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検索結果 1,448 件

  • 沈み込み帯におけるアルカンの熱分解・重合反応に対する圧力、水の影響

    滝本 樹奈, 篠崎 彩子, 永井 隆哉, 三村 耕一 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 147-, 2023

    ...無水条件では、温度の上昇、反応時間の増加に伴う反応の進行、圧力の増加に伴う重合反応の促進、および脱水素を伴う二次的な重合反応が観察された。含水条件では、水の影響により反応が促進された可能性が示された。反応生成物の違いから、含水条件と無水条件とで異なる反応が起きたことが示唆された。</p>...

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  • エポキシ樹脂用機能性硬化剤としてのイミダゾリウム塩系イオン液体の構造と特性(下)

    小池 常夫 ネットワークポリマー論文集 43 (6), 262-274, 2022-11-10

    ...最も広く受け入れられている硬化機構は,イミダゾリウム塩の脱アルキル化後に生成されるイミダゾール誘導体によるエポキシ樹脂のアニオン重合反応に基づいていて,脱アルキル化の程度は主にアニオン種の性質に依存している。この脱アルキル化に加えて,Nヘテロ環状カルベンの形成がエポキシ樹脂硬化プロセスに関与しているという提案もなされている。...

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  • 反応熱分解GC及びMALDI-MSによるアミノフェノール単位を含む全芳香族液晶ポリエステルの分子構造解析及び重合反応過程の解明

    大谷 肇, 杉本 沙哉佳, 平野 美智子, 加藤 浩一, 塩飽 俊雄, 横田 俊明 分析化学 71 (10.11), 571-578, 2022-10-05

    ...<p>4-ヒドロキシ安息香酸,イソフタル酸及び4-アミノフェノール単位からなる,三元共重合型全芳香族液晶ポリエステル(LCP)試料について,それらの分子構造解析結果をもとに,当該LCPの重合反応過程の解明を試みた.反応温度を徐々に上昇させながら縮合反応させる重合の各段階で逐次サンプリングして,重合度の異なる7種類のLCP試料を調製した.これらをまず有機アルカリ共存下での反応熱分解ガスクロマトグラフィー...

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  • 発酵茶製造時におけるカテキン類の酸化重合反応に関する研究

    柳瀬 笑子 化学と生物 60 (7), 346-351, 2022-07-01

    <p>発酵茶の高分子ポリフェノールは,加工過程でカテキン類より生成することが知られているが化学構造は長い間不明のままである.本研究ではカテキン類の変化に注目して有機化学的な視点から明らかにすることでその謎の解明を目指した.</p>

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  • アクリル樹脂

    槇野 隆之 色材協会誌 95 (2), 28-33, 2022-02-20

    ...またその原料となるモノマーの種類は多様であり,その組み合わせによる共重合反応によりさまざまな機能をもったポリマーを設計できる。塗料用途に用いられるアクリル樹脂においても,ラジカル重合によるさまざまな製造法,モノマーの多様性などから他樹脂に比べ樹脂設計の自由度が大きいという強みを有する。...

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  • 沈み込み帯におけるアルカン熱分解・重合反応のGC-MS解析

    滝本 樹奈, 篠崎 彩子 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 218-, 2022

    ...反応生成物として、熱分解による炭素数9~24の<i>n</i>-アルカンと、重合反応による分岐アルカンが見つかった。高温高圧下では重合反応が促進される。0.5 GPa, 400℃, 96時間での反応後に不溶成分からglassy carbonが検出されたことから、脱水素を伴う二次的な重合反応が進行したと考えられる。</p>...

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  • アクチンタンパク質のテラヘルツ波による構造操作

    山崎 祥他 応用物理 90 (12), 748-751, 2021-12-01

    ...<p>アクチンは細胞内に存在する主要なタンパク質の1つであり,重合反応によって繊維構造を形成する.アクチン繊維は,細胞の骨格として細胞形態を維持する役割をもち,さらに皮膚の傷が治る過程(創傷治癒)における細胞の移動や,がん細胞の浸潤・転移などにも中心的な役割を果たす.また,DNAの格納領域である細胞核では,アクチン繊維が遺伝子の発現機能を制御し,遺伝子初期化(万能細胞形成)にも関与することが知られている...

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  • 各種バイオマス原料から液体輸送燃料への触媒変換

    劉 彦勇 Journal of the Japan Petroleum Institute 64 (6), 317-330, 2021-11-01

    ...重合反応系としてはフィッシャー・トロプシュ合成,混合アルコールの合成およびエチレンのオリゴマー化が含まれ,水素化処理反応系としてはクラッキング,異性化,脱酸素が属しており,それぞれの反応に適する金属触媒,固体酸触媒あるいは金属と固体酸を含む二元機能触媒を開発した。...

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  • 紫外線硬化樹脂の性質を利用した,高分子化学実験教材の開発

    植田 幹男 理科教育学研究 62 (1), 211-220, 2021-07-30

    ...<p>本研究では,紫外線硬化樹脂の反応機構であるラジカル重合反応を利用し,高等学校高分子化学分野における新規実験材料および外部実験講座に適した教材の開発を行った。これまでに,種々のラジカル開始剤と多官能モノマーを用いた紫外線硬化樹脂が,市村(2010)により多数報告され,工業的材料として幅広く活用されている。...

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  • 電子スピン共鳴法(ESR)による材料の評価

    島田 愛子 色材協会誌 94 (2), 47-51, 2021-02-20

    ...それらは物質の酸化還元反応,重合反応,電気分解,劣化などさまざまな化学反応にて生じる。また,その不対電子の存在が材料の特性を決定づける鍵となる場合もある。本稿ではESR法の基礎といくつかの試料を用いた応用例を紹介する。</p>...

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  • 原子間力顕微鏡によるアミノ酸と黄鉄鉱表面欠陥の相互作用解析

    片山 海渡, 石川 大輔, 原 正彦 日本表面真空学会学術講演会要旨集 2021 (0), 3P04-, 2021

    ...<p>生命の誕生を記述する化学進化説において,鉱物表面はアミノ酸が縮合重合し得る反応場として考えられている.特に黄鉄鉱は,地球上最も存在する硫化鉱物であり,表面上の欠陥構造とアミノ酸の強い吸着が,アミノ酸の重合反応を引き起こした可能性がある.しかし,アミノ酸の吸着状態などの詳細は未解明である.本研究では,アミノ酸1分子と黄鉄鉱表面上の欠陥構造との相互作用力測定から,吸着状態の解明に取り組んだ....

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  • 電子線照射した道路用アスファルトの物理化学的性質に関する基礎研究

    曲 慧, 平戸 利明, 森川 祐, 原田 健太郎, 高木 秀彰 土木学会論文集E1(舗装工学) 77 (2), I_45-I_52, 2021

    ...<p> アスファルト舗装の長寿命化を図るため,高分子材料により改質する方法が一般的に用いられている.材料改質において,化学的アプローチのほかに,材料に電子線を照射することで物理的に重合反応を促進させる方法が,自動車,医療・医薬品,電気・電子材料などの分野で利用されている.本研究では,電子線照射したアスファルトの物理化学的性質を理解し,照射によるアスファルトの改質効果,および劣化アスファルトの回復再生方法...

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  • マイクロ光造樹脂の細胞毒性低減化手法

    井上 佳則, 生田 幸士 生体医工学 Annual59 (Abstract), 145-145, 2021

    ...<p>熱溶融型、粉体焼結方式の3Dプリンタに比べマイクロ光造形法は、液体樹脂のプールに紫外線レーザーを照射することで光重合反応により液体樹脂を硬化させる。ため加工精度が圧倒的に高い。しかし重合反応の開始剤が不可欠で、本質的にラジカルな素材であるため生体への毒性が高いという問題があった。筆者らは光硬化後の造形樹脂上での細胞培養試験を行い、高い細胞毒性を確認した。...

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  • 担持金属触媒を用いた超臨界水中でのリグニン解重合反応による芳香族モノマーへの変換

    山口 有朋, 三村 直樹, 瀬川 敦司, 真崎 仁詩, 佐藤 修 Journal of the Japan Petroleum Institute 63 (4), 221-227, 2020-07-01

    ...我々は,活性炭担持パラジウム,白金,ロジウム,およびルテニウム触媒(Pd/C,Pt/C,Rh/CおよびRu/C)を用いて超臨界水中(658~688 K)にて反応時間0.5~3時間で,オルガノソルブリグニンの解重合反応による芳香族モノマーへの変換を検討した。Ru/C触媒は,リグニン解重合反応による芳香族モノマー製造には活性を示さず,メタンや二酸化炭素などのガス生成物への変換に活性を示した。...

