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検索結果 18,331 件

  • 光化学系 II 蛋白質の pH 依存の構造研究

    梅名 泰史, 安達 麻柚帆, 沈 建仁 SPring-8/SACLA利用研究成果集 12 (2), 89-93, 2024-04-30

    ...光合成で働く光化学系 II 蛋白質 (PSII) も、中性付近で水分解・酸素発生活性が最大となり、酸性および塩基性にシフトすると活性が低下する。振動分光法や電子スピン共鳴法を使った先行研究から、PSII の pH に依存した活性低下の要因は、電子伝達系もしくはプロトン排出系への影響と考察されていたが具体的に影響を受ける部位は水分解反応中心とされていたが具体的なメカニズムは分かっていなかった。...

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  • 尿中β<sub>2</sub>マイクログロブリン測定に与える尿pHと保存温度

    長谷野 優作, 大貫 望, 井上 真理奈, 三輪 佑果, 鵜原 日登美, 平 資久, 石崎 一穂, 金子 誠 医学検査 73 (2), 332-336, 2024-04-25

    ...これらのことから,pH 6.0以上の尿中β<sub>2</sub>MGは酸性プロテアーゼの影響を受けにくく,pH 5.5以下の尿中β<sub>2</sub>MGは影響を受けやすいと改めて示された。また,酸性尿検体において室温保存が最も尿中β<sub>2</sub>MGの分解が速く,凍結保存,冷蔵保存の順に酸性プロテアーゼの影響を受けにくくなると考えられた。...

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  • ゼオライトの酸性質を利用した有機硫黄化合物の直接分解

    大島 一真, 里川 重夫 ゼオライト 41 (2), 64-70, 2024-04-15

    天然ガスや都市ガス中の硫黄種の効率的な除去プロセスの開発を目的として,ゼオライトを用いたTBM((CH3)3CSH)およびDMS(CH3SCH3)の直接分解反応について検討した。TBM直接分解においては,H-FAUやH-Betaが有効であり,150°Cで安定的なTBM分解活性を示した。また反応メカニズム推定より,かさ高いTBMを分解するためには,大きな3次元細孔を有していることが重要であることが…

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  • 非典型疹で発症した乳児のランゲルハンス細胞組織球症

    竹内 聡, 石倉 侑, 武本 環美, 米田 玲子, 孝橋 賢一, 古賀 友紀, 中原 剛士 西日本皮膚科 86 (2), 113-114, 2024-04-01

    ...表皮・痂皮下の真皮にくびれた核と淡い好酸性胞体の異型細胞が密に増殖し,少数の核分裂像(1~2/HPF)がみられた(<b>図 2 a</b>,<b>b</b>)。表皮内には一部に微小膿瘍の形成もみられた(図示なし)。免疫組織化学染色では腫瘍細胞は S100 蛋白陽性,CD1a 陽性,Langerin 陽性,CAM5. 2 陰性であった(<b>図 2 c</b>~<b>f</b>)。...

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  • ケラタン硫酸糖鎖の生合成経路とその阻害に起因する疾病

    赤間 智也 Trends in Glycoscience and Glycotechnology 36 (210), J21-J24, 2024-03-25

    ...<p>ケラタン硫酸グリコサミノグリカンはポリ-<i>N</i>-アセチルラクトサミンに硫酸が付加された酸性の直鎖状糖鎖である。脊椎動物の角膜や軟骨、脳の細胞外マトリックスに存在し、特に角膜における機能について詳細な研究が進められている。...

    DOI Web Site 参考文献36件

  • 骨吸収が亢進しているほどデノスマブ投与により低カルシウム血症が生じやすい

    中谷(高橋) 桜子, 仲里 翔太, 伊佐 智博, 金城 聡, 森山 朝裕, 大湾 一郎, 赤嶺 良幸, 親富祖 徹 整形外科と災害外科 73 (1), 63-67, 2024-03-25

    <p>【目的】デノスマブ投与による血清カルシウム(Ca)値の低下が,腎機能あるいは骨吸収活性の程度と関連がないかを検討した.【方法】骨粗鬆症に対しデノスマブを開始した男性5人,女性22人,平均78歳を対象とした.デノスマブ投与前後の補正Ca値の差をCa変化量とし,Ca変化量とeGFRあるいはTRACP-5bとの相関,eGFRとTRACP-5bとの相関を検討した.さらに,Ca変化量を目的変数,年齢…

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  • 高周波スネアによる気管支鏡下切除で診断した孤立性髄外性形質細胞腫の1例

    藤田 琢也, 苗村 祐樹, 花岡 淳 気管支学 46 (2), 102-105, 2024-03-25

    ...</i></b>60歳,男性.2週間前からの微熱,咳のために受診し胸部CTで左肺門に腫瘤影と閉塞性肺炎像を認めた.気管支鏡検査を行ったところ,左下葉支より突出した10 mmの赤色腫瘍を認めた.生検鉗子で一部採取したが確定診断には至らなかった.そのため全身麻酔下に高周波スネアを用いて腫瘍の大部分の切除を行い,病理検査に提出した.腫瘍は好酸性のアミロイド沈着物に多核異物巨細胞と核小体の目立つ形質細胞の浸潤...

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  • LC-MS/MSを用いた畜産物中の酢酸メレンゲステロールの分析法

    坂井 隆敏, 菊地 博之, 根本 了, 穐山 浩, 田口 貴章, 堤 智昭 食品衛生学雑誌 65 (1), 15-19, 2024-02-25

    ...<p>畜産物中の酢酸メレンゲステロールについて,既存の通知一斉試験法を用いて設定された基準値および不検出基準濃度の分析が可能であるか検証した.試料からn-ヘキサンおよび無水硫酸ナトリウム存在下,酢酸酸性下アセトニトリルで抽出し,オクタデシルシリル化シリカゲルカートリッジカラムを用いて精製した.測定はLC-MS/MSを用い,ESIによるポジティブイオンモードで行った.本分析法を用い,添加回収試験(各食品...

    DOI PubMed

  • 難治性凍瘡と考えられていた再発性多発軟骨炎

    竹内 聡, 石倉 侑, 米田 玲子, 友延 恵理, 中原 剛士 西日本皮膚科 86 (1), 1-2, 2024-02-01

    ...真皮から皮下組織にかけて単核球細胞の浸潤と脂肪織の変性,線維化がみられ,軟骨周辺部は好塩基染色性が失われ好酸性に変化していた(<b>図 2 a</b>,<b>b</b>)。浸潤細胞は CD3,CD4,CD8 陽性の T リンパ球,CD20 陽性の B リンパ球が主体であった(<b>図 2 c</b>~<b>f</b>)。...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 焼成多孔性シリカゲルを用いた可食性タンパク質由来生理活性ペプチドの探索

    本多 裕之 日本栄養・食糧学会誌 77 (1), 21-28, 2024

    ...例えば, 酸性条件では疎水性のペプチド, 中性条件では塩基性のペプチドを吸着するため, 中性条件で苦味ペプチドを選択的に除去できることを明らかにした。また, pH条件を変えると吸着特性が変わることを利用して, 胃のpHではHTSG内部に吸着し, 腸内pHではリリースする腸送達ペプチドも探索できる。さらにはpH条件を変えて吸脱着処理することで特定のペプチドを選択的に濃縮することもできる。...

    DOI Web Site 参考文献6件

  • Glial fibrillary acidic protein抗体関連疾患の病態と臨床像

    木村 暁夫 臨床神経学 64 (2), 75-84, 2024

    ...<p>グリア線維性酸性蛋白(glial fibrillary acidic protein,以下GFAPと略記)抗体関連疾患は,近年新たに提唱された免疫介在性神経疾患である.病態機序は十分解明されていないが,病理学的に血管周囲を主体とするT細胞の浸潤が報告されており,抗原特異的T細胞の関与が推測されている.主に髄膜脳炎・髄膜脳脊髄炎をきたし,意識障害,排尿障害,運動異常症,髄膜刺激徴候,認知機能障害...

    DOI Web Site PubMed 参考文献49件

  • 二段階加熱による卵白ゲルの物性制御

    滝沢 陸, 小山 翔大, 辻井 良政, 半田 明弘 日本食品科学工学会誌 advpub (0), 2024

    ...ゲル物性制御について検討した.66 ℃での予備加熱により調製した二段階加熱ゲルにおいて対照と比較して破断荷重および破断ひずみが大きく繊維状の微細構造が認められた.一方,74 ℃での予備加熱により調製した二段階加熱ゲルにおいて対照と比較して破断荷重および破断ひずみが小さく,空隙が多い不均質な微細構造が認められた.74 ℃での予備加熱により調製した二段階加熱ゲルは加熱(80 ℃,24 h)や3週間程度の酸性調味液...

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  • 海岸林植栽基盤における土壌特性の空間変動解析―仙台平野の海岸林を対象として―

    梶原 拓人, 川東 正幸 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 212-, 2024

    ...の識別特徴の1つを満たしていたことから,土壌材料の客土に伴って母材由来の硫酸酸性が顕在化した可能性が考えられた.さらに,pHとECに負の相関関係がみられ,空間的な分布も一致していること,pHが4.2未満になるとECの値が大きく増加したことから,酸性環境下によるAl<sup>3+</sup>の溶出が発生していると考えられた.pH,ECの結果より,調査地においては従来指摘されてきた土壌物理性のみならず,...

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  • 子宮体部に発生した奇怪核を伴う平滑筋腫の 1 例

    今村 彰吾, 山口 夏帆, 谷川 雅彦, 中山 正道, 草野 弘宣 日本臨床細胞学会雑誌 63 (1), 13-18, 2024

    ...を認めたため,当院へ紹介受診となった.MRI では子宮に複数の腫瘤を認めた.術中迅速時の捺印細胞診では大型でクロマチン増量した異型細胞が散在性にみられた.異型細胞は核に多形性があり分葉状,核クロマチンは融解状,核内封入体や核小体を認め,細胞質はライトグリーン好性もしくは認められなかった.組織学的には平滑筋細胞に類似した奇怪な紡錘形細胞が増殖していた.異型細胞は大型で多形性の強い単核もしくは多核で好酸性...

