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検索結果 105 件

  • 1 / 1

  • 肝細胞癌に対する粒子線治療の現状と展望

    塩山 善之 肝臓 65 (5), 204-213, 2024-05-01

    <p>粒子線には陽子線と重粒子線とがあり,両者には生物作用の上では違いもあるが,従来の放射線(X線やγ線)と比較し高い線量集中性を有することが共通する特徴である.線量分布上のメリットを活かした副作用および二次発がんリスクの低減や治療成績の向上が期待でき,有効性や安全性は多くの固形がんで既に実証されており,2016年から徐々に公的保険適用が拡がっている.肝細胞癌に対しても高い局所効果と安全性が報告…

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  • ワイドダイナミックレンジの放射線パルス信号処理を可能とする集積型電荷増幅回路の開発

    大木 優周, 小林 泰己, 加田 渉, 岸下 徹一 アイソトープ・放射線研究発表会 1 (0), 144-, 2021

    ...<p>多様な線質、エネルギーを有する放射線が混在する重粒子線がん治療場を念頭に置いて、パルス信号を3桁程度のエネルギーレンジで処理できる電荷増幅器・波形整形回路を0.35 μm CMOSプロセスASICにて開発した。接続したFPGAにより、ASIC内部のレジスタ制御、パルス波高検出やフィッティング処理を実現した。...

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  • 8.2.5 放射線により誘導されるバイスタンダー応答・適応応答

    松本 英樹 RADIOISOTOPES 68 (10), 715-721, 2019-10-15

    ...筆者らが量子科学技術研究開発機構放射線医学総合研究所重粒子線がん治療装置(Heavy Ion Medical Accelerator in Chiba, HIMAC)を用いて明らかにした放射線誘発バイスタンダー応答及び放射線適応応答の誘導メカニズムの一端について概説する。</p>...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献43件

  • 2.2.1 重粒子線がん治療装置HIMAC—加速器の性能向上研究—

    山田 聰, 北川 敦志, 野田 耕司 RADIOISOTOPES 68 (4), 169-178, 2019-04-15

    ...<p>重粒子線がん治療装置(HIMAC)では1994年から炭素イオンビームを用いてがんの治療が開始されたが,装置自体は治療開始後も多くの改造・改良が行われてきた。本稿ではその中からイオン種の拡大など装置の利用効率向上のための開発研究や治療の高精度化など特徴的な加速器関連研究をいくつか取り上げて概説する。</p>...

    DOI DOI Web Site ほか4件 参考文献15件

  • 2.2.2 重粒子線がん治療装置の小型化研究—重粒子線治療の普及を目指して—

    山田 聰, 岩田 佳之, 村松 正幸, 古川 卓司, 金澤 光隆, 小森 雅孝, 遊佐 顕, 取越 正己 RADIOISOTOPES 68 (4), 179-195, 2019-04-15

    <p>HIMACで実施された臨床研究により炭素線を用いた治療の有用性が示された。この成果を国内外に普及させるために治療イオン種を炭素に限定することにより装置を小型化するための開発研究を行った。本稿では永久磁石を全面的に採用した小型イオン源の開発,特殊な収束方法を採用した線型加速器の開発,小型シンクロトロンの開発など加速器関連の研究開発を中心に述べる。</p>

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献17件

  • 炭素イオン線治療が奏功した中咽頭粘膜悪性黒色腫の1例

    宮田 裕作, 淡河 恵津世, 村木 宏一郎, 氷室 秀知, 辻 千代子, 服部 睦行, 末藤 大明, 塩山 善之, 持田 耕介, 梅野 博仁, 安陪 等思 頭頸部癌 45 (1), 57-60, 2019

    粘膜悪性黒色腫は稀で,予後不良な疾患であり,治療法が確立されていないが,近年では炭素イオン線療法や分子標的治療薬,免疫チェックポイント阻害薬の効果が検証されている。症例は55歳男性で,嚥下時痛と呼吸困難を主訴に受診し,中咽頭粘膜悪性黒色腫T3N0M0 StageⅢ(AJCC/UICC第7版)と診断された。腫瘍は中咽頭に発生し,中枢気道狭窄を伴っており,切除不能と判断し,炭素イオン線治療,DAV療…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献14件