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  • 水系メカノケミカル重合によるシリカフィラーの調製

    木俣 光正 ホソカワ粉体工学振興財団年報 27 (0), 42-47, 2020-05-25

    ...<p>メカノケミカル重合法は,粉砕操作により生じる粉体破断面の活性点を利用した重合反応であり,粉砕された無機表面をほぼ完全にポリマー被覆できる方法である.そこで,現在リサイクル達成率の低い自動車の廃ガラスに着目し,これをメカノケミカル重合処理により,シリカフィラーとして再利用することを考えた.我々は最近,遊星ミルのような粉砕能力の高い粉砕機でメカノケミカル重合反応を行うことにより,水溶媒中においてポリマー...

    DOI Web Site 参考文献6件

  • イオン液体を用いたアカマツからリグニンの抽出および改質

    王 秀輝, 銭 衛華 Journal of the Japan Petroleum Institute 63 (2), 102-105, 2020-03-01

    ...各イオン液体中での抽出リグニンの解重合反応性と回収率に基づき,<i>N</i>-アリル-ピリジニウムクロリド([Apy]Cl)をアカマツからのリグニン抽出に用いた。セルロースはアカマツのイオン液体溶液からメタノールを用いて回収し,リグニンは水とアセトニトリルを用いて回収した。アカマツからリグニンの最大回収率は98.7 wt% に達した。</p>...

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  • リグニンモデル化合物の分解挙動から予想されるリグニン解重合反応による芳香族モノマー製造

    山口 有朋, 三村 直樹, 白井 誠之, 佐藤 修 Journal of the Japan Petroleum Institute 62 (5), 228-233, 2019-09-01

    ...さらに,我々はオルガノソルブリグニンの解重合反応によるモノマー収率の予測と実験結果を比較した。実験で実際に得られるモノマー収率は予想結果と同じ担持金属触媒の順となった。しかし,実験結果でのモノマー収率は予想されるモノマー収率よりも低くなった。これは,モデル化合物の分解反応中には再重合反応があまり進行しないのに対して,リグニンの解重合反応中には再重合反応が進行するためと考えられる。</p>...

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  • リビングラジカル重合による透明耐熱アクリル系ブロック共重合体の合成

    髙田 康平, 辻 渚, 鈴木 祥仁, 松本 章一 高分子論文集 76 (2), 113-140, 2019-03-25

    ...アクリル系ブロック共重合体の合成に関する研究成果に焦点をあてて総括を行う.アダマンチル基を含むポリアクリル酸エステルの精密構造制御,高ガラス転移温度セグメントを含むポリアクリル酸エステルブロック共重合体の構造と物性,リビングラジカル重合による剛直鎖をもつポリフマル酸エステルの構造制御,ジチオベンゾエートおよびトリチオカーボネート型連鎖移動剤を用いた可逆的付加開裂連鎖移動重合によるフマル酸ジイソプロピルの重合反応制御...

    DOI Web Site Web Site 参考文献65件

  • L-アラニンの圧力誘起重合反応における出発試料の結晶子サイズと多量体生成量との関係

    織田 翔太郎, 石山 遼, 藤本 千賀子, 鍵 裕之 日本地球化学会年会要旨集 66 (0), 51-, 2019

    ...また、LC-MSでの分析結果より、粉砕により重合反応がわずかに進行することが示された。加えて、L-アラニンの水溶液を液体窒素内に噴霧し、急冷により非晶質物質を析出させたのち、真空中で氷を昇華させる凍結乾燥実験も行った。これらの方法で得た結晶性の低いL-アラニンを出発試料として室温高圧実験を行い、2量体と3量体の生成量を先行研究と比較して報告する。</p>...

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  • イミド配位ニオブ—アルキリデン錯体による2置換アセチレンのメタセシス重合

    伊澤 樹, 野村 琴広 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2019f (0), 187-, 2019

    ...<p>アリールイミド配位ニオブ−アルキリデン錯体の存在下、報告例の希少な、2置換アセチレンのメタセシス重合反応が進行可能とすることが明らかとなった。本発表ではイミド配位子上の置換基の異なる各種ニオブ−アルキリデン錯体の合成と各種2置換アセチレン重合の反応性に関する検討結果を中心に紹介するつもりである。</p>...

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  • 二層型二核金属錯体触媒によるオレフィン重合・共重合

    竹内 大介, 高野 重永, 千葉 友莉子, 岩澤 孝, 小坂田 耕太郎 高分子論文集 75 (6), 507-514, 2018-11-25

    ...オレフィン重合反応において,二核金属錯体触媒は,しばしば単核金属錯体触媒とは異なる触媒特性を示すことが知られている.従来報告されている二核金属錯体触媒の多くは,単核錯体の配位子を柔軟なスペーサーで連結した構造を有していた.本研究では,金属間における共同効果の効率よい発現を期待し,二つの金属中心が近接した位置に固定された二層型環状二核錯体の設計を行った.それらがエチレンやα-オレフィンの重合において,...

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  • 天然繊維と合成繊維の化学

    宮沢 哲 化学と教育 66 (9), 444-447, 2018-09-20

    ...繊維は自然界から得られるセルロース系の植物繊維,タンパク質系の動物繊維の天然繊維,セルロース系の植物繊維を化学処理した化学繊維および石油から得られる化学物質を重合反応により高分量化したポリマーである合成繊維に大別される。天然繊維の歴史は古く約5000年前から人類が生活の中で使用してきた。...

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  • レドックス重合による微粒子調製ダブルネットワークゲルの合成

    菊地 克也, 平野 克彦, 黒澤 孝一, 飯島 哲朗, 玉手 英明, 川上 勝, 古川 英光 高分子論文集 75 (4), 381-386, 2018-07-25

    ...のみを変えたP-DNゲルを数種類合成し,圧縮試験および走査型顕微光散乱装置による測定を行った.開始剤および触媒比率は小さいほうが,メッシュサイズが小さく高強度となることが確認でき,中でもモノマー比で開始剤0.2 mol%,触媒0.1 mol%としたP-DNゲルは光重合で合成したP-DNゲルを上回る圧縮破断応力を示した.含水率は光重合時とほぼ同等であった.光重合ではレーザなどの高輝度光源を使用しない限り重合反応...

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  • 粉砕するだけでポリマーコーティング

    木俣 光正 化学と教育 66 (5), 228-231, 2018-05-20

    ...その中で,粉砕により粉体の新鮮表面に生じるラジカルやイオンを利用した高分子の重合反応をメカノケミカル重合反応という。ここでは,まず,粉砕のメカニズムから粉砕装置,メカノケミカル現象について概説した後,メカノケミカル重合反応について,メカノラジカルの生成とともにその反応を利用した様々な複合材料の調製例を示し,粉砕によるポリマーコーティングの利点を説明する。</p>...

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  • ポリエチレン

    伊東 章 化学と教育 66 (5), 252-253, 2018-05-20

    ...この重合反応は新しい触媒の開発で可能となった。ポリエチレンの製造方法の歴史と現在のプロセスを解説する。</p>...

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  • エマルションゲル化法を用いた機能性ゲルの開発

    徳山 英昭 Oleoscience 18 (6), 275-279, 2018

    ...本手法は,モノマーを含むプレゲル水溶液に不活性な微小油滴(例えば数μm)を分散させたoil-in-water(O/W)エマルションの水相を重合反応でゲル化させるものである。これにより,微小油滴を内包する高分子ハイドロゲルであるエマルションゲルが作製され,さらに油滴を洗浄除去することで球状の独立した孔を有する多孔質ゲルが得られる。...

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  • 原子間力顕微鏡を用いたアミノ酸と鉱物表面の吸着相互作用解析

    水野 聡, 矢野 隆章, 原 正彦 表面科学学術講演会要旨集 2018 (0), 411-, 2018

    ...化学進化の一端を担う重合反応は、特に反応場とアミノ酸の特異的な吸着により活性化されることから、アミノ酸の吸着状態や吸着相互作用力の解明が求められている。本研究では、原子間力顕微鏡を用いて黄鉄鉱表面におけるアミノ酸単一分子の吸着力を定量分析し、黄鉄鉱表面の局所物性に依存した特異的な吸着相互作用を明らかにした。...

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  • 沈み込み帯の温度圧力条件における窒素を含む芳香族化合物の相変化と化学反応

    篠崎 彩子, 三村 耕一, 西田 民人, 中野 智志 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2018 (0), 94-, 2018

    ...ピストンシリンダー実験の回収試料の分析から、0.5/1.0 GPaでは250℃以上、1.5 GPaでは275℃以上で、フタラジン残留量の顕著な減少と、分解、重合反応による生成物が観察され、化学反応が起きた事が認められた。さらに回収試料のN/C比の顕著な低下が観察され、重合反応の際に、窒素が選択的に放出されることが示された。...

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  • オレフィン重合における遷移金属錯体触媒

    竹内 大介, 小坂田 耕太郎 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2018f (0), 175-, 2018

    ...オレフィン重合反応は通常の開始剤ではおこらず、遷移金属触媒を用いることによって円滑に進行する。錯体触媒を用いる均一系のオレフィン重合反応は、不均一系の反応と異なる選択性を示すこと、適用できる単量体に違いがあること、反応機構について明確な知見が得られること、などの特徴を有している。演者の研究を含めて、錯体触媒、特に後期遷移金属錯体を用いた重合反応について、最近の成果を述べる。...