    DOI Web Site 参考文献11件

  • <i>Lactobacillus gasseri</i>が生産するバクテリオシンおよびBLISの特性とその長期保存性

    高 升, 脇本 彩加, 原田 悠輝, 内藤 豪, 廣田 琴美, 田島 遥希, 石渡 深聖, 高橋 礼実, 井上 雄大, 岡井 里夏, 齋藤 美佑, 杉山 蓮, 森 文英, 井戸 響太, 小暮 彰太, 田邉 智也, 中山 詠文, 松本 典, 吉田 朱里, 淺野 萌々花, 今西 一果, 齋藤 朱音, 徳永 葵, 納谷 遥南, 福田 康成, 渡邉 莉帆, 石井 克海, 加山 航平, 木村 柊吾, 西村 栄実花, 日髙 美月, 川井 泰 ミルクサイエンス 73 (1), 11-20, 2024

    ...長期保存性試験では,酸性(約pH 3.8),中性に関係なく,37℃保存で全ガセリシン(GAのpH 3.7を除く)とBLISは21週以内に失活したものの,4℃および-20℃下では130週経過後も抗菌活性が検出された。以上より,GA, GT, GS,および3種のBLISは食品保存剤としての高い利用性を有すると考えられた。</p>...

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  • 高尿酸血症による腎機能障害:腎CT検査に基づいた新たな考察

    清水 徹, 嶋津 秀紀, 清水 健太郎 痛風と尿酸・核酸 47 (2), 119-131, 2023-12-20

    ...低下させていることを示唆している.さらに,痛風患者の約10%の腎錐体にCT値が60-120HUのHigh Density Area(HDA)が認められ,この群の腎機能は著明に低下していた(本誌38, 129, 2014).注目すべきは,このような痛風における腎機能低下に関連するCT所見は,すべて腎錐体に認められていることである.腎錐体にはpHが変動する尿細管や集合管が局在し,この部位での尿の濃縮や酸性化...

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  • 手指,足趾に多発した痛風結節の 1 例

    須永 知里, 山内 輝夫, 岩切 琢磨, 永田 茂樹 西日本皮膚科 85 (6), 456-459, 2023-12-01

    ...病理組織学的所見:真皮乳頭下層から皮下組織にかけて,不整形,大小不同の好酸性無構造物質が存在し,偏光顕微鏡で黄白色の針状結晶がみられ,痛風結節と診断した。両膝痛風性関節炎のため,プレドニゾロン 20 mg/ 日内服とトリアムシノロンアセトニド関節内注射を施行した。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献4件

  • 幼児の尾骨部に生じた鶏冠状伝染性軟属腫

    工藤 真亜子, 西依 諒, 中園 裕一, 甲斐 宜貴 西日本皮膚科 85 (6), 435-436, 2023-12-01

    ...内方性に増殖した角化細胞の胞体内に好酸性の封入体(molluscum body)がみられ,真皮浅層にリンパ球や好中球を交えた密な炎症細胞浸潤を認めた(<b>図 3 </b>,<b>4</b>)。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献1件

  • 頭頂部に生じた異型紡錘形細胞 / 多形脂肪腫様腫瘍の 1 例

    加古 志織, 小林 瑞穂, 澤田 啓生 西日本皮膚科 85 (6), 477-480, 2023-12-01

    ...脂肪細胞は成熟した大型サイズが主体であったが,小型サイズの脂肪細胞もみられ,繊細なものから太い好酸性のロープ状の膠原線維(ropey collagen)まで膠原線維性の結合織の増生を混じていた。その中に紡錘形細胞や多彩な核を有する細胞を認めた。紡錘形細胞の核は大小不同で腫大化しており,紡錘形脂肪腫より非定型な組織像であった。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献13件

  • VGOマイルドハイドロクラッキング反応におけるCoMo水素化脱硫触媒へ添加したリン,亜鉛の効果

    山田 晃, 小森 一幸, 羽田 政明 Journal of the Japan Petroleum Institute 66 (6), 208-216, 2023-11-01

    ...本研究では,添加元素の影響を評価するためにP,Zn,Zn+Pを添加したγ-アルミナ担体を作製し,酸性質,水素活性能力を評価した。また,得られた表面性質と触媒性能を相関付けるためにCo/Mo触媒を調製し,ベンチプラントにて評価した。その結果,Zn+P触媒はP触媒と比較して劣化が抑制されていた。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献41件

  • 小角X線散乱法による DNA 結合タンパク質の機能構造解析

    稲葉 理美, 関口 博史 SPring-8/SACLA利用研究成果集 11 (5), 292-295, 2023-10-31

    ...転写因子 c-Myb DNA 結合ドメイン R2R3 は、生理的条件下に近い 37℃ にて 10% 程度の変性構造を含むこと、また DNA 結合能を保持する中性から弱酸性 pH 領域のうち、酸性 pH 側で α ヘリックス含有率が低下することが知られている。このような構造の柔軟性・多様性を増大する機構は、c-Myb R2R3 が DNA と結合する上で重要だと考えられる。...

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  • スラグによる茶園土壌の中和が幼チャ樹の生育および品質に及ぼす影響

    山崎 惟吹, 山下 寛人, 廣野 祐平, 森田 明雄, 一家 崇志 日本土壌肥料学雑誌 94 (5), 385-398, 2023-10-05

    ...<p>チャ栽培では多量の窒素(N)施肥に由来した土壌の強酸性化によるチャの生育阻害とN溶脱による環境負荷が懸念されている.本研究では,アルカリ系資材のスラグ投入による強酸性茶園土壌のpH矯正効果の有効性を,幼チャ樹の生育と品質ならびにN利用効率を調査することで評価した.強酸性茶園土壌(pH 2.9, N 2.2%)に高炉スラグ(10, 20%),溶融スラグ(10, 20%),および製鋼スラグ(1,...

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  • ウレアーゼ固定化植物由来バイオマスの特性とホルムアルデヒドの間接定量への応用

    宮内 俊幸, 井垣 侑生, 三浦 航輝, 爾見 優子 分析化学 72 (10.11), 449-454, 2023-10-05

    ...ウレアーゼは,ポリアミンを導入した木質系及び草本系バイオマスにウレアーゼを吸着させて調製した.固定化ウレアーゼの活性は,スギ(53.8 U mg<sup>−1</sup>)>イネ(40.4 U mg<sup>−1</sup>)>ケナフ(34.0 U mg<sup>−1</sup>)>ブナ(11.5 U mg<sup>−1</sup>)の順となった.そこで,一定量の尿素に所定量のホルムアルデヒドを加え,塩酸酸性下...

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 日向夏搾汁の製造工程における芽胞形成細菌の挙動

    内田 丈聖, 岡 美里, 西原 健, 坂谷 洋一郎, 長田 隆 日本食品科学工学会誌 70 (9), 389-394, 2023-09-15

    <p>日向夏飲料の微生物学的安全性確保のために, 原材料製造工程における日向夏搾汁について, 各種細菌芽胞の汚染度を調べた. 計11試料において, 好気培養では51菌株, 嫌気培養では12菌株を分離し, TABについては検出されなかった. また, 分離した菌株のうち, <i>Paenibacillus</i>属細菌を最も多く検出し, その他<i>Bacillus</i>属, …

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 抗体薬物複合体の選択的分離に向けた固定相開発の基礎検討

    光田 圭佑, 久保 拓也 分析化学 72 (9), 357-361, 2023-09-05

    ....そのため,薬効の高いものだけを分離回収するためには,ADCの精密な分離技術が求められる.本研究では,ADC分析用の新規分離媒体開発のために,アミノ基修飾シリカゲル粒子に対して,スペーサーとしてポリエチレングリコール(PEG),リガンドとして芳香族化合物を修飾した.作製した分離剤を液体クロマトグラフィー(LC)用カラムに充填し,IgGが溶出する条件を評価した結果,移動相に2-プロパノールを添加する酸性条件下...

    DOI Web Site 参考文献11件

  • 【総説:応用糖質科学シンポジウム】物理加工澱粉の特性と食品への応用

    松本 典子, 上田 泰徳, 砂子 道弘, 北村 進一 応用糖質科学:日本応用糖質科学会誌 13 (2), 110-116, 2023-08-20

    ...がる.バッター用澱粉「BTシリーズ」は,一般的なバッター用澱粉の特性であるフライ食品の具材と衣の結着性を向上させるのみならず,バッター液性にも優れている.特に業務用のフライ食品の製造ラインに適したバッター液性を示し,バッターリングの各工程で使い勝手が良くなるよう設計されている.未来型物理加工澱粉である「ナチュラスターFJ-300」は,薬品で化学的処理を施し,機能を付与した化工澱粉と遜色ない耐熱性・耐酸性...

    DOI Web Site 参考文献10件

  • 頸部外切開にて切除した極めてまれな胸椎原発脊索腫の1例

    蔦 健吾, 鈴木 健介, 阪上 智史, 八木 正夫, 野田 百合, 岩井 大 日本気管食道科学会会報 74 (4), 313-318, 2023-08-10

    ...永久病理では粘液性基質を背景として好酸性胞体を持つ担空胞細胞が索状に増殖し,免疫組織化学染色ではAE1/AE3がびまん性に陽性,EMA, S-100蛋白が部分的に陽性で脊索腫と診断された。切除断端陽性と判定され,術後陽子線治療を施行した。治療後9年経過しているが再発を認めていない。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献8件

  • 皮膚原発腋窩アポクリン癌の 1 例

    古河 裕紀子, 佐藤 絵美, 筒井 啓太, 古賀 佳織, 益雪 凌介, 髙野 彩加, 今福 信一 西日本皮膚科 85 (4), 288-292, 2023-08-01

    ...明らかな腺腔構造や断頭分泌は認めなかったが,腫瘍周囲に副乳を認めず解剖学的にアポクリン腺の生理的存在部位に生じていること,腫瘍細胞が好酸性の胞体を有し免疫組織化学染色にて CK7 陽性,GATA3 および androgen receptor で一部陽性であることも併せて低分化の皮膚原発腋窩アポクリン癌と診断した。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献7件

  • 建設工事における自然由来重金属等含有岩石・土壌への対応マニュアルの改訂

    品川 俊介 Material Cycles and Waste Management Research 34 (4), 258-265, 2023-07-31

    <p>岩石・土壌は,天然の状態で少量の重金属等を含むことがある。トンネルや切土等の建設工事から大量に発生する岩石・土壌(発生土) は,従前より有効な資源として盛土や埋土に利用されている。一方,2003年に土壌汚染対策法が施行されたことを一つの契機として,自然由来の重金属等を含む発生土に関する環境安全性評価と必要な対策が社会的に求められるようになった。本稿では,わが国の公共建設工事における自然由来…

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 1950年以降のスギとヒノキの生理生態学的研究に関する文献数の変化とその社会・環境的な背景

    田中 憲蔵, 大曽根 陽子, 橋本 昌司 森林立地 65 (1), 29-37, 2023-06-25

    ...これは測定機器の発展に加え,酸性雨や気候変動の評価と対策に樹木の生理的なパラメータが不可欠だった背景がある。英文で書かれた文献数は2000年代以降増加し,国際発信力が大きくなった。また,研究が行われた地域に偏りがあり主要な研究グループと関係があった。以上から,文献数やテーマは,拡大造林や気候変動など社会的・環境的要因で変遷したことが明らかになった。</p>...