  • 重粒子線がん治療装置の開発

    平田 寛, 萩原 剛, 長本 義史 日本原子力学会誌ATOMOΣ 61 (8), 597-601, 2019

    ...重粒子線がん治療装置は日本が主導権を握る数少ない優れた医療機器であり,日本から世界へ一気に普及が期待される。</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献3件

  • 重イオン治療に伴うフラグメント生成反応断面積の測定

    魚住 裕介, 山口 雄司, 藤井 基晴, 吉田 和人, 今村 亮太, 福田 雄基, 渡邊 岳, 松藤 成弘, 古場 裕介, 岩元 洋介 バイオメディカル・ファジィ・システム学会誌 20 (2), 9-14, 2018-11-18

    ...<p>相対論的エネルギーの炭素イオンを用いる重粒子線がん治療は,炭素イオンの優れた物理特性と生物特性のため多くの腫瘍に対して高い治療成果をあげている.一方,炭素イオンが核反応を起こす場合に生じる陽子やα粒子等のフラグメントによって患部から離れた正常組織も被ばくするため晩発影響が懸念されており,フラグメント生成量等の情報が必要とされている.本論文では,放射線医学総合研究所の重イオン加速器HIMAC の...

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  • 重粒子線を用いたがん治療の最前線

    松藤 成弘, 岩田 佳之 電気学会誌 137 (6), 365-368, 2017

    ...<p>1.重粒子線がん治療の概要</p><p>放射線の医療応用の歴史は古く,1895年にレントゲンがX線を発見した翌年には早くもがん治療が試みられた記録がある。その後,今に至る放射線治療の歴史は,いかにして腫瘍に必要十分な効果を与えつつ,周囲の正常組織へのダメージを低減させるかの歴史ともいえる。</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献13件

  • 肺癌に対する重粒子線治療の現状と展望

    塩山 善之, 末藤 大明, 篠藤 誠, 寺嶋 広太郎, 戸山 真吾 肺癌 57 (6), 723-732, 2017

    <p>体幹部定位放射線治療(SBRT)や強度変調放射線治療(IMRT)に代表される線量集中性を向上させた高精度エックス線治療が急速に普及し,肺癌領域においても,I期肺癌に対する高線量局所照射の有用性が確認されるとともに,局所進行期肺癌においては心毒性などの低減に有効な可能性が示唆されている.現在,さらなる治療効果の向上を目指した線量増加などの治療法開発が進められている.しかし一方で,放射線治療の…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献16件

  • 肉腫を除く頭頸部悪性腫瘍に対する重粒子線治療の多施設共同後向き観察研究(J-CROS 1402 HN)

    小藤 昌志, 出水 祐介, 齋藤 淳一, 末藤 大明, 辻 比呂志, 沖本 智昭, 大野 達也, 塩山 善之, 伊川 裕明, 根本 建二, 中野 隆史, 鎌田 正 頭頸部癌 43 (3), 362-366, 2017

    Japan Carbon-ion Radiation Oncology Study Group(J-CROS)で行われた肉腫を除く頭頸部悪性腫瘍に対する重粒子線治療の多施設共同後向き観察研究の結果を報告する。2003年11月から2014年12月までに国内の重粒子線治療施設4施設で高度先進医療,先進医療として重粒子線治療を受けたN0-1M0症例を対象とした。908例が登録された。初回治療症例が77…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件 参考文献1件

  • HIMACの重粒子線がん治療

    河内 清光, 山田 聰 日本物理学会誌 71 (12), 853-854, 2016

    ...<p>ラ・トッカータ</p><p>HIMACの重粒子線がん治療</p>...