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  • 室温におけるアミノ酸の圧力誘起ペプチド化

    藤本 千賀子, 鍵 裕之, 篠崎 彩子, 三村 耕一, 西田 民人, 後藤 弘匡 日本地球化学会年会要旨集 65 (0), 76-, 2018

    ...しかし、疎水性や酸性、塩基性といったアミノ酸側鎖の性質による圧力誘起重合反応への影響はいまだ判明していない。また、性質の異なるアミノ酸同士の反応性も未知数である。そこで、まずはアミノ酸側鎖による圧力誘起重合反応への影響を確認するため、隕石中にも含まれるグリシンやβアラニン、グルタミン酸などに対する室温での加圧実験を試みた。</p>...

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  • 沈み込み帯の温度圧力条件における 芳香族化合物中の窒素の挙動

    篠崎 彩子, 三村 耕一, 西田 民人 日本地球化学会年会要旨集 65 (0), 180-, 2018

    ...フタラジンの場合は250-275℃で芳香環の開裂と窒素の放出を伴う重合反応が起きたのに対し、1,5ナフチリジンの場合には325℃での窒素の放出を伴わない二量化、三量化が見られた。窒素が芳香環内でN-N結合をもつ場合は深さ20-80 km程度で放出されるが、窒素が芳香環内に孤立して存在している場合は、より深部まで有機物が窒素を含んだまま沈み込みうる。</p>...

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  • 硬化条件がシアノアクリレート系接着剤の接着強度に及ぼす影響

    吉田 瞬, 古杉 美幸, 権頭 生波, 泉谷 光俊, 川端 康介, 杉林 俊雄 Journal of The Adhesion Society of Japan 53 (12), 424-431, 2017-12-01

    ...<p>単純重ね合せ継手を用いて,接着時及び硬化時の湿度,硬化時間及び接着層厚さが一液性湿気硬化型シアノアクリレート系接着剤の接着強度に及ぼす影響について調べるとともに,接着強度と重合反応の分析結果との相関関係について調べた。被着体は一般構造用圧延鋼材SS400 を用いた。接着面はフライス加工後,研削加工を施した。また,接着時と硬化時の湿度は一定とした。...

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  • N-アリルマレイミド共重合体の熱硬化反応と金属接着特性

    仙波 諒介, 大幡 涼平, 松本 章一 Journal of The Adhesion Society of Japan 53 (7), 235-243, 2017-07-01

    ...<p>本研究では,反応性を有する置換基を側鎖に含むマレイミド共重合体を合成し,後重合反応を利用した熱硬化挙動およびこれら硬化系の金属に対する接着特性について検討を行った。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献4件 参考文献23件

  • ジオポリマーの研究開発の現状

    一宮 一夫 コンクリート工学 55 (2), 131-137, 2017

    ...<p>ジオポリマーは水ガラス等のアルカリシリカ溶液とフライアッシュ等のアルミナシリカ粉末の縮重合反応で生成される固化体であり,ポルトランドセメントと同等またはそれ以上の性能を有する材料として近年関心が高まっている。ジオポリマーの特徴は,CO<sub>2</sub>排出量の大幅削減,フライアッシュ等の産業副産物の大量消費,重金属や放射性廃棄物の固定など多岐にわたる。...

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  • X線顕微鏡(cSTXM)を用いたアラニンの高圧重合生成物のナノスケールマッピング

    高橋 修也, 鍵 裕之, 篠崎 彩子, 菅 大暉, 坂田 昂平, 高橋 嘉夫, 宮本 千尋, 野口 高明, 武市 泰男 日本地球化学会年会要旨集 64 (0), 113-, 2017

    ...本研究では、KEK-PFに設置された小型走査型透過 X 線顕微鏡(cSTXM)を用いて高圧(50 GPa程度)から回収したアラニン粉末のイメージスタックを取得し、反応によって生成したアラニン2量体のナノスケールでの空間分布を調べることで、圧力誘起重合反応のメカニズムの解明を試みた。また、STXMを有機物の圧力有機反応に適用する際の技術的課題についても検討した。</p>...

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  • ディーゼルエンジンにおけるEGR デポジットの詳細解析

    松野 真由美, 小熊 光晴, 鳥羽 誠, 土屋 健太郎, 廣木 一輝, 菊池 友樹, 田中 光太郎, 金野 満 自動車技術会論文集 48 (5), 993-999, 2017

    ...バルブ固着等の原因となるEGR デポジットの生成メカニズム解明は急務である.デポジットの生成には様々な要因が寄与すると考えられ,前報では,特に重合反応に着目し,推定した反応を検証した.本報では,重合反応以外の要因として,排ガス中に含まれる成分の凝縮および吸着の影響を検証した....

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  • <b>アニオン重合,ならびにその工業用途への適用 </b>

    但木 稔弘 Journal of Network Polymer,Japan 38 (1), 14-20, 2017

    ...<p>アニオン重合は,重合可能なモノマー種が多く多彩な構造のポリマーを合成することができることと,それらの多くのモノマー類の重合反応において『リビング重合』ができることが大きな特徴である。リビング・アニオン重合技術が開発されてから約50 年を経るが,同技術は劇的に発展して工業的にも種々のポリマーを合成するために活用されてきた。...

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  • ホモエピタキシャル重合による導電性高分子配向膜の作製

    谷垣 宣孝 高分子論文集 74 (6), 549-556, 2017

    ...テンプレートとしたホモエピタキシャル重合を検討し,配向膜が得られることがわかった.さらにPANIでは摩擦転写膜上で重合反応が促進される現象が見られた(表面誘起重合).これがパターン化した導電性高分子膜の作製に利用できることを示した....

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  • 回転ディスク電極を用いるポリアニリン膜の構造制御型電解合成

    山田 彬人, 松村 吉将, 跡部 真人 高分子論文集 74 (6), 494-501, 2017

    ...回転ディスク電極は,回転速度を変化させることによって電極近傍に向かう物質輸送量を制御することができるため,酸化還元反応の機構解明や燃料電池の触媒評価などに利用されてきた.一方で,回転ディスク電極を材料合成の反応場として利用した例は,有機,無機問わず,数例しか報告されておらず,研究の拡充が必要である.そこで本研究では,回転ディスク電極を用いてアニリンの電解重合反応を行い,電極上に生成するポリアニリン膜...

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  • 不斉重合反応を基盤とする光学活性高分子の新規合成法の開発

    神林 直哉 高分子論文集 74 (5), 419-429, 2017

    ...面不斉シクロペンタジエニル錯体を用いた不斉アリル位置換反応を不斉重合反応に応用することで,新しい不斉重合反応を設計し,さまざまな側鎖および主鎖骨格を有する光学活性高分子を合成した.重合反応はいずれも非常に高立体選択的に進行し,主鎖の不斉炭素を厳密に制御した光学活性高分子を得た.得られた高分子は構成単位に変換可能な末端二重結合を有しており,不斉重合反応と閉環メタセシス反応を組合せることで,主鎖に光学活性...

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  • 保管方法を変化させた一般廃棄物溶融スラグ微粉末を用いたジオポリマーモルタルの流動性および圧縮強度に関する研究

    木村 亨, 沼尾 達弥, 徳元 智尋, 山下 悠貴 土木学会論文集E2(材料・コンクリート構造) 72 (4), 400-410, 2016

    ...<br> 一般廃棄物溶融スラグを粉砕した後保管して,あるいは保管した後に粉砕して用いることで,ジオポリマーモルタルのフローは改善された.気中養生を行った場合,保管期間が長いほど,一般廃棄物溶融スラグ微粉末中の水和物または炭酸カルシウムの生成量が増加し,それに伴い圧縮強度が低下した.一方,蒸気養生を行った場合,給熱下の縮重合反応により強度発現を起こすことから,保管に伴う一般廃棄物溶融スラグ微粉末の変化...

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  • 微生物代謝過程からせまる森林土壌の窒素無機化の律速要因

    藤井 一至, 山田 高大, 小野 賢二, 中西 麻美 日本森林学会大会発表データベース 127 (0), 112-, 2016

    ...この結果、耕地土壌では脱重合反応が律速段階となるが、酸性・高C/N条件の森林土壌では糸状菌による脱重合が促進され、アンモニア化成が潜在的に律速段階となることが示された。...