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  • ルテオリン配糖体の加水分解に及ぼす加熱処理の影響

    毛利 哲, 長坂 歩美, 高橋 里奈, 菊地 風花 日本調理科学会誌 56 (3), 86-93, 2023-06-05

    ...以上のことからルテオリン配糖体の低分子化にはpH 3程度の酸性条件で100℃以上の加熱を行うことが望ましい。弱酸性以下の加熱であれば総ルテオリン量は安定に保たれるが,中性付近では消失した。</p>...

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  • 畑条件における有機質資材窒素無機化予測モデルの検証

    望月 賢太, 小林 創平, 井原 啓貴, 渕山 律子, 古賀 伸久, 仁科 一哉 日本土壌肥料学雑誌 94 (3), 179-186, 2023-06-05

    ...<p>酸性デタージェント可溶有機態窒素含量を入力変数として組み込んだ有機質資材の窒素無機化予測モデルについて,畑圃場における予測精度の検証試験を行った.有機質資材からの窒素無機化量を予測するモデルはこれまでにあったが,その予測値を圃場条件で経時的に検証した例はほとんどない.本研究では,圃場条件における予測値の経時的検証に加えて,圃場環境における予測モデルの誤差要因についても解析を行った.2作期,5資材...

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  • 黄鉄鉱を含む新第三紀層砂岩を用いた道路盛土内部における酸性化機構の推論

    高畑 修, 宮口 新治, 原田 拓也, 桑原 充, 宗像 誠也, 秋山 嘉文, 門間 聖子, 保高 徹生, 小峯 秀雄 地盤工学ジャーナル 18 (2), 123-138, 2023-06-01

    ...そこで本研究では,黄鉄鉱を含み急速に酸化が進行する砂岩を用いた仕様の異なる 3 つの実大試験盛土による約 4 ヶ月の曝露試験から,盛土内部の環境と酸性化の進行に,浸透水によって供給される酸素や温度が影響を及ぼしている可能性を示した。</p>...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 頚部に生じた褐色脂肪腫の 1 例

    古河 裕紀子, 佐藤 絵美, 筒井 啓太, 青木 光希子, 古賀 佳織, 今福 信一 西日本皮膚科 85 (3), 176-179, 2023-06-01

    ...病理組織所見では好酸性顆粒状胞体を含む細胞や泡沫状胞体を含む細胞を認め,褐色脂肪腫と診断した。褐色脂肪腫は褐色脂肪組織に由来する良性腫瘍であり,褐色脂肪組織は新生児には豊富に存在するが成人するにしたがって減少する。今回我々は比較的稀な褐色脂肪腫の 1 例を経験したので報告する。</p>...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献6件

  • 細霧冷房システムを利用した微酸性電解水散布によるイチゴ灰色かび病の発病抑制効果

    西岡 輝美, 溝手 舜, 藤江 隼平, 徳永 由佳, 草刈 眞一 関西病虫害研究会報 65 (0), 48-52, 2023-06-01

    <p>イチゴ灰色かび病を対象として,細霧冷房システムを用いた電解水散布技術の発病抑制効果とハウス内の温湿度に与える影響を調査した。その結果,夜間の電解水散布では灰色かび病の発病が抑制されず,高湿度条件の持続につながった。このため,灰色かび病の発生に好適な気温で周辺からの胞子飛散量の多い条件では,夜間の電解水散布は本病の発病を助長する可能性が考えられた。一方で日中の電解水散布では,湿度上昇は一時的…

    DOI Web Site 参考文献1件

  • マスト細胞研究の現在の問題点と課題

    片岡 竜貴 岩手医学雑誌 75 (2), 43-48, 2023-06-01

    ...マスト細胞(肥満細胞)は,教科書的には「循環血液中に存在せず,全身の血管周囲組織中に存在する免疫細胞の一員で,主にTh2反応を担う」「細胞質内の顆粒(酸性プロテオグリカン)が異染性(メタクロマジー)を示す」「膜型チロシンキナーゼ受容体KIT(c-kit・CD117)を強発現する」「高親和性Immunoglobulin E (IgE)受容体(FcεRI)を発現し,それが架橋されることで脱顆粒を行う」「...

    DOI Web Site 医中誌

  • 集中治療室における間欠的透析準備時の配管誤接続

    下村 太郎, 中條 聡, 佐上 善昭 日本急性血液浄化学会雑誌 14 (1), 7-11, 2023-06-01

    ...当院では,過去に治療準備時の配管誤接続が原因で個人用透析装置より水が噴出し,洗浄用の塩素系薬剤と酸性薬剤の混触によって塩素ガスが発生する事例が生じた。原因は,ヒューマンエラーがきっかけであったが,個人用透析装置へ個人用水処理装置の排水が逆流するという想定外の機序で生じたものであった。その後,塩素ガスが発生しないための対策および,塩素ガスが発生した際に被害を最小限にとどめるための対策を講じた。...

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  • 入口部狭窄を伴う腐食性食道炎に対してステント留置併用二期分割手術を行った1例

    青山 紘希, 岡部 寛, 甲田 祐介, 佐治 雅史, 砂川 秀樹, 松本 寛 日本消化器外科学会雑誌 56 (6), 307-314, 2023-06-01

    ...<p>症例は47歳の男性で,自殺企図で酸性洗剤を服用して前医へ搬送され,腐食性食道炎および胃炎と診断された.食道入口部から胃の前庭部まで広範囲に瘢痕狭窄を来し,内科的加療を行ったが改善されず,外科的加療目的に当科へ紹介となった.食道亜全摘および胃全摘,食道瘻造設を行い,食道入口狭窄部に対し食道用ステントを留置した.初回手術の2か月後に有茎空腸を用いた再建術を行い,再建術後33日目より経口摂取を開始し...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献16件

  • 草本モデル植物を用いたユーカリの加水分解性タンニン生合成遺伝子の探索

    山溝 千尋, 伊原 徳子, 光田 展隆, 田原 恒 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 442-, 2023-05-30

    ...<p>酸性土壌では、主にアルミニウム(Al)が植物の根の伸長を阻害する。Al過剰害に対して極めて強い耐性を示すユーカリは、根に加水分解性タンニン(タンニン)を多量に蓄積する。これまでに、タンニンが、ユーカリの根に侵入してきたAlと結合して無毒化することを明らかにした。しかしながら、タンニンは草本モデル植物には蓄積しないため、その代謝機構の解明は遅れている。...

    DOI

  • 流量・水質・地下水位データを利用した地下水流動の推定

    稲岡 諄, 小杉 賢一朗, 正岡 直也 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 185-, 2023-05-30

    ...この流域について詳しく調べると、流域源頭部の尾根の地下水が弱酸性を示すこと、源頭部で弱酸性の湧水が見られ、その標高は尾根の地下水の水位とほぼ等しいことが分かった。また、pHは流域末端では中性となることも判明した。この流域ではpHが低く保たれている領域とミズゴケ属の植物が繁茂する領域がほぼ一致しており、植生による水質への影響が考えられた。...

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  • 酸緩衝能が異なるスギ・ヒノキ人工林における土壌有機物の蛍光特性

    林 亮太, 眞家 永光, 和穎 朗太, 平野 恭弘, 松田 陽介, 岡本 透, 谷川 東子 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 170-, 2023-05-30

    ...<p>我々は、酸性度の高い土壌環境で、樹木細根の動態や土壌有機物(SOM)の分解が特徴的であることを明らかにしてきた。具体的には、酸緩衝能の低い(low-ABC)土壌のスギ林では、酸緩衝能の高い(high-ABC)土壌と比べて細根量が多く、SOMの分解が進んでいた。しかし、先行研究では、表層(10 cm)の土壌を調査対象としており、深層におけるSOMの特徴については未解明である。...

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  • Alストレス環境下で生育した<i>Melaleuca cajuputi</i>の根のペクチン分解能

    山ノ下 卓, 則定 真利子, 小島 克己 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 440-, 2023-05-30

    ...<p>酸性土壌ではAlが植物の根端の細胞壁に吸着されることで根の伸長が阻害される。Alを吸着する細胞壁構成成分であるペクチンは、カチオンを吸着して分子間が架橋されるとゲル化し、細胞壁強度を高める。細胞壁の伸展性は、ペクチン分解酵素によってペクチンが切断されて得られるが、ペクチンにAlが吸着すると、ペクチンの切断が阻害されて伸展性が低下する。...

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  • 切り株の周囲はヒノキの実生発生に有利なのか

    増田 衣里, 田中 湧也, 塩谷 沙南, 水永 博己 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 364-, 2023-05-30

    ...</p><p>切株に近いほど実生・稚樹が発生しやすい原因として、ヒノキの樹幹流が周辺土壌を酸性化させ、発生に有利なミクロ環境を作っているという仮説を立てた。仮説を検証するためヒノキ発芽試験と土壌pH測定を行った。この検証についても発表する。</p>...

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  • ユーカリのフィトエン不飽和化酵素遺伝子のゲノム編集

    西口 満, 田原 恒, 遠藤 真咲 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 430-, 2023-05-30

    ...<p>ユーカリの一種である<i>Eucalyptus camaldulensis</i>は商業樹種として重要なだけでなく、熱帯の酸性土壌で植物の成長を阻害するアルミニウムイオンに対する耐性を示す。その耐性機構にはアルミニウムと結合する高分子量の加水分解性タンニンが関与しているが、タンニン合成遺伝子についての情報は少なく、候補遺伝子の単離と機能解明が重要である。...

