務違反を不法行為として捉え,損害賠償の請求を認めた。...

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  • 最高裁判所が患者の自己決定権を初めて認めた事例

    檮木 純二, Junji Yusuki, 藍野学院短期大学, Aino Gakuin College 藍野学院紀要 = Bulletin of Aino Gakuin (15) 2002-03-15

    ...平成12年2月29日最高裁判所第3小法廷は,エホバの証人を信仰する患者の輸血拒否事件において,患者が絶対的輸血拒否を中し出ているにも拘わらず,手術中に,医師が相当と判断し,患者の意思を無視して行った輸血行為に対し,医師の説明義務違反を不法行為として捉え,損害賠償の請求を認めた。...

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  • 医療倫理研究における事例演習の役割

    村岡, 潔 文学部論集 85 39-55, 2001-03-01

    ...筆者は、投薬要求、輸血拒否、「脳死」状態、植物状態、ならびに中絶に関する臨床事例を取り上げ、これらの事例演習が倫理教育においてどういう点で寄与できるかについて検討を加えた。また、看護学生と一般大学生に行なった「脳死」状態及び中絶に関する事例演習から得られた回答結果も統計的に検討した。...

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  • エホバの証人と無輸血治療の選択 : 生命倫理のケース・スタディとして考察する

    早崎 史朗, 仁科 健夫, 中井 猛之 生命倫理 11 (1), 97-103, 2001

    医療の選択の際には, 相手の立場に立って考えることが不可欠である。しかし, 治療の選択にあたって, 患者の自己決定権に基づく判断と医師としての理念が衝突することもある。価値衝突を防ぐことはできるのか。患者の持つ自由はどこまで尊重されるのか。学会や大学の授業でエホバの証人に投げかけられる疑問は, 価値衝突やインフォームド・コンセント(IC)の限界に関連するものである。これらの答えを得るには, …

    DOI 医中誌 被引用文献2件 参考文献19件

  • 生命倫理における宗教的輸血拒否

    中井 猛之, 仁科 健夫, 早崎 史朗 生命倫理 10 (1), 141-147, 2000

    ...加えて幾つかの大学の医学部で行なったエホバの証人の代表者による倫理教育についても述べ、宗教的輸血拒否を医学生への倫理教育に用いたことによる成果を紹介する。...

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献14件

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