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  • JCCGとCOG: 小児血液・がん研究の将来へ向けたグローバルな挑戦

    中川原 章 日本小児血液・がん学会雑誌 52 (5), 359-364, 2015

    わが国における小児腫瘍の臨床研究の歴史は長く,多くは戦後欧米に留学した学究達が帰国後に孤軍奮闘し,その礎を築いてきた.わが国の小児がん臨床研究に最も大きな影響を与えたのは,米国におけるCOG結成へ至る苦闘の歴史であり,欧州のSIOP-Europeの歴史であった.その中で,わが国初の小児血液腫瘍研究グループとして結成されたのが,1969年のTCCSGであり,その後,JCCLSG,KYCCSG,JA…

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  • 早期肺癌に対する体幹部定位放射線治療

    塩山 善之, 松延 亮, 篠藤 誠, 中村 和正, 佐々木 智成, 大賀 才路, 吉武 忠正, 浅井 佳央里, 本田 浩 肺癌 54 (7), 910-916, 2014

    I期非小細胞肺癌に対する標準治療は手術(肺葉切除)であるが,高齢や合併症などの理由で手術困難な症例も多い.手術不能症例に対しては放射線治療が行われてきたが,従来の通常分割照射の治療成績は満足できるものではなかった.近年の外部照射技術の向上により周囲の正常組織の線量を低減し,腫瘍に高線量を集中的に照射可能な体幹部定位放射線治療の高い有効性と安全性が示され,医学的手術不能症例に対しては従来の通常分割…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献26件

  • 重粒子線がん治療技術の最前線

    金井 達明 応用物理 81 (11), 924-929, 2012-11-10

    ...<p>高エネルギー炭素線を使った放射線治療は,日本とドイツで行われ高い治療成績が得られている.このことから,日本,ヨーロッパ,アジアの各地域で後に続く重粒子線がん治療施設の建設が進められ予定されている.炭素線のような高LET放射線を治療に利用していくためには,さまざまな物理・生物学的な知識が必要である.高い臨床成績に結びつく物理・生物学の学術的解明はいまだ未熟であるといっていい.どのように治療を行っているかの...

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  • もやもや病診断における頸動脈管径測定の有用性に関する検討

    元島 成信, 野口 智幸, 河島 雅到, 大石 光寿, 入江 裕之, 西原 正志, 松島 俊夫, 工藤 祥 福岡醫學雜誌 103 (10), 206-214, 2012-10-25

    目的:もやもや病は幼少期から内頸動脈終末部が進行性に狭窄する.もやもや病症例では頸動脈管が健常者と比較して,より低形成となることが考えられる.本後向き研究では頭部CT検査で頸動脈管径を測定することによるもやもや病早期診断の可能性につき検討した.対象と方法:25例のもやもや病症例群(男性15例,女性20例,年齢:6-71歳,平均26.1歳)と明らかな頭蓋内病変を認めない性別と年齢を一致させ,頭部C…

    DOI HANDLE Web Site ほか2件

  • 遠隔放射線治療計画支援 : 当院の現状と将来

    渥美 和重, 中村 和正, 吉留 郷志, 塩山 善之, 佐々木 智成, 大賀 才路, 吉武 忠正, 篠藤 誠, 浅井 佳央里, 坂本 勝美, 平川 雅和, 本田 浩 福岡醫學雜誌 103 (8), 159-162, 2012-08-25

    日本の放射線治療の問題点として, 高齢化に伴うがん患者の増加と放射線腫瘍医, 医学物理士等のスタッフの不足が挙げられる. さらに, 技術の進歩により, 定位放射線治療, 強度変調放射線治療, 画像誘導放射線治療などの高精度放射線治療が普及し, 放射線治療そのものが高度で専門性の高い, 複雑なものとなってきている. これらに対応する放射線腫瘍医の負担は, …

    DOI HANDLE Web Site ほか2件

  • 重粒子線治療プロジェクトSAGA-HIMAT

    金澤 光隆, 遠藤 真広, 佐藤 弘史, 光武 亨剛 加速器 9 (1), 22-29, 2012-04-30

    <p>The SAGA Heavy Ion Medical Accelerator project in Tosu (SAGA-HIMAT) is promoted by Saga prefecture with private financial supports, investments, and also personal donations. With this funding, …