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  • 環境変化にともなう樹林地の保全に関する木本植物の被食防衛

    小池 孝良, 増井 昇, 渡辺 誠 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 6-, 2023-05-30

    ...降水量の変化、大気CO<sub>2</sub>濃度の上昇、窒素や硫黄などを含んだ酸性物質の沈着量の増加、オゾンやPM<sub>2.5</sub>などの大気汚染物質が都市樹林地など森林生態系に与える影響が懸念されている。このような無機環境変化は、光合成活性の低下、土壌の養分・水分の利用性や病虫害に対する抵抗性に変化を与え、森林の生産性や分布に影響を与える。...

    DOI

  • 菌根菌によるセシウム吸収および溶出能力の評価

    小河 澄香, 眞中 卓也, 小松 雅史, 赤間 慶子 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 677-, 2023-05-30

    ...土壌鉱物から固定態Csを溶出させるためには、AlやFeと錯形成する有機酸などの酸性物質が重要であると報告されており、CAS試験は菌がこのような物質を産生しているか判別する試験である。その結果、ツチグリ属、ニセショウロ属、ヌメリイグチ属の菌株に活性が認められた。</p>...

    DOI

  • リソソーム酵素の生産のための糖鎖工学

    Tang Yu-He, Yang Ganglong, 藤田 盛久 Trends in Glycoscience and Glycotechnology 35 (205), J43-J50, 2023-05-25

    ...内部は酸性に保たれており、約60種類の多種多様な加水分解酵素が存在している。これらのリソソーム酵素をコードする遺伝子や酵素の細胞内輸送に関わるタンパク質をコードする遺伝子に欠損が生じると、基質である代謝物が細胞内に蓄積し、リソソーム蓄積症を発症する。現在、いくつかのリソソーム蓄積症の治療として、最も用いられているのが酵素補充療法である。...

    DOI DOI Web Site ほか3件 参考文献57件

  • 熊本市の硝酸性窒素削減対策

    永田 努, 緒續 美智子, 佐藤 孝行 地学雑誌 132 (2), 161-167, 2023-04-25

    <p> Kumamoto City has been known as the “Water City” since ancient times, and it has also earned the title “Japan's Number 1 Groundwater City” because 100% of the water used by all 740,000 residents …

    DOI Web Site 被引用文献2件

  • 酸性デタージェント可溶有機態窒素含量を導入した有機質資材窒素無機化予測モデルの構築

    古賀 伸久, 仁科 一哉, 望月 賢太, 小林 創平, 新美 洋, 井原 啓貴, 山口 典子, 山根 剛, 草場 敬 日本土壌肥料学雑誌 94 (2), 106-114, 2023-04-05

    ...<p>土壌中における有機質資材の分解によって生成する無機態窒素量を推定するため,統計(階層ベイズ)モデルを構築した.統計モデルは,土壌温度,土壌水分,培養期間,有機質資材の分解特性値としてADSON(酸性デタージェント可溶有機態窒素)含量を入力変数とした.分解速度定数( <i>k<sub>ij</sub></i>)などのパラメータは,土壌温度,土壌水分,培養期間を変え,ADSON含量...

    DOI

  • 地球と火星に見られる球状鉄コンクリーションの産状と成因

    長谷川 精, 吉田 英一, 城野 信一 地質学雑誌 129 (1), 199-221, 2023-03-28

    ...)とゲールクレーターの球状ノジュールの証拠と比較することにより,火星でも先駆物質の炭酸塩小球と,酸性流体の浸透に伴う中和反応により形成された可能性が示唆された.すなわち火星の球状コンクリーションは,ノアキス紀後期~へスペリア紀前期(38~37億年前)の厚いCO<sub>2</sub>大気下の炭酸塩沈殿と,ヘスペリア紀後期(35~32億年前)の酸性流体による溶解を示す,太古の環境変遷史を記録する重要な...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献133件

  • 重症骨軟部組織感染症に対する次亜塩素酸の使用経験

    古市 格, 小河 賢司, 村田 雅和 整形外科と災害外科 72 (1), 106-111, 2023-03-25

    ...われ,殿筋壊死を合併した.その後仙骨骨髄炎・軟部組織欠損創に多剤耐性緑膿菌感染となり,抗菌剤の経静脈投与を中止し抗菌剤含有ビーズと次亜塩素酸を併用して感染症を制圧した.次亜塩素酸はその強い殺菌効果と安全性を厚生労働省も認めているが医薬品ではない.今回使用した次亜塩素酸(epicsy®)は水素イオン指数(pH)と有効塩酸濃度(ppm)を自由に正確に設定することが可能で,pH5.5~6/200ppmの微酸性...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献3件

  • 暁新世-始新世温暖化極大の海洋酸性

    山口 龍彦, 久保田 好美, 木元 克典 地質学雑誌 129 (1), 179-197, 2023-03-14

    ...<p>人為的な二酸化炭素排出に伴う,海水のpH低下(海洋酸性化)は炭酸塩骨格を持つ生物の成長や生存を阻害し,海洋生態系を著しく変えることが懸念されている.長期的な海水のpHは難しい.地質時代には長期的な海洋酸性化が起きたことが報告されている.本論は暁新世-始新世温暖化極大(PETM)の海洋酸性化の最新の研究成果をまとめ,解決すべき課題を指摘した.PETMには浮遊性有孔虫殻のホウ素同位体比(δ<sup...

    DOI Web Site 研究データあり 参考文献104件

  • フィリピン国マニラ市のアルカリ性土壌における在来種Ardisia pyramidalisの生育応答

    Norma G., Medina, キルマン, 菜々子, 田中, 聡, 鈴木, 貢次郎, Medina, Norma G., Killmann, Nanako, Tanaka, Satoru, Suzuki, Kojiro 67 (4), 165-178, 2023-03-10

    ...一方,A. pyramidalisの生育しているマニラ市近郊の自生地の土壌は,酸性土壌 (pH 4.1~6.2)であった。そこで,フィリピン国マニラ市の都市土壌を想定してアルカリ性土壌下におけるA. pyramidalisの生育耐性について,2020年10月から2021年12月にポット実験を行った。現地土壌を用いて石灰を混合し,7.5~8.7の数段階に土壌pHを設定した。...

    機関リポジトリ

  • 養豚における畜産環境研究の動向

    羽賀 清典 日本養豚学会誌 60 (1), 1-16, 2023-03-08

    ...</p><p>3.汚水については,汚水の発生量など基本的数値となる(1)原単位や(2)処理方式,現在重要課題の(3)硝酸性窒素等の除去について,さらに新規な(4)アナモックス反応による窒素除去について論述した。汚水の資源化に関しては(5)リンの除去と資源利用と(6)メタン発酵処理によるバイオガスの生産について論述した。...

    DOI Web Site 参考文献48件

  • 超音波検査にて鑑別に苦慮した若年女性の膵腺房細胞癌の1例

    簑田 直樹, 多田 俊史, 水田 裕一, 岩佐 恵黎花, 佐竹 郁哉, 松﨑 俊樹, 住ノ江 功夫, 高谷 昌宏, 中村 進一郎 超音波検査技術 48 (1), 44-50, 2023-02-01

    ...十二指腸との境界が不明瞭であり,一部浸潤が疑われた.内部は不均一で広範な出血壊死と石灰化を認めた.他,多発肝転移,リンパ節腫大を認めた.以上より,Solid-pseudopapillary neoplasm(SPN)の高度悪性転化が疑われたが,神経内分泌癌や腺房細胞癌(Acinar cell carcinoma: ACC),退形成癌の否定ができないため,肝腫瘤より肝生検が施行された.病理組織学的所見は好酸性...

    DOI Web Site 医中誌

  • 有茎性伝染性軟属腫

    三浦 真理子, 轟木 麻子, 生野 知子, 竹尾 直子 西日本皮膚科 85 (1), 3-4, 2023-02-01

    ...</p><p><b>病理組織学的所見</b>:表皮に壊死性変化を伴い,表皮角化細胞の胞体内に多数の好酸性封入体を認めた(<b>図 3 a</b>,<b>b</b>)。</p><p><b>有茎性腫瘤の診断</b>:伝染性軟属腫</p>...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献1件

  • 尿中硝子円柱生成機序の解明

    星 雅人, 宇佐美 真奈, 鬼頭 慧, 堺澤 恵子, 松田 唱吾, 下山 祐里奈, 坂野 容菜, 太田 達也 医学検査 72 (1), 33-42, 2023-01-25

    ...硝子円柱は,①pHが酸性,②蛋白質濃度の増加,③尿の濃縮および④24時間の停滞条件において,有意に生成数が増加した。興味深いことに,生成された硝子円柱は鋳型を形成していた。レーザーマイクロダイセクション法により採取された硝子円柱およびろう様円柱を用いて,それぞれ質量分析装置により蛋白質を同定し,比較検討した。両円柱共に,78種類の蛋白質を検出できた。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 吸収性局所止血材の使用法と実例

    春日 健吾, 善如寺 暖, 浦岡 俊夫 日本消化器内視鏡学会雑誌 65 (1), 56-62, 2023

    ...<p>自己組織化ペプチド溶液(ピュアスタット<sup>Ⓡ</sup>)が消化管内視鏡における止血材として本邦で新しく薬事承認・販売された.ピュアスタット<sup>Ⓡ</sup>は3種類のアミノ酸(R:アルギニン,A:アラニン,D:アスパラギン酸)から成る完全人工合成ペプチドであり,体液との接触で,ペプチドが酸性から中性になることによってペプチド同士が規則的な集合体となり,ゲル化(自己組織化)し,出血点...