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  • CeO<sub>2</sub>触媒を用いたトリメチレンカーボネートの開環重合反応

    松田 敬太郎, 田村 正純, 中川 善直, 冨重 圭一 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2016f (0), 144-, 2016

    脂肪族ポリカーボネートは食品、医療分野への利用が期待されている。その合成法の中で, 環状カーボネートの開環重合は、得られるポリマーの純度が高く、比較的穏やかな反応条件下で進行することが知られている。本研究では、モデル基質としてトリメチレンカーボネートを用い、開環重合による脂肪族ポリカーボネート合成にCeO<sub>2</sub>触媒が有効であることを見出した。また、本反応における反応条件の最適化…

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  • CeO2ナノ触媒を利用したポリカーボネートのケミカルリサイクル

    田口 実, 石川 由貴, 片岡 志帆, 名嘉 節, 船造 俊孝 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 27 (0), 301-, 2016

    ...水熱条件下においてCeO<sub>2</sub>を不均一触媒として利用して、ポリカーボネート(PC)の水熱解重合反応を試みた。バルクCeO<sub>2</sub>結晶(75nm)を利用するとPCは200℃-5hの反応で完全に解重合できる。CeO<sub>2</sub>ナノ粒子(7.4nm)の場合、バルク結晶と比較して低触媒量、短時間、低温の条件下でPCを解重合できる。...

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  • 室温高圧下におけるアラニンからのオリゴペプチド生成とそのメカニズム

    藤本 千賀子, 鍵 裕之, 小松 一生, 篠崎 彩子, 三村 耕一, 西田 民人, 後藤 弘匡 日本地球化学会年会要旨集 63 (0), 30-, 2016

    ...これらの実験により、重合反応には圧力と温度の両方が寄与することが明らかになったが、圧力と温度がそれぞれどのような役割を果たしているのかはよく判っていない。我々はこれまでに、重合反応における圧力の重要性を確かめるため、アラニンに対して室温での加圧実験を試みており、アラニンの2量体、3量体が生成することを見出している(Fujimoto et al., 2015)。...

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  • アラニン水溶液の衝撃反応

    三村 耕一, 岡田 陸, 西田 民人 日本地球化学会年会要旨集 63 (0), 29-, 2016

    ...一般に、熱水環境におけるアミノ酸の重合反応では、鎖状オリゴマーに比べて環状オリゴマーが優位に生成する。アラニン水溶液の衝撃反応は熱水環境での反応と比較可能であるにもかかわらず、熱水反応と異なる挙動を示すことは衝撃反応を理解するのに重要な手がかりとなるだろう。</p>...

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  • X線顕微鏡(cSTXM)を用いたアラニンの圧力誘起重合反応の顕微分光分析

    高橋 修也, 鍵 裕之, 篠崎 彩子, 菅 大暉, 坂田 昂平, 高橋 嘉夫, 野口 高明, 武市 泰男 日本地球化学会年会要旨集 63 (0), 32-, 2016

    ...しかしながら、圧力誘起重合反応のメカニズムや生成物の空間分布は明らかになっていない。本研究では、ダイヤモンドアンビルセルを用いて53 GPaまで加圧したアラニンを回収し、小型走査型透過X線顕微鏡(cSTXM)を用いたアラニルアラニンの検出と、その空間分布の取得を試みた。...

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  • 酵素反応を利用したアルカリ処理コラーゲン/甜菜由来ペクチン複合ゲルの作製

    福本 晃平, 吉冨 滉生, 武井 孝行, 大角 義浩, 吉田 昌弘 Studies in Science and Technology 4 (2), 173-176, 2015

    ...本研究ではこの問題を解決するために、西洋わさび由来ペルオキシダーゼ(HRP)による甜菜由来ペクチン(SBP)の酸化的重合反応に注目した。その酵素反応によりAC/SBP複合ゲルを調製できた。また、HRPおよび過酸化水素濃度を調整することで1分以内に迅速にAC/SBP複合ゲルを調製できた。さらに、中性の水環境下においてbFGFのモデルタンパク質であるシトクロムCがそのゲルに静電的に吸着できた。...

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  • 地球深部における芳香族炭化水素の化学進化

    篠崎 彩子, 三村 耕一, 井上 徹, 小松 一生, 後藤 弘匡, 鍵 裕之 日本地球化学会年会要旨集 62 (0), 270-, 2015

    沈み込むスラブにおける有機炭素の挙動の解明のため、芳香族炭化水素をモデル物質とした高圧実験を行った。大容量高圧発生装置および、回収試料の詳細なGC/MS分析によりベンゼン、ナフタレンの一部が重合し、多様な二量体が生成することが明らかになった。

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  • β-アミノケトナト配位子を有する鉄錯体を用いたスチレン系モノマーのラジカル重合反応

    酒寄 貴文, 佐藤 崇, 長屋 誠, 山口 貴迪, 石原 晋次, 金子 竹男, 山口 佳隆 高分子論文集 72 (5), 306-317, 2015

    ...を行ったところ,Xylyl基を有する錯体は高活性な重合触媒として機能し,分子量の制御されたラジカル重合が進行した.錯体<b>3</b>の触媒活性に関する考察を行った.パラ位に置換基を有するスチレン系モノマーを用いた重合反応を検討した.三座型β-アミノケトナト配位子を有する2価鉄錯体(<b>1</b>)を用いた4-クロロスチレンの重合において,分子量の制御されたラジカル重合が進行した....

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献44件

  • 超音波を用いたポリピロール微粒子合成

    小林 大祐, 坂本 理彰, 松本 秀行, 高橋 智輝, 黒田 千秋, 大竹 勝人, 庄野 厚 化学工学論文集 41 (2), 153-156, 2015

    ...ポリピロールなどの導電性高分子の単分散微粒子合成が求められている.本研究では,超音波の乳化作用,および化学反応促進作用に着目し,水溶媒系におけるポリピロール微粒子合成を行い,照射する超音波周波数が生成粒子形態,および収量におよぼす影響を調べた.酸化剤が低濃度で超音波照射を行いながら重合反応させると,室温条件下においても単分散な微粒子を合成でき,超音波照射により撹拌に比べて反応が促進されることが明らかとなった...

    DOI Web Site Web Site 参考文献20件

  • 酸化物表面へのアミノ酸の吸着

    大西 浩之, 福士 圭介 日本地球化学会年会要旨集 62 (0), 188-, 2015

    ...しかし、Bujdak and Rode, (1997)をはじめとするいくつかの先行研究で鉱物表面にアミノ酸が吸着することでアミノ酸の重合反応性が増加する可能性が示唆されている。鉱物を媒介させた際にアミノ酸の重合化が促進する理由を明らかにする上で、鉱物表面におけるアミノ酸の状態を把握することは重要であると考えられる。先行研究でも鉱物表面へのアミノ酸の吸着実験が行われている。...

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  • アラニンの室温における圧力誘起ペプチド化

    藤本 千賀子, 篠崎 彩子, 三村 耕一, 西田 民人, 後藤 弘匡, 小松 一生, 鍵 裕之 日本地球化学会年会要旨集 62 (0), 137-, 2015

    ...本研究により、従来では重合反応が起こらないとされていた室温条件で、アラニンの圧力誘起重合反応が起こることが明らかになった。本研究の結果は、氷惑星内部でのアミノ酸の化学進化の可能性を示唆している。...

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  • 光重合で誘発したポリマーブレンドの相分離に及ぼすメタクリレートモノマーのアルキル鎖長の影響

    川久保 利恵, 中西 英行, 則末 智久, TRAN-CONG-MIYATA Qui 高分子論文集 72 (10), 630-641, 2015

    ...異なるアルキル鎖長を有する4種類のメタクリレート(ホストモノマー)を含む高分子混合系において,光重合で誘発した相分離過程におよぼす自己促進(Trommsdorff-Norrish)効果の影響を検証した.ホストモノマーに,スチレン–エチレン–ブチレン–スチレンブロック共重合体(ゲストポリマー)を溶解させた混合溶液に,紫外光を照射して重合反応を誘起し相分離を誘発した.FT-IRで重合反応を計測した結果,...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献16件

  • 多孔性金属錯体のナノ空間を利用した精密高分子合成

    植村 卓史 高分子論文集 72 (5), 191-198, 2015

    ...により,骨格内部に規則的なナノ細孔を有する多孔性金属錯体(MOF)が形成される.コンポーネントの組合せにより,MOFの内部空間のサイズ,形状,表面状態などはÅレベルで精密に設計を行うことが可能である.このようなテーラーメイド型ナノ空間を高分子合成における“場”として用いることで,溶液やバルク重合では困難もしくは不可能な高分子を得ることができる.本報では,MOFのナノ空間の特徴を利用することで,種々の重合反応...

    DOI Web Site 参考文献32件

  • 酸素,硫黄混合ドナー型配位子を活用したα-オレフィンの精密重合反応

    中田 憲男, 石井 昭彦 高分子論文集 72 (5), 285-294, 2015

    ...性多座配位子を使用するポストメタロセン触媒に関する研究が精力的に行われており,メタロセン触媒には見られないオレフィン類の精密な重合プロセスの発現が見いだされている.本報では,<i>trans</i>-シクロオクタン-1,2-ジチオールを出発原料として開発した酸素,硫黄混合ドナー型四座配位子([OSSO]型配位子)を有する前周期遷移金属錯体の合成・構造とそれらを触媒前駆体とする種々のα-オレフィン類の重合反応...