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  • 重粒子線がん治療の現状と今後の展開

    塩山 善之, 篠藤 誠, 松延 亮, 松本 圭司, 吉武 忠正, 鎌田 正, 辻井 博彦, 本田 浩 福岡醫學雜誌 103 (4), 73-81, 2012-04-25

    放射線治療は,外科治療および化学療法とならんで「がん治療」の3本柱の1つである.これまではガンマ線やX線が主に用いられてきたが,体表近くでエネルギーが最大となり徐々に減衰はするものの体内を透過してしまう性質を持つため,線量の集中性が低いことが問題であった.そのため,近年,病巣へ多方向から集中して照射する3次元原体照射法(3D-CRT)や,更に放射線強度を部分的に変化させて線量分布を最適化する強度…

    DOI HANDLE Web Site ほか2件

  • 重粒子線がん治療用線量計算エンジンの自動並列化

    林, 明宏, 松本, 卓司, 見神, 広紀, 木村, 啓二, 山本, 啓二, 崎, 浩典, 高谷, 保行, 笠原, 博徳 ハイパフォーマンスコンピューティングと計算科学シンポジウム論文集 2012 135-143, 2012-01-17

    粒子線によるがん治療は臨床レベルで実用化されており,外科的侵襲を伴わず患者への負担が少なく,また X 線放射線治療の様に皮膚からがん患部までの正常細胞に損傷を負わせることもなくその高い治癒率から注目を集めている.治療にあたっては医師が事前に計算機を使用してがん細胞にのみ照射するための照射計画のシミューレーションを行うが,標的に必要な投与線量が集中するように各種機器の設定条件を調整するには,シミュ…

    情報処理学会

  • とぴっくす: 群馬大学重粒子線医学センターのご紹介

    田代 睦 放射線化学 92 (0), 33-, 2012

    ...群馬大学重粒子線医学センターでは,2010年より炭素イオン線を用いた重粒子線がん治療が開始された。施設は加速器(線型加速器およびシンクロトロン),3つの治療室(水平コース,水平+垂直コース,垂直コース各1室)と研究開発用の実験室(垂直コース)1室を持つ。ここでは当施設の概要と治療の現状を紹介する。...

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  • 階層構造をもつ動きモデルと超音波動画像に基づく臓器の動き解析

    オオタ, カズシ, タガワ, ノリオ, ミナガワ, アキヒロ, モリヤ, タダシ, ミノハラ, シンイチ, Ohta, Kazushi, Tagawa, Norio, Minagawa, Akihiro, Morita, Tadashi, Minohara, Shin-ichi, 太田, 和志, 田川, 憲男, 皆川, 明洋, 守屋, 正, 蓑原, 伸一 電子情報通信学会論文誌 A J84-A (12), 1421-1430, 2011-12-01

    ...重粒子線がん治療において上腹部の臓器(肝臓や肺など)を治療対象とする場合,呼吸による臓器変位が照射効率に影響を与えるため,この変位を正確に計測する必要が生じる.我々はこれまでに,超音波で可視化可能な臓器を対象とし,呼吸情報を適切に利用することで臓器変位を高精度に推定する手法を提案した.そこでは,臓器変位の無限小表現(速度場)として呼吸信号に関する回帰モデルを仮定し,画像上の局所領域ごとに回帰係数が一定...

    機関リポジトリ HANDLE

  • 次世代重粒子線がん治療システム

    白井 敏之, 野田 耕司 加速器 8 (3), 146-154, 2011-10-31

    <p>The first clinical trial with carbon beams generated from HIMAC was conducted in June 1994. The total number of patients treated was in excess of 6,000 as of February 2011. Based on more than ten …

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  • 重粒子線マイクロビーム誘発バイスタンダー効果が生態免疫能に与える影響

    武藤 泰子, 舟山 知夫, 横田 裕一郎, 池田 裕子, 小林 泰彦 日本放射線影響学会大会講演要旨集 2011 (0), 236-236, 2011

    ...重粒子線が生体免疫能に及ぼす影響を明らかにすることは、重粒子線がん治療における周辺正常組織への影響を評価するために極めて重要である。また、高LETの重粒子線照射では、照射細胞が周辺の非照射細胞にも照射効果を誘導する現象:バイスタンダー効果の寄与が大きくなることから、生体免疫能への影響評価にあたっては、バイスタンダー効果を含めた検討が必須である。...