    DOI

  • 確定診断より 11 年前の穿刺吸引細胞診を検討できた好酸性細胞型濾胞癌の 1 例

    筒井 宏行, 小原 昌彦, 水野 圭子, 安岡 香, 和田 有加里, 覚道 健一, 賴田 顕辞 日本臨床細胞学会雑誌 62 (1), 32-37, 2023

    ...<p><b>背景</b>:甲状腺癌取扱い規約第 8 版(2019 年)で採用されている好酸性細胞型濾胞癌は,被膜浸潤や脈管浸潤の有無で好酸性細胞型濾胞腺腫と鑑別される.そのため細胞診では両者を鑑別できないとされているが,それを検討する論文はでてきている.当院で最近経験した好酸性細胞型濾胞癌の 1 例の穿刺吸引細胞診から組織型を示唆できるか,過去の論文のレビューを通じて検討した....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献8件

  • 東京湾における気候変動緩和機能の将来予測 ―海洋酸性化の影響を考慮した内湾複合生態系モデルによる解析―

    大町 佳史, 相馬 明郎 土木学会論文集 79 (17), n/a-, 2023

    ...<p> 気候変動緩和機能は,海洋による大気CO<sub>2</sub>の吸収,吸収した炭素の生物生産による固定,固定した炭素の堆積物深部への貯留の3機能からなり,これら3機能は,大気-水-堆積物に渡る一連の物理・生物・化学過程に支配される.また,生物過程をつかさどる海洋生物は,酸性化により影響を受ける.本研究では,これらを機構的に把握し予測・評価する生態系モデルを東京湾に適用し,都市沿岸域において、...

    DOI Web Site 参考文献10件

  • アルツハイマー型認知症脳におけるSPT2の組織化学的局在

    園田 悠馬, 川又 敏男 びわこ健康科学 2 (0), 10-16, 2023

    ...した.健常コントロール脳では,SPT2はニューロンの細胞質および核に局在していた.AD脳では,SPT2はニューロピル(ニューロン間網状組織部),老人斑の変性神経突起,細胞内神経原線維変化(iNFT)などの特徴的病理像の部位へと主な局在が変化していた.二重免疫蛍光染色によって,NFTにおいてSPT2とタウタンパク質(HT-7)の共存が示された.さらに,反応性アストロサイトにおいてSPT2とグリア線維性酸性蛋白...

    DOI

  • 地球化学計算コードを活用した坑廃水中のマンガンなど重金属処理シミュレーション

    淵田 茂司, 小山 恵史, 所 千晴 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 224-, 2023

    ...<p>開発中あるいは開発後の陸上鉱山では,硫化鉱物と酸素を含む水の反応に伴って重金属を含む酸性の坑廃水が生成する。実際の現場では消石灰 (Ca(OH)2) 等の中和剤を用いて経験的な処理を行っているが,より適切な処理条件を決定するためには,坑廃水中で生じる種々の化学反応について整理する必要がある。...

    DOI

  • 海水のpHがサンゴ骨格のSr-UとLi/Mgに与える影響

    田中 健太郎 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 93-, 2023

    ...がもつこれらの特徴を利用し,熱帯-亜熱帯域の表層における環境の変化を過去にさかのぼって解明する研究が行われている.サンゴの骨格に含まれるストロンチウムとカルシウムのモル比(Sr/Ca)は表層水温を反映する指標として利用されてきた.しかし,Sr/Caは水温以外にも成長速度などの影響を受ける場合があり,同じ種の造礁サンゴであっても群体や海域ごとに骨格のSr/Caと水温の関係が異なる事例が報告された.また,海洋酸性化...

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  • 尿または下水添加による重金属とリンの回収

    越川 博元, 菊川 佳央, 谷口 裕紀 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 34 (0), 325-, 2023

    ...またDy水溶液が酸性であっても沈殿を形成し,上清液のpHは尿のそれに近かったことから,沈殿形成前後においてpHの調整は不要であることが分かった。以上の結果から,尿のpH緩衝作用を利用した本法は3価の重金属廃液が酸性であっても重金属とリン酸が回収できることがわかった。</p>...

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  • 肝細胞癌からの転移性卵巣腫瘍の 1 例

    赤路(梶尾) 悠, 栗田 智子, 田尻 亮祐, 原田 大史, 植田 多恵子, 吉野 潔, 岡 春子, 寺戸 信芳, 名和田 彩, 松浦 祐介 日本臨床細胞学会雑誌 62 (6), 300-306, 2023

    ...の豊富な細胞質を有し,核の大小不同,クロマチンの増量を伴い,腫大した明瞭な核小体が認められた.腫瘍細胞質内には胆汁を確認し,肝細胞由来を示唆する所見であった.組織診では異型を伴う腫瘍細胞が索状に増殖し,豊富な好酸性細胞質や胆汁を認めることから肝細胞類似の組織であった.また免疫組織化学染色では散在性に hepatocyte paraffin 1 が陽性であり,肝細胞癌からの転移性左卵巣腫瘍と診断した....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献7件

  • ナノマテリアルの胎仔期曝露による脳血管周辺細胞群の組織病理学的異常とその周囲に集積する異常構造タンパク質

    小野田 淳人, 梅澤 雅和, 立花 研, 武田 健 日本毒性学会学術年会 50.1 (0), P2-157-, 2023

    ...その異常な脳血管周囲マクロファージに接するアストロサイトにおいて、グリア繊維性酸性タンパク質(GFAP)とアクアポリン4(AQP4)の曝露量依存的な亢進が認められ、NP胎仔期曝露は脳血管周辺のアストロサイトの過剰活性(グリオーシス)を誘導することが示された。さらに赤外スペクトルを比較した結果、各細胞に異常が生じた脳血管周辺においてのみ、タンパク質の変性を示すスペクトルシフトが認められた。...

    DOI

  • 鉄(VI)酸塩とAl含有浄水汚泥の併用による亜ヒ酸の酸化・不溶化と再溶解抑制効果の評価

    細谷 宥喜, 小笠原 慶乃, 山西 啓太, 石川 奈緒, 笹本 誠, 伊藤 歩 土木学会論文集 79 (25), n/a-, 2023

    ...<p> ヒ素汚染土壌・堆積物中の亜ヒ酸(As(III))の不溶化手法を開発するための基礎的知見を得るために,K<sub>2</sub>FeO<sub>4</sub>と浄水汚泥を併用する手法を検討した.水試料中のAs(III)をヒ酸(As(V))に酸化し,そのAs(V)を不溶化することで溶解性As濃度を水質環境基準値未満に低減できた.この不溶化処理後の水試料が弱酸性や弱塩基性に曝されても As の再溶解...

    DOI Web Site 参考文献19件

  • (エントリー)関東山地で見られる御荷鉾緑色岩および上位の珪質岩(柏木ユニット)への漸移的変化

    高山 隼, 高木 秀雄 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 435-, 2023

    ...が接している様子が確認できる.酸性凝灰岩は層状でアクチノ閃石が配列して片理を作っている.両者の境界部付近に断層による不連続は認められない.接触部では,緑色岩のアクチノ閃石密集部と,酸性凝灰岩の石英集合体の間に,幅約100 µmのアクチノ閃石と石英が共存する部分が認められる.(2) と (3) の露頭は,牧本・竹内(1992) によるチャート・珪質岩ユニット (柏木ユニット相当) と,御荷鉾ユニットの...

    DOI

  • 兵庫県豊岡市に分布する玄武洞玄武岩活動前の古環境と火山活動

    松原 典孝, 佐野 恭平, 中嶋 灯奈, 藤原 泰誠, 八木 公史, 高橋 崚, 川合 功一 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 469-, 2023

    ...<引用文献>玄武洞団体研究グループ(1991)兵庫県北部玄武洞地域の第四紀火山岩の地質と岩石, 地球科学. 45, 131-144.川井直人・広岡公夫(1966),西南日本新生代火成岩類若干についての年代測定結果(演旨),総合討論会資料:年代測定結果を中心としてみた日本の酸性岩類の形成時期,日本地質学会関連4学会連合学術大会総合討論会資料集, 5-5.Matuyama, M. (1929) On the...

    DOI

  • 南紀白浜の礫岩層の起源

    和歌山県立 田辺高等学校 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 505-, 2023

    ...と密接に産する砂岩の形成-紀伊半島四万十累層群の竜神累層千疋山酸性凝灰岩体を例として.地質学論集,38,271-280.田辺団体研究グループ.1984:紀伊半島田辺層群の層序と構造.地球科学,no.38,p.249-263....

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  • 酸性電解水の通風気化処理がキュウリの成長とうどんこ病の制御に及ぼす影響

    西沢 隆, 二階堂 勝, 濵谷 希人, 副島 隆志, 田中 美順, 長谷 修 園芸学研究 22 (1), 71-78, 2023

    ...<p>微酸性電解水の通風気化がキュウリの成長とうどんこ病抑制に及ぼす影響を調べた.毎日夕方6:00~翌朝6:00の夜間12時間,一定のサイクルで通風気化を繰り返すことにより,作物への過剰な水分の付着を防ぎ,自動化による省力化が可能となった.通風気化はうどんこ病の病徴拡大を抑制したが,10分間気化/20分間休止を繰り返すと,葉や果実に生理障害が発生した.10分間気化/110分間休止では,十分なうどんこ...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 浅間山麓における湧水中のフッ化物イオンについて

    鈴木 秀和 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 201-, 2023

    ...</p><p> F<sup>–</sup>濃度の高い地下水・温泉水の多くは,噴気活動に関連した強酸性を示すものと,深成岩類を湧出母岩とする弱アルカリ性の2種類に分けられる。前者は火山ガス中に含まれるフッ化水素(HF)が関与しており,後者は帯水層中の雲母(黒雲母,イライト)から溶出している事例が多いようである(島田,2011)。...

    DOI

  • 酵素補充療法承認前に乳児期早期死亡となったWolman病の兄妹例

    岡藤 郁夫 日本小児放射線学会雑誌 39 (1), 30-34, 2023

    ...<p>Wolman病はライソゾーム酸性リパーゼの欠損が原因で乳児期早期に死亡する予後不良な常染色体潜性遺伝形式をとる代謝性疾患である.現在は,遺伝子組み換えヒトライソゾーム酸性リパーゼによる酵素補充療法が可能となっているが,以前は通常生後6か月以内に死亡する疾患であった.今回,酵素補充療法承認以前にWolman病と診断した兄妹例を経験した.兄は生後2週間より腹部膨満と四肢るい痩が徐々に進行し,日齢51...