    DOI Web Site 被引用文献9件 参考文献49件

  • ラジカル共重合反応により誘起されるポリジメチルシロキサン系ゲル中の相分離構造

    伊藤 恵利, 山本 勝宏 SPring-8/SACLA利用研究成果集 2 (1), 31-34, 2014-07-10

    コンタクトレンズ素材の中でも、素材への生体適合性を付与する親水性成分と高酸素透過性を付与する疎水性(シリコーン)成分からなるシリコーンハイドロゲルは、相分離構造を有すること、そのサイズが素材特性として重要であることが確認されている。今回、超小角、小角X線散乱法により詳細なサイズ測定を含む構造解析を行った。ハイドロゲル内部にはナノスケールの相分離構造が形成していることを確認でき、その相分離スケール…

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  • Fe2+によるポリ-γ-グルタミン酸の解重合機構

    金松, 澄雄, 小西, 章尋 南九州大学研究報告. A, 自然科学編 (44) 51-60, 2014-04

    ...このことはFe2+の自動酸化がPGAの解重合反応の律速段階であることを示している。アスコルビン酸をフェントン系に添加すると微量のFe2+でも解重合が生じたが,Fe2+のみによる解重合には影響しなかった。...

    日本農学文献記事索引

  • グラファイトオキサイドを含有する分子インプリントポリマーによるピリドキシンの選択的蛍光消光

    佐藤 勝彦, 高橋 麻緒, 安齋 順一 分析化学 63 (4), 311-315, 2014

    ...ピリドキシンを鋳型分子としてグラファイトオキサイド(GO)を含む分子インプリントポリマー(GO-MIP)をGO分散溶液中でのメタクリル酸及びエチレングリコールジメタクリラートの重合反応により調製した.このGO-MIPはピリドキシン分子と選択的に結合し,その蛍光を効果的に消光することをスッキャチャード解析及び蛍光スペクトル測定により確認した.一方,鋳型分子でないフルオレセインに対しては効果的な消光作用...

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  • <b>環状アミジン類によるエポキシ樹脂の硬化挙動 </b>

    佐藤  大輔, 小川  亮, 松本  幸三, 遠藤  剛 Journal of Network Polymer,Japan 35 (6), 279-284, 2014

    ...その結果,THP とエポキシ樹脂との反応はTHP とエポキシドの付加反応(開始)とエポキシドの重合反応(生長)に基づく2 段階の発熱反応が観察された。開始反応では,THP とエポキシ基との付加反応により水酸基が生成し,次いで生成した水酸基からTHP 由来の3 級アミノ基によるプロトンの引き抜きが進行し,生成したアルコラートアニオンによるアニオン重合で硬化反応が進行する機構を提案した。...

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  • PETの加圧マイクロ波グリコール解重合の副反応の 解明とその抑制方法

    池永 和敏, 梅木 焦 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 25 (0), 177-, 2014

    ...我々の研究室では、数年前よりポリエチレンテレフタレート(PET)の解重合反応について、マイクロ波を利用する研究を行ってきた。中でも加圧条件を加えると酸化鉛触媒を用いたメタノール解重合が良好に進行することを見出した。一方、エチレングリコール(EG)を用いた場合には、無触媒解重合反応が進行することが分かった(スキーム1)。...

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  • アミン添加熱水を利用したポリカーボネートの解重合反応

    大下 春菜, 石川 由貴, 川上 尚之, 田口 実, 船造 俊孝 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 25 (0), 175-, 2014

    回分式反応におけるアミン熱水によるポリカーボネート(PC)のビスフェノールA(BPA)への解重合を行った。アミン系分子を添加することによって、PCの分解が促進することが明らかになり、中でもメチルアミンが最適であった。分解物(生成物)は、PCのモノマーであるBPAの他にBPA由来の過分解物も得られた。生成物の反応温度依存性を確認したところ、120から140 ℃では、90 …

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  • <b>ラジカル重合系熱硬化性樹脂の固体NMR による構造解析 </b>

    梶原  ゆり, 村木  孝仁 Journal of Network Polymer,Japan 35 (4), 161-166, 2014

    ...<sup>13</sup>C 核のNMR より,過酸化物を用いて硬化した硬化物は,アルキルボランやアゾ系化合物を用いて硬化した硬化物と異なり,不均化反応や過酸化物の付加重合反応における開始末端に由来する生成物のスペクトルを得た。...

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  • 異常フィブリノゲンヘテロ接合体γ鎖Asn308Lys3家系のフィブリノゲン機能比較とハプロタイプ解析

    征矢 佳輔, 新井 慎平, 竹澤 由夏, 菅野 光俊, 寺澤 文子, 奥村 伸生 医学検査 63 (2), 133-139, 2014

    今回我々はフィブリノゲン(Fbg)γ鎖308番アスパラギン(Asn)がリジン(Lys)に置換した3家系5名のヘテロ変異患者を発見・同定し,患者居住地より,Matsumoto II,Matsumoto XI,Nagano Iと命名した.それぞれの患者血漿からFbgを精製して機能解析を行ったところ,患者Fbgの重合機能はCaイオン非存在下で健常人Fbgに比べ著明に低下しており,患者間で低下の程度に差…

    DOI 医中誌

  • Joullie-Ugi反応を用いたplusbacin A3の合成研究

    勝山 彬, 松田 彰, 市川 聡 天然有機化合物討論会講演要旨集 56 (0), Poster52-, 2014

    ...バンコマイシンと同様に細菌細胞壁の生合成前駆体であるlipid IIと結合し、その後の重合反応を阻害することで抗菌活性を示すことが明らかとなったが<sup>1)</sup>、plusbacin A<sub>3</sub>はバンコマイシン耐性株に対しても抗菌活性を示すことから、lipid IIとの結合様式はバンコマイシンと異なると予想される。しかし、その詳細は未だ解明されていない。...

    DOI

  • 歯髄と4-META/MMA-TBBレジンの反応

    井上 孝, 宮越 照一 接着歯学 32 (1), 36-62, 2014

    ...この総説では,Ⅰ:歯髄組織の特性,Ⅱ:4-META/MMA-TBB レジンとその特徴のある重合反応機構,Ⅲ:4-META/ MMA-TBB レジンの直接覆髄による歯髄組織の変化,Ⅳ:軟部組織と他の材料の湿った表面の上で重合した 4-META/ MMA-TBB レジンの特性,Ⅴ:歯髄組織だけでなく歯周組織への 4-META/MMA-TBB レジンの将来での応用可能性, そして,Ⅵ:4-META/MMA-TBB...

    DOI 医中誌

  • 光輻射力で創る化学反応場

    伊都 将司, 山内 宏昭, 宮坂 博, 田中 嘉人, 吉川 裕之, 増原 宏 応用物理学会学術講演会講演予稿集 2013.1 (0), 256-256, 2013-03-11

    DOI

  • 化学分解性界面活性剤の開発

    小野 大助 Oleoscience 13 (4), 179-185, 2013

    ...乳化重合反応で乳化剤として用いた場合,反応終了後,酸またはアルカリを添加することにより,乳化系を解消でき塩濃度の低い純度の高いポリマーを容易に単離することができた。さらに,洗浄力についても検討した。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献23件

  • 被覆型分子ワイヤの合成と分子エレクトロニクス素子への応用

    寺尾 潤 表面科学学術講演会要旨集 33 (0), 5-, 2013

    ...また、被覆型共役モノマーと機能性分子との共重合反応により外部刺激応答部位を有する分子ワイヤの合成に成功するとともに、ナノ空間内での重合による分子配線法を開発し、種々の分子エレクトロニクス素子の作製を行った。...

    DOI

  • テトラカルボン酸無水物とビス環状イミノ化合物の重付加によるポリアミドイミド,ポリエステルイミドの合成

    堀田 寛史 高分子論文集 70 (11), 655-667, 2013

    ...環状イミノ化合物をイミド基形成の窒素原子源として利用することにより重付加でポリイミド類を得る新規な合成法を開発した.テトラカルボン酸二無水物とビス(2-イミダゾリン)との反応ではポリアミドイミド(PAI)ができ,ビス(2-オキサゾリン)との反応ではポリエステルイミド(PEI)が生成する.低分子のモデル反応を用いたメカニズムの解析の結果,重合反応の経路には二種類あることがわかった.2,2′-(1,3-...

    DOI 参考文献12件

  • 赤外分光法を用いたエチレンの重合反応機構の解明

    山崎 弘史, 横井 俊之, 辰巳 敬, 野村 淳子 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2013 (0), 9-, 2013

    ...そこで、エタノールから生成させたエトキシ種とエチレンを用いてそれぞれの反応性を検討した結果、エチレンは酸点と一分子で反応してエトキシ種を生成するよりも、協奏的に二分子以上が重合反応を起こすことが分かった。...