    DOI 医中誌

  • 放射線治療施設レベルと精度管理に必要な機器

    隅田 伊織, 小泉 雅彦, 岡本 裕之, 阿部 容久, 伊丹 純, 小高 喜久雄, 川村 慎二, 宇野 隆, 齋藤 秀敏, 遠藤 真広 医学物理 31 (3), 84-89, 2011

    Radiotherapy institutions carry out various types of treatments such as conventional radiation treatment, stereotactic radiotherapy (SRT), intensity-modulated radiation therapy (IMRT) and …

    DOI Web Site 医中誌

  • 日本医学物理学会の歴史

    遠藤 真広 医学物理 30 (3), 75-90, 2010

    Japan Society of Medical Physics (JSMP) was first founded on 1961 March as a sub-organization of Japan Radiological Society (JRS) and became an independent society in 2000. The history of the …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件

  • 壁なし組織等価比例計数管を用いた290MeV/u炭素線に対するエネルギー付与分布測定

    津田 修一, 佐藤 達彦, 佐藤 大樹, 高橋 史明, 佐々木 慎一, 波戸 芳仁, 岩瀬 広, 伴 秀一, 高田 真志 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2010f (0), 124-124, 2010

    ...本研究では重イオンの飛跡沿いに生成される高エネルギー電子(δ線)を含む線エネルギー分布(y分布) の計算モデルの精度検証に必要なデータを取得するために、壁なし型の組織等価比例計数管を製作し、放射線医学総合研究所重粒子線がん治療装置HIMACで重粒子線を利用した実験を行っている。...

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  • 写真フィルムとプラスチック検出器CR-39を複合した放射線飛跡検出器を用いた重粒子線の核破砕反応による破砕片の同定

    久下 謙一, 林 賢太郎, 遠藤 雄輔, 安田 仲宏, 福島 知佳, 木村 充宏, 渋谷 寛, 長谷川 朗, 熊谷 宏, 小平 聡, 太田 周也 日本写真学会誌 72 (3), 209-213, 2010

    ...炭素イオンを用いた重粒子線がん治療における被曝線量を正確に見積もるため,重粒子線による核破砕反応を解析した.このために銀塩写真感光材料とプラスチック飛跡検出器CR39の複合飛跡検出システムを構築し,原子番号(Z)が1から6の高エネルギーイオンの同定を試みた.銀塩感光材料はプロトンのような最小荷電粒子も検出しうるが,大きいZでは電荷分離能力が低下する.一方CR-39検出器はより大きなZのイオンを弁別できるが...

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  • 線質の違いによる突然変異誘発の量的・質的違い

    鶴岡 千鶴, 鈴木 雅雄, 劉 翠華, 古澤 佳也, 安西 和紀, 岡安 隆一 日本放射線影響学会大会講演要旨集 2009 (0), 119-119, 2009

    ...<br>【方法】ヒト胎児皮膚由来正常細胞に放射線医学総合研究所・重粒子線がん治療装置(HIMAC)で加速された500 MeV/n鉄イオン(LET:200~400 keV/µm)及びX線(200kV、20mA)を照射し、<i>hprt</i>遺伝子座を標的とした突然変異誘発頻度を6-チオグアニン耐性クローンを検出することにより算出した。...