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  • 粘液化生を伴うワルチン腫瘍の 1 例

    熊谷 天斗, 河原 明彦, 安倍 秀幸, 髙瀬 頼妃呼, 村田 和也, 牧野 諒央, 古田 拓也, 内藤 嘉紀, 秋葉 純 日本臨床細胞学会雑誌 62 (4), 209-213, 2023

    ....腫瘍はリンパ組織とともに好酸性細胞と基底細胞の二層構造を示すワルチン腫瘍の所見がみられ,粘液化生細胞は囊胞部と充実部ともに認められた.Fluorescence <i>in situ</i> hybridization 解析において <i>MAML2</i> 遺伝子転座は認められなかった....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献12件

  • 微量元素濃度およびリチウム同位体比による熊本地域広域地下水の起源推定

    髙橋 誠拓, 栗林 千佳, 相原 泰斗, 細野 高啓, 谷水 雅治 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 40-, 2023

    ...<p>地下水中に溶存する硝酸性窒素や有害元素の濃度上昇の原因を特定するためには、地下水の起源を正確に把握する必要があり、元素の同位体比がトレーサーとして利用されている。特にリチウム同位体比は、海水や熱水を起源とする地下水の流入の有無の推定に有用である。...

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  • 福島県猪苗代湖における窒素循環の経年変化の定量

    山口 圭一, 角皆 潤, 松本 佳海, 伊藤 昌稚, 中川 書子 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 220-, 2023

    ...<p> 福島県の猪苗代湖 (表面積:103km²、最大水深:94m) の湖水は、近隣の火山地帯から流入する酸性河川水の影響を受けて1990年代まではpHが5程度と低く、NO₃⁻などの窒素栄養塩が豊富であるにも関わらずほとんど消費されない(=一次生産が不活発な)酸栄養湖に分類されていた。...

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  • 白亜紀海水の炭酸系と海洋の石灰化生物への影響

    鈴木 淳, 木下 峻一, 井口 亮, 飯島 真理子, 大野 良和, 安元 剛, 保高 徹生, 酒井 一彦, 黒柳 あずみ, 川幡 穂高 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 67-, 2023

    ...<p>大気に放出され、海洋に移行したCO2によって海洋の酸性化が進行している。海洋にアルカリ物質を添加して酸性化した海水を中和し、さらに海水のCO2吸収能力を増進する「海洋アルカリ度増進技術」が注目されている。海外では、海洋に各種の石灰を散布したり、CO2反応性の高いカンラン石などを海岸に撒いたりする方策が検討されているが、国内での認知度は低い。...

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  • 特徴的な画像所見により診断に至った自己免疫性グリア線維性酸性蛋白アストロサイトパチーの小児例

    上田 拓耶, 本郷 裕斗, 石田 悠介, 西山 将広, 豊嶋 大作, 山口 善道, 乗本 周平, 木村 暁夫, 丸山 あずさ 脳と発達 55 (6), 438-442, 2023

    ...<p> 近年,アストロサイトの細胞骨格内に存在するグリア線維性酸性蛋白質(glial fibrillary acidic protein;GFAP)への抗体に関連する脳炎が新たな疾患概念として提唱された.亜急性の経過の髄膜脳炎・髄膜脳脊髄炎と特徴的な画像所見を呈するが,多くは成人例である.近年小児例の報告が海外で散見され始めたが,本邦での報告は本症例を除いて1例のみである.症例は5歳8か月の男児.既往歴...

    DOI 医中誌

  • 水蒸気間欠添加がごみ焼却排ガス中HClおよびSO<sub>X</sub>除去効率に及ぼす影響

    増田 雄大, 黄 仁姫, 東條 安匡, 松尾 孝之, 美濃谷 広 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 34 (0), 405-, 2023

    ...<p>本研究ではBF入口の煙道またはBF内に水蒸気を直接に添加し酸性ガス除去効率を向上させる方法について検討を行った。BFを模擬したラボスケール実験装置を用い,水蒸気添加条件が消石灰と酸性ガスの反応機構と酸性ガス除去率に及ぼす影響を定量的に評価した。...

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  • 甲状腺に発生した好酸球増多を伴う硬化性粘表皮癌の1例

    田中 智章, 黒木 直美, 菅瀬 隆信, 後藤 崇, 古賀 倫太郎, 年森 啓隆, 長安 真由美 日本臨床外科学会雑誌 84 (7), 1001-1005, 2023

    ...<p>症例は69歳,男性.30年前より慢性甲状腺炎に伴う甲状腺機能低下症を指摘され,レボチロキシンナトリウム水和物による補充療法が行われていた.約20年前より増大する甲状腺右葉結節に対して穿刺吸引細胞診が行われ,好酸性細胞型濾胞性腫瘍が疑われ,当院を紹介受診となった.頸部エコーでは濾胞癌の可能性も否定できず,診断的治療として手術を行う方針とし,甲状腺右葉切除術を施行した.病理検査所見では散在する腫瘍胞巣...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献12件

  • 和歌山県南部にある熊野酸性岩類山麓にある棚田地形の分布と土石流の関係

    此松 昌彦 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 140-, 2023

    ...今回の研究では、さらに大雲取山周辺の熊野酸性岩類の分布地域全体の山麓を含めた棚田地形の分布をデータを増やして陰陽図から明らかにすることができたので報告する。2.地形・地質概要 紀伊半島には紀伊山地という大きくまとまった山体がある。それから外れた独立した標高500m以上の小さな山が紀伊半島南東部の沿岸に沿って並んでいる。...

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  • 中央構造線と関東山地のナップテクトニクス

    小野 晃 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 322-, 2023

    ...<b>領家ナップのルートゾーン</b>:寄居-小川地域の跡倉ナップには領家外縁帯(Figure B)起原のチャート,泥岩,寄居層,寄居酸性岩類が分布しているが,それらは領家ナップによって被われていた.領家ナップには跡倉ナップに確認されていない領家変成岩(黒雲母+白雲母片岩,片麻岩,黒雲母を含む低温変成岩)やマイロナイトや黒雲母±菫青石ホルンフェルスや片麻状トーナル岩などがかなり広範囲に分布していた....

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  • 東南極プリンスオラフ海岸東部,ちぢれ岩に分布する泥質片麻岩の変成作用と変成年代

    馬場 壮太郎, 中野 伸彦, 加々島 慎一, 亀井 淳志, 外田 智千 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 390-, 2023

    ...,北西方向にトレンドを示し,南に70〜80°傾斜する.構造的下位から上位に向かって,黒雲母に富むザクロ石珪質片麻岩,角閃石に富むザクロ石珪質片麻岩,ザクロ石珪質片麻岩,層状片麻岩(巨晶ザクロ石角閃岩を含む),角閃石黒雲母片麻岩が分布する.これらに角閃岩,ペグマタイト,玄武岩などが貫入している.層状片麻岩は,ゼードル角閃石,ホルンブレンド,カミングトン閃石,ザクロ石,黒雲母などをさまざまな割合で含む酸性...

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  • 北部秩父帯-御荷鉾緑色岩類-三波川帯の構造関係:関東山地のイライト K-Ar 年代からの視点

    清水 以知子, 盧 志強, 板谷 徹丸, 纐纈 結衣, 辺 笛 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 65-, 2023

    ...御荷鉾緑色岩類の最上位のジュラ紀新世の赤色頁岩に挟在される酸性凝灰岩は,柏木ユニットと同じ約 115 Ma のピーク変成年代を示しており,御荷鉾緑色岩類が柏木ユニットのメンバーであるという考えを支持している.関東山地の三波川帯(鮎川ユニット)と北部秩父帯柏木ユニットの間には 30 Ma ほどのギャップがあるが,四国地域もふくめて大域的にみると,付加-沈み込み-上昇サイクルを繰り返す一連の「三波川変成帯...

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  • 南中国の最下部トリアス系スロンボライトの特性と含まれる海綿状組織の起源—大量絶滅事変の影響の再評価—

    江﨑 洋一, 前田 宗孝, 足立 奈津子, 劉 建波 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 75-, 2023

    ...を欠くケラトース海綿由来(Luo and Reitner, 2016)である可能性が高い.ペロイド状粒子やミクライトは,スロンボライトの枠組み形成に関与した微生物類の代謝活動他に,海綿の軟体部の分解産物に起因する可能性も考えられる.ケラトース海綿がクロッツから成るスロンボライトの枠組み間を充填し,残された空隙部をミクライトやペロイド状粒子が順次,充填したと考えられる.ペルム紀末の絶滅事変時には海洋酸性化...

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  • 液状化検体細胞診を用い解析した神経内分泌への分化を伴う HPV 関連子宮頸部低分化型腺癌,ⅠA1 期の 1 例

    梅澤 敬, 館川 夏那, 山本 容子, 林 榮一, 山村 信一, 熊谷 二朗 日本臨床細胞学会雑誌 62 (1), 38-43, 2023

    ...</p><p><b>症例</b>:50 歳代,女性.LBC による子宮頸部細胞診では,細胞の N/C 比が高い円形,卵円形,高円柱状,多核の小型腫瘍細胞が孤立散在性に散見された.核クロマチンは粗顆粒状に分布し,核小体が目立ち,一部に核分裂像やロゼット様構造を認め低分化型腺癌と判定した.子宮頸部円錐切除術の組織標本では,好酸性の細胞質をもった腫瘍細胞による充実性増殖で,水平方向 6 mm の早期病変であった...

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 虫垂炎を契機に診断された10歳女児虫垂神経内分泌腫瘍の1例

    木戸 美織, 和多田 晋, 雨宮 隆介, 小倉 正治, 市東 昌也 日本臨床外科学会雑誌 84 (4), 603-607, 2023

    ...<p>症例は10歳,女児.腹痛を主訴に当院救急外来を受診した.腹部造影CTで虫垂の腫大,糞石様高吸収域,周囲の脂肪織濃度の上昇を認め,急性虫垂炎と診断し腹腔鏡下虫垂切除術を施行した.切除標本では虫垂体部に灰黄色調の1.1×1.5cmの腫瘤と高度の狭窄を認めた.組織学的には粘膜下層から一部漿膜下層にかけて類円形核と淡好酸性細胞質をもつ比較的均一な腫瘍細胞が浸潤し,索状配列を呈していた.核分裂像を認め(...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献10件

  • 極域海洋における生物地球化学研究 ―北極海の成果と南大洋への挑戦―

    原田 尚美, 塩崎 拓平, 渡邉 英嗣, 小野寺 丈尚太郎, 佐藤 都, 木元 克典, 広瀬 侑, 高塚 進 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 204-, 2023

    ...<p>北極海は、地球温暖化や海洋酸性化について全球で最も深刻な状況にある。このように劇的に変化する環境下で、生物生産や物質循環は如何に応答し変化してきているのか?...