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  • 固定化ホモサレン配位子の合成とラセミラクチドの立体選択的重合反応への応用

    野村 信嘉, 長谷川 潤, 岸田 央範 高分子論文集 70 (12), 744-752, 2013

    再利用可能かつポリマーが着色しないラセミラクチドのイソタクチック選択的重合触媒配位子として,ホモサレン配位子を市販のMerrifield樹脂に固定化した.まず適当な保護基を有する1,3-ジアミノプロパン-2-オール誘導体を用い,樹脂とカップリング反応を行った後,脱保護後して置換基を有するサリチルアルデヒドと脱水縮合により,固定化ホモサレン配位子を合成した.合成した固定化配位子をトリエチルアルミニ…

    DOI Web Site 参考文献28件

  • サイカラー方式

    前田 秀一 日本画像学会誌 51 (1), 76-80, 2012

    ...サイカラーは,カラーコピー機などへの応用を目的とした,マイクロカプセル技術と光重合反応を利用するユニークな作像技術である.この技術は,露光によって光重合開始剤から発生したラジカルによって,マイクロカプセルに内包されたアクリルモノマーが硬化する現象に基づいている.本稿では,サイカラーの基本原理と,潜像形成から実像形成までの工程について,光化学的な観点から解説する.当初,サイカラーの長所は,高画質,高速性...

    DOI Web Site

  • 生体分子をカプセル化するシリカナノ粒子の合成と酵素活性評価

    伊藤 公康, 冨田 昌弘, 加藤 且也 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2012S (0), 209-209, 2012

    ...しかし、通常シリカ粒子はシリコンアルコキシドの酸塩基加水分解・重合反応によって合成されることが多いため、酸・塩基条件のため酵素活性が低下する。そこで今回は常温常圧・中性条件下で合成できるポリペプチドを触媒とし、シリカ骨格の酵素固定化カプセル作成方法の開発とシリカに封入された酵素の活性の増大と安定化を目的に行った。...

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  • 紫外透明ポリシルセスキオキサンガラスの無共溶媒液相合成

    櫻木 新, 五十嵐 雄太, 梶原 浩一, 金村 聖志 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2012S (0), 684-684, 2012

    ...エチルトリメトキシ基シランと水を主成分とする溶液の加水分解と縮重合反応によって、共溶媒を使用せずに、エチル基修飾ポリシルセシスキオキサン(PSQ)溶液を得ることができた。得られたPSQ液体を熱処理することでバルク状の紫外透明PSQガラスが得られた。この有機-無機ハイブリッドガラスは比較的低温で合成することができ、新しい紫外透明性材料として有望である。...

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  • (平成22年度進歩賞受賞講演)液相における重合反応に基づく新規モノリス状多孔体の開発

    金森 主祥 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2012S (0), 59-59, 2012

    ...これは、溶媒中における重合反応や分相現象を適切に制御し、均一な架橋構造体を得ることが比較的難しいためと考えられる。本講演では、非シリカゾル-ゲル系において演者らが取り組んできた新規モノリス状多孔体の開発について、下記の3例を含むいくつかの実例を示しながら解説・議論したい。...

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  • 展望・解説: ポリマーゲル線量計

    林 慎一郎 放射線化学 93 (0), 23-, 2012

    ...ポリマーゲル線量計は放射線照射によって誘起されるゲル中でのビニルモノマーのラジカル重合反応を利用した3次元測定が可能な線量計である。本稿ではポリマーゲル線量計の概要と筆者らのデータからその基礎特性を示し,現状での可能性と問題点,および今後の展望について紹介する。...

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  • 可逆的可溶化—不溶化が可能なジスルフィド架橋ポリスチレン担体の合成

    下村 修, 石野 陽介, 今田 武志, 大高 敦, 野村 良紀 Journal of The Adhesion Society of Japan 48 (3), 97-102, 2012

    ...懸濁重合条件下,スチレンとビス(4-ピニルベンジル)ジスルフィド(1)との共重合反応により不溶性の架橋ポリスチレン(2)を収率70%で得た。ポリスチレン2はTHF中,トリブチルホスフィン—水で処理することによりチオール基を持つ可溶性共重合体3となり,続いてアセチル化による保護により可溶性共重合体(4)を得た。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献36件

  • 高分子階層構造の静的・動的解析のための広角小角X線散乱/振動スペクトル同時測定システムの開発と展開

    田代 孝二, 山元 博子, 吉岡 太陽, NINH Tran Hai, 嶋田 茂, 中谷 剛, 岩本 裕之, 太田 昇, 増永 啓康 高分子論文集 69 (5), 213-227, 2012

    ...外部条件変化に伴う高分子の静的,動的構造変化解明を目的として筆者らが開発してきた広角X線回折(WAXD),小角X線散乱(SAXS),ラマンスペクトルあるいは透過赤外スペクトル同時測定システムについて,その内容を記述するとともに,長所,短所を議論した.これらのシステムを利用したケーススタディーとして,<i>a</i>軸配向ポリエチレンの延伸に伴う再配向現象,ムコン酸エステルモノマー単結晶の光誘起固相重合反応...

    DOI 被引用文献5件 参考文献41件

  • プラズモニクスと光化学反応

    上野 貢生, 三澤 弘明 応用物理 80 (9), 766-771, 2011-09-10

    ...光化学の研究において,分子の吸収断面積によらず,照射された光を高効率に分子に吸収させる「光の有効利用」という新しい概念が注目されている.我々は,光と分子を強く結合させ,光の有効利用を可能にする光反応場として,局在プラズモン共鳴によって高い光電場増強効果を示す金属のナノ構造体に着目した.金属ナノ構造が示す光電場増強効果は,分子の光励起を高効率に誘起し,微弱な光によるフォトレジスト材料の空間選択的な2光子重合反応...

    DOI Web Site 参考文献22件

  • 酢酸ビニルの連続乳化重合における機能モジュール表現法によるプロセス強化

    大村 直人, 熊谷 宜久, 江﨑 竜行, 堀江 孝史 化学工学論文集 37 (2), 134-139, 2011

    ...酢酸ビニルの連続乳化重合プロセスをFreund and Sundmacher(2008)が提唱した機能モジュール表現法により反応器の機能分析を行い,これを元に3つの混合区画をもつコンパートメント反応器を用いたプロセス強化について検討した.連続乳化重合反応器を,接触(Contacting),ラジカルによる活性化(Activating),酢酸ビニルモノマーの水相中での反応(Chemical reaction...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献9件

  • Ti含有メソポーラスシリカナノ粒子のシリル化と酸化触媒性能評価

    Liu Tingting, 横井 俊之, 野村 淳子, 辰巳 敬 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2011f (0), 93-93, 2011

    ...我々は塩基性アミノ酸とカチオン性界面活性剤の存在下、TEOSの加水分解・縮重合反応を行うことで20-30 nm程度の球状メソポーラスシリカナノ粒子(MSNSs)の合成に成功している。さらに、酸化活性点となるTiを導入したTi含有MSNSs(Ti-MSNSs)の合成にも成功している。...

    DOI

  • ポリペプチド触媒による生体分子カプセル化シリカナノ粒子の合成

    伊藤 公康, 冨田 昌弘, 加藤 且也 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2011S (0), 355-355, 2011

    ...通常シリカ粒子はシリコンアルコキシドの酸塩基加水分解・重合反応によって合成されるが、本反応は、酸・塩基条件のため酵素を混合した場合、その活性は大きく低下する。そこで今回、常温常圧・中性条件下でシラフィンタンパク質を触媒としシリカ細胞壁を形成する珪藻を生体模倣し、シリカ骨格内酵素固定化カプセル作成方法の開発とシリカに封入された酵素の活性と安定性の向上を目的とした。...

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  • バリン重合反応に対する圧力の影響

    古川 善博, 大竹 翼, 中沢 弘基, 掛川 武 日本地球化学会年会要旨集 58 (0), 55-55, 2011

    ...本研究はこのような仮説に基づき、特に、アミノ酸重合反応に対する圧力の影響を明らかにする。海洋堆積物内の高温高圧低含水率環境を模擬し、アミノ酸の重合反応を研究するため、アミノ酸(バリン)を金カプセルに封入し、高温高圧環境(150-200°C、50-150 MPa)で長時間反応させた(0-192時間)。...

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  • β‐アミノケトナト鉄錯体を用いたスチレンのラジカル重合反応

    日名子 栄人, 設楽 吉郎, 佐藤 崇, 山口 佳隆, 伊藤 卓 高分子論文集 68 (7), 484-492, 2011

    ...(II)あるいは臭化鉄(II)と反応させることで,β-アミノケトナト配位子が三座で配位した鉄錯体(<b>2-Cl</b> および <b>2-Br</b>)を黄色固体として得た.β-アミノケトナト配位子を有する鉄錯体の構造解析を行った結果,β-アミノケトナト配位子の三つの配位原子と鉄原子は同一平面上に存在する構造であった.鉄錯体 <b>2</b> と有機ハロゲン化物を開始剤に用いたスチレンのラジカル重合反応...