    DOI 医中誌

  • 重粒子線のラット乳がん誘発作用

    今岡 達彦, 西村 まゆみ, 飯塚 大輔, 柿沼 志津子, 島田 義也 日本放射線影響学会大会講演要旨集 2008 (0), 55-55, 2008

    ...重粒子線がん治療の進展による患者の長期生存に伴い、今後は晩期障害、とりわけ二次がんリスクの顕在化が懸念される。現在、重粒子線の二次がんリスクに関する知見は十分でない。また重粒子線のがん誘発機序も、明確には理解されていない。我々は、放射線発がんリスクの高い臓器である乳腺に着目して、動物実験により放医研HIMACの炭素イオン線のがん誘発効果の解析および腫瘍の遺伝子異常の探索を行った。...

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  • 蛍光抗体法によるX線及び重粒子線誘発された細胞内8-OHdGの生成分布の観察

    高瀬 信宏, 平山 亮一, 古市 渉, 古澤 佳也, 岡安 隆一, 村山 千恵子, 伊藤 敦 日本放射線影響学会大会講演要旨集 2008 (0), 116-116, 2008

    ...X線照射はソフテックスX線発生装置(58kVp)を用い、重粒子線は放射線医学総合研究所の重粒子線がん治療装置(HIMAC)から供給された炭素イオン線(290MeV/u, LET 13keV/μm)を利用した。線量は1~200Gyの範囲で行った。<BR> 【結果・考察】フェントン反応による条件検討で、固定には4%PFAやMeOHではなく、ブアン液が適している事が確認された。...

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  • 重粒子線がん治療における基礎研究のねらい

    高橋 昭久, 大西 武雄 日本放射線影響学会大会講演要旨集 2008 (0), 53-53, 2008

    これまでに我々はがん抑制遺伝子p53を放射線療法の先行指標として注目し、基礎研究をすすめてきた。その成果として、p53が正常に機能している場合に比べて、p53の機能を失った場合は一般的に治療に用いられているX線に抵抗性であることを培養細胞レベルおよび移植腫瘍レベルで報告してきた。さらに、温熱単独およびX線と温熱の併用でも同様の結果を得ている。これらのことは、p53が多くのがん治療の先行指標になる…

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  • モンテカルロ計算による重粒子線の生物線量解析

    野瀬 裕之, 松藤 成弘, 加瀬 優紀, 金井 達明 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2008s (0), 89-89, 2008

    ...重粒子線がん治療においては,物理線量のみならず線質を考慮した生物線量が投与線量の主な評価基準となる。このほど,モンテカルロコード;PHITSを利用して,重粒子線の線質および生物効果の解析を可能とした。当日は,計算結果と実験との比較を通して,計算の精度検証について議論する。...

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  • 重粒子線の細胞照射における8-OHdG生成:LET、粒子種、酸素依存性

    古市 渉, 平山 亮一, 古澤 佳也, 高瀬 信宏, 村山 千恵子, 伊藤 敦 日本放射線影響学会大会講演要旨集 2007 (0), 253-253, 2007

    ...<BR> 【実験方法】<BR> 放射線医学総合研究所の重粒子線がん治療装置(HIMAC)より供給されたビームをヒト白血病細胞HL-60に照射し、DNAを抽出後、酵素によりヌクレオシドまで分解した。HPLCにより分離し、8-OHdGは電気化学検出器(ECD)により、またdGは紫外吸収によって定量した。8-OHdG生成率は、8-OHdG/dGとして求めた。...

    DOI 医中誌

  • 重粒子線多門照射法に関する基礎的研究

    山下 晴男, 金井 達明 日本放射線腫瘍学会誌 10 (4), 315-321, 1999

    A clinical trial of a heavy-ion cancer therapy was started in June, 1994, at HIMAC (Heavy Ion Medical Accelerator in Chiba). With heavy-ion therapy, one can expect good treatment results in …

    DOI 医中誌

  • Radiation oncological facilities of the HIMAC.

    河内 清光, 金井 達明, 遠藤 真広, 平尾 泰男, 恒元 博 日本放射線腫瘍学会誌 1 (1), 19-29, 1989

    The project to construct a Heavy Ion Medical Accelerator in Chiba (HIMAC) started at NIRS in 1984, and the final design studies, including the buildings, have alreadyb een completed based upon …

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