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  • 低環境負荷型高反応消石灰による1,4-ジオキサンの発生抑制

    松野 祥太郎, 森川 徹也 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 34 (0), 391-, 2023

    ...低環境負荷型高反応消石灰を使用することで、酸性ガス除去性能は変わらずに、従来の高反応消石灰でみられた1,4-ジオキサンの発生を抑制できることが確認された。また、1,4-ジオキサンの発生は、高反応消石灰から溶出する有機成分と関係しており、その含有量の指標として高反応消石灰のCOD値が利用可能であると考えられる。</p>...

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  • 層状複水酸化物を適用した新型乾式排ガス処理

    森 浩一, 伊藤 一郎, 藤田 聡, 谷津 愛和, 山本 浩, 白井 利昌, 深井 一, 亀田 知人, 吉岡 敏明 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 34 (0), 397-, 2023

    ...<p>廃棄物焼却施設へのCO<sub>2</sub>回収設備の併設が望まれているが、従来乾式処理の保証値レベルでは排ガス中の酸性ガス成分によるCO<sub>2</sub>吸収剤劣化の懸念があり、3 ppm以下を保証できる高度処理が望まれる。...

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  • Balloon cell melanoma の 1 例

    中谷 佳保里, 上尾 礼子, 野村 祐輝, 清原 隆宏 皮膚の科学 22 (3), 181-186, 2023

    ...表皮下層には類円形の淡明細胞が不規則に増殖しており,真皮には好酸性の細胞質を有する類上皮細胞の増殖がみられた。結節中央では大型で明るい泡沫状の細胞質を有する <b>balloon cell </b>の増殖がみられた。いずれの細胞も大小不同で核異型を伴っていた。...

    DOI 医中誌

  • 自己教師あり学習を用いた甲状腺細胞診画像の自動診断補助システム開発

    新岡 宏彦, 安部 政俊, 鈴木 彩菜, 長原 一, 宮内 昭, 赤水 尚史, 廣川 満良 生体医工学 Annual61 (Abstract), 311_1-311_1, 2023

    ...データセットとして、教師ラベル付き甲状腺病変画像データを独自に構築した(良性病変、濾胞腺腫、濾胞癌、好酸性細胞型濾胞性腫瘍、乳頭癌、低分化癌、未分化癌、髄様癌、リンパ腫の全9クラス、全データ数148,981枚)。...

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  • ホタテ貝殻の地盤工学的活用による環境保全と超浅層地盤内へのCO<sub>2</sub>固定化

    小林 薫, 原 龍正, 松元 和伸, 安原 一哉 土木学会論文集 79 (27), n/a-, 2023

    ...による貝殻の質量減少に伴うCO<sub>2</sub>放出量を室内実験により把握した.その上で,河川堤防裏法面補強への適用による超浅層地盤内へのホタテ貝殻敷設による潜在的なCO<sub>2</sub>削減量を試算・評価した.その結果,酸性溶液による貝殻の質量減少に伴うCO<sub>2</sub>放出量は,酸性溶液のpH,貝殻の粒径,暴露時間により異なること,また,河川堤防裏法面補強へ適用した場合のCO...

    DOI Web Site 参考文献6件

  • メディシナルケミストの視点でのフッ素導入による効果(動態及び安全性)

    青木 一真 日本毒性学会学術年会 50.1 (0), S26-2-, 2023

    ...これは、フッ素原子が水素原子とほぼ同じ大きさであるため、水素原子の生物学的等価体として機能すると同時に、高い電気陰性度、大きな結合エネルギー、高い脂溶性など独特な特徴を有し、フッ素原子の導入による生体との相互作用の増強、酸性度増大、塩基性度低減、代謝安定性の向上、膜透過性の向上などを通じ医薬品として重要な生物活性、動態、物性、毒性を制御することが可能となるためです。...

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  • 遺伝子組換え蛍光シルク繭を活用したタンパク質の変性を体感できる授業の実践

    枦 勝, 小島 桂 生物教育 65 (1), 24-29, 2023

    ...<p>高等学校の生物において,酵素以外でタンパク質の性質を理解するための実験や,遺伝子組換え技術に興味を持つことができる実験が求められている.そこで,本研究では,遺伝子組換えカイコの蛍光シルク繭(GFP繭やRFP繭)を利用したタンパク質の性質を理解するための実験を検討した.その結果,蛍光シルク繭の切片は高温や強い酸性や強いアルカリ性につけることで蛍光を発しなくなったり,蛍光が少なくなったりすることが...

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  • 湿式法前処理による液晶ポリマーへの銅めっき

    高木 道則, 堀内 義夫, 渡邊 充広 エレクトロニクス実装学会誌 26 (1), 125-133, 2023-01-01

    ...本研究では,これらの課題を改善することを目的に,アルカリ処理,弱酸性過マンガン酸塩処理,シランカップリング処理を組み合わせた前処理工程により,表面を改質し,低粗度,短時間で無電解銅めっきを行う方法を検討した。</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献5件

  • 耳下腺硬化性多嚢胞腺症の1例

    斉藤 あゆみ, 吉田 崇正, 山元 英崇, 安松 隆治 口腔・咽頭科 36 (1), 82-88, 2023

    ...症例は45歳女性.3ヵ月前に左耳下部腫瘤に気づき当科を受診した.左耳下腺浅葉に2cm大の充実性腫瘤を認め,MRIや穿刺吸引細胞診では多形腺腫やワルチン腫瘍などの良性腫瘍が疑われた.初診から2ヵ月後に左耳下腺浅葉切除術を行った.組織学的には,辺縁部が脂肪に富む腫瘤で,中心部では豊富な線維成分の中にアポクリン化生を伴う上皮が管状・篩状に増生し,腺房細胞内に好酸性の顆粒を認めた.硬化性多嚢胞腺症(SPA)...

    DOI 医中誌

  • 第VIII因子A1ドメインの酸性領域はトロンビンによる活性化及び開裂を促進する

    中島 由翔 日本血栓止血学会誌 34 (4), 480-487, 2023

    <p>第VIII因子(FVIII)はトロンビンによってArg372,Arg740,Arg1689を開裂することにより活性化される.野上らは,FVIII A2ドメインにトロンビンによるArg372開裂を制御する部位が存在することを示した.本研究では,Arg372開裂とFVIII A1ドメイン337~372残基の相互作用に着目した.アラニン置換したFVIII変異体(Y346AおよびD347A/D34…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献21件

  • 皮膚に腫瘤形成を伴わないメラニン色素低産生性の豚の悪性黒色腫の1例

    川口 絵梨, 鹿嶋 傳, 大辻 恵理花, 大森 笑子, 中島 孝郎, 大島 克司, 相原 尚之 日本獣医師会雑誌 76 (8), e197-e201, 2023

    ...<p>豚,デュロック種,去勢,6カ月齢の左肺に手拳大の淡赤褐色腫瘤が認められた.また,肺の腫瘤よりは小さな粟粒大から胡桃大の灰白色,白色あるいは淡黒色の結節が多臓器に観察された.肺の腫瘤では腫瘍細胞は紡錘形で,長楕円形の核及び弱好酸性の細胞質を有していた.腫瘍細胞はHE染色ではメラニン色素が明らかではなかったが,フォンタナ・マッソン染色では微細な陽性顆粒が確認された.また,腫瘍細胞はMelan-A,...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献4件

  • 農地還元に向けた養殖水槽の沈殿固形物の性状及び塩分についての考察

    山岡 賢, 仲村 一郎, 金城 和俊, 遠藤 雅人, 山科 芙美香, 山内 千裕 農業農村工学会論文集 91 (2), I_149-I_155, 2023

    ...<p>海水魚(ヤイトハタ)を飼育する養殖水槽の沈殿固形物(魚のふん,残餌等)を回収して農地還元することを目指して,沈殿固形物の肥料成分や塩分などの性状を調査した.沈殿固形物はpH4.9と酸性を示し,C/N比は牛ふん及び豚ふんの値を下回った.全窒素及びりん酸の含有量は牛ふん及び豚ふんの値を上回ったが,カリでは大きく下回った.沈殿固形物の重金属の含有量は,汚泥肥料の許容量を大きく下回った.また,沈殿固形物...

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  • 海洋における現場型pH/pCO2センサの現場適用

    山口 三亜佳, 下島 公紀 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 50-, 2023

    ...<p>今日における海洋のpH測定技術は、主に海洋酸性化のモニタリングや海底下二酸化炭素貯留(Carbon Capture and Storage: CCS)の環境影響評価などに利用され、注目されている。これらの調査には、長期間・広範囲の連続したpHデータが必要であり、適したpH測定技術として「現場型pH/pCO2センサ」が挙げられる。...

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  • 霧島山(硫黄山)2018年火口に湧く強酸性熱水の地球化学的特徴

    谷口 無我, 大場 武, 気象庁 福岡管区気象台, 気象庁 鹿児島地方気象台, 気象庁 宮崎地方気象台 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 174-, 2023

    ...これらの超酸性熱水は火口跡での蒸発によってD, <sup>18</sup>O, あるいは溶存するH<sup>+</sup> やCl<sup>-</sup>を濃縮していると考えられる.</p>...

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  • HCl 除去に及ぼすCO<sub>3</sub>型Mg-Al 系層状複水酸化物の性状の影響

    西谷 清花, 亀田 知人, 熊谷 将吾, 齋藤 優子, 森 浩一, 伊藤 一郎, 鈴木 雅博, 吉岡 敏明 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 34 (0), 399-, 2023

    ...そのため、環境負荷が小さい酸性排ガス処理プロセスの確立が求められてきた。CO<sub>3</sub>型Mg-Al系層状複水酸化物(CO<sub>3</sub>・Mg-Al LDH)は、酸性ガス除去とアニオン交換による構造再生が可能であり、この機能を活かした新たな酸性ガス循環処理プロセスが構築できる。...