    DOI 被引用文献3件 参考文献18件

  • ヘテロポリ酸によるビニルエーテルの不均一リビングカチオン重合

    松尾 陽祐, 金岡 鐘局, 青島 貞人 高分子論文集 68 (4), 176-181, 2011

    ...添加塩基存在下,Keggin 構造をもつヘテロポリ酸を用いてイソブチルビニルエーテルの不均一カチオン重合を検討した.H<sub>3</sub>PW<sub>12</sub>O<sub>40</sub> を用いた場合,従来のリビングカチオン重合の条件下では副反応が起こり重合反応を制御できなかったが,酢酸エチル中,ジメチルスルフィド存在下,−30℃ で重合を行うとリビング重合が進行するようになり,分子量分布...

    DOI 参考文献14件

  • マイクロリアクターを用いたイオン重合とその精密構造制御ポリマー合成への応用

    永木 愛一郎 高分子論文集 68 (8), 521-531, 2011

    ...近年,高速混合,精密温度制御,精密滞留時間制御,界面での効率的物質・エネルギー移動といったフローマイクロリアクターシステムの特長を活かした重合反応の開発への関心が急速に高まっている.重合反応の制御性を飛躍的に向上させることができるためである.本報では,そのような研究例を反応タイプ別に紹介する.ビニルエーテル類のカチオン重合では,カチオン生長末端の安定化を利用しない高速リビングカチオン重合が可能となる...

    DOI 被引用文献2件 参考文献63件

  • Cu`2+´触媒を用いたポリアニリン‐シリカ複合ゲルの作製

    児玉 恵利, 小野寺 求実, 播磨 秀亮, 内田 佳邦, 松井 和則 色材協会誌 84 (11), 369-372, 2011

    ...アニリンと銅(II)塩をドープしたゾル-ゲルシリカ中において,銅(II)を触媒とするアニリンの重合反応により,ポリアニリン-シリカ複合ゲルの作製を行った。生成したゲルは濃緑色に着色し,その吸収スペクトルは~422 nmと~750 nmのピークを示した。これらのピークから,ゾル-ゲルシリカ中においてエメラルディン塩型ポリアニリンが生成することがわかった。...

    DOI Web Site 参考文献25件

  • 光学素子への応用を目的としたUV-NIL用材料の設計・合成

    小川 智, 佐藤 俊祐, 村岡 宏樹, 嶋田 和明, 西川 尚男 基礎有機化学討論会要旨集(基礎有機化学連合討論会予稿集) 2011 (0), 280-280, 2011

    ...具体的には、各種材料の配合系の検討、光重合反応、ポリマーの特性評価を実施したので報告する。...

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  • オクタデヒドロジベンゾ[12]アヌレンのパイスタックカラム超構造における積層方向の制御

    真鍋 典子, 久木 一朗, 藤内 謙光, 宮田 幹二 基礎有機化学討論会要旨集(基礎有機化学連合討論会予稿集) 2011 (0), 247-247, 2011

    ...共役環状分子オクタデヒドロジベンゾ[12]アヌレンは、立体規則的な重合反応によりラダー状のエン-イン共役ポリマーを与える可能性がある。本研究では、分子の積層様式を制御するためにオルト位にフェニル基を導入した誘導体を合成し、目的の重合反応に最適な超構造を達成した。...

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  • グラファイト上におけるオクタデヒドロジベンゾ[12]アヌレンの自己集合膜:表面上での重合反応によるペリベンゾポリアセン形成の試み

    田原 一邦, 犬飼 晃司, 原 典孝, Johnson II Charles A., Michael M. Haley, 戸部 義人 基礎有機化学討論会要旨集(基礎有機化学連合討論会予稿集) 2010 (0), C27-C27, 2011

    歪んだブタジイン骨格を含むアルコキシ基により置換されたDBA誘導体の自己集合薄膜のSTM観察を固液界面において行った。本研究の目的は、二次元薄膜の構造変態の調査ならびに表面におけるポリメリゼーションによるperi-ベンゾポリアセン形成の可能性の探求である。アルキル鎖長および用いる分子の濃度に依存して、多孔性、リニア、ラメラ構造が観察された。また、ブタジイン間の距離が最も近い、ラメラ構造において外…

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  • ニトロキシド系ビラジカルを用いた環状ポリオレフィン類のリビングラジカル重合

    角谷 亮介, 松下 未知雄, 阿波賀 邦夫 基礎有機化学討論会要旨集(基礎有機化学連合討論会予稿集) 2011 (0), 110-110, 2011

    ...本研究では、選択的かつ適用範囲の広い環状高分子の合成法として、二つの重合反応点を持つニトロキシド系環状開始剤を設計・合成し、これを用いた環拡大リビングラジカル重合により環状ポリスチレンの選択的合成を試みた。スチレン重合体のGPC、MALDI-TOF-MSの測定結果から反応性の詳細について議論する。...

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  • バイオ燃料電池への応用のためのメソポーラスカーボンへの酵素固定化

    村井 一喜, 安藤 文雄, 林 灯, 加藤 且也 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2011S (0), 354-354, 2011

    ...メソポーラスカーボン(MPC)はトリブリックコポリマーであるF127(EO<SUB>106</SUB>PO<SUB>70</SUB>EO<SUB>106</SUB>)を鋳型にレゾルシノールとホルムアルデヒドの重合反応により合成した。MPCの構造特性は、FE-SEM,TEM,BET法,ゼータ電位およびXRDによって評価した。...

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  • 三次元導電ネットワークを有するアルミナ-カーボン複合材料の開発とその応用

    白井 孝, 小島 好晴, 加藤 丈明, 高井 千加, 藤 正督 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2011F (0), 460-460, 2011

    ...本研究では、有機モノマー水溶液にセラミックスを分散、重合反応を進行させたセラミックス粒子を含んだ湿潤ポリマーゲル状の成型体を得た後、アルゴン雰囲気中で焼成を行うことで、ポリマーゲルが炭化しカーボンネットワークへと変化した、アルミナ粒子の周囲に均質な三次元ネットワーク構造を持ち、等方性、少量で高い導電性を示す複合材料の作製を行った。...

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  • 酸化還元反応を用いた酸化マンガン-導電性高分子ハイブリッドの作製と電気化学特性

    武井 貴弘, 三浦 章, 米崎 功記, 熊田 伸弘 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2011F (0), 787-787, 2011

    ...そこで本研究では、過マンガン酸の還元による沈殿生成と導電性高分子モノマーの酸化重合反応により酸化マンガン-導電性高分子複合体の作製について検討した。pHを1とした場合、ポリマーにポリアニリンを使用すると酸化マンガンはほとんど析出しないのに対し、ポリピロールを使用した場合、酸化マンガンとポリピロールとの複合体が作成されることが分かった。...

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  • 固相共存下における過飽和ケイ酸動的挙動の温度依存性

    新村 逸太, 新堀 雄一, 三村 均 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2011f (0), 670-670, 2011

    ...その結果、減少速度は固相の比表面積と温度に強く依存し,処分場において想定される温度範囲および亀裂内(比表面積)では,過飽和ケイ酸の固相への析出反応と重合反応が競合することが明らかになった。このことは処分場周辺の変質が,僅かな温度や比表面積の変化により大きく異なることを示唆する。...

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  • 高温高圧条件下における固体アミノ酸の安定性と重合反応

    大竹 翼, 谷口 尚, 古川 善博, 中沢 弘基, 掛川 武 日本地球化学会年会要旨集 58 (0), 120-120, 2011

    ...本研究では,幅広い温度 (180-400度)・圧力 (1-5.5 GPa) 条件下でアミノ酸の重合実験を行い,生命の起源に必要なアミノ酸の安定性及び重合反応に対する温度・圧力の影響を実験的に調べることを目的とした.その結果,同じ温度条件下では,アミノ酸はより高圧下では長時間存在できていた.また,生成したペプチドの量もより高圧下で多くなることが明らかになった.アラニンが触媒を用いずに単量体から5量体まで...

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  • 工業用MgCl2担持型Ziegler‐Natta触媒におけるTi種の粒子内分布と触媒特性との相関

    平岡 優一, 谷池 俊明, 草野 正浩, 生駒 嘉晴, 寺野 稔 高分子論文集 68 (7), 473-478, 2011

    ...Ziegler-Natta 触媒において典型的な共粉砕法による触媒と,高性能な化学反応法による触媒とを比較することで,触媒の調製方法が及ぼす,粒子モルフォロジー,Ti 種の粒子内空間分布,活性点構造などへの影響をミクロな活性点とマクロな粒子レベルを対象として検討した.触媒粒子からポリマーへの粒度分布の推移が活性 Ti 種の粒子内空間分布の状態の違いによって異なっており,重合初期の粒子の解離挙動の違いが重合反応挙動...

    DOI 参考文献8件

  • オレフィンメタセシスによる新しい複核金属錯体の合成とオレフィン重合

    竹内 大介, 桑原 純平, 小坂田 耕太郎 高分子論文集 68 (7), 427-435, 2011

    ...オレフィン重合反応において複核金属錯体触媒には,単核金属錯体触媒とは異なる特性が期待される.複核金属錯体の重合触媒の例は少ない上,その大部分は同じ金属中心を複数有するものであった.本研究では,オレフィンメタセシスを利用して二つの金属錯体を結合する新しい方法により種々の複核金属錯体を設計し,それを用いたオレフィンの重合について検討を行った.アルケニル基を有するジルコノセンのメタセシスにより,さまざまな...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献80件

  • 希土類ルイス酸またはパーフルオロアルカンスルホンイミドを触媒に用いたε‐カプロラクトンの開環重合

    押村 美幸, 高須 昭則 高分子論文集 68 (5), 257-270, 2011

    ....また,イオン液体中でセルロースのヒドロキシル基を開始点に用いて重合を行うことで,1 段階でセルロース/ポリカプロラクトングラフト共重合体を得た.スカンジウムパーフルオロアルカンスルホンイミド,およびその配位子であるパーフルオロアルカンスルホンイミドを触媒に用いた系では,重合反応は速やかに進行し,重合時間短縮,触媒量の低減・回収を達成した.反応速度定数,活性化ギブス自由エネルギーを算出し,高い触媒活性...

    DOI Web Site 参考文献29件

  • Phillips触媒を用いたエチレン重合における分子量分布および分岐構造の制御因子

    外崎 究, 谷池 俊明, 寺野 稔 高分子論文集 68 (5), 326-331, 2011

    ...<br>   重合反応条件および触媒構造の双方の観点より分岐生成量の制御因子について検討したところ,生成する PE のメチルおよびブチル以上の分岐構造が,生成する PE の収量に依存することが明らかになり,さらに <i>in situ</i> で生成するコモノマーの挿入が重要であることが示された.とくに,メチル分岐生成に関連するプロピレンの生成には,クロム種の多核構造が重要であることがわかった.一方...

    DOI 参考文献13件

  • 塩ビ製造技術の研究  ‐バッチ操作の時間短縮による生産性向上‐

    奥野 義隆, 金川 千尋, 小柳 俊一, 大浦 誠, 天野 正 化学工学論文集 36 (2), 111-121, 2010

    ...<br>一方,重合反応の高速化および重合器の大型化に対応した更なる安全対策技術の向上を目的として,重合禁止剤の添加による反応抑制・緊急停止手法を検討し,重合異常等の監視・管理システムを確立した.<br>これらの成果を現行生産設備に適用することで大幅な生産性の向上,コストダウンが期待される....

    DOI Web Site Web Site 参考文献11件

  • イオン照射による金属内包セラミック・ナノファイバーの合成_II_

    杉本 雅樹, 吉村 公男, 出崎 亮, 吉川 正人, 麻野 敦資, 関 修平 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2010S (0), 2P174-2P174, 2010

    ...そこで本発表では、入射するイオンの飛跡に沿って生じる高濃度活性種をグラフト重合反応の反応点として捉え、セラミック前駆体ナノファイバーへPt等の金属が導入可能となるグラフトモノマーの付与することを試みた。...

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  • 光で操るシリカ系無機高分子

    藤原 正浩 高分子論文集 67 (7), 357-367, 2010

    ...利用した種々の無機有機複合材料が活発に研究され,多くの新材料が創出されている.筆者らは,シリカ系化合物に光応答性を有する有機官能基を導入することで,光刺激を源泉とする種々の機能を有するシリカ有機系複合材料を研究している.例えば,疑似正六面体構造を有する酸化ケイ素化合物であるシルセスキオキサンの八つの頂点部に光二量化能を有するクマリン基を導入し,これに波長の異なる紫外線を照射することで,可逆的に架橋重合反応...

    DOI 参考文献47件

  • 海洋堆積物の続成環境模擬実験における混合アミノ酸の重合と安定性

    高橋 拓人, 大竹 翼, 古川 喜博, 掛川 武 日本地球化学会年会要旨集 57 (0), 176-176, 2010

    ...<br> これらの実験結果は,熱不安定なアミノ酸がペプチドに重合することによって,より安定化すること示唆するものであり,今後,さらに多くのアミノ酸を混合した系で重合反応を行うことでより大きく複雑なペプチドが生成されることが期待される....

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  • 量子化学計算によるポリエステル重合触媒メカニズムの理論的研究

    茂本 勇, 川上 智教 ケモインフォマティクス討論会予稿集 2010 (0), JP06-JP06, 2010

    ...金属アルコキシドを触媒とするポリエステル重合反応について,いくつかの反応経路を想定してハイブリッド密度汎関数法による遷移状態計算を実施し,触媒メカニズムについて考察した。検討の結果,主要な反応経路は触媒金属に配位したアルコキシドによるカルボニル炭素への求核攻撃であることを明らかにした。...

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  • ラジカル重合

    上垣外 正己, 佐藤 浩太郎 Journal of Network Polymer,Japan 30 (5), 234-249, 2009

    Radical polymerization proceeds via highly reactive neutral radical growing species and has been investigated from various aspects for many years. It is also one of the most common and widely …

    DOI Web Site 被引用文献1件

  • 酵素触媒を活用するシリカ粒子の合成と構造解析

    中垣 駿, 平尾 喜代司, 西田 雅一, 加藤 且也 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2009S (0), 404-404, 2009

    ...通常シリカ粒子はシリコンアルコキシドの酸塩基加水分解・重合反応によって合成されることが多い。本研究では、由来の異なる各種加水分解酵素を触媒として、シリコンアルコキシドの加水分解・重合反応を行った。さらに水溶液による非酵素的分解を最小限に抑えるため、酵素反応溶液とし最近注目されているイオン液体を用いた。...

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  • スラリーレオロジー特性に及ぼす粉体の粒度分布の影響

    吉野 浩一, 藤 正督, 高橋 実 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2009S (0), 255-255, 2009

    ...ゲルキャスト法によるセラミックス成形は、スラリーを重合反応により固化、成形する為、高い形状自由度と、成形体均一性が容易に得られるという特徴がある。しかし本手法は、使用するスラリー特性が、密度、均一性、強度などの成形体特性に大きく影響を与えるため、プロセスを制御する観点から、これらの関係を明らかにすることが重要である。...

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  • ポリマーゲル線量計による小体積物の線量測定

    羽根田 清文, 吉岡 宗徳, 林 慎一郎, 笛吹 修治, 富永 孝宏 日本放射線影響学会大会講演要旨集 2009 (0), 154-154, 2009

    ...<br>ポリマーゲル線量計はラジカル重合反応を利用したパッシブ線量計であり、水、ゲル化剤にラジカル重合反応を起こすビニルモノマーより構成され、放射線を照射すると照射による生じたラジカルとビニルモノマーが重合反応を起こし、ゲルが白濁固化する。照射後の媒体の変化をMRIなどにて測定することにより線量測定が可能となる。...

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  • 生体物質を活用するシリカ合成と構造解析

    中垣 駿, 加藤 且也, 西田 雅一, 平尾 喜代司 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2009F (0), 3B09-3B09, 2009

    ...シリコンアルコキシドの加水分解・重合反応を生体材料によってシリカ合成反応を行った。さらに反応液に混合する水溶液による非酵素的分解反応を最小限に抑えるため、酵素反応溶液とし最近注目されているイオン液体を用いた。合成したシリカについて、BET、FE-SEM、TG、Si-NMR等で詳細に解析した。...

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  • イオンビームグラフト重合法におけるグラフト率に対するブラッグピークの影響

    谷池 晃, 喜田 康友, 古山 雄一, 北村 晃 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2009s (0), 144-144, 2009

    ...イオンビームグラフト重合法を用いた機能性ポリマーの作成に関する研究を行っている.エネルギーが数百keVのイオンビーム飛程近傍におけるブラッグピーク部分がグラフト率に与える影響について,ビーム照射時の素過程やグラフト重合反応の過程を考慮して検討を行う....

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  • アミノ酸重合反応における解離状態の効果

    坂田 霞, 北台 紀夫, 中嶋 悟 日本地球化学会年会要旨集 56 (0), 145-145, 2009

    ...生命起源においてアミノ酸重合反応は重要なプロセスである.アミノ酸の重合速度にはpHが影響することが知られているが,定量的な解析はされていない.そこで本研究では,グリシン(Gly)を用いて速度論的パラメーターを求めた.NaOH,HClでpHを4から12に調整したGly水溶液の加熱実験を行い,液体クロマトグラフィーで生成物を分析した.反応経路はGlyからGlyGlyが生成し,さらにDKPが生成すると推定...

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