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  • 水酸化ドロマイトでの酸性ガス処理における飛灰への影響と不溶化剤使用量削減事例

    中村 拓哉, 岡村 達也, 高橋 修一 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 34 (0), 429-, 2023

    ...<p>廃棄物焼却施設から発生する酸性ガスの処理に高反応性消石灰と同等の酸性ガス処理能力を有する水酸化ドロマイトが使用されることがある。水酸化ドロマイトは薬剤中のCa(OH)<sub>2</sub>含有量が少ないにも関わらず高反応性消石灰と同等量の酸性ガスとの反応が起こるため、飛灰に混入する未反応消石灰量が減るという副次効果が得られる。...

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  • 処分場でのCCS実現可能性における酸性雨の影響評価

    山﨑 拓, 國弘 彩, 疋田 貴大 廃棄物資源循環学会論文誌 34 (0), 106-112, 2023

    ...その結果,煤塵 1 g に対して,CO<sub>2</sub> がすべて再放出されるには 0.820 m<sup>3</sup> 以上の酸性雨が必要であることが判明した。最終処分場に埋め立てたと仮定した場合,酸性雨による再放出率は,30 年経過したとしても 7.84 × 10<sup>−4</sup> % と非常に低いことが示唆された。...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 猪苗代湖流入河川の河岸に敷設されたリターバッグ内の中型土壌動物

    中村 和德 日本水処理生物学会誌 59 (4), 59-66, 2023

    ...本研究は猪苗代湖流入河川河岸の植生帯の有機物分解に関する生物学的な基礎的情報を得るために、リター分解への関与が指摘される土壌動物の組成を中性と酸性の2河川において調査したものである。猪苗代湖流入河川河岸のヨシ群落に、枯れたヨシ茎(ヨシリター)を入れた2種類の網目のリターバッグを設置し、そのヨシリターと設置周辺土壌の土壌動物を設置から3ヶ月(3月)~12ヶ月(12月)の間調査した。...

    DOI Web Site 参考文献15件

  • スルフォラファンによるNrf2非依存的なセレノプロテインP発現抑制機構

    叶 心瑩, 外山 喬士, 斎藤 芳郎 日本毒性学会学術年会 50.1 (0), P1-047S-, 2023

    ...さらにリソソーム内pH指示薬Lysotrackerを用いた検討から、SFNはリソソームの酸性化を亢進することも明らかとなった。SFNは転写因子Nrf2の活性化剤として知られている。実際SFNは上記条件でNrf2を活性化したが、リソソームの酸性化やSePの減少に対してNrf2 siRNAは効果を示さなかった。このことから、SFNによるSePの減少はNrf2非依存的な作用であると考えられた。...

    DOI

  • 細胞外Flux Analyzerを用いたミトコンドリア毒性評価に基づく臨床における臓器毒性リスクの予測

    椿原 伊織, 牟田 恭尭, 大内 啓史, 庄司 昌伸, 池内 悠, 益山 拓 日本毒性学会学術年会 50.1 (0), P3-276-, 2023

    ...<p>【背景】 </p><p>臓器毒性の発現機序の一つと知られるミトコンドリア毒性を<i>in vitro</i>で評価する手法として細胞外Flux Analyzerを用いて細胞内酸素消費率(OCR)及び細胞外酸性化速度(ECAR)への影響を調べる評価法が挙げられるが,OCR及びECARの変化の程度から臨床における臓器毒性発現リスクを推測することは容易ではない。...

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  • 腹腔鏡下に切除した肝原発血管周囲類上皮細胞腫瘍の1例

    鈴木 崇之, 神谷 潤一郎, 山田 千寿, 三浦 世樹, 金子 高明, 竹内 男 日本臨床外科学会雑誌 84 (9), 1485-1490, 2023

    ...<p>症例は48歳,女性.右季肋部痛を主訴に前医を受診.腹部超音波検査で肝S5に40mm大の腫瘍を指摘され,当科へ紹介となった.血液検査上は特に異常を認めなかったが,ダイナミックCT, EOB-MRIで腫瘍は早期相で濃染し,後期相でwash outを認めたため,肝細胞癌と診断し腹腔鏡下肝S5部分切除を施行した.病理組織診断では好酸性胞体と明るい核クロマチン,明瞭な核小体を有する大型でpolygonal...

    DOI Web Site Web Site ほか1件

  • (エントリー)関東山地四万十帯小仏層群盆堀川層と相模湖層群権現山層の年代論と後背地

    坂東 晃紀, 淺原 良浩, 大藤 茂 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 66-, 2023

    ...<b>【地質概説】</b><b></b> 関東山地四万十帯は,北から順に白亜系の大滝層群,小河内層群,小仏層群,及び古第三系の相模湖層群に区分される(例えば,酒井,1987;Hara and Hisada, 1998).盆堀川層では,酒井ほか(1987)が,酸性凝灰岩からAlbian 階に対比される放散虫化石を,Yagi (2000) などが,珪質・凝灰質頁岩及び頁岩から後期白亜紀Turonian~...

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  • セラミック担体 Pt 触媒の酸素還元高活性要因の解析

    松本 匡史, 柿沼 克良, 犬飼 潤治, 今井 英人 SPring-8/SACLA利用研究成果集 10 (6), 550-554, 2022-12-28

    ...高温下の酸性雰囲気下でも耐久性に優れた SnO<sub>2</sub> や TiO<sub>2</sub> などのセラミックナノ粒子を担体とした Pt 触媒の開発が進められており、耐久性だけでなく触媒活性も従来のカーボン担体 Pt 触媒を超える触媒も合成されてきている。...

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  • 臨床的に Chronic Expanding Hematoma の所見を伴った Giant Vascular Eccrine Spiradenoma の 1 例

    髙木 萌, 大賀 保範, 佐藤 絵美, 山口 和記, 古賀 佳織, 青木 光希子, 今福 信一 西日本皮膚科 84 (6), 541-546, 2022-12-01

    ...しかし,腫瘤の一部では小型の濃染核とわずかな細胞質からなる基底細胞様細胞と比較的豊富な好酸性細胞質からなる扁平上皮様細胞により構成される腫瘍成分が認められ,出血と血管の増生を伴っており,らせん腺腫の亜型である giant vascular eccrine spiradenoma(GVES)の所見であった。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献15件

  • 島原半島窒素負荷低減計画における運用実態の変遷

    渡辺 貴史, 濱崎 宏則, 中川 啓 地下水学会誌 64 (4), 273-290, 2022-11-30

    <p>長崎県島原半島は,深刻な地下水汚染が発生している地域の一つである。長崎県は,2006年10月に,島原半島窒素低減計画を策定した。本研究では,文書分析とインタビューにより,島原半島窒素負荷低減計画の運用実態の変遷を明らかにした。主要な成果は,次の通りである。(1)第1期計画の策定の着手時には,遅れがみられた。(2)目標としては,達成期間に応じて,4つの目標(短期目標,中期目標,長期目標,最終…

    DOI Web Site 参考文献1件

  • LC-MS/MSによる畜産物中のキンクロラックの分析法

    竹脇 優太郎, 岡部 亮, 根本 了, 青栁 光敏 食品衛生学雑誌 63 (5), 177-181, 2022-10-25

    ...<p>畜産物中のキンクロラック分析法として,試料からキンクロラックをアセトン–塩酸(99 : 1)混液で抽出し,塩基性条件下酢酸エチルで洗浄した後,酸性条件下酢酸エチルで抽出し,LC-MS/MSで定量および確認する方法を開発した.開発した分析法を用いて,牛の筋肉,牛の脂肪,牛の肝臓,牛乳および鶏卵の5食品に対し,キンクロラックを残留基準値濃度および0.01 m/kg相当濃度で添加し,回収試験を行ったところ...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献5件

  • 秋田県・田沢湖の水収支・化学物質収支に基づく水循環機構

    知北 和久, 網田 和宏, 大八木 英夫, 岡田 純 陸水物理学会報 43 (0), 14-15, 2022-10-24

    ...秋田県・田沢湖では,発電と灌漑のため1940年に強酸性温泉水を含む玉川の水が導入され,これによって湖水のpH が6.7 から4.2 に低下し,固有種のクニマス(紅鮭の陸封型)が絶滅した。1991 年に,玉川温泉下流に中和処理施設が建設され,これによって湖水pH は4.2 から5.2 に上昇し,現在に至っている。...

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  • 超音波検査で動脈の拍動が認められた Myopericytoma

    中川 浩一, 東田 理恵, 松尾 彩子, 岡林 綾 西日本皮膚科 84 (5), 434-437, 2022-10-01

    ...腫瘍細胞は好酸性の胞体を持ち,紡錐形ないしは短紡錘形で細かい血管の周りを同心円状に配列されている。α-smooth muscle actin:陽性,desmin:陰性で myopericytoma と診断した。過去の本邦報告例を集計したが,超音波検査を行った症例は少なく,血管の拍動の記載はなかった。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献7件

  • 眼科用DDS技術「DuraSite<sup>Ⓡ</sup>」を応用したアジマイシン<sup>Ⓡ</sup>点眼液1%の開発

    西田 憲晃, 鹿村 悠子, 礒脇 明治 Drug Delivery System 37 (4), 349-353, 2022-09-25

    ...アジスロマイシンは良好な組織移行性を示し、酸性pHで安定な特徴をもつ薬物である。また、アジマイシン<sup>Ⓡ</sup>点眼液1%の製剤技術には、ポリカルボフィル等を配合した眼科用Drug Delivery System技術のDuraSite<sup>Ⓡ</sup>が応用されている。ポリカルボフィルは増粘や粘膜接着性により、眼表面の薬物滞留性および眼内への薬物移行性を向上させることができる。...

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 軟性内視鏡の感染制御

    中野 隆史, 岡野 高之 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 125 (9), 1344-1352, 2022-09-20

    ...そのような状況下において, 強酸性電解水を用いた消毒が注目されている....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献21件

  • コッククロフト・ウォルトン回路を用いた短ギャップ放電波形と計測器の関係

    薬師寺 典亮, 堀 海翔, 河野 鈴哉, 鄒 明志, 島元 世秀 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2022 (0), 329-329, 2022-09-15

    ...非熱平衡プラズマの電子温度は大気の気体温度より高い状態であり,酸性雨の原因である窒素酸化物(NOx),硫黄酸化物(SOx)等の除去などに用いられている。本実験ではコッククロフト・ウォルトン回路を用い,短ギャップ長における放電電流をオシロスコープで計測し,時間レンジを変化させて短ギャップ中の放電特性を調べたので報告する。</p>...

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